JP2015066181A - 什器 - Google Patents

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一弘 山田
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明弘 浦隅
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【課題】、電子機器の充電を行うために電子機器に対し効率よく給電することができ、かつ天板の表裏をすっきりと見映えよくすることができる什器を提供する。【解決手段】什器1は、上下に貫通した開口窓3を備え、開口窓3を、すくなくとも一部に透光性を有した平面板10で閉塞した天板2を有してなり、平面板10の下方に、電子機器7に対し充電を行う無接点給電部21および給電状態を報知する状態ランプ22が配されている。平面板10が開口窓3に嵌め入れられており、平面板10の下方において、無接点給電部21および状態ランプ22が開口窓3の厚み方向の開口領域内に収容されている。【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に対し無接点給電を行う機能を有したテーブル等の什器に関する。
近時、電子機器に対し無接点で給電して充電することができる什器が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
たとえば、飲食店のテーブルの天板の裏側に、携帯電話等の電子機器を充電するための無接点給電部を配設したものでは、利用者は電子機器を天板の所定の位置に置くだけで食事をしながら充電を済ませることができる。また、無接点給電部が使用可能な状態であることや、給電中であること、給電(充電)が完了したことなどの種々の給電状態を報知するための状態ランプを無接点給電部の近傍の視認可能な位置に設ければ、利便性をさらに高められる。
無接点給電部および状態ランプの設置位置に相当する天板における部位を開口し、その開口窓を透光性を有したアクリル樹脂等の平面板で塞げば、天板の他の面と識別することができ、電子機器の載置位置を容易に確認できる。さらに、開口窓が透けて見えるため、平面板を介して状態ランプの点灯状態を確認することもできる。
特開2001−309579号公報
しかしながら、特許文献1のものでは、無接点給電部が天板の裏側に突出して設けてあるため、什器を注意して取り扱わなければ無接点給電部が破損したり、外れたりするおそれがある。また、見映えもよくない。
さらに、天板の強度を確保するため厚みを厚くした場合、無接点給電部と給電を受ける電子機器との距離が長くなるため、充電に時間を要したり、給電ができない状態になったりするおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、電子機器の充電を行うために電子機器に対し効率よく給電することができ、かつ天板の表裏をすっきりと見映えよくすることができる什器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の什器は、上下に貫通した開口窓を備え、該開口窓を、すくなくとも一部に透光性を有した平面板で閉塞した天板を有してなり、平面板の下方に、電子機器に対し給電を行う無接点給電部および給電状態を報知する状態ランプが配されている什器であって、平面板が開口窓に嵌め入れられており、該平面板の下方において、無接点給電部および状態ランプが開口窓の厚み方向の開口領域内に収容されていることを特徴とする。
本発明においては、平面板が、インクを付着してなる印刷部と、インク付着のない非印刷部とを透明板に施して構成されたものとしてもよい。
本発明においては、平面板が、ガラス間に接着膜を挟んでなる合わせガラスより構成されたものとしてもよい。
本発明においては、開口窓の開口縁に平面板を支持する段部が形成されたものとしてもよい。
本発明においては、平面板が、固定台座枠を介して、段部に設置されたものとしてもよい。
本発明の什器によれば、上述の構成となっているため、電子機器に対し効率よく給電することができ、かつ天板の表裏をすっきりと見映えよくすることができる。
本発明の一実施形態に係る什器の要部を示す分解斜視図である。 図1におけるX−X線に対応した要部断面図である。 什器の全体斜視図である。 平面板として使用する合わせガラスの説明図であり、(a)は合わせガラスの概略分解斜視図、(b)は合わせガラスの拡大部分縦断面図である。 (a)は図4(a)のX部の接着面側の拡大部分平面図、(b)はガラス間の接着面側をさらに拡大した部分平面図である。 本発明の他の実施形態に係る什器の他例を示す斜視図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面にもとづいて説明する。
図1〜図3は、本発明の一実施形態に係る什器の説明図である。本実施形態に係る什器の例として、飲食店に設置されるテーブルを例示した(図3参照)。図4および図5は、本実施形態で用いられる合わせガラスの説明図である。
図3に示したテーブル1は、ファーストフードなどの飲食店で食事をするための一人用の4本脚テーブルである。テーブル1は、木質材料または樹脂材料よりなる天板2と、その天板2を支持するために天板の4隅に固定された脚部4、4、・・・とを含んで構成されている。
什器として例示したテーブル1は、上下に貫通した開口窓3を備え、該開口窓3を、すくなくとも一部に透光性を有した平面板10で閉塞した天板2を有してなる。平面板10の下方に、電子機器7に対し給電を行う無接点給電部21および給電状態を報知する状態ランプ22が配されている。ここで、状態ランプ22としては、使用可能な状態(無接点給電部21の電源オン状態)であることや、電子機器7への給電が実行中であること、電子機器7の充電が完了したことなどの種々の給電状態を報知するものが想定される。
ここで、電子機器7としては、充電電源部(不図示)を有した携帯電話やスマートフォン、ノートパソコン、デジタルカメラ携帯ゲーム機などのコードレスの電子機器が挙げられる。
平面板10は開口窓3に嵌め入れられており、平面板10の下方において、固定台座枠20、無接点給電部21および状態ランプ22が開口窓3の厚み方向の開口領域内に収容されている。
平面板10には、上方から視認できるように飲食店のロゴや商標、模様などが印刷されている。平面板10は、携帯電話等の電子機器7を載せ置いて給電できる給電部5の載置面5aとして外観露出している。この給電部5は、接点同士を接続させて給電するタイプのものではなく、載置面5aを形成した平面板10を介して、電磁誘導による非接触給電を行うものである。
給電部5は、天板2の一部を矩形状に開口した部位に設けられている。その開口窓3の上面側には、合わせガラス10Aよりなる平面板10が嵌合されて載置面5aを構成している。以下に、この給電部5について詳説する。
給電部5を収めた開口窓3は、図1に示すように上下に貫通している。そして、その開口の厚み方向の領域内に、上面側より、平面板10(合わせガラス10A)、固定台座枠20、無接点給電部21が収容されている(図2参照)。
図1に示すように、開口窓3の開口の内周面の大部分には段部3aが突出形成されている。この段部3aは、平面板10を開口窓3の厚み領域内に収容し、下方より支持する設置部である。
平面板10は、矩形状の薄板ガラス材よりなる透明板であり、上述したように合わせガラス10Aよりなる。合わせガラス10Aは、ガラス11、11間に接着膜13を挟んでなる二重ガラスである(図4参照)。合わせガラス10Aの厚みは特に限定されないが、数cm程度の厚みの天板2に対して十分に薄いもの(たとえば数mm程度)が好適に使用される。合わせガラス10Aの詳細構成については別途後述する。
また、電子機器7の載置面5aである合わせガラス10Aの上面には、天板2の他の部位と容易に識別できるように、飲食店のロゴや商標、模様などが施されている(図3参照)。たとえば、載置面5a(平面板10)の大部分に、天板2の化粧面とは異なる色を印刷したものでもよい。また、後述する状態ランプ22の点灯や点滅を確実に視認できるように、状態ランプ22に相当する部位は透明度の高い状態とした平面板10を形成することが望ましい。たとえば、その部位のみを印刷がされていない非印刷部15(図4、図5参照)とすればよい。もちろん、平面板10の全体面に模様等の印刷を施してもよく、すくなくとも状態ランプ22の光が透けて見える程度の透光性があればよい。
また、平面板10としては、合わせガラス10Aに代えて、透明または半透明なアクリル樹脂板を用いてもよい。もちろん、平面板10として透明ではない木質板または樹脂板を用いてもよく、状態ランプ22の点灯状態の確認用として、たとえば小孔に透明板を嵌め入れた構成としてもよい。
この平面板10の下面には、中央部に開口20bを有した木質繊維板などの木質材料よりなる固定台座枠20が配されている(図1、図2参照)。この固定台座枠20は平面板10の下面に接着されており、段部3aに載せ置くように設置されている(図2参照)。また、固定台座枠20には、後述する状態ランプ22の点灯状態を視認できるランプ収容孔20aが形成されている。
無接点給電部21は、開口窓3内の特に固定台座枠20の開口20b内において、天板2の厚み内に収まる直方体形状であり、上面側にはガラス板が配され、給電用の電源ユニット21aが内装されている。この無接点給電部21には、電子機器7への給電状態を点灯で報知する状態ランプ22が接続されている。状態ランプ22は基板23上に実装されており、無接点給電部21には、この基板23を介して、電源供給用の配線が接続されている。図1中の24は電源プラグである。
状態ランプ22は、たとえばLEDランプで構成すればよい。この状態ランプ22は、基板12が固定台座枠20の下面にねじ止めされて、固定台座枠20のランプ収容孔20aに収容、配置されている。
また、無接点給電部21は、下方よりスポンジ材26を介して、ねじ止めされた裏板27より押圧されて、無接点給電部21の上面が合わせガラス10Aの下面に接触あるいは近接するような位置に配設されている。
スポンジ材27は、無接点給電部21を合わせガラス10Aの下面に接触あるいは近接させるように配設するために、無接点給電部21と裏板27との間に配されたスペーサ部材である。このスポンジ材26は緩衝材としても作用し、圧縮することで裏板27が所定の位置に取り付けられるようになっており、無接点給電部21をずれ動かないように下方より押圧、保持している。
裏板27は、天板2の裏側の開口窓3の周縁部に設けられた設置凹部3bに嵌め入れられており、段部3aを介して固定台座枠20に対してねじ止めされている。なお、組立て効率を考慮して、裏板27を取り付ける前に、段部3aの下面より固定台座枠20にねじ止めしておくことが望ましい。
また、裏板27は開口窓3の平面寸法よりも大きく形成されており、天板2の裏面に形成された、開口窓3に連通する配線用の凹所3cおよび凹所3c内の配線を隠す構成となっている。また、裏板27には開口27aが設けられており、その開口27aより電源プラグ24を外部に出して商用電源に接続できるようになっている。裏板27がねじ止めされた状態では、天板2の裏面と裏板27表面がほぼ面一となっている。
以上のように、平面板10、固定台座枠20、無接点給電部21、状態ランプ22、基板23、スポンジ材26、配線および裏板27は、開口窓3における天板2の厚み内に収容されている。
このように、給電部5を構成する部材が開口窓3の厚み方向の開口領域内に収められているので、テーブル1の天板2の上面および下面は給電部5による突出部はなく、すっきりとし、見映えがよい。また、天板2の上面および下面に突出部がないため、取り扱いがしやすく、給電部5が外れたり、破損したりするおそれもない。
なお、天板2の上面側では合わせガラス10Aが天板2よりもわずかに突出してもよく、また下面側では裏板27が天板2よりも突出してもよい。ただし、すくなくとも固定台座枠20、無接点給電部21および状態ランプ22は、それぞれの全体が開口窓3の上面側にも下面側にも突出することなく収容されるようにすることが望ましい。また、上面側、下面側において、給電部5が天板2よりも凹んだ状態であってもよい。
また、給電部5の載置面5aに載置する電子機器7は、無接点給電部21から平面板10の厚み分だけ離間して載置されるため、給電効率はきわめてよく、省電力化を図ることができる。
さらに、状態ランプ22も、上方から見て、平面板10の厚み分だけを介して隔てた位置に配されているため、わずかな光度の光でもほぼ確実に視認することができる。特に、平面板10の状態ランプ22の相当部位を非印刷部15としたことにより透明度が高くなっているため、点灯状態はより視認しやすい。
また、平面板10は固定台座枠20を通じて、下方の裏板27からのねじ止めにより固定されているため、ずれたり外れたりするおそれはない。最上部の平面板10(に接着された固定台座枠20)と、最下部の裏板27とがねじにより固定されているから、それらの間に収容された無接点給電部21や状態ランプ22が外れたり、落下したりするおそれは、もちろんない。
さらに、開口窓3に段部3aが形成されているため、平面板10を開口窓3内に嵌め入れた状態でねじ止めすることができる。これにより、平面板10を固定した固定台座枠20と、裏板27とが段部3aを挟んだ状態で開口窓3に固定される。また、平面板10を段部3aで支持する構成であるため、平面板10の上面を天板2の上面に面一または平行にすることも容易にできる。
また、平面板10として用いる合わせガラス10Aを、テーブル1の組立て前において、あらかじめ固定台座枠20に接着しておくことが望ましい。そうすることで、固定台座枠20が合わせガラス10Aを保護することができ、テーブル1の組立ての際の合わせガラス10Aの破損を防止することができる。
また、本実施形態では、平面板10として合わせガラス10Aを用いているため、給電部5の載置面5aの美観をよくすることができ、飲食店における清涼感を表現することができる。さらに、合わせガラス10Aを用いることで、強度を確保することもできる。また、合わせガラス10Aを図4、図5で後述する構成とすることで、より薄く形成することができ、無接点給電部21などの天板2の厚み内への収容を容易にすることができる。すなわち、合わせガラス10Aを用いることで、天板2の厚みをより薄くすることもできる。
つぎに、平面板10を構成する合わせガラス10Aについて、図4および図5を参照しながら説明する。
合わせガラス10Aは、ガラス11、11間に接着膜(図例では接着フィルム13)を挟んでなる二重ガラスである。この合わせガラス10Aは、ガラス11の接着膜との接着面11aに、インクを付着してなる印刷部14が形成されており、接着面11aの少なくとも外周部に非印刷部15が形成されている。
この合わせガラス10Aの構成部材である両ガラス11、11としては、厚み1.0mm程度の矩形のフロートガラスまたは強化ガラスが用いられる。ガラス11の厚みは特に限定されないが、給電効率の高い給電部5の平面板10(図1参照)として使用することや、印刷部14を鮮明に表出できる合わせ加飾ガラスを形成することを考慮すれば、薄めのガラス11を用いることが望ましい。
2枚のガラス11、11のうちの一方のガラス11の接着面11a(内側の面)には、インクジェット方式により印刷された印刷部14が形成されている。以下では、このガラス11を印刷ガラス12という。なお、ガラス11に対する印刷の印刷方式は限定されない。たとえば、スクリーン方式などによって印刷部14を形成してもよい。
図4(a)の合わせガラス10Aの例では、印刷ガラス12の接着面11aのほぼ全面に印刷部14(図中、クロスハッチングを付した部位)が形成してある。なお、印刷部14は、図4(a)の分解斜視図で示したガラス11、11のうち上側に図示した印刷ガラス12の裏面側に形成されている。
印刷部14を有した印刷ガラス12の接着面11aの外周部には、インクが付着していない非印刷部15が設けらえている。この非印刷部15は、微小な非印刷ピンホール部15a、15a、・・・(以下、ピンホール部15aという)であり、多数のものが外周部の全周にわたって点在している(図4(a)および図5(a)参照)。
図4(a)の分解斜視図および図5(a)の印刷ガラス12の接着面11a側の部分拡大平面図に示すように、ピンホール部15aは、コーナー部を含む外周部においてほぼ全周に、ほぼ等間隔に整列された状態に点在している。
多数のピンホール部15a、15a、・・・は、インクジェット方式の印刷制御によって非印刷部15として形成されたものである。ピンホール部15aは、周囲をインク付着部で囲まれて円形状に形成されており、図4(b)の部分縦断面図に示すように、インク滴が接着面11a上に連なってできたインク付着部14a、14a間に形成されている。このような非印刷部15を形成した部位の下方に、状態ランプ22(図1、図2参照)を配するようにすればよい。
このピンホール部15aは、印刷部14の模様やデザインの中に、ピンホール部15aが目立つことのないように、あるいは周囲の印刷部14の外観が大きく変化しないように点在している。つまり、ピンホール部15aは見た目上、模様やデザインの中に溶け込んで渾然一体化した状態にある。本図例のように外周部にも模様やデザインを施すものに対しては、ピンホール部15aは、そのように印刷された模様やデザインの外観にほとんど影響がないように、形成数や形成比率を設定して形成されるようにすることが望ましい。
ピンホール部15aの寸法t(インク付着部14a、14a間寸法。図4(b)参照。本例においてはピンホール部15aの直径)は、0.1〜0.5mm程度とすることが望ましい。また、ピンホール部15aは、その面積の総合計(総面積)が、それらを含んでいる外周部の面積に対して1%〜10%程度となるように点在させることが望ましい。
また、本実施形態の図例に示すように、ピンホール部15aの総面積が外周部の面積に対して5%以下とすることがさらに好適とされる。本実施形態のものでは、寸法t(ピンホール部15aの直径)が0.2mmであり、水玉模様状に整列されたピンホール部15aの列間寸法S1(図5(b)参照)が0.6mmであり、列間寸法S2(図5(b)参照)が1.2mmである。
すなわち、図5(b)のものでは、ピンホール部15aの総面積の外周部の面積に対する割合は、具体的にはつぎのようになる。
図5(b)における領域Yの面積は、
2.4×2.4=5.76mm
である。
領域Yの中には8個分のピンホール部15aが存在するから、その総面積は、
0.1×0.1×3.14×8=0.2512mm
である。
よって、ピンホール部15aの総面積の割合は、
0.2512/5.76=約4.76%
となる。
また、ピンホール部15aの総面積は、上記の面積割合よりも大きくてもよく(10%超となってもよく)、その結果、模様やデザインの外観に変化をきたすものとなってもよい。たとえば、ピンホール部15aの寸法tを0.2mmとし、その密度を図5(b)に示したものより大きくして総面積を10%超として、合わせガラス10Aの外周部における色調(濃淡や明暗)を、中央部とは、外観上大きく異ならせるようにしてもよい。また、複数点在させたピンホール部15aによって、外周部でグラデーションを表現できるようにしてもよい。
特に、本実施形態では、合わせガラス10Aを通して給電状態を報知する状態ランプ22の点灯の視認をしやすくするために、ピンホール部15aの総面積は大きくすることが望ましい。
一方、両ガラス11、11間に挟む中間膜として設けた接着フィルム13は、透明な樹脂材であり、その両面は接着性を有している。樹脂材としては、ガラス11と強力な接着関係を形成する高分子樹脂製のものが用いられる。たとえば、ポリビニルブチラール(PVB)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)などの軟化点が70℃〜150℃のものを好適に使用できる。もちろん、接着膜は他の樹脂材、他の素材で形成したものでもよい。
また、合わせガラス10Aの下方に配した無接点給電部21が上方から見えないようにするために、透明な接着フィルム13に代えて、たとえば乳白色の接着フィルム13を用いてもよい。ただし、状態ランプ22の点灯を視認できるように、その部位を切り取って透明性を高めるようにすることが望ましい。
また、接着膜として種々の厚みの接着フィルム13が使用できるが、薄めの合わせガラス10を形成する場合には、0.2mm〜0.8mm程度の厚みの接着フィルム13を用いることが望ましい。
合わせガラス10Aは、両ガラス11、11をそれらの間に設けた接着フィルム13で接合して構成されている。製造過程において、ガラス11、11の外周の端面からはみ出るような大きめの接着フィルム13が用いられ、両ガラス11、11を接合した後に、はみ出たフィルムを切断することが望ましい(図4(b)参照)。
図4(b)に示したように、印刷ガラス12の印刷部14のインク付着部14aは相手側のガラス11の接着面11aに向けて突出している。そのインク付着部14aは、接着フィルム13の厚みに吸収されているため、両ガラス11、11は接着フィルム13の厚み分の寸法を介して平行に保持されている。このように、接着フィルム13は、印刷ガラス12の接着面11aとの関係においては、インク付着部14aだけではなくピンホール部15aにも密着して接着した状態にある。
このように、印刷ガラス12の接着面11aの外周部には、接着フィルム13が直接接着するピンホール部15aを多数設けてあるので、たとえばウレタン系インクのように、接着フィルム13との接着力が弱い場合でも、接着力を補完することができる。その結果、両ガラス11、11間の接合強度が低下することを防止できる。特に、非印刷部15が外周部に設けてあるので、両ガラス11、11の面全体がしっかりと接合される。また、非印刷部15はコーナー部にも設けてあるので、接合強度不足になりやすいコーナー部の接合強度も保持できる。
また、このような構成であるため、接着フィルム13の切断工程の前において接着フィルム13を両ガラス11、11間にしっかりと接着させておくことができる。そのため、接着フィルム13を切断する際に、ガラス11、11間の接着フィルム13が接着力不足により引っ張り出されることを防止できる。すなわち、外周部において接着フィルム13が部分的に欠損することを防止することもできる。
ついで、本発明の他の実施形態に係る什器ついて、図6を参照して説明する。なお、この実施形態においても什器には給電部5が形成されているが、その内部構造は図1、図2と同様であるため、分解斜視図および縦断面図の図示は省略する。
この什器は、長いす1Aである。この長いす1Aは、たとえば病院や役所、複数のスクリーンがある複合映画館などの待合室などに設置されて使用される。長いす1Aの座部8の中央には、天板2よりなる中間卓が設けてある。
この中間卓は荷物置き台としても利用できるが、本実施形態では電子機器7(図2参照)の無接点給電用の載置用の天板2として使用される。すなわち、給電部5が天板2の中央に形成され、その載置面5aが外観露出している。
給電部5は、図1の例と同様に、天板2に開設された開口窓3に、合わせガラス10Aなどの透光性のある平面板10と、無接点給電部21と、状態ランプ22と、スペーサとしてのスポンジ材26とが収容されている(図2も合わせて参照)。なお、開口窓3の開口の内周面には、図1に示したものと同様の段部3aが形成されている。
また、裏板27(図2参照)は開口窓3に対応したものでなくてもよく、長いす1Aの座部8で代用してもよい。つまり、裏板27は、無接点給電部21を平面板10の下面に接触または近接するように、スポンジ材26を介して押圧、支持できるものであればよい。
このように、無接点給電用の給電部5が長いす1Aに形成されているので、長いす1Aに座っている人が、順番待ちなどをしている間に、簡易に、電子機器7の充電をすることができる。
1 テーブル(什器)
1A 長いす(什器)
2 天板
3 開口窓
3a 段部
5 給電部
5a 載置面
7 携帯電話(電子機器)
10 平面板
10A 合わせガラス
11 ガラス
12 印刷ガラス
13 接着フィルム(接着膜)
14 印刷部
15 非印刷部
15a 非印刷ピンホール部(ピンホール部)
20 固定台座枠
21 無接点給電部
22 状態ランプ
26 スポンジ材
27 裏板

Claims (5)

  1. 上下に貫通した開口窓を備え、該開口窓を、すくなくとも一部に透光性を有した平面板で閉塞した天板を有してなり、前記平面板の下方に、電子機器に対し給電を行う無接点給電部および給電状態を報知する状態ランプが配されている什器であって、
    前記平面板が前記開口窓に嵌め入れられており、該平面板の下方において、前記無接点給電部および前記状態ランプが前記開口窓の厚み方向の開口領域内に収容されていることを特徴とする什器。
  2. 請求項1において、
    前記平面板は、インクを付着してなる印刷部と、インク付着のない非印刷部とを透明板に施してなることを特徴とする什器。
  3. 請求項1または2において、
    前記平面板は、ガラス間に接着膜を挟んでなる合わせガラスよりなることを特徴とする什器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、
    前記開口窓の開口縁には、前記平面板を支持する段部が形成されていることを特徴とする什器。
  5. 請求項4において、
    前記平面板は、固定台座枠を介して、前記段部に設置、固定されていることを特徴とする什器。
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