JP2015031996A - 携帯型動き検出装置、感情情報集計装置、感情情報取得報知システム、感情情報取得報知方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

携帯型動き検出装置、感情情報集計装置、感情情報取得報知システム、感情情報取得報知方法およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】人が感情を簡便に表現できると共に、複数の人と感情を簡便に共有できることに寄与する。
【解決手段】携帯型動き検出装置2は、検出した動きを表す動きデータと動き定義データに基づいて特定の感情を表す感情情報を取得し、取得された感情情報を感情情報集計装置3へ送信する。感情情報集計装置3は、携帯型動き検出装置2から感情情報を受信し、受信された感情情報を集計し、集計の結果である感情情報集計データを報知装置4へ送信する。報知装置4は、感情情報集計装置3から受信した感情情報集計データを報知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯型動き検出装置、感情情報集計装置、感情情報取得報知システム、感情情報取得報知方法およびコンピュータプログラムに関する。
従来、スポーツやコンサートなどの放送番組の視聴者同士で感情を共有するための技術として、例えば特許文献1に記載の技術が知られている。特許文献1に記載の従来技術では、ワンセグ放送を視聴可能な携帯端末が、ワンセグ放送の番組の表示中にマイクで集音した音声を文字データに変換し、該文字データをサーバへ送信する。そして、サーバは、あるグループに属する携帯端末から受信した文字データを、当該グループに属する他の携帯端末へ配信する。そして、携帯端末が、サーバから受信した文字データを、ワンセグ放送の番組の表示中に該表示画面に併せて表示することにより、他の視聴者とワンセグ放送の内容について簡易的(擬似的)に共感できるようにしている。
また、放送番組中のハイライトシーンを抽出するための技術として、例えば特許文献2に記載の技術が知られている。特許文献2に記載の従来技術では、放送番組に含まれるオーディオ信号のスペクトルパワー値に基づいて歓声特徴量を検出し、該検出された歓声特徴量の閾値判定によって歓声区間を判定している。
また、ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)を利用して同じ番組の視聴者同士で感情を文字で共有したり(例えば非特許文献1参照)、携帯端末のタッチパネルの表示画面に表示されたボタンを押すことにより同じ番組の視聴者同士で感情を共有したり(例えば非特許文献2参照)する技術が知られている。
特開2012−090091号公報 特許第5034516号公報
"坂本龍一無料USTREMライヴ中継とskmtSocialproject"、インターネット<URL:http://www.myspace.com/welcomepolysics/blog/541610508> "ワラテン"、インターネット<URL:http://ren.sp2.fujitv.co.jp/profile/top.php?pjid=waraten_info>
しかし、上述した従来技術では、以下に示すような課題がある。
特許文献1に記載の従来技術では、ある視聴者が発した音声を文字で他の視聴者へ伝えるが、集音側で雑音が多い等の劣悪な環境下では集音した音声の誤認識などによって視聴者の感情の共有を妨げる恐れがある。
特許文献2に記載の従来技術では、例えばコンサートの中継番組に含まれるオーディオ信号のスペクトルパワー値から、コンサートの観客の感情を判定することは難しい。
非特許文献1,2では、視聴者が直接的に文字を入力したり、ボタンを押したりする必要があるので、視聴者が番組に集中できない等の不都合がある。また、非特許文献2では、1つのボタンだけを用いて一つの感情にのみ焦点を当てており、複数の感情を表現するのは難しい。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、人が感情を簡便に表現できると共に、複数の人と感情を簡便に共有できることに寄与することを課題とする。
(1)本発明に係る携帯型動き検出装置は、動きを検出し、該検出した動きを表す動きデータを出力する動き検出部と、特定の感情に対応付けられた動き定義データと前記出力された動きデータとに基づいて、前記特定の感情を表す感情情報を取得する感情情報取得部と、前記取得された感情情報を感情情報集計装置へ送信する無線通信部と、を備えたことを特徴とする。
(2)本発明に係る感情情報集計装置は、携帯型動き検出装置から感情情報を受信する受信部と、前記受信された感情情報を集計する感情情報集計部と、前記集計の結果である感情情報集計データを報知装置へ送信する通信部と、を備えたことを特徴とする。
(3)本発明に係る感情情報取得報知システムは、上記(1)の携帯型動き検出装置と、上記(2)の感情情報集計装置と、前記感情情報集計装置から受信した感情情報集計データを報知する報知装置と、を有することを特徴とする。
(4)本発明に係る携帯型動き検出装置は、動きを検出し、該検出した動きを表す動きデータを出力する動き検出部と、特定の感情に対応付けられた動き定義データと前記出力された動きデータとに基づいて、前記特定の感情を表す感情情報を取得する感情情報取得部と、自己の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、前記取得された感情情報および位置情報を感情情報集計装置へ送信する無線通信部と、を備えたことを特徴とする。
(5)本発明に係る感情情報集計装置は、携帯型動き検出装置から感情情報および位置情報を受信する受信部と、前記受信された位置情報に基づいた位置集計単位ごとに、前記受信された感情情報を集計する感情情報集計部と、前記集計の結果である位置集計単位ごとの感情情報集計データを報知装置へ送信する通信部と、を備えたことを特徴とする。
(6)本発明に係る感情情報取得報知システムは、上記(4)の携帯型動き検出装置と、上記(5)の感情情報集計装置と、前記感情情報集計装置から受信した位置集計単位ごとの感情情報集計データを報知する報知装置と、を有することを特徴とする。
(7)本発明に係る携帯型動き検出装置は、動きを検出し、該検出した動きを表す動きデータを出力する動き検出部と、特定の感情に対応付けられた動き定義データと前記出力された動きデータとに基づいて、前記特定の感情を表す感情情報を取得する感情情報取得部と、ユーザプロファイル情報を取得するユーザプロファイル情報取得部と、前記取得された感情情報およびユーザプロファイル情報を感情情報集計装置へ送信する無線通信部と、を備えたことを特徴とする。
(8)本発明に係る感情情報集計装置は、携帯型動き検出装置から感情情報およびユーザプロファイル情報を受信する受信部と、前記受信されたユーザプロファイル情報に基づいたユーザ属性集計単位ごとに、前記受信された感情情報を集計する感情情報集計部と、前記集計の結果であるユーザ属性集計単位ごとの感情情報集計データを報知装置へ送信する通信部と、を備えたことを特徴とする。
(9)本発明に係る感情情報取得報知システムは、上記(7)の携帯型動き検出装置と、上記(8)の感情情報集計装置と、前記感情情報集計装置から受信したユーザ属性集計単位ごとの感情情報集計データを報知する報知装置と、を有することを特徴とする。
(10)本発明に係る携帯型動き検出装置は、動きを検出し、該検出した動きを表す動きデータを出力する動き検出部と、特定の感情に対応付けられた動き定義データと前記出力された動きデータとに基づいて、前記特定の感情を表す感情情報を取得する感情情報取得処理を実行する情報処理部と、前記取得された感情情報を感情情報集計装置へ送信する無線通信部と、を備えたことを特徴とする。
(11)本発明に係る感情情報集計装置は、携帯型動き検出装置から感情情報を受信する受信部と、前記受信された感情情報を集計する感情情報集計部と、前記集計の結果である感情情報集計データを報知装置へ送信する通信部と、を備え、前記感情情報集計データは、感情情報取得処理が実行されている前記携帯型動き検出装置の総数に対する、特定の感情の感情情報を送信した前記携帯型動き検出装置の数の割合を示す、ことを特徴とする。
(12)本発明に係る感情情報取得報知システムは、上記(10)の携帯型動き検出装置と、上記(11)の感情情報集計装置と、前記感情情報集計装置から受信した感情情報集計データを報知する報知装置と、を有することを特徴とする。
(13)本発明に係る感情情報集計装置は、上記(2)、(5)、(8)または(11)のいずれか一つの感情情報集計装置において、前記感情情報集計データに基づいて、特定の感情情報の集計値が所定の条件である時刻を記録することを特徴とする。
(14)本発明に係る感情情報取得報知方法は、携帯型動き検出装置と感情情報集計装置と報知装置を有する感情情報取得報知システムの感情情報取得報知方法であり、前記携帯型動き検出装置が、動きを検出し、該検出した動きを表す動きデータを出力する動き検出ステップと、特定の感情に対応付けられた動き定義データと前記出力された動きデータとに基づいて、前記特定の感情を表す感情情報を取得する感情情報取得ステップと、前記取得された感情情報を前記感情情報集計装置へ送信する送信ステップと、前記感情情報集計装置が、前記携帯型動き検出装置から感情情報を受信する受信ステップと、前記受信された感情情報を集計する感情情報集計ステップと、前記集計の結果である感情情報集計データを前記報知装置へ送信する送信ステップと、前記報知装置が、前記感情情報集計装置から受信した感情情報集計データを報知する報知ステップと、を含むことを特徴とする。
(15)本発明に係るコンピュータプログラムは、動きを検出し、該検出した動きを表す動きデータを出力する動き検出部を備えた携帯型動き検出装置のコンピュータに、特定の感情に対応付けられた動き定義データと前記出力された動きデータとに基づいて、前記特定の感情を表す感情情報を取得する感情情報取得ステップと、前記取得された感情情報を感情情報集計装置へ送信する送信ステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムであることを特徴とする。
(16)本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、携帯型動き検出装置から感情情報を受信する受信ステップと、前記受信された感情情報を集計する感情情報集計ステップと、前記集計の結果である感情情報集計データを報知装置へ送信する送信ステップと、を実行させるためのコンピュータプログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、人が感情を簡便に表現できると共に、複数の人と感情を簡便に共有できることに寄与するという効果が得られる。
本発明の一実施形態に係る感情情報取得報知システム1の構成を示すブロック図である。 図1に示す携帯型動き検出装置2の構成を示すブロック図である。 図1に示す感情情報集計装置3の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る感情情報取得報知方法の手順を示すシーケンスチャートである。 本発明の実施例1に係る感情情報取得報知システム1の構成図である。 図5に示す携帯端末50の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る感情情報取得報知方法の手順を示すシーケンスチャートである。 本発明の実施例1に係る動き定義データの例の説明図である。 本発明の実施例1に係る動き定義データの例の説明図である。 本発明の実施例1に係る動き定義データの例の説明図である。 本発明の実施例1に係る感情情報集計データを説明するための表示画面例の構成図である。 本発明の実施例2に係る感情情報取得報知システム1の構成図である。 本発明の実施例2に係る携帯端末50の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2に係る感情情報取得報知方法の手順を示すシーケンスチャートである。 本発明の実施例2に係る感情情報集計データを説明するための表示画面例の構成図である。 本発明の実施例3に係る携帯端末50の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3に係る感情情報取得報知方法の手順を示すシーケンスチャートである。 本発明の実施例3に係る感情情報集計データを説明するための表示画面例の構成図である。 本発明の実施例4に係る感情情報集計データの応用例を説明するためのヒストグラムである。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る感情情報取得報知システム1の構成を示すブロック図である。図1において、感情情報取得報知システム1は、携帯型動き検出装置2と感情情報集計装置3と報知装置4を備える。携帯型動き検出装置2と感情情報集計装置3は無線通信回線100を介してデータを送受する。無線通信回線100として、例えば、携帯電話網や無線LANなどを利用できる。感情情報集計装置3は通信回線101を介してデータを報知装置4へ送信する。通信回線101は、有線通信回線であってもよく、又は無線通信回線であってもよい。
図2は、図1に示す携帯型動き検出装置2の構成を示すブロック図である。図2において、携帯型動き検出装置2は、動き検出部21と感情情報取得部22と無線通信部23と記憶部24を備える。各部21、22、23、24はデータを送受可能に接続されている。
動き検出部21は、動きを検出し、該検出した動きを表す動きデータを出力する。感情情報取得部22は、動き検出部21から出力された動きデータと、動き定義データとに基づいて、特定の感情を表す感情情報を取得する処理(感情情報取得処理)を行う。動き定義データは、特定の感情に対応付けられた動きを定義するデータである。
無線通信部23は、感情情報取得部22によって取得された感情情報を感情情報集計装置3へ送信する。記憶部24は、動き定義データ等の各種のデータを記憶する。
図3は、図1に示す感情情報集計装置3の構成を示すブロック図である。図3において、感情情報集計装置3は、感情情報集計部31と通信部32と記憶部33を備える。各部31、32、33はデータを送受可能に接続されている。
通信部32は、携帯型動き検出装置2から感情情報を受信する。感情情報集計部31は、通信部32により携帯型動き検出装置2から受信された感情情報を集計する。通信部32は、感情情報集計部31による集計の結果である感情情報集計データを報知装置4へ送信する。
次に、図4を参照して、図1に示す感情情報取得報知システム1の動作を説明する。図4は、本実施形態に係る感情情報取得報知方法の手順を示すシーケンスチャートである。
携帯型動き検出装置2を持っている人(以下、ユーザと称する)は、特定のコンテンツ(例えば、スポーツやコンサート)を実際の会場やテレビ放送などで視聴している。ユーザに対して、予め、動き定義データの内容が提示される。この提示では、ユーザが特定の感情を表現するために携帯型動き検出装置2をどのように動かしたらよいのかが示される。例えば、「良い!」という感情を表現したい場合には、携帯型動き検出装置2を垂直方向に上下に動かすこと、が示される。これにより、ユーザは、コンテンツを視聴しながら、「良い!」と感じた時に、携帯型動き検出装置2を垂直方向に上下に動かせばよいと認識する。
(ステップS1)感情情報集計装置3は、動き定義データを携帯型動き検出装置2へ送信する。携帯型動き検出装置2は、感情情報集計装置3から受信した動き定義データを記憶部24に格納する。なお、携帯型動き検出装置2に予め動き定義データを保持しておいてもよい。
(ステップS2)携帯型動き検出装置2において、動き検出部21は、動きを検出し、該検出した動きを表す動きデータを出力する。感情情報取得部22は、その動きデータと、記憶部24に格納されている動き定義データとに基づいて、特定の感情を表す感情情報を取得する。無線通信部23は、その取得された感情情報を感情情報集計装置3へ送信する。
(ステップS3)感情情報集計装置3において、通信部32は、各ユーザの携帯型動き検出装置2から感情情報を受信する。感情情報集計部31は、その受信された感情情報を集計する。通信部32は、その集計の結果である感情情報集計データを報知装置4へ送信する。報知装置4は、感情情報集計装置3から受信した感情情報集計データを報知する。報知装置4は、コンサート会場など、ユーザが居る場所に設けられる。その報知方法として、例えば、表示画面に感情情報集計データを表示することが挙げられる。又は、感情情報集計データに応じた報知音をスピーカから出力することが挙げられる。
本実施形態によれば、各ユーザの携帯型動き検出装置2が各ユーザの感情を表す感情情報を取得し、該取得した感情情報を感情情報集計装置3へ送信する。感情情報集計装置3は、各ユーザの携帯型動き検出装置2から受信した感情情報を集計し、該集計の結果である感情情報集計データを報知装置4へ送信する。報知装置4は、感情情報集計装置3から受信した感情情報集計データをユーザに報知する。これにより、ユーザは、特定の感情を表現するために携帯型動き検出装置2を動かすだけでよいので、簡便に感情を表現できるという効果が得られる。また、例えばコンサート会場で同じコンテンツを視聴しているユーザ同士が感情を共有できるという効果が得られる。また、コンサートやスポーツなどのコンテンツの出演者や主催者も、視聴者による感情表現の状態をリアルタイムに確認できるので、視聴者とのさらなる一体感を醸し出す演出ができるという効果が得られる。
以下、本実施形態に係る実施例を説明する。
実施例1では、携帯型動き検出装置2として、携帯電話網の加入者端末などの携帯端末を利用する。又、報知装置4として、液晶表示装置などの表示装置を利用する。図5は本発明の実施例1に係る感情情報取得報知システム1の構成図である。図5において、携帯端末50と感情情報集計装置3は無線通信回線100を介してデータを送受する。感情情報集計装置3は通信回線101を介してデータを表示装置40へ送信する。感情情報集計装置3は、図3の構成と同じである。
図6は、図5に示す携帯端末50の構成を示すブロック図である。図6において、携帯端末50は、加速度センサ51と情報処理部52と無線通信部23と記憶部24と操作部53と表示部54を有する。これら各部はデータを送受可能に接続されている。
加速度センサ51は動き検出部21として機能する。加速度センサ51は、携帯端末50が持つ3軸加速度センサ等で重力及び動きを計測することにより携帯端末50の傾き(上下左右前後の方向)及びその速度を検知することができ、携帯端末50がどちらの方向に振られたかという行為とその回数を計測する。情報処理部52は、メモリ及びCPU(中央演算処理装置)により構成される。情報処理部52は、感情情報取得部22の機能を実現するためのコンピュータプログラム(以下、感情情報取得アプリケーションと称する)をCPUが実行することにより、感情情報取得部22の機能を実現する。
無線通信部23は、携帯電話網や無線LANなどの無線基地局と通信接続し、該無線基地局を介して感情情報集計装置3とデータを送受する。記憶部24は、動き定義データ等の各種のデータを記憶する。操作部53は、入力デバイスを有し、ユーザの操作に応じたデータ入力を行う。表示部54は、表示デバイスを有し、表示画面にデータ表示を行う。なお、操作部53および表示部54として、タッチパネルを備えてもよい。タッチパネルは、データを表示する表示画面を有し、該表示画面に対する接触によってデータ入力が可能である。
次に、図7を参照して、図5に示す実施例1に係る感情情報取得報知システム1の動作を説明する。図7は、本発明の実施例1に係る感情情報取得報知方法の手順を示すシーケンスチャートである。
ユーザは、携帯端末50を所持し、特定のコンテンツ(例えば、スポーツやコンサート)を実際の会場やテレビ放送などで視聴している。
(ステップS11)ユーザは、携帯端末50を使用して、感情情報集計装置3にアクセスし、感情情報取得アプリケーションをダウンロードする操作を行う。これにより、携帯端末50は、感情情報集計装置3に対して、感情情報取得アプリケーションのダウンロード要求を送信する。
(ステップS12)感情情報集計装置3は、携帯端末50から感情情報取得アプリケーションのダウンロード要求を受信すると、感情情報取得アプリケーションを携帯端末50へ送信する。感情情報取得アプリケーションは、感情情報集計装置3の記憶部33に予め格納されている。
(ステップS13)携帯端末50は、感情情報集計装置3から感情情報取得アプリケーションを受信すると、受信した感情情報取得アプリケーションのインストールを行う。これにより、感情情報取得アプリケーションは、携帯端末50の情報処理部52にインストールされる。そして、ユーザが感情情報取得アプリケーションの実行を指示すると、携帯端末50の情報処理部52は感情情報取得アプリケーションを実行する。情報処理部52は、感情情報取得アプリケーションを実行することにより、感情情報取得処理を行う。この感情情報取得処理では、加速度センサ51からの出力信号と、動き定義データとに基づいて、特定の感情を表す感情情報を取得する。これにより、携帯端末50において、感情情報取得部22の機能が実現される。感情情報取得アプリケーションは、動き定義データを有する。
なお、ユーザに対して、予め、動き定義データの内容が提示されるが、この提示方法として、感情情報取得アプリケーションに具備される使用説明書に動き定義データの内容を記載しておく方法、特定のコンテンツ(例えば、スポーツやコンサート)の提供者(例えば、出演者や主催者)が事前に視聴者へ周知する方法、などが挙げられる。
(ステップS14)携帯端末50において、感情情報取得部22は、加速度センサ51からの出力信号と、動き定義データとに基づいて、特定の感情を表す感情情報を取得する。例えば、ユーザによる携帯端末50の振り方とその回数を検出する。そして、検出された振り方に対応する特定の感情を動き定義データに基づいて判定する。そして、判定された特定の感情を示す感情識別情報と、検出された回数(特定の感情の発生回数)とを感情情報とする。
(ステップS15)携帯端末50において、無線通信部23は、感情情報取得部22によって取得された感情情報を感情情報集計装置3へ送信する。この送信タイミングは、感情情報の取得時であってもよく、又は、定期的であってもよい。
(ステップS16)感情情報集計装置3において、感情情報集計部31は、通信部32により各ユーザの携帯端末50から感情情報を受信すると、その受信された感情情報を集計する。例えば、特定の感情ごとに、一定期間の発生回数を集計する。
(ステップS17)感情情報集計装置3において、通信部32は、感情情報集計部31による集計の結果である感情情報集計データを表示装置40へ送信する。
(ステップS18)表示装置40は、感情情報集計装置3から受信した感情情報集計データを表示画面に表示する。
図8、図9および図10は、本発明の実施例1に係る動き定義データの例の説明図である。図8(1)の動き定義データでは、「良い!」という感情を表現したい場合には、携帯端末50を垂直方向に上下に動かす(振る)こと、が示される。図(2)の動き定義データでは、「とても良い!」という感情を表現したい場合には、携帯端末50を水平方向に左右に動かす(振る)こと、が示される。
図9(1)の動き定義データでは、「最高!」という感情を表現したい場合には、携帯端末50を垂直方向の上方に突き出すこと、が示される。図9(2)の動き定義データでは、「最低!」という感情を表現したい場合には、携帯端末50を垂直方向の下方に突き出すこと、が示される。図10の動き定義データでは、「もっともっと!」という感情を表現したい場合には、携帯端末50を円周に動かす(グルグルと回す)こと、が示される。
携帯端末50が垂直方向の上に動いたのか又は下に動いたのか、水平方向の右に動いたのか又は左に動いたのか、円周に動いたのか、及びその動いた回数は、加速度センサ51からの出力信号によって検知、計測できる。
なお、図8、図9および図10に示した動き定義データは一例であって、これに限定されない。動き定義データは、特定の感情に対応付けられた動きを定義するデータであればよく、任意の感情と任意の動きとの対応付けが可能である。例えば、3軸の加速度センサ51によって携帯端末50の振り方の加速度の大小を測定し、この測定結果である加速度の大小を特定の感情の強弱に対応付けることが挙げられる。
図11は、本発明の実施例1に係る感情情報集計データを説明するための表示画面例の構成図である。図11には、表示装置40の表示画面200が示されている。表示画面200には、感情情報集計データを表示する領域210が設けられる。また、この例では、集計対象である感情情報が取得された場所(言い換えると、集計対象のユーザが居た場所)を特定する情報「会場A」を表示する領域220が表示画面200に設けられている。
図11の例では、感情情報集計データは、集計総数に対する集計値の割合を示す。領域210には、その感情情報集計データに基づいて、集計値の割合が棒グラフで表示される。集計総数として、例えば、感情情報取得アプリケーション(感情情報取得処理)が実行されている携帯端末50の総数を利用することが挙げられる。感情情報集計データとして、例えば、感情情報取得処理が実行されている携帯端末50の総数に対する、特定の感情の感情情報を送信した携帯端末50の数の割合を示すものが挙げられる。これにより、感情情報取得アプリケーションを実行している携帯端末50のユーザのうち、どのくらいのユーザが例えば「良い!」という感情を持ったのかが報知される。
なお、図11で説明した感情情報集計データは一例であって、これに限定されない。例えば、携帯端末50から送信される感情情報として、特定の感情を示す感情識別情報と、当該特定の感情の発生回数とを用いる。そして、一定期間における特定の感情の発生回数を利用した感情情報集計データとして、例えば、一定期間ごとの特定の感情の発生総回数や発生頻度、各種の統計値などが挙げられる。
また、図11の例では、表示画面200に棒グラフで感情情報集計データを表示しているが、感情情報集計データの表示方法は任意に変更可能である。例えば、数値(例えば百分率)で感情情報集計データを表示してもよい。また、コンピュータグラフィックを用い、アニメーションのキャラクターの動作の大小や激しさの大小等で感情情報集計データを表すようにしてもよい。
実施例2では、ユーザの位置に基づいた位置集計単位ごとに感情情報を集計する。図12は本発明の実施例2に係る感情情報取得報知システム1の構成図である。図12において、ユーザは、特定のコンテンツを視聴できる場所に居る。この場所として、例えば、スポーツやコンサートが実際に行われている会場や、テレビ中継されている会場(例えば、パブリックビューイング会場)、テレビ放送を視聴できる場所(例えば、ユーザの宅内)などが挙げられる。図12には、会場A,Bとユーザの宅内が例示されている。
各ユーザの携帯端末50と感情情報集計装置3は無線通信回線100を介してデータを送受する。感情情報集計装置3は通信回線101を介してデータを、会場A,Bおよびユーザ宅の各表示装置40へ送信する。感情情報集計装置3は、図3の構成と同じである。
図13は、本発明の実施例2に係る携帯端末50の構成を示すブロック図である。図13において、携帯端末50は、図6の構成に対してさらに位置情報取得部55を備える。位置情報取得部55は、自己の位置を示す位置情報を取得する。位置情報取得部55として、GPS(Global Positioning System)が利用可能である。又は、位置情報取得部55として、携帯電話網や無線LANなどの無線基地局から位置情報を取得する機能を備えてもよい。
次に、図14を参照して、図12に示す実施例2に係る感情情報取得報知システム1の動作を説明する。図14は、本発明の実施例2に係る感情情報取得報知方法の手順を示すシーケンスチャートである。
各ユーザは、携帯端末50を所持し、特定のコンテンツ(例えば、スポーツやコンサート)を会場A,Bまたは宅内で視聴している。
図14のステップS21からステップS23までは、図7のステップS11からステップS13までと同じである。ユーザは、携帯端末50を使用して、感情情報集計装置3にアクセスし、感情情報取得アプリケーションをダウンロードする操作を行う。これにより、携帯端末50は、感情情報集計装置3に対して、感情情報取得アプリケーションのダウンロード要求を送信する。感情情報集計装置3は、携帯端末50から感情情報取得アプリケーションのダウンロード要求を受信すると、感情情報取得アプリケーションを携帯端末50へ送信する。携帯端末50は、感情情報集計装置3から感情情報取得アプリケーションを受信すると、受信した感情情報取得アプリケーションのインストールを行う。そして、ユーザが感情情報取得アプリケーションの実行を指示すると、携帯端末50の情報処理部52は感情情報取得アプリケーションを実行し、携帯端末50において感情情報取得部22の機能が実現される。
また、ユーザは、感情情報取得アプリケーションに具備される使用説明書に記載される動き定義データの内容を見たり、又は、特定のコンテンツ(例えば、スポーツやコンサート)の提供者(例えば、出演者や主催者)による事前の周知を受けたりすることにより、動き定義データの内容を把握する。
(ステップS24)携帯端末50において、感情情報取得部22は、加速度センサ51からの出力信号と、動き定義データとに基づいて、特定の感情を表す感情情報を取得する。また、位置情報取得部55は、自己の位置を示す位置情報を取得する。
(ステップS25)携帯端末50において、無線通信部23は、感情情報取得部22によって取得された感情情報と位置情報取得部55によって取得された位置情報とを感情情報集計装置3へ送信する。この送信タイミングは、感情情報の取得時であってもよく、又は、定期的であってもよい。
(ステップS26)感情情報集計装置3において、感情情報集計部31は、通信部32により各ユーザの携帯端末50から感情情報および位置情報を受信する。そして、感情情報集計部31は、該受信された位置情報に基づいた位置集計単位ごとに、該受信された感情情報を集計する。位置集計単位は、事前に定義される。
図12の例では、位置集計単位は、会場Aと会場Bとユーザ宅の3種類である。位置集計単位「会場A」、「会場B」は、例えば、会場A、会場Bの位置を含む所定範囲として定義される。位置集計単位「ユーザ宅」は、位置集計単位「会場A」、「会場B」以外の範囲として定義される。この場合、会場A、会場Bに居ないユーザは、ユーザ宅に居るユーザ群として扱われる。
(ステップS27)感情情報集計装置3において、通信部32は、感情情報集計部31による集計の結果である位置集計単位ごとの感情情報集計データを、会場A,Bおよびユーザ宅の各表示装置40へ送信する。
(ステップS28)会場A,Bおよびユーザ宅の各表示装置40は、感情情報集計装置3から受信した位置集計単位ごとの感情情報集計データを表示画面に表示する。
図15は、本発明の実施例2に係る感情情報集計データを説明するための表示画面例の構成図である。図15には、表示装置40の表示画面200が示されている。表示画面200には、位置集計単位ごとの感情情報集計データを表示する領域210が設けられる。また、この例では、位置集計単位を特定する情報、例えば「会場A」、「会場B」を表示する領域220が表示画面200に設けられている。
図15の表示画面200には、同時に2つの位置集計単位の感情情報集計データを表示できるように、領域210,220が2つずつ設けられている。これら2つの領域210,220を使用して、3つの位置集計単位「会場A」,「会場B」,「ユーザ宅」の感情情報集計データが、順次、交代で表示される。
図15の例示では、一方の領域210には位置集計単位「会場A」の感情情報集計データが表示されると共に領域220には「会場A」が表示されている。そして、もう一方の領域210には位置集計単位「会場B」の感情情報集計データが表示されると共に領域220には「会場B」が表示されている。感情情報集計データは、実施例1と同様である。
本実施例2によれば、同じコンテンツを視聴しているユーザの視聴場所ごとに感情情報の集計を行い、視聴場所ごとの感情情報の集計結果を各視聴場所のユーザに報知できる。これにより、同じコンテンツを異なる場所で視聴しているユーザ同士で、互いの感情を共有できるという効果が得られる。また、異なる場所のユーザ間で盛り上がりを競い合うなどの楽しみが得られる。また、宅内でコンテンツを視聴しているユーザであっても、会場A,Bに居るユーザと同様に感情を表現できるので、他のユーザとのワクワク感等の感情を共有できるという効果が得られる。
実施例3では、ユーザプロファイル情報に基づいたユーザ属性集計単位ごとに感情情報を集計する。感情情報取得報知システム1は、図5の構成と同じである。感情情報集計装置3は、図3の構成と同じである。
図16は、本発明の実施例3に係る携帯端末50の構成を示すブロック図である。図16において、携帯端末50は、図6の構成に対してさらにユーザプロファイル情報取得部56を備える。ユーザプロファイル情報取得部56は、ユーザのプロファイルを示すユーザプロファイル情報を取得する。例えば、ユーザプロファイル情報は予め記憶部24に格納されており、ユーザプロファイル情報取得部56は記憶部24からユーザプロファイル情報を取得する。又は、ユーザプロファイル情報取得部56は、ユーザに対してユーザプロファイル情報を入力するように要求し、ユーザによる入力によってユーザプロファイル情報を取得する。
次に、図17を参照して、実施例3に係る感情情報取得報知システム1の動作を説明する。図17は、本発明の実施例3に係る感情情報取得報知方法の手順を示すシーケンスチャートである。
ユーザは、携帯端末50を所持し、特定のコンテンツ(例えば、スポーツやコンサート)を実際の会場やテレビ放送などで視聴している。
図17のステップS31からステップS33までは、図7のステップS11からステップS13までと同じである。ユーザは、携帯端末50を使用して、感情情報集計装置3にアクセスし、感情情報取得アプリケーションをダウンロードする操作を行う。これにより、携帯端末50は、感情情報集計装置3に対して、感情情報取得アプリケーションのダウンロード要求を送信する。感情情報集計装置3は、携帯端末50から感情情報取得アプリケーションのダウンロード要求を受信すると、感情情報取得アプリケーションを携帯端末50へ送信する。携帯端末50は、感情情報集計装置3から感情情報取得アプリケーションを受信すると、受信した感情情報取得アプリケーションのインストールを行う。そして、ユーザが感情情報取得アプリケーションの実行を指示すると、携帯端末50の情報処理部52は感情情報取得アプリケーションを実行し、携帯端末50において感情情報取得部22の機能が実現される。
また、ユーザは、感情情報取得アプリケーションに具備される使用説明書に記載される動き定義データの内容を見たり、又は、特定のコンテンツ(例えば、スポーツやコンサート)の提供者(例えば、出演者や主催者)による事前の周知を受けたりすることにより、動き定義データの内容を把握する。
(ステップS34)携帯端末50において、感情情報取得部22は、加速度センサ51からの出力信号と、動き定義データとに基づいて、特定の感情を表す感情情報を取得する。また、ユーザプロファイル情報取得部56は、ユーザプロファイル情報を取得する。
(ステップS35)携帯端末50において、無線通信部23は、感情情報取得部22によって取得された感情情報とユーザプロファイル情報取得部56によって取得されたユーザプロファイル情報とを感情情報集計装置3へ送信する。この送信タイミングは、感情情報の取得時であってもよく、又は、定期的であってもよい。
(ステップS36)感情情報集計装置3において、感情情報集計部31は、通信部32により各ユーザの携帯端末50から感情情報およびユーザプロファイル情報を受信する。そして、感情情報集計部31は、該受信されたユーザプロファイル情報に基づいたユーザ属性集計単位ごとに、該受信された感情情報を集計する。ユーザ属性集計単位は、事前に定義される。ユーザ属性集計単位として、例えば、性別、年齢別、居住区域別などが挙げられる。
(ステップS37)感情情報集計装置3において、通信部32は、感情情報集計部31による集計の結果であるユーザ属性集計単位ごとの感情情報集計データを表示装置40へ送信する。
(ステップS38)表示装置40は、感情情報集計装置3から受信したユーザ属性集計単位ごとの感情情報集計データを表示画面に表示する。
図18は、本発明の実施例3に係る感情情報集計データを説明するための表示画面例の構成図である。図18には、表示装置40の表示画面200が示されている。表示画面200には、ユーザ属性集計単位ごとの感情情報集計データを表示する領域210が設けられる。また、この例では、ユーザ属性集計単位を特定する情報、例えば性別の「男性」,「女性」を表示する領域230が表示画面200に設けられている。
図18の表示画面200には、同時に2つのユーザ属性集計単位の感情情報集計データを表示できるように、領域210,230が2つずつ設けられている。これら2つの領域210,230を使用して、2つのユーザ属性集計単位「男性」,「女性」の感情情報集計データが同時に表示される。感情情報集計データは、実施例1と同様である。
本実施例3によれば、同じコンテンツを視聴しているユーザの属性ごとに感情情報の集計を行い、ユーザ属性ごとの感情情報の集計結果を各ユーザに報知できる。これにより、例えば、男性視聴者の盛り上がりの状況と、女性視聴者の盛り上がりの状況とを比較表示することが可能となる。
なお、感情情報集計装置3が、各ユーザのユーザプロファイル情報を保持し、該ユーザプロファイル情報に基づいてユーザ属性集計単位ごとに感情情報を集計するようにしてもよい。この場合、ユーザプロファイル情報の取得方法として、携帯端末50が感情情報と共に端末識別情報を感情情報集計装置3に送信し、感情情報集計装置3は該端末識別情報に関連付けて記憶されているユーザプロファイル情報を取得することが挙げられる。
また、本実施例3と実施例2を組み合わせてもよい。これにより、位置集計単位ごと、且つ、ユーザ属性集計単位ごとに、感情情報集計データを生成し、ユーザに報知することができる。
実施例4は、感情情報集計データの応用例である。感情情報集計装置3は、感情情報集計データに基づいて、特定の感情情報の集計値が所定の条件である時刻を記録する。図19は、本発明の実施例4に係る感情情報集計データの応用例を説明するためのヒストグラムである。図19において、横軸は時間の経過を示す。縦軸は、ある楽曲が演奏されている最中における一定期間ごとの感情情報の集計値を示す。
図19の例では、時刻tの集計値300が最大値である。感情情報集計装置3が集計値300の時刻tを記録することにより、当該楽曲における特定の感情のピーク時刻を把握できる。そして、例えば、楽曲ごとに、「最高!」という感情のピーク時刻を把握し、ユーザに報知することが挙げられる。これにより、ユーザは、各楽曲における盛り上がりのピークを知ることができる。
また、例えばコンサートで演奏される複数の楽曲の中での特定の感情のピーク時刻を記録するようにしてもよい。そして、例えば、「最高!」という感情のピーク時刻を把握し、ユーザに報知することが挙げられる。これにより、ユーザは、コンサートの中で最も盛り上がった楽曲を知ることができる。また、コンサートの模様を録画した録画データに該ピーク時刻を記録しておくことによって、該録画データの再生時に、視聴者は最も盛り上がった楽曲を知ることができる。
また、特定の感情の集計値の大きさのレベルごとに、その時刻を記録するようにしてもよい。これにより、例えば楽曲ごとやコンサート中において、特定の感情の集計値の大きさのレベルを時間の流れに沿って把握することができる。例えば、コンサートの模様を録画した録画データに対してチャプターごとに該レベルを示す識別子を記録しておくことによって、該録画データの再生時に、視聴者は該レベルに応じたハイライトシーンだけを視聴したりすることが可能となる。また、視聴者は、該録画データを視聴しながら、動き定義データに基づいて携帯端末50を振ることによって、コンサート当時の感情の共有を疑似体験することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、感情情報集計データを報知する方法として、感情情報集計装置3からユーザの携帯端末50へ感情情報集計データを送信し、携帯端末50が感情情報集計データを報知することが挙げられる。携帯端末50による感情情報集計データの報知方法として、表示、振動発生、音声出力、発光などが挙げられる。例えば、振動の強弱によって特定の感情の発生の割合を報知することが挙げられる。又は、ユーザが視聴している放送番組の音声の出力の強弱によって特定の感情の発生の割合を報知することが挙げられる。又は、ランプの発光強度の強弱によって特定の感情の発生の割合を報知することが挙げられる。又は、感情情報取得アプリケーションのホーム画面をチカチカと点滅させる速度の大小によって特定の感情の発生の割合を報知することが挙げられる。
また、携帯型動き検出装置2は、携帯端末を利用したものであってもよく、又は、他の装置に具備されるものであってもよく、又は、独立した装置であってもよい。例えば、携帯型動き検出装置2を独立した装置として構成し、リストバンド等でユーザの腕に装着できるようにすることが挙げられる。又は、コンサート等で用いられるスティック型の発光体やペンライトに、携帯型動き検出装置2を具備することが挙げられる。
また、本発明は、スポーツやコンサート、映画などの鑑賞、クイズ番組等のテレビ番組への視聴者の参加、討論会等における意見の収集など、様々なコンテンツを対象にすることができる。
また、上述した携帯型動き検出装置2、携帯端末50または感情情報集計装置3を実現するためのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
1…感情情報取得報知システム、2…携帯型動き検出装置、3…感情情報集計装置、4…報知装置、21…動き検出部、22…感情情報取得部、23…無線通信部、24…記憶部、31…感情情報集計部、32…通信部、33…記憶部、50…携帯端末、51…加速度センサ、52…情報処理部、53…操作部、54…表示部、55…位置情報取得部、56…ユーザプロファイル情報取得部

Claims (16)

  1. 動きを検出し、該検出した動きを表す動きデータを出力する動き検出部と、
    特定の感情に対応付けられた動き定義データと前記出力された動きデータとに基づいて、前記特定の感情を表す感情情報を取得する感情情報取得部と、
    前記取得された感情情報を感情情報集計装置へ送信する無線通信部と、
    を備えたことを特徴とする携帯型動き検出装置。
  2. 携帯型動き検出装置から感情情報を受信する受信部と、
    前記受信された感情情報を集計する感情情報集計部と、
    前記集計の結果である感情情報集計データを報知装置へ送信する通信部と、
    を備えたことを特徴とする感情情報集計装置。
  3. 請求項1に記載の携帯型動き検出装置と、
    請求項2に記載の感情情報集計装置と、
    前記感情情報集計装置から受信した感情情報集計データを報知する報知装置と、
    を有する感情情報取得報知システム。
  4. 動きを検出し、該検出した動きを表す動きデータを出力する動き検出部と、
    特定の感情に対応付けられた動き定義データと前記出力された動きデータとに基づいて、前記特定の感情を表す感情情報を取得する感情情報取得部と、
    自己の位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記取得された感情情報および位置情報を感情情報集計装置へ送信する無線通信部と、
    を備えたことを特徴とする携帯型動き検出装置。
  5. 携帯型動き検出装置から感情情報および位置情報を受信する受信部と、
    前記受信された位置情報に基づいた位置集計単位ごとに、前記受信された感情情報を集計する感情情報集計部と、
    前記集計の結果である位置集計単位ごとの感情情報集計データを報知装置へ送信する通信部と、
    を備えたことを特徴とする感情情報集計装置。
  6. 請求項4に記載の携帯型動き検出装置と、
    請求項5に記載の感情情報集計装置と、
    前記感情情報集計装置から受信した位置集計単位ごとの感情情報集計データを報知する報知装置と、
    を有する感情情報取得報知システム。
  7. 動きを検出し、該検出した動きを表す動きデータを出力する動き検出部と、
    特定の感情に対応付けられた動き定義データと前記出力された動きデータとに基づいて、前記特定の感情を表す感情情報を取得する感情情報取得部と、
    ユーザプロファイル情報を取得するユーザプロファイル情報取得部と、
    前記取得された感情情報およびユーザプロファイル情報を感情情報集計装置へ送信する無線通信部と、
    を備えたことを特徴とする携帯型動き検出装置。
  8. 携帯型動き検出装置から感情情報およびユーザプロファイル情報を受信する受信部と、
    前記受信されたユーザプロファイル情報に基づいたユーザ属性集計単位ごとに、前記受信された感情情報を集計する感情情報集計部と、
    前記集計の結果であるユーザ属性集計単位ごとの感情情報集計データを報知装置へ送信する通信部と、
    を備えたことを特徴とする感情情報集計装置。
  9. 請求項7に記載の携帯型動き検出装置と、
    請求項8に記載の感情情報集計装置と、
    前記感情情報集計装置から受信したユーザ属性集計単位ごとの感情情報集計データを報知する報知装置と、
    を有する感情情報取得報知システム。
  10. 動きを検出し、該検出した動きを表す動きデータを出力する動き検出部と、
    特定の感情に対応付けられた動き定義データと前記出力された動きデータとに基づいて、前記特定の感情を表す感情情報を取得する感情情報取得処理を実行する情報処理部と、
    前記取得された感情情報を感情情報集計装置へ送信する無線通信部と、
    を備えたことを特徴とする携帯型動き検出装置。
  11. 携帯型動き検出装置から感情情報を受信する受信部と、
    前記受信された感情情報を集計する感情情報集計部と、
    前記集計の結果である感情情報集計データを報知装置へ送信する通信部と、を備え、
    前記感情情報集計データは、感情情報取得処理が実行されている前記携帯型動き検出装置の総数に対する、特定の感情の感情情報を送信した前記携帯型動き検出装置の数の割合を示す、
    ことを特徴とする感情情報集計装置。
  12. 請求項10に記載の携帯型動き検出装置と、
    請求項11に記載の感情情報集計装置と、
    前記感情情報集計装置から受信した感情情報集計データを報知する報知装置と、
    を有する感情情報取得報知システム。
  13. 前記感情情報集計データに基づいて、特定の感情情報の集計値が所定の条件である時刻を記録することを特徴とする請求項2、5、8または11のいずれか1項に記載の感情情報集計装置。
  14. 携帯型動き検出装置と感情情報集計装置と報知装置を有する感情情報取得報知システムの感情情報取得報知方法であり、
    前記携帯型動き検出装置が、
    動きを検出し、該検出した動きを表す動きデータを出力する動き検出ステップと、
    特定の感情に対応付けられた動き定義データと前記出力された動きデータとに基づいて、前記特定の感情を表す感情情報を取得する感情情報取得ステップと、
    前記取得された感情情報を前記感情情報集計装置へ送信する送信ステップと、
    前記感情情報集計装置が、
    前記携帯型動き検出装置から感情情報を受信する受信ステップと、
    前記受信された感情情報を集計する感情情報集計ステップと、
    前記集計の結果である感情情報集計データを前記報知装置へ送信する送信ステップと、
    前記報知装置が、前記感情情報集計装置から受信した感情情報集計データを報知する報知ステップと、
    を含むことを特徴とする感情情報取得報知方法。
  15. 動きを検出し、該検出した動きを表す動きデータを出力する動き検出部を備えた携帯型動き検出装置のコンピュータに、
    特定の感情に対応付けられた動き定義データと前記出力された動きデータとに基づいて、前記特定の感情を表す感情情報を取得する感情情報取得ステップと、
    前記取得された感情情報を感情情報集計装置へ送信する送信ステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラム。
  16. コンピュータに、
    携帯型動き検出装置から感情情報を受信する受信ステップと、
    前記受信された感情情報を集計する感情情報集計ステップと、
    前記集計の結果である感情情報集計データを報知装置へ送信する送信ステップと、
    を実行させるためのコンピュータプログラム。
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