JP2015047268A - シャワーヘッド - Google Patents
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Abstract
【課題】散水板において、カビの繁殖や、水垢などの汚れの発生を抑制することができ、掃除の手間を大きく軽減することができるシャワーヘッドを提供する。
【解決手段】浴室や洗面所、キッチンのような水回り空間において使用され、複数の散水孔が形成された散水板を備えたシャワーヘッドにおいて、散水板は、表面または裏面のうち少なくとも一方に、シャワーヘッドが所定の姿勢に保持された状態での下端となる集水位置へ水を誘導する溝を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】浴室や洗面所、キッチンのような水回り空間において使用され、複数の散水孔が形成された散水板を備えたシャワーヘッドにおいて、散水板は、表面または裏面のうち少なくとも一方に、シャワーヘッドが所定の姿勢に保持された状態での下端となる集水位置へ水を誘導する溝を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、シャワーヘッドに関する。
シャワーヘッドにおいて、使用後の残水や、使用中に付着した細菌の繁殖などにより、散水板に汚れが付着したり、水を吐水するために散水板に形成された散水孔に汚れが付着し詰まったりしやすいという問題があった。特に、散水板の裏面は、使用者から見えないため、散水板を掃除できるように取り外し可能となっていても、そのことに気付かず、5年、10年と、汚れたままで使用してしまう場合があった。また、散水板を取り外すことができるからといって、頻繁に散水板を取り外して掃除をするのは使用者にとって手間がかかる作業であった。
そこで、例えば特許文献1のように、散水板に撥水性樹脂を被覆することで、散水板に付着する水滴を少なくし、水垢の付着量を抑制するシャワーヘッドが知られている。
しかしながら、散水板に撥水性樹脂を被覆する方法では、撥水性樹脂が剥がれてしまうと、散水板に付着する水滴を少なくし、水垢の付着量を抑制するという効果が得られなくなってしまうという問題があった。
また、散水板には、水を吐水させるための散水孔を形成する必要があるため、散水板に散水孔を形成した後に撥水性樹脂を被覆すると散水孔が詰まってしまうという問題があり、散水板に散水孔を形成する前に撥水性樹脂を被覆し、その後散水孔を形成すると、散水孔が形成された部分から撥水性樹脂が剥がれやすくなってしまうという問題があった。
本発明は、散水板において、カビの繁殖や、水垢などの汚れの発生を抑制することができ、掃除の手間を軽減することができるシャワーヘッドを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のうち第1の態様に係るシャワーヘッドにおいては、複数の散水孔が形成された散水板を備えたシャワーヘッドであって、前記散水板は、表面または裏面のうち少なくとも一方に、前記シャワーヘッドが所定の姿勢に保持された状態での下端となる集水位置へ水を誘導する溝を備えることを特徴とする。
このような構成のシャワーヘッドによれば、シャワーヘッドが所定の姿勢に保持された状態において、散水板に残った水を散水板の下端となる集水位置へ重力により誘導することができる。そのため、散水板の広い範囲に水が残ることを抑制することができる。これにより、カビの繁殖や、水垢などの汚れの発生を抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。
本発明のうち第2の態様に係るシャワーヘッドにおいては、前記溝は、前記散水板の周縁に沿って形成された周縁溝と、互いに平行であり、前記周縁溝を一方の端部とする複数の平行溝とを有し、前記周縁溝上に前記集水位置が位置することを特徴とする。
このような構成のシャワーヘッドによれば、平行溝へと流れてきた水は、周縁溝へと誘導され、周縁溝へ流れてきた水は、周溝上に位置する集水位置へと誘導される。このように、簡易な構成により、散水板に残った水を散水板の集水位置へ誘導することができる。
本発明のうち第3の態様に係るシャワーヘッドにおいては、前記溝は、前記集水位置を一方の端部とする略直線形状に形成された直線溝であることを特徴とする。
このような構成のシャワーヘッドによれば、溝は集水位置を一方の端部とする略直線形状に形成された直線溝であるため、直線溝を流れてきた水は、集水位置へと誘導される。このように、簡易な構成により、散水板に残った水を散水板の集水位置へ誘導することができる。また、直線溝の形状は略直線形状であるため、散水板に残った水を最短距離で誘導することができる。これにより、水が誘導される前に散水板上で蒸発することによる水垢の発生を抑制することができる。
本発明のうち第4の態様に係るシャワーヘッドにおいては、前記溝は、前記散水板の中心軸を中心とする円周溝と、前記円周溝の少なくとも1箇所と前記集水位置とを結ぶ径溝とを有することを特徴とする。
このような構成のシャワーヘッドによれば、溝は、散水板の中心軸を中心とする円周溝と、円周溝の少なくとも1箇所と集水位置とを結ぶ径溝とを有するため、円周溝へと流れてきた水を円周溝から径溝へと誘導し、径溝へと流れてきた水を散水板の集水位置へ誘導することができる。また、散水板が円形状である場合の散水孔は、一般的に散水板の形状と相似する円形状に配置される。本発明のうち第4の態様に係るシャワーヘッドにおいては、溝は、散水板の中心軸を中心とする円周溝と、円周溝の少なくとも1箇所と集水位置とを結ぶ径溝とを有することにより、効率よく散水板に残った水を集水位置へと誘導することができる。
本発明のうち第5の態様に係るシャワーヘッドにおいては、前記溝は、縦溝と、前記縦溝と直交する方向の横溝とで網目状に形成されていることを特徴とする。
このような構成のシャワーヘッドによれば、溝は、縦溝と、縦溝と直交する方向の横溝とで網目状に形成されているため、シャワーヘッドに対し散水板がどの方向に固定されたとしても、溝により散水板に残った水を集水位置へ誘導することができる。そのため、シャワーヘッドに対する散水板の固定方向によらず、カビの繁殖や、水垢などの汚れの発生を抑制することができ、掃除の手間を軽減することができる。
本発明のうち第6の態様に係るシャワーヘッドにおいては、前記散水板は、前記集水位置に前記散水孔よりも断面積が大きい排水孔を備えることを特徴とする。
このような構成のシャワーヘッドによれば、散水板は、集水位置に散水孔よりも断面積が大きい排水孔を備えるため、溝によって集水位置へと誘導された水を外部へと排水することができる。そのため、水が散水板に残ることをより抑制することができる。これにより、カビの繁殖や、水垢などの汚れの発生を抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。
本発明のうち第7の態様に係るシャワーヘッドにおいては、前記溝は、少なくとも一部が前記散水孔上に形成されていることを特徴とする。
このような構成のシャワーヘッドにおいては、溝は、少なくとも一部が散水孔上に形成されているため、散水板12の表面側又は裏面側に残った水が溝を通って集水位置へ流れる過程において、散水孔に溜まっているシャワー使用後の残水が表面又は裏面に形成された溝へ引き込まれることにより、散水孔に溜まっている残水を散水孔から抜くことができる。そのため、水が散水板に残ることをより抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。
本発明のうち第8の態様に係るシャワーヘッドにおいては、複数の散水孔が形成された散水板を備えたシャワーヘッドであって、水を吐水する吐水部と、使用者が把持可能な把持部と、を備え、前記吐水部に前記散水板を有し、前記散水板は、表面または裏面のうち少なくとも一方に、前記散水板における前記把持部側となる集水位置へ水を誘導する溝を有することを特徴とする。
このような構成のシャワーヘッドにおいては、散水板に残った水を散水板における把持部側となる集水位置へ重力により誘導することができる。そのため、散水板の広い範囲に水が残ることを抑制することができる。これにより、カビの繁殖や、水垢などの汚れの発生を抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。
本発明のうち第9の態様に係るシャワーヘッドにおいては、複数の散水孔が形成された散水板を備えたシャワーヘッドであって、前記散水板は、外側に向けて突出する凸曲面状をなすように湾曲した形状に形成されており、前記散水板の表面または裏面のうち少なくとも一方に、前記散水板の最も突出している集水位置へ水を誘導する溝を有することを特徴とする。
このような構成のシャワーヘッドにおいては、散水板に残った水を散水板の最も突出している集水位置へ重力により誘導することができる。そのため、散水板の広い範囲に水が残ることを抑制することができる。これにより、カビの繁殖や、水垢などの汚れの発生を抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。
本発明によれば、散水板において、カビの繁殖や、水垢などの汚れの発生を抑制することができ、掃除の手間を大きく軽減することができる。
本発明に係るシャワーヘッドは、浴室や洗面所、キッチンのような水回り空間において使用される複数の散水孔が形成された散水板を備えたシャワーヘッドにおいて、散水板は、表面または裏面のうち少なくとも一方に、シャワーヘッドが所定の姿勢に保持された状態での下端となる集水位置へ水を誘導する溝を備えることで、散水板において、カビの繁殖や水垢などの汚れの発生を抑制することができ、掃除の手間を軽減することができるものである。以下、本発明の実施の形態を説明する。なお、本願明細書において「水」という場合には、冷水のみならず、加熱された水、所謂お湯や、それらを混合したものも含むものとする。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態について説明する。まず、本発明の第1実施形態に係るシャワーヘッドについて、図1および図2を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るシャワーヘッドを示す正面図であり、図2は、本発明の第1実施形態に係るシャワーヘッドを示す断面図である。
本発明の第1実施形態について説明する。まず、本発明の第1実施形態に係るシャワーヘッドについて、図1および図2を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るシャワーヘッドを示す正面図であり、図2は、本発明の第1実施形態に係るシャワーヘッドを示す断面図である。
図1および図2に示すように、本発明の第1実施形態に係るシャワーヘッド1は、水を吐水する吐水部2と、シャワー使用時等に使用者が把持する把持部4と、からなる。シャワーヘッド1は、図示しない壁に固定されたシャワーフックへと引っ掛けられることにより、所定の姿勢で保持される。なお、図1および図2では、シャワーヘッド1を図示しないシャワーフックへと引っ掛けた状態を示しており、シャワーヘッド1は、吐水部2が把持部4よりも上方となるような姿勢で保持される。
吐水部2は、複数の散水孔10が形成された散水板8を有する。散水板8は、円形状であり、複数の散水孔10は、散水板8の形状と相似する円形状に沿って配置されるよう形成されている。散水孔10は、散水板8をその板面に対して略垂直方向に貫通する孔である。散水板8の下端となる集水位置には、散水孔10の断面積よりも大きい断面積の排水孔12が形成されている。排水孔12は、散水孔10と同様に散水板8を貫通する孔である。散水板8の中央には、ネジ貫通孔14が形成されている。ネジ貫通孔14にネジ16を貫通させ、吐水部10の内部に形成されたネジ孔18にネジ16をねじ込むことで、散水板12を吐水部10に固定することができる。本実施形態では、図1および図2に示すように、シャワーヘッド1が所定の姿勢で保持された状態では、散水板8は、垂直方向に対し所定の角度傾いた姿勢で固定される。つまり、所定の姿勢で保持された状態のシャワーヘッド1においては、散水板8の表面A側(外側)の板面が斜め下を向いた状態となる。また、本実施形態のように散水板8が垂直方向に対し所定の角度傾いた姿勢でシャワーヘッド1がシャワーフックに保持される場合、散水板8の集水位置とは、シャワーヘッド1が所定の姿勢で保持された状態での散水板8の下端位置、言い換えると、散水板8における把持部4側の位置を指す。
図2に示すように、把持部4は、内部に通水路6を有する中空形状である。通水路6は、把持部4の下端部5に接続される図示しないシャワーホースを介して供給された水を、把持部20の下端部22側から吐水部10まで通水させるように形成される。通水路6を通り、吐水部2へと供給された水は、散水板8の散水孔10から吐出される。
次に、本発明の第1実施形態に係る散水板について、図3を用いて説明する。図3(a)は、本発明の第1実施形態に係る散水板を示す背面模式図であり、図3(b)は、図3(a)のX−X断面模式図である。なお、散水孔10については、個数を省略して図示している。
図3(a)は、散水板8を裏面B側からみた図である。上述したように、散水板8は、円形状である。散水板8は、散水孔10と、排水孔12と、ネジ貫通孔14と、溝30を備える。なお、散水板8の裏面Bとは、散水板8の表面Aの反対側の面を指し、散水板8の表面Aとは、散水板8の板面のうち、散水板8が吐水部2に固定された状態で使用者が目視できる側(外部に露出する側)の面を指す。
散水孔10は、散水板8の裏面Bから表面Aへ貫通しており、散水板8の形状と相似する円形状に配置されるよう形成される。排水孔12は、散水孔10の断面積よりも大きい断面積を持ち、散水板8の下端となる集水位置に形成される。言い換えると、排水孔12は、散水板8における把持部4側となる集水位置に形成される。排水孔12は、散水孔10と同様に、散水板8の裏面Bから表面Aへ貫通する。ネジ貫通孔14は、散水板8の上下左右の中央に形成される。本実施形態では、散水孔10および排水孔12はいずれも円形の孔であり、排水孔12の孔径は散水孔10の孔径よりも大きい。
溝30は、散水板8に残った水を集水位置へ誘導するものである。図3(b)に示すように、溝30は、散水板8の裏面Bに形成されており、溝30の一部は散水孔10上に形成されている。ここで、溝30について散水孔10上に形成されているとは、各散水孔10において溝30が散水孔10の少なくとも一部に対して散水板8の板面視でオーバーラップしていることを意味する。溝30は、周縁溝31と、周縁溝31をその一方の端部とする複数の平行溝32とを有する(図3(a)参照)。
周縁溝31は、散水板8が垂直方向に対し所定の角度傾いた姿勢でシャワーヘッド1がシャワーフックに保持された状態で、垂直方向の中心から下方側における散水板8の周縁に沿って形成される。このとき、集水位置は、周縁溝31上に位置し、散水板8の集水位置に形成される排水孔12も、周縁溝31上に形成される。なお、周縁溝31は、散水板8の周縁全周に形成されていてもよい。
平行溝32は、周縁溝31を一方の端部としている。つまり、平行溝32の一側の端部は、周縁溝31に繋がっている。平行溝32は、複数形成されており、それらの複数の平行溝は、互いに平行である。なお、本実施形態では、平行溝32は、9本形成されており、それらは、略等しい間隔を持って設けられている(図3(a)参照)。また、9本の平行溝32のそれぞれの端部32aは、周縁溝31によって結ばれている。9本の平行溝32のうち中央に形成された平行溝32の周縁溝31側の端部32aには、排水孔12が形成される。
シャワーヘッド1を使用後、散水板8の裏面B側に残った水は、シャワーヘッド1が所定の姿勢で保持された状態において、周縁溝31または平行溝32へと引き込まれる。平行溝32へと引き込まれた水は、重力により平行溝32を通って、周縁溝31へと流れていく。周縁溝31へと流れてきた水は、重力により集水位置に形成された排水孔12へと誘導され、排水孔12を介して外部へと排水される。このように、散水板8の裏面Bに、周縁溝31と、平行溝32が形成されることにより、散水板8の裏面B側に残った水を溝30へと引き込み、溝30へと引き込まれた水を重力により集水位置へと誘導することができる。そのため、散水板8の広い範囲に水が残ることを抑制することができる。これにより、カビの繁殖や、水垢などの汚れの発生を抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。本実施形態では、周縁溝31と、複数の平行溝32という簡易な構成により、散水板8に残った水を集水位置へと誘導することができる。
また、集水位置に排水孔14が形成されていることにより、周縁溝31および平行溝32によって集水位置へと誘導されてきた水を外部へと排水することができる。そのため、水が散水板8に残ることをより抑制することができる。
本実施形態では、溝30が散水板8の裏面Bのみに形成される場合を示したが、溝30は、散水板の表面Aのみに形成されていてもよいし、散水板8の表面Aおよび裏面Bの両面に形成されていてもよい。
溝30が散水板8の表面Aに形成されることで、散水板8の表面A側に残った水を集水位置へと誘導することができる。具体的には、溝30が散水板8の表面Aに形成される場合には、シャワーヘッド1を使用後、散水板8の表面A側に残った水は、シャワーヘッド1が所定の姿勢で保持された状態において、周縁溝31または平行溝32へと引き込まれる。平行溝32へと引き込まれた水は、重力により平行溝32を通って、周縁溝31へと流れていく。周縁溝31へと流れてきた水は、重力により集水位置へと誘導され、重力により散水板8から落下し、散水板8から離れる。このように、散水板8の表面Aに、周縁溝31と、平行溝32が形成されることにより、散水板8の表面A側に残った水を溝30へと引き込み、溝30へと引き込まれた水を重力により集水位置へと誘導することができる。
また、シャワーヘッド1を使用後に、シャワーヘッド1の内部に負圧が発生することがある。このとき、散水孔10が水で満たされていると、散水孔10を通じて空気を吸入することができず、シャワーヘッド1の内部に発生した負圧が維持されてしまい、散水板8の裏面B側に付着した水をシャワーヘッド1の外部へ排出し難くなってしまう。これに対し、本実施形態では、周縁溝31および平行溝32は、少なくとも一部が散水孔10上に形成されているため、散水板8の裏面B側又は表面A側に残った水が溝30と通って集水位置へ流れる過程において、散水孔10に溜まっているシャワーヘッド1の使用後の残水が表面又は裏面に形成された溝へ引き込まれることにより、散水孔10に溜まっている残水を散水孔10から抜くことができる。その結果、散水孔10を開放し、散水孔10から空気を吸入できる状態とすることで、シャワーヘッド1の内部に発生した負圧を解消することができる。そのため、散水板8の裏面B側に付着した水をシャワーヘッド1の外部へ効率よく排出することができる。以上のように、周縁溝31および平行溝32は、少なくとも一部が散水孔10上に形成されていることで、散水孔10に溜まっている残水を散水孔10から抜くことができるため、シャワーヘッド1を使用後に、水が散水板8に残ることをより抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。
本発明の第1実施形態に係る散水板の変形例について説明する。以下に説明する散水板の変形例は、散水板が備える溝の変形例である。なお、散水板の変形例の説明では、上述した構成と共通する内容については、共通の付号や同様の名称を用いて適宜説明を省略する。まず、本発明の第1実施形態に係る散水板の第1の変形例について、図4を用いて説明する。図4(a)は、本発明の第1実施形態に係る散水板の第1の変形例を示す背面模式図であり、図4(b)は、図4(a)のX−X断面模式図である。なお、散水孔10については、個数を省略して図示している。
図4(a)は、散水板8Aを裏面B側からみた図である。散水板8Aは、円形状である。散水板8Aは、散水孔10と、排水孔12と、ネジ貫通孔14と、直線溝40を備える。
散水孔10は、散水板8Aの裏面Bから表面Aを貫通しており、散水板8Aの形状と相似する円形状に配置されるよう形成される。排水孔12は、散水孔10の断面積よりも大きい断面積を持ち、散水板8Aの下端となる集水位置に形成される。言い換えると、排水孔12は、散水板8Aにおける把持部4側となる集水位置に形成される。排水孔12は、散水孔10と同様に、散水板8Aの裏面Bから表面Aを貫通する。ネジ貫通孔13は、散水板8Aの上下左右の中央に形成される。
直線溝40は、散水板8Aに残った水を集水位置へ水を誘導するものである。図4(b)に示すように、直線溝40は、散水板8Aの裏面Bに形成されており、直線溝40の一部は散水孔10上に形成されている。
直線溝40は、集水位置を一方の端部としており、略直線形状に形成される。なお、本実施形態では、直線溝40は、5本形成されており、5本の直線溝40のそれぞれの端部が集まった位置には、排水孔12が形成される(図4(a)参照)。つまり、5本の直線溝40は、散水板8Aの下端に位置する排水孔12を起点に扇形に広がるように形成されている。
シャワーヘッド1を使用後、散水板8Aの裏面B側に残った水は、シャワーヘッド1が所定の姿勢で保持された状態において、直線溝40へ引き込まれる。直線溝40へ引き込まれた水は、重力により、直線溝40を通って、集水位置へと誘導される。集水位置には、排水孔12が形成されているため、集水位置へと誘導されてきた水は、排水孔12を介して外部へと排水される。このように、散水板8Aの裏面Bに、直線溝40が形成されることにより、散水板8Aの裏面B側に残った水を直線溝40へ引き込み、直線溝40へ引き込まれた水を重力により集水位置へと誘導することができる。そのため、散水板8Aの広い範囲に水が残ることを抑制することができる。これにより、カビの繁殖や、水垢などの汚れの発生を抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。本実施形態では、直線溝40という簡易な構成により、散水板8Aに残った水を集水位置へと誘導することができる。
また、直線溝40の形状は略直線形状であるため、散水板8Aに残った水を最短距離で集水位置へと誘導することができる。これにより、散水板8Aに残った水が集水位置へと誘導される前に散水板8A上で蒸発することによる水垢の発生を抑制することができる。
さらに、集水位置に排水孔12が形成されていることにより、直線溝40によって集水位置へと誘導されてきた水を外部へと排水することができる。そのため、水が散水板8Aの裏面B側に残ることをより抑制することができる。
なお、本実施形態では、直線溝40が散水板8Aの裏面Bのみに形成される場合を示したが、直線溝40は、散水板8Aの表面Aのみに形成されていてもよいし、散水板8Aの表面Aおよび裏面Bの両面に形成されていてもよい。
直線溝40が散水板8Aの表面Aに形成されることで、散水板8Aの表面A側に残った水を集水位置へと誘導することができる。具体的には、直線溝40が散水板8Aの表面Aに形成される場合には、シャワーヘッド1を使用後、シャワーヘッド1が所定の姿勢で保持された状態において、散水板8Aの表面A側に残った水は、直線溝40へ引き込まれる。直線溝40へ引き込まれた水は、重力により、直線溝40を通って、集水位置へと誘導される。集水位置へと誘導されてきた水は、重力により散水板8Aから落下し、散水板8Aから離れる。このように、散水板8Aの表面Aに、直線溝40が形成されることにより、散水板8Aの表面A側に残った水を直線溝40へ引き込み、直線溝40へ引き込まれた水を重力により集水位置へと誘導することができる。
また、直線溝40は、少なくとも一部が散水孔10上に形成されているため、散水板8Aの裏面B側又は表面A側に残った水が溝30と通って集水位置へ流れる過程において、散水孔10に溜まっているシャワーヘッド1の使用後の残水を散水孔10から抜くことができる。そのため、水が散水板8Aに残ることをより抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。
本発明の第1実施形態に係る散水板の第2の変形例について、図5を用いて説明する。図5(a)は、本発明の第1実施形態に係る散水板の第2の変形例を示す背面模式図であり、図5(b)は、図5(a)のX−X断面模式図である。
図5(a)は、散水板8Bを裏面B側からみた図である。散水板8Bは、円形状である。散水板8Bは、散水孔10と、排水孔12と、ネジ貫通孔13と、溝50を備える。
散水孔10は、散水板8Bの裏面Bから表面Aを貫通しており、散水板8Bの形状と相似する円形状に配置されるよう形成される。排水孔12は、散水孔10の断面積よりも大きい断面積を持ち、散水板8Bの下端となる集水位置に形成される。言い換えると、排水孔12は、散水板8Bにおける把持部4側となる集水位置に形成される。排水孔12は、散水孔10と同様に、散水板8Bの裏面Bから表面Aを貫通する。ネジ貫通孔13は、散水板8Bの上下左右の中央に形成される。
溝50は、散水板8Bに残った水を集水位置へ水を誘導するものである。図5(b)に示すように、溝50は、散水板8の裏面Bに形成されている。溝50は、円周溝51と、径溝52と、を有する(図5(a)参照)。
円周溝51は、散水板8Bの中心軸を中心とする円形状の溝であり、散水孔10上に形成されている。なお、本実施形態では、円周溝51が3本形成されており、それらは散水孔10上に形成されている(図5(a)参照)。3本の円周溝51は、散水板8Bの円形状に沿って同心円状に形成されている。
径溝52は、円周溝51の少なくとも1箇所と集水位置とを結ぶように形成されている。径溝52は、3本の円周溝51のそれぞれ1箇所と集水位置とを結んでいる。具体的には、径溝52の上側の端部は、最も内側の円周溝51の下端に連続し、径溝52の下側の端部は、最も外側の円周溝51の下端に交差して排水孔51に達している。つまり、径溝52は、シャワーヘッド1が所定の姿勢で保持された状態において、各円周溝51の下端位置となる1箇所と、集水位置に形成された排水孔51とを結ぶように形成されている。
シャワーヘッド1を使用後、散水板8Bの裏面B側に残った水は、シャワーヘッド1が所定の姿勢で保持された状態において、溝50へ引き込まれる。溝50へ引き込まれた水は、重力により、円周溝51を通り、径溝52へと流れていく。径溝52へと流れてきた水は、重力により集水位置へと誘導される。集水位置には、排水孔12が形成されているため、集水位置へと誘導されてきた水は、排水孔12を介して外部へと排水される。このように、散水板8Bの裏面Bに、円周溝51および径溝52を有することにより、散水板8Bの裏面B側に残った水を溝50へと引き込み、溝50へと引き込まれた水を重力により集水位置へと誘導することができる。そのため、散水板8Bの広い範囲に水が残ることを抑制することができる。これにより、カビの繁殖や、水垢などの汚れの発生を抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。
また、本実施形態のように、散水板が円形状である場合の散水孔は、一般的に散水板の形状と相似する円形状に配置される。そのため、このように構成された散水板の場合、溝50が円周溝51および径溝52を有することにより、効率よく散水板8Bに残った水を集水位置へと誘導することができる。
さらに、集水位置に排水孔12が形成されていることにより、円周溝51および径溝52によって集水位置へと誘導されてきた水を外部へと排水することができる。そのため、水が散水板8Bの裏面B側に残ることをより抑制することができる。
なお、本実施形態では、溝50が散水板8Bの裏面Bのみに形成される場合を示したが、溝50は、散水板8Bの表面Aのみに形成されていてもよいし、散水板8Bの表面Aおよび裏面Bの両面に形成されていてもよい。
溝50が散水板8Bの表面Aに形成されることで、散水板8Bの表面A側に残った水を集水位置へと誘導することができる。具体的には、溝50が散水板8Bの表面Aに形成される場合には、シャワーヘッド1を使用後、散水板8Bの表面A側に残った水は、シャワーヘッド1が所定の姿勢で保持された状態において、溝50へと引き込まれる。円周溝51へと引き込まれた水は、重力により、円周溝51を通り、径溝52へと流れていく。径溝52へと流れてきた水は、集水位置へと誘導される。集水位置へと誘導されてきた水は、重力により散水板8Bから落下し、散水板8Bから離れる。このように、散水板8Bの表面Aに、円周溝510〜513および径溝52を有することにより、散水板8Bの表面A側に残った水を溝50へと引き込み、溝50へと引き込まれた水を重力により集水位置へと誘導することができる。
また、円周溝51および径溝52は、散水孔10上に形成されているため、散水板8Bの裏面B側又は表面A側に残った水が溝30を通って集水位置へ流れる過程において散水孔10に溜まっているシャワーヘッド1の使用後の残水を散水孔10から抜くことができる。そのため、水が散水板8Bに残ることをより抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。
なお、本実施形態では、円周溝51および径溝52は、散水孔10上に形成される場合を示したが、散水孔10を避けて形成してもよい。ただし、円周溝51および径溝52が散水孔10上に形成されることで、上述したように散水孔10による残水の排水作用によって散水板8Bの残水を抑制することができる。散水孔10による残水の排水作用を得るためには、例えば溝50を複数の散水孔10の配置に沿うように形成すること等により、溝50は極力散水孔10上を通過するように形成されることが好ましい。
本発明の第1実施形態に係る散水板の第3の変形例について、図6を用いて説明する。図6(a)は、本発明の第1実施形態に係る散水板の第3の変形例を示す背面模式図であり、図6(b)は、図6(a)のX−X断面模式図である。
図6(a)は、散水板8Cを裏面側からみた図である。散水板8Cは、円形状である。散水板8Cは、散水孔10と、排水孔12と、ネジ貫通孔13と、溝60を備える。
散水孔10は、散水板8Cの裏面Bから表面Aを貫通しており、散水板8Cの形状と相似する円形状に配置されるよう形成される。排水孔12は、散水孔10の断面積よりも大きい断面積を持つ。本実施形態に係る散水板8Cは、図6(a)に示す状態から45度回転させて、吐水部2に対し固定することができる構造となっているため、散水板8Cの下端となる集水位置となり得る4箇所に排水孔12が形成されている。言い換えると、排水孔12は、散水板8Cにおける把持部4側となる集水位置となり得る4箇所に形成される。排水孔12は、散水孔10と同様に、散水板8Cの裏面Bから表面Aを貫通する。ネジ貫通孔13は、散水板8Cの上下左右の中央に形成される。
溝60は、散水板8Cに残った水を集水位置へ水を誘導するものである。図5(b)に示すように、溝60は、散水板8Cの裏面Bに形成されており、溝60の一部は散水孔10上に形成されている。溝60は、縦溝61と、横溝62とで網目状に形成されている(図6(a)参照)。さらに、溝60は、ネジ貫通孔14の周縁に沿って形成される周縁溝63を有する。
横溝62は、縦溝61に対し直交する方向に形成される。言い換えると、縦溝61は、横溝62に対し直交する方向に形成されている。縦溝61および横溝62がそれぞれ複数形成されることで、溝60は網目状に形成されている。集水位置を縦溝61および横溝62のうち少なくとも一方の溝上としている。
周縁溝63は、ネジ貫通孔14の周縁に沿って形成され、縦溝61または横溝62と連続している。
なお、本実施形態では、上下方向に延びる溝を縦溝としている。そのため、図6(a)では、上下方向に延びる溝を縦溝61とし、その縦溝61に直交する方向に形成される溝を横溝62としているが、図6(a)において散水板8Cが右回りまたは左回りに回転し、その状態で吐水部2に対し取り付けられる場合には、図6(a)での縦溝61と横溝62の関係が反転する。すなわち、図6(a)において散水板8Cが右回りまたは左回りに回転し、その状態で吐水部2に対し取り付けられる場合には、縦溝61が横溝となり、横溝62が縦溝となる。
シャワーヘッド1を使用後、散水板8Cの裏面B側に残った水は、シャワーヘッド1が所定の姿勢で保持された状態において、縦溝61、横溝62、または、周縁溝63へ引き込まれる。縦溝61、横溝62、または、周縁溝63へ引き込まれた水は、重力により、縦溝61、横溝62、または、周縁溝63を通り、集水位置へと流れていく。集水位置には、排水孔12が形成されているため、集水位置へと誘導されてきた水は、排水孔12を介して外部へと排水される。このように、散水板8Cの裏面Bに、縦溝61および横溝62を有することにより、散水板8Cの裏面B側に残った水を縦溝61、横溝62、または、周縁溝63へ引き込み、縦溝61、横溝62、または、周縁溝63へ引き込まれた水を、重力により集水位置へと誘導することができる。そのため、散水板8Cの広い範囲に水が残ることを抑制することができる。これにより、カビの繁殖や、水垢などの汚れの発生を抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。
また、本実施形態のように、吐水部2に対し散水板8Cがどの方向に固定されたとしても、溝60(縦溝61および横溝62)により散水板8Cに残った水を集水位置へ誘導することができる。そのため、吐水部2に対する散水板8Cの固定方向によらず、カビの繁殖や、水垢などの汚れの発生を抑制することができ、掃除の手間を軽減することができる。
また、周縁溝63を有することにより、ネジ貫通孔13付近へ流れてきた水をネジ貫通孔13に沿って縦溝61または横溝62へと流すことができる。そのため、散水板8Cに残った溝を効率よく集水位置へと誘導することができる。
さらに、集水位置に排水孔12が形成されていることにより、縦溝61、横溝62、および、周縁溝63によって集水位置へと誘導されてきた水を外部へと排水することができる。そのため、水が散水板8Cの裏面B側に残ることをより抑制することができる。
なお、本実施形態では、溝60が散水板8Cの裏面Bのみに形成される場合を示したが、溝60は、散水板8Cの表面Aのみに形成されていてもよいし、散水板8Cの表面Aおよび裏面Bの両面に形成されていてもよい。
溝60が散水板8Cの表面Aに形成されることで、散水板8Cの表面A側に残った水を集水位置へと誘導することができる。具体的には、溝60が散水板8Cの表面Aに形成される場合には、シャワーヘッド1を使用後、散水板8Cの裏面B側に残った水は、シャワーヘッド1が所定の姿勢で保持された状態において、縦溝61、横溝62、または、周縁溝63へ引き込まれる。縦溝61、横溝62、または、周縁溝63へ引き込まれた水は、重力により、縦溝61、横溝62、または、周縁溝63を通り、集水位置へと流れていく。集水位置へと誘導されてきた水は、重力により散水板8Cから落下し、散水板8Cから離れる。このように、散水板8Cの裏面Bに、縦溝61および横溝62を有することにより、散水板8Cの裏面B側に残った水を縦溝61、横溝62、または、周縁溝63へ引き込み、縦溝61、横溝62、または、周縁溝63へ引き込まれた水を、重力により集水位置へと誘導することができる。
また、縦溝61および横溝62は、少なくとも一部が散水孔10上に形成されているため、散水板8の裏面B側又は表面A側に残った水が溝30と通って集水位置へ流れる過程において、散水孔10に溜まっているシャワーヘッド1の使用後の残水を散水孔10から抜くことができる。そのため、水が散水板8Cに残ることをより抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。まず、本発明の第2実施形態に係るシャワーヘッドについて、図7を用いて説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係るシャワーヘッドを示す断面図である。なお、本発明の第2実施形態に係るシャワーヘッドの説明では、上述した本発明の第1実施形態と共通する内容については、第1実施形態と共通の付号や同様の名称を用いて適宜説明を省略する。本発明の第2実施形態に係るシャワーヘッドは、本発明の第1実施形態に係るシャワーヘッドとの対比において、保持される姿勢が異なる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。まず、本発明の第2実施形態に係るシャワーヘッドについて、図7を用いて説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係るシャワーヘッドを示す断面図である。なお、本発明の第2実施形態に係るシャワーヘッドの説明では、上述した本発明の第1実施形態と共通する内容については、第1実施形態と共通の付号や同様の名称を用いて適宜説明を省略する。本発明の第2実施形態に係るシャワーヘッドは、本発明の第1実施形態に係るシャワーヘッドとの対比において、保持される姿勢が異なる。
図7に示すように、本発明の第2実施形態に係るシャワーヘッド20は、水を吐水する吐水部22と、シャワー使用時等に使用者が把持する把持部24と、からなる。シャワーヘッド20は、図示しないシャワーフックへと引っ掛けられることにより、所定の姿勢で保持される。なお、図7では、シャワーヘッド20を図示しないシャワーフックへと引っ掛けた状態を示している。
吐水部22は、複数の散水孔10が形成された散水板28を有する。散水板28は、円形状である板部30と、板部30の周縁から立設した壁部32とで構成されている。複数の散水孔10は、板部30に形成されており、板部30の形状と相似する円形状に沿って配置される。散水板28の下端となる集水位置には、散水孔10の断面積よりも大きい断面積の排水孔15が形成されている。吐水部22に形成されたねじ部34に、内周面にねじ部が形成された壁部32を螺合することで、散水板28を吐水部22の所定の位置に固定することができる。散水板28において、板部30は、円形状の中心位置を凸中心とする凸曲面状をなすように全体としてわずかに湾曲した形状を有し、壁部32は、板部30の凸側とは反対側に設けられている。したがって、散水板28は、壁部32によって把持部120に固定された状態において、板部30を外側(図7において下側)にわずかに膨出させた態様、すなわち板部30を外側(図7において下側)に向けて突出させた態様となる。
なお、本実施形態では、図7に示すように、シャワーヘッド2を図示しないシャワーフックへと引っ掛けた状態では、散水板28は、散水板28の板部30が水平となる姿勢で保持される。つまり、所定の姿勢で保持された状態のシャワーヘッド2においては、散水板28の板部30の表面A側(外側)の板面が下方を向いた状態となる。また、散水板28集水位置とは、シャワーヘッド7を図示しないシャワーフックへと引っ掛けることにより、散水板28の板部30が水平となる姿勢で保持された状態での下端位置、すなわち散水板28の板部30が水平となる姿勢で保持された状態での中央部を指す。つまり、円形状の中心位置を中心として凸曲面状をなす板部30が下側を凸側として水平姿勢にある状態においては、板部30の中央部が散水板28の下端位置となり、かかる位置が散水板28における集水位置となる。言い換えると、散水板28集水位置とは、散水板28の最も突出している位置を指す。すなわち、板部30の中央部が散水板28の最も突出している集水位置となる。
図7に示すように、把持部24は、内部に通水路26を有する中空形状である。通水路26は、把持部24に接続される図示しないシャワーホースを介して供給された水を、吐水部22の散水板28まで通水させるように形成される。通水路26は、通水路26を通る水が把持部24の吐水部22の近傍で、散水板28に流入するように、その給水路径が拡がって形成されている。通水路26を通り、吐水部22へと供給された水は、散水板28の散水孔10から吐出される。
次に、本発明の第2実施形態に係る散水板について、図8を用いて説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係る散水板を示す背面模式図である。なお、散水孔10については、個数を省略して図示している。
図8は、散水板28を裏面B側からみた図である。散水板28の板部30は、円形状である。散水板28は、散水孔10と、排水孔12と、直線溝70と、を備える。
散水孔10は、散水板28の板部30の裏面Bから表面Aを貫通しており、散水板28の板部30の形状と相似する円形状に配置されるよう形成される。排水孔12は、散水孔10の断面積よりも大きい断面積を持ち、散水板28の板部30において、下端となる集水位置に形成される。言い換えると、排水孔12は、散水板28の最も突出している集水位置に形成される。本実施形態では、排水孔12は、散水板28の板部30の中心位置、すなわち散水板28の最も突出している位置に設けられている。排水孔12は、散水孔10と同様に、散水板28の板部30の裏面Bから表面Aを貫通する。
直線溝70は、散水板28に残った水を集水位置へ水を誘導するものである。図7に示すように、直線溝70は、散水板28の板部30の裏面Bに形成されており、直線溝70の一部は散水孔10上に形成されている。
直線溝70は、散水板28の最も突出している集水位置である板部30の中央部を一方の端部としており、略直線形状に形成される。なお、本実施形態では、直線溝70は、8本形成されている。8本の直線溝70は、板部30の中央部をそれぞれの一方の端部としており、板部30の中央部には、排水孔12が形成される。つまり、8本の直線溝70は、板部30の中央部に位置する排水孔12を中心として放射状に配設されている。
シャワーヘッド2を使用後、散水板28の裏面B側に残った水は、シャワーヘッド2が所定の姿勢で保持された状態において、直線溝70へ引き込まれる。直線溝70へ引き込まれた水は、重力により、直線溝70を通って、散水板28の最も突出している集水位置(板部30の中央部)へと誘導される。集水位置には、排水孔12が形成されているため、集水位置へと誘導されてきた水は、排水孔12を介して外部へと排水される。このように、散水板28の裏面Bに、直線溝70が形成されることにより、散水板28の裏面B側に残った水を直線溝70へ引き込み、直線溝70へ引き込まれた水を重力により集水位置へと誘導することができる。そのため、散水板28の広い範囲に水が残ることを抑制することができる。これにより、カビの繁殖や、水垢などの汚れの発生を抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。本実施形態では、直線溝70という簡易な構成により、散水板28に残った水を集水位置へと誘導することができる。
また、直線溝70の形状は略直線形状であるため、散水板28に残った水を最短距離で集水位置へと誘導することができる。これにより、散水板28に残った水が集水位置へと誘導される前に散水板28上で蒸発することによる水垢の発生を抑制することができる。
さらに、集水位置に排水孔12が形成されていることにより、直線溝70によって集水位置へと誘導されてきた水を外部へと排水することができる。そのため、水が散水板28の裏面B側に残ることをより抑制することができる。
なお、本実施形態では、直線溝70が散水板28の裏面Bのみに形成される場合を示したが、直線溝70は、散水板28の表面Aのみに形成されていてもよいし、散水板28の表面Aおよび裏面Bの両面に形成されていてもよい。
直線溝70が散水板28の表面Aに形成されることで、散水板28の表面A側に残った水を集水位置へと誘導することができる。具体的には、直線溝70が散水板28の表面Aに形成される場合には、シャワーヘッド2を使用後、散水板28の表面A側に残った水は、シャワーヘッド2が所定の姿勢で保持された状態において、直線溝70へ引き込まれる。直線溝70へ引き込まれた水は、重力により、直線溝70を通って、集水位置へと誘導される。集水位置へと誘導されてきた水は、重力により散水板28から落下し、散水板28から離れる。このように、散水板28の表面Aに、直線溝70が形成されることにより、散水板28の表面A側に残った水を直線溝70へ引き込み、直線溝70へ引き込まれた水を重力により集水位置へと誘導することができる。
また、直線溝70は、少なくとも一部が散水孔10上に形成されているため、散水板12の裏面B側又は表面A側に残った水が溝30と通って集水位置へ流れる過程において、散水孔10に溜まっているシャワーヘッド1の使用後の残水を散水孔10から抜くことができる。そのため、水が散水板28に残ることをより抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。
本発明の第2実施形態に係る散水板の変形例について、図9を用いて説明する。図9は、本発明の第2実施形態に係る散水板の変形例を示す背面模式図である。なお、散水孔10については、個数を省略して図示している。
図9は、散水板28Aを裏面B側からみた図である。散水板28Aの板部30Aは、円形状である。散水板28Aは、散水孔10と、排水孔12と、溝80と、を備える。
散水孔10は、散水板28Aの板部30Aの裏面Bから表面Aを貫通しており、散水板28Aの板部30Aの形状と相似する円形状に配置されるよう形成される。排水孔12は、散水孔10の断面積よりも大きい断面積を持ち、散水板28Aの板部30Aにおいて、下端となる集水位置(板部30Aの中央部)に形成される。言い換えると、排水孔12は、散水板28Aの最も突出している集水位置に形成される。排水孔12は、散水孔10と同様に、散水板28Aの板部30Aの裏面Bから表面Aを貫通する。
溝80は、散水板28Aに残った水を集水位置へ水を誘導するものであり、散水板28Aの裏面Bに形成されており、溝80の一部は散水孔10上に形成されている。溝80は、円周溝81と、径溝82と、を有する。
円周溝81は、散水板28Aの板部30Aの中心軸を中心とする円形状の溝であり、散水孔10上に形成されている。なお、本実施形態では、円周溝81は、3本形成されており、それらは散水孔10上に形成されている(図9参照)。3本の円周溝81は、散水板28Aの板部30Aの円形状に沿って同心円状に形成されている。
径溝82は、円周溝81の少なくとも1箇所と集水位置とを結ぶように形成されている。径溝82の一側の端部は、散水板28Aの板部30Aの中央の排水孔51に連続し、径溝82の他側の端部は、板部30Aの縁端に達している。なお、本実施形態では、径溝82は8本形成されており、それらは散水孔10上に形成されている(図9参照)。8本の径溝82は、散水板28Aの板部30Aの中央に位置する散水孔12を起点に放射状に広がるように形成されている。図9に示す例では、8本の径溝82は、板部30Aの周方向について略等角度間隔で設けられている。
シャワーヘッド1を使用後、散水板28Aの裏面B側に残った水は、シャワーヘッド2が所定の姿勢で保持された状態において、円周溝81または径溝82に引き込まれる。円周溝81または径溝82に引き込まれた水は、重力により、円周溝81を通り、径溝82へと流れていく。径溝821〜828へと流れてきた水は、重力により散水板28Aの最も突出している集水位置(散水板28Aの板部30A)へと誘導される。集水位置には、排水孔12が形成されているため、集水位置へと誘導されてきた水は、排水孔12を介して外部へと排水される。このように、散水板28Aの裏面Bに、円周溝81および径溝82を有することにより、散水板28Aの裏面B側に残った水を円周溝81または径溝82に引き込み、円周溝81または径溝82に引き込まれた水を集水位置へと誘導することができる。そのため、散水板28Aの広い範囲に水が残ることを抑制することができる。これにより、カビの繁殖や、水垢などの汚れの発生を抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。
また、本実施形態のように、散水板が円形状である場合の散水孔は、一般的に散水板の形状と相似する円形状に配置される。そのため、このように構成された散水板の場合、溝80が円周溝81および径溝82を有することにより、効率よく散水板28Aに残った水を集水位置へと誘導することができる。
さらに、集水位置に排水孔12が形成されていることにより、円周溝81および径溝82によって集水位置へと誘導されてきた水を外部へと排水することができる。そのため、水が散水板12Bの裏面B側に残ることをより抑制することができる。
なお、本実施形態では、溝80が散水板28Aの裏面Bのみに形成される場合を示したが、溝80は、散水板28Aの表面Aのみに形成されていてもよいし、散水板28Aの表面Aおよび裏面Bの両面に形成されていてもよい。
溝80が散水板28Aの表面Aに形成されることで、散水板28Aの表面A側に残った水を集水位置へと誘導することができる。具体的には、溝80が散水板28Aの表面Aに形成される場合には、シャワーヘッド2を使用後、散水板28Aの表面A側に残った水は、シャワーヘッド2が所定の姿勢で保持された状態において、円周溝81または径溝82に引き込まれる。円周溝81または径溝82に引き込まれた水は、重力により、円周溝81を通り、径溝82へと流れていく。径溝82へと流れてきた水は、重力により散水板28Aの最も突出している集水位置(板部30Aの中央部)へと誘導される。集水位置へと誘導されてきた水は、重力により散水板28Aから落下し、散水板28Aから離れる。このように、散水板28Aの表面Aに、円周溝81および径溝82を有することにより、散水板28Aの表面A側に残った水を円周溝81または径溝82に引き込み、円周溝81または径溝82に引き込まれた水を集水位置へと誘導することができる。
また、円周溝81および径溝82は、散水孔10上に形成されているため、散水孔10に溜まっているシャワーヘッド1の使用後の残水を散水孔10から抜くことができる。そのため、水が散水板12Bに残ることをより抑制することができる。よって、掃除の手間を軽減することができる。
なお、本実施形態では、円周溝81および径溝82は、散水孔10上に形成される場合を示したが、散水孔10を避けて形成してもよい。
なお、本発明の第1実施形態および第2実施形態では、散水板12の形状は、円形状であるがこれに限らない。例えば、散水板形状は、四角型形状でもよい。散水板の形状が四角形状である場合には、散水孔は、縦横整列して配置されることが多いため、縦溝と、縦溝と直交する方向の横溝とで網目状に溝が形成されていることが好ましい。これにより、効率よく散水板に残った溝を集水位置へと誘導することができる。
また、溝の深さは、例えば約0.5mmであり、溝の幅は、例えば約0.3mmである。溝の深さや幅については、これに限らず、散水板や散水孔の形状・大きさなどにより、適宜設定してよい。
また、シャワーヘッドが所定の姿勢で保持された状態では、散水板が垂直な姿勢で吐水部に固定されていてもよい。
また、本発明の第1実施形態および第2実施形態では、シャワーヘッドをシャワーフックへと引っ掛けることにより、シャワーヘッドが所定の姿勢で保持される浴室などで用いられるシャワーヘッドについて説明したが、これに限らない。例えば、水栓本体から引き出し可能な所謂プルアウト型のシャワーヘッドでもよい。また、水栓本体からの引き出し不可能なシャワーヘッドでもよい。
1、2 シャワーヘッド
10、110 吐水部
12、12A、12B、12C、112、112A 散水板
11 散水孔
13 ネジ貫通孔
14 ネジ孔
15 排水孔
16 ネジ
20、120 把持部
21、122 給水路
22 下端部
30、50、60、80 溝
31 周縁溝
32 平行溝
40、70 直線溝
51、81 円周溝
52、82 径溝
61 縦溝
62 横溝
63 周縁溝
130 板部
140 壁部
A 表面
B 裏面
10、110 吐水部
12、12A、12B、12C、112、112A 散水板
11 散水孔
13 ネジ貫通孔
14 ネジ孔
15 排水孔
16 ネジ
20、120 把持部
21、122 給水路
22 下端部
30、50、60、80 溝
31 周縁溝
32 平行溝
40、70 直線溝
51、81 円周溝
52、82 径溝
61 縦溝
62 横溝
63 周縁溝
130 板部
140 壁部
A 表面
B 裏面
Claims (9)
- 複数の散水孔が形成された散水板を備えたシャワーヘッドであって、
前記散水板は、表面または裏面のうち少なくとも一方に、前記シャワーヘッドが所定の姿勢で保持された状態での散水板の下端となる集水位置へ水を誘導する溝を備えることを特徴とするシャワーヘッド。 - 前記溝は、前記散水板の周縁に沿って形成された周縁溝と、互いに平行であり、前記周縁溝を一方の端部とする複数の平行溝と、を有し、
前記周縁溝上に前記集水位置が位置することを特徴とする請求項1に記載のシャワーヘッド。 - 前記溝は、前記集水位置を一方の端部とする略直線形状に形成された直線溝であることを特徴とする請求項1に記載のシャワーヘッド。
- 前記溝は、前記散水板の中心軸を中心とする円周溝と、前記円周溝の少なくとも1箇所と前記集水位置とを結ぶ径溝とを有することを特徴とする請求項1に記載のシャワーヘッド。
- 前記溝は、縦溝と、前記縦溝と直交する方向の横溝とで網目状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシャワーヘッド。
- 前記散水板は、前記集水位置に前記散水孔よりも断面積が大きい排水孔を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のシャワーヘッド。
- 前記溝は、少なくとも一部が前記散水孔上に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のシャワーヘッド。
- 複数の散水孔が形成された散水板を備えたシャワーヘッドであって、
水を吐水する吐水部と、
使用者が把持可能な把持部と、を備え、
前記吐水部に前記散水板を有し、
前記散水板は、表面または裏面のうち少なくとも一方に、前記散水板における前記把持部側となる集水位置へ水を誘導する溝を有することを特徴とするシャワーヘッド。 - 複数の散水孔が形成された散水板を備えたシャワーヘッドであって、
前記散水板は、外側に向けて突出する凸曲面状をなすように湾曲した形状に形成されており、前記散水板の表面または裏面のうち少なくとも一方に、前記散水板の最も突出している集水位置へ水を誘導する溝を有することを特徴とするシャワーヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013180273A JP2015047268A (ja) | 2013-08-30 | 2013-08-30 | シャワーヘッド |
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CN114798208A (zh) * | 2022-05-20 | 2022-07-29 | 茅台学院 | 一种防烫防湿花洒 |
-
2013
- 2013-08-30 JP JP2013180273A patent/JP2015047268A/ja active Pending
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