JP2015045527A - 透水試験装置 - Google Patents

透水試験装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015045527A
JP2015045527A JP2013175866A JP2013175866A JP2015045527A JP 2015045527 A JP2015045527 A JP 2015045527A JP 2013175866 A JP2013175866 A JP 2013175866A JP 2013175866 A JP2013175866 A JP 2013175866A JP 2015045527 A JP2015045527 A JP 2015045527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cylindrical
permeability
ground
water permeability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013175866A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5813066B2 (ja
Inventor
慶徳 久保
Yoshinori Kubo
慶徳 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YONDEN GIJUTSU CONSULTANT KK
Original Assignee
YONDEN GIJUTSU CONSULTANT KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YONDEN GIJUTSU CONSULTANT KK filed Critical YONDEN GIJUTSU CONSULTANT KK
Priority to JP2013175866A priority Critical patent/JP5813066B2/ja
Priority to CN201410121695.9A priority patent/CN104420455A/zh
Publication of JP2015045527A publication Critical patent/JP2015045527A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5813066B2 publication Critical patent/JP5813066B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D1/00Investigation of foundation soil in situ
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D1/00Investigation of foundation soil in situ
    • E02D1/02Investigation of foundation soil in situ before construction work
    • E02D1/027Investigation of foundation soil in situ before construction work by investigating properties relating to fluids in the soil, e.g. pore-water pressure, permeability

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Paleontology (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

【課題】地盤の透水試験装置において、一定レベル以上に透水性が低い場合にも効率よく測定できるようにする。【解決手段】測定用の水が溜められる筒体構造の気密水槽と、この機密水槽の下端側に設けられたシール可能な開口とからなり、同構成の上記気密水槽を所定量の水を貯留した地盤側試験孔内に設置するとともに、上記下端側の開口をマリオットサイフォン式の定水位保持管および注水管として機能させ、上記気密水槽内の水位量の減少から対象となる地盤の透水性を測定するようにしてなる透水試験装置であって、上記気密水槽を容積の異なる複数の筒体空間よりなるものとし、それら各筒体空間の下端側に上記定水位保持管および注水管として機能する開口を設け、対象となる地盤の透水性に応じて、同容積の異なる複数の筒体空間のいずれかを選択して測定することにより、測定しようとする地盤の透水性に対応した適切な測定時間で透水性を測定することができるようにした。【選択図】 図6

Description

本願発明は、透水性を異にする各種地盤の透水性を効率良く測定できるようにした透水試験装置の構成に関するものである。
ため池堤防や河川堤防などの盛土構造物(堤体)には、その重要な機能の一つとして、水位変動と降雨時の雨水の浸透に対する安全性が要求される。この水理学的な安全性を支配するのは地盤の透水性であり、これを適切に管理し検査するためには、当該地盤の透水性を、簡便に、精度よく測定できる透水試験装置が必要となる。
最近では、このような透水試験装置として、装置本体となる円筒体よりなる気密水槽と、該気密水槽の上端側に設けられたシール可能な給水口と、上記気密水槽の下端側に設けられたシール可能な開口とからなり、同構成の気密水槽を所定量の水を貯留した地盤側試験孔内に設置し、上記気密水槽下端側の開口をマリオットサイフォン式の定水位保持管および注水管として機能させることにより、上記試験孔を設けた地盤の透水性に応じて上記気密水槽内の水位量を減少させ、同水位量の減少度合から透水性を測定するようにしたものが提供されている(例えば特許文献1を参照)。
このような装置によると、装置本体となる気密水槽の下端側に設けられた開口が、従来のマリオットサイフォン式透水試験装置の定水位保持管および注水管として機能することになり、従来のような定水位保持管や注水管が不要となる。
その結果、同装置では、装置が基本的に小径の1本の円筒体で構成されることになり、大きくコストが低減される。また、持ち運びも便利で、それを対象地盤の試験孔内に挿入し、同試験孔内に充填した砕石上等に水平に設置しさえすれば足りるから、測定試験作業も著しく容易になる、などの大きなメリットがある。
特開2012−127673号公報(明細書第5〜7頁、図1〜図3)
上記透水試験装置の場合、装置本体である筒体構造の気密水槽が1本であり、対象地盤の透水性如何に関係なく、常に1本の気密水槽内全体に測定用の水を溜めて、透水試験がなされる。したがって、通常、同気密水槽の筒体容積は、砂礫層など透水性の高い地盤に対応した大きな容積に設定されている。
このため、同装置を用いて、例えば粘土層など極めて透水性の低い地盤(不透水性地盤)の透水性を測定しようとすると、試験孔内の水の地盤内への浸透が非常に遅いために、気密水槽内の水位の低下量も極めて少なく、測定に極めて長い時間(数時間〜数日)がかかる問題がある。
このような不透水性地盤をも含めた対象地盤の透水性の相違に応じて、適正な測定時間を実現しようとする場合、一つの方法として、たとえば大、中、小と容積(測定水量)の異なる複数種の機密水槽を用いて複数の種類の透水装置を構成することが考えられる。
しかし、そのようにした場合、地質調査会社などは、多くの台数の透水試験装置を購入し、携行しなければならず、経費が嵩むだけでなく、測定作業自体にも煩雑さを伴う。
本願発明は、このような問題を解決するためになされたもので、当該装置における気密水槽を容積の異なる複数の筒体空間よりなるものとし、それら各筒体空間の下端側に定水位保持管および注水管として機能する開口を設け、対象となる地盤の透水性に応じて、同容積の異なる複数の筒体空間のいずれかを選択して測定することにより、測定しようとする地盤の透水性に対応した適切な測定時間で透水性を測定することができるようにした透水試験装置を提供することを目的とするものである。
本願発明は、そのために、次のような有効な課題解決手段を備えて構成されている。
(1)請求項1の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、測定用の水が溜められる筒体構造の気密水槽と、この機密水槽の下端側に設けられたシール可能な開口とからなり、同構成の上記気密水槽を所定量の水を貯留した地盤側試験孔内に設置するとともに、上記下端側の開口をマリオットサイフォン式の定水位保持管および注水管として機能させ、上記気密水槽内の水位量の減少から対象となる地盤の透水性を測定するようにしてなる透水試験装置であって、上記気密水槽を容積の異なる複数の筒体空間よりなるものとし、それら各筒体空間の下端側に上記定水位保持管および注水管として機能する開口を設け、対象となる地盤の透水性に応じて、同容積の異なる複数の筒体空間のいずれかを選択して測定することにより、測定しようとする地盤の透水性に対応した適切な測定時間で透水性を測定することができるようにしたことを特徴としている。
このような構成によると、測定用の水が溜められるとともに、装置本体となると筒体構造の気密水槽部分が、容積の異なる複数の筒体空間よりなっており、それら各筒体空間の下端側に、マリオットサイフォン式の定水位保持管および注水管として機能する開口が各々設けられている。
したがって、対象となる地盤の透水性に応じて、たとえば透水性が高い地盤の測定を行なう場合には容積の大きな筒体空間、透水性が低い地盤の測定を行う場合には容積の小さな筒体空間というように、容積の異なる複数の筒体空間の最適な容積空間のものを任意に選択して測定することにより、それぞれ適切な測定時間で透水性を測定することができるようになる。そして、その場合における容積差を十分に大きなものとすれば、上述した不透水性地盤の測定にも有効に対応することができ、測定時間を大きく短縮することができる。
この場合、上記装置本体となる筒体構造の気密水槽における容積の異なる複数の筒体空間は、たとえば1本の筒体の内部を容積の異なる複数の筒体空間に仕切ることにより形成しても良いし、容積の異なる複数本の筒体を一体化することにより形成しても良い。
(2)請求項2の発明の課題解決手段
この発明の課題解決手段は、上記請求項1の発明の課題解決手段において、容積の異なる複数の筒体空間は、上下方向の高さを共通にし、筒体部の内径または断面積を異ならせることにより、容積を異にするようにしたことを特徴としている。
このような構成によると、透水性が一定の場合でも、筒体空間の内径または断面積が小さければ小さいほど、水位低下の変化量を大きくすることができる。したがって、透水性が低い地盤の場合に、内径または断面積が小さい筒体空間を選んで水を入れ、測定するようにすると、その分だけ水位目盛りに対応した水位の変化量を大きく、かつ速くすることができるようになり、測定時間自体も有効に短縮することができる。
また、このような構成の場合、各筒体空間が上下方向の高さを共通にして構成されていることから、水位目盛を各筒体間で共通に使用することができ、複数の水位目盛を設ける必要はなくなる。
以上の結果、本願発明の透水試験装置によると、粘土層のような極めて透水性が低い不透水性地盤の場合にも、有効に気密水槽部における水位量の変化を大きく、かつ速くすることができ、従来に比べて遥かに短い測定時間で正確に透水性を測定することができるようになる。
この結果、同透水試験装置では、一つの試験装置で、対象地盤の透水性が高い場合から極度に低い場合まで、幅広く、高精度に対応して測定できるようになる。
本願発明の実施の形態1に係る透水試験装置の構成を示す試験装置本体の正面図である。 同試験装置本体の平面図である。 同試験装置本体の前後方向中央部での縦断面図である(図2のA−A線切断部の断面図)。 同試験装置本体の下端側注水口部分での水平断面図である(図1のB−B線切断部の断面図)である。 同試験装置本体の下端側第2の注水口部分の構成を示す要部の拡大断面図である。 同試験装置本体を測定対象である地盤側の試験孔内に設置し、実際に透水試験を行っている状態における試験装置本体および地盤側試験孔の構成を示す説明図である(装置本体内第2の筒体空間S2を使用した不透水性地盤の透水性試験状態の図)。 同試験装置本体を用いた図6の透水試験状態における地盤側試験孔内外周部の構成(水位低下促進マット敷設状態)を示す一部切欠平面図である。 同試験装置本体を地盤側の試験孔内に設置し、実際に透水試験を行っている状態における試験装置本体および地盤側試験孔の構成を示す説明図である(装置本体側第1の筒体空間S1を使用した通常地盤の透水試験状態の図)。
図1〜図8は、本願発明の実施の形態に係る地盤の透水試験装置の構成および同試験装置を用いた透水試験の実施状態を示している。
<透水試験装置本体部の構成>
まず図1〜図5は、同透水試験装置の装置本体部および同装置本体各部分の構成をそれぞれ示している。
すなわち、本実施の形態1に係る透水試験装置10は、例えば図1〜図4に示すように、材質が透明度の高いアクリル樹脂、全体の長さ(高さ)がh1、内径がΦ1の円筒体よりなり、内側に第1の筒体空間S1を形成した第1の筒体(円筒体)10aと、該第1の筒体10aの筒体部内側に設けられ、全体の長さがh1、内部の直径がΦ2の半円筒体よりなり、内側に第2の筒体空間S2を形成した第2の筒体(半円筒体)14と、上記第1、第2の筒体10a、14の底部を形成する厚さt1で円板状の底部材10bと、上記第1、第2の筒体10a、14の蓋部を形成する厚さt2で円板状の着脱可能な蓋部材10cとからなっている。
上記第1、第2の筒体10a、14は、内径、外径共に下端側から上端側までの全体に亘って等しい径のものとなっている。また、上記底部材10bおよび蓋部材10cは、いずれも上記第1の筒体10aの外径よりも所定寸法大径のものに形成されている。そして、上記第1の筒体10aの底部材10b側端部の所定の高さ位置h2部分には、第1,第2,第3,第4,第5,第6の注水口11a,11b,11c,11d,11e、11fが、周方向に所定の間隔(この実施の形態では、例えば60度間隔:図2、図4参照)を置いて、かつ半径方向の内側から外側に貫通する状態で設けられている。これら第1〜第6の注水口11a〜11fは、それぞれ上記底部材10bの上面から開口部上端側(後述する定水位に対応)までの高さ位置h2を同一にして設けられているとともに、それらの各々には、それぞれシール手段として、挿脱可能な注水栓(図示省略)が設けられている。
これら第1〜第6の注水口11a〜11fのうち、第2の注水口11bを除く、第1,第3〜第6の注水口11a,11c〜11fは、例えば口径が14mm前後の比較的大きな口径のものに形成され、中心軸位置から半径方向外方に向けてストレート(水平)に形成されている。他方、第2の注水口11bのみは、上述した第2の筒体14内の第2の筒体空間S2に対応して設けられており、その口径は3〜5mm程度の相当に小さな口径のものに形成され、例えば図5に詳細に示されているように、上記第1の筒体10aの外周面側開口部から内側第2の筒体14の第2の筒体空間S2側に、所定の上り傾斜角θを有して形成されている。
この上り傾斜角θは、後述するように、注水される水の表面張力を考慮し、上記のような小さな口径にすることによって、表面張力を小さくし、それによって上記第2の筒体空間S2内の測定水中に生じる注水時の気泡の径を小さくし、連続した多数の気泡がスムーズに生じるようにして、効率的な空気の流入、水の注出を可能とした上で、さらに同注水作用が、後述する試験孔2内の水位低下に応答性良く追従して行なわれるようにしたもので、たとえば水の接触角20度前後の値に設定されている。
このように、口径を小さくして水の表面張力を小さくした注水口11bを、さらに水の接触角に応じて導入口側から排出口側に下降するように傾斜させると、通路長自体は長くなるが、導入口と排出口間の高さの差が生じ、導入口部分における水が位置のエネルギーをもつことになり、それが測定水の圧力を受けながら排出口側に移動し、下降することによって、次第に運動のエネルギーを増大させながら流出することになる。また、上記導入口部分における水の表面張力は、同部分における上記傾斜角θを水の接触角20度前後
とした場合が最も小さくなる。
このため、同構成によると、後述する試験孔2側の水位(定水位)の低下に対する追従性、応答性も大きく向上し、上述のように注水口11bの口径を絞ったとしても十分に試験孔2側の水位変動に追従させることができる。
なお、この第2の注水口11bにも、上記第1,第3〜第6の注水口11a,11c〜11f同様の注水栓が設けられている。
上記蓋部材10cは、上記第1の筒体10aの上端側開口部に対して着脱可能な状態で嵌合されており、上記第1の筒体10aの上端から取り外され、かつ上記第1,第3〜第6の注水口11a,11c〜11fに注水栓が挿入された状態で、上記第1の筒体10a内の第1の筒体空間S1部分に満水位置まで透水性測定用の水(測定水)W2が入れられると、その後嵌合される。また、上記蓋部材10cの上面部中央には、後述する地盤1側試験孔2内に当該装置を設置するときの水平状態を確認するための水準器12が設けられており、該水準器12を用いて正確に設置時の水平状態が確認されるようになっている。
上記第1,第3〜第6の注水口11a,11c〜11fは、測定対象たる通常地盤(不透水性地盤以外の地盤)の透水性の大きさに対応して、その開口状態(挿入されている注水栓を抜く数)が調整される。
すなわち、それにより上記内径の大きな第1の筒体10aを用いて透水試験を行なう時に、測定対象である地盤1の透水性の大きさ(相違)に応じて、試験孔2内の水位の低下に対応し、単位時間内に試験孔2内に注水しうる注水量(注水速度)を最適なものに調整する(後述する図8の説明を参照)。
このように、この実施形態の構成では、上記第1の筒体10aの周方向に複数の注水口11a、11c〜11fを設け、その数を選択することにより、一定の範囲で対象となる地盤の透水性、すなわち後述する試験孔2から測定地盤1内へ滲み込んでゆく単位時間内の水の量の相違に応じた試験孔2内への注水量(注水速度)の調節を行い、測定する地盤の透水性に応じた適切で効率の良い測定時間での測定を可能としている。
しかし、この場合、それだけだと、ある程度は地盤1の透水性の相違に対応できるとしても、使用する気密水槽が第1の筒体10a内の第1の筒体空間S1のみであり、その容積、内径、断面積自体は一定であり、測定対象地盤1の透水性如何に関係なく、常に第1の筒体空間S1内全体に測定用の水W2を溜めて透水試験がなされる。したがって、同第1の筒体空間S1の容積、内径、断面積は、通常砂礫層など透水性の高い地盤に対応した大きな容積、内径、断面積に設定されている。
このため、同第1の筒体空間S1のみを用いて、例えば粘土層など極めて透水性の低い不透水性地盤の透水性を測定しようとすると、試験孔2内の水の地盤1内への浸透が極めて遅いために、第1の筒体空間S1内の水位の低下量も極端に少なく(たとえば数時間で1mm)、測定に極めて長い時間(数時間〜数日)がかかる。すなわち、すでに述べた従来例の課題が残されていることになる。
このような測定対象地盤1の透水性の差に応じて、適正な(実用的な)測定時間を実現しようとする場合、すでに述べたように、例えば大、中、小と筒体容積、筒体内径の異なる複数種の透水試験装置を製作し、それら内の最適なものを用いて透水試験を行なうことが考えられる。しかし、そのようにした場合、地質調査会社などは、多くの台数の透水試験装置を購入し、携行しなければならず、経費が嵩むだけでなく、測定作業自体にも相当な煩雑さを伴う欠点がある。
そこで、この実施の形態では、そのような問題を解決するために、上述のように、上記第1の筒体10aの内側、第1の筒体空間S1内に、上記第1の筒体10aと上下方向の長さ(高さ)が同じで、上記第1の筒体10aよりも遥かに内径が小さい断面半円形状の第2の筒体14を設け、この第2の筒体14の両端部14a,14bを上記第1の筒体10aの内周面に接合一体化することによって、相互の間に上記第1の筒体空間S1と上下方向の長さ(高さ)h1が同じで、上記第1の筒体空間S1よりも容積および内径(断面積)が遥かに小さい第2の筒体空間S2を設け、該第2の筒体空間S2の下端側所定の高さ位置h2部分に上記第1の筒体空間S1用の第1,第3〜第6の注水口11a、11c〜11fよりも相当に口径が小さく、しかも、上記第2の筒体空間S2内に所定角θ上り傾斜(逆方向に見ると、下降傾斜)して連通開口する図5のような第2の注水口11bを設け、それら第2の筒体空間S2および第2の注水口11bを用いて透水性を測定することにより、測定しようとする地盤1が粘土層などで極めて透水性が低く、上記第1の筒体空間S1および第1,第3〜第6の注水口11a,11c〜11fを用いて測定したのでは、仮に第1,第3〜第6の注水口11a,11c〜11fの殆どのものに注水栓をし、いずれか1個だけにしたとしても、測定に数時間から数日を要するような場合にも、可能な限り迅速な測定ができるように構成している。
そして、この実施の形態では、上記第1の筒体10aの外周面には、その下端側から上端側にかけて上記第1の筒体空間S1内に測定用の水W2を入れた透水試験時において、減少する測定水W2の水量の変化ΔW2を読み取るための水量目盛(水位目盛)13が設けられているが、この水量目盛13は、上記第2の筒体14の正面視左側の端部14b部分に接する状態で設けられており、上記第1、第2の筒体空間で共通に兼用されるようになっている(後述する測定状態図6と図8を参照)。
このように構成された透水試験装置10は、その底部材10b部分を介して、例えば図6および図7または図8に示すように、従来と同様の試験孔2内に鉛直状態に設置して使用される。
ここで、まず図6および図7は、測定対象である地盤1の透水性が極度に低く、上述した内径、断面積の大きい第1の筒体空間S1を用いて測定したのでは余りに時間がかかりすぎて、実用に耐えない不透水性地盤の場合の測定状態(第1の筒体空間S1よりも遥かに内径、断面積が小さい第2の筒体空間S2を用いて測定する場合)を示している。
次に図8は、測定対象である地盤1の透水性が極端に低いわけではなく、上述した第1の筒体空間S1を用いても、比較的通常の測定時間で測定することができる場合の測定状態を示している。
<図6および図7における測定の手順:透水性が極端に低い不透水性地盤の場合の測定>
(1)試験孔の作成
一例として、例えば図6に示すように、測定対象となる地盤1上に、地盤工学会の基準に基づく直径約0.3m、深さ約0.3m程度の有底円筒状の試験孔(定水位槽)2を掘り、掘った試験孔2の実際の半径、地表面からの深さを測定記録する。
(2)砕石の充填
上記試験孔2内に、底面から約2/3程度の高さまで、水洗いした多数個の砕石(粒径10mm程度)3,3・・を敷き詰め、上述した透水試験装置10の設置面を形成すると共に、試験孔2内に溜まる測定水の絶対量が可能な限り少なくて済むようにする。
この場合、測定終了後の砕石3,3・・・の取り出し、また収納設置時の取扱いの容易さ、設置面の安定度などから、図示のように、砕石3,3・・・を小分け状態で網袋に収納したものを使用する。
(3)試験孔2内への所定量の水の注入
試験孔2は定水位槽として機能する。そこで、同試験孔2内にバケツなどを用いて所定量の水W1を注入する。そして、しばらく時間をおき、注入した水W1がある程度地盤1に浸透して、注入した水W1の減少度合が小さくなり、貯溜状態が安定するのを待つ。
(4)透水試験装置10の第2の筒体空間S2内への給水
その間に、上記透水試験装置10の第2の筒体空間S2内への測定水W2の給水を行なう。同給水は、略上端部まで行なう。この状態では、上記第2の注水口11bには注水栓が挿入されている。
(5)試験孔2内への透水試験装置10の設置
所定の時間が経過して、試験孔2内の水W1の減少度合が小さくなり、貯溜状態が安定すると、例えば図6に示すように、上記測定水W2を入れた透水試験装置10が試験孔2内に挿入され、上述した砕石3,3・・・面上に設置される。同設置状態では、上述した水準器12を用いて確実に水平な状態となるように調整される。
そして、以後の設置状態においては、図示のように、その第2の注水口11bの上端が水没する程度の水量レベル(定水位)に維持される。しかし、この場合にも、当該試験孔2内の絶対水量が少ないほど試験孔2内の水の減少が速く、透水装置10側の第2の筒体空間S2内の水位の低下も速くなる。
そこで、この実施の形態では、例えば図6および図7に示すように、設置された透水装置10の下端側底部材10bの上面側周囲に、上述した試験孔2内の砕石3,3・・・上方部の1/3程度の水貯留空間をシールするだけの体積(厚さと幅)を持った扇形のブロック構造をした水位低下促進マット4,4・・・を、例えば相互の間に注水用の隙間4a、4a・・・を保った状態で充填することにより、試験孔2内に貯留される水W1の絶対量を可及的に少なくするようにしている。
この場合、上記水位低下促進マット4、4・・・は、もちろん水に沈むゴム材などで一体に形成し、隙間4a,4a・・・を形成したものでもよい。また、掘り起こした粘土を、同様の形態にして使用することもできる。
(6)第2の注水口11bの注水栓を抜く
その後、上記第2の注水口11bの注水栓を抜いて、上記第2の筒体空間S2内の測定水W1を出し、同第2の注水口11bを開けた状態で、上記試験孔2内の水W1の水位が確実に図示定水位(仮想線参照)状態で安定するようにする。
(7)本試験
そして、その後、上記第2の筒体空間S2から上記試験孔2内への測定水W2の流出が停止した時点で、測定試験を開始する。
測定試験では、一定の時間(単位時間)の経過と気密水槽である第2の筒体空間S2内の測定水位の変化量(減少量)ΔW2の読み取りを3回程度行う。そして、それらの平均値に基いて、当該地盤1の透水度合を判定する。
もちろん、この場合、上記3回の読取値の内の1つが異常であった場合には、再度試験を行い、3回の値がほぼ同様の値になるまで繰返し試験をする。
<図8における測定の手順:透水性が極端に低くはない通常地盤1の測定の場合>
(1)試験孔の作成
一例として、例えば図8に示すように、測定対象となる地盤1上に、地盤工学会の基準に基づく直径約0.3m、深さ約0.3m程度の有底円筒状の試験孔(定水位槽)2を掘り、掘った試験孔2の実際の半径、地表面からの深さを測定し記録する。
(2)砕石の充填
上記試験孔2内に、底面から約2/3程度の高さまで、水洗いした多数個の砕石(粒径10mm程度)3,3・・・を敷き詰め、上述した透水試験装置10の設置面を形成すると共に、試験孔2内に溜まる測定水の絶対量が少なくて済むようにする。
この場合、測定終了後の砕石3,3・・・の取り出し、また収納設置時の取扱いの容易さ、設置面の安定度などから、図示のように、砕石3,3・・・を小分け状態で網袋に収納したものを使用する。
(3)試験孔2内への所定量の水の注入
試験孔2は定水位槽として機能する。そこで、同試験孔2内にバケツなどを用いて所定量の水W1を注入する。そして、しばらく時間をおき、注入した水W1がある程度地盤1に浸透して、注入した水W1の減少度合が小さくなり、貯溜状態が安定するのを待つ。
(4)透水試験装置10の第1の筒体空間S1内への給水
その間に、上記透水試験装置10の第1の筒体空間S1内への測定水W2の給水を行なう。同給水は、略上端部まで行なう。この状態では、上記複数の注水口11a,11c〜11fには全て注水栓が挿入されている。
(5)試験孔2内への透水試験装置10の設置
所定の時間が経過して、試験孔2内の水の減少度合が小さくなり、貯溜状態が安定すると、例えば図8に示すように、上記測定水W2を入れた透水試験装置10が試験孔2内に挿入され、上述した砕石3,3・・・面上に設置される。同設置状態では、上述した水準器12を用いて確実に水平な状態となるように調整される。
そして、以後の設置状態においては、図示のように、それら各注水口11a,11c〜11fの上端が水没する程度の水量レベル(定水位)に維持される。
なお、この場合、上述の不透水性地盤の測定に際しては、試験孔2内の水W1の減少度合が極端に低いことから、水位低下を促進するために水位低下促進マット4、4・・・を敷設するようにしたが、通常地盤の場合には十分な透水性があり、試験孔2内の水の減少度合も高いので、水位低下促進マット4,4・・・は必要としない。
もっとも、通常地盤の中でも、特に透水性が低い地盤の場合には、必要に応じて使用することもできる。
(6)注水栓を抜く数を調整
その後、当該測定対象地盤1自体の透水性の大きさ(差)に対応して、上記試験孔2内に貯留される水W1の水位が一定(定水位)となるように、上記第1の筒体空間S1の下端側に設けられている第1,第3〜第6の注水口11a,11c〜11fの内の注水栓を抜くべき数(対象)を調整する。
すなわち、砂地等で透水性が大きい場合には、試験孔2内の水の減少も速いので、それに対応して第1,第3〜第6の全ての注水口11a,11c〜11fの注水栓を抜いて注水量を多くする一方、逆に相対的に透水性が小さい場合には、第1の注水口11aまたは第3の注水口11cの注水栓、あるいは第3の注水口11cのみの注水栓を抜くなどして、細かく注水量を調整する。
(7)本試験
そして、その後、上記第1の筒体空間S1から上記試験孔2内への測定水W2の流出が停止した時点で、測定試験を開始する。
測定試験では、一定の時間(単位時間)の経過と気密水槽である第1の筒体空間S1内の測定水位の変化量(減少量)ΔW2の読み取りを3回程度行う。そして、それらの平均値に基づいて、当該地盤1の透水度合を判定する。
もちろん、この場合、上記3回の読取値の内の1つが異常であった場合には、再度試験を行い、3回の値がほぼ同様の値になるまで繰返し試験をする。
<本実施の形態の構成上の特徴と作用および効果>
以上のような構成によると、測定用の水が溜められるとともに、装置本体となる筒体構造の気密水槽部分に、容積が大きく異なる第1、第2の複数の筒体空間S1、S2が設けられることになり、これら各筒体空間S1、S2が各々気密水槽として機能する。そして、それらの下端側には、それぞれマリオットサイフォン式の定水位保持管および注水管として機能する空気流入用および空気の流入に対応して水を排出する注水口11a,11c〜11f、11bが設けられている。
したがって、対象となる地盤の透水性の差に応じて、たとえば透水性が高い地盤の測定を行なう場合には容積、内径、断面積の大きな筒体空間S1、透水性が極めて低い地盤の測定を行う場合には容積、内径、断面積の小さな筒体空間S2というように、容積、内径、断面積の異なる複数の筒体空間S1、S2の最適な容積、内径、断面積のものを任意に選択して測定することにより、それぞれ適切な測定時間で透水性を測定することができるようになる。
また、以上の構成では、上記複数の筒体空間S1、S2は、それぞれ上下方向の高さh1を共通にし、筒体部の内径または断面積(もしくはそれらの両方)を異にすることにより、それぞれ容積を異にするようにしている。
このような構成によると、透水性が一定の場合でも、筒体空間S1、S2の内径または断面積が小さければ小さいほど、水位低下の変化量を大きくすることができる。したがって、極めて透水性が低い粘土層などの地盤の場合に、内径または断面積が特に小さい筒体空間S2を選んで測定用の水W2を入れ、測定するようにすると、その分だけ水位目盛13に対応した水位の変化量を大きく、かつ速くすることができるようになり、測定時間自体も大幅に短縮することができる。
また、このような構成にした場合、各筒体空間S1、S2が上下方向の高さを共通にして構成されていることから、水位目盛13を各筒体空間S1、S2間で相互に共通に使用することができ、複数の水位目盛を設ける必要もなくなる。
しかも、この実施の形態の場合、上記第2の筒体14内の第2の筒体空間S2に対応して設けられている第2の注水口11bは、上述のように、その口径が3〜5mmの相当に小さな口径のものに形成され、可及的に表面張力が小さくなるように構成されている。
したがって、空気の流入によって筒体空間S2内に発生する気泡の大きさが小さくなり、その数も多くなって、発生する時間間隔も非常に短かい、連続したものとなる。その結果、水位の低下も促進される。
この場合において、さらに図5に示されるように、該第2の注水口11bが、第1の筒体10aの外周面側開口部から内側第2の筒体14の第2の筒体空間S2側に向けて、所定の上り傾斜角θを有して形成されており、この上り傾斜角θが、水のもつ表面張力の大きさを考慮し、水の接触角20度前後の値に設定されていると、より表面張力の影響を受けることなく、上述した位置のエネルギー、運動のエネルギーの作用によって、よりスムーズな空気の流入、水の流出状態が実現され、粒径の揃った細かい気泡が短い一定の時間間隔で極めて効率よく発生するようになる。
このため、上記のように水位低下促進マット4,4・・・の設置により、試験孔2内の水位低下が促進されることと相俟って、それに効率よく追随して応答性良く、測定水W2が注水されるようになる。その結果、第2の筒体空間S2内の水位も応答性良く低下し、測定時間が大幅に短縮される。
これらの結果、同透水試験装置によると、粘土層のような極めて透水性の低い不透水性地盤の場合にも、有効に気密水槽部における水位量の変化を大きく、かつ速くすることができ、従来に比べて遥かに短い測定時間で正確に透水性を測定することができるようになる。
この結果、この実施の形態における透水試験装置では、一つの試験装置で、対象地盤の透水性が高い場合から極めて低い不透水性地盤の場合まで、幅広く、高精度に対応して測定できるようになる。
<その他の実施の形態>
本願発明の場合、上記装置本体となる筒体構造の気密水槽における容積、内径、断面
積の異なる複数の筒体空間S1、S2は、上記の実施の形態のように、従来と同様の1本の筒体である大径の第1の筒体10aの内部を、高さh1が同じで、遥かに内径の小さい断面半円形状の第2の筒体14で仕切ることにより形成しても良いが、これは、例えば高さh1が同じで、内径が異なる複数本の筒体を接合一体化することにより1台の装置として構成したものでも良い。
また、上記実施の形態の構成では、上記断面半円形状の弟2の筒体14を1本だけ設けているが、これらを2〜3本の複数本とし、それぞれ内径または断面積を異にする複数の筒体空間S2〜S4を形成することもできる。
1は地盤、2は試験孔、3は砕石、4は水位低下促進マット、10は透水試験装置、10aは第1の筒体、10bは底部材、10cは蓋部材、11a〜11fは第1〜第6の注水口、12は水準器、13は水量目盛である。

Claims (2)

  1. 測定用の水が溜められる筒体構造の気密水槽と、この機密水槽の下端側に設けられたシール可能な開口とからなり、同構成の上記気密水槽を所定量の水を貯留した地盤側試験孔内に設置するとともに、上記下端側の開口をマリオットサイフォン式の定水位保持管および注水管として機能させ、上記気密水槽内の水位量の減少から対象となる地盤の透水性を測定するようにしてなる透水試験装置であって、上記気密水槽を容積の異なる複数の筒体空間よりなるものとし、それら各筒体空間の下端側に上記定水位保持管および注水管として機能する開口を設け、対象となる地盤の透水性に応じて、同容積の異なる複数の筒体空間のいずれかを選択して測定することにより、測定しようとする地盤の透水性に対応した適切な測定時間で透水性を測定することができるようにしたことを特徴とする透水試験装置。
  2. 容積の異なる複数の筒体空間は、上下方向の高さを共通にし、筒体部の内径または断面積を異ならせることにより、容積を異にするようにしたことを特徴とする請求項1記載の透水試験装置。
JP2013175866A 2013-08-27 2013-08-27 透水試験装置 Active JP5813066B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013175866A JP5813066B2 (ja) 2013-08-27 2013-08-27 透水試験装置
CN201410121695.9A CN104420455A (zh) 2013-08-27 2014-03-28 透水试验装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013175866A JP5813066B2 (ja) 2013-08-27 2013-08-27 透水試験装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015045527A true JP2015045527A (ja) 2015-03-12
JP5813066B2 JP5813066B2 (ja) 2015-11-17

Family

ID=52671146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013175866A Active JP5813066B2 (ja) 2013-08-27 2013-08-27 透水試験装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5813066B2 (ja)
CN (1) CN104420455A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101610232B1 (ko) 2015-08-04 2016-04-07 주식회사 지오그린21 지표투수 시험기 및 이의 배치 방법
CN108645772A (zh) * 2018-03-30 2018-10-12 重庆大学 一种考虑坡面径流的降雨入渗模拟实验系统
CN108918384A (zh) * 2018-07-18 2018-11-30 重庆大学 一种雨水入渗下土柱渗流侵蚀实验装置以及土—水分离实验方法
JP2019002881A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 株式会社安藤・間 試験注水装置、及び試験注水方法
CN110146654A (zh) * 2019-05-30 2019-08-20 徐州市水利科学研究所 一种涝渍综合排水指标试验装置及其使用方法
CN110296875A (zh) * 2019-07-10 2019-10-01 中交第二公路勘察设计研究院有限公司 一种用于路基土干湿循环试验的击实样筒及操作方法
JP2019199766A (ja) * 2018-05-17 2019-11-21 ランデックス工業株式会社 地盤の透水試験装置
CN111795774A (zh) * 2020-08-19 2020-10-20 田维伟 测压管灵敏度自动测试装置
CN113322933A (zh) * 2021-06-15 2021-08-31 甘肃恒捷路桥养护科技有限公司 一种用于深厚湿陷性黄土地基处理的分层浸水方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109629547B (zh) * 2019-01-11 2023-09-08 中国水利水电科学研究院 一种大埋深土壤水动力特征参数测量系统和方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6615653B1 (en) * 2001-09-27 2003-09-09 Geosierra, Llc In situ method for determining soil liquefaction tendency and its prevention by electro-osmosis
CN2816810Y (zh) * 2005-06-13 2006-09-13 中国农业大学 一种土壤水分空间分布快速测试仪
CN101251524B (zh) * 2008-04-01 2011-04-13 长江水利委员会长江勘测规划设计研究院 集合式多功能土工测流器
JP5270650B2 (ja) * 2010-12-13 2013-08-21 株式会社四電技術コンサルタント 透水試験装置
CN102900063B (zh) * 2012-10-30 2014-12-17 东南大学 用于探测淤泥的动力孔压静力触探探头

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101610232B1 (ko) 2015-08-04 2016-04-07 주식회사 지오그린21 지표투수 시험기 및 이의 배치 방법
JP2019002881A (ja) * 2017-06-19 2019-01-10 株式会社安藤・間 試験注水装置、及び試験注水方法
CN108645772A (zh) * 2018-03-30 2018-10-12 重庆大学 一种考虑坡面径流的降雨入渗模拟实验系统
CN108645772B (zh) * 2018-03-30 2021-05-25 重庆大学 一种考虑坡面径流的降雨入渗模拟实验系统
JP2019199766A (ja) * 2018-05-17 2019-11-21 ランデックス工業株式会社 地盤の透水試験装置
CN108918384A (zh) * 2018-07-18 2018-11-30 重庆大学 一种雨水入渗下土柱渗流侵蚀实验装置以及土—水分离实验方法
CN108918384B (zh) * 2018-07-18 2022-04-26 重庆大学 一种雨水入渗下土柱渗流侵蚀实验装置以及土—水分离实验方法
CN110146654A (zh) * 2019-05-30 2019-08-20 徐州市水利科学研究所 一种涝渍综合排水指标试验装置及其使用方法
CN110296875A (zh) * 2019-07-10 2019-10-01 中交第二公路勘察设计研究院有限公司 一种用于路基土干湿循环试验的击实样筒及操作方法
CN110296875B (zh) * 2019-07-10 2024-04-16 中交第二公路勘察设计研究院有限公司 一种用于路基土干湿循环试验的击实样筒及操作方法
CN111795774A (zh) * 2020-08-19 2020-10-20 田维伟 测压管灵敏度自动测试装置
CN113322933A (zh) * 2021-06-15 2021-08-31 甘肃恒捷路桥养护科技有限公司 一种用于深厚湿陷性黄土地基处理的分层浸水方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN104420455A (zh) 2015-03-18
JP5813066B2 (ja) 2015-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5813066B2 (ja) 透水試験装置
CN102410014B (zh) 含水围岩煤层瓦斯压力测试方法
US5927907A (en) Method and apparatus for preventing liquefaction of ground caused by violent earthquake
Brandl Vertical barriers for municipal and hazardous waste containment
CN101831924A (zh) 地下结构物阻断地下水渗流的模拟装置
JP2009150076A (ja) 取水システム及び淡水貯留取水システム
JP5430783B2 (ja) 淡水貯留システム
CN105352867A (zh) 模拟多空隙组合介质隧洞渗流的测试方法
CN110672491A (zh) 深厚湿陷性土层浸水量的研究方法
JP5270650B2 (ja) 透水試験装置
JP2005016145A (ja) 地下水位低下工法の実験方法及び縮小模型
KR101752813B1 (ko) 지하수의 수위 유지 장치
CN107447751B (zh) 海上抛石区灌注桩漏浆控制装置和方法
CN115876590A (zh) 一种截水帷幕早期劣化渗透破坏试验装置及试验方法
Simeoni et al. Field performance of fully grouted piezometers
RU2563682C1 (ru) Способ вертикального дренажа
CN205080112U (zh) 模拟多空隙组合介质隧洞渗流的测试装置
JP3268159B2 (ja) 塩水涵養井戸及びそのさく井方法並びに地下深層海水取水方法
CN106948388A (zh) 一种磁环式测试基坑开挖引起地基隆起的装置及方法
JP4596469B2 (ja) 埋立地仕切り護岸
KR101622391B1 (ko) 친환경적 차수구조물을 이용한 항만 기초 시공 공법
Nagao et al. In-situ applicability test of soil improvement for housing sites using Micro-Bubbles against soil liquefaction in URAYASU
CN214737933U (zh) 一种浸润线观测装置
CN102350150A (zh) 含沼气地层气体抽放用过滤管
JP2006003205A (ja) 間隙水圧計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150327

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150915

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5813066

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250