JP2015021493A - クランク付ロッドポンプ装置および方法 - Google Patents

クランク付ロッドポンプ装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所定のポンプストロークを有するサッカーロッドポンプのロッドを実質的に鉛直方向に往復運動させるためのクランク付ロッド圧送装置を使用することによって、地下層または地下貯留層から水および/または炭化水素などの流体を圧送するための改善された装置および方法が提供される。
【解決手段】クランク付ロッド圧送装置100は、モータ104駆動式クランク付機械式アクチュエータ構成102を備える。このクランク付機械式アクチュエータ構成102は、サッカーロッドポンプ68のロッド52を鉛直方向に動作させ、この動作を制御するためにサッカーロッドポンプ68のロッド52に取り付けられる実質的に鉛直方向に移動可能な部材に取り付けられるケーブルを備える。
【選択図】図1

Description

[0001]本発明は、地下層または地下貯留層からの水および/または炭化水素などの流体の圧送に関し、より詳細には、クランク付ロッド圧送装置およびそのような圧送用途で使用するための方法に関する。
[0002]長年、水および/または油などの流体を地下層から圧送するために周知の「ホースヘッド」ウォーキングビーム(移動ビーム)型機構が使用されてきた。Beckらによる「線形ロッドポンプ装置および方法」という表題の、本願出願人に譲渡された係属中の米国特許出願11/761,484に詳細に説明されているように、従来のウォーキングビーム装置は、多数のデメリットを有しており、そのうちの無視できない1つは、それらが大型であることである。さらに、ウォーキングビームポンプ装置の性能は、概して、多数の機械部品に関係する構造の関数である。このような機械部品には、非常に重いカウンターウェイトや、最大の圧送効率を得るための制御、あるいは、坑井の状況が時間とともに変化することに対する補償が困難な複雑な駆動機構が含まれる。
[0003]また、辺鄙な場所、特に、送電網へのアクセスがない場合や、圧送装置、電動発電機、バッテリ、または、圧送装置のための他の従来の独立型電源を定期的に修理するための実用的な道路へのアクセスがない場所にある潜在的な坑井用地に関して、これまで、従来のウォーキングビーム装置または他の公知のタイプの従来の圧送装置および方法を利用することは、実行が難しく、場合によっては、不可能であった。結果として、潜在的に貴重なエネルギー源は、未開発のままであった。
[0004]上述したBeckの米国特許出願11/761,484に開示された線形ロッドポンプおよび方法は、多くの圧送用途において、他の従来の圧送装置および方法に対して著しい改善をもたらすものではあるが、Beckの米国特許出願11/761,484に開示された線形ロッドポンプおよび方法において利用される継続的に反転するモータは、圧送用途によっては、望ましくないことがある。このような用途について、継続的にモータを反転させることなく動作できる他のタイプの装置および方法がより望ましいことが分かるであろう。1つの装置が本願出願人に譲渡され、発行された米国特許8,328,536に開示されている。
[0005]炭化水素坑井または他の流体貯留層から流体を圧送するためのそのような改善された装置および方法が特に望ましい。これらは、送電線電力源またはアクセス道路から非常に離れた場所に位置するので、無人モードで圧送装置に電源を供給するための唯一の使いやすいエネルギー源は太陽電池であろう。この点について、用途によっては、いかなるバックアップバッテリまたは他の容量エネルギー貯留装置にも頼ることなく、太陽電池を唯一の電源にすることが特に望ましい。
米国特許出願11/761,484 米国特許8,328,536
[0006]本発明は、所定のポンプストロークを有するサッカーロッドポンプのロッドを実質的に鉛直方向に往復運動させるためのクランク付ロッド圧送装置を使用することによって、地下層または地下貯留層から水および/または炭化水素などの流体を圧送するための改善された装置および方法を提供する。本発明によれば、クランク付ロッド圧送装置は、モータ駆動式クランク付機械式アクチュエータ構成を備える。このクランク付機械式アクチュエータ構成は、サッカーロッドポンプのロッドを鉛直方向に動作させ、この動作を制御するために、サッカーロッドポンプのロッドに取り付けられる実質的に鉛直方向に移動可能な部材を備える。
[0007]所定のポンプストロークを有するサッカーロッドポンプのロッドを実質的に鉛直方向に往復運動させるためのクランク付ロッド圧送装置が、本明細書に具体的に開示される。この装置は、クランク付機械式アクチュエータ構成を備える。この構成は、サッカーロッドポンプのロッドに取り付けられる実質的に鉛直方向に移動可能な部材を有する。この実質的に鉛直方向に移動可能な部材は、サッカーロッドポンプのロッドを鉛直方向に動作させ、この動作を制御する。
[0008]モータが、クランクアームに連結され、クランクアームは、モータの一端においてモータの回転軸線と同軸に整合するピボット軸受の周りを回転するように構成される。ケーブルが、一端において、実質的に鉛直方向に移動可能な部材に固定的に連結され、他端において、クランクアームに枢動可能に連結される。このケーブルは、クランクアームの回転位置と、鉛直方向に移動可能な部材の鉛直方向の往復運動と、の間の固定された関係を確立する。
[0009]クランク付機械式アクチュエータ構成は、さらに、坑井のウェルヘッドに取り付けるように構成されたベースを有するフレームを備える。このフレームは、ベースから鉛直方向上方に向けて延在する少なくとも1つの支持柱を備える。ケーブルは、実質的に線形の往復運動を行うために、支持柱に回転可能に連結されたプーリに摺動可能に取り付けられ、このプーリによって拘束される。
[0010]一実施形態では、クランク付ロッド機械式アクチュエータは、モータに連結される追加的なクランクアームを備える。モータは、モータの他の端部においてモータの回転軸線と同軸に整合する第2のピボット軸受を有する。第2のケーブルが、一端において、実質的に鉛直方向に移動可能な部材に固定的に連結され、他端において、追加的なクランクアームに枢動可能に連結される。第2のプーリが、支持柱に回転可能に連結される。ケーブルは、他のケーブルと調和して実質的に線形の往復運動を行うために、第2のプーリに摺動可能に取り付けられ、この第2のプーリによって拘束される。
[0011]さらに、炭化水素坑井に動作可能に連結されるウォーキングビーム装置を有する炭化水素坑井の稼働寿命を延ばすための方法が提供される。ウォーキングビーム装置は、坑井内に配置されるポンプストロークを有するサッカーロッドポンプのロッドを実質的に鉛直方向に往復運動させるように構成される。この方法は、ロッドをウォーキングビーム装置から接続解除する工程と、ロッドをクランク付ロッド圧送装置に動作可能に接続する工程と、を備える。
[0012]クランク付ロッド圧送装置は、クランク付機械式アクチュエータ構成を備える。この構成は、サッカーロッドポンプのロッドを鉛直方向に動作させ、この動作を制御するために、サッカーロッドポンプのロッドに取り付けられる実質的に鉛直方向に移動可能な部材を有する。クランク付ロッド圧送装置は、クランクアームに連結されるモータを備える。このクランクアームは、モータの一端においてモータの回転軸線と同軸に整合するピボット軸受の周りを回転するように構成される。クランク付ロッド圧送装置は、1つの端部において実質的に鉛直方向に移動可能な部材に固定的に連結されるケーブルであって、クランクアームの回転位置と、鉛直方向に移動可能な部材の鉛直方向の往復運動と、の間の固定された関係を確立するように他の端部においてクランクアームに枢動可能に連結されるケーブルを備える。
[0013]また、この方法は、クランク付ロッド圧送装置に交換される前のウォーキングビームポンプの生産速度よりも低い生産速度でクランク付ロッド圧送装置を動作させる工程を備えていてもよい。
[0014]また、辺鄙な場所に位置する流体源から流体を圧送するための方法が提供される。この方法は、クランク付ロッド圧送装置を流体源に動作可能に取り付ける工程を備える。この方法において、クランク付ロッド圧送装置は、クランク付機械式アクチュエータ構成を備える。この構成は、サッカーロッドポンプのロッドを鉛直方向に動作させ、この動作を制御するための、サッカーロッドポンプのロッドに取り付けられる実質的に鉛直方向に移動可能な部材を備える。クランク付ロッド圧送装置は、さらに、クランクアームに連結されるモータを備える。クランクアームは、モータの一端においてモータの回転軸線と同軸に整合するピボット軸受の周りを回転するように構成される。クランク付機械式アクチュエータ構成は、ケーブルを備える。このケーブルは、一端において、実質的に鉛直方向に移動可能な部材に固定的に連結され、クランクアームの回転位置と、鉛直方向に移動可能な部材の鉛直方向の往復運動と、の間の固定された関係を確立するように、他端において、クランクアームに枢動可能に連結される。
[0015]さらに、辺鄙な場所に位置する流体源から流体を圧送するための方法が提供される。この方法は、クランク付ロッド圧送装置を流体源に動作可能に取り付ける工程を備える。クランク付ロッド圧送装置は、クランク付機械式アクチュエータ構成を備える。この構成は、サッカーロッドポンプのロッドを鉛直方向に動作させ、この動作を制御するための、サッカーロッドポンプのロッドに取り付けられる実質的に鉛直方向に移動可能な部材を備える。クランク付ロッド圧送装置は、さらに、クランクアームに連結されるモータを備える。クランクアームは、モータの一端においてモータの回転軸線と同軸に整合するピボット軸受の周りを回転するように構成される。クランク付機械式アクチュエータ構成は、ケーブルを備える。このケーブルは、一端において、実質的に鉛直方向に移動可能な部材に固定的に連結され、クランクアームの回転位置と、鉛直方向に移動可能な部材の鉛直方向の往復運動と、の間の固定された関係を確立するように、他端において、クランクアームに枢動可能に連結される。
[0016]さらに、出力シャフトを有するモータによって駆動されるクランク付ロッド圧送装置を起動するための方法が提供される。この方法は、モータを回転させて、出力シャフトに対して回転速度および回転方向を提供する工程を備える。回転速度が閾値速度よりも遅くなると、モータの回転方向の反転が行われる。回転速度が閾値速度よりも遅くなくなるまで、第2の工程にしたがって、回転方向の反転が継続される。
[0017]上述の方法におけるクランク付ロッド圧送装置は、クランク付機械式アクチュエータ構成を備える。この構成は、サッカーロッドポンプのロッドを鉛直方向に動作させ、この動作を制御するための、サッカーロッドポンプのロッドに取り付けられる実質的に鉛直方向に移動可能な部材を備える。クランク付ロッド圧送装置は、さらに、クランクアームに連結されるモータを備える。クランクアームは、モータの一端においてモータの回転軸線と同軸に整合するピボット軸受の周りを回転するように構成される。クランク付機械式アクチュエータ構成は、ケーブルを備える。このケーブルは、一端において、実質的に鉛直方向に移動可能な部材に固定的に連結され、クランクアームの回転位置と、鉛直方向に移動可能な部材の鉛直方向の往復運動と、の間の固定された関係を確立するように、他端において、クランクアームに枢動可能に連結される。
[0018]クランク付機械式アクチュエータ構成は、坑井のウェルヘッドに取り付けるように構成されたベースを有するフレームを備えていてもよい。このフレームは、さらに、ベースがウェルヘッドに取り付けられたときにベースから鉛直方向上方に向けて延在する少なくとも2つの線形ガイドレールを備える。鉛直方向に移動可能な部材は、ガイドに沿って鉛直方向に実質的に線形の往復運動を行うために、線形ガイドに摺動可能に取り付けられ、このガイドによって拘束される。
[0019]本発明のいくつかの形態では、クランク付機械式アクチュエータ構成は、さらに、クランク要素と関節リンク要素とを備えていてもよい。クランク要素は、モータの回転可能な要素と一定の(固定された)駆動比で回転するために、その第1の取り付け点においてモータの回転可能な要素に動作可能に連結される。本発明のいくつかの形態では、機械式アクチュエータ構成は、また、クランク要素の第1の取り付け点においてモータの回転可能な要素との間に動作可能に接続される駆動構成を備えていてもよい。その結果、クランク要素は、一定の駆動比でモータの回転可能な要素とは異なる速度で回転する。クランク付機械式アクチュエータ構成の関節リンクは、関節リンク要素に沿って相互に離間した位置関係で配置された第1および第2の取り付け点(attachments)を有していてもよい。関節リンク要素の第1の取り付け点は、クランク要素の第2の取り付け点においてクランク要素に枢動可能に連結されてもよい。クランク要素の第2の取り付け点は、半径方向外側に向けて偏心してクランク要素の第1取り付け点から離れている。関節リンク要素の第2の取り付け点は、鉛直方向に移動可能な部材に枢動可能に取り付けられてもよい。
[0020]本発明のいくつかの形態では、クランク要素および/または関節リンク要素のうちの少なくとも一方は、さらに、鉛直方向に移動可能な部材の複数のガイドに沿ったストロークを変えるために、追加的な取り付け点を備えていてもよい。それによって、ポンプストロークが変更される。モータおよび/または駆動装置は、フレームのベースに取り付けられてもよい。
[0021]本発明のいくつかの形態では、クランク付ロッド機械式アクチュエータは、さらに、フレームと鉛直方向に移動可能な部材との間に動作可能に接続された空気圧式釣合構成を備えていてもよい。空気圧式釣合構成は、鉛直方向に移動可能な部材の下降ストロークの一部分の間にエネルギーを蓄積するため、および、鉛直方向に移動可能な部材の後続の上昇ストロークの一部分の間に、蓄積されたエネルギーを解放するために、少なくとも1つの空気圧シリンダを備えていてもよい。この空気圧シリンダは、ベースと鉛直方向に移動可能な部材との間に動作可能に接続される。本発明のいくつかの形態では、少なくとも1つの空気圧シリンダは、鉛直方向に移動可能な部材とベースとの間に配置されていてもよい。それによって、物理的にコンパクトな装置が提供されるとともに、空気圧シリンダがより有利に位置合わせされて、鉛直方向に移動可能な部材とベースとの間にオフセットされた態様ではなく直接的に力が加えられる。
[0022]本発明のいくつかの形態では、関節リンク要素は、そのオフセット部位を備えるように構成されていてもよい。それによって、クランク付ロッド圧送装置の様々な可動部品の相互の位置合わせが改善される。
[0023]本発明によるクランク付ロッド圧送装置のいくつかの形態では、モータおよび/またはギアボックスは、フレームのベースから鉛直方向上方に向けて延在する1つ以上の線形ガイドレールの一方側に配置される。鉛直方向に移動可能な部材は、1つ以上の線形ガイドレールの反対側に摺動可能に配置される。クランク要素および関節リンク要素は、それぞれ、その長さを有しており、フレームのベースの上方のクランク要素の第1の取り付け点の鉛直方向の位置は、協働的に選択される。その結果、鉛直方向に移動可能な部材は、クランク付ロッド圧送装置の動作中において、モータが制御されて鉛直方向に移動可能な部材を1つ以上の線形ガイドレールに沿って往復運動させるときに、重力によって鉛直方向に移動可能な部材が1つ以上の線形ガイドレールと接触した状態で摺動可能に保持されるような態様で拘束されて、クランク要素の任意の角度位置に、関節リンクの第1の取り付け点の下方に常に吊り下げられる。
[0024]本発明は、また、本発明によるクランク付ロッド圧送装置の構築、据え付け、操作(動作)、取り替え、および/または、維持管理の方法の形態をとることができる。本発明の1つの形態では、坑井内に配置されるストロークを有するサッカーロッドポンプのロッドに実質的に鉛直方向の往復運動をさせるために、動作可能に接続されたウォーキングビーム装置を有する炭化水素坑井の延命化のための方法が提供される。このことは、ウォーキングビーム装置からロッドを接続解除し、当該ロッドを本発明によるクランク付ロッド圧送装置に動作可能に接続することによって行われる。
[0025]ウォーキングビーム装置を本発明によるクランク付ロッド圧送装置に取り替える方法は、さらに、クランク付ロッド圧送装置に取り替える前のウォーキングビームポンプのストローク速度よりも遅いストローク速度でクランク付ロッド圧送装置を動作させる工程を備えていてもよい。本発明による方法は、クランク付ロッド圧送装置を坑井のウェルヘッドに直接的に取り付ける工程を備えていてもよい。それによって、クランク付ロッド圧送装置のための別体の取り付け構成の必要がなくなる。本発明による方法は、また、クランク付ロッド圧送装置を据え付けた後に、坑井に隣接する所定の場所にウォーキングビーム装置を残す工程を備えていてもよい。
[0026]本発明によるクランク付ロッド圧送装置は、また、入力が実質的に一定の動作モードでモータを動作させるためのモータ駆動装置および制御装置を備えていてもよい。クランク付ロッド圧送装置は、蓄電要素を実質的に備えていないように構成されてもよい。いくつかの場合では、モータの回転可能な要素の慣性が過度の速度変化を伴うことなく一定の入力を維持するためには不十分である場合には、追加的な慣性がモータの回転可能な要素に加えられてもよい。
[0027]本発明によるクランク付ロッド圧送装置または方法は、モータを駆動するための一部または全ての電力を供給するために、本発明によるクランク付ロッド圧送装置に太陽エネルギー電源を動作可能に接続する工程を備えていてもよい。本発明のいくつかの形態では、クランク付ロッドポンプの太陽エネルギー電源は、モータを駆動するための唯一の電源である。その結果、クランク付ロッド圧送装置は、太陽エネルギー電源がモータを駆動するのに十分な動力を作り出す場合のみに圧送を行う。当業者によれば、本発明は、いかなる蓄電要素も必要とすることなく、太陽エネルギー電源のみで実施でき、それによって、本発明による装置および方法は、送電線やメンテナンス道路へのアクセスがほとんどないか全くない辺鄙な場所で使用することが特に望ましいことが理解されるであろう。
[0028]本発明は、また、本発明によるクランク付ロッド圧送装置を流体源に動作可能に取り付けることによって、辺鄙な場所に位置する流体源から流体を圧送する方法の形態をとることができる。この方法は、さらに、クランク付ロッド圧送装置を独立型電源に接続する工程を備えていてもよい。このような電源は、例えば、エンジン駆動式発電機、バッテリまたは太陽電池である。本発明のいくつかの形態では、独立型電源は、太陽エネルギー電源である。
[0029]さらに、所定のポンプストロークを有するサッカーロッドポンプのロッドに実質的に鉛直方向の往復運動をさせるためのクランク付ロッド圧送装置が提供される。この装置は、クランク付機械式アクチュエータ構成を備える。クランク付機械式アクチュエータ構成は、サッカーロッドポンプのロッドを鉛直方向に移動させ、その移動を制御するために、サッカーロッドポンプのロッドに取り付けられた実質的に鉛直方向に移動可能な部材を有する。モータが、クランクアームに連結され、クランクアームは、モータの一端においてモータの回転軸線と同軸に整合するピボット軸受の周りで回転するように構成される。ケーブルが、一端において、実質的に鉛直方向に移動可能な部材に固定的に接続され、他端において、クランクアームに枢動可能に接続される。かかる他端での接続は、クランクアームの回転位置と、鉛直方向に移動可能な部材の鉛直方向の往復運動と、の間の固定された関係が確立されるように行われる。モータ駆動装置および制御装置が、モータに連結されて、入力が実質的に一定の動作モードを提供してもよい。クランク付機械式アクチュエータ構成は、フレームを備える。フレームは、坑井のウェルヘッドに取り付けられるように構成されたベースと、ベースから鉛直方向上方に向けて延在する少なくとも1つの支持柱と、を有する。ケーブルは、支持柱に回転可能に連結されるプーリに摺動可能に取り付けられ、実質的に線形に往復運動するためにプーリによって拘束される。
[0030]他の実施形態では、クランク付ロッド機械式アクチュエータは、また、追加的なクランクアームを備える。このクランクアームは、モータに連結され、モータは、モータの他端においてモータの回転軸線と同軸に整合する第2のピボット軸受を備えている。第2のケーブルが、一端において、実質的に鉛直方向に移動可能な部材に固定的に接続され、他端において、追加的なクランクアームに枢動可能に接続される。第2のプーリが、支持柱に回転可能に連結される。第2のケーブルが、第2のプーリに摺動可能に取り付けられ、他のケーブルと調和して実質的に線形に往復運動するために第2のプーリによって拘束される。
[0031]坑井に配置されたポンプストロークを有するサッカーロッドポンプのロッドを実質的に鉛直方向に往復運動させるために動作可能に接続されるウォーキングビーム装置を有する炭化水素坑井の稼働を延命化する方法が提供される。この方法は、ロッドをウォーキングビーム装置から取り外し、当該ロッドをクランク付ロッド圧送装置に動作可能に接続する工程を備える。クランク付ロッド圧送装置は、サッカーロッドポンプのロッドを鉛直方向に移動させ、この移動を制御するように構成されたクランク付機械式アクチュエータ構成を備える。モータが、クランクアームに連結され、クランクアームは、モータの一端においてモータの回転軸線と同軸に整合されたピボット軸受の周りで回転するように構成される。アクチュエータ部材が、一端において、実質的に鉛直方向に移動可能な部材に連結されるとともに、他端において、クランクアームの回転位置と、鉛直方向に移動可能な部材の鉛直方向の往復運動と、の固定された関係を確立する態様で、クランクアームに枢動可能に連結される。
[0032]本発明による方法のいくつかの形態は、さらに、辺鄙な場所で流体源を用意する工程を備えていてもよい。辺鄙な場所での流体源が流体坑井である場合には、本発明による方法は、さらに、坑井を掘削する工程および/または既存の放棄された坑井を再開発する工程などの工程を通じて、流体坑井を用意する工程を備えていてもよい。
[0033]さらに、所定のポンプストロークを有するサッカーロッドポンプのロッドを実質的に鉛直方向に往復運動させるためのクランク付ロッド圧送装置が提供される。この装置は、サッカーロッドポンプのロッドを鉛直方向に移動させ、この移動を制御するために、サッカーロッドポンプのロッドに取り付けられる実質的に鉛直方向に移動可能な部材を有するクランク付機械式アクチュエータ構成を備える。モータが、クランクアームに連結され、クランクアームは、モータの一端においてモータの回転軸線と同軸に整合するピボット軸受の周りで回転するように構成される。剛性を有するロッドが、一端において、実質的に鉛直方向に移動可能な部材に枢動可能に連結されるとともに、他端において、クランクアームの回転位置と、鉛直方向に移動可能な部材の鉛直方向の往復運動と、の固定された関係を確立する態様で、クランクアームに枢動可能に連結される。モータ駆動装置および制御装置がモータに連結されて、入力が実質的に一定の動作モードが提供されてもよい。クランク付機械式アクチュエータ構成は、ベースを有するフレームを備える。ベースは、坑井のウェルヘッドに取り付けられるように構成されるとともに、ベースから鉛直方向上方に向けて延在する少なくとも1つの支持柱を有するように構成される。
[0034]他の実施形態では、クランク付ロッド機械式アクチュエータは、また、モータに連結される追加的なクランクアームを備える。このモータは、モータの他端においてモータの回転軸線と同軸に整合された第2のピボット軸受を有する。剛性を有する第2のロッドが、一端において、実質的に鉛直方向に移動可能な部材に枢動可能に連結されるとともに、他端において、追加的なクランクアームに枢動可能に連結される。
[0035]本発明の他の態様、目的および利点が、次に示す添付図面の詳細な説明、写真および他の添付物から明らかになるであろう。
[0036]本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を形成する添付図面および添付物は、本発明のいくつかの態様を例示し、その説明とともに、本発明の原理を説明するのに役立つ。
[0037]本発明によるクランクロッド圧送装置の例示的な第1の実施形態の概略図であり、炭化水素坑井のウェルヘッドに取り付けられている。 [0038]本発明によるクランク付ロッド圧送装置の例示的な第1の実施形態の概略図であり、図1に示す坑井のウェルヘッドに取り付けられており、坑井から流体を圧送するために、ウォーキングビーム装置に代えて、クランク付ロッド圧送装置に動作可能に接続されている。ウォーキングビーム圧送装置は、同様のポンプ出力を提供するウォーキングビーム装置と比べて本発明によるクランク付ロッド圧送装置の大きさおよび複雑さが著しく低減されることを示すために、同じ縮尺で描かれている。 [0039]本発明によるクランク付ロッド圧送装置の例示的な第2の実施形態の斜視図である。 本発明によるクランク付ロッド圧送装置の例示的な第2の実施形態の斜視図である。 [0040]本発明による空気圧式釣合構成のいくつかの代替的な実施形態の構造を示す概略図である。 本発明による空気圧式釣合構成のいくつかの代替的な実施形態の構造を示す概略図である。 本発明による空気圧式釣合構成のいくつかの代替的な実施形態の構造を示す概略図である。 [0041]本発明による空気圧式釣合構成のいくつかの代替的な実施形態の追加的な構造の詳細と動作方法とを示す概略図である。 本発明による空気圧式釣合構成のいくつかの代替的な実施形態の追加的な構造の詳細と動作方法とを示す概略図である。 本発明による空気圧式釣合構成のいくつかの代替的な実施形態の追加的な構造の詳細と動作方法とを示す概略図である。 [0042]本発明によるクランク付ロッドポンプ装置の例示的な第3の実施形態の斜視図である。 本発明によるクランク付ロッドポンプ装置の例示的な第3の実施形態の斜視図である。 本発明によるクランク付ロッドポンプ装置の例示的な第3の実施形態の斜視図である。 [0043]本発明によるクランク付ロッド圧送装置の例示的な第4の実施形態の斜視図である。 本発明によるクランク付ロッド圧送装置の例示的な第4の実施形態の斜視図である。 本発明によるクランク付ロッド圧送装置の例示的な第4の実施形態の斜視図である。 [0044]本発明によるクランク付ロッド圧送装置の例示的な第5の実施形態の斜視図である。 [0045]図17に示すクランク付ロッド圧送装置の例示的な第5の実施形態の側面図であり、本発明によるクランク付ロッドポンプのクランクサイクルでの2つの異なる位置にあるクランク付ロッドポンプの構成要素を図19とともに示す。 図17に示すクランク付ロッド圧送装置の例示的な第5の実施形態の側面図であり、本発明によるクランク付ロッドポンプのクランクサイクルでの2つの異なる位置にあるクランク付ロッドポンプの構成要素を図18とともに示す。 [0046]一端において実質的に鉛直方向に移動可能な部材に固定的に連結され、他端においてクランクアームに枢動可能に連結されたケーブルとして構成されたアクチュエータ部材を有するクランク付ロッド圧送装置の斜視図である。 [0047]図20に示すクランク付ロッド圧送装置の上面図である。 [0048]図20に示すクランク付ロッド圧送装置の端面図である。 [0049]図20に示すクランク付ロッド圧送装置の側面図である。 [0050]一端において実質的に鉛直方向に移動可能な部材に固定的に連結され、他端においてクランクアームに枢動可能に連結された剛性を有するロッドとして構成されたアクチュエータ部材を有するクランク付ロッド圧送装置の斜視図である。 [0051]図24に示すクランク付ロッド圧送装置の上面図である。 [0052]図24に示すクランク付ロッド圧送装置の端面図である。 [0053]図24に示すクランク付ロッド圧送装置の側面図である。
[0054]特定の好ましい実施形態に関して本発明を説明するが、本発明をこれらの実施形態に限定する意図はない。逆に、全ての代替形態、変形形態および均等物を本発明の趣旨および範囲内として包含することを意図している。
[0055]図1は、炭化水素坑井のウェルヘッドに取り付けられたクランク付ロッドポンプ装置(クランク付ロッド圧送装置)100の実施形態を示す概略図である。図1に示すように、本発明は、太陽電池101を含む、または、従来の電力網103に接続される種々の電源を使用して実施することができる。
[0056]図2は、従来のウォーキングビーム圧送装置50と交換する大きな利点が得られるように本発明によるクランク付ロッド圧送装置100を利用可能な態様を示す。図2において、クランク付ロッド圧送装置100は、炭化水素坑井56のウェルヘッド54に取り付けられている。
[0057]図1の説明に戻ると、坑井は、ケーシング60を備えている。ケーシング60は、地下層62を通って油貯留層64に達するのに十分な深さまで地盤内に下方に向けて延在している。ケーシング60は、一連の穿孔66を有し、穿孔66を通って炭化水素貯留層からの流体がケーシング60内に流入し、それによって、坑井穴圧送装置68のための流体源が提供される。坑井穴圧送装置68は、管70の全長の底部に示されている。管70は、地面74よりも上方の場所にある流体出口72で終端している。ケーシング60は、地面74よりも上方のガス出口76で終端している。
[0058]坑井穴圧送装置68は、固定バルブ78と移動バルブ80とを備えている。移動バルブ80は、ロッドストリング82に取り付けられている。ロッドストリング82は、管70を通って上方に向けて延在するとともに、研磨ロッド52のところでウェルヘッド54から出る。当業者であれば、本発明の例示的な実施形態における坑井穴圧送装置68が、研磨ロッド52がロッドストリング82を往復運動させ、それによってロッドストリング82がポンプストローク84にわたって移動バルブ80を往復運動させるときに、坑井56の底部から流体を引き上げるための従来のサッカーロッドポンプ構成を形成することが理解されるであろう。典型的な炭化水素坑井では、ロッドストリング82は、その長さが数千フィートにも及び、ポンプストローク84は、その長さが数フィートにも及ぶであろう。
[0059]図1に示すように、本発明による第1の例示的な実施形態としてのクランク付ロッドポンプ装置100は、クランク付機械式アクチュエータ構成102と、モータ104と、制御構成106と、を備える。制御構成106は、制御装置108とモータ駆動装置110とを備える。本発明による制御装置および/またはモータ駆動装置は、様々な形態をとることができ、本願出願人に譲渡された、「パラメータ推定装置を有するロッドポンプ制御システム」という標題の、Beckらの米国特許7,168,924号、および、「繰り返し負荷用電力変化制御システム」という標題の、係属中のPetersonの米国特許出願11/380,861号に開示された装置および方法の一部または全てが含まれてもよい。Beckの米国特許7,168,924号およびPetersonの米国特許出願11/380,861号の開示、教示および示唆は、参照によってそれらの全体が本明細書に組み込まれる。
[0060]本発明の全ての形態において、モータの速度およびトルクは、モータの電圧および電流の測定値から計算される。クランクの速度およびトルクが計算され、それによって、ギアボックスの比が得られる。クランクの位置は、クランク速度を既知の基準位置から積分することによって決定される。この基準は、基準スイッチから決定されてもよく、あるいは、クランクの回転に亘るクランクのトルクのパターンを分析することによって決定されてもよい。基準点を推定することにより、ストロークの上死点および下死点においてクランクに作用する負荷がほぼゼロであり、これらの2つの点が180°離れていることを活かすことができる。したがって、負荷がほぼゼロであるが、同様の点から180°離れていない、クランクの回転における点は無視することができる。ロッドの位置は、クランクの位置とクランク付ロッド圧送装置の形状とによって決定される。
[0061]図3および図4は、図1に符号100で示すクランク付ロッド圧送装置などのサッカーロッドポンプのロッド204に、矢印202で示すように、ポンプストローク206を有する実質的に鉛直方向の往復動をさせるための、第2の例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置200を示す。例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置200は、クランク付機械式アクチュエータ構成208を備える。クランク付機械式アクチュエータ構成208は、サッカーロッドポンプのロッド204を鉛直方向に移動させ、この移動を制御するために、サッカーロッドポンプのロッド204に取り付けられた実質的に鉛直方向に移動可能な部材210を有する。具体的には、例示的な実施形態200において、ロッド204は、鉛直方向に移動可能な部材210の上部クロスバー212に形成された貫通穴(図示せず)を通過し、鉛直方向に移動可能な部材210の上方でロッド204を把持するクランプ214によって、鉛直方向に移動可能な部材210に固定される。
[0062]第1の例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置200は、また、モータ216を備える。モータ216は、回転可能な要素(図示せず)を有し、この要素は、以下に更に詳細に説明する態様で、線形アクチュエータ構成208の実質的に鉛直方向に移動可能な部材210に動作可能に連結される。
[0063]図3および図4に示すように、本発明の例示的な実施形態200におけるクランク機械式アクチュエータ構成208は、坑井のウェルヘッドに取り付けられるように構成されたベース220を有するフレーム218と、ベース220がウェルヘッドに取り付けられたときに、ベース220から鉛直方向上方に向けて延在する2つの線形ガイドレール222,224と、を備える。鉛直方向に移動可能な部材210は、図3および図4に示す態様でガイド222,224に沿って実質的に線形に鉛直方向に往復動するために、線形ベアリング(図示せず)によって線形ガイド222,224に摺動可能に取り付けられるとともに、ガイド222,224によって拘束されている。
[0064]図3および図4に示すように、例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置200における例示的な実施形態としてのクランク機械式アクチュエータ構成208は、ベース220に取り付けられた直角ギアボックス226の形態の駆動構成を備える。モータ216の回転可能な要素は、ギアボックス226の鉛直方向に向けられた入力部(図示せず)に取り付けられており、ギアボックス226内の歯車列(図示せず)によって、ギアボックス226の水平方向に向けられた出力シャフト228の移動に変換される。このようにして、モータ216の回転可能な要素は、一定比の駆動構成においてギアボックスの出力シャフト228に動作可能に連結されている。さらに、図3および図4から分かるように、ガイド222,224の上端は、上部フレームクロス部材230によって接合されており、フレーム218は、さらに、ギアボックス226の上方でモータ216を鉛直方向に向けられた位置に支持するために、上部フレームクロス部材230から下方に延在するモータ取付ブラケット232を備える。
[0065]さらに図3および図4に示すように、第1の例示的な実施形態200のクランク機械式アクチュエータ構成208は、クランク要素234と関節リンク要素236とを備える。図3および図4から分かるように、クランク要素234は、その第1取り付け点においてモータ216の回転可能な要素に動作可能に連結されている。この連結は、上述したようにモータ216をギアボックス226に取り付け、クランク要素234の第1の取り付け点をギアボックス226の出力シャフト228に取り付けることによって行われる。その結果、クランク要素234は、モータ216の回転可能な要素と一定の駆動比で回転する。
[0066]関節リンク要素236は、第1および第2の取り付け点を有しており、これらの取り付け点は、関節リンク要素236に沿って互いに離間された関係で配置されている。関節リンク要素236の第1の取り付け点は、クランク要素234の第2の取り付け点においてクランク要素234に枢動可能に連結されている。この第2の取り付け点は、半径方向外方に偏心してクランク要素234の第1の取り付け点から間隔が隔てられている。関節リンク要素の第2の取り付け点は、鉛直方向に移動可能な部材210に枢動可能に取り付けられている。
[0067]当業者によれば、上述の構成によって、モータ216がギアボックス226の出力シャフトを駆動した際に、クランク要素が、ギアボックスの出力シャフトとともに回転し、各ストロークの一部分においてベース220のスロットを通過し、これによって、関節リンク要素236が鉛直方向に移動可能な部材210をガイド222,224に沿って上下に駆動させ、ロッド204に往復ポンプストロークが提供されることが理解されるであろう。
[0068]図4の例から分かるように、例示的な実施形態200におけるクランク要素234は、本質的には、関節リンク要素236用の追加的な取り付け点235を有するレバーであり、その結果、クランク要素234への取り付け点を変えることによってストローク長206を変化させることができる。さらに、当業者によれば、例示的な実施形態200で使用するために簡単なレバー状の構成が選択されたが、本発明の他の実施形態では、クランク要素234は、三角形、正方形、円形等の他の形状を有していてもよく、ストローク長をより広範に選択できるように追加的な取り付け点を備えていてもよいことが分かるであろう。さらに、本発明の他の実施形態では、関節リンク要素236は、ストローク長の調節に使用するための追加的な取り付け点を備えていてもよいことが分かるであろう。
[0069]図3および図4に示すように、例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置200のクランク付ロッド機械式アクチュエータ208は、また、空気圧式釣合構成238を備える。空気圧式釣合構成238は、本明細書でより詳細に後述するような適当な態様で動作可能に連結された他の構成要素に加えて、フレーム218と鉛直方向に移動可能な部材210との間に動作可能に連結された4つの空気圧シリンダ239を備える。本明細書での図面および説明を検討することによって分かるように、クランク付ロッド圧送装置200における例示的な実施形態としての空気圧式釣合構成238は、鉛直方向に移動可能な部材210の下降ストロークの一部中にエネルギーを蓄えるために、また、蓄えられたエネルギーを、鉛直方向に移動可能な部材210の後続の上昇ストロークの一部中に解放するために、ベース220と鉛直方向に移動可能な部材210との間に動作可能に連結された幾つかの空気圧シリンダ239を備える。空気圧式釣合構成238を追加することによって、クランク付ロッド圧送装置から得られるリフト力が、空気圧式釣合構成238を有していない本発明によるクランク付ロッド圧送装置のリフト能力を大幅に越えて増大する。
[0070]幾つかの場合では、電源における制限、装置の電気的駆動定格または機械的制限に起因して、利用可能な電力が、クランクが完全に下降した静止位置から完全に一回転するには不十分な場合がある。こうした場合には、モータの回転速度が負荷によって所定の閾値を下回るまでクランクが第1の方向に回転される。このとき、回転方向が逆転されて、第2の方向すなわち逆方向のトルクが指令される。この揺動動作の各繰り返し中に、ロッドストリング、ポンプおよび流体コラムの持ち上げられた質量にエネルギーが蓄えられる。次いで、持ち上げられた質量の下降時に、このエネルギーがポンプ機構の運動エネルギー、または、空気圧式釣合システムの圧力上昇に戻される。このようにして、完全に下降した位置を通過するたびに、合成された慣性、釣合いおよび利用可能な動力が、機構を完全に1サイクルに亘って回転させるのに十分になるまで、クランクポンプ機構は、速度および慣性を益々増大させ、および/または、釣合錘が、流体コラム、ロッドストリングおよび坑井穴ポンプ機構の重量の益々大部分を支持する。この時点以降、機構は単一の回転方向を継続させる。
[0071]図5は、クランク付ロッド圧送装置200の一部分の概略図であり、図3および図4に関して図示し説明したように構成された空気圧式釣合構成238の一対の空気圧シリンダ239の配置を示す。具体的には、図3〜5に示す構成では、シリンダ239のロッド240は、上部クロスバー212に動作可能に取り付けられており、シリンダ239のベースは、フレーム218のベース220に取り付けられている。しかしながら、当業者によれば、本発明による空気圧式釣合構成は、図6および図7に概略的に示す形態等の様々な他の形態をとってもよいことが理解されよう。図7では、シリンダ239は、上部フレームクロスバー230に取り付けられており、シリンダ239のロッド240は、下方に延在して、上部クロスバー212と動作可能に接触している。図7は、上部フレームクロス部材と、移動可能な上部クロスバー212と、の間のシリンダ239の代替的な配置を示している。
[0072]空気圧シリンダ239の代替的な取り付け配置に加えて、本発明の様々な実施形態において、任意の所与の用途で使用されるシリンダの数は、図3〜7に示す数よりも多くてもよいし、少なくてもよいであろう。また、一般的には、シリンダ239の動作軸線を研磨ロッド204にできるだけ厳密に整合させることが有利であろう。その結果、シリンダによって発生される釣合い力が研磨ロッド204にできるだけ直接的に動作可能に伝達される。
[0073]図8〜10は、本発明による空気圧式釣合構成238の幾つかの代替的な実施形態の概略図である。図8〜10に示す実施形態は、本発明による空気圧式釣合構成の構造および動作の一般的原理の例示であるが、決して限定を意図するものではないことが理解されよう。当業者によれば、本発明の予期される範囲内において、空気圧式釣合構成の多くの他の構築方法および動作方法があることが理解されよう。さらに、図8〜10に示す実施形態は、全て「ブートストラップ(bootstrap、独力昇圧)」の原理で動作することが分かるであろう。ブートストラップの原理では、空気がシリンダ239に引き込まれ、シリンダ239のピストン242の下方の容積に捕捉される。これは、上部クロスバー212の上昇移動によってシリンダ239のロッド240に提供された往復運動が入口チェックバルブ244の動作と組み合わされることによって行われる。ピストン242の上下への繰り返しサイクルによって、ピストンの下方のシリンダ239に釣り合い圧力が発生し、この圧力がピストン242に上昇力を与え、この上昇力が、ロッド240を通して、上部クロスバー212の下降移動に抗う上向き釣合い力として伝達される。このようにして発生した釣合い力は、ロッドおよび圧送機構の重量に抗ってポンプの下降ストロークに作用し、さらに、後続のストロークでクランク付ロッド圧送装置がロッド204を上方に引っ張るのを補助するように作用する。
[0074]図8に示す実施形態では、クランク付ロッド圧送装置200の上昇ストロークでロッド240がピストン242を引き上げたときに、入口チェックバルブ244が開き、下部チャンバのシリンダ239への空気の流入が可能になる。下部チャンバは、ピストン242と入口チェックバルブ244との間の空間によって形成された所定の容積を有する。ピストン242がそのストロークの上死点に達し、その下降ストロークにおいて下方への移動を開始するときに、チェックバルブ244が閉じ、取り込まれた空気がピストン242と入口チェックバルブ244との間に捕捉される。ピストン242が下方への移動を続行するときに、ピストン242と入口チェックバルブ244との間の空間は、小さくなり、それによって、ピストン242と入口チェックバルブ244との間に捕捉された空気の圧力が上昇する。この圧力上昇によってエネルギーが蓄えられ、次いで、蓄えられたエネルギーが、ピストン242が上方に移動する際の後続の上昇ストローク時に解放され、これにより、クランク付ロッド圧送装置が、その上昇ストローク時にロッド204を持ち上げるのを補助する釣合い力が発生する。実際には、図8に示す構成によって、上述したような揺動動作が発生し、ポンプストローク206の下死点でのピストン242とチェックバルブ244との間の圧力を最大動作値まで「ブートストラップ」することが可能になる。入口チェックバルブ244は、連続的に開いて、クランク付ロッド圧送装置の動作中にピストン242を通って漏れる空気を補充するであろう。図8の実施形態では、シリンダ239は、単動式シリンダまたは複動式シリンダのいずれであってもよい。
[0075]図9に示す空気圧式釣合構成238の例示的な実施形態は、図9の実施形態では、空気圧式釣合構成238が出口チェックバルブ246を備えている点と、シリンダ239が複動式シリンダである点とを除いて、図8に示し上述した実施形態と基本的に同一である。図9に示す実施形態の動作は、出口チェックバルブ246の動作を除いて、上述した図8の実施形態の動作と基本的に同一である。図9を検討することにより理解されるように、入口チェックバルブ244は、ピストンが上方に移動する際に空気をシリンダ239に引き込むことができるとともに、ピストンの下降ストローク時に閉じてピストン242と入口チェックバルブ244との間に空気を捕捉することができるように構成されているのに対し、出口チェックバルブ246は、ピストン242が上方に移動する際にピストン242と出口チェックバルブ246との間の空間から空気を出すことができるとともに、ピストン242が下方に移動する際にピストン242と出口チェックバルブ246との間の空間に空気が逆流することを防止するように構成されている。この構成によって、ピストン242がシリンダ239内で往復運動されるときに、ピストン242の下方の空間に圧力が発生することに加え、上部クロスバー212のピストンロッド240への作用によってピストン242が下方に力を加えられるときに、ピストン242の上方の圧力が大気圧以下に減圧される。かかる構成によれば、図9の実施形態は、図8に示す実施形態と比べて、より大きな圧力差およびそれによって生じる釣合い力がピストン242の前後に発生するという利点が得られる。
[0076]図10は、本発明による空気圧式釣合構成238のさらに別の実施形態を示す。簡単に説明すると、図10に示す実施形態は、図9の実施形態に関して上述したように動作するように構成された入口チェックバルブ244および出口チェックバルブ246を有するシリンダ239と、図8の実施形態に関して上述したのと同様の構成および動作を有する追加的な圧送シリンダ248と、の組み合わせである。
[0077]圧送シリンダ248は、ピストンロッド252によって駆動されるピストン250を備える。ピストンロッド252は、上部クロスバー212に動作可能に連結され、ピストン239のピストンロッド240と実質的に平行に動作する。クランク付ロッド圧送装置200の第1の上昇ストローク時に、ピストン250,242のそれぞれの下方のシリンダ248およびシリンダ239の両方に空気を引き込むことができるように、第2の入口チェックバルブ254が設けられている。後続の上昇ストローク時に、リザーバキャビティ256内の圧力が圧送キャビティ258内の圧力を越え、それによって、チェックバルブ244が閉状態に維持されるであろう。クランク付ロッド圧送装置200の下降ストローク時に、ピストン242,250は、圧送キャビティ258およびリザーバキャビティ256内の空気を圧縮する。ポンプキャビティ258内の空気は、圧縮されると大気圧を越え、それによって、入口チェックバルブ254が閉じられる。圧送キャビティ258内の空気は、その容積が比較的小さいために圧縮され続け、リザーバキャビティ256内の空気よりも高い圧力まで圧縮される。これが生じたとき、チェックバルブ244が開き、より高い圧力の空気がリザーバキャビティ256に入ることが可能になる。クランク付ロッド圧送装置200が往復運動するときに、ピストン242,250の往復運動によって、リザーバキャビティ256内に大気圧よりも高い圧力が発生する。第1の入口チェックバルブ244への入口での圧力が、大気圧よりも高い圧力に上昇することによって、図10に示す実施形態のリザーバキャビティ256内に、入口チェックバルブ244の上流の圧力が大気圧に制限される図8および図9の実施形態で達成できるよりも高い釣合い圧力を発生させることができる。また、圧送キャビティ258内に発生した圧力は、釣合い効果に寄与し、圧送シリンダ248のロッド252を介して上部クロスバー212に伝達されることが理解されよう。実際には、図10に示す構成では、ポンプストローク206の下死点でのピストン242とチェックバルブ244との間の圧力を最大動作値まで「ブートストラップ」することを可能にするために、クランク付ロッド圧送装置200の数回のストロークまたは上述した揺動動作を要する。
[0078]図10に示すように、動作を改善するために、本発明による空気圧式釣合構成内の適当な位置に空気タンク260を追加することが望ましいであろう。また、リザーバキャビティ256、圧送キャビティ258、および、ピストン242と出口チェックバルブ246との間のキャビティの動作圧力を、制御装置264を使用して監視し制御するために、何らかの形態の圧力ゲージすなわち圧力センサ262を適当な場所に設けることが有利である。制御装置264は、手動式制御または自動式制御を含む任意の適当な形態をとってもよいことが理解されよう。
[0079]図11〜13は、本発明による第3の例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置300を示す。第3の例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置300は、第3の例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置300は、空気圧式釣合構成を備えていない点を除いて、上述した第2の例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置200と実質的に同一である。図11〜13は、第3の例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置300の上部クロスバー312、関節リンク要素336およびクランク要素334を、ポンプストローク306における様々な位置で示す。
[0080]図14〜16は、本発明による第4の例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置400を示す。第4の例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置400の構造は、多くの点に関して、上述した実施形態と同様である。第4の例示的な実施形態400と上述の例示的な実施形態との主な相違点は、モータ416および直角ギアボックス420がフレーム418の上部フレームクロス部材430の頂部に取り付けられている点である。第2および第3の例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置200,300では、モータ216およびギアボックス226は、フレーム218のベース220に取り付けられている。図14〜16は、クランク付ロッド圧送装置400の鉛直方向に移動可能な部材410、クランク要素434および関節リンク要素436を、ポンプストローク406における幾つかの異なる位置で示す。
[0081]図17〜19は、本発明による第5の例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置500を示す。第5の例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置500の構造は、多くの点に関して、上述した他の実施形態と同様である。第5の例示的な実施形態500と上述の例示的な実施形態との主な相違点は、モータ516および直角ギアボックス526がフレーム518の鉛直ガイドレール部材519の一方の側に取り付けられている点である。鉛直ガイドレール部材519は、1つ以上の線形ガイドレール522,524を有する。線形ガイドレール522,524は、鉛直方向に移動可能な部材510を線形ガイドレール522,524に沿って案内するために、ガイドレール部材519におけるモータ516およびギアボックス526とは反対の側に設けられている。鉛直方向に移動可能な部材510は、クランク要素534および関節リンク要素536ならびに直角ギアボックス520によって、モータ出力シャフト(図示せず)の形態の、モータ516の回転可能な要素に動作可能に連結されている。関節リンク要素536の1つの端部は、鉛直方向に移動可能な部材510に枢動可能に連結されており、関節リンク要素536の他の端部は、クランク要素534に枢動可能に連結されている。かかる構成によって、モータ516の回転可能な要素と鉛直方向に移動可能な部材510とは、互いに一定の関係で動作可能に接続される。
[0082]図18および図19は、それぞれ、クランク付ロッド圧送装置500のポンプストローク506の下死点および上死点での鉛直方向に移動可能な部材510を示す。クランク付ロッド圧送装置のクランク要素534および関節リンク要素536のそれぞれの長さと、フレーム518のベース520の上方の直角ギアボックス526の鉛直方向位置とは、クランク付ロッド圧送装置500の動作中に、クランク要素534の任意の角度位置で、鉛直方向に移動可能な部材510が常に関節リンク要素536の上端の下方に吊り下げられるように協働的に選択される。鉛直方向に移動可能な部材510がクランク要素534の任意の角度位置で常に関節リンク536の上端の下方に吊り下げられる結果、ギアボックス526および鉛直方向に移動可能な部材510が鉛直ガイドレール部材519の両側に位置決めされることと相まって、モータ516が制御されて、鉛直方向に移動可能な部材510を線形ガイドレール522,524に沿って往復運動させるときに、重力によって、鉛直方向に移動可能な部材510が鉛直ガイドレール部材519の線形ガイドレール522,524と接触した状態で摺動可能に保持される。
[0083]図17において最もよく分かるように、ポンプロッド504は、例示的な実施形態としてのクランク付ロッド圧送装置における鉛直方向に移動可能な部材510を通って摺動可能に延在するとともに、鉛直方向に移動可能な部材510の上方に配置されたクランプ514によって、鉛直方向に移動可能な部材510に連結されている。ポンプロッド504は、鉛直方向に移動可能な部材510に形成されたオリフィス内で自由に移動でき、クランプ514は、ポンプロッド504と鉛直方向に移動可能な部材510とを動作可能な係合状態に維持する。さらに図17に示すように、クランク付ロッド圧送装置500の鉛直方向に移動可能な部材510は、鉛直方向に移動可能な部材510と線形ガイドレール522,524との摩擦接触を低減するために、軸受構成、すなわちローラーベアリング構成511を備える。
[0084]他のクランク付ロッド圧送装置の実施形態が図20〜23に示されている。クランク付ロッド圧送装置600は、サッカーロッドポンプ68に連結される。サッカーロッドポンプ68は、ロッド52を備え、クランク付ロッド圧送装置600は、ロッド52を実質的に鉛直方向に往復運動させる。ロッド52のポンプストローク84は、炭化水素坑井56の坑井穴である、サッカーロッドポンプ68の弁部材を移動させる。本願に示される他の実施形態と同様に、ウォーキングビームポンプ50は、図1および図2に示すウェルヘッド54およびポンプロッド(研磨ロッドとも称される)52から取り外されて、本願のクランク付ロッド圧送装置600に取り替えられる。クランク付ロッド圧送装置600の幾つかの他の実施形態では、太陽エネルギー電源101がクランク付ロッド圧送装置600に接続されて、その動作に必要なエネルギーが供給されることを理解すべきである。
[0085]クランク付ロッド圧送装置600は、クランク付機械式アクチュエータ構成602と、モータ610と、アクチュエータ部材644とを備える。アクチュエータ部材644は、図20〜23の図示では、ケーブル626である。他の実施形態では、アクチュエータ部材644は、剛性を有するロッド648であり、これは、図24〜27に図示されている。
[0086]クランク付機械式アクチュエータ構成602は、サッカーロッドポンプ68のロッド52を鉛直方向に移動させ、この移動を制御するために、サッカーロッドポンプ68のロッド52に取り付けられた実質的に鉛直方向に移動可能な部材638を備えている。
[0087]モータ610は、クランクアーム618に連結され、クランクアーム618は、モータ612の一端においてモータの回転軸線616と同軸に整合されたピボット軸受620の回りを回転するように構成される。このモータは、クランク付ロッド圧送装置600およびサッカーロッドポンプ68を動作させるのに十分な動力およびトルクを有する電動モータまたは液圧モータとすることができる。このモータは、典型的には、入力が実質的に一定の動作モードでモータを動作させるための、モータ駆動装置110および制御装置108に接続される。他の実施形態では、クランク付ロッド圧送装置は、電力貯蔵要素を実質的に備えておらず、また、動力貯蔵要素を実質的に備えていない。クランク付ロッド圧送装置600が太陽エネルギー電源101に接続される実施形態では、モータを駆動するための電力の一部または全てを供給するために、太陽エネルギー電源が動作可能に接続される。太陽エネルギー電源101は、太陽エネルギー電源がモータを駆動するのに十分な電力を作り出す場合にのみクランク付ロッド圧送装置が圧送を行うように構成され得る。液圧モータの場合には、液圧モータは、ギアボックスを介さずにクランクアームに直接的に連結される。
[0088]クランク付機械式アクチュエータ構成602は、フレーム604を備える。フレーム604は、炭化水素坑井56のウェルヘッド54に取り付けるように構成されたベース606を有する(図1参照)。少なくとも1つの支持柱608がベース606から鉛直方向上方に向けて延在している。ケーブル626は、支持柱608に回転可能に取り付けられたプーリ640に摺動可能に取り付けられ、実質的に線形に往復運動するためにプーリによって拘束されている。
[0089]アクチュエータ部材644は、1つの端部628と他の端部630とを備える。ケーブル628を有する実施形態では、ケーブル628の一端は、鉛直方向に移動可能な部材638に固定的に連結され、ケーブル630の他端は、クランクアーム618に枢動可能に連結される。モータ610によって駆動されたときに、クランクアームが円運動で移動すると、ケーブル626は、プーリ640上を前後に引っ張られる。プーリ640は、ポンプロッド52に連結された鉛直方向に移動な部材638に鉛直方向の上下運動をさせる(図20および図23参照)。他の実施形態では、クランク付ロッド機械式アクチュエータ構成602は、さらに、追加的なクランクアーム622を備える。クランクアーム622は、モータ614の他端においてモータの回転軸線616と同軸に整合された第2のピボット軸受624によって、モータ610に連結される。第2のケーブル632は、1つの端部634において、実質的に鉛直方向に移動可能な部材638に固定的に連結され、ケーブル636の他の端部において、追加的なクランクアーム622に枢動可能に連結される。第2のプーリ642は、支持柱608に回転可能に連結され、第2のケーブル632は、第2のプーリ642に摺動可能に取り付けられて、他のケーブル626と調和して実質的に線形の往復運動を行うために、第2のプーリによって拘束される。
[0090]剛性を有するロッド648を有する実施形態(図24〜27参照)では、剛性を有するロッド648の両端は、クランクアーム618に連結された1つの端部628と、実質的に鉛直方向に移動可能な部材638に連結された他の端部630と、に枢動可能に連結される。図20〜23に示す実施形態と同様に、剛性を有する第2のロッド650は、第2のクランクアーム622および実質的に鉛直方向に移動可能な部材638に連結されて、上述したように動作する。
[0091]本明細書に開示されるようなクランク付ロッド圧送装置600を使用することによって、ウォーキングビームポンプ50を使用する炭化水素坑井56の稼働寿命が延命化される。これは、ウォーキングビーム装置からロッドを取り外し、当該ロッドを、本明細書で開示され特許請求の範囲に記載されるようなクランク付ロッド圧送装置に動作可能に連結することによって行われる。
[0092]本発明による他の実施形態では、本発明による空気圧式釣合構成は、また、本発明の第5の例示的な実施形態と同様のクランク付ロッド圧送装置に使用することができることが理解されよう。空気圧式釣合構成の概略は、少なくとも図5に概略的に示されている。
[0093]本開示の目的のために、「連結された(coupled)」との用語は、(電気的または機械的な)2つの構成要素を直接的または間接的に相互に結合することを意味する。このような結合は、事実上、固定的であってもよいし、事実上、移動可能であってもよい。このような結合は、(電気的または機械的な)2つの構成要素と、単一の分解できない物体として相互に一体的に形成された追加的な任意の中間部材と、の間で成し遂げられてもよいし、2つの構成要素と、相互に取り付けられた追加的な任意の中間部材と、の間で成し遂げられてもよい。このような結合は、事実上、永久的であってもよいし、あるいは、事実上、取り外し可能または解放可能であってもよい。
[0094]本明細書中で引用した刊行物、特許出願および特許を含む全ての文献の内容は、各文献が個々に具体的に参照によって本明細書に組み入れられ、その全ての内容が本明細書中に説明されているのと同程度に、参照によって本明細書に組み入れられる。
[0095]本発明の説明と関連して(特に以下の特許請求の範囲と関連して)用いられるの使用は、本明細書中で特に明示したり明らかに文脈と矛盾したりしない限り、単数および複数の両方を包含するものと解釈されるべきである。本発明を説明する文脈(特に、次の特許請求の範囲の文脈)における「a」「an」、「the」および類似の指示語の使用は、本明細書中で特に明示したり明らかに文脈と矛盾したりしない限り、単数および複数の両方を包含するものと解釈されるべきである。「備える(comprising)」、「有する(having)」、「備える(including)」、および「包含する(containing)」といった用語は、特段の記載のない限り、無制限の用語(open-ended terms)(すなわち、「含むがこれに限定されない」ということを意味する)である。本明細書中での値の範囲の記載は、本明細書中に特段の明示のない限り、単に、当該範囲内の個々の値の各々に個々に言及する簡単な方法として役立つことを意図しており、これらの個々の値の各々は、本明細書中に個々に記載したのと同様に本明細書中に組み込まれる。本明細書中に説明した全ての方法は、本明細書中に特段の記載のない限り、または、本明細書中の記載と明らかに矛盾しない限り、任意の適当な順序で実施できる。本明細書に記載したあらゆる例または例示的な表現(例えば「など」)は、特段の記載のない限り、単に、本発明を良好に示すことを意図したものであって、本発明の範囲を限定しない。本明細書中のいかなる用語も、特許請求の範囲に記載されていない構成要素を、本発明を実施する上で必須なものとして表示していると解釈されるべきではない。
[0096]本発明者が本発明を実施する上で最良の態様と考える態様を含んで本発明の好ましい実施形態を本明細書に説明した。これらの好ましい実施形態の変形形態は、前述の記載を読むことによって、当業者に明らかになるであろう。本発明者は、当業者がこのような変形態様を適宜採用することを予期しており、本発明者は、本明細書中に詳細に説明した以外の態様でも本発明が実施されることを意図している。したがって、本発明には、適用される法律が許容する、本明細書に添付した特許請求の範囲に記載された要旨の全ての変更および均等物が含まれる。さらに、本発明には、特段の記載のない限り、または、本明細書中の記載と明らかに矛盾しない限り、本発明の全ての可能な変形態様において上述した構成要素の任意の組み合わせが含まれる。
50…ウォーキングビーム圧送装置
52…ロッド
54…ウェルヘッド
56…炭化水素坑井
60…ケーシング
62…地下層
64…油貯留層
66…穿孔
68…サッカーロッドポンプ
70…管
72…流体出口
74…地面
76…ガス出口
78…固定バルブ
80…移動バルブ
82…ロッドストリング
84…ポンプストローク
100…クランク付ロッド圧送装置
101…太陽エネルギー電源
102…クランク付機械式アクチュエータ構成
103…電力網
104…モータ
106…制御構成
108…制御装置
110…モータ駆動装置
200…クランク付ロッド圧送装置
204…ロッド
206…ポンプストローク
208…機械式クランクアクチュエータ構成
210…部材
212…上部クロスバー
214…クランプ
216…モータ
218…フレーム
220…ベース
222…線形ガイドレール
226…直角ギアボックス
228…出力シャフト
230…上部フレームクロスバー
232…モータ取付ブラケット
234…クランク要素
235…取り付け点
236…関節リンク要素
238…空気圧式釣合構成
239…空気圧シリンダ
240…ロッド
242…ピストン
244…入口チェックバルブ
246…出口チェックバルブ
248…シリンダ
252…ピストンロッド
254…第2の入口チェックバルブ
256…リザーバキャビティ
258…圧送キャビティ
260…空気タンク
262…圧力センサ
264…制御装置
300…クランク付ロッド圧送装置
306…ポンプストローク
312…上部クロスバー
334…クランク要素
336…関節リンク要素
400…クランク付ロッド圧送装置
406…ポンプストローク
410…鉛直方向に移動可能な部材
416…モータ
418…フレーム
420…直角ギアボックス
430…上部フレームクロス部材
434…クランク要素
436…関節リンク要素
500…クランク付ロッド圧送装置
504…ポンプロッド
506…ポンプストローク
510…鉛直方向に移動可能な部材
511…ローラーベアリング構成
514…クランプ
516…モータ
518…フレーム
519…ガイドレール部材
520…ベース
522…線形ガイドレール
526…直角ギアボックス
534…クランク要素
536…関節リンク要素
600…クランク付ロッド圧送装置
602…クランク付機械式アクチュエータ構成
604…フレーム
606…ベース
608…支持柱
610,612,614…モータ
616…回転軸線
618…クランクアーム
620…ピボット軸受
622…第2のクランクアーム
624…第2のピボット軸受
626,628…ケーブル
628,630…端部
632…第2のケーブル
634…端部
636…ケーブル
638…鉛直方向に移動可能な部材
640…プーリ
642…第2のプーリ
644…アクチュエータ部材
648…ロッド
650…第2のロッド

Claims (26)

  1. 所定のポンプストロークを有するサッカーロッドポンプのロッドに実質的に鉛直方向の往復運動をさせるためのクランク付ロッド圧送装置であって、
    前記サッカーロッドポンプの前記ロッドを鉛直方向に動作させ、この動作を制御するための、前記サッカーロッドポンプの前記ロッドに取り付けられる実質的に鉛直方向に移動可能な部材を有するクランク付機械式アクチュエータ構成と、
    クランクアームに連結されるモータと
    を備え、
    前記クランクアームは、前記モータの一端において該モータの回転軸線と同軸に整合するピボット軸受の周りを回転するように構成され、
    前記クランク付ロッド圧送装置は、さらに、一端において、前記実質的に鉛直方向に移動可能な部材に連結されるとともに、他端において、前記クランクアームの回転位置と、前記鉛直方向に移動可能な部材の鉛直方向の往復運動と、の固定された関係を確立するように、前記クランクアームに枢動可能に連結されるアクチュエータ部材を備える
    クランク付ロッド圧送装置。
  2. 請求項1に記載のクランク付ロッド圧送装置であって、
    前記アクチュエータ部材は、ケーブルであり、
    前記ケーブルの一端が、前記実質的に鉛直方向に移動可能な部材に固定的に連結され、他端が、前記クランクアームに枢動可能に連結される
    クランク付ロッド圧送装置。
  3. 請求項1に記載のクランク付ロッド圧送装置であって、
    前記アクチュエータ部材は、剛性を有するロッドであり、
    前記剛性を有するロッドの一端が、前記実質的に鉛直方向に移動可能な部材に枢動可能に連結され、他端が、前記クランクアームに枢動可能に連結される
    クランク付ロッド圧送装置。
  4. 請求項1に記載のクランク付ロッド圧送装置であって、
    さらに、入力が実質的に一定の動作モードで前記モータを動作させるための、モータ駆動装置および制御装置を備える
    クランク付ロッド圧送装置。
  5. 請求項4に記載のクランク付ロッド圧送装置であって、
    前記クランク付ロッド圧送装置は、電力貯蔵要素を実質的に備えていない
    クランク付ロッド圧送装置。
  6. 請求項4に記載のクランク付ロッド圧送装置であって、
    前記クランク付ロッド圧送装置は、動力貯蔵要素を実質的に備えていない
    クランク付ロッド圧送装置。
  7. 請求項1に記載のクランク付ロッド圧送装置であって、
    前記クランク付ロッド圧送装置は、前記モータを駆動するための電力の一部または全部を供給するために動作可能に取り付けられる太陽エネルギー電源を備える
    クランク付ロッド圧送装置。
  8. 請求項7に記載のクランク付ロッド圧送装置であって、
    前記クランク付ロッド圧送装置の前記太陽エネルギー電源は、前記モータを駆動するための唯一の電源であり、その結果、前記クランク付ロッド圧送装置は、前記太陽エネルギー電源が前記モータを駆動するのに十分な電力を作り出すときにのみ圧送を行う
    クランク付ロッド圧送装置。
  9. 請求項2に記載のクランク付ロッド圧送装置であって、
    前記クランク付機械式アクチュエータ構成は、さらに、フレームを備え、
    前記フレームは、
    坑井のウェルヘッドに取り付けるように構成されたベースと、
    前記ベースから鉛直方向上方に向けて延在する少なくとも1つの支持柱と
    を有し、
    前記ケーブルは、実質的に線形の往復運動を行うために、前記支持柱に回転可能に連結されたプーリに摺動可能に取り付けられ、該プーリによって拘束される
    クランク付ロッド圧送装置。
  10. 請求項1に記載のクランク付ロッド圧送装置であって、
    前記クランク付ロッド機械式アクチュエータは、さらに、前記ベースと前記鉛直方向に移動可能な部材との間に動作可能に連結される空気圧式釣合構成を備える
    クランク付ロッド圧送装置。
  11. 請求項10に記載のクランク付ロッド圧送装置であって、
    前記空気圧式釣合構成は、前記鉛直方向に移動可能な部材の下降ストロークの一部分の間にエネルギーを蓄積するため、および、前記鉛直方向に移動可能な部材の後続の上昇ストロークの一部分の間に、前記蓄積されたエネルギーを解放するために、前記ベースと前記鉛直方向に移動可能な部材とに動作可能に接続される少なくとも1つの空気圧シリンダを備える
    クランク付ロッド圧送装置。
  12. 請求項11に記載のクランク付ロッド圧送装置であって、
    前記少なくとも1つの空気圧シリンダは、前記鉛直方向に移動可能な部材と前記ベースとの間に配置された
    クランク付ロッド圧送装置。
  13. 請求項2に記載のクランク付ロッド圧送装置であって、
    前記ケーブルおよび前記クランクアームは、前記ケーブルを、前記鉛直方向に移動可能な要素によって前記ロッドに作用される一連の力と実質的に整合させるように構成された
    クランク付ロッド圧送装置。
  14. 請求項1に記載のクランク付ロッド圧送装置であって、
    前記クランク付ロッド機械式アクチュエータは、さらに、
    前記モータの他端において該モータの回転軸線と同軸に整合する第2のピボット軸受によって前記モータに連結される追加的なクランクアームと、
    他のケーブルと調和して実質的に線形の往復運動を行うために、一端において前記実質的に鉛直方向移動可能な部材に連結され、他端において前記追加的なクランクアームに枢動可能に連結される第2のアクチュエータ部材と
    を備えるクランク付ロッド圧送装置。
  15. 請求項1に記載のクランク付ロッド圧送装置であって、
    前記モータは、ギアボックスを介さずに前記クランクアームに直接的に連結される液圧モータである
    クランク付ロッド圧送装置。
  16. 炭化水素坑井内に配置される所定のポンプストロークを有するサッカーロッドポンプのロッドを実質的に鉛直方向に往復運動させるために、前記炭化水素坑井に動作可能に連結されるウォーキングビーム装置を有する前記炭化水素坑井の稼働寿命を延ばすための方法であって、
    前記ウォーキングビーム装置から前記ロッドを接続解除し、該ロッドをクランク付ロッド圧送装置に動作可能に接続する工程を備え、
    前記クランク付ロッド圧送装置は、
    前記サッカーロッドポンプの前記ロッドを鉛直方向に動作させ、この動作を制御するための、前記サッカーロッドポンプの前記ロッドに取り付けられた実質的に鉛直方向に移動可能な部材を有するクランク付機械式アクチュエータ構成と、
    クランクアームに連結されるモータと
    を備え、
    前記クランクアームは、前記モータの一端において該モータの回転軸線と同軸に整合するピボット軸受の周りを回転するように構成され、
    前記クランク付ロッド圧送装置は、さらに、一端において、前記実質的に鉛直方向に移動可能な部材に連結されるとともに、他端において、前記クランクアームの回転位置と、前記鉛直方向に移動可能な部材の鉛直方向の往復運動と、の固定された関係を確立するように、前記クランクアームに枢動可能に連結されるアクチュエータ部材を備え、
    前記アクチュエータ部材は、前記実質的に鉛直方向に移動可能な部材に固定的に連結される一端を有するケーブルと、前記実質的に鉛直方向に移動可能な部材に枢動可能に連結される一端を有する、剛性を有するロッドと、のうちの一方である
    方法。
  17. 請求項16に記載の方法であって、
    さらに、前記クランク付ロッド圧送装置に取り替えられる前の前記ウォーキングビームポンプの生産速度よりも低い生産速度で前記クランク付ロッド圧送装置を動作させる工程を備える
    方法。
  18. 請求項16に記載の方法であって、
    さらに、前記クランク付ロッド圧送装置を前記坑井のウェルヘッドに直接的に取り付ける工程を備える
    方法。
  19. 請求項16に記載の方法であって、
    前記坑井に隣接する所定の場所に前記ウォーキングビーム装置を残す工程を備える
    方法。
  20. 請求項16に記載の方法であって、
    前記モータは、ギアボックスを介さずに前記クランクアームに直接的に連結される液圧モータである
    方法。
  21. 辺鄙な場所に位置する流体源から流体を圧送するための方法であって、
    クランク付ロッド圧送装置を流体源に動作可能に取り付ける工程を備え、
    前記クランク付ロッド圧送装置は、クランク付機械式アクチュエータ構成を備え、
    前記クランク付機械式アクチュエータ構成は、サッカーロッドポンプのロッドを鉛直方向に動作させ、この動作を制御するための、前記サッカーロッドポンプの前記ロッドに取り付けられる実質的に鉛直方向に移動可能な部材を有し、
    前記クランク付ロッド圧送装置は、さらに、クランクアームに連結されるモータを備え、
    前記クランクアームは、前記モータの一端において該モータの回転軸線と同軸に整合するピボット軸受の周りを回転するように構成され、
    前記クランク付ロッド圧送装置は、さらに、ケーブルを備え、
    前記ケーブルは、一端において、前記実質的に鉛直方向に移動可能な部材に固定的に連結され、他端において、前記クランクアームの回転位置と、前記鉛直方向に移動可能な部材の鉛直方向の往復運動と、の間の固定された関係を確立するように、前記クランクアームに枢動可能に連結される
    方法。
  22. 請求項21に記載の方法であって、
    さらに、前記クランク付ロッド圧送装置を独立型電源に取り付ける工程を備える
    方法。
  23. 請求項22に記載の方法であって、
    前記独立型電源は、太陽エネルギー電源を備える
    方法。
  24. 出力シャフトを有するモータによって駆動されるクランク付ロッド圧送装置を起動するための方法であって、
    前記モータを回転させて、前記出力シャフトに対して回転速度および回転方向を提供する工程と、
    前記回転速度が閾値速度よりも遅い場合に、前記モータの前記回転方向を反転させる工程と、
    前記回転速度が前記閾値速度よりも遅くなくなるまで、前記第2の工程にしたがって、前記回転方向の反転を継続する工程と
    を備える方法。
  25. 請求項24に記載のクランク付ロッド圧送装置を起動するための方法であって、
    前記クランク付ロッド圧送装置は、クランク付機械式アクチュエータ構成を備え、
    前記クランク付機械式アクチュエータ構成は、サッカーロッドポンプのロッドを鉛直方向に動作させ、この動作を制御するための、前記サッカーロッドポンプの前記ロッドに取り付けられる実質的に鉛直方向に移動可能な部材を有し、
    前記クランク付ロッド圧送装置は、さらに、クランクアームに連結されるモータを備え、
    前記クランクアームは、前記モータの一端において該モータの回転軸線と同軸に整合するピボット軸受の周りを回転するように構成され、
    前記クランク付ロッド圧送装置は、さらに、アクチュエータ部材を備え、
    前記アクチュエータ部材は、一端において、前記実質的に鉛直方向に移動可能な部材に連結され、他端において、前記クランクアームの回転位置と、前記鉛直方向に移動可能な部材の鉛直方向の往復運動と、の間の固定された関係を確立するように、前記クランクアームに枢動可能に連結され、
    前記アクチュエータ部材は、前記実質的に鉛直方向に移動可能な部材に固定的に連結される一端を有するケーブルと、前記実質的に鉛直方向に移動可能な部材に枢動可能に連結される一端を有する、剛性を有するロッドと、のうちの一方である
    方法。
  26. 請求項25に記載の方法であって、
    前記モータは、ギアボックスを介さずに前記クランクアームに直接的に連結される液圧モータである
    方法。
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