JP2015059413A - 太陽光発電システム - Google Patents

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ビスワス デバシス
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敬 松岡
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Abstract

【課題】 架台部の設置コストを低減できる太陽光発電システムを提供する。【解決手段】 一実施形態に係る太陽光発電システムは、太陽電池アレイ群及び防風装置を備える。太陽電池アレイ群は、複数の太陽電池パネルと前記太陽電池パネルを支持固定する架台部とを含む太陽電池アレイを複数備える。防風装置は、前記太陽電池アレイ群の周囲の少なくとも一部に配置され、複数の平板を組み合わせた防風体又は翼型の水平断面を有する防風体を複数備える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、太陽光発電システムに関する。
近年、環境問題への配慮から、太陽光を利用して発電する太陽光発電システムの導入が世界的に増加し、大規模な太陽光発電システムを備えるメガソーラー発電所が世界各地に建設されている。太陽光発電システムでは、多数の太陽電池パネルが配置され、これらの太陽電池パネルは架台部(架台及び基礎)によって支持固定されている。架台部においては、太陽電池パネルに作用する風圧力などに耐え得る強度が要求される。
一方で、太陽光発電システムの設置コストにおいて架台部の設置コストが占める割合が大きく、特に太陽電池パネルを1万枚以上配置するようなメガソーラーシステムでは、その割合はますます大きくなる。そのため、架台部の設置コストを低減することが求められている。架台部の設置コストの低減は、架台部を軽量化することにより達成されるが、風圧力などに耐え得るよう架台部の健全性を確保しながら架台部を軽量化することは困難とされる。
特開2010−018954号公報
太陽光発電システムにおいては、上述したように、架台部の設置コストを低減できることが求められている。
本発明が解決しようとする課題は、架台部の設置コストを低減できる太陽光発電システムを提供することである。
一実施形態に係る太陽光発電システムは、太陽電池アレイ群及び防風装置を備える。太陽電池アレイ群は、複数の太陽電池パネルと前記太陽電池パネルを支持固定する架台部とを含む太陽電池アレイを複数備える。防風装置は、前記太陽電池アレイ群の周囲の少なくとも一部に配置され、複数の平板を組み合わせた防風体又は翼型の水平断面を有する防風体を複数備える。
実施形態に係る太陽光発電システムを示す斜視図。 図1の太陽光発電システムを示す上面図。 図1の太陽光発電システムにおいて北東の風が吹く場合の風の流れを模式的に示す上面図。 (A)及び(B)は図1に示した防風体によって風の流れが変えられる様子を示す図。 本実施形態に係る防風体と太陽電池アレイとの配置関係を説明する図。 太陽電池アレイの端部が揃っていない太陽電池アレイ群の周囲に防風体が配置される例を示す上面図。 第1の比較例に係る太陽光発電システムを示す上面図。 第2の比較例に係る太陽光発電システムを示す上面図。 (A)及び(B)は数値解析に使用する条件を説明するための概略図。 (A)及び(B)は数値解析により得たれた図7に示した太陽電池アレイ群における風力係数分布を示す図。 (A)及び(B)は数値解析により得たれた図8に示した太陽電池アレイ群における風力係数分布を示す図。 他の実施形態に係る太陽光発電システムを示す斜視図。 図12の太陽光発電システムを示す上面図。
太陽光発電システムに関して、JIS(Japanese Industrial Standards) C8955では、太陽電池アレイ自身の質量による固定荷重、風圧力による風圧荷重、太陽電池パネル表面に積もった雪による積雪荷重、地震力による地震荷重の4種類の荷重を想定した上で、太陽電池パネルを設計することが定められている。これらの荷重の組み合わせは設置環境により異なるが、風圧荷重は、多くの太陽光発電所で考慮しなければならない荷重であり、風速から太陽電池アレイに加わる風圧荷重を算出する近似式を適用することになっている。この規格を適用する際、「架台が複数の場合は、周囲端部は算出式による風力係数を適用し、中央部はその値の1/2を使用してもよい」とされている。しかしながら、中央部についての明確な定義はされていない。このため、太陽光発電システムの設計時には、安全性を確保するために、周囲端部での風力係数を1/2倍した値を使用する領域(中心部)を適切に見積もることが重要である。
以下、必要に応じて図面を参照しながら、実施形態を説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。
図1は、一実施形態に係る太陽光発電システム100を概略的に示す斜視図であり、図2は、太陽光発電システム100を概略的に示す上面図である。太陽光発電システム100は、図2に示すように、複数の太陽電池アレイ111を含む太陽電池アレイ群110と、太陽電池アレイ群110の周囲に配置され、複数の防風体121を含む防風装置120と、を備える。図2に示される例では、3つの太陽電池アレイ111−1〜111−3が、それぞれの端部が揃った状態で並列に配置されている。図1では、2つの太陽電池アレイ111−1、111−2及び2つの防風体121が示されている。
各太陽電池アレイ111は、図1に示すように、太陽光を受光して電力を生成する複数の太陽電池パネル112と、太陽電池パネル112を支持固定する架台部113と、を備える。架台部113は、水平面から所定の角度だけ傾斜した状態で太陽電池パネル112を支持する架台114と、架台114を地面に固定するコンクリート製の基礎115と、を備える。図2において、矩形ブロックの各々が1つの太陽電池パネル112を示す。図2の例では、各太陽電池アレイ111において、導電性の接続部材で接続された8枚の太陽電池パネル112が並べて配置されている。
太陽電池パネル112は、発電効率の観点から、一般に、傾斜して設置される。例えば、日本などの北半球の高緯度地域では、太陽電池パネル112は、その受光面116が南を向くように傾斜して設置される。水平面と受光面116とが成す角度は、設置場所の緯度及び環境などの様々な条件を考慮して決定される。
本実施形態では、太陽電池パネル112が南向きに配置される場合を想定する。この場合、3つの太陽電池アレイ111−1〜111−3が南北方向に並置され、太陽電池アレイ111−1〜111−3の各々では、太陽電池パネル112が東西方向に配列される。図2の例では、防風体121は、太陽電池アレイ群110の西側、東側、及び北側に配置されている。
本実施形態では、各防風体121は、翼型の水平断面を有する。より具体的には、各防風体121は、非対称翼型の水平断面を有する。防風装置120は、太陽電池アレイ群110の後方側から太陽電池アレイ群110に向かう風の流れを変える。ここでは、太陽電池アレイ群110の後方側は、太陽電池パネル112の背面に対向する側を指す。太陽電池パネル112が南向きに配置される本実施形態では、太陽電池アレイ群110の後方側から太陽電池アレイ群110に向かう風は、例えば、北風、北東の風、北西の風などのように、北から南に向かう成分を含む風を指す。
例えば、図2に示すように北西の風が吹く場合、風201は、太陽電池アレイ群110の北側に(すなわち後方に)配置された防風体群122−1によりせき止められる。さらに、風202は、太陽電池アレイ群110の西側に配置された防風体群122−2によって向きを変えられて(すなわち、整流されて)、矢印Aに示すように南方向に向かう風になる。さらにまた、風203は、太陽電池アレイ群110の東側に配置された防風体群122−3によって向きを変えられて、矢印Bに示すように南に向かう風になる。このようにして、防風装置120は、後方側から太陽電池アレイ群110に向かう風の少なくとも一部が太陽電池パネル112に直接当たることを防止する。それにより、太陽電池パネル112に直接当たる風が軽減され、太陽電池パネル112に作用する風圧力が低減する。
図3は、太陽光発電システム100に対して北東の風が吹く場合の風の流れを模式的に示している。風301は、防風体群122−1によって向きを変えられて、矢印Cに示すように西に向かう風になる。さらに、風302は、防風体群122−3によって向きを変えられて、矢印Dに示すように南方向に向かう風になる。さらにまた、風303は、防風体群122−2によって向きを変えられて、矢印Eに示すように南方向に向かう風になる。このようにして、防風装置120は、後方側から太陽電池アレイ群110に向かう風の少なくとも一部が太陽電池パネル112の背面に直接当たることを防止する。それにより、太陽電池パネル112に直接当たる風が軽減され、太陽電池パネル112に作用する風圧力が低減する。
本実施形態では、防風体121の水平断面形状を翼型形状とすることにより、防風体121自体に作用する風圧力(風荷重)が軽減される。その結果、防風体121の強度を低下させることが可能になり、防風体121の設置コストを削減することができる。
図4(A)及び(B)は、上から見た場合において、数値解析から得られた防風体121周りの風の流れを示している。図4(A)と図4(B)では、流入する風の向きが約45度異なっている。図4(A)及び(B)からは、風の流れの向きは防風体121間を通過することで変えられていることがわかる。太陽電池アレイ群110の周囲に防風体121を設置することにより風の流れを変更し、それにより、太陽電池アレイ111に直接当たる風を少なくすることが可能である。その結果、太陽電池パネルに作用する風圧力が軽減し、安全性を確保しながら、架台部113の軽量化を図ることができる。
図5を参照して、太陽電池アレイ111と防風体121との間の配置関係を具体的に説明する。図5は、太陽光発電システムの一部を拡大して示している。一例では、防風体121は、防風体121間の距離(防風体間隔)L1が翼弦長C以下であり、防風体121と太陽電池アレイ111との間の距離L2が1メートルから2メートルの範囲となるように、配置される。翼弦長Cは、図5に示すように、翼弦の前縁と後縁を結ぶ線分の長さを示す。防風体121の寸法は、防風体間隔L1及び防風体121と太陽電池アレイ111との間の距離L2を確保できる範囲で、太陽電池アレイ111の配置と設置場所の状況に応じて決定される。
なお、防風体121は、設置環境の風の状況に応じて、太陽電池アレイ群110の周囲全体に設置してもよく、太陽電池アレイ群110の周囲の一部に設置してもよい。例えば、北西の風は強く吹くが北東の風は強く吹かない地域に太陽光発電システム100を設置する場合、太陽電池アレイ群110の北側及び西側に防風体121が設置される。また、防風体121は、それぞれ独立しており、防風体121全てが同じ寸法、同じ形状である必要はない。さらに、防風体間隔L1は、全ての防風体121で同じである必要はない。防風体間隔L1は、個々の防風体121において翼弦長Cを超えない範囲で任意に設定することができる。
さらに、図2に示されるような太陽電池アレイ111それぞれの端部が揃っている場合に限らず、図6に示されるような端部に段差がある太陽電池アレイ群110に対して防風装置120が設置されてもよい。図6に示すように、北東の風が吹く場合、風601は、防風体群122−1によって向きを変えられて、矢印Fに示すように西に向かう風になる。さらに、風602は、防風体群122−3によって向きを変えられて、矢印Gに示すように南方向に向かう風になる。その結果、太陽電池パネル112に直接当たる風が軽減され、太陽電池パネル112に作用する風圧力を低減することができる。
図7は、第1の比較例に係る太陽光発電システム700を概略的に示し、図8は、第2の比較例に係る太陽光発電システム800を概略的に示している。図7及び図8に示した太陽光発電システム700及び800は、図1に示した太陽光発電システム100とは異なり、防風装置120を備えていない。太陽光発電システム700の太陽電池アレイ群710では、6列の太陽電池アレイ711それぞれが10枚の太陽電池パネル112を含む。図8に示した太陽光発電システム800の太陽電池アレイ群810では、5列の太陽電池アレイ811を含み、太陽電池アレイ811ごとに太陽電池パネル112の数が異なっている。最北に位置する1列目の太陽電池アレイ811−1が3つの太陽電池パネル112を備え、太陽電池アレイ811−1に南側に隣接する2列目の太陽電池アレイ811−2が5つの太陽電池パネル112を備えるというように、列番号が大きくなる(すなわち、南側に位置する)に従い太陽電池パネル112が2つずつ多くなっている。この場合、5列目の太陽電池アレイ811−5は11枚の太陽電池パネル112を備える。
発明者らは太陽光発電システム700及び800それぞれの太陽電池アレイ群710及び810における風力係数分布を数値解析によって得ている。数値解析に使用した条件について説明する。数値解析では、太陽電池パネル112以外の部分(例えば架台及び基礎)は風の流れに与える影響が少ないので考慮していない。太陽光発電システム700に関しては、図9(A)に示すように、太陽電池パネル112の幅Wを1500mm、奥行きDを3000mm、厚さTを100mmとする。さらに、図9(B)に示すように、太陽電池パネル112の高さHを500mmとし、角度φを30度とする。図7に示すように、太陽電池アレイ611間の距離Lを3000mmとする。さらに、太陽電池パネル112を南向きに配置し、風向を北から南に向かう方向(図7の矢印Aで示される方向)及び北東から南西に向かう方向(図7の矢印Bで示される方向)とし、風速を30m/sとする。
太陽光発電システム800に関しては、太陽電池パネル112の幅Wを1500mm、奥行きDを2945mm、厚さTを100mmとする。さらに、太陽電池パネル112の高さHを730mmとし、角度φを10度とする。図8に示すように、太陽電池アレイ811間の距離Lを1700mmとする。さらに、太陽電池パネル112を南向きに配置し、風向を北から南に向かう方向(図8の矢印Cで示される方向)及び北東から南西に向かう方向(図8の矢印Dで示される方向)とし、風速を30m/sとする。
風力係数Cは、下記数式(1)で定義される。数式(1)では、風力係数Cに関し、太陽電池パネル112の背面から受光面116に向かう方向を正としている。風力係数Cは、その絶対値が大きいほど、太陽電池パネル112に作用する風圧力が大きいことを表す。
Figure 2015059413

ここで、Pは太陽電池パネル112の背面に作用する風圧力を表し、Pは太陽電池パネル112の受光面116に作用する風圧力を表す。また、ρ及びUは流体(空気)の密度及び流速をそれぞれ表す。さらに、Aは太陽電池パネル112の受光面116又は背面の面積を表す。
図10(A)は、風向が図7の矢印Aで示される方向であるとした場合(すなわち、北風を想定した場合)において数値解析により得られた太陽電池アレイ群710における風力係数分布を示し、図10(B)は、風向が図5の矢印Bで示される方向であるとした場合(すなわち、北東の風を想定した場合)において数値解析により得られた太陽電池アレイ群710における風力係数分布を示している。図11(A)は、風向が図8の矢印Cで示される方向であるとした場合(すなわち、北風を想定した場合)において数値解析により得られた太陽電池アレイ群810における風力係数分布を示し、図11(B)は、風向が図8の矢印Dで示される方向であるとした場合(すなわち、北東の風を想定した場合)において数値解析により得られた太陽電池アレイ群810における風力係数分布を示している。図10(A)及び(B)並びに図11(A)及び(B)において、濃色ほど風力係数の値が大きく、淡色ほど風力係数の値が小さいことを示す。
図10(A)及び(B)では、風向A及び風向Bのいずれにおいても、風上側の太陽電池パネル112ほど風力係数が大きい傾向がある。より具体的には、図10(A)では、1段目の太陽電池アレイ711−1で風力係数が最も大きく、2段目の太陽電池アレイ711−2で風力係数が最も小さくなり、風下側の太陽電池アレイ711ほど風力係数が大きくなる傾向がある。風上側の1段目の太陽電池アレイ711−1では、中央部に位置する3列目から8列目の太陽電池パネル112に比べて端部に位置する1列目、2列目、9列目、10列目の太陽電池パネル112で風力係数が小さく、2段目から6段目の太陽電池アレイ711−2〜711−6では、中央部に位置する2列目から9列目の太陽電池パネル112に比べて端部に位置する1列目、10列目の太陽電池パネル112で風力係数が大きくなっている。図11(A)及び(B)では、風向C及び風向Dのいずれにおいても、風上側の太陽電池パネル112ほど風力係数が大きい傾向がある。より具体的には、図11(A)では、1段目の太陽電池アレイ811−1で風力係数が最大となり、風下側の太陽電池アレイ811ほど風力係数が小さくなる傾向がある。
このように、太陽電池アレイ群710と太陽電池アレイ群810とでは傾向が異なっている。太陽電池アレイ群710では、北風の場合、太陽電池アレイ111の両端部及び中央部において渦が巻く。また、太陽電池アレイ群710では、北東からの風は、各太陽電池アレイ711の東端の(10列目の)太陽電池パネル112に衝突し、その後乱れながら太陽電池アレイ711間に流入する。一方、太陽電池アレイ群810では、北東の風のような斜めからの風は、中央部まで流入しやすくなる。このような風の流れの違いに応じて上述したような傾向の違いが現れると考えられる。
本実施形態では、防風装置120を設けることにより、風が太陽電池アレイ群110の周囲端部の太陽電池パネル112に直接当たることが防止され、太陽電池パネル112に作用する風圧力が低減される。このため、上述したJIS C8955に記載される中央部をより広く設定することができる。このため、架台114及び基礎115の設置コストを低減することができる。
以上のように、本実施形態に係る太陽光発電システムでは、太陽電池アレイ群の周囲の少なくとも一部に防風体を設けることにより、太陽電池パネルに作用する風圧力を低減することができる。それにより、安全性を確保するとともに、基礎及び架台を軽量化することが可能になる。その結果、基礎及び架台の設置コストを低減することができる。
なお、防風体は、水平断面形状が翼型に形成される例に限らず、風の流れを変更することができればいかなる形状に形成されてもよい。図12は、本実施形態の変形例に係る太陽光発電システム1200を概略的に示す斜視図であり、図13は、太陽光発電システム1200を概略的に示す上面図である。図12及び図13に示すように、本実施形態の変形例に係る防風装置120は、複数の(例えば2枚の)平板を組み合わせて形成される防風体1221を複数個備える。本実施形態の変形例においても、太陽電池パネルに作用する風圧力を低減することができ。その結果、基礎及び架台の設置コストを低減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100…太陽光発電システム、110…太陽電池アレイ群、111…太陽電池アレイ、112…太陽電池パネル、113…架台部、114…架台、115…基礎、116…受光面、120…防風体群、121…防風体、1221…防風体。

Claims (3)

  1. 複数の太陽電池パネルと前記太陽電池パネルを支持固定する架台部とを含む太陽電池アレイを複数備える太陽電池アレイ群と、
    前記太陽電池アレイ群の周囲の少なくとも一部に配置され、翼型の水平断面を有する防風体又は複数の平板を組み合わせて形成される防風体を複数備える防風装置と、
    を具備する太陽光発電システム。
  2. 前記防風体は、非対称翼型の水平断面を有する、請求項1に記載の太陽光発電システム。
  3. 前記複数の防風体が設置される間隔は前記翼型の翼弦長以下である、請求項1又は2に記載の太陽光発電システム。
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