JP2015045001A - イオン的に安定化された分散体およびポリウレタンインク添加剤を含む水性インクジェットインク - Google Patents
イオン的に安定化された分散体およびポリウレタンインク添加剤を含む水性インクジェットインク Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明は、水性ビヒクル中に尿素末端ポリウレタンインク添加物および水性顔料分散体を含む水性顔料インクジェットインクであって:前記水性顔料分散体は、高分子イオン性分散剤および顔料を含み、
(a)前記高分子イオン性分散剤は顔料に物理的に吸着されており、
(b)前記高分子イオン性分散剤は顔料を水性ビヒクル中に安定的に分散させ、
(c)前記分散体の平均粒径は300nm未満であり、ならびに
アミン連鎖停止剤の質量を、この連鎖停止剤を含む他のポリウレタン成分の和で除することにより判定される、前記ポリウレタンの尿素末端ポリウレタン部の重量分率が、ウレタン樹脂の総重量の2重量%〜6.8重量%であり、
;および
尿素末端ポリウレタンは、水性インクの総重量に基づいて0.5重量%超〜30重量%の量のインクジェットインク中で架橋されており、
且つ、前記架橋ポリウレタンにおける架橋の量は、THF不溶分テストによる測定で1%超、かつ、50%未満であることを特徴とする水性顔料インクジェットインクである。
【選択図】なし
Description
この出願は、米国仮特許出願第60/007021号明細書(2007年12月10日出願)による優先権を主張し、この開示は、本明細書における参照によりすべての目的のためにその内容全体が本明細書に記載されたものとして援用される。
(a)イオン性分散剤は顔料に物理的に吸着されており、
(b)高分子イオン性分散剤は顔料を水性ビヒクル中に安定的に分散させ、
(c)分散体の平均粒径は約300nm未満であり、および
(d)3滴のインクを約1.5gの約0.20モル塩の塩水溶液に添加した場合に、添加後24時間観察したときに、顔料が塩水溶液から析出し;ならびに、
ここで、ポリウレタンインク添加剤は
a.)ポリウレタンの尿素末端ポリウレタン部の重量分率がウレタン樹脂に対して少なくとも2重量%である尿素末端ポリウレタン;
b.)水性インクの総重量に基づいて約0.5%超〜約30重量%の量のインク中の架橋ポリウレタンであって、架橋ポリウレタンにおける架橋の量は、THF不溶分テストによる測定で約1%超、かつ、約50%未満であるもの
から本質的になる群から選択される。
(a)イオン性分散剤は顔料に物理的に吸着されており、
(b)高分子イオン性分散剤は、実質的に立体安定化を伴わないイオン性安定化を介して顔料を水性ビヒクル中に安定的に分散させ、および
(c)分散体の平均粒径は約300nm未満である。
(a)デジタルデータ信号に応答性のインクジェットプリンタを提供するステップ;
(b)印刷されるべき基材をプリンタに装填するステップ;
(c)上記に記載されていると共に以下にさらに詳細に説明されているインク、または、上記に記載されていると共に以下にさらに詳細に説明されているインクジェットインクセットをプリンタに装填するステップ;および
(d)デジタルデータ信号に応答して、基材上にインクまたはインクジェットインクセットを用いて印刷するステップ
を含む基材上へのインクジェット印刷方法が提供されている。
a.)ポリウレタンの尿素末端ポリウレタン部の重量分率がウレタン樹脂に対して少なくとも2重量%である尿素末端ポリウレタン;
b.)水性インクの総重量に基づいて約0.5%超〜約30重量%の量のインク中の架橋ポリウレタンであって、架橋ポリウレタンにおける架橋の量は、THF不溶分テストによる測定で約1%超、かつ、約50%未満であるもの
から本質的になる群から選択される。
(a)イオン性分散剤は顔料に物理的に吸着されており、
(b)高分子イオン性分散剤は顔料を水性ビヒクル中に安定的に分散させ、
(c)分散体の平均粒径は約300nm未満であり、および
(d)3滴のインクを約1.5gの約0.20モル塩の塩水溶液に添加した場合に、添加後24時間観察したときに、顔料が塩水溶液から析出し;ならびに
ポリウレタンインク添加剤は、
a.)ポリウレタンの尿素末端ポリウレタン部の重量分率がウレタン樹脂に対して少なくとも2重量%である尿素末端ポリウレタン;
b.)水性インクの総重量に基づいて約0.5%超〜約30重量%の量のインク中の架橋ポリウレタンであって、架橋ポリウレタンにおける架橋の量は、THF不溶分テストによる測定で約1%超、かつ、約50%未満であるもの
から本質的になる群、好ましくはこれらのみから構成される群から選択される。
有機高分子分散剤を利用する安定な分散体を生成する科学および技術が研究されていると共に、広範に開発されている。この公報において、分散剤のタイプは、知覚される安定化メカニズムに基づいて特徴付けられる。それ故、高分子分散体は、立体安定化および静電安定化により分散体を安定化させることが可能である。有効な立体または電気立体安定化を提供するために、分散剤は、粒子表面に付着すると共に、分散媒体と相互作用を有さなければならない。両方の要求は、粒子表面と結合するか相互作用する1つまたは複数の官能基またはセグメント、および、分散媒体中に伸びて安定化に必要なバリアをもたらすセグメントまたは尾部を特色とする二元官能基を含む高分子分散剤によって満たされることが可能である。実際には、二元官能基の最適化は、多くの向上した顔料分散体をもたらした。この二元官能基は、親水性および疎水性セグメントを有するポリマーを利用することにより達成される。
一連の異なる濃度の塩水溶液(典型的にはNaCl)が調製される。各塩溶液について、およそ1.5mL(約1.5g)が小型のガラスバイアルに添加される。
濃縮物(約10重量%以上の固形分)と見なされる顔料分散体については、1滴の分散体が1.5mL塩溶液に用いられるべきであり;
中度固形分含有量顔料分散体(約5〜10重量%固形分のインクおよび/または濃縮物)については、2滴の分散体が1.5mL塩溶液に用いられるべきであり、ならびに
より希釈顔料分散体(約5重量%固形分以下のインクなど)については、3滴の分散体が1.5mL塩溶液に用いられるべきである。
・等級3:顔料の完全な沈降;上部に透明で、無色の液体。
・等級2:無色透明な液体層はない;バイアルを傾けたときに、バイアルの底にはっきりとした沈降が観察される。
・等級1:無色透明な液体層はない;バイアルを傾ける最中にきわめてわずかな沈降(小さい分離されたスポット)が観察される。
・等級0:いかなる沈降の兆候もない。
(a)HClを添加することによりインク(または分散体)を酸性化する。これは、COO-、SO3 -、ホスホネート等のようなSDPおよび分散剤上の水溶性成分を酸性化形態に転換させ、これにより、水性媒体における顔料および分散剤の溶解度を低下させる。水和性の共溶媒および界面活性剤が、このステップにより水性相に溶解されるべきである。得られた固体を分離する。あるいは、カチオンベースのインクについては、カチオン性安定化基を塩基化するためにアンモニアを添加することが可能である。
(b)得られた固体をテトラヒドロフラン(THF)で抽出する。これは、バインダおよび分散剤を分離された固体から除去して、実質的にポリマーを含まない顔料を残留させる。顔料に結合した封入剤が顔料上に残留し得る。
(c)得られた固体を乾燥させる。
(d)顔料を水で再分散させると共に、pHを約9に調整する。
(i)顔料が溶液中に再分散される場合には、この顔料は、分散部分が顔料粒子に共有結合しているSDPである。
(ii)顔料が再分散されず、未溶解のまま残留する場合には、これは、SDPではなく、ステップ(b)において除去された高分子成分によって安定な分散体に転換された従来の顔料である。
(e)得られた固体を乾燥させる。
− アニオン性、例えば、スルホン酸塩、硫酸塩、スルホコハク酸塩、カルボン酸塩、リン酸塩
− カチオン性、例えば、第4級アミン塩を含むアミン
− 両性、例えば、N−>O
− 両性イオン性、例えば、ベタイン、+N−C−CO2−、レシチン
が挙げられる。
(a)1〜20個の炭素原子を含有するアルキル、アリールおよびアルキルアリール基であって、1つまたは複数のヘテロ原子をさらに含有していてもよい基、
(b)構造C(O)ORg(式中、Rgは、1〜20個の炭素原子を含有する、アルキル、アリールおよびアルキルアリール基からなる群から選択される)の基であって、1つまたは複数のヘテロ原子をさらに含有していてもよい基、ならびに
(c)構造C(O)NRhRi(式中、RhおよびRiの各々は、H、ならびに、1〜20個の炭素原子を含有する、アルキル、アリールおよびアルキルアリール基からなる群から独立して選択される)の基であって、1つまたは複数のヘテロ原子をさらに含有していてもよい基
からなる群から選択される。
ポリウレタンインク添加剤は、ポリウレタン構造の主鎖中にウレタン結合を有するポリウレタンである。これらのポリウレタンは、可溶性であるか、または、コロイド状分散体、エマルジョン、懸濁液あるいはスラリーの形態であり得る。
によって表されるα,α−ジメチロールアルカン酸である。もっとも好ましい化合物は、α,α−ジメチロールプロピオン酸(すなわち、上記式において、Q’がメチルである)である。
任意のポリウレタンインク添加剤は、一般構造(I)の尿素末端ポリウレタンであることが可能である。
R2=ジオールからのアルキル、置換/分岐アルキルであり、
R3=水素;アルキル;アミン末端封止基からの非イソシアネート反応性置換アルキル、イソシアネート反応性置換アルキル、または分岐アルキルであり;
R4=水素;アルキル;アミン末端封止基からの非イソシアネート反応性置換アルキル、イソシアネート反応性置換アルキル、または分岐アルキルであり;
イソシアネート反応性基はヒドロキシル、カルボキシル、メルカプトまたはアミドから選択され;
n=2〜30であり;
ならびに、R2=Z1、Z2またはZ3であり、かつ、少なくとも1つのZ1またはZ3および少なくとも1つのZ2がポリウレタン組成物中に存在していなければならず;
p=1である場合、mは2以上〜約36であり、
p=2以上である場合、mは2以上〜約12であり;
R5、R6=水素、アルキル、置換アルキル、アリールであり;ここで、R5はR5およびR6置換メチレン基の各々と同一または異なっており、R5とR5またはR6とは結合して環構造を形成していることが可能であり;
Z2は、イオン基で置換されたジオールであり;
Z3は、ポリエステルジオール、ポリカーボネートジオール、ポリエステルカーボネートジオールおよびポリアクリレートジオールから選択される;)
ここで、尿素末端ポリウレタンインク添加剤の尿素含有量はポリウレタン樹脂の少なくとも2重量%である。
(a)(i)ジオールを含む少なくとも1種のポリエーテルジオールZ1またはZ3成分、(ii)ジイソシアネートを含む少なくとも1種のポリイソシアネート成分、および(iii)イオン基Z2を含有する少なくとも1種のイソシアネート反応性処方成分を含む少なくとも1種の親水性反応体を含む反応体を提供するステップ;
(b)(i)、(ii)および(iii)を、水和性の有機溶剤の存在下に反応させて、イソシアネート官能性ポリウレタンプレポリマーを形成するステップ;
(c)水を添加して水性分散体を形成するステップ;ならびに
(d)ステップ(c)の前、これと同時に、または、その後、イソシアネート官能性プレポリマーを、第一級または第二級アミンで鎖末端封止するステップ
を含む、尿素末端ポリウレタンの水性ポリウレタン組成物の水性分散体を調製する方法である。
任意のジオール成分{Z1}は、少なくとも2個のメチレン基および30個以下のメチレン基(m=2〜約30)を有するα,ωジアルコールもしくはジオール(p=1)、または、2〜12個のメチレン基(m=2〜約12)を有するポリエーテルジオール(pは1超である)の一方に基づいていることが可能である。ジオールおよびポリエーテルジオールは、個別にまたは混合物で用いることが可能である。ジオール:ポリエーテルジオールの量は、0:100〜100:0の範囲である。ジオールおよびポリエーテルジオールのためのメチレン基の好ましい数は、少なくとも3であるが、約30未満である。
構造(II)(p=1)のジオールについて、上述の生化学的に誘導された材料は好ましい1,3−プロパンジオールである。
上記に示されているとおり、構造(II)に示されているポリエーテルジオールは、他の多官能イソシアネート−反応性成分、特にオリゴマー系および/または高分子ポリオールとブレンドされ得る。
末端封止剤は、尿素末端封止を形成するために添加される第一級または第二級モノアミンである。構造(I)において、末端封止剤は、ポリウレタン上のR3(R4)N−置換基として示されている。R3およびR4に対する置換パターンは、水素、アルキル、置換/分岐アルキル、イソシアネート反応性を含み、ここで、置換基は、ヒドロキシル、カルボキシル、メルカプト、アミド、および、第一級または第二級アミンより劣るイソシアネート反応性を有する他のものから選択されるイソシアネート反応性基であることが可能である。R3およびR4の少なくとも一方は、水素以外でなければならない。R3およびR4は、接続されて環式化合物を形成してもよい。環式化合物はまた、環式化合物中に酸素を有し得る。
好適なポリイソシアネート、好ましくはジイソシアネートが上述されている。
親水性反応体は、イオン性および/またはイオン化基(潜在的にはイオン基)を含有する。好ましくは、これらの反応体は、1個または2個、より好ましくは2個のイソシアネート反応性基、ならびに、少なくとも1個のイオン性基またはイオン化基を含有するであろう。本明細書に記載の尿素末端封止ポリエーテルポリウレタンの構造表現において、イオン基を含有する反応体は、Z2と表されている。
によって表されるα,α−ジメチロールアルカン酸である。もっとも好ましい化合物は、α,α−ジメチロールプロピオン酸(すなわち、上記式において、Q’がメチルである)である。
任意のポリウレタンインク添加剤は架橋ポリウレタンであることが可能である。ポリウレタンの架橋を達成するための手段は、一般に、3つ以上の官能性反応部位を有するポリウレタン(出発材料および/または中間体)の少なくとも1種の成分に依存する。3個(以上)の反応部位の各々の反応が、架橋ポリウレタン(3次元マトリックス)をもたらすこととなる。2個の反応性部位のみが各反応性成分で利用可能である場合、直鎖(場合によっては高分子量であるにもかかわらず)ポリウレタンのみが生成されることが可能である。架橋技術の例としては、これらに限定されないが、以下が挙げられる:
イソシアネート−反応性部分が少なくとも3個の反応性基を有する、例えば多官能アミンまたはポリオール;
イソシアネートが少なくとも3個のイソシアネート基を有する;
イソシアネート反応以外の反応を介して、例えばアミノトリアルコキシシランと反応することが可能である、プレポリマー鎖が少なくとも3個の反応性部位;
インクジェットインク調製におけるその使用に先立つ少なくとも3個の反応性部位を有する反応性成分のポリウレタンへの添加、例えば三官能性エポキシ架橋剤;
オキサゾリン官能基を有する水−分散性架橋剤の添加;
カルボニル官能基を有するポリウレタンの合成、続いて、ジヒドラジド化合物の添加;
ならびに、これらの架橋方法および関連する技術分野における当業者に公知である他の架橋手段のいずれかの組み合わせ。
広く多様な有機顔料および無機顔料が、単独でまたは組み合わせて、ISDおよびインクを形成するために選択され得る。「顔料」という用語は、本明細書において用いられるところ、不溶解性の着色剤を意味すると共に、分散染料を含むことが可能である。顔料粒子は、インクのインクジェット印刷デバイス、特に通常約10ミクロン〜約50ミクロンの範囲の直径を有する吐出ノズルでの自由な流れを許容するために、十分に小さいべきである。粒径はまた、顔料分散安定性に影響を有し、これはインクの寿命を通じて重要である。微細な粒子のブラウン運動は、粒子の凝集の防止を補助する。最大色強度および光沢についても、小さい粒子を用いることが望ましい。有用な粒径の範囲は、典型的には約0.005ミクロン〜約15ミクロンである。好ましくは、顔料粒径は、約0.005〜約5ミクロンおよび、最も好ましくは、約0.005〜約1ミクロンの範囲であるべきである。動的光散乱法により計測される平均粒径は、約500nm未満、好ましくは約300nm未満である。
本発明のインクは、インクジェットインクの調製に通常用いられる方法により調製される。ISD顔料分散体およびポリウレタンインク添加剤が、他の添加剤と一緒に混合されて、インクジェットインクが得られる。処方成分をISD顔料分散体に掻き混ぜながら添加することが好ましい。他の処方成分は、いずれかの簡便な順番で添加することが可能である。
水性キャリア媒体(水性ビヒクル)は、水、または、水と少なくとも1種の水和性の有機溶剤との混合物である。好適な混合物の選択は、所望される表面張力および粘度などの特定の用途の要求、選択された顔料、顔料インクジェットインクの乾燥時間、ならびに、インクが印刷されることとなる紙のタイプに依存する。選択され得る水溶性有機溶剤の代表例としては、(1)メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソ−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、t−ブチルアルコール、イソ−ブチルアルコール、フルフリルアルコール、およびテトラヒドロフルフリルアルコールなどのアルコール;(2)アセトン、メチルエチルケトンおよびジアセトンアルコールなどのケトンまたはケトアルコール;(3)テトラヒドロフランおよびジオキサンなどのエーテル;(4)酢酸エチル、エチル乳酸塩、エチレンカーボネートおよびプロピレンカーボネートなどのエステル;(5)エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール1,2,6−ヘキサントリオールおよびチオジグリコールなどの多価アルコール;(6)エチレングリコールモノ−メチル(または−エチル)エーテル、ジエチレングリコールモノ−メチル(または−エチル)エーテル、プロピレングリコールモノ−メチル(または−エチル)エーテル、トリエチレングリコールモノ−メチル(または−エチル)エーテルおよびジエチレングリコールジ−メチル(または−エチル)エーテルなどのアルキレングリコールに由来する低級アルキルモノ−またはジ−エーテル;(7)ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、および1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン;1,3−ジヒドロキシエチルジメチルヒダントインなどの窒素含有環式化合物;ならびに、(8)ジメチルスルホキシドおよびテトラメチレンスルホンなどの硫黄含有化合物が挙げられる。
殺生剤、湿潤剤、キレート化剤および粘度変性剤などの他の添加剤が、従来の目的のためにインクに添加されてもよい。
本発明での使用に好適なインクセットは、少なくとも三色の原色インク:シアンインク、マゼンタインクおよびイエローインク(CMY)を含み、ここで、これらのインクの少なくとも1色(および、好ましくは3色すべて)が、ISDおよびポリウレタンインク添加剤ベースである。このインクセットは、任意により、追加のインク、特にブラックインク(CMYKインクセットを形成する)を含有し得る。
BMEA=ビス(メトキエチル)アミン
DBTL=ジブチルスズジラウレート
DMEA=ジメチルエタノールアミン
DMIPA=ジメチルイソプロピルアミン
DMPA=ジメチロールプロピオン酸
DMBA=ジメチロール酪酸
EDA=エチレンジアミン
EDTA=エチレンジアミン4酢酸
HDI=1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート
IPDI=イソホロンジイソシアネート
TMDI=トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート
TMXDI=m−テトラメチレンキシリレンジイソシアネート
NMP=n−メチルピロリドン
TEA=トリエチルアミン
TEOA=トリエタノールアミン
TETA=トリエチレンテトラミン
THF=テトラヒドロフラン
テトラグライム=テトラエチレングリコールジメチルエーテル
特に記載のない限り、上記の化学薬品は、Aldrich(Milwaukee,WI)または実験用化学薬品の他の同様な供給者から入手した。
TERATHANE(登録商標)650は、650分子量、Invista(Wichita,KS)製のポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMEG)である
TERATHANE(登録商標)250は250分子量、ポリテトラメチレンエーテルグリコールである。
ポリウレタン反応の程度は、ウレタン化学において通常の方法である、ジブチルアミン滴定によるNCO%の検出により判定した。
ポリウレタン分散体、顔料およびインクの粒径は、Honeywell/Microtrac(Montgomeryville,PA)製のMicrotrac(登録商標)UPA150分析器を用いる動的光散乱により測定した。
溶剤を含まないポリウレタン分散体についての固体含有量は、Sartorius製の水分分析器、モデルMA50で計測した。NMP、テトラエチレングリコールジメチルエーテルなどの高沸点溶剤を含有するポリウレタン分散体に関して、次いで、固体含有量を、150℃オーブンでの180分間の焼成の前後での重量差により測定した。
すべての分子量は、溶出液としてテトラヒドロフランを伴って、ポリ(メチルメタクリレート)標準を用いるGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)により測定した。Floryにより導かれた静力学を用いて、ポリウレタンの分子量が、NCO/OH比およびモノマーの分子量に基づいて算出されるか、または、予測され得る。分子量もまた、ポリウレタンの定義に用いることが可能であるポリウレタンの特徴である。分子量は、ルーチン的に、数平均分子量Mwとして報告される。尿素末端ポリウレタンインク添加剤について、好ましい分子量範囲は、2000〜30000、またはより好ましくは3000〜20000である。架橋ポリウレタンインク添加剤について、好ましい分子量は、Mnとして30,000超である。ポリウレタン添加剤は、分子量のガウス分布に限定されず、二峰性分布などの他の分布を有していてもよい。
これらの実施例において用いられた高分子分散体およびインクのテスト手法が以下に記載されている。
(a)ストック溶液(例えば0.2モル濃度NaCl)を脱イオン水で希釈することにより塩溶液を調製する。
(b)ガラスバイアル(キャップを備えた19mm×65mmバイアル)に、使い捨ての全量ピペットで1.5g(ml)の塩溶液が添加される(用いたピペットは、SAMCO全量ピペット、カタログ番号336B/B−PET、Samco Scientific Corp(San Fernado,CA)であった)。
(c)テスト溶液を全量ピペットで添加する。分散体濃縮物については1滴が用いられる。インクサンプルについては3滴が用いられる。
(d)穏やかに掻き混ぜてバイアルを完全に混合する。
(e)室温で24時間、混合物を静置させる。
(f)各サンプルの視覚的観察を記録する。
・等級3:顔料の完全な沈降;上部に透明で、無色の液体。
・等級2:無色透明な液体層はない;バイアルを傾けたときに、バイアルの底にはっきりとした沈降が観察される。
・等級1:無色透明な液体層はない;バイアルを傾ける最中にきわめてわずかな沈降(小さい分離されたスポット)が観察される。
・等級0:いかなる沈降の兆候もない。
ポリウレタンのTHF不溶分含有量を、先ず、1グラムの分散ポリウレタンと30グラムのTHFとを予め軽量した遠心分離チューブ中に混合することにより計測した。溶液を17,000rpmで2時間遠心分離した後、上部の液体層を注ぎ出して、底の未溶解ゲルを残留させた。未溶解ゲルを含む遠心分離チューブは、チューブをオーブンに入れて110℃で2時間乾燥させた後に再計量した。
以下の合成例はすべて基移動重合(GTP)に基づいているが、他のタイプの重合プロセスを用いて同様のタイプのポリマーを生成することが可能である。ブロックポリマーの場合、次のブロック用のモノマーの混合物を添加する前に、現在のブロックを、少なくとも95%転化させた。すべての事例において、供給サイクルストラテジーが記載されている。しかしながら、HPLCによる検出でポリマーの99%が転化された場合に合成を停止した。報告した分子量(特に記載のない限り)は、理論的考察に基づいている。ランダム直鎖ポリマーに関して、記載の比は最終ポリマー中のモノマー単位の重量比であり;トリブロックおよび他のポリマーに関して、この比は、モノマー成分のモル比である。
5リットルフラスコに、機械的攪拌機、温度計、N2導入口、乾燥管出口、および滴下漏斗を備えさせた。テトラヒドロフラン(THF)、1715.1gをフラスコに充填した。触媒(テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセトニトリル中の1.0M溶液1.2mL)を次いで添加した。開始剤(1−メトキシ−1−トリメチルシロキシ−2−メチルプロペン、51.33g(0.295モル))を注入した。フィードI(テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセトニトリル中の1.0M溶液1.2mLおよびTHF、10.0g)を開始すると共に、180分間にわたって添加した。フィードII(トリメチルシリルメタクリレート、267.6g(1.69モル)およびベンジルメタクリレート(BZMA)、1305.6g(7.42モル))を0.0分に開始すると共に、70分間にわたって添加した。
3リットルフラスコに、機械的攪拌機、温度計、N2導入口、乾燥管出口、および滴下漏斗を備えさせた。テトラヒドロフラン(THF)、1200gをフラスコに充填した。触媒(テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセトニトリル中の1.0M溶液0.75mL)を次いで添加した。開始剤(1,1−ビス(トリメチルシリルオキシ)−2−メチルプロペン、42.5g(0.18モル))を注入した。フィードI(テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセトニトリル中の1.0M溶液0.4mLおよびTHF、5g)を開始すると共に、180分間にわたって添加した。フィードII(トリメチルシリルメタクリレート、135.5g(0.86モル)およびベンジルメタクリレート、825.5g(4.69モル))を0.0分に開始すると共に、45分間にわたって添加した。
213.2gのトリメチルシリルメタクリレートおよび1334.5gのベンジルメタクリレートを用いたこと以外は、調製1aと同一の調製を用いた。これは、BZMA/MAA 92/8、5047の分子量(Mn)および総固形分に基づいて0.99(meq/1グラムのポリマー固形分)の酸値の組成を有する51.7%固形分のポリマー溶液をもたらした。
5リットルフラスコ中に、1449gのポリマー2a溶液を412gの2−ピロリドンと一緒に添加した。この溶液を還流に加熱すると共に、56gの溶剤を蒸散させた。次いで、320.5gの2−ピロリドンを添加して、45.7%固形分のポリマー溶液を形成した。
103.0gトリメチルシリルメタクリレート(0.65モル)、844gベンジルメタクリレート(4.80モル)および55gメタノールを用いると共に、354gの材料を除去したこと以外は、ポリマー調製1bと同一の調製を用いた。最終ポリマー溶液は48.4%固形分であった。
以下の処方成分を攪拌しながら組み合わせた。
160.3gのトリメチルシリルメタクリレートおよび1363.5gのベンジルメタクリレートを用いたこと以外は、調製1aと同一の調製を用いた。結果は、BZMA/MAA 94/6、5047の分子量(Mn)、および総固形分に基づいて0.77(meq/1グラムのポリマー固形分)の酸値の組成を有する49.9%固形分ポリマー溶液であった。
2bと同様の調製において、最終溶剤として2−ピロリドンでポリマー3a溶液を調製した。得られた固形分含有量は43.93%であり、THFは8.8%であり、および、2−ピロリドンは47.27%であった。
3リットルフラスコに、機械的攪拌機、温度計、N2導入口、乾燥管出口、および滴下漏斗を備えさせた。テトラヒドロフランTHF、1000.6gmをフラスコに充填した。触媒テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセトニトリル中の1.0M溶液4.0mLを、次いで添加した。開始剤、1,1−ビス(トリメチルシロキシ)−2−メチルプロペン、232.7gm(1.00モル)を注入した。フィードI[ベンジルメタクリレート、881.0gm(5.00モル)]を0.0分に開始すると共に、60分間にわたって添加した。
モノマーBZMA//MAAを5//1のモル比で用いたこと以外は、調製4bと同一の調製を用いた。これは、2−ピロリドン中に43.75%固形分のポリマーをもたらした。
5リットルフラスコに、機械的攪拌機、温度計、N2導入口、乾燥管出口、および滴下漏斗を備えさせた。THF、1721.0gをフラスコに充填した。触媒(テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセトニトリル中の1.0M溶液1.9mL)を次いで添加した。開始剤(1−メトキシ−1−トリメチルシロキシ−2−メチルプロペン、80.17g(0.46モル))を注入した。フィードI(テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセトニトリル中の1.0M溶液1.8mLおよびTHF、16.92g)を開始すると共に、210分間にわたって添加した。フィードII(BZMA、649.3g(3.69モル))を0.0分に開始すると共に、45分間にわたって添加した。フィードIIの完了(モノマーの99%超が反応した)から30分後、フィードIII(トリメチルシリルメタクリレート、726.7g(4.60モル))を開始すると共に、30分間にわたって添加した。フィードIIIの完了(モノマーの99%超が反応した)から150分後、フィードIV(BZMA、647.5g(3.68モル))を開始すると共に、30分間にわたって添加した。
3リットルフラスコに、機械的攪拌機、温度計、N2導入口、乾燥管出口、および滴下漏斗を備えさせた。THF、1200gをフラスコに充填した。触媒(テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセトニトリル中の1.0M溶液0.76mL)を次いで添加した。開始剤(1−メトキシ−1−トリメチルシロキシ−2−メチルプロペン、32g(0.18モル))を注入した。フィードI(テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセトニトリル中の1.0M溶液0.76mLおよびTHF、10g)を開始すると共に、300分間にわたって添加した。フィードII(トリメチルシリルメタクリレート、99.4g(0.63モル)、ベンジルメタクリレート、754.1g(4.28モル)、およびエトキシトリエチレングリコールメタクリレート(ETEGMA)、92.1g(0.37モル))を0.0分に開始すると共に、45分間にわたって添加した。
3リットルフラスコに、機械的攪拌機、温度計、N2導入口、乾燥管出口、および滴下漏斗を備えさせた。THF、540gをフラスコに充填した。触媒(テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセトニトリル中の1.0M溶液0.69g)を次いで添加した。開始剤(1−メトキシ−1−トリメチルシロキシ−2−メチルプロペン、29.8g(0.17モル))を注入した。フィードI(テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセトニトリル中の1.0M溶液0.35gおよびTHF、5g)を開始すると共に、150分間にわたって添加した。フィードII(N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、92.3g(0.59モル))を0.0分に開始すると共に、30分間にわたって添加した。フィードIII(ベンジルメタクリレート、390.8g(2.22モル))を60分に開始すると共に、30分間にわたって添加した。
3リットルフラスコに、機械的攪拌機、温度計、N2導入口、乾燥管出口、および滴下漏斗を備えさせた。THF、552gをフラスコに充填した。触媒(テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセトニトリル中の1.0M溶液0.37g)を次いで添加した。開始剤(1−メトキシ−1−トリメチルシロキシ−2−メチルプロペン、16.8g(0.096モル))を注入した。フィードI(テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセトニトリル中の1.0M溶液0.19gおよびTHF、5g)を開始すると共に、150分間にわたって添加した。フィードII(N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、71.7g(0.46モル)およびベンジルメタクリレート、419.6g(2.38モル))を0.0分に開始すると共に、30分間にわたって添加した。
12リットルフラスコに、機械的攪拌機、温度計、N2導入口、乾燥管出口、および滴下漏斗を備えさせた。THF、3866gをフラスコに充填した。触媒(テトラブチルアンモニウムm−クロロベンゾエートのアセトニトリル中の1.0M溶液1.2mL)を次いで添加した。開始剤(1,1−ビス(トリメチルシリルオキシ)−2−メチルプロペン、281.1g(1.21モル))を注入した。フィードI(トリメチルシリルメタクリレート、382.8g(2.42モル))を開始すると共に、30分間にわたって添加した。117分に、フィードII(ベンジルメタクリレート、2767.7g(15.73モル))を開始すると共に、64分間にわたって添加した。240分に、232gのメタノールを上述の溶液に添加すると共に、蒸留を開始した。1180gの材料を除去し、50.82%固形分の最終ポリマー溶液をもたらした。
以下は、イオン性安定化、ならびに、立体安定化の両方を有するブロックポリマーをどのように形成するかの例である。
以下の処方成分を攪拌しながら組み合わせた。
以下は、イオン性安定化、ならびに、立体安定化の両方を有するブロックポリマーをどのように形成するかの例である。組成物はBZMA//MAA 13//10であった。
ポリウレタンインク添加剤実施例1 IPDI/500 PO3G/DMPA AN30
イソホロンジイソシアネートをトルエンジイソシアネートの代わりに用いたこと、および、同一のNCO/OH比を維持するために、分子量の差について配合を調節したこと以外、調製は、ポリウレタンインク添加剤実施例2(以下に調製されている)と同等であった。ポリウレタン分散体は、24.4%固形分の粘度、22.1cP、d50=nmおよびd95=nmの粒径、ならびに、Mn8170、Mw18084およびPd2.21のGPCによる分子量を有していた。尿素含有量は4.2%である。
2L反応器に、166.4のPO3G(545MW、95.8gテトラエチレングリコールジメチルエーテル、および21.2gジメチロールプロピオン酸を充填した。混合物を、減圧下に110℃で、内容物が400ppm未満の水を有するまで;およそ3.5時間加熱した。次いで、この反応を70℃に冷却すると共に、30分間にわたって89.7gトルエンジイソシアネートを添加し、続いて15.8gテトラエチレングリコールジメチルエーテルを添加した。反応を80℃で保持したところ、2時間で%NCOは1.5%未満であった。次いで、12.4gビス(2−メトキシエチル)アミンを5分間にわたって添加した。60℃で1時間の後、50gを分析のために除去した。残りのポリウレタン溶液を、45%KOH(15.5g)および218.0g水の混合物を添加し、続いて追加の464g水を添加することにより、高速の混合下で転化した。ポリウレタン分散体は、17.6cPの粘度、22.9%固形分、d50=16nmおよびd95=35nmの粒径、ならびに、Mn7465、Mw15500およびPd2.08のGPCによる分子量を有していた。尿素含有量は、4.3である。
2L反応器に、104.3のTerathane 250、95.2gテトラエチレングリコールジメチルエーテル、および20.8gジメチロールプロピオン酸を充填した。混合物を、N2パージしながら1時間115℃に加熱した。次いで、この反応を70℃に冷却すると共に、0.4gジブチルスズジラウレートを添加した。30分間にわたって、142.7gイソホロンジイソシアネートを添加し、続いて、23.8gテトラエチレングリコールジメチルエーテルを添加した。反応を80℃で保持したところ、4.5時間で%NCOは1.0%未満であった。次いで、15.6gビス(2−メトキシエチル)アミンを5分間にわたって添加した。80℃で1時間の後、ポリウレタン溶液を、45%KOH(15.2g)および214g水の混合物を添加し、続いて追加の443g水を添加することにより、高速の混合下で転化した。ポリウレタン分散体は、8.2のpH、25.4%固形分、17.8cPの粘度、およびd50=16nmおよびd95=24nmの粒径を有していた。
2L反応器に、154.3gのTerathane(登録商標)650、95.2gテトラエチレングリコールジメチルエーテル、および20.4gジメチロールプロピオン酸を充填した。混合物を、N2パージしながら10分間110℃に加熱した。次いで、この反応を80℃に冷却すると共に、0.4gジブチルスズジラウレートを添加した。30分間にわたって、96.0gイソホロンジイソシアネートを添加し、続いて、24.0gテトラエチレングリコールジメチルエーテルを添加した。反応を80℃で保持したところ、2時間で%NCOは1.2%未満であった。次いで、10.6gビス(2−メトキシエチル)アミンを5分間にわたって添加した。80℃で2時間の後、ポリウレタン溶液を、45%KOH(16.8g)および236g水の混合物を添加し、続いて追加の467g水を添加することにより、高速の混合下で転化した。ポリウレタン分散体は、11.4cPの粘度、25.3%固形分、d50=22nmおよびd95=35nmの粒径、ならびに、Mn6520、Mw16000およびPd2.5のGPCによる分子量を有していた。尿素含有量は8.8%である。
2L反応器に、164.6のTerathane650、101.4gテトラエチレングリコールジメチルエーテル、および21.6gジメチロールプロピオン酸を充填した。混合物を、N2パージしながら1時間115℃に加熱した。次いで、反応を70℃に冷却すると共に、30分間にわたって、81.1gトルエンジイソシアネートを添加し、続いて、20.6gテトラエチレングリコールジメチルエーテルを添加した。反応を80℃で保持したところ、5時間で%NCOは1.5%未満であった。次いで、11.2gビス(2−メトキシエチル)アミンを5分間にわたって添加した。80℃で2時間の後、ポリウレタン溶液を、45%KOH(15.8g)および221.9g水の混合物を添加し、続いて追加の418g水を添加することにより、高速の混合下で転化した。ポリウレタン分散体は、7.9のpH、22.7%固形分、27.1cPの粘度、d50=15nmおよびd95=25nmの粒径、ならびに、Mn8557、Mw16951およびPd1.98のGPCによる分子量を有していた。
2L反応器に、154.3のTerathane650、95.2gテトラエチレングリコールジメチルエーテル、および20.3gジメチロールプロピオン酸を充填した。混合物を、N2パージしながら1時間115℃に加熱した。次いで、この反応を70℃に冷却すると共に、0.4gジブチルスズジラウレートを添加した。30分間にわたって、96.0gイソホロンジイソシアネートを添加し、続いて、23.8gテトラエチレングリコールジメチルエーテルを添加した。反応を80℃で保持したところ、4.5時間で%NCOは1.3%未満であった。次いで、10.5gビス(2−メトキシエチル)アミンを5分間にわたって添加した。80℃で1時間の後、ポリウレタン溶液を、45%KOH(14.9g)および208.5g水の混合物を添加し、続いて追加の440g水を添加することにより、高速の混合下で転化した。ポリウレタン分散体は、7.9のpH、24.4%固形分、d50=19nmおよびd95=30nmの粒径、ならびに、Mn9057、Mw18641およびPd2.06のGPCによる分子量を有していた。尿素含有量は3.7である。
2L反応器に、136.7gのTerathane(登録商標)650、84.3gテトラエチレングリコールジメチルエーテル、および32.1gジメチロールプロピオン酸を充填した。混合物を、N2パージしながら1時間110℃に加熱した。次いで、この反応を80℃に冷却すると共に、0.3gジブチルスズジラウレートを添加した。30分間にわたって、108.9gイソホロンジイソシアネートを添加し、続いて、28.2gテトラエチレングリコールジメチルエーテルを添加した。反応を80℃で保持したところ、5.5時間で%NCOは1.6%未満であった。次いで、11.9gビス(2−メトキシエチル)アミンを5分間にわたって添加した。80℃で2時間の後、ポリウレタン溶液を、45%KOH(22.8g)および320g水の混合物を添加し、続いて追加の361.5g水を添加することにより、高速の混合下で転化した。ポリウレタン分散体は、20.6cPの粘度、23.7%固形分、d50=14nmおよびd95=18nmの粒径、ならびに、Mn6320、Mw17000およびPd2.7のGPCによる分子量を有していた。尿素含有量は4.1%である。
追加のジメチロールプロピオン酸でいくらかのTerathane 650を置き換えて、同一のNCO/OH比を維持しながら、ポリウレタンの最終酸価を60mg KOH/gポリマーに調節したこと以外、調製は、ポリウレタンインク添加剤実施例1と同等であった。このポリウレタン分散体は、24.1%固形分で21cPの粘度、d50=19nmおよびd95=24nmの粒径、ならびに、Mn5944のGPCによる分子量を有していた。尿素含有量は4.5%である。
滴下漏斗、コンデンサ、攪拌機および窒素ガスラインを備える乾燥した、アルカリも酸も含まないフラスコに、55gの1,6ヘキサンジオール、48gのDMPA、32.2gのTEA、100gのアセトンおよび0.06gのDBTLを添加した。含有物を40℃に加熱し、よく混合した。227g IPDIを、次いで、滴下漏斗を介してフラスコに40℃で60分かけて添加し、残存するIPDIのいずれも滴下漏斗からフラスコに10gアセトンですすいだ。
2L反応器に、70.9の1,6−ヘキサンジオール、55.3gテトラエチレングリコールジメチルエーテル、および21.5gジメチロールプロピオン酸を充填した。混合物を、N2パージしながら30分間110℃に加熱した。次いで、この反応を80℃に冷却すると共に、0.5gジブチルスズジラウレートを添加した。30分間にわたって、185.8gイソホロンジイソシアネートを添加し、続いて、45.8gテトラエチレングリコールジメチルエーテルを添加した。反応を85℃で保持したところ、2時間で%NCOは2.1%未満であった。次いで、20.3gビス(2−メトキシエチル)アミンを5分間にわたって添加した。85℃で1時間の後、ポリウレタン溶液を、45%KOH(15.7g)および222g水の混合物を添加し、続いて追加の489g水を添加することにより、高速の混合下で転化した。ポリウレタン分散体は、9.9cPの粘度、25.3%固形分、pH8.0、d50=17nmおよびd95=26nmの粒径、ならびに、Mn5611、Mw10316、およびPD1.8のGPCによる分子量を有していた。尿素含有量は6.8%である。
2L反応器に、95.9の1,12−ドデカンジオール、74.9gテトラエチレングリコールジメチルエーテル、および20.6gジメチロールプロピオン酸を充填した。混合物を、N2パージしながら1時間110℃に加熱した。次いで、この反応を80℃に冷却すると共に、0.4gジブチルスズジラウレートを添加した。30分間にわたって、153.5gイソホロンジイソシアネートを添加し、続いて、37.9gテトラエチレングリコールジメチルエーテルを添加した。反応を85℃で保持したところ、2時間で%NCOは1.8%未満であった。次いで、16.9gビス(2−メトキシエチル)アミンを5分間にわたって添加した。85℃で1時間の後、ポリウレタン溶液を、45%KOH(16.9g)および214g水の混合物を添加し、続いて追加の458g水を添加することにより、高速の混合下で転化した。ポリウレタン分散体は、11.2cPの粘度、25.4%固形分、pH7.9、d50=17nmおよびd95=25nmの粒径、ならびに、Mn6640、Mw12615、およびPD1.9のGPCによる分子量を有していた。尿素含有量は5.9%である。
2L反応器に、154.1gポリエチレングリコール(1075MW、Dow製のCarbowax Sentry)、88.1gテトラエチレングリコールジメチルエーテル、および18.0gジメチロールプロピオン酸を充填した。混合物を、減圧下に110℃で、加熱した。次いで、この反応を75℃に冷却すると共に、0.2gジブチルスズジラウレートを添加した。30分間にわたって、71.1gイソホロンジイソシアネートを添加し、続いて、11.7gテトラエチレングリコールジメチルエーテルを添加した。反応を80℃で保持したところ、5.5時間で%NCOは1.0%未満であった。次いで、7.8gビス(2−メトキシエチル)アミンを5分間にわたって添加した。80℃で1時間の後、ポリウレタン溶液を、45%KOH(15.1g)および211.0g水の混合物を添加し、続いて追加の420g水を添加することにより、高速の混合下で転化した。ポリウレタン分散体は、59.2cPの粘度、6.7のpH、23.9%固形分、およびd50=4nmおよびd95=7nmの粒径を有していた。尿素含有量は3/1%である。
2L反応器に、95.2ハイドロキノンジ−(β−ヒドロキシエチル)エーテル(Arch Chemical製のPoly−G HQEE)、74.3gテトラエチレングリコールジメチルエーテル、および20.8gジメチロールプロピオン酸を充填した。混合物を、N2パージしながら1時間115℃に加熱した。次いで、この反応を85℃に冷却すると共に、30分間にわたって、154.5gイソホロンジイソシアネートを添加し、続いて、38.1gテトラエチレングリコールジメチルエーテルを添加した。イソシアネート供給が完了した後、0.3gジブチルスズジラウレートを添加した。反応を85℃で保持したところ、4時間で%NCOは1.9%未満であった。次いで、16.9gビス(2−メトキシエチル)アミンを5分間にわたって添加した。80℃で1時間の後、ポリウレタン溶液を、45%KOH(15.4g)および214g水の混合物を添加し、続いて追加の458g水を添加することにより、高速の混合下で転化した。ポリウレタン分散体は、34.4cPの粘度、25.3%固形分、8.46のpH、d50=11nmおよびd95=16nmの粒径、ならびに、Mn6445、Mw12473およびPd1.94のGPCによる分子量を有していた。尿素含有量は5.9%である。
2L反応器に、146.3のEternacoll UH50(Ubeポリカーボネートジオール、501MW)、84.2gテトラエチレングリコールジメチルエーテル、および20.8gジメチロールプロピオン酸を充填した。混合物を、N2パージしながら1時間75℃に加熱した。次いで、0.5gジブチルスズジラウレートを添加すると共に、30分間にわたって、109.4gイソホロンジイソシアネートを添加し、続いて、28.1gテトラエチレングリコールジメチルエーテルを添加した。反応を80℃で保持したところ、1.5時間で%NCOは1.1%未満であった。次いで、12.0gビス(2−メトキシエチル)アミンを5分間にわたって添加した。80℃で1時間の後、ポリウレタン溶液を、45%KOH(15.3g)および225g水の混合物を添加し、続いて、追加の450.2g水を添加することにより高速の混合下で転化した。ポリウレタン分散体は、8.8cPの粘度、24.4%固形分、8.1のpH、およびd50=14nmおよびd95=28nmの粒径を有していた。尿素含有量4.16%。
滴下漏斗、コンデンサ、攪拌機および窒素ガスラインを備えるアルカリおよび酸を含まない乾燥したフラスコに、699.2gDesmophen C200、280.0gアセトンおよび0.06g DBTLを添加した。含有物を40℃に加熱し、よく混合した。189.14g IPDIを、次いで、滴下漏斗を介してフラスコに40℃で60分かけて添加し、残存IPDIのいずれも滴下漏斗からフラスコに15.5gアセトンですすいだ。
2L反応器に、109.7gのTerathane(登録商標)650、33.8gテトラエチレングリコールジメチルエーテル、および6.6gのDantocol DHE(1,3−ジヒドロキシエチルジメチルヒダントイン)および27.0gジメチロールプロピオン酸を充填した。混合物を、N2パージしながら、20分間、75℃に加熱した。次いで、0.4gジブチルスズジラウレートを添加した。60分間にわたって、96.6gイソホロンジイソシアネートを添加し、続いて、8.0gテトラエチレングリコールジメチルエーテルを添加した。反応を80℃で保持したところ、4時間で補正%NCOは1.5%未満であった。次いで、9.7gビス(2−メトキシエチル)アミンを5分間にわたって添加した。80℃で1時間の後、ポリウレタン溶液を、45%KOH(22.6g)および317g水の混合物を添加し、続いて追加の372g水を添加することにより、高速の混合下で転化した。ポリウレタン分散体は、xxx cPの粘度、xxx%固形分、d50=xx nmおよびd95=xx nmの粒径、ならびに、Mn xxx、Mw xxx、およびPd xxのGPCによる分子量を有していた。尿素含有量は3.9%である。
水性ブラック顔料分散体を、以下の処方成分を適切に攪拌しながら混合することにより調製した。
水性マゼンタ顔料分散体を、先ず、以下の処方成分を2ロールミルで粉砕することにより調製した。
水性シアン顔料分散体を、先ず、以下の処方成分を2ロールミルで粉砕することにより調製した。
水性イエロー顔料分散体を、先ず、以下の処方成分を2ロールミルで粉砕することにより調製した。
既に援用されている米国特許第6,852,156号明細書の実施例3に記載の方法により調製した。
ISDに関して、親水性および疎水性組成物の比が表中に示されている。項目の各々について、高分子分散剤およびポリウレタンインク添加剤を、上に挙げた実施例または同様の合成法によって調製した。同様に、分散体およびインクは、上述の手法によって調製した。ランダムポリマーに関しては、重量比が用いられており;ブロックポリマーに関しては、モノマー成分のモル比を用いた。
テスト実施例の印刷は、他に示されていない限りにおいては以下の様式で行った。ISDインクについての印刷は、ピエゾ式Epson 980プリンタ(Epson America Inc(Long Beach,Calif))で、普通紙に720ドット/インチ、および光沢紙に1440dpiの公称解像度を有する黒色印刷ヘッドを用いて行った。印刷は、ソフトウェアの選択による標準印刷モードで行った。印刷テストは、サーマルインクジェットプリンタ、HP6122でも行った。光学密度および彩度は、Greytag−Macbeth SpectoEye機器(Greytag−Macbeth AG(Regensdorf,Switzerland))を用いて計測した。普通紙OD値は、3種の異なる普通紙:Hammermill Copy Plus紙、Hewlett−Packard Office紙およびXerox 4024紙への印刷物からの読取り値の平均である。光沢紙結果は、Epson Glossy Photo紙、SO41286を用いて形成した印刷物からのものである。Epson Photo Qualityインクジェット紙(マット紙)のSO41062にも印刷した。光沢は、BYK−Gardner Micro−Tri−Gloss光沢メータ(Gardner Co.(Pompano Beach,Florida))を用いて計測した。ISDを用いて調製したインクを印刷すると共に、光学特性を計測した。ブラックおよび他の顔料インクを、表2に列挙したビヒクルおよびISDを用いて調製した。光学密度は3種の異なるタイプの普通紙でテストした。すべてのポリマー配合物は、それぞれ、1c、2b、3bおよび5である2−ピロリドン配合物に基づいていた。
本発明のインクは、ポリウレタンインク添加剤を添加したことを除き、上述の比較インクの例と同様の様式で、以下の成分を顔料分散体に添加することにより形成した。用いた分散剤は、ISD分散剤2bとして記載されている92/8分散剤であった。示されているすべての量は重量パーセントである。
マゼンタ
本発明のインクを調製し、紙で、および織物への印刷でテストした。織物印刷は、米国特許出願公開第20050215663号明細書に記載の手法に準拠して行った。マゼンタ、シアンおよびイエローインクを調製すると共にテストした。綿およびポリコットン上への織物印刷に関して、織物は計測の前に融着させた。7409は160℃で2分間および419は190℃で2分間。
インクは、比較分散剤ポリマー1での記載のとおり、ETEGMA//BZMA//MAA分散剤で調製した。インクは、ポリウレタンインク添加剤を伴わないもの、および、伴ったものを調製した。
3.75% 顔料(Nipex 180IQ)
1.875% アクリルポリマー(固体);分散剤。
2.00% PUDインク添加剤4
9.00% 2−ピロリジノン
2.00% イソプロパノールアルコール
0.20% ネオペンタルアルコール
5.00% Liponics−EG1(LEG)
0.20% Proxel GXL
75.975% 水
なお、本発明は、特許請求の範囲を含め、以下の発明を包含する。
1. 水性ビヒクル中にポリウレタン、水性顔料分散体を含む水性顔料インクジェットインクであって:前記水性顔料分散体は、高分子イオン性分散剤および顔料を含み、
(a)前記高分子イオン性分散剤は顔料に物理的に吸着されており、
(b)前記高分子イオン性分散剤は顔料を水性ビヒクル中に安定的に分散させ、
(c)前記分散体の平均粒径は約300nm未満であり、ならびに
(d)3滴のインクを約1.5gの約0.20モル塩の塩水溶液に添加した場合に、添加後24時間観察したときに、前記顔料が前記塩水溶液から析出し;ならびに、
前記ポリウレタンは、
a).前記ポリウレタンの尿素末端ポリウレタン部の重量分率がウレタン樹脂に対して少なくとも2重量%である尿素末端ポリウレタン;および
b).水性インクの総重量に基づいて約0.5重量%超〜約30重量%の量のインクジェットインク中の架橋ポリウレタンであって、前記架橋ポリウレタンにおける架橋の量は、THF不溶分テストによる測定で約1%超、かつ、約50%未満であるもの
から本質的になる群から選択される水性顔料インクジェットインク。
2.前記ポリウレタンが、一般構造(I):
R2=ジオールからのアルキル、置換/分岐アルキルであり、
R3=水素;アルキル;アミン末端封止基からの非イソシアネート反応性置換アルキル、イソシアネート反応性置換アルキル、または分岐アルキルであり;
R4=水素;アルキル;アミン末端封止基からの非イソシアネート反応性置換アルキル、イソシアネート反応性置換アルキル、または分岐アルキルであり;
イソシアネート反応性基はヒドロキシル、カルボキシル、メルカプトまたはアミドから選択され;
n=2〜30であり;
ならびに、R2=Z1、Z2またはZ3であり、かつ、少なくとも1つのZ1またはZ3および少なくとも1つのZ2がポリウレタン組成物中に存在していなければならず;
p=1である場合、mは2以上〜約36であり、
p=2超である場合、mは2以上〜約12であり;
R5、R6=水素、アルキル、置換アルキル、アリールであり;ここで、R5はR5およびR6置換メチレン基の各々と同一または異なっており、R5とR5またはR6とは結合して環構造を形成していることが可能であり;
Z2は、イオン基で置換されたジオールであり;
Z3は、ポリエステルジオール、ポリカーボネートジオール、ポリエステルカーボネートジオールおよびポリアクリレートジオールから選択される;)
の少なくとも1種の化合物を含む尿素末端ポリウレタンであり、
構造Iは尿素末端封止成分を示すと共に、構造IIは、構造I用の構築ブロックであるジオールおよび/またはポリエーテルジオールを示す、1に記載のインクジェットインク。
3.前記尿素末端ポリウレタンが、構造II(式中、m=3〜36である)のものである、2に記載のインクジェットインク。
4.前記尿素末端ポリウレタンが、構造II(式中、pは2以上であり、m=3〜12である)のものである、2に記載のインクジェットインク。
5.前記ポリウレタンが、総インク組成物の重量に基づいて約0.1〜約12重量%である、1に記載のインクジェットインク。
6.前記ポリウレタンが、総インク組成物の重量に基づいて約0.2〜約10重量%である、1に記載のインクジェットインク。
7.前記ポリウレタンが、総インク組成物の重量に基づいて約0.25〜約8重量%である、1に記載のインクジェットインク。
8.インクの総重量に基づいて約0.1〜約10重量%の顔料、約0.5〜約6の顔料対分散剤の重量比、25℃で約20dyne/cm〜約70dyne/cmの範囲の表面張力、および、25℃で約30cP未満の粘度を有する、1に記載のインクジェットインク。
9.前記分散剤は、顔料を水性ビヒクルに安定的に分散させ、
(c)分散体の平均粒径は約300nm未満であり、ならびに
(d)3滴のインクを約1.5gの約0.20モル塩の塩水溶液に添加した場合に、添加後24時間観察したときに、前記顔料が前記塩水溶液から析出し;および添加後24時間観察したときに、前記顔料が前記塩水溶液から析出する、1に記載のインクジェットインク。
10.前記高分子イオン性分散剤が親水性部分および疎水性部分を含み、前記疎水性部分が主たる部分である、1に記載のインクジェットインク。
11.前記高分子イオン性分散剤が、1種または複数種の親水性モノマーおよび1種または複数種の疎水性モノマーのコポリマーであり、このコポリマーが約300超〜約30,000未満の数平均分子量を有する、10に記載の高分子イオン性分散剤分散体。
12.前記顔料対高分子イオン性分散剤の重量比が約0.5〜約6である、1に記載のインクジェットインク。
13.前記水性ビヒクルが、水および少なくとも1種の水和性の溶剤の混合物である、1に記載のインクジェットインク。
14.少なくとも1種のシアンインク、少なくとも1種のマゼンタインクおよび少なくとも1種のイエローインクを含み、少なくとも1種のインクが1に記載の水性顔料インクジェットインクであるインクセット。
15.(a)デジタルデータ信号に応答性のインクジェットプリンタを提供するステップ;
(b)印刷されるべき基材を前記プリンタに装填するステップ;
(c)14に記載のインクを前記プリンタに装填するステップ;および
(d)デジタルデータ信号に応答して、インクまたはインクジェットインクセットを用いて基材上に印刷するステップ
を含む基材上へのインクジェット印刷方法。
16.15に記載のインクセットが前記プリンタに装填される、5に記載の基材上へのインクジェット印刷方法。
Claims (4)
- 水性ビヒクル中に尿素末端ポリウレタンインク添加物および水性顔料分散体を含む水性顔料インクジェットインクであって:前記水性顔料分散体は、高分子イオン性分散剤および顔料を含み、
(a)前記高分子イオン性分散剤は顔料に物理的に吸着されており、
(b)前記高分子イオン性分散剤は顔料を水性ビヒクル中に安定的に分散させ、
(c)前記分散体の平均粒径は300nm未満であり、ならびに
アミン連鎖停止剤の質量を、この連鎖停止剤を含む他のポリウレタン成分の和で除することにより判定される、前記ポリウレタンの尿素末端ポリウレタン部の重量分率が、ウレタン樹脂の総重量の2重量%〜6.8重量%であり、
;および
尿素末端ポリウレタンは、水性インクの総重量に基づいて0.5重量%超〜30重量%の量のインクジェットインク中で架橋されており、
且つ、前記架橋ポリウレタンにおける架橋の量は、THF不溶分テストによる測定で1%超、かつ、50%未満であることを特徴とする水性顔料インクジェットインク。 - 前記ポリウレタン末端が、一般構造(I):
R2=Z1、Z2またはZ3由来のアルキレン、または置換アルキレンであり、
R3=水素;アルキル;アミン末端封止基からの非イソシアネート反応性置換アルキル、イソシアネート反応性置換アルキル、または分岐アルキルであり;
R4=水素;アルキル;アミン末端封止基からの非イソシアネート反応性置換アルキル、イソシアネート反応性置換アルキル、または分岐アルキルであり;
イソシアネート反応性基はヒドロキシル、カルボキシル、メルカプトまたはアミドから選択され;
n=2〜30であり;
ならびに、R2は上記に定義したものであり、かつ、少なくとも1つのZ1またはZ3および少なくとも1つのZ2がポリウレタン組成物中に存在していなければならず;
p=1である場合、mは2〜36であり、
p=2超である場合、mは2〜12であり;
R5、R6=水素、アルキル、置換アルキル、アリールであり;ここで、R5はR5およびR6置換メチレン基の各々と同一または異なっており、R5とR5またはR6とは結合して環構造を形成していることが可能であり;
Z2は、イオン基で置換されたジオールであり;
Z3は、ポリエステルジオール、ポリカーボネートジオール、ポリエステルカーボネートジオールおよびポリアクリレートジオールから選択される;)
の少なくとも1種の化合物を含み、
構造Iは尿素末端封止成分を示すと共に、構造IIは、構造I用の構築ブロックであるジオールを示す、請求項1に記載のインクジェットインク。 - 前記尿素末端ポリウレタンが、構造II(式中、m=3〜36である)のものである、請求項2に記載のインクジェットインク。
- 前記尿素末端ポリウレタンが、構造II(式中、pは2以上であり、m=3〜12である)のものである、請求項2に記載のインクジェットインク。
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