JP2015061374A - Stator - Google Patents
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Abstract
Description
本発明はステータに関し、特に、ステータの構造の改良に関する。 The present invention relates to a stator, and more particularly to an improvement in the structure of the stator.
従来から、回転電機においては、鉄損を減らすために、薄板状の電磁鋼板を積層して形成されるステータコアを有するステータが用いられる。 Conventionally, in a rotating electrical machine, a stator having a stator core formed by laminating thin electromagnetic steel sheets is used to reduce iron loss.
下記特許文献1には、環状のヨークと、このヨークから径方向内側に突出する複数のティースとを有する電磁鋼板を複数積層し、積層方向における電磁鋼板の隙間に接着剤を含浸させることにより、互いの電磁鋼板を固着してステータコアが構成されることが記載されている。 In the following Patent Document 1, by laminating a plurality of electromagnetic steel sheets having an annular yoke and a plurality of teeth protruding radially inward from the yoke, and impregnating an adhesive into a gap between the electromagnetic steel sheets in the lamination direction, It is described that the stator core is configured by fixing the electromagnetic steel plates to each other.
上記特許文献に開示される技術では、積層方向における電磁鋼板の隙間に接着剤を含浸させることにより、互いの電磁鋼板が固着される。このように、積層された電磁鋼板間には、接着剤が含浸するように隙間が設けられているので、コア占積率(ステータコアに占める電磁鋼板の割合)の低いステータコアが形成される。このような低いコア占有率のステータコアは、高いコア占有率のものに比べ、積層方向の厚さが比較的大きくなってしまう。特に、ティース領域におけるコア占有率が低いままだと、コイルエンドの小型化に対応することができないという問題がある。 In the technique disclosed in the above patent document, the magnetic steel sheets are fixed to each other by impregnating the gaps between the magnetic steel sheets in the stacking direction with an adhesive. As described above, since the gap is provided between the laminated electromagnetic steel sheets so that the adhesive is impregnated, a stator core having a low core space factor (ratio of the electromagnetic steel sheets in the stator core) is formed. Such a low core occupancy stator core has a relatively large thickness in the stacking direction compared to a high core occupancy. In particular, if the core occupancy ratio in the teeth region remains low, there is a problem that it is not possible to cope with downsizing of the coil end.
本発明の目的は、積層される電磁鋼板同士を確実に固着しつつ、ティース領域におけるコア占有率を高め、コイルエンドの小型化に対応することができるステータを提供することにある。 An object of the present invention is to provide a stator that can increase the core occupancy ratio in the tooth region and can cope with the downsizing of the coil end while securely fixing the laminated magnetic steel sheets.
本発明は、環状のヨークと、ヨークから径方向内側に突出した複数のティースとが形成された電磁鋼板を積層して構成されるステータコアを有するステータにおいて、積層される電磁鋼板間の隙間であってヨークの隙間に、含浸によって充填され、電磁鋼板同士を固着する接着剤と、ティースを締め付けるようにティースの外周に取り付けられ、積層方向におけるティースの圧縮状態を保持するインシュレータと、を有することを特徴とする。 The present invention relates to a gap between laminated electromagnetic steel sheets in a stator having a stator core formed by laminating an electromagnetic yoke formed with an annular yoke and a plurality of teeth projecting radially inward from the yoke. An adhesive that is filled in the gap between the yokes by impregnation and fixes the magnetic steel sheets together, and an insulator that is attached to the outer periphery of the teeth so as to tighten the teeth and that maintains the compressed state of the teeth in the stacking direction. Features.
本発明のステータによれば、積層される電磁鋼板同士を確実に固着しつつ、ティース領域におけるコア占有率を高め、コイルエンドの小型化に対応することができる。 According to the stator of the present invention, it is possible to increase the core occupancy ratio in the tooth region and securely reduce the coil end while securely bonding the laminated magnetic steel sheets.
以下、本発明に係るステータの実施形態について、図を用いて説明する。具体的なステータの構成を説明する前に、ステータを有する回転電機の構成について、図1を用いて説明する。 Hereinafter, embodiments of a stator according to the present invention will be described with reference to the drawings. Before describing a specific stator configuration, the configuration of a rotating electrical machine having a stator will be described with reference to FIG.
回転電機10は、例えば車両の原動機として用いられる。回転電機10は、ロータシャフト12に固定されるロータ14と、ロータ14を囲うように回転電機10のケース16内に固定されたステータ18とを有する。
The rotating
ロータ14は、ロータシャフト12と同心の円筒状の磁性体であり、例えば電磁鋼板を軸線方向20に積層して構成される。電磁鋼板には軸線方向20に延びる磁石挿入孔22が形成され、この磁石挿入孔22に永久磁石24が挿入され配置される。
The
ロータシャフト12は、ケース16内に設けられる軸受26により回転可能に支持される。本実施形態のロータシャフト12は、回転電機10の出力を車両の駆動輪(図示せず)に伝達する出力シャフトであり、このロータシャフト12と駆動輪は、歯車機構(図示せず)を介して接続される。
The
ステータ18は、ロータ14の周囲に空隙を空けて配置される。ステータ18は、ステータコイル28を有し、このステータコイル28の通電により、ステータ18に回転磁界が発生する。そして、この回転磁界に吸引される力が、永久磁石24を有するロータ14に発生して、ロータ14が回転する。
The
次に、ステータ18の構成について、図2から4を用いて説明する。図2は、本実施形態のステータ18の一部を拡大した平面図であり、図3は、ステータ18の一部を拡大した分解斜視図であり、図4は、図2のA−A線による断面図である。なお、図中の矢印θは周方向を示し、矢印Rは径方向を示す。
Next, the configuration of the
ステータ18は、ロータ14と同心の円筒状の磁性体であるステータコア30を有する。ステータコア30は、環状のヨーク32と、このヨーク32から径方向R内側に突出する複数のティース34とを有する電磁鋼板40を積層方向、すなわち軸線方向20に複数積層して構成される。
The
ティース34は、ヨーク32の内周から径方向Rの内側、すなわち内径側に向けて突出するように形成される。ティース34は、周方向θに所定の間隔をおいて複数設けられる。そして、周方向θにおいて隣り合うティース34の間には、溝状の空間であるスロット36が形成される。ステータコイル28は、スロット36を通るようにして、ティース34に巻き回される。ティース34に装着されたステータコイル28には、コイルエンド28a(図1に示す)が形成される。コイルエンド28aとは、あるスロット36から他のスロット36に橋渡しするときに、軸線方向20におけるティース34の端部から突出するコイル部分のことである。
The
本実施形態のステータ18は、積層された電磁鋼板40の軸線方向20における隙間であって、ヨーク32領域の隙間に、接着剤42を含浸によって充填し、電磁鋼板40同士を固着している。そして、本実施形態のステータ18は、ティース34を締め付けるように、インシュレータ38をティース34の外周に取り付けて、軸方向20におけるティース34の圧縮状態を保持している。このような構成により、ヨーク32領域においては接着剤42により電磁鋼板40同士が接着され、ティース34領域においてはインシュレータ38により積層された電磁鋼板40の圧縮状態が保持されるので、積層された電磁鋼板40が確実に一体化される。そして、インシュレータ38の装着によってティース34領域における軸線方向20の隙間が小さくなるので、ティース34領域のコア占有率を、従来技術のものに比べ高めることができる。コア占有率が高くなると、軸線方向20におけるステータコア30の長さが従来技術のものに比べ小さくなるので、コイルエンド28aの小型化を図ることができる。
The
インシュレータ38の構成について、図2,3を用いて具体的に説明する。インシュレータ38は、絶縁性の樹脂からなり、各ティース34にそれぞれ取り付けられる。インシュレータ38は、図3に示されるように、両端が開口された中空の筒状である。
The configuration of the
インシュレータ38は、治具(図示せず)によりティース34が軸線方向20に圧縮された状態で、ティース34に嵌め合わされる。これにより、ティース34領域における軸線方向20の隙間は、非圧縮状態時の隙間に比べて小さい状態に保持される。また、インシュレータ38がティース34の周囲を取り囲むことにより、ステータコイル28とスタータコア30との間の絶縁性能が確保される。
The
図4は、ステータコア30の一部を強調して拡大した断面図であり、図2のA−A線による断面図である。ヨーク32領域においては、従来技術で述べたように、積層された電磁鋼板40の隙間に接着剤42を含浸させることにより、互いの電磁鋼板40が固着される。一方、ティース34領域においては、積層された電磁鋼板40の隙間には接着剤42が含浸されない。その代わりに、上述したように、ティース34領域における電磁鋼板40同士の固定は、インシュレータ38の装着により行われる。インシュレータ38により軸線方向20におけるティース34の圧縮状態が保持されるので、図4に示されるように、接着剤42が介在するヨーク32領域における隙間に比べ、ティース34領域における隙間を小さくすることができる。その結果、軸線方向20のティース34の長さは、軸線方向20のヨーク32の長さより小さくなる。
FIG. 4 is an enlarged cross-sectional view highlighting a part of the
本実施形態のステータ18によれば、積層された電磁鋼板40のティース34領域における軸線方向20の隙間を小さくし、コア占有率を高めることができるので、軸線方向20のステータコア30の厚さを小さくすることができ、結果として、コイルエンド28aの小型化に対応することができる。また、本実施形態のステータ18においては、ティース34領域において接着剤42が使用されないので、ティース34の隙間からスロット36への接着剤42の膨出(例えば図4のヨーク32領域の外周部を参照)がない。よって、この接着剤42の膨出により、ステータコイル28のスロット36内への挿入が阻害されることはなくなるので、ステータコイル28の装着作業性が向上する。
According to the
本実施形態においては、インシュレータ38は、治具によりティース34が軸線方向20に圧縮された状態で、ティース34に嵌め合わされる場合について説明したが、本発明はこの構成に限定されない。インシュレータ38装着後に、積層方向におけるティース34の圧縮状態が保持されるのであれば、装着前にわざわざ治具を使用しなくてもよい。例えば、図5に示すように、インシュレータ38の一方の入口に傾斜部38aを設け、インシュレータ38のティース34への嵌め合わせだけで、軸線方向20におけるティース34の圧縮状態を実現することができる。
In the present embodiment, the
10 回転電機、12 ロータシャフト、14 ロータ、16 ケース、18 ステータ、20 軸線方向、22 磁石挿入孔、24 永久磁石、26 軸受、28 ステータコイル、30 ステータコア、32 ヨーク、34 ティース、36 スロット、38 インシュレータ、40 電磁鋼板、42 接着剤。
DESCRIPTION OF
Claims (1)
積層される電磁鋼板間の隙間であってヨークの隙間に、含浸によって充填され、電磁鋼板同士を固着する接着剤と、
ティースを締め付けるようにティースの外周に取り付けられ、積層方向におけるティースの圧縮状態を保持するインシュレータと、
を有することを特徴とするステータ。 In a stator having a stator core configured by laminating electromagnetic steel plates formed with an annular yoke and a plurality of teeth protruding radially inward from the yoke,
An adhesive between the electromagnetic steel sheets to be laminated and filled in the gap between the yokes by impregnation, and to fix the electromagnetic steel sheets together;
An insulator which is attached to the outer periphery of the teeth so as to tighten the teeth and holds the compressed state of the teeth in the stacking direction;
A stator comprising:
Priority Applications (1)
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JP2020080629A (en) * | 2018-11-14 | 2020-05-28 | トヨタ自動車株式会社 | Motor core |
WO2020129940A1 (en) * | 2018-12-17 | 2020-06-25 | 日本製鉄株式会社 | Laminated core and rotating electric machine |
JP2020195199A (en) * | 2019-05-28 | 2020-12-03 | 山洋電気株式会社 | Armature of rotary electric machine and insulation method for the same |
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