JP2015029860A - 画像処理装置および医用画像診断装置 - Google Patents

画像処理装置および医用画像診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015029860A
JP2015029860A JP2013163672A JP2013163672A JP2015029860A JP 2015029860 A JP2015029860 A JP 2015029860A JP 2013163672 A JP2013163672 A JP 2013163672A JP 2013163672 A JP2013163672 A JP 2013163672A JP 2015029860 A JP2015029860 A JP 2015029860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
value
voxel
feature amount
probability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013163672A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6257949B2 (ja
Inventor
敦司 谷口
Atsushi Yaguchi
敦司 谷口
智也 岡崎
Tomoya Okazaki
智也 岡崎
智行 武口
Satoyuki Takeguchi
智行 武口
伊藤 聡
Satoshi Ito
聡 伊藤
友弘 中居
Tomohiro Nakai
友弘 中居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2013163672A priority Critical patent/JP6257949B2/ja
Publication of JP2015029860A publication Critical patent/JP2015029860A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6257949B2 publication Critical patent/JP6257949B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Abstract


【課題】3次元医用画像に含まれる塊形状の観察対象物を、簡便な処理で高精度に抽出可能な画像処理装置および医用画像診断装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、指定部と第1算出部と第1抽出部とを備える。指定部は、3次元医用画像のうち塊形状の第1物体を示す第1領域の一部である注目領域を指定する。第1算出部は、3次元医用画像のうち、第1領域の少なくとも一部を含む第2領域内のボクセルごとに、塊形状度または管形状度を表す特徴量を算出する。第1抽出部は、注目領域から周囲に向かって延びる経路上に存在するボクセルの各々の特徴量の累積値に基づいて、第1領域を抽出する。
【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、3次元画像から塊形状の領域を抽出するための画像処理装置および医用画像診断装置に関する。
従来、CT(Computed Tomography)装置等によって取得された3次元医用画像(ボリュームデータ)から、腫瘍を示す領域(腫瘍領域)を自動的に検出する技術が知られている。
例えばユーザまたはCAD(Computer−Aided−Diagnosis)システムによって指示された腫瘍候補点の周囲にVOI(Volume Of Interest)を設定し、マルコフ確率場(MRF: Marcov Random Field)の最適化によって腫瘍領域を抽出する方法が知られている。しかし、この技術では、MRFの最適化に反復条件付き最大化(ICM: Iterated Conditional Modes)法を用いるため、得られる解は初期値依存性が高い上、収束までに多数の繰り返し計算を要することなど、実用上の課題があった。また、腫瘍に血管が付着している場合は更に後段の処理で血管の分離を行う必要があった。
また、例えば画像の微分値に基づく特徴量(血管特徴量)を利用して、血管領域と腫瘍領域とを分離する技術も知られている。しかし、この技術では、画像の微分値に基づく特徴量を利用するため、ノイズの影響を受けやすいという問題があった。
特表2007−534352号公報
A.F.Frangi, W.J.Niessen, K.L.Vincken and M.A.Viergever, "Multiscale Vessel Enhancement Filtering," In Medical Image Computing and Computer−Assisted Intervention (MICCAI), LNCS, Vol.1496, pp.130−137, 1998.
本発明は、3次元医用画像に含まれる塊形状の観察対象物を、簡便な処理で高精度に抽出可能な画像処理装置および医用画像診断装置を提供することを目的とする。
実施形態の画像処理装置は、指定部と第1算出部と第1抽出部とを備える。指定部は、3次元医用画像のうち塊形状の第1物体を示す第1領域の一部である注目領域を指定する。第1算出部は、3次元医用画像のうち、第1領域の少なくとも一部を含む第2領域内のボクセルごとに、塊形状度または管形状度を表す特徴量を算出する。第1抽出部は、注目領域から周囲に向かって延びる経路上に存在する複数のボクセルの各々の特徴量の累積値に基づいて、第1領域を抽出する。
第1実施形態の医用画像診断装置の構成例を示す図。 第1実施形態のボリュームデータの一例を説明するための図。 第1実施形態の画像表示装置の構成例を示す図。 第1実施形態の特徴量の算出方法を説明するための図。 第1実施形態の軸の位置とボクセル値との対応関係を示す図。 第1実施形態の特徴量を説明するための図。 第1実施形態の特徴量で各ボクセルを表現した画像を示す図。 第1実施形態の特徴量の累積値の算出方法を説明するための図。 第1実施形態の特徴量の累積値で各ボクセルを表現した画像を示す図。 第1実施形態の画像生成部により生成された画像の一例を示す図。 第1実施形態の画像生成部により生成された画像の一例を示す図。 第1実施形態の画像表示装置の動作例を示すフローチャート。 第2実施形態の画像表示装置の構成例を示す図。 第2実施形態の輝度ヒストグラムの一例を示す図。 第2実施形態の輝度ヒストグラムをガウス分布で近似した模式図。 第2実施形態の第1確率値で各ボクセルを表現した画像を示す図。 第2実施形態の画像表示装置の動作例を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る画像処理装置、および、医用画像診断装置の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態の医用画像診断装置1の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、医用画像診断装置1は、医用画像撮影装置10と、画像保管装置20と、画像表示装置30とを備える。図1に例示する各装置は、バス2を介して、互いに通信可能な状態となっている。各装置は、有線を介して相互に接続されてもよいし、無線を介して相互に接続されてもよい。例えば各装置は、病院内に設置されたLAN(Local Area Network)などのネットワークを介して、相互に通信可能な形態であってもよい。さらに、例えば各装置が一体となって医用画像診断装置1が構成されてもよい。
本実施形態に係る医用画像診断装置1は、被検体を撮影して生成した3次元の医用画像のボリュームデータ(以下の説明では、単に「ボリュームデータ」と称する場合がある)に基づく画像(後述)を、病院内に勤務する医師や患者に提供する。以下、医用画像診断装置1に含まれる各装置(医用画像撮影装置10、画像保管装置20、画像表示装置30)を説明する。
医用画像撮影装置10は、被検体を撮影してボリュームデータを生成する。ここでは、図2に示すように、被検体の体軸方向に沿って撮影された複数(例えば300〜500枚)のスライス画像が、ボリュームデータに相当する。図2の例では、被検体の「肺」を含むボリュームデータが生成されている。
医用画像撮影装置10としては、例えば、X線診断装置、X線CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、超音波診断装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、PET(Positron Emission computed Tomography)装置、SPECT装置とX線CT装置とが一体化されたSPECT−CT装置、PET装置とX線CT装置とが一体化されたPET−CT装置、又はこれらの装置群等が挙げられる。
以下の説明では、医用画像撮影装置10は、X線CT装置で構成される場合を例に挙げて説明する。つまり、上述の各スライス画像は、X線CT画像であり、X線CT画像に含まれる複数の画素の各々は、X線の吸収率を示すCT値を持つ。CT値の単位としては、「空気」を−1000HU、「水」を0HUと定義したHU(Hounsfield Unit)という単位を利用する。
なお、請求項の「3次元医用画像」としては、本実施形態のようにX線CT装置により生成されたボリュームデータであってもよいし、例えばMRI装置等により生成されたボリュームデータなどであってもよい。
画像保管装置20は、医用画像を保管するデータベースである。具体的には、画像保管装置20は、医用画像撮影装置10により生成されたボリュームデータを格納し、これを保管する。
画像表示装置30は、医用画像撮影装置10により生成された3次元医用画像のうち塊形状の第1物体を示す第1領域を抽出し、その抽出結果に応じた画像を生成して表示する。以下では、本実施形態における画像表示装置30は、被検体の肺を含むボリュームデータのうち肺結節を示す第1領域を抽出し、その抽出結果に応じた画像を生成して表示する場合を例に挙げて説明する。この例では、X線CT装置により生成された、被検体の肺を含むボリュームデータが請求項の「3次元医用画像」に対応し、肺結節が請求項の「第1物体」に対応している。以下、画像表示装置30の具体的な構成を説明する。
図3は、画像表示装置30の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、画像表示装置30は、画像処理部40と、表示部50とを備える。画像処理部40は、医用画像撮影装置10により生成されたボリュームデータから上記第1領域を抽出し、その抽出結果に応じた画像を生成する。そして、画像処理部40は、その抽出結果に応じて生成した画像を表示部50に表示する制御を行う。表示部50は、各種の画像を表示するディスプレイ装置であり、例えば液晶パネル型のディスプレイ装置などで構成され得る。
次に、画像処理部40の詳細な内容を説明する。図3に示すように、画像処理部40は、取得部41と、第1算出部42と、受付部43と、指定部44と、第1抽出部45と、画像生成部46と、表示制御部47とを有する。
取得部41は、画像保管装置20にアクセスして、医用画像撮影装置10によって生成されたボリュームデータを取得する。なお、例えば画像保管装置20が設けられずに、医用画像撮影装置10内に、生成したボリュームデータを格納するメモリが設けられていてもよい。この場合は、取得部41は、医用画像撮影装置10にアクセスしてボリュームデータを取得する。要するに、取得部41は、医用画像撮影装置10により生成されたボリュームデータを取得する機能を有するものであればよい。
第1算出部42は、ボリュームデータのうち、上記第1領域の少なくとも一部を含む第2領域内のボクセルごとに、塊形状度または管形状度を表す特徴量を算出する。より具体的には以下のとおりである。
まず、第1算出部42は、上記第2領域を設定する。この例では、第1算出部42は、ボリュームデータ全体を第2領域として設定するが、これに限らず、例えば後述の指定部44により指定された注目領域に基づき、腫瘍の周辺に限定したVOI(Volume Of Interest)を第2領域として設定することもできる。第2領域は、ボリュームデータのうち上記第1領域の少なくとも一部を含む領域であればよく、第2領域の設定方法は任意である。例えば第2領域は、第1領域の一部のみを含む領域であってもよいし、第1領域全体を含む領域であってもよい。さらに、例えば第1領域と第2領域とが同じ領域であってもよい。
次に、第1算出部42は、設定した第2領域内のボクセルの各々について、当該ボクセルを中心として放射状に設定した複数の仮想線ごとに、当該仮想線上に存在するボクセルの各々のボクセル値の累積値を示すボクセル累積値を算出し、算出した複数のボクセル累積値のうちの最大値と最小値との比の値を、管形状度を表す特徴量として算出する。
いま、図4乃至図6を参照しながら、ボリュームデータの座標系における3次元位置X=(x,y,z)に 位置するボクセルを例に挙げて、当該ボクセルの特徴量の算出方法を説明する。図4に示すように、第1算出部42は、位置Xを中心として放射状に軸si∈S(i=1,2,・・・,N)を設定する。軸(仮想線)の本数N(N:2以上の整数)は任意であるが、図4に示すように対称かつ等間隔に複数の軸を設定することが好ましい。そして、第1算出部42は、以上のように設定した複数の軸siごとに、当該軸siの延在方向に沿って存在する複数のボクセルの各々のボクセル値の累積値(積分値)を示すボクセル累積値L(X,si,r)を計算する。このボクセル累積値L(X,si,r)は、例えば以下の式1によって算出することもできる。
上記式1において、rは軸si上のボクセル座標列R(X,si,r)を決定するパラメータ(ボクセル値の加算範囲を決定するパラメータ)であり、v(Y)はボクセル位置Y∈R(X,si,r)における非負のボクセル値である。図5は、ある軸siの延在方向のうち上記rで決定される加算範囲内の位置と、ボクセル値との対応関係を模式的に示す図である。ボクセル値は医用画像の輝度値を用いても良く、ここではCT値(以下ではh(Y)と表記)を用いて説明する。CT値は一般に−1000HU〜1000HUの値の範囲をとるが、ボリュームデータ内の腫瘍や血管を含む生体構造(以下、「解剖学的構造」と称する場合がある)の領域のCT値は−1000HUより大きい。従って、例えばバイアス値b(=1000)を用いてボクセル値を、以下の式2のように定義することができる。
第1算出部42は、設定した複数の軸siごとに算出したボクセル累積値L(X,si,r)の最大値と最小値との比の値を、管形状度を表す特徴量として算出する。この特徴量は、例えば以下の式3によって算出することもできる。
上記式3において、f(X)は、ボクセル位置Xにおける特徴量、Tは、後述の第1領域を抽出する処理の対象となるボクセル(処理対象ボクセル)を決定するためのパラメータである。この例では、f(X)≠0を満たすボクセルが、処理対象ボクセルとなる。
ここでは、ボクセル累積値L(X,si,r)の最大値と最小値との比の値が特徴量となるので、図6に示すように、例えば血管のような管形状の構造の領域に含まれるボクセルの特徴量の値は1よりも大幅に大きい値を示す一方、腫瘍のような塊形状の構造の領域に含まれるボクセルの特徴量の値は1に近い値を示すという具合である。
図7は、ボリュームデータを構成する各ボクセルを、以上のように算出された特徴量(管形状度を表す値)で表現した画像のイメージ図である。図7の例では、管形状度を表す特徴量が大きいボクセルほど、「白」に近い階調(明るさ)で表示され、特徴量が小さいボクセルほど、「黒」に近い階調で表示されている。なお、図7の例では、処理対象外のボクセル(f(X)=0のボクセル)は「黒」の階調で表示されている。
図3に戻って説明を続ける。受付部43は、ボリュームデータの座標系の3次元座標値の入力を受け付ける。例えばユーザは、マウス(不図示の入力用デバイスの一例)のクリック操作やドラッグ操作等により、ボリュームデータ内の点または領域を指示する入力(つまり、3次元座標値の入力)を行うことができ、受付部43は、この入力を受け付けるという具合である。ここでは、ユーザが、ボリュームデータ内の点または領域を指示する入力を行う前においては、取得部41により取得されたボリュームデータから再構成された複数の断面画像(例えばアキシャル断面像、サジタル断面像、コロナル断面像)を示すMPR(Multi-Planar Reconstruction)画像などの画像(以下の説明では、「デフォルトの医用画像」と称する場合がある)が表示部50に表示されている。そして、ユーザは、表示部50に表示されたデフォルトの医用画像を観察しながら、腫瘍と考えられる領域の一部(点でもよいし領域でもよい)を指示する入力を行うことができる。
指定部44は、受付部43で受け付けた入力に従って、ボリュームデータのうち腫瘍を示す第1領域の一部である注目領域を指定する。この例では、指定部44は、受付部43で受け付けた入力が点を表す場合は、その点を表す3次元座標値を、注目領域として指定する。また、指定部44は、受付部43で受け付けた入力が領域を表す場合は、その入力が示す領域の重心位置を、注目領域として指定する。この例では、指定部44により指定された注目領域は、後述の経路の始点となる。
なお、この例では、指定部44は、ユーザの入力に応じて注目領域を指定しているが、これに限らず、例えば指定部44は、CADなどによってボリュームデータから抽出された腫瘍の領域の一部の点または領域を、注目領域として指定することもできる。要するに、注目領域の指定方法は任意であり、手動操作に応じて行われる形態であってもよいし、自動的に行われる形態であってもよい。
第1抽出部45は、第1算出部42により算出された各ボクセルの特徴量と、指定部44により指定された注目領域とを用いて、第1領域を抽出する。本実施形態では、第1抽出部45は、注目領域から周囲に向かって延びる経路上に存在するボクセルの各々の特徴量の累積値に基づいて、第1領域を抽出する。より具体的には、第1抽出部45は、経路上に存在する複数のボクセルのうち、注目領域から当該ボクセルに至るまでの特徴量の累積値が閾値以上となるボクセルの位置を、肺結節(腫瘍)と血管との境界を示す位置(見方を変えれば肺結節の周縁を示す位置)として決定する。さらに詳述すれば以下のとおりである。なお、この例では、血管は、請求項の「管形状の第2物体」に対応していると捉えることができる。ただし、請求項の「第2物体」の形態は、血管に限られるものではない。
図8に示すように、第1抽出部45は、指定部44により指定された注目領域から近傍の各ボクセル位置に向かう複数の経路を設定し、経路ごとに、当該経路上に存在する複数のボクセルの各々の特徴量の累積値(積分値)を算出する。例えば、3次元位置Xに存在する処理対象ボクセル(f(X)≠0を満たすボクセル)における累積値C(X)は、以下の式4によって算出することができる。ここでは、位置Xに存在する処理対象ボクセルにおける累積値C(X)は、経路の始点となる注目領域から当該位置Xに至るまでに存在する複数のボクセルの各々の特徴量の累積値であると考えることができる。
上記式4においては、Xcは経路の始点(注目領域)を表し、P(Xc,X)は、Xcから位置Xに到達する経路を表すボクセル座標列pの集合を表す。座標列pは無数の候補が考えられるので、処理対象ボクセルのみを含むように設定してもよい。つまり、処理対象外のボクセル(f(X)=0のボクセル)は累積処理の対象から除外してもよい。図9は、ボリュームデータを構成する各ボクセルを、以上のように算出された特徴量の累積値で表現した画像のイメージ図である。図9の例では、累積値が大きい値を示すボクセルほど、「白」に近い階調で表示され、累積値が小さい値を示すボクセルほど、「黒」に近い階調で表示されている。なお、図9の例では、処理対象外のボクセル(f(X)=0のボクセル)は「白」の階調で表示されている。
前述したように、本実施形態では、血管のような管形状の構造の領域に含まれるボクセルの特徴量は、腫瘍のような塊形状の構造の領域に含まれるボクセルの特徴量よりも大きい値を示すので、血管と腫瘍との境界付近で累積値C(X)は大きく増加する。これを利用して、本実施形態では、第1抽出部45は、各経路において、当該経路上に存在する複数のボクセルのうち、注目領域(始点)から当該ボクセルまでの特徴量の累積値が閾値(請求項の「第5閾値」に対応)以上になるボクセルの位置を、肺結節(腫瘍)と血管との境界を示す位置として決定する。上記閾値は、肺結節として想定され得るサイズや形状を元にして適宜に設定することができる。以上のようにして、第1抽出部45は、肺結節(腫瘍)と血管とを分離して、ボリュームデータのうち肺結節(腫瘍)を示す第1領域を抽出することができる。
再び図3に戻って説明を続ける。画像生成部46は、第1抽出部45による抽出結果に応じた画像を生成する。例えば画像生成部46は、ボリュームデータを再構成して得られる複数の断面画像(例えばアキシャル断面像、サジタル断面像、コロナル断面像)を示すMPR画像に対して、所定の色や強調表示などの腫瘍領域を識別する(強調する)情報を合成した画像を生成することもできる。また、例えば画像生成部46は、図10に示すように、任意の断面画像(ボリュームデータを再構成して得られる断面画像)に対して、肺結節(腫瘍)と血管との境界を示す情報(図10の例では点線)を合成した画像を生成することもできるし、例えば図11に示すように、任意の断面画像内の腫瘍領域に対して所定の色を付した画像を生成することもできる。
さらに、例えば画像生成部46は、ボリュームデータをレンダリング(ボリュームレンダリング)して得られた3次元画像に対して、腫瘍領域を識別する情報を合成した画像を生成することもできる。ボリュームレンダリングとしては、コンピュータグラフィクスの分野で広く知られているレイキャスティングやレイトレーシングなどの手法を用いることができる。レイキャスティングとは、観察側の視点から光線を追跡し、光線とボリュームデータとの各交点における色情報(光線と各ボクセルとの交点における色情報)を、各交点の透明度に基づいて積算することで、その光線の先にあるパネル(表示部50)の画素の画素値を決定するレンダリング法である。レイトレーシングとは、レイキャスティングにおいて反射光をさらに考慮するものである。
表示制御部47は、画像生成部46により生成された画像を表示部50に表示する制御を行う。
次に、本実施形態の画像表示装置30の動作例を説明する。図12は、画像表示装置30の動作例を示すフローチャートである。
図12に示すように、まず取得部41は、医用画像撮影装置10により生成されたボリュームデータを取得する(ステップS1)。次に、第1算出部42は、ステップS1で取得されたボリュームデータのうち肺結節(腫瘍)を示す第1領域の少なくとも一部を含む第2領域を設定し、第2領域を構成する複数のボクセルごとに、管形状度を表す特徴量を算出する(ステップS2)。
前述したように、本実施形態では、ユーザは、表示部50に表示されたデフォルトの医用画像を観察しながら、マウスのクリック操作やドラッグ操作等により、その医用画像に含まれる肺結節(腫瘍)の一部を指示する入力を行う。そして、指定部44は、受付部43で受け付けた入力に従って、上述の注目領域を指定する(ステップS3)。
次に、第1抽出部45は、ステップS3で指定された注目領域から周囲に向かって延びる経路上に存在する複数のボクセルの各々の特徴量の累積値に基づいて、第1領域を抽出する(ステップS4)。次に、画像生成部46は、第1抽出部45による抽出結果に応じた画像を生成する(ステップS5)。次に、表示制御部47は、画像生成部46により生成された画像を表示部50に表示する制御を行う(ステップS6)。
以上に説明したように、本実施形態では、ボリュームデータのうち、肺結節(腫瘍)を示す第1領域の少なくとも一部を含む第2領域(この例ではボリュームデータ全体)内のボクセルごとに、管形状度を表す特徴量を算出する。そして、ユーザからの入力に応じて、上述の第1領域の一部である注目領域を指定し、注目領域から周囲に向かって延びる経路上に存在するボクセルの各々の特徴量の累積値に基づいて、第1領域を抽出する。すなわち、本実施形態では、管形状度を表す特徴量の積分値に基づいて第1領域を抽出するので、ノイズに対して頑健に第1領域を抽出することができる。また、本実施形態によれば、反復条件付き最大化法のような多数の繰り返し計算を必要としないので、簡便な処理で、かつ、ノイズに対して頑健に腫瘍領域(第1領域)を抽出することができる。
(第1実施形態の変形例1)
上述したように、第1実施形態では、血管と腫瘍との境界付近で累積値C(X)が大きく増加するので、例えば第1抽出部45は、注目領域から周囲に向かって延びる経路上に存在するボクセルのうち、注目領域から当該ボクセルまでの特徴量の累積値の変化率(当該ボクセルにおける累積値と、当該ボクセルの近傍のボクセルにおける累積値との変化率)が閾値(請求項の「第6閾値」に対応)以上となるボクセルの位置を、肺結節(腫瘍)と血管との境界を示す位置として決定することもできる。
(第1実施形態の変形例2)
上述の第1実施形態では、第1算出部42は、各ボクセルの特徴量として、管形状度を表す特徴量を算出しているが、これに限らず、例えば第1算出部42は、各ボクセルの特徴量として、塊形状度を表す特徴量を算出することもできる。この場合、特徴量は、例えば上述の式3の逆数で表すこともできる。
すなわち、第1算出部42は、第2領域内のボクセルの各々について、当該ボクセルを中心として放射状に設定した複数の仮想線(軸)ごとに、当該仮想線上に存在するボクセルの各々のボクセル値の累積値を示すボクセル累積値を算出し、ボクセル累積値の最小値と最大値との比の値を、塊形状度を表す特徴量として算出することもできる。
この場合は、上述の第1実施形態とは反対に、血管のような管形状の構造の領域に含まれるボクセルの特徴量は、腫瘍のような塊形状の構造の領域に含まれるボクセルの特徴量よりも小さい値を示す。したがって、例えば第1抽出部45は、注目領域から周囲に向かって延びる経路上に存在するボクセルのうち、注目領域から当該ボクセルまでの特徴量の累積値の変化率(当該ボクセルにおける累積値と、当該ボクセルの近傍のボクセルにおける累積値との変化率)が閾値(請求項の「第7閾値」に対応)以下となるボクセルの位置を、肺結節(腫瘍)と血管との境界を示す位置として決定することもできる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。上述の第1実施形態と共通する部分については適宜に説明を省略する。
ここで、肺結節(腫瘍)は、ソリッド(solid)領域(以下の説明では、「充実性腫瘍」と呼ぶ場合がある)のみから成るpure-solid、ソリッド領域の周囲を覆うGGO(Ground Glass Opacity)領域(以下の説明では、「すりガラス状腫瘍」と呼ぶ場合がある)のみから成るpure-GGO、および、ソリッド領域とGGO領域の両方を含むmixed-GGO(part-solid)の3種類に分類できる。本実施形態では、肺結節は、mixed-GGO(part-solid)である場合を例に挙げて説明するが、これに限られるものではない。また、上述のCT値は−1000HU〜1000HUの範囲内の値をとることが一般的であるが、腫瘍や血管を含む解剖学的構造のCT値は−800HU〜300HUの範囲に分布する。特に、すりガラス状腫瘍(GGO領域)は−800HU〜−500HU、血管や充実性腫瘍(ソリッド領域)は−500HU〜0、胸壁や骨は0〜500HUに分布することが多い。
すりガラス状腫瘍のCT値(輝度値)は空気のCT値(−1000HU)に近いため、上述の第1実施形態のように、ボクセルの輝度値に基づいて算出した特徴量を用いて腫瘍領域(第1領域)を抽出する方法では、すりガラス状腫瘍を精度良く抽出することが困難であるという問題がある。
そこで、第2実施形態では、ボクセルの輝度値が、解剖学的構造(ここでは、充実性腫瘍、すりガラス状腫瘍、および、血管を含む生体構造を指す)の輝度値である確率を示す第1確率値に基づいて算出した特徴量を用いて、第1領域を抽出する。この方法によれば、空気と輝度値が近いすりガラス状腫瘍を構成する各ボクセルの第1確率値は、血管や充実性腫瘍を構成する各ボクセルの第1確率値と同等の値になり、空気を構成する各ボクセルの第1確率値とは明確に異なる値を示すので、すりガラス状腫瘍と空気との分離が容易になり、すりガラス状腫瘍、充実性腫瘍またはその両方を含む肺結節を精度良く抽出することが可能になる。
以下、具体的な内容を説明する。ここでは、上記mixed-GGOを抽出する場合を例に挙げて説明するが、これに限らず、上記pure-solidと上記pure-GGOについても全く同様の処理で抽出可能である。図13は、第2実施形態の画像表示装置300の機能構成の一例を示すブロック図である。図13に示すように、画像表示装置300は、画像処理部400と、表示部50とを備える。以下、画像処理部400の具体的な内容を説明する。画像処理部400は、取得部401と、ヒストグラム生成部402と、第2算出部403と、第2抽出部404と、第1算出部405と、受付部406と、指定部407と、第1抽出部408と、画像生成部409と、表示制御部410とを備える。
取得部401の機能は、図3に示す取得部41の機能と同じであるため、詳細な説明は省略する。
ヒストグラム生成部402は、ボリュームデータのうち肺結節を示す第1領域の少なくとも一部を含む第2領域を設定する。この例では、ヒストグラム生成部402は、ボリュームデータ全体を第2領域として設定するが、これに限らず、例えば指定部407により指定された注目領域に基づき、肺結節(腫瘍)の周辺に限定したVOIを第2領域として設定することもできる。そして、ヒストグラム生成部402は、図14に示すように、設定した第2領域における輝度値(この例ではCT値)のヒストグラム(以下の説明では、「輝度ヒストグラム」と称する場合がある)を生成する。
第2算出部403は、ヒストグラム生成部402により生成された輝度ヒストグラムに基づいて、上述の第2領域内のボクセルごとに、そのボクセルの輝度値が、上記解剖学的構造の輝度値である確率を示す第1確率値を算出する。より具体的には、以下のとおりである。
まず、第2算出部403は、輝度ヒストグラムを、それぞれが輝度値を確率変数とする複数の要素(ボリュームデータに含まれる複数の要素)の確率分布を混合した第1混合確率分布で近似する。確率分布は、例えばガンマ分布やstudent’s−t分布などを用いても良いが、複数の確率分布から成る混合確率分布で近似することで、異なる輝度値特性を有する解剖学的構造の領域を同時に抽出することができる。ここでは、混合ガウス分布を用いた方法について説明する。例えばボクセル位置Xの輝度値を表す輝度値h(X)を確率変数とした混合ガウス分布は、以下の式5で表すことができる。
上記式5において、qは確率密度関数、N(h(X)|μ,σ)は一次元ガウス分布、μは平均値、σは標準偏差、πは混合率、Kは混合要素数をそれぞれ示す。パラメータπ,μ,σは、公知の非特許文献である「A.P. Dempster, N.M. Laird, and D.B. Rubin, “Maximum Likelihood from Incomplete Data via the EM Algorithm,” Journal of the Royal Statistical Society Series B, Vol.39, pp.1−38, 1977.」に開示されている方法により推定することができる。
混合要素数Kの設定は任意であるが、例えば図15のように、K=3として推定した場合、k=1に対応する要素が空気を含み、k=2に対応する要素がすりガラス状腫瘍を含み、k=3に対応する要素が充実性腫瘍および血管を含むと推定できる。図15の例では、輝度ヒストグラムは、空気を含む要素(k=1に対応する要素)のガウス分布(請求項の「第1確率分布」に対応)と、すりガラス状腫瘍を含む要素(k=2に対応する要素)のガウス分布(請求項の「第2確率分布」に対応)と、充実性腫瘍および血管を含む要素(k=3に対応する要素)のガウス分布(請求項の「第3確率分布」に対応)とからなる混合ガウス分布(請求項の「第1混合確率分布」に対応)で近似されている。
また、第2算出部403は、上記解剖学的構造に含まれる1以上の要素の確率分布を混合した第2混合確率分布を算出する。図15の例では、第2算出部403は、k=1〜3にそれぞれ対応する複数の要素の確率分布のうち、すりガラス状腫瘍を含む要素(k=2に対応する要素)のガウス分布と、充実性腫瘍および血管を含む要素(k=3に対応する要素)のガウス分布とを選択し、これらを混合した混合ガウス分布(請求項の「第2混合確率分布」に対応)を算出する。
第2算出部403は、上記第2混合確率分布と上記第1混合確率分布とに基づいて、第2領域を構成する複数のボクセルごとに上述の第1確率値を算出する。以下の説明では、3次元位置Xに存在するボクセルの第1確率値をl(X)と表記する。ベイズの定理に基づき、第1確率値l(X)は、以下の式6で表すことができる。
上記式6における分母は上記第1混合確率分布を表し、上記式6における分子は上記第2混合確率分布を表している。以上のように、第2算出部403は、ヒストグラム生成部402により生成された輝度ヒストグラムに基づいて、上述の第2領域を構成する複数のボクセルごとに第1確率値を算出する。
第2抽出部404は、上述の第2領域内のボクセルのうち閾値(請求項の「第1閾値」に対応)以上の第1確率値l(X)を示すボクセルの集合を、ボリュームデータのうち上記解剖学的構造を示す第3領域として抽出する。ここでは、上記第1確率値l(X)(0≦l(X)≦1)は事後確率を表現することから、上記解剖学的構造の候補領域(第3領域)は、β≦l(X)≦1を満たすボクセル位置Xの集合{X|β≦l(X)≦1}として抽出すると良い。なお上記閾値を示すβ(0≦β≦1)はベイズ理論における最小誤り率の観点からβ=0.5としても良いし、0≦β≦1の範囲内の他の値を選択しても良い。
また、各ボクセルの第1確率値l(X)は、0≦l(X)<βの場合はl(X)=0、β≦l(X)≦1の場合はl(X)=1というように二値化されても良い。図16は、以上のように二値化した第1確率値l(X)で、ボリュームデータを構成する各ボクセルを表現した画像のイメージ図である。図16の例では、第1確率値が「1」を示すボクセル(上記解剖学的構造に属する可能性が高いボクセル)は、「白」の階調で表示され、第1確率値が0を示すボクセル(上記解剖学的構造に属する可能性が低いボクセル)は、「黒」の階調で表示されている。つまり、図16の例では、第2抽出部404は、「白」の階調で表示された領域を、第3領域として抽出するという具合である。
図13に戻って説明を続ける。第1算出部405は、第2抽出部404により抽出された第3領域内のボクセルの各々について、当該ボクセルを中心として放射状に設定した複数の仮想線ごとに、当該仮想線上に存在するボクセルの各々の第1確率値の累積値を示す第2確率値を算出し、第2確率値の最大値と最小値との比の値を、管形状度を表す特徴量として算出する。より具体的には以下のとおりである。
複数の仮想線(軸)の設定の仕方は、上述の第1実施形態と同様であり(図4参照)、第1算出部405は、設定した複数の軸siごとに、当該軸siの延在方向に沿って存在する複数のボクセルの各々の第1確率値の累積値(積分値)を示す第2確率値L2(X,si,r)を計算する。このボクセル第2確率値L2(X,si,r)は、例えば以下の式7によって算出することもできる。
上記式7において、rは軸si上のボクセル座標列R(X,si,r)を決定するパラメータを示し、l(Y)はボクセル位置Y∈R(X,si,r)における第1確率値を示す。
第1算出部405は、設定した複数の軸siごとに算出した第2確率値L2(X,si,r)の最大値と最小値との比の値を、上記解剖学的構造の管形状度を表す特徴量として算出する。この特徴量は、例えば以下の式8によって算出することもできる。
上記式8は、上記解剖学的構造を示す第3領域{X|β≦l(X)≦1}に含まれるボクセルについてのみ特徴量が算出されることを表し、第3領域外のボクセルの特徴量は0となる。したがって、第2領域に含まれる全てのボクセル位置で特徴量を算出する必要がないので、計算量の削減が可能となる。また、この場合も、上述の第1実施形態と同様に、例えば血管のような管形状の構造の領域に含まれるボクセルの特徴量の値は大きくなる一方、腫瘍のような塊形状の構造の領域に含まれるボクセルの特徴量の値は小さくなる。
以上のように、第1算出部405は、第2抽出部404により抽出された第3領域内のボクセルごとに、上記解剖学的構造の管形状度を表す特徴量を算出する。
受付部406および指定部407の機能は、第1実施形態の受付部43および指定部44の機能と同様であるので、詳細な説明は省略する。
第1抽出部408は、第1算出部405により算出された各ボクセルの特徴量と、指定部407により指定された注目領域とを用いて、第1領域を抽出する。本実施形態では、第1抽出部408は、注目領域から周囲に向かって延びる経路上に存在する複数のボクセルの各々の特徴量の累積値に基づいて、第1領域を抽出する。より具体的には、第1抽出部408は、経路上に存在するボクセルのうち、当該経路の始点となる注目領域から当該ボクセルに至るまでの特徴量の累積値が閾値(請求項の「第2閾値」に対応)以上となるボクセルの位置を、肺結節(腫瘍)と血管との境界を示す位置として決定する。この内容は、第1実施形態の第1抽出部45による処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。
画像生成部409および表示制御部410の機能は、第1実施形態の画像生成部46および表示制御部47の機能と同様であるので、詳細な説明は省略する。
次に、本実施形態の画像表示装置300の動作例を説明する。図17は、画像表示装置300の動作例を示すフローチャートである。
図17に示すように、まず取得部401は、医用画像撮影装置10により生成されたボリュームデータを取得する(ステップS100)。次に、ヒストグラム生成部402は、ボリュームデータのうち上述の第1領域の少なくとも一部を含む第2領域を設定し、第2領域の輝度ヒストグラムを生成する(ステップS101)。
次に、第2算出部403は、上述のステップS101で生成された輝度ヒストグラムに基づいて、上述の第2領域を構成する複数のボクセルごとに上述の第1確率値を算出する(ステップ102)。次に、第2抽出部404は、上述の第2領域を構成する複数のボクセルのうち閾値以上の第1確率値を示すボクセルの集合を、ボリュームデータのうち上記解剖学的構造を示す第3領域として抽出する(ステップS103)。
次に、第1算出部405は、第2抽出部404により抽出された第3領域を構成する複数のボクセルの各々について、当該ボクセルを中心として放射状に設定した複数の仮想線ごとに、当該仮想線上に存在する複数のボクセルの各々の第1確率値の累積値を示す第2確率値を算出し、第2確率値の最大値と最小値との比の値を、管形状度を表す特徴量として算出する(ステップS104)。以降のステップS105〜ステップS108の内容は、図12に示すステップS3〜ステップS6の内容と同様であるので、詳細な説明は省略する。
以上に説明したように、本実施形態では、ボクセルの輝度値が上記解剖学的構造の輝度値である確率を示す第1確率値に基づいて算出した特徴量を用いて、第1領域を抽出する。この方法によれば、すりガラス状腫瘍を構成する各ボクセルの第1確率値は、血管や充実性腫瘍を構成する各ボクセルの第1確率値と同等の値になり、すりガラス状腫瘍と輝度値が近い空気を構成する各ボクセルの第1確率値とは明確に異なる値を示すので、すりガラス状腫瘍と空気との分離が容易になる。これにより、すりガラス状腫瘍および充実性腫瘍を含む肺結節を精度良く抽出することが可能になる。
(第2実施形態の変形例1)
例えば指定部407は、受付部406で受け付けた入力が示す座標情報と、第1算出部405により算出された各ボクセルの特徴量とを用いて、ボリュームデータに含まれる腫瘍の重心位置を推定し、推定した重心位置を注目領域(ここでは経路の始点)として設定することもできる。より具体的には、第1抽出部408は、受付部406で受け付けた入力が示す点または領域の周囲に、空気に対応する輝度値を示すボクセルの割合が所定値以下となる領域D(第1領域に近似する領域)を設定し、設定した領域Dの重心位置Xcを算出する。重心位置Xcは、例えば以下の式9によって算出することもできる。
上記式9において、uはボクセルの位置(ボリュームデータの座標系における3次元位置)を表す。上記式9は、位置uのボクセルの特徴量の逆数による重み付き平均を表し、特徴量の小さい(腫瘍の可能性が高い)ボクセルが集中した領域の重心位置を推定することができる。従って、指定部407により指定された点または領域が腫瘍の重心位置からずれていた場合でも、経路の始点は、上記重心位置に修正されるので、第1領域を抽出する処理を高精度かつ頑健に行うことができる。
同様に、第1実施形態の指定部44も、受付部43で受け付けた入力が示す座標情報と、第1算出部42により算出された各ボクセルの特徴量とを用いて、ボリュームデータに含まれる腫瘍の重心位置を推定し、推定した重心位置を注目領域として設定することもできる。
(第2実施形態の変形例2)
例えば第1抽出部408は、注目領域から周囲に向かって延びる経路上に存在するボクセルのうち、注目領域から当該ボクセルまでの特徴量の累積値の変化率(当該ボクセルにおける累積値と、当該ボクセルの近傍のボクセルにおける累積値との変化率)が閾値(請求項の「第3閾値」に対応)以上となるボクセルの位置を、腫瘍と血管との境界を示す位置として決定することもできる。
(第2実施形態の変形例3)
例えば第1算出部405は、各ボクセルの特徴量として、塊形状度を表す特徴量を算出することもできる。この場合、特徴量は、例えば上記式3の逆数で表すこともできる。
すなわち、第1算出部405は、第3領域内のボクセルの各々について、当該ボクセルを中心として放射状に設定した複数の仮想線(軸)ごとに、当該仮想線に沿って存在するボクセルの各々のボクセル値の累積値を示すボクセル累積値を算出し、ボクセル累積値の最小値と最大値との比の値を、塊形状度を表す特徴量として算出することもできる。
この場合は、例えば第1抽出部408は、上述の注目領域から周囲に向かって延びる経路上に存在する複数のボクセルのうち、注目領域から当該ボクセルまでの特徴量の累積値の変化率(当該ボクセルにおける累積値と、当該ボクセルの近傍のボクセルにおける累積値との変化率)が閾値(請求項の「第4閾値」に対応)以下となるボクセルの位置を、腫瘍と血管との境界を示す位置として決定することもできる。
(第2実施形態の変形例4)
抽出対象となる塊形状の第1物体は、肺結節に限られるものではなく、例えば肺に発症したポリープなどの塊形状の物体であってもよいし、他の臓器に発症した腫瘍やポリープなどの塊形状の物体であってもよい。「ポリープ」とは、細胞や遺伝子的な状態を考慮しない塊状の構造を指すと捉えることもできる。これに対し、「腫瘍」とは、遺伝子的な異常による細胞増殖等の理由で形成された構造を指すと捉えることもできる。
要するに、予め経験的に得られた知見に基づいて、3次元医用画像(例えばX線CT装置により生成されたボリュームデータ)に含まれる複数の要素の確率分布(輝度値を変数とする確率分布)の中から、特徴量の累積値に基づく分離対象となる塊形状の第1物体(例えば肺結節)と、管形状の第2物体(例えば血管)とを含む解剖学的構造に含まれる1以上の要素の確率分布を選択可能な態様であれば、上述の実施形態のように、3次元医用画像のうち、塊形状の第1物体を示す第1領域の少なくとも一部を含む第2領域を構成する複数のボクセルごとに、当該ボクセルの輝度値が上記解剖学的構造の輝度値である確率を示す第1確率値を算出することができる。そして、第2領域を構成する複数のボクセルのうち閾値以上の第1確率値を示すボクセルの集合を、上記解剖学的構造を示す第3領域として抽出し、第3領域を構成する複数のボクセルごとに、当該ボクセルの特徴量(例えば管形状度を表す特徴量)を算出することができる。そして、上記第1領域の一部として指定された注目領域から周囲に向かって延びる経路上に存在する複数のボクセルの各々の特徴量の累積値に基づいて、第1領域を抽出することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
上述の各実施形態および各変形例の画像処理部のハードウェア構成は、CPU(Central Processing Unit)、ROM、RAM、および、通信I/F装置などを含むコンピュータ装置のハードウェア構成を利用している。上述した画像処理部の各部の機能は、CPUがROMに格納されたプログラムをRAM上で展開して実行することにより実現される。また、これに限らず、上述した画像処理部の各部の機能のうちの少なくとも一部を専用のハードウェア回路(例えば半導体集積回路等)で実現することもできる。
また、上述した画像処理部で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、上述した画像処理部で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。また、上述した画像処理部で実行されるプログラムを、ROM等の不揮発性の記録媒体に予め組み込んで提供するようにしてもよい。
さらに、上述の各実施形態および各変形例は、任意に組み合わせることも可能である。
1 医用画像診断装置
2 バス
10 医用画像撮影装置
20 画像保管装置
30 画像表示装置
40 画像処理部
41 取得部
42 第1算出部
43 受付部
44 指定部
45 第1抽出部
46 画像生成部
47 表示制御部
50 表示部
300 画像表示装置
400 画像処理部
401 取得部
402 ヒストグラム生成部
403 第2算出部
404 第2抽出部
405 第1算出部
406 受付部
407 指定部
408 第1抽出部
409 画像生成部
410 表示制御部

Claims (17)

  1. 3次元医用画像のうち塊形状の第1物体を示す第1領域の一部である注目領域を指定する指定部と、
    前記3次元医用画像のうち、前記第1領域の少なくとも一部を含む第2領域内のボクセルごとに、塊形状度または管形状度を表す特徴量を算出する第1算出部と、
    前記注目領域から周囲に向かって延びる経路上に存在するボクセルの各々の前記特徴量の累積値に基づいて、前記第1領域を抽出する第1抽出部と、を備える、
    画像処理装置。
  2. 前記第2領域における輝度値のヒストグラムに基づいて、前記第2領域内のボクセルごとに、そのボクセルの輝度値が、前記第1物体と管形状の第2物体とを含む解剖学的構造の輝度値である確率を示す第1確率値を算出する第2算出部と、
    前記第2領域内のボクセルのうち第1閾値以上の前記第1確率値を示すボクセルの集合を、前記3次元医用画像のうち前記解剖学的構造を示す第3領域として抽出する第2抽出部と、をさらに備え、
    前記第1算出部は、前記第3領域内のボクセルごとに前記特徴量を算出する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2算出部は、
    前記第2領域における輝度値のヒストグラムを、前記第2領域に含まれる複数の要素の各々の、輝度値を確率変数とする確率分布を混合して得られる第1混合確率分布で近似し、
    前記解剖学的構造に含まれる1以上の前記要素の前記確率分布を混合した第2混合確率分布と、前記第1混合確率分布とに基づいて、前記2領域内のボクセルごとに前記第1確率値を算出する、
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記3次元医用画像は、X線CT装置により生成されるボリュームデータであって、被検体の肺を含み、
    前記第1物体は、ソリッド領域から成る肺結節、前記ソリッド領域の周囲を覆うGGO領域から成る肺結節、および、前記ソリッド領域と前記GGO領域の両方を含む肺結節のうちの何れかであり、
    前記第2物体は、血管であり、
    前記第1混合確率分布は、空気を含む前記要素の前記確率分布を示す第1確率分布と、前記GGO領域を含む前記要素の前記確率分布を示す第2確率分布と、ソリッド領域と前記血管とを含む前記要素の前記確率分布を示す第3確率分布とを混合した混合確率分布であり、
    前記第2混合確率分布は、前記第2確率分布と前記第3確率分布とを混合した混合確率分布である、
    請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1算出部は、
    前記第3領域内のボクセルの各々について、当該ボクセルを中心として放射状に設定した複数の仮想線ごとに、当該仮想線上に存在するボクセルの各々の前記第1確率値の累積値を示す第2確率値を算出し、前記第2確率値の最大値と最小値との比の値を、管形状度を表す前記特徴量として算出する、
    請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記第1抽出部は、
    前記経路上に存在するボクセルのうち、前記注目領域から当該ボクセルに到達するまでの前記特徴量の累積値が第2閾値以上となるボクセルの位置を、前記第1物体と前記第2物体との境界を示す位置として決定する、
    請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記第1抽出部は、
    前記経路上に存在するボクセルのうち、前記注目領域から当該ボクセルに到達するまでの前記特徴量の累積値の変化率が第3閾値以上となるボクセルの位置を、前記第1物体と前記第2物体との境界を示す位置として決定する、
    請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 前記第1算出部は、
    前記第3領域内のボクセルの各々について、当該ボクセルを中心として放射状に設定した複数の仮想線ごとに、当該仮想線上に存在するボクセルの各々の前記第1確率値の累積値を示す第2確率値を算出し、前記第2確率値の最小値と最大値との比の値を、塊形状度を表す前記特徴量として算出する、
    請求項2に記載の画像処理装置。
  9. 前記第1抽出部は、
    前記経路上に存在するボクセルのうち、前記注目領域から当該ボクセルに到達するまでの前記特徴量の累積値の変化率が第4閾値以下となるボクセルの位置を、前記第1物体と前記第2物体との境界を示す位置として決定する、
    請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記第1算出部は、
    前記第2領域に含まれるボクセルの各々について、当該ボクセルを中心として放射状に設定した複数の仮想線ごとに、当該仮想線上に存在するボクセルの各々のボクセル値の累積値を示すボクセル累積値を算出し、前記ボクセル累積値の最大値と最小値との比の値を、管形状度を表す前記特徴量として算出する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  11. 前記第1抽出部は、
    前記経路上に存在するボクセルのうち、前記注目領域から当該ボクセルに到達するまでの前記特徴量の累積値が第5閾値以上となるボクセルの位置を、前記第1物体と、管形状の第2物体との境界を示す位置として決定する、
    請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記第1抽出部は、
    前記経路上に存在するボクセルのうち、前記注目領域から当該ボクセルに到達するまでの前記特徴量の累積値の変化率が第6閾値以上となるボクセルの位置を、前記第1物体と、管形状の第2物体との境界を示す位置として決定する、
    請求項10に記載の画像処理装置。
  13. 前記第1算出部は、
    前記第2領域内のボクセルの各々について、当該ボクセルを中心として放射状に設定した複数の仮想線ごとに、当該仮想線上に存在するボクセルの各々のボクセル値の累積値を示すボクセル累積値を算出し、前記ボクセル累積値の最小値と最大値との比の値を、塊形状度を表す前記特徴量として算出する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  14. 前記第1抽出部は、
    前記経路上に存在するボクセルのうち、前記注目領域から当該ボクセルに到達するまでの前記特徴量の累積値の変化率が第7閾値以下となるボクセルの位置を、前記第1物体と、管形状の第2物体との境界を示す位置として決定する、
    請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記ボクセル値は輝度値である、
    請求項10に記載の画像処理装置。
  16. 前記第1抽出部による抽出結果に応じた画像を生成する画像生成部と、
    前記画像を表示部に表示する制御を行う表示制御部と、をさらに備える、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  17. 被検体を撮影して3次元医用画像を生成する撮影部と、
    前記3次元医用画像のうち塊形状の第1物体を示す第1領域の一部である注目領域を指定する指定部と、
    前記3次元医用画像のうち、前記第1領域の少なくとも一部を含む第2領域内のボクセルごとに、塊形状度または管形状度を表す特徴量を算出する算出部と、
    前記注目領域から周囲に向かって延びる経路上に存在する複数のボクセルの各々の前記特徴量の累積値に基づいて、前記第1領域を抽出する抽出部と、を備える、
    医用画像診断装置。
JP2013163672A 2013-08-06 2013-08-06 画像処理装置および医用画像診断装置 Active JP6257949B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163672A JP6257949B2 (ja) 2013-08-06 2013-08-06 画像処理装置および医用画像診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163672A JP6257949B2 (ja) 2013-08-06 2013-08-06 画像処理装置および医用画像診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015029860A true JP2015029860A (ja) 2015-02-16
JP6257949B2 JP6257949B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=52515690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013163672A Active JP6257949B2 (ja) 2013-08-06 2013-08-06 画像処理装置および医用画像診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6257949B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108121994A (zh) * 2016-11-30 2018-06-05 佳能株式会社 检测目标形状中进行特征提取的方法和装置
JP2018175257A (ja) * 2017-04-10 2018-11-15 株式会社根本杏林堂 血管画像処理システム
JP2020503628A (ja) * 2016-11-23 2020-01-30 3ディー システムズ インコーポレイテッド 複雑なデータのリアルタイムレンダリングのためのシステムおよび方法
KR20200085012A (ko) * 2019-01-04 2020-07-14 서울대학교병원 폐암 종양 크기 측정 방법 및 이를 수행하기 위한 장치
JP2020532376A (ja) * 2017-09-05 2020-11-12 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 肺の画像内の高密度肺組織の領域の決定

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08263641A (ja) * 1995-01-23 1996-10-11 Fuji Photo Film Co Ltd アイリスフィルターの演算方法
US6138045A (en) * 1998-08-07 2000-10-24 Arch Development Corporation Method and system for the segmentation and classification of lesions
JP2006000301A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 画像処理装置とこれを用いた手術支援システム
US20090041328A1 (en) * 2007-08-08 2009-02-12 Siemens Corporate Research, Inc. Feature Processing For Lung Nodules In Computer Assisted Diagnosis
JP2009028161A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Toshiba Corp 医用画像表示装置及び医用画像表示方法
WO2012153568A1 (ja) * 2011-05-10 2012-11-15 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 医用画像処理装置及び医用画像処理方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08263641A (ja) * 1995-01-23 1996-10-11 Fuji Photo Film Co Ltd アイリスフィルターの演算方法
US5784482A (en) * 1995-01-23 1998-07-21 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method for reducing the amount of processing of an iris filter
US6138045A (en) * 1998-08-07 2000-10-24 Arch Development Corporation Method and system for the segmentation and classification of lesions
JP2002523123A (ja) * 1998-08-07 2002-07-30 アーチ・デベロップメント・コーポレーション 病変の分割および分類のための方法およびシステム
JP2006000301A (ja) * 2004-06-16 2006-01-05 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 画像処理装置とこれを用いた手術支援システム
JP2009028161A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Toshiba Corp 医用画像表示装置及び医用画像表示方法
US20090041328A1 (en) * 2007-08-08 2009-02-12 Siemens Corporate Research, Inc. Feature Processing For Lung Nodules In Computer Assisted Diagnosis
WO2012153568A1 (ja) * 2011-05-10 2012-11-15 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 医用画像処理装置及び医用画像処理方法
US20130064436A1 (en) * 2011-05-10 2013-03-14 Olympus Medical Systems Corp. Medical image processing apparatus and method of operating medical image processing apparatus

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020503628A (ja) * 2016-11-23 2020-01-30 3ディー システムズ インコーポレイテッド 複雑なデータのリアルタイムレンダリングのためのシステムおよび方法
JP7039607B2 (ja) 2016-11-23 2022-03-22 3ディー システムズ インコーポレイテッド 複雑なデータのリアルタイムレンダリングのためのシステムおよび方法
CN108121994A (zh) * 2016-11-30 2018-06-05 佳能株式会社 检测目标形状中进行特征提取的方法和装置
CN108121994B (zh) * 2016-11-30 2021-12-14 佳能株式会社 在检测目标形状中进行特征提取的方法和装置
JP2018175257A (ja) * 2017-04-10 2018-11-15 株式会社根本杏林堂 血管画像処理システム
JP2020532376A (ja) * 2017-09-05 2020-11-12 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 肺の画像内の高密度肺組織の領域の決定
JP7257388B2 (ja) 2017-09-05 2023-04-13 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 肺の画像内の高密度肺組織の領域の決定
KR20200085012A (ko) * 2019-01-04 2020-07-14 서울대학교병원 폐암 종양 크기 측정 방법 및 이를 수행하기 위한 장치
KR102236617B1 (ko) * 2019-01-04 2021-04-06 서울대학교병원 폐암 종양 크기 측정 방법 및 이를 수행하기 위한 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP6257949B2 (ja) 2018-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11379985B2 (en) System and computer-implemented method for segmenting an image
JP6877868B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
US8605978B2 (en) Medical image processing apparatus and method, and computer readable recording medium on which is recorded program for the same
JP7005191B2 (ja) 画像処理装置、医用画像診断装置、及びプログラム
JP6626344B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム
US10275946B2 (en) Visualization of imaging uncertainty
WO2016038604A1 (en) Interactive segmentation
EP2620909B1 (en) Method, system and computer readable medium for automatic segmentation of a medical image
WO2005055141A1 (en) Segmenting and displaying tubular vessels in volumetric imaging data
JP6257949B2 (ja) 画像処理装置および医用画像診断装置
JP2016007270A (ja) 医用画像処理装置
US20120093390A1 (en) Quantitative perfusion analysis
US10878564B2 (en) Systems and methods for processing 3D anatomical volumes based on localization of 2D slices thereof
JP6415878B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び医用画像診断装置
JP6747785B2 (ja) 医用画像処理装置及び医用画像処理方法
JP2012179272A (ja) 画像診断支援装置およびその動作方法、並びに画像診断支援プログラム
CN112950648A (zh) 确定磁共振图像中的正中矢状平面的方法和设备
US9082193B2 (en) Shape-based image segmentation
Dong et al. An improved supervoxel 3D region growing method based on PET/CT multimodal data for segmentation and reconstruction of GGNs
KR20210066074A (ko) 3차원 해부학적 기준점 검출 방법 및 장치
Gillmann et al. Hierarchical image semantics using probabilistic path propagations for biomedical research
Doğanay et al. A hybrid lung segmentation algorithm based on histogram-based fuzzy C-means clustering
Mourya et al. Empirical greedy machine‐based automatic liver segmentation in CT images
JP7321671B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システムおよびプログラム
JP2014171883A (ja) 医用画像処理装置及び医用画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20151102

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20160317

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160727

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20160929

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20161021

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6257949

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350