JP2015059820A - 粒度分布測定器 - Google Patents

粒度分布測定器 Download PDF

Info

Publication number
JP2015059820A
JP2015059820A JP2013193392A JP2013193392A JP2015059820A JP 2015059820 A JP2015059820 A JP 2015059820A JP 2013193392 A JP2013193392 A JP 2013193392A JP 2013193392 A JP2013193392 A JP 2013193392A JP 2015059820 A JP2015059820 A JP 2015059820A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
particle size
size distribution
gas
tube
distribution measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013193392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6252831B2 (ja
Inventor
弥 長谷部
Wataru Hasebe
弥 長谷部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP2013193392A priority Critical patent/JP6252831B2/ja
Publication of JP2015059820A publication Critical patent/JP2015059820A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6252831B2 publication Critical patent/JP6252831B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

【課題】センサ本体の設置場所が限定されず、また、横向きに流れる大気であっても容易に測定することのできる粒度分布測定器を提供する。【解決手段】インパクタを装着して構成されるセンサ本体1及びそのセンサ本体1への浮遊粒子状物質を含む気体の導入側にガイド部10を有する粒度分布測定器Aであって、前記ガイド部10内には円錐体形状の空間Sが形成され、その円錐体形状の空間Sの形態は、その円錐体形状の頂部からその円錐体形状の底部の円の中心部に向けて気体が供給されたとき、その供給された気体がその底部に達したときに均一に分散できるように決められており、前記円錐体形状の頂部側には、気体を吸入するチューブTを装着するチューブ接続治具部12が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、粒度分布測定器に係り、特に、気体中の浮遊粒子状物質の粒度分布を測定するものに関する。
特許文献1には、大気汚染物質の一つである粒径が2.5μm以下の微小な粒子状物質、いわゆるPM2.5(Particulate Matter 2.5)を分級して採集する分級器について提案されている。この提案に係る分級器は、広く普及している通常型ハイボリューム・エアサンプラの上方に多孔式ジェットノズルを備えたインパクタ(慣性衝突分級装置)を装着して構成されている。
上記提案に係る分級器についてさらに説明すると、この分級器は、通常型ハイボリューム・エアサンプラの上方に、複数のジェットノズルを有する天板が設けられている。そして、その天板の下面位置から所定距離離れた位置に衝突板が設けられるとともに、その衝突板の上面に衝突捕集材を設けて構成されている。
上記提案に係る分級器は、ポンプを用いて通常型ハイボリューム・エアサンプラに吸引力を与えると、天板のジェットノズルから流入した大気の流れが衝突板によって曲げられ、粒径の大きい粒子は慣性で曲がりきれずに流れから離れて分級され、その分級された粒子が衝突板の上面に設けられている衝突捕集材に捕集される。
上記提案に係る分級器は、インパクタを1個備えた分級器であるが、特許文献2に示されるように、インパクタを複数個備えたカスケードインパクタ式の分級器が提案されている。このカスケードインパクタ式の分級器は、各段のインパクタの空気動力学的粒径が所定の値に決められているので、気体中に存在する浮遊粒子状物質を粒径毎に分級することができる。この提案に係るカスケードインパクタ式の分級器では、10μm以上、2.5μm〜10μm、0.1〜2.5μm、0.1μm以下の各粒子を分級できるようにしている。
上記提案に係るようなインパクタを備えた分級器を用いて気体中の浮遊粒子状物質の粒度分布を測定する粒度分布測定器の実装置においては、サンプリング気体の取り入れ部にあたる測定器本体頂部を保護するとともに、サンプリング気体の均一な流速を確保するために、上部が開口し、下部に行くに従って広がる、いわゆる外形形状が円錐台状のガイド部が設けられている。
実用新案第3158839号公報 特開2008−70222号公報
しかしながら、従来の浮遊粒子状物質の粒度分布を測定する粒度分布測定器は、ガイド部の開口の上方側に十分が空間の取れない狭い場所には設置できないという欠点があった。
また、従来の粒度分布測定器は、ガイド部の開口が上向きに設置してサンプリング気体の取り入れを行わなければならないので、横向きの流れの気体中の浮遊粒子状物質を測定することができないという問題があった。
そこで、本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、設置場所に限定されず、しかも横向きの流れの気体中の浮遊粒子状物質をも測定することができる粒度分布測定器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る粒度分布測定器は、インパクタを装着して構成されるセンサ本体及びそのセンサ本体への浮遊粒子状物質を含む気体の導入側にガイド部を有する粒度分布測定器であって、前記ガイド部内には円錐体形状の空間が形成され、その円錐体形状の空間は、その円錐体形状の頂部からその円錐体形状の底部の円の中心部に向けて気体が供給されたとき、その供給された気体がその底部に達したときに均一に分散できるように決められており、前記円錐体形状の頂部側には、気体を吸入するチューブを装着するチューブ接続治具部が設けられていることを特徴としている。
上記構成に係る粒度分布測定器は、ガイド部内に円錐体形状の空間が形成され、その空間の形態は、円錐体形状の頂部からその円錐体形状の底部の円の中心部に向けて気体が供給されたとき、その供給された気体がその底部に達したときに均一に分散できるようになっている。したがって、円錐体形状の底部に対向して設けられるインパクタに均一に気体を供給することができる。
本発明に係る粒度分布測定器は、前記チューブ接続治具部は、前記チューブの孔径に大きさに応じたチューブ挿入部を有することが好ましい。
この場合には、チューブの孔径に大きさに合わせたチューブ挿入部を有するチューブ接続治具部に変更することができる。
本発明に係る粒度分布測定器は、チューブ接続治具部はガイド部の一部を形成するとともに、分離自在に形成されていることが好ましい。
この場合には、チューブ接続治具部は分離自在とされているので、必要に応じてチューブ接続治具部を用いることができる。
本発明に係る粒度分布測定器は、インパクタを装着して構成されるセンサ本体は複数のインパクタを装着したカスケードインパクタ式であることが好ましい。
上記構成に係る粒度分布測定器は、カスケードインパクタ式とすることができるから、段数を選択することにより所望の粒度分布を測定することができる。
本発明に係る粒度分布測定器は、センサ本体の上部に設けられるガイド部内に円錐体形状の空間が形成され、その空間の形態を円錐体形状の頂部からその円錐体形状の底部の円の中心部に向けて気体が供給されたとき、その供給された気体がその底部に達したときに均一に分散できるようにしているので、円錐体形状の底部に対向して設けられるインパクタに均一に気体を供給することができる。
したがって、円錐体形状の頂部側に設けられるチューブ接続治具部にチューブを接続しても測定することができるから、センサ本体の設置場所が限定されず粒度分布を測定することができる。また、チューブの先端を任意に向けることができるので、例えば横向きに流れる大気であっても容易に測定することができる。
本発明の実施の形態による粒度分布測定器の左半分を断面で示した正面図である。 図1に示す粒度分布測定器のガイド部の縦断面である。 図1に示す粒度分布測定器のガイド部の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、この実施の形態により限定されるものではなく、また、下記の実施の形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一ものも含まれる。
本発明の実施の形態による粒度分布測定器Aは、図1に示されるように、センサ本体1と、ガイド部10とで構成されている。
センサ本体1は、周知のカスケードインパクタ式の分級器と同様に構成されている。すなわち、このセンサ本体1は、外形形状が所定高さの円筒形に形成されていて、その円筒形が高さ方向に複数個に区分された多段で構成されている。
円筒形の最下段に当たる部分の基部2は、上部開口で、かつ有底の筒体からなり、側壁の一部には、筒体内の気体を吸引する吸引パイプ2aが設けられている。そして、その基部2の上方の円筒形は、複数の分級段に形成されている。図示の例では、最上段が第0段分級部3aとされていて、その第0段分級部3aの下方には順に第7段分級部3hまでの8段の分級段に形成されている。そして、最下段の第7段分級部3と基部2との間には、バックアップフィルタ用段3iに形成されている。
第0段分級部3a〜第7段分級部3hの各分級部及びバックアップフィルタ用段3iは、同一形状のリング状体をなしていて、位置決めしながら積層できるように構成されている。そして、これらリング状体は、基部2上に位置決めしながら積層できるように構成されている。
第0段分級部3a〜第7段分級部3hの各分級部には、多孔板4及び衝突板5がそれぞれ設けられている。多孔板4は、各分級部のリング状体の底部近くを覆うようにそれぞれ設けられ、また、衝突板5は、多孔板4の下方側に所定距離を保ってリング状体を覆うようにそれぞれ設けられている。そして、バックアップフィルタ用段3iのリング状体の底部には、そのリング状体の底部を覆うようにバックアップフィルタ6が設けられている。
第0段分級部3a〜第7段分級部3hにそれぞれ設けられる多孔板4に開けられる孔径(ノズル径)は、各分級部で分級する浮遊粒子状物質(以下、「エアロゾル」という。)の粒度によって決められている。すなわち、多孔板4で分級されるエアロゾルの粒子径は、孔を通過する流速が速くなるほど小さくなるので、最も大きな粒子径のエアロゾルを分級する第0段分級部3aの多孔板4の孔径が最も大きく、第7段分級部3hにかけて順に孔径が小さくなるように設定されている。
各分級部の多孔板4の下方側にそれぞれ設けられる衝突板5は、多孔板4の孔から流下してくる気体を受け止めるとともに、その受け止めた気体を板面の外周方向に転換して流す機能を有いている。そして、各衝突板5の上面には、図示しないが衝突捕集材が設けられているので、粒径が大きく慣性で曲がりきれずに流れから離れたエアロゾルを衝突捕集材に捕集することができるように構成されている。
第0段分級部3a〜第7段分級部3hにそれぞれ設けられる衝突板5の周囲で、かつその衝突板5を保持している各分級部のリング状体には、衝突板5の上面側から下面側に気体を通過させるための図示しない通路が設けられている。図1中の左側の矢印は、その気体の通過状態を表わしている。したがって、第0段分級部3a〜第7段分級部3hに順に気体を流下させることができる。
図示のセンサ本体1では、上述した第0段分級部3a〜第7段分級部3hにそれぞれ設けられる多孔板4に開けられる孔径及びバックアップフィルタ6は、以下の範囲の粒径のエアロゾルを分級捕集することができるように決められている。すなわち、第0段分級部3aは11μm以上、第1段分級部3bは7.0μm〜11μm、第2段分級部3cは4.7μm〜7.0μm、第3段分級部3dは3.3μm〜4.7μm、第4段分級部3eは2.1μm〜3.3μm、第5段分級部3fは1.1μm〜2.1μm、第6段分級部3gは0.65μm〜1.1μm、第7段分級部3は0.43μm〜0.65μmをそれぞれ分級捕集できるように決められ、そして、第7段分級部3hの下方に設けられるバックアップフィルタ用段3iのバックアップフィルタ6は、0.43μm以下のエアロゾルを捕集できるように決められている。
センサ本体1は、上述のように、基部2上に位置決めしながら第0段分級部3a〜第7段分級部3hの各分級部及びバックアップフィルタ用段3iをパッキン部材を介在させて気密状に積層して構成されるとともに、この積層体は、基部2と後述するガイド部10のガイド本体11との間に掛け渡される図示しない挟持部材で保持されるように構成されている。したがって、この挟持部材を外せば第0段分級部3a〜第7段分級部3hの各分級部及びバックアップフィルタ用段3iを容易に分離することができる。
ガイド部10は、ガイド本体11及びチューブ接続治具部12で構成されていて、センサ本体1の上部に設けられているとともに、内部に円錐体形状の空間Sを形成して構成されている。
ガイド本体11は、周知のカスケードインパクタ式の分級器に設けられている截頭円錐体形状のガイド部と同様に構成されている。すなわち、このガイド本体11は、図2に示されるように、上部が開口し、下部に行くに従って広がる、いわゆる外形形状が截頭円錐体形状に形成されている。そして、そのガイド本体11の内部には、円錐体形状の空間Sの下側の一部分が形成されている。なお、図示の例では、ガイド本体11の内部に形成される空間Sの割合は、空間Sの大部分を占めている。
ガイド本体11の下部外周部は、センサ本体1の最上段である第0段分級部3aのリング状体に位置決めして載置されるように構成されている。したがって、このガイド本体11の下部は、第0段分級部3aの多孔板4の上方を覆うことがないように開口されている。
ガイド本体11の上部の開口の大きさ(開口面積)は、そのガイド本体11の上部にチューブ接続治具部12が取り付けられない状態において、そのガイド本体11の上部の開口から取り込まれた気体の流れが、第0段分級部3aの多孔板4の各孔に均一に流れ込むことができるように決められている。したがって、ガイド本体11の上部の開口の大きさが決められると、必然的にガイド本体11の高さが決められる。
チューブ接続治具部12は、図2及び図3に示されるように、ガイド本体11の上部に設けられ、その下部側が接続部12aに形成されるとともに、上部側がチューブ挿入部12bに形成されている。そして、接続部12aの内部には、円錐体形状の空間Sの残りの空間部分が形成されている。
チューブ接続治具部12とガイド本体11との接続について説明すると、チューブ接続治具部12の下部外周には、ガイド本体11の上部外周に設けられている肉厚部11aに対応したフランジ12cが設けられている。そして、そのフランジ12cの周囲には等間隔に複数個(図示の例では4個)のビス13用の孔が設けられ、また、ガイド本体11の肉厚部11aの上面にはフランジ12cに設けられている孔の位置に対応したネジ穴が設けられている。したがって、肉厚部11aの上面にパッキン部材を介在させてフランジ12cを載置し、フランジ12cの孔からビス13を締め付けると、チューブ接続治具部12とガイド本体11とを気密性を保って接続でき、また、ビス13を外すと、ガイド本体11からチューブ接続治具部12を簡単に取り外すことができる。
チューブ接続治具部12の上部に位置するチューブ挿入部12b内には、チューブ接続治具部12内に形成されている円錐体形状の空間Sの頂部と連通する所定径の貫通孔が形成されている。そして、この貫通孔の軸心方向は、円錐体形状の空間Sの頂点とその円錐体形状の円の中心位置を結ぶ軸心線上となるように決められている。なお、貫通孔の孔径は、このチューブ挿入部12bの外周に挿入される合成樹脂製等からなる可撓性のチューブT(図1参照)の孔径によって決められるが、図示の例では、気体や液体用として広く用いられている13mmφのチューブ(パイプ)の内径に合わせた孔径とされる。
円錐体形状を呈する空間Sの頂角θは、チューブ挿入部12b内の孔径が13mmφで、吸引流量が28.3L/minの通常の測定条件の下での実験によれば、頂角θが30度以下であればチューブ挿入部12bを介して供給された気体を第0段分級部3aの多孔板4の各孔に均一に流し込ませることができることが分かっている。頂角θが30度のときは、円錐体形状を呈する空間Sの低角は75度となる。この場合、頂角θが小さくなればなるほど、第0段分級部3aの多孔板4の各孔に気体をより均一に流し込ませることができるが、ガイド部10の高さが高くなって装置が大型化するので、頂角θを30度にすると装置を小型化することができる。
なお、チューブ挿入部12bを介して供給された気体が第0段分級部3aの多孔板4の各孔に均一に流し込ませることができることができないとき、例えば上述の頂角θが30度よりも大きいときは、チューブ挿入部12bの真下部部の多孔板4の孔の流速が他の部分の孔よりも速くなってしまい、第0段分級部3aで予定している粒径よりも小さい粒径のエアロゾルも捕集してしまう。図示の例では、第0段分級部3aは11μm以上のエアロゾルを捕集するようにしているが、多孔板4の各孔に均一に気体が供給されず、一部の孔で規定よりも流速が速くなると、11μm以下のエアロゾルを捕集してしまい、正確な粒度分布測定が損なわれてしまう。
以上の説明から明らかなように、本実施の形態に係る粒度分布測定器Aのガイド部10内に形成される円錐体形状の空間Sの形態は、その円錐体形状の頂部からその円錐体形状の底部の円の中心部に向けて供給された気体がその底部に達したときに均一に分散されるように決められる。
上記構成からなる粒度分布測定器Aにおいて、吸引パイプ2aから図示しないポンプで所定の吸引流量で吸引されると、チューブTの先端から取り込まれたエアロゾルを含む大気がガイド部10内の空間Sを介して第0段分級部3aの多孔板4上に均一に供給される。次いで、大気は第0段分級部3a〜第7段分級部3hの各分級部及びバックアップフィルタ用段3iにかけて順次流れる。その流れの途中において、大気中のエアロゾルが各段で分級される。所定時間の分級処理後、各段で捕集されたエアロゾルが秤量されて粒度分布が測定される。また、必要に応じて捕集されたエアロゾルは、化学分析等の試料とされる。
(実験例)
チューブ接続治具部12を有するガイド部10を備えた本発明に係るエアロゾルの捕集と、ガイド部10からチューブ接続治具部12を外した従来型のエアロゾルの捕集との比較実験を行った。
実験における円錐体形状を呈する空間Sの頂角θ(図2参照)は30度、チューブ挿入部12b内の孔径は13mmφで、吸引流量は28.3L/minである。使用した標準粒子はJIS試験用粉体3種である。そして、センサ本体1は4段構成で、第0段分級部は11μm以上、第1段分級部は7.0μm〜11μm、第2段分級部は4.7μm〜7.0μm、第3段分級部は3.3μm〜4.7μm、バックアップフィルタ用段のバックアップフィルタは3.3μm以下のエアロゾルを捕集できるように決められている。測定は、各段のガラスプレートからなる衝突板の重量増加量で行われている。実験結果を表1に示す。
Figure 2015059820
表1に示されるように、t検定の結果は、いずれの段においてもp>0.05であり、有意水準5%において有意差はないと判断することができる。したがって、チューブ接続治具部12を付けても従来型と同様の粒度分布測定ができることが分かる。
上述の実験結果からも明らかなように、チューブ接続治具部12にチューブTを接続することができるので、粒度分布測定器Aは、チューブTの先端を測定しようとする大気中に置くことができるから、センサ本体1の設置場所が限定されず、また、横向きに流れる大気であっても容易に測定することができる特長を有している。さらに、チューブ接続治具部12は分離自在とされているので、必要に応じて使用することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上述の例では、ガイド部10は、ガイド本体11とチューブ接続治具部12とを分離できるようにしたが、これらを一体化してもよい。
また、チューブ接続冶具部12は、チューブTの孔径に大きさに応じたチューブ挿入部12bに適宜変更することができる。例えば、上記チューブ接続治具部12をガイド本体11に対して分離しても良いし、チューブ挿入部12bのみを接続部12aに対して適宜な着脱手段により分離可能として、そのチューブ挿入部12bを変更してもよい。
さらに、上述の例では、センサ本体1は8段構成としたが、実験例で示した4段構成やその他の多段式にすることもできる。
A 粒度分布測定器
S 空間
T チューブ
1 センサ本体
2 基台
2a 吸引パイプ
3a〜3h 第0段分級部〜第7段分級部
3i バックアップフィルタ用段
4 多孔板
5 衝突板
10 ガイド部
11 ガイド本体
11a 肉厚部
12 チューブ接続治具部
12a 接続部
12b チューブ挿入部
12c フランジ
13ビス

Claims (4)

  1. インパクタを装着して構成されるセンサ本体及びそのセンサ本体への浮遊粒子状物質を含む気体の導入側にガイド部を有する粒度分布測定器であって、
    前記ガイド部内には円錐体形状の空間が形成され、
    前記円錐体形状の空間は、その円錐体形状の頂部からその円錐体形状の底部の円の中心部に向けて気体が供給されたとき、その供給された気体がその底部に達したときに均一に分散できるように決められており、
    前記円錐体形状の頂部側には、気体を吸入するチューブを装着するチューブ接続治具部が設けられていることを特徴とする粒度分布測定器。
  2. 前記チューブ接続治具部は、前記チューブの孔径に大きさに応じたチューブ挿入部を有することを特徴とする請求項1に記載の粒度分布測定器。
  3. 前記チューブ接続治具部は、前記ガイド部の一部を形成するとともに、分離自在に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の粒度分布測定器。
  4. 前記インパクタを装着して構成されるセンサ本体は、複数のインパクタを装着したカスケードインパクタ式であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の粒度分布測定器。
JP2013193392A 2013-09-18 2013-09-18 粒度分布測定器 Active JP6252831B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013193392A JP6252831B2 (ja) 2013-09-18 2013-09-18 粒度分布測定器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013193392A JP6252831B2 (ja) 2013-09-18 2013-09-18 粒度分布測定器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015059820A true JP2015059820A (ja) 2015-03-30
JP6252831B2 JP6252831B2 (ja) 2017-12-27

Family

ID=52817469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013193392A Active JP6252831B2 (ja) 2013-09-18 2013-09-18 粒度分布測定器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6252831B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5676033A (en) * 1979-11-27 1981-06-23 Tokuyama Sekisui Kogyo Kk Wet type sieve analytical method of particle and device thereof
JPS59151036A (ja) * 1983-02-18 1984-08-29 Agency Of Ind Science & Technol ダスト粒径分布用試料採取装置
JPS60157036A (ja) * 1983-12-23 1985-08-17 コミサリヤ・ア・レネルジ・アトミク カスケ−ドインパクシヨン及び均等デポジシヨンによるエ−ロゾル試料採取器
JP2005514089A (ja) * 2001-12-21 2005-05-19 グラクソ グループ リミテッド 定量噴霧式吸入器ユニットを試験する方法および装置
US20080047372A1 (en) * 2006-08-24 2008-02-28 Astech Projects Limited Impactor automation

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5676033A (en) * 1979-11-27 1981-06-23 Tokuyama Sekisui Kogyo Kk Wet type sieve analytical method of particle and device thereof
JPS59151036A (ja) * 1983-02-18 1984-08-29 Agency Of Ind Science & Technol ダスト粒径分布用試料採取装置
JPS60157036A (ja) * 1983-12-23 1985-08-17 コミサリヤ・ア・レネルジ・アトミク カスケ−ドインパクシヨン及び均等デポジシヨンによるエ−ロゾル試料採取器
JP2005514089A (ja) * 2001-12-21 2005-05-19 グラクソ グループ リミテッド 定量噴霧式吸入器ユニットを試験する方法および装置
US20080047372A1 (en) * 2006-08-24 2008-02-28 Astech Projects Limited Impactor automation

Also Published As

Publication number Publication date
JP6252831B2 (ja) 2017-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7458284B2 (en) Three-stage dust sampler
US7334453B2 (en) Modular particulate sampler
JP6077326B2 (ja) サイクロン式分級装置
KR102156747B1 (ko) 미세 입자 포집용 필터 홀더 장치
CN101322891A (zh) 一种气溶胶虚拟撞击浓缩分离器
CN211292463U (zh) 气溶胶粒径分布测试仪
JP6252831B2 (ja) 粒度分布測定器
JPH052394B2 (ja)
JP6596041B2 (ja) 微小粒子の捕集装置
CN206960173U (zh) 一种大气颗粒采集装置
US10401263B2 (en) Device for picking and transporting nanoobjects contained in aerosols, with a cassette with a module suited to reducing the suction noise during picking
CN201253522Y (zh) 一种气溶胶虚拟撞击浓缩分离器
KR100464161B1 (ko) 호흡성 분진 포집장치
CN202522449U (zh) 旋风式pm2.5大气颗粒物切割器
US8601886B2 (en) Apparatus for metallic particulate quantification
Tatum et al. Performance of the RespiCon™ personal aerosol sampler in forest products industry workplaces
US1870947A (en) Dust collector
CN206038477U (zh) 一种无损检测产品表面颗粒污染物的装置
CN103759980B (zh) 一种双级虚拟撞击pm10/pm2.5采样器
JP6560849B2 (ja) 粉末分散方法及び装置
JP6392112B2 (ja) 直進型サイクロン式の分粒ユニットおよび分粒捕集装置、ならびに気中粉塵濃度を測定する方法
CN206378330U (zh) 一种颗粒物二次悬浮、分级采样装置
US4242908A (en) Particulate sampler shield
CN206622227U (zh) 新型气固分离器
JP2021185343A (ja) 多連サンプラー装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160608

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170411

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171024

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6252831

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150