JP2015035699A - 無線中継装置、通信システム、及び、通信方法 - Google Patents

無線中継装置、通信システム、及び、通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信を介する通信において、効率よく通信する通信方法を提供する。【解決手段】無線端末と無線LANを介して相互に通信可能に接続され、情報処理装置とWANを介して通信可能に接続される無線中継装置であって、前記無線端末から、レイヤ2ヘッダの上位層ペイロードタイプ欄に所定の第1プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信する無線通信部と、前記無線通信部が前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第1プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処理装置との間でTCPコネクションを確立する制御部とを備え、前記無線中継装置の前記無線通信部は、前記情報処理装置から受信したデータを前記無線端末に転送することを特徴とする無線中継装置とする。【選択図】図1

Description

本発明は、無線中継装置、通信システム、及び、通信方法に関する。
TCP(Transmission Control Protocol)は、発信側と宛先側との間に接続を確立し
て、データ送信毎に確認を行い、信頼性の高いデータ通信を実現するものである。TCPは、Webアクセス等の多くのインターネットアクセスに使用されている。TCPでは、信頼性を確保するため、発信側と宛先側との間で、多くの制御メッセージが送受信される。TCPにおける正味の通信は上下1本ずつであるが、正味の通信のために、上下合わせて8本の制御メッセージのやり取りが行われる。
特開2000−253150号公報 特開平9−321821号公報 特開2006−323455号公報
AP(Access Point、アクセスポイント)と無線端末との間で無線通信を行う無線LAN(Local Area Network)及びAPとサーバとの間を接続するWAN(Wide Area Network)を介して、無線端末からサーバにTCPを使用してアクセスすることがある。この場
合、無線LAN(WiFi:Wireless Fidelity)区間のノイズ等により、再送処理が発
生することがある。再送処理が増えると、無線端末、AP及びサーバの処理負荷が増大する。
1つの側面では、本発明は、無線通信を介する通信において、効率よく通信する通信方法を提供することを課題とする。
1つの態様では、
無線端末と無線LAN(Local Area Network)を介して相互に通信可能に接続され、情報処理装置とWAN(Wide Area Network)を介して通信可能に接続される無線中継装置
であって、
前記無線端末から、レイヤ2ヘッダの上位層ペイロードタイプ欄に所定の第1プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信する無線通信部と、
前記無線通信部が前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第1プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処理装置との間でTCP(Transmission Control Protocol)コネクションを確立する制御部とを備え、
前記無線中継装置の前記無線通信部は、前記情報処理装置から受信したデータを前記無線端末に転送する
無線中継装置が提供される。
開示の態様は、プログラムが情報処理装置によって実行されることによって実現されてもよい。即ち、開示の構成は、上記した態様における各手段が実行する処理を、情報処理装置に対して実行させるためのプログラム、或いは当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として特定することができる。また、開示の構成は、上記した
各手段が実行する処理を情報処理装置が実行する方法をもって特定されてもよい。開示の構成は、上記した各手段が実行する処理を行う情報処理装置を含むシステムとして特定されてもよい。
1つの側面として、無線通信を介する通信において、効率よく通信する通信方法を提供することができる。
図1は、実施形態のシステムの構成の例を示す図である。 図2は、アクセスポイントの構成例を示す図である。 図3は、無線端末の構成例を示す図である。 図4は、実施形態の動作シーケンスの例(1/2)を示す図である。 図5は、実施形態の動作シーケンスの例(2/2)を示す図である。 図6は、報知情報に含まれる情報の例を示す図である。 図7は、無線端末からアクセスポイントにTCP代行委任の際に送信されるパケットのフレームの例を示す図である。 図8は、変形例1の動作シーケンスの例(1/3)を示す図である。 図9は、変形例1の動作シーケンスの例(2/3)を示す図である。 図10は、変形例1の動作シーケンスの例(3/3)を示す図である。 図11は、変形例2の動作シーケンスの例を示す図である。 図12は、無線端末とアクセスポイントとの間の通信方法の動作シーケンスの例(1/3)を示す図である。 図13は、無線端末とアクセスポイントとの間の通信方法の動作シーケンスの例(2/3)を示す図である。 図14は、無線端末とアクセスポイントとの間の通信方法の動作シーケンスの例(3/3)を示す図である。 図15は、優先データの予定表の例を示す図である。 図16は、ベストエフォートデータの予定表の例を示す図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、開示の構成は、開示の実施形態の具体的構成に限定されない。開示の構成の実施にあたって、実施形態に応じた具体的構成が適宜採用されてもよい。
〔実施形態1〕
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、開示の実施形態の構成に限定されない。本実施形態では、無線LAN機能を有するアクセスポイント及び無線端末等に適用することを前提としているが、本実施形態の通信方法は、無線LANに適用することに限定されるものではない。
(構成例)
図1は、本実施形態のシステムの構成の例を示す図である。本実施形態のシステムは、アクセスポイント(AP:Access Point)100、無線端末200、サーバ300を含む。アクセスポイント100と無線端末200とは無線接続される。本実施形態のシステムにおいて、無線端末の数は、1台に限定されるものではなく、2台以上であってもよい。アクセスポイント100は、上位のネットワーク(WAN:Wide Area Network)に接続
される。上位のネットワークには、サーバ300が接続される。本実施形態のシステムにおいて、サーバの数は、1台に限定されるものではなく、2台以上であってもよい。
図2は、アクセスポイントの構成例を示す図である。アクセスポイント100は、CPU102、メモリ104、WiFiインタフェース106、NIC(Network Interface Card)108、アンテナ110を含む。アクセスポイント100は、無線中継装置の一例である。
CPU102は、アクセスポイント100の制御及び所定の演算を行う。CPU102は、他の通信装置との間の送受信データを処理する。CPU102は、制御部の一例である。
メモリ104は、CPU102が実行するプログラム、CPU102が使用するデータ等を記憶する。メモリ104は、TCP代行機能等を実現するプログラムを格納する。
WiFiインタフェース106は、無線端末200等の他の無線装置等と無線接続するためのインタフェースである。WiFiインタフェース106は、無線通信部の一例である。
NIC(Network Interface Card)108は、アクセスポイント100を上位のネットワークに接続するためのインタフェースである。アクセスポイント100は、NIC108、ネットワークを介して、サーバ300等の上位装置に接続される。アクセスポイント100は、NIC108を介して、サーバ300等の上位装置とデータの送受信を行う。NIC108は、通信部の一例である。
アンテナ110は、無線端末200等の他の無線装置等から送信される無線信号を受信する。また、アンテナ110は、無線端末200等の他の無線装置等に送信する無線信号を送信する。アクセスポイント100は、WiFiインタフェース106、アンテナ110を介して、無線端末200とデータ等を送受信する。
図3は、無線端末の構成例を示す図である。無線端末200は、CPU202、メモリ204、WiFiインタフェース206、ユーザインタフェース208を含む。
CPU202は、無線端末200の制御及び所定の演算を行う。CPU202は、他の通信装置との間の送受信データを処理する。CPU202は、制御部の一例である。
メモリ204は、CPU202が実行するプログラム、CPU202が使用するデータ等を記憶する。
WiFiインタフェース206は、アクセスポイント100等の他の無線装置と無線接続するためのインタフェースである。WiFiインタフェース206は、無線通信部の一例である。
ユーザインタフェース208は、無線端末200のユーザとの間で情報をやりとりするためのインタフェースである。ユーザインタフェース208には、入力装置、出力装置が含まれる。
アンテナ210は、アクセスポイント100等の他の無線装置等から送信される無線信号を受信する。また、アンテナ210は、アクセスポイント100等の他の無線装置等に送信する無線信号を送信する。無線端末200は、WiFiインタフェース206、アンテナ210を介して、アクセスポイント100とデータ等を送受信する。
サーバ300は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)サーバとしての機能を備
える。サーバ300は、SSL(Secure Socket Layer)サーバ、SIP(Session Initiation Protocol)サーバとしての機能を備えてもよい。HTTPサーバとしての機能を備えるサーバと、SSLサーバとしての機能を備えるサーバと、SIPサーバとしての機能としての機能を備えるサーバとが、それぞれ別個のサーバとして存在してもよい。サーバ300は、ネットワークに接続され、ネットワークを介して、アクセスポイント100と通信しうる。
アクセスポイント100、無線端末200及びサーバ300は、パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)のような汎用のコンピュータまたはサーバマシンのよう
な専用のコンピュータを使用して実現可能である。また、無線端末200は、スマートフォン、携帯電話、カーナビゲーション装置のような専用または汎用のコンピュータ、あるいは、コンピュータを搭載した電子機器を使用して実現可能である。
コンピュータ、すなわち、情報処理装置は、プロセッサ、主記憶装置、及び、二次記憶装置や、通信インタフェース装置のような周辺装置とのインタフェース装置を含む。主記憶装置及び二次記憶装置は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
コンピュータは、プロセッサが記録媒体に記憶されたプログラムを主記憶装置の作業領域にロードして実行し、プログラムの実行を通じて周辺装置が制御されることによって、所定の目的に合致した機能を実現することができる。
プロセッサは、例えば、CPU(Central Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)である。主記憶装置は、例えば、RAM(Random Access Memory)やRO
M(Read Only Memory)を含む。
二次記憶装置は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ハードディス
クドライブ(HDD、Hard Disk Drive)である。また、二次記憶装置は、リムーバブル
メディア、即ち可搬記録媒体を含むことができる。リムーバブルメディアは、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、あるいは、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)のようなディスク記録媒体である。
通信インタフェース装置は、例えば、LAN(Local Area Network)インタフェースボードや、無線通信のための無線通信回路である。
周辺装置は、上記の二次記憶装置や通信インタフェース装置の他、キーボードやポインティングデバイスのような入力装置や、ディスプレイ装置やプリンタのような出力装置を含む。また、入力装置は、カメラのような映像や画像の入力装置や、マイクロフォンのような音声の入力装置を含むことができる。また、出力装置は、スピーカのような音声の出力装置を含むことができる。周辺装置は、コンピュータに含まれてもよい。即ち、周辺装置は、コンピュータの構成の一部であってもよい。
アクセスポイント100として使用されるコンピュータは、プロセッサが二次記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、データの送受信、予定表の作成等の機能を実現する。一方、メモリ104は、主記憶装置または二次記憶装置の記憶領域に設けられる。
無線端末200として使用されるコンピュータは、プロセッサが二次記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、データの送受信、電話等の機能を実現する。一方、メモリ204は、主記憶装置または二次記憶装置の記憶領域に設けられる。
サーバ300として使用されるコンピュータは、プロセッサが二次記憶装置に記憶されているプログラムを主記憶装置にロードして実行することによって、データの送受信、ウェブサーバ、SSLサーバ、SIPサーバ等を実現する。
アクセスポイント100、無線端末200、サーバ300の各ユニットは、ハードウェアの構成要素、ソフトウェアの構成要素、又は、これらの組み合わせとして、それぞれ実現され得る。
ハードウェアの構成要素は、ハードウェア回路であり、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)、特定用途向け集積回路(ASIC)、ゲートアレイ、論理ゲー
トの組み合わせ、アナログ回路等がある。
ソフトウェアの構成要素は、ソフトウェアとして所定の処理を実現する部品である。ソフトウェアの構成要素は、ソフトウェアを実現する言語、開発環境等を限定する概念ではない。
一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。
プログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくても、並列的または個別に実行される処理を含む。
情報処理装置は、主記憶装置、二次記憶装置に、オペレーティングシステム、各種プログラム、各種テーブル等を記憶している。オペレーティングシステムは、ソフトウェアとハードウェアとの仲介、メモリ空間の管理、ファイル管理、プロセスやタスクの管理等を行うソフトウェアである。オペレーティングシステムは、通信インタフェースを含む。通信インタフェースは、通信部を介して接続される他の外部装置等とデータのやり取りを行うプログラムである。
(動作例)
ここでは、無線端末200がサーバ300との間のTCPによる通信を、アクセスポイント100に代行する動作例について説明する。
図4及び図5は、本実施形態の動作シーケンスの例を示す図である。図4及び図5の動作シーケンスは、アクセスポイント100、無線端末200、及び、サーバ300における動作シーケンスの例を示す。図4の「A1」、「A2」、「A3」は、それぞれ、図5の「A1」、「A2」、「A3」と接続する。
アクセスポイント100は、報知情報をアクセスポイント100の周囲に存在する無線端末に向けて、所定時間ごとに、送信する(SQ101)。
図6は、報知情報に含まれる情報の例を示す図である。図6の例では、報知情報は、基本情報、TCP代行機能を有することを示す情報、SSL代行機能を有することを示す情報、SIP代行機能を有することを示す情報等を含む。TCP代行機能などの代行機能を有することを示す情報は、それぞれ、所定のフラグの有無によって表されてもよい。また、TCP代行機能などの代行機能を有することを示す情報は、例えば、所定のプロトコルを指定するデータで表されてもよい。
基本情報は、例えば、ネットワークを識別する情報(例えば、ESSID)、通信に使用するプロトコルを識別する情報(例えば、プロトコルID)、暗号化方式などを含む。
TCP代行機能を有することを示す情報は、アクセスポイント100がTCP代行機能を有することを示す情報である。TCP代行機能は、無線端末200に代わってアクセスポイント100がサーバ300との間で、TCPによる制御メッセージのやり取りを行う機能である。TCP代行機能は、TCPによる制御メッセージ以外のデータを無線端末200から受信しサーバ300に送信する機能である。また、TCP代行機能は、TCPによる制御メッセージ以外のデータをサーバ300から受信し無線端末200に送信する機能である。
無線端末200は、報知情報により、アクセスポイント100がTCP代行機能を有していることを認識する。
無線端末200は、TCP代行委任を示す情報と、サーバに対するデータ(ここでは、HTTPリクエストとする)とを含むフレームを、アクセスポイント100に送信する(SQ102)。当該アクセスポイント100は、TCP代行機能を有するアクセスポイントである。ここでは、サーバに対するデータは、HTTPリクエストとしているが、他のサービスやアプリケーションのデータであってもよい。無線端末200は、TCP代行委任を示す情報をアクセスポイント100に送信することにより、無線端末200は、サーバ300との間で行うTCPによるやり取りを、アクセスポイント100に委任することができる。HTTPリクエストは、例えば、無線端末200のユーザによる無線端末200のウェブブラウザに対する操作によって発生する。
図7は、無線端末からアクセスポイントにTCP代行委任の際に送信されるパケットのフレームの例を示す図である。図7の例では、フレームは、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、タイプ、データ、FCSを含む。宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、タイプは、L2(Layer 2)ヘッダである。データ(ペイロードデータ)は、上
位層(L3(Layer 3)以上)で使用されるデータである。
L2ヘッダの宛先MACアドレスには、当該パケットの宛先であるアクセスポイント100のMACアドレスが格納される。
L2ヘッダの送信元アドレスには、当該パケットの送信元である無線端末200のMACアドレスが格納される。
L2ヘッダのタイプには、データ(ペイロードデータ)に含まれる上位層(L3(Layer 3)以上)のデータのタイプ(種類)が格納される。ここでは、当該データのタイプに
は、アクセスポイント100へのTCP代行の委任を示す所定の情報が含まれる。L2ヘッダのタイプには、他の機能の代行委任を示す情報が含まれてもよい。L2ヘッダのタイプは、上位層ペイロードタイプ欄の一例である。代行委任を示す情報は、例えば、所定のプロトコルを指定するデータで表される。
データ(ペイロードデータ)には、上位層(L3以上)で使用されるデータが格納される。データは、例えば、HTTPリクエスト等のデータである。データには、IPヘッダ、TCPヘッダ等が含まれ得る。データに含まれる情報は、従来のものと同様である。
FCS(Frame Check Sequence)には、各フィールドから計算された誤り検知用のCRC(Cyclic Redundancy Check)情報を含む。
無線端末からアクセスポイントにTCP代行委任の際に送信されるパケットのフレームは、図7の例に限定されるものではなく、アクセスポイント100へのTCP代行の委任を示す所定の情報を含む他の形式のフレームが使用されてもよい。
アクセスポイント100は、無線端末200からフレームを受信する。アクセスポイントは、受信したフレームに対して、確認応答(ACK)を含むフレームを、無線端末200に送信する(SQ103)。
アクセスポイント100は、無線端末200から受信したフレームのL2ヘッダのタイプを取得する。アクセスポイント100は、L2ヘッダのタイプに、TCP代行委任を示す情報が含まれていることを確認する。また、アクセスポイント100は、フレームのデータから、HTTPリクエストを取得する。当該HTTPリクエストは、サーバ300に対するリクエストである。L2ヘッダのタイプに格納されるTCP代行委任を示す情報は、あらかじめ決められている。アクセスポイント100は、無線端末200カラのフレームによって、無線端末200に代わり、TCPにより、HTTPリクエストをサーバ300に送信することを無線端末200から求められていることを認識する。TCP代行委任を示す情報は、例えば、RTCP/IP(Reduced Transmission Control Protocol / Internet Protocol)と表わされる。
アクセスポイント100は、サーバ300にコネクション確立要求を含むフレームを送信する(SQ104)。即ち、アクセスポイント100は、TCPヘッダ中の制御ビットのSYN(Synchronize:同期)フラグをONにセットして、サーバ300に送信する。
サーバ300は、アクセスポイント100に、コネクション確立要求に対する応答を含むフレームを送信する(SQ105)。即ち、サーバ300は、TCPヘッダ中の制御ビットのSYN(Synchronize:同期)フラグ及びACK(Acknowledgement)フラグをON
にセットして、アクセスポイント100に送信する。
アクセスポイント100は、サーバ300に確認応答を含むフレームを送信する(SQ106)。即ち、アクセスポイント100は、TCPヘッダ中の制御ビットのACKフラグをONにセットして、サーバ300に送信する。
これによって、アクセスポイント100とサーバ300との間のTCPコネクションが確立される。
アクセスポイント100は、サーバ300にHTTPリクエスト等のデータを含むフレームを送信する(SQ107)。即ち、アクセスポイント100は、TCPヘッダ中の制御ビットのPSH(Push)フラグをONにセットして、HTTPリクエスト等のデータとともに、サーバ300に送信する。HTTPリクエスト等のデータは、無線端末200から送信されたデータである。
サーバ300は、サーバ300がアクセスポイント100に送信するデータ(ユーザデータ)、確認応答を含むフレームを、アクセスポイント100に送信する(SQ108)。即ち、サーバ300は、TCPヘッダ中の制御ビットのACKフラグ及びPSHフラグをONにセットして、アクセスポイント100に送信するデータ(ユーザデータ)と共に、アクセスポイント100に、送信する。データ(ユーザデータ)は、例えば、HTTPリクエストに対する応答(HTTPレスポンス)である。
アクセスポイント100は、データ(ユーザデータ)及び確認応答を受信すると、サーバ300に確認応答を含むフレームを送信する(SQ109)。即ち、アクセスポイント
100は、TCPヘッダ中の制御ビットのACKフラグをONにして、サーバ300に送信する。アクセスポイント100は、受信したデータ(ユーザデータ)を、メモリ104に格納する。
サーバ300は、確認応答を受信すると、アクセスポイント100に、確認応答を含むフレームを送信する(SQ110)。即ち、サーバ300は、TCPヘッダ中の制御ビットのACKフラグをONにして、アクセスポイント100に送信する。
アクセスポイント100は、サーバ300に送信終了通知を含むフレームを送信する(SQ111)。即ち、アクセスポイント100は、TCPヘッダ中の制御ビットのFIN(Finish)フラグをONにセットして、サーバ300に送信する(SQ111)。これ以降は、アクセスポイント100は、サーバ300にデータ送信をすることが禁止される。
サーバ300は、アクセスポイント100に送信終了通知に対する応答を含むフレームを送信する(SQ112)。即ち、サーバ300は、TCPヘッダ中の制御ビットのACKフラグ及びFINフラグをONにセットして、アクセスポイント100に送信する。
アクセスポイント100は、サーバ300に、確認応答を送信する(SQ113)。即ち、アクセスポイント100は、TCPヘッダ中の制御ビットのACKフラグをONにセットして、サーバ300に送信する。
これによって、アクセスポイント100とサーバ300との間のTCPコネクションが終了する。
アクセスポイント100は、サーバ300から受信したデータ(ユーザデータ)を、メモリ104から読み出し、無線端末200に送信する(SQ114)。無線端末200は、例えば、受信したデータに基づいて、ウェブブラウザで表示する画面を生成し、無線端末200の画面に表示する。
無線端末200は、アクセスポイント100からデータを受信すると、アクセスポイント100に確認応答を含むフレームを送信する(SQ115)。
これによって、無線端末200は、サーバ300に、HTTPリクエストを送信する。また、無線端末200は、サーバ300から、HTTPレスポンスを受信する。無線端末200は、サーバ300との間で、制御データの送受信を行わない。よって、無線端末200とアクセスポイント100との間では、通信量が低減される。
また、アクセスポイント100は、サーバ300との間で、TCPによる通信を行う。アクセスポイント100とサーバ300との間では、TCPによる通信の確実性が確保される。
アクセスポイント100とサーバ300と間のTCPコネクション確立において、アクセスポイント100における送信元アドレスは、アクセスポイント100のものとしても、無線端末200のものとしてもよい。無線端末200のものを送信元アドレスとする場合、サーバ300からの制御メッセージの宛先アドレスが無線端末200のものとなる。このとき、アクセスポイント100は、無線端末200に制御メッセージを送信せずに、アクセスポイント100で処理する。
〈変形例1〉
ここでは、無線端末200がサーバ300との間のSSLによるセッション確立のため
の通信を、アクセスポイント100に代行する動作例について説明する。上記の例との共通点については、説明を省略する。
図8、図9及び図10は、本変形例の動作シーケンスの例を示す図である。図8、図9及び図10の動作シーケンスは、アクセスポイント100、無線端末200、及び、サーバ300における動作シーケンスの例を示す。図8の「B1」、「B2」、「B3」は、それぞれ、図9の「B1」、「B2」、「B3」と接続する。図9の「C1」、「C2」、「C3」は、それぞれ、図10の「C1」、「C2」、「C3」と接続する。
アクセスポイント100は、報知情報をアクセスポイント100の周囲に存在する無線端末に向けて、所定時間ごとに、送信する(SQ201)。ここでは、報知情報は、アクセスポイント100がSSL代行機能を有することを示す情報を含む。
無線端末200は、報知情報により、アクセスポイント100がSSL代行機能を有していることを認識する。
無線端末200は、SSL代行委任を示す情報を含むフレームを、アクセスポイント100に送信する(SQ202)。当該アクセスポイント100は、SSL代行機能を有するアクセスポイントである。無線端末200は、SSL代行委任を示す情報をアクセスポイント100に送信することにより、無線端末200は、サーバ300との間で行うSSLのセッション確立のためのよるやり取りを、アクセスポイント100に委任することができる。
アクセスポイント100は、無線端末200からフレームを受信する。アクセスポイントは、受信したフレームに対して、確認応答(ACK)を、無線端末200に送信する(SQ203)。
アクセスポイント100は、受信したフレームのSSL代行委任を示す情報により、SSL代行を委任されていることを認識する。アクセスポイント100は、サーバ300に顧客挨拶(Client Hello)を含むフレームを送信する(SQ204)。サーバ300は、無線端末200がSSLによる接続を求めるサーバである。顧客挨拶は、無線端末200からサーバ300に初めて接続を行う際に送信される情報である。顧客挨拶の中には、使用する暗号化アルゴリズムや圧縮アルゴリズムのリストが格納される。また、既存のセッションを再開する際には、セッションIDも送信される。使用する暗号化アルゴリズムや圧縮アルゴリズムのリストは、無線端末200がアクセスポイント100に送信するSSL代行委任を示す情報と共に、送信されてもよい。
サーバ300は、アクセスポイント100に、SV挨拶(Server Hello)を含むフレームを送信する(SQ105)。サーバ300は、アクセスポイント100から送信された暗号化アルゴリズム及び圧縮アルゴリズムのリストからどれを使用するかを指定する。サーバ300は、セッションIDも受信したときに、セッションIDで指定される既存のセッションの再開を許可する場合は、既存のセッションを再開する。これにより、セキュリティ処理方法が決定される。セキュリティ処理方法には、例えば、プロトロルのバージョン、セッションID、暗号化アルゴリズム、圧縮アルゴリズムなどが含まれる。
サーバ300は、サーバ300自身の証明書(Server Certificate、サーバ証明書)を含むフレームを、アクセスポイント100に送信する(SQ206)。サーバ証明書のデータ形式は、ルート認証局までの証明書のリストをすべて含んだ形式である。また、サーバ300がサーバ300自身の証明書を不所持の場合、又は、サーバ300自身の証明書に鍵交換可能な公開鍵が含まれない場合、サーバ300はSV鍵交換(Server Key Excha
nge)を含むフレームをアクセスポイント100に送信する(SQ207)。即ち、サー
バ300は、一時的に、RSA鍵を生成し、サーバの署名を付加して、アクセスポイント100に送信する。サーバ300は、顧客証明書要求(Certificate Request)を含むフ
レームをアクセスポイント100に送信する(SQ208)。顧客証明書要求は、サーバ300が無線端末200の証明書の提示を要求する場合に送信されるメッセージである。このメッセージには、サーバ300が信頼する認証局のリストが付加される。
サーバ300は、SV挨拶終了(Server Hello Done)を含むフレームをアクセスポイ
ント100に送信する(SQ209)。これにより、挨拶メッセージのやり取りが終了する。
アクセスポイント100は、サーバ300から顧客証明書要求を受信した場合、顧客照明書(Client Certification)を含むフレームを、サーバ300に送信する(SQ210)。アクセスポイント100は、サーバ300からの要求に適した証明書を有していない場合、no_certificateのAlertを返す。顧客証明書のデータの形式は、サーバ証明書と同
じである。
アクセスポイント100は、顧客鍵交換(Client Key Exchange)を含むフレームをサ
ーバ300に送信する(SQ211)。顧客鍵交換は、暗号化通信で使用する鍵を生成するための情報である。アクセスポイント100は、取り決めた暗号化アルゴリズムを使用して、プリマスターシークレットデータを生成して、暗号化して、サーバ300に送信する。プリマスターシークレットデータは、暗号化に使用するセッション鍵を生成するときに使用されるマスターシークレットを生成する元となるデータである。
アクセスポイント100がサーバ300に顧客証明書を送信している場合、アクセスポイント100は、署名を生成し、サーバ300に送信する(SQ212)。アクセスポイント100は、いままでのデータのハッシュ値をとり、アクセスポイント100側の秘密鍵で暗号化した署名を、サーバ300に送信する。サーバ300は、アクセスポイント100から受信した署名をクライアントの公開鍵で復号化し、取得したハッシュ値と比較して署名の検証を行う。
アクセスポイント100は、暗号仕様変更(Change Cipher Spec)を含むフレームを、サーバ300に送信する(SQ213)。暗号仕様変更は、サーバ300との間で決定された暗号化アルゴリズムで通信を行うことを宣言するメッセージである。
アクセスポイント100は、顧客側終了(Finished)を含むフレームをサーバに送信する(SQ214)。顧客側終了は、サーバ300とのやり取りが正常に終了し、セッション確立のためのデータが揃ったことをサーバ300に通知するためのメッセージである。
サーバ300は、暗号仕様変更(Change Cipher Spec)を含むフレームを、アクセスポイント100に送信する(SQ215)。暗号仕様変更は、アクセスポイント100との間で決定された暗号化アルゴリズムで通信を行うことを宣言するメッセージである。
サーバ300は、SV側終了(Finished)を含むフレームをアクセスポイント100に送信する(SQ216)。SV側終了は、アクセスポイント100とのやり取りが正常に終了し、セッション確立のためのデータが揃ったことをアクセスポイント100に通知するためのメッセージである。
これにより、アクセスポイント100とサーバ300との間の認証が終了する。
アクセスポイント100は、プリマスターシークレットデータからセッション鍵を生成し、無線端末200に送信する。また、アクセスポイント100は、サーバ300との間で、決定されたセキュリティ処理方法の情報を、無線端末200に送信する。
無線端末200は、セッション鍵、セキュリティ処理方法の情報を受信すると、確認応答(ACK)を、アクセスポイント100に送信する。
これによって、無線端末200とサーバ300との間のSSLによるセッションが開始される。
無線端末200は、アクセスポイント100から受信したセッション鍵、セキュリティ処理方法の情報に基づいて、サーバ300との間で、暗号化通信を開始する。例えば、無線端末200は、HTTPリクエストを暗号化して、アクセスポイント100を介して、サーバ300に送信する。また、サーバ300は、HTTPリクエストに対する応答(HTTPレスポンス)を暗号化して、アクセスポイント100を介して、無線端末200に送信する。
アクセスポイント100がサーバ300から顧客証明書要求を受信する場合、次の3つのオプションが考えられる。
(1)無線端末200が、代行依頼する際に、アクセスポイント100に、無線端末200の公的証明書(顧客証明書)を渡す。(2)アクセスポイント100によるSSL代行を中止して、無線端末200とサーバ300との間で、SSLによるセッションを確立する。(3)アクセスポイント100の公的証明書(顧客証明書)を使用して、サーバ300との間で、SSLによるセッションを確立する。
無線端末200は、例えば、これらのオプションうちのいずれを選択するかを、ログイン認証時に、アクセスポイント100に対して通知することができる。また、無線端末200は、これらのオプションうちのいずれを選択するかを、SSL代行委任の際に通知してもよい。
アクセスポイント100は、無線端末200からSSL代行委任を示す情報を受信すると、サーバ300との間で、SSLセッションを確立する。アクセスポイント100は、無線端末200との間でやり取りをすることなく、サーバ300との間で、SSLセッションを確立する。無線端末200は、アクセスポイント100によって確立されたSSLセッションを使用して、サーバ300との間の通信を行うことができる。SSLセッションの確立まで、無線端末200とアクセスポイント100との間の通信が行われないため、無線端末200とアクセスポイント100との間の無線帯域の通信効率が向上する。
無線端末200とアクセスポイント100との間では、SSLによる暗号化通信は行われない。しかし、無線端末200とアクセスポイント100との間では、通常の方法等により、無線LANによる暗号化通信が行われるため、通信の安全性は確保される。従って、無線端末200とサーバ300との間で、安全性の高い通信を行うことができる。
〈変形例2〉
ここでは、無線端末200が、サーバ300との間のSIPによる通話開始のための通信を、アクセスポイント100に代行する動作例について説明する。上記の例との共通点については、説明を省略する。
図11は、本変形例の動作シーケンスの例を示す図である。図11の動作シーケンスは
、アクセスポイント100、無線端末200、サーバ300、相手先端末400における動作シーケンスの例を示す。相手先端末400は、無線端末200と通話する相手先の端末である。相手先端末400は、ネットワークを介してSIPによる通話ができる機能を有する。相手先端末400は、例えば、コンピュータによって実現される。相手先端末400は、端末の一例である。
アクセスポイント100は、報知情報をアクセスポイント100の周囲に存在する無線端末に向けて、所定時間ごとに、送信する(SQ301)。ここでは、報知情報は、アクセスポイント100がSIP代行機能を有することを示す情報を含む。
無線端末200は、報知情報により、アクセスポイント100がSIP代行機能を有していることを認識する。
無線端末200は、SIP代行委任を示す情報、通話の相手先である相手先端末400の情報を含むフレームを、アクセスポイント100に送信する(SQ302)。当該アクセスポイント100は、SIP代行機能を有するアクセスポイントである。無線端末200は、SIP代行委任を示す情報をアクセスポイント100に送信することにより、無線端末200は、サーバ300、相手先端末400との間で行うSIPによる通話開始のためのよるやり取りを、アクセスポイント100に委任することができる。
アクセスポイント100は、無線端末200からフレームを受信する。アクセスポイントは、受信したフレームに対して、確認応答(ACK)を、無線端末200に送信する(SQ303)。
アクセスポイント100は、受信したフレームのSIP代行委任を示す情報により、SIP代行を委任されていることを認識する。アクセスポイント100は、受信したフレームから、通話の相手先の情報を抽出する。アクセスポイント100は、SIPによるセッションを開始する要求(INVITE)をサーバ300に送信する(SQ304)。当該要求には、相手先端末400の情報が含まれる。
サーバ300は、セッションを開始する要求(INVITE)を相手先端末400に送信する(SQ305)。また、サーバ300は、セッションの開始を試みていることを示す信号(Trying)を、アクセスポイント100に送信する(SQ306)。
相手先端末400は、呼び出し中であることを示す応答信号(Ringing)を、サーバ3
00に送信する(SQ307)。応答信号を受信したサーバ300は、応答信号(Ringing)を、アクセスポイント100に送信する(SQ308)。
相手先端末400は、相手先端末400のユーザ等が呼び出しに応じると、要求を受け入れたことを示す受諾信号(OK)を、サーバ300に送信する(SQ309)。受諾信号(OK)を受信したサーバ300は、受諾信号(OK)を、アクセスポイント100に送信する(SQ310)。
アクセスポイント100は、受諾信号を受信すると、受諾確認信号(ACK)を相手先端
末400に送信する(SQ311)。
また、アクセスポイント100は、受諾信号(OK)を、無線端末200に送信する(SQ312)。受諾信号(OK)を受信した無線端末200は、受諾確認信号(ACK)をアク
セスポイント100に送信する(SQ313)。
これによって、無線端末200と相手先端末400との間のSIPによる通話が開始される。
ここでは、サーバ300は、1つのサーバとしているが、アクセスポイント100(もしくは、無線端末200)と相手先端末400との間の信号が、複数のサーバを経由してもよい。
以上の実施形態の構成、各変形例の構成は、可能な限りこれらを組み合わせて実施され得る。無線端末200は、アクセスポイント100に対し、複数の機能の代行を委任してもよい。例えば、無線端末200は、TCP代行及びSSL代行を、アクセスポイント100に委任してもよい。
ここでは、変形例1及び変形例2として、SSL代行、SIP代行について説明したが、TCP上の他のアプリケーションを、同様にして、アクセスポイント100に代行させてもよい。
〈無線端末とアクセスポイントとの間の通信〉
上記の構成で、無線端末200とアクセスポイント100との間の通信方法として、どのような通信方法が採用されてもよい。ここで、無線端末200とアクセスポイント100との間の通信方法の1例について説明する。ここで説明する通信方法は、本実施形態における無線端末200とアクセスポイント100との間の通信方法を限定するものではない。
ここで説明する通信方法が使用されることで、無線端末200とアクセスポイント100との間の帯域使用効率が向上する。
図12、図13、図14は、無線端末とアクセスポイントとの間の通信方法の動作シーケンスの例を示す図である。ここでは、無線端末200A及び無線端末200Bと、アクセスポイント100との間の動作について説明する。無線端末200A及び無線端末200Bは、無線端末200と同様の構成を有する。図12の「A」、「B」、「C」は、それぞれ、図13の「A」、「B」、「C」と接続する。図12の「1」は、図13の「1」と接続する。図13の「D」、「E」、「F」は、それぞれ、図14の「D」、「E」、「F」と接続する。図13の「2」は、図14の「2」と接続する。
アクセスポイント100と無線端末200Aとの間の接続、及び、アクセスポイント100と無線端末200Bとの間の接続は、IEEE802.11等で既知の通信手順の実効によって完了しているものとする。当該通信手順の実行によりアクセスポイント100は、無線接続された無線端末200A及び無線端末200Bを識別する識別子を取得できる。ここで、「上り」とは、無線端末200からアクセスポイント100に向かう方向である。「下り」とは、アクセスポイント100から無線端末200に向かう方向である。
アクセスポイント100は、アクセスポイント100自身に無線接続しているすべての無線端末200(ここでは、無線端末200A及び無線端末200B)に対し、報知情報を送信する(SQ1001)。ここから、基本周期(P0)が開始される。
報知情報は、無線端末200に通知されるアクセスポイント100の情報である。報知情報には、基本情報、アクセスポイント100の識別情報、所定の代行機能を有することを示す情報などが含まれる。
基本情報は、例えば、プロトコルID、1周期の長さ(1基本周期の長さ)、ユーザ数
、放送番組などの情報を含む。プロトコルIDは、本実施形態による通信方式を示す識別情報である。ここでは、識別情報を「VDFX」とする。無線端末200は、当該プロトコルIDが含まれた基本情報を受信することで、アクセスポイント100との間の通信は、ここで説明する通信方式で行われることを認識する。ここでは、基本周期の長さを100msとする。基本周期の長さは、100msに限定されるものではない。ユーザ数は、アクセスポイント100に接続している無線端末200の数である。放送番組は、例えば、マルチキャストデータとして送信される音声データ、映像データによる放送番組の番組表である。無線端末200のユーザは、番組表に基づいて、視聴する放送番組を選択できる。
アクセスポイント100は、第1の無線端末である無線端末200Aに、申請要求を送信する(SQ1002)。申請要求は、無線端末200がアクセスポイント100に向けて送信しようとしている、データのサイズ、及び、データのクラスを、無線端末200がアクセスポイント100に通知するように求める信号である。データのクラス(優先度)には、例えば、H型及びBE型がある。H(High)型は、優先度が高いデータを示す。BE(Best Effort)型は、優先度が低いデータを示す。優先度が高いデータは、例えば、
リアルタイム性が求められるデータである。優先度が高いデータには、例えば、IP電話のデータが含まれる。申請要求では、基本周期(P0)で送信する予定のデータについての情報が要求される。優先度が高いデータは、優先データともいう。優先度が低いデータは、ベストエフォートデータともいう。ベストエフォートデータは、非優先データの一例である。
無線端末200Aは、アクセスポイント100から無線端末200A宛の申請要求を受信すると、無線端末200A自身が送信しようとしているデータのサイズ及びデータのクラスを申請情報(応答)として作成し、アクセスポイント100に送信する(SQ1003)。仮に、無線端末200Aが送信するデータを有していない場合、無線端末200Aは、送信するデータがない旨を申請情報として、アクセスポイント100に送信する。申請情報には、データのサイズ及びデータのクラス以外の情報が含まれてもよい。
アクセスポイント100は、無線端末200Aから申請情報を受信すると、当該申請情報に含まれる情報(データのサイズ、データのクラス)をメモリ104に格納する。
アクセスポイント100は、無線端末200Aに、申請情報に対する確認応答(Ack: Acknowledgement)を送信する(SQ1004)。また、アクセスポイント100は、
第2の無線端末である無線端末200Bに、申請要求を送信する(SQ1005)。アクセスポイント100は、無線端末200Aに対する確認応答と無線端末200Bに対する申請要求とをまとめて送信してもよい。まとめて送信することで、別々に送信するよりも時間が短縮される。
無線端末200Bは、アクセスポイント100から申請要求を受信すると、無線端末200B自身が送信しようとしているデータのサイズ及びデータのクラスを申請情報として作成し、アクセスポイント100に送信する(SQ1006)。仮に、無線端末200Bが送信するデータを有していない場合、無線端末200Bは、送信するデータがない旨を申請情報として、アクセスポイント100に送信する。
アクセスポイント100は、無線端末200Bから申請情報を受信すると、当該申請情報に含まれる情報(データのサイズ、データのクラス)をメモリ104に格納する。また、アクセスポイント100は、無線端末200Aに、申請情報に対する確認応答(Ack)を送信する(SQ1007)。
アクセスポイント100は、無線端末200に申請要求を送信してから、所定時間、当該無線端末200から申請情報を受信しない場合、当該無線端末200は送信するデータを有していないと判定する。
アクセスポイント100は、各無線端末200から受信した申請情報、上位装置から無線端末200に送られるデータの大きさ等に基づいて、予定表を作成する。予定表は、上りの優先データ、下りの優先データ、下りの優先マルチキャストデータ、上りのベストエフォートデータ、下りのベストエフォートデータ、上りのマルチキャストベストエフォートデータの、それぞれについて作成される。下りのデータの予定表は、ネットワークを介して上位装置から受信した無線端末200宛のデータ等に基づいて作成される。予定表は、基本周期(P0)についての予定表である。予定表は、予定情報の一例である。
図15は、優先データの予定表の例を示す図である。優先データの予定表では、区分、方向、順番、ID、時刻が設定される。区分「S0」は、上りの優先データの送信を意味する。区分「S01」は、下りの優先データの送信を意味する。区分「S02」は、下りの優先マルチキャストデータの送信を意味する。方向は、上り、または、下りを示す。IDは、各無線端末200を識別する識別子である。時刻は、所定のデータを送信するのに割り当てられる時間の開始時刻である。割り当てられる時間は、送信する予定のデータの大きさに基づいて決定される。例えば、864バイトのデータを送信予定の無線端末200に割り当てられる時間は、100Mbpsの場合、応答制限時間30μsにデータ送信時間70μsを足した100μsである。データ送信時間は、アクセスポイント100と無線端末200との間の通信速度とデータのサイズとから算出される(データ送信時間=データサイズ/通信速度)。応答制限時間は、アクセスポイント100が応答を待機する時間である。応答制限時間は、所定の値にあらかじめ決められていてもよい。アクセスポイント100は、応答制限時間を超えてもデータ又は確認応答が送信されない場合に、次の処理を行ってもよい。マルチキャストデータに割り当てられる時間には、応答制限時間が含まれなくてもよい。アクセスポイント100は、マルチキャストデータに対する確認応答を求めないからである。
図16は、ベストエフォートデータの予定表の例を示す図である。ベストエフォートデータの予定表では、優先データの予定表と同様に、区分、方向、順番、ID、時刻が設定される。区分「S1」は、上りのベストエフォートデータの送信を意味する。区分「S11」は、下りのベストエフォートデータの送信を意味する。区分「S12」は、下りのベストエフォートマルチキャストデータの送信を意味する。
アクセスポイント100は、予定表を、基本周期(P0)の100msに収まるように、作成する。送信予定のデータが多く、基本周期(P0)内にすべてのデータが収まらない場合、一部のベストエフォートデータが予定表に含まれない。予定表に含まれないベストエフォートデータは、どのように決定されてもよい。
アクセスポイント100は、作成したすべての予定表及びS0開始司令を、すべての無線端末200に対して送信する(SQ1008)。ここから、アクセスポイント100と無線端末200との間で優先データの送受信が開始される。S0開始司令は、区分「S0」が開始されることを無線端末200に通知する信号である。
アクセスポイント100は、予定表に従って、第1の無線端末である無線端末200Aに確認依頼信号を送信する(SQ1009)。確認依頼信号は、無線端末200がアクセスポイント100に向けて送信しようとしている優先データを、無線端末200がアクセスポイント100に送信するように求める信号である。第1の無線端末である無線端末200Aへの確認依頼信号は、シーケンスSQ1008のS0開始司令と共に送信されても
よい。
無線端末200Aは、アクセスポイント100から無線端末200A宛の確認依頼信号を受信すると、申請要求でアクセスポイント100に通知した優先データを、アクセスポイント100に送信する(SQ1010)。
アクセスポイント100は、無線端末200Aから優先データを受信すると、無線端末200Aに対し確認応答を送信する(SQ1011)。また、アクセスポイント100は、予定表に従って、第2の無線端末である無線端末200Bに、確認依頼信号を送信する(SQ1012)。アクセスポイント100は、無線端末200Aに対する確認応答と無線端末200Bに対する確認依頼信号とをまとめて送信してもよい。まとめて送信することで、別々に送信するよりも時間が短縮される。さらに、アクセスポイント100は、受信した優先データを、当該優先データの宛先に向けて、ネットワークを介して当該優先データを送信する。
無線端末200Aは、優先データの送信に対する確認応答を受信しない場合、次の申請要求を受信した際に、再び、当該優先データについて送信することを通知し、当該優先データを送信することを試みてもよい。
無線端末200Bは、アクセスポイント100から無線端末200B宛の確認依頼信号を受信すると、申請要求でアクセスポイント100に通知した優先データを、アクセスポイント100に送信する(SQ1013)。
アクセスポイント100は、無線端末200Bから優先データを受信すると、無線端末200Aに対し確認応答を送信する(SQ1014)。
アクセスポイント100は、応答制限時間を超えてもデータ又は確認応答が送信されない場合に、次の処理を行ってもよい。この場合、アクセスポイント100は、予定表を更新してもよい。アクセスポイント100は、例えば、データ等が送信されないことで予定が繰り上がった場合、予定表作成の際に予定表に入れられなかったベストエフォートデータの送受信を予定表に組み込むことができる。アクセスポイント100は、更新された予定表を、例えば、開始司令とともに、無線端末200に送信する。
アクセスポイント100は、送信する優先データを有していない無線端末200に対して、優先データを送信することを求める確認依頼信号を送信しない。
アクセスポイント100は、S01及びS02開始司令を、すべての無線端末200に対して送信する(SQ1015)。S01及びS02開始司令は、区分「S01」及び区分「S02」が開始されることを無線端末200に通知する信号である。
アクセスポイント100は、予定表に従って、第1の無線端末である無線端末200Aに、無線端末200A宛の下り優先データを送信する(SQ1016)。
無線端末200Aは、無線端末200A宛の下り優先データを、アクセスポイント100から受信すると、アクセスポイント100に対して確認応答を送信する(SQ1017)。
アクセスポイント100は、無線端末200Aから確認応答を受信すると、予定表に従って、無線端末200Bに、無線端末200B宛の下り優先データを送信する(SQ1018)。
無線端末200Bは、無線端末200B宛の下り優先データを、アクセスポイント100から受信すると、アクセスポイント100に対して確認応答を送信する(SQ1019)。
下り優先データを受信した無線端末200は、受信したデータをメモリ204に格納し、受信したデータに対し所定の処理を行う。
アクセスポイント100は、下り優先データを送信してから所定時間経過しても確認応答を受信しない場合でも、予定表に従って、次の下り優先データを送信してもよい。
アクセスポイント100は、予定表に記載された、すべての下り優先データの送信が完了すると、予定表に従って、下り優先マルチキャストデータを、すべての無線端末200に送信する(SQ1020)。下り優先マルチキャストデータは、優先度が高い、マルチキャストデータである。
アクセスポイント100は、S1開始司令を、すべての無線端末200に対して送信する(SQ1021)。ここから、アクセスポイント100と無線端末200との間でベストエフォートデータの送受信が開始される。S1開始司令は、区分「S1」が開始されることを無線端末200に通知する信号である。
アクセスポイント100は、予定表に従って、第1の無線端末である無線端末200Aに確認依頼信号を送信する(SQ1022)。確認依頼信号は、無線端末200がアクセスポイント100に向けて送信しようとしているベストエフォートデータを、無線端末200がアクセスポイント100に送信するように求める信号である。第1の無線端末である無線端末200Aへの確認依頼信号は、シーケンスSQ1021のS1開始司令と共に送信されてもよい。
無線端末200Aは、アクセスポイント100から無線端末200A宛の確認依頼信号を受信すると、申請要求でアクセスポイント100に通知したベストエフォートデータを、アクセスポイント100に送信する(SQ1023)。
アクセスポイント100は、無線端末200Aからベストエフォートデータを受信すると、無線端末200Aに対し確認応答を送信する(SQ1024)。また、アクセスポイント100は、予定表に従って、第2の無線端末である無線端末200Bに、確認依頼信号を送信する(SQ1025)。アクセスポイント100は、無線端末200Aに対する確認応答と無線端末200Bに対する確認依頼信号とをまとめて送信してもよい。まとめて送信することで、別々に送信するよりも時間が短縮される。さらに、アクセスポイント100は、受信したベストエフォートデータを、当該ベストエフォートデータの宛先に向けて、ネットワークを介して当該優先データを送信する。
無線端末200Aは、ベストエフォートデータの送信に対する確認応答を受信しない場合、次の申請要求を受信した際に、再び、当該ベストエフォートデータについて送信することを通知してもよい。
無線端末200Bは、アクセスポイント100から無線端末200B宛の確認依頼信号を受信すると、申請要求でアクセスポイント100に通知したベストエフォートデータを、アクセスポイント100に送信する(SQ1026)。
アクセスポイント100は、無線端末200Bからベストエフォートデータを受信する
と、無線端末200Aに対し確認応答を送信する(SQ1027)。
アクセスポイント100は、送信するベストエフォートデータを有していない無線端末200に対して、ベストエフォートデータを送信することを求める確認依頼信号を送信しない。
アクセスポイント100は、S11及びS12開始司令を、すべての無線端末200に対して送信する(SQ1028)。S11及びS12開始司令は、区分「S11」及び区分「S12」が開始されることを無線端末200に通知する信号である。
アクセスポイント100は、予定表に従って、第1の無線端末である無線端末200Aに、無線端末200A宛の下りベストエフォートデータを送信する(SQ1029)。
無線端末200Aは、無線端末200A宛の下りベストエフォートデータを、アクセスポイント100から受信すると、アクセスポイント100に対して確認応答を送信する(SQ1030)。
アクセスポイント100は、無線端末200Aから確認応答を受信すると、予定表に従って、無線端末200Bに、無線端末200B宛の下りベストエフォートデータを送信する(SQ1031)。
無線端末200Bは、無線端末200B宛の下りベストエフォートデータを、アクセスポイント100から受信すると、アクセスポイント100に対して確認応答を送信する(SQ1032)。
下り優先データを受信した無線端末200は、受信したデータをメモリ204に格納し、受信したデータに対し所定の処理を行う。
アクセスポイント100は、予定表に記載された、すべての下りベストエフォートデータの送信が完了すると、予定表に従って、下りベストエフォートマルチキャストデータを、すべての無線端末200に送信する(SQ1033)。下りベストエフォートマルチキャストデータは、優先度が低い、マルチキャストデータである。優先度が低いデータは、例えば、リアルタイム性が求められないデータである。
ここで、シーケンスSQ1001で開始された基本周期(P0)が終了する。シーケンスSQ1001と同様に、アクセスポイント100が、無線端末200にビーコン情報、基本情報を送信することで、次の基本周期(P1)が開始される(SQ1034)。
アクセスポイント100で生成される予定表は、随時更新されてもよい。即ち、申請情報に基づいて上り送信時間を割り当てられた無線端末200から所定時間応答がない場合に、予定を繰り上げて、次の無線端末200に、確認依頼信号を送ってもよい。また、予定が変更された場合に、各開始司令を送信するタイミング等に、更新された予定表が、アクセスポイント100から無線端末200に送信されてもよい。
ここでは、アクセスポイント100が確認依頼信号を無線端末200に送信した後、無線端末200が上りデータを送信する構成としている。アクセスポイント100が確認依頼信号を送信せずに、無線端末200がアクセスポイント100から受信した予定表に従って、上りデータを送信する構成としてもよい。この場合、アクセスポイント100が確認依頼信号を送信しないので、帯域使用効率が向上する。
以上の実施形態の構成、各変形例の構成などは、可能な限り、これらを組み合わせて実施され得る。
(実施形態の作用、効果)
アクセスポイント100は、無線端末200から、サーバ300との間のTCPによるやり取りを代行することを委任される。アクセスポイント100は、無線端末200に代わり、サーバ300との間でTCP通信を行う。アクセスポイント100は、サーバ300から応答データを受信すると、無線端末200に、当該応答データを送信する。
無線端末200は、所定のプロトコルを指定することなどによる代行委任を示す情報をアクセスポイント100に送信することによって、アクセスポイント100にTCP等の手続の代行を委任することができる。
アクセスポイント100とサーバ300との間で送受信されるTCP通信の制御メッセージは、無線端末200に送信されない。従って、無線端末200の負荷が軽減される。また、アクセスポイント100と無線端末200との間でTCP通信の制御メッセージが送受信されないので、アクセスポイント100と無線端末200との間の無線帯域の通信効率が向上する。また、アクセスポイント100にTCP機能等の代行を委任することで、無線端末200における無線通信にかかる消費電力が削減される。
《その他》
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。以下の各付記に含まれる構成要素は、他の付記に含まれる構成と組み合わせることができる。
[付記1]
無線端末と無線LAN(Local Area Network)を介して相互に通信可能に接続され、情報処理装置とWAN(Wide Area Network)を介して通信可能に接続される無線中継装置
であって、
前記無線端末から、レイヤ2ヘッダの上位層ペイロードタイプ欄に所定の第1プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信する無線通信部と、
前記無線通信部が前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第1プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処理装置との間でTCP(Transmission Control Protocol)コネクションを確立する制御部とを備え、
前記無線通信部は、前記情報処理装置から受信したデータを前記無線端末に転送する
ことを特徴とする無線中継装置。
[付記2]
前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第1プロトコルを指定するデータが格納された前記フレームは、HTTPリクエストを含み、
前記無線中継装置は、前記HTTPリクエストを前記情報処理装置に送信し、前記情報処理装置から前記HTTPリクエストに対する応答を受信する通信部を含み、
前記無線通信部は、前記通信部で受信した前記HTTPリクエストに対する応答を前記無線端末に転送する、
ことを特徴とする付記1に記載の無線中継装置。
[付記3]
前記無線通信部は、前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に所定の第2プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信し、
前記制御部は、前記無線通信部が前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第2プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処
理装置との間でSSL(Secure Socket Layer)セッションを確立し、
前記無線通信部は、前記SSLセッションで使用するデータを前記無線端末へ転送する、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の無線中継装置。
[付記4]
前記情報処理装置は端末に接続され、
前記無線通信部は、前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に所定の第3プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信し、
前記制御部は、前記無線通信部が前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第3プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処理装置に接続される前記端末との間でSIP(Session Initiation Protocol)セッショ
ンを確立し、
前記無線通信部は、前記端末から受信したデータを前記無線端末へ転送する、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の無線中継装置。
[付記5]
無線端末と、前記無線端末と無線LAN(Local Area Network)を介して相互に通信可能な無線中継装置とを有し、前記無線中継装置が情報処理装置とWAN(Wide Area Network)を介して通信可能に接続される通信システムであって、
前記無線端末は、
レイヤ2ヘッダの上位層ペイロードタイプ欄に所定の第1プロトコルを指定するデータが格納されたフレームを前記無線中継装置に送信する無線通信部を備え、
前記無線中継装置は、
前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第1プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信する無線通信部と、
前記無線中継装置の前記無線通信部が前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第1プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処理装置との間でTCP(Transmission Control Protocol)コネクションを確立す
る制御部とを備え、
前記無線中継装置の前記無線通信部は、前記情報処理装置から受信したデータを前記無線端末に転送する
ことを特徴とする通信システム。
[付記6]
前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第1プロトコルを指定するデータが格納された前記フレームは、HTTPリクエストを含み、
前記無線中継装置は、前記HTTPリクエストを前記情報処理装置に送信し、前記情報処理装置から前記HTTPリクエストに対する応答を受信する通信部を含み、
前記無線中継装置の前記無線通信部は、前記HTTPリクエストに対する応答を前記無線端末に送信する、
ことを特徴とする付記5に記載の通信システム。
[付記7]
前記無線端末の前記無線通信部は、前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に所定の第2プロトコルを指定するデータが格納されたフレームを前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置の前記無線通信部は、前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第2プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信し、
前記無線中継装置の前記制御部は、前記無線通信部が前記レイヤ2ヘッダの前記上位層
ペイロードタイプ欄に前記所定の第2プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処理装置との間でSSL(Secure Socket Layer)セッションを確立し

前記無線中継装置の前記無線通信部は、前記SSLセッションで使用するデータを前記無線端末へ転送する、
ことを特徴とする付記5または6に記載の通信システム。
[付記8]
前記情報処理装置は端末に接続され、
前記無線端末の前記無線通信部は、前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に所定の第3プロトコルを指定するデータが格納されたフレームを前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置の前記無線通信部は、前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第3プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信し、
前記無線中継装置の前記制御部は、前記無線通信部が前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第3プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処理装置に接続される前記端末との間でSIP(Session Initiation Protocol)セッションを確立し、
前記無線中継装置の前記無線通信部は、前記端末から受信したデータを前記無線端末へ転送する、
ことを特徴とする付記5乃至7のいずれか1項に記載の通信システム。
[付記9]
無線端末と、前記無線端末と無線LAN(Local Area Network)を介して相互に通信可能な無線中継装置とを有し、前記無線中継装置が情報処理装置とWAN(Wide Area Network)を介して通信可能に接続される通信システムにおいて、
前記無線端末は、
レイヤ2ヘッダの上位層ペイロードタイプ欄に所定の第1プロトコルを指定するデータが格納されたフレームを前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、
前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第1プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処理装置との間でTCP(Transmission Control Protocol)コネクションを確立し、
前記情報処理装置から受信したデータを前記無線端末に転送する
ことを特徴とする通信方法。
[付記10]
前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第1プロトコルを指定するデータが格納された前記フレームは、HTTPリクエストを含み、
前記無線中継装置は、前記HTTPリクエストを前記情報処理装置に送信し、前記情報処理装置から前記HTTPリクエストに対する応答を受信し、前記HTTPリクエストに対する応答を前記無線端末に送信する、
ことを特徴とする付記9に記載の通信方法。
[付記11]
前記無線端末は、前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に所定の第2プロトコルを指定するデータが格納されたフレームを前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第2プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処理装置との間でSSL(Secure Socket Layer)セッションを確立し、前記SSLセッションで使用
するデータを前記無線端末へ転送する、
ことを特徴とする付記9または10に記載の通信方法。
[付記12]
前記情報処理装置は端末に接続され、
前記無線端末は、前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に所定の第3プロトコルを指定するデータが格納されたフレームを前記無線中継装置に送信し、
前記無線中継装置は、前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第3プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処理装置に接続される前記端末との間でSIP(Session Initiation Protocol)セッションを確立し
、前記端末から受信したデータを前記無線端末へ転送する、
ことを特徴とする付記9乃至11のいずれか1項に記載の通信方法。
100 アクセスポイント
102 CPU
104 メモリ
106 WiFiインタフェース
108 NIC
110 アンテナ
200 無線端末
202 CPU
204 メモリ
206 WiFiインタフェース
208 ユーザインタフェース
210 アンテナ
300 サーバ
400 相手先端末

Claims (6)

  1. 無線端末と無線LAN(Local Area Network)を介して相互に通信可能に接続され、情報処理装置とWAN(Wide Area Network)を介して通信可能に接続される無線中継装置
    であって、
    前記無線端末から、レイヤ2ヘッダの上位層ペイロードタイプ欄に所定の第1プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信する無線通信部と、
    前記無線通信部が前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第1プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処理装置との間でTCP(Transmission Control Protocol)コネクションを確立する制御部とを備え、
    前記無線通信部は、前記情報処理装置から受信したデータを前記無線端末に転送する
    ことを特徴とする無線中継装置。
  2. 前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第1プロトコルを指定するデータが格納された前記フレームは、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)
    リクエストを含み、
    前記無線中継装置は、前記HTTPリクエストを前記情報処理装置に送信し、前記情報処理装置から前記HTTPリクエストに対する応答を受信する通信部を含み、
    前記無線通信部は、前記通信部で受信した前記HTTPリクエストに対する応答を前記無線端末に転送する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線中継装置。
  3. 前記無線通信部は、前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に所定の第2プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信し、
    前記制御部は、前記無線通信部が前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第2プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処理装置との間でSSL(Secure Socket Layer)セッションを確立し、
    前記無線通信部は、前記SSLセッションで使用するデータを前記無線端末へ転送する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線中継装置。
  4. 前記情報処理装置は端末に接続され、
    前記無線通信部は、前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に所定の第3プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信し、
    前記制御部は、前記無線通信部が前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第3プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処理装置に接続される前記端末との間でSIP(Session Initiation Protocol)セッショ
    ンを確立し、
    前記無線通信部は、前記端末から受信したデータを前記無線端末へ転送する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線中継装置。
  5. 無線端末と、前記無線端末と無線LAN(Local Area Network)を介して相互に通信可能な無線中継装置とを有し、前記無線中継装置が情報処理装置とWAN(Wide Area Network)を介して通信可能に接続される通信システムであって、
    前記無線端末は、
    レイヤ2ヘッダの上位層ペイロードタイプ欄に所定の第1プロトコルを指定するデータが格納されたフレームを前記無線中継装置に送信する無線通信部を備え、
    前記無線中継装置は、
    前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第1プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信する無線通信部と、
    前記無線中継装置の前記無線通信部が前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第1プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処理装置との間でTCP(Transmission Control Protocol)コネクションを確立す
    る制御部とを備え、
    前記無線中継装置の前記無線通信部は、前記情報処理装置から受信したデータを前記無線端末に転送する
    ことを特徴とする通信システム。
  6. 無線端末と、前記無線端末と無線LAN(Local Area Network)を介して相互に通信可能な無線中継装置とを有し、前記無線中継装置が情報処理装置とWAN(Wide Area Network)を介して通信可能に接続される通信システムにおいて、
    前記無線端末は、
    レイヤ2ヘッダの上位層ペイロードタイプ欄に所定の第1プロトコルを指定するデータが格納されたフレームを前記無線中継装置に送信し、
    前記無線中継装置は、
    前記レイヤ2ヘッダの前記上位層ペイロードタイプ欄に前記所定の第1プロトコルを指定するデータを含むフレームを受信すると、前記情報処理装置との間でTCP(Transmission Control Protocol)コネクションを確立し、
    前記情報処理装置から受信したデータを前記無線端末に転送する
    ことを特徴とする通信方法。
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