JP2015033069A - 無線通信装置、無線通信システム、無線通信品質計測方法、および、プログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信システム、無線通信品質計測方法、および、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015033069A
JP2015033069A JP2013163089A JP2013163089A JP2015033069A JP 2015033069 A JP2015033069 A JP 2015033069A JP 2013163089 A JP2013163089 A JP 2013163089A JP 2013163089 A JP2013163089 A JP 2013163089A JP 2015033069 A JP2015033069 A JP 2015033069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless communication
communication quality
quality information
wireless
database
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013163089A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5787944B2 (ja
Inventor
弘明 後迫
Hiroaki USHIROSAKO
弘明 後迫
吉秋 小泉
Yoshiaki Koizumi
吉秋 小泉
聡司 峯澤
Satoshi Minesawa
聡司 峯澤
利宏 妻鹿
Toshihiro Mega
利宏 妻鹿
一生 冨澤
Kazuo Tomizawa
一生 冨澤
上村 智之
Tomoyuki Kamimura
智之 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp, Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2013163089A priority Critical patent/JP5787944B2/ja
Publication of JP2015033069A publication Critical patent/JP2015033069A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5787944B2 publication Critical patent/JP5787944B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Abstract

【課題】最小限の構成からなる汎用的なシーケンスにより、無線通信装置間の通信品質を適切に計測することのできる無線通信装置等を提供する。【解決手段】無線通信部121は、他の無線通信装置との間で無線データの送受信を行う。計測部122は、無線通信品質を計測するために送られるテスト用データを無線通信部121が受信した際の受信電波強度を計測する。制御部140は、計測部122が計測した受信電波強度、及び、無線通信部121が受信したテスト用データの受信回数を含む無線通信品質情報を生成する。無線通信品質データベース130は、制御部140が生成した無線通信品質情報を記憶する。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信装置間の通信品質を計測するための技術に関する。
住宅内の情報家電ネットワークや、ビル内のセンサネットワーク等において、設置が容易であることや配線コストの削減などから、無線通信が用いられることが多い。
この無線通信は、伝送路が不可視であることや、周囲の環境等により通信状況が大きく変化するため、無線通信装置間で安定した通信が可能であるか否かを判断するのが難しい。
そのため、従来より、無線通信装置間の通信品質を計測する方式が提案されている。
例えば、特許文献1には、無線局Aから無線局Bに試験用データを送信し、その後に、無線局Bから無線局Aに返送された試験用データに基づいて誤り率を算出するシステム(誤り率測定システム)が開示されている。また、特許文献2には、端末装置からプリンタに対してテストデータを送信し、受信したプリンタが、CRC(Cyclic Redundancy Check)方式やパリティビット方式などにより、テストデータのエラーをチェックするシステム(プリントシステム)が開示されている。
特開2002−232432号公報 特開2002−264431号公報
上述した従来技術では、特定のシステム構成、及び、無線通信装置構成において、特定の動作を行うことにより、無線通信品質の計測を可能にするものである。つまり、特許文献1のシステムでは、各無線局が双方向に通信可能であることが前提となっており、また、特許文献2のシステムでは、物理層レベルのエラーをチェックすることによって無線通信品質の計測を可能としている。
しかしながら、無線通信の用途が拡大している今日においては、無線通信システムの構成だけでなく、無線通信装置の構成や機能までも、多岐にわたっている。そのため、特定の構成において特定の動作によって無線通信品質を計測する従来技術では、無線システムごとに異なる計測方式(ソフトウェア等)を開発する必要があり、開発コストの上昇を招いてしまっていた。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、最小限の構成からなる汎用的なシーケンスにより、無線通信装置間の通信品質を適切に計測することのできる無線通信装置、無線通信システム、無線通信品質計測方法、および、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る無線通信装置は、
他の無線通信装置との間で無線データの送受信を行う無線通信手段と、
無線通信品質を計測するために送られるテスト用データを前記無線通信手段が受信した際の受信電波強度を計測する計測手段と、
前記計測手段が計測した前記受信電波強度、及び、前記無線通信手段が受信した前記テスト用データの受信回数を含む無線通信品質情報を生成する制御手段と、
前記制御手段が生成した前記無線通信品質情報を記憶するデータベースと、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、最小限の構成からなる汎用的なシーケンスにより、無線通信装置間の通信品質を適切に計測することができる。
本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置の構成の一例を示すブロック図である。 無線通信品質データベースに記憶される無線通信品質情報の一例を説明するための模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る無線通信品質計測処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る無線通信品質計測の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態に係る無線通信システムの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る無線通信品質計測の手順を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付す。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信装置100の構成の一例を示すブロック図である。この無線通信装置100は、無線通信品質を計測するために送られるテスト用フレーム(テスト用データ)を受信して、無線通信品質を計測する装置である。
なお、テスト用フレームを受信する無線通信装置100を、受動側(受動的な動作を行う側)と呼び、反対に、テスト用フレームを送信する他の無線通信装置を、能動側(能動的な動作を行う側)と呼ぶものとする。
また、無線通信装置100が、一例として、Wi−Fi(登録商標)の規格に準拠した無線データを送受信する場合について説明する。なお、送受信する無線データは、他の無線規格に準拠したものであってもよい。
図1に示すように、無線通信装置100は、アンテナ110と、無線通信処理部120と、無線通信品質データベース130と、制御部140と、を備える。
アンテナ110は、一例として、ダイポールアンテナ等からなり、送信用の電気信号を無線信号に変換して放射し、また、他の無線通信装置から送信された無線信号を受信する。
すなわち、アンテナ110は、無線通信処理部120から供給された送信データ(より詳細には電気信号)を無線信号に変換して放射し、また、他の無線通信装置から送信された無線信号を受信し、受信データ(より詳細には電気信号)に変換して、無線通信処理部120に供給する。
無線通信処理部120は、所定のプロトコルに沿った無線通信を行う。
より詳細に無線通信処理部120は、無線通信部121と、計測部122とを含んで構成される。
無線通信部121は、他の無線通信装置(能動側の無線通信装置等)との間で無線データの送受信を行う。
例えば、無線通信部121は、能動側の無線通信装置から送られるテスト用フレームを受信する。この他にも、無線通信部121は、他の無線通信装置(後述するように、能動側の無線通信装置以外でもよい)から送られる初期化コマンド(初期化データ)や要求コマンド(要求データ)を受信する。
初期化コマンドは、無線通信品質データベース130に記憶される情報の初期化(一例として、ゼロクリア)を指示するためのデータであり、また、要求コマンドは、無線通信品質データベース130に記憶される情報の送信を要求するためのデータである。なお、無線通信品質データベース130に記憶される情報の詳細は、無線通信品質データベース130の説明と共に後述する。
また、無線通信部121は、要求コマンドを受信した際に、無線通信品質データベース130に記憶される情報を読み出して、他の無線通信装置に送信する。
計測部122は、受信した無線データの受信電波強度(RSSI:Receive Signal Strength Indication)を計測する。
例えば、計測部122は、能動側の無線通信装置から送られるテスト用フレームを受信した際の受信電波強度を計測する。
無線通信品質データベース130は、無線通信処理部120による計測結果に基づく情報(無線通信品質情報)を記憶する。
一例として、無線通信品質データベース130は、図2に示すような無線通信品質情報131(131−1〜131−n)を記憶する。
この無線通信品質情報131には、一例として、受信回数、RSSI最大、RSSI最小、RSSI総和、及び、RSSI二乗和等が含まれている。なお、図中の識別子は、能動側の無線通信装置を識別するための情報(一例として、IPアドレスやMACアドレス等)である。すなわち、無線通信品質データベース130は、テスト用フレームを送った能動側の無線通信装置に対応して、無線通信品質情報131を個別に記憶する。
無線通信品質情報131における受信回数は、無線通信部121にてテスト用フレームを受信した回数を示している。なお後述するように、能動側の無線通信装置は、一度のテスト時に、一例として、テスト用フレームを1000回送信する。
無線通信品質情報131におけるRSSI最大は、計測部122にて計測された受信電波強度の最大値を示している。また、RSSI最小は、計測部122にて計測された受信電波強度の最小値を示している。
無線通信品質情報131におけるRSSI総和は、計測部122にて計測された受信電波強度の合計値を示している。また、RSSI二乗和は、計測部122にて計測された受信電波強度の平方和の合計値を示している。
このような無線通信品質情報131は、無線通信部121が上述した初期化コマンドを受信した際に、制御部140によって、初期化(一例として、ゼロクリア)される。例えば、初期化コマンド中には、識別子が含まれており、その識別子に合致した無線通信品質情報131が初期化される。
また、無線通信部121がテスト用フレームを受信した際に、計測部122によって、そのテスト用フレームの受信電波強度を計測される。そして、制御部140によって、無線通信品質情報131が更新される。例えば、テスト用フレーム中にも識別子が含まれており、その識別子に合致した無線通信品質情報131の受信回数、RSSI最大、RSSI最小、RSSI総和、及び、RSSI二乗和が適宜更新される。
更に、無線通信部121が上述した要求コマンドを受信した際に、制御部140によって対象の無線通信品質情報131が読み出されて、無線通信部121から送信される。例えば、要求コマンド中にも識別子が含まれており、その識別子に合致した無線通信品質情報131が読み出され、要求コマンドの送信元に向けて送信される。
図1に戻って、制御部140は、一例として、CPU(Central Processing Unit),ROM(Read Only Memory),RAM(Random Access Memory)等(何れも図示せず)を備え、無線通信装置100全体を制御する。具体的に制御部140は、CPUが、RAMをワークメモリとして用い、ROMに記憶されている各種プログラムを適宜実行することにより、無線通信装置100全体を制御する。
例えば、制御部140は、無線通信部121が受信した初期化コマンド、テスト用フレーム、及び、要求コマンドに応じて、無線通信品質データベース130や計測部122を適宜制御して、無線通信品質の計測等を行う。
以下、このような構成からなる無線通信装置100の動作について、図3を参照して説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る無線通信品質計測処理の一例を示すフローチャートである。この無線通信品質計測処理では、能動側の無線通信装置が、初期化コマンド、テスト用フレーム、及び、要求コマンドを送信する場合を、一例として説明する。なお、後述するように、テスト用フレーム以外の初期化コマンド及び要求コマンドは、他の無線通信装置から送信されてもよい。
まず、無線通信装置100は、データを受信したか否かを判別する(ステップS1)。すなわち、無線通信部121は、能動側の無線通信装置から送られた無線データを受信したかどうかを判別する。
無線通信装置100は、データを受信していないと判別すると(ステップS1;No)、再び、データを受信したか否かを判別する。つまり、無線通信装置100は、データを受信するまで待機する。
一方、データを受信したと判別した場合(ステップS1;Yes)に、無線通信装置100は、受信したのが初期化コマンドであるか否かを判別する(ステップS2)。すなわち、無線通信部121は、能動側の無線通信装置から送られたのが、情報の初期化を指示する初期化コマンドであるかどうかを判別する。
無線通信装置100は、受信したのが初期化コマンドでないと判別すると(ステップS2;No)、後述するステップS4に処理を進める。
一方、受信したのが初期化コマンドであると判別した場合(ステップS2;Yes)に、無線通信装置100は、無線通信品質データベース130の情報を初期化する(ステップS3)。
例えば、制御部140は、初期化コマンド中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131を無線通信品質データベース130から検索して初期化(一例として、ゼロクリア)する。
そして、制御部140は、上述したステップS1に処理を戻す。
上述したステップS2にて、初期化コマンドを受信していない場合、無線通信装置100は、受信したのがテスト用フレームであるか否かを判別する(ステップS4)。すなわち、無線通信部121は、能動側の無線通信装置から送られたのが、無線通信品質を計測するためテスト用フレームであるかどうかを判別する。
無線通信装置100は、受信したのがテスト用フレームでないと判別すると(ステップS4;No)、後述するステップS6に処理を進める。
一方、受信したのがテスト用フレームであると判別した場合(ステップS4;Yes)に、無線通信装置100は、受信電波強度を計測し、無線通信品質データベース130の情報を更新する(ステップS5)。
例えば、計測部122は、能動側の無線通信装置から送られたテスト用フレームの受信電波強度を計測する。そして、制御部140は、テスト用フレーム中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131の受信回数、RSSI最大、RSSI最小、RSSI総和、及び、RSSI二乗和を適宜更新する。
そして、制御部140は、上述したステップS1に処理を戻す。
上述したステップS4にて、テスト用フレームを受信していない場合、無線通信装置100は、受信したのが要求コマンドであるか否かを判別する(ステップS6)。すなわち、無線通信部121は、能動側の無線通信装置から送られたのが、情報の送信を要求するための要求コマンドであるかどうかを判別する。
無線通信装置100は、受信したのが要求コマンドでないと判別すると(ステップS6;No)、上述したステップS1に処理を戻す。なお、ステップS1に処理を戻す前に、無線通信装置100は、受信したのが無効なデータである旨(一例として、エラー応答)を、能動側の無線通信装置に返信してもよい。
一方、受信したのが要求コマンドであると判別した場合(ステップS6;Yes)に、無線通信装置100は、無線通信品質データベース130から情報を読み出して、能動側の無線通信装置に送信する(ステップS7)。
例えば、制御部140は、要求コマンド中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131を無線通信品質データベース130から読み出すと、その無線通信品質情報131を無線通信部121から能動側の無線通信装置に送信する。
そして、制御部140は、上述したステップS1に処理を戻す。
このような無線通信品質計測処理により、能動側の無線通信装置と無線通信装置100との間における無線通信品質を適切に計測することができる。その際、無線通信装置100は、無線通信処理部120、無線通信品質データベース130、及び、制御部140といった必要最小限の構成(無線通信を行う装置において必須となる構成)によって、初期化コマンド、テスト用フレーム、及び、要求コマンドに応じた汎用的なシーケンスを実施することで、装置間の無線通信品質を計測している。
この結果、最小限の構成からなる汎用的なシーケンスにより、無線通信装置間の通信品質を適切に計測することができる。
上記の第1の実施形態では、受動側としての無線通信装置100を中心に説明したが、以下の実施形態では、より具体的な無線通信システムについて説明する。
まず本願発明が、住宅内の無線通信システム(情報家電ネットワーク等)に適用された場合について説明する。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る無線通信システム10の構成の一例を示すブロック図である。この無線通信システム10は、受動側としてのアダプタ200と、この無線アダプタ200が取り付けられた家電機器300と、能動側としての制御装置400と、ユーザに操作される操作端末500と、を備えている。このうち、アダプタ200と制御装置400とが無線通信可能であり、また、制御装置400と操作端末500とも無線通信可能となっている。
アダプタ200は、無線通信機能を持たない家電機器300に取り付けられて使用される受動側の無線通信装置であり、アンテナ110と、無線通信処理部120と、無線通信品質データベース130と、制御部140と、アダプタI/F(インタフェース)250とを備える。
すなわち、アダプタ200は、上述した第1の実施形態に係る無線通信装置100の構成に、アダプタI/F250を加えた構成となっている。
そのため、アンテナ110、無線通信処理部120、無線通信品質データベース130、及び、制御部140は、それぞれ、第1の実施形態の各構成と同様である。
アダプタI/F250は、家電機器300との間でデータのやり取りを行う。例えば、アダプタI/F250は、アダプタ200側のプロトコルと家電機器300側のプロトコルとを変換する。
家電機器300は、例えば、住宅内に配置される各種電化製品(例えば、エアコン,照明機器,IH調理器、冷蔵庫、床暖房、TV等)であり、アダプタ200が取り付けられて使用される。
この家電機器300は、アダプタI/F310と、制御部320と、主機能部330とを備える。
アダプタI/F310は、アダプタ200との間でデータのやり取りを行う。例えば、アダプタI/F310は、家電機器300側のプロトコルとアダプタ200側のプロトコルとを変換する。
制御部320は、CPU、RAM、ROM等(何れも図示せず)を備え、家電機器300全体を制御する。
例えば、制御部320は、アダプタI/F310を制御して、アダプタ200とのデータのやり取りを制御する。また、制御部320は、主機能部330を制御して、後述するように、家電機器300本来の機能を実現させる。
主機能部330は、家電機器300本来の機能(例えば、エアコンであれば空調機能、照明機器であれば照明機能等)を実現するための構成であり、制御部320により適宜制御される。
制御装置400は、操作端末500からの指示などに応じて、アダプタ200を通じて、家電機器300の制御などを行う。この他にも制御装置400は、無線通信システム10におけるルータの役割も担っている。
この制御装置400は、能動側の無線通信装置であり、アンテナ410と、無線通信処理部420と、制御部430と、を備える。
アンテナ410は、一例として、ダイポールアンテナ等からなり、送信用の電気信号を無線信号に変換して放射し、また、他の無線通信装置から送信された無線信号を受信する。
すなわち、アンテナ410は、無線通信処理部420から供給された送信データ(より詳細には電気信号)を無線信号に変換して放射し、また、アダプタ200や操作端末500から送信された無線信号を受信し、受信データ(より詳細には電気信号)に変換して、無線通信処理部420に供給する。
無線通信処理部420は、所定のプロトコルに沿った無線通信を行う。より詳細に無線通信処理部420は、アダプタ200との間で無線データの送受信を行う。
例えば、無線通信処理部420は、受動側の無線通信装置としてのアダプタ200に、テスト用フレームを送信する。この他にも、無線通信処理部420は、アダプタ200に、初期化コマンドや要求コマンドを送信する。
また、無線通信処理部420は、操作端末500との間でも無線データの送受信を行う。例えば、無線通信処理部420は、操作端末500から送られる、制御装置400とアダプタ200との間における無線通信の品質計測を指示する計測要求を受信する。
制御部430は、CPU、RAM、ROM等(何れも図示せず)を備え、制御装置400全体を制御する。
例えば、制御部430は、操作端末500から送られる計測要求に応じて、無線通信処理部420を制御して、初期化コマンド、テスト用フレーム、及び、要求コマンドをアダプタ200に送信させる。
そして、制御部430は、アダプタ200から送られる無線通信品質情報を受信すると、その情報を基に無線通信の品質を評価する。
具体的に制御部430は、無線通信品質情報に含まれる受信電波強度の総和(RSSI総和)と受信回数とを用いて受信電波強度の平均を求める。一例として、以下の数式1により、受信電波強度の平均を求める。
[数1]
Av = Sm/Rc
Av:受信電波強度の平均
Sm:受信電波強度の総和
Rc:受信回数
また、制御部430は、無線通信品質情報に含まれる受信電波強度の総和(RSSI総和)と二乗和(RSSI二乗和)と受信回数とを用いて受信電波強度の標準偏差を求める。一例として、以下の数式2により、受信電波強度の標準偏差を求める。
[数2]
Sd2 = Sq/Rc − (Sm/Rc)2
Sd:受信電波強度の標準偏差
Sq:受信電波強度の二乗和
Rc:受信回数
Sm:受信電波強度の総和
また、制御部430は、無線通信品質情報に含まれる受信回数と、既知(若しくは、RAM等に記憶されている)の送信回数とを用いてエラー率(PER:Packet Error Rate)を求める。一例として、以下の数式3により、テスト用フレームのエラー率を求める。
[数3]
Er = (Sc−Rc)/Sc
Er:エラー率
Sc:送信回数
Rc:受信回数
制御部430は、このようにして求めた、受信電波強度の平均及び標準偏差や、エラー率等を用いて、制御装置400とアダプタ200との間における無線通信の品質を評価する。
操作端末500は、例えば、タブレット端末やスマートフォン等の携帯端末であり、ユーザによって使用される。
この操作端末500は、アンテナ510と、無線通信処理部520と、制御部530と、入力受付部540と、を備える。
アンテナ510は、一例として、ダイポールアンテナ等からなり、送信用の電気信号を無線信号に変換して放射し、また、他の無線通信装置から送信された無線信号を受信する。
すなわち、アンテナ510は、無線通信処理部520から供給された送信データ(より詳細には電気信号)を無線信号に変換して放射し、また、データ集約装置600から送信された無線信号を受信し、受信データ(より詳細には電気信号)に変換して、無線通信処理部520に供給する。
無線通信処理部520は、所定のプロトコルに沿った無線通信を行う。より詳細に無線通信処理部520は、制御装置400との間で無線データの送受信を行う。
例えば、無線通信処理部520は、制御装置400とアダプタ200との間における無線通信の品質計測を指示するための計測要求を、制御装置400に送信する。そして、無線通信処理部520は、制御装置400から送られる計測結果を受信する。
制御部530は、CPU、RAM、ROM等(何れも図示せず)を備え、操作端末500全体を制御する。
例えば、制御部530は、ユーザからの指示を入力受付部540にて受け付けると、その指示内容に応じて、無線通信処理部520等を制御する。
入力受付部540は、一例として、タッチパネルやタッチパッド等から構成され、ユーザからの指示入力を受け付ける。
例えば、入力受付部540は、制御装置400とアダプタ200との間における無線通信の品質計測を指示するための計測要求を受け付ける。
以下、このような構成からなる無線通信システム10における無線通信品質計測の動作について、図5を参照して説明する。図5は、無線通信品質計測の手順を示すシーケンス図である。
まず、操作端末500は、ユーザの操作に従って、計測要求を制御装置400に送信する(Sq101)。
すなわち、制御部530は、制御装置400とアダプタ200との間における無線通信の品質計測を指示するための計測要求を入力受付部540から受け付けると、その計測要求を無線通信処理部520から制御装置400に送信する。
制御装置400は、この計測要求を受けて、初期化コマンドをアダプタ200に送信する(Sq102)。
すなわち、制御部430は、無線通信処理部420を制御して、アダプタ200に初期化コマンドを送信する。
アダプタ200は、この初期化コマンドを受けて、無線通信品質データベース130の情報を初期化する(Sq103)。
例えば、制御部140は、初期化コマンド中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131を無線通信品質データベース130から検索して初期化する。
そして、アダプタ200は、初期化応答を制御装置400に送信する(Sq104)。
すなわち、制御部140は、初期化を行った旨を示す初期化応答を、無線通信処理部420を制御して制御装置400に返信する。
制御装置400は、この初期化応答を受けて、テスト用フレームをアダプタ200に送信する(Sq105)。
すなわち、制御部430は、無線通信処理部420を制御して、アダプタ200にテスト用フレームを送信する。このテスト用フレームの送信は、所定回数(一例として、1000回)行われる。
アダプタ200は、このテスト用フレームを受けて、無線通信品質データベース130の情報を更新する(Sq106)。
例えば、計測部122は、制御装置400から送られたテスト用フレームの受信電波強度を計測する。そして、制御部140は、テスト用フレーム中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131の受信回数、RSSI最大、RSSI最小、RSSI総和、及び、RSSI二乗和を適宜更新する。
制御装置400は、一連のテスト用フレームの送信を終えると、要求コマンドをアダプタ200に送信する(Sq107)。
すなわち、制御部430は、無線通信処理部420を制御して、アダプタ200に要求コマンドを送信する。
アダプタ200は、この要求コマンドを受けて、無線通信品質データベース130から無線通信品質情報を読み出す(Sq108)。
例えば、制御部140は、要求コマンド中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131を無線通信品質データベース130から読み出す。
そして、アダプタ200は、読み出した無線通信品質情報を制御装置400に送信する(Sq109)。
制御装置400は、この無線通信品質情報を受けて、制御装置400とアダプタ200との間における無線通信の品質を評価する(Sq110)。
すなわち、制御部430は、アダプタ200から受信した無線通信品質情報を基に無線通信の品質を評価する。
具体的に制御部430は、上述した数式1〜3を用いて、受信電波強度の平均、標準偏差及び、エラー率を求め、制御装置400とアダプタ200との間における無線通信の品質を評価する。
そして、制御装置400は、計測結果応答を操作端末500に送信する(Sq111)。
例えば、制御部430は、無線通信品質情報や評価結果を含む計測結果応答を、無線通信処理部420を制御して操作端末500に送信する。
このような無線通信品質計測の動作により、能動側の制御装置400と受動側のアダプタ200との間における無線通信品質を適切に計測することができる。その際、アダプタ200は、無線通信処理部120、無線通信品質データベース130、及び、制御部140といった構成(無線通信を行う装置において必須となる構成)によって、初期化コマンド、テスト用フレーム、及び、要求コマンドに応じた汎用的なシーケンスを実施することで、装置間の無線通信品質を計測している。
この結果、最小限の構成からなる汎用的なシーケンスにより、無線通信装置間の通信品質を適切に計測することができる。
上記の第2の実施形態では、制御装置400(制御部430)が、数式1〜3を用いて、受信電波強度の平均、標準偏差及び、エラー率を求め、制御装置400とアダプタ200との間における無線通信の品質を評価する場合について説明したが、制御装置400以外が無線通信の品質を評価してもよい。例えば、このような受信電波強度の平均、標準偏差及び、エラー率を、操作端末500(制御部530)にて求めるようにし、操作端末500側で、制御装置400とアダプタ200との間における無線通信の品質を評価するようにしてもよい。
次に、本願発明が、ビル内の無線通信システム(センサネットワーク等)に適用された場合について説明する。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る無線通信システム20の構成の一例を示す模式図である。この無線通信システム20は、受動側としてのデータ集約装置600と、能動側としての複数のセンサ端末700と、ユーザに操作される操作端末500とを備えている。このうち、各センサ端末700からデータ集約装置600への無線送信(片方向の無線通信)が可能であり、また、データ集約装置600と操作端末500とが無線通信可能となっている。
データ集約装置600は、ビル内の天井裏などに配置され、一定周期でセンサ端末700から送られるセンサ測定値を受信して保持する。
このデータ集約装置600は、受動側の無線通信装置であり、アンテナ110と、無線通信処理部120と、無線通信品質データベース130と、制御部140と、センサ測定値保持部650とを備える。
すなわち、データ集約装置600は、上述した第1の実施形態に係る無線通信装置100の構成に、センサ測定値保持部650を加えた構成となっている。
そのため、アンテナ110、無線通信処理部120、無線通信品質データベース130、及び、制御部140は、それぞれ、第1の実施形態の各構成と同様である。
なお、無線通信処理部120は、センサ端末700から送られる無線データ(センサ測定値等)も更に受信する。
センサ測定値保持部650は、例えば、フラッシュメモリ等からなり、無線通信処理部120が受信したセンサ測定値を保持する。
すなわち、各センサ端末700にて測定されたセンタ測定値が、センサ測定値保持部650に集められて保持される。
センサ端末700は、ビル内の各所に配置され、例えば、電池を電源として駆動し、温度、湿度、照度などのセンサ値を一定周期(一例として、10分周期)毎に測定し、測定したセンサ値(センサ測定値)をデータ集約装置600に送信する。
このセンサ端末700は、能動側の無線通信装置であり、アンテナ710と、無線送信部720と、制御部730と、センサ740と、テストボタン750と、を備える。
アンテナ710は、一例として、ダイポールアンテナ等からなり、送信用の電気信号を無線信号に変換して放射する。
すなわち、アンテナ710は、無線送信部720から供給された送信データ(より詳細には電気信号)を無線信号に変換して放射する。
無線送信部720は、一定周期(一例として、10分周期)毎に、データ集約装置600にセンサ測定値を送信する。
制御部730は、CPU、RAM、ROM、RTC(Real Time Clock)等(何れも図示せず)を備え、センサ端末700全体を制御する。
例えば、制御部730は、一定周期(一例として、10分周期)毎にスリープモードから通常モードに移行して、センサ740にて測定したセンサ測定値を無線送信部720からデータ集約装置600に送信する。そして、送信終了後に、制御部730は、消費電力削減のためスリープモードに移行する。
また、制御部730は、テストボタン750が押下された場合に、テストモードに移行し、無線送信部720を制御して、テスト用フレームをデータ集約装置600に送信する。制御部730は、一例として、テスト用フレームを1000回送信すると、再度スリープモードに移行する。
センサ740は、例えば、温度、湿度、照度などのセンサ素子からなり、測定したセンサ値(センサ測定値)を制御部730に供給する。
テストボタン750は、テスト用フレームの送信を指示するためのボタンスイッチであり、ユーザに押下されると、押下信号を制御部730に供給する。
操作端末500は、上述した第2の実施形態に係る操作端末500と同じである。
そのため、アンテナ510、無線通信処理部520、制御部530、及び、入力受付部540は、それぞれ、第2の実施形態の各構成と同様である。
なお、無線通信処理部520は、データ集約装置600に対して、初期化コマンドや要求コマンドを送信する。
また、制御部530は、データ集約装置600から送られる無線通信品質情報を受信すると、その情報を基に無線通信の品質を評価する。
すなわち、制御部530は、上述した数式1〜3を用いて、受信電波強度の平均、標準偏差及び、エラー率を求め、センサ端末700とデータ集約装置600との間における無線通信の品質を評価する。
以下、このような構成からなる無線通信システム20の無線通信品質計測の動作について、図7を参照して説明する。図7は、無線通信品質計測の手順を示すシーケンス図である。
まず、操作端末500は、ユーザの操作に従って、初期化コマンドをデータ集約装置600に送信する(Sq201)。
すなわち、制御部530は、無線通信処理部520を制御して、データ集約装置600に初期化コマンドを送信する。
データ集約装置600は、この初期化コマンドを受けて、無線通信品質データベース130の情報を初期化する(Sq202)。
例えば、制御部140は、初期化コマンド中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131を無線通信品質データベース130から検索して初期化する。
そして、データ集約装置600は、初期化応答を操作端末500に送信する(Sq203)。
すなわち、制御部140は、初期化を行った旨を示す初期化応答を、無線通信処理部420を制御して操作端末500に返信する。
センサ端末700は、テストボタン750が押下されると、テスト用フレームをデータ集約装置600に送信する(Sq204)。
すなわち、制御部730は、無線送信部720を制御して、データ集約装置600にテスト用フレームを送信する。このテスト用フレームの送信は、所定回数(一例として、1000回)行われる。
データ集約装置600は、このテスト用フレームを受けて、無線通信品質データベース130の情報を更新する(Sq205)。
例えば、計測部122は、センサ端末700から送られたテスト用フレームの受信電波強度を計測する。そして、制御部140は、テスト用フレーム中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131の受信回数、RSSI最大、RSSI最小、RSSI総和、及び、RSSI二乗和を適宜更新する。
操作端末500は、ユーザの操作に従って、要求コマンドをデータ集約装置600に送信する(Sq206)。
すなわち、制御部530は、無線通信処理部520を制御して、データ集約装置600に要求コマンドを送信する。
データ集約装置600は、この要求コマンドを受けて、無線通信品質データベース130から無線通信品質情報を読み出す(Sq207)。
例えば、制御部140は、要求コマンド中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131を無線通信品質データベース130から読み出す。
そして、データ集約装置600は、読み出した無線通信品質情報を操作端末500に送信する(Sq208)。
操作端末500は、この無線通信品質情報を受けて、センサ端末700とデータ集約装置600との間における無線通信の品質を評価する(Sq209)。
すなわち、制御部530は、データ集約装置600から受信した無線通信品質情報を基に無線通信の品質を評価する。
具体的に制御部530は、上述した数式1〜3を用いて、受信電波強度の平均、標準偏差及び、エラー率を求め、センサ端末700とデータ集約装置600との間における無線通信の品質を評価する。
このような無線通信品質計測の動作により、センサ端末700とデータ集約装置600との間における無線通信品質を適切に計測することができる。その際、データ集約装置600は、無線通信処理部120、無線通信品質データベース130、及び、制御部140といった構成(無線通信を行う装置において必須となる構成)によって、初期化コマンド、テスト用フレーム、及び、要求コマンドに応じた汎用的なシーケンスを実施することで、装置間の無線通信品質を計測している。
この結果、最小限の構成からなる汎用的なシーケンスにより、無線通信装置間の通信品質を適切に計測することができる。
上記の第3の実施形態では、各センサ端末700が、一定周期(一例として、10分周期)毎に、センサ測定値をデータ集約装置600に送信している。そのため、テスト用フレームの送信と衝突してしまう場合も生じ得る。そのため、周囲の無線通信状況等に応じてエラー率等を補正した上で、通信品質を評価してもよい。
以下、周囲の無線通信状況等に応じてエラー率等を補正することを特徴とする第3の実施形態の変形例について説明する。
この変形例では、データ集約装置600の無線通信処理部120(計測部122)は、例えば、関連無線情報を計測する。具体的に計測部122は、周囲の無線通信装置の数、周囲の無線通信装置の送信時間、周囲の無線通信装置の送信頻度などの関連無線情報を計測する。
この周囲の無線通信装置の数とは、能動側としてのセンサ端末700及び、受動側としてのデータ集約装置600の通信範囲内に存在する無線通信装置の数を示している。
そして、制御部140は、このようにして計測された関連無線情報を無線通信品質データベース130に格納する。
なお、周囲の無線通信装置の数等の検出が容易でない場合には、能動側、受動側が通信する無線通信装置の数や、能動側と受動側が含まれる無線通信システム20に参加している無線通信装置の数などを求め、関連無線情報として無線通信品質データベース130に格納するようにしてもよい。
この変形例では、データ集約装置600が要求コマンドを受信した際に、無線通信品質データベース130から無線通信品質情報と共に関連無線情報を読み出して、操作端末500に送信する。
そして、操作端末500は、受信した関連無線情報に基づいて補正した無線通信品質を評価する。例えば、制御部530は、上述した数式3を用いて、エラー率を求めた後に、そのエラー率を、能動側が送信したテスト用フレームの送信時間、送信間隔、送信回数と周囲の無線通信装置の数、周囲の無線通信装置の送信時間、周囲の無線通信装置の送信頻度によって補正する。
以下、具体例を挙げて、第3の実施形態の変形例を説明する。
能動側のセンサ端末700と受動側のデータ集約装置600の他に5台の無線通信装置が存在し、5台の無線通信装置が定期的に通信を行っているものとする。このとき、能動側のセンサ端末700が受動側のデータ集約装置600にテスト用フレームを送信した場合、5台の無線通信装置の通信と衝突する可能性がある。この衝突確率をテスト用フレームの送信条件、5台の無線通信装置の送信条件によって見積もり、エラー率を補正する。
補正の手法は、例えば、他の5台の無線通信装置が存在しないとした場合のエラー率に変換する。この場合、能動側と受動側の2地点間における純粋なエラー率に補正することができる。
この他にも、能動側、受動側が通常のシステムとしての動作をした場合のエラー率に変換する手法もある。この場合、実システムを運用した際のエラー率に補正することができる。
この結果、センサ端末700とデータ集約装置600との間における無線通信品質をより適切に評価することができる。
上記の第3の実施形態の変形例では、関連無線情報を受動側のデータ集約装置600(無線通信品質データベース130)に保持(記憶)する場合について説明したが、関連無線情報を保持するのは能動側や他の無線通信装置であってもよい。
上記実施形態では、専用の無線通信装置100、アダプタ200、及び、データ集約装置600を用いる場合について説明したが、これら無線通信装置100、アダプタ200、及び、データ集約装置600の動作を規定する動作プログラムを既存のパーソナルコンピュータや情報端末機器等に適用することで、当該パーソナルコンピュータ等を本発明に係る無線通信装置100、アダプタ200、及び、データ集約装置600として機能させることも可能である。
また、このようなプログラムの配布方法は任意であり、例えば、CD−ROM(Compact Disk Read-Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、MO(Magneto Optical Disk)、メモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布してもよいし、インターネットなどの通信ネットワークを介して配布してもよい。
10,20 無線通信システム、100 無線通信装置、200 アダプタ、300 家電機器、400 制御装置、500 操作端末、600 データ集約装置、700 センサ端末、110,410,510,610,710 アンテナ、120,420,520 無線通信処理部、720 無線送信部、130 無線通信品質データベース、140,320,430,530,730 制御部、250,310 アダプタI/F、330 主機能部、540 入力受付部、650 センサ測定値保持部、740 センサ、750 テストボタン

Claims (14)

  1. 他の無線通信装置との間で無線データの送受信を行う無線通信手段と、
    無線通信品質を計測するために送られるテスト用データを前記無線通信手段が受信した際の受信電波強度を計測する計測手段と、
    前記計測手段が計測した前記受信電波強度、及び、前記無線通信手段が受信した前記テスト用データの受信回数を含む無線通信品質情報を生成する制御手段と、
    前記制御手段が生成した前記無線通信品質情報を記憶するデータベースと、
    を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記無線通信手段は、複数の他の無線通信装置からそれぞれ送られた前記テスト用データを受信し、
    前記データベースは、前記テスト用データを送った他の無線通信装置を識別する識別子に応じて、前記無線通信品質情報を個別に記憶する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記制御手段は、前記無線通信手段が初期化データを受信した際に、前記データベースに記憶済みの前記無線通信品質情報を初期化し、
    前記制御手段は、前記無線通信手段がテスト用データを受信した際に、前記データベースの前記無線通信品質情報を更新し、
    前記制御手段は、前記無線通信手段が要求データを受信した際に、前記データベースから前記無線通信品質情報を読み出し、当該読み出した無線通信品質情報を前記無線通信手段から他の無線通信装置に送信させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記計測手段は、周囲に存在する無線通信装置の無線通信頻度を含む関連無線情報を更に計測し、
    前記制御手段は、前記計測手段が計測した関連無線情報を前記データベースに記憶し、前記無線通信手段が要求データを受信した際に、前記データベースから前記無線通信品質情報と共に当該関連無線情報を読み出し、当該読み出した無線通信品質情報及び関連無線情報を前記無線通信手段から他の無線通信装置に送信させる、
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。
  5. 能動的動作を行う第1の無線通信装置と、受動的動作を行う第2の無線通信装置とが無線通信を行う無線通信システムであって、
    前記第1の無線通信装置は、
    前記第2の無線通信装置に向けて、無線通信品質を計測するためのテスト用データを送信する能動側通信手段、を備え、
    前記第2の無線通信装置は、
    前記第1の無線通信装置から送られた前記テスト用データを受信する受動側通信手段と、
    前記受動側通信手段が受信したテスト用データの受信電波強度を計測する計測手段と、
    前記計測手段が計測した前記受信電波強度、及び、前記受動側通信手段が受信した前記テスト用データの受信回数を含む無線通信品質情報を生成する制御手段と、
    前記制御手段が生成した前記無線通信品質情報を記憶するデータベースと、を備える、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 前記第1の無線通信装置は、無線通信システム内に複数含まれており、
    前記受動側通信手段は、前記各第1の無線通信装置からそれぞれ送られた前記テスト用データを受信し、
    前記データベースは、前記テスト用データを送った前記第1の無線通信装置を識別する識別子に応じて、前記無線通信品質情報を個別に記憶する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 前記能動側通信手段は、前記第2の無線通信装置に向けて、前記無線通信品質情報の初期化を指示する初期化データ、及び、前記無線通信品質情報を要求する要求データを更に送信し、
    前記制御手段は、前記受動側通信手段が初期化データを受信した際に、前記データベースに記憶済みの前記無線通信品質情報を初期化し、
    前記制御手段は、前記受動側通信手段がテスト用データを受信した際に、前記データベースの前記無線通信品質情報を更新し、
    前記制御手段は、前記受動側通信手段が要求データを受信した際に、前記データベースから前記無線通信品質情報を読み出し、当該読み出した無線通信品質情報を前記受動側通信手段から前記第1の無線通信装置に送信させる、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の無線通信システム。
  8. 前記第1の無線通信装置は、
    前記第2の無線通信装置から送られた前記無線通信品質情報に基づいて、前記第2の無線通信装置との間の無線通信品質を評価する評価手段、を更に備える、
    ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信システム。
  9. 前記計測手段は、周囲に存在する無線通信装置の無線通信頻度を含む関連無線情報を更に計測し、
    前記制御手段は、前記計測手段が計測した関連無線情報を前記データベースに記憶し、前記受動側通信手段が要求データを受信した際に、前記データベースから前記無線通信品質情報と共に当該関連無線情報を読み出し、当該読み出した無線通信品質情報及び関連無線情報を前記受動側通信手段から前記第1の無線通信装置に送信させ、
    前記評価手段は、前記第2の無線通信装置から送られた前記関連無線情報に基づいて補正した無線通信品質を評価する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の無線通信システム。
  10. 前記第2の無線通信装置と無線通信する第3の無線通信装置が、無線通信システム内に更に含まれており、
    前記第3の無線通信装置は、
    前記第2の無線通信装置に向けて、前記無線通信品質情報の初期化を指示する初期化データ、及び、前記無線通信品質情報を要求する要求データを送信する無線通信手段、を備え、
    前記制御手段は、前記受動側通信手段が初期化データを受信した際に、前記データベースに記憶済みの前記無線通信品質情報を初期化し、
    前記制御手段は、前記受動側通信手段がテスト用データを受信した際に、前記データベースの前記無線通信品質情報を更新し、
    前記制御手段は、前記受動側通信手段が要求データを受信した際に、前記データベースから前記無線通信品質情報を読み出し、当該読み出した無線通信品質情報を前記受動側通信手段から前記第3の無線通信装置に送信させる、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の無線通信システム。
  11. 前記第3の無線通信装置は、
    前記第2の無線通信装置から送られた前記無線通信品質情報に基づいて、前記第2の無線通信装置との間の無線通信品質を評価する評価手段、を更に備える、
    ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信システム。
  12. 前記計測手段は、周囲に存在する無線通信装置の無線通信頻度を含む関連無線情報を更に計測し、
    前記制御手段は、前記計測手段が計測した関連無線情報を前記データベースに記憶し、前記受動側通信手段が要求データを受信した際に、前記データベースから前記無線通信品質情報と共に当該関連無線情報を読み出し、当該読み出した無線通信品質情報及び関連無線情報を前記受動側通信手段から前記第3の無線通信装置に送信させ、
    前記評価手段は、前記第2の無線通信装置から送られた前記関連無線情報に基づいて補正した無線通信品質を評価する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。
  13. 受動的動作を行う無線通信装置における無線通信品質計測方法であって、
    他の無線通信装置との間で無線データの送受信を行う無線通信ステップと、
    無線通信品質を計測するために送られるテスト用データを前記無線通信ステップにて受信した際の受信電波強度を計測する計測ステップと、
    前記計測ステップにて計測した前記受信電波強度、及び、前記無線通信ステップにて受信した前記テスト用データの受信回数を含む無線通信品質情報を生成する制御ステップと、
    前記制御ステップにて生成された前記無線通信品質情報をデータベースに格納する格納ステップと、
    を備えることを特徴とする無線通信品質計測方法。
  14. コンピュータを、
    他の無線通信装置との間で無線データの送受信を行う無線通信部、
    無線通信品質を計測するために送られるテスト用データを前記無線通信部が受信した際の受信電波強度を計測する計測部、
    前記計測部が計測した前記受信電波強度、及び、前記無線通信部が受信した前記テスト用データの受信回数を含む無線通信品質情報を生成する制御部、
    前記制御部が生成した前記無線通信品質情報を記憶するデータベース、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
JP2013163089A 2013-08-06 2013-08-06 無線通信装置、無線通信システム、無線通信品質計測方法、および、プログラム Active JP5787944B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163089A JP5787944B2 (ja) 2013-08-06 2013-08-06 無線通信装置、無線通信システム、無線通信品質計測方法、および、プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163089A JP5787944B2 (ja) 2013-08-06 2013-08-06 無線通信装置、無線通信システム、無線通信品質計測方法、および、プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015033069A true JP2015033069A (ja) 2015-02-16
JP5787944B2 JP5787944B2 (ja) 2015-09-30

Family

ID=52518035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013163089A Active JP5787944B2 (ja) 2013-08-06 2013-08-06 無線通信装置、無線通信システム、無線通信品質計測方法、および、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5787944B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019161290A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 センサ装置、無線品質分析装置、無線品質監視システム、データ取得方法、および、プログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006140705A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Sharp Corp 無線通信端末
JP2011199827A (ja) * 2010-02-26 2011-10-06 Hitachi Ltd 無線通信システムの送信電力設定方法及び無線基地局装置
JP2013115503A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信システム
JP2013150337A (ja) * 2009-07-09 2013-08-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信方法、無線基地局および無線端末局

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006140705A (ja) * 2004-11-11 2006-06-01 Sharp Corp 無線通信端末
JP2013150337A (ja) * 2009-07-09 2013-08-01 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信方法、無線基地局および無線端末局
JP2011199827A (ja) * 2010-02-26 2011-10-06 Hitachi Ltd 無線通信システムの送信電力設定方法及び無線基地局装置
JP2013115503A (ja) * 2011-11-25 2013-06-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019161290A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 センサ装置、無線品質分析装置、無線品質監視システム、データ取得方法、および、プログラム
JP7149557B2 (ja) 2018-03-08 2022-10-07 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 センサ装置、無線品質分析装置、無線品質監視システム、データ取得方法、および、プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP5787944B2 (ja) 2015-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10764954B2 (en) Communications method of wearable device, communications system, and related device
Zhang et al. Interference mitigation for cyber-physical wireless body area network system using social networks
US10594797B2 (en) Method and apparatus for controlling peripheral device
US20170372600A1 (en) Method, apparatus, and computer program product for local control through intermediate device
CN115226117A (zh) 波束指示方法、装置、设备及介质
US10785713B2 (en) Device and method for accessing multiple networks in wireless communication system
JP2017528991A (ja) 移動式ビーコン信号発生装置及びこれを用いたサービス方法
WO2016114846A1 (en) Method, apparatus, and computer program product for local control through intermediate device
WO2013101963A1 (en) Low cost proximity pairing mechanism in wireless personal area networks
CN107005443A (zh) 终端装置与服务器之间的中继住宅网关
EP2905998B1 (en) Electronic device and method of connecting electronic device to network
KR102600894B1 (ko) 전자 장치를 이용한 위치 측정 장치 및 방법
US10783233B2 (en) Apparatus authentication system, management device, and apparatus authentication method
CN113078988B (zh) 信道状态信息上报方法、装置、设备及介质
Dong et al. Bulk data dissemination in wireless sensor networks: Modeling and analysis
Li et al. An analytical model for coding-based reprogramming protocols in lossy wireless sensor networks
JP5787944B2 (ja) 無線通信装置、無線通信システム、無線通信品質計測方法、および、プログラム
TW201911791A (zh) 一種回饋應答資訊的長度確定方法及相關產品
Fernandez-Lopez et al. Remote patient monitoring based on zigbee: Lessons from a real-world deployment
JP6704166B2 (ja) 通信装置
WO2013000148A1 (en) Method and apparatus for improved wireless sensor network interactions
WO2019087501A1 (ja) 送受信回路、通信装置、および、送受信回路の制御方法
JP2013162219A (ja) 通信装置、通信システム、通信方法および通信プログラム
JP5933142B2 (ja) 通信装置及び通信方法及びプログラム
JP6259077B2 (ja) リソース状態取得方法、装置及びシステム並びにコンピュータ記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150421

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150728

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5787944

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250