JP2015040665A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のスイッチにより冗長化を図ることができ、且つスイッチ又は接続経路に異常が生じた場合に、いずれの箇所に異常が生じているかをより正確に判別し易い構成を提供する。
【解決手段】加熱調理器1において、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2側の第1回路31には、制御回路側コネクタ22とスイッチ側コネクタ21とが連結される正規の連結時に、制御回路10の対象送信ポート(送信ポートP1)に接続される信号線L21と対象受信ポート(受信ポートP4)に接続される信号線L24とを、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2を介さずに導通させる導通線L12が設けられている。そして、制御回路に相当するマイクロコンピュータ10は、対象送信ポートからの所定信号送信時における対象受信ポートでの受信結果に基づいてコネクタ部20の異常を判定している。
【選択図】図4

Description

本発明は、加熱調理器に関するものである。
ガスコンロ等の加熱調理器には、点火ボタンなどの外部操作可能な被操作部が設けられており、使用者による被操作部の操作に応じて装置内部に設けられたスイッチの状態が切り替わるようになっている。また、この種の加熱調理器では、特許文献1のように、スイッチや関連回路に生じる故障を検出し、その旨を報知する技術も提案されている。
特開2013−24470号公報
ところで、上述したように被操作部の操作に応じて装置内部のスイッチが切り替わる構成を採用する場合、被操作部の操作に応じて切り替わるスイッチを2つ以上設けることで冗長化を図ることができる。例えば、被操作部がオン状態になったときに2つのスイッチがそれぞれオン状態に対応する動作状態となり、一方のスイッチが故障しても、他方のスイッチの動作状態を判別することで被操作部の状態を把握することが可能となる。また、このような構成では、一方のスイッチの状態と他方のスイッチの状態に矛盾が生じた場合には、いずれかのスイッチに故障が生じていると判定することもできる。例えば、一方のスイッチが被操作部のオン状態を示しているのに、他方のスイッチが被操作部のオフ状態を示している場合、いずれかのスイッチに故障が生じていることが明らかであり、このような論理矛盾に基づいてスイッチの故障判定を行うことが可能となる。
しかしながら、この構成では、2つのスイッチとそれらスイッチの状態を判別する制御回路との間の接続経路に異常が生じたときにその異常を把握できないという問題がある。例えば2つのスイッチと制御回路とが一対のコネクタによる連結部を介して電気的に接続される場合、そのコネクタに抜けが生じて連結が解除されてしまうと、2つのスイッチから制御回路に向かうそれぞれの経路において信号が遮断されてしまうことになる。この場合、被操作部がオン状態に操作されて各スイッチが切り替わっても、各スイッチからの信号は制御回路に入力されないため、制御回路では被操作部がオン状態になっていることを把握できなくなる。従って、被操作部の操作に応じた正常な対応が制御回路でなされないという不具合が生じてしまう。
また、両スイッチからの信号が制御回路に入力する経路において、コネクタが抜けた時に当該経路を介して制御回路に入力される信号状態と、例えば正常時において被操作部がオフ状態になるときに当該経路を介して制御回路に入力される信号状態とが同じになるような場合、両スイッチの論理矛盾に基づく異常判定だけでは、これらの状態を区別することができない。つまり、このケースでは、接続経路に異常が生じているのに、制御回路は正常と判断し続けるような事態が生じ得る。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、複数のスイッチにより冗長化を図ることができ、且つスイッチ又は接続経路に異常が生じた場合に、いずれの箇所に異常が生じているかをより正確に判別し易い構成を提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも第1位置と第2位置とに変位する被操作部と、
前記被操作部が前記第1位置になった場合にオン又はオフのいずれか一方の状態となり、前記被操作部が前記第2位置になった場合にオン又はオフのいずれか他方の状態となる構成の、第1スイッチ及び第2スイッチと、
前記第1スイッチの入力側に接続される第1送信ポートと、前記第2スイッチの入力側に接続される第2送信ポートと、前記第1スイッチの出力側に接続される第1受信ポートと、前記第2スイッチの出力側に接続される第2受信ポートとを備え、前記第1送信ポート及び前記第2送信ポートからの信号送信及び前記第1受信ポート及び前記第2受信ポートを介した信号受信を行う制御回路と、
少なくとも前記制御回路の前記第1送信ポート及び前記第2送信ポートからの各信号線に導通する端子と前記第1受信ポート及び前記第2受信ポートからの各信号線に導通する端子とが配置された制御回路側コネクタと、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのそれぞれの入力側の各信号線に導通する端子と前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのそれぞれの出力側の各信号線に導通する端子とが配置されたスイッチ側コネクタとを備え、前記制御回路側コネクタと前記スイッチ側コネクタとが着脱可能に接続されるコネクタ部と、
を備え、
前記制御回路側コネクタと前記スイッチ側コネクタとが連結される正規の連結時に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチ側の第1回路と、前記制御回路側の第2回路とが接続され、
前記第1回路には、前記第2回路において前記第1送信ポート又は前記第2送信ポートのいずれか一方の対象送信ポートに接続される信号線と、前記第2回路において前記第1受信ポート又は前記第2受信ポートのいずれか一方の対象受信ポートに接続される信号線とを、前記正規の連結時に前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを介さずに導通させる導通線が設けられており、
前記制御回路は、前記対象送信ポートからの所定信号送信時における前記対象受信ポートでの受信結果に基づいて前記コネクタ部の異常を判定し、且つ少なくとも前記コネクタ部が正常と判定される場合に、前記第1送信ポート及び前記第2送信ポートからそれぞれ送信される各送信信号と、前記第1受信ポート及び前記第2受信ポートでそれぞれ受信される各受信信号とに基づいて前記被操作部の位置を判別することを特徴とする。
請求項1の発明において、第1スイッチ及び第2スイッチ側の第1回路には、制御回路側コネクタとスイッチ側コネクタとが連結される正規の連結時に、制御回路の対象送信ポートに接続される信号線と対象受信ポートに接続される信号線とを、第1スイッチ及び第2スイッチを介さずに導通させる導通線が設けられている。そして、制御回路は、対象送信ポートからの所定信号送信時における対象受信ポートでの受信結果に基づいてコネクタ部の異常を判定している。
このように、正規の連結時には、対象送信ポートと対象受信ポートとの間が導通線によって接続され、第1スイッチ及び第2スイッチの影響を抑えた信号伝達経路が構成されるため、制御回路では、対象送信ポートから所定信号を送信し、その時の対象受信ポートでの受信状態を把握することで、信号伝達経路が正常に構成されているか否か(即ち、制御回路側コネクタとスイッチ側コネクタとが正常に連結されているか否か)を、より正確に確認することが可能になる。
そして、少なくともコネクタ部が正常と判別される場合に、第1送信ポート及び第2送信ポートからそれぞれ送信される各送信信号と、第1受信ポート及び第2受信ポートでそれぞれ受信される各受信信号とに基づいて被操作部の位置を判別すれば、コネクタ部の異常に起因する誤認識等を抑制することができるため、被操作部の位置をより高精度に判別することが可能となる。
請求項2の発明では、第1回路において、コネクタ部を介して第1送信ポートからの信号線に導通すると共に第1スイッチの入力側に接続される第1信号線と、コネクタ部を介して第1送信ポートからの信号線に導通すると共にコネクタ部を介して第2受信ポートに導通する第2信号線と、コネクタ部を介して第2送信ポートからの信号線に導通すると共に第2スイッチの入力側に接続される第3信号線と、第1スイッチの出力側に接続されると共にコネクタ部を介して第1受信ポートに導通する第4信号線と、第2スイッチの出力側に接続されると共にコネクタ部を介して第2受信ポートに導通する第5信号線と、が設けられている。
そして、第2信号線が導通線として構成され、第1送信ポートが対象送信ポートとして構成され、第2受信ポートが対象受信ポートとして構成されている。更に、第1スイッチは、被操作部が第1位置になった場合にオン又はオフのいずれかの状態となり、被操作部が第2位置になった場合に他の状態となり、第2スイッチは、被操作部が第1位置になった場合に前記他の状態となり、被操作部が第2位置になった場合に前記いずれかの状態となる構成となっている。
この構成では、第1送信ポートから第2信号線を介して第2受信ポートに至るまでの経路を、コネクタの連結状態を判別する経路として利用することができる。特に、完全に専用化された送受信ポート及び短絡経路を設けるのではなく、スイッチ状態の判別に用いるポート及び経路をコネクタ状態の判別にも利用することができるため、ポート数の削減及び信号線の削減を図りやすくなる。
更に本発明では、制御回路は、第1送信ポートからHレベル信号を送信し且つ第2送信ポートからLレベル信号を送信したときに第1受信ポート及び第2受信ポートでそれぞれ得られる第1受信状態と、第1送信ポートからLレベル信号を送信し且つ第2送信ポートからHレベル信号を送信したときに第1受信ポート及び第2受信ポートでそれぞれ得られる第2受信状態とに基づいてコネクタ部が異常であるか否かを判定し且つ被操作部の位置を判別する構成となっている。
この構成では、正規の連結時に制御回路が第1送信ポートからHレベル信号を送信した場合、第2受信ポートではそのHレベル信号に対応する信号が確認されることになる。つまり、第2受信ポートでHレベル信号に対応する信号が確認されなければ、コネクタが正常に連結されていないと判断することができる。
そして、コネクタが正常に連結されていると判断できた場合、第1送信ポートからHレベル信号を送信し且つ第2送信ポートからLレベル信号を送信したときに第1受信ポート及び第2受信ポートでそれぞれ得られる第1受信状態と、第1送信ポートからLレベル信号を送信し且つ第2送信ポートからHレベル信号を送信したときに第1受信ポート及び第2受信ポートでそれぞれ得られる第2受信状態とを把握すれば、コネクタが正常に連結されていることを前提として、被操作部がどの位置にあるかをより一層正確に判別し易くなる。
請求項3の発明では、制御回路は、対象受信ポートでの受信結果に基づいてコネクタ部が正常であると判定した場合において、第1受信状態と第2受信状態とが予め定められた正規結果でない場合に第1スイッチ及び第2スイッチのいずれかの異常と判定する構成となっている。
このような判定方法を用いれば、第1スイッチ又は第2スイッチの異常をコネクタ部の異常と区別してより正確に検出し易くなる。
請求項4の発明では、制御回路は、対象送信ポートから前記所定信号を送信する処理を、時間間隔をあけて定期的に行い、所定信号の各送信時期に合わせて定期的に対象受信ポートの受信結果を検出してコネクタ部の異常を判定する構成となっている。このように異常判定を行えば、異常検出用の電圧を常に印加するような構成と比較して制御回路や関連回路での電力消費を大幅に抑えることができ、一層の省電力化を図りやすくなる。
図1は、第1実施形態に係る加熱調理器を概略的に例示する斜視図である。 図2は、図1の加熱調理器における各ガスバーナへのガス供給路等を概念的に示す説明図である。 図3は、図1の加熱調理器の電気的構成を概略的に例示するブロック図である。 図4は、図1の加熱調理器におけるスイッチ部の構成を概略的に示す回路図である。 図5は、図1の加熱調理器で行われる判断処理の流れを例示するフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、本発明を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
(加熱調理器の全体構成)
図1に示す加熱調理器1は、調理鍋等の調理器具を加熱可能なビルトインコンロとして構成されている。この加熱調理器1は、加熱調理器本体1aの上面を構成する天板2(トッププレート)から露出するように、右こんろ部4a、左こんろ部4b、が夫々設けられ、その左右のこんろ部4a,4bの間で後方寄りに小こんろ部4cが設けられている。そして、天板2の下方において加熱調理器本体1aの内部中央付近にはグリル3が設けられている。なお、グリル3は、被調理物を収納してグリルバーナ(ガスバーナ54:図2)で加熱調理するグリル庫(図示略)を備えており、このグリル庫は、加熱調理器本体1aの前面部に設けられたグリル扉3bによって開閉可能とされている。
図1に示す右こんろ部4a、左こんろ部4b、小こんろ部4c、グリル3には、図2に示すガスバーナ51,52,53,54がそれぞれ設けられている。そして、ガス供給路としては、複数のガスバーナ51,52,53,54への共通のガス経路となる共通供給路60と、共通供給路60から各ガスバーナ51,52,53,54に向けてそれぞれ分岐する複数の分岐供給路61,62,63,64とが設けられている。そして、共通供給路60には、この共通供給路を開閉する元電磁弁N1が設けられ、各々の分岐供給路61,62,63,64には、火力調整部と、開閉弁とが設けられている。
図2のように、例えば、ガスバーナ51への分岐供給路61には、この分岐供給路61を開閉可能な安全弁51gと、分岐供給路61を開閉可能な閉止弁51fと、ガスバーナ51へのガス供給量を調整可能な火力調整弁51eとが設けられている。これら安全弁51g、閉止弁51f、火力調整弁51eは、図3に示すステッピングモータM1によって駆動されるようになっており、ステッピングモータM1の回転角度が第1角度範囲になったときに安全弁51gが開放し、モータM1の回転角度が第2角度範囲になったときに閉止弁51fが開放し、ステッピングモータM1の回転角度が第3角度範囲のときに回転角度に応じて火力調整弁51eの開度が設定されるようになっている。つまり、ステッピングモータM1の回転角度を制御することで、安全弁51g、閉止弁51fの開閉、及び火力調整弁51eの開度を制御できるようになっている。
また、図2のように、ガスバーナ52への分岐供給路62にも、分岐供給路61と同様の安全弁52g,閉止弁52f、火力調整弁52eが設けられ、ガスバーナ53への分岐供給路63にも、分岐供給路61と同様の安全弁53g,閉止弁53f、火力調整弁53eが設けられている。また、グリル3のガスバーナ54(上バーナ54a及び下バーナ54b)への分岐供給路64には、分岐供給路64を開閉する安全弁54fと火力調整弁54eとが設けられている。なお、分岐供給路62での安全弁52g,閉止弁52f、火力調整弁52eの制御は、分岐供給路61と同様であり、ステッピングモータM2(図3)の回転角度を制御することで、安全弁52g、閉止弁52fの開閉、及び火力調整弁52eの開度を制御できるようになっている。また、分岐供給路63での、安全弁53g,閉止弁53f、火力調整弁53eの制御も分岐供給路61と同様であり、ステッピングモータM3(図3)の回転角度を制御することで、安全弁53g、閉止弁53fの開閉、及び火力調整弁53eの開度を制御できるようになっている。
また、図2のように、グリル3のガスバーナ54への分岐供給路64には、この分岐供給路64を開閉可能な安全弁54fと、ガスバーナ54へのガス供給量を調整可能な火力調整弁54eとが設けられている。これら安全弁54f、火力調整弁54eは、図3に示すステッピングモータM4によって駆動されるようになっており、ステッピングモータM4の回転角度が第1の所定角度範囲になったときに安全弁54fが開放し、ステッピングモータM4の回転角度が第2の所定角度範囲になったときに回転角度に応じて火力調整弁54eの開度が設定されるようになっている。なお、図2の例では、ステッピングモータM4の制御によって開閉する火力調整弁54eを例示したが、火力調整弁54eに代えて、下バーナ54bへの供給路65bを開閉する電磁弁と、上バーナ54aへの供給路65aを開閉する電磁弁と、これら電磁弁をバイパスするパイパス路とを設け、これら電磁弁を、ステッピングモータM4によらず、導通により開閉するようにしてもよい。また、元電磁弁N1は、例えば公知の電磁弁として構成され、マイクロコンピュータ10からの制御信号に応じて開状態と閉状態に切り替えられるようになっている。また、ステッピングモータM1〜M4及び元電磁弁N1は、図3のように、マイクロコンピュータ10からの制御信号に応じて動作する駆動回路41〜45によって駆動されるようになっている。
また、右こんろ部4a、左こんろ部4b、小こんろ部4c、グリル3にそれぞれ対応するように4つの回転操作部6が設けられている。第1の回転操作部6a、第2の回転操作部6b、第3の回転操作部6cは、右側の前面パネル7aから露出するように設けられている。尚、実際の各こんろ部との位置関係と一致するよう、右こんろ部4aに対応する回転操作部6aが右側に、左こんろ部6bに対応する回転操作部6bが左側に、小こんろ部4cに対応する回転操作部6cが回転操作部6a,6bの間に配置されている。また、グリル3に対応する第4の回転操作部6dは、左側の前面パネル7bから露出するように設けられている。
第1の回転操作部6aは、右こんろ部4aの点火、消火、火力調整を行うものであり、押圧操作可能に構成され、且つ回転操作可能に構成されている。例えば、消火時には、図1の実線のように、円筒状に構成された回転操作部6aの前面部が後方に退避するようになっている。そして、この状態から前面部を押圧することで、右こんろ部4aの点火がなされ、二点鎖線6’で示すように前面部が消火時よりも前方位置になるように回転操作部6aが突出するようになっている。また、このような突出状態のときに回転操作部6aを一方の回転方向に回転させることで、対応する右こんろ部4aの火力を増大することができ、逆に、回転操作部6aを他方の回転方向に回転させることで、対応する右こんろ部4aの火力を減少することができるようになっている。また、二点鎖線6’で示す突出状態のときに前面部を押圧すると、実線で示す退避状態に戻り、このときには右こんろ部4aの消火がなされる。
なお、回転操作部6bは、左こんろ部4bの点火、消火、火力調整を行い、回転操作部6cは、小こんろ部4cの点火、消火、火力調整を行い、回転操作部6dは、グリル3の点火、消火、火力調整を行うものである。これらは対象が異なるだけで、基本的な構造、機能は回転操作部6aと同様である。
(スイッチ部の構成)
次に、スイッチ部の構成について説明する。本構成では、図3のように、各回転操作部6a,6b,6c,6dに対応してスイッチ部30a,30b,30c,30dがそれぞれ設けられている。スイッチ部30a,30b,30c,30dはいずれも、図4のように構成されており、回転操作部の状態に応じた信号をマイクロコンピュータ10に対して出力するように構成されている。なお、以下の説明では、図4に示すスイッチ部30が、回転操作部6aに対応するスイッチ部30aである場合を具体例として説明するが、他のスイッチ部30b,30c,30dもスイッチ部30aと同様に構成され、同様に機能する。
本構成では、被操作部に相当する回転操作部6aが図1の実線で示す第1位置(消火位置)と二点鎖線で示す第2位置(点火位置)とに変位するようになっている。そして、この回転操作部6aの後方側には、図4に示す第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2が設けられている。第1スイッチSW1は、回転操作部6aが第1位置(消火位置)になった場合にオフ状態となり、回転操作部6aが第2位置(点火位置)になった場合にオン状態となる構成となっている。逆に、第2スイッチSW2は、回転操作部6aが第1位置(消火位置)になった場合にオン状態となり、回転操作部6aが第2位置(点火位置)になった場合にオフ状態となる構成となっている。
制御回路に相当するマイクロコンピュータ(以下、マイコンとも称する)10は、第1スイッチSW1の入力側に接続される第1送信ポートP1と、第2スイッチSW2の入力側に接続される第2送信ポートP2と、第1スイッチSW1の出力側に接続される第1受信ポートP3と、第2スイッチSW2の出力側に接続される第2受信ポートP4とを備えている。そして、第1送信ポートP1及び第2送信ポートP2からの信号送信及び第1受信ポートP3及び第2受信ポートP4を介した信号受信を行う構成となっている。
更に本構成では、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2側に第1回路31が設けられており、マイクロコンピュータ10側に第2回路32が設けられている。第1回路31は、例えば第1スイッチSW1や第2スイッチSW2を実装する回路基板やハーネスなどによって構成されている。また、第2回路32は、例えばマイクロコンピュータ10を実装する回路基板やハーネスなどによって構成されている。そして、第1回路31に電気的に接続される構成でスイッチ側コネクタ21が設けられ、第2回路32に電気的に接続される構成で制御回路側コネクタ22が設けられており、制御回路側コネクタ22とスイッチ側コネクタ21とが着脱可能に接続される構成で、これら制御回路側コネクタ22及びスイッチ側コネクタ21によってコネクタ部20が構成されている。
制御回路側コネクタ22は、マイクロコンピュータ10の第1送信ポートP1及び第2送信ポートP2からの各信号線L21,L22にそれぞれ導通する端子T21,T22と第1受信ポートP3及び第2受信ポートP4からの各信号線L23,L24にそれぞれ導通する端子T23,24とが配置されている。また、スイッチ側コネクタ21には、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2のそれぞれの入力側の各信号線L11,L13に導通する端子T11,T12と第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2のそれぞれの出力側の各信号線L14,L15に導通する端子T13,14とが配置されている。そして、制御回路側コネクタ22とスイッチ側コネクタ21とが連結される正規の連結時には、スイッチ側コネクタ21の端子T11,T12,T13,T14が、制御回路側コネクタ22の端子T21,T22,T23,T24とそれぞれ接触して導通するようになっている。
本構成では、第1送信ポートP1が対象送信ポートとして機能し、第2受信ポートP4が対象受信ポートとして機能している。そして、第1回路31には、信号線L10及びコネクタ部20を介して第1送信ポートP1からの信号線L21(対象送信ポートに接続される信号線)に導通すると共に第1スイッチSW1の入力側に接続される第1信号線L11が設けられている。更に、第1回路31には、信号線L10及びコネクタ部20を介して第1送信ポートP1からの信号線L21に導通すると共に、信号線L15及びコネクタ部20を介して信号線L24(対象受信ポートに接続される信号線)及び第2受信ポートP4に導通する第2信号線L12が設けられている。これら第1信号線L11及び第2信号線L12は、信号線L21に接続される端子T11からの信号線L10から接続部A1を起点として分岐した構成となっている。
更に、第1回路31には、コネクタ部20を介して第2送信ポートP2からの信号線L22に導通すると共に第2スイッチSW2の入力側に接続される第3信号線L13と、第1スイッチSW1の出力側に接続されると共にコネクタ部20を介して信号線L23及び第1受信ポートP3に導通する第4信号線L14と、第2スイッチSW2の出力側に接続されると共にコネクタ部20を介して信号線L24及び第2受信ポートP4に導通する第5信号線L15とが設けられている。
そして、本構成では、信号線L10と、第2信号線L12と、第5信号線L15の一部(接続部A2と端子T14の間の部分)とが導通線として機能し、制御回路側コネクタ22とスイッチ側コネクタ21とが連結される正規の連結時(即ち、スイッチ側コネクタ21の端子T11,T12,T13,T14が、制御回路側コネクタ22の端子T21,T22,T23,T24とそれぞれ接触して導通する時)に、第1送信ポートP1(対象送信ポート)と第2受信ポートP4(対象受信ポート)とを、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2を介さずに導通させる構成となっている。
また、本構成では、図4のように、スイッチSW1と端子T13の間にはダイオードD1が介在しており、端子T13側からスイッチSW1側へ電流が流れることが防がれている。また、スイッチSW2と端子T14の間にはダイオードD2が介在しており、端子T14側からスイッチSW2側へ電流が流れることが防がれている。また、第2信号線L12において、接続部A1と接続部A2の間にはダイオードD3が介在しており、接続部A2側から接続部A1側に電流が流れることが防がれている。また、本構成では、端子T23と第1受信ポートP3の間の信号線L23は、抵抗R1を介してグランドに接続されており、端子T24と第2受信ポートP4の間の信号線L24は、抵抗R2を介してグランドに接続されている。
このように構成されるスイッチ部30aでは、コネクタ部20が正規の連結状態(スイッチ側コネクタ21の端子T11,T12,T13,T14が、制御回路側コネクタ22の端子T21,T22,T23,T24とそれぞれ接触して導通する状態)のときには、第1送信ポートP1と第2受信ポートP4とが、スイッチSW1、SW2の状態に関係なく常に導通した状態となる。従って、第1送信ポートP1からHレベル信号を出力したときに第2受信ポートP4でHレベル信号が受信されなければコネクタ部20が正規の連結状態ではないことが判明する。
また、スイッチSW1,SW2がいずれも正常動作するときには、回転操作部6aが第1位置(消火位置)となるときに、スイッチSW1がオフ状態となり、且つスイッチSW2がオン状態となる。逆に、回転操作部6aが第2位置(点火位置)となるときには、スイッチSW1がオン状態となり、且つスイッチSW2がオフ状態となる。従って、スイッチSW1,SW2がいずれも正常動作し且つコネクタ部20が正規の連結状態となっているときに、回転操作部6aが第1位置(消火位置)に操作された場合、第1送信ポートP1からHレベル信号を出力したときには、第1受信ポートP3でLレベル信号が受信され、第2送信ポートP2からHレベル信号を出力したときには、第2受信ポートP4でHレベル信号が受信されることになる。従って、コネクタ部20が正規の連結状態と判定されるときに、このような結果が得られない場合には、スイッチSW1,SW2のいずれかが異常であることが判明する。また、スイッチSW1,SW2がいずれも正常動作し且つコネクタ部20が正規の連結状態となっているときに、回転操作部6aが第2位置(点火位置)に操作された場合、第1送信ポートP1からHレベル信号を出力したときには、第1受信ポートP3でHレベル信号が受信され、第2送信ポートP2からHレベル信号を出力したときには、第2受信ポートP4でLレベル信号が受信されることになる。従って、コネクタ部20が正規の連結状態と判定されるときに、このような結果が得られない場合には、スイッチSW1,SW2のいずれかが異常であることが判明する。
そして、本構成では、このようなスイッチ部30の構成を前提として以下のようなスイッチ判定処理を行っている。
(スイッチ判定処理)
次に、マイクロコンピュータ10で行われるスイッチ判定処理について説明する。
マイクロコンピュータ10では、スイッチ部30aに対する図5のような判定処理を所定の短時間毎(例えば50msの周期)の間隔で周期的(定期的)に行うようになっている。なお、以下の説明において、「マイコン出力A」とは、第1送信ポートP1からの出力電圧であり、「マイコン出力B」とは、第2送信ポートP2からの出力電圧である。更に、「マイコン入力a」とは、第1受信ポートP3での入力電圧であり、「マイコン入力b」とは、第2受信ポートP4での入力電圧である。
まず、S1の処理において、第1送信ポートP1からの出力(マイコン出力A)をHレベルとし、第2送信ポートP2からの出力(マイコン出力B)をLレベルとする。なお、図5の例では、Lレベル信号を0Vとし、Hレベル信号を3Vとしている。そして、この出力状態のときの第1受信ポートP3での入力(マイコン入力a)が所定閾値(例えば1.5V)以上であるか否かを判断する(S2)。S2の判断において、第1受信ポートP3での入力が所定閾値未満と判断される場合には、S2にてNoに進み、スイッチ1フラグを0とする(S3)。逆に、S2の判断において、第1受信ポートP3での入力が所定閾値以上と判断される場合には、S2にてYesに進み、スイッチ1フラグを1とする(S4)。そして、S3又はS4の後には、S5にて第2受信ポートP4での入力(マイコン入力b)が所定閾値(例えば1.5V)以上であるか否かを判断する。S5の判断において、第2受信ポートP4での入力が所定閾値未満と判断される場合には、S5にてNoに進み、短絡フラグを0とする(S6)。逆に、S5の判断において、第2受信ポートP4での入力が所定閾値以上と判断される場合には、S5にてYesに進み、短絡フラグを1とする(S7)。このように、マイクロコンピュータ10では、第1送信ポートP1からHレベル信号を送信し且つ第2送信ポートP2からLレベル信号を送信したときに第1受信ポートP3及び第2受信ポートP4でそれぞれ得られる受信状態を(第1受信状態)を、S2、S5にて把握している。
そして、S6又はS7の後には、第1送信ポートP1からの出力をLレベルとし、第2送信ポートP2からの出力をHレベルとするように切り替える。この場合も、例えばLレベル信号を0Vとし、Hレベル信号を3Vとしている。そして、S9では、この出力状態のときの第2受信ポートP4での入力(マイコン入力b)が所定閾値(例えば1.5V)以上であるか否かを判断する。S9の判断において、第2受信ポートP4での入力が所定閾値未満と判断される場合には、S9にてNoに進み、スイッチ2フラグを0とする(S10)。逆に、S9の判断において、第2受信ポートP4での入力が所定閾値以上と判断される場合には、S9にてYesに進み、スイッチ2フラグを1とする(S11)。
そして、S10又はS11の後には、S6又はS7で設定された短絡フラグが0であるか否かを判定する(S12)。S12の判断において、S6又はS7で設定された短絡フラグが0と判断される場合には、S12にてYesに進み、スイッチ異常と判定する(S16)。S16でスイッチ異常と判定される場合は、コネクタ部20が正規の連結状態ではなく、端子T11と端子T21とが接触していない状態、又は端子T14と端子T24とが接触していない状態、若しくはその両方の状態のいずれかである可能性が高いため、S16でスイッチ異常と判定された場合にはこのようなコネクタ異常を疑うことができる。本構成では、S16でスイッチ異常と判定された場合には、S16でのスイッチ異常に対応するエラーコード(第1報知情報)を表示部(図示略)に表示する。
一方、S6又はS7で設定された短絡フラグが1である場合には、S12にてNoに進み、S3又はS4で設定されたスイッチ1フラグが1であるか否かを判断する(S13)。S13の判断において、S3又はS4で設定されたスイッチ1フラグが1と判断される場合には、S13にてYesに進み、S10又はS11で設定されたスイッチ2フラグが1であるか否かを判断する(S17)。そして、S17の判断において、S10又は11で設定されたスイッチ2フラグが0と判断される場合には、S17にてNoに進み、回転操作部6aがオン状態(スイッチオン)であると判定する(S19)。つまり、S19の場合には、スイッチSW1がオン状態であり、スイッチSW2がオフ状態であるため、回転操作部6aの位置が、図1の二点鎖線に示す第2位置(点火位置)であると判定されることになる。そして、このように回転操作部6aがスイッチオンと判定された場合には、回転操作部6aに対応するこんろ部4aにて点火制御がなされる。
一方、S17の判断において、S10又は11で設定されたスイッチ2フラグが1と判断される場合には、S17にてYesに進み、スイッチ異常と判定する(S18)。つまり、この場合、スイッチSW1がオン状態であり、スイッチSW2もオン状態であり、正常時には生じない結果であるため、スイッチ異常と判定することになる。また、S13の判断において、S3又はS4で設定されたスイッチ1フラグが0と判断される場合には、S13にてNoに進み、S10又はS11で設定されたスイッチ2フラグが1であるか否かを判断する(S14)。そして、S14の判断において、S10又は11で設定されたスイッチ2フラグが0と判断される場合には、S14にてYesに進み、スイッチ異常と判定する(S18)。つまり、この場合、スイッチSW1がオフ状態であり、スイッチSW2もオフ状態であり、正常時には生じない結果であるため、スイッチ異常と判定することになる。S18でスイッチ異常と判定される場合、コネクタ部20は正常に接続されているが、スイッチSW1、SW2のいずれかが異常である可能性が高いため、S18でスイッチ異常と判定された場合にはこのようなスイッチ自体の異常を疑うことができる。本構成では、S18でスイッチ異常と判定された場合には、S18でのスイッチ異常に対応するエラーコード(第2報知情報)を表示部(図示略)に表示する。
一方、S14の判断において、S10又は11で設定されたスイッチ2フラグが1と判断される場合には、S14にてYesに進み、回転操作部6aがオフ状態(スイッチオフ)であると判定する(S15)。つまり、S15の場合には、スイッチSW1がオフ状態であり、スイッチSW2がオン状態であるため、回転操作部6aの位置が、図1の実線で示す第1位置(消火位置)であると判定されることになる。このようにスイッチオフと判定された場合には、回転操作部6aに対応するこんろ部4aにて消火制御又は消火状態の維持がなされる。
本構成では、図4のように、コネクタ部20の正規の連結時には、第1送信ポートP1(対象送信ポート)と第2受信ポートP4(対象受信ポート)との間が、導通線(信号線L10、第2信号線L12、第5信号線の一部)によって接続され、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2の影響を抑えた信号伝達経路が構成される。このため、制御回路に相当するマイクロコンピュータ10では、S1のように第1送信ポートP1(対象送信ポート)からHレベル信号(所定信号)を送信し、その所定信号送信時の第2受信ポートP4(対象受信ポート)での受信状態をS5〜S7で把握することで、信号伝達経路が正常に構成されているか否か(即ち、制御回路側コネクタ22とスイッチ側コネクタ21とが正常に連結されているか否か)を、S12において、正確に確認することが可能になる。
そして、少なくともコネクタ部20が正常と判定される場合(即ち、S12にてNoに進む場合)に、第1送信ポートP1及び第2送信ポートP2からそれぞれ送信される各送信信号と、第1受信ポートP3及び第2受信ポートP4でそれぞれ受信される各受信信号とに基づいて回転操作部6aの位置を判別すれば、コネクタ部20の異常に起因する誤認識等を抑制することができるため、回転操作部6aの位置をより高精度に判別することが可能となる。
また、本構成では、第1送信ポートP1から第2信号線L12を介して第2受信ポートP4に至るまでの経路を、コネクタ部20の連結状態を判別する経路として利用することができるようになっている。特に、完全に専用化された送受信ポート及び短絡経路を設けるのではなく、スイッチ状態の判別に用いるポート及び経路をコネクタ状態の判別にも利用することができるため、ポート数の削減及び信号線の削減を図りやすくなる。
更に本構成では、コネクタ部20の正規の連結時においてマイクロコンピュータ10が第1送信ポートP1からHレベル信号を送信した場合、第2受信ポートP4ではそのHレベル信号に対応する信号が確認されることになる。つまり、第2受信ポートP4でHレベル信号に対応する信号が確認されなければ、S12にてYesに進むことになり、S16にてコネクタ部20が正常に連結されていないと判断することができる。そして、コネクタ部20が正常に連結されていると判断できた場合、即ち、S12にてNoに進む場合には、第1送信ポートP1からHレベル信号を送信し且つ第2送信ポートP2からLレベル信号を送信したときに第1受信ポートP3及び第2受信ポートP4でそれぞれ得られる第1受信状態(S2での判断結果)と、第1送信ポートP1からLレベル信号を送信し且つ第2送信ポートP2からHレベル信号を送信したときに第1受信ポートP3及び第2受信ポートP4でそれぞれ得られる第2受信状態(S9での判断結果)とを把握すれば、コネクタが正常に連結されていることを前提として、回転操作部6aがどの位置にあるかをより一層正確に判別し易くなる。
また、制御回路に相当するマイクロコンピュータ10では、第2受信ポートP4(対象受信ポート)での受信結果に基づいてコネクタ部20が正常であると判定した場合において、上述の第1受信状態と第2受信状態とが予め定められた正規結果でない場合、S18のように、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2のいずれかの異常と判定する構成となっている。このような判定方法を用いれば、第1スイッチSW1又は第2スイッチSW2の異常をコネクタ部20の異常と区別してより正確に検出し易くなる。
また、本構成では、マイクロコンピュータ10は、図5の処理を短い時間間隔(例えば、50msの周期)で周期的に行い、S1の処理(即ち、第1送信ポートP1から所定信号(Hレベル信号)を送信する処理)を、時間間隔をあけて周期的(定期的)に行うようになっている。そして、第1送信ポートP1からの所定信号(Hレベル信号)の各送信時期に合わせて周期的(定期的)に第2受信ポートP4の受信結果を検出してコネクタ部20の異常を判定する構成となっている。このように異常判定を行えば、異常検出用の電圧を常に印加するような構成と比較してマイクロコンピュータ10や関連回路での電力消費を大幅に抑えることができ、一層の省電力化を図りやすくなる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
上記実施形態では、スイッチ部30aに対して図5のような処理を行う例を示したが、マイクロコンピュータ10は、スイッチ部30b,30c,30dのいずれに対しても、図5のような処理を個別に行うことができる。
上記実施形態では、Hレベル信号として3Vの信号を例示し、Lレベル信号として0Vの信号を例示したが、Lレベル信号よりもHレベル信号の電圧が高ければ良く、電圧の設定は様々に変更できる。
1…加熱調理器
6…回転操作部(被操作部)
10…マイクロコンピュータ(制御回路)
20…コネクタ部
21…スイッチ側コネクタ
22…制御回路側コネクタ
31…第1回路
32…第2回路
P1…第1送信ポート(対象送信ポート)
P2…第2送信ポート
P3…第1受信ポート
P4…第2受信ポート(対象受信ポート)
SW1…第1スイッチ
SW2…第2スイッチ
L11…第1信号線
L12…第2信号線
L13…第3信号線
L14…第4信号線
L15…第5信号線
L21〜L24…信号線
T11〜T14…端子
T21〜T24…端子

Claims (4)

  1. 少なくとも第1位置と第2位置とに変位する被操作部と、
    前記被操作部が前記第1位置になった場合にオン又はオフのいずれか一方の状態となり、前記被操作部が前記第2位置になった場合にオン又はオフのいずれか他方の状態となる構成の、第1スイッチ及び第2スイッチと、
    前記第1スイッチの入力側に接続される第1送信ポートと、前記第2スイッチの入力側に接続される第2送信ポートと、前記第1スイッチの出力側に接続される第1受信ポートと、前記第2スイッチの出力側に接続される第2受信ポートとを備え、前記第1送信ポート及び前記第2送信ポートからの信号送信及び前記第1受信ポート及び前記第2受信ポートを介した信号受信を行う制御回路と、
    少なくとも前記制御回路の前記第1送信ポート及び前記第2送信ポートからの各信号線に導通する端子と前記第1受信ポート及び前記第2受信ポートからの各信号線に導通する端子とが配置された制御回路側コネクタと、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのそれぞれの入力側の各信号線に導通する端子と前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのそれぞれの出力側の各信号線に導通する端子とが配置されたスイッチ側コネクタとを備え、前記制御回路側コネクタと前記スイッチ側コネクタとが着脱可能に接続されるコネクタ部と、
    を備え、
    前記制御回路側コネクタと前記スイッチ側コネクタとが連結される正規の連結時に、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチ側の第1回路と、前記制御回路側の第2回路とが接続され、
    前記第1回路には、前記第2回路において前記第1送信ポート又は前記第2送信ポートのいずれか一方の対象送信ポートに接続される信号線と、前記第2回路において前記第1受信ポート又は前記第2受信ポートのいずれか一方の対象受信ポートに接続される信号線とを、前記正規の連結時に前記第1スイッチ及び前記第2スイッチを介さずに導通させる導通線が設けられており、
    前記制御回路は、前記対象送信ポートからの所定信号送信時における前記対象受信ポートでの受信結果に基づいて前記コネクタ部の異常を判定し、且つ少なくとも前記コネクタ部が正常と判定される場合に、前記第1送信ポート及び前記第2送信ポートからそれぞれ送信される各送信信号と、前記第1受信ポート及び前記第2受信ポートでそれぞれ受信される各受信信号とに基づいて前記被操作部の位置を判別することを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記第1回路は、
    前記コネクタ部を介して前記第1送信ポートからの信号線に導通すると共に前記第1スイッチの入力側に接続される第1信号線と、
    前記コネクタ部を介して前記第1送信ポートからの信号線に導通すると共に前記コネクタ部を介して前記第2受信ポートに導通する第2信号線と、
    前記コネクタ部を介して前記第2送信ポートからの信号線に導通すると共に前記第2スイッチの入力側に接続される第3信号線と、
    前記第1スイッチの出力側に接続されると共に前記コネクタ部を介して前記第1受信ポートに導通する第4信号線と、
    前記第2スイッチの出力側に接続されると共に前記コネクタ部を介して前記第2受信ポートに導通する第5信号線と、
    を備え、
    前記第2信号線が前記導通線として構成され、
    前記第1送信ポートが前記対象送信ポートとして構成され、
    前記第2受信ポートが前記対象受信ポートとして構成されており、
    前記第1スイッチは、前記被操作部が前記第1位置になった場合にオン又はオフのいずれかの状態となり、前記被操作部が前記第2位置になった場合に他の状態となり、
    前記第2スイッチは、前記被操作部が前記第1位置になった場合に前記他の状態となり、前記被操作部が前記第2位置になった場合に前記いずれかの状態となる構成であり、
    前記制御回路は、
    前記第1送信ポートからHレベル信号を送信し且つ前記第2送信ポートからLレベル信号を送信したときに前記第1受信ポート及び前記第2受信ポートでそれぞれ得られる第1受信状態と、前記第1送信ポートからLレベル信号を送信し且つ前記第2送信ポートからHレベル信号を送信したときに前記第1受信ポート及び前記第2受信ポートでそれぞれ得られる第2受信状態とに基づいて前記コネクタ部が異常であるか否かを判定し且つ前記前記被操作部の位置を判別することを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記制御回路は、前記対象受信ポートでの受信結果に基づいて前記コネクタ部が正常であると判定した場合において、前記第1受信状態と前記第2受信状態とが予め定められた正規結果でない場合に前記第1スイッチ及び前記第2スイッチのいずれかの異常と判定することを特徴とする請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記制御回路は、前記対象送信ポートから前記所定信号を送信する処理を、時間間隔をあけて定期的に行い、前記所定信号の各送信時期に合わせて定期的に前記対象受信ポートの受信結果を検出して前記コネクタ部の異常を判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の加熱調理器。
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