JP2015032916A - 通信装置のプログラム、及び通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信装置のユーザが発表資料を認識可能な態様で表示装置に適切に表示する為の通信装置のプログラム、及び通信装置を提供する。
【解決手段】
第二クライアント装置のCPUは、第一クライアント装置から、表示部の表示領域の特定の位置を示す特定位置情報を受信する。CPUは、受信された特定位置情報で示される特定の位置に対応するブロック位置情報がHDDに記憶されているか判断する(S85)。CPUは、特定の位置に対応するブロック位置情報がHDDに記憶されていると判断した場合(S85:YES)、対応するブロック位置情報で示される位置に配置されるブロック画像である対象ブロック画像を拡大して前記表示部に表示する時の拡大率を決定する(S92)。CPUは、決定された拡大率に基づいて、対象ブロック画像を加工する(S99、S101)。CPUは、加工された対象ブロック画像を表示部に表示する(S103)。
【選択図】図12

Description

本発明は、発表者が発表時に参照する発表資料を、参加者の使用する通信装置に表示させることによって、発表者及び参加者の間で実行される会議等を支援するシステムにおける通信装置のプログラム、及び通信装置に関する。
発表者が発表時に参照する発表資料を、参加者の使用する通信装置に表示することが可能なシステムが提案されている。このシステムは、発表者が参加者に対して発表形式で行う会議等を支援する。特許文献1は、サーバ、発表者端末、及び会議参加者端末を備えた携帯端末会議システムを開示する。携帯端末会議システムにおいて、発表者端末は、発表資料の画像ファイルを会議の開始前にサーバに送信する。会議の開始後、発表者端末は、マウスポインタ位置を示す情報をサーバに送信する。会議参加者端末は、画像ファイル及びマウスポインタ位置を示す情報をサーバから受信する。会議参加者端末は、画像ファイルに基づいて発表資料を表示装置に表示する。会議参加者端末は、マウスポインタ位置を基準として発表資料を拡大できる。
特開2012−89092号公報
会議参加者端末が発表資料を拡大する場合の倍率によっては、発表資料が表示装置の表示領域に収まらない場合がある。会議参加者は、発表資料のうち表示領域からはみ出た部分を視認できない。この場合、会議参加者は発表資料の内容を認識できなくなる可能性があるという問題点がある。
本発明の目的は、通信装置のユーザ(参加者)が発表資料を認識可能な態様で表示装置に適切に表示する為の通信装置のプログラム、及び通信装置を提供することである。
本発明の第一態様に係る通信装置のプログラムは、ネットワークに接続した通信装置のコンピュータが実行可能なプログラムであって、前記コンピュータを、前記ネットワークを介して、他の通信装置から、表示部の表示領域の特定の位置を示す特定位置情報を受信する第一受信手段と、前記第一受信手段によって受信された前記特定位置情報で示される前記特定の位置に対応するブロック位置情報が記憶部に記憶されているか判断する判断手段と、前記判断手段によって、前記特定の位置に対応するブロック位置情報が前記記憶部に記憶されていると判断された場合、前記対応するブロック位置情報で示される位置に配置されるブロック画像である対象ブロック画像を拡大して前記表示部に表示する時の拡大率を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された前記拡大率に基づいて、前記対象ブロック画像を加工する加工手段と、前記加工手段によって加工された前記対象ブロック画像を前記表示部に表示する表示制御手段として機能させ、前記表示部は、表示画像を1頁分ずつ表示し、前記ブロック画像は、1頁分の前記表示画像に含まれる複数の部分の1つであり、前記ブロック位置情報は、前記表示画像においてブロック画像が配置される位置を示し、前記記憶部は、複数頁分の表示画像の夫々を識別可能な頁情報と、前記複数頁分の表示画像の夫々に含まれる複数のブロック画像の夫々の位置を示す複数のブロック位置情報とを関連付けたブロックテーブルを記憶し、前記決定手段は、前記対象ブロック画像の第一方向の長さを前記表示領域の前記第一方向の長さに伸長した時の伸長率、又は、前記対象ブロック画像の前記第一方向と直交する第二方向の長さを前記表示領域の前記第二方向の長さに伸長した時の伸長率を、前記拡大率として決定することを特徴とする。
第一態様によれば、通信装置は、表示部の表示領域に対象ブロック画像が収まるように拡大率を決定し、決定した拡大率に基づいて対象ブロック画像を加工する。加工された対象ブロック画像が表示部に表示された場合、加工された対象ブロック画像全体は表示領域に収まる。従って会議の参加者は、対象ブロック画像全体を認識できるので、会議の発表者によって参照される発表資料を認識できる。このように、通信装置は、会議の発表者によって参照される発表資料が参加者に認識されるような態様で表示部に表示することによって、発表資料を適切に表示できる。
第一態様において、前記加工手段は、前記決定手段によって決定された前記拡大率で前記対象ブロック画像を拡大した時の面積の、前記表示領域の面積に対する比率が所定の第一閾値以上の場合、前記対象ブロック画像全体を前記拡大率で拡大してもよい。この場合、対象ブロック画像全体が拡大されて表示部に表示されることになるので、参加者は、対象ブロック画像全体を良好に認識できる。
第一態様において、前記加工手段は、前記決定手段によって決定された前記拡大率で前記対象ブロック画像を拡大した時の面積の、前記表示領域の面積に対する比率が所定の第一閾値未満の場合、前記対象ブロック画像のうち前記特定位置情報で示される位置の近傍のみ所定の拡大率で拡大してもよい。この場合、対象ブロック画像のうち他の通信装置から受信した特定位置情報によって示される特定の位置の近傍の画像のみ拡大されて表示部に表示される。参加者は、対象ブロック画像のうち特定の位置の近傍の画像を良好に認識できる。
第一態様において、前記プログラムは、さらに、前記頁情報を、前記ネットワークを介して前記他の通信装置から受信する第二受信手段として前記コンピュータを機能させ、 前記表示制御手段は、前記第二受信手段によって受信された前記頁情報と、前記表示部に表示中の1頁分の表示画像である表示中画像を識別する頁情報とが一致する場合、前記加工手段によって加工された前記対象ブロック画像を、前記表示中画像の代わりに前記表示部に表示し、前記第二受信手段によって受信された前記頁情報と、前記表示中画像を識別する頁情報とが相違する場合、前記加工手段によって加工された前記対象ブロック画像と、前記表示中画像の少なくとも一部とを表示してもよい。通信装置は、対象ブロック画像を含む表示画像と表示中画像とが異なる場合に、加工された対象ブロック画像と表示中画像との両方を参加者に認識させることができる。
第一態様において、前記プログラムは、さらに、前記複数頁分の表示画像の夫々に対応する複数のブロック画像を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された前記複数のブロック画像の夫々の位置を示す複数のブロック位置情報、及び、前記複数のブロック画像が含まれる表示画像の頁情報が関連付けられたブロックテーブルを示すテーブル情報を、前記ネットワークを介して他の通信装置に送信する送信手段と、前記テーブル情報を、前記ネットワークを介して他の通信装置から受信する受信する第三受信手段と、前記第三受信手段によって受信された前記テーブル情報に基づき、前記ブロックテーブルを前記記憶部に記憶する記憶制御手段として前記コンピュータを機能させてもよい。この場合、通信装置は、他の通信装置からテーブル情報を受信することによって、ブロックテーブルを記憶部に記憶できる。
第一態様において、前記特定手段は、前記複数頁分の表示画像の夫々の前記第一方向と前記第二方向の夫々の画像濃度が所定の第二閾値よりも大きい部分を抽出することによって、前記複数のブロック画像の夫々を特定してもよい。この場合、通信装置は、複数のブロック画像の夫々を容易に特定できる。
第一態様において、前記プログラムは、さらに、前記特定手段によって特定された前記複数のブロック画像の前記複数のブロック位置情報を1以上のブロック位置情報毎にグループ化するグループ化手段として前記コンピュータを機能させ、前記送信手段は、前記頁情報、前記複数のブロック位置情報、及びグループを識別するグループ情報を関連付けたブロックテーブルを示すテーブル情報を、前記サーバ装置を介して他の通信装置に送信してもよい。この場合、通信装置は、グループ情報が関連付けられたブロックテーブルを記憶部に記憶できる。
第一態様において、前記グループ化手段は、前記複数のブロック画像のうち前記第一方向又は前記第二方向の長さが近似するブロック画像のブロック位置情報を、同一グループにグループ化してもよい。この場合、通信装置は、1以上のブロック画像を容易にグループ化できる。
第一態様において、前記決定手段は、前記記憶部に記憶された前記複数のブロック位置情報が、1以上のブロック位置情報毎にグループ化されている場合、前記特定の位置に対応するブロック位置情報と同一グループに属する1以上のブロック位置情報に対応する1以上のブロック画像のうち、前記第一方向の長さが最も長いブロック画像の前記第一方向の長さに基づいて、前記拡大率を決定し、前記加工手段は、前記拡大率に基づいて、前記対象ブロック画像を含む同一グループに属する複数のブロック位置情報を加工し、前記表示制御手段は、加工された前記対象ブロック画像を含む同一グループに属する複数のブロック位置情報を前記表示部に表示してもよい。この場合、対象ブロック画像の拡大率を適切に決定できる。
本発明の第二態様に係る通信装置は、ネットワークに接続した通信装置であって、前記ネットワークを介して、他の通信装置から、表示部の表示領域の特定の位置を示す特定位置情報を受信する第一受信手段と、前記第一受信手段によって受信された前記特定位置情報で示される前記特定の位置に対応するブロック位置情報が記憶部に記憶されているか判断する判断手段と、前記判断手段によって、前記特定の位置に対応するブロック位置情報が前記記憶部に記憶されていると判断された場合、前記対応するブロック位置情報で示される位置に配置されるブロック画像である対象ブロック画像を拡大して前記表示部に表示する時の拡大率を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された前記拡大率に基づいて、前記対象ブロック画像を加工する加工手段と、前記加工手段によって加工された前記対象ブロック画像を前記表示部に表示する表示制御手段とを備え、前記表示部は、表示画像を1頁分ずつ表示し、前記ブロック画像は、1頁分の前記表示画像に含まれる複数の部分の1つであり、前記ブロック位置情報は、前記ブロック画像が配置される位置を示し、前記記憶部は、複数頁分の表示画像の夫々を識別可能な頁情報と、前記複数頁分の表示画像の夫々に含まれる複数のブロック画像の夫々の位置を示す複数のブロック位置情報とを関連付けたブロックテーブルを記憶し、前記決定手段は、前記対象ブロック画像の第一方向の長さを前記表示領域の前記第一方向の長さに伸長した時の伸長率、又は、前記対象ブロック画像の前記第一方向と直交する第二方向の長さを前記表示領域の前記第二方向の長さに伸長した時の伸長率を、前記拡大率として決定することを特徴とする。第二態様によれば、第一態様と同様の効果を奏することができる。
会議支援システム1の概要、第一クライアント装置11、第二クライアント装置12、及びサーバ装置13の電気的構成を示す図である。 表示画面21を示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 解析処理のフローチャートである。 解析の方法を説明する為の説明図である。 ブロックテーブル31の模式図である。 所定操作の検出方法を説明する為の説明図である。 検出処理のフローチャートである。 所定操作の検出方法を説明する為の説明図である。 パケット61を示す模式図である。 送信処理のフローチャートである。 表示処理のフローチャートである。 表示画面21を示す図である。 表示画面21を示す図である。 表示画面21を示す図である。
図1を参照し、会議支援システム1について説明する。会議支援システム1は、第一クライアント装置11、第二クライアント装置12、サーバ装置13を備える。以下、第一クライアント装置11及び第二クライアント装置12を総称し、クライアント装置14という。サーバ装置13及びクライアント装置14は、ネットワーク15を介して通信可能に接続する。会議支援システム1は、ネットワークを介して行われる遠隔会議の実行を支援する。遠隔会議の一例は、例えば、発表者が参加者に対して発表形式で行う会議である。例えば、第一クライアント装置11は発表者によって使用され、第二クライアント装置12は参加者によって使用される。発表者は、第一クライアント装置11の表示部117に1頁分ずつ表示される資料画像を参照しながら、発表形式の会議を進行する。参加者は、第二クライアント装置12の表示部127に表示される資料画像を参照しながら、発表者の発表を受講する。第一クライアント装置11は周知の汎用Personal Computer(PC)である。第二クライアント装置12は周知のスマートフォンである。サーバ装置13は周知のMulti-point Control Unit(MCU)である。
なお、第一クライアント装置11及び第二クライアント装置12の少なくとも一方は、遠隔会議用の専用端末でもよいし、タブレットPCでもよい。第一クライアント装置11及び第二クライアント装置12は、同一種類の装置であってもよい。従って例えば、第一クライアント装置11及び第二クライアント装置12の両方が、汎用PC、スマートフォン、専用端末、タブレットPCの何れかであってもよい。サーバ装置13は汎用のサーバであってもよい。
第二クライアント装置12は、2つの動作モード(第一モード及び第二モード)の何れかで動作する。参加者は、第二クライアント装置12の動作モードを、第一モード又は第二モードに設定できる。第二クライアント装置12が第一モードで動作する場合、第一クライアント装置11の表示部117に表示された1頁分の資料画像と同一頁の資料画像が、第二クライアント装置12の表示部127にも表示される。又、第一クライアント装置11の表示部117に表示された資料画像の頁が更新された場合、第二クライアント装置12の表示部127に表示される資料画像の頁も、同様のタイミングで更新される。この場合、発表者と参加者とは、クライアント装置14を介して同一頁の資料画像を認識する。発表者は、所望する資料画像を参加者に認識させながら発表形式の会議を実行できる。
一方、第二クライアント装置12が第二モードで動作する場合、第一モードで動作する場合と異なり、第二クライアント装置12の表示部127に表示される資料画像の頁は、第一クライアント装置11の表示部117に表示される資料画像の頁と連動しない。第二クライアント装置12は、参加者が選択した頁の資料画像を表示部127に表示する。参加者は、発表者による発表が行われている最中でも、所望する資料画像を認識できる。
図2を参照し、第二クライアント装置12の表示部127に表示される表示画面の一例(表示画面21)を説明する。なお、第一クライアント装置11の表示部117にも同一レイアウトの表示画面が表示される。表示画面21は、第一領域211、第二領域212、第三領域213を有する。第一領域211には、1頁分の資料画像がすべて表示される。第二領域212には、複数頁分の資料画像のサムネイルが表示される。複数頁分の資料画像のサムネイルのうち、第一領域211に表示された資料画像に対応するサムネイルは、枠が太く表示される。第三領域213には、第一クライアント装置11のカメラ16(図1参照)によって撮影された映像(例えば、発表者を含む映像)が表示される。
第一クライアント装置11に表示された表示画面21の第二領域212の複数頁分のサムネイルのうち何れかが、発表者によって入力部17を介して選択された場合を例に挙げる。第一クライアント装置11は、選択されたサムネイルに対応する頁の資料画像を、表示画面21の第一領域211に表示する。第二クライアント装置12は、第一モードで動作する場合、発表者が入力部17を介して選択したサムネイルに対応する頁の資料画像を、表示画面21の第一領域211に表示する。従って、第一クライアント装置11及び第二クライアント装置12の夫々の表示画面21の第一領域211には、同一頁の資料画像が表示される。一方、第二クライアント装置12は、第二モードで動作する場合、第二領域212の複数頁のサムネイルのうち参加者がタッチパネル1262(図1参照)を介して選択したサムネイルに対応する頁の資料画像を、表示画面21の第一領域211に表示する。この場合、第一クライアント装置11及び第二クライアント装置12の夫々の表示画面21の第一領域211には、別の資料画像が表示される場合がある。
更に本実施形態では、発表者が入力部17を介して所定操作(後述)を行った場合、第二クライアント装置12は、資料画像のうち所定操作が行われた部分を参加者が良好に視認できるように、資料画像の少なくとも一部を加工する。第二クライアント装置12は、少なくとも一部を加工した資料画像を、表示画面21の第一領域211に表示する。詳細は後述する。
図1を参照し、第一クライアント装置11の電気的構成について説明する。第一クライアント装置11は、第一クライアント装置11の制御を司るCPU111を備える。CPU111は、ROM112、RAM113、HDD114、通信I/F115、外部I/F116、表示部117、スピーカ118、マイク119、及びドライブ装置120と電気的に接続する。ROM112には、ブートプログラム、Basic Input/Output System(BIOS)等が記憶される。RAM113には、タイマやカウンタ、一時的なデータが記憶される。
HDD114には、CPU111に解析処理(図4参照)、及び検出処理(図8参照)を実行させる為のプログラム、及びOperating System(OS)が記憶される。又、HDD114には、複数頁分の資料画像を含むファイルデータ(以下、資料画像ファイルという。)が1つ以上記憶される。又、HDD114には、ブロックテーブル31(図6参照)が記憶される。又、HDD114には、サーバ装置13のアドレス情報(IPアドレスやURLなど)が記憶される。通信I/F115は、第一クライアント装置11をネットワーク15に接続する為のインタフェース素子(例えば、LANカード)である。CPU111は、通信I/F115を介してサーバ装置13とデータの送受信を行う。ドライブ装置120は、記憶媒体1201に記憶された情報を読み出すことができる。CPU111は、記憶媒体1201に記憶されたプログラムをドライブ装置120によって読み出し、HDD114に記憶できる。外部I/F116には、カメラ16及び入力部17が接続する。入力部17はキーボード、及び、マウスやタッチパネル等のポインティングデバイスである。表示部117はLiquid Crystal Display(LCD)である。
第二クライアント装置12の電気的構成について説明する。第二クライアント装置12は、第二クライアント装置12の制御を司るCPU121を備える。CPU121は、ROM122、RAM123、HDD124、通信I/F125、カメラ1261、タッチパネル1262、表示部127、スピーカ128、マイク129、及びドライブ装置130と電気的に接続する。ROM122には、ブートプログラム、BIOS等が記憶される。RAM123には、タイマやカウンタ、一時的なデータが記憶される。
HDD124には、CPU121に表示処理(図12参照)を実行させる為のプログラム、及びOSが記憶される。又、HDD124には、サーバ装置13を介して第一クライアント装置11から受信した1つ以上の資料画像ファイル及びブロックテーブル31が記憶される。又、HDD124には、サーバ装置13のアドレス情報(IPアドレス、URLなど)が記憶される。通信I/F125は、第二クライアント装置12がネットワーク15に接続した図示外のアクセスポイントと接続して無線通信を行う為のインタフェース素子(例えば、Wi−Fi通信モデムなど)である。CPU121は、通信I/F125を介してサーバ装置13とデータの送受信を行う。表示部127はLCDである。ドライブ装置130は、記憶媒体1301に記憶された情報を読み出すことができる。CPU121は、記憶媒体1301に記憶されたプログラムをドライブ装置130によって読み出し、HDD124に記憶できる。
なお、CPU111、121として、汎用的なプロセッサーが用いられてもよい。解析処理及び検出処理は、CPU111によって実行される例に限定されず、他の電子部品(例えば、ASIC)によって実行されてもよい。表示処理は、CPU121によって実行される例に限定されず、他の電子部品(例えば、ASIC)によって実行されてもよい。解析処理、検出処理、及び表示処理は、複数の電子機器(つまり、複数のCPU)によって分散処理されてもよい。例えば、解析処理、検出処理、及び表示処理の一部は、ネットワーク15に接続したサーバで実行されてもよい。プログラムは、例えば、ネットワーク15に接続したサーバからダウンロードされて、HDD114、124に記憶されてもよい。
解析処理、検出処理、及び表示処理の夫々を実行させるためのプログラムが、第一クライアント装置11のHDD114及び第二クライアント装置12のHDD124に記憶されてもよい。この場合、第一クライアント装置11を、参加者用のクライアント装置14として使用でき、第二クライアント装置12を、発表者用のクライアント装置14として使用できる。
サーバ装置13の電気的構成について説明する。サーバ装置13は、サーバ装置13の制御を司るCPU131を備える。CPU131は、ROM132、RAM133、HDD134、通信I/F135、及びドライブ装置136と電気的に接続する。ROM132には、ブートプログラム、BIOS等が記憶される。RAM133には、タイマやカウンタ、一時的なデータが記憶される。
HDD134には、CPU131に処理を実行させる為のプログラム、及びOSが記憶される。又、HDD134には、第一クライアント装置11から受信した1つ以上の資料画像ファイル及びブロックテーブル31が記憶される。又、HDD134には、クライアント装置14のアドレス情報が記憶される。通信I/F135は、サーバ装置13がネットワーク15に接続する為のインタフェース素子(例えば、LANカードなど)である。CPU131は、通信I/F135を介してクライアント装置14とデータの送受信を行う。ドライブ装置136は、記憶媒体1361に記憶された情報を読み出すことができる。CPU131は、記憶媒体1361に記憶されたプログラムをドライブ装置136によって読み出し、HDD134に記憶できる。
図3を参照し、会議支援システム1の通信シーケンスについて説明する。第一クライアント装置11を使用する発表者は、第一クライアント装置11を使用して会議に参加する為の入力操作を、入力部17を介して行う(S201)。第一クライアント装置11は、ネットワーク15を介して第一クライアント装置11に対応するアドレス情報を、サーバ装置13に送信する(S203)。又、第二クライアント装置12を使用する参加者は、第二クライアント装置12を使用して会議に参加する為の入力操作を、タッチパネル1262を介して行う(S205)。第二クライアント装置12は、ネットワーク15を介して第二クライアント装置12に対応するアドレス情報を、サーバ装置13に送信する(S207)。サーバ装置13は、第一クライアント装置11及び第二クライアント装置12の夫々から受信したアドレス情報を対応付けて、HDD134に記憶する(S209)。以後、サーバ装置13は、HDD134に記憶したアドレス情報を参照することによって、第一クライアント装置11及び第二クライアント装置12のアドレス情報を特定し、双方間のデータ中継を行う。
発表者は、参加者との間で特定の資料画像ファイルの共有を開始する為に、特定の資料画像ファイルの指定操作を、入力部17を介して行う(S211)。第一クライアント装置11は、入力された資料画像ファイルの解析を行う(S213)。具体的な解析方法は以下の通りである。
図4、図5を参照し、資料画像ファイルの解析方法について説明する。図4の解析処理は、第一クライアント装置11のCPU111が、図3のS213のタイミングでHDD114からプログラムを読み出して実行することによって開始される。以下、資料画像の横方向をX軸方向といい、縦方向をY軸方向という(図5参照)。はじめにCPU111は、S211(図3参照)で指定された資料画像ファイルに含まれる資料画像を1頁分ずつ順番に抽出する(S11)。CPU111は、抽出した1頁分の資料画像を2値化する(S13)。具体的には、CPU111は、抽出した1頁分の資料画像を構成する複数の画素の夫々のRGB成分毎の輝度のうち最大の値を、対応する画素の画像濃度として特定する。CPU111は、特定した画像濃度を所定の閾値Th1と比較する。なお、CPU111は、資料画像を構成する複数の画素から、所定の間隔で画素を抽出し、抽出した画素の画像濃度を特定してもよい。CPU111は、画素のRGB成分毎の輝度の合計値を、対応する画素の画像濃度として特定してもよい。閾値Th1は、固定値として予めHDD114に記憶されてもよいし、S11で抽出した頁における輝度情報に基づいて動的に設定されてもよい。CPU111は、閾値Th1以上の点に1を割り当て、所定の閾値未満の点に0を割り当てる。これによってCPU111は、1頁分の資料画像から、1又は0の2次元分布を取得する。
なお上述の処理において、CPU111は、抽出した1頁分の資料画像に黒色の文字が含まれている場合、2値化の前に、資料画像に対して輝度反転処理を施してもよい。CPU111は、輝度反転された資料画像を2値化してもよい。なお、黒色の文字が含まれている資料画像の具体例として、ワードやパワーポイントで作成された画像、PDF画像等のように、フォントデータが資料画像ファイルに埋め込まれている資料画像が挙げられる。又、別の具体例として、Optical Character Recognition(OCR)によって認識された文字の輝度が周囲より低い資料画像等が挙げられる。
CPU111は、取得した1又は0の二次元分布に基づき、Y軸方向の位置が共通する成分毎に1の累計値を算出する。図5を参照して具体的に説明する。図5のうちY軸の右側に示された曲線Pは、Y軸方向の位置が共通する成分毎に算出した累計値の推移を示す。曲線Pは、右方向に向かうに従って累計値が大きくなることを示している。1頁分の資料画像26のうち文字A、Bを含む夫々の行のY軸方向の位置27A、27Bでは、文字A、Bの夫々の部分で画像濃度が高くなるため、累計値は大きくなる。一方、文字A、Bの行間に対応するY軸方向の位置27Dでは、文字が示されておらず画像濃度は低いため、累計値は小さくなる。
図4に示すように、CPU111は、算出した累計値と所定の閾値Th2とを比較する。CPU111は、累計値が閾値Th2未満となるY軸方向の位置が所定の長さ分Y軸方向に連続する場合、連続する位置で1頁分の資料画像をY軸方向に分断し、資料画像を分割する(S15)。例えば図5に示すように、Y軸方向の位置27D、27E(文字B、Dの行間)の夫々で累計値は閾値Th2よりも小さくなる。従って、資料画像26は、位置27D、27EでY軸方向に分断され、Y軸方向の位置27A、27B、27Cに対応する部分(以下、分割要素ともいう。)に分割される。
次にCPU111は、取得した1又は0の二次元分布に基づき、S15でY軸方向(図5における位置27A,27B,27C)に分割された個々の分割要素の夫々に対して、X軸方向の位置が共通する成分毎に1の累計値を算出する。図5を参照して具体的に説明する。図5のうちX軸の上側に示された曲線Q1〜Q4は、夫々、X軸方向の位置が共通する成分毎に算出した累計値の推移を示す。曲線Q1〜Q4は、上方向に向かうに従って累計値が大きくなることを示している。
図4に示すように、CPU111は、算出した累計値と所定の閾値Th3とを比較する。CPU111は、累計値が閾値Th3未満となるX軸方向の位置が所定の長さ分X軸方向に連続する場合、連続する位置で、S15でY軸方向に分割された資料画像をX軸方向に分断し、資料画像を分割する(S17)。例えば図5に示すように、Y軸方向の位置27Aに対応する部分に分割された分割要素は、曲線Q1に基づいて、X軸方向の位置28Aに対応する部分に更に分割される。以下、Y軸方向の位置27A及びX軸方向の位置28Aに対応する画像を、ブロック画像29Aという。又、Y軸方向の位置27Bに対応する部分に分割された分割要素は、曲線Q2に基づいて、X軸方向の位置28Bに対応する部分に更に分割される。以下、Y軸方向の位置27B及びX軸方向の位置28Bに対応する画像を、ブロック画像29Bという。又、Y軸方向の位置27Cに対応する部分に分割された分割要素は、曲線Q3、Q4に基づいて、X軸方向の位置28EでX軸方向に分断され、X軸方向の位置28C、28Dに対応する部分に更に分割される。以下、Y軸方向の位置27C及びX軸方向の位置28Cに対応する画像を、ブロック画像29Cといい、Y軸方向の位置27C及びX軸方向の位置28Dに対応する画像を、ブロック画像29Dという。
なお、文字A、B、Dの文字間のX軸方向の位置では、累計値の推移Q1〜Q4は閾値Th3未満となっているが、これらの位置は所定の長さ分X軸方向に連続しないので、これらの位置で資料画像26は分断されない。
図4に示すように、CPU111は、ブロック画像を示す長方形の4つの頂点の位置を示す座標情報(以下、ブロック位置情報という。)を特定する(S19)。CPU111は、S11で選択した1頁分の資料画像の頁数、及び、ブロック画像を識別する番号(以下、ブロック番号という。)を、特定したブロック位置情報に対応付け、ブロックテーブル31に記憶する(S21)。図6を参照し、ブロックテーブル31について説明する。ブロックテーブル31は、頁数、ブロック番号、ブロック位置情報、及びグループ番号を記憶する。ブロック位置情報(x(i)min,Y(i)min)、(X(i)max,Y(i)min)、(X(i)min,Y(i)max),(X(i)max,Y(i)max)(i=1,2、・・・)は、夫々、ブロック画像を示す長方形の左下、右下、左上、及び右上の夫々の頂点の座標情報を示す。頁数1に対応するブロック数1〜4は、夫々、図5のブロック画像29A〜29Dの夫々に対応する。なおこの時点で、ブロックテーブル31にグループ番号は記憶されない。グループ番号は、後述するS23でブロックテーブル31に記憶される。グループ番号については後述する。ブロックテーブル31は、資料画像ファイル毎に1つずつ作成され、HDD114に記憶される。図4のブロックテーブル31は、ファイル名sample.pptの資料画像ファイルに対応する。
図4に示すように、CPU111は、1頁分の資料画像を分割した複数のブロック画像の夫々のY軸方向の長さを、S19で特定したブロック位置情報に基づいて算出する。CPU111は、算出したY軸方向の長さが近似するブロック画像どうしをグループ化する(S23)。例えばCPU111は、複数のY軸方向の長さの相違量が、複数のブロック画像の夫々のY軸方向の長さの±10%以内である場合、複数のブロック画像の夫々のY軸方向の長さが近似すると判断してグループ化する。CPU111は、グループ化したブロック画像の夫々に、共通のグループ番号を対応付け、ブロックテーブル31(図6参照)に記憶する(S25)。
例えば図5の場合、ブロック画像29A、29Bの夫々のY軸方向の長さは近似し、ブロック画像29C、29Dの夫々のY軸方向の長さは近似する。従って図6に示すように、ブロックテーブル31のブロック番号1(ブロック画像29A)、2(ブロック画像29B)の夫々に対して、共通のグループ番号1が対応付けられる。又、ブロックテーブル31のブロック番号3(ブロック画像29C)、4(ブロック画像29D)の夫々に対して、共通のグループ番号2が対応付けられる。
図4に示すように、CPU111は、資料画像ファイルに含まれる全ての頁の資料画像をS11で抽出したか判断する(S27)。CPU111は、S11で全ての頁の資料画像を抽出していない場合(S27:NO)、CPU111は処理をS11に戻す。CPU111は、抽出していない頁の資料画像を次に抽出し、処理を繰り返す。CPU111は、S11で全ての頁の資料画像を抽出した場合(S27:YES)、解析処理を終了する。以上の解析処理を実行することによって、CPU111は、資料画像から複数のブロック画像を容易に特定できる。又、CPU111は、複数のブロック画像を容易にグループ化できる。
図3に示すように、S213で資料画像ファイルの解析が行われ(図4、図5参照)、ブロックテーブル31(図6参照)が作成された後、第一クライアント装置11は、資料画像ファイル及びブロックテーブル31をサーバ装置13に送信する(S215)。サーバ装置13は、資料画像ファイル及びブロックテーブル31を受信し、HDD134に記憶する(S219)。サーバ装置13は、第一クライアント装置11から受信した資料画像ファイル及びブロックテーブル31を、第二クライアント装置12に送信する(S217)。第二クライアント装置12は、資料画像ファイル及びブロックテーブルを受信し、HDD124に記憶する(S221)。
又、サーバ装置13が、S207でアドレス情報を送信した第二クライアント装置12とは別の他の第二クライアント装置12から、新たにアドレス情報を受信した場合を例に挙げる。この場合、サーバ装置13は、新たにアドレス情報を送信したクライアント装置14に対して、HDD134に記憶した資料画像ファイル及びブロックテーブル31を送信し、このクライアント装置を会議に参加させる。
第一クライアント装置11は、入力部17のうちマウスやタッチパネル等のポインティングデバイスから継続的に出力される移動量を取得し、ポインティングデバイスの相対位置を繰り返し算出する。第一クライアント装置11は、単位時間あたりに算出したポインティングデバイスの相対位置に基づいて、所定操作がポインティングデバイスを介して行われたことを検出する処理を開始する(S223)。所定操作とは、第一クライアント装置11に表示された表示画面21のうち第一領域211に表示された1頁分の資料画像の特定の位置を強調するために、発表者がポインティングデバイスを使用して行う操作である。なお、以下では、ポインティングデバイスの一例として、マウスを用いて説明する。
例えば図7に示すように、発表者が第一領域211に表示された1頁分の資料画像のうち、「発表資料」の文字373上をカーソル372が左右に往復移動するように、マウスを操作したとする。軌跡375は、カーソル372の移動の軌跡を示している。又例えば、資料画像のうち「所定操作」の文字374上にカーソル372で繰り返し円を描くようにマウスを操作したとする。軌跡376は、カーソル372の移動の軌跡を示している。これらの操作は、文字373、374の夫々を強調したい場合に発表者によって行われる一般的な操作である。第一クライアント装置11は、上述のような操作がマウスを使用して実行された場合、発表者が1頁分の資料画像のうち特定の位置を強調する操作を行ったと判断する。
図8、図9を参照し、所定操作の検出処理について説明する。図8の検出処理は、第一クライアント装置11のCPU111が、図3のS223のタイミングでHDD114からプログラムを読み出して実行することによって開始される。以後、CPU111は検出処理を所定の周期で繰り返し実行する。以下、図9に示す軌跡51上を単位時間内でカーソル372が移動するようにマウスが操作されたことを例に挙げ、図8の検出処理を具体的に説明する。カーソル372の移動の軌跡51を「マウスの移動の軌跡51」と言い換える。図9の左右方向はX軸方向に相当し、図9の上下方向はY軸方向に相当する。
図8に示すように、CPU111は、マウスから継続的に出力される移動量に基づき、マウスの相対位置を示す座標情報(X,Y)を複数特定する。マウスに対して所定操作が行われた場合、CPU111は、軌跡51上の位置を示す複数の座標情報(X,Y)を特定することになる。CPU111は、単位時間あたりの座標情報(X,Y)の経時変化に基づいて、マウスの移動の軌跡51を特定する(S31)。CPU111は、特定した移動の軌跡51に基づいて、マウスの移動領域52(図9参照)を算出する(S33)。図9に示すように、特定された複数の座標情報(X,Y)のうち、X軸方向の最小値(Xmin)および最大値(Xmax)、並びに、Y軸方向の最小値(Ymin)および最大値(Ymax)とした場合、移動領域52は、4点(Xmin,Ymin)(Xmax,Ymin)(Xmax,Ymax)(Xmin,Ymax)で囲まれる領域に相当する。
図8に示すように、CPU111は、単位時間あたりのX軸方向の移動範囲S(=Xmax−Xmin)(図7参照)を算出する(S35)。次いでCPU111は、単位時間あたりの軌跡51の総距離T(図9参照)を算出する(S37)。
CPU111は、S37で算出した総距離Tが、S35で算出した移動範囲Sの3倍以上となるかを判断する(S39)。総距離Tが移動範囲Sの3倍未満である場合(S39:NO)、CPU111は、マウスを使用して所定操作が行われていないと判断する。この場合、CPU111は検出処理を終了させる。
一方、図9の場合、総距離Tが移動範囲Sの3倍以上となる(S39:YES)。CPU111は、S31で特定したマウスの移動の軌跡51(図9参照)に基づき、移動の軌跡51の進行方向ベクトルを特定し、特定した進行方向ベクトルのX軸方向成分の極性が変化する回数を算出する(S41)。図9の場合、軌跡51はX軸方向に合計3往復しているので、正(図9の右方向)から負(図9の左方向)に極性が3回変化し、負から正に極性が2回変化する。このため、極性の変化の回数として5(=3+2)が算出される。
図8に示すように、CPU111は、算出した極性の変化の回数が3以上であるかを判断する(S43)。図9の場合、上述のように5が算出されているので(S43:YES)、CPU111は処理をS47に進める。CPU111は、所定操作、即ち、第一領域211に表示された1頁分の資料画像のうち特定の位置を強調するための操作がマウスを使用して行われたと判断する(S47)。CPU111は、S33で特定された移動領域52(図9参照)を示す4点の座標情報((Xmin,Ymin)(Xmax,Ymin)(Xmax,Ymax)(Xmin,Ymax))を、特定位置情報としてRAM113に記憶する(S49)。CPU111は検出処理を終了させる。一方、算出された回数が3未満である場合(S43:NO)、CPU111は、マウスを使用して所定操作が行われていないと判断する。CPU111は検出処理を終了させる。以上のようにCPU111は、検出処理を実行することによって、マウスを使用して発表者が行う一般的な強調操作を、資料画像のうち特定の位置を指定するための所定操作であると判断できる。
図3に示すように、S211で特定の資料画像ファイルを指定する入力操作が行われたことに伴い、第一クライアント装置11は、表示部117に表示画面21を表示させる処理を開始する(S224)。具体的には、第一クライアント装置11は、表示画面21の第二領域212に、特定の資料画像ファイルに含まれる複数の資料画像のサムネイルを表示する。第一クライアント装置11は、複数のサムネイルのうち何れかを選択する入力操作を入力部17を介して受け付けた場合、選択されたサムネイルの枠を太くして表示する。又、第一クライアント装置11は、選択されたサムネイルに対応する頁の資料画像を、表示画面21の第一領域211に表示する。第一クライアント装置11は、カメラ16が撮影した映像を、第三領域213に表示する。
第一クライアント装置11は、サーバ装置13を介して第二クライアント装置12に対し、パケット61(図10参照)を周期的に送信する処理を開始する(S225)。図10を参照し、パケット61に含まれるデータについて説明する。パケット61には、パケット番号611、アドレス情報612、映像データ613、音声データ614、操作種別615、ファイル名616、頁数617、及び特定位置情報618が格納される。パケット番号611は、パケット61を識別する為の識別番号である。アドレス情報612は、パケット61が送信される宛先であるサーバ装置13のアドレス情報である。映像データは、第一クライアント装置11に接続されたカメラ16が撮影した映像のデータである。音声データは、第一クライアント装置11に設けられたマイク119が集音した音声のデータである。操作種別615は、発表者が入力部17を介して所定操作を行ったか否かを示す情報である。CPU111は、検出処理(図8参照)によって所定操作が行われたと判断した場合、所定操作を行ったことを示す情報を操作種別615とする。ファイル名616は、S211で指定された特定の資料画像ファイルの名称である。頁数617は、第二領域212に表示された複数のサムネイルのうち、選択されたサムネイルに対応する頁数、言い換えれば、第一領域211に表示された資料画像の頁数を示す。特定位置情報618は、検出処理(図8参照)によってRAM113に記憶された特定位置情報、即ち、所定操作が行われた位置を示す情報である。
図11を参照し、パケット61を作成して送信する処理(送信処理)について説明する。送信処理は、第一クライアント装置11のCPU111が、図3のS225のタイミングでHDD114からプログラムを読み出して実行することによって開始される。CPU111は、サーバ装置13を介して第二クライアント装置12にパケット61を周期的に送信する為に、送信処理を周期的に実行する。
CPU111は次のようにしてパケット61を作成する。CPU111は、RAM113に記憶したパケット番号用の変数に1加算して更新し、パケット61のパケット番号611とする。CPU111は、サーバ装置13のアドレス情報をHDD114から読み出し、パケット61のアドレス情報612とする。CPU111は、カメラ16から撮影データを取得し、パケット61の映像データ613とする。CPU111は、マイク119から音声データを取得し、パケット61の音声データ614とする。CPU111は、表示画面21の第一領域211に表示された1頁分の資料画像を含む資料画像ファイルのファイル名を、パケット61のファイル名616とする。CPU111は、表示画面21の第一領域211に表示された1頁分の資料画像の頁数を、パケット61の頁数617とする(S63)。
CPU111は、検出処理(図8)によって所定操作を検出したか否かを判断する(S69)。CPU111は、特定位置情報がRAM113に記憶されている場合、検出処理によって所定操作を検出したと判断する(S69:YES)。CPU111は、所定操作が行われたことを示す情報を、パケット61の操作種別615とする。CPU111は、RAM113に記憶された特定位置情報を読み出し、パケット61の特定位置情報618とする(S71)。CPU111は、特定位置情報をRAM113から読み出した場合、読み出した後でRAM113から特定位置情報を削除する。CPU111は処理を75に進める。一方、CPU111は、特定位置情報がRAM113に記憶されていない場合、検出処理によって所定操作が検出されていないと判断する(S69:NO)。CPU111は、所定操作が行われていないことを示す情報を、パケット61の操作種別615とする。CPU111は、パケット61の特定位置情報618に情報を格納しない。CPU111は処理をS75に進める。CPU111は、サーバ装置13に対してパケット61を送信する(S75)。CPU111は送信処理を終了させる。
図3に示すように、入力部17のマウスを介して所定操作が行われていない場合、第一クライアント装置11は、特定位置情報618を含まないパケット61をサーバ装置13に送信する。サーバ装置13はパケット61を受信する(S227)。サーバ装置13は、HDD131にS209で記憶したアドレス情報に基づき、第二クライアント装置12のアドレス情報を特定する。サーバ装置13は、パケット61のアドレス情報612を、第二クライアント装置12のアドレス情報に変更する。サーバ装置13は、アドレス情報612を変更したパケット61を、第二クライアント装置12に送信する(S229)。第二クライアント装置12はパケット61を受信する。
第二クライアント装置12は、動作モードに応じた表示態様で、受信したパケット61に基づいて表示部127に表示画面21を表示する(S231)。第二クライアント装置12は、第一モードで動作する場合、受信したパケット61のファイル名616及び頁数617に基づき、資料画像ファイルのファイル名及び頁数を特定する。第二クライアント装置12は、HDD124に記憶した1つ以上の資料画像ファイルから、特定したファイル名の資料画像ファイルを取得する。第二クライアント装置12は、取得した資料画像ファイルに含まれる複数頁分の資料画像のサムネイルを、表示画面21の第二領域212に表示する。第二クライアント装置12は、第二領域212に表示した複数頁分の資料画像のサムネイルのうち、特定した頁数のサムネイルの枠を太くする。第二クライアント装置12は、取得した資料画像ファイルから、特定した頁数の資料画像を取得する。第二クライアント装置12は、取得した資料画像を、表示画面21の第一領域211に表示する。第二クライアント装置12は、受信したパケット61の映像データ613に基づき、表示画面21の第三領域213に映像を表示する。
一方、第二クライアント装置12は、第二モードで動作する場合、受信したパケット61のファイル名616に基づき、資料画像ファイルのファイル名を特定する。第二クライアント装置12は、HDD124に記憶した1つ以上の資料画像ファイルから、特定したファイル名の資料画像ファイルを取得する。第二クライアント装置12は、取得した資料画像ファイルに含まれる複数頁分の資料画像のサムネイルを、表示画面21の第二領域212に表示する。第二クライアント装置12は、タッチパネル1262を介して選択されたサムネイルに対応する頁の資料画像を、表示画面21の第一領域211に表示する。
又、第二クライアント装置12は、動作中の動作モードに依らず、受信したパケット61の音声データ614に基づき、スピーカ128から音声を出力する。
第一クライアント装置11を使用する発表者が、表示画面21の第一領域211に表示された資料画像の特定の位置に対し、入力部17のマウスを介して所定操作を行った場合(S233)を例に挙げる。第一クライアント装置11は、検出処理(図8参照)を実行することによって、所定操作が行われたと判断する。第一クライアント装置11は、所定操作が行われたことを示す情報を操作種別615として含み、且つ、特定位置情報618を含むパケット61を、サーバ装置13に送信する(S235)。サーバ装置13は、受信したパケット61を第二クライアント装置12に送信する。第二クライアント装置12はサーバ装置13からパケット61を受信する(S237)。第二クライアント装置12は、所定操作が行われたことを示す情報が操作種別615として含まれ、且つ、特定位置情報618が含まれたパケット61を受信した場合、S231の場合と異なり、資料画像を加工して表示する(S239)。
図12を参照し、表示処理について説明する。表示処理は、第二クライアント装置12のCPU121が、図3のS239のタイミングでHDD124からプログラムを読み出して実行することによって開始される。
CPU121は、受信したパケット61の映像データ613に基づき、表示画面21の第三領域213に映像を表示する。CPU121は、受信したパケット61の音声データ614に基づき、スピーカ128から音声を出力する(S81)。CPU121は、HDD124に1つ以上記憶されたブロックテーブル31のうち、受信したパケット61に含まれるファイル名616に対応するブロックテーブル31を特定する(S83)。CPU121は、特定したブロックテーブル31から、受信したパケット61に含まれる頁数617に対応する情報(複数のブロック番号、及び、夫々に対応するブロック位置情報及びグループ番号)を更に特定する(S83)。
CPU121は、S83でブロックテーブル31を参照して特定した情報に基づき、受信したパケット61に含まれる特定位置情報618で示される位置に対応するブロック画像があるか判断する(S85)。具体的には次の通りである。CPU121は、パケット61に含まれる特定位置情報618で囲まれた領域(以下、特定位置領域という。)を特定する。CPU121は、S83でブロックテーブル31を参照して特定した複数のブロック位置情報の夫々で囲まれた領域(以下、ブロック位置領域という。)を特定する。CPU121は、特定位置領域と重なる領域を含むブロック位置領域に対応するブロック位置情報が、S83でブロックテーブル31を参照して特定したブロック位置情報に含まれているか判断する。CPU121は、特定位置領域と重なる領域を含むブロック位置領域に対応するブロック位置情報が、S83でブロックテーブル31を参照して特定したブロック位置情報に含まれていない場合(S85:NO)、表示処理を終了させる。
CPU121は、特定位置領域と重なる領域を含むブロック位置領域に対応するブロック位置情報が、S83でブロックテーブル31を参照して特定したブロック位置情報に含まれている場合(S85:YES)、S83でブロックテーブル31を参照して特定したブロック位置情報のうち、特定位置領域と重なる領域の最も大きいブロック位置領域に対応するブロック位置情報を、特定位置情報618で示される位置に対応するブロック画像(以下、対象ブロック画像という。)のブロック位置情報として特定する(S87)。
CPU121は、ブロックテーブル31のうち、S87で特定したブロック位置情報に対応するグループ番号と同一のグループ番号が対応付けられた全てのブロック位置情報を抽出する(S89)。CPU121は、抽出した全てのブロック位置情報の夫々に対応するブロック画像のうち、X軸方向の長さが最も大きいブロック画像のブロック位置情報を特定する(S91)。
CPU121は、特定したブロック位置情報の画像ブロックのX軸方向の長さを、表示画面21の第一領域211の横方向(X軸方向)の長さまで伸長する場合の倍率(以下、拡大率という。)を算出する(S92)。CPU121は、対象ブロック画像を、算出した拡大率で、X軸方向及びY軸方向の長さの比率が変化しないように拡大した時の対象ブロック画像の面積(以下、ブロック面積という。)を算出する(S93)。CPU121は、算出したブロック面積を、表示画面21の第一領域211の面積で除算し、面積比率を算出する(S95)。CPU121は、算出した面積比率を所定閾値(例えば、「0.3」)と比較する(S97)。CPU121は、面積比率が「0.3」未満となる場合(S97:YES)、対象ブロック画像が後述する第一態様となるように、対象ブロック画像を加工する(S99)。CPU121は処理をS103に進める。CPU121は、算出した面積比率が「0.3」以上となる場合(S97:NO)、対象ブロック画像が後述する第二態様となるように、対象ブロック画像を加工する(S101)。CPU121は処理をS103に進める。なお所定閾値は「0.3」に限定されない。
図13、図14、図15を参照して具体的に説明する。図13に示すように、発表者が第一クライアント装置11に対し、表示画面21の第一領域211に表示された資料画像26のうちブロック画像29B(文字B)の一部に対して所定操作を行った場合を例に挙げる。軌跡54上は、マウスの軌跡を示す。この場合、第一クライアント装置11のCPU111は、操作種別615(所定操作を行ったことを示す情報)、ファイル名616(sample.ppt)、頁数617(1)、及び、特定位置情報618(軌跡54の位置を示す座標情報)を含むパケット61(図10参照)を作成する(S63、S71、図11参照)。CPU111は、サーバ装置13を介して第二クライアント装置12に対して、作成したパケット61を送信する(S75、図11参照)。第二クライアント装置12はパケット61を受信する。
第二クライアント装置12のCPU121は、受信したパケット61に含まれるファイル名616、頁数617、及び特定位置情報618に基づき、HDD124に記憶したブロックテーブル31を参照して対応する情報(複数のブロック番号(1〜4、図6参照)、及び、夫々に対応するブロック位置情報及びグループ番号(1、2、図6参照))を特定する。CPU121は、受信したパケット61に含まれる特定位置情報618に基づき、特定位置情報618で示される位置に対応するブロック画像29Bを、対象ブロック画像29Bとして特定する(S87、図12参照)。CPU121は、対象ブロック画像29Bと同一グループ(グループ番号 1)に属し、且つ、X軸方向に最も長いブロック画像29Aを特定する(S89、S91、図12参照)。CPU121は、特定したブロック画像29AのX軸方向の長さに基づいて拡大率を算出する(S92、図12参照)。CPU121は、算出した拡大率で対象ブロック画像29Bを拡大した場合のブロック面積を算出する(S93、図12参照)。CPU121は、ブロック面積に基づいて面積比率を算出し、「0.3」と比較する(S97、図12参照)。この場合、面積比率は「0.3」よりも小さくなる(S97:YES)。
図14は、第一態様となるように加工された対象ブロック画像29Bを含む資料画像26Cを示している。対象ブロック画像29Bのうち、特定位置情報618によって示される位置に対応する部分に、虫眼鏡56が重ねられている。虫眼鏡56内に配置する対象ブロック画像29Bの一部、即ち、対象ブロック画像29Bのうち発表者が所定操作を行った部分の近傍56Aは、あらかじめ定められた所定の拡大率で拡大される。
一方、図13に示すように、発表者が第一クライアント装置11に対し、表示画面21の第一領域211に表示された資料画像26のうちブロック画像29D(図柄26A)の一部に対して所定操作を行った場合を例に挙げる。軌跡55は、マウスの軌跡を示す。この場合、第一クライアント装置11のCPU111は、操作種別615(所定操作を行ったことを示す情報)、ファイル名616(sample.ppt)、頁数617(1)、及び、特定位置情報618(軌跡55の位置を示す座標情報)を含むパケット61(図10参照)を作成する(S63、S71、図11参照)。CPU111は、サーバ装置12を介して第二クライアント装置12に対して、作成したパケット61を送信する(S75、図11参照)。第二クライアント装置12はパケット61を受信する。
第二クライアント装置12のCPU121は、上述と同様、受信したパケット61の特定位置情報618に基づき、特定位置情報618で示される位置に対応するブロック画像29Dを、対象ブロック画像29Dとして特定する(S87、図12参照)。CPU121は、対象ブロック画像29Dと同一グループ(グループ番号 2)に属し、且つ、X軸方向に最も長いブロック画像29Cを特定する(S89、S91、図12参照)。CPU121は、特定したブロック画像29CのX軸方向の長さに基づいて拡大率を特定し(S92、図12参照)、対象ブロック画像29Dを拡大してブロック面積を算出する(S93、図12参照)。CPU121は、ブロック面積に基づいて面積比率を算出し、「0.3」と比較する(S97、図12参照)。この場合、面積比率は「0.3」以上になる(S97:NO)。
図15は、第二態様となるように加工された対象ブロック画像29Dを含む資料画像26Dを示している。対象ブロック画像29D全体は、S92で特定された拡大率で拡大され、表示画面21の第一領域211に表示される。
図12に示すように、CPU121は、第一態様又は第二態様となるように加工された対象ブロック画像を、動作モードに応じた態様で表示部127に表示する(S103)。具体的には次の通りである。第二クライアント装置12が第一モードで動作している場合、表示画面21の第一領域211には、第一クライアント装置11に表示された資料画像と同一頁の資料画像が表示される。従って、第一クライアント装置11から受信したパケット61に含まれる頁数617と、パケット61を受信した時点で表示画面21の第一領域211に表示された資料画像(以下、表示中画像という。)の頁数とは一致する。CPU121は、受信したパケット61に含まれる頁数617と表示中画像の頁数とが一致するか判断する。CPU121は、頁数617と表示中画像の頁数とが一致する場合、S99で加工された対象ブロック画像を含む資料画像、又は、S101で加工された対象ブロック画像のみを、表示中画像の代わりに、第一領域211に所定時間表示する。
又、CPU121は、表示画面21の第二領域212に枠を太くして表示した(即ち、表示中画像に対応する)サムネイル212A(図14、図15参照)のうち、発表者が所定操作を行った部分に対応する位置、即ち、特定位置情報618で示される位置に、丸印212B(図14、図15参照)を表示する。CPU121は、S99で加工された対象ブロック画像を含む資料画像、又は、S101で加工された対象ブロック画像のみを第一領域211に所定時間表示した後、対象ブロックを含む資料画像又は対象ブロック画像の代わりに表示中画像を第一領域211に表示することによって、表示状態を元に戻す。CPU121は表示処理を終了させる。
一方、第二クライアント装置12が第二モードで動作している場合、表示画面21の第一領域211には、第一クライアント装置11に表示された資料画像と異なる頁の資料画像が表示されている場合がある。CPU121は、第一クライアント装置11から受信したパケット61に含まれる頁数617と表示中画像の頁数とが一致すると判断した場合、上述の第一モードで動作する場合と同様の表示処理を行う。
これに対し、第一クライアント装置11から受信したパケット61に含まれる頁数617と、表示中画像の頁数とが相違する場合、第一クライアント装置11に表示された資料画像と異なる頁の資料画像が第一領域211に表示されている。この場合、CPU121は、初めに、受信したパケット61に含まれる頁数617の資料画像を、表示中画像の一部に重ねて所定時間表示する。次に、CPU121は、S99で加工された対象ブロック画像を含む資料画像、又は、S101で加工された対象ブロック画像のみを、表示中画像の一部に重ねて所定時間表示する。
又、CPU121は、表示画面21の第二領域212に枠を太くして表示した(即ち、表示中画像に対応する)サムネイルに加え、表示中画像の一部に重ねて表示した対象ブロック画像を含む資料画像に対応するサムネイルの枠を太くする。又、CPU121は、枠を太くしたサムネイルのうち、発表者が所定操作を行った部分に対応する位置、即ち、特定位置情報618で示される位置に、丸印を表示する。CPU121は、S99で加工された対象ブロック画像を含む資料画像、又は、S101で加工された対象ブロック画像のみを重ねて所定時間表示した後、対象ブロックを含む資料画像又は対象ブロック画像の代わりに表示中画像を第一領域211に表示することによって、表示状態を元に戻す。CPU121は表示処理を終了させる。
以上説明したように、第二クライアント装置12は、表示部127に表示した表示画面21のうち第一領域211に対象ブロック画像が収まるように拡大率を決定し(S92)、決定した拡大率に基づいて対象ブロック画像を加工する(S101)。加工された対象ブロック画像が表示部127に表示された場合、加工された対象ブロック画像全体は、表示画面21の第一領域211に収まる。従って、第二クライアント装置12を使用する参加者は、対象ブロック画像全体を認識できるので、第一クライアント装置11を使用する発表者によって参照される資料画像を認識できる。このように、第二クライアント装置12は、発表者によって参照される資料画像が参加者に認識されるような態様で表示部127に表示することによって、資料画像を適切に表示できる。
S97で面積比率が「0.3」以上の場合(S97:NO)、拡大率で拡大した対象ブロック画像が第一領域211に占める割合が大きいので、拡大した対象ブロック画像の視認性は向上する。このため第二クライアント装置12は、対象ブロック画像全体を、S92で算出した拡大率で拡大し、表示画面21の第一領域211に表示する。これによって参加者は、対象ブロック画像全体を良好に認識できる。
一方、S97で面積比率が「0.3」未満の場合(S97:YES)、対象ブロック全体を拡大率で拡大しても視認性の改善は限定的である。このため第二クライアント装置12は、対象ブロック画像のうち、特定位置情報618によって示される位置の近傍の画像を所定の拡大率で拡大する。これによって参加者は、対象ブロック画像のうち、発表者が所定操作を行った位置の画像を良好に認識できる。
第二クライアント装置12が第二モードで動作する場合、第一クライアント装置11と第二クライアント装置12とで、表示される資料画像が異なる場合がある。このような場合、第二クライアント装置12は、加工した対象ブロック画像を含む資料画像(第一態様)又は加工したブロック画像(第二態様)を、表示中画像の一部に重ねて表示する。これによって参加者は、対象ブロック画像と表示中画像の一部との両方を認識できる。又例えば参加者は、対象ブロック画像と表示中画像の一部との両方が表示されたことによって、第二クライアント装置12が第二モードで動作中であることを確認できる。
第一クライアント装置11は、資料画像を解析することによってブロックテーブル31を作成し(S213)、第二クライアント装置12に送信する。第二クライアント装置12は、第一クライアント装置11から受信したブロックテーブル31をHDD124に記憶する。第二クライアント装置12は、記憶したブロックテーブル31を参照することによって、対象ブロック画像を加工し、表示部127に表示できる。第二クライアント装置12は、ブロックテーブル31を作成する必要がないため、処理負荷の増大を抑制できる。
S235で第一クライアント装置11から送信されたパケットを、S237で受信する処理を行うCPU121が本発明の「第一受信手段」「第二受信手段」に相当する。S85の処理を行うCPU121が本発明の「判断手段」に相当する。S92の処理を行うCPU121が本発明の「決定手段」に相当する。S99、S101の処理を行うCPU121が本発明の「加工手段」に相当する。S103の処理を行うCPU121が本発明の「表示制御手段」に相当する。S15、S17の処理を行うCPU121が本発明の「特定手段」に相当する。S215でブロックテーブル31を送信する処理を行うCPU111が本発明の「送信手段」に相当する。S217でブロックテーブル31を受信する処理を行うCPU121が本発明の「第三受信手段」に相当する。S221でブロックテーブル31をHDD124に記憶する処理を行うCPU121が本発明の「記憶制御手段」に相当する。S23の処理を行うCPU121が本発明の「グループ化手段」に相当する。
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。解析処理(図4参照)及び検出処理(図7参照)は、サーバ装置13のCPU131によって実行されてもよい。即ち、第一クライアント装置11は、S215で資料画像ファイルのみをサーバ装置13に送信してもよい。サーバ装置13のCPU131は、第一クライアント装置11から受信した資料画像ファイルに基づいて解析処理を行い、ブロックテーブル31を作成してHDD134に記憶してもよい。CPU131は、第一クライアント装置11から受信した資料画像ファイルと、作成したブロックテーブル31とを、S217で第二クライアント装置12に送信してもよい。又、第一クライアント装置11は、S235でマウスの相対位置を示す座標情報(X,Y)を、特定位置情報618の代わりにサーバ装置13に送信してもよい。サーバ装置13のCPU131は、受信した座標情報に基づき検出処理を実行することで、第一クライアント装置11の入力部17のマウスを介して所定操作が行われたかを判断してもよい。CPU131は、所定操作が行われたと判断した場合、特定位置情報618をパケット61に格納して第二クライアント装置12に送信してもよい。
会議支援システム1のネットワーク構成は、第一クライアント装置11と第二クライアント装置12とはサーバ装置13を介さず、直接通信を行ってもよい。
第一クライアント装置11のCPU111は、入力部17のマウスを介して所定操作が行われた場合、所定操作が行われたブロック画像を特定してもよい。CPU111は、特定したブロック画像のブロック位置情報を、特定位置情報618としてパケット61に含め、サーバ装置13を介して第二クライアント装置12に送信してもよい。第二クライアント装置12のCPU121は、受信したパケット61に含まれる特定位置情報618に基づき、対象ブロック画像を特定してもよい。
第二クライアント装置12のCPU121は、表示処理(図12参照)のS92で、S91で特定したブロック画像のY軸方向の長さを表示画面21の第一領域211の縦方向(Y軸方向)の長さまで伸長する場合の倍率を、拡大率として算出してもよい。又は、CPU121は、表示処理のS92で、S91で特定したブロック画像のX軸方向の長さを表示画面21の第一領域211の横方向(X軸方向)の長さまで伸長する場合の倍率を、拡大率として算出してもよい。更に、CPU121は、対象ブロック画像のX軸方向又はY軸方向の長さを、表示画面21の第一領域211の横方向(X軸方向)又は縦方向(Y軸方向)の長さまで伸長する場合の倍率を、拡大率として算出してもよい。
第二クライアント装置12のCPU121は、算出した拡大率に基づいて、対象ブロック画像の加工方法を決定してもよい。即ち、CPU121は、算出した拡大率が所定の閾値未満の時、対象ブロック画像を第一態様に加工し、算出した拡大率が所定の閾値以上の時、対象ブロック画像を第二態様に加工してもよい。
第二クライアント装置12のCPU121は、対象ブロック画像を第一態様に加工する場合、受信したパケット61の特定位置情報618によって示される位置に対応する対象ブロック画像の部分の近傍のみを切り出してもよい。CPU121は、切り出した部分を所定の拡大率で拡大し、表示画面21の第一領域211に表示してもよい。
第二クライアント装置12のCPU121は、受信したパケット61の頁数617と、表示中画像の頁数とが異なる場合、加工された対象ブロック画像と表示中画像との両方を、表示画面21の第一領域211に表示してもよい。この場合、表示中画像は縮小して表示される。又、CPU121は、受信したパケット61の頁数617と、表示中画像の頁数とが異なる場合、表示中画像に代えて、加工した対象ブロック画像を含む資料画像又は加工した対象ブロック画像を表示画面21の第一領域211に表示してもよい。
第一クライアント装置11のCPU111は、資料画像が複数のテキストボックスを含む場合、複数のテキストボックスの夫々をブロック画像として特定してもよい。CPU111は、資料画像に別の画像が対応付けられている場合、別の画像をブロック画像として特定してもよい。第一クライアント装置11のCPU111は、解析処理のS23で、複数のブロック画像のうちY軸方向の長さが近似するブロック画像同士を、同一グループにグループ化してもよい。
第二クライアント装置12のCPU121は、対象ブロック画像と同一グループに属する他のブロック画像を、対象ブロック画像と同様に加工し、表示部127に表示してもよい。例えば図13に示すように、発表者が第一クライアント装置11を介して、ブロック画像29Dの一部に対して所定操作を行った場合を例に挙げる。第二クライアント装置12のCPU121は、対象ブロック画像29Dを特定する(S87、図12参照)。CPU121は、対象ブロック画像29Dと同一グループ(グループ番号 2)に属し、且つ、X軸方向に最も長いブロック画像29Cを特定する(S89、S91、図12参照)。CPU121は、特定したブロック画像29CのX軸方向の長さに基づいて拡大率を特定する(S92、図12参照)。CPU121は、対象ブロック画像29Dを拡大してブロック面積を算出する(S93、図12参照)。CPU121は、ブロック面積に基づいて面積比率を算出し、「0.3」と比較する(S97、図12参照)。CPU121は、算出した拡大率に基づいて、対象ブロック画像29D、及び、対象ブロックと同一グループに属するブロック画像29Cを、第一態様又は第二態様に加工する(S99,S101)。CPU121は、加工されたブロック画像29C及び対象ブロック画像29Dを、動作モードに応じた態様で表示部127に表示する(S103)。
例えば、ブロック画像29C及び対象ブロック画像29Dが第一態様に加工された場合、表示画面21の第一領域211には、ブロック画像29C及び対象ブロック画像29Dが横方向に並んで表示される。また、対象ブロック画像29Dのうち所定操作が行われた部分に虫眼鏡が重ねられる。虫眼鏡内に配置する対象ブロック画像29Dの一部は、あらかじめ定められた所定の拡大率で拡大される。これによって参加者は、対象ブロック画像29Dだけでなく、対象ブロック画像と同一グループに属するブロック画像29Cも認識することができる。同時に参加者は、対象ブロック画像29Dのうち発表者によって所定操作が行われた部分が拡大されるので、この部分を更に良好に認識できる。
一方、ブロック画像29C及び対象ブロック画像29Dが第二態様に加工された場合、表示部21の第一領域211には、拡大率に基づいて拡大されたブロック画像29C及び対象ブロック画像29Dが重ねて表示される。重ねて表示されたブロック画像29C及び対象ブロック画像29Dのうち、所定操作が行われた対象ブロック画像29Dは、ブロック画像29Cよりも手前側に配置する。拡大率は、X軸方向に長いブロック画像29CのX軸方向の長さに基づいて算出されるので、拡大されたブロック画像29C及び対象ブロック画像29Dは、何れも、全体が第一領域211に収まる。このため参加者は、ブロック画像29C及び対象ブロック画像29Dの全体を良好に認識できる。同時に参加者は、発表者によって所定操作が行われた対象ブロック画像29D全体を更に良好に認識できる。
以上のように、第二クライアント装置12は、対象ブロック画像の属するグループに複数のブロック画像が属する場合、複数のブロック画像のうちX軸方向の長さが最も大きいブロック画像のX軸方向の長さを、第一領域211のX軸方向の長さに伸長する場合の拡大率を算出する。これによって第二クライアント装置12は、同一グループに属する複数のブロック画像の夫々を拡大率に基づいて拡大した時、拡大後の複数のブロック画像の全てを、第一領域211に収めることができる。このように第二クライアント装置12は、グループ単位で拡大率を算出することによって、拡大率を適切に決定できる。
1 会議支援システム
11 第一クライアント装置
12 第二クライアント装置
13 サーバ装置
15 ネットワーク
17 入力部
21 表示画面
31 ブロックテーブル
111、121 CPU
117 表示部
127 表示部
211 第一領域
212 第二領域
213 第三領域
617 頁数
618 特定位置情報

Claims (10)

  1. ネットワークに接続した通信装置のコンピュータが実行可能なプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記ネットワークを介して、他の通信装置から、表示部の表示領域の特定の位置を示す特定位置情報を受信する第一受信手段と、
    前記第一受信手段によって受信された前記特定位置情報で示される前記特定の位置に対応するブロック位置情報が記憶部に記憶されているか判断する判断手段と、
    前記判断手段によって、前記特定の位置に対応するブロック位置情報が前記記憶部に記憶されていると判断された場合、前記対応するブロック位置情報で示される位置に配置されるブロック画像である対象ブロック画像を拡大して前記表示部に表示する時の拡大率を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された前記拡大率に基づいて、前記対象ブロック画像を加工する加工手段と、
    前記加工手段によって加工された前記対象ブロック画像を前記表示部に表示する表示制御手段と
    して機能させ、
    前記表示部は、表示画像を1頁分ずつ表示し、
    前記ブロック画像は、1頁分の前記表示画像に含まれる複数の部分の1つであり、
    前記ブロック位置情報は、前記表示画像においてブロック画像が配置される位置を示し、
    前記記憶部は、複数頁分の表示画像の夫々を識別可能な頁情報と、前記複数頁分の表示画像の夫々に含まれる複数のブロック画像の夫々の位置を示す複数のブロック位置情報とを関連付けたブロックテーブルを記憶し、
    前記決定手段は、
    前記対象ブロック画像の第一方向の長さを前記表示領域の前記第一方向の長さに伸長した時の伸長率、又は、前記対象ブロック画像の前記第一方向と直交する第二方向の長さを前記表示領域の前記第二方向の長さに伸長した時の伸長率を、前記拡大率として決定することを特徴とする通信装置のプログラム。
  2. 前記加工手段は、
    前記決定手段によって決定された前記拡大率で前記対象ブロック画像を拡大した時の面積の、前記表示領域の面積に対する比率が所定の第一閾値以上の場合、前記対象ブロック画像全体を前記拡大率で拡大することを特徴とする請求項1に記載の通信装置のプログラム。
  3. 前記加工手段は、
    前記決定手段によって決定された前記拡大率で前記対象ブロック画像を拡大した時の面積の、前記表示領域の面積に対する比率が所定の第一閾値未満の場合、前記対象ブロック画像のうち前記特定位置情報で示される位置の近傍を所定の拡大率で拡大することを特徴とする請求項1に記載の通信装置のプログラム。
  4. 前記プログラムは、さらに、
    前記頁情報を、前記ネットワークを介して前記他の通信装置から受信する第二受信手段として前記コンピュータを機能させ、
    前記表示制御手段は、
    前記第二受信手段によって受信された前記頁情報と、前記表示部に表示中の1頁分の表示画像である表示中画像を識別する頁情報とが一致する場合、前記加工手段によって加工された前記対象ブロック画像を、前記表示中画像の代わりに前記表示部に表示し、
    前記第二受信手段によって受信された前記頁情報と、前記表示中画像を識別する頁情報とが相違する場合、前記加工手段によって加工された前記対象ブロック画像と、前記表示中画像の少なくとも一部とを表示することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の通信装置のプログラム。
  5. 前記プログラムは、さらに、
    前記複数頁分の表示画像の夫々に対応する複数のブロック画像を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された前記複数のブロック画像の夫々の位置を示す複数のブロック位置情報、及び、前記複数のブロック画像が含まれる表示画像の頁情報が関連付けられたブロックテーブルを示すテーブル情報を、前記ネットワークを介して他の通信装置に送信する送信手段と、
    前記テーブル情報を、前記ネットワークを介して他の通信装置から受信する受信する第三受信手段と、
    前記第三受信手段によって受信された前記テーブル情報に基づき、前記ブロックテーブルを前記記憶部に記憶する記憶制御手段と
    して前記コンピュータを機能させることを特徴とする請求項4に記載の通信装置のプログラム。
  6. 前記特定手段は、
    前記複数頁分の表示画像の夫々の前記第一方向と前記第二方向の夫々の画像濃度が所定の第二閾値よりも大きい部分を抽出することによって、前記複数のブロック画像の夫々を特定することを特徴とする請求項5に記載の通信装置のプログラム。
  7. 前記プログラムは、さらに、
    前記特定手段によって特定された前記複数のブロック画像の前記複数のブロック位置情報を1以上のブロック位置情報毎にグループ化するグループ化手段として前記コンピュータを機能させ、
    前記送信手段は、
    前記頁情報、前記複数のブロック位置情報、及びグループを識別するグループ情報を関連付けたブロックテーブルを示すテーブル情報を、前記ネットワークを介して他の通信装置に送信することを特徴とする請求項5又は6に記載の通信装置のプログラム。
  8. 前記グループ化手段は、
    前記複数のブロック画像のうち前記第一方向又は前記第二方向の長さが近似するブロック画像のブロック位置情報を、同一グループにグループ化することを特徴とする請求項7に記載の通信装置のプログラム。
  9. 前記決定手段は、
    前記記憶部に記憶された前記複数のブロック位置情報が、1以上のブロック位置情報毎にグループ化されている場合、前記特定の位置に対応するブロック位置情報と同一グループに属する1以上のブロック位置情報に対応する1以上のブロック画像のうち、前記第一方向の長さが最も長いブロック画像の前記第一方向の長さ、又は、前記第二方向の長さが最も長いブロック画像の前記第二方向の長さに基づいて、前記拡大率を決定し、
    前記加工手段は、前記拡大率に基づいて、前記対象ブロック画像、及び、前記対象ブロック画像を含む同一グループに属する1以上のブロック画像の少なくとも何れかを加工し、
    前記表示制御手段は、加工された対象ブロック画像及び1以上のブロック画像の少なくとも何れかを前記表示部に表示することを特徴とする請求項7又は8に記載の通信装置のプログラム。
  10. ネットワークに接続した通信装置であって、
    前記ネットワークを介して、他の通信装置から、表示部の表示領域の特定の位置を示す特定位置情報を受信する第一受信手段と、
    前記第一受信手段によって受信された前記特定位置情報で示される前記特定の位置に対応するブロック位置情報が記憶部に記憶されているか判断する判断手段と、
    前記判断手段によって、前記特定の位置に対応するブロック位置情報が前記記憶部に記憶されていると判断された場合、前記対応するブロック位置情報で示される位置に配置されるブロック画像である対象ブロック画像を拡大して前記表示部に表示する時の拡大率を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された前記拡大率に基づいて、前記対象ブロック画像を加工する加工手段と、
    前記加工手段によって加工された前記対象ブロック画像を前記表示部に表示する表示制御手段と
    を備え、
    前記表示部は、表示画像を1頁分ずつ表示し、
    前記ブロック画像は、1頁分の前記表示画像に含まれる複数の部分の1つであり、
    前記ブロック位置情報は、前記ブロック画像が配置される位置を示し、
    前記記憶部は、複数頁分の表示画像の夫々を識別可能な頁情報と、前記複数頁分の表示画像の夫々に含まれる複数のブロック画像の夫々の位置を示す複数のブロック位置情報とを関連付けたブロックテーブルを記憶し、
    前記決定手段は、
    前記対象ブロック画像の第一方向の長さを前記表示領域の前記第一方向の長さに伸長した時の伸長率、又は、前記対象ブロック画像の前記第一方向と直交する第二方向の長さを前記表示領域の前記第二方向の長さに伸長した時の伸長率を、前記拡大率として決定することを特徴とする通信装置。
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