JP2015033069A - 無線通信装置、無線通信システム、無線通信品質計測方法、および、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
この無線通信は、伝送路が不可視であることや、周囲の環境等により通信状況が大きく変化するため、無線通信装置間で安定した通信が可能であるか否かを判断するのが難しい。
そのため、従来より、無線通信装置間の通信品質を計測する方式が提案されている。
他の無線通信装置との間で無線データの送受信を行う無線通信手段と、
無線通信品質を計測するために送られるテスト用データを前記無線通信手段が受信した際の受信電波強度を計測する計測手段と、
前記計測手段が計測した前記受信電波強度、及び、前記無線通信手段が受信した前記テスト用データの受信回数を含む無線通信品質情報を生成する制御手段と、
前記制御手段が生成した前記無線通信品質情報を記憶するデータベースと、
を備えることを特徴とする。
なお、テスト用フレームを受信する無線通信装置100を、受動側(受動的な動作を行う側)と呼び、反対に、テスト用フレームを送信する他の無線通信装置を、能動側(能動的な動作を行う側)と呼ぶものとする。
また、無線通信装置100が、一例として、Wi−Fi(登録商標)の規格に準拠した無線データを送受信する場合について説明する。なお、送受信する無線データは、他の無線規格に準拠したものであってもよい。
すなわち、アンテナ110は、無線通信処理部120から供給された送信データ(より詳細には電気信号)を無線信号に変換して放射し、また、他の無線通信装置から送信された無線信号を受信し、受信データ(より詳細には電気信号)に変換して、無線通信処理部120に供給する。
より詳細に無線通信処理部120は、無線通信部121と、計測部122とを含んで構成される。
例えば、無線通信部121は、能動側の無線通信装置から送られるテスト用フレームを受信する。この他にも、無線通信部121は、他の無線通信装置(後述するように、能動側の無線通信装置以外でもよい)から送られる初期化コマンド(初期化データ)や要求コマンド(要求データ)を受信する。
初期化コマンドは、無線通信品質データベース130に記憶される情報の初期化(一例として、ゼロクリア)を指示するためのデータであり、また、要求コマンドは、無線通信品質データベース130に記憶される情報の送信を要求するためのデータである。なお、無線通信品質データベース130に記憶される情報の詳細は、無線通信品質データベース130の説明と共に後述する。
また、無線通信部121は、要求コマンドを受信した際に、無線通信品質データベース130に記憶される情報を読み出して、他の無線通信装置に送信する。
例えば、計測部122は、能動側の無線通信装置から送られるテスト用フレームを受信した際の受信電波強度を計測する。
一例として、無線通信品質データベース130は、図2に示すような無線通信品質情報131(131−1〜131−n)を記憶する。
この無線通信品質情報131には、一例として、受信回数、RSSI最大、RSSI最小、RSSI総和、及び、RSSI二乗和等が含まれている。なお、図中の識別子は、能動側の無線通信装置を識別するための情報(一例として、IPアドレスやMACアドレス等)である。すなわち、無線通信品質データベース130は、テスト用フレームを送った能動側の無線通信装置に対応して、無線通信品質情報131を個別に記憶する。
無線通信品質情報131におけるRSSI最大は、計測部122にて計測された受信電波強度の最大値を示している。また、RSSI最小は、計測部122にて計測された受信電波強度の最小値を示している。
無線通信品質情報131におけるRSSI総和は、計測部122にて計測された受信電波強度の合計値を示している。また、RSSI二乗和は、計測部122にて計測された受信電波強度の平方和の合計値を示している。
また、無線通信部121がテスト用フレームを受信した際に、計測部122によって、そのテスト用フレームの受信電波強度を計測される。そして、制御部140によって、無線通信品質情報131が更新される。例えば、テスト用フレーム中にも識別子が含まれており、その識別子に合致した無線通信品質情報131の受信回数、RSSI最大、RSSI最小、RSSI総和、及び、RSSI二乗和が適宜更新される。
更に、無線通信部121が上述した要求コマンドを受信した際に、制御部140によって対象の無線通信品質情報131が読み出されて、無線通信部121から送信される。例えば、要求コマンド中にも識別子が含まれており、その識別子に合致した無線通信品質情報131が読み出され、要求コマンドの送信元に向けて送信される。
例えば、制御部140は、無線通信部121が受信した初期化コマンド、テスト用フレーム、及び、要求コマンドに応じて、無線通信品質データベース130や計測部122を適宜制御して、無線通信品質の計測等を行う。
無線通信装置100は、データを受信していないと判別すると(ステップS1;No)、再び、データを受信したか否かを判別する。つまり、無線通信装置100は、データを受信するまで待機する。
無線通信装置100は、受信したのが初期化コマンドでないと判別すると(ステップS2;No)、後述するステップS4に処理を進める。
例えば、制御部140は、初期化コマンド中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131を無線通信品質データベース130から検索して初期化(一例として、ゼロクリア)する。
そして、制御部140は、上述したステップS1に処理を戻す。
無線通信装置100は、受信したのがテスト用フレームでないと判別すると(ステップS4;No)、後述するステップS6に処理を進める。
例えば、計測部122は、能動側の無線通信装置から送られたテスト用フレームの受信電波強度を計測する。そして、制御部140は、テスト用フレーム中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131の受信回数、RSSI最大、RSSI最小、RSSI総和、及び、RSSI二乗和を適宜更新する。
そして、制御部140は、上述したステップS1に処理を戻す。
無線通信装置100は、受信したのが要求コマンドでないと判別すると(ステップS6;No)、上述したステップS1に処理を戻す。なお、ステップS1に処理を戻す前に、無線通信装置100は、受信したのが無効なデータである旨(一例として、エラー応答)を、能動側の無線通信装置に返信してもよい。
例えば、制御部140は、要求コマンド中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131を無線通信品質データベース130から読み出すと、その無線通信品質情報131を無線通信部121から能動側の無線通信装置に送信する。
そして、制御部140は、上述したステップS1に処理を戻す。
この結果、最小限の構成からなる汎用的なシーケンスにより、無線通信装置間の通信品質を適切に計測することができる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係る無線通信システム10の構成の一例を示すブロック図である。この無線通信システム10は、受動側としてのアダプタ200と、この無線アダプタ200が取り付けられた家電機器300と、能動側としての制御装置400と、ユーザに操作される操作端末500と、を備えている。このうち、アダプタ200と制御装置400とが無線通信可能であり、また、制御装置400と操作端末500とも無線通信可能となっている。
すなわち、アダプタ200は、上述した第1の実施形態に係る無線通信装置100の構成に、アダプタI/F250を加えた構成となっている。
そのため、アンテナ110、無線通信処理部120、無線通信品質データベース130、及び、制御部140は、それぞれ、第1の実施形態の各構成と同様である。
この家電機器300は、アダプタI/F310と、制御部320と、主機能部330とを備える。
例えば、制御部320は、アダプタI/F310を制御して、アダプタ200とのデータのやり取りを制御する。また、制御部320は、主機能部330を制御して、後述するように、家電機器300本来の機能を実現させる。
この制御装置400は、能動側の無線通信装置であり、アンテナ410と、無線通信処理部420と、制御部430と、を備える。
すなわち、アンテナ410は、無線通信処理部420から供給された送信データ(より詳細には電気信号)を無線信号に変換して放射し、また、アダプタ200や操作端末500から送信された無線信号を受信し、受信データ(より詳細には電気信号)に変換して、無線通信処理部420に供給する。
例えば、無線通信処理部420は、受動側の無線通信装置としてのアダプタ200に、テスト用フレームを送信する。この他にも、無線通信処理部420は、アダプタ200に、初期化コマンドや要求コマンドを送信する。
また、無線通信処理部420は、操作端末500との間でも無線データの送受信を行う。例えば、無線通信処理部420は、操作端末500から送られる、制御装置400とアダプタ200との間における無線通信の品質計測を指示する計測要求を受信する。
例えば、制御部430は、操作端末500から送られる計測要求に応じて、無線通信処理部420を制御して、初期化コマンド、テスト用フレーム、及び、要求コマンドをアダプタ200に送信させる。
そして、制御部430は、アダプタ200から送られる無線通信品質情報を受信すると、その情報を基に無線通信の品質を評価する。
具体的に制御部430は、無線通信品質情報に含まれる受信電波強度の総和(RSSI総和)と受信回数とを用いて受信電波強度の平均を求める。一例として、以下の数式1により、受信電波強度の平均を求める。
Av = Sm/Rc
Av:受信電波強度の平均
Sm:受信電波強度の総和
Rc:受信回数
Sd2 = Sq/Rc − (Sm/Rc)2
Sd:受信電波強度の標準偏差
Sq:受信電波強度の二乗和
Rc:受信回数
Sm:受信電波強度の総和
Er = (Sc−Rc)/Sc
Er:エラー率
Sc:送信回数
Rc:受信回数
この操作端末500は、アンテナ510と、無線通信処理部520と、制御部530と、入力受付部540と、を備える。
すなわち、アンテナ510は、無線通信処理部520から供給された送信データ(より詳細には電気信号)を無線信号に変換して放射し、また、データ集約装置600から送信された無線信号を受信し、受信データ(より詳細には電気信号)に変換して、無線通信処理部520に供給する。
例えば、無線通信処理部520は、制御装置400とアダプタ200との間における無線通信の品質計測を指示するための計測要求を、制御装置400に送信する。そして、無線通信処理部520は、制御装置400から送られる計測結果を受信する。
例えば、制御部530は、ユーザからの指示を入力受付部540にて受け付けると、その指示内容に応じて、無線通信処理部520等を制御する。
例えば、入力受付部540は、制御装置400とアダプタ200との間における無線通信の品質計測を指示するための計測要求を受け付ける。
すなわち、制御部530は、制御装置400とアダプタ200との間における無線通信の品質計測を指示するための計測要求を入力受付部540から受け付けると、その計測要求を無線通信処理部520から制御装置400に送信する。
すなわち、制御部430は、無線通信処理部420を制御して、アダプタ200に初期化コマンドを送信する。
例えば、制御部140は、初期化コマンド中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131を無線通信品質データベース130から検索して初期化する。
そして、アダプタ200は、初期化応答を制御装置400に送信する(Sq104)。
すなわち、制御部140は、初期化を行った旨を示す初期化応答を、無線通信処理部420を制御して制御装置400に返信する。
すなわち、制御部430は、無線通信処理部420を制御して、アダプタ200にテスト用フレームを送信する。このテスト用フレームの送信は、所定回数(一例として、1000回)行われる。
例えば、計測部122は、制御装置400から送られたテスト用フレームの受信電波強度を計測する。そして、制御部140は、テスト用フレーム中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131の受信回数、RSSI最大、RSSI最小、RSSI総和、及び、RSSI二乗和を適宜更新する。
すなわち、制御部430は、無線通信処理部420を制御して、アダプタ200に要求コマンドを送信する。
例えば、制御部140は、要求コマンド中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131を無線通信品質データベース130から読み出す。
そして、アダプタ200は、読み出した無線通信品質情報を制御装置400に送信する(Sq109)。
すなわち、制御部430は、アダプタ200から受信した無線通信品質情報を基に無線通信の品質を評価する。
具体的に制御部430は、上述した数式1〜3を用いて、受信電波強度の平均、標準偏差及び、エラー率を求め、制御装置400とアダプタ200との間における無線通信の品質を評価する。
例えば、制御部430は、無線通信品質情報や評価結果を含む計測結果応答を、無線通信処理部420を制御して操作端末500に送信する。
この結果、最小限の構成からなる汎用的なシーケンスにより、無線通信装置間の通信品質を適切に計測することができる。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る無線通信システム20の構成の一例を示す模式図である。この無線通信システム20は、受動側としてのデータ集約装置600と、能動側としての複数のセンサ端末700と、ユーザに操作される操作端末500とを備えている。このうち、各センサ端末700からデータ集約装置600への無線送信(片方向の無線通信)が可能であり、また、データ集約装置600と操作端末500とが無線通信可能となっている。
このデータ集約装置600は、受動側の無線通信装置であり、アンテナ110と、無線通信処理部120と、無線通信品質データベース130と、制御部140と、センサ測定値保持部650とを備える。
すなわち、データ集約装置600は、上述した第1の実施形態に係る無線通信装置100の構成に、センサ測定値保持部650を加えた構成となっている。
そのため、アンテナ110、無線通信処理部120、無線通信品質データベース130、及び、制御部140は、それぞれ、第1の実施形態の各構成と同様である。
なお、無線通信処理部120は、センサ端末700から送られる無線データ(センサ測定値等)も更に受信する。
すなわち、各センサ端末700にて測定されたセンタ測定値が、センサ測定値保持部650に集められて保持される。
このセンサ端末700は、能動側の無線通信装置であり、アンテナ710と、無線送信部720と、制御部730と、センサ740と、テストボタン750と、を備える。
すなわち、アンテナ710は、無線送信部720から供給された送信データ(より詳細には電気信号)を無線信号に変換して放射する。
例えば、制御部730は、一定周期(一例として、10分周期)毎にスリープモードから通常モードに移行して、センサ740にて測定したセンサ測定値を無線送信部720からデータ集約装置600に送信する。そして、送信終了後に、制御部730は、消費電力削減のためスリープモードに移行する。
また、制御部730は、テストボタン750が押下された場合に、テストモードに移行し、無線送信部720を制御して、テスト用フレームをデータ集約装置600に送信する。制御部730は、一例として、テスト用フレームを1000回送信すると、再度スリープモードに移行する。
そのため、アンテナ510、無線通信処理部520、制御部530、及び、入力受付部540は、それぞれ、第2の実施形態の各構成と同様である。
なお、無線通信処理部520は、データ集約装置600に対して、初期化コマンドや要求コマンドを送信する。
また、制御部530は、データ集約装置600から送られる無線通信品質情報を受信すると、その情報を基に無線通信の品質を評価する。
すなわち、制御部530は、上述した数式1〜3を用いて、受信電波強度の平均、標準偏差及び、エラー率を求め、センサ端末700とデータ集約装置600との間における無線通信の品質を評価する。
すなわち、制御部530は、無線通信処理部520を制御して、データ集約装置600に初期化コマンドを送信する。
例えば、制御部140は、初期化コマンド中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131を無線通信品質データベース130から検索して初期化する。
そして、データ集約装置600は、初期化応答を操作端末500に送信する(Sq203)。
すなわち、制御部140は、初期化を行った旨を示す初期化応答を、無線通信処理部420を制御して操作端末500に返信する。
すなわち、制御部730は、無線送信部720を制御して、データ集約装置600にテスト用フレームを送信する。このテスト用フレームの送信は、所定回数(一例として、1000回)行われる。
例えば、計測部122は、センサ端末700から送られたテスト用フレームの受信電波強度を計測する。そして、制御部140は、テスト用フレーム中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131の受信回数、RSSI最大、RSSI最小、RSSI総和、及び、RSSI二乗和を適宜更新する。
すなわち、制御部530は、無線通信処理部520を制御して、データ集約装置600に要求コマンドを送信する。
例えば、制御部140は、要求コマンド中に含まれる識別子を参照し、その識別子に合致した無線通信品質情報131を無線通信品質データベース130から読み出す。
そして、データ集約装置600は、読み出した無線通信品質情報を操作端末500に送信する(Sq208)。
すなわち、制御部530は、データ集約装置600から受信した無線通信品質情報を基に無線通信の品質を評価する。
具体的に制御部530は、上述した数式1〜3を用いて、受信電波強度の平均、標準偏差及び、エラー率を求め、センサ端末700とデータ集約装置600との間における無線通信の品質を評価する。
この結果、最小限の構成からなる汎用的なシーケンスにより、無線通信装置間の通信品質を適切に計測することができる。
以下、周囲の無線通信状況等に応じてエラー率等を補正することを特徴とする第3の実施形態の変形例について説明する。
この周囲の無線通信装置の数とは、能動側としてのセンサ端末700及び、受動側としてのデータ集約装置600の通信範囲内に存在する無線通信装置の数を示している。
そして、制御部140は、このようにして計測された関連無線情報を無線通信品質データベース130に格納する。
なお、周囲の無線通信装置の数等の検出が容易でない場合には、能動側、受動側が通信する無線通信装置の数や、能動側と受動側が含まれる無線通信システム20に参加している無線通信装置の数などを求め、関連無線情報として無線通信品質データベース130に格納するようにしてもよい。
そして、操作端末500は、受信した関連無線情報に基づいて補正した無線通信品質を評価する。例えば、制御部530は、上述した数式3を用いて、エラー率を求めた後に、そのエラー率を、能動側が送信したテスト用フレームの送信時間、送信間隔、送信回数と周囲の無線通信装置の数、周囲の無線通信装置の送信時間、周囲の無線通信装置の送信頻度によって補正する。
能動側のセンサ端末700と受動側のデータ集約装置600の他に5台の無線通信装置が存在し、5台の無線通信装置が定期的に通信を行っているものとする。このとき、能動側のセンサ端末700が受動側のデータ集約装置600にテスト用フレームを送信した場合、5台の無線通信装置の通信と衝突する可能性がある。この衝突確率をテスト用フレームの送信条件、5台の無線通信装置の送信条件によって見積もり、エラー率を補正する。
補正の手法は、例えば、他の5台の無線通信装置が存在しないとした場合のエラー率に変換する。この場合、能動側と受動側の2地点間における純粋なエラー率に補正することができる。
この他にも、能動側、受動側が通常のシステムとしての動作をした場合のエラー率に変換する手法もある。この場合、実システムを運用した際のエラー率に補正することができる。
Claims (14)
- 他の無線通信装置との間で無線データの送受信を行う無線通信手段と、
無線通信品質を計測するために送られるテスト用データを前記無線通信手段が受信した際の受信電波強度を計測する計測手段と、
前記計測手段が計測した前記受信電波強度、及び、前記無線通信手段が受信した前記テスト用データの受信回数を含む無線通信品質情報を生成する制御手段と、
前記制御手段が生成した前記無線通信品質情報を記憶するデータベースと、
を備えることを特徴とする無線通信装置。 - 前記無線通信手段は、複数の他の無線通信装置からそれぞれ送られた前記テスト用データを受信し、
前記データベースは、前記テスト用データを送った他の無線通信装置を識別する識別子に応じて、前記無線通信品質情報を個別に記憶する、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。 - 前記制御手段は、前記無線通信手段が初期化データを受信した際に、前記データベースに記憶済みの前記無線通信品質情報を初期化し、
前記制御手段は、前記無線通信手段がテスト用データを受信した際に、前記データベースの前記無線通信品質情報を更新し、
前記制御手段は、前記無線通信手段が要求データを受信した際に、前記データベースから前記無線通信品質情報を読み出し、当該読み出した無線通信品質情報を前記無線通信手段から他の無線通信装置に送信させる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。 - 前記計測手段は、周囲に存在する無線通信装置の無線通信頻度を含む関連無線情報を更に計測し、
前記制御手段は、前記計測手段が計測した関連無線情報を前記データベースに記憶し、前記無線通信手段が要求データを受信した際に、前記データベースから前記無線通信品質情報と共に当該関連無線情報を読み出し、当該読み出した無線通信品質情報及び関連無線情報を前記無線通信手段から他の無線通信装置に送信させる、
ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信装置。 - 能動的動作を行う第1の無線通信装置と、受動的動作を行う第2の無線通信装置とが無線通信を行う無線通信システムであって、
前記第1の無線通信装置は、
前記第2の無線通信装置に向けて、無線通信品質を計測するためのテスト用データを送信する能動側通信手段、を備え、
前記第2の無線通信装置は、
前記第1の無線通信装置から送られた前記テスト用データを受信する受動側通信手段と、
前記受動側通信手段が受信したテスト用データの受信電波強度を計測する計測手段と、
前記計測手段が計測した前記受信電波強度、及び、前記受動側通信手段が受信した前記テスト用データの受信回数を含む無線通信品質情報を生成する制御手段と、
前記制御手段が生成した前記無線通信品質情報を記憶するデータベースと、を備える、
ことを特徴とする無線通信システム。 - 前記第1の無線通信装置は、無線通信システム内に複数含まれており、
前記受動側通信手段は、前記各第1の無線通信装置からそれぞれ送られた前記テスト用データを受信し、
前記データベースは、前記テスト用データを送った前記第1の無線通信装置を識別する識別子に応じて、前記無線通信品質情報を個別に記憶する、
ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。 - 前記能動側通信手段は、前記第2の無線通信装置に向けて、前記無線通信品質情報の初期化を指示する初期化データ、及び、前記無線通信品質情報を要求する要求データを更に送信し、
前記制御手段は、前記受動側通信手段が初期化データを受信した際に、前記データベースに記憶済みの前記無線通信品質情報を初期化し、
前記制御手段は、前記受動側通信手段がテスト用データを受信した際に、前記データベースの前記無線通信品質情報を更新し、
前記制御手段は、前記受動側通信手段が要求データを受信した際に、前記データベースから前記無線通信品質情報を読み出し、当該読み出した無線通信品質情報を前記受動側通信手段から前記第1の無線通信装置に送信させる、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の無線通信システム。 - 前記第1の無線通信装置は、
前記第2の無線通信装置から送られた前記無線通信品質情報に基づいて、前記第2の無線通信装置との間の無線通信品質を評価する評価手段、を更に備える、
ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信システム。 - 前記計測手段は、周囲に存在する無線通信装置の無線通信頻度を含む関連無線情報を更に計測し、
前記制御手段は、前記計測手段が計測した関連無線情報を前記データベースに記憶し、前記受動側通信手段が要求データを受信した際に、前記データベースから前記無線通信品質情報と共に当該関連無線情報を読み出し、当該読み出した無線通信品質情報及び関連無線情報を前記受動側通信手段から前記第1の無線通信装置に送信させ、
前記評価手段は、前記第2の無線通信装置から送られた前記関連無線情報に基づいて補正した無線通信品質を評価する、
ことを特徴とする請求項8に記載の無線通信システム。 - 前記第2の無線通信装置と無線通信する第3の無線通信装置が、無線通信システム内に更に含まれており、
前記第3の無線通信装置は、
前記第2の無線通信装置に向けて、前記無線通信品質情報の初期化を指示する初期化データ、及び、前記無線通信品質情報を要求する要求データを送信する無線通信手段、を備え、
前記制御手段は、前記受動側通信手段が初期化データを受信した際に、前記データベースに記憶済みの前記無線通信品質情報を初期化し、
前記制御手段は、前記受動側通信手段がテスト用データを受信した際に、前記データベースの前記無線通信品質情報を更新し、
前記制御手段は、前記受動側通信手段が要求データを受信した際に、前記データベースから前記無線通信品質情報を読み出し、当該読み出した無線通信品質情報を前記受動側通信手段から前記第3の無線通信装置に送信させる、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の無線通信システム。 - 前記第3の無線通信装置は、
前記第2の無線通信装置から送られた前記無線通信品質情報に基づいて、前記第2の無線通信装置との間の無線通信品質を評価する評価手段、を更に備える、
ことを特徴とする請求項10に記載の無線通信システム。 - 前記計測手段は、周囲に存在する無線通信装置の無線通信頻度を含む関連無線情報を更に計測し、
前記制御手段は、前記計測手段が計測した関連無線情報を前記データベースに記憶し、前記受動側通信手段が要求データを受信した際に、前記データベースから前記無線通信品質情報と共に当該関連無線情報を読み出し、当該読み出した無線通信品質情報及び関連無線情報を前記受動側通信手段から前記第3の無線通信装置に送信させ、
前記評価手段は、前記第2の無線通信装置から送られた前記関連無線情報に基づいて補正した無線通信品質を評価する、
ことを特徴とする請求項11に記載の無線通信システム。 - 受動的動作を行う無線通信装置における無線通信品質計測方法であって、
他の無線通信装置との間で無線データの送受信を行う無線通信ステップと、
無線通信品質を計測するために送られるテスト用データを前記無線通信ステップにて受信した際の受信電波強度を計測する計測ステップと、
前記計測ステップにて計測した前記受信電波強度、及び、前記無線通信ステップにて受信した前記テスト用データの受信回数を含む無線通信品質情報を生成する制御ステップと、
前記制御ステップにて生成された前記無線通信品質情報をデータベースに格納する格納ステップと、
を備えることを特徴とする無線通信品質計測方法。 - コンピュータを、
他の無線通信装置との間で無線データの送受信を行う無線通信部、
無線通信品質を計測するために送られるテスト用データを前記無線通信部が受信した際の受信電波強度を計測する計測部、
前記計測部が計測した前記受信電波強度、及び、前記無線通信部が受信した前記テスト用データの受信回数を含む無線通信品質情報を生成する制御部、
前記制御部が生成した前記無線通信品質情報を記憶するデータベース、
として機能させることを特徴とするプログラム。
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