JP2015046853A - ユーザ装置、基地局、干渉低減方法、及び干渉低減制御情報通知方法 - Google Patents

ユーザ装置、基地局、干渉低減方法、及び干渉低減制御情報通知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザ装置において高い干渉低減能力を備えることを可能とする技術を提供する。
【解決手段】複数の基地局を含む無線通信システムにおけるユーザ装置において、接続基地局から、前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉信号を低減するために利用する制御情報を受信する受信部と、前記制御情報を利用して、前記干渉信号を低減し、前記接続基地局からの所望信号を取得する干渉低減部とを備え、前記受信部は、前記接続基地局から、下り物理レイヤシグナリングチャネルにより送信される下り制御情報の一部として前記制御情報の一部を受信し、RRCシグナリングにより前記制御情報の他の部分を受信するように構成する。
【選択図】図12

Description

本発明は、無線通信システムの基地局とユーザ装置に関するものである。
3GPP(Third Generation Partnership Project)におけるLTE(Long Term Evolution)Advancedでは、MU−MIMO(multi−user multiple−input multiple−output)を用いたOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)が提案されている。MU−MIMOの下りリンク送信においては、1つの基地局が複数のユーザ装置と通信するだけでなく、1つのユーザ装置に異なるデータストリーム(レイヤ)を同時に送信することが可能である。
また、LTE−Advancedでは、下りリンク通信に関して、接続基地局からの所望電波ビームに対する干渉基地局からの干渉電波ビームの干渉、及び接続基地局における他ユーザ向け信号による干渉を、ユーザ装置において低減(例:抑圧、除去)するための種々の技術が検討されている。
このような干渉を低減する技術では、例えば、図1に示すように、ユーザ装置10が接続セル(接続基地局1のセル、serving cell)の境界付近に所在して、所望基地局1の隣の他の基地局2(干渉基地局)から干渉電波ビームを強く受ける場合に、ユーザ装置10が干渉低減処理を行うことにより、所望電波ビームに載せられた所望信号の受信品質を向上させることができる。図1において干渉基地局2で生成されたビーム、すなわち他のユーザ装置(例えばユーザ装置11)への下りチャネルのためのビームの一部がユーザ装置10にとって干渉信号になる。なお、図1は、干渉セルからの干渉を特に示した図である。
3GPP,R1−124010,Section 6.10.5.1 P.Hoeher et.al.,"Two−dimensional pilot−symbol−aided channel estimation by Wiener filtering," Proc.ICASSP'97,1997 Axnas J.et.al.,"Successive Interference Cancellation Techniques for LTE Downlink," PIMRC 2011. 3GPP,TS36.212 V11.2.0 3GPP,36.213 (V11.2.0),7.1.7.2 3GPP,R1−125353 3GPP,R1−124669
以下では、従来技術における干渉抑圧や除去等の干渉低減のための技術の概要を説明し、本発明が解決しようとする課題について説明する。
<干渉抑圧合成受信>
干渉信号と所望信号を含む受信信号から、所望信号を分離し、取得するための技術の1つとして、干渉抑圧合成(Interference Rejection Combining)と呼ばれる技術がある。干渉抑圧合成(IRC)は、下りリンク通信に関して、接続基地局からの所望電波ビームに対する干渉基地局からの干渉電波ビームの干渉、及び接続基地局における他ユーザ向け信号による干渉を、ユーザ装置で抑圧するように、ユーザ装置において各受信アンテナで得られる信号に重み付け(受信ウェイト)を与える技術である。例えば、図1に示した場合では、ユーザ装置10が、接続基地局1からの所望信号にビームを向け、干渉基地局2からの干渉信号にヌルを向ける指向性制御(ウェイト制御)を行うことで干渉抑圧を行う。
図2に示すように、IRC受信技術では、干渉信号のチャネルが推定可能な場合と、干渉信号のチャネルが推定不可能な場合とで、2種類(Type 1、Type 2)の受信ウェイトの算出方法がある。なお、図2に示す式はいずれもMMSE(最小平均二乗誤差)アルゴリズムから導き出される式である。また、これらの式で受信ウェイトを計算する技術自体は既存技術である。
図2の中に示すように、干渉信号のチャネル推定が可能な場合のType 1の式において、下線で示した部分が干渉セルのチャネル行列で構成される共分散行列である。また、干渉信号のチャネル推定が不可能な場合のType 2の式において、下線で示した部分が接続セル(接続基地局により構成されるセル、serving cell)からの受信信号から推定される雑音干渉成分の共分散行列(統計量)である。
本発明の実施の形態は、IRCの場合、Type 1を対象とするため、以下、まず、IRC Type 1のために必要となる情報について説明する。
<IRC Type 1のために必要となる情報>
IRC Type 1でのIRC受信ウェイト生成のためには、所望信号のチャネル情報に加えて、干渉信号に対するチャネル行列が必要であり、当該チャネル行列は、干渉セルからの参照信号を用いてチャネルを推定することにより得られる。ただし、もし基地局側においてプリコーディング送信がなされている場合は、プリコーディングが適用された(プリコーディング行列が乗算された)チャネルのチャネル行列である必要がある。
LTE−Advancedにおいて、チャネル推定に用いることのできる参照信号として、CRS(Cell−specific Reference Signal、セル固有参照信号)、CSI−RS (CSI Reference Signal、CSI参照信号)、DM−RS (DeModulation Reference Signal、復調参照信号、もしくはUE specific Reference Signal)がある。
CRSは、どのTM(Transmission Mode)でも送信されるため、どのTMでもCRSによるチャネル推定が可能である。ただし、CRSはプリコーディング送信されないため、プリコーディング情報(PMI: Precoding Matrix Identifier)抜きのチャネルのみ推定可能である。すなわち、もし基地局側においてプリコーディング送信がなされている場合、目的とするチャネル行列を求めるには、PMIが別途必要となる。
ここで、TM(Transmission Mode)は、LTEのマルチアンテナ伝送における伝送モードであり、TM毎に参照信号構成やプリコーディングの有無が異なる。例えば、TM3は開ループ型送信ダイバーシチ(プリコーディングなし)であり、CRSを用いてデータを復調する。TM4は閉ループ型送信ダイバーシチ(プリコーディングあり)であり、CRSを用いてデータを復調する。TM9、TM10は空間多重(プリコーディングあり)であり、DM−RSを用いてデータを復調する。
CSI−RS (CSI Reference Signal) は、LTEのRel.10(Rel.10でTM9が追加)から導入されたチャネル品質測定用参照信号であり、アンテナ毎に多重されて送信される。基地局から送信されるCRSは最大4送信アンテナ(4レイヤ多重)までのサポートであるが、CSI−RSは最大8送信アンテナ(8レイヤ多重)をサポートしており、例えば、基地局(eNodeB)が8アンテナ送信を行う場合、CSI−RSを使ってチャネル推定を行う。また、CRSのAntenna Virtualization(参照信号の密度を減少させるため、CRSを送信するアンテナ数を減少させる)時に、全てのアンテナでCRSによるチャネル推定が出来ない場合に、CSI−RSを使ってチャネル推定を行う。CRSの場合と同様に、CSI−RSはプリコーディング送信されないため、PMI抜きのチャネルのみ推定可能である。すなわち、もし基地局側においてプリコーディング送信がなされている場合、目的とするチャネル行列を求めるには、PMIが別途必要となる。
DM−RSは、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel、UE向けのデータ信号が乗せられるチャネル)の復調用参照信号であり、PDSCHの信号と同様のプリコーディングがされて送信される。従って、DM−RSを用いてチャネル推定を行うことで、プリコーディング情報(PMI)込みのチャネルを直接推定できる。
ここで、CRSもしくはCSI−RSを用いて干渉信号に対するチャネル推定を行ってチャネル行列を求める場合、Type1でのIRC受信ウェイト生成のためには、更に、当該チャネル行列に加えて、干渉信号におけるユーザ割り当て情報が別途必要である。その理由は以下のとおりである。
接続セルのユーザ装置にとって、干渉セルでPDSCHにユーザが割り当てられる場合に、そのPDSCHの信号が干渉信号となる。従って、IRCを実行するユーザ装置は、ユーザへの割り当てがある干渉信号(PDSCHの信号)にのみヌルを向けるようにIRCウェイトの算出を行う。
つまり、図3に示すように、接続セルでユーザ装置にデータ受信のために割り当てられたリソースと同じリソースにおける干渉セルからの信号が干渉信号となるので、この干渉信号を抑圧するために、干渉信号におけるユーザへのリソース割り当て情報が必要になる。
しかし、CRS及びCSI−RSは、ユーザの割り当て有無にかかわらず全帯域で送信されるため、CRSもしくはCSI−RSからではユーザの割り当て情報を取得することができず、ユーザ割り当て情報が別途必要となる。
一方、DM−RSは、ユーザに割り当てられたリソースでのみ送信されることから、DM−RSを受信したリソース自体がユーザの割り当て情報となるので、ユーザ割り当て情報は別途必要ではない。
以下、ユーザ装置におけるIRCウェイト算出のためのチャネル推定処理概要について図4のフローチャートを参照して説明しながら、各参照信号を用いてチャネル推定を行うために必要な情報についてより詳しく説明する。ただし、ここでは基地局側においてプリコーディング送信がなされていると仮定した説明を行う。
ユーザ装置はまず、チャネル推定を行う参照信号を決定する(ステップ101)。ここではTMが必要になる。ただし、何らかの方法でTMを知ることができる、もしくは、システム全体で統一されているなどの場合はTMを取得することは必要ない。
ステップ102では、送信された参照信号についての系列初期値の計算を行う。参照信号がCRSの場合、系列初期値の計算を行うために、PCID(Physical Cell ID)、スロット番号、NCP、MBSFN configuration等が必要となる。ここで、NCPは、CP(Cyclic Prefix)長がNormalかExtendedかを示す値であり、0か1である。参照信号がCSI−RSの場合、スロット番号、PCIDもしくはVCID(Virtual Cell ID)、NCP等が必要になる。ここで、VCIDは非特許文献1に規定されている。また、参照信号がDM−RSである場合、スロット番号、PCIDもしくはVCID(Virtual Cell ID)、nSCID、PDSCH送信帯域幅等が必要になる。ここで、nSCIDはMU−MIMOにおけるスクランブル系列の識別番号であり、0か1の値である。
ステップ103では、ステップ102で計算した系列初期値からスクランブリング系列の計算を行う。ステップ102,103により、送信された参照信号系列の特定がなされる。
ステップ104では、参照信号がMappingされたリソースの特定を行う。ここでは、参照信号がCRSの場合、システム帯域幅、アンテナport数、MBSFN configuration等が必要になる。参照信号がCSI−RSの場合、システム帯域幅、アンテナport数等が必要になる。参照信号がDM−RSの場合、NCP、及び、RB毎もしくはサブバンド毎のアンテナport数等が必要になる。
参照信号のMappingは、システム帯域幅、アンテナport数等、上記の情報に応じて規定されているため、上記の情報が必要となる。レイヤ数1の場合におけるCRSのマッピング例を図5に示す。
図4に戻り、ステップ105では、参照信号に対するチャネル推定を行う。ここでは、いずれの参照信号の場合も、Power boostingがされている場合にそれを補正する必要があるため、Power boosting情報が必要になる。Power boosting情報とは例えば参照信号とデータ信号の電力比である。
ステップ106では、ステップ105で得られた推定結果に基づいて、全リソースに対するチャネル推定を行う。ここでは、例えば、非特許文献2に記載された2次元MMSEチャネル推定フィルタを利用する。
ステップ107において、プリコーディング行列(PMIで示される)の乗算を行う。従って、ここでは、CRS、CSI−RSの場合にPMIが必要になる。DM−RSの場合は、ステップ106までの処理で、プリコーディング情報を含むチャネル推定がなされているので、ステップ107、すなわち、PMIは不要である。
上述したようなチャネル推定を行うために必要な情報をまとめたものを図6〜図8に示す。図6が、CRSを用いてチャネル推定を行うために必要な情報を示し、図7が、CSI−RSを用いてチャネル推定を行うために必要な情報を示し、図8が、DM−RSを用いてチャネル推定を行うために必要な情報を示す。
図6〜図8に示すように、参照信号を用いてチャネル推定を行うために必要な情報のうち、PCIDとスロット番号以外は、ユーザ装置における推定が困難な情報である。
<逐次干渉キャンセル>
IRCの他、干渉信号と所望信号を含む受信信号から、所望信号を分離するための技術として逐次干渉キャンセル(SIC: Successive Interference Cancellation)の技術がある。
逐次干渉キャンセルは、受信信号から干渉信号の硬判定もしくは軟判定によるレプリカ信号を作成し、受信信号からレプリカ信号を逐次的に減算(除去)することにより、所望信号を抽出する技術である。ユーザ装置において逐次干渉キャンセルを行う場合の機能構成例を図9に示す。図9に示すように、複数の干渉信号毎に、干渉信号のチャネル推定を行い、当該チャネル推定に基づき干渉信号の復調を行って、干渉信号のレプリカを作成し、逐次受信信号から減算する。なお、この構成は逐次干渉キャンセルを行うための構成の一例に過ぎず、例えば、図10に示すように、ターボ等化を用いた逐次干渉キャンセルを行う構成としてもよい。図10に示す構成は、非特許文献3に示されている構成である。
なお、逐次干渉キャンセラの構成自体は既存技術である。本願発明は、干渉セルのチャネル推定を行い、干渉信号の復調を行う機能を含む逐次干渉キャンセラであれば、その方式によらずに適用可能である。
<SICのために必要となる情報>
上記のとおり、逐次干渉キャンセルを行うためには、全干渉信号に対するレプリカ信号を生成することが必要であり、そのためには、まず、各干渉信号に対してのチャネル推定を行うための情報が必要である。これは、前述したIRC Type 1で必要とする情報と同じである。
次に、干渉信号の復調のために、図11に示す情報が必要である。つまり、干渉信号の復調のための情報として、RB毎もしくはサブバンド毎のPDSCH変調方式情報、CRS/CSI−RS/DM−RSそれぞれのconfiguration(コンフィグレーション情報)、MBSFN configuration、PDSCH start symbolが必要になる。また、ターボ等化の場合は、更に符号化率情報/RB or subbandも必要になる。
上記の情報のうち、CRS/CSI−RS/DM−RSそれぞれのconfigurationとMBSFN configurationは、参照信号がマッピングされるリソースの計算のために必要な情報であり、PDSCH start symbolはPDSCHがマッピングされるリソースの計算のために必要な情報である。
従来技術においては、図11に示した干渉信号の復調のための必要な情報はユーザ装置に通知されていない。
上述したように、現状のLTE−Advancedの制御信号構成では、干渉低減能力が高いIRC type 1及び逐次干渉キャンセル(SIC)を行うためには、ユーザ装置において不足している情報があるので、ユーザ装置においてIRC type 1及び逐次干渉キャンセル(SIC)を行うことが難しい。IRC type 2は現状の制御信号構成において動作可能であるが、Type1に比べて干渉低減能力が劣る可能性がある。
すなわち、従来技術では、ユーザ装置において高い干渉低減能力を備えることが難しいという課題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザ装置において高い干渉低減能力を備えることを可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態によれば、複数の基地局を含む無線通信システムにおけるユーザ装置であって、
接続基地局から、前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉信号を低減するために利用する制御情報を受信する受信部と、
前記制御情報を利用して、前記干渉信号を低減し、前記接続基地局からの所望信号を取得する干渉低減部とを備え、
前記受信部は、前記接続基地局から、下り物理レイヤシグナリングチャネルにより送信される下り制御情報の一部として前記制御情報の一部を受信し、RRCシグナリングにより前記制御情報の他の部分を受信することを特徴とするユーザ装置が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、無線通信システムにおいてユーザ装置と接続する基地局であって、
前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉信号を低減するために前記ユーザ装置において利用される制御情報を、前記干渉基地局から受信する受信部と、
前記制御情報の一部を、下り物理レイヤシグナリングチャネルにより下り制御情報の一部として前記ユーザ装置に送信し、前記制御情報の他の部分をRRCシグナリングにより前記ユーザ装置に送信する送信部とを備えることを特徴とする基地局が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、複数の基地局を含む無線通信システムにおけるユーザ装置において実行される干渉低減方法であって、
接続基地局から、前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉信号を低減するために利用する制御情報を受信する受信ステップと、
前記制御情報を利用して、前記干渉信号を低減し、前記接続基地局からの所望信号を取得する干渉低減ステップとを備え、
前記受信ステップにおいて、前記ユーザ装置は、前記接続基地局から、下り物理レイヤシグナリングチャネルにより送信される下り制御情報の一部として前記制御情報の一部を受信し、RRCシグナリングにより前記制御情報の他の部分を受信する
ことを特徴とする干渉低減方法が提供される。
また、本発明の実施の形態によれば、無線通信システムにおいてユーザ装置と接続する基地局が実行する干渉低減制御情報通知方法であって、
前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉信号を低減するために前記ユーザ装置において利用される制御情報を、前記干渉基地局から受信する受信ステップと、
前記制御情報の一部を、下り物理レイヤシグナリングチャネルにより下り制御情報の一部として前記ユーザ装置に送信するステップと、
前記制御情報の他の部分をRRCシグナリングにより前記ユーザ装置に送信するステップとを備えることを特徴とする干渉低減制御情報通知方法が提供される。
本発明の実施の形態によれば、ユーザ装置に干渉信号を低減するために利用する制御情報が通知されるので、ユーザ装置は当該制御情報を利用して、干渉低減能力の高い干渉低減処理を実行することが可能となり、ユーザ装置は高い干渉低減能力を備えることが可能となる。
干渉セルからの干渉の低減を説明するための図である。 干渉抑圧合成(IRC)受信を説明するための図である。 干渉信号を説明するための図である。 IRCウェイト算出のためのチャネル推定処理の概要を説明するためのフローチャートである。 CRSのマッピング例を示す図である。 CRSを用いてチャネル推定を行うために必要な情報を示す図である。 CSI−RSを用いてチャネル推定を行うために必要な情報を示す図である。 DM−RSを用いてチャネル推定を行うために必要な情報を示す図である。 SICを行うユーザ装置の機能構成例を示すブロック図である。 ターボ等化を用いるSICの機能構成例を示すブロック図である。 SICのために必要となる情報のうち、干渉信号の復調のために必要となる情報を示す図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信システムの概要構成図である。 干渉セルを複数示した図である。 DCI formatの例を示す図である。 IRC受信処理のための干渉低減必要情報において、DCIで通知する情報とRRCで通知する情報を示す図である。 SIC受信処理のための干渉低減必要情報において、DCIで通知する情報とRRCで通知する情報を示す図である。 干渉低減処理における干渉信号のチャネル推定のために通知が必須である情報と、必須ではない(任意である)情報を示す図である。 本実施の形態におけるDCI情報置き換えの例1を説明するための図である。 DCI format 2(Closed−loop spatial multiplexing,TM4)において、干渉低減必要情報に置き換えられる領域の例を示す図である。 DCI format 2A(Open−loop spatial multiplexing,TM3)において、干渉低減必要情報に置き換えられる領域の例を示す図である。 DCI format 2B(Spatial multiplexing,TM8)において、干渉低減必要情報に置き換えられる領域の例を示す図である。 DCI format 2C(Spatial multiplexing,TM9)において、干渉低減必要情報に置き換えられる領域の例を示す図である。 DCI format 2D(Spatial multiplexing,TM10)において、干渉低減必要情報に置き換えられる領域の例を示す図である。 DCI format 2におけるTB2領域(空き領域9bit)の干渉低減必要情報への置き換えの例を示す図である。 DCI format 2AにおけるTB2領域(空き領域9bit)の干渉低減必要情報への置き換えの例を示す図である。 DCI format 2CにおけるTB2領域(空き領域8bit)の干渉低減必要情報への置き換えの例を示す図である。 DCI format 2DにおけるTB2領域(空き領域8bit)の干渉低減必要情報への置き換えの例を示す図である。 DCI format 2DにおいてCoMP用情報を示す図である。 DCI format 2DにおけるCoMP領域(空き領域2bit)の干渉低減必要情報への置き換えの例を示す図である。 DCI format 2において置き換え通知フラグを追加した例を示す図である。 DCIの置き換えがなされるサブフレーム番号をRRCシグナリングで事前に通知する例を示す図である。 DCIの置き換えがなされるサブフレームを特定するためのビットマップをRRCシグナリングで事前に通知する例を示す図である。 DCI format 2においてReserveされているビットパターンを置き換え通知フラグとして用いる例を示す図である。 DCI format 2におけるPrecoding informationを示す図である。 Precoding informationが指し示す情報のテーブル(2アンテナポートの場合)を示す図である。 TB数を判断する方法を説明するためのDCI format 2を示す図である。 Precoding informationのテーブルにおける1TB用情報と2TB用情報との間の対応を示す対応表である。 DCI format 2C/2Dにおける「Antenna port, scrambling identity, number of layer」を示す図である。 「Antenna port, scrambling identity, number of layer」が指し示す情報の通常のテーブルを示す図である。 図39に示す通常のテーブルを書き換えたテーブルである。 DCI format 2Aにおいて、DCIのビットの組み合わせの内、定義されていない組み合わせを置き換え通知フラグとして利用する例を示す図である。 干渉低減必要情報を通知する場合を、特定の場合に限定する動作の例を示す図である。 DCI format 2における置き換えの例を示す図である。 DCI format 2Aにおける置き換えの例を示す図である。 ZP CSI−RSを説明するための図である。 ユーザ装置が実行するPMI推定のための処理のフローチャートである。 PMIの粒度の低減の例を示す図である。 Quasi Co−locationにおいて、物理レイヤシグナリングで通知される情報を示す図である。 Quasi Co−location等において、接続基地局からRRCシグナリングで通知されるTP毎の情報と、IRC受信に必要な情報とを対比して示した図である。 本発明の実施の形態におけるシステム構成図である(IRC受信の場合)。 システムの動作を説明するためのシーケンス図である。 本発明の実施の形態におけるシステム構成図である(SIC受信の場合)。 システムの動作を説明するためのシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
以下、本発明の実施の形態を説明するが、以下では、IRC Type 1を単にIRCと記述する場合がある。また、IRC(干渉抑圧)とSIC(干渉キャンセル)を総称して「干渉低減」と称することとする。また、IRC、SICは干渉低減技術の例に過ぎず、本発明は、IRC、SIC以外の干渉低減技術(例:MLD:Maximum Likelihood Detector)にも適用可能である。
(実施の形態の概要)
上述したように、現状のLTE−Advancedの制御信号構成では、干渉低減能力が高いIRC type 1及び逐次干渉キャンセルを行うためには、ユーザ装置において不足している情報があるので、ユーザ装置においてIRC type 1及び逐次干渉キャンセルを行うことが難しい。IRC type 2は現状の制御信号構成において動作可能であるが、Type1に比べて干渉低減能力が劣る可能性がある。すなわち、現状では干渉信号に対する高精度なチャネルの推定が困難である。
IRC及びSIC等の干渉低減動作を可能とするために、本実施の形態では、ユーザ装置にて干渉信号に対する干渉低減を行うために使用する情報のうち、ダイナミックに変化する情報を下り物理レイヤシグナリングチャネルであるPDCCHのDCIを用いて通知し、それ以外の情報をRRC(無線リソース制御、Radio Resource Control)シグナリングを用いてセミスタティックに通知することとしている。なお、ダイナミックに変化する情報とは、例えば、サブフレーム毎に変化し得る情報である。
なお、本実施の形態では、ユーザ装置の接続セルにおける制御信号及びデータ信号の受信品質向上のために他セルのデータ信号(PDSCH)を低減(抑圧又はキャンセル)することを主目的としている。
図12に、本実施の形態に係る無線通信システムの概要構成図を示す。本実施の形態に係るシステムは、例えばLTE−Advanced方式の無線通信システムであり、基地局200(eNodeB)(接続基地局)が接続セルを形成し、セル内のユーザ装置100(UE)が接続基地局200と所望信号による通信を行う。本実施の形態の無線通信システムは、少なくともLTE−Advancedで規定されている機能を含む。ただし、本発明はLTE−Advancedの方式に限定されるわけではなく、LTE−Advancedより先の世代又は前の世代の無線通信システムや、LTE以外の方式にも適用可能である。
通常、無線通信システムには、多くの基地局が備えられるが、図12には、接続基地局200と、これに隣接する基地局300が示されている。この隣接する基地局300もセルを形成し、当該基地局300を接続基地局とするユーザ装置110と信号の送受信を行う。この隣接する基地局300から当該基地局300を接続基地局とするユーザ装置110に対して送信されるデータ信号は、ユーザ装置100にとって干渉信号となる。従って、本実施の形態では、当該隣接する基地局300を干渉基地局と呼ぶ。また、干渉基地局300におけるセルを干渉セルと呼ぶ。接続基地局に対する干渉基地局は複数であるのが一般的であるが、図12では1つのみの干渉基地局を示している。例えば、図13に示すように、複数の干渉セルが存在してもよい。
本実施の形態では、図12、図13に示すように、接続基地局200がユーザ装置100に対し、物理レイヤの制御信号を伝送する下り物理レイヤシグナリングチャネルを利用して、干渉低減処理を実行するために必要とする情報(干渉低減必要情報と呼ぶ)の一部を通知するとともに、不足する情報についてはRRCシグナリングにより通知する。物理レイヤの制御信号を伝送するチャネルは、本実施の形態では、PDCCH(物理下り制御チャネル)であり、当該チャネルで伝送される制御信号は下り制御情報(DCI:Downlink Control Information)である。
ここで、PDCCHとDCIについて説明しておく。PDCCHは、上り/下りリンクのスケジューリングの決定や電力制御コマンド等の制御情報(DCI)をユーザ装置(UE)に通知するためのチャネルである。そして、DCIに含まれる情報としては、例えば、物理下り共用チャネル(PDSCH)に関する情報、物理上り共用チャネル(PUSCH)に関する情報、電力制御情報等がある。このうち、PDSCHに関する情報としては、例えば、リソースブロック割り当て情報、変調及び符号化率情報、プリコーディング情報、HARQ情報、空間多重に関する情報(空間多重する場合)等がある。
DCIには、送信モード(TM: Transmission Mode)や、その用途によっていくつかのフォーマットが用意されている。図14に、例として、非特許文献4(3GPP,TS36.212 V11.2.0)に記載されてるDCI formatの例を示す。特に、本実施の形態では、後述するように、図14に示すDCI formatのうち、DCI format 2系を用いる場合において、DCIの置き換え/読み替えを行うことで、干渉低減処理に必要な干渉セルの情報である干渉低減必要情報の一部をユーザ装置100に通知することとしている。
干渉低減必要情報は、IRCの場合であれば、図6〜図8等を参照して説明した情報、すなわち、干渉信号のチャネル推定のために必要な情報と干渉信号のユーザ割り当て情報である。また、SICの場合であれば、前述したIRCで必要とする情報に加え、図11に示したように、干渉信号の復調のための情報として、RB毎もしくはサブバンド毎のPDSCH変調方式情報、PDSCHのリソースを特定するためのCRS/CSI−RS/DM−RSそれぞれのconfiguration、MBSFN configuration、PDSCH start symbolが必要になる。また、ターボ等化の場合は、更に符号化率情報/RB or subbandも必要になる。
本実施の形態では、特に、PDCCHを利用してダイナミックに通知する情報をダイナミックに変化する干渉低減必要情報とし、それ以外の情報をRRCシグナリングで通知することとしている。
図15は、IRC受信処理のための干渉低減必要情報において、DCIで通知する情報とRRCで通知する情報の例を示す図である。DCIで通知する情報に下線を引いてある。下線の引いていない情報をRRCシグナリングで通知する。
図16は、SIC受信処理のための干渉低減必要情報において、DCIで通知する情報とRRCで通知する情報の例を示す図である。DCIで通知する情報に下線を引いてある。下線の引いていない情報をRRCシグナリングで通知する。IRCで必要な情報については図15に示すとおりである。
なお、干渉低減処理における干渉信号のチャネル推定において、図6〜8や図15等に示す情報の全部が必須であるわけではない。また、後述するように、情報削減も行うことができる。
図17は、干渉低減処理における干渉信号のチャネル推定のために通知が必須である情報と、必須ではない(任意である)情報を示す図である。図17では、各参照信号で共通の部分と、各参照信号に特有の部分に分けて示している。
図17に示すように、いずれの参照信号においても、PCIDもしくはVCID、及びユーザ割り当て情報は必須である。CRSを用いたチャネル推定においては、CRSアンテナポート数、MBSFN configuration、システム帯域幅、CRS power boosting情報が必須である。CSI−RSを用いたチャネル推定においては、CSI−RSアンテナポート数、システム帯域幅、CSI−RS power boosting情報が必須である。DM−RSを用いたチャネル推定においては、DM−RSアンテナポート数、DM−RS power boosting情報、PDSCH送信帯域幅が必須である。
図17に示す情報のうち、上記以外の情報は任意であり、含めなくても干渉低減処理を実行することは可能である。ただし、「任意」の情報であっても、特性の向上のためには、含めることが望ましい。以下、本実施の形態をより詳細に説明する。
(DCIの置き換え/読み替えについて)
前述したように、本実施の形態では、接続基地局100が、DCIに記載される下り制御情報のうちの一部を干渉低減必要情報に置き換え、置き換えを行ったDCIをユーザ装置100にPDCCHで通知する。そして、ユーザ装置100では、DCIにおける情報の中から、上記置き換えられた情報を干渉低減必要情報として抽出し、干渉低減処理を実行するために利用する。つまり、DCIの中の置き換え対象位置にある本来の下り制御情報を干渉低減必要情報に読み替えて使用する。具体例を以下に説明する。
<例1−1:使用しないTB分のビット領域を置き換え/読み替えに使用する例>
図14に枠で囲んで示した空間多重する際に用いるDCI format 2系では、常に2TB(Transport Block)分の制御情報の領域が確保されている。すなわち、例えば、接続セルが1TB分の情報の送信を行う場合でも、常に2つのTB分の領域が存在する。
そこで、接続基地局200は、一方のTB分の領域を、干渉低減必要情報(干渉セルの制御情報)へ置き換えるとともに、ユーザ装置100は、当該領域の情報を干渉低減必要情報に読み替える。これにより、オーバーヘッド増加を抑えつつ干渉低減必要情報の通知をダイナミックに行うことができる。
すなわち、図18(a)に示すように、接続基地局200がユーザ装置100に対して2つのTB分の情報を送信し、例えば各TBを1ストリームずつ空間多重するランク2送信を行う場合には、DCI format 2系における2TB分の領域には、それぞれのTBのストリーム用の制御情報が記述され、ユーザ装置100はこれらの制御情報を用いて各ストリームデータの復調、復号を行う。一方、図18(b)に示すように、例えば、接続基地局200がユーザ装置100に対して1つのTB分のストリームを送信し、例えば当該TBの情報を1ストリームで送信するランク1送信を行う場合には、DCI format 2系における2TB分の領域のうち、1つの領域が接続セル送信ストリーム用の制御情報として用いられ、もう1つの領域は接続セル送信ストリーム用の制御情報として使用されないことから、当該領域を干渉セルの送信制御情報、すなわち、干渉低減必要情報の通知のために使用する。その他の情報はRRCシグナリングで通知する。
通常、IRC、SIC等の干渉低減処理が効果を奏するのは、ユーザ装置100がセル端に位置し、干渉セルからの干渉が大きくなる場合であり、そのような場合、送信レイヤ数(RANK)は1になるようにランクアダプテーションにより制御されることが想定される。したがって、送信されるTB数は1となることが想定されることから、上記のように、1つのTB分の情報がランク1送信されることを仮定して、使用されないTB分の領域の置き換えを行うことには合理性がある。
なお、接続基地局200が、DCI format 2系を使用しない場合、例えば、使用するDCI formatの中の情報を置き換えてもよいし、また、DCIに、ダイナミックに通知する干渉低減必要情報を追加してもよい。
[置き換え/読み替えの具体例]
図19〜図23に、DCI format 2系において、干渉低減必要情報に置き換えられる領域の例を示す。図19は、DCI format 2(Closed−loop spatial multiplexing,TM4)における例であり、接続セルにおける送信TB数が1である場合に、最大で9ビットを干渉低減必要情報に置き換えることができる。図20は、DCI format 2A(Open−loop spatial multiplexing, TM3)における例であり、この場合も、接続セルにおける送信TB数が1である場合に、最大で9ビットを干渉低減必要情報に置き換えることができる。
また、図21は、DCI format 2B(Spatial multiplexing,TM8)における例であり、接続セルにおける送信TB数が1である場合に、最大で8ビットを干渉低減必要情報に置き換えることができる。図22は、DCI format 2C(Spatial multiplexing,TM9)における例であり、接続セルにおける送信TB数が1である場合に、最大で8ビットを干渉低減必要情報に置き換えることができる。そして、図23は、DCI format 2D(Spatial multiplexing,TM10)における例であり、接続セルにおける送信TB数が1である場合に、最大で8ビットを干渉低減必要情報に置き換えることができる。
なお、上記の読み替え可能な情報領域は、全てを干渉低減必要情報に置き換えてもよいし、一部のみを置き換えてもよい。
図24〜図27に、置き換え(読み替え)の具体例を示す。なお、図24〜図27に示す例は一例に過ぎず、他の方法で置き換えることとしてもよい。
図24は、DCI format 2におけるTB2領域(空き領域9bit)の干渉低減必要情報への置き換えの例を示す図である。本例では、最も支配的な干渉を及ぼす干渉セル、2番目に干渉を及ぼす干渉セル、次に干渉を及ぼす干渉セルの3つの干渉セルについてのRIとPMIの情報がTB2領域に格納されている。ユーザ装置100は、これらの情報と、RRCシグナリングで通知される情報により、例えば、CRSもしくはCRI−RSを用いたチャネル推定に基づくIRC受信を行うことができる。もちろん、これらの情報を用いてSIC受信を行うこともできる。
図24に示す例において、干渉基地局のアンテナ数が2である場合はRIとPMIとで3ビットで足り、アンテナ数が4の場合には、ビット数が不足するが、後述するように、PMIの粒度を減少させることにより、ビット数を減少させ、3ビットに収めることができる。また、後述するように、ユーザ装置100においてPMIを推定することも可能である。
図25は、DCI format 2AにおけるTB2領域(空き領域9bit)の干渉低減必要情報への置き換えの例を示す図である。本例では、最も支配的な干渉を及ぼす干渉セル、2番目に干渉を及ぼす干渉セルについてのRIとPDSCHの変調方式の情報がTB2領域に格納されている。ただし、ビット数の制限から、2番目に干渉を及ぼす干渉セルについての情報は、最も支配的な干渉を及ぼす干渉セルのランクが1である場合のみ格納できる。
本例では、ユーザ装置100が、PDSCHの変調方式の情報を用いてSICを行う場合を想定している。
図26は、DCI format 2CにおけるTB2領域(空き領域8bit)の干渉低減必要情報への置き換えの例を示す図である。本例では、最も支配的な干渉を及ぼす干渉セル、2番目に干渉を及ぼす干渉セルのそれぞれについてのnscid、RI、DM−RSアンテナポート数をまとめて(jointで)符号化し、3ビットとしてTB2領域に格納している。本例では、例えば、ユーザ装置100は、DM−RSベースのチャネル推定に基づくIRC受信を行う。
図27は、DCI format 2DにおけるTB2領域(空き領域8bit)の干渉低減必要情報への置き換えの例を示す図である。本例では、最も支配的な干渉を及ぼす干渉セルについてのnscid、RI、DM−RSアンテナポート数をまとめて(jointで)符号化し3ビットとして格納するとともに、干渉セルの変調方式及び符号化率を5ビットで格納している。ユーザ装置100は、これらの情報と、RRCシグナリングで通知される情報により、例えば、ターボSIC処理を行う。
<例1−2:CoMP用の領域を利用する例>
Transmission Mode 10ではセル間協調送受信(CoMP、下り信号を複数の送信ポイント(TP:Transmisison Point)から送信する技術)がサポートされ、CoMP用のDCI format 2Dが定義されている。これを図28に示す。
ここで、ユーザ装置100において、CoMPは必ずしも行うことは必要ではないことから、「CoMPを行わない」ことを前提にすれば、DCI format 2Dの中でCoMPを行うために定義されている2bitのPQI(PDCSH RE Mapping and Quasi−Co−Location Indicator)を干渉低減必要情報に置き換えることが可能である。本例では、CoMPは行えないが、ユーザ装置100(受信器)側の干渉低減を可能とすることにより特性を担保することが可能である。
図29は、DCI format 2DにおけるCoMP領域(空き領域2bit)の干渉低減必要情報への置き換えの例を示す図である。本例ではCoMP領域に最も支配的な干渉セルの変調方式の情報を格納している。
例1−2は、前述した例1−1と組み合わせることが可能である、その場合、図29に示したように、TB2領域で8ビットを使用できるから、全部で10ビットを干渉低減必要情報用のビット領域として使用することが可能である。
(DCIを置き換えたことを通知する方法)
上記のように、DCIの情報の一部を干渉低減必要情報に置き換えた場合、基本的に、接続基地局200が、DCIの情報の置き換えを行ったことをユーザ装置100に通知しなければ、ユーザ装置100は、当該領域の情報が、接続セルでの通信用の制御情報か、それとも干渉低減必要情報かを判断できない。そこで、本実施の形態では、以下の例に示すように、接続基地局200は、置き換えたことを示す情報(置き換え通知フラグ)をユーザ装置100に通知することとしている。この通知を受けたユーザ装置100は、PDCCHで受信したDCIの情報における所定の領域のビットが干渉低減必要情報であると判断し、当該情報を干渉低減処理に用いる。
<例2−1:置き換えたことを示すフラグを追加する>
例2−1は、接続基地局200において、DCIの一部の情報を干渉低減必要情報へ置き換えたことを示す1ビットのフラグをDCIに追加するものである。
図30に、DCI format 2において、置き換え通知フラグを追加した例を示す。図30に示すように、DCIの最後の部分に置き換え通知フラグの1ビットが追加される。他のフォーマットでも同様である。
<例2−2:DCIを置き換える/読み替えるサブフレームを事前通知>
例2−2では、接続基地局200がユーザ装置100に対して、RRCシグナリングを用いて、DCIにおける置き換えがなされるサブフレームを事前に通知するものである。
図31に具体例を示す。図31に示すように、接続セルにおける接続基地局200は、DCIの置き換えがなされるサブフレーム番号をRRCシグナリングで事前に通知する。図31の例の場合、RRCシグナリングで通知する情報は、サブフレーム番号3、4であってもよいし、サブフレーム番号3のサブフレームから2サブフレーム、という情報であってもよい。
図32に他の具体例を示す。図32に示す例では、接続基地局200は、DCIの置き換えがなされるサブフレームを特定するためのビットマップをRRCシグナリングで事前にユーザ装置100に通知する。図32の例では、01011というビットマップが送信され、これを受信したユーザ装置100は、ビット1に対応するサブフレームにおいてDCIにおいて情報置き換えがなされていると判断し、読み替えを行い、読み替えられた情報を用いて干渉低減処理を実行する。
<例2−3−1:Reserveされているビットパターンを用いる例1>
例2−3−1は、DCIの中でReserveされているビットパターンを置き換えの通知に用いるものである。Reserveされているビットパターンとは、実際に使用されておらず、例えば将来の使用のために残されている(つまり、予約されている)ビットパターンである。
図33に、DCI format 2における具体例を示す。図33の例では、TB2における5ビットのMCSを置き換え通知に用いる。すなわち、MCSの0−31の内、29−31はreserveされているため、例えば29(=11101)を置き換え通知フラグとすることができる。なお、この場合、干渉低減必要情報の置き換えのための使用できるビット数は、9−5=4ビットとなる。
<例2−3−2:Reserveされているビットパターンを用いる例2>
例2−3−2は、DCIにおけるPrecoding informationの3〜7のreserve bitを通知することで、DCIのTB2領域において情報の置き換えがなされていることを通知する例である。例2−3−2は、Precoding informationが定義されているDCI format 2、2A、2Bが対象となる。以下、例2−3−2をより詳しく説明する。
図34にPrecoding informationの例を示す。図34は、DCI format 2の例であり、図34中の太線で囲んだ部分がPrecoding informationである。Precoding informationは、信号送信に用いられるPrecoding情報を指し示すビット列であり、送信アンテナポート数によりビット列長が異なる。図34に示すとおり、2アンテナポートでは3ビットであり、4アンテナポートでは6ビットである。
また、送信されているTB数(より具体的にはコードワード数)によって指し示す情報が異なる。これは図35(2アンテナポートの場合)に示すとおりである。図35に示すとおり、TB数が2である場合のテーブルにおける3〜7はreserve bitであり、TB数が2である場合に、3〜7は通常は使用されない。そこで、例2−3−2は、DCIにおけるPrecoding informationの3〜7のreserve bitを通知することで、DCIのTB2領域において情報の置き換えがなされていることを通知することとしている。
ここで、ユーザ装置100がTB数を判断する方法を図36(DCI format 2の例)を参照して説明する(非特許文献5(3GPP, 36.213 (V11.2.0), 7.1.7.2))。図36において太点線で囲んで示したように、ユーザ装置100は、冗長バージョンが1でかつMCSが0の時、そのTBはdisableであると判断(それ以外はenable)し、どちらかのTBがdisable(TB数1)の時は1codeword用のテーブルを参照し、両方のTBがenableの場合(TB数2)は2codeword用のテーブルを参照することが規定されている。
本実施の形態では、1TBの情報の送信を行うときに、DCIの2つのTB領域のうちの、接続セル送信ストリーム用の制御情報として使用しない1つの領域を干渉低減必要情報の通知のために使用するから(図18等)、いずれのTBの領域も冗長バージョンが1でかつMCSが0であるとユーザ装置100に認識されないように情報が埋め込まれる必要がある。よって、実際の通信のTB数は1であるが、ユーザ装置100は、TB数が2であると判断し、2TB用のテーブルを参照することになる。従って、そのままでは、1TBの受信を行うユーザ装置100は、1TB用のPrecodingを把握できなくなる。
そこで、本例では、例えば図37に示すような対応表を設ける。この対応表は例えば図35に示したテーブルにおけるTB数=2のMessage部分を書き換えたものとして用意することもできるし、図35のテーブルとは別に、対応情報として用意することもできる。また、この対応表は、基地局200とユーザ装置100の両方に備えられる。そして、図37の例では、Precoding information「3」を基地局200から通知されたユーザ装置100は、1TB用のPrecoding informationとして「0」が通知されたものと解釈し、「4」を通知されたユーザ装置100は、1TB用のPrecoding informationとして「1」が通知されたものと解釈する。「5」、「6」、「7」ついても同様に、「2」、「3」、「4」が通知されたものと解釈する。また、この場合、Precoding informationとして、3〜7のいずれかを受信したユーザ装置100は、2TB目の領域において干渉低減必要情報があると判断し、これを利用して干渉低減処理を実施する。なお、本例では、「4」までの通知となるから、1TB目のPrecodingとして5、6は利用しないように制限される。
<例2−4:DCIの情報要素のテーブルを干渉低減用に置き換える/読み替える>
例2−4は、DCI format 2系全て(2、2A、2B、2C、2D)を対象とし、DCIにおける情報要素「Antenna port, scrambling identity, number of layer」のテーブルを干渉低減用に置き換える/読み替えることとしている。図38に、DCI format 2C/2Dにおける「Antenna port, scrambling identity, number of layer」を示す。また、図39に、当該情報要素に対応する通常のテーブルを示す。上述したPrecoding informationのテーブルと同様に、1TB(1codeword)のときに参照するテーブルと2TB(2codeword)のときに参照するテーブルを含む。本例の場合には、reserve bitはないが、ほとんど使用されない4〜7を通知することで、DCIのTB2領域において情報の置き換えがなされていることを通知することとしている。
ここで、ユーザ装置100がTB数を判断する方法は前述したとおりである。従って、前述したとおり、本実施の形態では、1TB送信を行うときに、DCIの2つのTB領域のうちの、接続セル送信ストリーム用の制御情報として使用しない1つの領域を干渉低減必要情報の通知のために使用するから(図18等)、冗長バージョンが1でかつMCSが0にはならない。よって、実際の通信のTB数は1であるが、ユーザ装置100は、TB数が2であると判断し、2TB用のテーブルを参照することになる。従って、そのままでは、1TBの受信を行うユーザ装置UEは、1TB用の「Antenna port, scrambling identity, number of layer」を把握できなくなる。
そこで、本例では、例えば図40に示すように、図39に示したテーブルを書き換えたテーブルを用意する。図40のテーブルは、基地局200とユーザ装置100の両方が備える。そして、ユーザ装置100は、自分が干渉低減処理(SIC、IRC等)の能力があることをUE Capability等として基地局200に通知し、基地局200は当該能力を有するユーザ装置100に対して図40に示すテーブルを適用して情報通知を行い、能力を有しないユーザ装置に対しては通常のテーブル(図39)を適用して情報通知を行う。なお、図40に示すようなテーブルの書き換え(読み替え)の内容は、固定的であってもよいし、セミスタティックに変更が可能なものであってもよい。セミスタティックに変更は、RRCシグナリングで行うことができる。
そして、図40のテーブルの例では、「4」を通知されたユーザ装置100は、1TB用の「0」が通知されたものと解釈し、「5」を通知されたユーザ装置100は、1TB用の「1」が通知されたものと解釈する。「6」、「7」ついても同様に、「2」、「3」が通知されたものと解釈する。また、この場合、「Antenna port, scrambling identity, number of layer」として、4〜7のいずれかを受信したユーザ装置100は、TB2領域が干渉低減必要情報に置き換えられていると判断し、これを利用して干渉低減処理を実施する。なお、本例では、干渉低減処理の能力のあるユーザ装置100に対しては、1TB目の送信は1レイヤ送信となるように制限され、2TB送信の場合でも最大4レイヤ送信に制限される。前記の通り、IRC、SIC等の干渉低減処理が効果を奏するのは、干渉セルからの干渉が大きくなる場合であり、そのような場合、送信レイヤ数は例えば1に制御されることが想定される。よって、IRC、SIC等の干渉低減処理を想定した場合、1TB目の送信レイヤ数を1に制限することには合理性がある。
<例2−5:DCIのビットの組み合わせの内、定義されていない組み合わせを利用>
本例では、DCIのビットの組み合わせの内、定義されていない組み合わせを利用することで、置き換えたことを通知する。
図41に、DCI format 2Aにおける具体例を示す。前記のとおり、非特許文献5(3GPP, 36.213 (V11.2.0), 7.1.7.2)には、冗長バージョンが1、MCSが0の時、そのTBはdisableであると定義されている。すなわち、冗長バージョンが1、MCSが0の時、新データ指示が1となることは想定されていない。
そこで、図41の例では、冗長バージョン1、MCS0、新データ指示1を置き換え通知フラグとする。なお、この場合、干渉低減必要情報の置き換えのための使用できるビット数は、9−8=1ビットとなる。
(通知情報量の削減方法)
本実施の形態では、接続基地局200が干渉低減必要情報をユーザ装置100に通知する場合を、特定の場合に限定することで、通知情報量の削減を行うことが可能である。
例えば、SICで干渉キャンセルを行うユーザ装置100がセル端に存在した場合、干渉セルが高い変調方式(16QAMや64QAM)や、ランク2送信であった場合には、干渉信号の復調が精度良く行えず、SICによる性能改善効果は得られない可能性がある。
すなわち、ユーザ装置100のSIC受信器では、受信信号から干渉レプリカ信号を減算して干渉をキャンセルするため、干渉信号を正確に復調できるかどうかが、その性能に大きな影響を及ぼすが、仮にセル端に存在するユーザ装置100に高い変調方式やランク2の干渉信号が到来した場合、干渉信号が正確に復調できず、特性が向上しない、もしくは劣化する可能性がある。
このような場合、接続基地局100がSICの動作のために干渉低減必要情報(干渉セル情報)をユーザ装置100に通知しても効果がないことが考えられる。そこで、本実施の形態では、接続基地局200が、ユーザ装置100においてSICによる干渉低減効果が見込める場合(例:干渉信号がランク1、QPSK)にのみ干渉低減必要情報をユーザ装置100に通知する。つまり、ユーザ装置100において、干渉信号をある程度正確に復調できるような場合に、干渉低減必要情報をユーザ装置100に通知する。
この場合、上記のように、干渉信号はQPSKとランク1送信が前提なので、これらの情報はユーザ装置100にダイナミックに通知する必要がなく、通知すべき情報量が削減できる。この前提条件(例:QPSK、ランク1)は固定としても良いし、事前にRRCで通知してもよい。
本例では、前提条件が予め定められているため、変調方式とランク情報はダイナミックには通知されず、ユーザ装置100は、干渉低減必要情報の通知があった場合(前述したフラグで識別可能)にのみ、上記前提条件の下でのSIC受信処理を行う。
図42に、本例での動作概要を示す。ここでは、前提条件は干渉信号がQPSK、ランク1であることであり、当該前提条件を満たす場合に、接続基地局200が干渉低減必要情報をユーザ装置100に通知し、ユーザ装置100は、干渉低減必要情報を受信したことで、干渉信号は上記前提条件(QPSK、ランク1)を満たすと判断し、受信する干渉低減必要情報、及び、干渉信号は「QPSK、ランク1」であるという事実に基づいてSIC受信処理を行う。
図42の場合、接続基地局200は、サブフレーム番号3及び4において、上記前提条件を満たしたと判断し、サブフレーム番号3及び4において、干渉低減必要情報をユーザ装置100に送信し、ユーザ装置100はSIC受信を行う。
図43に、DCI format 2における置き換えの具体例を示す。本例では、ReserveされているMCSを置き換えフラグとしており、これで5ビットを使用し、置き換え可能な4ビットで、PMI情報を通知することとしている。本例では、前提条件を干渉セルがQPSK、ランク1送信の場合であるとしているので、これらの情報を通知する必要はない。また、本例では、ユーザ装置100は、SICも可能であるし、IRC受信も可能である。
図44に、DCI format 2Aにおける置き換えの具体例を示す。本例では、冗長バージョン1、MCS0、新データ指示1を置き換えフラグとしており、これで8ビットを使用する。干渉セルがQPSK、ランク1送信が前提なので、フラグの通知のみでIRC、SICが可能(ターボSICは不可)である。
(PMI情報削減の例)
通知する情報量を削減するその他の例として、以下、PMI情報量を削減する方法の例を説明する。
<例3−1:PMIをユーザ装置100で推定>
例3−1では、ユーザ装置100が、接続セルにおけるZP(Zero Power、ゼロパワー)CSI−RSを利用して、PMIを推定する。
図45に示すように、ZP CSI−RSは、干渉電力測定のために接続セルの信号をMutingした(パワー0にする)信号である。ユーザ装置100には、干渉信号のPDSCHに重なるZPリソースの場所が上位レイヤシグナリング(具体的にはRRCシグナリング)により通知され、ユーザ装置100は、当該リソースにおけるZP CSI−RSにおいて干渉電力測定を行うことができる。なお、ZP CSI−RSはCSI−RS configurationと同等なので周期(Periodicity)は5〜80 msecとなる。この周期についても上位レイヤシグナリング(例:システム情報)によりユーザ装置100に通知される。
例3−1において、ユーザ装置100が実行するPMI推定のための処理を図46のフローチャートを参照して説明する。
ステップ201において、ユーザ装置100は、ZP CSI−RSのリソースにおいて受信した受信信号の共分散行列を求める。これにより、干渉信号のプリコーディング情報込みの共分散行列を得ることができる。
ステップ202において、ユーザ装置100は、CRSもしくはCSI−RSにより、上記リソースにおける干渉信号のプリコーディング情報抜きのチャネルを推定する。
ステップ203において、ユーザ装置100は、ステップ202で推定したチャネル情報と、全パターンのPMIに対応するプリコーディング行列を用いて、上記干渉信号の共分散行列をPMIの全パターン分生成(算出)する。つまり、例えば、PMIが4種類であるとすると、4つの共分散行列が生成される。
ステップ204において、ユーザ装置100は、ステップ203で生成した全ての共分散行列のうち、ステップ201で算出した共分散行列と最も近いものを選び、その最も近い共分散行列で用いられたプリコーディング行列(PMI)を送信された干渉信号に対応するプリコーディング行列と推定する。
<例3−2:PMIの粒度の低減について>
既に説明したように、干渉低減必要情報のうちのPMIについては、接続基地局200において粒度を低減し、ユーザ装置100に通知してもよい。
例えば、ダウンリンクの送信2アンテナの場合、PMIはランク1で4種類定義されており、そのまま通知する場合には、2bit必要となるが、図47に示すように、実際の信号送信時に用いたプリコーディング行列に対応するPMIについて、近い2種類を1つとし、全体として2種類とすることで、ユーザ装置100に通知するPMIのビット数を2から1に低減することができる。なお、これは送信アンテナ数が2の例であるが、送信アンテナ数は何本でもよい。例えば、送信アンテナ数が4本の場合、PMIは16種類となり、4ビット必要であるが、粒度を低減して4種類(2ビット)としてもよい。この場合、低減しない場合と比べ特性は多少劣化するが、通知する情報量を減少させることができる。
(RRCシグナリングについて)
前述したように、本実施の形態では、接続基地局200が、PDCCHにおけるDCIの情報の一部を干渉低減必要情報の一部(ダイナミックに変化する情報)に置き換えてユーザ装置100に通知するとともに、残りの干渉低減必要情報については、RRCシグナリングで通知することとしている。RRCシグナリングで情報を通知する方法は特定の方法に限られないが、下記のように、接続基地局200が、Quasi Co−location情報の通知を行う場合に、RRCシグナリングでユーザ装置100に通知される情報を干渉低減必要情報として利用することが可能である。
LTE−Advanced(Rel.11)におけるCoMP(下り信号を複数の送信ポイント(TP:Transmisison Point)から送信する技術)に関連して、Quasi Co−locationに係る技術が提案されている。異なるAP(Antenna Port)間で所定の長期的伝搬路特性が同一である場合に、これら異なるAPはQuasi Co−locationにあるものと定義されている。これらのAPは必ずしも物理的に近接している必要性はない。
LTE−Advanced(Rel.11)におけるCoMPでは、ユーザ装置100における受信品質の向上のため、PDSCH(およびDM−RS)を送信するTPを瞬時に切り替えることが可能である。この場合、ユーザ装置100に到来する信号の時間及び周波数オフセットは、送信が行われたTP毎に異なることが想定される。したがって、ユーザ装置100がこれらの時間及び周波数オフセットを適切に補正するための情報が、接続基地局200より通知される。より具体的には、ユーザ装置100が受信したDM−RSとQuasi Co−locationである参照信号(CRS、CSI−RS)が、どのTPから送信されているかの情報が通知される。ユーザ装置100では、受信したDM−RSとQuasi Co−locationである参照信号を用いて、PDSCH(およびDM−RS)の時間及び周波数オフセットの補正を行う。
本例では、上記のQuasi Co−location情報の通知が行われることを想定し、最大で周辺4TP(Transmission Point)分の所定の情報が上位レイヤシグナリング(具体的にはRRCシグナリング)によりユーザ装置100に通知されることを前提とする(非特許文献6、非特許文献7)。
上記所定の情報としては、例えば、下記のような情報がある。
・Number of CRS antenna ports for PDSCH RE mapping(PDSCHリソースエレメントマッピングのためのCRSアンテナポート数)
・CRS frequency shift for PDSCH RE mapping(PDSCHリソースエレメントマッピングのためのCRS周波数シフト)
・MBSFN subframe configuration for PDSCH RE mapping(PDSCHリソースエレメントマッピングのためのMBSFNサブフレームコンフィグレーション)
・Zero−power CSI−RS resource configuration(s) for PDSCH RE mapping(PDSCHリソースエレメントマッピングのためのゼロパワーCSI−RSリソースコンフィグレーション)
・PDSCH starting position for PDSCH RE mapping(PDSCHリソースエレメントマッピングのためのPDSCH開始位置)
・CSI−RS resource configuration identity for PDSCH RE mapping(PDSCHリソースエレメントマッピングのためのCSI−RSリソースコンフィグレーションアイデンティティ)
CSI−RS resource configuration identity for PDSCH RE mappingには、VCID、Power boosting情報、アンテナポートが含まれる。
物理レイヤシグナリング (具体的にはPDCCH)で通知される情報は、PDSCHを受信したTPのconfiguration(#1〜#4)(図48参照)である。
DCI format 2Cに上記パラメータ2 bitを加えたものがDCI format 2Dとなる。
Quasi Co−locationを行う場合に、RRCシグナリングでユーザ装置100に通知される情報には、TP毎のPCID、CRSアンテナポート数、MBSFN configuration、CRS power boosting情報、VCID、CSI−RSアンテナポート数、CSI−RS power boosting情報、PDSCH start symbolが含まれる。これらの情報は、IRC等の干渉低減処理を実行するために必要な情報の一部である。
そのため、ユーザ装置100は、Quasi Co−locationにおいてRRCシグナリングで通知される情報を利用して干渉低減処理に必要なチャネル推定等を行うことが可能である。なお、本例では、着目している接続基地局の周辺のTPを干渉基地局としている。
Quasi Co−location以外にも、干渉低減処理を実行するために必要な情報をRRCシグナリングで送る技術がLTE−Advancedで規定されれば、その情報を用いて干渉低減処理に必要なチャネル推定等を行うことしてもよい。また、現状のLTE−Advancedで規定されているRRCシグナリングで通知される情報に関わらず、干渉低減処理を実行するために、接続基地局が、干渉基地局の干渉低減必要情報を取得し、RRCシグナリングの情報に含めて送ることとしてもよい。
図49は、一例として、Quasi Co−location等において、接続基地局からRRCシグナリングで通知されるTP毎の情報と、IRCに必要な情報とを対比して示した図である。図49に示すように、RRCシグナリングで通知される情報だけでは不足する情報があるが、不足する情報については、これまでに説明したDCI、及びRRCシグナリングで通知したりすればよい。また、図17に示したように、省略してもよい情報もある。
(装置構成、処理フロー)
以下、これまでに説明した処理動作を行う基地局、及びユーザ装置の装置構成、及び処理フローを説明する。
<IRC受信を行う場合について>
図50に、本実施の形態における通信システムの機能構成を表した機能ブロック図を示す。図50には、通信システムの構成要素として、接続基地局、干渉基地局、ユーザ装置が示されている。図50は、ユーザ装置100がIRC受信を行う場合における構成図である。ただし、図50の構成におけるユーザ装置100を、SIC受信を行うものに置き換えた場合でも同様に動作可能である。
図50に示すように、接続基地局200は、送信制御情報決定部211、送信制御情報通知部(RRC)212、送信制御情報通知部(DCI)213、干渉送信制御情報受信部(RRC)214、干渉送信制御情報受信部(DCI)215、送信データ蓄積部216、送信信号生成部217、有線I/F218(又は無線I/F218)、無線I/F219を有する。各基地局は同様の構成であり、干渉基地局300も接続基地局200と同様の構成を有するが、干渉基地局300には、便宜上、送信制御情報通知部(DCI)312、送信制御情報通知部(RRC)313、干渉送信制御情報受信部(DCI)315、干渉送信制御情報受信部(RRC)314、有線I/F318(無線I/F318)のみが示されている。
送信制御情報決定部211は、所望信号の送信制御情報を決定する。送信制御情報通知部(RRC)212は、IRC Type1受信処理に必要な所望信号の送信制御情報のうち、RRCにて通知する情報を他基地局へ通知する。
送信制御情報通知部(DCI)213は、IRC Type1受信処理に必要な所望信号の送信制御情報のうち、DCIにて通知する情報(例:ダイナミックに変化する情報)を他基地局へ通知する。
干渉送信制御受信部(RRC)214は、干渉基地局300からRRCにて通知する送信制御情報を受信する。干渉送信制御受信部(DCI)215は、干渉基地局300からDCIにて通知する送信制御情報を受信する。
送信データ蓄積部216は、送信データを格納するメモリである。送信信号生成部217は、所望送信制御に基づき、所望信号の送信制御情報、干渉信号の送信制御情報、所望送信データを含む所望送信信号を生成する。DCIの本来の情報を干渉信号の送信制御情報に置き換える処理、置き換え通知フラグを入れる処理等は、例えば送信信号生成部217により行われる。有線I/F218(又は無線I/F218)は、他の基地局との間で有線(又は無線)で情報の送受信を行う機能部である。無線I/F219は、ユーザ装置100との間で無線で信号の送受信を行う機能部である。
次に、ユーザ装置100について説明する。図43に示すように、ユーザ装置100は、所望信号チャネル推定部111、制御情報復調部(DCI)112、DCI読み替え情報取得部113、干渉信号チャネル推定部114、IRC受信処理部115、データ復調部116、RRC情報受信部117、RRC情報蓄積部118、無線I/F119を有する。
なお、PMIの推定等を行う場合、例えば、干渉信号チャネル推定部114が、干渉送信制御情報推定機能を含んでもよいし、干渉送信制御情報推定部を備えてもよい。
所望信号チャネル推定部111は、受信信号から所望信号に対するチャネルを推定する。制御信号復調部(DCI)112は、所望信号チャネル推定部111によって推定された所望信号に対するチャネル推定値に基づき、受信信号から所望信号の送信制御情報を復調する。復調される制御情報に干渉信号の送信制御情報(DCI)も含まれる。
DCI読み替え情報取得部113は、制御信号復調部(DCI)112にて復調されたDCIから、干渉セルの置き換え情報を干渉低減必要情報に読み替えて取得する。
干渉信号チャネル推定部114は、DCI及びRRCにて通知された干渉信号の送信制御情報に基づき、干渉信号に対するチャネルを推定する。IRC受信処理部115は、所望信号と干渉信号のチャネルからIRC受信ウェイトを生成する。データ復調部116は、生成したIRC受信ウェイトと送信制御情報を基に送信データを復調する。
また、RRC情報受信部117は、RRCにて通知された干渉信号の送信制御情報を受信する。RRC情報蓄積部118は、RRCにて通知された干渉信号の送信制御情報を蓄積する。RRC情報蓄積部118に蓄積された送信制御情報が、干渉信号チャネル推定部114により読み出されて、干渉信号チャネル推定に使用される。
次に、図51に示すシーケンス図を参照して、図50に示した構成を有する通信システムの動作例を説明する。
RRCシグナリングのフェーズにおいて、干渉基地局300の送信制御情報通知部(RRC)313は、RRCで通知するための所望信号(ユーザ装置100に対する干渉信号)の送信制御情報を接続基地局200に通知し、接続基地局200の干渉送信制御情報受信部(RRC)214が当該送信制御情報を受信する(ステップ401)。接続基地局200は、RRCシグナリングで、受信した干渉信号の送信制御情報をユーザ装置100に通知する(ステップ402)。以下の処理は、サブフレーム毎に行われる。
干渉基地局300の送信制御情報決定部は、干渉基地局300での所望信号(ユーザ装置100に対する干渉信号)の送信制御情報(DCI)を決定する(ステップ403)。干渉基地局300の送信制御情報通知部(DCI)313は、送信制御情報を接続基地局200に送信する(ステップ404)。
一方、接続基地局200においては、送信制御情報決定部211が、接続基地局200における所望信号の送信制御情報を決定する(ステップ405)。干渉送信制御情報受信部(DCI)215が、干渉基地局300から送信された送信制御情報を、DCIで通知するための干渉信号の送信制御情報として受信する。
接続基地局200の送信信号生成部217は、送信データを決定して送信データ蓄積部216から取得し(ステップ406)、送信制御情報とともに送信信号を生成し(ステップ407)、送信信号をユーザ装置100に送信する(ステップ408)。この送信信号に、干渉信号の送信制御情報を含むDCIが含まれる。
上記送信信号を受信したユーザ装置100においては、制御情報復調部112が、接続基地局からのCRSを用いて、制御情報のリソース部分に関するチャネル推定を行い(ステップ409)、受信信号から制御情報(DCI)を復調する(ステップ410)。
DCI読み替え情報取得部113は、例2−1〜例2−5等で説明した方法で、DCIの一部が干渉セルの送信制御情報に置き換えられているかどうかをチェックし(ステップ411)、置き換えられている場合は、情報を読み替え、読み替え情報を取得する(ステップ412)。
次に、干渉信号チャネル推定部114は、干渉信号の送信制御情報を用いて、干渉信号のデータ部のチャネル推定を行う(ステップ413)。また、所望信号チャネル推定部111は、所望信号の送信制御情報を用いて、所望信号のデータ部のチャネル推定を行う(ステップ414)。
続いて、IRC受信処理部115が、ステップ413で求められた所望信号のチャネル推定値と、ステップ414で求められた干渉信号のチャネル推定値を用いて、IRC受信ウェイトを生成する(ステップ415)。そして、データ復調部116が、ステップ415で求められたIRC受信ウェイトを用いて、受信信号から送信されたデータを復調し、受信データとする(ステップ416)。
<SIC受信を行う場合について>
図52は、ユーザ装置100がSIC受信を行う場合における構成図である。本例は特に、前提条件を満たす場合にのみ干渉低減必要情報を送信する方法に対応している。ここでは、ユーザ装置100がSIC受信を行う場合を示しているが、ユーザ装置100がIRC受信を行う場合でも、本例における基地局側の構成は適用可能である。
図52に示すように、接続基地局200は、送信制御情報決定部221、送信制御情報通知部(RRC)222、送信制御情報通知部(DCI)223、干渉送信制御情報受信部(RRC)224、干渉送信制御情報受信部(DCI)225、送信データ蓄積部226、送信信号生成部227、有線I/F228(又は無線I/F228)、無線I/F229、干渉制御情報通知制御部230、前提条件通知部(RRC)231を有する。各基地局は同様の構成であり、干渉基地局300も接続基地局200と同様の構成を有するが、干渉基地局300には、便宜上、送信制御情報通知部(DCI)323、送信制御情報通知部(RRC)322、干渉送信制御情報受信部(DCI)325、干渉送信制御情報受信部(RRC)324、有線I/F328(無線I/F328)のみが示されている。
送信制御情報決定部221は、所望信号の送信制御情報を決定する。送信制御情報通知部(RRC)222は、IRC Type1受信処理に必要な所望信号の送信制御情報のうち、RRCにて通知する情報を他基地局へ通知する。
送信制御情報通知部(DCI)223は、IRC Type1受信処理に必要な所望信号の送信制御情報のうち、DCIにて通知する情報を他基地局へ通知する。
干渉送信制御受信部(RRC)224は、干渉基地局300からRRCにて通知する送信制御情報を受信する。干渉送信制御受信部(DCI)225は、干渉基地局300からDCIにて通知する送信制御情報を受信する。
干渉制御情報通知制御部230は、干渉基地局から受信する情報に基いて、干渉信号が所定の条件(例:QPSK、ランク1)を満たすか否かを判断することにより、干渉基地局の制御情報をユーザ装置に通知するかどうかを判断する。前提条件通知部(RRC)231は、干渉基地局の制御情報の前提条件を通知する。なお、前提条件を通知しないこととしている場合、通知は不要である。
送信データ蓄積部226は、送信データを格納するメモリである。送信信号生成部227は、所望送信制御に基づき、所望信号の送信制御情報、干渉信号の送信制御情報、所望送信データを含む所望送信信号を生成する。DCIの本来の情報を干渉信号の送信制御情報に置き換える処理、フラグを入れる処理等は、例えば送信信号生成部217により行われる。有線I/F228(又は無線I/F228)は、他の基地局との間で有線(又は無線)で情報の送受信を行う機能部である。無線I/F229は、ユーザ装置100との間で無線で信号の送受信を行う機能部である。
次に、ユーザ装置100について説明する。図52に示すように、ユーザ装置100は、所望信号チャネル推定部121、制御情報復調部(DCI)122、DCI読み替え情報取得部123、干渉信号チャネル推定部124、SIC受信処理部125、RRC情報受信部127、RRC情報蓄積部128、無線I/F129を有する。
なお、PMIの推定等を行う場合、例えば、干渉信号チャネル推定部124が、干渉送信制御情報推定機能を含んでもよいし、干渉送信制御情報推定部を備えてもよい。
所望信号チャネル推定部121は、受信信号から所望信号に対するチャネルを推定する。制御信号復調部(DCI)122は、所望信号チャネル推定部121によって推定された所望信号に対するチャネル推定値に基づき、受信信号から所望信号の送信制御情報を復調する。復調される制御情報に干渉信号の送信制御情報(DCI)も含まれる。
DCI読み替え情報取得部123は、制御信号復調部(DCI)122にて復調されたDCIから、干渉セルの置き換え情報を干渉低減必要情報に読み替えて取得する。なお、DCI読み替え情報取得部123は、置き換え情報が存在する場合のみそれらの情報を出力する。
干渉信号チャネル推定部124は、DCI及びRRCにて通知された干渉信号の送信制御情報に基づき、干渉信号に対するチャネルを推定する。SIC受信処理部125は、所望及び干渉信号のチャネル情報と、RRC及びDCIで通知された所望及び干渉信号の情報を基にSIC受信処理を行い、送信データの復号を行う。
また、RRC情報受信部127は、RRCにて通知された干渉信号の送信制御情報を受信する。RRC情報蓄積部128は、RRCにて通知された干渉信号の送信制御情報を蓄積する。
次に、図53に示すシーケンス図を参照して、図52に示した構成を有する通信システムの動作を説明する。
RRCシグナリングのフェーズにおいて、干渉基地局300の送信制御情報通知部(RRC)323は、RRCで通知するための所望信号(ユーザ装置100に対する干渉信号)の送信制御情報を接続基地局200に通知し、接続基地局200の干渉送信制御情報受信部(RRC)224が当該送信制御情報を受信する(ステップ501)。接続基地局200は、RRCシグナリングで、受信した干渉信号の送信制御情報をユーザ装置100に通知する(ステップ502)。このステップで、前提条件通知を行ってもよい。以下の処理は、サブフレーム毎に行われる。
干渉基地局300の送信制御情報決定部は、干渉基地局300での所望信号(ユーザ装置100に対する干渉信号)の送信制御情報(DCI)を決定する(ステップ503)。干渉基地局300の送信制御情報通知部(DCI)323は、送信制御情報を接続基地局200に送信する(ステップ504)。
一方、接続基地局200においては、送信制御情報決定部221が、接続基地局200における所望信号の送信制御情報を決定する(ステップ505)。干渉送信制御情報受信部(DCI)225が、干渉基地局300から送信された送信制御情報を、DCIで通知するための干渉信号の送信制御情報として受信する。
接続基地局200の送信信号生成部227は、送信データを決定して送信データ蓄積部226から取得する(ステップ506)。干渉制御情報通知制御部230は、干渉信号情報が前提条件とマッチするかどうかをチェックすることで、干渉基地局の制御情報を通知するかどうか判断する(ステップ507)。マッチする場合、DCIにおける所定の領域に干渉制御情報を格納する(置き換えを行う)(ステップ508)。そして、接続基地局200の送信信号生成部227は、データ信号と送信制御情報(DCI)とともに送信信号を生成し(ステップ509)、送信信号をユーザ装置100に送信する(ステップ510)。この送信信号に、干渉信号の送信制御情報を含むDCIが含まれる。なお、ステップ507でマッチしない場合、DCIの置き換えを行うことなくステップ509に進む。
上記送信信号を受信したユーザ装置100においては、制御情報復調部122が、接続基地局からのCRSを用いて、制御情報のリソース部分に関するチャネル推定を行い(ステップ511)、受信信号から制御情報(DCI)を復調する(ステップ512)。
DCI読み替え情報取得部123は、例2−1〜例2−5等で説明した方法で、DCIの一部が干渉セルの送信制御情報に置き換えられているかどうかをチェックし(ステップ513)、置き換えられている場合は、置き換え情報を取得する(ステップ514)。
次に、干渉信号チャネル推定部124は、干渉信号の送信制御情報を用いて、干渉信号のデータ部のチャネル推定を行う(ステップ515)。また、所望信号チャネル推定部121は、所望信号の送信制御情報を用いて、所望信号のデータ部のチャネル推定を行う(ステップ516)。続いて、SIC受信処理部125が、SIC受信処理によるデータ復号を行う(ステップ517)。
(実施の形態のまとめ)
以上、説明したように、本実施の形態によれば、複数の基地局を含む無線通信システムにおけるユーザ装置であって、接続基地局から、前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉信号を低減するために利用する制御情報を受信する受信部と、前記制御情報を利用して、前記干渉信号を低減し、前記接続基地局からの所望信号を取得する干渉低減部とを備え、前記受信部は、前記接続基地局から、下り物理レイヤシグナリングチャネルにより送信される下り制御情報の一部として前記制御情報の一部を受信し、RRCシグナリングにより前記制御情報の他の部分を受信するように構成されたユーザ装置が提供される。
このようにユーザ装置を構成したことにより、ユーザ装置は、干渉信号を低減するために利用する制御情報を取得でき、高い干渉低減能力を持つ干渉低減処理を行うことが可能となる。
前記下り制御情報には、所定のフォーマットに基づき予め定められた情報が含まれており、前記接続基地局から受信する前記下り制御情報において、前記予め定められた情報の中の一部の情報が前記制御情報の一部に置き換えられており、前記干渉低減部は、前記置き換えられた情報を前記制御情報の一部として利用する。
前記下り制御情報は、例えば、PDCCHにより送信されるDCIであり、前記予め定められた情報の中の一部の情報は、所定のDCIフォーマットの中の使用されないトランスポートブロック用の情報、又は、セル間協調送受信のために定義された情報である。
このように置き換えを利用することで、オーバーヘッドの増加を回避しながら、ユーザ装置は、ダイナミックに変化する干渉低減必要情報(例:RI、PMI等)を取得し、利用することが可能となる。
また、前記干渉低減部は、前記受信部が、前記下り制御情報の一部として、前記予め定められた情報の中の一部の情報が前記制御情報の一部に置き換えられていることを示す情報を受信した場合に、前記置き換えられた情報を前記制御情報の一部として利用する。
このように、前記下り制御情報の一部として、前記予め定められた情報の中の一部の情報が前記制御情報の一部に置き換えられていることを示す情報を受信する構成としたことで、適切に置き換えられた情報を前記制御情報の一部として利用することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、無線通信システムにおいてユーザ装置と接続する基地局であって、前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉信号を低減するために前記ユーザ装置において利用される制御情報を、前記干渉基地局から受信する受信部と、前記制御情報の一部を、下り物理レイヤシグナリングチャネルにより下り制御情報の一部として前記ユーザ装置に送信し、前記制御情報の他の部分をRRCシグナリングにより前記ユーザ装置に送信する送信部とを備える基地局が提供される。
このように基地局を構成したことにより、ユーザ装置は、干渉信号を低減するために利用する制御情報を取得でき、高い干渉低減能力を持つ干渉低減処理を行うことが可能となる。
前記下り制御情報には、所定のフォーマットに基づき予め定められた情報が含まれており、前記送信部は、当該下り制御情報における前記予め定められた情報の中の一部の情報を前記制御情報の一部に置き換え、置き換えを行った下り制御情報を前記ユーザ装置に送信する。
前記下り制御情報は、例えば、PDCCHにより送信されるDCIであり、前記予め定められた情報の中の一部の情報は、所定のDCIフォーマットの中の使用されないトランスポートブロック用の情報、又は、セル間協調送受信のために定義された情報である。
このように置き換えを利用することで、基地局は、オーバーヘッドの増加を回避しながら、ユーザ装置に対して、ダイナミックに変化する干渉低減必要情報(例:RI、PMI等)を送信することができる。
前記送信部は、例えば、前記ユーザ装置において前記干渉信号を低減できる条件として予め定めた条件を当該干渉信号が満たした場合に、前記制御情報を前記ユーザ装置に送信する。このように送信部を構成することで、通知する情報量を削減することが可能となる。
以上、本発明の各実施の形態を説明してきたが、開示される発明はそのような実施形態に限定されず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。発明の理解を促すため具体的な数値例を用いて説明がなされたが、特に断りのない限り、それらの数値は単なる一例に過ぎず適切な如何なる値が使用されてもよい。上記の説明における項目の区分けは本発明に本質的ではなく、2以上の項目に記載された事項が必要に応じて組み合わせて使用されてよいし、ある項目に記載された事項が、別の項目に記載された事項に(矛盾しない限り)適用されてよい。機能ブロック図における機能部又は処理部の境界は必ずしも物理的な部品の境界に対応するとは限らない。複数の機能部の動作が物理的には1つの部品で行われてもよいし、あるいは1つの機能部の動作が物理的には複数の部品により行われてもよい。説明の便宜上、ユーザ装置UE及び基地局eNnodeBは機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウェアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明に従って動作するソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ(ROM)、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク(HDD)、リムーバブルディスク、CD−ROM、データベース、サーバその他の適切な如何なる記憶媒体に保存されてもよい。本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が本発明に包含される。
100 ユーザ装置
111 所望信号チャネル推定部
112 制御情報復調部(DCI)
113 DCI読み替え情報取得部
114 干渉信号チャネル推定部
115 IRC受信処理部
116 データ復調部
117 RRC情報受信部
118 RRC情報蓄積部
119 無線I/F
121 所望信号チャネル推定部
122 制御情報復調部(DCI)
123 CI読み替え情報取得部
124 干渉信号チャネル推定部
125 SIC受信処理部
127 RRC情報受信部
128 RRC情報蓄積部
129 無線I/F
200 接続基地局
211 送信制御情報決定部
212 送信制御情報通知部(RRC)
213 送信制御情報通知部(DCI)
214 干渉送信制御情報受信部(RRC)
215 干渉送信制御情報受信部(DCI)
216 送信データ蓄積部
217 送信信号生成部
218 有線I/F(又は無線I/F)
219 無線I/F
221 送信制御情報決定部
222 送信制御情報通知部(RRC)
223 送信制御情報通知部(DCI)
224 干渉送信制御情報受信部(RRC)
225 干渉送信制御情報受信部(DCI)
226 送信データ蓄積部
227 送信信号生成部
228 有線I/F(又は無線I/F)
229 無線I/F
230 干渉制御情報通知制御部
231 前提条件通知部(RRC)

Claims (10)

  1. 複数の基地局を含む無線通信システムにおけるユーザ装置であって、
    接続基地局から、前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉信号を低減するために利用する制御情報を受信する受信部と、
    前記制御情報を利用して、前記干渉信号を低減し、前記接続基地局からの所望信号を取得する干渉低減部とを備え、
    前記受信部は、前記接続基地局から、下り物理レイヤシグナリングチャネルにより送信される下り制御情報の一部として前記制御情報の一部を受信し、RRCシグナリングにより前記制御情報の他の部分を受信する
    ことを特徴とするユーザ装置。
  2. 前記下り制御情報には、所定のフォーマットに基づき予め定められた情報が含まれており、前記接続基地局から受信する前記下り制御情報において、前記予め定められた情報の中の一部の情報が前記制御情報の一部に置き換えられており、
    前記干渉低減部は、前記置き換えられた情報を前記制御情報の一部として利用する
    ことを特徴とする請求項1に記載のユーザ装置。
  3. 前記下り制御情報は、PDCCHにより送信されるDCIであり、
    前記予め定められた情報の中の一部の情報は、所定のDCIフォーマットの中の使用されないトランスポートブロック用の情報、又は、セル間協調送受信のために定義された情報である
    ことを特徴とする請求項2に記載のユーザ装置。
  4. 前記干渉低減部は、前記受信部が、前記下り制御情報の一部として、前記予め定められた情報の中の一部の情報が前記制御情報の一部に置き換えられていることを示す情報を受信した場合に、前記置き換えられた情報を前記制御情報の一部として利用する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のユーザ装置。
  5. 無線通信システムにおいてユーザ装置と接続する基地局であって、
    前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉信号を低減するために前記ユーザ装置において利用される制御情報を、前記干渉基地局から受信する受信部と、
    前記制御情報の一部を、下り物理レイヤシグナリングチャネルにより下り制御情報の一部として前記ユーザ装置に送信し、前記制御情報の他の部分をRRCシグナリングにより前記ユーザ装置に送信する送信部と
    を備えることを特徴とする基地局。
  6. 前記下り制御情報には、所定のフォーマットに基づき予め定められた情報が含まれており、前記送信部は、当該下り制御情報における前記予め定められた情報の中の一部の情報を前記制御情報の一部に置き換え、置き換えを行った下り制御情報を前記ユーザ装置に送信する
    ことを特徴とする請求項5に記載の基地局。
  7. 前記下り制御情報は、PDCCHにより送信されるDCIであり、
    前記予め定められた情報の中の一部の情報は、所定のDCIフォーマットの中の使用されないトランスポートブロック用の情報、又は、セル間協調送受信のために定義された情報である
    ことを特徴とする請求項6に記載の基地局。
  8. 前記送信部は、前記ユーザ装置において前記干渉信号を低減できる条件として予め定めた条件を当該干渉信号が満たした場合に、前記制御情報を前記ユーザ装置に送信する
    ことを特徴とする請求項5ないし7のうちいずれか1項に記載の基地局。
  9. 複数の基地局を含む無線通信システムにおけるユーザ装置において実行される干渉低減方法であって、
    接続基地局から、前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉信号を低減するために利用する制御情報を受信する受信ステップと、
    前記制御情報を利用して、前記干渉信号を低減し、前記接続基地局からの所望信号を取得する干渉低減ステップとを備え、
    前記受信ステップにおいて、前記ユーザ装置は、前記接続基地局から、下り物理レイヤシグナリングチャネルにより送信される下り制御情報の一部として前記制御情報の一部を受信し、RRCシグナリングにより前記制御情報の他の部分を受信する
    ことを特徴とする干渉低減方法。
  10. 無線通信システムにおいてユーザ装置と接続する基地局が実行する干渉低減制御情報通知方法であって、
    前記ユーザ装置に対する干渉基地局からの干渉信号を低減するために前記ユーザ装置において利用される制御情報を、前記干渉基地局から受信する受信ステップと、
    前記制御情報の一部を、下り物理レイヤシグナリングチャネルにより下り制御情報の一部として前記ユーザ装置に送信するステップと、
    前記制御情報の他の部分をRRCシグナリングにより前記ユーザ装置に送信するステップと
    を備えることを特徴とする干渉低減制御情報通知方法。
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