JP2015042822A - 防水扉の水密構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水扉の水密構造を簡素な構成で、施工空間の制約を受けにくいものにする。【解決手段】左右両側枠5A、5B間を結ぶ床Fを凹陥させ、上部開口に蓋板11が開閉自在に取り付けられる収納部10を形成し、この収納部10には、長手方向に沿って防水扉6と収納部10とに対応して形成されこれら防水扉6と収納部10とに密着可能に当接する戸当たり板20を設けている。防水扉6の水密を確保する際、戸当たり板20の長手方向に沿って設けられた一方のシール部27が防水扉6の下部に、戸当たり板20の一方のシール部27と部位を異ならせ長手方向に沿って設けられた他方のシール部29が収納部10にそれぞれ圧接され、防水扉6と収納部10との間の水密を保持するよう構成される。【選択図】図8

Description

本発明は、大雨や洪水時に建物や地下構造物に水が浸入しないように出入り口を閉塞する防水扉の水密構造に関するものである。
従来、建物や地下構造物に水が浸入しないように出入り口を閉塞する防水扉として、手動式の防水扉装置であって、防水扉を出入り口の床面に設けた収納部に概ね水平状態に収納し、この防水扉が回動し起立状態になることで当該出入り口を閉塞するよう構成するとともに、防水扉はアームの先端部で防水扉の裏面側を押し上げる復元力が付加された回動アームを複数本有するよう構成し、当該複数本の回動アームの復元力に差を設けるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−140786号公報
しかしながら、上記従来の防水扉の構造では、防水扉を回動させて起立状態とすることで出入り口を閉塞するには、床面に防水扉の寸法に準じた広さの収納部を設けなければならず、施工上大掛かりな工事が必要となりコストがかかるだけでなく、空間に制約のある場所では設置しにくいという問題がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、簡素な構成で、施工空間の制約を受けにくい防水扉の水密構造を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る防水扉の水密構造は、構造物の出入り口の左右両側枠のうち少なくとも一方の側に一側部が開閉自在に支持された防水扉を、出入り口の上枠と左右側枠とに圧接させて出入り口を閉塞し水密を確保する防水扉の水密構造であって、左右両側枠間を結ぶ床を凹陥させ上部開口に蓋板を有する収納部を形成し、この収納部には、長手方向に沿って防水扉と収納部とに対応して形成されこれら防水扉と収納部とに密着可能に当接する水密手段を変位自在に設け、防水扉の水密を確保する際、蓋を開けて水密手段を変位させて防水扉を閉じ、水密手段の長手方向に沿って設けられた一方のシール部を防水扉の下部に、水密手段の一方のシール部と部位を異ならせ長手方向に沿って設けられた他方のシール部を収納部にそれぞれ圧接させ、防水扉と収納部との間の水密を保持するよう構成したことを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る防水扉の水密構造では、構造物の出入り口の左右両側枠のうち少なくとも一方の側に一側部が開閉自在に支持された防水扉を、出入り口の上枠と左右側枠とに圧接させて出入り口を閉塞し水密を確保する防水扉の水密構造であって、左右両側枠間を結ぶ床を凹陥させ上部開口に蓋板を有する収納部を形成し、この収納部には、長手方向に沿って防水扉と収納部とに対応して形成されこれら防水扉と収納部とに密着可能に当接する水密手段を変位自在に設け、防水扉の水密を確保する際、蓋を開けて水密手段を変位させて防水扉を閉じ、水密手段の長手方向に沿って設けられた一方のシール部を防水扉の下部に、水密手段の一方のシール部と部位を異ならせ長手方向に沿って設けられた他方のシール部を収納部にそれぞれ圧接させ、防水扉と収納部との間の水密を保持するよう構成したことにより、防水扉を閉じて水密を確保する際には、蓋板を開け水密手段を変位させて防水扉を閉じると、第1のシール部が防水扉の下部に、第2のシール部が収納部にそれぞれ圧接され、防水扉と収納部との間の水密が保持される。
本発明の請求項2に係る防水扉の水密構造は、水密手段を、収納部に揺動可能に取り付けられ、起立時上端が防水扉の下端より上方に位置する戸当たり板を備えて構成し、戸当たり板の、防水扉と向き合う面には、設けられ起立時防水扉の下部に当接する一方のシール部を、戸当たり板の異なる部位には、起立時収納部の内面に当接する他方のシール部をそれぞれ設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項3に係る防水扉の水密構造は、収納部左右方向両端には、内外側にそれぞれ側壁を有し床に形成された側溝に接続されるとともに、起立した戸当たり板との干渉を避けて内側壁の前後方向起立側が欠截された側溝受け部が形成され、側溝受け部には、上面に床の側溝と連通する溝部が形成され、側溝受け部を閉塞して収納部への漏水を阻止する側溝受けカバーを取り外し自在に設け、戸当たり板を二重板構造の揺動板体により構成し、この揺動板体を両端が側溝受け部との干渉を避けて後退して形成されるとともに、前後の板の左右方向長さ寸法を異ならせ立ち上がり方向側の後板を長寸に、横倒し方向側の前板を短寸に形成し、起立時、揺動板体と側溝受け部とに差し入れられ、揺動板体の各シール部と連続するシール部を有する第1の差し入れ板を備えて構成されることを特徴とするものである。
本発明の請求項4に係る防水扉の水密構造は、防水扉には、閉塞位置で扉を戸当たり板と各枠側に押圧してロックするロック装置を設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項5に係る防水扉の水密構造は、収納部には、ロック装置の一部が設けられ、戸当たり板は、収納部に設けられたロック装置の一部に臨む揺動板体の上側の部位に、横倒し時、ロック装置の一部との干渉を避ける切り欠き部が形成されるとともに、前後の板の切り欠き面の大きさを異ならせ後板の切り欠き面より前板の切り欠き面を拡大させて形成し、起立時、揺動板体の切り欠き部に差し入れられ、差し入れ時、揺動板体の一方のシール部と連続するシール部を有する第2の差し入れ板を備えて構成されることを特徴とするものである。
本発明の請求項6に係る防水扉の水密構造は、構造物の出入り口の左右両側枠のうち少なくとも一方の側に一側部が開閉自在に支持された防水扉を、出入り口の上枠と左右側枠とに圧接させて出入り口を閉塞し水密を確保する防水扉の水密構造であって、左右両側枠間を結ぶ床を凹陥させ上部開口に蓋板を有する収納部を形成し、この収納部には、長手方向に沿って防水扉に対応して形成された溝を形成するとともに、一面と他面とにそれぞれ長手方向に沿って配置されたシール部材を有する差し込み板を前記溝に出し入れ可能に設け、防水扉の水密を確保する際、蓋板を開いて差し込み板下部を前記溝に嵌め入れて防水扉を閉じ、一方のシール部材を防水扉に、他方のシール部材を収納部の内面にそれぞれ圧接させるよう構成したことを特徴とするものである。
本発明の請求項6に係る防水扉の水密構造では、構造物の出入り口の左右両側枠のうち少なくとも一方の側に一側部が開閉自在に支持された防水扉を、出入り口の上枠と左右側枠とに圧接させて出入り口を閉塞し水密を確保する防水扉の水密構造であって、左右両側枠間を結ぶ床を凹陥させ上部開口に蓋板を有する収納部を形成し、この収納部には、長手方向に沿って防水扉に対応して形成された溝を形成するとともに、一面と他面とにそれぞれ長手方向に沿って配置されたシール部材を有する差し込み板を前記溝に出し入れ可能に設け、防水扉の水密を確保する際、蓋板を開いて差し込み板下部を前記溝に嵌め入れて防水扉を閉じ、一方のシール部材を防水扉に、他方のシール部材を収納部の内面にそれぞれ圧接させるよう構成したことにより、防水扉を閉じて水密を確保する際には、蓋板を開け差し込み板を溝に差し込み防水扉を閉じると、一方のシール部材が防水扉の下部に、他方のシール部材が収納部にそれぞれ圧接され、防水扉と収納部との間の水密が保持される。
本発明の請求項1に係る防水扉の水密構造は、構造物の出入り口の左右両側枠のうち少なくとも一方の側に一側部が開閉自在に支持された防水扉を、出入り口の上枠と左右側枠とに圧接させて出入り口を閉塞し水密を確保する防水扉の水密構造であって、左右両側枠間を結ぶ床を凹陥させ上部開口に蓋板を有する収納部を形成し、この収納部には、長手方向に沿って防水扉と収納部とに対応して形成されこれら防水扉と収納部とに密着可能に当接する水密手段を変位自在に設け、防水扉の水密を確保する際、蓋を開けて水密手段を変位させて防水扉を閉じ、水密手段の長手方向に沿って設けられた一方のシール部を防水扉の下部に、水密手段の一方のシール部と部位を異ならせ長手方向に沿って設けられた他方のシール部を収納部にそれぞれ圧接させ、防水扉と収納部との間の水密を保持するよう構成したので、施工性を向上させて施工空間の制約を受けにくく、しかも閉塞作業を効率化するとともに、構成を簡素化してコストダウンを図る効果がある。
また、本発明の請求項6に係る防水扉の水密構造は、構造物の出入り口の左右両側枠のうち少なくとも一方の側に一側部が開閉自在に支持された防水扉を、出入り口の上枠と左右側枠とに圧接させて出入り口を閉塞し水密を確保する防水扉の水密構造であって、左右両側枠間を結ぶ床を凹陥させ上部開口に蓋板を有する収納部を形成し、この収納部には、長手方向に沿って防水扉に対応して形成された溝を形成するとともに、一面と他面とにそれぞれ長手方向に沿って配置されたシール部材を有する差し込み板を前記溝に出し入れ可能に設け、防水扉の水密を確保する際、蓋板を開いて差し込み板下部を前記溝に嵌め入れて防水扉を閉じ、一方のシール部材を防水扉に、他方のシール部材を収納部の内面にそれぞれ圧接させるよう構成したので、施工性を向上させて施工空間の制約を受けにくく、しかも閉塞作業を効率化するとともに、構成を簡素化してコストダウンを図る効果がある。
図1は本発明の第1の実施例に係る防水扉の水密構造を示す一部破断平面図で、防水扉が開いた状態を示す図である。(実施例1) 図2は図1の防水扉が閉じた状態を示す平面図である。 図3は図1の防水扉が閉じた状態を示す一部破断正面図である。 図4は図3のIV−IV線断面図である。 図5は図1の防水扉が閉じられた際の要部の断面図である。 図6は図5の起立状態の戸当たり板を上方から見た説明図である。 図7は図5の起立状態の戸当たり板を収納部に横倒しする際の説明図である。 図8の(A)ないし(D)はそれぞれ、防水扉の水密構造の要部の斜視図を示す説明図である。 図9の(A)ないし(C)はそれぞれ、戸当たり板が収納部に収納された状態を示す収納部の要部平面図、戸当たり板が起立した状態を示す収納部の要部平面図および戸当たり板が起立した状態を示す収納部の一部破断正面図である。 図10の(A)、(B)はそれぞれ、起立状態の戸当たり板に第2の差し入れ板を差し込んだ状態を示す要部の平面図および側面図、図11の(C)、(D)はそれぞれ、 第2の差し入れ板を収納部に収納した状態を示す説明図および起立状態の戸当たり板に差し込んだ状態を示す断面図である。 図11の(A)、(B)はそれぞれ、起立状態の戸当たり板に第1の差し入れ板を差し込んだ状態を示す要部の平面図および側面図、図12の(C)、(D)はそれぞれ、 第1の差し入れ板を収納部に収納した状態を示す説明図および起立状態の戸当たり板に差し込んだ状態を示す断面図である。 図12の(A)ないし(C)はそれぞれ、側溝受け部に配置される側溝受けカバーを示す平面図、側面図および正面図である。 図13の(A)ないし(C)はそれぞれ、本発明の第2の実施例に係る防水扉の水密構造を示す説明図で、(A)は戸当たり板の横倒し状態を示す平面図、(B)は戸当たり板の起立状態を示す平面図、(C)は防水扉を閉じて戸当たり板と密着した状態を示す正面図である。(実施例2) 図14は図13の防水扉の水密構造の要部を示す断面図である。 図15は図13の(C)のXV−XV線断面図である。 図16は図13の(C)のXVI−XVI線断面図である。 図17の(A)ないし(D)はそれぞれ、図13の防水扉の水密構造の要部の斜視図を示す説明図である。 図18の(A)、(B)はそれぞれ,本発明の第3の実施例に係る防水扉の水密構造を示す断面図および一部破断斜視図である。(実施例3)
防水扉の水密構造を簡素化し施工空間の制約を受けにくい構造を実現するという目的を、構造物の出入り口の左右両側枠のうち少なくとも一方の側に一側部が開閉自在に支持された防水扉を、出入り口の上枠と左右側枠とに圧接させて出入り口を閉塞し水密を確保する防水扉の水密構造であって、左右両側枠間を結ぶ床を凹陥させ上部開口に蓋板を有する収納部を形成し、この収納部には、長手方向に沿って防水扉と収納部とに対応して形成されこれら防水扉と収納部とに密着可能に当接する水密手段を変位自在に設け、防水扉の水密を確保する際、蓋を開けて水密手段を変位させて防水扉を閉じ、水密手段の長手方向に沿って設けられた一方のシール部を防水扉の下部に、水密手段の一方のシール部と部位を異ならせ長手方向に沿って設けられた他方のシール部を収納部にそれぞれ圧接させ、防水扉と収納部との間の水密を保持するよう構成し、水密手段を、収納部に揺動可能に取り付けられ、起立時上端が防水扉の下端より上方に位置する戸当たり板を備えて構成し、戸当たり板の、防水扉と向き合う面には、設けられ起立時防水扉の下部に当接する一方のシール部を、戸当たり板の異なる部位には、起立時収納部の内面に当接する他方のシール部をそれぞれ設けたことにより実現した。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。本発明の第1の実施例に係る防水扉の水密構造2は、図1ないし図3に示すように、地下構造物の通路(または施設)Fの出入り口4に設けられる。この出入り口4には、左右両側枠5A、5Bと上枠5Cとがそれぞれコンクリートの壁面と天井とにそれぞれ設けられ、一方の側枠5Aには、防水扉6の一側が二軸蝶番7により開閉可能に連結されて支持される。一方の側枠5Aは断面L字状に形成され、内側面のうち防水扉6と向き合う面のうち少なくともいずれか一方には、弾性を有するシール部材(図示せず)が貼着される。他方の側枠5Bと上枠5Cとにも、防水扉6と向き合う部位にシール部材(図示せず)が貼着される。防水扉6は、閉じられて枠5A〜5Cに当接すると、枠5A〜5Cと当接する部位は図示しないシール部材に密着される一方、下端面と床面Fとの間には、細隙が確保されるようになっている。
ところで、本実施例に係る防水扉の水密構造2では、左右両側枠5A、5B間を結ぶ床を凹陥させ、この凹陥部に金属製の筐体を嵌め込み固定して収納部10が形成される。この収納部10の上部開口には、蓋板11がラバーヒンジ11Aを介して開閉可能に取り付けられる。蓋板11は床面と同一のレベルを確保するようになっている。このため、防水扉6を閉じた際、防水扉6の下端面と蓋板11との間には、細隙が形成される。また、蓋板11の前後方向後方側一端下面には、ラバーヒンジ11Aが、前後方向前方側端部下面と左右方向両端部下面とには、防水ゴム11Bがそれぞれ設けられる。蓋板11と収納部10とには、ロック機構8が設けられる。ロック機構8は、収納部10に形成されたスリット8Aと蓋板11に設けられスリット8Aに掛合して蓋板11を収納部10にロックさせる掛合部8Bとを備えて構成される。蓋板11は、ロック機構8により収納部10にロックされると、収納部10の開口部に密着され、収納部10への水の浸入を阻止するようになっている。
収納部10の左右方向両端には、通路(床)Fの両端に形成された出入り口4の前後側両側溝12、12を接続する側溝受け部13(図9参照)が設けられる。側溝受け部13は底面が収納部10の底面と同一面に形成され、側溝12より深い位置に底面が形成される。側溝受け部13は、収納部10の前後方向長さと同一寸法で底面から垂直に立ち上がる外側壁14と、後述する起立した戸当たり板20との干渉を避けて起立側端部(収納部10の起立側、以後、収納部10の前後方向後方側という)を欠截しこの外側壁14より前後方向寸法が短寸で底面から立ち上がる内側壁15とを備えて構成される。各壁14、15には内側にストッパ16が設けられ、後述する戸当たり板20が起立した際、戸当たり板20の前側面26に当接するようになっている。
側溝受け部13には、側溝受けカバー17が取り外し自在に設けられる。側溝受けカバー17は、上面に床Fの側溝12と連通しほぼ同じ深さを有する溝部18が形成される。側溝受けカバー17は、側溝受け部13に取り付けられると、側溝受け部13を閉塞して収納部10への漏水を阻止するようになっている。溝部18は、側溝12の底面とほぼ同一レベルの底面18Aとこの底面18Aから前後に延長され側溝12の底面に載置される延長部18B、18Cとを有している。側溝受けカバー17は、防水扉6の開放時に側溝受け部13に取り付けられ、防水扉6の閉塞時には、側溝受け部13から取り外されるようになっている。なお、符号19は土手部で、溝部18の左右方向幅を決定している。
収納部10には、収納部10の底部から突出する突出部21にピン22を介して戸当たり板(水密手段)20が揺動可能に取り付けられる。戸当たり板20は、二重板構造の揺動板体23と、この揺動板体23に取り外し自在に差し入れられる差し入れ板24A、24B、25A、25Bとを備えて構成される。揺動板体23の左右方向の長さ寸法L1は、収納部10の左右端に設けられた側溝受け部13の内側壁15、15間の距離L2より短寸となっている(L1<L2)。すなわち、揺動板体23は、両端23A、23Bが側溝受け部13、13との干渉を避けて後退して形成されるようになっている。揺動板体23は、前後の板23C、23Dの左右方向長さ寸法を異ならせ立ち上がり方向側の後板23Cを長寸に、横倒し方向側の前板23Dを短寸に形成して構成される。揺動板体23は、起立させられて揺動端20Aが上方位置にあると、閉じられた防水扉6の下部に向き合うようになっている。また、揺動板体23は、防水扉6が開いた状態で揺動して横倒しされると、収納部10内に収納されるようになっている。
揺動板体23の横倒し方向側(出入り口前後方向の前方側)の面26上部には、図5に示すように、長手方向に沿って第1のシール部(一方のシール部)27が設けられる。第1のシール部27は、揺動板体23の前方側面26に貼着されたゴムや合成樹脂等の弾性を有する密着部材27Aとこの密着部材27Aを支持する支持部材27Bとから構成される。第1のシール部27は、揺動板体23が起立させられて、防水扉6が閉じられると、防水扉6の後方側面6Bの下部に密着するようになっている。また、揺動板体23の起立方向側(出入り口前後方向の後方側)の面28下部には、長手方向に沿って沿って第2のシール部(他方のシール部)29が設けられる。シール部29は、揺動板体23の後方側面28に貼着されたゴムや合成樹脂等の弾性を有する密着部材29Aとこの密着部材29Aを支持する支持部材29Bとから構成される。第2のシール部材29は、揺動板体23が起立させられると、収納部10の後方側壁面10Aに密着するようになっている。
差し入れ板24A、24B、25A、25Bのうち、側溝受け部13側の差し入れ板(第1の差し入れ板)24A、24Bはそれぞれ、揺動板体23の起立時、揺動板体23の両端部23A、23Bと側溝受け部13、13の外側壁14、14との間に差し入れられる。これら差し入れ板24A、24Bは、揺動板体23と側溝受け部13、13との間に差し入れられると、後方側の面が揺動板体23の後板23Cに、前方側の面がストッパ16にそれぞれ当接して保持されるようになっている。差し入れ板24A、24Bはそれぞれ、前方側の面に、差し入れ時揺動板体23の第1のシール部27と連続するシール部30を、後方側の面に、揺動板体23の第2のシール部29と連続するシール部31を備えている。このため、一方のシール部30は、揺動板体23が起立させられて、防水扉6が閉じられると、防水扉6の後方側面6Bの下部に第1のシール部27と連続して密着するようになっている。他方のシール部31は、揺動板体23が起立させられると、収納部10の後方側壁面10Aに第2のシール部29と連続して密着するようになっている。
防水扉6には、グレモン錠(Extension bolt lock、ロック装置)40が設けられる。グレモン錠40は、図3および図4に示すように、防水扉6の内部にそれぞれ上下動可能に設けられ、上端が防水扉6の上面から突出して上枠5Cの孔に当接して押入可能な上側ロッド41A、41Bと、下端が防水扉6の下面から突出して収納部10に設けられた受け部44の受け入れ口44Aに当接して押入可能な下側ロッド42A、42Bと、防水扉6の内部に水平動可能に設けられ、外端が防水扉6の左側面から突出して側枠5Aの孔に当接して押入可能な左側ロッド43Aと、外端が防水扉6の右側面から突出して側枠5Bの孔に当接して押入可能な右側ロッド43Bとを備えている。グレモン錠40は、これら各ロッド41A、41B、42A、42B、43A、43Bの突出端を防水扉6の外側の突出位置と防水扉6内部の後退位置に進退動させる操作部45、46を備えて構成される。収納部10には、下側ロッド42A、42Bの突出端を受け入れる受け部44が二カ所に設けられる。
グレモン錠40の各ロッド41A〜43Bの突出端はいずれもテーパ状に形成され、操作部45、46の操作により各ロッド41A〜43Bの突出端が側枠5A、5B、上枠5Cおよび受け部44の受け入れ口44Aに当接して押入されると、防水扉6を側枠5A、5B、上枠5Cおよび戸当たり板20の側に押圧し、戸当たり板20の連続するシール部30、27、48、27、48、27、30と側枠5A、5B、上枠5Cの図示しないそれぞれのシール部に圧接させるようになっている。なお、このとき、戸当たり板20の他方の連続するシール部31,29、31は収納部10の後方側壁面10Aに圧接されるようになっている。
揺動板体23は、受け部44に臨む部位に、横倒し時、受け部44との干渉を避ける切り欠き部47が形成される。切り欠き部47は、揺動板体23の上側に前後の板23C、23Dの切り欠き面の大きさを異ならせて形成され、後板23Cの切り欠き面47Aより前板23Dの切り欠き面47Bは拡大されて形成される。揺動板体23の起立時、揺動板体23の切り欠き部47には、差し入れ板(第2の差し入れ板)25A、25Bが差し入れられるようになっている。これら差し入れ板25A、25Bはそれぞれ、揺動板体23の切り欠き部47に差し入れられると、後方側の面が揺動板体23の後板23Cの露出面に当接するようになっている。差し入れ板25A、25Bはそれぞれ、前方側の面に、差し入れ時揺動板体23の第1のシール部27と連続するシール部48を備えている。このため、シール部48は、揺動板体23が起立させられて、差し入れ板25A、25Bが切り欠き部47に差し入れられ、防水扉6が閉じられると、防水扉6の後方側面6Bの下部に第1のシール部27と連続して密着するようになっている。このとき、揺動板体23の後方側面で切り欠き部47の下部に貼着された第2のシール部29は、収納部10の後方側壁面10Aに密着されている。
次に、上記第1の実施例に係る防水扉の水密構造2の作用について説明する。上記実施例に係る防水扉の水密構造2は、まず、防水扉6が開放されると、収納部10の側溝受け部13に側溝受けカバー17を載置して、床Fの側溝12と溝部18との連通を確保する。次に、揺動板体23を横倒しして、収納部10に納めるとともに、差し入れ板24A、24B、25A、25Bを収納部10内に納める。なお、これら差し入れ板24A、24B、25A、25Bは別の場所で保管するようにしてもよい。そして、蓋板11を収納部10の開口に取り付け、収納部10内への漏水を阻止するとともに、床Fと同一のレベルの出入り口4の通路を確保する(図8の(A)参照)。このとき、防水扉6下端と床Fおよび蓋板11との間には細隙が確保されているので、防水扉6は、出入り口4の枠5A、5B、5Cに対して開閉自在となっている。
次に、防水扉6を閉じて、防水扉6の水密を確保する際には、まず、蓋板11を開く(図5参照)。そして、揺動板体23を揺動させて起立させ、側溝受けカバー17、17を取り外す(図8の(C)参照)、揺動板体23の両端部に差し入れ板24A、24Bを、切り欠き部47、47にそれぞれ差し入れ板25A、25Bをそれぞれ差し入れる。こうして戸当たり板20が構成される。このとき、起立した戸当たり板20の前側面には、長手方向に連続してシール部30、27、48、27、48、27、30が形成される。起立した戸当たり板20の後側面には、長手方向に連続してシール部31,29、31が形成され、このとき、これら連続するシール部31,29、31は収納部10の後方側壁面10Aに当接される。この状態で、防水扉6を閉じてグレモン錠40を操作してロックすると、防水扉6は上枠5Aと両側枠5B、5C側に押しつけられ、上枠5Aと両側枠5B、5C側の図示しないシール部材に圧接されるとともに、下部は、起立した戸当たり板20の連続するシール部30、27、48、27、48、27、30に圧接される。そして、このとき、戸当たり板20の他方の連続するシール部31,29、31は収納部10の後方側壁面10Aに圧接されている。このように、防水扉6は後方側の面が枠5A〜5Cと戸当たり板20により全周がシールされるとともに、防水扉6と収納部10との間も戸当たり板20のシール部31,29、31によりシールされる。こうして、防水扉6は出入り口4に水密を確保してロックされ開放が阻止される。このため、防水扉6の出入り口4の前方側から水が流入し水圧がかかっても、水密が確保されるようになっている。このように、本実施例に係る防水扉の水密構造2では、揺動板体23を起立させて揺動板体23に差し入れ板24A、24B、25A、25Bを差し入れ、防水扉6を閉じてロックするだけで水密を確保することができ、閉塞作業を効率化することができる。また、構造を簡素化できるので、コストダウンを図ることができる。さらに、側枠5B、5C間に収納部10を形成することにより施工空間の制約を受けにくく、施工性を向上させることができる。なお、本実施例では、シール部31,29、31を弾性変形を利用して収納部10のほぼ垂直に形成された後方側壁面10Aに密着させるようにしているがこれに限られるものではなく、シール部31,29、31を円滑に密着させるため、収納部10の後方側壁面10Aを傾斜させて形成するようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施例に係る防水扉の水密構造102について説明する。第2の実施例に係る防水扉の水密構造102は、図13の(A)ないし(C)に示すように、上記第1の実施例に係る防水扉の水密構造2が、収納部10に側溝受け部13とグレモン錠40の受け部44とを設け、これら側溝受け部13とグレモン錠40の受け部44との干渉を避けるため、戸当たり板20を揺動板体23とこの揺動板体23に差し入れる差し入れ板24A、24B、25A、25Bとにより構成しているのに対し、通路または床Fに側溝がない場合に適用されるもので、収納部には、側溝受け部と受け部とを設けておらず、戸当たり板120を収納部110の左右方向幅に合致させて一枚板で構成した点が異なっている。
第2の実施例に係る防水扉の水密構造102は、左右両側枠105A、105B間を結ぶ床を凹陥させ、この凹陥部に金属製の筐体を嵌め込み固定して収納部110が形成される。収納部110は、図14に示すように、左右両側枠105A、105B間から前方側(防水扉106側)の床F1に迫り出して形成される。収納部110の上部開口には、一対の蓋板111A、111Bが図示しないラバーヒンジを介して開閉可能に取り付けられる。蓋板111A、111Bは床面と同一のレベルを確保するようになっている。床F1、F2は、前方側の床F1と後方側の階段F2とからなり、後方側の階段床F2は外部に続くようになっている。防水扉106を閉じた際、防水扉106の下端面と蓋板111A、111Bとの間には、細隙が形成される。
収納部110には、収納部110の底部から突出する突出部121にピン122を介して戸当たり板(水密手段)120が揺動可能に取り付けられる。戸当たり板120は、左右方向の長さ寸法が収納部110の左右方向長さ寸法とほぼ合致して形成される。戸当たり板120は、起立させられて揺動端120Aが上方位置にあると、閉じられた防水扉106の下部に向き合うようになっている。また、戸当たり板120は、防水扉106が開いた状態で揺動して横倒しされると、収納部110内に収納されるようになっている。符号124は取っ手である。
戸当たり板120の横倒し方向側(出入り口前後方向の前方側)の面126上部には、図13の(C)および図14に示すように、長手方向に沿って第1のシール部(一方のシール部)127が貼着される。第1のシール部127は、ゴムや合成樹脂等の弾性を有する密着部材とこの密着部材を支持する支持部材(図示せず)とから構成される。第1のシール部127は、戸当たり板120が起立させられて、防水扉106が閉じられると、防水扉106の後方側面106Bの下部に密着するようになっている。また、戸当たり板120の起立方向側(出入り口前後方向の後方側)の面128下部には、長手方向に沿って第2のシール部(他方のシール部)129が設けられる。この第2のシール部129は、ゴムや合成樹脂等の弾性を有する密着部材とこの密着部材を支持する支持部材(図示せず)とから構成される。戸当たり板120が起立させられると、収納部110の底面に密着するようになっている。
本実施例に係る防水扉の水密構造102は、如上の如く構成されているので、まず、防水扉106が開放されると、蓋板111A、111Bにより収納部110の開口を閉じ、収納部110内への漏水を阻止するとともに、床F1と同一のレベルの出入り口の通路を確保する。このとき、防水扉106下端と床F1および蓋板111A、111Bとの間には細隙が確保されているので、防水扉6は、出入り口の側枠105A、105Bと上枠(図示せず)に対して開閉自在となっている。
次に、防水扉106を閉じて、防水扉106の水密を確保する際には、まず、蓋板111A、111Bを開いて、戸当たり板120を揺動させて起立させる。このとき、第2のシール部129は、収納部110の底面に密着される。この状態で、防水扉106を閉じてロックすると、防水扉106は上枠(図示せず)および両側枠105A、105Bのシール部材に密着されるとともに、下部は、起立した戸当たり板120の第1のシール部127に密着される。そして、このとき、戸当たり板120の第2のシール部129は収納部110の底面に密着されている。このように、防水扉106は後方側の面が上枠および両側枠105A、105Bと戸当たり板120により全周がシールされるとともに、防水扉106と収納部110との間も戸当たり板120の第2のシール部129によりシールされる。このため、防水扉106の出入り口の前方側から水が流入し水圧がかかっても、水密が確保されるようになっている。このように、本実施例に係る防水扉の水密構造102では戸当たり板120を起立させて、防水扉106を閉じてロックするだけで水密を確保することができ、閉塞作業を効率化することができる。また、構造を簡素化できるので、コストダウンを図ることができる。さらに、側枠105A、105B間に収納部110を形成することにより施工空間の制約を受けにくく、施工性を向上させることができる。
次に、本発明の第3の実施例に係る防水扉の水密構造202について説明する。第3の実施例に係る防水扉の水密構造202は、図18の(A)、(B)に示すように、上記第1および第2の実施例に係る防水扉の水密構造2、102が、戸当たり板20、120を収納部10、110内に揺動可能に配置しているのに対し、収納部210に溝211を形成し、差し込み板220をこの溝211に脱着可能な一枚板から構成した点が異なっている。
すなわち、本実施例に係る防水扉の水密構造202は、出入り口の左右両側枠(図示せず)間を結ぶ床F4を凹陥させ上部開口に蓋板(図示せず)が開閉可能に取り付けられる収納部210を形成し、この収納部210には、底部の後方側(図18の(A)左側)に左右方向に沿って防水扉206の後方側面206Bより後方側に溝211を形成している。そして、水密手段を、この溝211に出し入れ可能な差し込み板220と、差し込み板220の前方側の面226の上部に長手方向に沿って貼着された第1のシール部227と、差し込み板220の後方側の面228に第1のシール部227より下側で高さを異ならせて長手方向に沿って貼着された第2のシール部材229とを備えて構成している。第2のシール部材229は、差し込み板220の下部が溝211に差し入れられると、収納部210の後方側壁面210Aに密着されるようになっている。第1のシール部227は、差し込み板220が溝211に差し入れられ、防水扉206が閉じられると、防水扉206の後方側面206Bの下部に密着されるようになっている。このように、防水扉206は後方側の面が図示しない上枠および両側枠と差し込み板220により全周がシールされるとともに、防水扉206と収納部210との間も差し込み板220の第2のシール部229によりシールされる。このため、防水扉206の出入り口の前方側から水が流入し水圧がかかっても、水密が確保されるようになっている。このように、本実施例に係る防水扉の水密構造202では差し込み板220を溝211に差し込み、防水扉206を閉じてロックするだけで水密を確保することができ、閉塞作業を効率化することができる。また、構造を簡素化できるので、コストダウンを図ることができる。さらに、側枠間に収納部210を形成することにより施工空間の制約を受けにくく、施工性を向上させることができる。
2 防水扉の水密構造
4 構造物の出入り口
5A、5B 左右側枠
5C 上枠
6 防水扉
10 収納部
11 蓋板
20 戸当たり板(水密手段)
27 第1のシール部(一方のシール部)
29 第2のシール部(他方のシール部)
F 床

Claims (6)

  1. 構造物の出入り口の左右両側枠のうち少なくとも一方の側に一側部が開閉自在に支持された防水扉を、出入り口の上枠と左右側枠とに圧接させて出入り口を閉塞し水密を確保する防水扉の水密構造であって、
    左右両側枠間を結ぶ床を凹陥させ上部開口に蓋板を有する収納部を形成し、この収納部には、長手方向に沿って防水扉と収納部とに対応して形成されこれら防水扉と収納部とに密着可能に当接する水密手段を変位自在に設け、防水扉の水密を確保する際、蓋を開けて水密手段を変位させて防水扉を閉じ、水密手段の長手方向に沿って設けられた一方のシール部を防水扉の下部に、水密手段の一方のシール部と部位を異ならせ長手方向に沿って設けられた他方のシール部を収納部にそれぞれ圧接させ、防水扉と収納部との間の水密を保持するよう構成したことを特徴とする防水扉の水密構造。
  2. 水密手段を、収納部に揺動可能に取り付けられ、起立時上端が防水扉の下端より上方に位置する戸当たり板を備えて構成し、戸当たり板の、防水扉と向き合う面には、設けられ起立時防水扉の下部に当接する一方のシール部を、戸当たり板の異なる部位には、起立時収納部の内面に当接する他方のシール部をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1に記載の防水扉の水密構造。
  3. 収納部左右方向両端には、内外側にそれぞれ側壁を有し床に形成された側溝に接続されるとともに、起立した戸当たり板との干渉を避けて内側壁の前後方向起立側が欠截された側溝受け部が形成され、
    側溝受け部には、上面に床の側溝と連通する溝部が形成され、側溝受け部を閉塞して収納部への漏水を阻止する側溝受けカバーを取り外し自在に設け、
    戸当たり板を二重板構造の揺動板体により構成し、この揺動板体を両端が側溝受け部との干渉を避けて後退して形成されるとともに、前後の板の左右方向長さ寸法を異ならせ立ち上がり方向側の後板を長寸に、横倒し方向側の前板を短寸に形成し、起立時、揺動板体と側溝受け部とに差し入れられ、揺動板体の各シール部と連続するシール部を有する第1の差し入れ板を備えて構成されることを特徴とする請求項2に記載の防水扉の水密構造。
  4. 防水扉には、閉塞位置で扉を戸当たり板と各枠側に押圧してロックするロック装置を設けたことを特徴とする請求項2または3に記載の防水扉の水密構造。
  5. 収納部には、ロック装置の一部が設けられ、
    戸当たり板は、収納部に設けられたロック装置の一部に臨む揺動板体の上側の部位に、横倒し時、ロック装置の一部との干渉を避ける切り欠き部が形成されるとともに、前後の板の切り欠き面の大きさを異ならせ後板の切り欠き面より前板の切り欠き面を拡大させて形成し、起立時、揺動板体の切り欠き部に差し入れられ、差し入れ時、揺動板体の一方のシール部と連続するシール部を有する第2の差し入れ板を備えて構成されることを特徴とする請求項4に記載の防水扉の水密構造。
  6. 構造物の出入り口の左右両側枠のうち少なくとも一方の側に一側部が開閉自在に支持された防水扉を、出入り口の上枠と左右側枠とに圧接させて出入り口を閉塞し水密を確保する防水扉の水密構造であって、
    左右両側枠間を結ぶ床を凹陥させ上部開口に蓋板を有する収納部を形成し、この収納部には、長手方向に沿って防水扉に対応して形成された溝を形成するとともに、
    一面と他面とにそれぞれ長手方向に沿って配置されたシール部材を有する差し込み板を前記溝に出し入れ可能に設け、
    防水扉の水密を確保する際、蓋板を開いて差し込み板下部を前記溝に嵌め入れて防水扉を閉じ、一方のシール部材を防水扉に、他方のシール部材を収納部の内面にそれぞれ圧接させるよう構成したことを特徴とする防水扉の水密構造。
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