JP2015055069A - Handle device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、扉の壁面に設けられるハンドル装置に関し、特に、ハンドル内に配索されるハーネスを備えたハンドル装置に関する。 The present invention relates to a handle device provided on a wall surface of a door, and particularly to a handle device provided with a harness routed in a handle.
従来、扉の室内外の壁面にはハンドル装置が設けられている。このハンドル装置にはハンドルが設けられており、このハンドルを押したり引いたりすることで、扉を開閉できるようになっている。 Conventionally, a handle device is provided on a wall surface of the door inside and outside. The handle device is provided with a handle, and the door can be opened and closed by pushing or pulling the handle.
例えば、特許文献1には、ハンドル(特許文献1の「アウトサイドハンドルH」参照)と、このハンドルに内装される通信機器(特許文献1の「アンテナ9」参照)と、この通信機器に接続され、ハンドル内に配索されるハーネス(特許文献1の「ハンドル内配線27」参照)と、を備えたハンドル装置が開示されている。
For example,
上記の従来技術においては、ハンドル装置を扉の壁面に取り付ける際に、ハンドルの外部に引き出されたハーネスの端部が無理に引っ張られると、ハーネスがハンドルから不用意に引き抜かれる恐れがある。 In the above prior art, when the handle device is attached to the wall surface of the door, if the end of the harness pulled out of the handle is forcibly pulled, the harness may be inadvertently pulled out of the handle.
本発明は、上記の事情を考慮し、ハーネスがハンドルから不用意に引き抜かれるのを防止することを目的とする。 In view of the above circumstances, an object of the present invention is to prevent a harness from being inadvertently pulled out from a handle.
本発明のハンドル装置は、扉の壁面に固定されるハンドルと、前記ハンドルに内装される通信機器と、前記通信機器に接続され、前記ハンドル内に配索されるハーネスと、前記ハンドルに内装され、前記ハーネスを支持するハーネスガイドと、を備えたハンドル装置であって、前記ハーネスガイドは、前記ハーネスが挿入される第1挿入部を有する第1ガイドリブと、前記ハーネスが挿入される第2挿入部を有する第2ガイドリブと、を備え、前記第2挿入部は、前記ハーネスの配索方向と交差する方向における位置が、前記第1挿入部に対して片側にずれていることを特徴とする。 A handle device according to the present invention includes a handle fixed to a wall surface of a door, a communication device provided in the handle, a harness connected to the communication device and routed in the handle, and provided in the handle. A harness guide for supporting the harness, wherein the harness guide includes a first guide rib having a first insertion portion into which the harness is inserted, and a second insertion into which the harness is inserted. A second guide rib having a portion, wherein the second insertion portion has a position in a direction crossing a wiring direction of the harness that is shifted to one side with respect to the first insertion portion. .
上記のように第1挿入部及び第2挿入部にハーネスを挿入することで、ハーネスが一方向に引っ張られたとしてもハーネスが動きにくくなり、ハーネスがハンドルから不用意に引き抜かれるのを防止することができる。 By inserting the harness into the first insertion portion and the second insertion portion as described above, even if the harness is pulled in one direction, the harness becomes difficult to move and the harness is prevented from being inadvertently pulled out from the handle. be able to.
更に、第1挿入部に対して片側にずれた位置に第2挿入部を設けることで、ハーネスが屈曲されることになる。これに伴って、ハーネスが一方向に引っ張られたとしてもハーネスが一層動きにくくなり、ハーネスがハンドルから不用意に引き抜かれるのを一層効果的に防止することができる。 Furthermore, the harness is bent by providing the second insertion portion at a position shifted to one side with respect to the first insertion portion. Along with this, even if the harness is pulled in one direction, the harness becomes more difficult to move, and the harness can be more effectively prevented from being inadvertently pulled out from the handle.
前記第2ガイドリブは、前記ハーネスの配索方向において前記第1ガイドリブの両外側に配置されていても良い。 The second guide ribs may be arranged on both outer sides of the first guide ribs in the wiring direction of the harness.
このような構成を採用することにより、ハーネスがV字状に屈曲されることになる。これに伴って、ハーネスが一方向に引っ張られたとしてもハーネスがより一層動きにくくなり、ハーネスがハンドルから不用意に引き抜かれるのをより一層効果的に防止することができる。 By adopting such a configuration, the harness is bent into a V shape. Along with this, even if the harness is pulled in one direction, the harness becomes more difficult to move, and the harness can be more effectively prevented from being inadvertently pulled out from the handle.
前記ハーネスガイドは、前記ハーネスが挿入される第3挿入部を有し、前記ハーネスの配索方向において前記第2ガイドリブの外側に配置される第3ガイドリブを更に備え、前記第3挿入部は、前記ハーネスの配索方向と交差する方向における位置が、前記第2挿入部に対して前記片側とは逆側にずれていても良い。 The harness guide includes a third insertion portion into which the harness is inserted, and further includes a third guide rib disposed outside the second guide rib in the wiring direction of the harness, The position in the direction crossing the wiring direction of the harness may be shifted to the opposite side to the one side with respect to the second insertion portion.
このような構成を採用することにより、ハーネスがジグザグ状(Z字状)に屈曲されることになる。これに伴って、ハーネスが一方向に引っ張られたとしてもハーネスがより一層動きにくくなり、ハーネスがハンドルから不用意に引き抜かれるのをより一層効果的に防止することができる。 By adopting such a configuration, the harness is bent in a zigzag shape (Z-shape). Along with this, even if the harness is pulled in one direction, the harness becomes more difficult to move, and the harness can be more effectively prevented from being inadvertently pulled out from the handle.
前記ハンドル装置は、前記通信機器に接続される他の通信機器を更に備え、前記ハーネスガイドと前記他の通信機器は、前記ハンドル内の空間において、重なり合って積層状を成していても良い。 The handle device may further include another communication device connected to the communication device, and the harness guide and the other communication device may overlap each other in a space in the handle to form a stacked shape.
このような構成を採用することにより、ハンドル内の空間を有効に利用することが可能になると共に、他の通信機器を含むユニットの組み立てが容易になる。 By adopting such a configuration, it becomes possible to effectively use the space in the handle and facilitate the assembly of the unit including other communication devices.
前記ハンドルは、前記ハーネスの裏側を覆う裏カバーと、前記裏カバーに固定され、前記ハーネスの表側を覆う表カバーと、を備え、前記表カバーの裏面には、ガイド固定部が突設され、前記ガイド固定部は、前記ハーネスガイドを嵌合可能な第1嵌合部と、前記他の通信機器を嵌合可能に設けられ、前記表カバーの裏面と前記第1嵌合部の間に形成される第2嵌合部と、を備えていても良い。 The handle includes a back cover that covers the back side of the harness, and a front cover that is fixed to the back cover and covers the front side of the harness, and a guide fixing portion projects from the back surface of the front cover, The guide fixing portion is provided between the first fitting portion capable of fitting the harness guide and the other communication device, and is formed between the back surface of the front cover and the first fitting portion. A second fitting portion to be provided.
このような構成を採用することにより、通信機器に他の通信機器を接続する製品と通信機器に他の通信機器を接続しない製品の両方に同一の部品構成で対応することが可能となり、部品の共通化を図ることができる。 By adopting such a configuration, it is possible to support both products that connect other communication devices to communication devices and products that do not connect other communication devices to communication devices with the same component configuration. Can be shared.
また、表カバーの裏面とハーネスガイドの間に他の通信機器が挟み込まれることになるため、他の通信機器を安定的に保持することが可能となる。 Moreover, since another communication apparatus is inserted | pinched between the back surface of a front cover, and a harness guide, it becomes possible to hold | maintain another communication apparatus stably.
本発明によれば、ハーネスがハンドルから不用意に引き抜かれるのを防止することが可能となる。 According to the present invention, it is possible to prevent the harness from being inadvertently pulled out from the handle.
以下、図1〜図6に基づいて、本発明の一実施形態に係るハンドル装置1について説明する。以下、説明の便のため、図1における左側をハンドル装置1の前側とし、図1における右側をハンドル装置1の後側とする。各図に適宜付される矢印Frは、ハンドル装置1の前側を示している。
Hereinafter, based on FIGS. 1-6, the
図1に示されるように、ハンドル装置1は、扉2の外壁面3(室外側の壁面)に設けられている。ハンドル装置1は、扉2の外壁面3に埋設される上下一対のシリンダー錠4と、扉2の外壁面3に固定され、上側のシリンダー錠4の上方から下側のシリンダー錠4の下方に亘って配置されるハンドル5と、ハンドル5の上部に保持される作動機構6と、ハンドル5の上部に内装されるカードリーダー7(通信機器)を有する通信ユニット8と、を主体として構成されている。
As shown in FIG. 1, the
まず、各シリンダー錠4について説明する。各シリンダー錠4は、前後方向に延びる鍵穴9を備えている。各シリンダー錠4の表面には、鍵穴9の前端部が露出している。各シリンダー錠4は、施解錠機構(図示せず)に接続されており、鍵穴9に挿入された合鍵(図示せず)が回転操作されると、施解錠機構が作動して、扉2の施錠と解錠が切り替わるようになっている。
First, each cylinder lock 4 will be described. Each cylinder lock 4 includes a
次に、ハンドル5について説明する。ハンドル5は、上下方向に細長い形状を成している。つまり、本実施形態では、上下方向がハンドル5の長手方向である。ハンドル5は、扉2の外壁面3に固定される上下一対の台座10と、上下一対の台座10を連結するグリップ11と、を備えている。
Next, the
図2に示されるように、ハンドル5の上側の台座10は、扉2の外壁面3に沿って上下方向に延びる第1カバー12と、第1カバー12の上部の前方に配置される第2カバー13と、第1カバー12と第2カバー13を連結するストラップ14と、を主体として構成されている。
As shown in FIG. 2, the
第1カバー12の上端部には上方係合部15が設けられ、第1カバー12の上下方向略中央部には左右一対の下方係合部16(図2では、左側の下方係合部16のみを表示)が設けられている。第1カバー12には、上方係合部15の下方に円筒状の錠前保持部17が設けられている。錠前保持部17は、上側のシリンダー錠4の外周の前後方向中央部を覆っている。第1カバー12には、錠前保持部17の下方に四角筒状のストラップ保持部18が設けられている。ストラップ保持部18の後上隅部には、係合部20が設けられている。ストラップ保持部18の表面側には、挿入開口部21が形成されている。
An upper
第1カバー12の下部には、ラッチバー保持部22が設けられている。ラッチバー保持部22の後端部は、扉2を貫通する上下一対の取付柱23を介して、扉2の内壁面24(室内側の壁面)に設けられた室内側ハンドル25(図2において一部のみを表示)に連結されている。第1カバー12の後端面と扉2の外壁面3の間には、ゴム製のシート26が介装されている。
A latch bar holding portion 22 is provided at the lower portion of the
第2カバー13の上端部には上方フック27が設けられ、第2カバー13の下端部には左右一対の下方フック28(図2では、左側の下方フック28のみを表示)が設けられている。そして、上方フック27を第1カバー12の上方係合部15に係合させると共に各下方フック28を第1カバー12の各下方係合部16に係合させることで、第2カバー13が第1カバー12に着脱可能に取り付けられている。
An
第2カバー13の上部は、上側のシリンダー錠4の表面を覆っている。第2カバー13の下部には、後方に向かって突出する保持突部30が設けられている。保持突部30には、挿通穴32が上下方向に設けられている。保持突部30の後部は、第2カバー13を第1カバー12に取り付けた状態で、第1カバー12のストラップ保持部18に設けられた挿入開口部21に挿入されている。
The upper part of the
ストラップ14は、ゴムなどの弾性材料によって形成されている。ストラップ14は、第1カバー12のストラップ保持部18に保持されている。ストラップ14の長手方向一端部には係合穴33が設けられており、この係合穴33に第1カバー12の係合部20を係合させることで、ストラップ14の長手方向一端部が第1カバー12に取り付けられている。ストラップ14の長手方向他側部は、第2カバー13の保持突部30に設けられた挿通穴32に挿通されている。これにより、ストラップ14の長手方向他側部が第2カバー13に取り付けられている。
The
図1に示されるように、ハンドル5の下側の台座10は、ハンドル5の上側の台座10と略上下対称形状を成している。ハンドル5の下側の台座10については説明を省略する。
As shown in FIG. 1, the
図1に示されるように、ハンドル5のグリップ11は、僅かに前方に湾曲しながら上下方向に延びている。ハンドル5のグリップ11は、裏カバー40と、裏カバー40の前方に配置される表カバー41と、裏カバー40及び表カバー41の上部の左右両側に配置される一対のサイドウォール42(図1では、左側のサイドウォール42のみ表示)と、を備えている。裏カバー40と表カバー41の間には、収容空間43が形成されている。
As shown in FIG. 1, the
裏カバー40は、アルミニウム等の金属によって形成されている。図3(a)及び図3(b)に示されるように、裏カバー40は、裏板部44と、裏板部44の左右両側から前方に向かって延びる側板部45と、を備えている。
The
図2に示されるように、裏板部44は、カードリーダー7の裏面を覆っている。図3(a)に示されるように、裏板部44の上部には後方に向かって突出する上側突片46が設けられ、裏板部44の下部には後方に向かって突出する下側突片47が設けられている。図1に示されるように、下側突片47は、揺動軸部48を介して下側の台座10に取り付けられている。これにより、グリップ11が揺動軸部48を支点に揺動可能となっている。
As shown in FIG. 2, the
図3(b)に示されるように、裏板部44の上下方向中央部には、4個の当接突部49が前方に向かって突出している。裏板部44の下部には、ハーネス挿通穴50が設けられている。
As shown in FIG. 3B, four
図3(a)及び図3(b)に示されるように、各側板部45の上部には、切り欠き部51が設けられている。切り欠き部51は、各側板部45のうちのカードリーダー7の左右両側面の後部を覆う部分に設けられている。
As shown in FIGS. 3A and 3B, a
表カバー41は、ポリカーボネート等の樹脂によって形成されている。図4(a)及び図4(b)に示されるように、表カバー41は、本体部52と、本体部52の左右両側から後方に向かって延びる固定部53と、を備えている。
The
図1に示されるように、本体部52の上端部と下端部は、それぞれ取付ネジ54によって裏カバー40の裏板部44の上端部と下端部に取り付けられている。これにより、裏カバー40に表カバー41が固定されている。図2に示されるように、本体部52は、カードリーダー7の表面を覆っている。
As shown in FIG. 1, the upper end portion and the lower end portion of the
図4(a)及び図4(b)に示されるように、本体部52の裏面には、上下方向中央部よりも上方の部分に、支持フック55が突設されている。本体部52の裏面の上下方向中央部には、四角筒状のガイド固定部56が突設されている。ガイド固定部56の上端部と下端部には、開口部56aがそれぞれ設けられている。図5等に示されるように、ガイド固定部56は、第1嵌合部57と、本体部52の裏面と第1嵌合部57の間に形成される第2嵌合部58と、を備えている。第2嵌合部58は第1嵌合部57よりも上下幅及び左右幅が小さい。第1嵌合部57の左右両側部には、上下一対の固定穴59が設けられている。
As shown in FIGS. 4A and 4B, a
図4(a)及び図4(b)に示されるように、各固定部53の上部には、後方に向かって突出する複数(例えば4個)の嵌合突起60が設けられている。複数の嵌合突起60は、上下方向(ハンドル5の長手方向)に列設されている。各嵌合突起60は、上下方向に長い形状を成している。
As shown in FIGS. 4A and 4B, a plurality of (for example, four) fitting
各サイドウォール42は、ASA等の樹脂によって形成されている。各サイドウォール42は、表カバー41とは異なる種類の樹脂によって形成されている。各サイドウォール42は、カードリーダー7の左右両側面の後部を覆っている(図2参照)。
Each
図2に示されるように、各サイドウォール42は、上下方向に長い形状を成している。各サイドウォール42には、表面から裏面まで貫通する複数(例えば4個)の嵌合穴(図示せず)が設けられている。各嵌合穴は、表カバー41の各固定部53の各嵌合突起60と嵌合している。これにより、裏カバー40の側板部45の切り欠き部51を塞ぐようにして各サイドウォール42が表カバー41の各固定部53に固定されている。
As shown in FIG. 2, each
次に、作動機構6について説明する。図2に示されるように、作動機構6は、ラッチバー64と、ラッチバー64の片側に設けられるねじりコイルバネ65と、を備えている。
Next, the operation mechanism 6 will be described. As shown in FIG. 2, the operating mechanism 6 includes a
ラッチバー64は、上側の台座10の第1カバー12に設けられたラッチバー保持部22に保持されている。ラッチバー64は、略上下方向(正確には、下方に向かって僅かに前方に傾斜する方向)に延びる第1腕部66と、第1腕部66の上部から後方に向かって延びる第2腕部67と、を備えている。
The
第1腕部66の上端部は、回動軸部68を介して上側の台座10に取り付けられている。これにより、ラッチバー64は、第1の姿勢(図2の実線参照)と第2の姿勢(図2の二点鎖線参照)の間で回動軸部68を支点に回動可能となっている。第1腕部66の下端部は、グリップ11の裏カバー40の裏板部44に設けられた上側突片46に接続軸部70を介して接続されている。
An upper end portion of the first arm portion 66 is attached to the
ねじりコイルバネ65の一部は、回動軸部68の外周に巻回されている。ねじりコイルバネ65は、ラッチバー64を第1の姿勢(図2の実線参照)に付勢している。
A part of the
次に、通信ユニット8について説明する。通信ユニット8は、上記のカードリーダー7と、カードリーダー7に上端部が接続されるハーネス72と、ハンドル5のグリップ11の上下方向中央部に内装されるハーネスガイド73と、ハンドル5のグリップ11の上下方向中央部に内装され、ハーネスガイド73の前方に配置されるアンテナ74(他の通信機器)と、を備えている。
Next, the communication unit 8 will be described. The communication unit 8 includes the
カードリーダー7は、上下方向に長い形状を成している。カードリーダー7は、ハンドル5のグリップ11の収容空間43の上端部に収容されている。カードリーダー7の下端部には、下端突部75が設けられている。そして、この下端突部75を表カバー41の本体部52に設けられた支持フック55に係合させた状態で、カードリーダー7の上端部を表カバー41の本体部52の上端部に締結ネジ76によって締結することで、カードリーダー7が表カバー41に固定されている。カードリーダー7は、ハンドル5の外部のICカード77(通信媒体)との間で無線通信を行う機能を有している。
The
図1に示されるように、ハーネス72は、ハンドル5のグリップ11の収容空間43内に上下方向に配索されている。ハーネス72の裏側は裏カバー40の裏板部44によって覆われ、ハーネス72の表側は表カバー41の本体部52によって覆われている。ハーネス72の下端部は、裏カバー40の裏板部44のハーネス挿通穴50に挿通され、扉2の内部(ハンドル5の外部)に引き回されている。ハーネス72の下端部には、コネクター78が固定されている。
As shown in FIG. 1, the
図5に示されるように、ハーネスガイド73は、表カバー41のガイド固定部56の第1嵌合部57に嵌合している。ハーネスガイド73は、ハーネス72を支持している。なお、図6(b)の矢印Yは、ハーネス72の配索方向Y(本実施形態では上下方向)を示している。図6(b)の矢印Zは、ハーネス72の配索方向Yと交差する方向Z(本実施形態では左右方向)を示している。
As shown in FIG. 5, the
図6(a)及び図6(b)に示されるように、ハーネスガイド73は、第1ガイドリブ81と、第1ガイドリブ81の上側と下側(ハーネス72の配索方向Yにおける両外側)に配置される一対の第2ガイドリブ82と、一対の第2ガイドリブ82の上側と下側(ハーネス72の配索方向Yにおける両外側)に配置される一対の第3ガイドリブ83と、一対の第2ガイドリブ82と一対の第3ガイドリブ83の間に配置される一対の補助ガイドリブ84と、各ガイドリブ81〜84の前端部を連結し、上下方向に延びる前端壁85と、各ガイドリブ81〜84の左右両側部を連結し、上下方向に延びる左右両側壁86と、を備えている。
As shown in FIGS. 6A and 6B, the
図6(b)に示されるように、第1ガイドリブ81の後縁部には溝状の第1挿入部81aが凹設され、第1挿入部81aにはハーネス72が挿入されている。第1挿入部81aは、第1ガイドリブ81の右側部(図6(b)の図面上は左側部)に配置されている。
As shown in FIG. 6B, a groove-shaped
一対の第2ガイドリブ82の後縁部には溝状の第2挿入部82aが凹設され、第2挿入部82aにはハーネス72が挿入されている。第2挿入部82aは、第2ガイドリブ82の左側部(図6(b)の図面上は右側部)に配置されている。第2挿入部82aは、ハーネス72の配索方向Yと交差する方向Zにおける位置が、第1挿入部81aに対して片側(図6(b)の図面上は右側)にずれている。
A groove-shaped
一対の第3ガイドリブ83の後縁部には溝状の第3挿入部83aが凹設され、第3挿入部83aにはハーネス72が挿入されている。第3挿入部83aは、第3ガイドリブ83の左右方向中央部に配置されている。第3挿入部83aは、ハーネス72の配索方向Yと交差する方向Zにおける位置が、第1挿入部81aに対して片側(図6(b)の図面上は右側)にずれると共に、第2挿入部82aに対して上記片側とは逆側(図6(b)の図面上は左側)にずれている。
A groove-shaped
一対の補助ガイドリブ84の後縁部には溝状の補助挿入部84aが凹設され、補助挿入部84aにはハーネス72が挿入されている。補助挿入部84aは、補助ガイドリブ84の左側部(図6(b)の図面上は右側部)に配置されている。補助挿入部84aは、ハーネス72の配索方向Yと交差する方向Zにおける位置が、一対の第2挿入部82aと同一である。
A groove-shaped
左右両側壁86には、上下一対の固定突起87が突設されている。図5に示されるように、各固定突起87は、表カバー41のガイド固定部56の第1嵌合部57に設けられた各固定穴59に嵌合している。これにより、ハーネスガイド73がガイド固定部56に固定されている。
On the left and
図2に示されるように、アンテナ74は、ケーブル88を介してカードリーダー7に接続されている。アンテナ74は、ハンドル5の外部の携帯型キー(図示せず)との間で無線通信を行う機能を有している。図5に示されるように、アンテナ74は、表カバー41のガイド固定部56の第2嵌合部58に嵌合している。アンテナ74は、表カバー41の本体部52の裏面とハーネスガイド73に挟まれるように配置されている。ハーネスガイド73とアンテナ74は、収容空間43において、重なり合って積層状を成している。
As shown in FIG. 2, the
上記のように構成されたものにおいて、室外から扉2を開放するには、図1に矢印Xで示されるように、ハンドル5のグリップ11を前側に牽引する。これに伴って、グリップ11が揺動軸部48を支点に前方に揺動し、グリップ11に接続軸部70を介して接続されたラッチバー64が第1の姿勢(図2の実線参照)から第2の姿勢(図2の二点鎖線参照)に切り替わる。これに伴って、ラッチバー64の第2腕部67に接続されたラッチ機構(図示せず)が作動し、扉2を開放可能となる。
In the structure configured as described above, in order to open the
また、上記のように構成されたものにおいて、図2に示されるように、ICカード77が表カバー41の前方に翳されると、ICカード77内に格納された識別情報をカードリーダー7が読み取り、この読み取られた識別情報がカードリーダー7から制御装置(図示せず)に送信される。制御装置は、カードリーダー7がICカード77から読み取った識別情報が正しいか否かを判断する。上記の識別情報が正しいと制御装置が判断した場合には、制御装置から施解錠機構(図示せず)に解錠信号が送信され、扉2が解錠される。一方で、上記の識別情報が正しくないと制御装置が判断した場合には、制御装置から施解錠機構に解錠信号が送信されず、扉2が施錠された状態が保持される。なお、携帯型キー(図示せず)からアンテナ74に識別情報が送信された場合も、上記と同様の方法により、扉2の施解錠が制御される。
Further, in the configuration as described above, as shown in FIG. 2, when the
本実施形態では上記のように各ガイドリブ81〜84の各挿入部81a〜84aにハーネス72が挿入されている。そのため、ハンドル装置1を扉2の外壁面3に取り付ける際にハンドル5の外部に引き回されたハーネス72の下端部やコネクター78が引っ張られても、ハーネス72が動きにくくなる。これに伴って、ハーネス72がハンドル5から不用意に引き抜かれるのを防止することができる。
In the present embodiment, the
更に、第1挿入部81aに対して片側(図6(b)の図面上は右側)にずれた位置に第2挿入部82aを設けることで、ハーネス72が屈曲されることになる。そのため、ハーネス72の下端部やコネクター78が引っ張られたとしてもハーネス72が一層動きにくくなる。これに伴って、ハーネス72がハンドル5から不用意に引き抜かれるのを一層効果的に防止することができる。
Furthermore, the
更に、第2ガイドリブ82が第1ガイドリブ81の上側と下側(ハーネス72の配索方向Yにおける両外側)に配置されているため、ハーネス72がV字状に屈曲されることになる。そのため、ハーネス72の下端部やコネクター78が引っ張られたとしてもハーネス72が一層動きにくくなる。これに伴って、ハーネス72がハンドル5から不用意に引き抜かれるのを一層効果的に防止することができる。
Further, since the
また、第2挿入部82aに対して上記片側とは逆側(図6(b)の図面上は左側)にずれた位置に第3挿入部83aを設けることで、ハーネス72がジグザグ状(Z字状)に屈曲されることになる。そのため、ハーネス72の下端部やコネクター78が引っ張られたとしてもハーネス72がより一層動きにくくなる。これに伴って、ハーネス72がハンドル5から不用意に引き抜かれるのをより一層効果的に防止することができる。
Further, by providing the
また、ハーネスガイド73とアンテナ74は、収容空間43において、重なり合って積層状を成している。このような構成を採用することにより、収容空間43を有効に利用することが可能になると共に、通信ユニット8の組み立てが容易になる。
Further, the
また、ガイド固定部56は、ハーネスガイド73を嵌合可能な第1嵌合部57と、アンテナ74を嵌合可能な第2嵌合部58と、を備えている。このような構成を採用することにより、カードリーダー7にアンテナ74を接続する製品とカードリーダー7にアンテナ74を接続しない製品の両方に同一の部品構成で対応することが可能となり、部品の共通化を図ることができる。
The
また、第2嵌合部58が表カバー41の本体部52の裏面と第1嵌合部57の間に形成されている。そのため、表カバー41の本体部52の裏面とハーネスガイド73の間にアンテナ74が挟み込まれることになり、アンテナ74を安定的に保持することが可能となる。
A second
本実施形態では、第2挿入部82aが第1挿入部81aに対して左側(図6(b)の図面上は右側)にずれている場合について説明したが、他の異なる実施形態では、第2挿入部82aが第1挿入部81aに対して右側、前側又は後側にずれていても良い。
In the present embodiment, the case where the
本実施形態では、ハーネスガイド73が4個のガイドリブ81〜84を有する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、ハーネスガイド73が2個又は3個のガイドリブを有していても良いし、5個以上のガイドリブを有していても良い。
In this embodiment, the case where the
本実施形態では、各挿入部81a〜84aが溝状に形成される場合について説明したが、他の異なる実施形態では、各挿入部81a〜84aが穴状に形成されていても良い。
In this embodiment, the case where each
本実施形態では、第1ガイドリブ81と第2ガイドリブ82が隣り合う場合について説明したが、他の異なる実施形態では、第1ガイドリブ81と第2ガイドリブ82の間に他のガイドリブが設けられていても良い。
In the present embodiment, the case where the
本実施形態では、第2ガイドリブ82と第3ガイドリブ83の間に補助ガイドリブ84が設けられる場合について説明したが、他の異なる実施形態では、第2ガイドリブ82と第3ガイドリブ83が隣り合っていても良い。
In the present embodiment, the case where the
1 ハンドル装置
2 扉
3 外壁面(壁面)
5 ハンドル
7 カードリーダー(通信機器)
40 裏カバー
41 表カバー
56 ガイド固定部
57 第1嵌合部
58 第2嵌合部
72 ハーネス
73 ハーネスガイド
74 アンテナ(他の通信機器)
81 第1ガイドリブ
81a 第1挿入部
82 第2ガイドリブ
82a 第2挿入部
83 第3ガイドリブ
83a 第3挿入部
1 Handle
5
40 Back cover 41
81
Claims (5)
前記ハーネスガイドは、
前記ハーネスが挿入される第1挿入部を有する第1ガイドリブと、
前記ハーネスが挿入される第2挿入部を有する第2ガイドリブと、を備え、
前記第2挿入部は、前記ハーネスの配索方向と交差する方向における位置が、前記第1挿入部に対して片側にずれていることを特徴とするハンドル装置。 A handle fixed to the wall surface of the door, a communication device built in the handle, a harness connected to the communication device and routed in the handle, and a harness built in the handle and supporting the harness A handle device comprising a guide,
The harness guide is
A first guide rib having a first insertion portion into which the harness is inserted;
A second guide rib having a second insertion portion into which the harness is inserted,
The handle device according to claim 1, wherein a position of the second insertion portion in a direction intersecting with a wiring direction of the harness is shifted to one side with respect to the first insertion portion.
前記ハーネスが挿入される第3挿入部を有し、前記ハーネスの配索方向において前記第2ガイドリブの外側に配置される第3ガイドリブを更に備え、
前記第3挿入部は、前記ハーネスの配索方向と交差する方向における位置が、前記第2挿入部に対して前記片側とは逆側にずれていることを特徴とする請求項2に記載のハンドル装置。 The harness guide is
A third guide rib disposed on the outer side of the second guide rib in a wiring direction of the harness;
The position of the third insertion portion in a direction intersecting the wiring direction of the harness is shifted to the opposite side to the one side with respect to the second insertion portion. Handle device.
前記ハーネスガイドと前記他の通信機器は、前記ハンドル内の空間において、重なり合って積層状を成していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のハンドル装置。 Further comprising another communication device connected to the communication device,
The handle device according to any one of claims 1 to 3, wherein the harness guide and the other communication device overlap each other in a space in the handle to form a laminated shape.
前記ハーネスの裏側を覆う裏カバーと、
前記裏カバーに固定され、前記ハーネスの表側を覆う表カバーと、を備え、
前記表カバーの裏面には、ガイド固定部が突設され、
前記ガイド固定部は、
前記ハーネスガイドを嵌合可能な第1嵌合部と、
前記他の通信機器を嵌合可能に設けられ、前記表カバーの裏面と前記第1嵌合部の間に形成される第2嵌合部と、を備えていることを特徴とする請求項4に記載のハンドル装置。 The handle is
A back cover covering the back side of the harness;
A front cover fixed to the back cover and covering a front side of the harness,
On the back surface of the front cover, a guide fixing portion protrudes.
The guide fixing part is
A first fitting portion capable of fitting the harness guide;
5. The second fitting portion provided so as to be capable of fitting the other communication device and formed between a rear surface of the front cover and the first fitting portion. A handle device according to claim 1.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013187839A JP2015055069A (en) | 2013-09-11 | 2013-09-11 | Handle device |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015055069A true JP2015055069A (en) | 2015-03-23 |
Family
ID=52819672
Family Applications (1)
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JP2013187839A Pending JP2015055069A (en) | 2013-09-11 | 2013-09-11 | Handle device |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015055069A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016188467A (en) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 美和ロック株式会社 | Lock cover |
-
2013
- 2013-09-11 JP JP2013187839A patent/JP2015055069A/en active Pending
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JP2016188467A (en) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 美和ロック株式会社 | Lock cover |
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