JP2015033381A - がん幹細胞分子マーカー - Google Patents
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Abstract
Description
なお、PRDM14をコードする遺伝子の発現が、正常組織と比較して乳がんおよび卵巣癌において特異的に増加していることは知られている(特許文献1)が、PRDM14遺伝子産物をがん幹細胞のマーカーとして用いることは知られていない。
本発明は、PRDM14遺伝子産物、好ましくはmRNAおよび/またはポリペプチドであるPRDM14遺伝子産物、あるいはそれらの断片を含む分子マーカーに関する。
本発明はまた、対象において、前記分子マーカーを指標として、がん幹細胞の有無を判定するか、または、がん幹細胞誘導度を判定する方法に関する。
本発明は、検出するための試薬が、PRDM14遺伝子産物であるmRNAを検出するための、PRDM14遺伝子に相補的な塩基配列を有するプローブおよび/またはプライマーである;PRDM14遺伝子産物であるポリペプチドを検出するための抗体である;液性因子であるポリペプチドを検出するための抗体である、キットに関する。
さらに、本発明は、がん幹細胞において、PRDM14遺伝子の発現を抑制するために用いられる核酸であって、該核酸が、アンチセンス、siRNAおよびshRNAからなる群から選択される1種または2種以上である核酸に関する。
本発明は、がん治療用またはがん予防用である医薬組成物にも関する。
また、本発明は、前記核酸を使用して、がん幹細胞の機能を阻害する方法に関する。
本明細書中に別記のない限り、本発明に関して用いられる科学的および技術的用語は、当業者に通常理解されている意味を有するものとする。一般的に、本明細書中に記載された細胞および組織培養、分子生物学、免疫学、微生物学、遺伝子およびタンパク質および核酸化学に関して用いられる用語、およびその技術は、当該技術分野においてよく知られ、通常用いられているものとする。
また、別記のない限り、本発明の方法および技術は、当該技術分野においてよく知られた慣用の方法に従って、本明細書中で引用され、議論されている種々の一般的な、およびより専門的な参考文献に記載されたとおりに行われる。かかる文献としては、例えば、Sambrook et al., Molecular Cloning: A Laboratory Manual, 2nd ed., Cold Spring Harbor Laboratory Press (1989)およびSambrook et al., Molecular Cloning: A Laboratory Manual, 3rd ed., Cold Spring Harbor Press (2001); Ausubel et al., Current Protocols in Molecular Biology, Greene Publishing Associates (1992および2000の補遺); Ausubel et al., Short Protocols in Molecular Biology: A Compendium of Methods from Current Protocols in Molecular Biology-4thEd., Wiley & Sons (1999); Harlow and Lane, Antibodies: A Laboratory Manual, Cold Spring Harbor Laboratory Press (1990);およびHarlow and Lane, Using Antibodies: A Laboratory Manual, Cold Spring Harbor Laboratory Press (1999)などが挙げられる。
なお、異種動物間はもちろんのこと、同種動物間でも、多型、アイソフォーム等によってPRDM14遺伝子の塩基配列に相違が見られる場合があるが、塩基配列が相違する場合であってもPRDM14をコードする限り、PRDM14遺伝子に含まれる。
「がん」としては、これらの「対象」に由来するがんの中でも、好ましくは固形がん、より好ましくは乳がん、膵がんおよび腎がんからなる固形がん、または難治性のがん(乳がん、膵がん、胆道がん)が望ましい。
本発明の分子マーカーとして機能するDNAの発現を抑制することによって、がん幹細胞を特異的におよび/または効率よく攻撃できる可能性を示唆する。すなわち、上記の核酸は遺伝子導入治療に応用できることが示唆される。
(1)がん患者検体におけるPRDM14遺伝子の発現(図1−A)
PRDM14の悪性腫瘍における遺伝子発現プロファイルを調べるため、乳がん(正常組織:4、腫瘍組織:24)、肺がん(正常組織:4、腫瘍組織:19)、食道がん(正常組織:3、腫瘍組織:18)、胃がん(正常組織:5、腫瘍組織:14)、大腸がん(正常組織:7、腫瘍組織:13)、肝臓がん(正常組織:3、腫瘍組織:17)、膵臓がん(正常組織:5、腫瘍組織:17)、子宮頸部がん(正常組織:4、腫瘍組織:9)、子宮体部がん(正常組織:5、腫瘍組織:17)、卵巣がん(正常組織:3、腫瘍組織:21)、腎臓がん(正常組織:5、腫瘍組織:18)、前立腺がん(正常組織:5、腫瘍組織:21)、膀胱がん(正常組織:2、腫瘍組織:22)、精巣腫瘍(正常組織:6、腫瘍組織:19)、甲状腺がん(正常組織:3、腫瘍組織:18)、副腎がん(正常組織:5、腫瘍組織:10)、リンパ腫(正常組織:3、腫瘍組織:34)、から得た全RNAを抽出し、cDNAを合成し、サイバーグリーン(cybr green)法を用いた比較ΔCt(delta/delta Ct)法により、ViiA7リアルタイム(real-time)PCR解析装置(Lifetechnology)を用いてPRDM14遺伝子の発現を解析した。内部標準としてはβ−アクチン遺伝子を用いた。
前記(1)とは別にPRDM14の乳がんにおける遺伝子発現プロファイルを調べるため、浸潤性乳がん177症例の乳がん組織、5症例の正常乳腺組織から得た全RNAを抽出し、cDNAを合成しサイバーグリーン法を用いた比較ΔCt法により、ViiA7リアルタイムPCR解析装置(Lifetechnology)を用いてPRDM14遺伝子の発現を解析した。内部標準としてはβ−アクチン遺伝子を用いた。
正常乳腺に比較して148/177症例の乳がんで発現の上昇を認めた。
また、図6に示すように、PRDM14陽性の乳がん症例は、PRDM14陰性の乳がん症例と比較して予後が不良であることがわかった。
PRDM14およびβ−アクチンに対するプライマーは、いずれもOrigene社から購入し、夫々hPRDM14がOrigeneのHK205840、β−アクチンがOrigeneのHP204660、GAPDHがOrigeneのHP205798を使用した。
PCR反応は、cDNA5μL、2×Power SYBR(登録商標)PCR Master Mix (Life Technologies)12.5μL、プライマー(10μM)1μLおよび水6.5μLを含む合計25μLの溶液により、96℃5秒、60℃15秒、40サイクルで行った。実験結果は、β−アクチン遺伝子の発現量に対するPRDM14遺伝子の発現量の比(すなわち、PRDM14遺伝子の発現量/β−アクチン遺伝子の発現量)について、PRDM14遺伝子の発現を表した。
臨床症例で発現が亢進しており、また、がん幹細胞の関与が濃厚とされる乳がん、膵臓がんに由来する細胞株を用いてPRDM14遺伝子の発現解析を行った。乳がん細胞株であるBT474、BT549、MCF7、MDA−MB−231、MDA−MB−436、MDA−MB−468、HCC1937、SKBr−3およびT−47D、膵臓がん細胞株であるPK−1、Panc−1およびBxPC−3ならびに、乳腺細胞株(非腫瘍性)であるMCF10Aからも同様にして全RNAを抽出した。これらから得られた全RNAを用いて前記(1)(2)と同様にリアルタイムPCR法によりPRDM14の遺伝子発現を解析した。内部標準としてGAPDH遺伝子を用い、GAPDH遺伝子の発現量に対するPRDM14遺伝子の発現量の比(すなわち、PRDM14遺伝子の発現量/GAPDH遺伝子の発現量)により、各サンプルにおけるPRDM14遺伝子の発現を図1−D(a)(b)に示す(各サンプルにつき3回ずつ実験を行った)。
日本人乳がん患者161人(ステージ(stage)0:20例、ステージI:42例、ステージII:50例、ステージIII:38例、ステージIV:11例)から得られた手術検体がん組織をホルマリンにより固定して定法によりパラフィン切片を作製し、また、膵臓がん患者より得られた手術検体(ステージII:9例、ステージIII:147例、ステージIV:13例)により作製されたTissue Microarray(Biomax US、Accumax)169検体分に対して、1次抗体として抗PRDM14抗体(ABGENT社、AP1214A、50倍)を用いて4℃で一晩インキュベーション後、2次抗体としてストレプトアビジン標識ヤギ抗ウサギ抗体(DAKO社)を用いてインキュベーションを行い、EnVision-Plus(DAKO社)を用いて免疫染色を行った。上記症例の正常部分の組織をコントロールに用いた。また、核染色はヘマトキシリンを用いて行った。
また、ウェスタンブロット法によりがん細胞株のPRDM14遺伝子産物の発現を確認した(図1−D(c))。SDS−PAGE後、5%BSAでブロッキングを行い、1次抗体として抗PRDM14抗体(ミリポア社、#AB4350、1000倍)を用いて4℃で一晩インキュベーション後、HRP標識2次抗体(抗ウサギ抗体:GE、NA9340-1ML)により定法に従い、PRDM14遺伝子産物の発現を検出した。
PRDM14のがん化における役割を明らかにする目的で、乳がん細胞株にPRDM14遺伝子を導入した場合の細胞増殖について検討した。
PRDM14遺伝子のレンチウイルス発現ベクターEX-W1089-Lv102(GeneCopoeia)を使用した。同ベクターを乳がん細胞株である発現が極めて低いMDA−MB−231細胞、中程度の発現のあるHCC1937細胞、発現の高いMCF7細胞、および、発現がない非がん細胞であるMCF10A細胞にレンチウイルス法により遺伝子導入し、コンストラクトが導入された細胞を薬剤マーカーPuromycinにより選別を行い、mRNAを前記リアルタイムPCR法で、タンパク発現をFLAGタグにて検出して導入を確認した(図1−F(a))。
結果を図2−A、図2−Jに示す。
PRDM14の治療標的への応用が可能か否か詳細に解析するため、乳がん細胞株MDA−MB−231、HCC1937、MCF7をPRDM14遺伝子に対するsiRNAを導入して、抗腫瘍効果を呈するかどうか、さらに、抗癌剤の併用によるPRDM14遺伝子に対するsiRNAの作用を検討した。
このうち、3−UTRの配列に対するsiRNA#5を除いた。これは、多くの腫瘍で3−UTR配列が短縮化される現象が知られており、内因性のmiRNAの作用を受けなくなることが報告されているためである。遺伝子のコード領域に対するsiRNA#2、siRNA#3を使用することとした(それらの配列を表2に示す)。なお、対照siRNAは、(株)RNAi製、「万能ネガコン」)を使用した。
実施例4と同じ手法により、実施例1(3)で使用した3種類の膵臓がん細胞株を用いて同様の実験を行った。その際、予めゲムシタビン塩酸塩溶液によりおよそ半数の細胞が生存するゲムシタビン濃度を求めた。PRDM14に対するsiRNAを用い、PRDM14を過剰発現する3種類の膵臓がん細胞株においてPRDM14遺伝子のノックダウンを行い、ゲムシタビン塩酸塩溶液を併用する場合、夫々、終濃度が10μM、5μM、5μMとなるように添加した。この結果、乳がん細胞株で認められたのと同様に、PRDM14遺伝子発現を低濃度のsiRNAにより一過性に発現を低下させた細胞株においては、コントロール細胞に比べ、細胞の生存率が低下した。さらに、ゲムシタビン塩酸塩溶液を短時間併用したところ、細胞の生存率が相乗的に低下した。したがって、PRDM14の発現は、膵臓がん細胞においても抗癌剤感受性の低下に関与することが示唆される(図2−C)。
がん幹細胞は、ヘキスト蛍光色素(Hoechst33342)で染色し、フローサイトメトリーを利用してUVレーザー(波長約350nm)を励起光に用いて検出すると、Side Population(SP)画分に濃縮される。SP画分とは、ヘキスト蛍光色素によって染色されるMain Population(MP)画分に対して、ABCトランスポーターなどを介して色素を細胞外に排出することで染色されない画分のことをさす。
培地は5%の抗ウシ胎児血清(FCS)入りDMEM培地を調整し、37℃に温めておいた。ベラパミルは50mMに調整し、5%FCS+DMEMで、5mMに希釈した。ヘキスト33342は5%FCS+DMEMで250μg/mLに調整した。
細胞を4mLの5%FCS+DMEMで懸濁し、細胞数を数えた。さらに5%FCS+DMEMを加えて細胞濃度を1×106個/mlに調整し、ベラパミル(+)用に1mLをファルコンチューブに採取した。ベラパミル(+)用および残りの細胞(ベラパミル(−)用)を37℃で10分間、ウォーターバスでインキュベートした。インキュベート後、ベラパミル(+)用にはベラパミルの最終濃度が50μMになるようにベラパミル溶液を加え、その後ベラパミル(+)用およびベラパミル(−)用に、ヘキスト33342の最終濃度が2.5μM〜5.0μMとなるようにヘキスト33342溶液を加えた。
フローサイトメーターはBD FACS Aria(BD社製)を用いた。FACSの操作は取扱説明書にしたがって行った。最初にベラパミル(−)の細胞を流してSP画分の細胞が検出できるかを確認し、確認できたらSP画分にゲートをかけてベラパミル(+)の細胞を流してSP画分の細胞が消えているかを確認した。消えていればその画分の細胞はSP画分細胞であると断定し、その画分の細胞数、割合をFlowJoソフトウェア(トミーデジタルバイオロジー)で解析した。
抗がん剤との併用においては、48時間後にアドリアマイシン(1μM)、もしくは、ゲムシタビン塩酸塩溶液(5μM)を添加し、72時間後に解析を行った。
早期アポトーシスを検出できるアネキシン(Annexin)Vと後期のアポトーシスを検出するPI(ヨウ化プロピジウム)により対象のがん細胞を染色した。
冷PBSで細胞を2回洗浄し、〜1×106個/mLの細胞濃度になるように1×Binding bufferに再浮遊した。5mLのFalconチューブに100μLの細胞浮遊液(〜1×105個)を加え、各試験管にFITC標識アネキシンV試薬(5μL)とPI(2μL)とを加えた。試験管を緩やかに混和し、室温、暗所で15分間インキュベーションし、各試験管に1×Binding bufferを400μL加え、1時間以内にフローサイトメーターで測定した。
抗がん剤との併用においては、48時間後にアドリアマイシン(1μM)、もしくは、ゲムシタビン塩酸塩溶液(5μM)を添加し、72時間後に解析を行った(図2−N、O)。
スフィアアッセイ(Sphere assay)を、乳がん細胞株を用いて行った。プレート表面を特殊加工して上皮細胞が接着しないUltra-Low Attachment 6 well plate(Corning)を用いて、血清無添加培地(F12 medium)25mLに対して、上皮細胞成長因子(epidermal growth factor:EGF)20ng/mLおよび塩基性線維芽細胞成長因子(basic fibroblast growth factor:bFGF)20ng/mLとなるように添加し、さらに、B27 supplement(Life Technologies)0.5mLを加えて、2週間培養して球状のコロニーが形成されるかどうかを調べた。
以上から、腫瘍細胞にPRDM14遺伝子を導入することによりSP画分が増加し、アポトーシスに耐性となり、さらにスフィア形成能の亢進が認められた。また、発現を抑制することにより、SP画分が減少し、アポトーシス感受性となり、最終的に薬剤感受性が亢進することがわかった。
そこで、PRDM14遺伝子により制御される遺伝子を同定するために、PRDM14遺伝子を導入した乳がん細胞株(MCF7、HCC1937、MDA−MB−231、MCF10A)より抽出したtRNAを用いて、定量的RT−PCR法をベースとしたRT2 Profiler PCR Arrays(QIAGEN)を実施した。具体的には、そのうちのアポトーシス関連分子、薬剤耐性関連分子、幹細胞関連転写因子のパネルを実施した。その結果の一部を以下に示す(表4)。
PRDM14遺伝子産物はRT−PCR法、ウェスタンブロット法、免疫組織学的手法で検出が可能であるが、生検組織が必要であることから、コンパニオンマーカーとして血清診断が可能な液性因子の同定が必要とされる。同時にインビトロ培養系ではPRDM14遺伝子の導入に伴う細胞増殖の変化が僅少である一方、インビボ実験系でヌードマウスの乳腺に遺伝子導入腫瘍細胞株を同所移植すると、PRDM14遺伝子導入腫瘍細胞株の腫瘍の成長が著しく促され、リンパ節転移を生じる現象を確認していた。そこで、PRDM14遺伝子導入腫瘍細胞株の培養上清中に分泌されるサイトカイン、ケモカインを網羅的に測定することとした。
前記実施例で作製したPRDM14遺伝子発現腫瘍細胞(MDA−MB−231、HCC1937)をヌードマウスに接種して腫瘍形成能を確認した。
1×106個のPRDM14遺伝子発現腫瘍細胞を氷上で100μLの1×PBSに懸濁し、100μLのマトリゲル(BD)に混ぜた。100μLの細胞マトリゲル混合液をnu/nuマウス(日本クレア社から入手)の乳腺(fat pad)に同所性接種し、腫瘍を形成し始めたら長径・短径の長さを測り、回転楕円体に近似して体積を算出して比較した。結果を図4−Aに示す。
さらに、前記実施例で作製したshRNAベクターでPRDM14遺伝子の発現を抑制した腫瘍細胞(乳がん細胞株HCC1937由来および膵臓がん細胞株PK−1由来)を同様の手法で同所性接種し、腫瘍の長径・短径の長さを測り、回転楕円体に近似して体積を算出して比較した。夫々の結果を図4−Dおよび図7−Aに示す。さらに、PK−1由来については、さらにin vivoで経過を追い、エンドポイントで摘出したマウス皮下腫瘍像を図7−Bに示し、その腫瘍重量を図7−Cに示し、その病理組織像(HE染色)を図7−Dに示す。
安楽死後、マウスを剖検し腫瘍重量、リンパ節転移、肺転移を検証し、PRDM14遺伝子の導入された腫瘍株では腫瘍が重く、リンパ節転移、肺への微小転移が対照に比較して多い結果であった。得られた腫瘍組織に対して、凍結切片を作製し、断片化カスパーゼ−3(Cleaved Caspase-3)抗体(Cell Signaling:SA1E、#9664)、抗CD31抗体(BD:#55027)で免疫組織学的検討を行ったところ、PRDM14遺伝子を導入したがん細胞で形成される腫瘍塊ではアポトーシスに陥る細胞がほとんど皆無であり、腫瘍血管の密度が高いことが判明した(図4−I)。
nu/nuマウスの尾静脈より肺転移巣を形成することが判明しているMDA−MB−231細胞を用いた。具体的には、PRDM14遺伝子発現腫瘍細胞(MDA−MB−231)と対照の腫瘍細胞(PRDM14発現ベクターのバックボーンを導入した腫瘍細胞)をヌードマウスの尾静脈より1×106個の細胞をマウス1匹あたり静脈注射した。1ケ月後に安楽死させ肺転移巣を確認した。その結果、PRDM14導入株では大きな転移巣を認めた。一方、コントロールでは数個の微小転移を認めるのみであった(図4−E、F)。
実施例11と同様にPRDM14遺伝子を発現しており、ヌードマウスに腫瘍を形成することが判明しているMDA−MB−231細胞、およびHCC1937細胞(ともに野生型であって遺伝子導入株ではない)をヌードマウスに同所移植し、一定の腫瘍径になった段階でsiRNA、および既存の抗がん剤との併用で治療開始するモデルを作製した。siRNAの投与量は、siRNAの特異的な治療効果があると判断される極めて低濃度である1mg/マウス体重(kg)とし、市販されているインビボ用のドラッグデリバリーシステムであるPEI(in vivo jet PEI:ポリプラストランスフェクション社)を使用してプロトコールに従い調製し、3回/週で腫瘍内に直接注入した。一方、抗がん剤に関しては、抗がん剤投与群に対してアドリアマイシン(1mg/マウス体重(kg))、もしくは、ドセタキセル(5mg/マウス体重(kg))を週1回腹腔内に投与した。その結果、PRDM14遺伝子のsiRNA単独でも腫瘍の極小効果、上記抗がん剤の併用で相乗的に腫瘍の極小効果が得られた(図5−A〜D)。
PRDM14遺伝子を発現しており、ヌードマウスに腫瘍を形成するHCC1937細胞を同所移植し、一定の腫瘍径を超えた後、治療用核酸と東京大学片岡研究室で開発されたDDS剤(カルシウムリン酸ミセル)を混合し、合剤としてマウスの尾静脈より静注する治療モデルを作成した。具体的には、1×106個のHCC1937細胞を氷上で100μLの1×PBSに懸濁し、100μLのマトリゲル(BD)に混ぜた。100μLの細胞マトリゲル混合液をnu/nuマウス(日本クレア社から入手)の乳腺(fat pad)に同所性接種し、腫瘍を形成し始めたら長径・短径の長さを測り、回転楕円体に近似して体積を算出して比較した。核酸の投与は、前記実施例と同じく1mg/マウス体重(kg)とし、東京大学片岡研究室で開発されたDDS剤(カルシウムリン酸ミセル)を混合して調製し、3回/週で腫瘍内に直接注入した。また、乳がんの標準治療に用いられるDOCを通常使用される量より減量(5mg/マウス体重(kg))して週1回腹腔投与で併用した。その結果、有害事象なく、著名な腫瘍抑制効果が得られた(図5−G)。
2.5M CaCl2溶液1μLを10mM Tris/HClバッファー(pH7.5)11.5μLで希釈した(第1溶液、12.5μL)。10mM Tris/HClバッファー(pH7.7)で希釈した、チャージコンバージョンポリマー(CCP)であるmPEG−pAspを含む溶液を、15μM siRNA溶液(10mM Hepesバッファー(pH7.2)中)および、1.5mM Na3PO4および140mM NaClを含む50mM Hepesバッファー(pH7.5)と混合した(第2溶液、12.5μL〜13μL)。第1溶液を一定速度で約20秒かけてピペットで第2溶液と混合し、siRNA担持CaPナノ粒子の溶液を調製した。
PRDM14を発現している乳がん細胞株HCC1937に対して、PRDM14遺伝子特異的なshRNAによりPRDM14をノックダウンし、細胞表面のCD44およびCD24の発現をフローサイトメトリーにより解析した。結果を図8−Aに示す。PRDM14の発現を低下させると、CD44の発現のみが低下した。CD44は、表1に示すように、乳がんの幹細胞性の指標となる分子であることから、CD44の発現が低下するにつれ分化の形質を示すようになることが示唆される。
また、PRDM14の発現をshRNAにより低下させた乳がん細胞株(HCC1937)および膵臓がん細胞株(PK−1)の夫々をマウス皮下に移植し、形成された腫瘍に対して、分化の指標となる分子(CK5およびPDX1)に特異的な抗体を用いて免疫染色した。CK5は乳腺の未分化性を示し、PDX1は膵臓細胞の未分化性を示すマーカーである。得られた結果を図8−Bに示す。PRDM14の発現を低下させると、いずれの細胞においても、未分化マーカーの発現が低下することがわかった。
(i)転写因子であるPRDM14は、乳がん、卵巣がん、膵がん、腎がんの臨床多検体による検討により、がん組織特異的にmRNA、タンパク発現が上昇していた。さらに、20例前後の検討であるが、同様に肺がん、食道がん、大腸がん、腎がん、前立腺がん、尿路腫瘍、精巣腫瘍において発現の上昇を認める。一方、正常組織の発現レベルは皆無もしくは極めて低い発現レベルである。
Claims (20)
- PRDM14遺伝子の発現により、がん幹細胞を対象から検出するための分子マーカー。
- PRDM14遺伝子産物またはその断片を含む、請求項1に記載の分子マーカー。
- PRDM14遺伝子産物が、mRNAおよび/またはポリペプチドである、請求項2に記載の分子マーカー。
- PRDM14遺伝子産物が、PRDM14遺伝子の発現により誘導される液性因子を含む、請求項1に記載の分子マーカー。
- 対象が、乳房、肺、食道、胃、大腸、肝臓、膵臓、子宮頸部、子宮体部、卵巣、腎臓、前立腺、膀胱、精巣、甲状腺、副腎、リンパ節、血液およびリンパ液からなる群から選択される1種もしくは2種以上の細胞または組織由来の細胞集団である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の分子マーカー。
- 対象において、請求項1〜5のいずれか一項に記載の分子マーカーを指標として、がん幹細胞の有無を判定するか、または、がん幹細胞誘導度を判定する方法。
- 分子マーカーが、PRDM14遺伝子産物またはその断片を含む場合、
該遺伝子産物が、mRNAであり、
該遺伝子産物をRT−PCR法により検出する工程を含む、請求項6に記載の判定方法。 - 分子マーカーが、PRDM14遺伝子産物またはその断片を含む場合、
PRDM14遺伝子産物が、ポリペプチドであり、
該遺伝子産物を、該遺伝子産物と特異的に反応する試薬により検出する工程を含む、請求項6に記載の判定方法。 - 分子マーカーが、液性因子を含む場合、
該液性因子を、該液性因子と特異的に反応する試薬により検出する工程を含む、請求項6に記載の判定方法。 - 試薬が抗体である、請求項8または9に記載の判定方法。
- がん幹細胞の有無を判定するためのキットであって、少なくとも請求項1〜5のいずれか一項に記載の分子マーカーを検出するための試薬を含む、前記キット。
- 検出するための試薬が、PRDM14遺伝子産物であるmRNAを検出するための、PRDM14遺伝子に相補的な塩基配列を有するプローブおよび/またはプライマーである、請求項11に記載のキット。
- 検出するための試薬が、PRDM14遺伝子産物であるポリペプチドを検出するための抗体である、請求項11に記載のキット。
- 検出するための試薬が、液性因子であるポリペプチドを検出するための抗体である、請求項11に記載のキット。
- 請求項11〜14のいずれかに記載のキットを使用する、がんまたはがん幹細胞誘導度の判定方法。
- がん幹細胞において、PRDM14遺伝子の発現を抑制するために用いられる核酸であって、
該核酸が、アンチセンス、siRNAおよびshRNAからなる群から選択される1種または2種以上である、前記核酸。 - 請求項16に記載の核酸を含む、医薬組成物。
- 医薬組成物が、さらに抗がん剤を含む、請求項17に記載の医薬組成物。
- 医薬組成物が、がん治療用またはがん予防用である、請求項17または18に記載の医薬組成物。
- 請求項16に記載の核酸を使用して、がん幹細胞の機能を阻害する方法。
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