JP2015026143A - 情報処理装置、文書、コンピュータプログラム、特許出願および特許審査方法。 - Google Patents
情報処理装置、文書、コンピュータプログラム、特許出願および特許審査方法。 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】記述対象を要素、属性および関係といった情報を用いて記載する記法は従来知られていなかった。【解決手段】本発明に係る第一情報処理装置1は、データベースと、第1制御手段とを備え、前記データベースには、複数の要素情報と、複数の属性情報と、複数の関係情報と、が格納され、前記第1制御手段は、前記データベースを参照可能である。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、コンピュータを情報処理装置として機能させるためのコンピュータプログラム、文書を生成するための情報処理装置に関するものである。
従来、特許明細書の作成支援装置があった(特許文献1)。従来、特許文献の検索装置があった(特許文献2〜4)。従来、特許文書を対象とした機械翻訳装置があった(特許文献5)。
それぞれの従来技術には次のような課題がある。
1.特許文献1記載の特許明細書の作成支援装置は、明細書作成手順を支援する装置にすぎず、実際に執筆される明細書を簡潔・明瞭にする仕組みがない。そのため、難しい発明を表現しようとすると、経験の浅い執筆者では表現が難しかった。
2.特許文献1記載の特許明細書の作成支援装置は、特許明細書を執筆する際に、過去に執筆・公開された文書を適切に再利用する仕組みがない。そのため、文書の執筆作業においては過去の文書資産が活かされずに、ゼロから執筆する必要があった。
3.特許文献2〜4記載の特許文献の検索装置は、特許明細書の文書をそのままキーワード検索する装置にすぎず、キーワードからノイズの少ない精度が高い特許検索を実現することはできなかった。
4.特許文献5記載の機械翻訳装置は、特許明細書の文書をそのまま機械翻訳する装置にすぎず、機械翻訳の精度が悪いことにより、適切な特許翻訳を実現することができなかった。
1.特許文献1記載の特許明細書の作成支援装置は、明細書作成手順を支援する装置にすぎず、実際に執筆される明細書を簡潔・明瞭にする仕組みがない。そのため、難しい発明を表現しようとすると、経験の浅い執筆者では表現が難しかった。
2.特許文献1記載の特許明細書の作成支援装置は、特許明細書を執筆する際に、過去に執筆・公開された文書を適切に再利用する仕組みがない。そのため、文書の執筆作業においては過去の文書資産が活かされずに、ゼロから執筆する必要があった。
3.特許文献2〜4記載の特許文献の検索装置は、特許明細書の文書をそのままキーワード検索する装置にすぎず、キーワードからノイズの少ない精度が高い特許検索を実現することはできなかった。
4.特許文献5記載の機械翻訳装置は、特許明細書の文書をそのまま機械翻訳する装置にすぎず、機械翻訳の精度が悪いことにより、適切な特許翻訳を実現することができなかった。
上記課題の少なくとも一部を解決するため、本発明は以下の手段を採用する。
第1の発明に係る情報処理装置によれば、要素情報、属性情報および関係情報とが格納されたデータベースを用いることにより、以下の情報処理装置を実現することができる。
1.要素情報、属性情報および関係情報を用いた文書を出力することが可能な情報処理装置。
2.要素情報、属性情報および関係情報に基づき文献情報を検索することが可能な情報処理装置。
3.要素情報、属性情報および関係情報のそれぞれを機械翻訳することにより、より精度の高い機械翻訳を実現することが可能な情報処理装置。
1.要素情報、属性情報および関係情報を用いた文書を出力することが可能な情報処理装置。
2.要素情報、属性情報および関係情報に基づき文献情報を検索することが可能な情報処理装置。
3.要素情報、属性情報および関係情報のそれぞれを機械翻訳することにより、より精度の高い機械翻訳を実現することが可能な情報処理装置。
第2の発明に係る情報処理装置によれば、取得した情報に基づいてデータベースが参照されることにより、データベースに格納された要素情報、属性情報および関係情報が出力される。文書執筆者は、出力された要素情報、属性情報および関係情報を入力候補として用いることにより、文書執筆作業において入力作業を省略することができる。また、誤入力も避けることができる。
第3の発明に係る情報処理装置よれば、データベースに格納された要素情報、属性情報および関係情報はそれぞれ文献情報と関連づけられている。そのため、取得した情報に基づいてデータベースが参照されることにより、データベースに格納された文献情報が出力される。第3の発明によれば、要素情報、属性情報および関係情報を用いて特許文献を検索することにより、関連性の高い適切な従来文献を精度良く検索することができる。
第4の発明に係る情報処理装置によれば、データベースに格納された属性情報は、要素情報と関連づけられている。そのため、取得した要素情報に基づいてデータベースが参照されることにより、データベースに格納された属性情報が出力される。文書執筆者は、出力された属性情報を入力候補として用いることにより、文書執筆作業において属性情報の入力に伴う作業を省略することができる。また、誤入力も避けることができる。
第5の発明に係る情報処理装置によれば、データベースに格納された関係情報は、要素情報と関連づけられている。そのため、取得した要素情報に基づいてデータベースが参照されることにより、データベースに格納された関係情報が出力される。文書執筆者は、出力された関係情報を入力候補として用いることにより、文書執筆作業において関係情報の入力に伴う作業を省略することができる。また、誤入力も避けることができる。
第6の発明に係る情報処理装置によれば、データベースに格納された要素情報は、それぞれ自身の同義語、上位概念および下位概念に係る要素情報と関連づけられている。そのため、取得した要素情報に基づいてデータベースが参照されることにより、同義語、上位概念および下位概念に係る要素情報が出力される。文書執筆者は、出力された要素情報を入力候補として用いることにより、文書執筆作業において同義語、上位概念および下位概念に係る要素情報から最も適切な要素情報を選択することができる。それにより、文書執筆作業において要素情報の推敲作業や上位概念化、下位概念化の作業を省略することができる。
第7の発明に係る情報処理装置によれば、要素情報を取得可能な第1取得手段と、属性情報を取得可能な第2取得手段と、関係情報を取得可能な第3取得手段と、を備え、取得した要素情報、属性情報および関係情報に基づいた文書を出力することができる。そのため、文書執筆者は、記述対象を観察することにより得られる要素情報、属性情報および関係情報を本発明に係る情報処理装置へ入力することにより、記述対象を構造的に簡潔・明瞭な文書で表現することができる。
第8の発明に係る情報処理装置によれば、要素情報の定義情報を取得可能な第4取得手段と、属性情報の機能情報を取得可能な第5取得手段と、関係情報の機能情報を取得可能な第6取得手段と、を備え、要素情報の定義情報、属性情報の機能情報および関係情報の機能情報に基づいた文書を出力することが可能である。そのため、文書執筆者は、記述対象の要素情報、属性情報および関係情報に対する定義情報、機能情報(機能および効果)を本発明に係る情報処理装置へ入力することにより、記述対象の意義や目的を補足的に説明する文書を得ることができる。
第9の発明に係る情報処理装置によれば、第1言語で記述された要素情報に対応する第2言語で記述された要素情報と、第1言語で記述された属性情報に対応する第2言語で記述された属性情報と、第1言語で記述された関係情報に対応する第2言語で記述された関係情報とを取得する手段を備え、取得した第2言語で記述された要素情報、属性情報および関係情報に基づいた文書を出力することが可能である。そのため、文書執筆者は、第1言語で記述された要素情報、属性情報および関係情報を本発明に係る情報処理装置へ入力することにより、第2言語で記述された構造的に簡潔・明瞭な文書を得ることができる。
本発明の情報処理装置は少なくとも以下のいずれかの効果を奏する。
1.要素情報、属性情報および関係情報により簡潔で明瞭な文書を作成することが可能である。
2.要素情報、属性情報および関係情報により文献情報を検索することが可能である。
3.要素情報、属性情報および関係情報のそれぞれを機械翻訳することにより、より精度の高い機械翻訳を実現することが可能である。
1.要素情報、属性情報および関係情報により簡潔で明瞭な文書を作成することが可能である。
2.要素情報、属性情報および関係情報により文献情報を検索することが可能である。
3.要素情報、属性情報および関係情報のそれぞれを機械翻訳することにより、より精度の高い機械翻訳を実現することが可能である。
以下、本発明の第一情報処理装置1および第二情報処理装置2の実施形態について図1および図2を参照して詳細に説明する。
<第一情報処理装置1の基本構成>
実施形態が適用される第一情報処理装置1の基本構成について説明する。第一情報処理装置1は、第一制御部12、データベース18が格納された第一記憶部13、第一通信インタフェース16およびそれらを互いにつなぐバス11を備える。
第一情報処理装置1は、Windows(登録商標)、MacOS(登録商標)およびLinux(登録商標)などの各種OS(Operating System)がインストールされたコンピュータから構成される。
第一制御部12はプロセッサから構成される。RAMならびにROM等の揮発性記憶装置を含んでもよい。プロセッサはRAM、ROMまたは第一記憶部13に格納された各種プログラムを実行することにより、様々なデータ処理を行ったり、周辺機器の動作を制御することができる。
第一記憶部13は、ハードディスクなどの記憶装置により構成される。ハードディスクには、第一情報処理装置1を機能させるためのOS、プロセッサに様々なデータ処理を行わせるためのプログラムおよびデータを格納するためのデータベースが記憶されている。
プログラムとして、ApacheとよばれるWebサーバーがインストールされている。他の端末は、第一通信インタフェース16を介して、Webサーバーへリクエスト(HTTPリクエスト)を送信することにより、第一制御部12を機能させて各種データ処理を行わせたり、データベース18に格納された情報を取得することができる。Webサーバーは、Tomcat、Jetty、JBossなどの各種ソフトウェアを用いてもよい。
プログラムとして、Pythonとよばれるスクリプト言語の実行環境がインストールされている。他の端末が、Webサーバーに対してリクエストを送信すると、リクエストに応じて所定のPythonスクリプトが呼び出され処理が行われ、処理結果を該端末へ送信することができる。スクリプト言語の実行環境は、Perl、PHP、Java(登録商標)、C言語など各種言語を用いてもよい。
データベース18を実現するためのデータベースソフトウェアとしては、RDB(リレーショナルデータベース)のMySQLを用いる。なお、データベース18としては、本発明の実施形態を実現できる限りにおいて、Oracle、Access等の他のRDBデータベースソフトウェアのほか、Excelなどの表計算ソフトを利用したり、、CSVファイルやOSのファイルシステムをそのまま利用してデータを格納するようにしてもよい。
第一通信インタフェース16は、LAN(Local Area Network)インタフェースで構成される。なお、第一通信インタフェース16としては、第二情報処理装置2との通信を実現できる限りにおいて、USB(UniversalSerialBus)などの任意の有線、無線通信インタフェースのほか、内部バス11を用いて第二情報処理装置2と通信するように更新しても構わない。
第一通信インタフェース16は、ネットワーク17を介して第二情報処理装置2の第二通信インタフェース26と接続されている。
第二情報処理装置2から送信されたリクエストは、第一通信インタフェース16を介して、Webサーバーに受信される。Webサーバーが受信したリクエストは、プログラムに入力され、所定の処理が実行される。プログラムによる処理結果は、Webサーバーへ出力され、リクエストに対するレスポンスとして、ネットワーク17を介して、第二情報処理装置2へ送信される。
実施形態が適用される第一情報処理装置1の基本構成について説明する。第一情報処理装置1は、第一制御部12、データベース18が格納された第一記憶部13、第一通信インタフェース16およびそれらを互いにつなぐバス11を備える。
第一情報処理装置1は、Windows(登録商標)、MacOS(登録商標)およびLinux(登録商標)などの各種OS(Operating System)がインストールされたコンピュータから構成される。
第一制御部12はプロセッサから構成される。RAMならびにROM等の揮発性記憶装置を含んでもよい。プロセッサはRAM、ROMまたは第一記憶部13に格納された各種プログラムを実行することにより、様々なデータ処理を行ったり、周辺機器の動作を制御することができる。
第一記憶部13は、ハードディスクなどの記憶装置により構成される。ハードディスクには、第一情報処理装置1を機能させるためのOS、プロセッサに様々なデータ処理を行わせるためのプログラムおよびデータを格納するためのデータベースが記憶されている。
プログラムとして、ApacheとよばれるWebサーバーがインストールされている。他の端末は、第一通信インタフェース16を介して、Webサーバーへリクエスト(HTTPリクエスト)を送信することにより、第一制御部12を機能させて各種データ処理を行わせたり、データベース18に格納された情報を取得することができる。Webサーバーは、Tomcat、Jetty、JBossなどの各種ソフトウェアを用いてもよい。
プログラムとして、Pythonとよばれるスクリプト言語の実行環境がインストールされている。他の端末が、Webサーバーに対してリクエストを送信すると、リクエストに応じて所定のPythonスクリプトが呼び出され処理が行われ、処理結果を該端末へ送信することができる。スクリプト言語の実行環境は、Perl、PHP、Java(登録商標)、C言語など各種言語を用いてもよい。
データベース18を実現するためのデータベースソフトウェアとしては、RDB(リレーショナルデータベース)のMySQLを用いる。なお、データベース18としては、本発明の実施形態を実現できる限りにおいて、Oracle、Access等の他のRDBデータベースソフトウェアのほか、Excelなどの表計算ソフトを利用したり、、CSVファイルやOSのファイルシステムをそのまま利用してデータを格納するようにしてもよい。
第一通信インタフェース16は、LAN(Local Area Network)インタフェースで構成される。なお、第一通信インタフェース16としては、第二情報処理装置2との通信を実現できる限りにおいて、USB(UniversalSerialBus)などの任意の有線、無線通信インタフェースのほか、内部バス11を用いて第二情報処理装置2と通信するように更新しても構わない。
第一通信インタフェース16は、ネットワーク17を介して第二情報処理装置2の第二通信インタフェース26と接続されている。
第二情報処理装置2から送信されたリクエストは、第一通信インタフェース16を介して、Webサーバーに受信される。Webサーバーが受信したリクエストは、プログラムに入力され、所定の処理が実行される。プログラムによる処理結果は、Webサーバーへ出力され、リクエストに対するレスポンスとして、ネットワーク17を介して、第二情報処理装置2へ送信される。
<第二情報処理装置2の基本構成>
実施形態が適用される情報処理装置2の基本構成について説明する。第二情報処理装置2は、第二制御部22、第二記憶部23、表示部24、入力部25および第二通信インタフェース26から構成される。
第二情報処理装置2は、Windows(登録商標)、MacOS(登録商標)およびLinux(登録商標)などの各種OS(Operating System)がインストールされたコンピュータから構成される。
第二制御部22の基本構成は、第一制御部12の基本構成と同様である。
第二記憶部23は、ハードディスクなどの記憶装置により構成される。ハードディスクには、第二情報処理装置2を機能させるためのOSおよびプロセッサに様々なデータ処理を行わせるためのプログラムが記憶されている。
プログラムとして、InternetExploreとよばれるWebブラウザがインストールされている。オペレータはWebブラウザを操作することにより、通信インタフェース26を経由して、各種リクエスト(HTTPリクエスト)をWebサーバーへ送信することができる。Webブラウザは、Safari、GoogleChrome、FireFoxなどの各種ブラウザを用いても良い。
表示部24は、液晶ディスプレイなどの表示装置で構成される。液晶ディスプレイには、第二情報処理装置2のOS画面および、第二通信インタフェース26を経由して取得した情報をWebブラウザを介して表示させることができる。表示部24としては、プロジェクタ、プラズマディスプレイ、電子ペーパーおよびプリンタなどの各種装置を用いてもよい。
入力部25は、キーボードおよびマウスなどのユーザーインタフェースで構成される。オペレータは、キーボードを操作することにより、各種文字情報を第二情報処理装置2に入力したり、第二制御部22に様々なデータ処理を実行させることができる。入力部25としては、各種スイッチ、各種ポインティングデバイス、トラックボール、ペンタブレットおよびタッチパネルなどの各種装置を用いてもよい。
第二通信インタフェース26は、LAN(Local Area Network)インタフェースで構成される。なお、第二通信インタフェース26としては、第一情報処理装置1との通信を実現できる限りにおいて、USB(UniversalSerialBus)などの任意の有線、無線通信インタフェースのほか、内部バス21を用い第一情報処理装置1と通信するように更新しても構わない。
第二通信インタフェース26は、ネットワーク27を介して第一情報処理装置1の第一通信インタフェース16と接続されている。
第二情報処理装置2のオペレータは、入力手段25を用いてWebブラウザを操作することにより、第一情報処理装置1への命令をリクエストとして、第二通信インタフェース26を介して、第一情報処理装置1のWebサーバーへ送信することができる。Webサーバーは、リクエストに対するレスポンスを出力する。第二情報処理装置2は、Webサーバからのレスポンスを表示部24に表示させる。オペレータはリクエストとレスポンスの一連の処理を通じて、対話的にコンピュータにデータ処理を行わせることができる。
実施形態が適用される情報処理装置2の基本構成について説明する。第二情報処理装置2は、第二制御部22、第二記憶部23、表示部24、入力部25および第二通信インタフェース26から構成される。
第二情報処理装置2は、Windows(登録商標)、MacOS(登録商標)およびLinux(登録商標)などの各種OS(Operating System)がインストールされたコンピュータから構成される。
第二制御部22の基本構成は、第一制御部12の基本構成と同様である。
第二記憶部23は、ハードディスクなどの記憶装置により構成される。ハードディスクには、第二情報処理装置2を機能させるためのOSおよびプロセッサに様々なデータ処理を行わせるためのプログラムが記憶されている。
プログラムとして、InternetExploreとよばれるWebブラウザがインストールされている。オペレータはWebブラウザを操作することにより、通信インタフェース26を経由して、各種リクエスト(HTTPリクエスト)をWebサーバーへ送信することができる。Webブラウザは、Safari、GoogleChrome、FireFoxなどの各種ブラウザを用いても良い。
表示部24は、液晶ディスプレイなどの表示装置で構成される。液晶ディスプレイには、第二情報処理装置2のOS画面および、第二通信インタフェース26を経由して取得した情報をWebブラウザを介して表示させることができる。表示部24としては、プロジェクタ、プラズマディスプレイ、電子ペーパーおよびプリンタなどの各種装置を用いてもよい。
入力部25は、キーボードおよびマウスなどのユーザーインタフェースで構成される。オペレータは、キーボードを操作することにより、各種文字情報を第二情報処理装置2に入力したり、第二制御部22に様々なデータ処理を実行させることができる。入力部25としては、各種スイッチ、各種ポインティングデバイス、トラックボール、ペンタブレットおよびタッチパネルなどの各種装置を用いてもよい。
第二通信インタフェース26は、LAN(Local Area Network)インタフェースで構成される。なお、第二通信インタフェース26としては、第一情報処理装置1との通信を実現できる限りにおいて、USB(UniversalSerialBus)などの任意の有線、無線通信インタフェースのほか、内部バス21を用い第一情報処理装置1と通信するように更新しても構わない。
第二通信インタフェース26は、ネットワーク27を介して第一情報処理装置1の第一通信インタフェース16と接続されている。
第二情報処理装置2のオペレータは、入力手段25を用いてWebブラウザを操作することにより、第一情報処理装置1への命令をリクエストとして、第二通信インタフェース26を介して、第一情報処理装置1のWebサーバーへ送信することができる。Webサーバーは、リクエストに対するレスポンスを出力する。第二情報処理装置2は、Webサーバからのレスポンスを表示部24に表示させる。オペレータはリクエストとレスポンスの一連の処理を通じて、対話的にコンピュータにデータ処理を行わせることができる。
なお、本実施形態において第一情報処理装置1および第二情報処理装置2は別個の装置として記載したが、共通のハードウェア資源を用いて1つのコンピュータ上に第一情報処理装置1および第二情報処理装置2を実現しても構わない。
<文書生成の基本理論>
本実施形態において用いる、文書生成の基本理論を説明する。
以下、一例として特許明細書および特許請求の範囲の文書生成を説明するが、生成される文書は特許文書である必要はない。科学技術論文、経済学・経営学の論文、法律文書などのなんらかの対象物や現象を表現する必要のある文書はもちろん、人文科学、社会科学および自然科学のあらゆる領域の文書生成に対して適用することが可能である。
本実施形態において用いる、文書生成の基本理論を説明する。
以下、一例として特許明細書および特許請求の範囲の文書生成を説明するが、生成される文書は特許文書である必要はない。科学技術論文、経済学・経営学の論文、法律文書などのなんらかの対象物や現象を表現する必要のある文書はもちろん、人文科学、社会科学および自然科学のあらゆる領域の文書生成に対して適用することが可能である。
<特許請求の範囲生成の基本理論>
以下、今回新たに創作した対象発明の「理解」を通じた、体系的な特許請求の範囲作成方法を説明する。そして、新たな特許請求の範囲の記法として、「構造的クレーム形式」とよばれる特許請求の範囲の記法を説明する。
以下、今回新たに創作した対象発明の「理解」を通じた、体系的な特許請求の範囲作成方法を説明する。そして、新たな特許請求の範囲の記法として、「構造的クレーム形式」とよばれる特許請求の範囲の記法を説明する。
〔構造的クレーム形式とは〕
構造的クレーム形式においては、対象発明の特許請求の範囲を次のように記載する。要素、属性および関係の定義は次に説明する。そして、本形式のクレームの作成方法と、その優位性を説明し、具体的な適用事例を後述する。
〔請求項1〕(構造的クレーム形式・独立請求項)
要素aと、
要素bと、
を備え、
属性cであり、
属性dであり、
関係eであり、
関係fである、
装置。
〔請求項2〕(従属請求項)
要素g、
を備え、
属性hであり、
関係iである、
請求項1の装置。
(2)『要素』、『属性』および『関係』とは
ここで、要素、属性および関係を以下のように定義する。
(2−1).『要素』とは
要素という言葉は、対象発明を構成する「部品」のことである。特許業界でよく使われる『構成要素』という言葉に対し、『要素』は要素同士の関連性は含まないものとする。なお、方法であれば、方法を構成する工程のうち、意味のある単一工程(ステップ)となる。また、プログラムであれば、意味のある単一の演算処理を行う関数(ファンクション)が要素となる。
(2−2).『属性』とは
要素の性質を「絶対的」に規定するものを『属性』とよぶ。たとえば、「自動車の色は赤い」という記載は、自動車という要素の色を絶対的な「赤」に規定しているため、『属性』ということになる。
(2−3).『関係』とは
要素間の関連性を「相対的」に規定するものを『関係』とよぶ。たとえば、「自動車aの色は、自動車bの色に等しい」という記載は、自動車aという要素を他の要素である自動車bを参照して相対的に規定しているため、『関係』ということになる。
(3)『構成』という言葉について
なお、「要素」、「属性」および「関係」を総称して「構成」と略称する。特許業界でよく使われる構成要素という言葉を、既に述べた「要素」という言葉と明確に区別するために単に「構成」とよぶ。
構造的クレーム形式においては、対象発明の特許請求の範囲を次のように記載する。要素、属性および関係の定義は次に説明する。そして、本形式のクレームの作成方法と、その優位性を説明し、具体的な適用事例を後述する。
〔請求項1〕(構造的クレーム形式・独立請求項)
要素aと、
要素bと、
を備え、
属性cであり、
属性dであり、
関係eであり、
関係fである、
装置。
〔請求項2〕(従属請求項)
要素g、
を備え、
属性hであり、
関係iである、
請求項1の装置。
(2)『要素』、『属性』および『関係』とは
ここで、要素、属性および関係を以下のように定義する。
(2−1).『要素』とは
要素という言葉は、対象発明を構成する「部品」のことである。特許業界でよく使われる『構成要素』という言葉に対し、『要素』は要素同士の関連性は含まないものとする。なお、方法であれば、方法を構成する工程のうち、意味のある単一工程(ステップ)となる。また、プログラムであれば、意味のある単一の演算処理を行う関数(ファンクション)が要素となる。
(2−2).『属性』とは
要素の性質を「絶対的」に規定するものを『属性』とよぶ。たとえば、「自動車の色は赤い」という記載は、自動車という要素の色を絶対的な「赤」に規定しているため、『属性』ということになる。
(2−3).『関係』とは
要素間の関連性を「相対的」に規定するものを『関係』とよぶ。たとえば、「自動車aの色は、自動車bの色に等しい」という記載は、自動車aという要素を他の要素である自動車bを参照して相対的に規定しているため、『関係』ということになる。
(3)『構成』という言葉について
なお、「要素」、「属性」および「関係」を総称して「構成」と略称する。特許業界でよく使われる構成要素という言葉を、既に述べた「要素」という言葉と明確に区別するために単に「構成」とよぶ。
〔対象発明を理解することとは〕
まず、どのような特許請求の範囲の記載方法であっても、第一歩は記述対象の発明を理解することにあります。一方、次のような一連の過程を通じて、人間の頭の中で対象発明を理解することができます(図3参照)。
(1).対象発明の観察
対象発明に刺激を与えたときの、振る舞いを観察します。具体的には、
・「入力に対して、どのような反応を返すのか?」、
・「どのような場合に、どのような機能を発揮するのか?」
といった点を観察します。どのような刺激に対する振る舞いを観察するかによって、対象発明の理解の深さが決まります。
(2).要素の摘出
対象発明を構成する部品を要素として摘出します。要素情報は、要素を表現する情報のことを示します。部品と、その部品を包含する構成がある場合には、それぞれ別の要素として摘出して構いません。たとえば、処理部がAユニットとBユニットとを有する場合には、要素として「処理部」、「Aユニット」、「Bユニット」の3つの要素が摘出されます。なお、包含関係は下記の「(4)要素間の関係を摘出」において摘出すれば十分です。
(3).要素の属性を摘出
摘出した要素を絶対的に規定するものを属性として摘出します。属性情報は、属性を表現する情報のことを示します。摘出する属性は、他の属性の組合せで得ることができない最も小さな(素な)属性として摘出することが望ましいと考えます。たとえば、「自動車は、色が赤く、鉄でできている」という属性は、「自動車は鉄でてきている」、「自動車の色は赤い」の2つの属性の組合せでできるため不適切といえます。この場合には、属性として「自動車は鉄でてきている」、「自動車の色は赤い」の2つの属性を摘出したほうが好適です。
(4).要素間の関係を摘出
摘出した要素間の関連性を相対的に規定するものを関係として摘出します。関係情報は、関係を記述する情報のことを示します。摘出する関係は、他の関係の組合せで得ることが出来ない最も小さな(素な)関係として摘出することが望ましいと考えます。たとえば、「AユニットおよびBユニットは、Cユニットと接続されている」という関係は、「Aユニットは、Cユニットと接続されている」、「Bユニットは、Cユニットと接続されている」の2つの関係の組合せでできるため不適切といえます。この場合には、関係として「Aユニットは、Cユニットと接続されている」、「Bユニットは、Cユニットと接続されている」の2つの関係を摘出したほうが好適です。
(5).モデル構築
摘出した「要素」、「属性」、「関係」を頭の中で組み立てることによりモデル(構造体)を構築します(構造化)。
(6).試動
構築したモデルに対して、(1)の観察過程で用いた刺激を与え、それに対するモデルを構成する「要素」、「属性」、「関係」の振る舞いを観察します(試動)。もし、振る舞いがわからない構成があるならば、その構成の振る舞いを規定するするより小さな(素な)要素、関係、属性からなるモデル(サブモデル)をさらに探し出して構築したモデルに反映させる必要があります。
(7−1).対象発明の理解
試動により観察された振る舞いが、(1)において観察された対象発明の振る舞いと一致している場合には、対象発明を理解したといえます。
(7−2).対象発明の理解に失敗した場合
一方、試動により観察された振る舞いが、(1)において観察された対象発明の振る舞いと異なる場合には、対象発明を理解したとはいえません。通常は「要素」、「属性」、「関係」に不足(もれ)や勘違いがあることに起因して一致しないといえます。そのため、モデルの振る舞いが対象発明と一致するまで、対象発明をよく観察し、試行錯誤しながらモデルを修正する必要があります(1〜6を何度もやり直す)。そして、モデルの振る舞いが観察された対象発明の振る舞いと一致した段階で、対象発明を理解したことになります。
まず、どのような特許請求の範囲の記載方法であっても、第一歩は記述対象の発明を理解することにあります。一方、次のような一連の過程を通じて、人間の頭の中で対象発明を理解することができます(図3参照)。
(1).対象発明の観察
対象発明に刺激を与えたときの、振る舞いを観察します。具体的には、
・「入力に対して、どのような反応を返すのか?」、
・「どのような場合に、どのような機能を発揮するのか?」
といった点を観察します。どのような刺激に対する振る舞いを観察するかによって、対象発明の理解の深さが決まります。
(2).要素の摘出
対象発明を構成する部品を要素として摘出します。要素情報は、要素を表現する情報のことを示します。部品と、その部品を包含する構成がある場合には、それぞれ別の要素として摘出して構いません。たとえば、処理部がAユニットとBユニットとを有する場合には、要素として「処理部」、「Aユニット」、「Bユニット」の3つの要素が摘出されます。なお、包含関係は下記の「(4)要素間の関係を摘出」において摘出すれば十分です。
(3).要素の属性を摘出
摘出した要素を絶対的に規定するものを属性として摘出します。属性情報は、属性を表現する情報のことを示します。摘出する属性は、他の属性の組合せで得ることができない最も小さな(素な)属性として摘出することが望ましいと考えます。たとえば、「自動車は、色が赤く、鉄でできている」という属性は、「自動車は鉄でてきている」、「自動車の色は赤い」の2つの属性の組合せでできるため不適切といえます。この場合には、属性として「自動車は鉄でてきている」、「自動車の色は赤い」の2つの属性を摘出したほうが好適です。
(4).要素間の関係を摘出
摘出した要素間の関連性を相対的に規定するものを関係として摘出します。関係情報は、関係を記述する情報のことを示します。摘出する関係は、他の関係の組合せで得ることが出来ない最も小さな(素な)関係として摘出することが望ましいと考えます。たとえば、「AユニットおよびBユニットは、Cユニットと接続されている」という関係は、「Aユニットは、Cユニットと接続されている」、「Bユニットは、Cユニットと接続されている」の2つの関係の組合せでできるため不適切といえます。この場合には、関係として「Aユニットは、Cユニットと接続されている」、「Bユニットは、Cユニットと接続されている」の2つの関係を摘出したほうが好適です。
(5).モデル構築
摘出した「要素」、「属性」、「関係」を頭の中で組み立てることによりモデル(構造体)を構築します(構造化)。
(6).試動
構築したモデルに対して、(1)の観察過程で用いた刺激を与え、それに対するモデルを構成する「要素」、「属性」、「関係」の振る舞いを観察します(試動)。もし、振る舞いがわからない構成があるならば、その構成の振る舞いを規定するするより小さな(素な)要素、関係、属性からなるモデル(サブモデル)をさらに探し出して構築したモデルに反映させる必要があります。
(7−1).対象発明の理解
試動により観察された振る舞いが、(1)において観察された対象発明の振る舞いと一致している場合には、対象発明を理解したといえます。
(7−2).対象発明の理解に失敗した場合
一方、試動により観察された振る舞いが、(1)において観察された対象発明の振る舞いと異なる場合には、対象発明を理解したとはいえません。通常は「要素」、「属性」、「関係」に不足(もれ)や勘違いがあることに起因して一致しないといえます。そのため、モデルの振る舞いが対象発明と一致するまで、対象発明をよく観察し、試行錯誤しながらモデルを修正する必要があります(1〜6を何度もやり直す)。そして、モデルの振る舞いが観察された対象発明の振る舞いと一致した段階で、対象発明を理解したことになります。
〔構造的クレームの作成方法〕
構造的クレーム形式は、上記過程で摘出した「要素」、「要素の属性」、「要素間の関係」をそのまま素直に並べた形式となります。通常、「要素」、「属性」、「関係」よりなるものは構造物、構造体とよばれることから、「要素」、「属性」、「関係」の構成からなるクレームを「構造的クレーム形式」とよびます。
構造的クレーム形式は、上記過程で摘出した「要素」、「要素の属性」、「要素間の関係」をそのまま素直に並べた形式となります。通常、「要素」、「属性」、「関係」よりなるものは構造物、構造体とよばれることから、「要素」、「属性」、「関係」の構成からなるクレームを「構造的クレーム形式」とよびます。
〔構造的クレーム形式の優れている点〕
構造的クレーム形式の優れている点としては、下記の2点が挙げられます。
(1)理由1:理解した対象発明の構造がそのままクレームに反映されています。
構造的クレーム形式は、理解した対象発明がそのままクレーム文章になります。よって、対象発明を理解さえできれば、簡単・確実に再現性のあるクレームを作り出すことができます。逆に、明細書の読み手〜たとえば審査官は、クレームの要素、属性、関係を読みとくことにより審査対象発明の構造を容易に理解することができます。
(2)理由2:日本語の文章構造としてシンプルです。
構造的クレーム形式は、一つの行(一節)に一つの構成(要素、属性、関係)を記載することを原則としています。そのため、複雑な構造を有する発明であっても、日本語の文章構造を複雑にせずに表現することができます。
文章構造が平易であることにより、クレームが多義的となったり、不明瞭になる事態を避けることができます。また、従来技術との構成対比を容易に行うことができます。そして、クレームは構成の単なる組み合わせで表現されるため、クレームの補正は単なる構成の組み替え作業とすることができます。
なお、副次的な効果としては、それぞれの構成を外国語へ翻訳することは、複雑な文書を翻訳する場合に比べ、平易であるため、誤訳による失敗を避けることにもつながります。
一方、従来から行われている要素列挙形式のクレームでは、要素間の関連性が多い複雑な発明を表現しようとすると、多くの接続詞が多用されることにより読解が著しく困難な文章となりがちです。たとえば、係り受けが不明瞭となることにより、権利の有効性や権利範囲の境界が曖昧になり無用な係争に発展しやすいといえます。
構造的クレーム形式の優れている点としては、下記の2点が挙げられます。
(1)理由1:理解した対象発明の構造がそのままクレームに反映されています。
構造的クレーム形式は、理解した対象発明がそのままクレーム文章になります。よって、対象発明を理解さえできれば、簡単・確実に再現性のあるクレームを作り出すことができます。逆に、明細書の読み手〜たとえば審査官は、クレームの要素、属性、関係を読みとくことにより審査対象発明の構造を容易に理解することができます。
(2)理由2:日本語の文章構造としてシンプルです。
構造的クレーム形式は、一つの行(一節)に一つの構成(要素、属性、関係)を記載することを原則としています。そのため、複雑な構造を有する発明であっても、日本語の文章構造を複雑にせずに表現することができます。
文章構造が平易であることにより、クレームが多義的となったり、不明瞭になる事態を避けることができます。また、従来技術との構成対比を容易に行うことができます。そして、クレームは構成の単なる組み合わせで表現されるため、クレームの補正は単なる構成の組み替え作業とすることができます。
なお、副次的な効果としては、それぞれの構成を外国語へ翻訳することは、複雑な文書を翻訳する場合に比べ、平易であるため、誤訳による失敗を避けることにもつながります。
一方、従来から行われている要素列挙形式のクレームでは、要素間の関連性が多い複雑な発明を表現しようとすると、多くの接続詞が多用されることにより読解が著しく困難な文章となりがちです。たとえば、係り受けが不明瞭となることにより、権利の有効性や権利範囲の境界が曖昧になり無用な係争に発展しやすいといえます。
〔構造的クレーム作成の実例〕
実例として、「ダブルクリップ」を対象として、構造的クレーム形式作成の実例を紹介します。
(1).対象発明の観察
図4を参照すると、ダブルクリップは以下の機能を発揮していることを観察することができます。
機能a.クリップが書類を把持しているときには、つまみをクリップ先端側に回転させることにより、書類端からつまみがはみ出すことを避けることができます。
機能b.使用者がクリップ開口を開くときには、つまみを手でつまむことにより小さな力でクリップの先端を開くことができます。
(2).要素の摘出
要素としては、下記の要素c〜jが摘出されます(図5)。
c.第1つまみ
d.第2つまみ
e.クリップ
f.板ばね
g.第1軸
h.第2軸
i.第1軸受
j.第2軸受
(3).要素の属性を摘出
属性としては、下記の属性が摘出されます。
k.第1つまみはワイヤーを屈曲させて形成されている
l.第2つまみはワイヤーを屈強させて形成されている
(4).要素間の関係を摘出
関係としては、下記の関係m〜sが摘出されます。
m.クリップが有するばねは、板ばねである
n.第1軸は、第1軸受により支持されている
o.第2軸は、第2軸受により支持されている
p.第1軸は、第1つまみの一端に設けられている
q.第2軸は、第2つまみの一端に設けられている
r.第1軸受は、クリップの開口端に設けられている
s.第2軸受は、クリップの開口端に設けられている
t.第1軸受と第2軸受との間に、クリップの開口がある
(5).モデル構築
頭の中で、摘出した要素、属性、関係を組み立ててモデルを構築します。
(6).試動
モデルは、「(1).対象発明の観察」において観察した機能を達成できるか検証します。具体的には、a、bの両方の場合において、摘出した要素、属性、関係からなるモデルに対する思考演習から同じ機能が導き出されるかを調べます。
(7).考察1
機能aについては、クリップが書類を把持しているときに、軸を中心としてつまみをクリップ先端側へ倒すことにより達成することができます(図6)。
機能bについては、これまで摘出した構成からは必ずしも達成することができません。なぜなら、つまみ(力点)の長さがクリップの軸受(作用点)からばね(支点)までの長さよりも短い場合には、つまみをつまむことができないからです(図7)。
つまり、下記の2つの関係の摘出が不足していることに気づきます(図8)。
u.第1つまみの一端から他端までの長さは、クリップの第1軸受からばねまでの長さよりも長い
v.第2つまみの一端から他端までの長さは、クリップの第2軸受からばねまでの長さよりも長い
(8).考察2
構成u、vをモデルへ追加することにより、2つのつまみをばね側に開き、使用者はつまみを手でつまむことにより、ばねに抗してクリップ先端を開くことができるようになります。よって、構築したモデルは、機能a、機能bの両方を達成できるようになりました。
(9).クレーム構築
最後に摘出した要素、属性、関係を用いて、構造的クレーム形式の規則を適用することにより、以下のような特許請求の範囲を作成することができます。
〔請求項1〕
第1つまみと、
第2つまみと、
クリップと、
板ばねと、
第1軸と、
第2軸と、
第1軸受と、
第2軸受と、
を備え、
第1つまみはワイヤーを屈曲させて形成されており、
第2つまみはワイヤーを屈強させて形成されており、
クリップが有するばねは、板ばねであり、
第1軸は、第1軸受により支持されており、
第2軸は、第2軸受により支持されており、
第1軸は、第1つまみの一端に設けられており、
第2軸は、第2つまみの一端に設けられており、
第1軸受は、クリップの開口端に設けられており、
第2軸受は、クリップの開口端に設けられており、
第1軸受と第2軸受との間に、クリップの開口があり、
第1つまみの一端から他端までの長さは、クリップの第1軸受からばねまでの長さよりも長く、
第2つまみの一端から他端までの長さは、クリップの第2軸受からばねまでの長さよりも長い、
装置。
実例として、「ダブルクリップ」を対象として、構造的クレーム形式作成の実例を紹介します。
(1).対象発明の観察
図4を参照すると、ダブルクリップは以下の機能を発揮していることを観察することができます。
機能a.クリップが書類を把持しているときには、つまみをクリップ先端側に回転させることにより、書類端からつまみがはみ出すことを避けることができます。
機能b.使用者がクリップ開口を開くときには、つまみを手でつまむことにより小さな力でクリップの先端を開くことができます。
(2).要素の摘出
要素としては、下記の要素c〜jが摘出されます(図5)。
c.第1つまみ
d.第2つまみ
e.クリップ
f.板ばね
g.第1軸
h.第2軸
i.第1軸受
j.第2軸受
(3).要素の属性を摘出
属性としては、下記の属性が摘出されます。
k.第1つまみはワイヤーを屈曲させて形成されている
l.第2つまみはワイヤーを屈強させて形成されている
(4).要素間の関係を摘出
関係としては、下記の関係m〜sが摘出されます。
m.クリップが有するばねは、板ばねである
n.第1軸は、第1軸受により支持されている
o.第2軸は、第2軸受により支持されている
p.第1軸は、第1つまみの一端に設けられている
q.第2軸は、第2つまみの一端に設けられている
r.第1軸受は、クリップの開口端に設けられている
s.第2軸受は、クリップの開口端に設けられている
t.第1軸受と第2軸受との間に、クリップの開口がある
(5).モデル構築
頭の中で、摘出した要素、属性、関係を組み立ててモデルを構築します。
(6).試動
モデルは、「(1).対象発明の観察」において観察した機能を達成できるか検証します。具体的には、a、bの両方の場合において、摘出した要素、属性、関係からなるモデルに対する思考演習から同じ機能が導き出されるかを調べます。
(7).考察1
機能aについては、クリップが書類を把持しているときに、軸を中心としてつまみをクリップ先端側へ倒すことにより達成することができます(図6)。
機能bについては、これまで摘出した構成からは必ずしも達成することができません。なぜなら、つまみ(力点)の長さがクリップの軸受(作用点)からばね(支点)までの長さよりも短い場合には、つまみをつまむことができないからです(図7)。
つまり、下記の2つの関係の摘出が不足していることに気づきます(図8)。
u.第1つまみの一端から他端までの長さは、クリップの第1軸受からばねまでの長さよりも長い
v.第2つまみの一端から他端までの長さは、クリップの第2軸受からばねまでの長さよりも長い
(8).考察2
構成u、vをモデルへ追加することにより、2つのつまみをばね側に開き、使用者はつまみを手でつまむことにより、ばねに抗してクリップ先端を開くことができるようになります。よって、構築したモデルは、機能a、機能bの両方を達成できるようになりました。
(9).クレーム構築
最後に摘出した要素、属性、関係を用いて、構造的クレーム形式の規則を適用することにより、以下のような特許請求の範囲を作成することができます。
〔請求項1〕
第1つまみと、
第2つまみと、
クリップと、
板ばねと、
第1軸と、
第2軸と、
第1軸受と、
第2軸受と、
を備え、
第1つまみはワイヤーを屈曲させて形成されており、
第2つまみはワイヤーを屈強させて形成されており、
クリップが有するばねは、板ばねであり、
第1軸は、第1軸受により支持されており、
第2軸は、第2軸受により支持されており、
第1軸は、第1つまみの一端に設けられており、
第2軸は、第2つまみの一端に設けられており、
第1軸受は、クリップの開口端に設けられており、
第2軸受は、クリップの開口端に設けられており、
第1軸受と第2軸受との間に、クリップの開口があり、
第1つまみの一端から他端までの長さは、クリップの第1軸受からばねまでの長さよりも長く、
第2つまみの一端から他端までの長さは、クリップの第2軸受からばねまでの長さよりも長い、
装置。
<第一情報処理装置の実施の形態>
以下、本発明の第一情報処理装置1の実施の形態について説明する。
以下、本発明の第一情報処理装置1の実施の形態について説明する。
〔データベース18〕
本実施形態に係る第一情報処理装置1のデータベース18には、図9に例示される「要素情報テーブル」、「属性情報テーブル」、「関係情報テーブル」、「要素・属性テーブル」、「要素・関係テーブル」、「要素概念テーブル」、「属性概念テーブル」、「関係概念テーブル」が格納されている。各テーブルの役割を以下に説明する。
・要素情報テーブル
要素情報テーブルには、「要素」の情報(要素情報)が格納される。また、それぞれの要素情報は、関連する文献と文献情報により紐付けられている。具体的には、文献情報で示される文献の文書中に要素情報に係る情報が含まれている場合に、その文献を当該要素情報と紐付ける。なお、1つの要素情報に対して複数の文献情報を紐付けても構わない。これにより、要素情報から、当該要素情報に関連する文献を照会することができる。
・属性情報テーブル
属性情報テーブルには、「属性」の情報(属性情報)が格納される。また、それぞれの属性情報は、関連する文献と文献情報により紐付けられている。具体的には、文献情報で示される文献の文書中に属性情報に係る情報が含まれている場合に、その文献を当該属性情報と紐付ける。なお、1つの属性情報に対して複数の文献情報を紐付けても構わない。これにより、属性情報から、当該属性情報に関連する文献を照会することができる。
・関係情報テーブル
関係情報テーブルには、「関係」の情報(関係情報)が格納される。また、それぞれの関係情報は、関連する文献と文献情報により紐付けられている。具体的には、文献情報で示される文献の文書中に関係情報に係る情報が含まれている場合に、その文献を当該関係情報と紐付ける。なお、1つの関係情報に対して複数の文献情報を紐付けても構わない。これにより、関係情報から、当該関係情報に関連する文献を照会することができる。
・要素・属性テーブル
要素・属性テーブルには、属性情報と、属性情報の適用対象となる要素情報のIDがペアで格納される。これにより、要素情報から、当該要素情報へ適用可能な属性情報を照会することができる。
・要素・関係テーブル
要素・関係テーブルには、関係情報と、関係情報の適用対象となる要素情報のIDがペアで格納される。これにより、要素情報から、当該要素情報へ適用可能な関係情報を照会することができる。
・要素概念テーブル
要素情報テーブルに格納される複数の要素情報は、互いに同義語であったり、上位概念、下位概念を表す情報でも構わない。そのような場合に、それら要素情報同士の関係を規定するのが要素概念テーブルである。これにより、要素情報から、当該要素情報の同義語や、上位概念、下位概念を表す情報を照会することができる。
・属性概念テーブル
属性情報テーブルに格納される複数の属性情報は、互いに同義語であったり、上位概念、下位概念を表す情報でも構わない。そのような場合に、それら属性情報同士の関係を規定するのが属性概念テーブルである。これにより、属性情報から、当該属性情報の同義語や、上位概念、下位概念を表す情報を照会することができる。
・関係概念テーブル
関係情報テーブルに格納される複数の関係情報は、互いに同義語であったり、上位概念、下位概念を表す情報でも構わない。そのような場合に、それら関係情報同士の関係を規定するのが関係概念テーブルである。これにより、関係情報から、当該関係情報の同義語や、上位概念、下位概念を表す情報を照会することができる。
本実施形態に係る第一情報処理装置1のデータベース18には、図9に例示される「要素情報テーブル」、「属性情報テーブル」、「関係情報テーブル」、「要素・属性テーブル」、「要素・関係テーブル」、「要素概念テーブル」、「属性概念テーブル」、「関係概念テーブル」が格納されている。各テーブルの役割を以下に説明する。
・要素情報テーブル
要素情報テーブルには、「要素」の情報(要素情報)が格納される。また、それぞれの要素情報は、関連する文献と文献情報により紐付けられている。具体的には、文献情報で示される文献の文書中に要素情報に係る情報が含まれている場合に、その文献を当該要素情報と紐付ける。なお、1つの要素情報に対して複数の文献情報を紐付けても構わない。これにより、要素情報から、当該要素情報に関連する文献を照会することができる。
・属性情報テーブル
属性情報テーブルには、「属性」の情報(属性情報)が格納される。また、それぞれの属性情報は、関連する文献と文献情報により紐付けられている。具体的には、文献情報で示される文献の文書中に属性情報に係る情報が含まれている場合に、その文献を当該属性情報と紐付ける。なお、1つの属性情報に対して複数の文献情報を紐付けても構わない。これにより、属性情報から、当該属性情報に関連する文献を照会することができる。
・関係情報テーブル
関係情報テーブルには、「関係」の情報(関係情報)が格納される。また、それぞれの関係情報は、関連する文献と文献情報により紐付けられている。具体的には、文献情報で示される文献の文書中に関係情報に係る情報が含まれている場合に、その文献を当該関係情報と紐付ける。なお、1つの関係情報に対して複数の文献情報を紐付けても構わない。これにより、関係情報から、当該関係情報に関連する文献を照会することができる。
・要素・属性テーブル
要素・属性テーブルには、属性情報と、属性情報の適用対象となる要素情報のIDがペアで格納される。これにより、要素情報から、当該要素情報へ適用可能な属性情報を照会することができる。
・要素・関係テーブル
要素・関係テーブルには、関係情報と、関係情報の適用対象となる要素情報のIDがペアで格納される。これにより、要素情報から、当該要素情報へ適用可能な関係情報を照会することができる。
・要素概念テーブル
要素情報テーブルに格納される複数の要素情報は、互いに同義語であったり、上位概念、下位概念を表す情報でも構わない。そのような場合に、それら要素情報同士の関係を規定するのが要素概念テーブルである。これにより、要素情報から、当該要素情報の同義語や、上位概念、下位概念を表す情報を照会することができる。
・属性概念テーブル
属性情報テーブルに格納される複数の属性情報は、互いに同義語であったり、上位概念、下位概念を表す情報でも構わない。そのような場合に、それら属性情報同士の関係を規定するのが属性概念テーブルである。これにより、属性情報から、当該属性情報の同義語や、上位概念、下位概念を表す情報を照会することができる。
・関係概念テーブル
関係情報テーブルに格納される複数の関係情報は、互いに同義語であったり、上位概念、下位概念を表す情報でも構わない。そのような場合に、それら関係情報同士の関係を規定するのが関係概念テーブルである。これにより、関係情報から、当該関係情報の同義語や、上位概念、下位概念を表す情報を照会することができる。
〔文書入力候補出力プログラム〕
本実施形態に係る第一情報処理装置1の記憶部13には、文書入力候補出力プログラムが格納されている。
文書入力候補出力プログラムは、第一制御部12が、第一通信インタフェース16を介して、第二情報処理装置2から入力された検索クエリに基づき、関連性の高い要素情報、属性情報および関係情報をデータベース18から検索し、取得した入力候補を第二情報処理装置2へ出力するためのプログラムである。文書入力候補出力プログラムは、以下に記載する機能A、機能Bおよび機能Cを実現することができる。
・文書入力候補出力プログラム(機能A)
第一制御部12は、文書入力候補プログラムに従って、入力に対して以下の一連のステップを実行することができる。
(1)検索クエリが入力される。検索クエリには機能Aを指定する情報が含まれる。
(2)要素情報テーブル、属性情報テーブルおよび関係情報テーブルを参照して、検索クエリと部分一致する要素情報、属性情報および関係情報を取得する。
(3)取得した要素情報、属性情報および関係情報を文書入力候補として出力する。
なお、検索クエリには、検索対象のテーブル(要素情報テーブル、属性情報テーブル、関係情報テーブル)を選択するための情報を含めることができる。
例えば、図9の場合においては、要素情報テーブルを対象とした「ば」という検索クエリが入力されると(1)、「ば」という検索クエリにより要素情報テーブルが参照され、要素情報「ばね」、「板ばね」、「コイルばね」が取得され(2)、出力される(3)。
機能Aにより、オペレータは入力文字列を検索クエリとして、入力文字列を含む要素情報、属性情報または関係情報を入力候補として取得することができる。オペレータは誤字・脱字などの形式的なミスを軽減できるとともに、文書中における要素情報、属性情報および関係情報を1つの用語へ簡単に統制することができる。
・文書入力候補出力プログラム(機能B)
第一制御部12は、文書入力候補プログラムに従って、入力に対して以下の一連のステップを実行することができる。
(1)要素情報が検索クエリとして入力される。検索クエリには機能Bを指定する情報が含まれる。
(2)要素情報テーブルを参照して、検索クエリと一致する要素IDを検索する。
(3)要素・属性テーブルおよび要素・関係テーブルを参照して、検索された要素IDに対応する属性IDおよび関係IDを取得する。
(4)属性情報テーブルを参照して、取得した属性IDに対応する属性情報を取得する。
(5)関係情報テーブルを参照して、取得した関係IDに対応する関係情報を取得する。
(6)取得した属性情報および関係情報を文書入力候補として出力する。
検索クエリには、検索対象のテーブル(要素・属性情報テーブル、要素・関係情報テーブル)を選択するための情報を含めることができる。なお、検索クエリには複数の要素情報を含めることができる。その場合は、すべての要素情報を含む属性情報または関係情報のみを出力するように構成しても構わない。
ステップ1において要素情報にかえて、要素IDが検索クエリに含まれていても構わない。その場合は、ステップ2を省略することができる。
例えば、図9の場合においては、要素・属性テーブルを対象とした要素情報「クリップ」という検索クエリが入力されると(1)、要素情報テーブルを照会することにより要素ID「5」が検索される(2)。次に、要素ID「5」を用いて、要素・属性テーブルを照会することにより属性ID「2」が取得される(3)。次に、属性ID「2」を用いて、属性情報テーブルを照会することにより属性情報「クリップは、金属製であり」が取得され(4)、出力される(6)。
機能Bにより、オペレータは要素情報を検索クエリとして、属性情報または関係情報の入力候補を取得することができる。属性情報や関係情報の入力漏れを軽減することができる。
・文書入力候補出力プログラム(機能C)
第一制御部12は、文書入力候補プログラムに従って、入力に対して以下の一連のステップを実行することができる。
(1)要素情報、属性情報および関係情報が検索クエリとして入力される。検索クエリには機能Cを指定する情報が含まれる。
(2A)要素情報テーブルを参照して、検索クエリに含まれる要素情報と一致する要素IDを検索する。
(2B)属性情報テーブルを参照して、検索クエリに含まれる属性情報と一致する属性IDを検索する。
(2C)関係情報テーブルを参照して、検索クエリに含まれる関係情報と一致する関係IDを検索する。
(3A)要素概念テーブルを参照して、検索された要素IDの同義語、上位概念語または下位概念語の要素IDを取得する。
(3B)属性概念テーブルを参照して、検索された属性IDの同義語、上位概念語または下位概念語の属性IDを取得する。
(3C)関係概念テーブルを参照して、検索された関係IDの同義語、上位概念語または下位概念語の関係IDを取得する。
(4A)要素情報テーブルを参照して、取得した同義語、上位概念語または下位概念語の要素IDに対応する要素情報を取得する。
(4B)属性情報テーブルを参照して、取得した同義語、上位概念語または下位概念語の属性IDに対応する属性情報を取得する。
(4C)関係情報テーブルを参照して、取得した同義語、上位概念語または下位概念語の関係IDに対応する関係情報を取得する。
(5)取得した同義語、上位概念語または下位概念語の要素情報、属性情報および関係情報を文書入力候補として出力する。
ステップ1において要素情報、属性情報および関係情報にかえて、要素ID、属性IDおよび関係IDが検索クエリに含まれていても構わない。その場合は、ステップ2A〜Cのステップを省略することができる。
検索クエリには要素情報、属性情報および関係情報のいずれか一つが含まれていればよい。その場合、含まれない情報に対するステップ2以降の処理はスキップすればよい。
要素情報に対する文書入力候補出力のみを実現したい場合には、2B、2C、3B、3C、4B、4Cのステップをプログラムに含める必要はない。
属性情報に対する文書入力候補出力のみを実現したい場合には、2A、2C、3A、3C、3A、3Cのステップをプログラムに含める必要はない。
関係情報に対する文書入力候補出力のみを実現したい場合には、2A、2B、3A、3B、3A、3Bのステップをプログラムに含める必要はない。
検索クエリには、検索クエリの種類(要素情報、属性情報、関係情報)、出力する情報の種類(同義語、上位概念語、下位概念語)を選択するための情報を含めることができる。
例えば、図9の場合においては、要素情報「弾性体」が含まれ下位概念語の出力が選択された検索クエリが入力されると、要素情報テーブルを照会することにより要素ID「4」が検索される(2A)。次に、要素ID「4」を用いて、要素概念テーブルを照会することにより要素ID「1、2、3」が取得される(3A)。そのうち、下位概念語である要素ID「1、2、3」が取得される(3A)。次に、要素情報テーブルを照会することにより要素情報「ばね」、「板ばね」、「コイルばね」が取得され(4A)、出力される(5A)。
機能Cにより、オペレータは要素情報、属性情報または関係情報を検索クエリとして、同義語、上位概念語、下位概念語に係る情報を入力候補として取得することができる。オペレータは要素情報、属性情報および関係情報を推敲する上で、データベースに格納された同義語、上位概念語および下位概念語を利用することにより、より適した情報を選択することができる。
本実施形態に係る第一情報処理装置1の記憶部13には、文書入力候補出力プログラムが格納されている。
文書入力候補出力プログラムは、第一制御部12が、第一通信インタフェース16を介して、第二情報処理装置2から入力された検索クエリに基づき、関連性の高い要素情報、属性情報および関係情報をデータベース18から検索し、取得した入力候補を第二情報処理装置2へ出力するためのプログラムである。文書入力候補出力プログラムは、以下に記載する機能A、機能Bおよび機能Cを実現することができる。
・文書入力候補出力プログラム(機能A)
第一制御部12は、文書入力候補プログラムに従って、入力に対して以下の一連のステップを実行することができる。
(1)検索クエリが入力される。検索クエリには機能Aを指定する情報が含まれる。
(2)要素情報テーブル、属性情報テーブルおよび関係情報テーブルを参照して、検索クエリと部分一致する要素情報、属性情報および関係情報を取得する。
(3)取得した要素情報、属性情報および関係情報を文書入力候補として出力する。
なお、検索クエリには、検索対象のテーブル(要素情報テーブル、属性情報テーブル、関係情報テーブル)を選択するための情報を含めることができる。
例えば、図9の場合においては、要素情報テーブルを対象とした「ば」という検索クエリが入力されると(1)、「ば」という検索クエリにより要素情報テーブルが参照され、要素情報「ばね」、「板ばね」、「コイルばね」が取得され(2)、出力される(3)。
機能Aにより、オペレータは入力文字列を検索クエリとして、入力文字列を含む要素情報、属性情報または関係情報を入力候補として取得することができる。オペレータは誤字・脱字などの形式的なミスを軽減できるとともに、文書中における要素情報、属性情報および関係情報を1つの用語へ簡単に統制することができる。
・文書入力候補出力プログラム(機能B)
第一制御部12は、文書入力候補プログラムに従って、入力に対して以下の一連のステップを実行することができる。
(1)要素情報が検索クエリとして入力される。検索クエリには機能Bを指定する情報が含まれる。
(2)要素情報テーブルを参照して、検索クエリと一致する要素IDを検索する。
(3)要素・属性テーブルおよび要素・関係テーブルを参照して、検索された要素IDに対応する属性IDおよび関係IDを取得する。
(4)属性情報テーブルを参照して、取得した属性IDに対応する属性情報を取得する。
(5)関係情報テーブルを参照して、取得した関係IDに対応する関係情報を取得する。
(6)取得した属性情報および関係情報を文書入力候補として出力する。
検索クエリには、検索対象のテーブル(要素・属性情報テーブル、要素・関係情報テーブル)を選択するための情報を含めることができる。なお、検索クエリには複数の要素情報を含めることができる。その場合は、すべての要素情報を含む属性情報または関係情報のみを出力するように構成しても構わない。
ステップ1において要素情報にかえて、要素IDが検索クエリに含まれていても構わない。その場合は、ステップ2を省略することができる。
例えば、図9の場合においては、要素・属性テーブルを対象とした要素情報「クリップ」という検索クエリが入力されると(1)、要素情報テーブルを照会することにより要素ID「5」が検索される(2)。次に、要素ID「5」を用いて、要素・属性テーブルを照会することにより属性ID「2」が取得される(3)。次に、属性ID「2」を用いて、属性情報テーブルを照会することにより属性情報「クリップは、金属製であり」が取得され(4)、出力される(6)。
機能Bにより、オペレータは要素情報を検索クエリとして、属性情報または関係情報の入力候補を取得することができる。属性情報や関係情報の入力漏れを軽減することができる。
・文書入力候補出力プログラム(機能C)
第一制御部12は、文書入力候補プログラムに従って、入力に対して以下の一連のステップを実行することができる。
(1)要素情報、属性情報および関係情報が検索クエリとして入力される。検索クエリには機能Cを指定する情報が含まれる。
(2A)要素情報テーブルを参照して、検索クエリに含まれる要素情報と一致する要素IDを検索する。
(2B)属性情報テーブルを参照して、検索クエリに含まれる属性情報と一致する属性IDを検索する。
(2C)関係情報テーブルを参照して、検索クエリに含まれる関係情報と一致する関係IDを検索する。
(3A)要素概念テーブルを参照して、検索された要素IDの同義語、上位概念語または下位概念語の要素IDを取得する。
(3B)属性概念テーブルを参照して、検索された属性IDの同義語、上位概念語または下位概念語の属性IDを取得する。
(3C)関係概念テーブルを参照して、検索された関係IDの同義語、上位概念語または下位概念語の関係IDを取得する。
(4A)要素情報テーブルを参照して、取得した同義語、上位概念語または下位概念語の要素IDに対応する要素情報を取得する。
(4B)属性情報テーブルを参照して、取得した同義語、上位概念語または下位概念語の属性IDに対応する属性情報を取得する。
(4C)関係情報テーブルを参照して、取得した同義語、上位概念語または下位概念語の関係IDに対応する関係情報を取得する。
(5)取得した同義語、上位概念語または下位概念語の要素情報、属性情報および関係情報を文書入力候補として出力する。
ステップ1において要素情報、属性情報および関係情報にかえて、要素ID、属性IDおよび関係IDが検索クエリに含まれていても構わない。その場合は、ステップ2A〜Cのステップを省略することができる。
検索クエリには要素情報、属性情報および関係情報のいずれか一つが含まれていればよい。その場合、含まれない情報に対するステップ2以降の処理はスキップすればよい。
要素情報に対する文書入力候補出力のみを実現したい場合には、2B、2C、3B、3C、4B、4Cのステップをプログラムに含める必要はない。
属性情報に対する文書入力候補出力のみを実現したい場合には、2A、2C、3A、3C、3A、3Cのステップをプログラムに含める必要はない。
関係情報に対する文書入力候補出力のみを実現したい場合には、2A、2B、3A、3B、3A、3Bのステップをプログラムに含める必要はない。
検索クエリには、検索クエリの種類(要素情報、属性情報、関係情報)、出力する情報の種類(同義語、上位概念語、下位概念語)を選択するための情報を含めることができる。
例えば、図9の場合においては、要素情報「弾性体」が含まれ下位概念語の出力が選択された検索クエリが入力されると、要素情報テーブルを照会することにより要素ID「4」が検索される(2A)。次に、要素ID「4」を用いて、要素概念テーブルを照会することにより要素ID「1、2、3」が取得される(3A)。そのうち、下位概念語である要素ID「1、2、3」が取得される(3A)。次に、要素情報テーブルを照会することにより要素情報「ばね」、「板ばね」、「コイルばね」が取得され(4A)、出力される(5A)。
機能Cにより、オペレータは要素情報、属性情報または関係情報を検索クエリとして、同義語、上位概念語、下位概念語に係る情報を入力候補として取得することができる。オペレータは要素情報、属性情報および関係情報を推敲する上で、データベースに格納された同義語、上位概念語および下位概念語を利用することにより、より適した情報を選択することができる。
〔文献検索プログラム〕
本実施形態に係る第一情報処理装置1の記憶部13には、文献検索プログラムが格納されている。
文献検索プログラムは、第一制御部12が、第一通信インタフェース16を介して、第二情報処理装置2から入力された検索クエリに対して以下の一連のステップを実行するためのプログラムである。
(1)要素情報、属性情報および関係情報を含む検索クエリが入力される。
(2A)要素情報テーブルを参照して、検索クエリに含まれる要素情報と一致する要素IDを検索する。
(2B)属性情報テーブルを参照して、検索クエリに含まれる属性情報と一致する属性IDを検索する。
(2C)関係情報テーブルを参照して、検索クエリに含まれる関係情報と一致する関係IDを検索する。
(3A)要素情報テーブルを参照して、検索された要素IDの文献情報を取得する。
(3B)属性情報テーブルを参照して、検索された属性IDの文献情報を取得する。
(3C)関係情報テーブルを参照して、検索された関係IDの文献情報を取得する。
(4)取得した文献情報を検索結果として出力する。
ステップ1において要素情報、属性情報および関係情報にかえて、要素ID、属性IDおよび関係IDが検索クエリに含まれていても構わない。その場合は、ステップ2A〜Cのステップを省略することができる。
検索クエリには要素情報、属性情報および関係情報のいずれか一つが含まれていればよい。その場合、含まれない情報に対するステップ2以降の処理はスキップすればよい。
例えば、図9の場合においては、要素情報「ばね」および属性情報「ばねは、ステンレス鋼からなり」という検索クエリが入力されると(1)、要素情報テーブルからは要素ID「1」(2A)に対応する文献情報「特開AAAA」(3A)および、属性情報テーブルからは属性ID「1」(2B)に対応する文献情報「特開FFFF」が取得され(3C)、検索結果として「特開AAAA」、「特開FFFF」の2件の文献情報が出力される(4)。
本実施形態によると、要素情報、属性情報および関係情報のそれぞれに対して、関連する文献情報を取得することができる。例えば、文書出力プログラムにより要素情報、属性情報および関係情報により特許請求の範囲が生成される場合において、本実施形態の文献検索プログラムに文書生成に用いた要素情報、属性情報および関係情報を適用することにより、それぞれの要素情報、属性情報および関係情報についての新規性・進歩性の有無を自動的に判断することができる。
つまり、本実施形態によると、構造的クレーム形式による特許請求の範囲を作成とあわせて従来技術調査を同時に実現することが可能である。
本実施形態によると、検索された文献情報にもとづき、該要素情報、属性情報および関係情報から生成された特許請求の範囲で表現される特許発明の新規性・進歩性を審査することができる。
本実施形態に係る第一情報処理装置1の記憶部13には、文献検索プログラムが格納されている。
文献検索プログラムは、第一制御部12が、第一通信インタフェース16を介して、第二情報処理装置2から入力された検索クエリに対して以下の一連のステップを実行するためのプログラムである。
(1)要素情報、属性情報および関係情報を含む検索クエリが入力される。
(2A)要素情報テーブルを参照して、検索クエリに含まれる要素情報と一致する要素IDを検索する。
(2B)属性情報テーブルを参照して、検索クエリに含まれる属性情報と一致する属性IDを検索する。
(2C)関係情報テーブルを参照して、検索クエリに含まれる関係情報と一致する関係IDを検索する。
(3A)要素情報テーブルを参照して、検索された要素IDの文献情報を取得する。
(3B)属性情報テーブルを参照して、検索された属性IDの文献情報を取得する。
(3C)関係情報テーブルを参照して、検索された関係IDの文献情報を取得する。
(4)取得した文献情報を検索結果として出力する。
ステップ1において要素情報、属性情報および関係情報にかえて、要素ID、属性IDおよび関係IDが検索クエリに含まれていても構わない。その場合は、ステップ2A〜Cのステップを省略することができる。
検索クエリには要素情報、属性情報および関係情報のいずれか一つが含まれていればよい。その場合、含まれない情報に対するステップ2以降の処理はスキップすればよい。
例えば、図9の場合においては、要素情報「ばね」および属性情報「ばねは、ステンレス鋼からなり」という検索クエリが入力されると(1)、要素情報テーブルからは要素ID「1」(2A)に対応する文献情報「特開AAAA」(3A)および、属性情報テーブルからは属性ID「1」(2B)に対応する文献情報「特開FFFF」が取得され(3C)、検索結果として「特開AAAA」、「特開FFFF」の2件の文献情報が出力される(4)。
本実施形態によると、要素情報、属性情報および関係情報のそれぞれに対して、関連する文献情報を取得することができる。例えば、文書出力プログラムにより要素情報、属性情報および関係情報により特許請求の範囲が生成される場合において、本実施形態の文献検索プログラムに文書生成に用いた要素情報、属性情報および関係情報を適用することにより、それぞれの要素情報、属性情報および関係情報についての新規性・進歩性の有無を自動的に判断することができる。
つまり、本実施形態によると、構造的クレーム形式による特許請求の範囲を作成とあわせて従来技術調査を同時に実現することが可能である。
本実施形態によると、検索された文献情報にもとづき、該要素情報、属性情報および関係情報から生成された特許請求の範囲で表現される特許発明の新規性・進歩性を審査することができる。
〔文書出力プログラム (対象記述文書生成機能)〕
本実施形態に係る第一情報処理装置1の記憶部13には、文書出力プログラムが格納されている。
文書出力プログラムは、第一制御部12が、第一通信インタフェース16を介して、第二情報処理装置2から受信した入力に対して以下の一連のステップを実行するためのプログラムである。なお、出力された文書に対して目的・用途に応じて、さらに加筆・修正を加えた文書を出力するように構成してもよい。
(1)要素情報、属性情報および関係情報が入力される。
(2)要素情報、属性情報および関係情報を用いて文書を生成する。
(3)生成した文書を出力する。
例えば、要素情報「要素A」、「要素B」、属性情報「属性A」、「属性B」、および関係情報「関係A」、「関係B」が入力された場合に、次のような文書が生成され、出力される。
本実施形態によると、表現対象を構成する要素情報、属性情報および関係情報を用いて構造的クレーム形式に従った文書(対象記述文書)を生成し、出力することができる。
〔文書1〕
要素Aと、
要素Bと、
を備え、
属性Aであり、
属性Bであり、
関係Aであり、
関係Bである、
装置。
本実施形態によると、対象物を構造的で簡潔・明瞭な文書を生成することができる。特に、発明に対して適用した場合には、特許明細書の「特許請求の範囲」を生成することができる。生成された特許請求の範囲は、各構成が要素情報、属性情報および関係情報に分解して表現されているため、係り受けなどが複雑にならず明瞭でわかりやすい。これにより、対象発明を理解しやすい特許請求の範囲を得ることができる。なお、当該特許請求の範囲を用いて明細書を作成し、特許庁への出願書類を作成してもよい。
また対象記述文書は、文書を要素情報、属性情報および関係情報の「部品」から構築しているため、文書を修正・加筆する場合には、修正前の文書の要素情報、属性情報および関係情報を効果的に再利用することができるため、文書作成の生産性を向上させることができる。
対象記述文書は特許文書である必要はない。科学技術論文、経済学・経営学の論文、法律文書などのなんらかの対象物や現象を表現する必要のある文書はもちろん、人文科学、社会科学および自然科学のあらゆる領域の文書生成に対して適用することが可能である。
なお、出力された対象記述文書に対して目的・用途に応じて加筆・修正を加えることにより、新たな文書を作成しても構わない。
本実施形態に係る第一情報処理装置1の記憶部13には、文書出力プログラムが格納されている。
文書出力プログラムは、第一制御部12が、第一通信インタフェース16を介して、第二情報処理装置2から受信した入力に対して以下の一連のステップを実行するためのプログラムである。なお、出力された文書に対して目的・用途に応じて、さらに加筆・修正を加えた文書を出力するように構成してもよい。
(1)要素情報、属性情報および関係情報が入力される。
(2)要素情報、属性情報および関係情報を用いて文書を生成する。
(3)生成した文書を出力する。
例えば、要素情報「要素A」、「要素B」、属性情報「属性A」、「属性B」、および関係情報「関係A」、「関係B」が入力された場合に、次のような文書が生成され、出力される。
本実施形態によると、表現対象を構成する要素情報、属性情報および関係情報を用いて構造的クレーム形式に従った文書(対象記述文書)を生成し、出力することができる。
〔文書1〕
要素Aと、
要素Bと、
を備え、
属性Aであり、
属性Bであり、
関係Aであり、
関係Bである、
装置。
本実施形態によると、対象物を構造的で簡潔・明瞭な文書を生成することができる。特に、発明に対して適用した場合には、特許明細書の「特許請求の範囲」を生成することができる。生成された特許請求の範囲は、各構成が要素情報、属性情報および関係情報に分解して表現されているため、係り受けなどが複雑にならず明瞭でわかりやすい。これにより、対象発明を理解しやすい特許請求の範囲を得ることができる。なお、当該特許請求の範囲を用いて明細書を作成し、特許庁への出願書類を作成してもよい。
また対象記述文書は、文書を要素情報、属性情報および関係情報の「部品」から構築しているため、文書を修正・加筆する場合には、修正前の文書の要素情報、属性情報および関係情報を効果的に再利用することができるため、文書作成の生産性を向上させることができる。
対象記述文書は特許文書である必要はない。科学技術論文、経済学・経営学の論文、法律文書などのなんらかの対象物や現象を表現する必要のある文書はもちろん、人文科学、社会科学および自然科学のあらゆる領域の文書生成に対して適用することが可能である。
なお、出力された対象記述文書に対して目的・用途に応じて加筆・修正を加えることにより、新たな文書を作成しても構わない。
〔文書出力プログラム (補足説明文書生成機能)〕
さらに、文書出力プログラムは、第一制御部12が、第一通信インタフェース16を介して、第二情報処理装置2から受信した入力に対して以下の一連のステップを実行するためのプログラムが含まれていてもよい。なお、出力された文書に対して目的・用途に応じて、さらに加筆・修正を加えた文書を出力するように構成してもよい。
(1)要素情報、属性情報および関係情報が入力される。
(2)要素定義情報、属性機能情報および関係機能情報が入力される。
(2)要素情報、属性情報、関係情報、要素情報の定義情報、属性情報の機能情報および関係情報の機能情報を用いて文書を生成する。
(3)生成した文書を出力する。
・「要素情報の定義情報」とは
要素情報の定義情報は、要素情報の定義が表現された情報である。
例えば、要素情報が「自動車」である場合には、「原動機の動力によって陸上を走行する車両のうち、軌条によらずに運転者の操作で進路と速度を変えることができる乗り物である」といった情報が要素定義情報となる。要素情報の指し示す概念(意味)が明瞭ではなかったり、多義的な場合においても、定義情報において要素情報の概念の範囲を詳細に定義することにより、対象記述文書における要素情報の概念を明瞭にすることができる。
・「属性情報の機能情報」とは
属性情報の機能情報は、属性情報の機能や効果が表現された情報である。
例えば、属性情報が「自動車は赤い」である場合には、「自動車が赤いことにより、歩行者に危険性を警告することができる」や「自動車が赤いことにより、歩行者からの自動車の視認性を向上させることができる」といった情報が機能情報となる。属性情報のみからは、その機能や効果が把握できない場合においても、機能情報に属性情報の機能や効果を記述することにより、対象記述文書における属性情報の意味を明らかにすることができる。
・「関係情報の機能情報」とは
関係情報の機能情報は、関係情報の機能や効果が表現された情報である。機能情報の技術的意義や目的は、属性情報の機能情報と同じである。
例えば、要素情報「要素A」、「要素B」、属性情報「属性A」、「属性B」、関係情報「関係A」、「関係B」および、要素情報の定義情報「要素定義A」、「要素定義B」、属性情報の機能情報「属性機能A」、「属性機能B」、関係情報の機能情報「関係機能A」、「関係機能B」が入力された場合に、次のような文書が生成され、出力される。
本実施形態によると、表現対象を構成する要素情報、属性情報および関係情報に加えて、要素定義情報、属性機能情報および関係機能情報を用いて対象記述文書を補足説明する文書(補足説明文書)を生成し、出力することができる。
〔文書2〕
要素Aは、要素定義Aである。
要素Bは、要素定義Bである。
属性Aは、属性機能Aである。
属性Bは、属性機能Bである。
関係Aは、関係機能Aである。
関係Bは、関係機能Bである。
本実施形態によると、対象記述文書で表現された対象の意義を明確にする文書を出力することができる。なお、補足説明文書は、対象記述文書が特許請求の範囲である場合には、特許明細書の発明の詳細な説明に相当する。なお、当該発明の詳細な説明を用いて明細書を作成し、特許庁への出願書類を作成してもよい。
さらに、文書出力プログラムは、第一制御部12が、第一通信インタフェース16を介して、第二情報処理装置2から受信した入力に対して以下の一連のステップを実行するためのプログラムが含まれていてもよい。なお、出力された文書に対して目的・用途に応じて、さらに加筆・修正を加えた文書を出力するように構成してもよい。
(1)要素情報、属性情報および関係情報が入力される。
(2)要素定義情報、属性機能情報および関係機能情報が入力される。
(2)要素情報、属性情報、関係情報、要素情報の定義情報、属性情報の機能情報および関係情報の機能情報を用いて文書を生成する。
(3)生成した文書を出力する。
・「要素情報の定義情報」とは
要素情報の定義情報は、要素情報の定義が表現された情報である。
例えば、要素情報が「自動車」である場合には、「原動機の動力によって陸上を走行する車両のうち、軌条によらずに運転者の操作で進路と速度を変えることができる乗り物である」といった情報が要素定義情報となる。要素情報の指し示す概念(意味)が明瞭ではなかったり、多義的な場合においても、定義情報において要素情報の概念の範囲を詳細に定義することにより、対象記述文書における要素情報の概念を明瞭にすることができる。
・「属性情報の機能情報」とは
属性情報の機能情報は、属性情報の機能や効果が表現された情報である。
例えば、属性情報が「自動車は赤い」である場合には、「自動車が赤いことにより、歩行者に危険性を警告することができる」や「自動車が赤いことにより、歩行者からの自動車の視認性を向上させることができる」といった情報が機能情報となる。属性情報のみからは、その機能や効果が把握できない場合においても、機能情報に属性情報の機能や効果を記述することにより、対象記述文書における属性情報の意味を明らかにすることができる。
・「関係情報の機能情報」とは
関係情報の機能情報は、関係情報の機能や効果が表現された情報である。機能情報の技術的意義や目的は、属性情報の機能情報と同じである。
例えば、要素情報「要素A」、「要素B」、属性情報「属性A」、「属性B」、関係情報「関係A」、「関係B」および、要素情報の定義情報「要素定義A」、「要素定義B」、属性情報の機能情報「属性機能A」、「属性機能B」、関係情報の機能情報「関係機能A」、「関係機能B」が入力された場合に、次のような文書が生成され、出力される。
本実施形態によると、表現対象を構成する要素情報、属性情報および関係情報に加えて、要素定義情報、属性機能情報および関係機能情報を用いて対象記述文書を補足説明する文書(補足説明文書)を生成し、出力することができる。
〔文書2〕
要素Aは、要素定義Aである。
要素Bは、要素定義Bである。
属性Aは、属性機能Aである。
属性Bは、属性機能Bである。
関係Aは、関係機能Aである。
関係Bは、関係機能Bである。
本実施形態によると、対象記述文書で表現された対象の意義を明確にする文書を出力することができる。なお、補足説明文書は、対象記述文書が特許請求の範囲である場合には、特許明細書の発明の詳細な説明に相当する。なお、当該発明の詳細な説明を用いて明細書を作成し、特許庁への出願書類を作成してもよい。
〔文書翻訳プログラム〕
本実施形態に係る第一情報処理装置1の記憶部13には、文書翻訳プログラムが格納されている。
文書翻訳プログラムは、第一制御部12が、第一通信インタフェース16を介して、第二情報処理装置2から受信した入力に対して以下の一連のステップを実行するためのプログラムである。
(1)日本語で記述された要素情報、属性情報、関係情報および英語への翻訳命令が入力される。
(2A)日本語で記述された要素情報を、英語で記述された要素情報へ翻訳する。
(2B)日本語で記述された属性情報を、英語で記述された属性情報へ翻訳する
(2C)日本語で記述された関係情報を、英語で記述された関係情報へ翻訳する
(3)英語で記述された要素情報、属性情報および関係情報を用いて文書を生成する。
(4)生成した文書を出力する。
本実施形態では日本語から英語への翻訳を一例として説明したが、それ以外の言語間の翻訳に対して本実施形態を適用しても構わない。
ステップ2における翻訳は、第一情報処理装置1にインストールされた機械翻訳アプリケーションを利用することにより実現される。なお、ステップ2における翻訳は、第一通信インタフェース16を介してインターネット上で提供されている「Google翻訳」および「Excite翻訳」などの機械翻訳サービスを利用することにより実現しても構わない。
例えば、要素情報「要素A」、「要素B」、属性情報「属性A」、「属性B」、および関係情報「関係A」、「関係B」が入力された場合に、次のような文書が生成され、出力される。翻訳対象は、要素情報、属性情報および関係情報に分けて翻訳することができるため、誤訳を軽減することができる。特に、機械翻訳を行う場合において好適である。
〔文書2〕
An Apparatus, comprising:
英語で記述された要素A, and
英語で記述された要素B, and
wherein,
英語で記述された属性A, and
英語で記述された属性B, and
英語で記述された関係A, and
英語で記述された関係B.
本実施形態に係る第一情報処理装置1の記憶部13には、文書翻訳プログラムが格納されている。
文書翻訳プログラムは、第一制御部12が、第一通信インタフェース16を介して、第二情報処理装置2から受信した入力に対して以下の一連のステップを実行するためのプログラムである。
(1)日本語で記述された要素情報、属性情報、関係情報および英語への翻訳命令が入力される。
(2A)日本語で記述された要素情報を、英語で記述された要素情報へ翻訳する。
(2B)日本語で記述された属性情報を、英語で記述された属性情報へ翻訳する
(2C)日本語で記述された関係情報を、英語で記述された関係情報へ翻訳する
(3)英語で記述された要素情報、属性情報および関係情報を用いて文書を生成する。
(4)生成した文書を出力する。
本実施形態では日本語から英語への翻訳を一例として説明したが、それ以外の言語間の翻訳に対して本実施形態を適用しても構わない。
ステップ2における翻訳は、第一情報処理装置1にインストールされた機械翻訳アプリケーションを利用することにより実現される。なお、ステップ2における翻訳は、第一通信インタフェース16を介してインターネット上で提供されている「Google翻訳」および「Excite翻訳」などの機械翻訳サービスを利用することにより実現しても構わない。
例えば、要素情報「要素A」、「要素B」、属性情報「属性A」、「属性B」、および関係情報「関係A」、「関係B」が入力された場合に、次のような文書が生成され、出力される。翻訳対象は、要素情報、属性情報および関係情報に分けて翻訳することができるため、誤訳を軽減することができる。特に、機械翻訳を行う場合において好適である。
〔文書2〕
An Apparatus, comprising:
英語で記述された要素A, and
英語で記述された要素B, and
wherein,
英語で記述された属性A, and
英語で記述された属性B, and
英語で記述された関係A, and
英語で記述された関係B.
<変形例>
本実施形態の記憶部13には、文書入力候補出力プログラムA〜C、文献検索プログラム、文書出力プログラムおよび文書翻訳プログラムが記憶されている。一方、各プログラムはそれぞれ単独に、特定のサービスを第二情報処理装置2に提供することが可能である。つまり、第一情報処理装置1は必ずしも、すべてのプログラムが記憶されている必要はない。利用者の用途・目的に応じて、必要な機能を実現するためのプログラムのみが記憶部13に記憶されていればよい。
例えば、オペレータが文書出力のサービスのみを利用したい場合には、第一情報処理装置1は文書出力プログラムのみ実行できるように構成されていれば十分である。
本実施形態の記憶部13には、文書入力候補出力プログラムA〜C、文献検索プログラム、文書出力プログラムおよび文書翻訳プログラムが記憶されている。一方、各プログラムはそれぞれ単独に、特定のサービスを第二情報処理装置2に提供することが可能である。つまり、第一情報処理装置1は必ずしも、すべてのプログラムが記憶されている必要はない。利用者の用途・目的に応じて、必要な機能を実現するためのプログラムのみが記憶部13に記憶されていればよい。
例えば、オペレータが文書出力のサービスのみを利用したい場合には、第一情報処理装置1は文書出力プログラムのみ実行できるように構成されていれば十分である。
<第二情報処理装置の実施の形態>
以下、本発明の第二情報処理装置2の実施の形態について説明する。
以下、本発明の第二情報処理装置2の実施の形態について説明する。
〔文書入力プログラム〕
本実施形態の第二記憶部23には、文書入力プログラムが格納されている。
文書入力プログラムが、第二制御部22により実行されると、表示部24には、図10に示される文書入力画面が表示される。なお、文書入力プログラムを、Webブラウザを介してネットワーク27に接続された他のコンピュータから取得し、Webブラウザ画面上に文書入力画面が表示されるようにしても構わない。
文書入力画面には、要素情報フィールド31、属性情報フィールド32および関係情報フィールド33が入力欄として表示される。オペレータはキーボードを操作することにより、要素情報フィールド31、属性情報フィールド32および関係情報フィールド33のそれぞれに、要素情報、属性情報および関係情報を入力することができる。入力が完了すると、オペレータは「送信」ボタンをクリックする。送信ボタンがクリックされると、文書入力プログラムに従って、第二制御部22は、以下の一連のステップを実行する。
(1)要素情報フィールド31に入力された要素情報、属性情報フィールド32に入力された属性情報および関係情報フィールド33に入力された関係情報を取得する、
(2)取得した要素情報、属性情報および関係情報を含むリクエストを生成する。
(3)第二通信インタフェース26を介して、リクエストを第一情報処理装置1の「文書出力プログラム」に送信する。
(第一情報処理装置1の処理)第一情報処理装置1は、受信したリクエストを文書出力プログラムに入力する。文書出力プログラムに従って、第一制御部12は対象記述文書を生成し、出力する。出力された文書は、レスポンスとして第二情報処理装置2へ送信される。
(4)第二情報処理装置2がレスポンスを受信すると、第二制御部22はレスポンスから文書を取得し、文書表示エリア36に表示させる。
本実施形態によると、オペレータは第一情報処理装置1から対象記述文書を取得することができる。記述対象が発明である場合には、本実施形態を用いることにより、特許請求の範囲の文書を自動的に得ることができる。
本実施形態の第二記憶部23には、文書入力プログラムが格納されている。
文書入力プログラムが、第二制御部22により実行されると、表示部24には、図10に示される文書入力画面が表示される。なお、文書入力プログラムを、Webブラウザを介してネットワーク27に接続された他のコンピュータから取得し、Webブラウザ画面上に文書入力画面が表示されるようにしても構わない。
文書入力画面には、要素情報フィールド31、属性情報フィールド32および関係情報フィールド33が入力欄として表示される。オペレータはキーボードを操作することにより、要素情報フィールド31、属性情報フィールド32および関係情報フィールド33のそれぞれに、要素情報、属性情報および関係情報を入力することができる。入力が完了すると、オペレータは「送信」ボタンをクリックする。送信ボタンがクリックされると、文書入力プログラムに従って、第二制御部22は、以下の一連のステップを実行する。
(1)要素情報フィールド31に入力された要素情報、属性情報フィールド32に入力された属性情報および関係情報フィールド33に入力された関係情報を取得する、
(2)取得した要素情報、属性情報および関係情報を含むリクエストを生成する。
(3)第二通信インタフェース26を介して、リクエストを第一情報処理装置1の「文書出力プログラム」に送信する。
(第一情報処理装置1の処理)第一情報処理装置1は、受信したリクエストを文書出力プログラムに入力する。文書出力プログラムに従って、第一制御部12は対象記述文書を生成し、出力する。出力された文書は、レスポンスとして第二情報処理装置2へ送信される。
(4)第二情報処理装置2がレスポンスを受信すると、第二制御部22はレスポンスから文書を取得し、文書表示エリア36に表示させる。
本実施形態によると、オペレータは第一情報処理装置1から対象記述文書を取得することができる。記述対象が発明である場合には、本実施形態を用いることにより、特許請求の範囲の文書を自動的に得ることができる。
〔文書入力プログラム 変形例〕
文書入力プログラムは、さらに不図示の要素定義情報フィールド、属性機能情報フィールドおよび関係機能情報フィールドを入力欄として文書入力画面に表示させるものであってもよい。そのような文書入力プログラムにおいて、オペレータはキーボードを操作することにより、要素定義情報フィールド、属性機能情報フィールドおよび関係機能情報フィールドのそれぞれに、要素情報の定義情報、属性情報の機能情報および関係情報の機能情報を入力することができる。入力が完了すると、オペレータは「送信」ボタンをクリックする。送信ボタンがクリックされると、文書入力プログラムに従って、第二制御部22は、以下の一連のステップを実行する。
(1)要素情報フィールド31に入力された要素情報、属性情報フィールド32に入力された属性情報および関係情報フィールド33に入力された関係情報を取得する、
(2)要素定義情報フィールドに入力された要素情報の定義情報、属性機能情報フィールドに入力された属性情報の機能情報および関係機能情報フィールドに入力された関係情報の機能情報を取得する、
(3)取得した要素情報、属性情報、関係情報、要素情報の定義情報、属性情報の機能情報、関係情報の機能情報を含むリクエストを生成する。
(4)第二通信インタフェース26を介して、リクエストを第一情報処理装置1の「文書出力プログラム」に送信する。
(第一情報処理装置1の処理)第一情報処理装置1は、受信したリクエストを文書出力プログラムに入力する。文書出力プログラムに従って、第一制御部12は補足説明文書を生成し、出力する。出力された文書は、レスポンスとして第二情報処理装置2へ送信される。
(5)第二情報処理装置2がレスポンスを受信すると、第二制御部22はレスポンスから文書を取得し、文書表示エリア36に表示させる。
本実施形態によると、オペレータは第一情報処理装置1から対象記述文書の補足説明文書を取得することができる。記述対象が発明である場合には、本実施形態を用いることにより、特許明細書の発明の詳細な説明の文書を自動的に得ることができる。
文書入力プログラムは、さらに不図示の要素定義情報フィールド、属性機能情報フィールドおよび関係機能情報フィールドを入力欄として文書入力画面に表示させるものであってもよい。そのような文書入力プログラムにおいて、オペレータはキーボードを操作することにより、要素定義情報フィールド、属性機能情報フィールドおよび関係機能情報フィールドのそれぞれに、要素情報の定義情報、属性情報の機能情報および関係情報の機能情報を入力することができる。入力が完了すると、オペレータは「送信」ボタンをクリックする。送信ボタンがクリックされると、文書入力プログラムに従って、第二制御部22は、以下の一連のステップを実行する。
(1)要素情報フィールド31に入力された要素情報、属性情報フィールド32に入力された属性情報および関係情報フィールド33に入力された関係情報を取得する、
(2)要素定義情報フィールドに入力された要素情報の定義情報、属性機能情報フィールドに入力された属性情報の機能情報および関係機能情報フィールドに入力された関係情報の機能情報を取得する、
(3)取得した要素情報、属性情報、関係情報、要素情報の定義情報、属性情報の機能情報、関係情報の機能情報を含むリクエストを生成する。
(4)第二通信インタフェース26を介して、リクエストを第一情報処理装置1の「文書出力プログラム」に送信する。
(第一情報処理装置1の処理)第一情報処理装置1は、受信したリクエストを文書出力プログラムに入力する。文書出力プログラムに従って、第一制御部12は補足説明文書を生成し、出力する。出力された文書は、レスポンスとして第二情報処理装置2へ送信される。
(5)第二情報処理装置2がレスポンスを受信すると、第二制御部22はレスポンスから文書を取得し、文書表示エリア36に表示させる。
本実施形態によると、オペレータは第一情報処理装置1から対象記述文書の補足説明文書を取得することができる。記述対象が発明である場合には、本実施形態を用いることにより、特許明細書の発明の詳細な説明の文書を自動的に得ることができる。
〔文書入力プログラム 入力候補表示プログラムA〕
文書入力プログラムには、入力候補表示機能を実現するためのプログラム(入力候補表示プログラムA)が含まれていてもよい。
入力候補表示プログラムAは、文書入力画面における要素情報フィールド31、属性情報フィールド32および関係情報フィールド33のいずれかの入力情報(文字)をオペレータが編集するときに、以下の一連のステップを第二制御部22に実行させる。
(1)編集中の情報フィールド名(要素情報フィールド、属性情報フィールドおよび関係情報フィールドのいずれか)を取得する。
(2)編集中の情報フィールドに入力された文字を取得する。
(3)取得した情報フィールド名、入力された文字からなる検索クエリを含むリクエストを生成する。
(4)第二通信インタフェース26を介して、リクエストを第一情報処理装置1の「文書入力候補出力プログラム」の「機能A」を選択して送信する。
(第一情報処理装置1の処理)第一情報処理装置1は、受信したリクエストを文書入力候補出力プログラムに入力する。リクエストが入力されると、文書入力候補出力プログラムの機能Aに従って、第一制御部12は文書入力候補を検索する。検索結果は、レスポンスとして第二情報処理装置2へ送信される。
(5)第二情報処理装置2がレスポンスを受信すると、第二制御部22はレスポンスから文書入力候補を取得し、表示部24に表示させる。
(6)オペレータはマウスまたは、キーボードにより表示された文書入力候補を選択することができる。オペレータにより選択された文書入力候補は、編集中の情報フィールドに入力される。
本実施形態によると、オペレータから、第一情報処理装置1に格納された要素情報、属性情報および関係情報のうち、オペレータが入力したい情報を情報フィールドへ簡単に入力することができる。入力する情報が長文の場合には、入力ミスが発生しやすいが、本実施形態により入力ミスを軽減することができるとともに、文書入力の生産性を向上させることができる。また、データベース18に格納された要素情報、属性情報、関係情報を新たな文書に再利用することができる。
なお、入力候補表示プログラムAは、文書入力プログラムの一機能である必要性はなく、入力候補表示機能を実現する単独のプログラムとして実現されても構わない。また、任意のプログラムへ組み込んでも構わない。
文書入力プログラムには、入力候補表示機能を実現するためのプログラム(入力候補表示プログラムA)が含まれていてもよい。
入力候補表示プログラムAは、文書入力画面における要素情報フィールド31、属性情報フィールド32および関係情報フィールド33のいずれかの入力情報(文字)をオペレータが編集するときに、以下の一連のステップを第二制御部22に実行させる。
(1)編集中の情報フィールド名(要素情報フィールド、属性情報フィールドおよび関係情報フィールドのいずれか)を取得する。
(2)編集中の情報フィールドに入力された文字を取得する。
(3)取得した情報フィールド名、入力された文字からなる検索クエリを含むリクエストを生成する。
(4)第二通信インタフェース26を介して、リクエストを第一情報処理装置1の「文書入力候補出力プログラム」の「機能A」を選択して送信する。
(第一情報処理装置1の処理)第一情報処理装置1は、受信したリクエストを文書入力候補出力プログラムに入力する。リクエストが入力されると、文書入力候補出力プログラムの機能Aに従って、第一制御部12は文書入力候補を検索する。検索結果は、レスポンスとして第二情報処理装置2へ送信される。
(5)第二情報処理装置2がレスポンスを受信すると、第二制御部22はレスポンスから文書入力候補を取得し、表示部24に表示させる。
(6)オペレータはマウスまたは、キーボードにより表示された文書入力候補を選択することができる。オペレータにより選択された文書入力候補は、編集中の情報フィールドに入力される。
本実施形態によると、オペレータから、第一情報処理装置1に格納された要素情報、属性情報および関係情報のうち、オペレータが入力したい情報を情報フィールドへ簡単に入力することができる。入力する情報が長文の場合には、入力ミスが発生しやすいが、本実施形態により入力ミスを軽減することができるとともに、文書入力の生産性を向上させることができる。また、データベース18に格納された要素情報、属性情報、関係情報を新たな文書に再利用することができる。
なお、入力候補表示プログラムAは、文書入力プログラムの一機能である必要性はなく、入力候補表示機能を実現する単独のプログラムとして実現されても構わない。また、任意のプログラムへ組み込んでも構わない。
〔文書入力プログラム 入力候補表示プログラムB〕
文書入力プログラムには、入力候補表示機能を実現するためのプログラム(入力候補表示プログラムB)が含まれていてもよい。
入力候補表示プログラムBは、文書入力画面における属性情報フィールド32および関係情報フィールド33のいずれかの入力情報(文字)をオペレータが編集するときに、以下の一連のステップを第二制御部22に実行させる。
(1)編集中の情報フィールド名(属性情報フィールド32または関係情報フィールド33)を取得する。
(2)要素情報フィールド31に入力された要素情報を取得する。
(3)取得した情報フィールド名、取得した要素情報からなる検索クエリを含むリクエストを生成する。
(4)第二通信インタフェース26を介して、リクエストを第一情報処理装置1の「文書入力候補出力プログラム」の「機能B」を選択して送信する。
(第一情報処理装置1の処理)第一情報処理装置1は、受信したリクエストを文書入力候補出力プログラムに入力する。リクエストが入力されると、文書入力候補出力プログラムの機能Bに従って、第一制御部12は文書入力候補を検索する。検索結果は、レスポンスとして第二情報処理装置2へ送信される。
(5)第二情報処理装置2がレスポンスを受信すると、第二制御部22はレスポンスから文書入力候補を取得し、表示部24に表示させる。
(6)オペレータはマウスまたは、キーボードにより表示された文書入力候補を選択することができる。オペレータにより選択された文書入力候補は、編集中の情報フィールドに入力される。
本実施形態によると、オペレータは属性情報および関係情報を入力するときに、第一情報処理装置1に格納された属性情報および関係情報のうち、既に入力された要素情報フィールド31の要素情報に対応する属性情報および関係情報が入力候補として表示される。これにより、属性情報および関係情報のもれを軽減することができるとともに、文書入力の生産性を向上させることができる。また、データベース18に格納された属性情報、関係情報を新たな文書に積極的に再利用することができる。
文書入力プログラムには、入力候補表示機能を実現するためのプログラム(入力候補表示プログラムB)が含まれていてもよい。
入力候補表示プログラムBは、文書入力画面における属性情報フィールド32および関係情報フィールド33のいずれかの入力情報(文字)をオペレータが編集するときに、以下の一連のステップを第二制御部22に実行させる。
(1)編集中の情報フィールド名(属性情報フィールド32または関係情報フィールド33)を取得する。
(2)要素情報フィールド31に入力された要素情報を取得する。
(3)取得した情報フィールド名、取得した要素情報からなる検索クエリを含むリクエストを生成する。
(4)第二通信インタフェース26を介して、リクエストを第一情報処理装置1の「文書入力候補出力プログラム」の「機能B」を選択して送信する。
(第一情報処理装置1の処理)第一情報処理装置1は、受信したリクエストを文書入力候補出力プログラムに入力する。リクエストが入力されると、文書入力候補出力プログラムの機能Bに従って、第一制御部12は文書入力候補を検索する。検索結果は、レスポンスとして第二情報処理装置2へ送信される。
(5)第二情報処理装置2がレスポンスを受信すると、第二制御部22はレスポンスから文書入力候補を取得し、表示部24に表示させる。
(6)オペレータはマウスまたは、キーボードにより表示された文書入力候補を選択することができる。オペレータにより選択された文書入力候補は、編集中の情報フィールドに入力される。
本実施形態によると、オペレータは属性情報および関係情報を入力するときに、第一情報処理装置1に格納された属性情報および関係情報のうち、既に入力された要素情報フィールド31の要素情報に対応する属性情報および関係情報が入力候補として表示される。これにより、属性情報および関係情報のもれを軽減することができるとともに、文書入力の生産性を向上させることができる。また、データベース18に格納された属性情報、関係情報を新たな文書に積極的に再利用することができる。
〔文書入力プログラム 入力候補表示プログラムC〕
文書入力プログラムには、入力候補表示機能を実現するためのプログラム(入力候補表示プログラムC)が含まれていてもよい。
入力候補表示プログラムCは、文書入力画面における要素情報フィールド31、属性情報フィールド32および関係情報フィールド33のいずれかの入力情報(文字)をオペレータが編集するときに、以下の一連のステップを第二制御部22に実行させる。
(1)要素情報フィールド31に入力された要素情報を取得する。
(2)属性情報フィールド32に入力された属性情報を取得する。
(3)関係情報フィールド33に入力された関係情報を取得する。
(4)取得した要素情報、属性情報、関係情報および上位概念語を選択する情報からなる検索クエリを含むリクエストを生成する。
(5)第二通信インタフェース26を介して、リクエストを第一情報処理装置1の「文書入力候補出力プログラム」の「機能C」を選択して送信する。
(第一情報処理装置1の処理)第一情報処理装置1は、受信したリクエストを文書入力候補出力プログラムに入力する。リクエストが入力されると、文書入力候補出力プログラムの機能Cに従って、第一制御部12は文書入力候補を検索する。検索結果は、レスポンスとして第二情報処理装置2へ送信される。
(6)第二情報処理装置2がレスポンスを受信すると、第二制御部22はレスポンスから文書入力候補を取得し、表示部24に表示させる。
(7)オペレータはマウスまたは、キーボードにより表示された文書入力候補を選択することができる。オペレータにより選択された文書入力候補は、それぞれ対応する要素情報フィールド31、属性情報フィールド32および関係情報フィールド33に入力される。
なお、ステップ4において検索クエリに含まれる「上位概念語を選択する情報」は、「下位概念語を選択する情報」や「同義語を選択する情報」でもよい。
本実施形態によると、オペレータは要素情報、属性情報および関係情報を入力するときに、入力対象の上位概念語、下位概念語および同義語の入力候補を選択することができる。これにより、オペレータは要素情報、属性情報および関係情報を推敲する上で、データベースに格納された同義語、上位概念語および下位概念語を利用することにより、文書執筆時により適した概念を入力対象として選択することができる。
文書入力プログラムには、入力候補表示機能を実現するためのプログラム(入力候補表示プログラムC)が含まれていてもよい。
入力候補表示プログラムCは、文書入力画面における要素情報フィールド31、属性情報フィールド32および関係情報フィールド33のいずれかの入力情報(文字)をオペレータが編集するときに、以下の一連のステップを第二制御部22に実行させる。
(1)要素情報フィールド31に入力された要素情報を取得する。
(2)属性情報フィールド32に入力された属性情報を取得する。
(3)関係情報フィールド33に入力された関係情報を取得する。
(4)取得した要素情報、属性情報、関係情報および上位概念語を選択する情報からなる検索クエリを含むリクエストを生成する。
(5)第二通信インタフェース26を介して、リクエストを第一情報処理装置1の「文書入力候補出力プログラム」の「機能C」を選択して送信する。
(第一情報処理装置1の処理)第一情報処理装置1は、受信したリクエストを文書入力候補出力プログラムに入力する。リクエストが入力されると、文書入力候補出力プログラムの機能Cに従って、第一制御部12は文書入力候補を検索する。検索結果は、レスポンスとして第二情報処理装置2へ送信される。
(6)第二情報処理装置2がレスポンスを受信すると、第二制御部22はレスポンスから文書入力候補を取得し、表示部24に表示させる。
(7)オペレータはマウスまたは、キーボードにより表示された文書入力候補を選択することができる。オペレータにより選択された文書入力候補は、それぞれ対応する要素情報フィールド31、属性情報フィールド32および関係情報フィールド33に入力される。
なお、ステップ4において検索クエリに含まれる「上位概念語を選択する情報」は、「下位概念語を選択する情報」や「同義語を選択する情報」でもよい。
本実施形態によると、オペレータは要素情報、属性情報および関係情報を入力するときに、入力対象の上位概念語、下位概念語および同義語の入力候補を選択することができる。これにより、オペレータは要素情報、属性情報および関係情報を推敲する上で、データベースに格納された同義語、上位概念語および下位概念語を利用することにより、文書執筆時により適した概念を入力対象として選択することができる。
〔文書翻訳インタフェースプログラム〕
本実施形態の記憶部23には、文書翻訳インタフェースプログラムが格納されている。
文書翻訳インタフェースプログラムが、第二制御部22により実行されると、表示部24には、図11に示される文書翻訳画面が表示される。なお、第二制御部22は、文書翻訳インタフェースプログラムを、Webブラウザを介してネットワーク27に接続された他のコンピュータから取得し、Webブラウザ画面上に文書翻訳画面が表示されるようにしても構わない。
文書翻訳画面には、要素情報フィールド41、属性情報フィールド42および関係情報フィールド43が入力欄として表示される。オペレータはキーボードを操作することにより、要素情報フィールド41、属性情報フィールド42および関係情報フィールド43のそれぞれに、要素情報、属性情報および関係情報を入力することができる。入力が完了すると、オペレータは「送信」ボタンをクリックする。送信ボタンがクリックされると、文書翻訳インタフェースプログラムに従って、第二制御部22は、以下の一連のステップを実行する。
(1)要素情報フィールド41に入力された要素情報、属性情報フィールド42に入力された属性情報および関係情報フィールド43に入力された関係情報を取得する、
(2)取得した要素情報、属性情報、関係情報および翻訳言語を含むリクエストを生成する。
(3)第二通信インタフェース26を介して、リクエストを第一情報処理装置1の「文書翻訳プログラム」に送信する。
(第一情報処理装置1の処理)第一情報処理装置1は、受信したリクエストを文書翻訳プログラムに入力する。文書翻訳プログラムは、第一制御部12に文書を生成させ、出力させる。出力された文書は、レスポンスとして第二情報処理装置2へ送信される。
(4)第二情報処理装置2がレスポンスを受信すると、第二制御部22はレスポンスから文書を取得し、翻訳文書表示エリア46に表示させる。
本実施形態によると、オペレータは要素情報、属性情報および関係情報を入力し、第一情報処理装置1の文書翻訳プログラムへ送信することができるとともに、入力した要素情報、属性情報および関係情報を用いた構造的クレーム形式に従った翻訳文書を取得することができる。より具体的には、本実施形態を用いることにより、対象発明を構成する要素情報、属性情報および関係情報を用いて、翻訳された特許請求の範囲の文書を自動的に得ることができる。
本実施形態の記憶部23には、文書翻訳インタフェースプログラムが格納されている。
文書翻訳インタフェースプログラムが、第二制御部22により実行されると、表示部24には、図11に示される文書翻訳画面が表示される。なお、第二制御部22は、文書翻訳インタフェースプログラムを、Webブラウザを介してネットワーク27に接続された他のコンピュータから取得し、Webブラウザ画面上に文書翻訳画面が表示されるようにしても構わない。
文書翻訳画面には、要素情報フィールド41、属性情報フィールド42および関係情報フィールド43が入力欄として表示される。オペレータはキーボードを操作することにより、要素情報フィールド41、属性情報フィールド42および関係情報フィールド43のそれぞれに、要素情報、属性情報および関係情報を入力することができる。入力が完了すると、オペレータは「送信」ボタンをクリックする。送信ボタンがクリックされると、文書翻訳インタフェースプログラムに従って、第二制御部22は、以下の一連のステップを実行する。
(1)要素情報フィールド41に入力された要素情報、属性情報フィールド42に入力された属性情報および関係情報フィールド43に入力された関係情報を取得する、
(2)取得した要素情報、属性情報、関係情報および翻訳言語を含むリクエストを生成する。
(3)第二通信インタフェース26を介して、リクエストを第一情報処理装置1の「文書翻訳プログラム」に送信する。
(第一情報処理装置1の処理)第一情報処理装置1は、受信したリクエストを文書翻訳プログラムに入力する。文書翻訳プログラムは、第一制御部12に文書を生成させ、出力させる。出力された文書は、レスポンスとして第二情報処理装置2へ送信される。
(4)第二情報処理装置2がレスポンスを受信すると、第二制御部22はレスポンスから文書を取得し、翻訳文書表示エリア46に表示させる。
本実施形態によると、オペレータは要素情報、属性情報および関係情報を入力し、第一情報処理装置1の文書翻訳プログラムへ送信することができるとともに、入力した要素情報、属性情報および関係情報を用いた構造的クレーム形式に従った翻訳文書を取得することができる。より具体的には、本実施形態を用いることにより、対象発明を構成する要素情報、属性情報および関係情報を用いて、翻訳された特許請求の範囲の文書を自動的に得ることができる。
〔文献検索インタフェースプログラム〕
本実施形態の記憶部23には、文献検索インタフェースプログラムが格納されている。
文献検索インタフェースプログラムが、第二制御部22により実行されると、表示部24には、図12に示される文献検索画面が表示される。なお、第二制御部22は、文献検索インタフェースプログラムを、Webブラウザを介してネットワーク27に接続された他のコンピュータから取得し、Webブラウザ画面上に文献検索画面が表示されるようにしても構わない。
文献検索画面には、要素情報フィールド51、属性情報フィールド52および関係情報フィールド53が入力欄として表示される。オペレータはキーボードを操作することにより、要素情報フィールド51、属性情報フィールド52および関係情報フィールド53のそれぞれに、要素情報、属性情報および関係情報を入力することができる。入力が完了すると、オペレータは「送信」ボタンをクリックする。送信ボタンがクリックされると、文献検索インタフェースプログラムに従って、第二制御部22は、以下の一連のステップを実行する。
(1)要素情報フィールド51に入力された要素情報、属性情報フィールド52に入力された属性情報および関係情報フィールド53に入力された関係情報を取得する。
(2)取得した要素情報、属性情報および関係情報を含むリクエストを生成する。
(3)第二通信インタフェース26を介して、リクエストを第一情報処理装置1の「文献検索プログラム」に送信する。
(第一情報処理装置1の処理)第一情報処理装置1は、受信したリクエストを文献検索プログラムに入力する。文献検索プログラムは、第一制御部12に文献情報を検索させる。検索された文献情報は、レスポンスとして第二情報処理装置2へ送信される。
(4)第二情報処理装置2がレスポンスを受信すると、第二制御部22はレスポンスから文献情報を取得し、検索結果一覧表示エリア56に表示させる。
本実施形態によると、オペレータは要素情報、属性情報および関係情報を入力し、第一情報処理装置1の文献検索プログラムへ送信することができるとともに、入力した要素情報、属性情報および関係情報に関連する文献情報を取得することができる。
なお、本実施形態において、文献検索インタフェースプログラムは単独のプログラムとして実現したが、文書入力プログラムに組み込んでも構わない。その場合は、各情報フィールドを文書入力プログラムおよび文献検索インタフェースプログラムで共有すれば良い。その場合には、オペレータは要素情報、属性情報および関係情報の入力に伴う特許請求の範囲を作成する作業にあわせて、それぞれの要素情報、属性情報および関係情報に関連する従来技術情報を自動的に得ることができる。つまり、オペレータは生成されるクレームの特許性を見積もりながら、クレームをドラフトすることができる。
本実施形態の記憶部23には、文献検索インタフェースプログラムが格納されている。
文献検索インタフェースプログラムが、第二制御部22により実行されると、表示部24には、図12に示される文献検索画面が表示される。なお、第二制御部22は、文献検索インタフェースプログラムを、Webブラウザを介してネットワーク27に接続された他のコンピュータから取得し、Webブラウザ画面上に文献検索画面が表示されるようにしても構わない。
文献検索画面には、要素情報フィールド51、属性情報フィールド52および関係情報フィールド53が入力欄として表示される。オペレータはキーボードを操作することにより、要素情報フィールド51、属性情報フィールド52および関係情報フィールド53のそれぞれに、要素情報、属性情報および関係情報を入力することができる。入力が完了すると、オペレータは「送信」ボタンをクリックする。送信ボタンがクリックされると、文献検索インタフェースプログラムに従って、第二制御部22は、以下の一連のステップを実行する。
(1)要素情報フィールド51に入力された要素情報、属性情報フィールド52に入力された属性情報および関係情報フィールド53に入力された関係情報を取得する。
(2)取得した要素情報、属性情報および関係情報を含むリクエストを生成する。
(3)第二通信インタフェース26を介して、リクエストを第一情報処理装置1の「文献検索プログラム」に送信する。
(第一情報処理装置1の処理)第一情報処理装置1は、受信したリクエストを文献検索プログラムに入力する。文献検索プログラムは、第一制御部12に文献情報を検索させる。検索された文献情報は、レスポンスとして第二情報処理装置2へ送信される。
(4)第二情報処理装置2がレスポンスを受信すると、第二制御部22はレスポンスから文献情報を取得し、検索結果一覧表示エリア56に表示させる。
本実施形態によると、オペレータは要素情報、属性情報および関係情報を入力し、第一情報処理装置1の文献検索プログラムへ送信することができるとともに、入力した要素情報、属性情報および関係情報に関連する文献情報を取得することができる。
なお、本実施形態において、文献検索インタフェースプログラムは単独のプログラムとして実現したが、文書入力プログラムに組み込んでも構わない。その場合は、各情報フィールドを文書入力プログラムおよび文献検索インタフェースプログラムで共有すれば良い。その場合には、オペレータは要素情報、属性情報および関係情報の入力に伴う特許請求の範囲を作成する作業にあわせて、それぞれの要素情報、属性情報および関係情報に関連する従来技術情報を自動的に得ることができる。つまり、オペレータは生成されるクレームの特許性を見積もりながら、クレームをドラフトすることができる。
1 第一情報処理装置
2 第二情報処理装置
11 バス
12 第一制御部
13 第一記憶部
16 第一通信インタフェース
17 ネットワーク
18 データベース
21 バス
22 第二制御部
23 第二記憶部
24 表示部
25 入力部
26 第二通信インタフェース
27 ネットワーク
31、41、51 要素情報フィールド
32、42、52 属性情報フィールド
33、43、53 関係情報フィールド
2 第二情報処理装置
11 バス
12 第一制御部
13 第一記憶部
16 第一通信インタフェース
17 ネットワーク
18 データベース
21 バス
22 第二制御部
23 第二記憶部
24 表示部
25 入力部
26 第二通信インタフェース
27 ネットワーク
31、41、51 要素情報フィールド
32、42、52 属性情報フィールド
33、43、53 関係情報フィールド
Claims (16)
- データベースと、
第1制御手段と、
を備え、
前記データベースには、
複数の要素情報と、
複数の属性情報と、
複数の関係情報と、
が格納され、
前記第1制御手段は、前記データベースを参照可能である、
情報処理装置。 - 前記要素情報は、記述対象を構成する部品を表現した文書であり、
前記属性情報は、前記要素情報の性質を絶対的に規定するものを表現した文書であり、
前記関係情報は、複数の前記要素情報間の関連性を相対的に規定するものを表現した文書である、
請求項1記載の情報処理装置。 - 情報を取得可能な手段、
を備え、
第1制御手段は、取得した情報に基づいて、前記データベースを参照することにより、データベースに格納された要素情報、属性情報および関係情報のいずれかを出力することが可能である、
請求項1または2に記載の情報処理装置。 - 情報を取得可能な手段、
を備え、
前記データベースには、複数の文献情報が格納されており、
前記複数の文献情報はそれぞれ、データベースに格納された要素情報、属性情報および関係情報の少なくともいずれかと関連づけられており、
第1制御手段は、取得した情報に基づいて、前記データベースを参照することにより、データベースに格納された文献情報を出力することが可能である、
請求項1〜3のいずれか記載の情報処理装置。 - 要素情報を取得可能な第1取得手段、
を備え、
前記データベースに格納された属性情報は、該属性情報を適用可能な要素情報と関連づけられており、
第1制御手段は、前記データベースを参照することにより、複数の属性情報のうち、取得した要素情報に適用可能な属性情報を出力することが可能である、
請求項1〜4のいずれか記載の情報処理装置。 - 要素情報を取得可能な第1取得手段と、
を備え、
前記データベースに格納された関係情報は、該関係情報を適用可能な要素情報と関連づけられており、
第1制御手段は、前記データベースを参照することにより、複数の関係情報のうち、取得した要素情報に適用可能な関係情報を出力することが可能である、
請求項1〜4のいずれか記載の情報処理装置。 - 前記データベースに格納された複数の要素情報は、
第1の要素情報と、
第2の要素情報と、
を少なくとも含み、
前記データベースには、第1の要素情報と第2の要素情報とを関連づける情報が格納されており、
前記第1の要素情報は、前記第2の要素情報の同義語、上位概念、下位概念のいずれか1つである、
請求項1〜4のいずれか記載の情報処理装置。 - 要素情報を取得可能な第1取得手段と、
属性情報を取得可能な第2取得手段と、
関係情報を取得可能な第3取得手段と、
第1制御手段と、
を備え、
前記第1制御手段は、
取得した要素情報と、
取得した属性情報と、
取得した関係情報と、
に基づいた文書を出力することが可能である、
情報処理装置。 - 要素情報の定義情報を取得可能な第4取得手段と、
属性情報の機能情報を取得可能な第5取得手段と、
関係情報の機能情報を取得可能な第6取得手段と、
を備え、
第1制御手段は、
該要素情報の定義情報と、
該属性情報の機能情報と、
該関係情報の機能情報と、
に基づいた文書を出力することが可能である、
請求項8記載の情報処理装置。 - 第1制御手段は、
第1取得手段により取得した第1言語で記述された要素情報に対応する、第2言語で記述された要素情報と、
第2取得手段により取得した第1言語で記述された属性情報に対応する、第2言語で記述された属性情報と、
第3取得手段により取得した第1言語で記述された関係情報に対応する、第2言語で記述された関係情報と、
を取得可能であり、
第1制御手段は、
取得した第2言語で記述された要素情報と、
取得した第2言語で記述された属性情報と、
取得した第2言語で記述された関係情報と、
に基づき第2言語で記述された文書を出力することが可能である、
請求項8または9に記載の情報処理装置。 - 要素情報を入力可能な第1入力手段と、
属性情報を入力可能な第2入力手段と、
関係情報を入力可能な第3入力手段と、
第2制御手段と、
を備え、
第2制御手段は、
入力された要素情報と、
入力された属性情報と、
入力された関係情報と、
を請求項1〜4、8〜10のいずれか記載の情報処理装置へ出力することが可能である、
情報処理装置。 - 要素情報を入力可能な第1入力手段と、
第2制御手段と、
を備え、
第2制御手段は、請求項5または6記載の第1取得手段へ、入力された要素情報を出力することが可能である、
情報処理装置。 - 請求項8〜10のいずれか記載の情報処理装置により出力された文書を用いて作成された文書。
- 請求項13に記載の文書を用いて作成された文書による特許出願。
- コンピュータを請求項1〜12のいずれか記載の情報処理装置として機能させるためのコンピュータプログラム。
- 特許発明の新規性または進歩性を請求項4記載の情報処理装置を用いて審査する特許審査方法。
Priority Applications (1)
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JP2013154051A JP2015026143A (ja) | 2013-07-25 | 2013-07-25 | 情報処理装置、文書、コンピュータプログラム、特許出願および特許審査方法。 |
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2013
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