JP2015054246A - 制限されたピストンストロークを有するフィルターバイアル装置及びそれを用いた製薬方法 - Google Patents

制限されたピストンストロークを有するフィルターバイアル装置及びそれを用いた製薬方法 Download PDF

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Abstract

【課題】汚染を回避することが可能なフィルターバイアル装置を提供する。
【解決手段】バイアルは閉塞された底部、開口された頂部及び中空の管状のピストンを備える円筒状の壁を有する。ピストンは位置停止部を有する。位置停止部は、バイアルの合わせた位置停止部に当接し、ピストンとバイアルとの間の相対的な移動を規制する。位置停止部はピストンの遠位端をバイアルの底部からバイアルの高さの約10〜30%の距離だけ離間した位置に停止させるように構成される。材料は、バイアル内の液体に溶解し、ピストンは、液体をフィルターへ通過させるが、材料の懸濁液を搾ることなく、フィルターへ進入させるように液体から不要の分子を除去する。
【選択図】図2

Description

本発明は医療装置及びその医療装置を用いた製薬方法に関する。特に、本発明は制限されたピストンストロークを有するフィルターバイアル装置に関する。
フィルターバイアルは、ピストンの遠位端にフィルターを備える管状のピストンを有する。ピストンは、流体及び流体中に浮遊している物質を含む合わせバイアルに取り付けられる。ピストンがバイアルに挿入された時、流体はフィルターを通過し、ピストンに進入することで微粒子もしくは分子から流体を分離させる。微粒子もしくは分子は大き過ぎるため、ピストンの底部におけるフィルターを通過できない。以後の使用のため、濾過流体はピストンから抽出される。濾過流体の容積を最大化するため、ピストンにおけるフィルターはピストンの遠位端に配置される。そして、利用の際に、フィルターはバイアルの底部に対して圧入されることで可能な限り大量の流体をフィルターに通過させる。
濾過流体の容積を増加するため、バイアルのピストン端部及び底部は相補的な合わせ形状を有することで可能な限り大量の流体をフィルターに通過させることを確実に確保する。このような相補的な合わせ形状は特許文献1に記載されている。
いくつかの処理過程において、材料は、液体から望ましくない分子、化学物もしくは物質を吸収するように、液体が収納されたバイアルに投入され、液体内で溶解される。これらの処理過程において、ピストンがバイアルの底部に対して圧入される時、溶解された材料がピストンフィルター内に進入し、フィルターにクラックを生じさせて漏れさせるため、ピストン内の濾過流体を汚染する。時には、十分な圧力がピストンに加えられると、溶解用の材料はフィルターを通過させられる。従って、ピストン内の濾過流体は溶解された、もしくは可溶性の材料と接触する時に起きる汚染を回避する同時に、可溶性の材料の使用を許容するフィルターバイアルが必要となる。
米国特許第8,322,539号明細書
本発明の目的は汚染を回避することが可能なフィルターバイアル装置を提供することにある。
本発明はフィルターバイアルおよびピストンを提供する。そこでは、バイアルは閉塞された底部、開口された頂部及び中空の管状のピストンを備える円筒状の壁を有する。ピストンは位置停止部を有する。ピストンの位置停止部はバイアルの合わせ位置停止部に対して当接し、ピストンとバイアルとの間の相対的な移動を規制する。位置停止部はピストンの遠位端をバイアルの底部からバイアルの高さの約10〜30%の距離だけ離間した位置に停止させるように構成される。材料は、バイアル内の液体に溶解し、そして、ピストンは、液体をフィルターへ通過させるが、材料の懸濁液をフィルターへ進入させるが、懸濁液を搾り出さないように、液体から不要の分子を除去する。
従って、ピストンアセンブリは、位置停止部を備え、位置停止部は、フィルターバイアルの合わせ部分と協動し、使用の際にピストンが挿入されるフィルターバイアルの底部にピストンの端部を打ち当てることを抑制する。フィルターバイアルの長さ及びピストンアセンブリの有効なストローク長さのうちの少なくともいずれか一方はピストンアセンブリの遠位端をフィルターバイアルの底部から所定距離だけ離間した位置に停止させるように選択される。適切な位置停止部は、使用の際にプランジャーアセンブリが挿入される開口部を取り囲むフィルターバイアルの上側の縁部に当接し、ピストンにおいて外側に延びるフランジである。
フィルターバイアルおよびピストンアセンブリはカップを使用する。カップは、フィルターの遠位端にわたって嵌合し、使用の際にすべての流体はフィルターを通過し、フィルターの縁部の周りを通過しないようにピストンを所定位置に保持する。ピストンアセンブリを形成する部分はワンピースの材料と一体に型成形され、超音波溶接により汚染されないように互いにスナップ係合させる。部品が互いにスナップ係合する場合にはスナップロックジョイントの位置においてウィッキングや漏れを抑制するために適切なシールがなされる。
従って、有利には、本発明は縦軸を有するフィルターバイアル装置を提供する。フィルターバイアル装置は、閉塞された底部、開口された頂部及びその両者の間に延びて、開口された頂部の周りの外周縁部を画定する側壁を備える管状のバイアルを有する。側壁は、側壁底部と頂部の間において内部の高さを有する。該装置は、対向している近位端及び遠位端を有し、少なくとも開口している遠位端を備える管状のピストンを含む。ピストンは中空内部を画定する壁と、ピストンがバイアルに挿入される場合、バイアルの側壁が側壁の内周に当接するように密着状態で係合する少なくとも一つのシールを有する。ピストンは更に位置停止部を有し、位置停止部はピストンから外側へ、バイアルの開口された頂部の周りの外周縁部に十分に当接する距離にわたって延びる。該アセンブリは更にピストンフィルターを含み、ピストンフィルターはフィルターの遠位端に接続され、何れかの流体はそのフィルターを通過し、ピストンの遠位端から中空内部に進入させるようにピストンの遠位端を塞ぐ。ピストン及びピストンフィルターはフィルターアセンブリを形成する。位置停止部はピストンアセンブリの遠位端から距離Lだけ離間した位置に配置される。使用の際に、ピストンアセンブリがフィルターバイアルに挿入される距離を制限するように距離Lを高さHより短く設定する。
更なる変形例において、バイアルの側壁は直径Dを有する円筒状の内部及び円筒状の内部に密着状態で係合する少なくとも一つのピストンシールを画定する。更に、距離Hは距離Lより所定量だけ短い、その量は望ましくは距離Hの約10〜30%であり、より望ましくは距離Hの約10〜20%である。フィルターはバイアルフィルターを含み、バイアルフィルターはフィルターバイアルの底部から距離hだけ離間した位置に配置された上側の表面を有する。そこでは、距離Lは距離H−hより短く設定される。
更に更なる変形例において、少なくとも三つのシールがあり、そのうちの二つはピストンの遠位端の近傍に配置され、そのうちの三つは全部、ピストンアセンブリがフィルターバイアルに挿入された時、バイアルの側壁と係合するように配置構成される。更に、カップはピストンの遠位端にわたって嵌合し、カップとピストンとの間にフィルターを挿入し保持する。カップはその底部において少なくとも一つの開口を有し、流体はその開口を通してピストンフィルターに流入する。
本発明はフィルターバイアルアセンブリを提供する。フィルターバイアルアセンブリは開口された頂部の外周縁部を画定する側壁によって、接続された閉塞された底部と開口された頂部とを備える円筒状の壁を有するバイアルを含む。バイアルは、中空管状のピストンを有する。管状のピストンはフィルターを備え、フィルターはピストンの遠位端に接続され、流体がピストンフィルターを通過しない場合に、ピストンの遠位端へ流入することを防止する。フィルターとピストンはピストンアセンブリを形成する。ピストンは位置停止部を有し、位置停止部は、ピストンアセンブリがバイアルの底部に当接する前を除き、ピストンアセンブリをバイアルに挿入し、ピストンの底部に向かって所定距離前進させる時、バイアルの合わせ位置停止部と係合するように配置構成される。
更なる変形例において、フィルターバイアルアセンブリはピストンにおいて位置停止部を有し、位置停止部は外側へ延びる突出部を含み、突出部はフィルターバイアルに当接するように配置構成される。フィルターバイアルはバイアルの底部から距離hだけ離間した位置に配置されるバイアルフィルターを有し、バイアルフィルターは、流体がバイアルフィルターを通過しない場合に、バイアルフィルターを流通することを遮断するようにバイアルにわたって延びる。所定距離は使用の際に、ピストンアセンブリがバイアルフィルターを通して延びないように選択される。
更なる変形例において、アセンブリはバイアルフィルターとバイアルの底部との間に配置された吸着性・除去性を有する材料を含む。除去材は、バイアルに投入した液体のサンプルから分子、化学物質もしくは構成物を選択的に除去するように選択され、バイアルにおいて溶解される。流体はバイアルの底部に配置され、除去材は、液体に溶解し、液体から化学物質、分子もしくは構成物を除去するように選択される。
更なる変形例において、カップは、ピストンの遠位端にわたって延び、カップとピストンとの間に挟まれたフィルターをピストンアセンブリに接続する。カップはカップの底部において少なくとも一つの開口部を有し、流体がフィルターに近接することを許容する。フィルターバイアルは、フィルターバイアルの底部とフィルターバイアルの開口された頂部を画定する外周縁部との間において内部高さHを有する。位置停止部は、ピストンアセンブリの遠位端から距離Lだけ離間した位置に設ける。距離Lは、ピストンアセンブリとバイアルの底部との間における残留容積を画定するように距離Hより短く設定される。有利には、距離Lと距離Hとの間の差は距離Hの約10〜30%である。望ましくは、距離Lと距離Hとの間の差は距離Hの約10〜20%である。バイアルは上側の表面を有するバイアルフィルターを含む。上側の表面は、フィルターバイアルの底部から距離hだけ離間した位置に配置され、距離Lは距離H−hより短く設定される。
本発明はフィルターバイアルを利用して流体を濾過する方法を提供する。フィルターバイアルは、開口された頂部を画定する円筒状の側壁と、頂部と対向する閉塞された底部と、ピストンアセンブリを形成するようにフィルターによって覆われている開口された底部を有する管状のピストンとを有する。ピストンアセンブリは、ピストンフィルターがバイアルの底部に向かって前進させられる時、フィルターバイアルに嵌合し、側壁に対して封止し、フィルターを通して流体をピストンの本体に進入させる。該方法は、流体をバイアルの底部にいれる工程と、バイアルの底部に材料を投入し、そこで材料は液体から化学物もしくは分子を除去するように選択される工程を含む。これらの工程は交換されてもよい。ピストンアセンブリは、フィルターバイアルの開口された頂部に挿入され、そして、ピストンは、フィルターバイアルの底部に向かって前進させられる。該方法は、ピストンアセンブリにおける位置停止部をフィルターバイアルの合わせ停止部に当接させることによって、ピストンアセンブリの遠位端を底部に向かって前進させるように距離を制限する工程を更に含む。該距離は予め設定されている。
更なる方法の変形例において、ピストンアセンブリの遠位端がバイアルに挿入される距離はフィルターバイアルの内部側壁の高さHの約10〜30%の間にある。望ましくは、挿入距離はフィルターバイアルの内部側壁の高さHの約10〜20%の間にある。フィルターバイアルはバイアルフィルターを含む。バイアルフィルターはフィルターバイアルの底部から距離hだけ離間した位置に配置された上側の表面を有し、材料は、バイアルフィルターとバイアルの底部との間に配置され、ピストンアセンブリの遠位端をバイアルに挿入する距離は制限されるため、ピストンアセンブリの遠位端はバイアルフィルターの上側の表面を超えないように延びる。
ピストン、リテーナ及びバイアルを示す分解側面図。 図1の断面図。 アセンブリ構造におけるピストン及びリテーナを示す断面図。 ピストンが部分的にバイアルに挿入された時のアセンブリ構造におけるリテーナ及びバイアルを示す断面図。 遠位端から近位端へ見る場合における図1のリテーナカップを示す端面図。 遠位端から近位端へ見る場合における図1のピストンを示す端面図。 本発明に係わるフィルターバイアルを用いたピストンアセンブリの更なる実施例を示す断面図。 ピストンがバイアルフィルターに当接していない時におけるフィルターバイアルに挿入された図7のピストンアセンブリを示す断面図。 ピストンがバイアルフィルターに当接している時におけるフィルターバイアルに挿入された図7のピストンアセンブリを示す断面図。 異なるストローク長さを有するピストンアセンブリと、異なる高さを有するバイアルとを含むキットを示す概要図。 フィルターバイアルと、プランジャーに濾過流体を有するプランジャーアセンブリと、を示す断面図。 バイアルの底部から延びるサブコンテナを示す更なる実施例。 バイアルの底部から延びるサブコンテナを示す更なる実施例。 バイアルの底部から延びるサブコンテナを示す更なる実施例。 バイアルの底部から延びるサブコンテナを示す更なる実施例。 バイアルの底部から延びるサブコンテナを示す更なる実施例。 バイアルの底部から延びるサブコンテナを示す更なる実施例。
図1〜4を参照すると、円形状の横断面を有する管状のピストン10は、ぞれぞれの近位端12及び遠位端14を有し、多孔性のピストン支持部16は、遠位端14に配置される。好ましくは、支持部16は、ピストン10の縦軸18における中心位置において交差する径方向のアームの形を採用する。用語“遠位及び近位”は縦軸18に沿った相対的な部品の位置を意味している。用語“内側及び外側”は縦軸18に対して接離する相対的な距離を意味している。一つ以上のフランジ20は近位端12から径方向に延びる。第1の近位シール22は近位端12及び遠位端14の間に配置される。第1の近位シール22は縦軸18から外側へ延びる。通気孔24はシール22の近傍に設けられ、望ましくは、図1に示すように、通気孔24は、シール22とピストンの近位端12との間において、望ましくは、停止部23とピストンの近位端12との間において、近位端12に若干接近する側に配置される。
位置停止部23は、シール22と近位端フランジ20との間に配置される。位置停止部23は、縦軸18から離れる方向において、管状のピストン10の外側のから外側に延びる。位置停止部23は、後述のようにバイアル42の底部に対して所定位置においてピストンの遠位端14の位置を設定するように配置される。望ましくは、位置停止部23は、径方向において外側に延びる。有利には、位置停止部23は、フランジ20に類似するフランジの形を採用し、縦軸18と直交する方向の平面においてピストン10の外周縁部を取り囲む。しかし、位置停止部23は、様々な形状を採用してもよいし、縦軸18と直交する方向の平面において遠位の縁部を有する複数の異なる停止部を含んでもよい。
凹部26は遠位端14の近傍に配置され、望ましくは、遠位端14まで延びる。凹部26はピストンの本体の直径より小さい直径を有し、ピストンの本体のより大きい直径部分の位置に肩部27を形成する。外側に延びる遠位ピストンフランジ28は凹部26において遠位端14の近傍に配置される。軸方向に延びるチップ31(図2)は、望ましくは、ピストン10の遠位端を取り囲むように配置される。望ましくは、チップ31は三角形の断面形状を有し、かつ非常に小さい。
リテーナカップ30はピストンリセス部26に対して隙間なく嵌合するような寸法の内径を有する。リテーナカップ30はそれぞれの近位端32及び遠位端34を有し、多孔性のカップ支持部36は遠位端34にわたって設けられ、第3のカップシール38は近位端32に配置され、縦軸18から離れる方向において外側に延びる。支持部36は支持部16に類似している。膜フィルター40はリテーナカップ30の内側に設けられ、カップ支持部36に当接する。膜フィルター40は円盤状で形成され、通常は軸方向において厚さを有し、その厚さはその直径より数倍小さい。いくつの状況において、複数のフィルター40は詰められる。カップ30の遠位端34における内側に延びるリップ部41は、フィルター40の外周の周りにおいて軸方向の支持部を提供する。ピストン10の遠位端におけるチップ31(図2)は、部品が組み付けられる時、リップ41に対してフィルター40を圧入する。
望ましくは、支持部16、36はそれぞれ、ピストン10もしくはカップ30の壁から延びる径方向のストラットもしくはスポークの形を採用する。しかし、支持部16、36は例えば、長方形もしくは正方形のグリッドワーク、もしくはドレン穴を有する板のような他の形状を採用してもよい。スポークはフィルターの閉塞を低減させるため、フィルター40に当接する三角形の頂点を備える三角の横断面を有することは適切である。支持部16、36はフィルター40の反対面に当接するため、三角の横断面を有するスポークは、それらが互いに向かうように頂点の位置を定めることを要求する。四つのスポークが示されているが、六つの均等に配置されているスポークは望ましい。スポークが多すぎると、フィルター40を通過する流量が阻害される。スポークが少なさ過ぎると、フィルターが湾曲することを許容し、濾過されていない流体がフィルターの周辺の周りから流通することによってフィルターをバイパスすることを許容する。望ましくは、中心部におけるスポークの交差部分はフィルターを通過する流体の流量を阻害しないように小さい。スポークは、約3インチ(7.62センチメートル)の内径を有するピストン10に対して、約1インチ(2.54センチメートル)の中心閉塞部を有する。直径は使われる材料のサイズ及び強度によって変化する。
管状のバイアル42は開口された近位端44及び閉塞された遠位端46を有する。バイアル42は、リテーナカップ30及びピストン10をバイアル内に嵌合する寸法に形成される。望ましくは、バイアル42、カップ30及びピストン10はすべて円形の横断面を有する円筒状であるが、他の形状が使われてもよい。特に図1、2に示すように、バイアル42は、閉塞された遠位端46の内側から開口された近位端44まで測定した高さHを有する。
図3を参照すると、リテーナカップ30は、ピストンフランジ28にわたって嵌合し、ピストン10の遠位端14における凹部26に当接することでピストン支持部16を膜フィルター40に当接させ、望ましくは、リップ41及びカップ支持部36にフィルター40を圧入する。理想的には、円状のチップ31はフィルター40の外周縁部の周りにおいて集中応力を提供することでリップに対してフィルターを締める。従って、フィルター40はリップ41及びチップ31によって所定位置に保持され、更に支持部16、36によって支持される。チップ31及びリップ41は、フィルター40に対して軸方向の圧縮シールを提供するチップ31によってフィルター40の外周縁部を所定位置に保持する。例えばフィルター40の本体の横曲がりもしくはねじりのような移動は、支持部16、36によって制限される。支持部16、36、リップ41及びチップ31の組み合わせは、濾過流体50をフィルター40に通過させる時、フィルター40及びリップ41の間におけるシールが漏れないようにするには充分である。
リテーナカップ30は凹部26にわたって嵌合するため、フランジ28は、カップ30の側壁29を外側へ押さえ、気密的かつ水密的なシールを形成する。望ましくは、近位端32は肩部27に当接、もしくは近接する。望ましくは、ピストンフランジ28は、ピストンの遠位端14にあるもしくは非常に近接する。それはピストン10の外側の壁及びカップ30の内側の壁の間に挟まれ、気密的かつ水密的なシールを形成する。有利には、ピストン支持部16はリップ41に対してフィルター40を十分に圧入することでカップ30の端部を通過する何れかの漏れを抑制する。望ましくは、フィルターは、ピストン10の外側の外周縁部及びカップ30の壁29の間における何れかの流体ウィッキングはカップに進入しないように、ピストン10の遠位端14の円形状の外周縁部によって、もしくは支持部16の円形状の外周縁部によって、圧縮される。肩部27の位置及び側壁29の軸方向の長さは望ましい圧縮量を得るように選択される。
リテーナカップ30は、凹部26及びシール28にわたって嵌合する。組み付けられたカップ30及びピストン10の外径は僅かにピストン本体10の径より大きいため、カップ30の側壁29は外側に変形される。組み付けられたカップ30及びピストン10はピストンアセンブリ43(図3)を形成する。ピストンアセンブリは、停止部23の遠位側を有し、停止部23は外側のカップ30の遠位端34から距離Lだけ離間した位置に配置される。カップ30の遠位端34はピストンアセンブリの遠位端を形成する。第1の近位シール22は遠位端34から距離Dだけ離間した位置に配置される。図1〜7の実施例に記載された長さLは、使用の際にピストンアセンブリをフィルターバイアルに挿入する距離を表すように、長さLはストローク長さを意味している。望ましくは、ピストンアセンブリ43の遠位端は、面取りされた周縁部を有する。そのため、これは自動なハンドルを用いてピストンアセンブリ43を操作し、ピストンアセンブリ43をバイアル42に挿入することを容易にすることができる。同様に、望ましくは、バイアル42は近位端44において外向きの面取りされた開口部を有することでピストンアセンブリ43の遠位端の挿入を容易になる。約30〜45度の面取りが適切である。
ピストンアセンブリ43を組み付けるように、フィルター40はリテーナカップ30の内部に配置される。そして、カップ30はピストンフランジ28にわたってスナップフィットし、ピストン10の遠位端まで挿入し、望ましくは(しかし任意選択で)、カップ30の開口された近位端における外側に延びるカップシール38がピストンにおける肩部27に当接するまでピストンにそって押される。この点においては、フィルター40はピストン10の遠位端及びリップ41の間に保持され、望ましくは、ピストン支持部16と、カップ支持部36と、リップ41との間に保持される。このアセンブリは更に、二つの外側に延びる部分を形成し、一つはピストンフランジ28がカップ30の側壁29を外側へ押える位置にあって。もう一つはカップシール38の位置にある。それらのシール位置は管状のバイアル42の内側より大きい、ピストンアセンブリ43の関連部分がバイアル42の内部に配置された場合、バイアル42の側壁に二つのシールを形成する。望ましくは、それらのシール位置はそれらの位置における良好な気密的かつ水密的なシール性を確保するため、バイアル42の壁が縦軸18に向かって内側に僅かな距離だけ延びる十分な距離によって分離される。
利用の際に、ピストンアセンブリ43はバイアル42に嵌合し、流体や濾過水50をフィルター40に通過させ、管状のピストン10の中空な内部に進入させる。望ましくは、しかし任意選択で、ピストンフランジ28はカップ30の側壁29を外側へ十分に膨らませることでバイアル42の内部壁に気密的かつ水密的なシール性を形成する。シール38はバイアル42の内部壁に対してサイズを合わせることでバイアルに気密的かつ水密的なシール性を形成する。有利には、ピストン10の遠位端14の近傍に二つの外側向きのシールがある。それらは、バイアル42の内部壁に対してシールする。
利用の際に、材料49と液体50はバイアル42の底部に配置される。材料49は液体50と相互に作用し、液体中の選択された部分とを結ぶように選択される。液体中の選択された部分の例としては、何れかは、吸着、吸収、イオン結合もしくは他のアタッチメントメカリズムによる具体的な分子、ガス、化学物もしくは構成物などが挙げられる。望ましくは、材料49は、液体50の一つ以上の選択られた部分を吸収するように選択され、便利に選択可能な結合材として作用する。望ましくは、材料49は液体50から不要もしくは望ましくない物質を除去する材料を含む。材料49は、液体50内の望ましくない部分を吸収するように選択された吸着性・除去性を有する材料を含む。望ましくは、材料49は固体的な材料であって、パウダー、粒状の物質もしくはより大きいブッロクサイズの材料から構成されてもよい。
材料49及び液体50はバイアル42に所定期間にわたって残される。所定期間は変更することができるが、典型的には約1時間から48時間まで、より典型的には約24時間にわたる。いくつのケースにおいて、これは数分から数時間の問題でよく、通常はより長い時間でもよい。正確な時間は関連の特別な液体50及び材料49によって変化する。この時間の際に、材料49は通常液体50内に溶解し、液体50と混合したより小さい粒子の懸濁液を形成する。移動可能なキャップ52はこの期間においてバイアルの開口された近位端44にわたって配置されることで汚れを回避し、材料49と液体50とを良好に混合するようにバイアル42の容量の振とうもしくは他の動揺を許容する。動揺の容量は、温度と他の製造条件のように、液体50と材料49とによって変化する。移動可能なキャップ52の代わりに、ピストンアセンブリ43はバイアル42の開口端部44に十分に挿入することでバイアルの端部を封止し、バイアル42の内部において材料49及び液体50を取り囲む。
材料49と液体50が適切に混合された後に、ピストンアセンブリ43は材料49から所望の液体を分離するために用いられる。キャップ52は除去され(例えば現在)、ピストンアセンブリ43の遠位端は、バイアル42の開口端部44に配置される。そして、通気孔24を通して逃げる空気もしくは他の気体とともに、液体もしくは濾過液50をフィルター40に通過させ、ピストン10の本体に進入させるように、ピストン10を縦軸18に沿って前進させる。最終的に、シール22はバイアル42に進入し、バイアル42の内壁に対してシールする。フィルター40を通過する濾過液50はピストン10の中空本体に存在する。そこで、濾過液50は直接に除去され、もしくはピストン10の近位端12にわたって合わせたキャップ52における開口部を通して除去される。濾過液50に含まれる材料は大き過ぎるためフィルター40を通過できない。それらはフィルター40とバイアルの閉塞された遠位端46との間に保持される。望ましくは、キャップ52は、ピストン10の近位端にスナップフィットを形成し、より望ましくは、内側に延びるリムもしくはリップを有する。リムもしくはリップはピストン10におけるフランジ20にわたるスナップフィットを形成する。
望ましい分離方法において、懸濁液が残り、液体50の一部分をピストンフィルターに通過させず、ピストン10に進入させないように液体50の一部分は材料49と混合した状態で残される。ピストン10とバイアル42は、ピストンアセンブリ43の遠位端がバイアル42の底部46を当接しない、かつ固体材料49からなるべく大量の液体を分離するように懸濁液を圧縮しない、かつ残りの材料49をバイアルの底部において、連続的な、しかし湿式質量の材料になるように圧縮するように構成される。有利には、ピストンアセンブリは材料の一部分をピストンアセンブリ43の多孔性のフィルターに進入させるように材料49を圧縮する。いくつのケースにおいて、液体50及び材料49は混合し、そして時間にわたって材料はバイアル42の底部において沈殿し、沈殿した材料の上に浄化された液体が放出する。このようなケースにおいて、ピストンにおけるフィルター40はバイアルの底部に沈殿した材料49に当接する前に、止められる。いくつのケースにおいて、液体50と材料49は懸濁液の状態で残り、ピストンはバイアルの底部に向かって前進する時、ピストンアセンブリ43は、材料から液体を分離するようにバイアルの底部46に向かって材料49の一部を移動する同時に、液体50をピストンフィルター40に通過させる。ピストンが前進する時、液体50はピストンフィルター40を通過し、最終的に少量の液体50を有する材料49のベッドはピストンフィルター40によって底部46に対して押えられるため、懸濁液は濃くなる。圧縮された材料49のベッドに残る液体50の容量は粒子のサイズによって異なる。粒子は、ベッド及び液体50から除去される物質の本質を形成する。ピストンを80〜90%の液体50をフィルターに通過させるのに十分な距離だけ前進させることは望ましくない。約75%の液体をピストンフィルター40に通過させることはより望ましい、約25〜50%の液体50をピストンフィルター40に通過させることは望ましいと思われる。
有利には、ピストン10における停止部23は、バイアル42に対してピストン10の位置を設定するようにバイアル42の近位端44に打ち当てる。従って、位置停止部23とバイアル42の内部における底部46との間の距離Lは距離Hより短い。ピストンアセンブリ43とバイアル42の底部46との間の距離はバイアル42の高さHの約10%〜30%の間にあることは望ましいと思われる。従って、ピストンアセンブリ43の遠位端及びバイアル42の底部46は残存の容量を画定する。この残存の容量は材料49及び任意の残留液体50を含む。フィルターバイアル42の高さHの約10%〜20%の間の距離はより望ましいと思われる。しかし、ピストンの遠位端とバイアルの底部との間の距離は使われている特別な材料49と液体50によって変化する。少なくとも1〜5mmの最小の距離は大部分の応用において望ましいと思われる。多数の応用において、約3〜9mmの内径及び約32mmの高さを有するバイアル42は適切と思われる。
有利には、位置停止部23はバイアル42の端部44に当接する時、近位シール22はバイアル42の内部の側壁と密着な状態で係合される。これは更に、濾過液はピストン10の中空本体から除去される同時に、材料49及び材料49によって捕捉される液体50はバイアル42に残る。従って、距離D(図3)は距離Lより短いとともに、距離Hより短いことが望ましい。
他のシールタイプはシール28、22、38のように使われる。しかし、これらはさほど望ましくないと思われる。例えば、長方形もしくは半円形の凹みにセットされたOリングシールは使われる。しかし、望ましくは、シール28、22、38はその部分から延びる状態で一体に型成形もしくは鋳造される。更に、望ましいピストン10、カップ30及びバイアル42は様々なプラスチックから型成形される。更に、リセスは部品の強度を低減するため、適切なリセスを形成しOリングもしくはDリングシールを保持することは難しい。望ましくは、ピストン10、カップ30及びバイアル42は適切なプラスチック、望ましくは、バイアルに配置されたサンプルを汚れない材料から型成形される。望ましくは、バイアルはポリオレフィン、望ましくはポリプロピレン、もしくは他の適切なポリマーから構成される。フィルター40は、望ましくは、しかし任意選択で、テフロン(登録商標)、ナイロン、ガラスファイバーもしくは、ポリフッ化ビニリデン(polyvinyldifloride,PVDF)もしくは、ポリエーテルサルホン(polyethersulphone,PES)ファイバー材料から構成される。
充填ライン54は任意選択でバイアル42の外側に配置されることで、材料39はバイアルに存在する時、バイアル内部に入れた流体の最大レベルを表示する。望ましくは、バイアルの壁は十分に透明もしくは半透明であるため、バイアル42の内部における流体の配置はバイアルの外側から見られ、充填ライン54の使用を許容する。充填ライン54は外側に延びるフランジもしくは内側に延びるリセスとしてバイアルに型成形される。もしくは充填ラインは、ペイント、マーカー、研磨、レーザエッチング、化学エッチング、もしくは可視的なしるしを残る他の処理などによってマーカーすることができる。
図7〜9及び図11を参照すると、更なる実施例は、管状のピストン10’を有し、管状のピストン10’は、外側に延びる位置停止部23及び第1の近位シール60を備え、第1の近位シール60は、ピストン10’からからOリングの直径より短い距離まで外側に延びる二つの円形状のフランジによって形成された溝に保持されたOリングによって形成される。第2のシール62はピストン10’の遠位端の近傍に配置され、望ましくは、ピストン10’からOリングの直径より短い距離まで外側に延びる二つの円形状のフランジによって形成された溝に保持されたOリングを含む。ピストン10の遠位端は、管状のピストンの内部において内側向けのリセス64を有し、そのリセスはフィルター40を受容するようにサイズを合わせて形成された。フィルター40は円盤状のフィルターであって、リセス64に圧入され、もしくは他にはピストン10’の遠位端に固定される。図1〜6の第一実施形態に示すように、フィルター40は、何れかの流体が管状のピストンの内部に流入し、フィルター40を通過するように管状のピストン10’の遠位端を塞ぐ。
ピストン10’はバイアルの内側の側壁に対して気密的かつ水密的なシール性を形成するシール60、62を用いて、バイアル42の内部に嵌合するようにサイズを合わせる。ピストン10’は、第一の実施例に使われているように、管状のピストンはバイアル42の底部46に向かって前進させられる時、バイアル42の側壁に対してシールし、ピストンフィルターに流体を通過させる。更に、管状のピストンは、ピストンとバイアルとの間の相対的な移動を制限する停止部23を有するため、ピストンの遠位端はバイアルの底部から所定距離だけ離間される。
望ましくは、バイアル42はバイアルフィルター66を保持するリテーナ装置を有する。リテーナ装置は、縦軸18から離れバイアル42の側壁に進入し、内側に向いているリセス68、もしくは、バイアルの側壁から軸18に向かって延びており、内側へ延びる突出部70、もしくはその両者の形を採用する。小型の円形状のリブは突出部70として適切と思われる。環状のリセスは、バイアルにおいて所定な位置にバイアルフィルター66を保持するように構成されるリセス及び突出部のように、リセス68として適切と思われる。有利には、突出部70及び/もしくはリセス68はスナップロックを形成し所定位置にバイアルフィルター66を保持する。
バイアルフィルター66は全体のバイアル42にわたって延び、バイアルの底部46から所定の距離だけオフセットする。バイアルフィルター66の遠位側における何れかの流体は、バイアルフィルター66を通過し、バイアルフィルターの近位側に到達しなければならない。バイアルフィルター66は上側の表面を有し、その上側の表面はフィルターバイアル42の底部46から距離hだけ離間した位置に配置され、縦軸18と直交する。
使用の際に、材料49は、バイアルに投入され、フィルターが保持された位置に締められるバイアルフィルター66を備えるフィルターバイアル42の底部に配置される。バイアルフィルターは材料を所定位置に保持する。これは、材料49がフィルター66を通過することを抑制するように構成されたバイアルフィルター66を備えるバイアルにおいて所定量の材料49を用意することを許容する。液体50はバイアルフィルター66の前に添加されるが、望ましくはその後に添加される。液体50はバイアルフィルターの後に添加された場合、バイアルフィルターは、材料49によって保持されたいずれかの構成物と一緒に液体をフィルターに通過させることを許容する。液体50は少なくともピストン10によって濾過される際に、バイアルフィルター66のレベルの上側に存在しなければならない。液体はバイアルフィルター66の下側に存在する場合、付加的な液体は添加され、材料49及び既存の液体によって形成された懸濁液と混合し、希釈する。液体50及び材料49は十分な時間にわたって接触した後、ピストン10’はバイアル42に挿入され、バイアルの底部46に向かって前進させられることで液体をピストンフィルター40に通過させ、管状のピストン10’の中空本体に進入させる。いくつの環境において、ピストンの遠位端がバイアルフィルターに当接するが、それがバイアルフィルター66に到達する前に、停止部23はピストン10’の遠位端を停止させるように配置される。従って、ピストンアセンブリ43のストローク長さLは距離H−hより短い、もしくは等しい。
バイアルが使われるまで材料49の容量は未知であるため、バイアルの底部においてどのくらいの容量は要求されるのは不明である。これは、ピストン10、10’の停止位置が不明であることを意味している。従って、図10に示すように、様々な異なるストローク長さLを有するプランジャーもしくは異なる高さを有するバイアルを備えるキットを提供することは望ましい。従って、L1、L2もしくはL3の長さを有するピストンは内部高さもしくは高さH2もしくはH3を有する、異なる長さのバイアルに使われる。材料49はフィルター40に圧入されないように、部品はキットを形成するように集められる時、長さLは、高さHより短く選択されることが認められる。従って、望ましくは、単一のフィルターバイアル、もしくは、複数のフィルターバイアルのため、プランジャー及びバイアルのキットは二つもしくは三つの異なるストローク長さLを提供する。複数のフィルターバイアルは単一のピストンの長さLのため、変化する高さHを提供する。ピストンアセンブリの遠位端は使用の際にフィルターバイアルの底部に当接するようなストローク長さL及びバイアルの高さHを有さない、代わりに、ピストンアセンブリの遠位端は残存の容量を画定するようにバイアルの底部とピストンアセンブリの端部との間において、最小の所定距離を有する。
有利には、ピストン10及びバイアル42はバイアルの底部46において空間を有するように選択される。図10に示すように、三つのピストンの異なる長さL1、L2、もしくはL3は、同様なバイアル42に使われる場合、異なる残存の容積を提供する。同様に、異なる高さHの内部キャビティを有するバイアル42の使用は、ピストンアセンブリ43の底部及びバイアル42の底部46の間における異なる残存の容積を得るように同じ長さのピストン10に使われる。有利には、キットは単一のピストン10と、異なる内部高さHを設ける複数のバイアルを有し、もしくはキットは単一のバイアル42と、異なる高さHを設ける複数のピストンアセンブリ43とを有する。このようなケースにおいて、ピストンアセンブリ43、バイアル42もしくはその両者はマーカーされ、望ましくは、ピストンとバイアルとが互いに使われる場合、番号のようなしるしがプリントされ、得られた残存の容積を反映する。このプリントされたしるしは、ピストンもしくはバイアルもしくはピストンもしくはピストンアセンブリの側において、色コーディングもしくは容積表示装置のマーキングを含んでもよい。例えば、第一色を有するワンセットである三つのピストンアセンブリ43と一つのバイアル42は、選択されたピストンは同様な色のバイアルに使われる場合、番号5、10、15でマーカーされた異なるピストンアセンブリ43を有することでバイアル内の残存の容積を反映する。同様に、全部、第二の色を有する三つのバイアル42と一つのピストンアセンブリ43はバイアルにおいて類似な番号を有することでピストンが使われる場合、残存の容積を反映する。異なる色を有するピストンアセンブリとバイアルは異なる色のプリントされたしるしを有する。異なる色はピストンアセンブリがプリントされたしるし(番号)の色を有するバイアルに使われる時、残存の容積を示す。高さhによって反映された異なる残存の容積を得るように、異なる長さL及び高さHを有するピストンとバイアルを調和する様々な方法がある。簡単な構造及びコストのため、一つのバイアルのため、異なる長さを設ける少しの他のピストンアセンブリ、もしくは、一つのピストンのため、異なる長さを設ける少しのバイアルキットは望ましい。各バイアルのため、望ましくは、五つより少ない、異なる長さ、より望ましくは、単に一つもしくは二つの異なる長さを設けるピストンアセンブルを有する、もしくは、各ピストンアセンブルのため、異なる長さを設けるバイアルを有する。
図1〜4を参照すると、改善された液体分離の方法が提供される。この方法は、バイアル42の底部に材料49を配置し、バイアルの底部に液体50を配置することを含む。バイアルは、材料が添加された場合もしくは材料49の後に液体が添加された場合、それにおいて液体50を有する。材料49は、液体から化学物、分子、ガスもしくは他の物質のような物質を除去するように選択される。除去のため、材料49及び液体50は、適切な時間にわたって、互いに残され完全もしくは所定の程度まで存在し、もしくは所定の時間にわたって残される。典型的には、それらは、液体において材料49がばらばらになった時、懸濁液を形成する。そして、液体はピストンアセンブリによって材料49から分離される。ピストンアセンブリは液体をピストンフィルター40に通過させ、ピストン10の本体に進入させる。ピストン10の本体において、濾過された液体が除去される。
図8〜10を参照すると、該方法は、バイアル42の底部に材料49を配置し、バイアルフィルター66をバイアルに配置することで材料を所定位置に保持することを含む。そして、バイアル及び材料は使われ、もしくは該方法は、キャップ52(図2)をバイアルの開口された近位端にわたって配置し、アセンブリを保存し、もしくはバイアル及び材料を運ぶことを含む。キャップ52の代わりに、ピストンアセンブリ43の遠位端はその後、ピストンアセンブリの除去を許容する同時に、バイアルに一定距離だけ十分に挿入され部品を全部保持する。液体は、それをバイアルフィルター66に通過させる同時に、事前に用意したサブアセンブリのバイアル及び材料に添加される。これは、フィルター66が特定の液体、もしくはフィルターを通過することができる特定の液体のために選択される。材料49は、液体から化学物、分子、ガスもしくは他の物質のような物質を除去するように選択される。除去のため、材料49及び液体50は適切な時間にわたって、互いに残され完全もしくは所定の程度まで存在し、もしくは所定の時間にわたって残される。典型的には、それらは、液体において材料49がばらばらになった時、懸濁液を形成する。望ましくは、バイアルフィルター66は材料49の通過を許容しない。しかし、フィルター66は固体材料49の通過を十分に制限する簡単なフリットもしくは多孔性のメッシュから形成されてもよいが、液体50に溶解する時もしくは混合される時、フィルター66は材料49の通過を許容する十分な多孔性を有する。そして、該方法は、ピストン及びバイアルの互いに対して移動することによって材料から反応された液体を分離することを含む。そのため、ピストンアセンブリは、液体50をピストンフィルターに通過させ、ピストン10の本体に進入させる。そこでフィルターされた液体が除去される。望ましくは、ピストンアセンブリ43の遠位端はバイアルフィルター66に当接しなくてもよいし、バイアルフィルター66に当接してもよい。該方法は更にバイアルフィルターを所定位置に保持し、従って、少なくとも液体50が添加されるまで、バイアルフィルター66及びバイアル42の底部46の間におい画定された容積に固体材料49を保持することを含む。
バイアル42及びピストンアセンブリ43は、一つの装置において複数の抽出をするため、十分なクリアランスを提供する同時に、フィルターバイアル42の底部において全部固体、樹脂、ガラスビーズ、及び他の半固体もしくは全部固体材料を配置することを許容する多層的な濾過装置を提供する。以前には、丸薬を使うユーザは臼と杵でそれらの丸薬を押しつぶし、そして、溶解テスト、溶解、もしくは破砕性テストのため、フィルターバイアルに均等に溶解できない成分をダンプする必要があった。本発明では、ユーザはこれらを潰す必要がなく、丸薬もしくは複数の丸薬をバイアル42の底部に投入することができる。該アセンブリは丸薬を溶解することを許容し、もしくはユーザは、異なる機能のテストのため、異なる作用剤を添加することができる。
本発明は、内部キャビティを備えるフィルターバイアル42を提供する。内部キャビティ内部において、ユーザは第二もしくは第三の操作を実行し、最終なサンプルの抽出の前に複数の容器の除去を許容する。本発明の有利な利用のほかの例は、樹脂(例えば、失活剤、異なる塩分、固相抽出樹脂(SPE)、マイクロビーズ、ルミネックスビーズ、バインディングビーズなど)を含む材料49を有する。樹脂は蛋白質、食品のようなマトリックス、尿、血漿などのサンプル50からテスト不要のものを捕まえる。フィルターバイアル42はテスト予定のサンプルを含む所定量のそれらの樹脂49及び液体50を充填した後、かつサンプル50から望ましくない物質を除去するように提供された適切な時間後、最終な濾過は液体をピストンフィルター40に通過させ、ピストン10の本体に進入させる。そこで、液体は、更なる利用のため除去される。これは、容器、バイアル42において実行するように移転する複数の工程もしくは充填された成分を許容する。これは工程エラーの最小化及び商品整合性を許容する。
本発明のバイアル42及びピストンアセンブリ43の利用によって、DNAから生物抽出及び蛋白質の抽出のためのフィルターバイアルは、細胞、遺伝マーカーの種子世代テストに使われる。複数の細胞/種子もしくは、単一の細胞/種子はバイアル42内における材料49として添加され、そして利用の際に、ピストンフィルター40を通過し、ピストン10の本体に進入する組み合わせもしくは残存の濾過された液体とともに、液体50としての異なる緩和剤を添加する。
該装置はマトリクス内において塊もしくは固体物を粉砕するビーズ式破砕機、油漆搖動器複数のタイプの撹乱マシンに使われる。遠位端は、引き込みに使われる。引き込みは商品の完全自動において利用されるため、自動的なロボットによって簡単な挿入を許容する。プランジャーのデザインは複数の底部形状を備え、底部の内部は三角形、四角形、及び該装置に導入され、異なる現状のテストを許容する他の形状から形成されてもよい。
図12a〜12bを参照すると、更なる変形例において、ピストンの遠位端は、バイアル42の底部の殆どの部分に進入しないため、底部部分は、特にバイアルの内部において、様々な形状を有する。従って、望ましくは、バイアル42の上側の部分は、ピストンアセンブリがバイアルの内部に沿って摺動する時、良好な気密的かつ水密的なシール性を提供する円筒状を有するが、バイアルの底部部分は、何れかの様々な形状を有してもよいし、底部46の内部において、もしくは底部46から延びる形状を含んでもよい。従って、バイアルの底部部分はバイアル(図12a、12d)の底部46もしくは側壁から延びる四角壁形状を有するインセット80、もしくは底部46(図12b、12e)から延びる短壁の円筒状を有するインセット80、もしくは図12c、12fに示す三角形を有するインセット80を有してもよい。内側の壁部分80の形状は所定の容積を取り囲むようにサイズを合わせる場合、これは有利であると思われる。そのため、形状80によって取り込まれた容積は壁容積内に投入した所定量の材料49を測り、保持するように用いられる。従って、壁形状は、サブコンテナ80を形成する。サブコンテナ80は底部46から内側に延び、もしくは底部46から軸線18に沿って外側に延びる。サブコンテナ80は、バイアルの内部において流体連絡のほかに、所定の容積を有することで材料49を図る。
上記の説明は例として記載されたが、それに限定するものではない。仮に上記開示について、本明細書に開示された発明の範囲及び趣旨内において、当業者が思いつく変形例はピストン10、10’とバイアル42の内部との間にシールを形成する様々な方法を含む。同様に、様々な方法は、ピストンの遠位端を正確に位置するため、ピストン及びバイアルの相対な移動を限定するように用いられる。更に、本明細書に開示された実施例の様々な技術特徴は単独で使われてもよいし、もしくは互いに変化した組み合わせで使われてもよい。本明細書に記載された具体的な組み合わせに限定すると意図されていない。従って、請求項の範囲は例示的な実施例に限定するものではない。

Claims (23)

  1. 縦軸を有するフィルターバイアル装置であって、
    閉塞された底部、開口された頂部及び前記底部と前記頂部の間に延びて、前記開口された頂部の周りの外周縁部を画定する側壁を有する管状のフィルターバイアルであって、前記側壁は、前記底部と前記頂部の間において内部の高さHを有する管状のフィルターバイアルと、
    対向している近位端及び遠位端を有し、少なくとも前記遠位端は、開口する管状のピストンであって、中空内部を画定する壁と、前記ピストンが前記フィルターバイアルに挿入される時、前記フィルターバイアルの側壁が前記側壁の内周に当接するように密着状態で係合する少なくとも一つのシールと、前記ピストンから前記フィルターバイアルの開口された頂部の周りの外周縁部に十分に当接する距離にわたって外側に延びる位置停止部と、を有する管状のピストンと、
    フィルターの遠位端に接続され、何れかの流体は前記フィルターを通過し、前記ピストンの遠位端から前記中空内部に進入するように前記ピストンの遠位端を塞ぐピストンフィルターとを含み、
    前記ピストンと前記ピストンフィルターは、フィルターアセンブリを形成し、
    前記位置停止部は、ピストンアセンブリの遠位端から距離Lだけ離間した位置に配置され、
    前記距離Lは前記高さHより短く設定することで、使用の際に、前記ピストンアセンブリが前記フィルターバイアルに挿入される距離が制限されることを特徴とするフィルターバイアル装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、前記距離Hは前記距離Lより所定量だけ短いことを特徴とするフィルターバイアル装置。
  3. 請求項1に記載のフィルターバイアルアセンブリにおいて、前記距離L及びHの差は前記距離Hの10〜30%であることを特徴とするフィルターバイアル装置。
  4. 請求項1に記載のフィルターバイアルアセンブリにおいて、前記距離L及びHの差は前記距離Hの10〜20%であることを特徴とするフィルターバイアル装置。
  5. 請求項1に記載の装置において、前記フィルターバイアルは、バイアルフィルターを含み、前記バイアルフィルターは、前記フィルターバイアルの底部から距離hだけ離間した位置に配置された上側の表面を有し、前記距離Lは距離H−hより短いことを特徴とするフィルターバイアル装置。
  6. 請求項1に記載の装置において、少なくとも三つのシールを有し、そのうちの二つは前記ピストンの遠位端の近傍に配置され、そのうちの三つは全部、前記ピストンアセンブリが前記フィルターバイアルに挿入された時、前記フィルターバイアルの側壁と係合するように配置構成されることを特徴とするフィルターバイアル装置。
  7. 請求項1に記載の装置において、カップは前記ピストンの遠位端にわたって嵌合し、前記カップと前記ピストンとの間に前記フィルターを挿入し保持し、前記カップはその底部において少なくとも一つの開口を有し、流体は前記開口を通して前記ピストンフィルターに流入することを特徴とするフィルターバイアル装置。
  8. フィルターバイアルアセンブリであって、
    前記フィルターバイアルアセンブリは、閉塞された底部と開口された頂部とを備える円筒壁状のフィルターバイアルを含み、前記閉塞された底部と前記開口された頂部は、前記開口された頂部の外周縁部を画定する側壁によって接続され、
    前記フィルターバイアルは、中空の管状のピストンを有し、
    前記管状のピストンは、前記ピストンの遠位端に接続され、流体がピストンフィルターを通過しない限り、ピストンの遠位端へ流入することを抑制するフィルターを備え、
    前記フィルターと前記ピストンはピストンアセンブリを形成し、
    前記ピストンは位置停止部を有し、前記位置停止部は、前記ピストンアセンブリが前記フィルターバイアルの底部に当接する前を除き、前記ピストンアセンブリが前記フィルターバイアルに挿入され、前記ピストンの底部に向かって所定距離だけ前進させられる時、前記フィルターバイアルの合わせた位置停止部と係合するように配置し構成されることを特徴とするフィルターバイアルアセンブリ。
  9. 請求項8に記載のフィルターバイアルアセンブリにおいて、前記ピストンにおける位置停止部は、前記フィルターバイアルに当接するように配置構成され、かつ外側に延びる突出部を含むことを特徴とするフィルターバイアルアセンブリ。
  10. 請求項8に記載のフィルターバイアルアセンブリにおいて、更にバイアルフィルターを含み、前記バイアルフィルターは、前記フィルターバイアルの底部から距離hだけ離間した位置に配置され、流体が前記バイアルフィルターを通過しない限り、前記バイアルフィルターを流通することを遮断するように前記フィルターバイアルにわたって延び、
    前記所定距離は使用の際に、前記ピストンアセンブリが前記バイアルフィルターを通して延びないように選択されることを特徴とするフィルターバイアルアセンブリ。
  11. 請求項10に記載のフィルターバイアルアセンブリにおいて、更に、前記バイアルフィルターと前記フィルターバイアルの底部との間に配置された吸着性・除去性を有する材料を含み、
    除去材は、液体のサンプルから分子、化学物質もしくは構成物を除去するように選択されることを特徴とするフィルターバイアルアセンブリ。
  12. 請求項8に記載のフィルターバイアルアセンブリにおいて、更に、前記フィルターバイアルの底部に流体と、前記流体に溶解し、前記流体から選択された化学物質、分子もしくは構成物を除去するように選択された材料と、を含むことを特徴とするフィルターバイアルアセンブリ。
  13. 請求項8に記載のフィルターバイアルアセンブリにおいて、更に、前記ピストンの遠位端にわたって延びるカップと、前記カップと前記ピストンとの間に介在され、前記フィルターを前記ピストンアセンブリに接続するフィルターとを含み、前記カップは、前記カップの底部において少なくとも一つの開口部を有し、流体がフィルターに近接することを許容することを特徴とするフィルターバイアルアセンブリ。
  14. 請求項9に記載のフィルターバイアルアセンブリにおいて、前記フィルターバイアルは、前記フィルターバイアルの底部と前記フィルターバイアルの開口された頂部を画定する外周縁部との間において内部高さHを有し、
    前記位置停止部は、前記ピストンアセンブリの遠位端から距離Lだけ離間した位置に配置され、前記距離Lは、前記距離Hより短いことを特徴とするフィルターバイアルアセンブリ。
  15. 請求項14に記載のフィルターバイアルアセンブリにおいて、前記距離Lと前記距離Hとの差は前記距離Hの10〜30%であることを特徴とするフィルターバイアルアセンブリ。
  16. 請求項14に記載のフィルターバイアルアセンブリにおいて、前記距離Lと前記距離Hとの差は前記距離Hの10〜20%であることを特徴とするフィルターバイアルアセンブリ。
  17. 請求項14に記載のフィルターバイアルアセンブリにおいて、前記フィルターバイアルはバイアルフィルターを含み、前記バイアルフィルターは前記フィルターバイアルの底部から距離hだけ離間した位置に配置された上側の表面を有し、前記距離Lは距離H−hより短いことを特徴とするフィルターバイアルアセンブリ。
  18. 流体を濾過する方法であって、
    開口された頂部を画定する円筒状の側壁と、前記頂部と対向する閉塞された底部と、を有するフィルターバイアルと、
    ピストンアセンブリを形成するようにフィルターによって覆われている開口された底部を有する管状のピストンであって、前記ピストンアセンブリは、ピストンフィルターが前記フィルターバイアルの底部に向かって前進させられる時、前記フィルターバイアルに嵌合し、前記側壁に対して封止し、前記フィルターを通して流体をピストンの本体に進入させる前記管状のピストンと、を利用して流体を濾過する方法において、
    前記方法は前記流体を前記フィルターバイアルの底部に入れる工程と、
    前記フィルターバイアルの底部に材料を投入し、そこで前記材料は、前記流体から化学物もしくは分子を除去するように選択される工程と、
    前記ピストンアセンブリを前記フィルターバイアルの開口された頂部に挿入し、前記ピストンを前記フィルターバイアルの底部に向かって前進させる工程と、
    前記ピストンアセンブリにおける位置停止部を前記フィルターバイアルの合わせた位置停止部に当接させることによって、前記ピストンアセンブリの遠位端を前記底部に向かって前進させるように、予め設定された距離を制限する工程を含むことを特徴とする方法。
  19. 請求項18に記載の方法において、前記ピストンアセンブリの遠位端が前記フィルターバイアルに挿入される距離は、前記フィルターバイアルの内部側壁の高さHの10〜30%の間にあることを特徴とする方法。
  20. 請求項18に記載の方法において、前記ピストンアセンブリの遠位端が前記フィルターバイアルに挿入される距離は、前記フィルターバイアルの内部側壁の高さHの10〜20%の間にあることを特徴とする方法。
  21. 請求項18に記載の方法において、前記フィルターバイアルはバイアルフィルターを含み、前記バイアルフィルターは前記フィルターバイアルの底部から距離hだけ離間した位置に配置された上側の表面を有し、
    前記材料は、前記バイアルフィルターと前記フィルターバイアルの底部との間に配置され、
    前記ピストンアセンブリの遠位端が前記フィルターバイアルに挿入されることは制限されるため、前記ピストンアセンブリの遠位端は前記バイアルフィルターの上側の表面を超えないように延びることを特徴とする方法。
  22. 縦軸を有するフィルターバイアルアセンブリであって、
    閉塞された底部と、開口された頂部と、前記底部と前記頂部の間に延びて、前記開口された頂部の周りの外周縁部を画定する側壁を有する管状のフィルターバイアルであって、前記側壁は、前記底部と前記頂部の間において内部の高さHを有する前記管状のフィルターバイアルと、
    前記フィルターバイアルの底部における材料であって、液体のサンプルから所定の物質を除去するように選択される前記材料と、
    前記フィルターバイアルに接続されるバイアルフィルターであって、前記フィルターバイアルの底部において材料を保持するように配置され、前記フィルターバイアルの底部から距離hだけ離間した位置に配置された頂部表面を有する前記バイアルフィルターと、を含むことを特徴とするフィルターバイアルアセンブリ。
  23. 請求項22に記載のフィルターバイアルアセンブリにおいて、変形可能な壁を有する前記フィルターバイアルは、更に、
    対向している近位端及び遠位端を有し、少なくとも前記遠位端は開口する管状のピストンであって、中空内部を画定する壁と、前記ピストンが前記フィルターバイアルに挿入される時、前記フィルターバイアルの側壁が前記側壁の内周に当接するように密着状態で係合する少なくとも一つのシールと、前記ピストンから外側に、前記フィルターバイアルの開口された頂部の周りの外周縁部に十分に近接する距離だけ延びる位置停止部と、を有するピストンと、
    フィルターの遠位端に接続され、何れかの流体は前記フィルターを通過し、前記ピストンの遠位端から前記中空内部に進入するように前記ピストンの遠位端を塞ぐピストンフィルターと、を含み、
    前記ピストンと前記ピストンフィルターはフィルターアセンブリを形成し、
    前記位置停止部は、ピストンアセンブリの遠位端から距離Lだけ離間した位置に配置され、
    前記距離Lは前記高さH−hより短く設定することで、使用の際に、前記ピストンアセンブリが前記フィルターバイアルに挿入される距離を制限することを特徴とするフィルターバイアルアセンブリ。
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