JP2015054521A - 固形インク用ジェットプリンタのインク流路内における気泡の発生を制御するシステムおよび方法 - Google Patents

固形インク用ジェットプリンタのインク流路内における気泡の発生を制御するシステムおよび方法 Download PDF

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Abstract

【課題】溶解インクが凝固する際の支配応力を集中させることができるインクジェット記録ヘッドを提供する。
【解決手段】インクジェット記録ヘッド本体内のチャネル300の内面上に突起部312を配置し、溶解した固形インク310中に発生する気泡の大きさ、および位置を調整する。インクジェット記録ヘッドは、第1の開口および第2の開口を有する部材を備えて、溶解した固形インク310が第1の開口からこのチャネル300に入り、このチャネル300内を第2の開口まで流れるようにする。突起部312は、溶解した固形インク310内の支配応力を集中させ、気泡発生位置を規制する。
【選択図】図1A

Description

本開示は、一般に、インクジェットプリンタ用記録ヘッドに関し、より具体的には、記録ヘッド内のインクの液体経路で発生する気泡の大きさと位置を制御するシステムおよび方法に関する。
インクジェットプリンタのインク流路内の気泡は、プリンタの性能に影響を及ぼす。固形インク用のプリンタでは、固化インクが凝固および溶解する際に気泡が発生する。通常、固形インク用ジェットプリンタが動作していないときは、インク流路内の溶解インクは固化する。
図3Aは、従来技術の記録ヘッド500のインクジェットにおける流体経路、圧力室、および空気ベントの断面図であり、図3Bは、図3Aのインクジェットを含む記録ヘッドの例示的なノズルプレート550の上面図である。この例示的な記録ヘッド500は、インクジェットプリンタ内で用いられるよう構成されている。説明のために、図3Aおよび図3Bには、単一のインクジェットが示されているが、既存の記録ヘッドの実施形態には、複数のインクジェットが含まれ、インクジェットの実施形態の中には、これらのインクジェットに何百または何千ものアレイが含まれるものもある。
図3Aでは、記録ヘッド500には、基板520と、この基板520の上面に配置されるシリコンウエハ530と、これらの基板520およびシリコンウエハ530の中を貫通するインク経路540と、記録ヘッド500のインク経路540をインク供給容器に接続させる管545と、この構造体に取り付けられるノズルプレート550とが含まれる。図示する通り、静電的に起動される薄膜560が、このシリコンウエハ530の上に形成される。圧力室565には、液体インク経路540を通して液体インクが供給される。このノズルプレート550には、ノズルホール570とパージベント590のマトリクス(図3B)を形成することができる。図3Aおよび図3B内のパージベント590は、このノズルプレート550を貫通する小さなノズルホールのグループとして形成される。この記録ヘッド500が動作している間、空気はこのパージベント590のグループを通って圧力室565に出入りする。相変化インク用記録ヘッド500の実施形態では、このパージベント590は、圧力室がインクで満たされたときには空気を圧力室565から放出するために十分な大きさで、かつ圧力室内の液体インクが固化したときには空気を吸い込むために十分な大きさを有する。
この記録ヘッド500では、薄膜560は静電的に起動される隔膜であり、この薄膜560は電極562により制御される。この薄膜560は、例えば、一般にサーフェイスマイクロマシニング加工で用いられている、ポリシリコンなどの構造材料で作ることができる。薄膜560とウエハ530との間の空気ベント564は、サーフェイスマイクロマシニングなどによる、一般的な技術を用いて形成可能である。この電極562は対電極として機能し、一般には、ポリシリコンなどのドープ半導体材料、または金属のどちらかから作られている。別のインクジェットの実施形態では、圧電アクチュエータまたはサーマルアクチュエータが用いられている。
静電アクチュエータまたは圧電アクチュエータが動作している間、電極562は電気信号を受け、薄膜564が圧力室565の内側に曲がる。薄膜564がこのように変形することにより、圧力室565内のインクに圧力がかかり、この圧力によりインク滴582などのインク滴がノズル570を通って押し出される。いくつかの構成では、この薄膜560が圧力室565の内側に曲がる前に、まず電極562に向かって曲がり、これによりノズル570から吐出するためのインクが圧力室565内に引き込まれる。サーマルインクジェットでは、電気信号によって圧力室内で熱が生成され、この熱で気泡が発生し、そして、図3Aの構造と同様に、この熱によって圧力室565内のインクがノズル570を通して押し出されて、インク滴が吐出される。
ノズルプレート550内のパージベント590の直径は、一般に、ノズル570の直径より小さく、十分に狭くして、記録ヘッド500の動作中に、ノズル570以外の場所でインクがノズルプレート550を通過しないようにしている。動作中、ノズルプレート550から圧力室565に延在する各パージベント590の開口の全体に渡って、液体インクのメニスカスが形成される。このメニスカスが強いと、圧力室565に留まり、かつパージベント590から吐出されることなしに、あるいは漏れることなしに、このノズル570からインクを吐出することができる。ある実施形態では、各パージベント590は、約3ミクロンから約5ミクロンの直径で形成される。これに比べて、図3Aの実施形態では、ノズル570の直径は約27.5ミクロンである。パージベント590のサイズが小さいことで、印刷動作中のインクジェットへの液体インクの流れのベントの影響を最小限に抑え、十分な液体圧力により圧力室565にインクを流してインクジェットにインクを供給可能である。
従来技術の実施形態では、ベント590により、流体経路540および圧力室565内の液体インクから気泡を放出可能である。しかし、気泡の中には、記録ヘッドの中の気泡を容易に放出することができない場所で発生し得るものもある。例えば、記録ヘッド500では、ノズル570の付近で発生した気泡はベント590から排出することができず、その代り、ノズル570から排出されるため、この気泡によりインク滴の吐出プロセスが中断される。それに加えて、ベント590付近で発生する小さい気泡は記録ヘッド500から放出可能であるが、チャネル540および圧力室565内で発生する大きな気泡により、記録ヘッド500からこの気泡が放出されるまでの長い時間に渡って、圧力室565へのインクの流れが中断される可能性がある。したがって、パージ処理が困難な場所における気泡の発生、および大きな気泡の発生を抑える記録ヘッドを設計することが必要である。
記録ヘッド内のインク流路から気泡を取り除きやすくし、インク流路内で発生する気泡が大きくなるのを抑えるインクジェット記録ヘッドを開発した。このインクジェット記録ヘッドは、第1の開口および第2の開口を有する部材と、少なくとも1つの突起部とを含み、この部材内にはチャネルが貫通し、溶解インクが第1の開口からチャネルに入り、このチャネル内を第2の開口まで流れることができる。この突起部は、この部材から、その突起部の一部がチャネル内の溶解インク内に入る位置まで延在して、溶解インク内の支配応力を集中させる。
記録ヘッド内のインク流路から気泡を取り除きやすくし、インク流路内で発生する気泡が大きくなるのを抑えるインクジェット記録ヘッドを作成する方法を開発した。この方法には、第1の開口および第2の開口を有するチャネルを含む部材にベントを配設して、溶解インクが第1の開口からチャネルに入り、このチャネル内を第2の開口まで流れることができるようにするステップと、この部材から、チャネル内に、その突起部の一部がチャネル内の溶解インク内に入る位置まで延在する少なくとも1つの突起部を配設して、チャネル内の所定の位置で気泡を発生させるために溶解インク内の支配応力を集中させるステップとが含まれる。
インクジェットプリンタにおいてインクジェット記録ヘッドおよびその方法を用いて、記録ヘッド内のインク流路から気泡を取り除きやすくし、インク流路内で発生する気泡が大きくなることを抑えることができる。このインクジェットプリンタは、本体を有する記録ヘッドと、容器と、この容器と流体接続する記録ヘッドの本体内に設けられ、第1の開口および第2の開口を有して、溶解インクが第1の開口からチャネルに入り、このチャネル内を第2の開口まで流れることができるようにするチャネルと、記録ヘッド本体から、チャネル内へ、その突起部の一部がチャネル内に入り、溶解インク内に入る位置まで延在して、突起部で気泡を発生可能にする少なくとも1つの突起部とを含む。
図1Aは、流体経路が液体インクで満たされたときに、流体経路内の気泡の発生を制御する突起部を含む、記録ヘッドに用いられる流体経路を示す図である。 図1Bは、流体経路内に固化インクが含まれたときの、図1Aの流体経路を示す図である。 図1Cは、流体経路内の個化インクが液体状態に戻った後の、図1Aおよび図1Bの流体経路を示す図である。 図2Aは、流体経路が液体インクで満たされたときに、流体経路内の気泡の発生を制御する突起部を含む、記録ヘッド内で用いられる別の流体経路を示す図である。 図2Bは、流体経路内に固化インクが含まれたときの図2Aの流体経路を示すである。 図2Cは、流体経路内の個化インクが液体状態に戻った後の、図2Aおよび図2Bの流体経路を示す図である。 図3Aは、従来技術の記録ヘッド内の従来技術のインクジェットを示す断面図である。 図3Bは、図3Aの記録ヘッド内の従来技術のノズルプレートを示す平面図である。
記録ヘッド流路内に突起部を配列させることにより、取り除くことが困難な大きな気泡の発生を抑えることができる。図1A〜図1Cには、部材すなわち記録ヘッドの本体内を貫通する記録ヘッドチャネル300、およびこのチャネル内に配置された複数の突起部が示されている。この記録ヘッドチャネル300により、インクは記録ヘッド内を流れることができ、これらの突起部により、チャネル300内で気泡が発生する位置を制御する。図1Aを参照すると、記録ヘッドチャネル300が流路304を提供している。この流路304は、2つの対向する端306および308を有する。この流路304は、溶解した固形インク310で完全に満たされ、この溶解した固形インクは、通常動作中、端306から端308に流れる。しかし、図3Aの圧力室565とは異なり、この記録ヘッドチャネル300には、突起部312が含まれている。これらの突起部312は、壁302に沿って配列され、この壁302から流路304内に向かって延在する、したがって、固形インク310内に延在する。溶解した固形インク310が固化するときに、各突起部312で支配応力を集中させることで、これらの突起部312により公称の応力集中が修正される。本明細書で使用される「支配応力の集中」という用語とは、本体の粒子がその本体内で隣接する粒子に作用する、単位面積ごとの平均の力における極大値のことを指す。固形インク310が固化するとき、支配応力を集中させることで、その位置では固形インク310にクラッキングが生じやすくなる。冷却中および凝固中にインクが収縮する際、固形インク310内における予想されるクラッキングポイントを点線で示す。図1Bには、流路304内で固形インク310が冷却されて個化したときの、図1Aの記録ヘッドチャネル300が示されている。固形インク310が固化すると、固形インク内にクラックが生じ、空隙314が固形インク内に形成される。しかし、突起部312で支配応力を集中させることにより、予測可能に分散させる方法で空隙314を形成することが可能となる。図1Cには、固化した固形インク310が、個化している固形インクの溶解可能な温度まで、流路304内で温められたときの、図1Bの記録ヘッドチャネル300が示されている。この図では、この空隙314は気泡316に変わっている。この気泡316は小さく、かつ流路304の全長に渡って分散しており、これにより、この経路から、より少ないインクしか放出しないで、気泡316を流路304から取り除くことが可能となる。このように、記録ヘッドの流路内で、取り除くことが困難な大きな気泡の発生を抑えるために、突起部を戦略的に配列することが可能である。より小さな気泡の排出は、大きな気泡を排出するときよりも、少ないインク流量でパージベントから行うことが可能であり、これにより無駄を省くことができる。この突起部は、円錐形、球形、円筒形、長方形などの種々の形状のいずれでもよい。この突起部の形状および大きさは、チャネルの幾何学的配置、記録ヘッドの周囲の条件、記録ヘッドの加熱処理および冷却処理、能動的温度勾配および受動的温度勾配、加えられている圧力の勾配、インク特性などにより決定される。
発生する気泡の大きさを制御するばかりでなく、戦略的に突起部を配列することで、これらの気泡が発生する位置を制御することも可能である。図2A〜図2Cには、部材すなわち本体内の記録ヘッドのチャネル400が示され、このチャネルによりインクのための流路404が画定される。この流路404は、2つの対向する端406および408を有する。この流路404は、溶解した固形インク410で完全に満たされ、通常動作中、このインク410は端406から端408に流れる。この流路404は狭い領域412有する。パージベント414は、端408の近くでかつ狭い領域412の下流の壁402に沿って配列されている。この狭い領域412があることで、この狭い領域412内で溶解済み固形インク410が再び固化する際にクラックが発生する。この記録ヘッドのチャネル400には、突起部416が含まれ、この突起部416は狭い領域412の近くで、かつパージベント414のほぼ反対側の壁402に接して配置されている。この突起部416が流路404向かって延在して、狭い領域412の近くで支配応力を集中させ、端408およびパージベント414に向けて若干傾ける。冷却中および凝固中にインクが収縮するときの、固形インク410内の予想されるクラッキングポイントを点線で示す。
図2Bには、流路404内の固形インク410が冷却されて固化しているときの、図2Aの記録ヘッドチャネル400が示されている。インク410が冷却されて固化すると、インクの体積は、液体状態のインクの等価質量の体積に比べて縮小かつ収縮する。インク410が液体状態から固体状態に変化する際にインクが収縮することより、空隙418などのクラックおよび空隙が発生する。しかし、狭い領域412の近くの突起部416に、より支配応力を集中させることで、端408およびパージベント414に向けて空隙418の角度を若干傾ける。図2Cには、流路404内で個化固形インク410が個化インクの溶解可能温度まで温められたときの、図2Bの記録ヘッドチャネル400が示されている。この空隙418は、気泡420に変化している。しかし、この空隙418が端408およびパージベント414に向かって若干傾いていたため、この気泡420は、端406に向かって移動してしまう可能性はほとんどなく、パージベントがない狭い領域412側のパージベント414に向かって浮遊する。このように気泡が位置することにより、この気泡はパージ処理中にベント414を通して取り除かれやすくなる。したがって、記録ヘッドチャネル400からパージしなければならないインクの量が、以前から知られている記録ヘッドと比べて著しく削減される。
本明細書で開示された突起部を用いることで、凝固/溶解サイクル中に発生する気泡の大きさを抑え、かつその気泡が発生する位置を制御することが可能となる。これらのコンセプトを別の記録ヘッドの幾何学的配置に適用することで、記録ヘッドの設計者が発生する気泡の大きさおよび位置を予測することが可能となる。この予測可能性を利用して、パージベントの大きさ、数量、および位置を最適化することが可能である。パージベントの近くに気泡が適切に集まり、余分なパージベントを取り除くことができる、効率的なパージベントのレイアウトにより、パージ処理中に失われるインクの量を削減しインクコスト全体を抑えることができる。さらに、この予測可能性により、気泡のパージ処理戦略をほとんど変更することなしに、記録ヘッドの幾何学的配置を拡大・縮小することができる。
これらのコンセプトは、より複雑な記録ヘッドの幾何学的配置でより頻繁に用いられている。というのも複雑な記録ヘッドの幾何学的配置は、簡単な幾何学的配置の記録ヘッドよりも、少ない位置でパージベントを収容することができるからである。パージベントを収容可能な領域など、好ましい領域での気泡の発生を促進するように気泡の発生を制御しながら、パージベントを収容しない位置などの望ましくない位置での気泡の発生を抑えるよう、これらの突起部を配列することができる。
図1A〜図1C、および図2A〜図2Cに示されている記録ヘッドチャネルの幾何学的配列は、例示的なものであり、突起部およびそれらの配置の原理を理解しやすくするために、著しく簡略化されている。一般的な記録ヘッドの幾何学的配置は、例示的な図面および実施形態で示されているものより複雑であるが、この原理は、発生する気泡の大きさおよびその位置に対する戦略的な制御に対する全ての記録ヘッド幾何学的配置に適用可能である。

Claims (10)

  1. 第1の開口および第2の開口を有する部材を貫通するチャネルを有して、溶解インクが前記第1の開口から前記チャネルに入り、該チャネル内を前記第2の開口まで流れるようにする部材と、
    前記部材から、その一部が前記チャネル内の前記溶解インク内に入る位置まで延在して、前記溶解インク内で支配応力を集中させる少なくとも1つの突起部と、を含むインクジェット記録ヘッド。
  2. 前記部材から、前記チャネル内に入り、その一部が前記チャネル内の溶解インク内に入る位置まで延在する複数の突起部をさらに含む請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 前記複数の突起部が、前記溶解インク内の複数の位置で局所的な支配応力を集中させるよう構成される、請求項2に記載のインクジェット記録ヘッド。
  4. 前記突起部に関して前記部材上に配置されて、前記突起部で発生した気泡が前記部材を通過できるようにするベントをさらに含む請求項1に記載のインクジェット記録ヘッド。
  5. 少なくとも1つの突起部により、前記溶解インク内の前記突起部で発生した気泡が前記ベントに到達可能な位置で、支配応力が集中される、請求項4に記載のインクジェット記録ヘッド。
  6. 本体を有する記録ヘッドと、
    容器と、
    前記容器と流体接続する前記記録ヘッド本体内に配置され、第1の開口および第2の開口を有して、溶解インクが前記第1の開口から入り、第2の開口まで流れることができるようにするチャネルと、
    前記記録ヘッド本体から、前記チャネル内に入り、その一部がチャネル内の溶解インク内に入る位置まで延在して、気泡がそこで発生できるようにする少なくとも1つの突起部と、を含むインクジェットプリンタ。
  7. 前記本体から、前記チャネル内に入り、その一部が前記チャネル内の溶解インク内に入る位置まで延在する複数の突起部をさらに含む請求項6に記載のインクジェットプリンタ。
  8. 前記複数の突起部が、前記溶解インク内の複数の位置で局所的な支配応力を集中させるよう構成される、請求項7に記載のインクジェットプリンタ。
  9. 前記チャネルが、前記突起部に関して前記本体上に配置されて、前記突起部で発生した気泡が前記本体を通過できるようにするベントをさらに含む、請求項6に記載のインクジェットプリンタ。
  10. 前記少なくとも1つの突起部により、前記溶解インク内の前記突起部で発生した気泡が前記ベントに到達可能な位置で、支配応力が集中される、請求項9に記載のインクジェットプリンタ。
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