JP2015052510A - 振動型角速度センサ装置の補正装置および補正方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】GPS衛星システムの測位データなどを用いることなく、しかもセンサ素子の個体毎に異なる特性を備えていたとしても当該センサ素子の検知信号を個体毎に高精度に補正できるようにした角速度センサ装置の補正装置及び角速度センサ装置の補正方法を提供する。
【解決手段】システムLSI25は、当該LSI25に車速パルス入力器27が車速パルスを入力させておらず車速パルスが検出されていないことを条件として角速度が発生していないと判定する。このときシステムLSI25は、温度センサ23の温度情報と共にオフセット値を順次メモリ26に記憶し続ける。そして、車両が走行開始すると、車速パルス入力器27は車速パルスをメインマイコン24に入力させるが、システムLSI25はメモリ26に記憶された温度情報及びオフセット値を用いて再度オフセット処理する。
【選択図】図1
【解決手段】システムLSI25は、当該LSI25に車速パルス入力器27が車速パルスを入力させておらず車速パルスが検出されていないことを条件として角速度が発生していないと判定する。このときシステムLSI25は、温度センサ23の温度情報と共にオフセット値を順次メモリ26に記憶し続ける。そして、車両が走行開始すると、車速パルス入力器27は車速パルスをメインマイコン24に入力させるが、システムLSI25はメモリ26に記憶された温度情報及びオフセット値を用いて再度オフセット処理する。
【選択図】図1
Description
本発明は、振動型角速度センサ装置の補正装置および補正方法に関する。
従来、振動型角速度センサは、例えば車両(例えば自動車)の回転、横滑り等を検出するための用途に使用されている。また、この種の振動型角速度センサは例えば進行方向の移動距離、方位変化量などを計測するために用いられる。このような角速度センサは、振動体を所定の駆動軸方向に振動させ、当該駆動軸方向に交差する検知軸方向に生じる振動体の変位に応じた信号を検知することで角速度信号を検出する。
しかし、この角速度センサ装置の信号特性は、振動体の個体差、温度環境等に応じて大きく変動しその計測値に誤差を生じる。したがって、正確な計測を行うため、角速度センサの信号を補正し誤差を低減することが行われている。従来、GPS(Global Positioning System)衛星を利用してセンサ信号補正を行う技術が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1記載の技術によれば、GPS衛星からの信号をもとに測位された対象物の測位データと、角速度センサから出力された対象物の角速度とを取得し、推定した対象物の走行状態に応じて測位データと角速度との組合せを変更しながら、仮のオフセット値を逐次導出した後、仮のオフセット値に対して統計処理を実行することによってオフセット値を導出している。
しかしながら、特許文献1記載の補正技術はGPS衛星からの信号を取得する必要があり、例えば電磁層の乱れなどによりGPS衛星からの測位データの信頼度が低いときにはセンサ信号を正確に誤差補正できない。
また、角速度センサ装置は、角速度を検出するセンサ素子の振動体の個体差に応じて補正すべきオフセットが異なっている。そこで、従来センサ素子の後段に当該素子特性の補正処理を総括的に行うための半導体集積回路を設けている。したがって当該センサ素子が個体毎に異なる特性を備えていたとしても装置の検査時に所定の検査に合格すれば「問題なし」となる。
しかし、例えば1サンプルに着目した場合、例えば温度特性などの再現性は非常に高いものとなっている。近年では、このような出力再現性の高い個々のセンサ素子を用い、しかもGPS測位システムなどを使用することなく高精度に補正できるようにしたセンサ補正装置を構成することが望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、GPS衛星システムの測位データなどを用いることなく、しかもセンサ素子の個体毎に異なる特性を備えていたとしても当該センサ素子の検知信号を個体毎に高精度に補正できるようにした角速度センサ装置の補正装置および補正方法を提供することにある。
請求項1記載の発明は、個体毎に特性が異なるセンサ素子の補正処理を行うものである。この発明によれば、第1処理手段がセンサ素子に駆動信号を出力して第1方向に振動させ当該第1方向に交差する第2方向に生じる振動体の変位に応じたセンサ素子の検知信号を入力し温度検出手段の検出結果に応じたセンサ素子の検知信号の誤差を総括的にオフセット補正処理するものの、個体毎に異なる特性について補正処理が十分ではない。
しかし、第2処理手段が、オフセット補正信号について、角速度が発生していないと検出されていることを条件として温度検出手段の温度検出結果と共にオフセット補正信号を順次記憶させ、記憶された温度検出結果及びオフセット補正信号を用いて再度オフセット処理する。
すると、個体毎に異なる特性を備えていたとしても補正処理を十分に行うことができる。これにより、GPS衛星システムの測位データなどを用いることなく、当該センサ素子の検知信号を個体毎に高精度に補正できるようになる。
以下、振動型角速度センサ装置の補正装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。車両内では、舵角、車輪速、加速度の各センサの情報から、各車輪の駆動トルク、ブレーキ力を適切に制御することにより車両のスピンやドリフトを抑制したりする。したがって、振動型角速度センサ装置は、車両性能を向上させる上で重要なセンサとなる。
図1は、振動型角速度センサの電気的なブロック構成を概略的に示している。
振動型角速度センサ装置10は、センサ素子としての振動体11と半導体集積回路12とを備える。半導体集積回路12は、例えばASIC(application specific integrated circuit)により構成されている。第1処理手段としての半導体集積回路12は、増幅器13、HPF(ハイパスフィルタ)14、同期検波回路15、LPF(ローパスフィルタ)16、DCオフセットキャンセル回路17、増幅器18、AD変換器19、I/F20、AGC(Automatic Gain Control)21、発振器22を内部に備える。
振動型角速度センサ装置10は、センサ素子としての振動体11と半導体集積回路12とを備える。半導体集積回路12は、例えばASIC(application specific integrated circuit)により構成されている。第1処理手段としての半導体集積回路12は、増幅器13、HPF(ハイパスフィルタ)14、同期検波回路15、LPF(ローパスフィルタ)16、DCオフセットキャンセル回路17、増幅器18、AD変換器19、I/F20、AGC(Automatic Gain Control)21、発振器22を内部に備える。
また、この半導体集積回路12は、温度検出手段としての温度センサ23を外部に接触して構成されており、温度センサ23により半導体集積回路12の温度を検出するように構成されている。
振動体11は、例えば音叉型に形成されており、AGC21によりゲインコントロールされた発振器22から駆動信号が与えられることにより基準方向(第1方向:X方向)に振動する。振動体11には固有振動数が存在し、角速度振動信号を効率良く検出するためには、振動体11に適切な周波数の駆動信号を印加すると良く、位相同期回路を用いて駆動信号を適切な周波数および位相に制御すると良い。したがって、振動体11の基準方向に振動する方向の振動成分を検知し駆動信号にフィードバック処理しても良いが図1には図示を省略している。
振動した振動体11に角速度Ωが加わると、基準方向と交差する検出方向にコリオリ力が働く。例えば、質量mの物体が角速度Ωで回転する平面上を速度ベクトルvで移動すると、その物体に発生するコリオリ力Fcは、
Fc = 2mv×Ω(×は外積を示す) …(1)
で表される。
Fc = 2mv×Ω(×は外積を示す) …(1)
で表される。
振動体11には電極が構成され、この電極に生じる信号が増幅器13に与えられている。増幅器13は例えばCV変換増幅回路により構成されており、振動体11に生じたコリオリ力に応じた角速度振動信号を増幅する。この増幅器13は振動体11の検知方向の変位に応じた検知信号を増幅する。
HPF14は、この増幅器13の増幅信号をハイパスフィルタ処理し、同期検波回路15はこのハイパス処理後の信号について発振器22の発振信号を用いて同期検波する。LPF16は、この同期検波回路15により同期検波された信号について駆動信号に応じたノイズ成分を除去する。
そして、DCオフセットキャンセル回路17は、標準温度における振動体11のDCオフセットをキャンセルするための処理を行う。例えば、標準温度25度に設定されているときには、25度のDCオフセットを0とすると共に、その他の温度においては、その25度におけるオフセットと同一値のDCオフセット補正処理を行う。このDCオフセットキャンセル回路17は、個体毎に異なる振動体11の温度特性について一律一定基準の補正処理を総括的に行うものである。
増幅器18は、このDCオフセットキャンセル回路17の出力信号を増幅する。AD変換器19は、この増幅器18の増幅信号をA/D変換処理し、インタフェース回路20に出力する。インタフェース回路20は、A/D変換処理されたデジタルデータをジャイロ出力としてメインマイコン24のシステムLSI25に出力する。また、温度センサ23の出力もまたメインマイコン24のシステムLSI25に与えられている。
メインマイコン24は、第2処理手段としてのシステムLSI25、および、記憶手段としてのメモリ26を備える。システムLSI25は、インタフェース回路20からジャイロ出力を入力すると共に、温度センサ23から温度センサ信号を入力する。このシステムLSI25は、接続されたメモリ26に記憶された各種プログラムを実行することで個体毎のオフセット補正処理を行い、角速度を算出する。メモリ26は揮発性メモリおよび不揮発性メモリ(何れも図示せず)を備える。
メインマイコン24には車速パルス入力器27が接続されている。この車速パルス入力器27は、車両の車輪の回転速度に応じた車速パルスを発生しメインマイコン24に入力させるものである。
また、メインマイコン24にはパーキングブレーキ入力器28が接続されている。パーキングブレーキ入力器28は、車両のパーキングブレーキの状態(ON/OFF)をメインマイコン24に入力させる。
このメインマイコン24は車内ネットワーク(例えばCAN)29に接続されている。この車内ネットワーク29には、他用途に使用されるECU30が接続されている。他のECU30には例えばジャイロセンサ31(例えばロールオーバーセンサ、ロールレートセンサ、ヨーレートセンサ)が搭載されており、ECU30はこのジャイロセンサ31のセンサ情報について車内ネットワーク29を通じてメインマイコン24に送信可能になっている。
上記構成の作用について説明する。図2は角速度センサ装置10のジャイロ出力の概要を示している。この図2に示すように、角速度センサ装置10は、車両が静止した状態であればジャイロ出力は原則的にオフセット補正レベル(Offset)となり、車両が時計回り(CW)に回転すると角速度信号が負方向に増加し、車両が反時計回り(CCW)に回転すると角速度信号が正方向に増加する。このとき回転数が多くなるとジャイロ出力が増加し回転数が少なくなるとジャイロ出力が減少する。
基準となるオフセット補正レベル(Offset)は、DCオフセットキャンセル回路17がDCオフセットキャンセルした後のオフセット補正レベルであり、総括的に補正処理された後のオフセットレベルとなっている。
図3(a)はこのときの総括的補正後のオフセットエラーの温度特性C1を概略的に示しており、図3(b)はある個体のセンサ素子のオフセットエラーの温度特性C2を概略的に示す。
オフセットエラーは、その温度特性C1、C2が各個体毎に所定の傾きを有するように得られている。図3(a)に示すように、全ての個体の特性C1のオフセットエラーは、車両の使用温度範囲T1(例えば−40℃〜+105℃)で仕様値内W1には収まっているものの、温度標準値Ttyp(例えば25℃)の周辺以外の温度条件下では、各個体毎のバラつきを生じてしまうことが確認されている。図3(b)に示すように、各個体毎の特性C2は温度毎に異なるオフセットエラーを備える。
そこで本実施形態では、システムLSI25が図4に示すオフセット補正処理を再度行うことで個体毎のオフセットを求めて高精度に角速度を算出するようにしている。例えば車両内のイグニッションスイッチがオンされ車両が起動すると、角速度センサ装置10、メインマイコン24に電源が投入されるようになり、システムLSI25は図4に示す処理を実行する。
図4に示すように、システムLSI25は、角速度センサ装置10のジャイロ出力が存在する(S1:YES)と共に、温度センサ23の出力が存在する(S2:YES)と、車速パルス入力器27から車速パルスが入力されているか否か判定する(S3)。
電源投入時には、車両は道路を走行せず静止しているため、ステップS3でNOとなり、システムLSI25はメモリ26にオフセット値(オフセット補正信号相当)と温度情報を書込む(S5)。車速パルスが入力されなければ、車両は走行中ではないことが確認できるため、角速度が本来発生していないことがわかる。
そこで、システムLSI25は、車速パルスが入力されておらず、車両が停止中と想定されている間、オフセット値を温度情報と共にメモリ26に記憶し続ける(S5)。このとき、メモリ26の記憶領域の空きがなくなれば上書きすると良い。図5に示すように、システムLSI25は角速度センサ装置10のオフセット出力を各温度毎にマトリクス状態にしてメモリ26に記憶させ続ける。
図5はメモリに記憶されるオフセット値と温度情報との関係を概略的に示す。メモリ26には温度センサ23から取得される温度情報とオフセット値が順次記憶されており、これらの値は前述の個体毎に特性C2に概ね一致するように得られる。
その後、車両が走行を開始すると、車速パルス入力器27は、車速パルスをメインマイコン24に入力させるが、すると、システムLSI25はメモリ26に記憶されている温度情報およびオフセット値を用いて角速度を算出処理する(S4)。
この場合、システムLSI25は、まず温度センサ出力を参照して温度情報を取得し、この温度情報に応じたオフセット値をメモリ26から取得する。そして、システムLSI25は、オフセット値からジャイロ出力を減算しその減算値を感度で除算した値を角速度として取得する。ここで「感度」は角速度センサ装置10のダイナミックレンジを規定するための値であり、振動体11の個体毎にシステムLSI25に予め記憶されている値である。
振動型角速度センサ装置10の出力ばらつき要因は以下の3要素が挙げられる。
(1)感度のばらつき
(2)温度オフセット特性のばらつき
(3)時間経過に伴う経年劣化オフセット特性のばらつき
このうち、(1)の感度のバラつきは、振動体11の機械的精度などセンサ素子の個体毎に決定されるものであり、本実施形態の方法ではその補正は困難であるが、(2)の温度オフセット特性のバラつき、(3)の時間経過に伴う経年劣化オフセット特性のバラつきについては、本実施形態の補正方法で当該要因に基づくバラつきを抑制できるようになる。
(1)感度のばらつき
(2)温度オフセット特性のばらつき
(3)時間経過に伴う経年劣化オフセット特性のばらつき
このうち、(1)の感度のバラつきは、振動体11の機械的精度などセンサ素子の個体毎に決定されるものであり、本実施形態の方法ではその補正は困難であるが、(2)の温度オフセット特性のバラつき、(3)の時間経過に伴う経年劣化オフセット特性のバラつきについては、本実施形態の補正方法で当該要因に基づくバラつきを抑制できるようになる。
以上説明したように本実施形態によれば、システムLSI25は、角速度が発生していないと検出されていることを条件として、温度センサ23の温度情報と共にオフセット値を順次記憶させ、当該記憶された温度情報及びオフセット値を用いて再度オフセット処理している。すると、個体毎に異なる特性を備えていたとしても補正処理を十分に行うことができる。これにより、GPS衛星システムの測位データなどを用いることなく、振動体11の検知信号を個体毎に高精度に補正できるようになる。
また、システムLSI25に車速パルス入力器27が車速パルスを入力させておらず車速パルスが検出されていないことを条件として角速度が発生していないと判定しているため、車両が停止していることを正確に判定でき、個体毎のオフセット補正を正確に行うことができる。
(他の実施形態)
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。振動型角速度センサ10の振動体11としては、セラミック音叉型、シリコン音叉型、容量式等の何れに適用しても良い。
本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。振動型角速度センサ10の振動体11としては、セラミック音叉型、シリコン音叉型、容量式等の何れに適用しても良い。
半導体集積回路12とメインマイコン24、又は、半導体集積回路12とシステムLSI25とは別体に構成した形態を示したが、これらは一体に構成しても良い。この場合も本願発明に包含されるものである。
メインマイコン24のシステムLSI25は、パーキングブレーキ入力器28によりパーキングブレーキがオン状態であることを入力されたことを条件として角速度が発生していないと判定しても良い。
また、メインマイコン24のシステムLSI25は、車両に搭載された他のECU30に搭載されるジャイロセンサ31(例えばロールオーバーセンサ、ロールレートセンサ、ヨーレートセンサ等)の検知出力信号について、車内ネットワーク(例えばCAN)29を通じて入力し、この出力に応じて角速度の発生の有無を判定するようにしても良い。このような場合、前述実施形態と同様の作用効果を奏する。
なお、特許請求の範囲に付した括弧付き符号は本願明細書の構成要素に対応する符号を付したものであり構成要素の一例を挙げたものである。したがって、本願に係る発明は当該特許請求の範囲の構成要素に付した符号に限られるわけではなく、特許請求の範囲内の用語又はその均等の範囲で様々な拡張が可能であることは言うまでもない。
図面中、10は振動型角速度センサ、11は振動体(センサ素子)、12は半導体集積回路(第1処理手段)、23は温度センサ(温度検出手段)、25はシステムLSI(第2処理手段)、28はパーキングブレーキ入力器、31はジャイロセンサ(他の角速度センサ)を示す。
Claims (5)
- 温度検出手段(23)と、個体毎に特性が異なるセンサ素子(11)に駆動信号を出力して第1方向に振動させ当該第1方向に交差する第2方向に生じる振動体の変位に応じた前記センサ素子の検知信号を入力し前記温度検出手段の検出温度情報に応じて当該センサ素子の検知信号の誤差を総括的にオフセット補正処理する第1処理手段(12)と、を備えた角速度センサ装置(10)についての補正装置(24)であって、
前記第1処理手段により総括的にオフセット補正処理が行われたオフセット補正信号について、角速度が発生していないと検出されていることを条件として前記温度検出手段の温度情報と共にオフセット補正信号を順次記憶させ、当該記憶された温度情報及びオフセット補正信号を用いて再度オフセット処理する第2処理手段(25)、を備えることを特徴とする角速度センサ装置の補正装置。 - 請求項1記載の角速度センサ装置の補正装置において、
前記第2処理手段は、車速パルスが検出されていないことを条件として角速度が発生していないと判定することを特徴とする角速度センサ装置の補正装置。 - 請求項1又は2記載の角速度センサ装置の補正装置において、
前記第2処理手段は、車両に搭載された他の角速度センサの出力に応じて角速度の発生の有無を判定することを特徴とする角速度センサ装置の補正装置。 - 請求項1〜3の何れか一項に記載の角速度センサ装置の補正装置において、
前記第2処理手段は、パーキングブレーキ入力器(28)によりパーキングブレーキがオン状態であることが入力されることを条件として角速度が発生していないと判定することを特徴とする角速度センサ装置の補正装置。 - 温度検出手段(23)と、個体毎に特性が異なるセンサ素子(11)に駆動信号を出力して第1方向に振動させ当該第1方向に交差する第2方向に生じる振動体の変位に応じた前記センサ素子の検知信号を入力し前記温度検出手段の検出温度情報に応じて当該センサ素子の検知信号の誤差を総括的にオフセット補正処理する第1処理手段(12)と、を備えた角速度センサ装置(10)についての補正方法であって、
前記第1処理手段により総括的にオフセット補正処理が行われたオフセット補正信号について、角速度が発生していないと検出されていることを条件として前記温度情報と共にオフセット補正信号を順次記憶させ、当該記憶された温度情報及びオフセット補正信号を用いて再度オフセット処理することを特徴とする角速度センサ装置の補正方法。
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CN106017835A (zh) * | 2016-05-31 | 2016-10-12 | 武汉科技大学 | 一种连续周期信号的幅相解耦振动控制方法 |
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