JP2015021949A - 音速計測装置、ガスタービン設備及び音速計測方法 - Google Patents

音速計測装置、ガスタービン設備及び音速計測方法 Download PDF

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Kazufumi Ikeda
和史 池田
敬介 松山
Keisuke Matsuyama
敬介 松山
屋納 光一朗
Koichiro Okuno
光一朗 屋納
諒 東
Ryo Higashi
諒 東
鈴木 健太郎
Kentaro Suzuki
健太郎 鈴木
大輔 紫尾田
Daisuke Shioda
大輔 紫尾田
外山 浩三
Kozo Toyama
浩三 外山
康嗣 高田
Yasutsugu Takada
康嗣 高田
耕治 前田
Koji Maeda
耕治 前田
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Abstract

【課題】簡易な構成で、流体の音速を迅速に精度良く計測することができる音速計測装置、これを備えるガスタービン設備及び音速計測方法を提供する。【解決手段】流体としての高炉ガスGが流通する内部において共鳴が発生する共鳴構造体31と、発生する共鳴の周波数となる共鳴周波数fを検出するために使用される圧力センサ32と、圧力センサ32により検出される圧力変動の波形をフーリエ変換して得られる共鳴周波数fに基づいて、共鳴周波数fと高炉ガスGの音速cとの相関関係を表す所定の算出式から、高炉ガスGの音速を導出する制御装置34と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、流体の音速を計測する音速計測装置、これを備えるガスタービン設備及び音速計測方法に関するものである。
従来、超音波発生装置を用いて超音波の往復時間を測定し、測定した往復時間に基づいて音速値を測定する音速測定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この音速測定装置では、配管の壁に超音波発生装置を取り付けており、配管内部を流れる流体に向けて超音波を発振し、配管内部から反射された超音波を受信することで、超音波の往復時間を測定している。
また、音速計測装置として、流体配管の流れ方向に所定の間隔を空けて配置される複数の水中マイクによって、流体配管内の内部流体を伝播する音を検出し、検出波形の相関係数を求めることにより流体中の伝播波形の時間差から音速を算出するものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004−132978号公報 特開平11−201812号公報
上記したように、特許文献1では、超音波の発振時間と受信時間との時間差である往復時間に基づいて音速を測定し、また、特許文献2では、複数点における流体中の伝播波形の時間差から音速を算出している。しかしながら、上記した特許文献では、流体に含まれる異物または流体の流速分布等の影響により、音波(超音波)が散乱する場合があり、この場合、精度の良い計測が困難となる可能性がある。また、上記した特許文献では、時間差に基づいて音速を算出することから、ノイズが発生した場合、差分によってノイズの影響が大きくなる可能性があるため、この場合も、精度の良い計測が困難となる可能性がある。加えて、上記した特許文献に記載の音速計測装置は、複数点での計測が必要となるため、構成が複雑となってしまう。
そこで、本発明は、簡易な構成で、流体の音速を迅速に精度良く計測することができる音速計測装置、これを備えるガスタービン設備及び音速計測方法を提供することを課題とする。
本発明の音速計測装置は、流体が流通する内部において共鳴が発生する共鳴構造体と、発生する前記共鳴の周波数である共鳴周波数を検出するための検出器と、前記検出器の検出結果から得られる前記共鳴周波数に基づいて、前記共鳴周波数と前記流体の音速との相関関係から、前記流体の音速を導出する制御装置と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、流体が流通する共鳴構造体の内部において共鳴が発生し、発生した共鳴の共鳴周波数を、検出器を用いて検出することができる。なお、共鳴を発生させる(誘起させる)音源としては、例えば、流体を伝播する雑音等である。そして、制御装置は、検出した共鳴周波数に基づいて、共鳴周波数と音速との相関関係から、流体の音速を導出することができる。このため、検出器を用いて共鳴周波数を検出するだけで、音速を導出することができることから、複数点での計測が不要となるため、装置構成を簡易な構成にすることができる。また、検出器を用いて共鳴周波数を検出すればよいため、時間差等の差分を用いることがなく、加えて、音波の散乱を考慮する必要がないため、流体の音速を精度良く計測することができる。さらに、制御装置は、検出した共鳴周波数に基づいて、相関関係から音速を導出するという簡易な処理で、流体の音速を導出することができるため、音速の計測を迅速に(リアルタイムに)行うことができる。なお、検出器としては、共鳴周波数を検出するために流体の圧力変動を検出する圧力センサを用いてもよいし、流体に伝播される音を検出するマイクを用いてもよいし、共鳴周波数を直接検出する周波数検出センサを用いてもよい。また、相関関係としては、例えば、共鳴周波数と音速との相関関係を表す所定の算出式を用いてもよいし、共鳴周波数と音速との相関関係を線形で示す制御マップを用いてもよい。
また、前記相関関係は、前記共鳴周波数と前記音速との相関関係を表す所定の算出式であることが好ましい。
この構成によれば、制御装置は、検出器を用いて検出された共鳴周波数を、所定の算出式に代入するという簡易な算出処理で、流体の音速を迅速に算出することができる。
また、前記共鳴構造体は、円筒形状の配管であり、前記共鳴周波数をfとし、前記音速をcとし、前記共鳴構造体の配管長をLとし、前記共鳴構造体の上流側の境界条件である音響反射率をRとし、前記共鳴構造体の下流側の境界条件である音響反射率をRとすると、前記共鳴周波数fは、下記する(1)の算出式で与えられることが好ましい。
Figure 2015021949
この構成によれば、円筒形状の配管である共鳴構造体に適した算出式を用いることができるため、流体の音速を精度良く算出することができる。
また、前記検出器は、前記共鳴構造体の内部における前記流体の圧力を検出する圧力センサであり、前記制御装置は、前記圧力センサにより検出される前記圧力の時間変化の波形である圧力変動の波形をフーリエ変換して、前記圧力がピークとなる周波数を共鳴周波数として導出することが好ましい。
この構成によれば、汎用の圧力センサを用いて、共鳴周波数を導出することができるため、音速の計測に使用される機器のコストを抑制することができる。
また、前記共鳴周波数をfとし、前記圧力センサによる前記圧力の計測時間をTとすると、前記計測時間Tは、下記する(2)式で与えられることが好ましい。
Figure 2015021949
この構成によれば、共鳴周波数の検出精度を高精度(誤差0.1%以下)とし、また、共鳴周波数を短時間(2秒以下)で検出することができるため、リアルタイム且つ高精度に音速を計測することができる。
また、前記共鳴周波数をfとし、前記圧力センサによる前記圧力のサンプリング数をMとすると、前記サンプリング数Mは、下記する(3)式で与えられることが好ましい。
Figure 2015021949
この構成によれば、共鳴周波数を検出するに当たって、適切なサンプリング数を得ることができるため、フーリエ変換後の圧力のピーク(共鳴ピーク)を精度良く捉えることができ、共鳴周波数を精度良く導出することができる。
また、前記共鳴周波数をfとし、前記圧力センサによる前記圧力のサンプリング周期をΔtとすると、前記サンプリング周期Δtは、下記する(4)式で与えられることが好ましい。
Figure 2015021949
この構成によれば、共鳴周波数を検出するに当たって、適切なサンプリング周期で圧力を検出することができるため、フーリエ変換後の圧力のピーク(共鳴ピーク)を精度良く捉えることができ、共鳴周波数を精度良く導出することができる。
また、前記圧力センサは、前記共鳴構造体の内部において、前記流体の圧力変動が最も大きい位置に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、圧力センサにより共鳴構造体の圧力を感度良く検出することができるため、音速を精度良く導出することができる。
また、前記共鳴構造体は、円筒形状の配管であり、前記圧力センサは、前記共鳴構造体の軸方向の中央に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、共鳴構造体が円筒形状の配管である場合、圧力変動が最も大きくなる共鳴構造体の軸方向の中央に圧力センサを設けることができるため、圧力センサにより流体の圧力を感度良く検出することができる。
また、前記流体の流れ方向において前記共鳴構造体の上流側及び下流側の少なくとも一方側に設けられ、前記共鳴構造体への音響による干渉を抑制する音響抑制構造体を、さらに備えることが好ましい。
この構成によれば、音響抑制構造体により、共鳴構造体への音響の干渉を抑制することができるため、共鳴構造体の内部を流通する流体の共鳴周波数を精度良く検出することができ、流体の音速を精度良く計測することができる。
また、前記音響抑制構造体は、前記流体の流れ方向に直交する面で切った断面積が、前記共鳴構造体の断面積よりも大きくなっていることが好ましい。
この構成によれば、音響抑制構造体の断面積を大きくするという簡易な構成で、共鳴構造体への音響の干渉を抑制することができる。
また、前記音響抑制構造体は、中空の球体であることが好ましい。
この構成によれば、簡易な形状となる音響抑制構造体で、共鳴構造体への音響の干渉を抑制することができる。
また、前記共鳴構造体の内部へ向けて音を発するスピーカをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、共鳴構造体の内部が無音である場合、または共鳴構造体の内部の音が共鳴を発生させる(誘起させる)音源となり得ない場合、スピーカから発せられる音によって、共鳴構造体の内部に共鳴を発生させることができる。
本発明のガスタービン設備は、燃料ガスを排出する燃料ガス排出設備と、前記燃料ガスを圧縮する圧縮機と、前記燃料ガス排出設備から前記圧縮機へ前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給ラインと、前記燃料ガス排出設備から排出される前記燃料ガスの音速を、前記流体の音速として計測する上記の音速計測装置と、前記圧縮機により圧縮した前記燃料ガスを燃焼させることで作動するガスタービンと、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、圧縮機に供給される燃料ガスの音速を、音速計測装置によりリアルタイムに計測することができる。このため、リアルタイムに計測する音速に基づく制御が可能となる。特に、圧縮機は、燃料ガスの組成変化に伴う音速の変化によってサージング(圧縮機の失速)が発生する可能性があるため、リアルタイムに計測する燃料ガスの音速に基づいて、圧縮機のサージングを回避する制御を行うことにより、圧縮機に対する負荷を軽減することが可能となる。
また、前記燃料ガス排出設備は、高炉であり、前記高炉は、前記燃料ガスとして、高炉ガスを排出することが好ましい。
この構成によれば、組成が変化し易い高炉ガスの音速をリアルタイムに計測することができる。
本発明の音速計測方法は、流体が流通する共鳴構造体の内部で発生する共鳴の周波数である共鳴周波数を検出する共鳴周波数検出工程と、検出される前記共鳴周波数に基づいて、前記共鳴周波数と前記流体の音速との相関関係から、前記流体の音速を導出する音速導出工程と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、共鳴周波数検出工程において、共鳴構造体の内部において発生した共鳴周波数を検出することができ、音速導出工程において、共鳴周波数と音速との相関関係から、流体の音速を導出することができる。このため、共鳴周波数を検出するだけで、音速を導出することができることから、複数点での計測が不要となる。また、共鳴周波数を検出すればよいため、時間差等の差分を用いることがなく、加えて、音波の散乱を考慮する必要がないため、流体の音速を精度良く計測することができる。さらに、検出した共鳴周波数に基づいて、相関関係から音速を導出するという簡易な算出処理で、流体の音速を導出することができるため、音速の計測を迅速に(リアルタイムに)行うことができる。
図1は、実施例1に係る音速計測装置を備える高炉ガス焚きガスタービン発電設備の概略構成図である。 図2は、実施例1に係る音速計測装置の概略構成図である。 図3は、周波数によって変化する圧力のグラフである。 図4は、実施例1に係る音速計測方法に関するフローチャートである。 図5は、実施例2に係る音速計測装置の概略構成図である。
以下に、本発明に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、実施例1に係る音速計測装置を備える高炉ガス焚きガスタービン発電設備の概略構成図である。図2は、実施例1に係る音速計測装置の概略構成図である。図3は、周波数によって変化する圧力のグラフである。図4は、実施例1に係る音速計測方法に関するフローチャートである。
実施例1の音速計測装置1は、流通する流体の音速を計測するものであり、流体としては、例えば、高炉11から排出される高炉ガスGがある。つまり、この音速計測装置1は、高炉11を備える設備に設けられており、設備として、高炉ガス焚きガスタービン発電設備10に適用されている。なお、実施例1では、高炉ガス焚きガスタービン発電設備10に音速計測装置1を適用したが、音速計測装置1は、いずれの設備に適用してもよく、特に限定されない。以下、音速計測装置1の説明に先立ち、高炉ガス焚きガスタービン発電設備10(以下、単に発電設備10という)について説明する。
図1に示すように、発電設備10は、高炉11と、圧縮機12と、ガスタービン13と、発電機14とを備えている。発電設備10は、高炉11から排出される高炉ガスG(BFG:Blast Furnace Gas)を圧縮機12により圧縮し、圧縮した高炉ガスGを燃料としてガスタービン13に供給し、供給された燃料を燃焼させてガスタービン13を作動させることで、ガスタービン13に接続される発電機14により電力を発生させている。
高炉11は、高炉ガスGを圧縮機12へ向けて排出している。排出される高炉ガスGは、一酸化炭素(CO)を含む組成となっている。このため、高炉ガスGをガスタービン13の燃料として用い、ガスタービン13において高炉ガスGを完全燃焼させることで、高炉ガスG中の一酸化炭素(CO)の割合を減少させている。なお、この高炉ガスGは、その組成が変動し易いものとなっている。
高炉11と圧縮機12との間には、高炉11から圧縮機12へ向けて高炉ガスGを流通させるための高炉ガス供給ラインL1が設けられている。高炉ガス供給ラインL1は、その一端が高炉11に接続され、その他端が圧縮機12の流入側に接続されている。なお、詳細は後述するが、高炉ガス供給ラインL1周りに音速計測装置1が設けられている。
圧縮機12は、例えば、軸流式圧縮機が用いられており、その駆動軸12aが、後述する動力伝達機構18を介して、後述するガスタービン13の回転軸24に連結されている。このため、圧縮機12は、ガスタービン13の回転軸24が回転することで、動力伝達機構18を介して駆動軸12aが回転し、駆動軸12aが回転することで、高炉ガス供給ラインL1を介して高炉11から供給される高炉ガスGを圧縮し、圧縮した高炉ガスGを燃料としてガスタービン13に供給する。
ガスタービン13は、圧縮機21と、燃焼器22と、タービン23とを有しており、圧縮機21とタービン23は、回転軸24により一体回転可能に連結されている。圧縮機21は、外部から取り込んだ空気を圧縮する。燃焼器22と高炉ガスGの圧縮機12との間には、圧縮機12から燃焼器22へ向けて圧縮した高炉ガスGを供給するための燃料ガス供給ラインL2が設けられている。燃料ガス供給ラインL2は、その一端が圧縮機12の流出側に接続され、その他端が燃焼器22に接続されている。燃焼器22は、圧縮機21で圧縮した圧縮空気と、燃料ガス供給ラインL2から供給された高炉ガスGとを混合して燃焼する。タービン23は、燃焼器22によって発生した燃焼ガスにより回転し、燃焼ガスを排ガスとして排出する。発電機14は、回転軸24と同軸上に設けられており、タービン23が回転することで発電が行われる。
ここで、実施例1の発電設備10の作動について説明する。先ず、高炉11から排出された高炉ガスGが、高炉ガス供給ラインL1を介して圧縮機12に供給される。圧縮機12に供給された高炉ガスGは、圧縮機12により圧縮され、圧縮された高炉ガスGは、燃料ガス供給ラインL2を介してガスタービン13の燃焼器22に供給される。ガスタービン13では、圧縮機21が空気を圧縮し、燃焼器22が圧縮空気と高炉ガスGとを混合して燃焼し、タービン23が燃焼ガスにより回転することで、発電機14が発電を行う。そして、タービン23を通過した燃焼ガスは、排ガスとして排出される。
なお、実施例1の発電設備10では、ガスタービン13の回転動力により発電機14を発電させたが、この構成に限定されない。実施例1の発電設備10に、ガスタービン13の排ガスを利用して作動する蒸気タービンをさらに備え、ガスタービン13及び蒸気タービンの回転動力により発電機14を発電するコンバインドサイクル発電設備として構成してもよい。
次に、高炉ガス供給ラインL1周りに設けられる音速計測装置1について説明する。高炉ガス供給ラインL1には、内部を流通する高炉ガスGを抽気する抽気ラインL3が設けられている。抽気ラインL3は、その一端が高炉ガス供給ラインL1の上流側に接続され、その他端が高炉ガス供給ラインL1の下流側に接続されている。抽気ラインL3は、円筒形状の配管となっている。
図2に示すように、音速計測装置1は、抽気ラインL3を流通する高炉ガスGの音速を計測しており、抽気ラインL3に介設されている。なお、音速計測装置1は、高炉ガスGの音速を計測可能な位置であればよいため、音速計測装置1の配設位置は、特に限定されない。音速計測装置1は、共鳴構造体31と、圧力センサ32と、一対の音響抑制構造体33と、制御装置34とを備えている。
共鳴構造体31は、共鳴が発生可能な形状となるように設計されており、例えば、円筒形状の配管に形成され、抽気ラインL3に介設されている。つまり、共鳴構造体31は、上流側の抽気ラインL3と下流側の抽気ラインL3との間に設けられ、その一端が上流側の抽気ラインL3に接続され、その他端が下流側の抽気ラインL3に接続されている。このため、上流側の抽気ラインL3を流通する高炉ガスGは、共鳴構造体31の上流端から流入し、共鳴構造体31の内部を通過して、共鳴構造体31の下流端から流出して、下流側の抽気ラインL3に流入する。
なお、実施例1では、共鳴構造体31を円筒形状の配管としたが、この構成に限定されず、共鳴が発生可能な形状で、且つ、内部を高炉ガスG(流体)が流通可能な形状であれば、いずれの形状であってもよい。
圧力センサ32は、共鳴構造体31において圧力変動が最も大きい位置に設けられている。具体的に、圧力センサ32は、円筒形状の配管となる共鳴構造体31の軸方向の中央に設けられ、共鳴構造体31の内部を流通する高炉ガスGの圧力変動を検出している。この圧力センサ32には、制御装置34が接続され、検出結果を制御装置34へ向けて出力している。
一対の音響抑制構造体33は、共鳴構造体31の上流側及び下流側にそれぞれ設けられている。つまり、上流側の音響抑制構造体33は、上流側の抽気ラインL3と共鳴構造体31との間に設けられ、下流側の音響抑制構造体33は、共鳴構造体31と下流側の抽気ラインL3との間に設けられている。そして、上流側の音響抑制構造体33の内部は、上流側の抽気ラインL3の内部と連通すると共に、共鳴構造体31の内部と連通する。また、下流側の音響抑制構造体33の内部は、下流側の抽気ラインL3の内部と連通すると共に、共鳴構造体31の内部と連通する。
また、この音響抑制構造体33は、抽気ラインL3から共鳴構造体31への音響による干渉を抑制可能な形状となるように設計されており、例えば、中空の球体に形成されている。このため、音響抑制構造体33は、高炉ガスGの流れ方向に直交する面で切った流路断面積が、共鳴構造体31の流路断面積よりも大きくなっており、また、抽気ラインL3の流路断面積よりも大きくなっている。つまり、音響抑制構造体33の容積は、共鳴構造体31の容積よりも大きくなっている。なお、実施例1では、音響抑制構造体33を中空の球体としたが、この形状に限定されず、共鳴構造体31への音響による干渉を抑制可能な形状であれば、いずれの形状であってもよい。
制御装置34には、圧力センサ32が接続され、圧力センサ32により検出された検出結果が入力される。ここで、制御装置34は、圧力センサ32の検出結果に基づいて音速を算出している。
具体的に、制御装置34は、圧力センサ32から入力される検出結果として、共鳴構造体31の内部を流通する高炉ガスGの圧力変動の波形を取得する。圧力変動の波形とは、圧力の時間変化を表す波形である。制御装置34は、圧力変動の波形をフーリエ変換し、図3に示す圧力の周波数変化を表す波形に変換する。
図3に示すグラフは、その横軸が周波数となっており、その縦軸が圧力となっている。図3に示すように、時間変化する圧力変動の波形は、制御装置34によりフーリエ変換されると、所定の周波数において圧力のピークとなる共鳴ピークPが形成される。このとき、共鳴ピークPが形成される周波数が共鳴周波数fとなる。そして、制御装置34は、圧力変動の波形をフーリエ変換することで現れた共鳴ピークPの周波数を、共鳴周波数fとして取得する。
続いて、制御装置34は、共鳴周波数fと音速cとの相関関係を表す所定の算出式に、取得した共鳴周波数fを代入することで、音速cを算出している。ここで、所定の算出式について説明する。なお、この算出式は、共鳴構造体31が円筒形状の配管である場合の算出式となっている。つまり、算出式は、共鳴構造体31の形状等に応じて異なる算出式となることから、共鳴周波数fと音速cとの相関関係を表す算出式であれば、下記する算出式に限定されない。
共鳴周波数をfとし、音速をcとし、共鳴構造体31の配管長をLとし、共鳴構造体31の上流側の境界条件となる音響反射率をRとし、共鳴構造体31の下流側の境界条件となる音響反射率をRとすると、共鳴周波数fは、下記する(5)式で与えられる。なお、argは、偏角(argument)である。
Figure 2015021949
ここで、制御装置34は、配管長L、音響反射率R及び音響反射率Rが既知の値となっていることから、取得した共鳴周波数fを代入すれば、音速cが算出できる。
続いて、圧力センサ32により検出する圧力変動の計測時間、サンプリング数、及びサンプリング周期について説明する。実施例1では、共鳴周波数fの検出精度を高精度(例えば、誤差0.1%以下)とし、また、共鳴周波数fを短時間(例えば、2秒以下)で検出すべく、圧力センサ32により検出する圧力変動の計測時間を下記する範囲となるように設定している。ここで、圧力変動の計測時間をTとすると、計測時間Tは、下記する(6)式で与えられる。
Figure 2015021949
このように、圧力変動の計測時間Tを、(6)式で示す範囲とすることで、共鳴周波数fを誤差0.1%以下とすることができ、また、共鳴周波数fを2秒よりも短い時間で音速を計測することができる。
また、実施例1では、フーリエ変換後の周波数の波形が、共鳴周波数f(換言すれば、共鳴ピークP)を十分に捉えることができるようなサンプリング数及びサンプリング周期となるように設定している。ここで、圧力センサ32による圧力のサンプリング数をMとすると、サンプリング数Mは、下記する(7)式で与えられる。
Figure 2015021949
また、圧力センサ32による圧力のサンプリング周期をΔtとすると、サンプリング周期Δtは、下記する(8)式で与えられる。
Figure 2015021949
このように、圧力のサンプリング数M及びサンプリング周期Δtを、(7)式及び(8)式で示す範囲とすることで、フーリエ変換後の共鳴周波数fを好適に捉えることができる。
次に、図4を参照して、上記した音速計測装置1を用いた音速計測方法について説明する。高炉ガス供給ラインL1から上流側の抽気ラインL3に流入した高炉ガスGは、音速計測装置1の上流側の音響抑制構造体33に流入し、共鳴構造体31を通って、下流側の音響抑制構造体33から下流側の抽気ラインL3に流出する。
音速計測装置1において、制御装置34は、圧力センサ32により検出した高炉ガスGの圧力変動に基づいて、共鳴周波数fを検出する(ステップS1:共鳴周波数検出工程)。続いて、制御装置34は、検出した共鳴周波数fを、(5)式の算出式に代入して、音速cを算出する(ステップS2:音速導出工程)。
以上のように、実施例1の構成によれば、高炉ガスGが流通する共鳴構造体31の内部において共鳴が発生し、発生した共鳴の共鳴周波数fを、圧力センサ32を用いて検出することができる(共鳴周波数検出工程)。そして、制御装置34は、検出した共鳴周波数fに基づいて、共鳴周波数fと音速cとの相関関係から、高炉ガスGの音速cを導出することができる(音速導出工程)。このため、圧力センサ32を用いて共鳴周波数fを検出するだけで、音速cを導出することができることから、複数点での計測が不要となるため、音速計測装置1の装置構成を簡易な構成にすることができる。また、圧力センサ32を用いて共鳴周波数fを検出すればよいため、時間差等の差分を用いることがなく、加えて、音波の散乱を考慮する必要がないため、高炉ガスGの音速cを精度良く計測することができる。さらに、制御装置34は、検出した共鳴周波数fに基づいて、相関関係から音速cを導出するという簡易な処理で、高炉ガスGの音速cを導出することができるため、音速cの計測を迅速に(リアルタイムに)行うことができる。
また、実施例1の構成によれば、制御装置34は、圧力センサ32を用いて検出された共鳴周波数fを、(5)式となる算出式に代入するという簡易な算出処理で、高炉ガスGの音速cを算出することができるため、高炉ガスGの音速cを迅速に算出することができる。
また、実施例1の構成によれば、円筒形状の配管である共鳴構造体31に適した(5)式となる算出式を用いることができるため、高炉ガスGの音速cを精度良く算出することができる。
また、実施例1の構成によれば、圧力センサ32により検出した圧力変動の波形をフーリエ変換して共鳴周波数fを導出することができる。このため、汎用の圧力センサ32を用いることができることから、音速cの計測に使用される機器のコストを抑制することができる。
また、実施例1の構成によれば、圧力センサ32による圧力の計測時間Tを、(6)式の範囲とすることができるため、共鳴周波数fの検出精度を高精度(誤差0.1%以下)なものとし、また、共鳴周波数fを短時間(2秒以下)で検出することができる。
また、実施例1の構成によれば、圧力センサ32による圧力のサンプリング数Mを、(7)式の範囲とすることができる。また、圧力センサ32による圧力のサンプリング周期Δtを、(8)式の範囲とすることができる。このため、共鳴周波数fを検出するに当たって、適切なサンプリング数Mを得ることができ、また、適切なサンプリング周期Δtで圧力を検出することができるため、フーリエ変換後の圧力のピーク(共鳴ピークP)を精度良く捉えることができ、共鳴周波数fを精度良く導出することができる。
また、実施例1の構成によれば、圧力センサ32を、高炉ガスGの圧力変動が最も大きい位置に設けることができる。特に、共鳴構造体31が円筒形状の配管である場合、圧力変動が最も大きくなる共鳴構造体31の軸方向の中央に圧力センサ32を設けることができるため、圧力センサ32により高炉ガスGの圧力を感度良く検出することができる。
また、実施例1の構成によれば、音響抑制構造体33により、共鳴構造体31への音響の干渉を抑制することができるため、共鳴構造体31の内部を流通する高炉ガスGの共鳴周波数を精度良く検出することができ、高炉ガスGの音速cを精度良く計測することができる。
また、実施例1の構成によれば、音響抑制構造体33の流路断面積を、共鳴構造体31の流路断面積よりも大きくするという簡易な構成で、共鳴構造体31への音響の干渉を抑制することができる。また、音響抑制構造体33を中空の球形とすることで、簡易な形状で、共鳴構造体31への音響の干渉を抑制することができる。
また、実施例1の構成によれば、発電設備10に音速計測装置1を設けることで、圧縮機12に供給される高炉ガスGの音速を、音速計測装置1によりリアルタイムに計測することができる。このため、リアルタイムに計測する音速cに基づいて、発電設備10を制御することが可能となる。特に、圧縮機12は、高炉ガスGの組成変化に伴う音速cの変化によってサージング(圧縮機の失速)が発生する可能性があるため、リアルタイムに計測する高炉ガスGの音速cに基づいて、圧縮機12のサージングを回避する制御を行うことにより、圧縮機12に対する負荷を軽減することが可能となる。
なお、実施例1では、圧力センサ32を用いて共鳴周波数fを検出したが、共鳴周波数fを検出可能な検出器であれば、いずれの検出器であってもよい。例えば、検出器としては、高炉ガスGに伝播される音を検出するマイクを用いてもよいし、共鳴周波数fを直接検出する周波数検出センサを用いてもよい。
また、実施例1では、共鳴周波数fと音速cとの相関関係を表すものとして、所定の算出式を用いたが、この構成に限定されず、例えば、共鳴周波数fと音速cとの相関関係を線形で表す制御マップを適用してもよく、相関関係を表すものであれば、いずれであってもよい。
また、実施例1では、共鳴構造体31の上流側及び下流側に一対の音響抑制構造体33を設けたが、少なくともいずれか一方を省いた構成であってもよい。
次に、図5を参照して、実施例2に係る音速計測装置51について説明する。図5は、実施例2に係る音速計測装置の概略構成図である。なお、実施例2では、実施例1と重複する記載を避けるべく、実施例1と異なる部分についてのみ説明し、実施例1と同様の構成については同じ符号を付して説明する。
図5に示すように、実施例2に係る音速計測装置51は、共鳴構造体31にスピーカ52を設けている。スピーカ52は、円筒形状の配管となる共鳴構造体31の軸方向の中央に設けられている。スピーカ52は、共鳴構造体31の内部を流通する高炉ガスGへ向けて音を発している。
以上のように、実施例2の構成によれば、共鳴構造体31の内部が無音である場合、または共鳴構造体31の内部の音が共鳴を発生させる(誘起させる)音源となり得ない場合、スピーカ52から発せられる音によって、共鳴構造体31の内部に共鳴を発生させることができる。
1 音速計測装置
10 高炉ガス焚きガスタービン発電設備
11 高炉
12 圧縮機
13 ガスタービン
14 発電機
18 動力伝達機構
21 圧縮機
22 燃焼器
23 タービン
24 回転軸
31 共鳴構造体
32 圧力センサ
33 音響抑制構造体
34 制御装置
51 音速計測装置(実施例2)
52 スピーカ
G 高炉ガス
L1 高炉ガス供給ライン
L2 燃料ガス供給ライン
L3 抽気ライン
P 共鳴ピーク
f 共鳴周波数

Claims (16)

  1. 流体が流通する内部において共鳴が発生する共鳴構造体と、
    発生する前記共鳴の周波数である共鳴周波数を検出するための検出器と、
    前記検出器の検出結果から得られる前記共鳴周波数に基づいて、前記共鳴周波数と前記流体の音速との相関関係から、前記流体の音速を導出する制御装置と、を備えることを特徴とする音速計測装置。
  2. 前記相関関係は、前記共鳴周波数と前記音速との相関関係を表す所定の算出式であることを特徴とする請求項1に記載の音速計測装置。
  3. 前記共鳴構造体は、円筒形状の配管であり、
    前記共鳴周波数をfとし、前記音速をcとし、前記共鳴構造体の配管長をLとし、前記共鳴構造体の上流側の境界条件である音響反射率をRとし、前記共鳴構造体の下流側の境界条件である音響反射率をRとすると、
    前記共鳴周波数fは、下記する(1)の算出式で与えられる
    Figure 2015021949
    ことを特徴とする請求項2に記載の音速計測装置。
  4. 前記検出器は、前記共鳴構造体の内部における前記流体の圧力を検出する圧力センサであり、
    前記制御装置は、前記圧力センサにより検出される前記圧力の時間変化の波形である圧力変動の波形をフーリエ変換して、前記圧力がピークとなる周波数を共鳴周波数として導出することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の音速計測装置。
  5. 前記共鳴周波数をfとし、前記圧力センサによる前記圧力の計測時間をTとすると、
    前記計測時間Tは、下記する(2)式で与えられる
    Figure 2015021949
    ことを特徴とする請求項4に記載の音速計測装置。
  6. 前記共鳴周波数をfとし、前記圧力センサによる前記圧力のサンプリング数をMとすると、
    前記サンプリング数Mは、下記する(3)式で与えられる
    Figure 2015021949
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の音速計測装置。
  7. 前記共鳴周波数をfとし、前記圧力センサによる前記圧力のサンプリング周期をΔtとすると、
    前記サンプリング周期Δtは、下記する(4)式で与えられる
    Figure 2015021949
    ことを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の音速計測装置。
  8. 前記圧力センサは、前記共鳴構造体の内部において、前記流体の圧力変動が最も大きい位置に設けられていることを特徴とする請求項4から7のいずれか1項に記載の音速計測装置。
  9. 前記共鳴構造体は、円筒形状の配管であり、
    前記圧力センサは、前記共鳴構造体の軸方向の中央に設けられていることを特徴とする請求項4から8のいずれか1項に記載の音速計測装置。
  10. 前記流体の流れ方向において前記共鳴構造体の上流側及び下流側の少なくとも一方側に設けられ、前記共鳴構造体への音響による干渉を抑制する音響抑制構造体を、さらに備えることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の音速計測装置。
  11. 前記音響抑制構造体は、前記流体の流れ方向に直交する面で切った断面積が、前記共鳴構造体の断面積よりも大きくなっていることを特徴とする請求項10に記載の音速計測装置。
  12. 前記音響抑制構造体は、中空の球体であることを特徴とする請求項11に記載の音速計測装置。
  13. 前記共鳴構造体の内部へ向けて音を発するスピーカをさらに備えることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の音速計測装置。
  14. 燃料ガスを排出する燃料ガス排出設備と、
    前記燃料ガスを圧縮する圧縮機と、
    前記燃料ガス排出設備から前記圧縮機へ前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給ラインと、
    前記燃料ガス排出設備から排出される前記燃料ガスの音速を、前記流体の音速として計測する請求項1から13のいずれか1項に記載の音速計測装置と、
    前記圧縮機により圧縮した前記燃料ガスを燃焼させることで作動するガスタービンと、を備えることを特徴とするガスタービン設備。
  15. 前記燃料ガス排出設備は、高炉であり、
    前記高炉は、前記燃料ガスとして、高炉ガスを排出することを特徴とする請求項14に記載のガスタービン設備。
  16. 流体が流通する共鳴構造体の内部で発生する共鳴の周波数である共鳴周波数を検出する共鳴周波数検出工程と、
    検出される前記共鳴周波数に基づいて、前記共鳴周波数と前記流体の音速との相関関係から、前記流体の音速を導出する音速導出工程と、を備えることを特徴とする音速計測方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI727303B (zh) * 2019-04-16 2021-05-11 涂宏彬 氣體分析裝置與方法
CN114737001A (zh) * 2022-04-18 2022-07-12 武汉科技大学 高炉内孔隙共振强化氢还原的方法

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