JP2015069211A - カード挿抜通知装置 - Google Patents

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信宏 田中
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Abstract

【課題】カードの抜き差しを適切なタイミングでユーザに促すカード挿抜通知装置を提供する。【解決手段】この発明のカード挿抜通知装置によれば、カードとの通信状態が不良であると検出した回数が所定回数より多くなった場合に、カードの排出および再挿入を促す通知を行うよう指示を行い、カードの排出および挿入を検出すると、カードの排出および再挿入を促す通知を停止するようにして、カードの抜き差しを適切なタイミングでユーザに促すことにより、カードの抜き差しを行うだけでユーザが簡単に解決することができるような導通不良による不具合であった場合に、メーカーやディーラー等の手を煩わせることなく、ユーザ自らが即座に不具合を解消することができるので、利便性が向上する。【選択図】図2

Description

この発明は、装置に挿入して情報のやりとりを行うカードの抜き差しを適切なタイミングでユーザに促すカード挿抜通知装置に関するものである。
従来より、電子機器等の装置に挿入して情報のやりとりを行うカードが種々知られている。この際、カードと電子機器本体とは、カード端子と機器側のカードソケット端子とが接触することにより、電気的に接続されている。
例えば、電子機器の記憶媒体としてSDカード等のメモリカードが用いられることが多く、特にナビゲーション装置等の車載機器においては、SDカードが長期間挿入されたままの状態で使用されることが多いが、機器の振動により各々の端子が摺動され、端子上の酸化物が端子間に挟まったり、また、カード端子への異物の付着等により、カードとカードソケットとの間で導通不良が発生し、電子機器とカード間で通信不良に至る可能性がある。
このような場合には、SDカードを一旦抜き取り、カード端子部に付着した異物をふき取るなどしたあとで、再度SDカードを挿入することにより、機器の動作が復帰する可能性が高いが、ユーザにはそのような“カードの抜き差しを行えばよい”ということがわからないため、メーカーやディーラー等に不具合を連絡するしかなかった。
一方、カードの接続を検知するシステムとしては、例えば特許文献1に、機器側でメモリカードの接続不良を検知する接続検知システムが開示されている。
特開平5−225404号公報
しかしながら、例えば特許文献1のような従来の技術では、メモリカードの接続不良を検知して接続確認を行うことまではできるが、カードの抜き差しを行うことにより機器の動作の復帰を狙うような考慮はされていないので、このシステムを、例えばナビゲーション装置等の車載機器に適用した場合であっても、依然としてユーザはメーカーやディーラー等に不具合を連絡するしかなかった。
その結果、実際にはカードの抜き差しを行うだけでユーザが簡単に解決することができるような導通不良による不具合であった場合にも、メーカーやディーラーの作業が増え、ユーザにとっても時間がかかってしまって利便性が損なわれるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、カードの抜き差しを適切なタイミングでユーザに促すカード挿抜通知装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明は、外部からカードが挿入され、当該カードと情報のやりとりを行う電子機器に搭載されたカード挿抜通知装置であって、外部から挿入された前記カードと前記電子機器本体とを電気的に接続するカードソケットと、前記カードソケットに挿入された前記カードと前記電子機器との通信状態と、前記カードソケットへの前記カードの挿入および前記カードソケットからの前記カードの排出とを検出するとともに、当該検出結果に応じて、外部へ情報を通知するよう指示を行う電子制御部と、前記電子制御部からの指示を受けて、出力部に対して外部へ通知する情報を出力する出力制御部と、前記出力制御部から取得した情報を外部へ通知する出力部と、を備え、前記電子制御部は、前記通信状態が不良であると検出した回数が所定回数より多くなった場合に、前記カードの排出および再挿入を促す通知を行うよう指示を行い、前記カードの排出および挿入を検出すると、前記カードの排出および再挿入を促す通知を停止することを特徴とする。
この発明によれば、カードの抜き差しを適切なタイミングでユーザに促すことにより、カードの抜き差しを行うだけでユーザが簡単に解決することができるような導通不良による不具合であった場合に、メーカーやディーラー等の手を煩わせることなく、ユーザ自らが即座に不具合を解消することができるので、利便性が向上する。
実施の形態1におけるカード挿抜通知装置の一例を示すブロック図である。 実施の形態1における電子制御部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態2における電子制御部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態3におけるカード挿抜通知装置の一例を示すブロック図である。 実施の形態3における電子制御部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態4におけるカード情報テーブルの一例を示す表である。 実施の形態4における電子制御部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態5におけるカード挿抜通知装置の一例を示すブロック図である。 実施の形態5における電子制御部の処理を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
この発明の実施の形態では、カード挿抜通知装置を、車載用の電子機器であるナビゲーション装置に適用する場合を例に説明するが、携帯情報端末や家庭用電子機器など、いずれの電子機器に適用してもよい。また、カードとしてSDカードを例に説明するが、CFカード等の他のメモリカードやB−CASカード等のICカードなど、どのようなカードにも適用することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1におけるカード挿抜通知装置の一例を示すブロック図である。このカード挿抜通知装置10は、表示部11、スピーカ(音声出力部)12、操作部13、表示出力制御部21、音声出力制御部22、カードソケット3、電子制御部4を備えている。また、ここでは、このカード挿抜通知装置10を、車載用のナビゲーション装置に搭載し、カードソケット3に挿入するカードはSDカード30であるものとして説明する。
なお、表示部11およびスピーカ(音声出力部)12が出力部1を構成し、表示出力制御部21および音声出力制御部22が出力制御部2を構成しているが、出力部1については、表示部11およびスピーカ12のいずれか一方があればよく、出力制御部2についても、それに対応するいずれか一方があればよいが、ここでは、両方を備えているものとして説明する。
表示部11は、表示一体型のタッチパネルであり、例えばLCD(Liquid Crystal Display)とタッチセンサから構成されており、表示出力制御部21から取得した情報に基づいて、画面上に警告等の表示を行う。なお、タッチパネルには、感圧方式、電磁誘導方式、静電容量方式、あるいはこれらを組み合わせた方式などのうち、いずれを用いてもよい。また、LCDの代わりにLEDや有機ELディスプレイを用いるなど、視覚的に警告等を表示できるものであれば、どのようなものであってもよい。
スピーカ(音声出力部)12は、音声出力制御部22から取得した情報に基づいて、音声を出力する。
すなわち、出力部1(表示部11、スピーカ12)は、出力制御部2(表示出力制御部21、音声出力制御部22)から取得した情報を外部へ出力(通知)する。
操作部13は、ユーザの手動による指示を入力するもの、すなわち、ユーザによる各種操作の指示を受け付けるものである。当該指示は、カード挿抜通知装置10に設けられたハードウエアのスイッチ、表示部11に設定され表示されるタッチスイッチ、あるいはハンドル等に設置されたリモコンもしくは別体のリモコンによる指示を認識する認識装置によるものが挙げられる。
表示出力制御部21は、電子制御部4からの指示を受けて、表示部11に対して外部(ユーザ)へ通知する警告等の情報を表示出力する。
音声出力制御部22は、電子制御部4からの指示を受けて、スピーカ12に対して外部(ユーザ)へ通知する警告等の情報を音声出力する。
すなわち、出力制御部2(表示出力制御部21、音声出力制御部22)は、電子制御部4からの指示を受けて、出力部1(表示部11、スピーカ12)に対して外部(ユーザ)へ通知する情報を出力する。
カードソケット3は、SDカード30が挿入されると当該SDカード30の端子とカードソケット3側の端子との接触により、外部から挿入されたSDカード30をカード挿抜通知装置10が搭載された電子機器(ナビゲーション装置)本体と電気的に接続する。
なお、SDカード30には、このカード挿抜通知装置10が搭載される電子機器であるナビゲーション装置で使用される地図情報や走行履歴情報、その他、ユーザの好きな音楽情報などが記憶されている。
電子制御部4は、CPU41、ROM42、RAM43を備える制御部であり、通常のナビゲーション処理を行うとともに、カードソケット3を介してカードソケット3に挿入されたSDカード30と電子機器(ナビゲーション装置)との間での通信状態と、カードソケット3へのSDカード30の挿入およびカードソケット3からのSDカード30の排出を検出し、当該検出結果に応じて、外部(ユーザ)へ情報を通知するよう指示を行う。
この電子制御部4における動作について、図2に示すフローチャートを用いて説明する。図2は、この実施の形態1における電子制御部4の処理を示すフローチャートである。なお、図2に示す処理は、このカード挿抜通知装置10の電源がON(ナビゲーション装置のACC電源がON)している間中は、所定時間ごと(例えば1秒ごと)に繰り返し実行されることとする。
まず初めに、SDカード30の挿抜通知を実行するまでの所定回数(通信不良回数=A1)が設定されているか否かをチェックし(ステップST11)、設定されていない場合(ステップST11のNOの場合)には、通信不良回数(=A1)を設定する(ステップST12)。ここでは、例えば3回以上通信不良を検知した場合には挿抜通知を行うこととして、所定回数(通信不良回数=A1)として「2回」を設定する。
通信不良回数(=A1)が設定されている場合(ステップST11のYESの場合)、および、ステップST12において通信不良回数(=A1)を設定した場合には、カードソケット3を介してSDカード30と電子機器(ナビゲーション装置)との間の通信状態をチェックし、通信不良を検知すると(ステップST13のYESの場合)、通信不良検知回数(=B1)をカウント(+1)する(ステップST14)。
そして、通信不良検知回数(=B1)が所定回数(通信不良回数=A1)よりも大きくなったら(ステップST15のYESの場合)、SDカード30の抜き差しを促す表示および音声を出力するよう、表示出力制御部21および音声出力制御部22に対して指示出力を行う(ステップST16)。すなわち、ここでは通信不良検知回数(=B1)が3回になると、SDカード30を抜き差しするよう促す表示および音声が、ユーザに対して提示される。
指示出力としては、例えば「SDカードを抜いてSDカード端子部を拭き取り、再度SDカードを挿入してください」と表示部11に出力させるように表示出力制御部21に駆動信号を出力したり、同様の出力をスピーカ12に音声出力させるように音声出力制御部22に駆動信号を出力することにより行う。なお、表示部11への出力は、視覚的な報知機能があればよく、LED等による単なる光の点滅等であってもよい。
一方、通信不良を検知しない場合(ステップST13のNOの場合)、および、通信不良検知回数(=B1)が通信不良回数(=A1)以下の場合(ステップST15のNOの場合)には、ステップST13〜ST15の処理を繰り返す。すなわち、ここでは通信不良が検出されない場合や、通信不良検知回数が2回以下の場合には、ステップST13〜ST15の処理を繰り返す。
なお、図2に示すフローチャートでは省略して記載されていないが、通信不良検知回数(=B1)は、通信不良回数(=A1)より大きくなった時点で(ステップST15がYESとなってステップST16の処理へ進んだ時点で)、0(ゼロ)にリセットされるものとする。
そして、ステップST16において、SDカード30の抜き差しを促す表示および音声が出力されたら、SDカード30の排出および挿入(ユーザによりSDカード30が排出され、さらに挿入されたか否か)がチェックされる(ステップST17)。SDカード30の排出および挿入が検知されない場合(ステップST17のNOの場合)には、ステップST16における表示および音声の出力を継続する。
一方、ユーザによりSDカード30の抜き差しが行われ、カード挿抜通知装置10側でのSDカード30の排出および挿入が検知されると(ステップST17のYESの場合)、ステップST16におけるユーザにSDカードの抜き差しを促す表示および音声の出力を停止するよう、表示出力制御部21および音声出力制御部22に対して指示出力を行う(ステップST18)。
すなわち、電子制御部4は、SDカード30と電子機器(ナビゲーション装置)との通信状態が不良であると検出した回数が所定回数より多くなった場合に、SDカード30の排出および再挿入を促す通知を行うよう指示を行い、SDカード30の排出および挿入を検出すると、SDカード30の排出および再挿入を促す通知を停止する。
このように、電子制御部4が、SDカード30との間で通信不良を検知した場合に、SDカード30とカードソケット3との間での異物付着等による導通不良であった場合には、ユーザにSDカード30の抜き差しを促して、ユーザがSDカード30の挿抜操作を行うことにより簡単に通信不良が解消し、即座にカード挿抜通知装置10が搭載された電子機器(ナビゲーション装置)の動作を復帰させることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、カードの抜き差しを適切なタイミングでユーザに促すことにより、カードの抜き差しを行うだけでユーザが簡単に解決することができるような導通不良による不具合であった場合に、メーカーやディーラー等の手を煩わせることなく、ユーザ自らが即座に不具合を解消することができるので、利便性が向上する。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2におけるカード挿抜通知装置の構成は、図1に示す実施の形態1におけるカード挿抜通知装置10のブロック図と同じであるため、図示および説明を省略する。この実施の形態2では、通信不良検知回数(=B1)が所定回数(通信不良回数=A1)よりも大きくなったら、機能制限モードに移行させ、ユーザに警告を促す機能以外の機能を無効にする。
図3は、この実施の形態2における電子制御部4の処理を示すフローチャートである。なお、実施の形態1の場合と同様に、図3に示す処理は、このカード挿抜通知装置10の電源がON(ナビゲーション装置のACC電源がON)している間中は、所定時間ごと(例えば1秒ごと)に繰り返し実行されることとする。
ステップST21〜ST25およびST27〜ST29の処理については、実施の形態1における図2に示すフローチャートのステップST11〜ST15およびST16〜ST18の処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
図3において、通信不良検知回数(=B1)が所定回数(通信不良回数=A1)よりも大きくなったら(ステップST25のYESの場合)、機能制限モードに移行する(ステップST26)。この機能制限モードでは、ユーザに警告を示す機能以外の通常の機能(例えばナビゲーション機能等)を無効にすることにより、ユーザにその電子機器(ナビゲーション装置)が異常状態であることを示すものである。
そして、機能制限モードに移行してその他の機能制限をかけておいてから、SDカード30の抜き差しを促す表示および音声を出力するよう、表示出力制御部21および音声出力制御部22に対して指示出力を行う(ステップST27)。
その後、ユーザによりSDカード30の抜き差しが行われ、カード挿抜通知装置10側でのSDカード30の排出および挿入が検知されると(ステップST28のYESの場合)、ステップST27におけるユーザにSDカードの抜き差しを促す表示および音声の出力を停止するよう、表示出力制御部21および音声出力制御部22に対して指示出力を行い(ステップST29)、機能制限モードを解除する(ステップST30)。
すなわち、電子制御部4は、SDカード30と電子機器(ナビゲーション装置)との通信状態が不良であると検出した回数が所定回数より多くなった場合に、電子機器(ナビゲーション装置)の機能を停止させる機能制限モードに電子機器(ナビゲーション装置)を移行させてから、SDカード30の排出および再挿入を促す通知を行うよう指示を行い、SDカード30の排出および挿入を検出すると、SDカード30の排出および再挿入を促す通知を停止し、機能制限モードを解除する。
このように、電子制御部4が、SDカード30との間で通信不良を検知した場合に、SDカード30とカードソケット3との間での異物付着等による導通不良であった場合には、通常の装置の機能を無効にしてからユーザにSDカード30の抜き差しを促すので、ユーザが確実にSDカード30の挿抜操作を行うことが期待でき、その結果、簡単に通信不良が解消し、即座にカード挿抜通知装置10が搭載された電子機器(ナビゲーション装置)の動作を復帰させることができる。
以上のように、この実施の形態2によれば、カードの抜き差しを適切なタイミングでユーザに促すことにより、カードの抜き差しを行うだけでユーザが簡単に解決することができるような導通不良による不具合であった場合に、メーカーやディーラー等の手を煩わせることなく、ユーザ自らが即座に不具合を解消することができるので、利便性が向上する。
実施の形態3.
図4は、この発明の実施の形態3におけるカード挿抜通知装置の一例を示すブロック図である。なお、実施の形態1,2で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態3では、実施の形態1と比べると、カード挿抜通知装置10Aが、現在の年月日情報を取得する現在時刻取得部5をさらに備えている。
図5は、この実施の形態3における電子制御部4の処理を示すフローチャートである。なお、実施の形態1,2の場合と同様に、図5に示す処理は、このカード挿抜通知装置10Aの電源がON(ナビゲーション装置のACC電源がON)している間中は、所定時間ごと(例えば1秒ごと)に繰り返し実行されることとしてもよいし、このカード挿抜通知装置10Aの電源がON(ナビゲーション装置のACC電源がON)されたときにのみ実行されるようにしてもよい。
まず初めに、現在時刻取得部5を介して現在の年月日情報(=A2)を取得する(ステップST31)。なお、ここでは現在時刻取得部5として、例えばGPS(Global Positioning System)を用いることにより、時刻情報を取得するものとして説明するが、電子制御部4が持つ時刻情報を基に取得するようにしてもよい。
次に、電子制御部4のROM42に記憶されている情報の中に、前回SDカード30が挿抜された年月日情報(SDカード挿抜日=B2)が存在しなければ(ステップST32のNOの場合)、ステップST31で取得した年月日情報(=A2)を、SDカード30の挿抜日(=B2)として設定する(ステップST33)。
つまり、そのSDカード30を初めて挿入した場合には、必ずステップST33においてSDカード30の挿抜日(=B2)が設定され、電子制御部4のROM42に、SDカード挿抜日(=B2)として記憶される。すなわち、ROM42は、SDカード30の挿入を検出した年月日情報を記憶するカード挿抜日記憶部として用いられる。
そして、SDカード30の所定挿抜周期(=C2)を設定する(ステップST34)。この所定挿抜周期(=C2)とは、この周期よりも長い間SDカード30を挿入したまま抜き差しすることがなく使用され続けると、端子同士がすれて酸化物が付着する等、導通不良を引き起こすおそれがあると想定される期間のことであり、ここでは例えば180日とする。
なお、同じSDカード30での使用が2回目以降の場合には、必ず以前のSDカード挿抜日(=B2)が設定されてROM42に記憶されているので(ステップST32のNOの場合)、ステップST33およびST34の処理は行わずに次の処理へ進む。
ステップST31において取得した現在の年月日情報(=A2)が、カード挿抜日記憶部として機能するROM42に記憶されている前回SDカード30が挿抜された年月日情報(SDカード挿抜日=B2)から、所定のSDカード挿抜周期(=C2)以上が過ぎている場合、すなわち、A2≧B2+C2である場合(ステップST35のNOの場合)、SDカード30の抜き差しを促す表示および音声を出力するよう、表示出力制御部21および音声出力制御部22に対して指示出力を行う(ステップST36)。
すなわち、ここではSDカード30が挿抜された年月日情報(SDカード挿抜日=B2)から所定の挿抜周期(=C2)以上が過ぎた場合には、SDカード30を抜き差しするよう促す表示および音声が、ユーザに対して提示される。
指示出力としては、実施の形態1,2同様、例えば「SDカードを抜いてSDカード端子部を拭き取り、再度SDカードを挿入してください」と表示部11に出力させるように表示出力制御部21に駆動信号を出力したり、同様の出力をスピーカ12に音声出力させるように音声出力制御部22に駆動信号を出力することにより行う。なお、表示部11への出力は、視覚的な報知機能があればよく、LED等による単なる光の点滅等であってもよい。
そして、ステップST36において、SDカード30の抜き差しを促す表示および音声が出力されたら、SDカード30の排出および挿入(ユーザによりSDカード30が排出され、さらに挿入されたか否か)がチェックされる(ステップST37)。SDカード30の排出および挿入が検知されない場合(ステップST37のNOの場合)には、ステップST36における表示および音声の出力を継続する。
一方、ユーザによりSDカード30の抜き差しが行われ、カード挿抜通知装置10側でのSDカード30の排出および挿入が検知されると(ステップST37のYESの場合)、現在の年月日情報をSDカード挿抜日(=B2)として設定し(ステップST38)、ROM42に記憶するとともに、ステップST36におけるユーザにSDカード30の抜き差しを促す表示および音声の出力を停止するよう、表示出力制御部21および音声出力制御部22に対して指示出力を行う(ステップST39)。
なお、ステップST35のチェックにおいて、現在の年月日情報(=A2)が、前回SDカード30が挿抜された年月日情報(SDカード挿抜日=B2)から、所定のSDカード挿抜周期(=C2)以上過ぎていない場合、すなわち、A2<B2+C2である場合(ステップST35のYESの場合)には、まだSDカード30を抜き差しする必要はないと判断し、処理を終了する。
具体的には、例えば、このカード挿抜通知装置10Aを搭載したナビゲーション装置の電源をONにして初めてSDカード30を挿入した日が2013年1月1日だった場合、まず初めに現在の年月日情報(=A2)として2013年1月1日が取得され(ステップST31)、この2013年1月1日がSDカード挿抜日(=B2)として設定される(ステップST33)とともに、SDカード挿抜周期(=C2)として180日が設定される(ステップST34)。
この場合には、ステップST35における「A2<B2+C2?」のチェックがYESであるので、このまま処理を終了する。
この状態では、前回SDカード30を抜き差しした日(SDカード挿抜日=B2)が2013年1月1日であり、このカード挿抜通知装置10Aを搭載したナビゲーション装置の電源をONにしたときの現在の年月日情報(=A2)が2013年6月29日までは、ステップST35におけるチェックがYESであるので、同じくそのまま処理が終了される。
その後、このカード挿抜通知装置10Aを搭載したナビゲーション装置の電源をONにしたときの現在の年月日情報(=A2)が2013年6月30日以降になると、A2≧B2+C2となるため、ステップST35におけるチェックがNOとなり、「SDカードを抜いてSDカード端子部を拭き取り、再度SDカードを挿入してください」という表示とともに、音声による出力が行われる(ステップST36)。
そして、SDカード30の排出および挿入が検知されると(ステップST37のYESの場合)、現在の年月日(例えば、2013年6月30日)をSDカード挿抜日(=B2)として設定し(ステップST38)、SDカード挿抜を促す表示および音声を停止する(ステップST39)。
その後、そこからまた180日(=C2)経過するまではSDカード挿抜を促す表示および音声は出力されずに処理は終了され、180日(=C2)以上経過すると、SDカード挿抜を促す表示および音声が出力される。
なお、ここでは標準のSDカード挿抜周期としてC2=180日として説明したが、このSDカード挿抜周期(=C2)は180日以外の周期であってもよい。
すなわち、電子制御部4は、SDカード30の排出および挿入を検出した年月日情報(=B2)を記憶するカード挿抜日記憶部を有し、現在時刻取得部5が取得した年月日情報(=A2)が、カード挿抜日記憶部に記憶されている前回カードの排出および挿入を検出したカード挿抜日(=B2)から所定の挿抜周期(=C2)以上経過している場合に、SDカード30の排出および再挿入を促す通知を行うよう指示を行い、SDカード30の排出および挿入を検出すると、SDカード30の排出および再挿入を促す通知を停止する。
このように、電子制御部4が、一定期間SDカード30の抜き差しが行われていない場合に、ユーザにSDカード30の抜き差しを促して、ユーザがSDカード30の挿抜操作を行うことにより、SDカード30とカードソケット3との間での異物付着等による導通不良を未然に防止することができる。
以上のように、この実施の形態3によれば、カードの抜き差しを適切なタイミングでユーザに促すことにより、カードの抜き差しを行うだけでユーザが簡単に解決することができるような導通不良による不具合を未然に防止することができるので、利便性が向上する。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4におけるカード挿抜通知装置の構成は、図4に示す実施の形態3におけるカード挿抜通知装置10Aのブロック図と同じであるため、図示および説明を省略する。この実施の形態4では、SDカード30の信頼性に応じて、SDカード挿抜周期(=C2)を可変とするものである。
図6は、この実施の形態4において電子制御部4が保持しているカード情報テーブルの一例を示す表である。このカード情報テーブルには、主なSDカードのメーカー名や型名、および、その型名ごとに推奨する挿抜周期が対応付けて記憶されている。なお、このテーブルは外部手段(SDカード等)により書換え可能なものである。
図6に示すテーブルは、メーカー名:ABCの型名:PQRというSDカードの場合には、推奨するカード挿抜周期が30日、メーカー名:DEFの型名:STUというSDカードの場合には、推奨するカード挿抜周期が180日、メーカー名:GHIの型名:VWXというSDカードの場合には、推奨するカード挿抜周期が365日であることを示している。
これは、メーカー名:ABCの型名:PQRというSDカードの場合には、短期間で異物が付着したり接触不良を起こしたりする等、信頼性が低く短期間で導通不良を引き起こす可能性が高く、メーカー名:GHIの型名:VWXというSDカードの場合には、信頼性が高くあまり導通不良を引き起こさないと思われるカードであることを意味している。
図7は、この実施の形態4における電子制御部4の処理を示すフローチャートである。なお、実施の形態1〜3の場合と同様に、図7に示す処理は、このカード挿抜通知装置10Aの電源がON(ナビゲーション装置のACC電源がON)している間中は、所定時間ごと(例えば1秒ごと)に繰り返し実行されることとしてもよいし、このカード挿抜通知装置10Aの電源がON(ナビゲーション装置のACC電源がON)されたときにのみ実行されるようにしてもよい。
まず初めに、現在時刻取得部5を介して現在の年月日情報(=A2)を取得する(ステップST41)。なお、ここでは現在時刻取得部5として、例えばGPS(Global Positioning System)を用いることにより、時刻情報を取得するものとして説明するが、電子制御部4が持つ時刻情報を基に取得するようにしてもよい。
次に、電子制御部4のROM42に記憶されている情報の中に、前回SDカード30が挿抜された年月日情報(SDカード挿抜日=B2)が存在しなければ(ステップST42のNOの場合)、ステップST41で取得した年月日情報(=A2)を、SDカード30の挿抜日(=B2)として設定する(ステップST43)。
つまり、そのSDカード30を初めて挿入した場合には、必ずステップST43においてSDカード30の挿抜日(=B2)が設定され、電子制御部4のROM42に、SDカード挿抜日(=B2)として記憶される。
なお、同じSDカード30での使用が2回目以降の場合には、必ず以前のSDカード挿抜日(=B2)が設定されているので(ステップST42のNOの場合)、ステップST43の処理は行わずに次の処理へ進む。
次に、カードソケット3を介して、現在カードソケット3に挿入されているSDカード30のSDカード情報を取得する(ステップST44)。このSDカード情報とは、メーカー名や型名を示す情報であり、ここでは少なくとも型名を取得するものとする。
そして、ステップST44で取得したSDカード情報が、例えば図6に示すようなカード情報テーブルに含まれているか否かをチェックする(ステップST45)。すなわち、ステップST44で取得したSDカード情報のメーカー名および型名を、電子制御部4が保持しているカード情報テーブル(図6)と照合し、現在挿入されているSDカード30の型名がカード情報テーブルに存在するか否かを判断する。
ステップST44で取得したSDカード情報が、図6に示すようなカード情報テーブルに存在する場合(ステップST45のYESの場合)には、そのSDカード30に対して推奨される挿抜周期をカード情報テーブルから取得して、SDカード挿抜周期(=C2)として設定する(ステップST46)。
一方、ステップST44で取得したSDカード情報が、図6に示すようなカード情報テーブルに存在しない(含まれていない)場合(ステップST45のNOの場合)には、所定のSDカード挿抜周期(ここでは、180日とする)をSDカード挿抜周期(=C2)として設定する(ステップST47)。
そして、ステップST41において取得した現在の年月日情報(=A2)が、カード挿抜日記憶部として機能するROM42に記憶されている前回SDカード30が挿抜された年月日情報(SDカード挿抜日=B2)から、所定のSDカード挿抜周期(=C2)以上経過している場合、すなわち、A2≧B2+C2である場合(ステップST48のNOの場合)に、SDカード30の抜き差しを促す表示および音声を出力するよう、表示出力制御部21および音声出力制御部22に対して指示出力を行う(ステップST49)。
すなわち、ここではSDカード30が挿抜された年月日情報(SDカード挿抜日=B2)から所定の挿抜周期(=C2)以上が過ぎた場合には、SDカード30を抜き差しするよう促す表示および音声が、ユーザに対して提示されるが、この所定の挿抜周期(=C2)は、各SDカードの信頼性に応じて異なる周期(可変)である点が、実施の形態3とは異なっている。
なお、ステップST48〜ST52の処理については、実施の形態3における図5に示すフローチャートのステップST35〜ST39の処理と同じであるため、ここでは説明を省略する。
すなわち、電子制御部4は、カードソケット3に挿入されたSDカード30の型名を取得するとともに、SDカード30の型名ごとに推奨する挿抜周期を対応付けたカード情報テーブルをさらに有しており、外部からカードソケット3にSDカード30が挿入されると、当該SDカード30の型名がカード情報テーブルに存在するか否かを判断し、存在する場合には、当該SDカード30に対して推奨される挿抜周期をカード情報テーブルから取得する。
そしてさらに、現在時刻取得部5が取得した年月日情報(=A2)が、カード挿抜日記憶部に記憶されている前回カードの排出および挿入を検出したカード挿抜日(=B2)からカードソケット3に挿入されたSDカード30に対して推奨される挿抜周期(=C2)以上経過している場合に、SDカード30の排出および再挿入を促す通知を行うよう指示を行い、SDカード30の排出および挿入を検出すると、SDカード30の排出および再挿入を促す通知を停止する。
このように、電子制御部4が、一定期間SDカード30の抜き差しが行われていない場合に、ユーザにSDカード30の抜き差しを促して、ユーザがSDカード30の挿抜操作を行うことにより、SDカード30とカードソケット3との間での異物付着等による導通不良を未然に防止することができる。なお、SDカード30の抜き差しを促す一定期間を各SDカードの信頼性に応じて可変としたので、より適切なタイミングでカードの抜き差しを促すことができる。
以上のように、この実施の形態4によれば、カードの抜き差しを適切なタイミングでユーザに促すことにより、カードの抜き差しを行うだけでユーザが簡単に解決することができるような導通不良による不具合を未然に防止することができるので、利便性が向上する。
実施の形態5.
図8は、この発明の実施の形態5におけるカード挿抜通知装置の一例を示すブロック図である。なお、実施の形態1〜4で説明したものと同様の構成には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。以下に示す実施の形態5では、実施の形態1と比べると、カード挿抜通知装置10Bが、環境検出センサ(環境検出部)6をさらに備えている。
環境検出センサ(環境検出部)6は、例えば温度センサ、湿度センサ、振動センサ等の、このカード挿抜通知装置10Bの周辺の環境を検出するセンサである。なお、この実施の形態5では、環境検出センサ(環境検出部)6が温度センサであるものとして説明する。
図9は、この実施の形態5における電子制御部4の処理を示すフローチャートである。なお、実施の形態1,2の場合と同様に、図9に示す処理は、このカード挿抜通知装置10Bの電源がON(ナビゲーション装置のACC電源がON)している間中は、所定時間ごと(例えば1秒ごと)に繰り返し実行されることとする。
まず初めに、電子制御部4において、現在挿入されているSDカード30の動作を保障する環境条件(温度条件)、すなわち、動作を保障する所定の温度閾値(=A3)が設定されているか否かをチェックする(ステップST61)。
温度閾値(=A3)が設定されていない場合(ステップST61のNOの場合)には、所定の温度閾値(=A3)を設定する(ステップST62)。ここでは、一般的なSDカード30の動作保障温度(例えば、85度)を、温度閾値(=A3)として設定する。
なお、既に温度閾値(=A3)が設定されている場合には、ステップST62の処理を行わずに次の処理へ進む。
次に、環境検出センサ(温度センサ)6から、現在の環境状態である温度(=B3)を取得する(ステップST63)。そして、現在の温度(=B3)が、設定されている温度閾値(=A3)より高い(大きい)場合(ステップST64のYESの場合)、環境検出センサ(温度センサ)6が検出した環境状態(温度=B3)が所定の範囲内(温度閾値A3以内)でないと判断し、SDカード30の排出を促す表示および音声を出力するよう、表示出力制御部21および音声出力制御部22に対して指示出力を行う(ステップST65)。
すなわち、ここではステップST63において環境検出センサ(温度センサ)6から取得された現在の温度(=B3)が、所定の温度閾値A3(ここでは、85度)よりも高い温度だった場合には、SDカード30を排出するよう促す表示および音声が、ユーザに対して提示される。
一方、現在の温度(=B3)が、所定の温度閾値A3(ここでは、85度)以下の温度だった場合(ステップST64のNOの場合)には、再度、環境検出センサ(温度センサ)6から現在の温度(=B3)を取得し、この処理を繰り返す。
ステップST64がYESだった場合の指示出力としては、例えば「SDカードを抜いてください」と表示部11に出力させるように表示出力制御部21に駆動信号を出力したり、同様の出力をスピーカ12に音声出力させるように音声出力制御部22に駆動信号を出力することにより行う。なお、表示部11への出力は、視覚的な報知機能があればよく、LED等による単なる光の点滅等であってもよい。
そして、ステップST65において、SDカード30の排出を促す表示および音声が出力されたら、SDカード30の排出(ユーザによりSDカード30が排出されたか否か)がチェックされる(ステップST66)。SDカード30の排出が検知されない場合(ステップST66のNOの場合)には、ステップST65における表示および音声の出力を継続する。
一方、ユーザによりSDカード30の排出が行われ、カード挿抜通知装置10B側でのSDカード30の排出が検知されると(ステップST66のYESの場合)、ステップST65におけるユーザにSDカード30の排出を促す表示および音声の出力を停止するよう、表示出力制御部21および音声出力制御部22に対して指示出力を行う(ステップST67)。
その後さらに、環境検出センサ(温度センサ)6から、現在の環境状態である温度(=B3)を取得する(ステップST68)。そして、現在の温度(=B3)が、設定されている温度閾値(=A3)より低く(小さく)なった場合(ステップST69のYESの場合)、すなわち、環境検出センサ(温度センサ)6が検出した環境状態(温度=B3)が所定の範囲内(温度閾値A3よりも低い温度)になった場合に、SDカード30の挿入を促す表示および音声を出力するよう、表示出力制御部21および音声出力制御部22に対して指示出力を行う(ステップST70)。
すなわち、ここではステップST66においてSDカード30の排出が確認された後、ステップST68において環境検出センサ(温度センサ)6から取得された現在の温度(=B3)が、所定の温度閾値A3(ここでは、85度とする)よりも低い温度になった場合には、再びSDカード30を挿入するよう促す表示および音声が、ユーザに対して提示される。
一方、現在の温度(=B3)が、所定の温度閾値A3(ここでは、85度とする)以上の温度だった場合(ステップST69のNOの場合)には、再度、環境検出センサ(温度センサ)6から現在の温度(=B3)を取得し、現在の温度(=B3)が所定の閾値温度(=A3)よりも低くなるまで、この処理を繰り返す。この処理の期間は、例えば「SDカードを挿入しないでください」と表示部11に出力させるよう表示出力制御21に駆動信号を出力したり、同様の出力をスピーカ12に音声出力させるよう音声出力制御部22に駆動信号を出力することにより、現在の温度(=B3)が所定の閾値温度(=A3)よりも低くならないうちにSDカードがユーザにより挿入されてしまわないようにする。なお、表示部11への出力は、視覚的な報知機能があればよく、例えばLED等による単なる光の点滅等であってもよい。
ステップST69がYESだった場合の指示出力としては、例えば「SDカードを挿入してください」と表示部11に出力させるように表示出力制御部21に駆動信号を出力したり、同様の出力をスピーカ12に音声出力させるように音声出力制御部22に駆動信号を出力することにより行う。なお、表示部11への出力は、視覚的な報知機能があればよく、LED等による単なる光の点滅等であってもよい。
そして、ステップST70において、SDカード30の挿入を促す表示および音声が出力されたら、SDカード30の挿入(ユーザによりSDカード30が挿入されたか否か)がチェックされる(ステップST71)。SDカード30の挿入が検知されない場合(ステップST71のNOの場合)には、ステップST70における表示および音声の出力を継続する。
一方、ユーザによりSDカード30の挿入が行われ、カード挿抜通知装置10B側でのSDカード30の挿入が検知されると(ステップST71のYESの場合)、ステップST70におけるユーザにSDカード30の挿入を促す表示および音声の出力を停止するよう、表示出力制御部21および音声出力制御部22に対して指示出力を行う(ステップST72)。
すなわち、電子制御部4は、環境検出センサ(環境検出部)6が検出した環境状態が、所定の範囲内でないと判断した場合に、SDカード30の排出を促す通知を行うよう指示を行い、SDカード30の排出を検出すると、SDカード30の排出を促す通知を停止し、その後、環境検出センサ(環境検出部)6が検出した環境状態が所定の範囲内になった場合に、SDカード30の挿入を促す通知を行うよう指示を行い、SDカード30の挿入を検出すると、SDカード30の挿入を促す通知を停止する。
このように、電子制御部4が、装置内が高温状態のときに温度の閾値(=A3)をSDカード30の使用温度上限に設定しておくことにより、高温に対してユーザ操作によりSDカード30の排出を実施することで、SDカード30の使用を止め、高温状態によるSDカード30の損傷を防ぐことができる。
なお、ここでは装置周辺の環境を検出する環境検出センサ(環境検出部)6として温度センサを用いるものとして説明したが、結露に伴う不具合を検知するために湿度センサを用いたり、振動に伴う不具合を検知するために振動センサを用いたりしてもよい。
このように、電子制御部4は、SDカード30の動作を保障する環境にない場合に、ユーザにSDカード30の排出を促して、ユーザがSDカード30の排出操作を行うことにより、SDカード30の損傷を防止することができる。
以上のように、この実施の形態5によれば、カードの抜き差しを適切なタイミングでユーザに促すことにより、カードの損傷を未然に防止することができるので、利便性が向上する。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 出力部、2 出力制御部、3 カードソケット、4 電子制御部、5 現在時刻取得部、6 環境検出センサ(環境検出部、温度センサ)、10,10A,10B カード挿抜通知装置、11 表示部、12 スピーカ(音声出力部)、13 操作部、21 表示出力制御部、22 音声出力制御部、30 SDカード(カード)、41 CPU、42 ROM、43 RAM。

Claims (5)

  1. 外部からカードが挿入され、当該カードと情報のやりとりを行う電子機器に搭載されたカード挿抜通知装置であって、
    外部から挿入された前記カードと前記電子機器本体とを電気的に接続するカードソケットと、
    前記カードソケットに挿入された前記カードと前記電子機器との通信状態と、前記カードソケットへの前記カードの挿入および前記カードソケットからの前記カードの排出とを検出するとともに、当該検出結果に応じて、外部へ情報を通知するよう指示を行う電子制御部と、
    前記電子制御部からの指示を受けて、出力部に対して外部へ通知する情報を出力する出力制御部と、
    前記出力制御部から取得した情報を外部へ通知する出力部と、を備え、
    前記電子制御部は、前記通信状態が不良であると検出した回数が所定回数より多くなった場合に、前記カードの排出および再挿入を促す通知を行うよう指示を行い、前記カードの排出および挿入を検出すると、前記カードの排出および再挿入を促す通知を停止する
    ことを特徴とするカード挿抜通知装置。
  2. 前記電子制御部は、
    前記通信状態が不良であると検出した回数が所定回数より多くなった場合に、前記電子機器の機能を停止させる機能制限モードに前記電子機器を移行させてから、前記カードの排出および再挿入を促す通知を行うよう指示を行い、
    前記カードの排出および挿入を検出すると、前記カードの排出および再挿入を促す通知を停止し、前記機能制限モードを解除する
    ことを特徴とする請求項1記載のカード挿抜通知装置。
  3. 外部からカードが挿入され、当該カードと情報のやりとりを行う電子機器に搭載されたカード挿抜通知装置であって、
    外部から挿入された前記カードと前記電子機器本体とを電気的に接続可能なカードソケットと、
    現在の年月日情報を取得する現在時刻取得部と、
    前記カードソケットへの前記カードの挿入および前記カードソケットからの前記カードの排出を検出するとともに、当該検出結果に応じて、外部へ情報を通知するよう指示を行う電子制御部と、
    前記電子制御部からの指示を受けて、出力部に対して外部へ通知する情報を出力する出力制御部と、
    前記出力制御部から取得した情報を外部へ通知する出力部と、を備え、
    前記電子制御部は、カードの排出および挿入を検出した年月日情報を記憶するカード挿抜日記憶部を有し、前記現在時刻取得部が取得した年月日情報が、前記カード挿抜日記憶部に記憶されている前回カードの排出および挿入を検出したカード挿抜日から所定の挿抜周期以上経過している場合に、前記カードの排出および再挿入を促す通知を行うよう指示を行い、前記カードの排出および挿入を検出すると、前記カードの排出および再挿入を促す通知を停止する
    ことを特徴とするカード挿抜通知装置。
  4. 前記電子制御部は、
    前記カードソケットに挿入された前記カードの型名を取得するとともに、前記カードの型名ごとに推奨する挿抜周期を対応付けたカード情報テーブルをさらに有しており、
    外部から前記カードソケットに前記カードが挿入されると、当該カードの型名が前記カード情報テーブルに存在するか否かを判断し、存在する場合には、当該カードに対して推奨される挿抜周期を前記カード情報テーブルから取得して、前記現在時刻取得部が取得した年月日情報が、前記カード挿抜日記憶部に記憶されている前回カードの排出および挿入を検出したカード挿抜日から前記カードソケットに挿入された前記カードに対して推奨される挿抜周期以上経過している場合に、前記カードの排出および再挿入を促す通知を行うよう指示を行い、前記カードの排出および挿入を検出すると、前記カードの排出および再挿入を促す通知を停止する
    ことを特徴とする請求項3記載のカード挿抜通知装置。
  5. 外部からカードが挿入され、当該カードと情報のやりとりを行う電子機器に搭載されたカード挿抜通知装置であって、
    外部から挿入された前記カードと前記電子機器本体とを電気的に接続可能なカードソケットと、
    前記電子機器周辺の環境状態を検出する環境検出部と、
    前記カードソケットへの前記カードの挿入および前記カードソケットからの前記カードの排出を検出するとともに、当該検出結果に応じて、外部へ情報を通知するよう指示を行う電子制御部と、
    前記電子制御部からの指示を受けて、出力部に対して外部へ通知する情報を出力する出力制御部と、
    前記出力制御部から取得した情報を外部へ通知する出力部と、を備え、
    前記電子制御部は、前記環境検出部が検出した環境状態が所定の範囲内でないと判断した場合に、前記カードの排出を促す通知を行うよう指示を行い、前記カードの排出を検出すると、前記カードの排出を促す通知を停止し、その後、前記環境検出部が検出した環境状態が前記所定の範囲内になった場合に、前記カードの挿入を促す通知を行うよう指示を行い、前記カードの挿入を検出すると、前記カードの挿入を促す通知を停止する
    ことを特徴とするカード挿抜通知装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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