JP2015068527A - 多目的弾 - Google Patents

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拓也 小野塚
Takuya Onozuka
拓也 小野塚
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Abstract

【課題】一つの爆弾で、同エリアに複数点在する構造物や車両の大半に少なからずダメージを与えることができるうえ、このエリアを破片効果によって面制圧することが可能である多目的弾を提供する。【解決手段】弾体ケース2と、弾体ケース2の頭部2N側に収容された先駆弾頭としてのEFP弾頭3と、弾体ケース2の尾部2T側に収容された後続弾頭としての破片型爆弾4を備え、複数のEFP弾頭3は、弾体ケース2の頭部2N側において、各々のライナ33の飛翔方向を互いに違えて配置されていると共に、弾体ケース2の頭部2Nから尾部2Tにかけて4列に分けて且つ列毎に個数が漸次増加するようにして複数個ずつ配置され、弾体ケース2の頭部2N側における列のEFP弾頭3群から順次起爆又は同時起爆される。【選択図】図1

Description

本発明は、目的の異なる2種類の弾頭を搭載した多目的爆弾に関わり、特に化学エネルギ弾頭と、破片型爆弾とを弾体ケースに収容して成る多目的弾に関するものである。
従来、上記したような 多目的弾としては、例えば、非特許文献1に記載されたものがある。
この多目的弾は、弾体ケースの頭部側に先駆弾頭として1個のHEAT弾頭が収容され、弾体ケースの尾部側に後続弾頭(主弾頭)として破片型爆弾が収容された、いわゆるタンデム型の多目的弾である。
この多目的弾は、目標、例えば、構造物の内部を制圧する場合、構造物間近に接近すると、まず、HEAT弾頭が爆発して構造物の壁に破片型爆弾を導く貫通孔を開ける。
次いで、弾体ケース内を移動した破片型爆弾が、構造物の壁に開いた貫通孔を通過して内部に進入し、この構造物の内部で爆発して制圧するようになっている。
財団法人 防衛技術協会発行 弾道学研究会編集 「火器弾薬技術ハンドブック(改訂版)」第269頁〜第271頁、第479頁、第480頁
ところが、上記した従来の多目的弾では、例えば、構造物や車両が同じエリアに複数点在する場合において、複数の構造物や車両にそれぞれダメージを与えるためには、構造物や車両とほぼ同数の多目的弾が必要であるという問題を有している。
また、上記した従来の多目的弾では、主弾頭としての破片型爆弾が構造物の内部や車両の内部に進入して爆発するので、この爆発で生成されて高速で飛散する破片は構造物の内部や車両の内部に留まることとなり、その結果、構造物や車両が複数点在するエリア全体を破片効果によって面制圧することができないという問題があり、これらの問題を解決することが従来の課題となっていた。
本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、一つの爆弾で、例えば、同エリアに複数点在する構造物や車両の大半に少なからずダメージを与えることができると共に、構造物や車両が複数点在するエリアを破片効果によって面制圧することが可能である多目的弾を提供することを目的としている。
本発明の請求項1に係る多目的弾は、ライナを有する先駆弾頭としてのEFP(Explosively Formed Projectile)弾頭と、後続弾頭としての破片型爆弾とを弾体ケースに収容して成り、前記弾体ケースの頭部側には、前記EFP弾頭が複数収容されていると共に、前記弾体ケースの尾部側には、前記破片型爆弾が配置され、前記複数のEFP弾頭は、各々のライナの飛翔方向を互いに違えて配置されている構成としたことを特徴としており、この構成の多目的弾を前述の従来の課題を解決するための手段としている。
本発明の請求項2に係る多目的弾において、前記複数のEFP弾頭は、前記弾体ケースの頭部から尾部にかけて複数列に分けて且つ列毎に個数が漸次増加するようにして複数個ずつ配置され、前記弾体ケースにおける頭部側のEFP弾頭から順次起爆又は同時起爆される構成としている。
本発明の請求項3に係る多目的弾において、前記複数のEFP弾頭は、前記弾体ケースの軸心周りにらせん状に配置され、前記弾体ケースにおける頭部側のEFP弾頭から順次起爆又は同時起爆される構成としている。
ここで、EFP弾頭は、円筒形状を成す弾殻に成形炸薬を収容し、弾殻の開口で露出する成形炸薬の前面に皿状のライナを貼り付けて成っている。このEFP弾頭では、成形炸薬の弾底部からの起爆によって生じた爆轟破面により、成形炸薬前面のライナを最終形状に変形させつつ非常に大きな侵徹威力を持たせて飛翔させ、例えば装甲を穿孔して破壊する。
一方、本発明に係る多目的弾において、破片型爆弾は、円筒形状を成す外殻(弾体ケースが外殻を兼ねる場合もある)に炸薬を充填して成り、炸薬の放出エネルギで外殻を破砕し、これによる破片を高速度で飛散させて目標を破壊する。したがって、外殻に刻み目を入れて破片の大きさを調整したり、細かく破砕されるような特性を有する材料を外殻として使用したりして、最大の破片効果が得られるように工夫されている。なお、弾体ケースに刻み目を入れる場合において、弾体ケースの構造強度を阻害しない程度の刻み目に抑えるのは言うまでもない。
本発明に係る多目的弾において、例えば、航空機から投下されると、目標エリア付近まで落下した時点で弾体ケースの頭部側に収容された複数のEFP弾頭が次々に又は同時に起爆される。
この際、複数のEFP弾頭は、弾体ケースの頭部側において各々のライナの飛翔方向を互いに違えて配置されているので、複数のEFP弾頭の各ライナは、それぞれの起爆によって生じた爆轟破面によって、最終形状に変形しつつ非常に大きな侵徹威力を持って互いに異なる方向に向けて飛翔して、例えば目標エリアに複数存在する戦車の装甲や構造物の外壁を穿孔して破壊する。
次いで、弾体ケースの尾部側に収容された破片型爆弾が起爆され、外殻内の炸薬の放出エネルギで外殻が破砕され、これによる破片が高速度で飛散して(破片効果によって)目標エリアを面制圧する。
ここで、複数のEFP弾頭に例え不発弾があったとしても、この不発弾は破片型爆弾の起爆によって破壊されることから、目標エリアやその近傍においてEFP弾頭が不発弾として残存する可能性はほとんどない。
本発明の請求項1に係る多目的弾では、上記した構成としているので、一つの爆弾で、例えば、同エリアに複数点在する構造物や車両の大半に少なからずダメージを与えることができるうえ、構造物や車両が複数点在するエリアを破片効果で面制圧することが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
また、本発明の請求項2に係る多目的弾では、上記した構成としているので、複数のEFP弾頭を互いに干渉することなく且つ効率よく起爆することが可能であり、本発明の請求項3に係る多目的弾では、上記した構成としているので、複数のEFP弾頭を互いに干渉することなく且つ連続して又は同時に起爆することができるという非常に優れた効果がもたらされる。
本発明の一実施例による多目的弾の機軸方向に沿う断面説明図である。 図1における多目的弾のEFP弾頭の拡大断面説明図である。 図1の多目的弾により目標エリアを制圧する状況を示す動作説明図である。 本発明の他の実施例による多目的弾の頭部におけるEFP弾頭の配置パターン説明図である。
以下、本発明に係る多目的弾を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は、本発明に係る多目的弾の一実施例を示している。
図1に示すように、この多目的弾1は、例えば、航空機から投下される爆弾であって、弾体ケース2と、この弾体ケース2の頭部2N側に収容された先駆弾頭としてのEFP弾頭3と、弾体ケース2の尾部2T側に配置された後続弾頭(主弾頭)としての破片型爆弾4を備えている。
EFP弾頭3は、図2にも示すように、円筒形状を成す弾殻31に成形炸薬32を収容して、弾殻31の開口で露出する成形炸薬32の前面に皿状のライナ33を貼り付けて成っている。
このEFP弾頭3では、成形炸薬32の弾底部32aからの起爆によって生じた爆轟破面により、成形炸薬32の前面の皿状ライナ33を初期形状ライナ33A,中間形状ライナ33B及び最終形状ライナ33Cに順次変形させつつ非常に大きな侵徹威力を持たせて飛翔させ、例えば戦車の装甲を穿孔して破壊するようになっている。
この場合、EFP弾頭3は、弾体ケース2の頭部2N側に飛翔方向を互いに違えて複数収容されており、これらのEFP弾頭3は、弾体ケース2の頭部2Nから尾部2Tにかけて(図1左側から右側にかけて)4列に分けて且つ列毎に個数が漸次増加するようにして複数個ずつ配置されていて、弾体ケース2の頭部2N側における列のEFP弾頭3群から順次又は同時に起爆されるようになっている。
一方、破片型爆弾4は、円筒形状を成す外殻を兼ねる弾体ケース2に高爆速の炸薬42を収容して成り、この実施例において弾体ケース2には、刻み目を入れたり、細かく破砕されるような特性を有する材料を使用したりして、最大の破片効果が得られるようにしてある。
この破片型爆弾4では、弾底部42aからの起爆によって生じた炸薬42の放出エネルギで弾体ケース2を細かく破砕し、これによる破片を高速度で飛散させて目標を破壊するようになっている。
この多目的弾1において、例えば、航空機から投下されると、図3に示すように、目標エリアE付近まで落下した時点で、弾体ケース2の頭部2Nに収容された複数のEFP弾頭3が次々と又は同時に起爆される。なお、図3に仮想線で示すように、目標エリアE付近まで落下した時点で、弾体ケース2の頭部2Nを構成するフェアリング2a,2aを除去して開頭するようにしてもよい。
この際、複数のEFP弾頭3は、弾体ケース2の頭部2N側において、各々のライナ33の飛翔方向を互いに違えて配置されているので、複数のEFP弾頭3は、それぞれの起爆によって生じた爆轟破面によって、最終形状ライナ33Cに変形しつつ非常に大きな侵徹威力を持って互いに異なる方向に向けて飛翔して、目標エリアEに複数存在する戦車Tの装甲や図示しない構造物の外壁を穿孔して破壊する。
加えて、複数のEFP弾頭3は、弾体ケース2の頭部2Nから尾部2Tにかけて4列に分けて複数個ずつ配置されていると共に、列毎に個数が漸次増加するようにして複数個ずつ配置されているので、複数のEFP弾頭3は、弾体ケース2の頭部2N側における列のEFP弾頭3群から互いに干渉することなく各々が向いている方向に起爆されることとなる。
次いで、弾体ケース2の尾部2T側に位置する破片型爆弾4が起爆され、図3に仮想線で示すように、弾体ケース2がその内部の炸薬42の放出エネルギで細かく破砕され、これによる破片が高速度で飛散して(破片効果によって)目標エリアEを面制圧する。
ここで、複数のEFP弾頭3に例え不発弾があったとしても、この不発弾は破片型爆弾4の起爆によって破壊されることから、目標エリアEやその近傍においてEFP弾頭3が不発弾として残存する可能性はほとんどない。
このように、上記した実施例の多目的弾1では、一つの爆弾で、同エリアEに複数点在する戦車Tや図示しない構造物の大半に少なからずダメージを与え得ると共に、戦車Tや構造物が複数点在するエリアEを破片効果で面制圧し得ることとなる。
本発明に係る多目的弾の構成は、上記した実施例に限定されるものではなく、他の構成として、例えば、図4に示すように、複数のEFP弾頭3を弾体ケース2の軸心L周りにらせん状に配置して、弾体ケース2における頭部2N側のEFP弾頭3から順次起爆又は同時起爆されるように成す構成とすることができる。
また、上記した実施例では、本発明に係る多目的弾が航空機から投下される爆弾である場合を示しているが、本発明に係る多目的弾は、航空機から投下されるタイプのものに限定されない。
1 多目的弾
2 弾体ケース
2N 弾体ケースの頭部
2T 弾体ケースの尾部
3 EFP弾頭
4 破片型爆弾
33 皿状ライナ
L 弾体ケースの軸心

Claims (3)

  1. ライナを有する先駆弾頭としてのEFP弾頭と、後続弾頭としての破片型爆弾とを弾体ケースに収容して成る多目的爆弾において、
    前記弾体ケースの頭部側には、前記EFP弾頭が複数収容されていると共に、前記弾体ケースの尾部側には、前記破片型爆弾が収容され、
    前記複数のEFP弾頭は、各々のライナの飛翔方向を互いに違えて配置されている
    ことを特徴とする多目的爆弾。
  2. 前記複数のEFP弾頭は、前記弾体ケースの頭部から尾部にかけて複数列に分けて且つ列毎に個数が漸次増加するようにして複数個ずつ配置され、前記弾体ケースにおける頭部側のEFP弾頭から順次起爆又は同時起爆される請求項1に記載の多目的爆弾。
  3. 前記複数のEFP弾頭は、前記弾体ケースの軸心周りにらせん状に配置され、前記弾体ケースにおける頭部側のEFP弾頭から順次起爆又は同時起爆される請求項1に記載の多目的爆弾。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6224174B1 (ja) * 2016-06-20 2017-11-01 株式会社小松製作所 飛翔体
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