JP2015042943A - 傾斜測定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】目視で気泡の位置を確認することを要せずに対象物の傾斜を測定することができる傾斜測定装置を提供する。【解決手段】傾斜測定装置は、本体1と、演算装置2とから構成される。本体1は、棒状の第1の部材11および第2の部材12と、第1の部材11および第2の部材12の一端を吊着する支持部材13と、第1の部材11の他端に固定された磁石14と、第2の部材12の他端に固定された磁力センサ15および送信部16とを備えている。演算装置2は、受信部21と、記憶部22と、測定部23とを備えている。【選択図】 図1
Description
本発明は、対象物の傾斜を測定する傾斜測定装置に関するものである。
従来より、家屋や柱の傾斜を測定する際に、水準器が用いられている。この水準器は、湾曲したガラス管に気泡を残してアルコールなどで封じ込め、面が水平なときに気泡がガラス管の中央に来るようにしたものである(例えば、非特許文献1参照。)。このような水準器により傾斜を測定する場合、測定したい位置に水準器を置き、水準器の気泡の位置を目視で確認し、その気泡の位置によってその位置の傾斜を検出することができる。
水準器、インターネット、<http://kotobank.jp/word/%E6%B0%B4%E6%BA%96%E5%99%A8?dic=daijisen>
しかしながら、水準器により傾斜を測定するには、測定者が気泡の位置を目視で観察しなければならない。したがって、高所や遠隔地にある対象物の傾斜を水準器で測定する場合には、その場所までわざわざ測定者が出向かなければならないので、測定すること自体が困難となることがあった。
そこで、本発明は、目視で気泡の位置を確認することを要せずに対象物の傾斜を測定することができる傾斜測定装置を提供することを目的とする。
上述したような課題を解決するために、本発明に係る傾斜測定装置は、磁石と、磁力を検出する磁力センサと、一端に磁石が固定された棒状の第1の部材と、一端に磁力センサが固定された棒状の第2の部材と、第1の部材の他端と第2の部材の他端を支持して、第1の部材と第2の部材とを相対的に移動可能とする支持部材とを備えることを特徴とするものである。
上記傾斜測定装置において、磁力センサの検出結果に基づいて、測定対象物の傾斜を演算する演算部をさらに備えるようにしてもよい。
本発明によれば、磁力センサの検出結果から傾斜を測定できるので、水準器のように気泡の位置を確認することなく、対象物の傾斜を測定することができる。
図1に示すように、本実施の形態に係る傾斜測定装置は、本体1と、演算装置2とから構成される。
本体1は、棒状の第1の部材11および第2の部材12と、第1の部材11および第2の部材12の一端を支持する支持部材13と、第1の部材11の他端に固定された磁石14と、第2の部材12の他端に固定された磁力センサ15および送信部16とを備えている。
第1の部材11および第2の部材12は、磁気吸着されない材料からなり、共に略等しい長さを有する。
支持部材13は、第1の部材11および第2の部材12の一端を吊着して、第1の部材11の他端と第2の部材12の他端とを相対的に移動可能とする部材である。このような支持部材13により第1の部材11および第2の部材12が単に吊設されているとき、第1の部材11または第2の部材12の他端に固定された磁石14と磁力センサ15は、近接して対向した状態となっている。
磁石14は、永久磁石である。
磁力センサ15は、磁気抵抗素子等を含む磁力を検出する検出回路である。
送信部16は、磁力センサ15に接続され、磁力センサ15による検出結果を外部に送信する通信回路である。
なお、磁力センサ15および送信部16は、電源となる蓄電池(図示せず)を備えるようにしてもよい。
磁力センサ15は、磁気抵抗素子等を含む磁力を検出する検出回路である。
送信部16は、磁力センサ15に接続され、磁力センサ15による検出結果を外部に送信する通信回路である。
なお、磁力センサ15および送信部16は、電源となる蓄電池(図示せず)を備えるようにしてもよい。
演算装置2は、受信部21と、記憶部22と、測定部23とを備え、磁力センサ15の検出結果に基づいて対象物の傾斜を演算する。
受信部21は、送信部16から送信された磁力センサ15による検出結果を受信する通信回路を有する。この受信した磁力センサ15の検出結果は、測定部23に出力される。
記憶部22は、過去の磁力センサ15による検出結果や測定部23により測定対象物の傾斜を算出するための演算プログラムを記憶するメモリ回路を有する。
測定部23は、CPU等の演算回路を備え、記憶部22に記憶された演算プログラムおよび磁力センサ15による過去の検出結果と、受信部21から入力された磁力センサ15の検出結果とに基づいて、測定対象物の傾斜を測定する。
次に、本実施の形態に係る傾斜測定装置による傾斜測定動作について説明する。なお、以下においては、地面に垂直に立設した柱状の測定対象物100の傾斜を測定する場合を例に説明する。
まず、図2に示すように、本体1の第2の部材12を測定対象物100に固定する。具体的には、第2の部材12の延在方向と測定対象物100の延在方向とを一致させた状態で、柱状の測定対象物100に第2の部材12を固定する。このとき、磁力センサ15により磁気を検出し、この検出結果を送信部16により送信し、演算装置2の記憶部22に初期値として記憶させる。この初期値は、測定対象物100が地面に対して垂直に立設した状態の磁気の強度である。したがって、測定部23は、その初期値を基準として測定対象物100の傾斜を測定する。
本体1を測定対象物100に固定した後、磁力センサ15により磁気を検出し、この検出結果を例えば所定時間間隔で送信部16により送信する。受信部21によりその検出結果を受信すると、測定部23は、その検出結果に基づいて、本体1が固定された測定対象の傾斜を測定する。
図2に示すように、測定対象物100が地面に対して垂直な状態を維持している場合、磁石14と磁力センサ15との間隔は、本体1の第2の部材12を測定対象物100に固定したときと同一である。したがって、磁力センサ15の出力は、記憶部22に記憶された初期値と同一である。
一方、図3に示すように、測定対象物100が傾斜すると、第2の部材12は測定対象物100ともに傾斜する一方、第1の部材11は鉛直方向に沿った状態を維持するので、磁石14と磁力センサ15との間隔は、本体1の第2の部材12を測定対象物100に固定したときと異なる。したがって、磁力センサ15の出力も、記憶部22に記憶された初期値と異なる。
このように、磁力センサ15により検出される磁力の強度は、測定対象物100の傾斜、すなわち、磁石14と磁力センサ15の距離によって変化する。そこで、測定部23は、磁力センサ15による検出結果と、記憶部22に記憶された初期値とに基づいて、磁石14と磁力センサ15の距離や測定対象物100の傾斜角を測定する。具体的には、磁石14と磁力センサ15の距離は、クーロンの法則に基づいて磁力センサ15が検出する磁力から算出することができる。傾斜角は、クーロンの法則に基づいて算出した磁石14と磁力センサ15の距離と、第1の部材11および第2の部材12の長さとから算出することができる。
一方、図3に示すように、測定対象物100が傾斜すると、第2の部材12は測定対象物100ともに傾斜する一方、第1の部材11は鉛直方向に沿った状態を維持するので、磁石14と磁力センサ15との間隔は、本体1の第2の部材12を測定対象物100に固定したときと異なる。したがって、磁力センサ15の出力も、記憶部22に記憶された初期値と異なる。
このように、磁力センサ15により検出される磁力の強度は、測定対象物100の傾斜、すなわち、磁石14と磁力センサ15の距離によって変化する。そこで、測定部23は、磁力センサ15による検出結果と、記憶部22に記憶された初期値とに基づいて、磁石14と磁力センサ15の距離や測定対象物100の傾斜角を測定する。具体的には、磁石14と磁力センサ15の距離は、クーロンの法則に基づいて磁力センサ15が検出する磁力から算出することができる。傾斜角は、クーロンの法則に基づいて算出した磁石14と磁力センサ15の距離と、第1の部材11および第2の部材12の長さとから算出することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、磁力センサ15の検出結果から傾斜を測定することができるので、水準器のように気泡を確認しなくてよいので、結果として、手間をかけずに傾斜を測定することができる。
また、送信部16により磁力センサ15の検出結果を送信することにより、高所や遠隔地など作業者が出向かなければならない場所の傾斜も、より簡便に測定することができる。
また、本実施の形態に係る傾斜測定装置は、レーザやエンコーダを用いたデジタル傾斜計と比較して、可能部が殆どなく構造も簡単なので、低コスト化および高耐久性を実現することができる。また、鉛直を基準としているので基準面の設定が不要なので、初期設定が容易である。
なお、本実施の形態では、第2の部材12を鉛直方向に沿って測定対象に固定する場合を例に説明したが、第2の部材12を固定するときの姿勢は鉛直方向に限らず、適宜自由に設定することができる。これにより、測定対象部の傾斜が、第2の部材12を固定したときの測定対象部の姿勢から変化したか否かを検出することができる。
また、本実施の形態では、第2の部材12を測定対象物100に固定する場合を例に説明したが、第1の部材11を測定対象物100に固定するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、測定対象として柱に本体1を固定する場合を例に説明したが、本体1を固定する対象は柱に限定されず、例えば、家屋や塀など、傾斜を測定したい位置に適宜自由に固定することができる。
本発明は、傾斜を測定する各種装置に適用することができる。
1…本体、2…演算装置、11…第1の部材、12…第2の部材、13…支持部材、14…磁石、15…磁力センサ、16…送信部、21…受信部、22…記憶部、23…測定部、100…測定対象物。
Claims (2)
- 磁石と、
磁力を検出する磁力センサと
一端に前記磁石が固定された棒状の第1の部材と、
一端に前記磁力センサが固定された棒状の第2の部材と、
前記第1の部材の他端と前記第2の部材の他端を支持して、前記第1の部材と前記第2の部材とを相対的に移動可能とする支持部材と
を備えることを特徴とする傾斜測定装置。 - 前記磁力センサの検出結果に基づいて、測定対象物の傾斜を演算する演算部
をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の傾斜測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013174185A JP2015042943A (ja) | 2013-08-26 | 2013-08-26 | 傾斜測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013174185A JP2015042943A (ja) | 2013-08-26 | 2013-08-26 | 傾斜測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015042943A true JP2015042943A (ja) | 2015-03-05 |
Family
ID=52696526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013174185A Pending JP2015042943A (ja) | 2013-08-26 | 2013-08-26 | 傾斜測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2015042943A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2013
- 2013-08-26 JP JP2013174185A patent/JP2015042943A/ja active Pending
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