JP2015060307A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの利便性を向上させる。【解決手段】所定の出力要求に対する出力枚数の累計値が予め設定された前記出力枚数の上限値に到達し、前記出力要求に対する出力が中止された場合に、前記出力要求の出力設定情報に基づき生成される中止履歴情報を取得する中止履歴情報管理手段と、前記上限値の更新を検知した場合に、前記中止履歴情報取得手段により得られた前記中止履歴情報に基づき、前記出力要求の未出力分の出力を継続する指示を行う出力継続指示手段とを有することにより上記課題を解決する。【選択図】図1

Description

本願は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
近年、環境保護やTCO(Total Cost of Ownership:総保有コスト)削減への関心が高まり、官公庁、大学、企業等の組織では、例えばユーザごとに印刷可能な枚数の上限を設定し、その上限管理を行うところが増えている。この上限管理では、例えば印刷可能な枚数の上限に達すると、印刷を強制的に中止したり、印刷を制限したりする方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上述した特許文献1の手法では、印刷可能な枚数が上限値に達した場合には、例えば印刷可能ポイントを追加したりすることで、印刷を継続するよう制御する。しかしながら、印刷を中止した後、例えば印刷可能な枚数の上限値を更新して再度印刷を継続するような場合に、例えばユーザはどこまで印刷したか確認をして、印刷を中止したところから印刷をするように編集しなければならない。また、このような編集を行わず、例えば最初から再度印刷した場合には、重複したページが無駄になってしまう。
1つの側面では、本発明は、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。
一態様における情報処理装置は、所定の出力要求に対する出力枚数の累計値が予め設定された前記出力枚数の上限値に到達し、前記出力要求に対する出力が中止された場合に、前記出力要求の出力設定情報に基づき生成される中止履歴情報を取得する中止履歴情報管理手段と、前記上限値の更新を検知した場合に、前記中止履歴情報取得手段により得られた前記中止履歴情報に基づき、前記出力要求の未出力分の出力を継続する指示を行う出力継続指示手段とを有する。
ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
第1実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。 MFPのハードウェア構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る記憶手段に記憶されるデータの一例を示す図である。 第1実施形態に係る中止履歴情報の一例を示す図である。 第1実施形態に係る印刷継続処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。 第2実施形態に係る記憶手段に記憶されるデータの一例を示す図である。 第2実施形態に係る印刷継続処理の一例を示すフローチャートである。 ユーザに通知する上限到達情報画面の一例を示す図である。 第3実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。 第3実施形態に係る記憶手段の中止履歴情報に記憶されるデータの一例を示す図である。 印刷再開ジョブ選択画面の一例を示す図である。 第4実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。
次に、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
<第1実施形態:システム構成>
図1は、第1実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。図1に示すように情報処理システム1は、ネットワークNを介して、1又は複数のクライアントPC(Personal Computer)10−1〜10−nと、情報処理装置の一例としてのMFP(Multifunction Peripheral)20Aとが接続されている。なお、ネットワークNは、例えば有線又は無線でも良く、LAN(Local Area Network)や公衆通信回線により構成することも可能である。
クライアントPC10−1〜10−n(以下、必要に応じて「クライアントPC10」という)は、MFP20Aに対して印刷指示を行う。クライアントPC10は、例えば携帯端末や、PDA(Personal Data Assistance)等であっても良い。
MFP20Aは、スキャン機能、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等を有する複合機であるがこれには限定されず、例えばコピー、プリンタ、ファクシミリ等の入力データから画像を出力する出力装置でも良い。
図1に示すMFP20Aは、例えば、通信手段21と、入力手段22と、読取手段23と、印刷手段24と、表示手段25と、記憶手段26と、制御手段27とを有するように構成される。
通信手段21は、ネットワークNを介して、クライアントPC10との間で情報の送受信を行う。通信手段21は、例えば通信インタフェース等の通信装置により実現され、例えばクライアントPC10から送信される印刷要求(出力要求)や、印刷要求に対応するデータを受信する。
入力手段22は、例えばキーボードやオペレーションパネル等により実現され、ユーザごとに印刷可能な印刷枚数(出力枚数)の上限値を入力する。なお、本実施形態における印刷枚数とは、例えば印刷する紙の枚数でも良く、印刷ページ数でも良く、1枚の用紙の片面に1又は複数の印刷ページを貼り付ける印刷面数でも良いが、これに限定されるものではない。例えば、印刷面数により印刷枚数をカウントする場合には、両面印刷を2枚とカウントし、1枚の用紙の片面に複数の印刷ページを印刷する集約印刷を1枚とカウントすることが可能である。
読取手段23は、原稿の画像を読み取る。読取手段23は、例えばスキャナ機能等であるが、これに限定されるものではない。印刷手段24は、例えば用紙等の紙媒体又は紙以外の印刷媒体に画像データを印刷する。印刷手段24は、例えばプリンタ機能やコピー機能等であるが、これに限定されるものではない。
表示手段25は、ユーザに対し、印刷可能な印刷枚数の上限値に達したことを通知する上限到達通知や、印刷不可通知等の情報を表示する。表示手段25は、例えばディスプレイ等であるが、これに限定されるものではない。
記憶手段26は、例えばMFP20Aで実行される各種プログラム(例えば情報処理プログラム)や、MFP20Aで実行される各種処理に使用される各種情報等を記憶する。記憶手段26は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、光ディスク、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の磁気的、光学的、又は電気的に記憶可能な既存の記憶装置により実現される。
図1の例では、記憶手段26は、画像データ30や、上限値31、累計値32、印刷キュー33等を記憶するが、記憶する内容についてはこれに限定されるものではない。なお、画像データ30、上限値31、累計値32、印刷キュー33の一例は後述する。
制御手段27は、例えばMFP20Aを構成する各手段を制御する。制御手段27は、例えばCPU(Central Processing Unit)等であるが、これに限定されるものではない。
図1の例では、制御手段27は、画像データ生成手段40と、上限値設定手段41と、印刷キュー管理手段42と、累計値管理手段43と、上限到達判定手段44と、印刷指示手段45と、印刷中止指示手段46と、上限値増加検知手段47と、印刷継続指示手段48とを有するように構成される。
画像データ生成手段40は、例えばクライアントPC10から取得した印刷要求(印刷ジョブ)に対応する画像データを生成し、記憶手段26に格納する。
上限値設定手段41は、例えば入力手段22から入力された印刷可能な印刷枚数の上限値を設定し、記憶手段26に格納する。ここで、印刷可能な上限値は、例えばユーザによる電子マネーや現金等の課金、ユーザの社員証や学生証等を利用することで設定されるが、これに限定されるものではない。
印刷キュー管理手段42は、印刷ジョブの印刷設定情報(出力設定情報)に基づき印刷キュー情報を生成し、記憶手段26に格納する。また、印刷キュー管理手段42は、印刷指示手段45の指示に応じて出力される印刷ジョブの印刷出力に対応させて印刷キュー情報を管理する。なお、印刷キュー管理手段42は、中止履歴情報管理手段に相当する。
累計値管理手段43は、印刷指示手段45の指示に応じて印刷出力される印刷ジョブの印刷枚数(出力枚数)等をカウントし、印刷ジョブごとにカウントされる印刷枚数等の累計値を、記憶手段26に格納する。上限到達判定手段44は、上限値設定手段41により得られる上限値と、累計値管理手段43により得られる累計値とを比較し、累計値が上限値に到達したか否か判定する。
印刷指示手段45は、例えば上限到達判定手段44により累計値が上限値に到達していないと判定された場合に、画像データを用紙等に印刷するよう印刷指示を行う。
印刷中止指示手段46は、例えば上限到達判定手段44により累計値が上限値に到達したと判定された場合に、印刷処理を一旦中止する。
上限値増加検知手段47は、印刷中止指示手段46により指示された印刷処理の中止後、例えば所定期間ごとに定期的に、上限値が増加されたか否か検知する。なお、上限値の増加は、例えばユーザにより、電子マネーや現金を追加したり、他のユーザの社員証や学生証等を利用したりすることで、印刷可能な枚数を追加することで上限値を更新することができるが、これに限定されるものではない。
印刷継続指示手段48は、上限値増加検知手段47により上限値が増加されたと検知された場合に、一旦中止していた印刷処理を、印刷キュー管理手段42により管理されている印刷キュー情報に基づき、中止したところから継続して実行するよう指示する。これにより、印刷継続指示手段48は、印刷ジョブの未印刷分を用紙等に印刷させる。
<MFP(情報処理装置)20Aのハードウェア構成例>
次に、MFP20Aのハードウェア構成例について図を用いて説明する。図2は、MFP20Aのハードウェア構成の一例を示す図である。図2の例において、MFP20Aは、制御部50と、主記憶部51と、補助記憶部52と、外部記憶装置I/F部53と、ネットワークI/F部54と、操作部55と、表示部56とを有するように構成される。
制御部50は、コンピュータの中で、各装置の制御やデータの演算、加工を行うCPUである。また、制御部50は、主記憶部51に記憶されたプログラムを実行する演算装置であり、入力装置や記憶装置からデータを受け取り、演算、加工した上で、出力装置や記憶装置に出力する。
主記憶部51は、例えばROMやRAM等であり、制御部50が実行する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)やアプリケーションソフトウェア等のプログラムやデータを記憶又は一時保存する記憶装置である。
補助記憶部52は、HDD等であり、アプリケーションソフトウェア等に関連するデータを記憶する記憶装置である。
外部記憶装置I/F部53は、USB(Universal Serial Bus)インタフェースやドライブ装置等からのデータ伝送路を介して接続された記録媒体57(例えば、フラッシュメモリ、CD−ROM等)とのインタフェースである。
また、記録媒体57に、所定のプログラムを格納し、この記憶媒体15に格納されたプログラムは外部記憶装置I/F部53を介してMFP20Aにインストールされ、インストールされた所定のプログラムはMFP20Aにより実行可能となる。
ネットワークI/F部54は、有線及び/又は無線回線等のデータ伝送路により構築されたLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等のネットワークを介して接続された通信機能を有する周辺機器と当該MFP20Aとのインタフェースである。
操作部55や表示部56は、キースイッチ(ハードキー)とタッチパネル機能(GUIのソフトウェアキーを含む:Graphical User Interface)を備えたLCD(Liquid Crystal Display)とから構成され、MFP20Aが有する機能を利用する際のUI(User Interface)として機能する表示及び/又は入力装置である。
<第1実施形態:記憶手段26に記憶されるデータの一例>
図3は、第1実施形態に係る記憶手段に記憶されるデータの一例を示す図である。図3(A)は、印刷ジョブから生成された画像データ30の一覧を示し、図3(B)は、上限値31の一例を示し、図3(C)は、累計値32の一例を示す。
画像データ30は、図3(A)に示すように、例えば「ファイル名」、「画像データ」等の項目により構成されるが、これに限定されるものではない。図3(A)の例では、印刷ジョブから生成された画像データを、例えば印刷ページごとにファイル名を付加して管理する。
記憶手段26に格納される上限値31は、図3(B)に示すように、例えば電子マネーや課金等に応じて設定される上限値を示している。図3(B)の例では、印刷枚数等が印刷出力されて料金がかかった分、上限値は減算されていく。なお、図3(B)に示す上限値は、印刷可能な紙の枚数、印刷ページ数、印刷面数等に対応させて設定することが可能である。また、上限値31は、1ジョブあたりの上限値でも良く、ある一定期間内における総上限値として設定することも可能である。
記憶手段26に格納される累計値32は、図3(C)に示すように、印刷枚数等の累計値を格納する。例えば、印刷ボタンが押されて、1回の印刷がスタートした時点から印刷出力された印刷枚数等を示している。
<第1実施形態:中止履歴情報の一例>
図4は、第1実施形態に係る中止履歴情報の一例を示す図である。図4(A)は、印刷ジョブに対して設定された印刷設定情報の一例を示す。図4(B)〜図4(C)は、印刷キュー33の一例を示す。なお、図4(A)〜図4(C)は、印刷ジョブごとに印刷キュー管理手段42により生成される。
図4(A)に示す印刷設定情報は、例えば「カラー/白黒」、「用紙サイズ」、「両面」、「画像データ保存先」等の項目により構成されるが、これに限定されるものではない。
図4(B)〜図4(C)に示す印刷キュー情報(中止履歴情報)は、例えば図4(A)に示す印刷設定情報に基づいて生成される。図4(B)〜図4(C)の例では、「印刷番号」、「ページ番号」、「画像ファイル名」等の項目により構成されるが、これに限定されるものではない。
なお、印刷ジョブを複数の部数で印刷する場合に、印刷ページがどのような順序で印刷されるかについては、例えばMFP20Aにインストールされるアプリ等によって異なる。図4(B)の例は、印刷ジョブを部単位で印刷するときに生成される印刷キュー情報を示している。また、図4(C)の例は、ページ単位で印刷するときに生成される印刷キュー情報を示している。
図4(B)の例では、5ページの文書を3部、部単位で印刷する場合に、印刷開始前に生成されるテーブルを示している。例えば、5ページの文書を3部印刷するため(5ページ×3部)、「印刷番号」は、全体で「1」〜「15」までの番号が割り振られる。また、「ページ番号」は、5ページの文書であるため、それぞれの印刷ページに対応して「1」〜「5」のページ番号が繰り返し割り振られる。また、図4(B)の例では、それぞれの「ページ番号」に対応した「画像ファイル名」が示されている。
上述した印刷開始前に生成されるテーブルは、印刷ジョブの印刷出力ごと、例えば該当ページの印刷が終了すると、対応するレコードが1レコードずつ削除される。したがって、図4(B)に示すように、例えば8ページ目の印刷完了時に上限に達して、印刷を中止したときのテーブルは、印刷ジョブの未出力分が残った状態となる。
図4(B)の例では、印刷継続時に印刷が再開されるときの再開ページを示す「印刷番号」の「9」等がテーブルに示されている。なお、「ページ番号」は、5ページの文書の2部目の途中まで印刷されているため「4」となり、「画像ファイル名」は、「ページ番号」の「4」に対応して「004」となっている。
また、図4(C)の例では、5ページの文書を3部、ページ単位で印刷する場合に、印刷開始前に生成されるテーブルを示している。図4(B)の例と同様に、「印刷番号」は、全体で「1」〜「15」までの番号が割り振られる。また、「ページ番号」は、それぞれの印刷ページに対応して「1」、「1」、「1」、「2」、「2」、「2」とページごとに3回ずつ繰り返して番号が割り振られる。また、図4(C)の例では、それぞれの「ページ番号」対応した「画像ファイル名」が示されている。
図4(C)の例においても、図4(B)の例と同様に、印刷開始前のテーブルは、印刷ジョブの印刷出力ごと、例えば該当ページの印刷が終了すると、対応するレコードが1レコードずつ削除される。したがって、図4(C)に示すように、例えば8ページ目の印刷完了時に上限に達して、印刷を中止したときのテーブルは、印刷ジョブの未出力分が残った状態となる。
例えば、図4(C)の例では、印刷継続時に印刷が再開されるときの再開ページを示す「印刷番号」の「9」等がテーブルに示されている。なお、「ページ番号」は、3ページ目の途中まで印刷されているため「3」となり、「画像ファイル名」は、「ページ番号」に対応して「003」となっている。
上述した印刷キュー情報を用いることで、例えば印刷ジョブを部単位又はページ単位で印刷するような場合でも、印刷を中止したときの印刷ジョブの未出力分を管理することが可能となる。したがって、ユーザがどこまで印刷したか印刷結果を意識することなく、印刷を中止したところから、印刷を継続することが可能となる。
<第1実施形態:印刷継続処理>
図5は、第1実施形態に係る印刷継続処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の処理では、印刷ページ数を基準として上限値が設定されている例を用いて説明するが、これに限定されるものではない。
図5に示すように、MFP20Aは、画像データ生成手段40により、印刷ジョブに対応する画像データを生成すると(S10)、印刷キュー管理手段42により印刷キュー情報を生成する(S11)。
次に、MFP20Aは、印刷指示手段45により印刷ページの初期値(例えば、N=0)を設定すると(S12)、上限到達判定手段44により、上限値を取得し(S13)、累計値が上限値に達しているか判断する(上限値−累計値<1?)(S14)。
MFP20Aは、上限到達判定手段44により累計値が上限値に到達していないと判断すると(S14において、NO)、印刷指示手段45により印刷ページN=N+1を設定し(S15)、印刷手段24によりNページ目の画像データを印刷する(S16)。
MFP20Aは、印刷キュー管理手段42により印刷キュー情報から印刷した印刷番号に対応するレコードを削除すると(S17)、累計値管理手段43により累計値を更新する(累計値=累計値+1)(S18)。
MFP20Aは、印刷キュー管理手段42により、印刷キュー情報にレコードが残っているか確認し(S19)、印刷キュー情報にレコードが残っていると判断すると(S19において、YES)、S14の処理に戻る。
また、S14の処理において、MFP20Aは、上限到達判定手段44により累計値が上限値に到達していると判断すると(S14において、YES)、印刷中止指示手段46により印刷を一旦中止するように指示する(S20)。
ここで、MFP20Aは、ユーザに対して上限値に到達したこと(上限到達)を通知する(S21)。MFP20Aは、S21の処理の後、一定時間待機し(S22)、上限値増加検知手段47により上限値を取得すると(S23)、上限値が増加しているか判断する(S24)。MFP20Aは、上限値増加検知手段47により上限値が増加していると判断すると(S24において、YES)、印刷継続指示手段48により印刷継続を指示し(S25)、S15の処理に進む。
なお、S24の処理において、MFP20Aは、上限値増加検知手段47により上限値が増加していないと判断すると(S24において、NO)、タイムアウトか否か判断する(S26)。MFP20Aは、タイムアウトでないと判断すると(S26において、NO)、S22の処理に戻る。
MFP24Aは、タイムアウトであると判断すると(S26において、YES)、上限値設定手段41により上限値を更新し(上限値=上限値−累計値)(S27)、累計値管理手段43により累計値をリセットし(累計値=0)(S28)、処理を終了する。
上述したように、第1実施形態では、印刷出力するごとにリアルタイムで上限到達を判定することが可能となる。また、第1実施形態では、印刷ジョブの画像データを保持しておき、上限値の増加を検知すると、ユーザにより印刷を指示することなく、印刷の出力結果を意識することなく、印刷を中止したところから、自動的に印刷を継続することが可能となる。また、第1実施形態では、印刷枚数の上限を金額の上限にすることで課金に対応することも可能である。
<第2実施形態:システム構成>
次に、第2実施形態について、図を用いて説明する。図6は、第2実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。なお、図6に示す情報処理システム2において、上述した第1実施形態に係る情報処理システム1とほぼ同様の処理を行う機能については、同一の符号を付するものとし、ここでの具体的な説明は省略する。
第2実施形態では、予め設定される印刷可能な印刷枚数(例えば、印刷面数等)の予測値に基づく上限管理を行うとともに、実際の印刷結果を上限管理に反映させることで精度を高める。この上限管理では、予め出力形態(印刷設定)ごとに消費されるポイントを設定し、上限ポイントは、入金される電子マネーや現金等の課金等に対応して設定する。
図6に示すように情報処理システム2は、ネットワークNを介して、1又は複数のクライアントPC10と、情報処理装置の一例としてのMFP20Bとが接続されている。なお、ネットワークNは、例えば有線又は無線でも良く、LANや公衆通信回線により構成することも可能である。
クライアントPC10は、MFP20Bに対して印刷指示を行う。MFP20Bは、スキャン機能、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等を有する複合機であるがこれには限定されず、例えばコピー、プリンタ、ファクシミリ等の入力データから画像を出力する出力装置でも良い。
図6に示すMFP20Bは、例えば、通信手段21と、入力手段22と、読取手段23と、印刷手段24と、表示手段25と、記憶手段26'と、制御手段27'とを有するように構成される。
図6に示す記憶手段26'は、例えばMFP20Bで実行される各種プログラム(例えば情報処理プログラム)や、MFP20Bで実行される各種処理に使用される各種情報等を記憶する。記憶手段26'は、例えばHDD、SSD、メモリカード、光ディスク、ROM、RAM等の磁気的、光学的、又は電気的に記憶可能な既存の記憶装置により実現される。
図6の例では、記憶手段26'は、例えば上限ポイント60や、累計消費ポイント61、重み付け情報62、中止履歴情報63等を記憶するが、記憶する内容についてはこれに限定されるものではない。なお、上限ポイント60、累計消費ポイント61、重み付け情報62、中止履歴情報63の一例は後述する。
制御手段27'は、例えばMFP20Bを構成する各手段を制御する。ここで、図6の例において、制御手段27'は、上限ポイント設定手段70と、印刷枚数予測手段71と、中止履歴情報管理手段72と、上限到達判定手段44と、印刷指示手段45と、印刷中止指示手段46と、上限値増加検知手段47と、印刷継続指示手段48とを有するように構成される。
上限ポイント設定手段70は、入力手段22から入力された上限ポイントを設定し、設定した上限ポイント60を記憶手段26'に格納する。ここで、上限ポイントは、例えばユーザによる電子マネーや現金等の課金、ユーザの社員証や学生証等を利用することで設定されるが、これに限定されるものではない。
印刷枚数予測手段71は、例えば上限ポイント60、累計消費ポイント61、重み付け情報62等に基づき、予測値としての印刷可能な印刷枚数(出力予測枚数)等を予測する。
中止履歴情報管理手段72は、中止履歴情報63を生成し、管理する。また、中止履歴情報管理手段72は、印刷中止指示手段46により印刷処理が一旦中止された場合に、そのジョブの未出力分に対応する不足値(所要ポイント)を算出する。
上限到達判定手段44は、累計消費ポイントや上限ポイント等に基づき、上限ポイントに到達したか否かを判定する。印刷指示手段45は、画像データを用紙等に印刷するよう印刷指示を行う。印刷中止指示手段46は、印刷枚数予測手段71により予測された印刷可能な印刷枚数分、印刷した後、ジョブの出力が残っていると判断した場合に、印刷処理を一旦中止する。
上限値増加検知手段47は、印刷中止指示手段46により指示された印刷処理の中止において、印刷継続指示手段48によりユーザからの継続印刷指示を取得したと判断した場合に、上限ポイントが増加されたか否か検知する。
印刷継続指示手段48は、ユーザからの継続印刷指示を取得し、上限値増加検知手段47により上限ポイントが増加されたと検知された場合に、一旦中止されていた印刷処理を、中止したところから継続して実行するように指示する。印刷継続指示手段48は、例えば中止履歴情報管理手段72により管理されている中止履歴情報に基づいて、印刷ジョブの未印刷分の出力を継続する指示を行う。
<第2実施形態:記憶手段26'に記憶されるデータの一例>
図7は、第2実施形態に係る記憶手段に記憶されるデータの一例を示す図である。図7(A)は、上限ポイント60の一例を示し、図7(B)は、累計消費ポイント61の一例を示し、図7(C)は、重み付け情報62の一例を示し、図7(D)は、中止履歴情報63の一例を示す。また、図7(E)は、ジョブ印刷結果の一例を示す。
上限ポイント60は、図7(A)に示すように、例えば印刷可能なポイントの上限値が格納される。また、累計消費ポイント61は、図7(B)に示すように、例えば印刷で実際に消費したポイントの累計値が格納される。
また、重み付け情報62は、図7(C)に示すように、例えば印刷設定ごとに1枚(例えば片面)の印刷に消費するポイントが格納される。なお、重み付け情報62は、例えばカラーの有無(カラー/白黒)や、用紙サイズ(例えば、A3未満、A3以上)等の各種印刷設定ごとに消費されるポイントを設定することができるが、これに限定されるものではない。
また、中止履歴情報63は、図7(D)に示すように、例えば印刷中止指示手段46の指示により、印刷が一旦中止したときに生成される中止履歴情報が格納される。中止履歴情報63は、例えば「ページ数」、「部数」、「部単位で印刷」、「中止印刷番号」、「カラー/白黒」、「用紙サイズ」、「両面」、「集約」、「ジョブデータ」、「所要ポイント」等の項目により構成されるが、これに限定されるものではない。
図7(A)〜図7(D)の例では、5ページの文書を3部、カラー印刷、A4サイズ、両面集約なしで、合計15枚印刷する。上限ポイントは、「30」(図7(A))であり、累計消費ポイントは「3」(図7(B))である。また、重み付け情報を参照すると、カラー印刷、A4サイズの1枚あたりの印刷に消費するポイントは、「3」(図7(C))である。したがって、印刷枚数予測手段71により予測される印刷可能な印刷枚数は、「(30−3)/3=9枚」となる。
ここで、例えば印刷が部単位で行われ、例えば9枚目の印刷完了時に印刷が一旦中止されたものとする。このような場合、図7(D)に示すように、印刷継続時に印刷が再開されるときの再開ページを示す印刷番号(中止印刷番号)は、「10」となる。
第2実施形態では、実際の印刷結果を上限管理に反映させるため、中止履歴情報管理手段72は、図7(E)に示すようなジョブ印刷結果を取得する。図7(E)の例では、印刷完了した9枚が、例えば「白黒/A3未満1枚」、「カラー/A3未満8枚」であったため、重み付け情報62を参照すると、実際に消費したポイントは3ポイント×8枚+1ポイント×1枚=25ポイントとなる。図7(B)に示す累計消費ポイント「3」を加算すると、この時点での累計消費ポイントは、「28」となる。
したがって、ジョブの未出力分(残りの10枚目〜15枚目)の印刷を完了するの必要なポイント(所要ポイント)は、予測として「3ポイント(カラー/A3未満)×6枚−(30−28)=16ポイント」となる。この情報は、中止履歴情報管理手段72により生成され、図7(D)に示す「所要ポイント」として格納される。
<第2実施形態:印刷継続処理>
図8は、第2実施形態に係る印刷継続処理の一例を示すフローチャートである。図8に示すように、MFP20Bは、印刷枚数予測手段71により、印刷の上限ポイントを取得し(S30)、累計消費ポイントを取得し(S31)、印刷ポイントの重み付け情報を取得する(S32)。
次に、MFP20Bは、印刷枚数予測手段71により、印刷ジョブの印刷設定情報を取得し(S33)、印刷ジョブの未印刷分に対する印刷可能な印刷枚数等を予測すると(S34)、印刷指示手段45により予測枚数分を印刷する(S35)。例えば、S35の処理において、予測枚数が「0枚」の場合には、印刷しないものとする。
次に、MFP20Bは、印刷中止指示手段46により全ページ印刷完了か否か判断し(S36)、全ページ印刷完了していないと判断すると(S36において、NO)、印刷中止指示手段46により印刷を一旦中止する(S37)。なお、MFP20Bは、印刷中止指示手段46により全ページ印刷完了したと判断すると(S36において、YES)、処理を終了する。
MFP20Bは、S37の処理で印刷を一旦中止すると、中止履歴情報管理手段72により、中止履歴情報を生成する(S38)。ここで、MFP20Bは、中止履歴情報管理手段72により、印刷ジョブの印刷結果を取得すると(S39)、実際に消費した消費ポイントを計算し(S40)、累計消費ポイントを計算する(S41)。
次に、MFP20Bは、上限到達判定手段44により、S41の処理で得られた累計消費ポイントと、印刷ジョブの印刷設定情報と、重み付け情報とに基づき、次のページを印刷した場合に上限到達するかを判定する(S42)。S42の処理では、上限到達判定手段44は、上限到達するか(上限ポイント−累計消費ポイント<(重み付け×1ページ)?)を判定し、上限ポイントに残っているポイントが1ページの印刷に必要なポイント数よりも少ない場合には上限到達と判定する。
MFP20Bは、上限到達判定手段44により上限到達しないと判定すると(S42において、NO)、印刷継続指示手段48により、中止履歴情報に基づき、印刷再開の位置を特定し(S43)、S32の処理に戻る。
また、MFP20Bは、上限到達判定手段44により、上限到達すると判定すると(S42において、YES)、ユーザに対して上限ポイントに到達したこと(上限到達)を通知する(S44)。
次に、MFP20Bは、印刷継続指示手段48により、ユーザからの継続印刷指示があるか判断する(S45)。MFP20Bは、ユーザからの継続印刷指示があったと判断すると(S45において、YES)、上限値増加検知手段47により、上限ポイントが増加しているか判断する(S46)。
MFP20Bは、上限値増加検知手段47により、上限ポイントが増加していると判断すると(S46において、YES)、印刷継続指示手段48により、中止履歴情報に基づき、印刷再開の位置を特定し(S47)、S32の処理に戻る。また、MFP20Bは、上限増加検知手段47により、上限ポイントが増加していないと判断すると(S46において、NO)、S44の処理に戻る。
MFP20Bは、印刷継続指示手段48により、ユーザからの継続印刷指示がないと判断すると(S45において、NO)、ユーザからの継続印刷のキャンセル指示があるか判断する(S48)。MFP20Bは、ユーザからの継続印刷のキャンセル指示なしと判断すると(S48において、NO)、S45の処理に戻る。ユーザからの継続印刷のキャンセル指示ありと判断すると(S48において、YES)、処理を終了する。
<ユーザに通知する上限到達情報画面の一例(S44)>
ここで、上述したS44における通知例について、図を用いて具体的に説明する。図9は、ユーザに通知する上限到達情報画面の一例を示す図である。
印刷中止指示手段46は、上限到達した場合に、例えば図9の例に示すような上限到達情報画面80を表示手段25に表示する。上限到達情報画面80には、例えば「印刷時刻」、「プリンタ名」、「ファイル名」、「印刷枚数」等が表示され、更に印刷完了に必要な追加ポイント(所要ポイント)を表示する。
図9の例では、「印刷時刻:2013/03/14」、「プリンタ名:Printer A」、「ファイル名:Sample.pdf」、「印刷枚数:9」が表示されている。また、図9の例では、「印刷完了に必要な追加ポイント:16」が表示されている。これにより、ユーザは、上限に到達した旨と、目的の印刷を完了させるために必要なポイントとを、容易に把握することが可能となる。
更に、上限到達情報画面80には、キャンセルボタン81と、継続印刷ボタン82とを有している。キャンセルボタン81がユーザにより選択された場合には、この時点で処理を終了する。また、ユーザがポイントを追加した後に、継続印刷ボタン82が選択された場合には、印刷再開の位置を特定して継続印刷が実行される。
なお、図9に示す上限到達情報画面80における表示内容の種類やレイアウト等については、これに限定されるものではない。例えば、「印刷完了に必要な追加ポイント」の代わりに、追加ポイントが1ポイントあたりの単価料金により、追加ポイントに対応する金額を計算し、「印刷完了に必要な追加料金」として、金額を表示させても良い。
上述したように、第2実施形態によれば、予測値による上限管理を行うことが可能となり、実際の印刷結果を上限管理に反映させることで精度を高めることが可能となる。また、第2実施形態によれば、印刷の継続又はキャンセルをユーザにより指示させる。これにより、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
なお、上述した各実施形態は、例えばクライアントPC10からのダイレクト印刷でも蓄積印刷(プルプリント)に対しても適用することが可能である。
<第3実施形態:システム構成>
次に、第3実施形態について、図を用いて説明する。図10は、第3実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。なお、図10に示す情報処理システム3において、上述した第2実施形態に係る情報処理システム2とほぼ同様の処理を行う機能については、同一の符号を付するものとし、ここでの具体的な説明は省略する。
図10に示す第3実施形態の情報処理システム3は、クライアントPC10と、1又は複数のMFP20C−1〜20C−n(以下、必要に応じて「MFP20C」という)と、情報処理装置の他の例としてのサーバ90とを有する。
図10に示すように情報処理システム3は、ネットワークNを介して、クライアントPC10と、MFP20Cと、サーバ90とが接続されている。なお、ネットワークNは、例えば有線又は無線でも良く、LANや公衆通信回線により構成することも可能である。
クライアントPC10は、MFP20Cに対して印刷指示を行う。MFP20Cは、スキャン機能、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能等を有する複合機であるがこれには限定されず、例えばコピー、プリンタ、ファクシミリ等の入力データから画像を出力する出力装置でも良い。
図10に示すMFP20Cは、例えば、通信手段21と、入力手段22と、読取手段23と、印刷手段24と、表示手段25を有するように構成される。ここで、通信手段21は、ネットワークNを介してクライアントPC10から印刷指示を受けると、サーバ90に対して印刷可能な印刷枚数(例えば、印刷面数等)の上限値を問い合わせ、印刷可能な場合にジョブの印刷を行う。
サーバ90は、上述した各実施形態限と同様に、印刷可能な印刷枚数(例えば、印刷面数等)の上限管理を行う。サーバ90は、入力手段92と、通信手段91と、記憶手段93と、制御手段94とを有するように構成されている。
入力手段92は、例えば管理者等からのサーバ90への入力情報を受け付ける。通信手段91は、ネットワークNを介してMFP20Cから印刷可能な印刷枚数の上限値の問い合わせを受け付けると、制御手段94により得られる上限到達判定結果等に基づく印刷可否の判断結果を、問い合わせのあったMFP20Cに出力する。
記憶手段93は、上述した第2実施形態と同様に、上限ポイント60、累計消費ポイント61、重み付け情報62、中止履歴情報63等を有するが、これに限定されるものではない。例えば、第3実施形態における上限ポイント60、累計消費ポイント61、重み付け情報62、及び中止履歴情報63は、ユーザごと及び/又はMFP20Cごとに記憶して管理することが可能である。このような場合に、各情報は、ユーザ識別情報やMFP識別情報により管理することが可能である。
制御手段94は、上述した第2実施形態と同様に、上限ポイント設定手段70と、印刷枚数予測手段71と、中止履歴情報管理手段72と、上限到達判定手段44と、印刷指示手段45と、印刷中止指示手段46と、上限値増加検知手段47と、印刷継続指示手段48とを有するように構成される。
上限ポイント設定手段70は、例えば管理者等から入力手段92により入力されたユーザごと及び/又はMFP20Cごとの上限ポイントを設定する。また、制御手段94は、例えば各MFP20Cからの印刷枚数の予測値や、上限到達判定等に対する問い合わせに対して処理を実行し、その結果に基づく印刷指示や印刷中止指示等を、通信手段91を介して問い合わせのあったMFP20Cに送信する。MFP20Cは、その問い合わせ結果に基づいてクライアントPC10からの印刷指示を実行する。
なお、第3実施形態におけるサーバ90は、上限到達した場合に、中止履歴情報63を保存することで、ユーザは以前印刷中止となったジョブを選択し、印刷を継続させることが可能となる。また、サーバ90は、ネットワークNを介して接続されているMFP20Cからの要求に応じて継続印刷が可能となる。
<第3実施形態:記憶手段93に記憶されるデータの一例>
図11は、第3実施形態に係る記憶手段の中止履歴情報に記憶されるデータの一例を示す図である。図11に示す中止履歴情報63は、「ID」、「ジョブ名」、「ページ数」、「部数」、「部単位で印刷」、「中止印刷番号」、「カラー/白黒」、「用紙サイズ」、「両面」、「集約」、「ジョブデータ」、「所要ポイント」等の項目により構成されるが、これに限定されるものではない。
なお、図11に示す例では、1ユーザを対象にしたデータを示しているが、これに限定されるものではなく、例えばグループ単位や組織単位等で管理することも可能である。
図11に示すような中止履歴情報63において、例えば上限ポイント60が180、累計消費ポイント61が100とした場合、印刷可能なポイントは80ポイントとなる。このような場合、図11に示すジョブAとジョブBとの未印刷分に対する所要ポイントが、それぞれ「18ポイント」、「45ポイント」であるため、ジョブA及びジョブBに対して印刷を継続することが可能である。
一方で、図11に示すジョブCとジョブDとの未印刷分に対する所要ポイントは、「84ポイント」、「90ポイント」であるため、印刷可能なポイント80に対して、ジョブC及びジョブDは、それぞれ不足ポイントが「4ポイント」、「10ポイント」となる。
したがって、サーバ90は、MFP20Cからの問い合わせに対して、上述した内容を問い合わせ結果としてMFP20Cに送信する。MFP20Cは、表示手段25等にサーバ90から取得した結果を表示し、ユーザに通知する。
図12は、印刷再開ジョブ選択画面の一例を示す図である。なお、図12に示す印刷再開ジョブ選択画面100は、サーバ90から取得した結果に基づいて生成されるが、これには限定されるものではない。
図12の例に示す印刷再開ジョブ選択画面100には、印刷中止となったジョブ一覧と、各ジョブに対する不足ポイントが表示されている。また、印刷再開ジョブ選択画面100は、キャンセルボタン101と、継続印刷ボタン102とを有する。
図12の例において、上限ポイントの更新により不足ポイントが0となったジョブは、ジョブA、ジョブBのように選択可能なボタンが表示され、不足ポイントが0より大きいジョブC、ジョブDについては、選択不可能なボタンが表示される。
図12の例において、ユーザは、ジョブA又はジョブBの何れかのジョブを選択し、継続印刷ボタン102を押下することで、印刷を再開することができる。図12の例では、ユーザがジョブBを選択し、継続印刷ボタン102を選択することで、印刷が継続される。
また、ユーザにより、図12に示す印刷再開ジョブ選択画面100等を参照して、電子マネーや現金を追加したり、他のユーザの社員証や学生証等を利用したりして、上限ポイントを更新することで、ジョブCやジョブDに対して印刷を行うことも可能である。
第3実施形態では、印刷枚数(例えば印刷面数等)の上限管理をサーバ90により一元管理することが可能となる。また、上限到達した場合に、中止履歴情報を保存することで、ユーザは、サーバ90に接続しているMFP20Cから印刷中止となったジョブを選択し、印刷を継続することが可能となる。
なお、第3実施形態におけるサーバ90は、第2実施形態における上限ポイントと累計消費ポイント等に基づく印刷枚数の予測等を行う機能を設けているが、これに限定されるものではない。例えばサーバ90において、第1実施形態における画像データと上限値とに基づく印刷継続処理を実行させることも可能である。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について、図を用いて説明する。図13は、第4実施形態に係る情報処理システムの一例の構成図である。なお、図13に示す情報処理システム4において、上述した第3実施形態に係る情報処理システム3とほぼ同様の処理を行う機能については、同一の符号を付するものとし、ここでの具体的な説明は省略する。
図13に示す第4実施形態の情報処理システム4は、クライアントPC10と、MFP20Cと、1以上の情報処理装置により構成されるクラウドサービス110とを有する。
図13に示すように情報処理システム4は、クライアントPC10と、MFP20Cとが、ネットワークN1内で接続され、ファイアウォール111を介して、ネットワークNと接続される。更にネットワークNは、ネットワークN2によりクラウドサービス110と接続される。
クラウドサービス110は、例えば1つの組織だけでなく、複数の異なる組織により利用することが可能である。そこで、第4実施形態では、例えばユーザ名やパスワード等によるログインだけでなく、例えば組織コードや機器ID等を含めた認証情報を用いてログインを行うと良い。
また、第3実施形態に示すサーバ90を使用するか、第4実施形態に示すクラウドサービス110を使用するか、管理者等によりに任意に選択させることも可能である。管理者は、例えばクライアントPC10ごと、MFP20Cごと、又は組織ごとに、サーバ90又はクラウドサービス110を使用するか設定することも可能である。
また、印刷するジョブの内容(機密性)に応じてサーバ90か、クラウドサービス110を使用するか設定しても良い。また、一度認証が許可された場合には、サーバ90又はクラウドサービス110の両方にアクセスしてジョブの一覧を取得することも可能である。
上述した実施形態によれば、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。例えば、上限管理された印刷出力において、上限に到達して印刷出力が一旦中止された場合でも、印刷の出力結果を意識することなく、印刷を中止したところから印刷を継続することが可能となる。また、印刷を中止したところ印刷を継続することにより、重複印刷の無駄を省くことが可能となる。
なお、上述した各実施形態は、例えばプリント(クライアントPC等からの印刷指示)を例として説明しているが、コピーの場合にも同様に適用することが可能である。また、上述した各実施形態は、一部又は全部を組み合わせることも可能である。
本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
1,2,3,4 情報処理システム
10 クライアントPC
20A,20B、20C MFP
21,91 通信手段
22,92 入力手段
23 読取手段
24 印刷手段
25 表示手段
26,26',93 記憶手段
27,27',94 制御手段
30 画像データ
31 上限値
32 累計値
33 印刷キュー
40 画像データ生成手段
41 上限値設定手段
42 印刷キュー管理手段
43 累計値管理手段
44 上限到達判定手段
45 印刷指示手段
46 印刷中止指示手段
47 上限値増加検知手段
48 印刷継続指示手段
50 制御部
51 主記憶部
52 補助記憶部
53 外部記憶装置I/F部
54 ネットワークI/F部
55 操作部
56 表示部
57 記録媒体
60 上限ポイント
61 累計消費ポイント
62 重み付け情報
63 中止履歴情報
70 上限ポイント設定手段
71 印刷枚数予測手段
72 中止履歴情報管理手段
80 上限到達情報画面
81,101 キャンセルボタン
82,102 継続印刷ボタン
90 サーバ
100 印刷再開ジョブ選択画面
110 クラウドサービス
111 ファイアウォール
特開2012−125961号公報

Claims (9)

  1. 所定の出力要求に対する出力枚数の累計値が予め設定された前記出力枚数の上限値に到達し、前記出力要求に対する出力が中止された場合に、前記出力要求の出力設定情報に基づき生成される中止履歴情報を取得する中止履歴情報管理手段と、
    前記上限値の更新を検知した場合に、前記中止履歴情報管理手段により得られた前記中止履歴情報に基づき、前記出力要求の未出力分の出力を継続する指示を行う出力継続指示手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記中止履歴情報管理手段は、
    前記出力要求の部単位、又はページ単位で出力される印刷出力ごとに、前記中止履歴情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記中止履歴情報管理手段は、
    前記出力枚数の上限値と、予め出力形態に応じて設定された重み付け情報とに基づき得られた出力予測枚数を用いて、前記中止履歴情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記中止履歴情報管理手段は、
    前記出力要求の出力枚数に基づき、前記出力要求の未出力分の出力再開ページを示す前記中止履歴情報を生成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記中止履歴情報管理手段は、
    前記出力要求に対する出力が中止された場合に、前記出力要求の未出力分に対応する不足値を算出することを特徴とする請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. 前記中止履歴情報管理手段により得られた不足値を、画面に表示する表示手段を有することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示手段は、
    前記不足値に対応する金額を計算し、計算された前記金額を表示することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 情報処理装置により実行される情報処理方法であって、
    所定の出力要求に対する出力枚数の累計値が予め設定された前記出力枚数の上限値に到達し、前記出力要求の出力が中止された場合に、前記出力要求の出力設定情報に基づき生成される中止履歴情報を取得する中止履歴情報管理手順と、
    前記上限値の更新を検知した場合に、前記中止履歴情報管理手順により得られた前記中止履歴情報に基づき、前記出力要求の未出力分の出力を継続する指示を行う出力継続指示手順とを有することを特徴とする情報処理方法。
  9. コンピュータを、
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置が有する各手段として機能させるための情報処理プログラム。
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