JP2015055470A - ヒートパイプ及び箔、発泡体又は他の多孔性媒体と共に相変化材料を使用したエネルギー貯蔵並びに熱管理 - Google Patents

ヒートパイプ及び箔、発泡体又は他の多孔性媒体と共に相変化材料を使用したエネルギー貯蔵並びに熱管理 Download PDF

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Abstract

【課題】相変化材料を用いた総合効率の高いエネルギー貯蔵装置を提供する。【解決手段】エネルギーを貯蔵する装置100は、囲まれた室部120を画定するハウジング110と、熱伝導性材料から形成されて室部120内に配置された箔130又は発泡体と、室部120の内部に配置された相変化材料140と、発泡体又は箔130、及び相変化材料140と熱連通し、ハウジング110を貫通して延在する少なくとも1つのヒートパイプ150とを備える。【選択図】図1

Description

本開示は概して、相変化材料(PCM)を使用してのエネルギー貯蔵に関する。
PCMの溶融固化(別途行われる、又は同時に行われる溶融或いは固化を含む)は、熱エネルギーをPCMに貯蔵し、その後PCMから抽出するために、若しくは様々な対象物を冷却し加熱するために、多様な用途に利用されうる。
数ある中でも純PCM及び共晶系PCMを含む相変化材料は、固有かつ既知の温度(又は温度範囲)で溶融し、硬化するものであり、冷却又は加熱されている対象物の温度を正確に制御する機会を提供する。更に、潜在エネルギーは、知覚可能エネルギーと比較してずっと高次のエネルギー密度で貯蔵されることが可能であり、その結果として、コスト削減、及び熱管理パッケージの軽量化のみならず小型化も実現できる。
潜熱熱エネルギー貯蔵の高次エネルギー密度は、限定する訳ではないが例としては、航空宇宙産業用途、電気車両の客室の温度制御を含む自動車産業用途、及び、自動車産業用途や航空宇宙産業用途での廃熱利用のような、スペースと重量が重要な状況において魅力的である。より具体的には、民間航空機内のギャレー及び廃熱貯蔵場所に関連した小規模システムに、或いは、集光型太陽熱発電所の敷地での大規模用途向けに見られるような、設備のサイズと重量の削減に適用される。残念なことに、かかる状況では一般的に、従前のPCMの装置/材料、システム及び/又は方法の総合効率が阻害されている。
従って、全体的な質量及び容積を保つ或いは低減させる一方で、熱容量を増大させる、PCMの装置/材料、システム及び/又は方法が求められている。
本出願は、2013年1月24日提出の、「航空機用途向けの相変化材料、ヒートパイプ、及び燃料電池の利用」と題された、Faghri氏他に帰属する米国特許出願シリアル番号13/357,254(米国公開特許公報番号2013/0189594)に関連しており、該出願の開示は、参照により全体が本書に組み込まれる。
少なくとも1つの態様では、エネルギーを貯蔵する装置は、囲まれた室部を画定するハウジングと、室部内に配置され、熱伝導性金属材料から形成された箔と、室部の内部に配置された相変化材料、及び、相変化材料と熱連通し、ハウジングを貫通して延在する少なくとも1つのヒートパイプを備える。
別の一態様では、エネルギーを貯蔵する装置は、囲まれた室部を画定するハウジングと、室部の内部に配置された相変化泡状材料、及び、相変化材料と熱連通し、ハウジングを貫通して延在する少なくとも1つのヒートパイプを備える。
本書に記載された特性、機能及び利点は、本開示の様々な態様で独立に実現可能であり、又は、以下の記述及び図面を参照してさらなる詳細が理解されうる、更に他の態様において組み合わせることも可能である。
本開示の教示による方法及びシステムの態様は、以下の図面を参照して、下記に詳細に記述される。
複数の態様による、エネルギーを貯蔵する装置の態様の概略図である。 複数の態様による、エネルギーを貯蔵する装置の態様の概略図である。 複数の態様による、エネルギーを貯蔵する装置の態様の概略図である。 複数の態様による、エネルギーを貯蔵する装置の態様の概略図である。 複数の態様による、エネルギーを貯蔵する装置の態様の概略図である。 複数の態様による、エネルギーを貯蔵する装置の態様の概略図である。 複数の態様による、エネルギーを貯蔵する装置の態様の概略図である。 複数の態様による、エネルギーを貯蔵する装置の態様の概略図である。 複数の態様による、エネルギーを貯蔵する装置の態様の概略図である。 複数の態様による、エネルギーを貯蔵する装置の態様の概略図である。 複数の態様による、エネルギーを貯蔵する装置についての溶融速度を示すグラフである。 複数の態様による、エネルギーを貯蔵する装置についての固化速度を示すグラフである。 複数の態様による、エネルギーを貯蔵する装置についての溶融速度を示すグラフである。 複数の態様による、エネルギーを貯蔵する装置についての固化速度を示すグラフである。
様々な態様の具体的な特性は、一部の図面には示され、他の図面には示されないことがあるが、これは便宜的に行われているにすぎない。任意の図面の任意の特性は、他の任意の図面の任意の特性と組み合わせて参照され、かつ/又は特許請求されることがある。
相変化材料の溶融速度及び/又は固化速度を増大させ、かつ/若しくは、高温表面又は低温表面と相変化材料の固液界面との温度差を減少させるために、ヒートパイプを、熱伝導率が高い発泡体及び/又は箔のような固形多孔性媒体並びに/或いは有効固形多孔性媒体とそれぞれ結合させる、エネルギー貯蔵装置の態様が本書に記述されている。熱性能の改善は、相変化材料が相変化する際の、高温(又は低温)の表面或いは機器と、相変化材料の固液界面との間の熱抵抗の低減によって実現する。
以下の記述には、様々な態様を徹底的に理解するための、多数の具体的詳細事項が記載されている。しかし当業者であれば、様々な態様が具体的な詳細事項なしで実行可能であることを理解するであろう。他の例では、特定の態様を不明瞭にすることがないよう、よく知られている方法、手続き、構成要素及び回路については、詳細に図解または記述していない。
図1〜10は、複数の態様による、エネルギーを貯蔵するための装置の態様の概略図である。まず図1を参照するに、いくつかの態様では、エネルギーを貯蔵する装置100は、囲まれた室部120を画定するハウジング110と、室部120内に配置され、熱伝導性金属材料から形成された箔130と、室部120の内部に配置された相変化材料140、及び、箔130並びに相変化材料140と熱連通し、ハウジングを貫通して延在する少なくとも1つのヒートパイプ又は熱サイホン150を備える。
ハウジング110は、PCMの容積膨張を可能にする、硬性又は可堯性の任意の固形材料から形成可能である。いくつかの態様では、ハウジング110は、例えばプラスチックなどの適当な高分子材料から、円筒や直角プリズムのような三次元形状に形成される、断熱材料112から成る。他の態様では、ハウジング110は、電子冷却用途向けなどに用いられる銅112のような高熱伝導性の材料、又は、熱伝導性材料と断熱材料の任意の組み合わせから成る。ハウジング110の詳細な寸法及び材料は厳密に規定される訳ではなく、装置が適用される具体的な用途に大いに基づくものである。いくつかの実施例では、ハウジングは1インチから12フィートまでの高さを有し、他の場合には、具体的な用途に応じて、0.5インチから50フィートまでの半径を備える。
いくつかの態様では、箔130は、0.017ミリから0.024ミリの厚みを有する、アルミニウムなどの金属製の、若しくは他の非金属性高熱伝導性箔から成り、相変化材料140は、図11〜14に提示された結果を生成する実験系のように、アルミニウム箔130の中に散在するn−オクタデカンから成る。室部の内部の箔の数及び相変化材料の種類は厳密に規定される訳ではなく、装置が適用される具体的な用途に大いに基づくものである。いくつかの実施例では、室部内の箔の数は、100から5000までの範囲に帰する。
いくつかの態様では、熱伝導性箔130は、室部120内で第1方向に配置され、ヒートパイプ150は、第1方向とは異なる第2方向で、室部120の中へと延在する。図1に図示する実施例では、熱伝導性箔130は室部120内に水平方向に配置され、ヒートパイプ150は、室部120を貫くように垂直方向に延在する。他の態様では、熱伝導性箔130は、室部120内で第1方向に配置され、ヒートパイプ150は、第1方向と実質的に同一の第2方向で、室部120を貫くように延在する。図2に図示する実施例では、熱伝導性箔130は室部120内に垂直方向に配置され、ヒートパイプ150は、室部120を貫くように、垂直方向に延在する。
いくつかの態様では、ヒートパイプ150は、例えば銅、アルミニウム、及び/又は鋼鉄から作られ、セ氏約0度から約200度までの間で動作する作動流体152を含む。より具体的には、少なくともいくつかの態様では、作動流体は、セ氏約25度から約200度まで間で動作する。更により具体的には、少なくともいくつかの態様では、作動流体は、セ氏約25度から約160度までの間で動作する。ヒートパイプ150内で使用される作動流体には、水及び/又はメタノールが含まれうるが、それらだけに限定される訳ではない。その上、少なくともいくつかの態様では、ヒートパイプ150は、例えば焼結金属粉末、金属繊維、及び/又はスクリーンメッシュから作られる、ウィック構造を含む。代替的には、ヒートパイプ150は、他の任意の材料から作られることがあり、かつ/若しくは、熱伝達システム100が本書に記載されているように機能することを可能にする、他の任意の流体を含む可能性がある。例えば、少なくとも1つの態様では、ヒートパイプ150は、垂直方向に、重力補助的に配置される。更に、ヒートパイプ150が、熱伝導性発泡体154のような熱伝導性材料によって強化されることにより、ヒートパイプ150の熱伝導係数は増大し、流道流体による熱伝達も改善される。
稼働中、装置100内の相変化材料140と、ヒートパイプ150に触れて流れ去る流体のような熱源又はヒートシンクとの間で、熱が交換される。例えば、ヒートパイプ150に触れて流れ去る流体の温度が相変化材料140よりも高い場合には、熱は流体から相変化材料140へと伝達されることになり、それによって、装置100内にエネルギーが貯蔵される。対照的に、ヒートパイプ150に触れて流れ去る流体の温度が相変化材料140よりも低い場合には、熱は相変化材料140から流体へと伝達されることになり、それによって、装置100からエネルギーが放出される。
図3〜4に図示する実施例では、ヒートパイプ150は、室部120及びハウジング110を貫通して延在する。図3に図示する実施例では、熱伝導性箔130は室部120内に水平方向に配置され、ヒートパイプ150は、室部120を貫通して垂直方向に延在する。図4に図示する実施例では、熱伝導性箔130は室部120内に垂直方向に配置され、ヒートパイプ150は、室部120を貫通して垂直方向に延在する。図3及び4の装置100は、装置100の両側で、流体の流れと熱交換を行うことを可能にする。いくつかの実施例では、装置の片側での流体の流れが、相変化材料140の溶融を目的とする加熱された流体である一方で、装置100の別の側での流体の流れは、相変化材料の固化を目的とする冷却された流体であることもある。
図5〜6に図示する実施例では、ヒートパイプは、室部120及びハウジング110を貫通して、水平方向に延在する。図5に図示する実施例では、熱伝導性箔130は室部120内に水平方向に配置され、ヒートパイプ150は、室部120を貫通して水平方向に延在する。図6に図示する実施例では、熱伝導性箔130は室部120内に垂直方向に配置され、ヒートパイプ150は、室部120を貫通して、水平方向に延在する。図5及び6の装置100は、装置100の両側で、流体の流れと熱交換を行うことを可能にする。ヒートパイプ150及び箔130は、水平と垂直のどちらの方向にも、又は、水平或いは垂直以外の方向に、配向されうることが認識されるであろう。例えば、ヒートパイプ150は、室部120を貫くように、斜めにも延在しうる。
いくつかの態様では、装置100は、装置の室部120の中へと、又は室部120を貫通して延在する、複数のヒートパイプ150を備える。図7に図示する実施例では、熱伝導性箔130は室部120内に水平方向に配置され、2つのヒートパイプ150が室部120を貫通して垂直方向に延在すると同時に、1つのヒートパイプ150は、室部120の中へと延在している。図8に図示する実施例では、熱伝導性箔130は室部120内に垂直方向に配置され、2つのヒートパイプ150が室部120を貫通して垂直方向に延在すると同時に、1つのヒートパイプ150は、室部120の中へと延在している。図7及び8の装置100は、装置100の両側で、流体の流れと熱交換を行うことを可能にする。
いくつかの態様では、装置100は、高熱伝導性発泡体に組み込まれた相変化材料を取り込む。図9〜10に図示する実施例では、装置は、囲まれた室部120を画定するハウジング110と、室部の内部に配置された相変化材料と発泡体との複合物142、及び、相変化材料と発泡体との複合物と熱連通し、ハウジングを貫通して延在する少なくとも1つのヒートパイプ又は熱サイホン150を含む。例としては、相変化材料と発泡体との複合物142は、アルミニウム発泡体とパラフィンワックスから成る(すなわちパラフィンとアルミニウム発泡体との複合物である)。当業者は、図9及び10の装置100は、水平方向に、又は別の方向に配向されたヒートパイプ150と共に構成されることもありうると、認識するであろう。
図1〜10に図示する装置100は、本書上記の参照により本願に組み込まれている米国公開特許公報番号2013/0189594に記載されている熱伝達システムのような、熱伝達システムに取り入れられることがある。
図11は、アルミニウム箔130とヒートパイプ150を備える装置100についての、溶融速度及び容積液分を示すグラフである。変数fは、図1〜2に示す事例と同様に、熱水の流れによって下部から加熱される室部120に包含された、相変化材料140の容積液分を表している。変数Nは、室部120内の箔130の数を示す。本実験において使用されるアルミニウム箔の厚みは、t=0.017mmである。空隙率εは、総容積(PCMの容積と金属箔の容積との合計)に対する、相変化材料140によって占められる容積と定義される。相変化材料は長鎖炭化水素(例えばn−オクタデカン)であり、PCM溶融温度を約3°C下回る温度で、当初は完全な固形体f=0である。ヒートパイプは銅であり、水で満たされている。
溶融結果は、(1)円筒形容器内に同心円を成すように配置された垂直の非中空銅製棒状材(Rod−PCM)、(2)薄板状の普通アルミニウム製箔と共にある垂直の非中空銅製棒状材(Rod−Foil−PCM)(箔が占める容積は非常に少なく、名目上PCMによって占められる容積の1.4%に過ぎない。換言すると、空隙率ε=98.6%である。)(3)棒状材と外形寸法が全く同一であり水で満たされているが、箔と共にない、銅製ヒートパイプ(HP−PCM)、及び、(4)ヒートパイプと箔(HP−Foil−PCM)(箔の容積率は同様に1.4%)について示されている。図11は、箔の容積率が同様の場合に関して、HP−Foil−PCMの溶融速度がRod−Foil−PCM(HP−PCMと同様の溶融速度を明示している)の約3倍に達することを示す。
図12は、アルミニウム箔130とヒートパイプ150を備える装置100についての、固化速度及び容量液分を示すグラフである。図12に示す実施例では、相変化材料140の溶融温度を約3°C上回る温度で、相変化材料140は、当初は完全な液体f=1.0である。箔と共にあるヒートパイプと相変化材料との組み合わせは、他の手法よりも大いに性能が優れている。
図13は、図9に図示する装置と相似の、アルミニウム発泡体142とヒートパイプ150を備える装置100についての、溶融速度を示すグラフである。
金属発泡体の有孔密度ωは、1インチ当たりの孔数(PPI)によって決まる。HP−Foil−PCMとHP−Foam−PCMとの間で有効な比較を行うために、同様の空隙率(同様の金属容積)が比較される必要がある。図13及び14に示す実施例に関しては、溶融と固化の両方について同様の液分を獲得するよう、箔の厚みはt=0.024mmとされた。
図13は、図11に関連する条件と同様の条件下での溶融速度を示す。N=62、t1、ε=98.6%である、HP−PCM、Rod−PCM及びHP−Foil−PCMについての図13及び14のデータは、図11及び12で示したものと同様の事例であるが、PCM容器内のヒートパイプ長に相違がある(図11ではヒートパイプ長は90mmであるが、図13及び14では80mmである)。N=62、t1、ε=98.6%のHP−Foil−PCM(黒丸)と、N=162、t2、ε=96.1%のHP−Foil−PCM(白丸)の比較により、空隙率を3%程度、若干減少させる(金属の容積を3%増加させる)ことによって、溶融速度が2倍になることが示されている。N=162、t2、ε=96.1%のHP−Foil−PCM(白丸)とω=20PPI、ε=95.5%のHP−Foam−PCM(黒丸)との間で、空隙率に変化がない状態での第2の比較も行われている。この結果は、ほぼ同一の空隙率では、HP−Foam−PCMの事例と比較して、HP−Foil−PCMの溶融速度が速く(約2倍の値に)なることを示す。HP−Foam−PCMに関して、ω=20PPI、ε=95.5%の事例(黒ダイヤ)が、N=62、t1、ε=98.6%のHP−Foil−PCM(黒丸;より高い空隙率を有する)と同様の溶融速度を示していることには注目しうる。ω=20PPI、ε=89.4%のHP−Foam−PCM(ハイフン)と、ω=20PPI、ε=95.5%のHP−Foam−PCM(黒ダイヤ)との間の、有孔密度に変化がない状態での比較は、空隙率が低いほど溶融速度は速くなるという結論に至った、N=62、t1、ε=98.6%のHP−Foil−PCM(黒丸)と、N=162、t2、ε=96.1%のHP−Foil−PCM(白丸)とを比較した結果に一致する。最後に、N=162、t2、ε=96.1%のHP−Foil−PCM(白丸)も、空隙率が高い(金属の質量が少ない)にもかかわらず、ω=20PPI、ε=89.4%のHP−Foam−PCM(ハイフン)よりも性能が優れている。
図14は、アルミニウム発泡体142又はアルミニウム箔130と、ヒートパイプ150を備える装置100についての、固化速度を示すグラフである。HP−Foil−PCMとHP−Foam−PCMの全ての事例は、基本事例であるRod−PCM、並びにHP−PCMの事例よりも、性能が優れている。溶融と固化の両方にとっての最適構成は、N=162、t2、ε=96.1%のHP−Foil−PCM(白丸)であり、溶融速度が(すなわち固化速度も)Rod−PCMの約14(8)倍になっているが、このことは、たった3.9%の金属容積率を使用しての改善としては並外れている。
ここまで、航空機環境内で熱を伝達し、貯蔵し、かつ/若しくは利用するための方法とシステムの例示的な態様、並びに、そのためにヒートパイプ150をPCM及び箔/発泡体と融合するという構想が、詳細に記載されている。方法、システム、及び記載されている構想は、本書に記載された具体的な態様に限定される訳ではなく、むしろ、システムの構成要素及び/又は方法のステップは、本書に記載された他の構成要素及び/又はステップから独立に、分離されて利用可能である。方法の各ステップ及び各コンポーネントは、他の方法のステップ及び/又はコンポーネントと組み合わせて使用されてもよい。様々な態様の具体的な特性は、一部の図面には示され、他の図面には示されないことがあるが、これは便宜的に行われているにすぎない。図面の任意の特性は、他の任意の図面の任意の特性と組み合わせて参照され、かつ/又は特許請求されることがある。
ここに記載した説明では、最良のモードを含む態様を開示し、かつ任意の当業者による、任意又は機器やシステムの作成及び使用、並びに組み込まれた任意の方法の実施を含む、態様の実行を可能にするために、実施例を使用している。本開示の特許可能な範囲は特許請求の範囲によって規定されており、当業者であれば想起される他の実施例も含みうる。かかる他の実施例は、それらが特許請求の範囲の文言と異ならない構成要素を有する場合、或いは、それらが特許請求の範囲の文言とわずかしか違わない同等の構成要素を有する場合は、特許請求の範囲の範囲内にあることを意図している。
また、本明細書及び特許請求の範囲において、「結合された」並びに「接続された」という語が、それらの派生語と共に使用されうる。具体的な態様では、「接続された」は2つ以上の要素が互いに直接、物理的に若しくは電気的に接触していることを示すために使用されうる。「結合された」は2つ以上の要素が直接、物理的に若しくは電気的に接触していることを意味しうる。しかし、「結合された」は2つ以上の要素が互いに直接的に接触していないが、なおかつ、互いに連携または相互作用することも、意味することがある。
本明細書中の「一態様」又は「いくつかの態様」という言及は、態様に関連して記載される、具体的な特性、構造、又は特徴が、少なくとも一つの実行形態に含まれていることを意味する。本明細書のさまざまな箇所にある「一態様では」という語句は、必ずしも同一の態様について言及しているとは限らない。
さらに、本開示は、以下の条項による実施形態を含む。
条項1 エネルギーを貯蔵する装置(100)であって、
囲まれた室部(120)を画定するハウジング(110)と、
熱伝導性材料から形成されて室部内に配置された箔(130)と、
室部の内部に配置された相変化材料(140)、及び、
相変化材料と熱連通し、ハウジングを貫通して延在する、少なくとも1つのヒートパイプ(150)を備える、装置(100)。
条項2 ハウジング(110)は、断熱材料と熱伝導性材料のうち少なくとも1つから成る、条項1に記載の装置。
条項3 相変化材料(140)は、箔(130)の中に散在する、条項1に記載の装置。
条項4 箔(130)は、0.017ミリから0.024ミリまでの厚みを有するアルミニウム箔から成る、条項3に記載の装置。
条項5 アルミニウム箔(130)は室部(120)内で第1方向に配置され、
ヒートパイプ(150)は、第1方向とは異なる第2方向で、室部を貫くように延在する、条項4に記載の装置。
条項6 アルミニウム箔(130)は室部(120)内で水平方向に配置され、かつ、
ヒートパイプ(150)は室部を貫くように垂直方向に延在し、若しくは、
アルミニウム箔(130)は室部(120)内で垂直方向に配置され、かつ、
ヒートパイプ(150)は室部を貫くように垂直方向に延在し、若しくは、
アルミニウム箔(130)は室部(120)内で水平方向に配置され、かつ、
ヒートパイプ(150)は室部を貫くように水平方向に延在し、若しくは、
アルミニウム箔(130)は室部(120)内で垂直方向に配置され、かつ、
ヒートパイプ(150)は室部を貫くように水平方向に延在する、条項4に記載の装置。
条項7 ヒートパイプ(150)は、熱伝導性金属から成り、作動流体を備える、条項1から6のいずれか1項に記載の装置。
条項8 ヒートパイプ(150)は、高熱伝導性発泡体と、相変化材料と発泡体との複合物がある室部(120)の外部のフィンのうち、少なくとも1つを備える、条項1から7のいずれか1項に記載の装置。
条項9 エネルギーを貯蔵する装置であって、
囲まれた室部(120)を画定するハウジング(110)と、
室部の内部に配置された相変化材料と発泡体との複合物(142)、及び、
相変化材料と発泡体との複合物と熱連通し、ハウジングを貫通して延在する、少なくとも1つのヒートパイプ(150)を備える、装置。
条項10 ハウジング(110)は、断熱材料と熱伝導性材料のうち少なくとも1つから成る、条項9に記載の装置。
条項11 相変化材料と発泡体のと複合物(142)は、アルミニウム発泡体から成る、条項9又は10に記載の装置。
条項12 ヒートパイプ(150)は、熱伝導性金属から成り、作動流体(152)を備える、条項9から11のいずれか1項に記載の装置。
条項13 ヒートパイプ(150)は、高熱伝導性発泡体と、相変化材料と発泡体との複合物がある室部(120)の外部のフィンのうち、少なくとも1つを備える、条項9から12のいずれか1項に記載の装置。
条項14 ヒートパイプ(150)は室部(120)を貫くように垂直方向に延在し、或いは、
ヒートパイプ(150)は室部(120)を貫くように水平方向に延在する、条項9から13のいずれか1項に記載の装置。
態様は、構造的特性及び/又は方法論的行為に特有の文言で記述されているが、特許請求の対象は記述された特定の特性や行為に必ずしも限定されないことを理解されたい。むしろ、具体的な特性及び行為は、請求の対象を実施する形態のサンプルとして開示されている。
100 装置
110 ハウジング
112 断熱材料(又は銅)
120 室部
130 箔
140 相変化材料
150 ヒートパイプ(又は熱サイホン)
152 作動流体
154 熱伝導性発泡体

Claims (8)

  1. エネルギーを貯蔵する装置(100)であって、
    囲まれた室部(120)を画定するハウジング(110)と、
    熱伝導性材料から形成されて前記室部内に配置された箔(130)と、
    前記室部の内部に配置された相変化材料(140)と、
    前記相変化材料と熱連通し、前記ハウジングを貫通して延在する少なくとも1つのヒートパイプ(150)と
    を備える装置(100)。
  2. 前記ハウジング(110)は、断熱材料と熱伝導性材料のうち少なくとも1つを含む、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記相変化材料(140)は前記箔(130)の中に散在する、
    請求項1に記載の装置。
  4. 前記箔(130)は、0.017ミリメートルから0.024ミリメートルまでの厚みを有するアルミニウム箔から成る、請求項3に記載の装置。
  5. 前記アルミニウム箔(130)は前記室部(120)内で第1方向に配置され、
    前記ヒートパイプ(150)は、前記第1方向とは異なる第2方向に、前記室部を貫くように延在する、
    請求項4に記載の装置。
  6. 前記アルミニウム箔(130)は前記室部(120)内で水平方向に配置され、かつ、前記ヒートパイプ(150)は前記室部を貫くように垂直方向に延在するか、
    前記アルミニウム箔(130)は前記室部(120)内で垂直方向に配置され、かつ、前記ヒートパイプ(150)は前記室部を貫くように垂直方向に延在するか、
    前記アルミニウム箔(130)は前記室部(120)内で水平方向に配置され、かつ、前記ヒートパイプ(150)は前記室部を貫くように水平方向に延在するか、若しくは、
    前記アルミニウム箔(130)は前記室部(120)内で垂直方向に配置され、かつ、前記ヒートパイプ(150)は前記室部を貫くように水平方向に延在する、
    請求項4に記載の装置。
  7. 前記ヒートパイプ(150)は、熱伝導性金属を含み、作動流体を含む、請求項1から6のいずれか1項に記載の装置。
  8. 前記ヒートパイプ(150)は、高熱伝導性発泡体、並びに前記相変化材料と発泡体との複合物がある室部(120)の外部のフィンのうち、少なくとも1つを備える、請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。
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