JP2015022170A - Image heating device and image forming apparatus - Google Patents
Image heating device and image forming apparatus Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015022170A JP2015022170A JP2013150676A JP2013150676A JP2015022170A JP 2015022170 A JP2015022170 A JP 2015022170A JP 2013150676 A JP2013150676 A JP 2013150676A JP 2013150676 A JP2013150676 A JP 2013150676A JP 2015022170 A JP2015022170 A JP 2015022170A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating element
- duty ratio
- power
- upper limit
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
Description
本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタなどの画像形成装置に搭載される定着器として用いれば好適な像加熱装置に関する。 The present invention relates to an image heating apparatus suitable for use as a fixing device mounted in an image forming apparatus such as an electrophotographic copying machine or an electrophotographic printer.
電子写真複写機や電子写真プリンタなどの画像形成装置に搭載される像加熱装置として、電力が供給されると発熱する独立制御可能な発熱体を2本包括する加熱手段を有する構成がある(特許文献1)。特許文献1の像加熱装置は、商用交流電源の二全波周期毎に訪れる制御更新タイミングの度に加熱手段の温度に応じた必要電力を算出する。また、算出した必要電力を発熱体へ供給する制御期間(二全波の期間)中、優先して電力を供給する発熱体を切り替えている。また、加熱手段に電力を供給する際、必要以上の電流を供給しないために、加熱手段に供給する電流を常時検出して、最大供給可能電力以下で供給電力を制御する。即ち、加熱手段の温度に応じて算出した必要電力が最大供給可能電力を超える場合、発熱体に供給する電力を最大供給可能電力に制限している。
As an image heating apparatus mounted on an image forming apparatus such as an electrophotographic copying machine or an electrophotographic printer, there is a configuration having a heating unit including two independently controllable heating elements that generate heat when electric power is supplied (patent) Reference 1). The image heating apparatus of
ところで、特許文献1に記載された装置においても、トライアック等の発熱体への電力供給素子又は電力供給素子を駆動させている周辺回路が故障した場合に、迅速に像加熱装置の故障を検出することが望まれている。また、1本の発熱体で構成される、定着器構成が異なる他の画像形成装置用の定着器が誤挿入された場合にも、迅速に誤挿入を検出することが望まれている。しかしながら、これらの検出のためのセンサ等を設けるとコストが嵩んでしまう。
Incidentally, even in the apparatus described in
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、像加熱装置の故障や定着器の誤挿入を精度よく検知することを目的とする。 The present invention has been made under such circumstances, and an object thereof is to accurately detect a failure of an image heating apparatus and an erroneous insertion of a fixing device.
前述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。 In order to solve the above-described problems, the present invention has the following configuration.
(1)交流電源から供給される電力によって発熱する第一発熱体及び第二発熱体を有する加熱手段と、前記第一発熱体及び前記第二発熱体に流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段により検出された結果に基づいて、前記加熱手段に供給可能な上限の電力デューティ比を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された前記上限の電力デューティ比以下の電力デューティ比となるように、前記第一発熱体及び前記第二発熱体に供給する電力を制御する制御手段と、を備える像加熱装置であって、前記制御手段は、交流波形の所定数の周期の前半に前記第一発熱体に優先して電力を供給し、前記所定数の周期の後半に前記第二発熱体に優先して電力を供給し、前記第一発熱体に優先して電力を供給したときに前記電流検出手段により検出した結果に基づき前記算出手段により算出した第一の上限の電力デューティ比と、前記第二発熱体に優先して電力を供給したときに前記電流検出手段により検出した結果に基づき前記算出手段により算出した第二の上限の電力デューティ比と、に基づいて、異常検知を行うことを特徴とする像加熱装置。 (1) A heating unit having a first heating element and a second heating element that generate heat by power supplied from an AC power source, a current detection unit that detects a current flowing through the first heating element and the second heating element, Based on the result detected by the current detection means, a calculation means for calculating an upper limit power duty ratio that can be supplied to the heating means, and a power duty ratio equal to or lower than the upper limit power duty ratio calculated by the calculation means An image heating apparatus comprising: control means for controlling power supplied to the first heating element and the second heating element, wherein the control means includes a first half of a predetermined number of cycles of the AC waveform. In the second half of the predetermined number of cycles, power is supplied in preference to the second heating element, and power is supplied in priority to the first heating element. Sometimes said current detection The calculation based on the first upper limit power duty ratio calculated by the calculation means based on the result detected by the stage and the result detected by the current detection means when power is supplied in preference to the second heating element. An image heating apparatus, wherein abnormality detection is performed based on the second upper limit power duty ratio calculated by the means.
(2)像担持体と、前記像担持体に静電潜像を形成する潜像手段と、前記潜像手段により形成された前記静電潜像を現像しトナー像を形成する現像手段と、前記現像手段により形成されたトナー像を記録紙に転写するための転写手段と、トナー像が転写された記録紙を定着する定着手段と、を備え、前記定着手段は、前記(1)に記載の像加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。 (2) an image carrier, latent image means for forming an electrostatic latent image on the image carrier, developing means for developing the electrostatic latent image formed by the latent image means to form a toner image, The image forming apparatus includes: a transfer unit that transfers the toner image formed by the developing unit onto a recording sheet; and a fixing unit that fixes the recording sheet onto which the toner image is transferred. The fixing unit is described in (1). An image forming apparatus characterized by being an image heating apparatus.
本発明によれば、像加熱装置の故障や定着器の誤挿入を精度よく検知することができる。 According to the present invention, it is possible to accurately detect a failure of the image heating apparatus and an erroneous insertion of the fixing device.
以下、本発明を実施するための形態を、実施例により図面を参照しながら詳しく説明する。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, embodiments for carrying out the present invention will be described in detail by way of examples with reference to the drawings.
[画像形成装置の構成]
図1は電子写真プロセスを用いた画像形成装置の概略構成図であり、例えばレーザプリンタの場合を示している。レーザプリンタ本体101(以下、本体101)は、記録紙Sを収納するカセット102を有し、カセット102の記録紙Sの有無を検知する記録紙有無センサ103を備える。また、本体101は、例えば複数個のマイクロスイッチで構成される、カセット102の記録紙Sのサイズを検知する記録紙サイズセンサ104、カセット102から記録紙Sを繰り出す給紙ローラ105等を備える。また、本体101は、記録紙Sの搬送方向における給紙ローラ105の下流に、記録紙Sを同期搬送するレジストローラ対106を備える。また、本体101は、レジストローラ対106の下流にレーザスキャナ107からのレーザ光に基づいて記録紙S上にトナー像を形成する画像形成部108を備える。また、本体101は、画像形成部108の下流に、記録紙S上に形成されたトナー像を熱定着する定着器109を備える。更に、本体101は、定着器109の下流に、排紙部の搬送状態を検知する排紙センサ110、記録紙Sを排紙する排紙ローラ111、記録の完了した記録紙Sを積載する積載トレイ112を備える。記録紙Sの搬送基準は、記録紙Sの搬送方向に直交する方向の長さである記録紙Sの幅に対して中央になるように設定されている。なお、記録紙Sの搬送基準は、端部基準等であってもよい。
[Configuration of Image Forming Apparatus]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram of an image forming apparatus using an electrophotographic process, and shows a case of a laser printer, for example. The laser printer main body 101 (hereinafter referred to as the main body 101) has a
また、レーザスキャナ107は、レーザユニット113、ポリゴンモータ114、結像レンズ115、折り返しミラー116等を備える。潜像手段であるレーザユニット113は、後述する外部装置131から送信される画像信号(画像信号VDO)に基づいて変調されたレーザ光を発光する。ポリゴンモータ114は、レーザユニット113から発光されたレーザ光を、後述する像担持体である感光ドラム117上に走査することにより、感光ドラム117上に静電潜像を形成する。
The
画像形成部108は、公知の電子写真プロセスに必要な、感光ドラム117、一次帯電ローラ119、現像器120、転写帯電ローラ121、クリーナ122等を備える。また、定着器109は、定着フィルム132、加圧ローラ133、定着フィルム132内部に設けられたセラミックヒータ134、セラミックヒータ134の表面温度を検出するサーミスタ等の温度検出手段である温度検出素子135を備える。セラミックヒータ134は、温度検出素子135により検知した結果に基づいて、所定温度となるように制御される。また、メインモータ123は、給紙ローラ105には給紙ローラクラッチ124を介して、レジストローラ対106にはレジストローラクラッチ125を介して駆動力を与えている。更に、メインモータ123は、感光ドラム117を含む画像形成部108の各ユニット、定着器109、排紙ローラ111にも駆動力を与えている。
The
エンジンコントローラ126は、レーザスキャナ107、画像形成部108、定着器109による電子写真プロセスの制御や、本体101内の記録紙Sの搬送制御を行っている。ビデオコントローラ127は、パーソナルコンピュータ等の外部装置131と汎用のインタフェース130(セントロニクス(登録商標)、RS232C等)で接続されている。ビデオコントローラ127は、汎用のインタフェース130から送信されてくる画像情報をビットデータに展開し、そのビットデータをVDO信号128として、エンジンコントローラ126へ送信している。なお、冷却ファン129は、本体101内の熱を外部に放出する。
The
[定着器の制御回路]
図2は、本実施例の定着器109の定着制御回路を示す。商用交流電源1(以下、交流電源1とする)の電力は、ACフィルタ2、リレー41を介して、定着器109が有する加熱手段であるセラミックヒータ134上に形成される第一発熱体である発熱体3及び第二発熱体である発熱体20へ供給される。これにより、発熱体3及び発熱体20は発熱する。発熱体3及び発熱体20への電力供給の際、エンジンコントローラ126は、リレー41を接続(以下、オンという)する。トランジスタ43は、リレー41を駆動するためのトランジスタで、ベース端子はバイアス抵抗44を介してエンジンコントローラ126のRLD端子に接続されている。エンジンコントローラ126は、RLD端子からハイレベル信号を出力してトランジスタ43をオンし、リレー41をオンさせる。一方、エンジンコントローラ126は、RLD端子からローレベル信号を出力してトランジスタ43をオフし、リレー41を切断(以下、オフという)させる。なお、ダイオード42は、リレー41に生じる逆起電力を抑制するためのものである。また、リレー41には、信号レベルの電圧であるVrefよりも大きい電圧VRLYが、Vrefとは別系統の電源から供給されている。
[Fixer control circuit]
FIG. 2 shows a fixing control circuit of the
発熱体3への電力の供給は、エンジンコントローラ126のON1端子から出力される信号(以下、ON1信号という)に従い、双方向サイリスタ(以下、トライアックという)4の導通(オン)及び遮断(オフ)を制御することにより行う。ここで、抵抗5及び抵抗6は、第一制御素子であるトライアック4のためのバイアス抵抗である。フォトトライアックカプラ7は、一次、二次間の沿面距離を確保するための素子である。抵抗8は、フォトトライアックカプラ7の電流を制限するための抵抗である。エンジンコントローラ126は、ON1端子から抵抗10を介してハイレベルの信号を出力することにより、トランジスタ9をオン状態とする。トランジスタ9がオン状態となることにより、フォトトライアックカプラ7の発光ダイオードに電流が流れ、フォトトライアックカプラ7がオンし、トライアック4がオンする。
Supply of power to the heating element 3 is conducted (on) and shut off (off) in a bidirectional thyristor (hereinafter referred to as triac) 4 in accordance with a signal output from the ON1 terminal of the engine controller 126 (hereinafter referred to as ON1 signal). This is done by controlling Here, the
一方、発熱体20への電力の供給は、エンジンコントローラ126のON2端子から出力される信号(以下、ON2信号という)に従い、第二制御素子であるトライアック13のオン及びオフを制御することにより行う。ここで、抵抗14及び抵抗15は、トライアック13のためのバイアス抵抗である。フォトトライアックカプラ16は、一次、二次間の沿面距離を確保するための素子である。抵抗17は、フォトトライアックカプラ16の電流を制限するための抵抗である。エンジンコントローラ126は、ON2端子から抵抗19を介してハイレベルの信号を出力することにより、トランジスタ18をオン状態とする。トランジスタ18がオン状態となることにより、フォトトライアックカプラ16の発光ダイオードに電流が流れ、フォトトライアックカプラ16がオンし、トライアック13がオンする。
On the other hand, power is supplied to the
交流電源1は、ACフィルタ2を介してゼロクロス検出回路12に入力される。ゼロクロス検出回路12は、交流電源1の交流電圧がある閾値以下の電圧になっていることを、エンジンコントローラ126のZEROX端子にパルス信号として出力する。以降、ゼロクロス検出回路12が出力するパルス信号を、ゼロクロス信号という(ZEROX信号と図示)。エンジンコントローラ126は、ゼロクロス検出回路12から出力されたゼロクロス信号のエッジを検知し、トライアック4又はトライアック13をオン又はオフする。
The
ゼロクロス検出回路12は、交流電圧のニュートラル(以降、Neutralと記す)側が整流器51により整流されている。整流器51により半波整流された電圧は、抵抗52、抵抗53を介して、トランジスタ54のベース端子に入力される。これにより、Neutral側の電位がライブ(以降、Liveと記す)側の電位よりも高い場合にトランジスタ54はオンとなり、Neutral側の電位がLive側の電位よりも低くなるとトランジスタ54はオフとなる。フォトカプラ57は、一次、二次間の沿面距離を確保するための素子であり、抵抗55、抵抗56は、フォトカプラ57に流れる電流を制限するための抵抗である。Neutral側の電位がLive側の電位より高くなるとトランジスタ54はオンするため、フォトカプラ57内の発光ダイオードは消灯し、フォトカプラ57内のフォトトランジスタはオフする。これにより、ゼロクロス検出回路12は、ハイレベルのZEROX信号を出力する。一方、Neutral側の電位がLive側の電位より低くなるとトランジスタ54はオフするのでフォトカプラ57内の発光ダイオードが発光し、フォトカプラ57内のフォトトランジスタはオンする。これにより、ゼロクロス検出回路12は、ローレベルのZEROX信号を出力する。ゼロクロス信号は、その信号周期が交流電源1の周波数の周期と等しいパルス信号であり、交流電源1の電位極性に応じて信号レベルが変化する。
In the zero
温度検出素子135は、セラミックヒータ134上の温度を検出する温度検出素子であり、抵抗22との分圧値がエンジンコントローラ126のTH端子に入力される。エンジンコントローラ126は、TH端子に入力された電圧値を温度に換算した値に基づき、セラミックヒータ134の温度制御を行う。また、過昇温防止素子137は、例えば温度ヒューズやサーモスイッチである。定着器109の定着制御回路の故障により、セラミックヒータ134が熱暴走に至り過昇温防止素子137が所定の温度以上になると、過昇温防止素子137がオープンになり、セラミックヒータ134への電力供給が遮断される。
The
発熱体3及び発熱体20に流れる電流は、トライアック4及びトライアック13に制御され、電流検出手段である電流検出部により検出される。電流検出部は、カレントトランス25(トランス)、ブリーダ抵抗70、電流検出回路27を有し、交流電源1からセラミックヒータ134への電力供給路に設けられている。発熱体3及び発熱体20に流れる電流は、カレントトランス25によって電圧変換され、ブリーダ抵抗70を介して電流検出回路27に入力される。電流検出回路27は、電圧変換された電流波形を実効値に変換し、エンジンコントローラ126のA/D変換ポート(HCRRT端子)にHCRRT信号として出力する。
The current flowing through the heating element 3 and the
電流検出回路27のCURLIM端子は、トランジスタ43のベース端子に接続されており、電流検出回路27が正常な電流値を検出している間、ハイレベルの信号を出力し、トランジスタ43をオン状態としている。一方、電流検出回路27は、例えば所定の閾値よりも大きい電流値を検出した場合に、CURLIM端子からローレベルの信号を、トランジスタ43のベース端子に出力する。これにより、トランジスタ43がオフし、電流検出回路27から直接リレー41をオフさせることが可能となり、セラミックヒータ134への電力供給を遮断することができる。このように、電流検出回路27は、安全回路としても機能する。更に、ダイオード47、48、49、50は全波整流用のブリッジ回路であり、全波整流された電圧は低圧電源回路部28に入力される。
The CURLIM terminal of the
定着器109に与えられる熱量は、セラミックヒータ134の目標温度と温度検出素子135の検出温度に基づいて、ゼロクロス検出回路12によって検出されたZEROX信号に基づくゼロクロス周期毎に算出される。本実施例では、フィードバック系制御の一種であるPI制御を用いて説明する。PI制御を用いた供給電力デューティ比Dの算出は、以下の式(1)で決定される。
供給電力デューティ比D=P制御値+I制御値・・・(1)
The amount of heat given to the
Supply power duty ratio D = P control value + I control value (1)
本実施例では、供給電力デューティ比Dは、交流電源1の電圧波形の一周期の半分(半波ともいう)に相当するゼロクロス半波を40分割し、2.5%刻みで制御している。なお、ゼロクロス半波の分割数は定着仕様に応じて、他の所定数であっても構わない。また式(1)のP制御値は、比例制御の制御値であり、本実施例では以下の式(2)によって与えられる。
P制御値=Kp×ΔT・・・(2)
ここで、Kpは比例ゲインであり、温度オーバーシュート等及び温度安定性を考慮し、定着仕様に応じて適切な値に設定されている。またΔTは、目標温度と検出温度の差分であり、目標温度から現在の検出温度を引いて算出される。式(1)のI制御値は、積分制御の制御値であり、一定期間にわたるΔTの積分値、即ち目標値からのドリフトを補正するもので、P制御における供給電力値にオフセットとして付与する。本実施例では、エンジンコントローラ126内に、目標温度と検出温度の大小関係を積分するカウンタを保持している。エンジンコントローラ126は、100ms毎に目標温度と検出温度の大小関係を比較し、正負各々の場合、カウンタをインクリメント又はデクリメントする。エンジンコントローラ126は、カウンタが6以上又は−6以下となると、Iパラメータをインクリメント又はデクリメントし、カウンタをリセットする。
In the present embodiment, the supply power duty ratio D is controlled by dividing a zero-cross half-wave corresponding to half of one cycle (also referred to as a half-wave) of the voltage waveform of the
P control value = Kp × ΔT (2)
Here, Kp is a proportional gain, and is set to an appropriate value according to the fixing specification in consideration of temperature overshoot and the like and temperature stability. ΔT is a difference between the target temperature and the detected temperature, and is calculated by subtracting the current detected temperature from the target temperature. The I control value in equation (1) is a control value for integral control, and corrects the integral value of ΔT over a certain period, that is, drift from the target value, and is given as an offset to the supply power value in P control. In this embodiment, a counter that integrates the magnitude relationship between the target temperature and the detected temperature is held in the
算出手段としてのエンジンコントローラ126は、発熱体3及び発熱体20に供給する電力デューティ比を算出する。その際、エンジンコントローラ126は、セラミックヒータ134に電力を供給したときに電流検出回路27から入力されるHCRRT信号に基づき、セラミックヒータ134に供給可能な上限の電力デューティ比を算出する。そして、制御手段としてのエンジンコントローラ126は、セラミックヒータ134に、算出した上限の電力デューティ比(以下、最大供給可能電力デューティ比Dmaxとする)以下の電力が供給されるように制御する。最大供給可能電力デューティ比Dmaxを算出する際には、電流値Irms、供給電力デューティ比D、電流リミット値Ilimitを用い、以下の式(3)を用いる。なお、電流値Irmsは、電流検出回路27から出力されるHCRRT信号の値である。供給電力デューティ比Dは、温度検出素子135の検知結果に基づいて現在投入されている供給電力デューティ比である。
Dmax=(Ilimit/Irms)2×(D−a)+b・・・(3)
ここで、a及びbは、発熱体3及び発熱体20の抵抗値比率に応じたある係数である。即ち、発熱体3には発熱体3に対応した係数a、b(a_3、b_3とする)があり、発熱体20には発熱体20に対応した係数a、b(a_20、b_20とする)がある。発熱体3と発熱体20の抵抗値比率が同じである場合には、a_3=a_20、b_3=b_20となり、抵抗値比率が異なる場合には、a_3≠a_20、b_3≠b_20となる。係数a、bの値は、例えば不図示のメモリ等に、発熱体と関連付けられて記憶されているものとする。
The
Dmax = (Ilimit / Irms) 2 × (D−a) + b (3)
Here, a and b are certain coefficients corresponding to the resistance value ratio of the heating element 3 and the
電流リミット値Ilimitは、接続される交流電源1の定格電流に対して、低圧電源回路部28に供給される電流最大値を差し引いた、セラミックヒータ134に供給可能な許容電流値を設定する。これにより、交流電源1の定格電流を必要時最大限有効に使用できるようなっている。また、サーミスタ等の温度検出素子135が検出した温度に基づいて制御される供給電力デューティ比Dが、最大供給可能電力デューティ比Dmaxを超えた場合には、最大供給可能電力デューティ比Dmaxを優先させる。これにより、エンジンコントローラ126は、最大供給可能電力デューティ比Dmaxを上限としてセラミックヒータ134の制御を行う。
The current limit value Ilimit sets an allowable current value that can be supplied to the
[本実施例の定着制御]
本実施例のエンジンコントローラ126による定着制御を図3のフローチャートに示す。本実施例では、発熱体3と発熱体20の抵抗値比率は1として説明するが、発熱体3と発熱体20の抵抗値比率は異なった数値であっても適用できる。電源がオンされると、S1でエンジンコントローラ126は、装置をスタンバイ状態へと遷移させる。S2でエンジンコントローラ126は、ユーザからのプリントコマンドを受信したか否かを判断する。ここで、ユーザからのプリントコマンドは、外部装置131から送信される場合と、本体101が備える不図示の操作パネルから送信される場合等がある。S2でエンジンコントローラ126は、プリントコマンドを受信しないと判断した場合には、S2の処理を繰り返す。S2でエンジンコントローラ126は、プリントコマンドを受信したと判断した場合、S3でプリント動作を開始し、プリント制御を行う。S4でエンジンコントローラ126は、RLD端子からハイレベル信号を出力し、リレー41をオンさせてセラミックヒータ134の温度制御を開始する。
[Fixing control of this embodiment]
The fixing control by the
S5でエンジンコントローラ126は、温度検出素子135の検出温度に基づくPI制御を開始する。まず、エンジンコントローラ126は、本体101が置かれている環境、前回プリントの履歴、通紙される記録紙Sのサイズ等の条件から、定着処理の目標温度を決定する。エンジンコントローラ126は、セラミックヒータ134が決定された所定の目標温度になるように、温度検出素子135の検出結果(TH信号)に基づき、式(1)及び式(2)で説明したようなPI算出式により供給電力デューティ比Dを算出する。そして、エンジンコントローラ126は、算出した供給電力デューティ比Dでセラミックヒータ134の温度制御を行う。エンジンコントローラ126内には、算出された供給電力デューティ比Dと発熱体3及び発熱体20に供給される電流位相角を示す、例えば図4に示す制御表を有している。エンジンコントローラ126は、図4の制御表に基づいて、セラミックヒータ134の温度制御を行う。
In S5, the
ここで、図4は、供給電力デューティ比Dのときの優先する発熱体(単に、優先発熱体という)の位相角α(°)、補助となる発熱体(単に、補助発熱体という)の位相角β(°)を示している。更に、発熱体3が優先発熱体である場合の電力デューティ比(%)、発熱体20が優先発熱体である場合の電力デューティ比(%)、その電力デューティ比で電力供給した場合の平均電力を示している。また、位相角が0°の場合には、全波(交流波形の一周期)にわたって電力を供給し(全波供給と図示)、位相角が180°の場合には、電力の供給を行わない(供給offと図示)。図4については後述する。また、本実施例では、供給電力デューティ比D(PI値でもある)の更新タイミングは、交流電源1の交流波形の2全波(即ち、交流波形の2周期)毎としている。なお、供給電力デューティ比Dの更新タイミング(制御更新タイミングでもある)は、2n全波(nは正の整数)毎であればよい。
Here, FIG. 4 shows the phase angle α (°) of the heating element (simply referred to as priority heating element) at the time of the supply power duty ratio D and the phase of the auxiliary heating element (simply referred to as auxiliary heating element). Angle β (°) is shown. Furthermore, the power duty ratio (%) when the heating element 3 is a priority heating element, the power duty ratio (%) when the
また、本実施例では、供給電力デューティ比Dは、前半1全波と後半1全波で、優先して電力を供給する発熱体を交互に入れ替える。詳細には、交流波形の所定数の周期の前半に発熱体3に優先して電力を供給し、所定数の周期の後半に発熱体20に優先して電力を供給する。上述したように、本実施例では、所定数の周期は2周期としている。即ち、前半1全波(前半1周期でもある)は、発熱体3を優先発熱体、発熱体20を補助発熱体とし、後半1全波(後半1周期でもある)は、発熱体20を優先発熱体、発熱体3を補助発熱体とする。S6でエンジンコントローラ126は、前半1全波において、発熱体3に優先して電力を供給する。なお、前半1全波について発熱体20を優先発熱体、後半1全波について発熱体3を優先発熱体としてもよい。S7でエンジンコントローラ126は、S5で算出した供給電力デューティ比Dが、0から20までか、21〜40までかを判断する。このように、本実施例では、供給電力デューティ比Dが0から20までのときと、21から40までのときとで、発熱体3及び発熱体20の制御方法を変更する。
In the present embodiment, the supply power duty ratio D alternates heating elements that supply power with priority in the first half full wave and the second half full wave. Specifically, power is supplied in preference to the heating element 3 in the first half of a predetermined number of cycles of the AC waveform, and power is supplied in priority to the
S7でエンジンコントローラ126は、算出した供給電力デューティ比Dが0から20までであったと判断した場合、S9の処理に進む。S9でエンジンコントローラ126は、算出した供給電力デューティ比Dと図4の制御表に基づいて、発熱体3に電力を供給するための位相角α(°)と、発熱体20に電力を供給するための位相角β(°)とを求める。ここで、本実施例では、供給電力デューティ比Dが0から20までの場合には、図4に示すように、補助発熱体である発熱体20に電力を供給するための位相角β(°)は180°とし、発熱体20への電力の供給は停止(OFFと図示)させる。エンジンコントローラ126は、ON1信号を出力することによりトライアック4を制御し、ON2信号を例えばローレベルとすることによりオフ状態とし、トライアック13を駆動させないように制御する。即ち、発熱体3のみを、位相制御状態とする(図3には、位相角通電と記載)。発熱体3の位相角αは、図4に示す値に設定される。例えば、エンジンコントローラ126がS5で算出した供給電力デューティ比Dが16であった場合、優先発熱体である発熱体3は、位相角60.5°として制御する。なお、エンジンコントローラ126が算出した供給電力デューティ比Dが0のときは、図4から位相角α、位相角βともOFFであり、エンジンコントローラ126は、トライアック4及び13をオフさせる。即ち、算出した供給電力デューティ比D=0の場合には、発熱体3及び20には、電力が供給されていない状態となる。なお、エンジンコントローラ126は、電流検出回路27により発熱体3が優先発熱体である場合に検出した電流値を、例えば不図示のメモリ等に記憶させておく。
If the
S7でエンジンコントローラ126は、算出した供給電力デューティ比Dが21から40までであったと判断した場合、S8の処理に進む。S8でエンジンコントローラ126は、算出した供給電力デューティ比Dと図4の制御表に基づいて、発熱体3に電力を供給するための位相角α(°)と、発熱体20に電力を供給するための位相角β(°)とを求める。ここで、本実施例では、供給電力デューティ比Dが21から40までの場合には、図4に示すように、優先発熱体である発熱体3に電力を供給するための位相角α(°)は0°とし、発熱体3へは、全波にわたって電力を供給する(以下、全波電力供給という)。即ち、発熱体3のみの供給電力で、定着器109に必要な電力を賄えない状態のときは、エンジンコントローラ126が、発熱体3を全波電力供給状態(図3には全波通電と記載)としたまま、ON2信号により発熱体20も位相制御する。発熱体20の位相角βは、図4に示す値に設定される。例えば、エンジンコントローラ126がS5で算出した供給電力デューティ比Dが32であった場合、優先発熱体である発熱体3は、位相角0°とし、補助発熱体である発熱体20は、位相角80.9°として制御する。エンジンコントローラ126は、供給電力デューティ比Dが20のときには、発熱体3を全波電力供給かつ発熱体20をオフ状態とし、供給電力デューティ比Dが40のときは、発熱体3及び発熱体20を全波電力供給状態として制御する。なお、エンジンコントローラ126は、電流検出回路27により発熱体3が優先発熱体である場合に検出した電流値を、例えば不図示のメモリ等に記憶させておく。
If the
S10でエンジンコントローラ126は、最大供給可能電力デューティ比Dmaxを算出する。エンジンコントローラ126は、発熱体3及び発熱体20に電力を供給しているときに、電流検出回路27から入力されるHCRRT信号に基づいて、上限の電力デューティ比である最大供給可能電力デューティ比Dmaxを算出する。そして、エンジンコントローラ126は、算出した最大供給可能電力デューティ比Dmax以下の電力がセラミックヒータ134に供給されるように制御する。なお、エンジンコントローラ126は、上述した式(3)より最大供給可能電力デューティ比Dmaxを算出する。即ち、電流検出回路27による検出結果Irms及び温度検出素子135の検知結果に基づいた現在投入されている供給電力デューティ比D、電流リミット値Ilimitにより算出する。ここで、エンジンコントローラ126が前半1全波(発熱体3優先)の期間に算出した第一の上限の電力デューティ比である最大供給可能電力デューティ比をDmax1とする。
In S10, the
S11でエンジンコントローラ126は、後半1全波について、発熱体20に優先して電力を供給する。S12でエンジンコントローラ126は、S5で算出した供給電力デューティ比Dが、0から20までか、21から40までかを判断する。このように、本実施例では、算出した供給電力デューティ比Dが、0から20までのときと、21から40までのときとで、発熱体3及び発熱体20の制御方法が異なる。エンジンコントローラ126は、前半1全波のときとは、優先発熱体を入れ替えて制御を行う。
In S11, the
S12でエンジンコントローラ126は、算出した供給電力デューティ比Dが0から20までであったと判断した場合、S14の処理に進む。S14でエンジンコントローラ126は、算出した供給電力デューティ比Dと図4の制御表に基づいて、発熱体20に電力を供給するための位相角α(°)と、発熱体3に電力を供給するための位相角β(°)とを求める。ここで、本実施例では、供給電力デューティ比Dが0から20までの場合には、図4に示すように、補助発熱体である発熱体3に電力を供給するための位相角β(°)は180°とし、発熱体3への電力の供給は停止(OFFと図示)させる。エンジンコントローラ126は、ON2信号を出力することによりトライアック13を制御し、ON1信号を例えばローレベルとすることによりオフ状態とし、トライアック4を駆動させないように制御する。即ち、発熱体20のみの位相制御状態となる。発熱体20の位相角αは、図4に示す値に設定される。なお、エンジンコントローラ126が算出した供給電力デューティ比Dが0のときは、トライアック4及びトライアック13をオフさせる。即ち、算出した供給電力デューティ比D=0の場合には、発熱体3及び発熱体20には、電力が供給されていない状態となる。なお、エンジンコントローラ126は、電流検出回路27により発熱体20が優先発熱体である場合に検出した電流値を、例えば不図示のメモリ等に記憶させておく。
If the
S12でエンジンコントローラ126は、算出した供給電力デューティ比Dが21から40までであったと判断した場合、S13の処理に進む。S13でエンジンコントローラ126は、算出した供給電力デューティ比Dと図4の制御表に基づいて、発熱体20に電力を供給するための位相角α(°)と、発熱体3に電力を供給するための位相角β(°)とを求める。ここで、本実施例では、供給電力デューティ比Dが21から40までの場合には、図4に示すように、優先発熱体である発熱体20に電力を供給するための位相角α(°)は0°とし、発熱体20へは、全波電力供給を行う。即ち、発熱体20のみの供給電力で、定着器109に必要な電力を賄えない状態となると、エンジンコントローラ126が、発熱体20を全波電力供給状態としたまま、ON1信号により発熱体3を位相制御する。発熱体3の位相角β(°)は、図4に示す値に設定される。エンジンコントローラ126は、供給電力デューティ比Dが20のときは、発熱体20を全波電力供給かつ発熱体3をオフ状態とし、供給電力デューティ比Dが40のときは、発熱体3及び発熱体20を全波電力供給状態とするように制御する。S15でエンジンコントローラ126は、後半1全波(発熱体20優先)の期間に、式(3)を用いて最大供給可能電力デューティ比Dmaxを算出する。なお、S15でエンジンコントローラが算出した第二の上限の電力デューティ比である最大供給可能電力デューティ比をDmax2とする。なお、エンジンコントローラ126は、電流検出回路27により発熱体20が優先発熱体である場合に検出した電流値を、例えば不図示のメモリ等に記憶させておく。
If the
(各発熱体に流れる電流波形)
図5において、これまでに説明した制御における発熱体3及び発熱体20に流れる電流波形を説明する。ここで、図5(a)、図5(b)ともに、上が発熱体3の電流波形、下が発熱体20の電流波形を示しており、横軸はいずれも時間であり、4全波の区間を示している。図5(a)は、エンジンコントローラ126が算出した供給電力デューティ比Dが0から20までであった場合の電流波形である。まず期間A(発熱体3優先期間)では、発熱体3が優先発熱体となっている。供給電力デューティ比Dが0から20までは、期間Aにおいて発熱体20はオフ状態であり、発熱体20に電力は供給されない。一方、発熱体3は、位相角αで制御され、その位相角αは、図4の供給電力デューティ比Dに対応した値となる。なお、期間Aにおいて、エンジンコントローラ126は、最大供給可能電力デューティ比Dmax1を算出する(図3のS10)。
(Current waveform flowing through each heating element)
In FIG. 5, the waveform of the current flowing through the heating element 3 and the
次に期間B(発熱体20優先期間)になると、優先して電力を供給する発熱体が切り替わり、発熱体20が優先発熱体となる。供給電力デューティ比Dが0から20までは、期間Bにおいて発熱体3はオフ状態であり、発熱体3に電力は供給されない。一方、発熱体20は、位相角αで制御され、その位相角αは、図4の供給電力デューティ比Dに対応した値となる。なお、期間Bにおいて、エンジンコントローラ126は、最大供給可能電力デューティ比Dmax2を算出する(図3のS15)。2全波が終了すると、新たに供給電力デューティ比Dが算出され、3全波目、4全波目も同様に制御される。即ち、2全波毎に制御更新タイミングとなる。このように、優先して電力が供給される発熱体は、1全波毎に、発熱体3と発熱体20で切り替わる。
Next, when the period B (the
図5(b)は、エンジンコントローラ126が算出した供給電力デューティ比Dが21から40までであった場合の電流波形である。まず期間C(発熱体3優先期間)では、発熱体3が優先発熱体となっている。供給電力デューティ比Dが21から40までは、期間Cにおいて優先発熱体である発熱体3は、全波電力供給状態である(図中、FULL ONと図示)。一方、発熱体20は、位相角βで制御され、その位相角βは、図4の供給電力デューティ比Dに対応した値となる。なお、期間Cにおいて、エンジンコントローラ126は、最大供給可能電力デューティ比Dmax1を算出する(図3のS10)。
FIG. 5B shows a current waveform when the supply power duty ratio D calculated by the
次に期間D(発熱体20優先期間)になると、優先して電力を供給する発熱体が切り替わり、発熱体20が優先発熱体となる。供給電力デューティ比Dが21から40までは、期間Dにおいて優先発熱体である発熱体20は、全波電力供給状態である。一方、発熱体3は、位相角βで制御され、その位相角βは、図4の供給電力デューティ比Dに対応した値となる。なお、期間Dにおいて、エンジンコントローラ126は、最大供給可能電力デューティ比Dmax2を算出する(図3のS15)。
Next, when the period D (the
次に、S16でエンジンコントローラ126は、S10で前半1全波期間に算出した最大供給可能電力デューティ比Dmax1と、S15で後半1全波期間に算出した最大供給可能電力デューティ比Dmax2との差分が、所定値以上か否かを判断する。ここで、最大供給可能電力デューティ比Dmax1と最大供給可能電力デューティ比Dmax2との差分|Dmax1−Dmax2|を、乖離という。例えば、本実施例では、乖離が10以上であるか否かを判断する。ここで、通常状態であれば、発熱体3及び発熱体20の抵抗値ばらつき、電流検出回路27のばらつき、及び量子化誤差等のばらつき要因を積み重ねても、乖離は10以上になることはないよう設定されている。乖離が10以上となる場合としては、トライアック4及びトライアック13のいずれか一方の故障が考えられる。また、乖離が10以上となる場合としては、トライアック4及びトライアック13を駆動させている周辺回路(フォトトライアックカプラ7、16、トランジスタ9、18等)の故障が考えられる。更に、乖離が10以上となる場合としては、発熱体3及び発熱体20へ電力を供給する電線の断線及びコネクタ抜け等が考えられる。また、一の発熱体のみを有する定着器が誤挿入された場合でも、発熱体3及び発熱体20のどちらか一方に電力が供給されない状態となる。発熱体が1本で構成された定着器が誤挿入された場合、発熱体が接続されていない方を優先して点灯した場合は、常に最大供給可能電力デューティ比Dmaxは、上限を算出する。このため、発熱体が駆動回路に接続されている方の最大供給可能電力デューティ比Dmaxとの乖離が大きくなる。このため、発熱体が1本で構成された定着器が誤挿入された場合でも、本実施例の乖離が10以上となっていることで、異常検知を行うことができる。
Next, in S16, the
S16でエンジンコントローラ126は、最大供給可能電力デューティ比Dmax1と最大供給可能電力デューティ比Dmax2との乖離が、10未満(所定値未満)であると判断した場合は、S17の処理に進む。S17でエンジンコントローラ126は、上述したような故障要因が存在しないと判断して、最大供給可能電力デューティ比Dmax1と最大供給可能電力デューティ比Dmax2の大小を比較する。S17でエンジンコントローラ126は、Dmax1≧Dmax2であると判断した場合、S18の処理に進む。S18でエンジンコントローラ126は、次の2全波のサイクルでは、最大供給可能電力デューティ比をDmax2に設定し、供給電力デューティ比Dが最大供給可能電力デューティ比Dmax2以下(Dmax2≧D)となるように制御する。一方、S17でエンジンコントローラ126は、Dmax1<Dmax2であると判断した場合、S19の処理に進む。S19でエンジンコントローラ126は、次の2全波のサイクルでは、最大供給可能電力デューティ比をDmax1に設定し、供給電力デューティ比Dが最大供給可能電力デューティ比Dmax1以下(Dmax1≧D)となるように制御する。このように、エンジンコントローラ126は、最大供給可能電力デューティ比Dmax1及び最大供給可能電力デューティ比Dmax2のいずれか小さい方の電力デューティ比以下となるように、発熱体3及び発熱体20に供給する電力を制御する。
If the
ここで、S18、S19の処理について説明する。上述したように、接続される交流電源1の定格電流に対して、低圧電源回路部28に供給される最大電流値を差し引いた値を、セラミックヒータ134に供給可能な許容電流値とし、その許容電流値以下で制御する必要がある。このため、S18やS19のように、最大供給可能電力デューティ比Dmax1と最大供給可能電力デューティ比Dmax2のうち、小さい方の最大供給可能電力デューティ比の値を採用しておくことにより、許容電流値を超えることがない。
Here, the processing of S18 and S19 will be described. As described above, a value obtained by subtracting the maximum current value supplied to the low-voltage power
S20でエンジンコントローラ126は、プリントジョブが終了したか否かを判断し、プリントジョブが終了していないと判断した場合にはS5の処理に戻る。一方、S20でエンジンコントローラ126は、プリントジョブが終了したと判断した場合は、S21で発熱体3及び発熱体20への電力供給を終了し、プリント動作を終了する。
In S20, the
S16でエンジンコントローラ126は、最大供給可能電力デューティ比Dmax1と最大供給可能電力デューティ比Dmax2との乖離が10以上であったと判断した場合、S22の処理に進む。エンジンコントローラ126は、乖離が10以上であった場合、上述したような原因によって発熱体3及び発熱体20等の異常があると判断し、S22で発熱体3及び発熱体20への電力供給を強制終了する。S23でエンジンコントローラ126は、本体101に搭載される不図示の表示パネル等を介して、ユーザに警告を行う。これにより、ユーザビリティを向上することができる。なお、S23の処理は行わなくてもよい。
If the
このように、本実施例は、2本の発熱体を有する定着器109において、優先発熱体を交流電源1の1全波毎に交互に入れ替え、各々で算出された最大供給可能電力デューティ比Dmax1と最大供給可能電力デューティ比Dmax2との乖離を判断する。これにより、一方の発熱体への電力供給に寄与する素子の異常であること又は発熱体が1本で構成される定着器の誤挿入であることを迅速に検知できる。そして、安全に発熱体への電力供給を遮断することができる。更に、ユーザに異常を確実に警告することもできる。以上、本実施例によれば、像加熱装置の故障や定着器の誤挿入を精度よく検知することができる。
As described above, in this embodiment, in the
実施例2は、最大供給可能電力デューティ比Dmax1と最大供給可能電力デューティ比Dmax2との乖離が10以上である場合の制御が実施例1と異なる。本実施例では、乖離が10以上である場合、発熱体3及び発熱体20への電力供給を終了せず、発熱体3を優先した場合の電流検出結果と、発熱体20を優先した場合の電流検出結果とを入れ替える。そして、発熱体3を優先した場合の電流検出結果と、発熱体20を優先した場合の電流検出結果とを入れ替えた状態で、それぞれ最大供給可能電力デューティ比Dmax1と最大供給可能電力デューティ比Dmax2を算出する。電流検出結果を入れ替えた結果、最大供給可能電力デューティ比Dmax1と最大供給可能電力デューティ比Dmax2との乖離が10よりも小さくなった場合は、発熱体3と発熱体20を入れ替えて配線した誤配線と判断する。そして、発熱体3の電流検出結果と発熱体20の電流検出結果を入れ替えた状態を継続して、発熱体3及び発熱体20への電力供給を続行する。画像形成装置やセラミックヒータ134の制御回路の構成は実施例1と同様であり、同一符号を付けて説明を省略する。
The second embodiment is different from the first embodiment in control when the difference between the maximum suppliable power duty ratio Dmax1 and the maximum suppliable power duty ratio Dmax2 is 10 or more. In the present embodiment, when the deviation is 10 or more, the power supply to the heating element 3 and the
[本実施例の定着制御]
本実施例のエンジンコントローラ126による定着制御を図6のフローチャートに示す。なお、実施例1で説明した図3のフローチャートと同じ処理には同じステップ番号を付し、説明は省略する。本実施例では、発熱体3と発熱体20の抵抗値比率は1.5(発熱体3の抵抗値:発熱体20の抵抗値=1.5:1)として説明する。本実施例は、抵抗値比率は1以外の数値であれば適用できる。なお、抵抗値比率が1:1の場合には、発熱体3と発熱体20を入れ替えて配線してしまったとしても、誤配線ということにはならない。
[Fixing control of this embodiment]
The fixing control by the
S16でエンジンコントローラ126は、最大供給可能電力デューティ比Dmax1と最大供給可能電力デューティ比Dmax2との乖離を算出し、乖離が10より小さいか否かを判断する。S16でエンジンコントローラ126は、乖離が10より小さいと判断した場合は、実施例1で説明したような故障要因は存在しないと判断して、S17の処理に進む。S16でエンジンコントローラ126は、最大供給可能電力デューティ比Dmax1と最大供給可能電力デューティ比Dmax2との乖離が10以上であったと判断した場合は、S47の処理に進む。この場合、エンジンコントローラ126は、発熱体3及び発熱体20への電力供給系統が何らかの異常、又は後述する定着器109の誤配線があると判断する。
In S16, the
S47でエンジンコントローラ126は、電流検出回路27により発熱体3を優先発熱体とした場合の電流検出結果と、発熱体20を優先発熱体とした場合の電流検出結果を入れ替えて(又は置き換えて)、最大供給可能電力デューティ比Dmax2を算出する。ここで、電流検出回路27により発熱体3を優先発熱体とした場合の電流検出結果は、S8又はS9でエンジンコントローラ126が不図示のメモリ等に記憶させておいた値である。また、電流検出回路27により発熱体20を優先発熱体とした場合の電流検出結果は、S13又はS14でエンジンコントローラ126が不図示のメモリ等に記憶させておいた値である。エンジンコントローラ126は、発熱体3を優先発熱体とした場合の電流検出結果と、発熱体20の係数a、b(a_20、b_20)を用いてDmax2を算出する。S48でエンジンコントローラ126は、発熱体20の電流検出結果を発熱体3からの電流検出結果と入れ替えて、最大供給可能電力デューティ比Dmax1を算出する。即ち、エンジンコントローラ126は、発熱体20を優先発熱体とした場合の電流検出結果と、発熱体3の係数a、b(a_3、b_3)を用いてDmax1を算出する。ここで、発熱体3と発熱体20の電流検出結果を入れ替えているのは、発熱体3の駆動信号であるON1信号で発熱体20を駆動し、発熱体20の駆動信号であるON2信号で発熱体3を駆動していないかを確認するためである。即ち、定着器109の誤配線が発生していないかを確認するためである。
In S47, the
S47、S48で発熱体3と発熱体20の互いの電流検出結果を入れ替えた後、S49でエンジンコントローラ126は、再度、最大供給可能電力デューティ比Dmax1と最大供給可能電力デューティ比Dmax2との乖離が10以上か否かを判断する。S49でエンジンコントローラ126は、乖離が10以上であると判断した場合には、S22の処理に進む。この場合は、実施例1と同様に、トライアックの故障や周辺回路の故障又は発熱体が1本の定着器の誤挿入であると判断する。一方、S49でエンジンコントローラ126は、乖離が10より小さいと判断した場合には、誤配線であると判断し、S17の処理に進む。なお、エンジンコントローラ126は、定着器109の誤配線であったと判断した場合、発熱体3を優先発熱体とした場合の電流検出結果と発熱体20を優先発熱体とした場合の電流検出結果を入れ替えてDmax1、Dmax2を算出することとする。本実施例では、このような制御を行うことにより、S17以降の制御を継続することができる。このように、エンジンコントローラ126は、一方の発熱体への電力供給手段の異常、又は発熱体が1本で構成される定着器の誤挿入であるか、定着器109の誤配線であるかを判別することができる。
After the mutual current detection results of the heating element 3 and the
このように、本実施例は、2本の発熱体を有する定着器109で、優先発熱体を交流電源1の1全波毎に交互に入れ替える。そして、各々で算出された最大供給可能電力デューティ比Dmax1と最大供給可能電力デューティ比Dmax2を比較するという安価な構成である。これにより、本実施例では、一方の発熱体への電力供給手段の異常又は発熱体が1本で構成される定着器の誤挿入を素早く検知し、安全に発熱体への電力供給を遮断することができる。そして、ユーザに異常を確実に警告することができ、更には発熱体と制御回路出力が誤配線されていた場合でも、正常な定着制御を行うことができる。以上、本実施例によれば、像加熱装置の故障や定着器の誤挿入を精度よく検知することができる。
As described above, in this embodiment, the fixing
1 交流電源
3、20 発熱体
27 電流検出回路
126 エンジンコントローラ
134 セラミックヒータ
DESCRIPTION OF
Claims (11)
前記第一発熱体及び前記第二発熱体に流れる電流を検出する電流検出手段と、
前記電流検出手段により検出された結果に基づいて、前記加熱手段に供給可能な上限の電力デューティ比を算出する算出手段と、
前記算出手段により算出された前記上限の電力デューティ比以下の電力デューティ比となるように、前記第一発熱体及び前記第二発熱体に供給する電力を制御する制御手段と、
を備える像加熱装置であって、
前記制御手段は、交流波形の所定数の周期の前半に前記第一発熱体に優先して電力を供給し、前記所定数の周期の後半に前記第二発熱体に優先して電力を供給し、
前記第一発熱体に優先して電力を供給したときに前記電流検出手段により検出した結果に基づき前記算出手段により算出した第一の上限の電力デューティ比と、前記第二発熱体に優先して電力を供給したときに前記電流検出手段により検出した結果に基づき前記算出手段により算出した第二の上限の電力デューティ比と、に基づいて、異常検知を行うことを特徴とする像加熱装置。 Heating means having a first heating element and a second heating element that generate heat by electric power supplied from an AC power source;
Current detection means for detecting a current flowing through the first heating element and the second heating element;
Calculation means for calculating an upper limit power duty ratio that can be supplied to the heating means based on a result detected by the current detection means;
Control means for controlling the power supplied to the first heating element and the second heating element so that the power duty ratio is equal to or lower than the upper limit power duty ratio calculated by the calculating means;
An image heating apparatus comprising:
The control means preferentially supplies power to the first heating element in the first half of the predetermined number of cycles of the AC waveform, and supplies power to the second heating element in the second half of the predetermined number of cycles. ,
The power duty ratio of the first upper limit calculated by the calculation means based on the result detected by the current detection means when power is supplied with priority over the first heating element, and priority over the second heating element. An image heating apparatus, wherein abnormality detection is performed based on a second upper limit power duty ratio calculated by the calculation means based on a result detected by the current detection means when power is supplied.
前記第二発熱体に供給される電力をオン又はオフする第二制御素子と、
を備え、
前記制御手段は、前記第一の上限の電力デューティ比と前記第二の上限の電力デューティ比との差が、所定値以上である場合に、前記加熱手段、前記第一制御素子及び前記第二制御素子の少なくとも一つに異常がある、又は、一の発熱体のみを有する像加熱装置の誤挿入であると判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の像加熱装置。 A first control element for turning on or off the power supplied to the first heating element;
A second control element for turning on or off the power supplied to the second heating element;
With
When the difference between the first upper limit power duty ratio and the second upper limit power duty ratio is greater than or equal to a predetermined value, the control means includes the heating means, the first control element, and the second The image heating apparatus according to claim 1, wherein at least one of the control elements is abnormal or it is determined that the image heating apparatus having only one heating element is erroneously inserted.
前記算出手段は、
前記第一発熱体に優先して電力を供給したときに前記電流検出手段により検出した結果を用いて前記第二の上限の電力デューティ比を算出し、
前記第二発熱体に優先して電力を供給したときに前記電流検出手段により検出した結果を用いて前記第一の上限の電力デューティ比を算出し、
その後、前記制御手段は、
前記第一の上限の電力デューティ比と前記第二の上限の電力デューティ比との差が、前記所定値未満となった場合には、前記第一発熱体及び前記第二発熱体の誤配線であると判断することを特徴とする請求項3に記載の像加熱装置。 The resistance value ratio between the first heating element and the second heating element is different, and a difference between the first upper limit power duty ratio and the second upper limit power duty ratio is not less than the predetermined value. If there is
The calculating means includes
Calculating the second upper limit power duty ratio using the result detected by the current detection means when power is supplied in preference to the first heating element;
Calculate the first upper limit power duty ratio using the result detected by the current detection means when power is supplied in preference to the second heating element,
Thereafter, the control means
If the difference between the first upper limit power duty ratio and the second upper limit power duty ratio is less than the predetermined value, the first heating element and the second heating element may be miswired. The image heating apparatus according to claim 3, wherein the image heating apparatus is determined to be present.
前記算出手段は、
前記第一発熱体に優先して電力を供給したときに前記電流検出手段により検出した結果を用いて前記第二の上限の電力デューティ比を算出し、
前記第二発熱体に優先して電力を供給したときに前記電流検出手段により検出した結果を用いて前記第一の上限の電力デューティ比を算出し、
その後、前記制御手段は、
前記第一の上限の電力デューティ比と前記第二の上限の電力デューティ比との差が、前記所定値以上となった場合には、前記加熱手段、前記第一制御素子及び前記第二制御素子の少なくとも一つに異常がある、又は、一の発熱体のみを有する像加熱装置の誤挿入であると判断することを特徴とする請求項3に記載の像加熱装置。 The resistance value ratio between the first heating element and the second heating element is different, and a difference between the first upper limit power duty ratio and the second upper limit power duty ratio is not less than the predetermined value. If there is
The calculating means includes
Calculating the second upper limit power duty ratio using the result detected by the current detection means when power is supplied in preference to the first heating element;
Calculate the first upper limit power duty ratio using the result detected by the current detection means when power is supplied in preference to the second heating element,
Thereafter, the control means
When the difference between the first upper limit power duty ratio and the second upper limit power duty ratio is greater than or equal to the predetermined value, the heating means, the first control element, and the second control element 4. The image heating apparatus according to claim 3, wherein at least one of the image heating apparatus is abnormal or an image heating apparatus having only one heating element is erroneously inserted.
前記制御手段は、前記温度検出手段により検知した結果に基づいて、前記加熱手段が所定温度となるように、前記第一制御素子及び前記第二制御素子を制御することを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の像加熱装置。 Temperature detecting means for detecting the temperature of the heating means,
The said control means controls said 1st control element and said 2nd control element so that the said heating means may become predetermined temperature based on the result detected by the said temperature detection means. 7. The image heating apparatus according to any one of items 1 to 6.
前記像担持体に静電潜像を形成する潜像手段と、
前記潜像手段により形成された前記静電潜像を現像しトナー像を形成する現像手段と、
前記現像手段により形成されたトナー像を記録紙に転写するための転写手段と、
トナー像が転写された記録紙を定着する定着手段と、
を備え、
前記定着手段は、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の像加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。 An image carrier;
Latent image means for forming an electrostatic latent image on the image carrier;
Developing means for developing the electrostatic latent image formed by the latent image means to form a toner image;
A transfer means for transferring the toner image formed by the developing means to a recording paper;
Fixing means for fixing the recording paper onto which the toner image has been transferred;
With
The image forming apparatus according to claim 1, wherein the fixing unit is the image heating apparatus according to claim 1.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013150676A JP2015022170A (en) | 2013-07-19 | 2013-07-19 | Image heating device and image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013150676A JP2015022170A (en) | 2013-07-19 | 2013-07-19 | Image heating device and image forming apparatus |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015022170A true JP2015022170A (en) | 2015-02-02 |
Family
ID=52486661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013150676A Pending JP2015022170A (en) | 2013-07-19 | 2013-07-19 | Image heating device and image forming apparatus |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015022170A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106125530A (en) * | 2015-05-08 | 2016-11-16 | 佳能株式会社 | Fixing device |
-
2013
- 2013-07-19 JP JP2013150676A patent/JP2015022170A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106125530A (en) * | 2015-05-08 | 2016-11-16 | 佳能株式会社 | Fixing device |
JP2016212256A (en) * | 2015-05-08 | 2016-12-15 | キヤノン株式会社 | Fixing device |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4920985B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP4869278B2 (en) | Image forming apparatus | |
EP2290467B1 (en) | Phase detecting device, phase control device including the phase detecting device, and fuser control device including the phase control device | |
US9291960B2 (en) | Image forming apparatus supplying or shutting off AC voltage to heat generating member | |
JP6611530B2 (en) | Power supply apparatus and image forming apparatus | |
JP6039219B2 (en) | Heating apparatus and image forming apparatus | |
US9122224B2 (en) | Image forming apparatus and power supply device | |
JP2011095314A (en) | Heating device and image forming apparatus including the same | |
US10027837B2 (en) | Calculation apparatus and image forming apparatus including the same | |
US10281856B2 (en) | Image forming apparatus that suppresses influence of a heater triac malfunction | |
JP4614382B2 (en) | Power supply apparatus, heating apparatus, and image forming apparatus | |
JP2009181059A (en) | Heating control method, heating device, and image forming device equipped with heating device | |
JP5000008B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP7224860B2 (en) | image forming device | |
JP2008052488A (en) | Voltage detection apparatus, heating device, and image forming device | |
JP2015022170A (en) | Image heating device and image forming apparatus | |
JP6748483B2 (en) | Converter and image forming apparatus including converter | |
JP2009186933A (en) | Heating control method and heating device, and image forming apparatus provided with the heating device | |
JP2016025827A (en) | Current controller and image forming apparatus | |
JP5473416B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2011188580A (en) | Power supply device, and electronic equipment | |
JP2011164387A (en) | Image forming apparatus | |
JP6635681B2 (en) | Image forming device | |
JP6090220B2 (en) | Heating apparatus and image forming apparatus | |
JP2021184066A (en) | Power supply device and image forming apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20160215 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160215 |