JP2015017871A - シリンダライナ摺動面の摩耗検査方法、検査治具および摩耗検査装置 - Google Patents
シリンダライナ摺動面の摩耗検査方法、検査治具および摩耗検査装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ピストン往復動燃焼機関50のピストン55が摺動するシリンダライナ52の下部から粗さ計測手段11を前記シリンダライナ55の内部に入れ、前記シリンダライナ52と前記ピストン55との摺動面の表面粗さを前記粗さ計測手段11で計測する。また、前記粗さ計測手段11は、ピストン往復動燃焼機関50の連接棒58を点検する点検口60からシリンダライナ52の下部に入れる。
【選択図】図1
Description
まず、本実施形態に係る摩耗検査装置10を用いて検査するディーゼル機関50の構成について、図1および図2を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る摩耗検査装置10を用いてディーゼル機関50のシリンダライナ52を検査する状態を示す構成模式図である。
次に、本実施形態に係る摩耗検査装置10について、図1および図3から図6を用いて説明する。図3は、本実施形態に係る摩耗検査装置10の構成模式図である。
検査治具20は、第1軸体21と、第2軸体22と、計測器ホルダ23と、ストッパ24と、第1関節部25と、第2関節部26と、回転部27と、を備えている。
ストッパ24は、第2軸体22に設けられており、第2軸体22の軸方向に移動させることができるともに、第2軸体22の周方向にも回転させることができるようになっている。また、ストッパ24は、第2軸体22の軸方向の任意の位置および第2軸体22の周方向の任意の角度で固定することができるようになっている。なお、ストッパ24は、図1に示すように、摩耗検査時にストッパ24をシリンダライナ52の端部に当接させることにより、シリンダライナ52の軸方向について、粗さ計測器プローブ11の測定位置を規定することができる。
なお、検査治具20は、図3に示すものに限られるものではない。変形例に係る検査治具20について図6を用いて説明する。図6は、変形例に係る検査治具20の斜視図であり、(a)は第1の計測器ホルダ23A(図4参照)を取り付けた検査治具20に対応するものであり、(b)は第2の計測器ホルダ23B(図5参照)を取り付けた検査治具20に対応するものである。
次に、摩耗検査装置10を用いたシリンダライナ摺動面の摩耗検査について図1および図7から図9を用いて説明する。図7は、摩耗検査装置10を用いたシリンダライナ摺動面の摩耗検査を説明する模式図であり、点検口60の側を0°と定義した場合、(a)は0°のシリンダライナ52の摺動面の表面粗さRaを計測する状態の図であり、(b)は90°のシリンダライナ52の摺動面の表面粗さRaを計測する状態の図であり、(c)は180°のシリンダライナ52の摺動面の表面粗さRaを計測する状態の図である。なお、図7では、ディーゼル機関50のシリンダライナ52、ピストン55、連接棒58、クランクシャフト59、点検口60、および、摩耗検査装置10の粗さ計測器プローブ11、検査治具20を図示し、それ以外のものは、省略して図示している。
このように、検査治具20を用いて、粗さ計測器プローブ11を検査位置に配置した後、摩耗検査を行う。図8は、本実施形態に係る摩耗検査装置10のシリンダライナ摩耗検査を示すフローチャートである。
以上のように、本実施形態に係る摩耗検査装置10を用いたシリンダライナ摺動面の摩耗検査方法によれば、シリンダライナ52の下側(点検口60)から粗さ計測器プローブ11をアクセスするので、吸気弁(図示せず)、排気弁(図示せず)、燃料噴射弁57等を有するシリンダヘッド53を取り外すことなく、検査することができる。これにより、検査時間・検査コストを低減することができる。
なお、本実施形態に係る摩耗検査装置10は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
11 粗さ計測器プローブ(粗さ計測手段)
12 粗さ計測器ケーブル
13 粗さ計測器
14 カメラ(接触状態検出手段)
15 カメラケーブル
16 カメラモニタ
17 カメラユニット
20 検査治具
21 第1軸体
22 第2軸体
23 計測器ホルダ
23a オフセット部
23A 第1の計測器ホルダ
23B 第2の計測器ホルダ
24 ストッパ(係止手段)
25 第1関節部
26 第2関節部
27 回転部
28 止めねじ
50 ディーゼル機関(ピストン往復動燃焼機関)
51 ディーゼル機関本体
52 シリンダライナ
53 シリンダヘッド
54 シリンダヘッドカバー
55 ピストン
56 ピストンリング
57 燃料噴射弁
58 連接棒
58a 大端部
59 クランクシャフト
60 点検口
S1 摺動範囲
S2 摺動範囲
Claims (12)
- ピストン往復動燃焼機関のピストンが摺動するシリンダライナの下部から粗さ計測手段を前記シリンダライナの内部に入れ、
前記シリンダライナと前記ピストンとの摺動面の表面粗さを前記粗さ計測手段で計測する
ことを特徴とするシリンダライナ摺動面の摩耗検査方法。 - 前記粗さ計測手段は、
前記ピストン往復動燃焼機関の連接棒を点検する点検口からシリンダライナの下部に入れる
ことを特徴とする請求項1に記載のシリンダライナ摺動面の摩耗検査方法。 - 前記ピストンを上死点またはその付近に配置した状態で、前記シリンダライナと前記ピストンとの摺動面の表面粗さを前記粗さ計測手段で計測する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリンダライナ摺動面の摩耗検査方法。 - 前記粗さ計測手段で計測した前記摺動面の表面粗さと、前記ピストン往復動燃焼機関の運転時間と、に基づいて、前記シリンダライナの製品寿命を推定する
ことを特徴とする請求項1に記載のシリンダライナ摺動面の摩耗検査方法。 - 粗さ計測手段を保持するホルダと、
第1軸体と、
前記ホルダおよび前記第1軸体を接続する第2軸体と、
前記第2軸体に配置され、シリンダライナの下端部と係止する係止手段と、を備える
ことを特徴とするシリンダライナ摺動面の検査治具。 - 前記ホルダは、
該ホルダに保持される前記粗さ計測手段の測定面の側から見て、前記粗さ計測手段の位置が前記第2軸体の軸線上からずれて配置されるように、前記粗さ計測手段を保持する
ことを特徴とする請求項5に記載のシリンダライナ摺動面の検査治具。 - 前記ホルダは、
該ホルダに保持される前記粗さ計測手段の測定面の側から見て、前記粗さ計測手段の位置が前記第2軸体の軸線上に配置されるように、前記粗さ計測手段を保持する
ことを特徴とする請求項5に記載のシリンダライナ摺動面の検査治具。 - 前記第2軸体は、
前記ホルダに保持される前記粗さ計測手段の測定面の側から見て、前記粗さ計測手段の位置が前記第2軸体の軸線上からずれて配置されるように、前記粗さ計測手段を保持する第1のホルダと、
前記ホルダに保持される前記粗さ計測手段の測定面の側から見て、前記粗さ計測手段の位置が前記第2軸体の軸線上に配置されるように、前記粗さ計測手段を保持する第2のホルダと、
を交換して取り付けることができるように構成される
ことを特徴とする請求項5に記載のシリンダライナ摺動面の検査治具。 - 前記第1軸体と前記第2軸体との角度を調整し、固定することができる第1関節部と、
前記第2軸体と前記ホルダとの角度を調整し、固定することができる第2関節部と、
前記第2軸体を中心軸として前記ホルダを回転し、固定することができる回転部と、を更に備える
ことを特徴とする請求項8に記載のシリンダライナ摺動面の検査治具。 - 請求項5乃至請求項9のいずれか1項に記載のシリンダライナ摺動面の検査治具と、
前記検査治具の前記ホルダに保持される粗さ計測手段と、を備える
ことを特徴とするシリンダライナ摺動面の摩耗検査装置。 - 前記粗さ計測手段と、表面粗さの測定面との接触状態を検出する接触状態検出手段と、を更に備える
ことを特徴とする請求項10に記載のシリンダライナ摺動面の摩耗検査装置。 - 前記接触状態検出手段は、
前記ホルダに設けられたカメラである
ことを特徴とする請求項11に記載のシリンダライナ摺動面の摩耗検査装置。
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Cited By (3)
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