JP2015060467A - サービス提供装置、サービス提供方法及びサービス提供プログラム - Google Patents

サービス提供装置、サービス提供方法及びサービス提供プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】広告主に対して付加価値のあるサービスを提供すること。
【解決手段】本願に係るサービス提供装置は、算出部と、企画受付部と、サービス提供部とを有する。算出部は、コンテンツを制作するコンテンツ制作者の評価値を算出する。企画受付部は、コンテンツ制作者によって企画された前記コンテンツの企画内容を示す企画情報を受け付ける。サービス提供部は、算出部によって算出された評価値と、企画受付部によって受け付けられた企画情報とを提示するとともに、コンテンツに広告を表示する権利を落札対象とするオークションサービスを提供する。
【選択図】図3

Description

本発明は、サービス提供装置、サービス提供方法及びサービス提供プログラムに関する。
インターネットを介して、ユーザの端末装置に各種コンテンツを配信する配信サービスが知られている。配信サービスの一例として、動画コンテンツと、その動画コンテンツの表示領域に表示される広告コンテンツとを配信する動画配信サービスが知られている。
このような動画配信サービスに関して、番組オークションと呼ばれる技術が提案されている。具体的には、番組オークションでは、スポンサーが任意の出資金額を入札し、他のスポンサーとの競争に勝ち残ったスポンサーだけが番組時間帯のCM枠の放送権利を得る。この番組オークションは、事前に資金の確保を確約する場合に利用される。
特開2003−087825号公報 特表2007−505393号公報
しかしながら、上記の従来技術では、広告主に対して付加価値のあるサービスを提供できるとは限らない。具体的には、上記の従来技術では、単にCM枠の放送権利をオークションによって競争させることに留まり、オークションに参加する広告主に対して、付加価値のあるサービスを提供することは困難である。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、広告主に対して付加価値のあるサービスを提供することができるサービス提供装置、サービス提供方法及びサービス提供プログラムを提供することを目的とする。
本願に係るサービス提供装置は、コンテンツを制作するコンテンツ制作者の評価値を算出する算出手段と、前記コンテンツ制作者によって企画された前記コンテンツの企画内容を示す企画情報を受け付ける企画受付手段と、前記算出手段によって算出された評価値と、前記企画受付手段によって受け付けられた企画情報とを提示するとともに、前記コンテンツに広告を表示する権利を落札対象とするオークションサービスを提供する提供手段と、を備えたことを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、広告主に対して付加価値のあるサービスを提供することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係るサービス提供処理の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係るサービス提供システムの構成例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係るサービス提供装置の構成例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係るオークション記憶部の一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る制作者記憶部の一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る一覧ページの一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係るオークションページの一例を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係るサービス提供システムによるサービス提供処理手順を示すシーケンス図である。 図9は、第2の実施形態に係るサービス提供装置の構成例を示す図である。 図10は、第2の実施形態に係る制作者記憶部の一例を示す図である。 図11は、第2の実施形態に係る予定記憶部の一例を示す図である。 図12は、第2の実施形態に係るサービス提供システムによるサービス提供処理手順を示すシーケンス図である。 図13は、第3の実施形態に係るサービス提供装置の構成例を示す図である。 図14は、第3の実施形態に係る検証部による検証処理の一例を示す図である。 図15は、第4の実施形態に係るサービス提供装置の構成例を示す図である。 図16は、第4の実施形態に係るオークション記憶部の一例を示す図である。 図17は、第5の実施形態に係るサービス提供装置の構成例を示す図である。 図18は、第5の実施形態に係る制作者記憶部の一例を示す図である。 図19は、他の実施形態に係るコンテンツの一例を示す図である。 図20は、サービス提供装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係るサービス提供装置、サービス提供方法及びサービス提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係るサービス提供装置、サービス提供方法及びサービス提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(第1の実施形態)
〔1.サービス提供処理〕
まず、図1を用いて、第1の実施形態に係るサービス提供処理の一例について説明する。図1は、第1の実施形態に係るサービス提供処理の一例を示す図である。図1に示したサービス提供装置100は、コンテンツの制作を企画しているコンテンツ制作者の評価値を提示した上で、そのコンテンツに広告を表示する権利を落札対象とするオークションサービスを提供する。以下では、コンテンツとして、動画を例に挙げて説明する。
図1に示すサービス提供装置100は、コンテンツを制作するコンテンツ制作者の評価値を算出する。評価値の算出処理については後述するが、サービス提供装置100は、例えば過去の制作実績などに基づいて、コンテンツ制作者毎の評価値を算出する。この評価値は、例えば、コンテンツ制作者の信用性や制作能力や企画力などの指標を示す。図1の例の場合、サービス提供装置100は、コンテンツ制作者CP11の評価値「4」を算出し、コンテンツ制作者CP12の評価値「2」を算出し、コンテンツ制作者CP13の評価値「3」を算出する。ここでは、評価値は、「1」〜「5」の5段階によって表され、数値が大きいほど評価が高いものとする。
そして、図1に示すように、サービス提供装置100は、動画を制作する予定であるコンテンツ制作者CP11から、動画の企画内容を示す企画情報と、コンテンツ制作者CP11によって動画に設定される広告枠に関する広告枠情報とを受け付ける(ステップS11)。なお、サービス提供装置100は、企画情報と広告枠情報とを同時に受け付けてもよいし、異なるタイミングで受け付けてもよい。
図1の例の場合、コンテンツ制作者CP11によって送信される企画情報には、コンテンツの種類が動画であること、動画の監督が「X1」であること、動画の出演者が「Y1」、「Y2」及び「Y3」であること、動画の概要が「爽やかな恋愛ドラマ・・・」であることを示す情報が含まれる。また、コンテンツ制作者CP11によって送信される広告枠情報には、動画の冒頭に設定される3本の広告枠と、動画に含まれる各種シーンのうちスマートフォンが使用されるシーンに設定される広告枠と、カフェのシーンに設定される広告枠とに関する情報が含まれる。ここで、スマートフォンが使用されるシーンに設定される広告枠や、カフェのシーンに設定される広告枠は、広告主が宣伝したい商品を映像に登場(出演)させる出演枠を示す。例えば、スマートフォンが使用されるシーンに設定される広告枠を落札した広告主は、動画に出演する出演者に宣伝対象のスマートフォンを利用させることができる。このような特定シーンや出演者と関連付けて動画の本編に広告を表示する手法は、プロダクトプレイスメント(Product Placement)等と呼ばれる。
続いて、サービス提供装置100は、コンテンツ制作者CP11の評価値と、コンテンツ制作者CP11から受け付けた企画情報とを提示するとともに、動画に設定された広告枠に広告を表示する権利を落札対象とするオークションサービスを提供する。すなわち、サービス提供装置100は、コンテンツ制作者CP11が動画の制作を企画している段階で、コンテンツ制作者CP11の評価値を提示するとともに、動画に広告を組み込む権利を落札対象とするオークションを開催する。
図1の例の場合、サービス提供装置100は、コンテンツ制作者CP11の評価値として「4」を広告主に提示する。また、サービス提供装置100は、企画情報に基づいて、コンテンツの種類、監督、出演者、概要を公開するとともに、広告枠情報に基づいて、各広告枠に関するオークションサービスを個別に提供する。具体的には、サービス提供装置100は、動画の冒頭に表示される広告枠A、B及びCと、動画の本編内に表示される広告枠D及びEについて、それぞれ個別にオークションを開催する。
続いて、サービス提供装置100は、それぞれのオークションにおいて広告主から入札を受け付ける(ステップS12)。その後、サービス提供装置100は、オークション開催期間内に最高価格を入札した広告主を落札者に決定し、落札者から落札金の入金を受け付ける(ステップS13)。そして、サービス提供装置100は、落札者から入金された落札金をコンテンツ制作者CP11に入金する(ステップS14)。この後の処理については後に詳述するが、サービス提供装置100は、各広告枠に関するオークションの全てが成立した後、コンテンツ制作者CP11によって制作された動画に、落札者から受け付けた広告データを組み込むことで配信対象の動画を生成する。なお、一般的なウェブページには、ウェブページへのアクセス毎に異なる広告主の広告が表示されるが、実施形態に係る動画等のコンテンツに設定される各広告枠には、落札者に対応する広告データのみが組み込まれる。すなわち、落札者となった広告主は、広告が表示される広告枠を独占することとなる。
このように、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、コンテンツ制作者が動画の制作を企画している段階で、コンテンツ制作者の評価値を提示するとともにオークションを開催する。これにより、サービス提供装置100は、入札者である広告主に対して、コンテンツ制作者の信用性や制作能力や企画力等を把握させることができる。具体的には、サービス提供装置100によって提供されるオークションサービスは、企画段階のコンテンツに広告を表示する権利が落札対象である。このため、入札者である広告主は、入札時にコンテンツの完成品を確認することができない。しかし、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、コンテンツ制作者の評価値を提示するとともにオークションサービスを提供するので、コンテンツの企画段階にオークションを開催する場合であっても、広告主に対して入札時に参考となる情報を提供することができる。このようなことから、サービス提供装置100は、付加価値のあるサービスを広告主に提供することができる。
〔2.サービス提供システムの構成〕
次に、図2を用いて、第1の実施形態に係るサービス提供システムの構成について説明する。図2は、第1の実施形態に係るサービス提供システムの構成例を示す図である。図2に示すように、サービス提供システム1には、制作者端末10と、広告主端末20〜20と、配信サーバ30と、ユーザ端末40〜40と、サービス提供装置100とが含まれる。制作者端末10、広告主端末20〜20、配信サーバ30、ユーザ端末40〜40、及び、サービス提供装置100は、通信網50を介して、有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図2に示したサービス提供システム1には、複数台の制作者端末10や、複数台の配信サーバ30や、複数台のサービス提供装置100が含まれてもよい。
制作者端末10は、コンテンツ制作者によって利用される情報処理装置である。例えば、制作者端末10は、コンテンツ制作者による操作に従って、企画情報や、広告枠情報や、コンテンツ制作者によって制作された動画等のコンテンツをサービス提供装置100に送信する。なお、以下では、制作者端末10をコンテンツ制作者と表記する場合がある。すなわち、以下では、コンテンツ制作者を制作者端末10と読み替えることもできる。
なお、コンテンツ制作者は、企画情報の入稿作業等を代理店に依頼する場合もある。この場合、サービス提供装置100によって提供されるオークションサービスを利用するのは代理店となる。以下では、「コンテンツ制作者」といった表記は、コンテンツ制作者だけでなく代理店を含む概念であり、「制作者端末」といった表記は、制作者端末だけでなく代理店によって利用される代理店端末を含む概念であるものとする。
広告主端末20〜20は、広告主によって利用される情報処理装置である。例えば、広告主端末20〜20は、広告主による操作に従って、サービス提供装置100からオークションサービスに関するウェブページ(以下、「オークションページ」と表記する場合がある)を取得したり、サービス提供装置100に入札情報や広告データを送信したりする。以下では、広告主端末20〜20を区別する必要がない場合には、これらを総称して「広告主端末20」と表記する場合がある。また、以下では、広告主端末20を広告主や入札者や落札者と表記する場合がある。すなわち、以下では、広告主や入札者や落札者を広告主端末20と読み替えることもできる。
なお、広告主は、入札作業等を代理店に依頼する場合もある。この場合、サービス提供装置100によって提供されるオークションサービスを利用するのは代理店となる。以下では、「広告主」といった表記は、広告主だけでなく代理店を含む概念であり、「広告主端末」といった表記は、広告主端末だけでなく代理店によって利用される代理店端末を含む概念であるものとする。
配信サーバ30は、例えば、ウェブサーバ等である。配信サーバ30は、サービス提供装置100から配信対象のコンテンツを受信する。また、配信サーバ30は、ユーザ端末40〜40からの要求に応じて、サービス提供装置100から受信したコンテンツを配信する。
ユーザ端末40〜40は、コンテンツを閲覧するユーザによって利用される情報処理装置である。例えば、ユーザ端末40〜40は、ユーザによる操作に従って、配信サーバ30から動画等のコンテンツを取得し、取得したコンテンツを表示装置(例えば、液晶ディスプレイ)に表示する。以下では、ユーザ端末40〜40を区別する必要がない場合には、これらを総称して「ユーザ端末40」と表記する場合がある。また、以下では、ユーザ端末40をユーザや視聴者と表記する場合がある。すなわち、以下では、ユーザや視聴者をユーザ端末40と読み替えることもできる。
サービス提供装置100は、例えば、ウェブサーバ等である。図1を用いて説明したように、サービス提供装置100は、企画段階のコンテンツに組み込まれる広告枠に関するオークションサービスを提供する。
なお、上述した制作者端末10や広告主端末20やユーザ端末40は、例えば、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット型端末や、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)等により実現される。
〔3.サービス提供装置の構成〕
次に、図3を用いて、第1の実施形態に係るサービス提供装置100の構成について説明する。図3は、第1の実施形態に係るサービス提供装置100の構成例を示す図である。図3に示すように、サービス提供装置100は、通信部110と、オークション記憶部121と、制作者記憶部122と、制御部130とを有する。なお、サービス提供装置100は、サービス提供装置100の管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)によって実現される。かかる通信部110は、通信網50と有線又は無線で接続される。そして、通信部110は、通信網50を介して、制作者端末10や広告主端末20や配信サーバ30との間で情報の送受信を行う。
オークション記憶部121及び制作者記憶部122は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
オークション記憶部121は、オークションに関する各種情報を記憶する。図4に、第1の実施形態に係るオークション記憶部121の一例を示す。図4に示すように、オークション記憶部121は、「企画ID」、「制作者ID」、「企画内容」、「オークションID」、「広告枠情報」、「オークション期間」、「現在価格」、「入札者ID」、「終了日時」といった項目を有する。
「企画ID」は、コンテンツ制作者によって制作することが企画されているコンテンツを識別するための識別情報を示す。「制作者ID」は、コンテンツ制作者を識別するための識別情報を示す。「企画内容」は、コンテンツの企画内容を示す。「オークションID」は、各広告枠に関するオークションを識別するための識別情報を示す。言い換えれば、「オークションID」は、広告枠を識別するための識別情報を示す。「広告枠情報」は、コンテンツに組み込まれる広告枠に関する情報を示す。「オークション期間」は、オークションが開催される期間を示す。「現在価格」は、現時点でオークションに入札されている入札価格の最高額を示す。「入札者ID」は、現時点で最高額の入札価格を入札している入札者である広告主を識別するための広告主IDを示す。「終了日時」は、オークションが終了した日時を示す。
なお、図4では、「終了日時」に日時が格納されていないオークションが開催中又は未開催であり、「終了日時」に日時が格納されているオークションが終了したことを示す。また、「終了日時」に日時が格納されている場合には、現在価格が落札価格に該当し、入札者が落札者に該当する。また、図4の例において、「制作者ID」は、図1に示したコンテンツ制作者に付した参照符号に該当するものとする。例えば、制作者ID「CP11」は、コンテンツ制作者CP11を示す。また、以下では、図4に示した「入札者ID」に記憶されている情報を広告主の参照符号として用いる場合がある。例えば、入札者ID「C11」によって識別される広告主を「広告主C11」と表記する場合がある。
すなわち、図4では、コンテンツ制作者CP11により、企画ID「P101」によって識別されるコンテンツが企画中であり、コンテンツの企画内容が動画等である例を示している。また、図4では、コンテンツに5個の広告枠A〜Eが組み込まれる例を示している。また、図4では、広告枠Aに関するオークションは、オークションID「AU11」によって識別され、同様に、広告枠B〜Eに関する各オークションは、それぞれオークションID「AU12」、「AU13」、「AU14」、「AU15」によって識別される例を示している。また、図4では、広告枠A〜Eに関する各オークションが開催中又は未開催である例を示している。このように、オークション記憶部121は、1つの企画ID(すなわち、企画段階のコンテンツ)に対応付けて、コンテンツに組み込まれる各広告枠に対応するオークションIDを対応付けて記憶する。
なお、オークション記憶部121に記憶される情報は、図4に示した例に限られない。例えば、オークション記憶部121は、オークションID毎に、落札対象を即座に落札することができる価格を示す「即決価格」や、落札対象を落札することができる最小価格を示す「最低落札価格」などを記憶してもよい。これらの「即決価格」及び「最低落札価格」は、例えば、制作者端末10からサービス提供装置100に送信される広告枠情報に含まれ、コンテンツ制作者によって設定される。
制作者記憶部122は、コンテンツ制作者の評価値などを記憶する。図5に、第1の実施形態に係る制作者記憶部122の一例を示す。図5に示すように、制作者記憶部122は、「制作者ID」、「制作済みコンテンツ」、「閲覧数」、「評価値」といった項目を有する。
「制作者ID」は、図4に示した制作者IDに対応する。「制作済みコンテンツ」は、コンテンツ制作者が過去に制作したコンテンツを示す。図5では「制作済みコンテンツ」に「CD11」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、動画等のコンテンツ、又は、コンテンツの格納場所を示すファイルパス名などが格納される。
「閲覧数」は、コンテンツが閲覧された回数を示す。言い換えれば、「閲覧数」は、配信サーバ30によってユーザ端末40にコンテンツが配信された回数を示す。図5では、「閲覧数」に1ヶ月当たりの閲覧数の平均値が記憶される例を示す。「評価値」は、コンテンツ制作者の信用性や制作能力や企画力などの指標を示す。この「評価値」は、後述する算出部142によって算出される。
すなわち、図5では、コンテンツ制作者CP11により、過去にコンテンツ「CD11」、「CD12」、「CD13」、「CD14」が制作された例を示している。また、図5では、コンテンツ「CD11」が1ヶ月当たり10000回閲覧される例を示している。また、図5では、コンテンツ制作者CP11の評価値が「4」であり、コンテンツ制作者CP12の評価値が「2」である例を示している。
図3の説明に戻って、制御部130は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、サービス提供装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(サービス提供プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、企画受付部131と、サービス提供部132と、落札金管理部133と、コンテンツ受付部134と、生成部135と、送信部136と、取得部141と、算出部142とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
企画受付部131は、コンテンツ制作を予定しているコンテンツ制作者(例えば、制作者端末10)から、企画情報及び広告枠情報を受け付ける。具体的には、企画受付部131は、コンテンツ制作者から、コンテンツの企画内容を示す企画情報と、コンテンツ制作者によってコンテンツに設定される広告枠に関する広告枠情報とを受け付ける。そして、企画受付部131は、企画情報及び広告枠情報を受け付けた場合に、新たな企画IDを払い出すとともに、コンテンツに設定される広告枠毎にオークションIDを払い出す。そして、企画受付部131は、企画IDに対応付けて、企画情報をオークション記憶部121の「企画内容」に格納する。また、企画受付部131は、企画IDに対応付けて、広告枠毎のオークションIDをオークション記憶部121に格納し、さらに、各オークションIDに対応付けて、広告枠情報をオークション記憶部121の「広告枠情報」に格納する。このとき、企画受付部131は、企画情報及び広告枠情報の送信元であるコンテンツ制作者に対応する制作者IDについてもオークション記憶部121に格納する。この制作者IDは、例えば、コンテンツ制作者によって企画情報及び広告枠情報とともに送信される。または、サービス提供装置100によって提供される各種サービスを利用する際にログインを要する場合には、コンテンツ制作者のログインID等を制作者IDとしてもよい。
なお、企画受付部131は、例えば企画情報を解析することで、コンテンツの種類、監督、出演者などの各項目に対応する情報を抽出する。例えば、企画情報がXML(Extensible Markup Language)等のマークアップ言語で記述されている場合には、企画受付部131は、企画情報から各項目に対応する情報を容易に抽出することができる。また、企画情報のフォーマットが予め決められている場合には、企画受付部131は、予め決められている形式に基づいて、企画情報から各種情報を容易に抽出することができる。同様に、企画受付部131は、広告枠情報がマークアップ言語で記述されている場合や、広告枠情報のフォーマットが予め決められている場合には、広告枠情報から各種情報を容易に抽出することができる。
また、企画受付部131は、コンテンツ制作者によって設定されたオークション期間を含む広告枠情報を受け付けてもよい。この場合、企画受付部131は、広告枠情報に含まれるオークション期間をオークション記憶部121に格納する。ただし、この例に限られず、企画受付部131は、予め決められているオークション期間をオークション記憶部121に格納してもよい。例えば、企画受付部131は、広告枠情報を受け付けた日時から所定の日数が経過するまでの期間をオークション期間としてもよい。
また、企画受付部131は、企画情報や広告枠情報を入力するための入稿サイトをコンテンツ制作者に提供してもよい。例えば、企画受付部131は、コンテンツの種類や、企画内容等を入力するための入稿サイトを提供する。また、例えば、企画受付部131は、広告枠が再生される時間的な位置(以下、再生位置と表記する場合がある)や、広告枠の再生時間や、広告枠の表示サイズ等を入力するための入稿サイトを提供する。この場合、企画受付部131は、入稿サイトに入力された各種情報を企画情報及び広告枠情報として受け付ける。
サービス提供部132は、後述する算出部142によって算出されるコンテンツ制作者の評価値と、企画受付部131によって受け付けられた企画情報とを提示するとともに、コンテンツ制作者によってコンテンツに設定される広告枠に広告を表示する権利を落札対象とするオークションサービスを提供する。
具体的には、サービス提供部132は、広告主端末20からオークションページの取得要求を受信した場合に、オークションページを広告主端末20に提供する。このとき、サービス提供部132は、コンテンツ制作者の評価値と、コンテンツの企画内容と、広告枠毎のオークションに関する情報とが掲載されているオークションページを提供する。
一例を挙げて説明すると、サービス提供部132は、オークション記憶部121から、企画中のコンテンツに関する各種情報を取得する。図4の例の場合、サービス提供部132は、オークション記憶部121から、企画ID毎に、企画内容や、オークションID毎の広告枠情報、現在価格、入札者ID及び終了日時などを取得する。このとき、サービス提供部132は、開催中のオークションが1つ以上存在する企画IDに対応する各種情報のみを取得する。具体的には、サービス提供部132は、現在日時がオークション期間に含まれ、かつ、終了日時に日付の情報が格納されていないオークションIDに対応する企画IDを特定し、特定した企画IDに対応する各種情報をオークション記憶部121から取得する。また、サービス提供部132は、オークション記憶部121に基づいて、企画IDに対応する制作者IDを特定し、特定した制作者IDに対応する評価値を制作者記憶部122から取得する。
そして、サービス提供部132は、企画中のコンテンツに関する各種情報と、かかるコンテンツを制作する予定であるコンテンツ制作者の評価との一覧が表示されるウェブページである一覧ページを生成する。そして、サービス提供部132は、生成した一覧ページを広告主端末20に送信する。これにより、サービス提供部132は、一覧ページから選択された企画中のコンテンツに対応する企画IDを含む取得要求を広告主端末20から受信する。この場合、サービス提供部132は、取得要求に含まれる企画IDに対応する各種情報を用いて、企画内容等が掲載されているオークションページを生成し、生成したオークションページを広告主端末20に提供する。
また、サービス提供部132は、オークションページを介して、入札価格を含む入札情報を広告主端末20から受信する。この場合、サービス提供部132は、入札対象のオークションを示すオークションIDに対応付けて、入札情報に含まれる入札価格をオークション記憶部121に格納する。このとき、サービス提供部132は、入札情報の送信元である入札者に対応する入札者IDについてもオークション記憶部121に格納する。なお、サービス提供部132は、入札情報とともに入札者IDを受け付けてもよいし、入札者のログインID等を入札者IDとしてもよい。また、サービス提供部132は、オークションが成立した場合には、オークションが終了した日時をオークション記憶部121の終了日時に格納する。
ここで、図6に、第1の実施形態に係る一覧ページの一例を示す。図6に示す例のように、サービス提供部132は、一覧ページW10に、コンテンツの制作を企画しているコンテンツ制作者と、コンテンツ制作者の評価値と、企画概要との一覧を掲載する。また、サービス提供部132は、一覧ページW10に、企画中のコンテンツを選択するための次へボタンを掲載する。なお、企画概要とは、オークション記憶部121に記憶されている企画内容の一部又は全部に該当する。
そして、サービス提供部132は、図6に示した一覧ページW10において、企画中のコンテンツのいずれかが選択された場合に、図7に例示するオークションページW20を広告主端末20に配信する。図7は、第1の実施形態に係るオークションページW20の一例を示す図である。図7では、図4に示した企画ID「P101」に対応するオークションページW20の一例を示す。図7に示す例のように、サービス提供部132は、オークションページW20の企画表示欄R11に、オークション記憶部121に記憶されている企画内容を掲載する。また、サービス提供部132は、オークションページW20の入札表示欄R12に、制作者ID「CP11」に対応付けて制作者記憶部122に記憶されている評価値と、企画ID「P101」に対応付けてオークション記憶部121に記憶されているオークションID毎の広告枠情報等を掲載する。また、サービス提供部132は、オークションページW20のイメージ表示欄R13に、広告枠の再生位置が視認可能なイメージ図を掲載する。このように、サービス提供部132は、広告枠情報に複数の広告枠に関する情報が含まれる場合には、全ての広告枠情報をオークションページW20に掲載するとともに、各広告枠に関するオークションを個別に開催する。
また、ここでは図示することを省略するが、サービス提供部132は、入札表示欄R12に表示されている入札ボタンが押下された場合には、入札価格を入力するための入札ページを広告主端末20に提供する。これにより、サービス提供部132は、入札ページを介して、入札価格を含む入札情報を広告主端末20から受信する。
そして、サービス提供部132は、各広告枠に関する全てのオークションが終了した場合に、全てのオークションが正式に成立したものとする。具体的には、サービス提供部132は、各広告枠に関するオークションのうち一部のオークションが終了した場合であっても、全てのオークションが成立するまでは、かかる一部のオークションが仮に成立した状態であるものとする。図7に示した例の場合、サービス提供部132は、広告枠A〜Eに関する5個のオークションを開催する。ここで、各オークションの開催期間が異なる場合や、各オークションに即決価格が設定されている場合には、5個のオークションが同時に終了するとは限らない。例えば、5個のオークションのうち、広告枠Aに関するオークションのみが終了したものとする。この場合、サービス提供部132は、5個のオークションの全てが成立するまでは、広告枠Aに関するオークションが仮に成立した状態であり、落札者が仮に決定された状態であるものとする。そして、サービス提供部132は、5個のオークションの全てが終了した後に、全てのオークションが正式に成立したものとして、各オークションの落札者を確定させる。すなわち、サービス提供部132は、落札者が決定してオークションが終了するたびにオークション記憶部121に終了日時を格納するが、1つの企画IDに対応付けられている複数のオークションIDのうち、全てのオークションIDに対応する終了日時を格納した場合に、全てのオークションが正式に成立したものとする。
ここで、サービス提供部132は、複数のオークションのうち、一部のオークションが成立しなかった場合には、全てのオークションを不成立としてもよい。オークションが成立しない態様としては、入札件数が1件もなかった場合や、入札価格の最高額が最低落札価格に達しない場合などが挙げられる。この場合に、サービス提供部132は、全てのオークションを再度開催してもよい。または、サービス提供部132は、成立しなかった一部のオークションのみを再度開催してもよい。このとき、サービス提供部132は、再度開催するオークションには、前回の最低落札価格よりも低い最低落札価格を設定してもよい。または、サービス提供部132は、複数のオークションのうち一部のオークションが成立しなかった場合には、その旨をコンテンツ制作者に通知してもよい。そして、サービス提供部132は、コンテンツ制作者からの指示に従って、全てのオークションを再度開催してもよいし、成立しなかった一部のオークションのみを再度開催するか決定してもよい。
なお、図6に示した一覧ページW10は、図示した例に限られない。例えば、サービス提供部132は、コンテンツ制作者の氏名等を掲載してもよい。また、図に示したオークションページW20は、図示した例に限られない。例えば、サービス提供部132は、コンテンツ制作者の氏名等を企画表示欄R11に掲載してもよい。また、例えば、サービス提供部132は、最高価格を入札している入札者に関する情報(例えば、企業名や業種)を表示してもよい。また、例えば、コンテンツ制作者は、コンテンツの制作にかかる費用の想定額として、落札価格の目標額を企画情報に設定してもよい。この場合に、サービス提供部132は、落札価格の目標額を企画表示欄R11に掲載してもよい。また、例えば、サービス提供部132は、オークションの開催期間を入札表示欄R12に掲載してもよい。また、例えば、サービス提供部132は、イメージ表示欄R13にイメージ図を掲載しなくてもよい。
落札金管理部133は、落札者から入金される落札金を管理する。具体的には、落札金管理部133は、落札者から落札金が入金された場合であっても、即座に全ての落札金をコンテンツ制作者に送金せずに蓄積しておく。そして、落札金管理部133は、コンテンツ制作者からコンテンツ制作にかかる費用を請求されるたびに、蓄積している落札金から請求額に相当する金額をコンテンツ制作者に送金する。例えば、落札金管理部133は、コンテンツ制作時に実際に消費した衣料費や撮影費や食費などの請求データや、コンテンツ制作において直近で消費する可能性のある衣料費や撮影費や食費などの請求データを制作者端末10から受信する。そして、落札金管理部133は、受信した請求データに対応する金額をコンテンツ制作者に送金する。なお、落札金管理部133は、オークション記憶部121に記憶されている現在価格(すなわち、落札価格)を用いて、落札金を管理する。
このように、落札金管理部133は、落札者から入金される落札金を即座にコンテンツ制作者に送金せずに、コンテンツ制作者からの要求に応じて徐々に落札金を送金する。これにより、落札金管理部133は、実際にはコンテンツを制作しないコンテンツ制作者に落札金が持ち逃げされることを防止できる。この結果、落札金管理部133は、サービス提供装置100により提供されるオークションサービスが悪用されることを防止できる。
なお、コンテンツ制作者から請求される総額が落札金よりも低い場合には、落札金管理部133によって管理されている落札金は余ることとなる。この場合、落札金管理部133は、コンテンツ制作者がコンテンツを制作した後に、余剰金をコンテンツ制作者に送金してもよい。これにより、落札金管理部133は、コンテンツを完成させたことに対する報酬をコンテンツ制作者に支払うことになるので、コンテンツ制作者の創作意欲を向上させることができる。
また、上記例では、落札金管理部133が落札金をコンテンツ制作者に送金する例を示したが、落札金管理部133は、コンテンツ制作者に送金する金額を算定する処理のみを行ってもよい。そして、サービス提供装置100の管理者等が、落札金管理部133によって算定された金額をコンテンツ制作者に送金してもよい。
コンテンツ受付部134は、コンテンツ制作者(例えば、制作者端末10)から企画情報に対応するコンテンツを受け付ける。例えば、コンテンツ受付部134は、企画情報を送信したコンテンツ制作者がコンテンツを完成させた場合に、コンテンツの完成品を受け付ける。また、コンテンツ受付部134は、落札者(例えば、広告主端末20)から、広告枠に組み込まれる広告データを受け付ける。
なお、広告を表示する権利を有する落札者は、この権利を他の広告主に譲渡してもよい。この場合、コンテンツ受付部134は、落札者に限らず、広告を表示する権利を有する広告主から広告データを受け付ける。以下、単に「落札者」と表記する場合であっても、この落札者には、広告を表示する権利が譲渡された広告主も含まれるものとする。
生成部135は、コンテンツ受付部134によって受け付けられたコンテンツ及び広告データを合成することで、合成コンテンツを生成する。具体的には、生成部135は、サービス提供部132によって提供されるオークションサービスにおいて、所定の企画情報(企画ID)に対応する全てのオークションが成立した後に、合成コンテンツを生成する。このとき、生成部135は、オークション記憶部121に記憶されている広告枠情報に基づいて、コンテンツ制作者によって制作されたコンテンツに設定されている広告枠に、かかる広告枠に広告を表示する権利を落札した広告主の広告データを組み込むことで合成コンテンツを生成する。
なお、上述したように、広告主によって落札される広告枠は、プロダクトプレイスメントのように、宣伝商品を映像に登場させる出演枠に該当する場合もある。この場合、コンテンツ制作者は、例えば落札者である広告主から宣伝商品を受け取り、受け取った宣伝商品を用いて動画等のコンテンツを制作することになる。このため、広告枠がプロダクトプレイスメントである場合には、コンテンツ制作者が、広告データを含む合成コンテンツを制作することになる。すなわち、コンテンツ受付部134によって受け付けられたコンテンツが合成コンテンツに該当する場合がある。このようなことから、上述した生成部135は、コンテンツに設定される広告枠がプロダクトプレイスメントのみである場合には、合成コンテンツの生成処理を行わない。言い換えれば、生成部135は、図1等に示した広告枠A〜Cのように、コンテンツの完成品に組み込むことが可能な広告枠がコンテンツに設定されている場合に、上述した合成コンテンツの生成処理を行う。
送信部136は、生成部135によって生成された合成コンテンツ、又は、コンテンツ受付部134によって受け付けられた合成コンテンツを配信サーバ30に送信する。これにより、配信サーバ30は、ユーザ端末40からの要求に応じて、広告データが組み込まれた合成コンテンツをユーザ端末40に配信することとなる。
取得部141は、上述してきたコンテンツ制作者の評価値を算出する際に用いる各種情報を取得する。具体的には、取得部141は、生成部135によって生成された合成コンテンツを、コンテンツ制作者の制作者IDに対応付けて、制作者記憶部122の制作済みコンテンツに格納する。すなわち、取得部141は、生成部135によって生成された合成コンテンツを、コンテンツ制作者によって過去に制作されたコンテンツとして制作者記憶部122に格納する。ただし、この例に限られず、取得部141は、コンテンツ受付部134によって受け付けられたコンテンツを制作者記憶部122の制作済みコンテンツに格納してもよい。
また、取得部141は、定期的に配信サーバ30にアクセスすることで、合成コンテンツ毎の配信数を配信サーバ30から取得する。そして、取得部141は、各合成コンテンツの配信数を、かかる合成コンテンツ(制作済みコンテンツ)に対応付けて、制作者記憶部122の閲覧数に格納する。このとき、取得部141は、配信サーバ30から取得した合成コンテンツ毎の配信数を蓄積しておき、所定期間(例えば、1ヶ月)当たりの閲覧数の平均値を算出し、算出した閲覧数の平均値を制作者記憶部122の閲覧数に格納する。
算出部142は、コンテンツ制作者の評価値を算出する。具体的には、第1の実施形態に係る算出部142は、制作者記憶部122に記憶されている制作済みコンテンツ及び閲覧数に基づいて、コンテンツ制作者の評価値を算出する。そして、算出部142は、算出した評価値を制作者記憶部122に格納する。ここで、算出部142による算出処理について、いくつか例を挙げて説明する。
例えば、算出部142は、制作者記憶部122に記憶されている制作済みコンテンツの数が多いほど、高い評価値を算出する。図5の例の場合、コンテンツ制作者CP11が4個のコンテンツを過去に制作し、コンテンツ制作者CP12が3個のコンテンツを過去に制作したことを示す。この場合、算出部142は、コンテンツ制作者CP12の評価値よりも、コンテンツ制作者CP11の評価値を高く算出する。これは、過去に制作したコンテンツの数が多いコンテンツ制作者ほど、コンテンツの制作経験や制作能力が高いといえるからである。
また、例えば、算出部142は、制作者記憶部122に記憶されている閲覧数の総計が多いほど、高い評価値を算出する。図5の例の場合、コンテンツ制作者CP11によって過去に制作されたコンテンツの閲覧回数が総計120000回であり、コンテンツ制作者CP12によって過去に制作されたコンテンツの閲覧回数が総計49000回であることを示す。この場合、算出部142は、コンテンツ制作者CP12の評価値よりも、コンテンツ制作者CP11の評価値を高く算出する。これは、コンテンツ制作者CP12よりもコンテンツ制作者CP11の方が、多くのユーザに閲覧される優れたコンテンツを制作しており、企画力が高いといえるからである。
また、例えば、算出部142は、閲覧数が増加傾向にあるか否かに基づいて評価値を算出してもよい。具体的には、算出部142は、新たに制作された合成コンテンツほど閲覧数が多い場合には、高い評価値を算出する。例えば、図5の例において、コンテンツ制作者CP11が、合成コンテンツ「CD11」、「CD12」、「CD13」、「CD14」の順に制作し、コンテンツ制作者CP12が、合成コンテンツ「CD21」、「CD22」、「CD23」の順に制作したものとする。この場合、コンテンツ制作者CP11によって制作された合成コンテンツは、新しいほど閲覧数が多い。一方、コンテンツ制作者CP12によって制作された合成コンテンツは、新しいほど閲覧数が少ない。この場合、算出部142は、閲覧数が減少傾向にあるコンテンツ制作者CP12の評価値よりも、閲覧数が増加傾向にあるコンテンツ制作者CP11の評価値を高く算出する。これは、コンテンツ制作者CP11は、制作能力が向上しており、今後制作するコンテンツが多くのユーザに閲覧される見込みがあるからである。
なお、算出部142は、上述した「制作済みコンテンツの数」、「閲覧数」、「閲覧数の増加傾向」といった評価要素のうち、2以上の評価要素を用いてコンテンツ制作者の評価値を算出してもよい。
〔4.サービス提供処理手順〕
次に、図8を用いて、第1の実施形態に係るサービス提供システム1によるサービス提供処理の手順について説明する。図8は、第1の実施形態に係るサービス提供システム1によるサービス提供処理手順を示すシーケンス図である。なお、図8では、1台の広告主端末20のみを示すが、実際には複数台の広告主端末20が存在する。
図8に示すように、コンテンツ制作者は、制作者端末10を用いて企画情報及び広告枠情報をサービス提供装置100に送信する(ステップS101)。この場合、サービス提供装置100は、企画情報及び広告枠情報をオークション記憶部121に格納する。
なお、図8の例では、コンテンツ制作者が企画情報及び広告枠情報を同時に送信する例を示した。しかし、コンテンツ制作者は、企画情報と広告枠情報とを異なるタイミングで送信してもよい。例えば、コンテンツ制作者は、企画情報の後に広告枠情報をサービス提供装置100に送信してもよい。また、例えば、コンテンツ制作者は、上述した入稿サイトに各種情報を入力することで、企画情報及び広告枠情報をサービス提供装置100に送信してもよい。この場合、コンテンツ制作者は、最初に企画情報を入稿サイトに入力し、別の日などに広告枠情報を入稿サイトに入力してもよい。
続いて、サービス提供装置100は、広告主端末20からオークションページの取得要求を受信する(ステップS102)。例えば、サービス提供装置100は、図6に例示した一覧ページを介して、オークションページの取得要求を受信する。この場合、サービス提供装置100は、コンテンツの企画内容が掲載されたオークションページを広告主端末20に提供する(ステップS103)。そして、サービス提供装置100は、オークションページを介して、入札価格を含む入札情報を広告主端末20から受信する(ステップS104)。このようにして、サービス提供装置100は、複数の広告主端末20から入札情報を受信する。
そして、サービス提供装置100は、広告主端末20から受信した入札情報に基づいて、落札者を決定する(ステップS105)。例えば、サービス提供装置100は、オークション開催期間が満了した日時に最高価格を入札している広告主を落札者に決定する。そして、サービス提供装置100は、落札者から入金される落札金を管理する。この後に、サービス提供装置100は、コンテンツ制作者から制作費を請求された場合に、落札金の中から請求額をコンテンツ制作者に送金する。
また、落札者は、広告主端末20を用いて広告データをサービス提供装置100に送信する(ステップS106)。また、コンテンツ制作者は、コンテンツを制作した場合に、制作者端末10を用いてコンテンツをサービス提供装置100に送信する(ステップS107)。
そして、サービス提供装置100は、コンテンツ制作者から受け付けたコンテンツに、広告主から受け付けた広告データを組み込むことで合成コンテンツを生成し、生成した合成コンテンツを配信サーバ30に送信する(ステップS108)。
〔5.効果〕
上述してきたように、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、算出部142と、企画受付部131と、サービス提供部132とを有する。算出部142は、コンテンツを制作するコンテンツ制作者の評価値を算出する。企画受付部131は、コンテンツ制作者によって企画されたコンテンツの企画内容を示す企画情報を受け付ける。サービス提供部132は、算出部142によって算出された評価値と、企画受付部131によって受け付けられた企画情報とを提示するとともに、コンテンツに広告を表示する権利を落札対象とするオークションサービスを提供する。
これにより、第1の実施形態に係るサービス提供装置100は、コンテンツの企画段階でオークションを開催する場合であっても、入札者である広告主に対して、コンテンツ制作者の信用性や制作能力等を把握させることができるので、広告主に安心して入札させることができる。この結果、サービス提供装置100は、付加価値のあるサービスを広告主に提供することができる。
また、第1の実施形態に係るサービス提供装置100において、算出部142は、コンテンツ制作者によって過去に制作された制作済みコンテンツの実績に基づいて、コンテンツ制作者の評価値を算出する。例えば、算出部142は、制作済みコンテンツの数、又は、制作済みコンテンツがユーザに閲覧された閲覧数が多いほど、コンテンツ制作者の評価値を高く算出する。
これにより、実施形態に係るサービス提供装置100は、コンテンツ制作者の制作能力や企画力等に基づく評価値を高精度に算出することができるので、付加価値の高いサービスを広告主に提供することができる。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、過去に制作されたコンテンツに基づいてコンテンツ制作者の評価値を算出する例を示した。第2の実施形態では、企画中のコンテンツの制作状況に応じて、コンテンツ制作者の評価値を動的に算出する例を示す。
〔1.サービス提供装置の構成〕
まず、図9を用いて、第2の実施形態に係るサービス提供装置200の構成について説明する。図9は、第2の実施形態に係るサービス提供装置200の構成例を示す図である。図9に示すように、サービス提供装置200は、制作者記憶部222と、予定記憶部223と、制御部230とを有する。
制作者記憶部222は、コンテンツ制作者毎に、コンテンツ制作者の評価値を記憶する。図10に、第2の実施形態に係る制作者記憶部222の一例を示す。図10に示すように、制作者記憶部222は、「制作者ID」、「評価値」といった項目を有する。すなわち、制作者記憶部222は、図5に示した制作者記憶部122と比較して、「制作済みコンテンツ」、「閲覧数」といった項目を有しない。
予定記憶部223は、企画段階のコンテンツの作業予定に関する予定情報を記憶する。図11に、第2の実施形態に係る予定記憶部223の一例を示す。図11に示すように、予定記憶部223は、「企画ID」、「予定日」、「作業工程」といった項目を有する。「企画ID」は、図4に示した企画IDに対応する。「予定日」は、作業工程が終了する予定日を示す。「作業工程」は、企画情報に対応するコンテンツを制作する際に要する工程を示す。
すなわち、図11では、企画ID「P101」によって識別されるコンテンツの企画が、2013年9月1日までに決定される予定である例を示す。また、図11では、かかるコンテンツの出演者が、2013年9月10日までに決定される予定である例を示す。また、図11では、かかるコンテンツの撮影が、2013年9月20日までに開始される予定である例を示す。また、図11では、かかるコンテンツが、2013年10月20日までに完成する予定である例を示す。なお、後述するが、予定記憶部223に記憶される予定情報はコンテンツ制作者によって送信される。
図9の説明に戻って、制御部230は、図9に示すように、企画受付部231と、取得部241と、算出部242とを有する。企画受付部231は、コンテンツ制作者から、企画情報及び広告枠情報に加えて、予定情報を受け付ける。具体的には、企画受付部231は、企画情報に対応するコンテンツを制作する際に要する作業工程と、かかる作業工程が終了する予定日との組合せを含む予定情報を受け付ける。そして、企画受付部231は、企画IDに対応付けて、コンテンツ制作者から受け付けた予定情報を予定記憶部223に格納する。
なお、企画受付部231は、予定情報を入力するための入稿サイトをコンテンツ制作者に提供してもよい。例えば、企画受付部231は、コンテンツ制作における作業工程(マイルストーン等と呼ばれる場合がある)や、かかる作業工程が終了する予定日時等を入力するための入稿サイトを提供する。この場合、企画受付部231は、入稿サイトに入力された各種情報を予定情報として受け付ける。
取得部241は、コンテンツ制作を企画しているコンテンツ制作者から、コンテンツ制作の進捗に関する進捗情報を取得する。具体的には、取得部241は、現在日時が予定記憶部223に記憶されている予定日である場合に、かかる予定日に対応する作業工程を予定記憶部223から取得するとともに、かかる予定日に対応付けて予定記憶部223に記憶されている企画IDを取得する。そして、取得部241は、オークション記憶部121を参照することで、予定記憶部223から取得した企画IDに対応する制作者IDを特定する。これにより、取得部241は、コンテンツ製作を企画しているコンテンツ制作者を特定する。そして、取得部241は、特定したコンテンツ制作者が利用する制作者端末10に対して、進捗情報を送信することを要求する送信要求を通知する。具体的には、取得部241は、前述において予定記憶部223から取得した作業工程の終了日時を送信するよう要求する。この場合、コンテンツ制作者は、制作者端末10を用いて、かかる作業工程の終了日時を含む進捗情報をサービス提供装置200に送信する。なお、コンテンツ制作者は、作業工程が終了していない場合には、終了していないことを示す進捗情報をサービス提供装置200に送信する。このようにして、取得部241は、制作者端末10から進捗情報を取得する。
なお、取得部241は、進捗情報を入力するための進捗入力サイトをコンテンツ制作者に提供してもよい。例えば、取得部241は、予定記憶部223に記憶されている予定日及び作業工程が表示される表示欄と、作業工程毎に終了日時を入力するための入力欄とを含む進捗入力用のウェブページを制作者端末10に配信する。この場合、取得部241は、進捗入力用のウェブページに入力された各種情報を進捗情報として取得する。
算出部242は、取得部241によって取得された進捗情報と、予定記憶部223に記憶されている各種情報とに基づいて、コンテンツ制作者の評価値を算出する。具体的には、算出部242は、取得部241によって進捗情報が取得された場合に、進捗情報に含まれる終了日時と、予定記憶部223に記憶されている予定日とを比較する。これにより、算出部242は、コンテンツ制作者によるコンテンツ制作が当初の予定通りに進捗しているか否かを判定する。そして、算出部242は、コンテンツ制作の進捗が遅延しているほど低い評価値を算出し、コンテンツ制作が予定日よりも早く進捗しているほど高い評価値を算出する。これは、当初の予定通りにコンテンツ制作が進んでいるコンテンツ制作者ほど、信用性が高いと言えるからである。
このようにして、算出部242は、取得部241によって進捗情報が取得されるたびに、コンテンツ制作者の評価値を算出し、算出した評価値を制作者記憶部222に格納する。すなわち、第2の実施形態に係る算出部242は、オークション開催中に、コンテンツ制作者の評価値を順次算出する。このため、第2の実施形態に係るサービス提供部132は、オークション開催中に変動する可能性のある評価値をオークションページに掲載することとなる。
〔2.サービス提供処理手順〕
次に、図12を用いて、第2の実施形態に係るサービス提供システム1によるサービス提供処理の手順について説明する。図12は、第2の実施形態に係るサービス提供システム1によるサービス提供処理手順を示すシーケンス図である。
図12に示すように、コンテンツ制作者は、制作者端末10を用いて、企画情報と広告枠情報と予定情報とをサービス提供装置200に送信する(ステップS201)。この場合、サービス提供装置200は、企画情報及び広告枠情報をオークション記憶部121に格納するとともに、予定情報を予定記憶部223に格納する。なお、コンテンツ制作者は、企画情報、広告枠情報、予定情報を異なるタイミングで送信してもよい。
続いて、サービス提供装置200は、現在日時が予定記憶部223に記憶されている予定日である場合に、進捗情報を送信するよう制作者端末10に要求する(ステップS202)。これにより、制作者端末10は、コンテンツ制作者の操作に従って、進捗情報をサービス提供装置200に送信する(ステップS203)。そして、サービス提供装置200は、予定記憶部223に記憶されている予定日と、制作者端末10から受信した進捗情報とに基づいて、コンテンツ制作者の評価値を算出する(ステップS204)。そして、サービス提供装置200は、制作者記憶部222に記憶されている評価値をステップS204において算出した評価値に更新する。そして、サービス提供装置200は、現在日時が予定記憶部223に記憶されている予定日になるたびに、進捗情報を要求する処理や、進捗情報を受信する処理や、評価値を算出する処理を繰り返し行う。
続いて、サービス提供装置200は、オークションを開催する日時になった場合に、オークションサービスの提供を開始する(ステップS205)。具体的には、サービス提供装置200は、広告主端末20からオークションページの取得要求を受信した場合に、オークションページを広告主端末20に提供する。
そして、サービス提供装置200は、オークションサービスを提供している最中であっても、現在日時が予定記憶部223に記憶されている予定日になるたびに、上述した進捗情報を要求する処理や、進捗情報を受信する処理や、評価値を算出する処理を繰り返し行う(ステップS206〜S208)。
〔3.効果〕
上述してきたように、第2の実施形態に係るサービス提供装置200は、企画受付部231と、取得部241と、算出部242とを有する。企画受付部231は、コンテンツの作業予定に関する予定情報をさらに受け付ける。取得部241は、コンテンツ制作者によって企画されたコンテンツの制作に関する進捗情報を取得する。算出部242は、企画受付部231によって受け付けられた予定情報と、取得部241によって取得された進捗情報とに基づいて、コンテンツ制作者の評価値を算出する。
例えば、企画受付部231は、企画情報に対応するコンテンツを制作する際に要する作業工程と、かかる作業工程が終了する予定日との組合せを予定情報として受け付ける。また、取得部241は、予定情報に含まれる予定日毎に、かかる予定日に対応する作業工程の終了日を進捗情報として取得する。また、算出部242は、取得部241によって取得された終了日が企画受付部231によって受け付けられた予定日よりも遅延しているほど、コンテンツ制作者の評価値を低く算出する。
これにより、第2の実施形態に係るサービス提供装置200は、コンテンツ制作者の信頼性に基づく評価値を高精度に算出することができる。例えば、サービス提供装置200は、予定通りにコンテンツ制作を進めているコンテンツ制作者の評価値を高く算出し、コンテンツ制作が遅延しているコンテンツ制作者や、コンテンツ制作を放棄する可能性のあるコンテンツ制作者の評価値を低く算出することができる。そして、サービス提供装置200は、このように算出した評価値を広告主に提示することで、付加価値の高いサービスを提供することができる。
〔4.変形例〕
上述してきたサービス提供装置200は、企画中のコンテンツの進捗状況に応じて、コンテンツ制作者の評価値を更新する例を示した。しかし、サービス提供装置200の算出部242は、コンテンツ制作者が過去に制作したコンテンツにおける進捗の実績に基づいて、コンテンツ制作者の評価値を算出してもよい。この場合、図11に示した予定記憶部223は、作業工程毎に、かかる作業工程が実際に終了した終了日を記憶する。また、予定記憶部223は、制作済みのコンテンツに関する各種情報についても履歴情報として記憶する。そして、算出部242は、企画受付部231によって企画情報が受け付けられた場合に、予定記憶部223に記憶されている予定日と終了日とを比較することで、過去に制作されたコンテンツが予定通りに制作されたか否かを判定する。そして、算出部242は、予定通りにコンテンツを制作したコンテンツ制作者や、予定より早くコンテンツを制作したコンテンツ制作者ほど評価値を高く算出し、予定よりも遅延してコンテンツを制作したコンテンツ制作者ほど評価値を低く算出する。このように、算出部242は、過去の制作実績に基づいて、コンテンツ制作者毎の評価値を算出してもよい。
また、算出部242は、コンテンツ制作者毎に、コンテンツの納品率を算出してもよい。具体的には、算出部242は、コンテンツ受付部134によってコンテンツが受け付けられた回数を、企画受付部231によって企画情報が受け付けられた回数で除算することにより、コンテンツ制作者毎の納品率を算出する。そして、サービス提供部132は、算出部242によって算出された納品率をオークションページに掲載する。また、サービス提供部132は、オークションページにコンテンツ制作者に関する情報を掲載してもよい。例えば、サービス提供部132は、コンテンツ制作者が過去に制作したコンテンツにアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)や、コンテンツ制作者が紹介されているウェブページへのURL等を掲載してもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、配信サーバ30に送信される合成コンテンツと、コンテンツの企画内容等との整合性に基づいて、コンテンツ制作者の評価値を算出する例を示す。
〔1.サービス提供装置の構成〕
まず、図13を用いて、第3の実施形態に係るサービス提供装置300の構成について説明する。図13は、第3の実施形態に係るサービス提供装置300の構成例を示す図である。図13に示すように、サービス提供装置300の制御部330は、検証部341と、算出部342とを有する。
検証部341は、生成部135によって生成された合成コンテンツと、企画情報によって示される企画内容との整合性を検証する。具体的には、検証部341は、生成部135によって合成コンテンツが生成された場合に、生成された合成コンテンツの内容と、オークション記憶部121に記憶されている企画内容及び広告枠情報との整合が取れているか否かを検証する。
図14に、第3の実施形態に係る検証部341による検証処理の一例を示す。図14に示した例では、企画受付部131は、企画情報PD10及び広告枠情報QD10を受け付け、オークション記憶部121に格納する。また、生成部135は、コンテンツ制作者が制作したコンテンツに、落札者から受け付けた広告データを組み込んだ合成コンテンツCD1を生成する。この合成コンテンツCD1には、動画の内容を示すメタデータMD10が付与される。図14の例の場合、メタデータMD10には、コンテンツの種類や、監督及び出演者に関する情報や、広告枠の再生位置に関する情報が含まれる。
このような状況において、検証部341は、メタデータMD10を解析することで、コンテンツの種類、監督、出演者、及び、広告枠の再生位置などの各項目に対応するキーワードを抽出する。例えばメタデータMD10がマークアップ言語で記述されている場合等には、検証部341は、メタデータMD10から各項目に対応するキーワードを容易に抽出することができる。そして、検証部341は、オークション記憶部121に記憶されている企画情報PD10及び広告枠情報QD10と、メタデータMD10から抽出したキーワードとの一致度を項目毎に検証する。
なお、検証部341によって同一性が検証される項目としては、「コンテンツの種類」、「コンテンツの企画内容(監督、出演者、概要など)」、「広告枠の数」、「広告枠の再生位置」、「広告枠の再生時間」、「広告枠の大きさ」などが挙げられる。また、例えば企画情報にコンテンツの作成期限が含まれる場合には、検証部341は、コンテンツが期限内に制作されたか否かを検証してもよい。
算出部342は、検証部341による検証結果に基づいて、コンテンツ制作者の評価値を算出する。具体的には、算出部342は、検証部341によって検証された項目毎の一致度が高いほど高い評価値を算出し、項目毎の一致度が低いほど低い評価値を算出する。これは、当初の企画通りにコンテンツを制作したコンテンツ制作者ほど、信用性が高いと言えるからである。
なお、上述した検証部341は、コンテンツ制作者毎に、企画内容や広告枠情報と整合性のあるコンテンツを生成したか否かの実績情報を蓄積してもよい。そして、算出部342は、検証部341により蓄積された実績情報に基づいて、コンテンツ制作者の評価値を算出してもよい。
また、上述した検証部341は、図14の例において、キーワードが一致していない項目数が所定の閾値以上である場合に、合成コンテンツと企画内容や広告枠情報との整合が取れていないと判定してもよい。この場合に、検証部341は、合成コンテンツを送信部136に出力せずに、コンテンツ制作者の制作者端末10に対して、整合が取れていない旨の通知を行うなどして処理を終了してもよい。また、落札金管理部133は、検証部341によって整合が取れていないと判定された場合には、落札金を落札者に返金してもよい。
また、サービス提供部132は、過去に整合性のないコンテンツを所定回数よりも多く制作したコンテンツ制作者に対してペナルティを科してもよい。例えば、サービス提供部132は、企画情報及び広告枠情報の投稿を禁止するペナルティや、制作済みのコンテンツをユーザ端末40に配信することを配信サーバ30に停止させるペナルティ等を科してもよい。
〔2.効果〕
上述してきたように、第3の実施形態に係るサービス提供装置300は、生成部135と、検証部341と、算出部342とを有する。生成部135は、コンテンツ制作者によって制作されたコンテンツと、コンテンツに広告を表示する権利を落札した広告主に対応する広告データとを組み込んだ合成コンテンツを生成する。検証部341は、生成部135によって生成された合成コンテンツと企画情報によって示される企画内容との整合性を検証する。算出部342は、検証部341による検証結果に基づいて、コンテンツ制作者の評価値を算出する。
これにより、第3の実施形態に係るサービス提供装置300は、コンテンツ制作者の信頼性に基づく評価値を算出することができる。例えば、サービス提供装置300は、企画段階で提示した企画情報と合致しているコンテンツを制作したコンテンツ制作者の評価値を高く算出し、企画情報と乖離しているコンテンツを制作したコンテンツ制作者の評価値を低く算出することができる。そして、サービス提供装置300は、このように算出した評価値を広告主に提示することで、付加価値の高いサービスを提供することができる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、過去に開催されたオークションに関するオークション情報に基づいて、コンテンツ制作者の評価値を動的に算出する例を示す。
〔1.サービス提供装置の構成〕
まず、図15を用いて、第4の実施形態に係るサービス提供装置400の構成について説明する。図15は、第4の実施形態に係るサービス提供装置400の構成例を示す図である。図15に示すように、サービス提供装置400は、制作者記憶部222と、オークション記憶部421と、制御部430とを有する。制作者記憶部222は、図10に示した例と同様である。
図16に、第4の実施形態に係るオークション記憶部421の一例を示す。図16に示すように、オークション記憶部421は、オークション情報の一例として、「総入札数」、「総落札価格」といった情報を記憶する。なお、図16では図示することを省略したが、オークション記憶部421は、図4に示した「企画内容」、「広告枠情報」、「オークション期間」、「現在価格」、「入札者ID」についても記憶する。
「総入札数」は、企画IDに対応する各オークションに入札された入札数の合計を示す。「総落札価格」は、企画IDに対応する各オークションにおける落札価格の総額を示す。これらの「総入札数」及び「総落札価格」は、企画IDに対応する全てのオークションが終了した後に、サービス提供部132によって格納される。図16では、企画ID「P11」、「P12」、「P21」に対応する各オークションは終了しており、企画ID「P101」に対応する各オークションは終了していない例を示す。すなわち、図16に示したオークション記憶部421は、企画ID「P11」、「P12」及び「P21」に対応する各種情報を履歴情報として記憶する。
制御部430は、算出部442を有する。算出部442は、オークション記憶部421に記憶されているオークション情報に基づいて、コンテンツ制作者の評価値を算出する。そして、算出部442は、算出した評価値を制作者記憶部222に格納する。ここで、算出部442による算出処理について、いくつか例を挙げて説明する。
例えば、算出部442は、コンテンツ制作者毎に、かかるコンテンツ制作者による過去の企画に対して開催されたオークションに関するオークション情報をオークション記憶部421から取得する。具体的には、算出部442は、オークション情報として、総入札数を取得する。そして、算出部442は、総入札数が多いほど、コンテンツ制作者の評価値を高く算出する。図16の例の場合、算出部442は、コンテンツ制作者CP11による過去の企画として、企画ID「P11」及び「P12」を特定する。そして、算出部442は、企画ID「P11」に対応する総入札数「1600」と、企画ID「P12」に対応する総入札数「2000」とを取得する。そして、算出部442は、双方の総入札数の平均値「1800」に基づいて、コンテンツ制作者CP11の評価値を算出する。例えば、算出部442は、評価値の段階毎に総入札数の閾値を保持し、総入札数の平均値「1800」が超える閾値に対応する評価値をコンテンツ制作者CP11の評価値とする。同様にして、算出部442は、コンテンツ制作者CP12の評価値を算出する。
また、上記例に限られず、算出部442は、総落札価格が多いほど、コンテンツ制作者の評価値を高く算出してもよい。図16の例の場合、算出部442は、コンテンツ制作者CP11による過去の企画として、企画ID「P11」及び「P12」を特定する。そして、算出部442は、企画ID「P11」に対応する総落札価格「380000」と、企画ID「P12」に対応する総落札価格「460000」とを取得する。そして、算出部442は、双方の総落札価格の平均値「420000」に基づいて、コンテンツ制作者CP11の評価値を算出する。例えば、算出部442は、評価値の段階毎に総落札価格の閾値を保持し、総落札価格の平均値「420000」が超える閾値に対応する評価値をコンテンツ制作者CP11の評価値とする。同様にして、算出部442は、コンテンツ制作者CP12の評価値を算出する。
〔2.効果〕
このように、第4の実施形態に係るサービス提供装置400において、算出部442は、コンテンツ制作者が過去に企画したコンテンツに広告を表示する権利に関するオークションにおける入札数又は落札価格を含むオークション情報に基づいて、コンテンツ制作者の評価値を算出する。
これにより、第4の実施形態に係るサービス提供装置400は、過去に開催されたオークションに基づいて、コンテンツ制作者の評価値を高精度に算出することができる。例えば、企画内容が優れている場合には、多くのユーザにコンテンツが閲覧されることが予想されるので、オークションの入札数や落札価格は増大する傾向にある。すなわち、サービス提供装置400は、過去に開催されたオークションに関するオークション情報を用いることで、過去に優れた企画情報を提示したコンテンツ制作者ほど高い評価値を算出することができる。そして、サービス提供装置400は、このように算出した評価値を広告主に提示することで、付加価値の高いサービスを提供することができる。
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、企画中のコンテンツがユーザに閲覧される閲覧回数を予測し、予測結果に応じてコンテンツ制作者の評価値を算出する例を示す。なお、以下では、コンテンツがユーザに閲覧される回数を「PV(page view)数」と表記する場合がある。また、以下では、PV数の予測値を「予測PV数」と表記する場合がある。
〔1.サービス提供装置の構成〕
まず、図17を用いて、第5の実施形態に係るサービス提供装置500の構成について説明する。図17は、第5の実施形態に係るサービス提供装置500の構成例を示す図である。図17に示すように、サービス提供装置500は、制作者記憶部522と、制御部530とを有する。
制作者記憶部522は、コンテンツ制作者によって過去に制作されたコンテンツに関する各種情報を記憶する。図18に、第5の実施形態に係る制作者記憶部522の一例を示す。図18に示すように、制作者記憶部522は、「制作者ID」、「制作済みコンテンツ」、「カテゴリ」、「閲覧日時」、「閲覧数」、「評価値」といった項目を有する。
「制作者ID」は、図5に示した制作者IDに対応する。「制作済みコンテンツ」は、図5に示した制作済みコンテンツに対応する。「カテゴリ」は、制作済みコンテンツが属するカテゴリを示す。制作済みコンテンツのカテゴリの例としては、ドラマ、フィクション、アニメーション等が挙げられる。なお、コンテンツのカテゴリは、例えば企画情報に含まれ、コンテンツ制作者に設定される。ただし、コンテンツのカテゴリは、完成後のコンテンツを確認したサービス提供装置500又は配信サーバ30の管理者等によって設定されてもよい。「閲覧日時」は、コンテンツが閲覧された日時を示す。図18の例では、「閲覧日時」には年月日時分秒のうち年月を示す情報が格納される。「閲覧数」は、コンテンツが閲覧された回数を示す。言い換えれば、「閲覧数」は、配信サーバ30によってユーザ端末40にコンテンツ(実際には、合成コンテンツ)が配信された回数を示す。図18では、「閲覧数」に、1ヶ月毎の閲覧数が記憶される例を示す。「評価値」は、図5に示した評価値に対応する。
すなわち、図18では、コンテンツ制作者CP11により、過去にコンテンツ「CD11」や「CD12」が制作された例を示している。また、図18では、コンテンツ「CD11」が、ドラマに関するコンテンツ(例えば、動画)である例を示している。また、図18では、コンテンツ「CD11」が、2013年6月に35000回閲覧され、2013年7月に35000回閲覧され、2013年8月に45000回閲覧された例を示している。
図17の説明に戻って、制御部530は、取得部541と、算出部542とを有する。取得部541は、第1の実施形態に係る取得部141と同様に、生成部135によって生成された合成コンテンツを、コンテンツ制作者の制作者IDに対応付けて、制作者記憶部522の制作済みコンテンツに格納する。また、取得部541は、定期的に配信サーバ30にアクセスすることで、合成コンテンツ毎の配信数を配信サーバ30から取得する。そして、取得部541は、配信サーバ30から取得した合成コンテンツ毎の配信数を蓄積しておき、所定期間(例えば、1ヶ月)毎の閲覧数を制作者記憶部522の閲覧数に格納する。
算出部542は、企画中のコンテンツの予測PV数を算出し、算出した予測PV数を用いて、コンテンツ制作者の評価値を算出する。ここで、第5の実施形態に係る算出部542は、企画受付部131によって企画情報が受け付けられた場合に、企画中のコンテンツの予測PV数を算出し、コンテンツ制作者の評価値を算出するものとする。以下、算出部542による予測PV数の算出処理について説明する。
例えば、算出部542は、企画情報を送信したコンテンツ制作者によって過去に制作されたコンテンツの閲覧数に基づいて、企画情報に対応するコンテンツの予測PV数を算出する。具体的には、算出部542は、制作者記憶部522に記憶されている制作済みコンテンツのうち、企画情報を送信したコンテンツ制作者の制作者IDに対応する制作済みコンテンツを特定する。そして、算出部542は、特定した制作済みコンテンツに対応する閲覧数に基づいて、企画中のコンテンツの予測PV数を算出する。例えば、算出部542は、予測PV数として、制作済みコンテンツに対応する閲覧数の平均値を算出する。これは、コンテンツ制作者が同一であるコンテンツのPV数は、一定の範囲となることが考えられるからである。
上記の算出処理について図18の例を用いて説明する。ここでは、コンテンツ制作者CP11によって企画情報が送信されたものとする。この場合、算出部542は、制作者IDが「CP11」である制作済みコンテンツ「CD11」及び「CD12」を特定する。そして、算出部542は、制作済みコンテンツ「CD11」の閲覧数の合計「115000」を算出し、制作済みコンテンツ「CD12」の閲覧数の合計「125000」を算出する。そして、算出部542は、双方の合計の平均値「120000」を予測PV数として算出する。なお、算出部542は、閲覧数の平均値から所定の割合だけ減算した値を予測PV数として算出してもよい。
また、例えば、算出部542は、制作者記憶部522に記憶されている全ての制作済みコンテンツ(すなわち、企画情報を送信したコンテンツ制作者に限らず、様々なコンテンツ制作者によって過去に制作された制作済みコンテンツ)のうち、企画受付部131によって受け付けられた企画情報に対応する制作済みコンテンツの閲覧数に基づいて、企画情報に対応するコンテンツの予測PV数を算出する。具体的には、算出部542は、企画情報に含まれるコンテンツのカテゴリと一致する制作済みコンテンツを特定し、特定した制作済みコンテンツに対応する閲覧数に基づいて予測PV数を算出する。これは、カテゴリが同一であるコンテンツのPV数は、一定の範囲となることが多いからである。例えば、ドラマに関するコンテンツは、一般的に10万回ほど閲覧される傾向があり、アニメーションに関するコンテンツは、一般的に5万回ほど閲覧される傾向があることなどが考えられる。
上記の算出処理について図18の例を用いて説明する。ここでは、企画情報に含まれるコンテンツのカテゴリが「ドラマ」であるものとする。この場合、算出部542は、カテゴリが「ドラマ」である制作済みコンテンツ「CD11」及び「CD21」を特定する。そして、算出部542は、制作済みコンテンツ「CD11」の閲覧数の合計「115000」を算出し、制作済みコンテンツ「CD21」の閲覧数の合計「30000」を算出する。そして、算出部542は、双方の合計の平均値「72500」を予測PV数として算出する。
このようにして、算出部542は、企画受付部131によって企画情報が受け付けられた場合に、かかる企画情報に対応するコンテンツの予測PV数を算出する。そして、算出部542は、コンテンツの予測PV数が多いほどコンテンツ制作者の評価値を高く算出する。一方、算出部542は、コンテンツの予測PV数が少ないほどコンテンツ制作者の評価値を低く算出する。
〔2.効果〕
このように、第5の実施形態に係るサービス提供装置500において、算出部542は、企画受付部131によって企画情報が受け付けられた場合に、企画情報に基づいて、企画情報に対応するコンテンツの予測PV数を算出し、算出した予測PV数が大きいほど、コンテンツ制作者の評価値を高く算出する。
これにより、第5の実施形態に係るサービス提供装置500は、企画内容に基づく評価値を高精度に算出することができる。そして、サービス提供装置500は、このように算出した評価値を広告主に提示することで、付加価値の高いサービスを提供することができる。
〔3.変形例〕
上述した第5の実施形態に係るサービス提供装置500は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、サービス提供装置500の他の実施形態について説明する。
〔3−1.予測PV数の算出手法〕
上記第5の実施形態では、サービス提供装置500が、「企画中のコンテンツとコンテンツ制作者が一致する制作済みコンテンツの閲覧数」、又は、「企画中のコンテンツとカテゴリが一致する制作済みコンテンツの閲覧数」といった予測要素に基づいて、予測PV数を算出する例を示した。しかし、算出部542は、複数の予測要素を用いて予測PV数を算出してもよい。
例えば、算出部542は、「企画中のコンテンツとコンテンツ制作者が一致する制作済みコンテンツの閲覧数」と、「企画中のコンテンツとカテゴリが一致する制作済みコンテンツの閲覧数」とを用いて予測PV数を算出してもよい。以下に、算出部542が、双方の予測要素から回帰モデル(以下、「PV数モデルM1」とする)を生成し、生成したPV数モデルM1から予測PV数を算出する例について説明する。
まず、算出部542は、制作者記憶部522に記憶されている閲覧数を従属変数(目的変数)とし、制作者記憶部522に記憶されている制作者IDやカテゴリを独立変数(説明変数)として回帰分析を行うことにより、制作者IDやカテゴリによって予測PV数を表すPV数モデルM1を生成する。例えば、算出部542によって算出されるPV数モデルM1は、以下の式(1)のように表される。
pv = a0・x0+a1・x1 ・・・ (1)
上記式(1)のうち、「pv」は、制作者記憶部522に記憶されている閲覧数を示す。また、「x0」は、制作者ID毎の閲覧数の平均値を示す。図18の例の場合、コンテンツ制作者CP11によって制作された制作済みコンテンツ「CD11」の閲覧数が「115000」であり、制作済みコンテンツ「CD12」の閲覧数が「125000」である。このため、コンテンツ制作者CP11に対応する「x0」は、「120000」となる。また、「x1」は、カテゴリ毎の閲覧数の平均値を示す。図18の例の場合、カテゴリ「ドラマ」に対応する制作済みコンテンツ「CD11」の閲覧数が「115000」であり、制作済みコンテンツ「CD21」の閲覧数が「30000」である。このため、カテゴリ「ドラマ」に対応する「x1」は、「72500」となる。
例えば、図18に示した制作済みコンテンツ「CD11」の場合、閲覧数「pv」は、「115000」である。また、上記例のように、コンテンツ制作者CP11に対応する「x0」は、「120000」であり、カテゴリ「ドラマ」に対応する「x1」は、「72500」である。この場合、上記式(1)は、以下の式(2)のように表される。
pv = a0・x0+a1・x1 ・・・ (1)
115000= a0・(120000)+a1・(72500) ・・・ (2)
算出部542は、制作済みコンテンツ「CD12」や「CD21」についても、上記式(2)と同様の式を求める。そして、算出部542は、各制作済みコンテンツに対応する式を回帰分析することで、各式を近似的に満たすような「a0」及び「a1」を算出し、算出した「a0」及び「a1」を上記式(1)に適用することで、PV数モデルM1を生成する。
そして、算出部542は、企画受付部131によって企画情報が受け付けられた場合に、上記式(1)で表されるPV数モデルM1を用いて、予測PV数を算出する。具体的には、算出部542は、上記式(1)の「x0」に、企画情報を送信したコンテンツ制作者に対応する制作済みコンテンツの閲覧数の平均値を代入する。また、算出部542は、上記式(1)の「x1」に、企画情報に含まれるカテゴリに対応する制作済みコンテンツの閲覧数の平均値を代入する。これにより、算出部542は、企画情報によって示されるコンテンツの予測PV数を算出する。
このように、サービス提供装置500は、複数の予測要素を用いることで、予測PV数を高精度に算出することができる。この結果、サービス提供装置500は、コンテンツ制作者の評価値を高精度に算出することができるので、付加価値の高いサービスを提供することができる。
なお、上記式(1)では、線形モデルを例に挙げたが、算出部542は、線形モデルではなく、下記式(3)のような「log linear」モデルを用いてもよい。
pv = 1/{1+exp(−(a0・x0+a1・x1))} ・・・ (3)
〔3−2.評価値の更新(1)〕
また、上述してきたサービス提供装置500の企画受付部131は、コンテンツ制作者から、企画情報を段階的に複数回にわたって受け付けてもよい。この場合、算出部542は、企画受付部131によって新たな企画情報が受け付けられるたびに、新たな企画情報に対応する制作済みコンテンツの閲覧数に基づいて予測PV数を算出し、コンテンツ制作者の評価値を更新してもよい。この場合、サービス提供部132は、算出部542によって新たに算出されたコンテンツ制作者の評価値を提示するとともに、オークションサービスを提供する。
このように、サービス提供装置500は、企画情報を段階的に複数回にわたって受け付けてもよい。これにより、サービス提供装置500は、コンテンツ制作者にとって実用的なオークションサービスを実現することができる。例えば、コンテンツ制作者は、企画内容を十分に検討できていない場合であっても、企画内容の簡易版をサービス提供装置500に送信することで、オークションを開催させることができる。そして、サービス提供装置500は、企画情報を段階的に受け付ける場合には、企画情報を受け付けるたびに予測PV数を算出することでコンテンツ制作者の評価値を更新する。これにより、サービス提供装置500は、企画情報が充実するたびに、高精度に算出された評価値を広告主(入札者)に提供することができる。
〔3−3.評価値の更新(2)〕
また、サービス提供装置500は、企画情報を段階的に受け付けない場合であっても、予測PV数を更新してもよい。具体的には、算出部542は、サービス提供部132によってオークションサービスが提供されている最中に、入札数又は最高入札価格などのオークション情報に対応する制作済みコンテンツの閲覧数に基づいて予測PV数を定期的に算出してもよい。この場合、サービス提供部132は、算出部542によって新たに算出された予測PV数を提示するとともに、オークションサービスを提供する。
この点について具体的に説明する。なお、ここでは、サービス提供装置500は、オークション記憶部121の代わりに、図16に示したオークション記憶部421を保持するものとする。算出部542は、オークション記憶部421に記憶されている終了済みのオークションに基づいて、総入札数や総落札価格から予測PV数を算出するための回帰モデル(以下、「PV数モデルM2」とする)を生成する。例えば、算出部542は、制作者記憶部522に記憶される閲覧数を従属変数(目的変数)とし、オークション記憶部421に記憶されている総入札数や総落札価格を独立変数(説明変数)として回帰分析を行うことにより、総入札数や総落札価格によって予測PV数を表すPV数モデルM2を生成する。
そして、算出部542は、オークションサービスの提供を開催した後に、PV数モデルM2を用いて予測PV数を定期的に算出する。以下、図16に示した企画ID「P101」を例に挙げて、予測PV数の算出処理について説明する。
まず、算出部542は、企画ID「P101」に対応するオークションID「AU11」〜「AU15」によって識別される開催中の各オークションにおける総入札数と、現在価格の総額(以下、「総入札価格」とする)とを算出する。例えば、これらの総入札数及び総入札価格は、オークション開催中にサービス提供部132によって所定の記憶部(オークション記憶部421等であってもよい)に一時的に記憶される。
そして、算出部542は、算出した総入札数に基づいて、開催中の各オークションが終了した場合における総入札数を予測する。具体的には、算出部542は、オークションの開催期間と、オークション開催日から現在日までの経過日数とに基づいて、オークション終了時における総入札数及び総落札価格を予測する。例えば、算出部542は、過去に開催されたオークションの履歴に基づいて、オークションの開催期間及び経過日数から総入札数を予測することができる。一例を挙げて説明すると、サービス提供装置500は、過去に開催されたオークションに関するオークション履歴情報として、各オークションにおける開催期間と、経過日数毎の総入札数及び総入札価格とを記憶しているものとする。この場合、算出部542は、オークション履歴情報に記憶されている開催期間及び経過日数と総入札数及び総入札価格との関係性を分析することで、開催中の各オークションにおける開催期間及び経過日数から、かかる開催中の各オークションが終了した場合における総入札数及び総入札価格を予測することができる。そして、算出部542は、予測した総入札数及び総落札価格をPV数モデルM2に代入することで予測PV数を算出する。
このように、サービス提供装置500は、オークションサービスの提供中に、オークションに関する各種情報(入札数や入札価格)に基づいて、予測PV数を順次算出し、コンテンツ制作者の評価値を順次更新してもよい。ここで、企画内容が優れている場合には、多くのユーザにコンテンツが閲覧されることが予想されるので、オークションの入札数や落札価格は増大する傾向にある。そして、実際に企画内容が優れている場合には、一般的に多くのユーザにコンテンツが閲覧される傾向にある。すなわち、オークション開催中に算出部542によって予測される総入札数及び総落札価格は、企画内容の評価指標を示すと言える。そして、上記のPV数モデルM2は、企画内容の評価指標と実際の閲覧数との関係を示すといえる。このようなことから、算出部542は、PV数モデルM2を用いて予測PV数を高精度に算出することができ、結果として、コンテンツ制作者の評価値を高精度に算出することができる。
〔3−4.予測処理に用いる予測要素〕
また、上記第5の実施形態では、サービス提供装置500が、予測PV数を算出する際に用いる予測要素として、「企画中のコンテンツとコンテンツ制作者が一致する制作済みコンテンツの閲覧数」や、「企画中のコンテンツとカテゴリが一致する制作済みコンテンツの閲覧数」や、「総入札数」や、「総落札価格」などを用いる例を示した。しかし、サービス提供装置500の算出部542は、これらの予測要素以外の予測要素を用いて、予測PV数を算出してもよい。
例えば、算出部542は、「企画中のコンテンツと監督が一致する制作済みコンテンツの閲覧数」や、「企画中のコンテンツと出演者が一致する制作済みコンテンツの閲覧数」や、「企画中のコンテンツと再生時間が同等である制作済みコンテンツの閲覧数」や、「企画中のコンテンツに設定される広告枠の数が同等である制作済みコンテンツの閲覧数」や、「企画中のコンテンツに設定される広告枠の位置が類似する制作済みコンテンツの閲覧数」などの予測要素を用いて予測PV数を算出してもよい。この場合、算出部542は、これらの予測要素を用いてPV数モデルを生成し、生成したPV数モデルから予測PV数を算出する。
〔3−5.PV数の予測確度〕
また、上述してきたサービス提供装置500は、予測PV数が的中する確率である予測確度を算出してもよい。例えば、算出部542は、過去に制作された制作済みコンテンツに対して過去に算出した予測PV数と、過去に予測PV数を算出した際に用いた予測要素と、制作済みコンテンツの実PV数と、予測PV数と実PV数との誤差である誤差PV数とを予測履歴情報として所定の記憶部に記憶しておく。そして、算出部542は、企画中のコンテンツの予測PV数を算出した場合に、かかる予測PV数を算出する際に用いた予測要素に対応する誤差PV数を予測履歴情報から取得する。そして、算出部542は、予測履歴情報から取得した誤差PV数に基づいて、予測PV数の予測確度を算出する。例えば、算出部542は、予測履歴情報から取得した誤差PV数の平均値が小さいほど高い予測確度を算出し、誤差PV数の平均値が大きいほど低い予測確度を算出する。
そして、算出部542は、予測PV数に加えて、他の評価要素(例えば、制作済みコンテンツの閲覧数)を用いてコンテンツ制作者の評価値を算出する場合に、予測確度に応じて予測PV数の重みを調整した上で評価値を算出してもよい。具体的には、算出部542は、予測確度が高いほど予測PV数の重みを大きくし、予測確度が低いほど予測PV数の重みを小さくした上で、複数の評価要素を用いてコンテンツ制作者の評価値を算出してもよい。これにより、コンテンツ制作者の評価値を高精度に算出することができる。
(他の実施形態)
上述した各実施形態に係るサービス提供システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、サービス提供システム1の他の実施形態について説明する。なお、以下では、主にサービス提供装置100を例に挙げて他の実施形態を説明するが、以下に説明する他の実施形態は、サービス提供装置200、300、400及び500にも適用することができる。
〔1.ユーザ及び広告主の評価〕
上述してきたサービス提供装置100は、コンテンツ制作者によって過去に制作された制作済みコンテンツを閲覧したユーザのコンテンツ制作者に対する評価、又は、かかる制作済みコンテンツに広告を表示する権利を有する広告主のコンテンツ制作者に対する評価に基づいて、コンテンツ制作者の評価値を算出してもよい。具体的には、取得部141は、配信サーバ30にアクセスすることで、合成コンテンツ毎のユーザ評価を取得する。また、取得部141は、広告主端末20から合成コンテンツ毎のユーザ評価を取得する。そして、算出部142は、コンテンツ制作者に対するユーザ及び広告主の評価に基づいて、コンテンツ制作者の評価値を算出する。これにより、サービス提供装置100は、コンテンツに対する評価に基づいて、コンテンツ制作者の評価値を高精度に算出することができる。
〔2.評価値に基づくランク分け〕
上述してきたサービス提供装置100は、評価値に基づいて、コンテンツ制作者をランク分けしてもよい。そして、サービス提供部132は、広告主端末20から図6に示した一覧ページW10の取得要求を受け付ける際に、ランクを示すランク情報を受け付けてもよい。この場合、サービス提供部132は、広告主端末20から受け付けたランク情報に対応するコンテンツ制作者が企画しているコンテンツに関する各種情報に基づいて、図6に示した一覧ページW10を生成する。すなわち、サービス提供部132は、広告主から指定されたランクに対応するコンテンツ制作者によって企画されているコンテンツに関する各種情報のみを一覧ページW10に掲載する。
〔3.コンテンツ制作者の紹介ページ〕
また、上述してきたサービス提供装置100は、コンテンツ制作者のユーザ情報が掲載された紹介ページを提供してもよい。例えば、サービス提供部132は、図6に示した一覧ページW10において、コンテンツ制作者の欄に表示される「CP11」、「CP12」、「CP13」等にアンカーを張り、「CP11」等がクリックされた場合に、対応するコンテンツ制作者の紹介ページを広告主端末20に提供してもよい。なお、紹介ページに掲載されるユーザ情報としては、例えば、氏名、年齢、過去に制作したコンテンツ、経歴などが挙げられる。また、サービス提供装置100は、このような紹介ページを作成するための作成サイトをコンテンツ制作者に提供してもよい。
〔4.コンテンツの種類〕
また、上述した実施形態では、コンテンツとして、主に動画を一例に挙げて説明した。しかし、コンテンツの種類は、動画に限られない。例えば、上述してきたコンテンツは、ゲーム等のアプリケーションや、電子書籍や、ウェブログ等のウェブページであってもよい。例えば、コンテンツ制作者は、ゲームや、電子書籍や、専門的なウェブページの制作を企画している場合に、上述してきたオークションサービスを利用することができる。
ここで、図19に、他の実施形態に係るコンテンツの一例を示す。図19では、コンテンツがゲームである例を示す。図19の例では、コンテンツ制作者が、キャラクターのアイコンを用いたゲームの制作を企画する。そして、このコンテンツ制作者は、複数種類のアイコンのうち、3個のアイコンを広告枠として設定する。このように、上述してきたオークションサービスは、ゲーム等のコンテンツにも適用することができる。
なお、図19の例の場合、コンテンツ制作者は、プロダクトプレイスメントと同様に、落札者である広告主から宣伝用のアイコン画像等を受け取り、受け取ったアイコン画像等を用いてゲームを制作する。このため、コンテンツ制作者が、広告データを含む合成コンテンツ(ここの例では、ゲーム)を制作することになる。
〔5.プログラム〕
また、上述してきた各実施形態に係るサービス提供装置100、200、300、400及び500は、例えば図20に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、サービス提供装置100を例に挙げて説明する。図20は、サービス提供装置100の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、通信網50を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを、通信網50を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを、入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係るサービス提供装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD1400には、オークション記憶部121や制作者記憶部122内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを、記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信網50を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔6.その他〕
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。また、例えば、上述した各実施形態では、同一のコンテンツに複数の広告枠が設定される例を示したが、同一のコンテンツに1個の広告枠が設定されてもよい。
また、上記実施形態では、コンテンツ制作者がコンテンツに広告枠の再生位置や再生時間などを設定する例を示した。しかし、サービス提供装置100は、コンテンツ制作者から企画情報のみを受け付け、広告枠情報については受け付けなくてもよい。この場合、サービス提供装置100は、例えば予め決められている再生位置や再生時間の広告枠をコンテンツに設定する。
また、上記実施形態では、サービス提供装置100が合成コンテンツを生成する例を示したが、合成コンテンツの生成処理は、配信サーバ30等の他の装置によって行われてもよい。このような場合には、図3に示したサービス提供装置100は、生成部135等を有しなくてもよい。
また、例えば、上述した各実施形態では、コンテンツに広告データが組み込まれた合成コンテンツがユーザ端末40に配信される例を示したが、広告データは、ユーザ端末40によってコンテンツが表示又は再生されるたびに、図2では図示しない広告サーバ(アドサーバ等と呼ばれる)によってユーザ端末40に配信されてもよい。具体的には、サービス提供装置100の生成部135は、コンテンツの広告枠に、広告サーバへのアクセス情報(例えば、URL:Uniform Resource Locator)を組み込むことで合成コンテンツを生成してもよい。この場合、ユーザ端末40は、広告枠に設定されているアクセス情報に基づいて広告サーバにアクセスする。そして、広告サーバは、ユーザ端末40からアクセスされた場合に、コンテンツに組み込まれる広告データをユーザ端末40に配信する。このとき、広告サーバは、例えば、アクセス元ユーザのユーザ属性に基づいて、配信対象の広告データを選定する。そして、ユーザ端末40は、広告サーバから取得した広告データをコンテンツの広告枠に表示する。また、この例の場合、広告主は、広告データとして、広告である動画像や静止画像等にアクセスするためのアクセス情報をサービス提供装置100に送信してもよい。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図3に示した企画受付部131とコンテンツ受付部134は統合されてもよい。また、例えば、上述してきたサービス提供装置100は、配信サーバ30と統合されてもよい。
また、上述してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。例えば、上述してきたサービス提供装置100は、各実施形態において説明した評価要素の一部又は全てを用いて、コンテンツ制作者の総合的な評価値を算出してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、企画受付部は、企画受付手段や企画受付回路に読み替えることができる。
1 サービス提供システム
10 制作者端末
20 広告主端末
30 配信サーバ
40 ユーザ端末
100 サービス提供装置
121 オークション記憶部
122 制作者記憶部
131 企画受付部
132 サービス提供部
133 落札金管理部
134 コンテンツ受付部
135 生成部
136 送信部
141 取得部
142 算出部

Claims (12)

  1. コンテンツを制作するコンテンツ制作者の評価値を算出する算出手段と、
    前記コンテンツ制作者によって企画された前記コンテンツの企画内容を示す企画情報を受け付ける企画受付手段と、
    前記算出手段によって算出された評価値と、前記企画受付手段によって受け付けられた企画情報とを提示するとともに、前記コンテンツに広告を表示する権利を落札対象とするオークションサービスを提供する提供手段と、
    を備えたことを特徴とするサービス提供装置。
  2. 前記算出手段は、
    前記コンテンツ制作者によって過去に制作された制作済みコンテンツの実績に基づいて、前記コンテンツ制作者の評価値を算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のサービス提供装置。
  3. 前記算出手段は、
    前記制作済みコンテンツの数、又は、前記制作済みコンテンツがユーザに閲覧された閲覧数が多いほど前記コンテンツ制作者の評価値を高く算出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のサービス提供装置。
  4. 前記コンテンツ制作者によって企画された前記コンテンツの制作に関する進捗情報を取得する取得手段をさらに備え、
    前記企画受付手段は、
    前記コンテンツの作業予定に関する予定情報をさらに受け付け、
    前記算出手段は、
    前記企画受付手段によって受け付けられた予定情報と、前記取得手段によって取得された進捗情報とに基づいて、前記コンテンツが予定通りに制作されているほど前記コンテンツ制作者の評価値を算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のサービス提供装置。
  5. 前記企画受付手段は、
    前記企画情報に対応するコンテンツを制作する際に要する作業工程と、前記作業工程が終了する予定日との組合せを前記予定情報として受け付け、
    前記取得手段は、
    前記予定情報に含まれる予定日毎に、前記予定日に対応する作業工程の終了日を前記進捗情報として取得し、
    前記算出手段は、
    前記取得手段によって取得された終了日が前記企画受付手段によって受け付けられた予定日よりも遅延しているほど前記コンテンツ制作者の評価値を低く算出する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のサービス提供装置。
  6. 前記算出手段は、
    前記コンテンツ制作者によって過去に制作された制作済みコンテンツが予定通りに制作されたか否かに基づいて、前記コンテンツ制作者の評価値を算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のサービス提供装置。
  7. 前記算出手段は、
    前記コンテンツ制作者によって過去に制作された制作済みコンテンツを閲覧したユーザの前記コンテンツ制作者に対する評価、又は、前記制作済みコンテンツに広告を表示する権利を有する広告主の前記コンテンツ制作者に対する評価に基づいて、前記コンテンツ制作者の評価値を算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のサービス提供装置。
  8. 前記コンテンツ制作者によって制作されたコンテンツと、前記コンテンツに広告を表示する権利を落札した広告主に対応する広告データとを組み込んだ合成コンテンツを生成する生成手段と、
    前記生成手段によって生成された合成コンテンツと前記企画情報によって示される企画内容との整合性を検証する検証手段とをさらに備え、
    前記算出手段は、
    前記検証手段による検証結果に基づいて、前記コンテンツ制作者の評価値を算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のサービス提供装置。
  9. 前記算出手段は、
    前記コンテンツ制作者が過去に企画したコンテンツに広告を表示する権利に関するオークションにおける入札数又は落札価格を含むオークション情報に基づいて、前記コンテンツ制作者の評価値を算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のサービス提供装置。
  10. 前記算出手段は、
    前記企画受付手段によって前記企画情報が受け付けられた場合に、前記企画情報に基づいて、前記企画情報に対応するコンテンツがユーザに閲覧される回数の予測値を算出し、算出した予測値が大きいほど前記コンテンツ制作者の評価値を高く算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載のサービス提供装置。
  11. コンピュータが実行するサービス提供方法であって、
    コンテンツを制作するコンテンツ制作者の評価値を算出する算出工程と、
    前記コンテンツ制作者によって企画された前記コンテンツの企画内容を示す企画情報を受け付ける企画受付工程と、
    前記算出工程によって算出された評価値と、前記企画受付工程によって受け付けられた企画情報とを提示するとともに、前記コンテンツに広告を表示する権利を落札対象とするオークションサービスを提供する提供工程と、
    を含んだことを特徴とするサービス提供方法。
  12. コンテンツを制作するコンテンツ制作者の評価値を算出する算出手順と、
    前記コンテンツ制作者によって企画された前記コンテンツの企画内容を示す企画情報を受け付ける企画受付手順と、
    前記算出手順によって算出された評価値と、前記企画受付手順によって受け付けられた企画情報とを提示するとともに、前記コンテンツに広告を表示する権利を落札対象とするオークションサービスを提供する提供手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするサービス提供プログラム。
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