JP2015036885A - 検出装置、検出方法、及びプログラム - Google Patents

検出装置、検出方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】道路環境に影響されることなく、道路標示を検出し得る、検出装置、検出方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】検出装置10は、道路画像を部分画像に分割する画像分割部11、全体のヒストグラム及び各部分画像のヒストグラムを生成するヒストグラム生成部12、全体のヒストグラムの最小値から設定値までに対してグループ分けを実行する、第1のグループ化部13、グループ化成功の場合に、日陰を含む部分画像を日陰部分として特定する日陰部分特定部14、各日陰部分について、輝度が低い第1日陰領域と輝度が高い第2日陰領域を設定する日陰領域設定部15、全体のヒストグラムの設定値から最大値までに対してグループ分けを実行する第2のグループ化部16、グループ化成功の場合に、第1日陰領域及び第2日陰領域の輝度を増加させる補正処理部17、及び道路標示を検出する道路標示検出部18を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、道路上に設けられた道路標示を検出するための、検出装置及び検出方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムに関する。
一般に、道路上には、交通事故の防止、道路交通の円滑化等を目的として、道路標示が設けられている。また、道路標示には、規制標示と指示標示との2つがある。このうち、規制標示は、制限速度、駐車禁止、進路変更禁止、転回禁止、などを示す標示である。また、指示標示は、横断歩道、停止線、横断歩道あり、などを示す標示である。そして、自動車等の車両の運転者は、このような道路標示を目視によって認識し、それに従うことで、安全運転に努める必要がある。
ところで、このような道路標示は、運転者の不注意等によって認識されない場合があり、結果、交通事故が引き起こされる可能性がある。このため、近年においては、車両に搭載された検出システムによって、道路上の道路標示を検出する試みがなされている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
具体的には、特許文献1は、車両の前方の撮像装置で撮影された画像から、制限速度を表す道路標示を検出する検出システムを開示している。特許文献1に開示された検出システムは、道路標示の検出によって制限速度を特定すると、特定した制限速度と車両の現在の速度とを比較する。そして、特許文献1に開示された検出システムは、比較の結果、現在の速度が制限速度を超過している場合は、そのことを運転者に警告する。
また、特許文献2は、車両の前方の撮像装置で撮影された画像から、交差点内に設けられた停止線を検出する検出システムを開示している。特許文献2に開示された検出システムは、画像中に、走行路に沿って複数の検知ラインを設定し、検知ラインの長さ方向における明るさの変化から、停止線を検出している。また、特許文献2に開示された検出システムは、停止線を検出すると、そのことを運転者に警告する。
特開2005−128790号公報 特開2006−24105号公報
このように、特許文献1及び2に開示された検出システムによれば、運転者に、注意を促すことができるため、交通事故の防止が促進されると考えられる。しかし、これらの検出システムには、道路標示の検出精度が道路環境に左右されやすいという問題がある。具体的には、道路標示の一部分が日向にあり、残りの部分が日陰にある状況下では、撮影画像において道路標示の輝度は一様でないため、検出システムが道路標示を正確に検出できない事態が発生する。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、道路環境に影響されることなく、道路標示を検出し得る、検出装置、検出方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における検出装置は、車両前方に取り付けられた撮像装置が出力した道路の画像から道路標示を検出するための検出装置であって、
前記道路の画像を複数の部分画像に分割する、画像分割部と、
一方の軸を画素数とし、他方の軸を輝度として、取得した前記画像の全体のヒストグラム、及び前記部分画像それぞれのヒストグラムを、生成する、ヒストグラム生成部と、
前記全体のヒストグラムの輝度の最小値から設定値までの第1の範囲に対して、第1の閾値によるグループ分けを実行する、第1のグループ化部と、
前記第1のグループ化部によって、前記第1の範囲が2つのグループに分けられた場合に、前記部分画像のうち、日陰を含む部分画像を、日陰部分として特定する、日陰部分特定部と、
前記日陰部分それぞれについて、当該日陰部分のヒストグラムに対する第2の閾値によるグループ分けを実行し、輝度が前記第2の閾値以下となるグループに属する画素の領域を第1日陰領域に設定し、更に、輝度が前記第2の閾値を超えるグループに属する画素の領域を第2日陰領域に設定する、日陰領域設定部と、
前記全体のヒストグラムの輝度の前記設定値から最大値までの第2の範囲に対して、第3の閾値によるグループ分けを実行する、第2のグループ化部と、
前記第2のグループ化部によって、前記第2の範囲が2つのグループに分けられた場合に、前記第1日陰領域の輝度及び前記第2日陰領域の輝度それぞれが増加するように補正を実行する、補正処理部と、
前記補正処理部による補正が行なわれた前記道路の画像から、道路標示を検出する、道路標示検出部と、
を備えていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における検出方法は、車両前方に取り付けられた撮像装置が出力した道路の画像から道路標示を検出するための検出方法であって、
(a)前記道路の画像を複数の部分画像に分割する、ステップと、
(b)一方の軸を画素数とし、他方の軸を輝度値として、前記画像の全体のヒストグラム、及び前記部分画像それぞれのヒストグラムを、生成する、ステップと、
(c)前記全体のヒストグラムの輝度の最小値から設定値までの第1の範囲に対して、第1の閾値によるグループ分けを実行する、ステップと、
(d)前記(c)のステップによって、前記第1の範囲が2つのグループに分けられた場合に、前記部分画像のうち、日陰を含む部分画像を、日陰部分として特定する、ステップと、
(e)前記日陰部分それぞれについて、当該日陰部分のヒストグラムに対する第2の閾値によるグループ分けを実行し、輝度が前記第2の閾値以下となるグループに属する画素の領域を第1日陰領域に設定し、更に、輝度が前記第2の閾値を超えるグループに属する画素の領域を第2日陰領域に設定する、ステップと、
(f)前記全体のヒストグラムの輝度の前記設定値から最大値までの第2の範囲に対して、第3の閾値によるグループ分けを実行する、ステップと、
(g)前記(f)のステップによって、前記第2の範囲が2つのグループに分けられた場合に、前記第1日陰領域の輝度及び前記第2日陰領域の輝度それぞれが増加するように補正を実行する、ステップと、
(h)前記(g)のステップによる補正が行なわれた前記道路の画像から、道路標示を検出する、ステップと、
を有することを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、車両前方に取り付けられた撮像装置が出力した道路の画像から、コンピュータによって、道路標示を検出するためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
(a)前記道路の画像を複数の部分画像に分割する、ステップと、
(b)一方の軸を画素数とし、他方の軸を輝度値として、前記画像の全体のヒストグラム、及び前記部分画像それぞれのヒストグラムを、生成する、ステップと、
(c)前記全体のヒストグラムの輝度の最小値から設定値までの第1の範囲に対して、第1の閾値によるグループ分けを実行する、ステップと、
(d)前記(c)のステップによって、前記第1の範囲が2つのグループに分けられた場合に、前記部分画像のうち、日陰を含む部分画像を、日陰部分として特定する、ステップと、
(e)前記日陰部分それぞれについて、当該日陰部分のヒストグラムに対する第2の閾値によるグループ分けを実行し、輝度が前記第2の閾値以下となるグループに属する画素の領域を第1日陰領域に設定し、更に、輝度が前記第2の閾値を超えるグループに属する画素の領域を第2日陰領域に設定する、ステップと、
(f)前記全体のヒストグラムの輝度の前記設定値から最大値までの第2の範囲に対して、第3の閾値によるグループ分けを実行する、ステップと、
(g)前記(f)のステップによって、前記第2の範囲が2つのグループに分けられた場合に、前記第1日陰領域の輝度及び前記第2日陰領域の輝度それぞれが増加するように補正を実行する、ステップと、
(h)前記(g)のステップによる補正が行なわれた前記道路の画像から、道路標示を検出する、ステップと、
を実行させることを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、道路環境に影響されることなく、道路標示を検出することができる。
図1は、本発明の実施の形態における検出装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態における検出装置の動作を示すフロー図である。 図3は、本発明の実施の形態で処理対象となる画像の一例を示す図である。 図4は、図3に示した画像の投影変換後の一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態において作成される全体のヒストグラムの一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態における第1日陰領域及び第2日陰領域の設定処理を説明する図である。 図7は、本発明の実施の形態における補正処理を説明する図である。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態における、検出装置、検出方法、及びプログラムについて、図1〜図7を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、本実施の形態における検出装置の構成を図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態における検出装置の構成を示すブロック図である。
図1に示す、本実施の形態における検出装置10は、車両前方に取り付けられた撮像装置20が出力した道路の画像から、道路標示を検出する装置である。なお、本実施の形態において「道路標示」とは、主に、道路上にペイントによって描かれた道路標示を意味する。また、撮像装置20としては、固体撮像素子によって撮影した画像をデジタル出力可能なカメラが挙げられる。
図1に示すように、検出装置10は、画像分割部11と、ヒストグラム生成部12と、第1のグループ化部13と、日陰部分特定部14と、日陰領域設定部15と、第2のグループ化部16と、補正処理部17と、道路標示検出部18とを備えている。
画像分割部11は、撮像装置20から入力された道路の画像を複数の部分画像に分割する。ヒストグラム生成部12は、一方の軸を画素数とし、他方の軸を輝度として、道路の画像の全体のヒストグラムH、及び部分画像それぞれのヒストグラムHを生成する。なお、本実施の形態では、ヒストグラムにおいて、画素数は縦軸に設定され、輝度は横軸に設定される。
第1のグループ化部13は、全体のヒストグラムHの輝度の最小値から設定値までの第1の範囲に対して、第1の閾値Thによるグループ分けを実行する。日陰部分特定部14は、第1のグループ化部13によって、第1の範囲が2つのグループに分けられた場合に、部分画像のうち、日陰を含む部分画像を、日陰部分として特定する。
日陰領域設定部15は、まず、日陰部分それぞれについて、各日陰部分(部分画像)のヒストグラムHに対する第2の閾値THによるグループ分けを実行する。そして、日陰領域設定部15は、輝度が第2の閾値TH以下となるグループに属する画素の領域を第1日陰領域に設定する。また、日陰領域設定部15は、輝度が第2の閾値THを超えるグループに属する画素の領域を第2日陰領域に設定する。
第2のグループ化部16は、全体のヒストグラムの輝度の設定値から最大値までの第2の範囲に対して、第3の閾値Thによるグループ分けを実行する。補正処理部17は、第2のグループ化部16によって、第2の範囲が2つのグループに分けられた場合に、日陰領域設定部15によって設定された第1日陰領域の輝度及び第2日陰領域の輝度それぞれが増加するように補正を実行する。道路標示検出部18は、補正処理部による補正が行なわれた道路の画像から、道路標示を検出する。
以上のように、本実施の形態では、道路上の陰になっている部分が特定され、更に、その中で、道路の部分(第1日陰領域)と道路標示の部分(第2日陰領域)とが特定される。そして、道路の部分(第1日陰領域)と道路標示の部分(第2日陰領域)とに対して、輝度の補正が行なわれるので、日陰にある道路標示の部分の検出が容易となる。この結果、本実施の形態によれば、道路環境に影響されることなく、道路標示を検出することが可能となる。
続いて、本実施の形態における検出装置10について更に具体的に説明する。まず、本実施の形態において、画像分割部11による画像の分割、ヒストグラム生成部12によるヒストグラムの生成は、既存の手法に沿って行なうことができる。
また、本実施の形態では、第1のグループ化部13は、まず、予め設定された輝度値(設定値)を用いて、全体のヒストグラムHを第1の範囲と第2の範囲とに分ける。本実施の形態では、設定値は、例えば「200」に設定されている。
続いて、第1のグループ化部13は、第1の閾値Thを用いて、輝度が相対的に低い第1の範囲のグループ分けを実行する。この場合の第1の閾値Thは、予め設定された値であっても良いし、既存の手法、例えば、モード法、kittler法、3シグマ法、p―タイル法等によって算出された値であっても良い。
また、日陰部分特定部14は、本実施の形態では、第1のグループ化部13によるグループ分けが成功すると、部分画像それぞれにおいて、設定数以上の画素の輝度が第1の閾値Th未満となっているかどうかを判定する。そして、日陰部分特定部14は、イエスと判定した部分画像を、日陰部分として特定する。なお、この場合の設定数は、予め実行される実験等によって適宜設定される。
日陰領域設定部15は、日陰部分として特定された部分画像毎に、第2の閾値THを用いて、その部分画像のヒストグラムHのグループ分けを実行する。第2の閾値Thも、第1の閾値Thと同様に、予め設定された値であっても良いし、既存の手法、例えば、モード法、kittler法、3シグマ法、p―タイル法等によってヒストグラム毎に算出された値であっても良い。
その後、日陰領域設定部15は、上述したように、グループ分けに基づいて、第1日陰領域と第2日陰領域とを設定する。そして、道路標示の一部が日陰に有る場合でも、道路標示の部分の輝度は、周りの道路の部分の輝度よりも高いことから、第1日陰領域は日陰にある道路の部分に相当し、第2日陰領域は道路標示の部分に相当する。また、日陰部分の全部が日陰で無い場合は、第2日陰領域には日向の道路の部分も含まれている。
また、第2のグループ化部16は、第3の閾値Thを用いて、輝度が相対的に高い第2の範囲のグループ分けを実行する。この場合の第3の閾値Thも、第1の閾値Thと同様に、予め設定された値であっても良いし、既存の手法、例えば、モード法、kittler法、3シグマ法、p―タイル法等によって算出された値であっても良い。
補正処理部17は、第2のグループ化部16によるグループ分けが成功すると、まず、第2の範囲の第3の閾値Thよりも大きい部分において最も画素数が多くなるときの輝度を特定する。この場合に特定された輝度は、日向にある道路標示の輝度に相当する。次に、補正処理部17は、特定した輝度から、第2日陰領域の輝度を減算し、得られた値を第1日陰領域の輝度に加算して、これを補正する。
また、補正処理部17は、第2の範囲の第3の閾値Th以下の部分において最も画素数が多くなるときの輝度も特定する。この場合に特定された輝度は、日向にある道路の輝度に相当する。次に、補正処理部17は、特定した輝度から、第1日陰領域の輝度を減算し、得られた値を第2日陰領域の輝度に加算して、これを補正する。
また、補正処理部17は、第2のグループ化部16によるグループ分けが成功しなかった場合は、輝度が第2の範囲にある画素に対して、輝度が低下するように補正を実行することもできる。これは、第2のグループ化部16によるグループ分けが成功しなかった場合は、道路標示の全てが日陰に存在している場合に相当するからである。また、このような処理により、道路標示検出部18による検出が補助されることになる。
道路標示検出部18は、上述したように、補正処理部17による補正が行なわれた道路の画像から、道路標示を検出するが、この場合の検出処理は特に限定されず、既存の検出処理が利用される。
[装置動作]
次に、本発明の実施の形態における検出装置の動作について図2〜図7を用いて説明する。図2は、本発明の実施の形態における検出装置の動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図1を参酌する。また、本実施の形態1では、検出装置10を動作させることによって、検出方法が実施される。よって、本実施の形態における検出方法の説明は、以下の検出装置10の動作説明に代える。
最初に、図2に示すように、画像分割部11は、撮像装置20から画像を取得し、取得した画像に対して投影変換を実行する(ステップA1)。次に、画像分割部11は、投影変換後の画像を分割して、複数の部分画像を生成する(ステップA2)。
具体的には、画像分割部11は、図3に示す画像を取得し、取得した画像を平面に投影して、図4に示す画像を取得する。更に、画像分割部11は、図4に示すように、画像を分割する。図3は、本発明の実施の形態で処理対象となる画像の一例を示す図である。図4は、図3に示した画像の投影変換後の一例を示す図である。なお、図4では、道路標示30とその周辺部分のみが示されている。また、図3及び図4において、斜線は陰を示している。
次に、ヒストグラム生成部12は、ステップA1で取得された画像、及びステップA2で生成された各部分画像、それぞれについてヒストグラムを生成する(ステップA3)。図5は、本発明の実施の形態において作成される全体のヒストグラムの一例を示す図である。
次に、第1のグループ化部13は、まず、予め設定された輝度値(設定値)を用いて、全体のヒストグラムHを第1の範囲と第2の範囲とに分ける。そして、第1のグループ化部13は、全体のヒストグラムHの輝度の最小値から設定値までの第1の範囲に対して、第1の閾値Thによるグループ分けを実行する(ステップA4)。
次に、日陰部分特定部14は、第1のグループ化部13によって、第1の範囲が2つのグループに分けられたかどうかを判定する(ステップA5)。ステップA5の判定の結果、グループ分けができなかった場合は、道路標示検出部18が、ステップA1で取得された画像に対して、道路標示の検出処理を実行する(ステップA11)。
一方、ステップA5の判定の結果、グループ分けができた場合は、日陰部分特定部14は、部分画像のうち、日陰を含む部分画像を、日陰部分として特定する(ステップA6)。例えば、日陰部分特定部14は、図4に示す部分画像A〜Lのうち、半数以上の画素の輝度が第1の閾値Th未満となっている部分画像(部分画像E〜L)を日陰部分として特定する。
次に、日陰領域設定部15は、ステップA6で特定された各日陰部分について、相対的に輝度が低い第1日陰領域と、相対的に輝度が高い第2日陰領域とを設定する(ステップA7)。図6は、本発明の実施の形態における第1日陰領域及び第2日陰領域の設定処理を説明する図である。
次に、第2のグループ化部16は、全体のヒストグラムHの輝度の設定値から最大値までの第2の範囲に対して、第3の閾値Thによるグループ分けを実行する(ステップA8)。
次に、補正処理部17は、第2のグループ化部16によって、第2の範囲が2つのグループに分けられたかどうかを判定する(ステップA9)。ステップA9の判定の結果、グループ分けができなかった場合も、道路標示検出部18が、ステップA1で取得された画像に対して、道路標示の検出処理を実行する(ステップA11)。
一方、ステップA9の判定の結果、グループ分けができた場合は、補正処理部17は、ステップA7で設定された第1日陰領域の輝度及び第2日陰領域の輝度それぞれが増加するように補正を実行する(ステップA10)。結果、図7に示すように、道路標示30の画像において、日陰にあるために輝度が低い部分は補正され、道路標示30の画像の輝度は均一となる。図7は、本発明の実施の形態における補正処理を説明する図である。
ステップA10が実行された場合は、道路標示検出部18は、ステップA10おいて補正が行なわれた道路の画像を対象にして、道路標示を検出する(ステップA11)。
以上のように、ステップA1〜A11が実行されると、陰に隠れて輝度が一様でない道路標示に対して、輝度が一様となるように補正が行なわれる。このため、検出処理において、道路標示を確実に検出することが可能となる。また、ステップA1〜A11は、設定された間隔で、車両の運行中に繰り返し実行される。
本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図2に示すステップA1〜A11を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における検出装置と検出方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、画像分割部11、ヒストグラム生成部12、第1のグループ化部13、日陰部分特定部14、日陰領域設定部15、第2のグループ化部16、補正処理部17、及び道路標示検出部18として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態におけるプログラムを実行可能なコンピュータは、特に限定されず、例えば、車載用のコンピュータが挙げられる。また、コンピュータは、スマートフォン、タブレット型端末等の携帯型情報端末であっても良い。このようなコンピュータを車両の道路標示検出システムとして利用することも可能であるからである。
以上のように、本発明によれば、道路環境に影響されることなく、道路標示を検出することができる。本発明は、車両用の検出システムに有効である。
10 検出装置
11 画像分割部
12 ヒストグラム生成部
13 第1のグループ化部
14 日陰部分特定部
15 日陰領域設定部
16 第2のグループ化部
17 補正処理部
18 道路標示検出部
20 撮像装置
30 道路標示

Claims (12)

  1. 車両前方に取り付けられた撮像装置が出力した道路の画像から道路標示を検出するための検出装置であって、
    前記道路の画像を複数の部分画像に分割する、画像分割部と、
    一方の軸を画素数とし、他方の軸を輝度として、前記画像の全体のヒストグラム、及び前記部分画像それぞれのヒストグラムを、生成する、ヒストグラム生成部と、
    前記全体のヒストグラムの輝度の最小値から設定値までの第1の範囲に対して、第1の閾値によるグループ分けを実行する、第1のグループ化部と、
    前記第1のグループ化部によって、前記第1の範囲が2つのグループに分けられた場合に、前記部分画像のうち、日陰を含む部分画像を、日陰部分として特定する、日陰部分特定部と、
    前記日陰部分それぞれについて、当該日陰部分のヒストグラムに対する第2の閾値によるグループ分けを実行し、輝度が前記第2の閾値以下となるグループに属する画素の領域を第1日陰領域に設定し、更に、輝度が前記第2の閾値を超えるグループに属する画素の領域を第2日陰領域に設定する、日陰領域設定部と、
    前記全体のヒストグラムの輝度の前記設定値から最大値までの第2の範囲に対して、第3の閾値によるグループ分けを実行する、第2のグループ化部と、
    前記第2のグループ化部によって、前記第2の範囲が2つのグループに分けられた場合に、前記第1日陰領域の輝度及び前記第2日陰領域の輝度それぞれが増加するように補正を実行する、補正処理部と、
    前記補正処理部による補正が行なわれた前記道路の画像から、道路標示を検出する、道路標示検出部と、
    を備えていることを特徴とする検出装置。
  2. 前記補正処理部が、前記第2の範囲の前記第3の閾値よりも大きい部分において最も画素数が多くなるときの輝度から、第2日陰領域の輝度を減算して得られた値を、前記第1日陰領域の輝度に加算し、前記第2の範囲の前記第3の閾値以下の部分において最も画素数が多くなるときの輝度から、第1日陰領域の輝度を減算して得られた値を、前記第2日陰領域の輝度に加算する、
    請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記第2のグループ化部によって、前記第2の範囲が2つのグループに分けられなかった場合に、前記補正処理部が、輝度が前記第2の範囲にある画素に対して、輝度が低下するように補正を実行する、請求項1または2に記載の検出装置。
  4. 前記日陰部分特定部が、前記第1のグループ化部によって、前記第1の範囲が2つのグループに分けられた場合に、前記部分画像それぞれにおいて、設定数以上の画素の輝度が前記第1の閾値未満となっているかどうかを判定し、設定数以上の画素の輝度が前記第1の閾値未満となっていると判定した前記部分画像を、日陰部分として特定する、請求項1〜3のいずれかに記載の検出装置。
  5. 車両前方に取り付けられた撮像装置が出力した道路の画像から道路標示を検出するための検出方法であって、
    (a)前記道路の画像を複数の部分画像に分割する、ステップと、
    (b)一方の軸を画素数とし、他方の軸を輝度として、前記画像の全体のヒストグラム、及び前記部分画像それぞれのヒストグラムを、生成する、ステップと、
    (c)前記全体のヒストグラムの輝度の最小値から設定値までの第1の範囲に対して、第1の閾値によるグループ分けを実行する、ステップと、
    (d)前記(c)のステップによって、前記第1の範囲が2つのグループに分けられた場合に、前記部分画像のうち、日陰を含む部分画像を、日陰部分として特定する、ステップと、
    (e)前記日陰部分それぞれについて、当該日陰部分のヒストグラムに対する第2の閾値によるグループ分けを実行し、輝度が前記第2の閾値以下となるグループに属する画素の領域を第1日陰領域に設定し、更に、輝度が前記第2の閾値を超えるグループに属する画素の領域を第2日陰領域に設定する、ステップと、
    (f)前記全体のヒストグラムの輝度の前記設定値から最大値までの第2の範囲に対して、第3の閾値によるグループ分けを実行する、ステップと、
    (g)前記(f)のステップによって、前記第2の範囲が2つのグループに分けられた場合に、前記第1日陰領域の輝度及び前記第2日陰領域の輝度それぞれが増加するように補正を実行する、ステップと、
    (h)前記(g)のステップによる補正が行なわれた前記道路の画像から、道路標示を検出する、ステップと、
    を有することを特徴とする検出方法。
  6. 前記(g)のステップにおいて、前記第2の範囲の前記第3の閾値よりも大きい部分において最も画素数が多くなるときの輝度から、第2日陰領域の輝度を減算して得られた値を、前記第1日陰領域の輝度に加算し、前記第2の範囲の前記第3の閾値以下の部分において最も画素数が多くなるときの輝度から、第1日陰領域の輝度を減算して得られた値を、前記第2日陰領域の輝度に加算する、
    請求項5に記載の検出方法。
  7. 前記(f)のステップによって、前記第2の範囲が2つのグループに分けられなかった場合に、前記(g)のステップにおいて、輝度が前記第2の範囲にある画素に対して、輝度が低下するように補正を実行する、請求項5または6に記載の検出方法。
  8. 前記(d)のステップにおいて、前記(c)のステップによって、前記第1の範囲が2つのグループに分けられた場合に、前記部分画像それぞれにおいて、設定数以上の画素の輝度が前記第1の閾値未満となっているかどうかを判定し、設定数以上の画素の輝度が前記第1の閾値未満となっていると判定した前記部分画像を、日陰部分として特定する、請求項5〜7のいずれかに記載の検出方法。
  9. 車両前方に取り付けられた撮像装置が出力した道路の画像から、コンピュータによって、道路標示を検出するためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    (a)前記道路の画像を複数の部分画像に分割する、ステップと、
    (b)一方の軸を画素数とし、他方の軸を輝度として、前記画像の全体のヒストグラム、及び前記部分画像それぞれのヒストグラムを、生成する、ステップと、
    (c)前記全体のヒストグラムの輝度の最小値から設定値までの第1の範囲に対して、第1の閾値によるグループ分けを実行する、ステップと、
    (d)前記(c)のステップによって、前記第1の範囲が2つのグループに分けられた場合に、前記部分画像のうち、日陰を含む部分画像を、日陰部分として特定する、ステップと、
    (e)前記日陰部分それぞれについて、当該日陰部分のヒストグラムに対する第2の閾値によるグループ分けを実行し、輝度が前記第2の閾値以下となるグループに属する画素の領域を第1日陰領域に設定し、更に、輝度が前記第2の閾値を超えるグループに属する画素の領域を第2日陰領域に設定する、ステップと、
    (f)前記全体のヒストグラムの輝度の前記設定値から最大値までの第2の範囲に対して、第3の閾値によるグループ分けを実行する、ステップと、
    (g)前記(f)のステップによって、前記第2の範囲が2つのグループに分けられた場合に、前記第1日陰領域の輝度及び前記第2日陰領域の輝度それぞれが増加するように補正を実行する、ステップと、
    (h)前記(g)のステップによる補正が行なわれた前記道路の画像から、道路標示を検出する、ステップと、
    を実行させるプログラム。
  10. 前記(g)のステップにおいて、前記第2の範囲の前記第3の閾値よりも大きい部分において最も画素数が多くなるときの輝度から、第2日陰領域の輝度を減算して得られた値を、前記第1日陰領域の輝度に加算し、前記第2の範囲の前記第3の閾値以下の部分において最も画素数が多くなるときの輝度から、第1日陰領域の輝度を減算して得られた値を、前記第2日陰領域の輝度に加算する、
    請求項9に記載のプログラム。
  11. 前記(f)のステップによって、前記第2の範囲が2つのグループに分けられなかった場合に、前記(g)のステップにおいて、輝度が前記第2の範囲にある画素に対して、輝度が低下するように補正を実行する、請求項9または10に記載のプログラム。
  12. 前記(d)のステップにおいて、前記(c)のステップによって、前記第1の範囲が2つのグループに分けられた場合に、前記部分画像それぞれにおいて、設定数以上の画素の輝度が前記第1の閾値未満となっているかどうかを判定し、設定数以上の画素の輝度が前記第1の閾値未満となっていると判定した前記部分画像を、日陰部分として特定する、請求項9〜11のいずれかに記載のプログラム。
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