JP2015043159A - タッチパネル装置及び表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの意図するように毛筆の書き出し部分を描画することができるタッチパネル装置及び表示装置を提供する。【解決手段】タッチパネル装置は、表示面、タッチペン50のペン先51が表示面に接触した場合のペン先の向きを表示面上に射影した方向と表示面上の基準方向との間の角度を算出する角度算出部63、角度算出部63で算出した角度に応じて描画する毛筆状の画像の方向を決定する描画方向決定部64を備え、タッチペンのペン先が表示面に接触したときの位置を検出し、検出した位置に毛筆状の画像を描画する。【選択図】図5

Description

本発明は、タッチペンにより表示面に画像を描画することができるタッチパネル装置及び該タッチパネル装置を備える表示装置に関する。
タッチパネルで形成された表示部を有し、表示部にタッチペンを用いて文字を書くことにより、毛筆文字を描くことができるタッチパネル装置がある。例えば、タッチペンの移動速度の変化のみを用いて毛筆文字を描画するように構成し、装置内に予め用意された毛筆のハネ、かすれ、にじみ、止め筆の形状の複数個のうちの一つを移動速度に応じて選択し、かすれのない点画像とかすれのある点画像を調整して重ね合わせ、逐次タッチパネル上に描画するものがある(特許文献1参照)。
特開2008−140352号公報
しかし、特許文献1のようなタッチパネル装置にあっては、ハネ、かすれ、にじみ、止め筆の形状を描画することは可能であるものの、タッチペンの移動速度の変化のみを考慮しているため、例えば、毛筆の書き出し部分、より具体的には、毛筆をいずれの方向に向かって書き出すかは判別することができない。このため、ユーザが、タッチペンを持って文字を書く場合に、どの向きにタッチペンを向けて書き始めても、描画される毛筆の画像は全く同じ形状のものとなり、毛筆の書き出し部分をユーザの意図するように描画することができない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ユーザの意図するように毛筆の書き出し部分を描画することができるタッチパネル装置及び該タッチパネル装置を備える表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係るタッチパネル装置は、表示面を備え、タッチペンのペン先が該表示面に接触したときの位置を検出し、検出した位置に毛筆状の画像を描画するタッチパネル装置であって、前記ペン先が表示面に接触した場合の該ペン先の向きを前記表示面上に射影した方向と前記表示面上の基準方向との間の角度を算出する算出部と、該算出部で算出した角度に応じて描画する毛筆状の画像の方向を決定する決定部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るタッチパネル装置は、前記タッチペンは、前記ペン先を取り付ける取付部を有するペン本体部を備え、前記ペン先を、前記取付部を中心に三次元変位が可能にしてあり、前記ペン本体部は、前記表示面上の基準方向を検出する基準センサと、前記ペン先の三次元変位を検出する変位センサとを有し、前記算出部は、前記基準センサで検出した基準方向及び変位センサで検出した変位に基づいて前記角度を算出するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係るタッチパネル装置は、前記基準方向は、重力方向であることを特徴とする。
本発明に係るタッチパネル装置は、前記基準方向は、地磁気方向であることを特徴とする。
本発明に係る表示装置は、前述の発明のいずれか1つに係るタッチパネル装置と、前記決定部で決定した方向に向かって太幅となる毛筆状の画像を前記表示面に描画する描画部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの意図するように毛筆の書き出し部分を描画することができる。
本実施の形態の表示装置の構成の一例を示す模式図である。 本実施の形態のタッチパネル装置の構成の一例を示すブロック図である。 本実施の形態のタッチパネル装置の発光部及び受光部の構成の一例を示す模式図である。 本実施の形態のタッチペンによるホバリングの様子の一例を示す模式図である。 本実施の形態のタッチペンの構成の一例を示す模式図である。 本実施の形態のタッチペンの第1実施例を示す模式図である。 第1実施例のタッチペンによる角度算出の一例を示す説明図である。 基準方向を考慮した場合の第1実施例のタッチペンによる角度算出の一例を示す説明図である。 第1実施例のタッチペンによる重力方向を基準とした毛筆状の画像の描画の一例を示す説明図である。 第1実施例のタッチペンによる重力方向を基準とした毛筆状の画像の描画の他の例を示す説明図である。 基準方向を考慮した場合の第1実施例のタッチペンによる角度算出の他の例を示す説明図である。 第1実施例のタッチペンによる北方向を基準とした毛筆状の画像の描画の一例を示す説明図である。 本実施の形態のタッチペンの第2実施例を示す模式図である。 第2実施例のタッチペンの圧力センサの一例を示す模式図である。 第2実施例のタッチペンによる角度算出の一例を示す説明図である。 本実施の形態のタッチペンの第3実施例を示す模式図である。 本実施の形態のタッチペンの第4実施例を示す模式図である。 第4実施例のタッチペンによる角度算出の一例を示す説明図である。 本実施の形態のタッチペンの第5実施例を示す模式図である。 本実施の形態のタッチペンの第6実施例を示す模式図である。 第6実施例のタッチペンによる角度算出の一例を示す説明図である。 第6実施例のひずみゲージのひずみを検出する方法の一例を示す説明図である。 本実施の形態のタッチペンの第7実施例を示す模式図である。 第7実施例のタッチペンによる角度算出の一例を示す説明図である。
以下、本発明を実施の形態を示す図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態の表示装置の構成の一例を示す模式図である。表示装置は、タッチパネル装置100、パーソナルコンピュータ(以下、「PC」と記す)200などを備える。タッチパネル装置100とPC200との間は、通信線1、2を接続してある。
タッチパネル装置100は、表示面10を備える。ユーザが、タッチペン50又は指などで表示面10をタッチ(接触)すると、タッチパネル装置100は、タッチされた表示面10上の位置情報を、通信線1(例えば、USBケーブルなど)を介してPC200へ送出する。PC200は、描画部としての機能を有し、通信線2(例えば、HDMI[High-Definition Multimedia Interface]ケーブル)(HDMIは登録商標)を介してタッチパネル装置100へ映像信号を送出する。
図2は本実施の形態のタッチパネル装置100の構成の一例を示すブロック図である。タッチパネル装置100は、受光部21、アドレスデコーダ22、25、A/Dコンバータ23、制御部24、発光部26、インタフェース部27、受信部28などを備える。また、制御部24は、駆動制御部241、座標算出部242、遮光物管理部243などを備える。
受光部21は、複数の受光素子であり、赤外光を受光するフォトダイオードを有する。また、発光部26は、複数の発光素子であり、赤外光を発する発光ダイオードを有する。
アドレスデコーダ25は、制御部24の制御の下、順番に発光させる発光ダイオードを決定する。また、アドレスデコーダ22は、制御部24の制御の下、順番に受光するフォトダイオードを決定する。
A/Dコンバータ23は、受光部で受光したアナログ信号をデジタル信号に変換して制御部24へ出力する。
駆動制御部241は、アドレスデコーダ22、25を制御することにより、発光させる発光ダイオード及び受光するフォトダイオードの順序を制御する。
座標算出部242は、A/Dコンバータ23から出力されたデジタル信号に基づいてタッチペン50又は指などが表示面10のどこにタッチ(接触)されたかを示す位置情報(表示面上の座標)を算出する。制御部24は、インタフェース部27を介して算出した位置情報をPC200へ送出する。
遮光物管理部243は、多点入力に対応する場合、遮光物(タッチペン50など)の位置を管理する。
受信部28は、タッチペン50が送信する情報(例えば、ペン先が表示面10にタッチしたことを示すペンダウン信号、ペン先の描画方向の情報など)を受信する。
なお、制御部24は、CPU、メモリ等で構成することもでき、制御部24の動作を制御する制御プログラムを記憶することにより、制御部24の動作を決定することができる。
図3は本実施の形態のタッチパネル装置100の発光部26及び受光部21の構成の一例を示す模式図である。図3に示すように、発光部26を構成する複数の発光ダイオード261は、矩形状の表示面10のX軸方向に沿った一辺及びY軸方向に沿った一辺の縁に沿って配置されている。各発光ダイオード261は、赤外光を発光することができる。図3では、各発光ダイオード261が発する赤外光を破線で示している。また、各発光ダイオード261は、発光する赤外光の光路が表示面10に沿ってお互いに平行となるように配置されている。発光部26は、不図示のマルチプレクサを有し、各発光ダイオード261はマルチプレクサに接続してある。
受光部21を構成する複数のフォトダイオード211は、各発光ダイオード261が配置された表示面10の一辺に対向する辺に配置されている。すなわち、各フォトダイオード211は、矩形状の表示面10のX軸方向に沿った一辺及びY軸方向に沿った一辺の縁に沿って、発光ダイオード261に対向するように配置されている。各発光ダイオード261の任意の1つは、各フォトダイオード211の任意の1つに対応している。すなわち、1つの発光ダイオード261が発した赤外光は、当該発光ダイオード261に対応付けて配置された1つのフォトダイオード211で受光され、他のフォトダイオード211では受光されないようにしてある。受光部21は、不図示のマルチプレクサを有し、各フォトダイオード211はマルチプレクサに接続してある。
前述の駆動制御部241は、複数の発光ダイオード261を順次スキャンするための信号をアドレスデコーダ25へ出力し、複数のフォトダイオード211を順次スキャンするための信号をアドレスデコーダ22へ出力する。
アドレスデコーダ25は、駆動制御部241が出力した信号に応じて、発光部26内のいずれかの発光ダイオード261を選択する信号を発光部26へ出力する。選択された発光ダイオード261は、所定の時間、赤外光を発光する。
アドレスデコーダ22は、駆動制御部241が出力した信号に応じて、受光部21内のいずれかのフォトダイオード211を選択する信号を受光部21へ出力する。選択されたフォトダイオード211は、所定の時間、対応付けられた発光ダイオード261が発光する赤外光を受光する。
選択されたフォトダイオード211は、受光した赤外光の強度を、例えば、電圧値で示す強度信号をA/Dコンバータ23へ出力する。
A/Dコンバータ23は、取得した強度信号を、例えば、8ビットのデジタル信号に変換し、変換後の強度信号を制御部24へ出力する。
制御部24は、受光部21のすべてのフォトダイオード211から強度信号を取得する。例えば、制御部24は、発光部26の発光ダイオード261をX軸及びY軸の走査方向に沿って端から順番に発光させて、当該発光ダイオード261に対応付けられたフォトダイオード211で順番に受光することにより、すべてのフォトダイオード211から強度信号を取得する。
制御部24は、すべてのフォトダイオード211から取得した強度信号に基づいて各フォトダイオード211で受光した受光量を算出する。制御部24は、フォトダイオード211について算出した受光量が所定の閾値以上である場合、当該フォトダイオード211が受光する赤外光の光路は遮断されていない、すなわちタッチペン50等で赤外光が遮断されていないと判定する。また、制御部は、フォトダイオード211について算出した受光量が所定の閾値未満である場合、当該フォトダイオード211が受光する赤外光の光路は遮断されている、すなわちタッチペン50等で赤外光が遮断されていると判定する。
このようにして、制御部24は、受光する赤外光の光路が遮断されているフォトダイオード211を特定する。座標算出部242は、特定したフォトダイオードの位置に基づいて、表示面10上の遮光された位置、すなわちタッチペン50又は指がタッチ(接触)された位置情報(座標)を算出する。
図4は本実施の形態のタッチペン50によるホバリングの様子の一例を示す模式図である。図4の例は、タッチペン50が表示面10にタッチされる前のホバリングの状態を示す。ホバリングとは、タッチペン50のペン先が表示面10から僅かに離隔した状態をいう。図4に示すように、発光ダイオード261が発した赤外光は、対応するフォトダイオード211で受光されるまでの間、符号Sで示す領域Sに拡がった状態となる。このような状態でタッチペン50のペン先が領域Sを遮った場合には、ペン先が表示面10にタッチされていないにも関わらず、赤外光の遮光によりタッチしたものと誤って判定されることになる。そこで、タッチペン50のペン先が表示面10に接触したことを示すペンダウンを検出するまでタッチしたと判定しないようにすることにより、タッチペン50のペンダウン(接触)及びペンアップ(非接触)を正確に判定することができる。
図5は本実施の形態のタッチペン50の構成の一例を示す模式図である。図5に示すように、タッチペン50は、先端部が細くなったペン先51、ユーザが把持することができ、例えば、円筒状に形成されたペン本体部53、ペン先51をペン本体部53に取り付ける取付部52などで構成されている。また、ペン本体部53は、変位検出部61、基準方向検出部62、角度算出部63、描画方向決定部64、通信部65などを有する。
取付部52は、例えば、球状をなしたボールジョイント52であり、ペン先51を取付部52を中心に三次元変位が可能にしてある。
変位検出部61は、ペン先51の三次元変位を検出する変位センサとしての機能を有する。変位検出部61は、例えば、ペン本体部53の軸方向をZ軸とし、Z軸に直交するようにX軸、Y軸を設けた場合、ペン本体部53に対して、X軸、Y軸及びZ軸の方向に変位するペン先51の変位を検出することができる。変位センサは、例えば、圧力センサを用いることができ、ユーザがタッチペン50のペン本体部53を把持し、ペン先51を表示面10に接触させた場合、ペン本体部53の傾きあるいは向きがどのような方向であっても、ペン先51の変位を検出することができる。
また、変位検出部61は、ペン先51が表示面10にタッチしたことを示すペンダウンを検出する。ペンダウンを検出することにより、図4に例示したような、表示面10にタッチペン50のペン先51が接触する前にタッチを誤検出するホバリングの影響をなくすことができる。
ユーザがタッチペン50を表示面10に近づけると、制御部24は、遮光物が存在することを検知する。タッチペン50のペン先51が表示面10に接触し、ペンダウンが検出されると、ペン先51(遮光物)が表示面10のいずれの座標に存在するかを示す位置情報がPC200へ送出されるとともに、ペンダウンの検出に対応して画像(例えば、毛筆状の点画像及び線画像)を描画する指示がPC200へ送出される。そして、PC200は、ペンダウンがあった座標に毛筆状の画像を描画するための映像信号をタッチパネル装置100へ送出する。
基準方向検出部62は、表示面10上の基準方向を検出する基準センサとしての機能を有する。基準方向検出部62は、例えば、加速度センサ、あるいは地磁気センサなどを用いることができる。
角度算出部63は、算出部としての機能を有し、ペン先51が表示面10に接触した場合のペン先51の向きを表示面10上に射影(又は投影)した方向と表示面10上の基準方向との間の角度を算出する。ユーザがタッチペン50を表示面10に対して任意の向きに傾けた状態で表示面10にペン先51を接触させた場合、タッチペン50全体を表示面10に射影又は投影したときのタッチペン50の向き、すなわちペン先51の向きは、表示面10上の一の方向となる。角度算出部63は、当該一の方向と表示面10上の基準方向との間の角度を算出する。これにより、ペン先51が基準方向に対していずれの向きとなっているかを角度により特定することができる。
より具体的には、角度算出部63は、変位検出部61で検出した変位及び基準方向検出部62で検出した基準方向に基づいて前述の角度を算出する。これにより、ユーザがタッチペン50のペン本体部53を把持し、ペン先51を表示面10に接触させた場合、ペン本体部53の傾きあるいは向きがどのような方向であっても、ペン先51の変位及び基準方向に基づいてペン先51の向きについての表示面10上の方向と基準方向との間の角度を求めることができる。
描画方向決定部64は、決定部としての機能を有し、角度算出部63で算出した角度に応じて描画する毛筆状の画像の方向を決定する。ユーザが、毛筆状の画像を書き始める場合、一般的には、筆が描画面に接触したときの画像の幅が小さく(例えば、小さな点画像の如く)、筆を次第に移動させるのに応じて画像の幅が徐々に大きく(例えば、大きな点画像の如く)なる。そこで、角度算出部63で算出した角度に応じて毛筆状の画像(筆で描いた画像)の方向を決定することにより、ユーザの筆の移動方向(タッチペンのペン先の移動方向)を特定することができる。これにより、ユーザが、タッチペン50を持って文字を書く場合に、どの向きにタッチペン50を向けて書き始めるかに応じて、描画する毛筆状の画像の方向が異なるので、ユーザの意図するように毛筆の書き出し部分を描画することができる。
通信部65は、描画方向決定部64で決定した描画方向の情報、及びペンダウンの検出を示すペンダウン信号を受信部28へ送信する。通信部65は、例えば、超音波スピーカ、無線モジュールなどを用いることができる。
次に、タッチペン50の構造について具体例を説明する。図6は本実施の形態のタッチペン50の第1実施例を示す模式図である。図6に示すように、タッチペン50は、円錐状のペン先51、円筒状のペン本体部53を備え、ペン先51の先端が自由に傾くように(三次元変位が可能なように)、ペン先51は、ボールジョイント52によりペン本体部53に取り付けられて(連結されて)いる。
ペン本体部53のペン先51に対向する端面には、中央部に基準方向検出部62としての加速度センサ621(例えば、3軸加速度センサ)を固定してあり、加速度センサ621の周囲には、変位検出部61としての圧力センサ611を固定してある。なお、図6の例では、圧力センサ611を、加速度センサ621の周囲に等間隔で4個設ける構成であるが、圧力センサ611の数は4個に限定されるものではない。
図6に示すように、ユーザがタッチペン50のペン先51を表示面10に接触させることにより、ペン先51は、例えば、図6中の矢印で示す方向に傾く。ペン先51が、いずれの方向に傾くかに応じて、4個の圧力センサ611に加わる圧力が変化し、各圧力センサ611は、加わった圧力に応じた電圧を出力する。
図7は第1実施例のタッチペン50による角度算出の一例を示す説明図である。図7に示すように、4個の圧力センサ611が、直交するX軸上及びY軸状に位置するようにXY座標を設けるとする。XY座標で画定される面は、表示面10と平行な面となる。図7の例では、圧力センサ611aは座標(x1、0)に位置し、圧力センサ611bは座標(−x1、0)に位置し、圧力センサ611cは座標(0、y1)に位置し、圧力センサ611dは座標(0、−y1)に位置している。また、各圧力センサ611a〜611dが出力する電圧をVa、Vb、Vc、Vdとする。
圧力センサ611は、例えば、PTF(Polymer Thick Film:高分子厚膜フィルム)を用いたものであり、加えられた圧力に応じて抵抗値が減少する性質を利用して、圧力に応じた電圧を得ることができる。
この場合、ペン先51のXY座標上の変位xpは、式(Va×x1−Vb×x1)/(Va+Vb)で求めることができ、ペン先51のXY座標上の変位ypは、式(Vc×y1−Vd×y1)/(Vc+Vd)で求めることができる。また、X軸方向と変位の方向との間の角度θは、式arctan(yp/xp)で求めることができる。
図8は基準方向を考慮した場合の第1実施例のタッチペン50による角度算出の一例を示す説明図である。図8の例では、例えば、タッチパネル装置100の表示面10が、直立型である場合、すなわち表示面10を鉛直面に沿って縦置きするような場合、表示面10上の基準方向として重力方向を用いることができる。図8の例では、ペン先51の傾きを圧力センサ611で検出するとともに、タッチペン50自身(ペン本体部53)の姿勢を加速度センサ621で検出する。これにより、ペン先51の方向が表示面10上でいずれの向きになっているかを特定することができる。
加速度センサ621のZ軸方向をペン本体部53の軸方向とし、X軸及びY軸方向がペン本体部53のペン先51に対向する端面上になるように、予め加速度センサ621を配置しておく。また、加速度センサ621のX軸及びY軸上に、圧力センサ611が位置するように配置しておく。このように配置することにより、加速度センサ621で検出される重力方向と圧力センサ611の位置関係が画定される。
圧力センサ611により検出した、ペン先51の変位を(xp、yp)とすると、X軸方向に対して変位の方向がなす角度θは、図7の例のとおり、式arctan(yp/xp)で求めることができる。
ペン本体部53が、表示面10に対して略垂直になっている場合(直立型のタッチパネル装置100である場合において、ユーザがタッチペン50を把持して表示面10にタッチするときには、ペン本体部53は、表示面10に対して略垂直になっていると考えられる)、加速度センサ621のZ軸方向の成分は略0と仮定することができる。加速度センサ621の出力に基づいて、重力方向のgベクトルのX軸及びY軸方向の成分gx、gyを求める。この場合、X軸方向と重力方向(gベクトルの方向)との間の角度αは、式arctan(gy/gx)で求めることができる。したがって、ペン先51の基準方向(重力方向)に対する角度は、式(θ+α)で求めることができる。
図9は第1実施例のタッチペン50による重力方向を基準とした毛筆状の画像の描画の一例を示す説明図である。図9の例は、表示面10が縦置きに配置された、いわゆる直立型ディスプレイの場合を示す。図9の左側の図は、表示面10に対してタッチされたタッチペン50の様子の一例を示し、図9の右側の図は、表示面10に描画される毛筆状の画像の一例を示す。
図9に示すように、ペン先51の方向と基準方向である重力方向との間の角度が、例えば、60度であるとする。この場合、描画される毛筆状の画像は、重力方向に対して60度の角度をなすペン先51の方向に向かって細幅となり、ペン先51の移動方向、すなわちペン先51の方向に対して180度の方向に向かって太幅となる。
図10は第1実施例のタッチペン50による重力方向を基準とした毛筆状の画像の描画の他の例を示す説明図である。図10の例も、表示面10が縦置きに配置された、いわゆる直立型ディスプレイの場合を示す。図10の左側の図は、表示面10に対してタッチされたタッチペン50の様子の一例を示し、図10の右側の図は、表示面10に描画される毛筆状の画像の一例を示す。
図10に示すように、ペン先51の方向と基準方向である重力方向との間の角度が、例えば、130度であるとする。この場合、描画される毛筆状の画像は、重力方向に対して130度の角度をなすペン先51の方向に向かって細幅となる。また、ペン先51の移動方向、すなわちペン先51の方向に対して180度の方向に向かって太幅となる。
図11は基準方向を考慮した場合の第1実施例のタッチペン50による角度算出の他の例を示す説明図である。図11の例では、例えば、タッチパネル装置100の表示面10が、テーブル型である場合、すなわち表示面10を水平方向に沿って横置きするような場合、表示面10上の基準方向として地磁気方向を用いることができる。基準方向として地磁気方向は、例えば、北方向とすることができるが、北方向に限定されるものではない。例えば、東、西、南方向などであってもよい。
ペン先51の傾きを圧力センサ611で検出するとともに、タッチペン50自身(ペン本体部53)の姿勢を地磁気センサ622で検出する。なお、基準方向に対するペン先51の方向がなす角度の算出は、図8の例と同様であるので、説明は省略する。なお、テーブル型の場合には、タッチパネル装置100の本体側(表示部側)にも地磁気センサを設け、基準方向を検出する必要がある。これにより、ペン先51の方向が表示面10上でいずれの向きになっているかを特定することができる。
図12は第1実施例のタッチペン50による北方向を基準とした毛筆状の画像の描画の一例を示す説明図である。図12の例は、表示面10が横置きに配置された、いわゆるテーブル型ディスプレイの場合を示す。図12の左側の図は、表示面10に対してタッチされたタッチペン50の様子の一例を示し、図12の右側の図は、表示面10に描画される毛筆状の画像の一例を示す。タッチパネル装置100の適宜の箇所に基準方向である北方向を検出するための地磁気センサ623を設けてある。地磁気センサ623は、地磁気センサ622と同等のものでよい。
図12に示すように、ペン先51の方向と基準方向である北方向との間の角度が、例えば、75度であるとする。この場合、描画される毛筆状の画像は、北方向に対して75度の角度をなすペン先51の方向に向かって細幅となり、ペン先51の移動方向、すなわちペン先51の方向に対して180度の方向に向かって太幅となる。
図9、図10及び図12に示すように、タッチペン50のペン先51を表示面10にタッチしたときのペン先51の方向により、毛筆状の画像の描画の方向を変化させることにより、筆で書いたときのように、毛の向きを再現して一層リアルな毛筆状の画像を再現することができ、筆で書いた場合と同様の効果を得ることができる。
また、描画部としてのPC200は、描画方向決定部64で決定した方向に向かって太幅となる毛筆状の画像を表示面10に描画する。すなわち、毛筆の書き出し当初は、細幅に描き、ペン先が移動するのに応じて徐々に太幅に描く。これにより、ユーザがどの向きにペン先を移動させても、ペン先の移動方向に応じて幅が変化する毛筆状の画像を描画することができる。
図13は本実施の形態のタッチペン50の第2実施例を示す模式図である。図13に示すように、ペン先51は、円錐状をなし、ペン先51の材質は、例えば、磁石などの磁性体である。ペン先51のペン本体部53に対向する端面には、円錐柱状の空間からなる受部511を形成してある。
ペン本体部53のペン先51に対向する端面には、鉄などの強磁性体からなる円環状の板部531を埋め込んでいる。また、ペン本体部53のペン先51に対向する端面の中央部(板部531の中央部)には、円錐柱状の円錐部532を設けている。円錐部532の周面には、帯状の圧力センサ612を周設してある。ペン先51の受部511には、ペン本体部53の円錐部532が、圧力センサ612の検出圧力が0となるような緩い状態で収容されている。なお、圧力センサ612の表面と受部511との間には、例えば、10μm〜100μmの範囲程度の隙間を設けている。
図14は第2実施例のタッチペン50の圧力センサ612の一例を示す模式図である。図14に示すように、圧力センサ612は、帯状の導電性フィルム6121と抵抗フィルム6122の導電性を有する面とを対向して配置し、導電性フィルム6121及び抵抗フィルム6122の両端を非導電性接着剤6123で接着した構造をなす。導電性フィルム6121と抵抗フィルム6122との離隔寸法は、例えば、1μm〜1mmの範囲程度である。
導電性フィルム6121は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に薄い金属(例えば、アルミニウムなど)で電極を形成してある。抵抗フィルム6122は、PETフィルムに炭素被膜を形成してあり、抵抗フィルム6122全体が導電性を有するシートである。非導電性接着剤6123としては、例えば、ゴム系、ビニール系などの柔軟性を有する接着剤を用いることができる。
ペン先51が表示面10に接触することによりペン先51が傾き、圧力センサ612の任意の場所が受部511にタッチしたとする。図14に示すように、導電性フィルム6121に圧力が加わると導電性フィルム6121が撓み、抵抗性フィルム6122に接触する。この場合、導電性フィルム6121が抵抗性フィルム6122のどの部分に接触したかによって、抵抗性フィルム6122は、抵抗値R1の部分と抵抗値R2の部分とに分けられる。したがって、タッチした場所の判定は、電圧Vccを抵抗値R1、R2で分圧した電圧Vにより判定することができる。電圧Vは、式R2×Vcc/(R1+R2)で求めることができる。
また、導電性フィルム6121の抵抗値Rpは、導電性フィルム6121に加わる圧力に比例して減少する。したがって、タッチした圧力の判定は、タッチした場所の電圧Vにより導電性フィルム6121の抵抗値Rpに流れる電流Iにより判定することができる。電流Iは、式R2×Vcc/(R1+R2)/Rpで求めることができる。
図15は第2実施例のタッチペン50による角度算出の一例を示す説明図である。図15に示すように、ペン先51を傾けた状態でペン先51を表示面10にタッチすると、ペン先51の受部511の一か所が、ペン本体部53の円錐部532の周面と接触する。圧力センサ612は面接触となるが、圧力センサ612は抵抗値が最も小さい点を荷重点として検出するので、接触点は最大荷重が加わった点となる。
この場合、図15に示すように、帯状の圧力センサ612を仮に展開して考えると、圧力検出箇所は、幅方向に沿った直線状になり、符号Aで示す点からの距離で接触箇所を検出することができる。例えば、符号Aで示す箇所に加速度センサを取り付け、あるいは地磁気センサを取り付け、符号Aからの距離とペン先51の傾きとを対応付けることによりペン先51の傾きを求めることができ、第1実施例の場合と同様にして、基準方向に対するペン先51の方向がなす角度を求めることができる。
上述のように、圧力センサ612による接触を検出するので、例えば、光又は磁力を検出する場合に比べて角度の検出精度を高めることができる。また、帯状の圧力センサ612を円錐部532の周面上に360度に亘って周設してあるので、ペン先51の傾きを360度高精度に検出することができる。また、圧力センサ612を1個だけ用いることにより、複数のセンサを用いる場合に比べて、センサ間の検出誤差が生じることがない。また、符号Aで示す点からの距離を検出するだけで、基準方向に対するペン先51の方向がなす角度を求めることができるので、複雑な演算が不要となり、簡易な構成とすることができる。
図16は本実施の形態のタッチペン50の第3実施例を示す模式図である。図16に示すように、タッチペン50は、円錐状のペン先51、円筒状のペン本体部53を備え、ペン先51の先端が自由に傾くように(三次元変位が可能なように)、ペン先51は、ボールジョイント52によりペン本体部53に取り付けられて(連結されて)いる。
ペン本体部53のペン先51に対向する端面には、中央部に基準方向検出部62としての加速度センサ621(不図示)を固定してあり、加速度センサ621の周囲には、変位検出部61としての光源613及び光センサ614の組を設けている。なお、図16の例では、光源613及び光センサ614の組を、加速度センサ621の周囲に等間隔で4個設ける構成であるが、光源613及び光センサ614の組の数は4個に限定されるものではない。
それぞれの組を構成する光源613と光センサ614は、光源613が発した光が、ペン先51のペン本体部53に対向する端面で反射され、光センサ614で反射光を検出する。光センサ614で検出する光量に応じて、ペン先51の傾きを求めることができる。例えば、ペン先51のペン本体部53に対向する端面が光センサ614に近づくほど、反射光は強くなり、光センサ614が出力する電圧は大きくなる。ペン先51が傾くことにより、各光センサ614で受光する反射光が変化するので、複数の組の光源613及び光センサ614を配置することでペン先51のどの方向の傾きでも求めることができる。なお、第1実施例の場合と同様にして、基準方向に対するペン先51の方向がなす角度を求めることができる。
図17は本実施の形態のタッチペン50の第4実施例を示す模式図である。図17に示すように、タッチペン50は、円錐状のペン先51、円筒状のペン本体部53を備え、ペン先51の先端が自由に傾くように(三次元変位が可能なように)、ペン先51は、球状のボールジョイント52によりペン本体部53に取り付けられて(連結されて)いる。
ボールジョイント52には、マーカを設けてあり、マーカ撮影用の照明部616、マーカを撮影するカメラ615を配置してある。
図18は第4実施例のタッチペン50による角度算出の一例を示す説明図である。ペン先51を傾けた状態でペン先51を表示面10にタッチすると、ペン先51が傾いた方向と反対方向にマーカが移動するので、カメラ615で撮像して得られた画像上のマーカの位置(移動方向)を検出することにより、ペン先51の傾き方向を検出することができる。なお、第1実施例の場合と同様にして、基準方向に対するペン先51の方向がなす角度を求めることができる。
ペン先51の傾きを動画像として捉えることができるので、反射光を検出する方法、あるいは他のセンサ方式で検出することが難しい微小な角度、あるいはペン先51の傾きが連続して変化するような場合でも、正確にペン先51の動きに追従して傾きを検出し続けることが可能となる。
図19は本実施の形態のタッチペン50の第5実施例を示す模式図である。図19に示すように、タッチペン50は、磁石などの磁性体で構成された円錐状のペン先51、円筒状のペン本体部53を備え、ペン先51の先端が自由に傾くように(三次元変位が可能なように)、ペン先51は、ボールジョイント52によりペン本体部53に取り付けられて(連結されて)いる。なお、ペン先51全体を磁石としてもよいが、ペン先51のペン本体部53に対向する端面のみを磁石としてもよく、あるいは当該端面に磁石を固定するようにしてもよい。
ペン本体部53のペン先51に対向する端面には、中央部に基準方向検出部62としての加速度センサ621(不図示)を固定してあり、加速度センサ621の周囲には、変位検出部61としてのホール素子617を固定してある。なお、図19の例では、ホール素子617を、加速度センサ621の周囲に等間隔で4個設ける構成であるが、ホール素子617の数は4個に限定されるものではない。
各ホール素子617は、ペン先51からの磁束による磁束密度に比例する電圧を出力することができる。ペン先51が傾くことにより、ペン先51がいずれかのホール素子617に近づくと、当該ホール素子617が出力する電圧が増加する。各ホール素子617が出力する電圧を検出することにより、第1実施例の場合と同様に、ペン先51の変位(どの方向に傾いているか)を検出して、基準方向に対するペン先51の方向がなす角度を求めることができる。
ホール素子617を用いる場合には、外乱交などの影響を除去するための対策が不要である。また、ホール素子617を駆動するだけなので、反射光を検出する場合に比べて消費電力を抑制することができる。
図20は本実施の形態のタッチペン50の第6実施例を示す模式図である。図20に示すように、タッチペン50は、円錐状のペン先51、円筒状のペン本体部53を備える。ペン本体部53の内側には、十字状の平板534を固定してあり、平板534の中央部には、柱状の支持部533を立設してあり、支持部533の先端をペン先51に固定してある。これにより、ペン先51の先端が自由に傾くように(三次元変位が可能なように)構成してある。
十字状の平板534には、支持部533を囲むように変位検出部61としての4個のひずみゲージ618を設けている。なお、平板534の形状は十字状に限定されるものではなく、ひずみゲージの個数に応じて変更することができる。
図21は第6実施例のタッチペン50による角度算出の一例を示す説明図である。図21に示すように、ペン先51を傾けた状態でペン先51を表示面10にタッチすると、ペン先51に固定された支持部533を介して平板534が撓む。平板534の撓みを各ひずみゲージ618で検出する。より具体的には、ひずみゲージ618は抵抗体であり、例えば、図21に示すように、ひずみゲージ618aは矢印が示すように伸長し、ひずみゲージ618bは矢印が示すように収縮すると、それぞれのひずみゲージの抵抗値が変化することになる。
図22は第6実施例のひずみゲージ618のひずみを検出する方法の一例を示す説明図である。図22に示すように、ひずみゲージ毎に、ひずみゲージ(抵抗値Ra)及び他の抵抗(R11、R12、R13)によりブリッジを構成し、増幅器を介して差動電圧Vaを検出する。各ひずみゲージで得られた差動電圧Vaを検出することにより、第1実施例の場合と同様に、ペン先51の変位(どの方向に傾いているか)を検出して、基準方向に対するペン先51の方向がなす角度を求めることができる。
平板534の撓みをひずみゲージ618で検出するので、光又は磁力を検出する場合に比べて感度、精度を高めることができる。また、ペン先51が固定されている平板534の撓みを直接検出するので、微弱な力が加わっただけでもひずみを検出することができ検出感度を高くすることができる。
図23は本実施の形態のタッチペン50の第7実施例を示す模式図である。図23に示すように、タッチペン50は、円錐状のペン先51、円筒状のペン本体部53を備える。ペン本体部53の内側には、適長(例えば、10cm程度)離隔して2つのボールジョイント54を配置してある。2つのボールジョイント54間には、ラバーなどの柔軟な材料(例えば、シリコーンゴム又はウレタンゴムなど)で構成された柱状の保持部55を介装してある。保持部55の側面(周面)には、曲げセンサ619を設けている。曲げセンサ619は、保持部55の周囲に3か所以上設ける。曲げセンサ619は、曲げにより抵抗値が変化するひずみゲージを用いることができる。
ペン本体部53のペン先51側のボールジョイント54は、ペン先51の先端が自由に傾くように(三次元変位が可能なように)ペン先51とペン本体部53とを連結する。
図24は第7実施例のタッチペン50による角度算出の一例を示す説明図である。図24に示すように、ペン先51を傾けた状態でペン先51を表示面10にタッチすると、保持部55が撓む。保持部55の撓みを曲げセンサ619で検出する。より具体的には、曲げセンサ619は抵抗体であり、例えば、図24に示すように、曲げセンサ619aは収縮し、曲げセンサ619bは伸長すると、それぞれの曲げセンサの抵抗値が変化することになる。各曲げセンサ619の抵抗値を検出することにより(例えば、電圧に変換して検出する)、第1実施例の場合と同様に、ペン先51の変位(どの方向に傾いているか)を検出して、基準方向に対するペン先51の方向がなす角度を求めることができる。
柔軟な材料で構成された保持部55に曲げセンサ619を設けることにより、毛筆で文字等を書いたときのような毛筆の抵抗力を再現することができ、毛筆で書いた文字等を一層リアルに再現することができる。
本実施の形態のタッチパネル装置(100)は、表示面(10)を備え、タッチペン(50)のペン先(51)が該表示面に接触したときの位置を検出し、検出した位置に毛筆状の画像を描画するタッチパネル装置であって、前記ペン先が表示面に接触した場合の該ペン先の向きを前記表示面上に射影した方向と前記表示面上の基準方向との間の角度を算出する算出部(63)と、該算出部で算出した角度に応じて描画する毛筆状の画像の方向を決定する決定部(64)とを備えることを特徴とする。
本実施の形態にあっては、算出部(63)は、ペン先(51)が表示面(10)に接触した場合の当該ペン先の向きを表示面上に射影した方向と表示面上の基準方向との間の角度を算出する。ユーザがタッチペン(50)を表示面に対して任意の向きに傾けた状態で表示面にペン先を接触させた場合、タッチペン全体を表示面に射影又は投影したときのタッチペンの向き、すなわちペン先の向きは、表示面上の一の方向となる。算出部は、当該一の方向と表示面上の基準方向との間の角度を算出する。これにより、ペン先が基準方向に対していずれの向きとなっているかを角度により特定することができる。
決定部(64)は、算出部で算出した角度に応じて描画する毛筆状の画像の方向を決定する。ユーザが毛筆状の画像を書き始める場合、一般的には、筆が描画面に接触したときの画像の幅が小さく(例えば、小さな点画像の如く)、筆を次第に移動させるのに応じて画像の幅が徐々に大きく(例えば、大きな点画像の如く)なる。そこで、算出部で算出した角度に応じて毛筆状の画像(筆で描いた画像)の方向を決定することにより、ユーザの筆の移動方向(タッチペンのペン先の移動方向)を特定することができる。これにより、ユーザが、タッチペンを持って文字を書く場合に、どの向きにタッチペンを向けて書き始めるかに応じて、描画する毛筆状の画像の方向が異なるので、ユーザの意図するように毛筆の書き出し部分を描画することができる。
本実施の形態のタッチパネル装置は、前記タッチペンは、前記ペン先を取り付ける取付部(52)を有するペン本体部(53)を備え、前記ペン先を、前記取付部を中心に三次元変位が可能にしてあり、前記ペン本体部は、前記表示面上の基準方向を検出する基準センサ(62)と、前記ペン先の三次元変位を検出する変位センサ(61)とを有し、前記算出部(63)は、前記基準センサで検出した基準方向及び変位センサで検出した変位に基づいて前記角度を算出するようにしてあることを特徴とする。
本実施の形態にあっては、タッチペン(50)は、ペン先(51)を取り付ける取付部を有するペン本体部(53)を備え、ペン先を、取付部(52)を中心に三次元変位が可能にしてある。そして、ペン本体部は、表示面上の基準方向を検出する基準センサと、ペン先の三次元変位を検出する変位センサとを有する。例えば、ペン本体部の軸方向をZ軸とし、Z軸に直交するようにX軸、Y軸を設けた場合、ペン先は、ペン本体部に対して、X軸、Y軸及びZ軸の方向に変位させることができる。変位センサは、例えば、圧力センサを用いることができ、ユーザがタッチペンのペン本体部を把持し、ペン先を表示面に接触させた場合、ペン本体部の傾きあるいは向きがどのような方向であっても、ペン先の変位を検出することができる。また、基準センサは、例えば、加速度センサ、あるいは地磁気センサなどを用いることができる。算出部は、基準センサ及び変位センサで検出した基準方向及び変位に基づいて角度を算出する。これにより、ユーザがタッチペンのペン本体部を把持し、ペン先を表示面に接触させた場合、ペン本体部の傾きあるいは向きがどのような方向であっても、ペン先の変位及び基準方向に基づいてペン先の向きの表示面上の方向と基準方向との間の角度を求めることができる。
本実施の形態のタッチパネル装置は、前記基準方向は、重力方向であることを特徴とする。
本実施の形態にあっては、例えば、タッチパネル装置の表示面が、直立型である場合、すなわち表示面を鉛直面に沿って縦置きするような場合、表示面上の基準方向として重力方向を用いることができる。これにより、ペン先の方向が表示面上でいずれの向きになっているかを特定することができる。
本実施の形態のタッチパネル装置は、前記基準方向は、地磁気方向であることを特徴とする。
本実施の形態にあっては、例えば、タッチパネル装置の表示面が、テーブル型である場合、すなわち表示面を水平方向に横置きするような場合、表示面上の基準方向として地磁気方向(例えば、北向きなど)を用いることができる。これにより、ペン先の方向が表示面上でいずれの向きになっているかを特定することができる。
本実施の形態の表示装置は、前述の発明のいずれか1つに係るタッチパネル装置(100)と、前記決定部(64)で決定した方向に向かって太幅となる毛筆状の画像を前記表示面(10)に描画する描画部(200)とを備えることを特徴とする。
本実施の形態にあっては、描画部(200)は、決定部で決定した方向に向かって太幅となる毛筆状の画像を表示面に描画する。すなわち、毛筆の書き出し当初は、細幅に描き、ペン先が移動するのに応じて徐々に太幅に描く。これにより、ユーザがどの向きにペン先を移動させても、ペン先の移動方向に応じて幅が変化する毛筆状の画像を描画することができる。
10 表示面
21 受光部
211 フォトダイオード
22、25 アドレスデコーダ
23 A/Dコンバータ
24 制御部
241 駆動制御部
242 座標算出部
243 遮光物管理部
26 発光部
261 発光ダイオード
27 インタフェース部
28 受信部
50 タッチペン
51 ペン先
52、54 ボールジョイント
53 ペン本体部
61 変位検出部
62 基準方向検出部
63 角度算出部
64 描画方向決定部
65 通信部
611、612 圧力センサ
621 加速度センサ
511 受部
531 板部
532 円錐部
613 光源
614 光センサ
615 カメラ
616 照明部
617 ホール素子
533 支持部
534 平板
618 ひずみゲージ
55 保持部
619 曲げセンサ

Claims (5)

  1. 表示面を備え、タッチペンのペン先が該表示面に接触したときの位置を検出し、検出した位置に毛筆状の画像を描画するタッチパネル装置であって、
    前記ペン先が表示面に接触した場合の該ペン先の向きを前記表示面上に射影した方向と前記表示面上の基準方向との間の角度を算出する算出部と、
    該算出部で算出した角度に応じて描画する毛筆状の画像の方向を決定する決定部と
    を備えることを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 前記タッチペンは、
    前記ペン先を取り付ける取付部を有するペン本体部を備え、
    前記ペン先を、前記取付部を中心に三次元変位が可能にしてあり、
    前記ペン本体部は、
    前記表示面上の基準方向を検出する基準センサと、
    前記ペン先の三次元変位を検出する変位センサと
    を有し、
    前記算出部は、
    前記基準センサで検出した基準方向及び変位センサで検出した変位に基づいて前記角度を算出するようにしてあることを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 前記基準方向は、重力方向であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタッチパネル装置。
  4. 前記基準方向は、地磁気方向であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタッチパネル装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のタッチパネル装置と、前記決定部で決定した方向に向かって太幅となる毛筆状の画像を前記表示面に描画する描画部とを備えることを特徴とする表示装置。
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