JP2015017572A - 可変バルブシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】バルブの閉弁時期の変更に必要とされる期間を短くすることの可能な可変バルブシステムを提供する。
【解決手段】先に開弁する前段のバルブに連結した油室が、前段の油室であり、後に開弁する後段のバルブに連結した油室が、後段の油室であり、前段のバルブと後段のバルブとは、互いに重ならない開弁期間を有する。そして、前段の油室と後段の油室とを直列に連結する閉じた経路である循環通路42と、前段の油室38と後段の油室38との間に位置する循環通路42の閉鎖と開通とを切り替える切替弁45と、切替弁の駆動を制御する制御部46と、後段のバルブ21の開弁期間に後段のバルブ21に対応する切替弁45を開弁して、後段の油室38内のオイルを前段の油室38へ流して後段のバルブ21におけるリフト量を小さくする制御部46と、をさらに備える。
【選択図】図1

Description

本開示の技術は、可変バルブシステムに関する。
従来から、燃焼室を開閉するバルブのリフト量や開閉タイミングを変更する可変バルブシステムが知られている。例えば特許文献1には、バルブの最大リフト量を油室の容積に応じて変化させる油圧式のリフターを有する可変バルブシステムが開示されている。リフターを有する可変バルブシステムのなかには、バルブの閉弁時期を進角させるロストモーション式の可変バルブシステムが知られている。
ロストモーション式の可変バルブシステムは、油室とアキュムレーターとの間に電磁弁を有している。そして、バルブが開弁している期間に電磁弁が開弁すると、油室内のオイルは、アキュムレーターへ流れ出る。その後、バルブが閉弁すると、それ以降では、バルブの閉弁時期が進角する。これに対して、バルブが閉弁している期間に電磁弁が開弁すると、アキュムレーター内のオイルは油室へ戻る。この状態で電磁弁が閉弁すると、バルブの閉弁時期は進角前に戻る。
実開昭58−48906号公報
ところで、上述したロストモーション式の可変バルブシステムでは、油室内のオイルがアキュムレーターに流れることによって、バルブの閉弁時期が進角し、アキュムレーター内のオイルが油室に流れることによって、バルブの開弁時期が閉弁時期の進角前の時期に戻る。こうした方式によるバルブの閉弁時期の変更では、バルブの閉弁時期の変更が繰り返されるたびに、油室とアキュムレーターとの間でオイルが往復する。それゆえに、前回のバルブの閉弁時期の変更と今回のバルブの閉弁時期の変更との間には、アキュムレーターと油室との間でオイルが往復できる程度の期間の経過が必要とされている。
本開示の技術は、バルブの閉弁時期の変更に必要とされる期間を短くすることの可能な可変バルブシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する可変バルブシステムは、複数の動弁機構を備え、各動弁機構は、燃焼室に設けられ、前記燃焼室を閉じる方向に付勢されたバルブと、前記バルブと連結する油室を有し、前記油室は容積が可変であり、前記油室の容積が小さいほど前記バルブのリフト量が小さいように構成され、前記バルブのリフト量を変える油圧式のリフターと、を備える。ここで、先に開弁する前段のバルブに連結した油室が、前段の油室であり、後に開弁する後段のバルブに連結した油室が、後段の油室であり、前段のバルブと後段のバルブとは、互いに重ならない開弁期間を有する。そして、前段の油室と後段の油室とを直列に連結する閉じた経路である循環通路と、前記循環通路にて前記バルブごとに設けられ、前段の油室と後段の油室との間に位置する前記循環通路の部分で閉鎖と開通とを切り替える切替弁と、後段のバルブの開弁期間に後段のバルブに対応する切替弁を開弁して、後段の油室内のオイルを前段の油室へ流すことによって後段のバルブにおけるリフト量を小さくする制御部と、をさらに備える。
上記構成においては、後段のバルブの開弁期間に後段のバルブに対応する切替弁が開弁することによって、後段の油室から流出したオイルが前段の油室に流入する。そのため、前段の油室にアキュムレーターからオイルが供給される場合に比べて、油室へのオイルの供給に要する時間が短縮される。
上記可変バルブシステムにて、前記複数の動弁機構は、3つ以上の動弁機構であることが好ましい。
上記構成によれば、少なくとも3つの動弁機構の油室が循環通路で連結されていることから、少なくとも1つの動弁機構においてバルブのリフト量が戻るのに要する時間が短縮される。
上記可変バルブシステムにおいて、前記循環通路は、前記油室同士を直接連結した経路から構成されていることが好ましい。
上記構成によれば循環通路で油室が連結された全ての動弁機構においてバルブのリフト量が戻るのに要する時間が短縮される。
上記可変バルブシステムにおいて、前記各動弁機構は、前段の油室と後段の油室との間に位置する前記循環通路の部分に接続され、オイルポンプからオイルが供給される供給通路と、前記供給通路に配設され、前段の油室と後段の油室との間に位置する前記循環通路の部分の圧力が前記供給通路の圧力よりも低いときに開弁する供給弁と、をさらに備える。
上記構成によれば、切替弁の開閉に関係なく、常に供給通路と循環通路とが連通している場合には、前段の動弁機構及び後段の動弁機構の少なくとも一方の供給通路は、前段の油室に連通している。また、循環通路と供給通路との連通が切替弁の開閉に応じて切り替えられる場合であっても、前段の動弁機構及び後段の動弁機構の少なくとも一方の供給通路は、前段の油室に連通している。そのため、前段の油室が、オイルの流入量以上に容積が大きくなろうとしてもその流入量を超える分のオイルが供給通路から供給される。その結果、油室には充分なオイルが供給されるので、バルブの開弁時期を一定に保つことが出来る。
本開示の技術における可変バルブシステムを構成する動弁機構の概略構成を示す概略構成図であって、油室の容積が基準容積である状態を示す図。 循環通路が閉鎖状態に切り替わる直前の動弁機構の概略構成を示す概略構成図。 可変バルブシステムに搭載された油圧回路を示す回路図。 油圧回路における各動弁機構のバルブリフト及び切替弁の開閉制御をクランク角に対応させて示した図。
図1〜図4を参照して、本開示における可変バルブシステムの一実施形態について、4ストロークの直列6気筒エンジンに適用される可変バルブシステムを例にとって説明する。まず、図1及び図2を参照して、可変バルブシステムを構成する動弁機構の概略構成について説明する。
図1に示されるように、可変バルブシステム10を構成する動弁機構20は、シリンダヘッド12に形成された吸気ポート13に対して燃焼室14を開閉する一対の吸気バルブであるバルブ21を備える。動弁機構20は、バルブ21をバルブステム21aが延びる方向である開閉方向に沿って往復移動させるとともにバルブ21のリフト量や開閉タイミングを可変とする。各バルブ21は、シリンダヘッド12に対してバルブスプリング22によって閉弁方向に付勢されており、バルブステム21aの上端部が共通のクロスヘッド23に当接している。
動弁機構20は、燃焼室14の配列方向に沿って延びるカムシャフト25を備える。カムシャフト25は、図示されないタイミングギヤを介してクランクシャフトに連動して回転する。カムシャフト25に固定されたカム26は、ロッカーシャフト27を揺動軸として揺動可能なロッカーアーム28を反時計回り方向に回動させる。
ロッカーアーム28は、燃焼室14の配列方向に沿って延びるロッカーシャフト27に取り付けられている。ロッカーアーム28には、ロッカーシャフト27からカム26側に延びる部位の端部に回転軸部材29を回転軸として回転可能なローラー30が取り付けられている。ロッカーアーム28は、カムシャフト25を回転軸として回転するカム26が作用するとローラー30を回転させながら反時計回り方向に回動する。
ロッカーアーム28には、ロッカーシャフト27からカム26とは反対側に延びる部位の端部にアジャストスクリュー31が螺着されている。ロッカーアーム28は、アジャストスクリュー31がリフター35のアウター36に当接した状態が維持されるように、図示されないスプリングによってバルブ21を開弁させない程度の力で反時計回り方向に付勢されている。アジャストスクリュー31は、ロッカーアーム28が反時計回り方向に回動するとリフター35を介してクロスヘッド23をバルブ21の開弁方向に押下する。
リフター35は、バルブ21の開閉方向に延びる有蓋円筒形状のアウター36と、アウター36の内周面を摺動可能な円柱形状のインナー37と、を備える。インナー37は、下端部がクロスヘッド23に当接され、上端部寄りの部位がアウター36に収容されている。リフター35には、アウター36の内面とインナー37の頂面とによって油室38が形成される。油室38は、オイルで満たされる。アウター36の周壁には、油室38に連通する複数の貫通孔39が形成されている。貫通孔39は、アウター36の可動範囲とインナー37の可動範囲とに基づいて、インナー37によって閉塞されない位置に形成される。リフター35は、シリンダヘッド12の上方に配置されるベース40に支持される。
ベース40には、バルブ21の開閉方向に沿ってリフター35のアウター36が摺動可能な摺動孔41が形成されている。リフター35は、この摺動孔41に挿入された状態でベース40に支持されている。ベース40には、循環通路42が形成されている。循環通路42は、摺動孔41の内周面の全周にわたって開口する開口部43を有している。開口部43は、循環通路42と油室38との連通状態が貫通孔39を通じて常に維持されるようにバルブ21の開閉方向に幅広な形状に形成されている。
ベース40には、ノーマルオープン型の電磁弁であって循環通路42を開閉する切替弁45が配設されている。切替弁45は、制御部46によって開閉制御される。制御部46には、図示されないクランクシャフトの角度であるクランク角CAを検出するクランク角センサー47からクランク角CAを示す信号が所定の制御周期で入力される。制御部46は、クランク角CAに基づいて切替弁45の開閉を制御する。循環通路42は、切替弁45の閉弁により閉鎖され、切替弁45の開弁により開通する。
また、ベース40には、切替弁45の開弁により循環通路42に連通する供給通路48が形成されている。供給通路48には、エンジンによって駆動されるオイルポンプ49から所定圧力のオイルが供給されている。供給通路48には、供給弁50が配設されている。供給弁50は、循環通路42の圧力が供給通路48の圧力よりも低くなったときに開弁する逆止弁である。
こうした構成の動弁機構20では、バルブ21は、カム26の作用によって反時計回りに回動するロッカーアーム28がリフター35を押下することによって開弁する。バルブ21は、ロッカーアーム28にカム26が作用しなくなるとバルブスプリング22の弾性力によって閉弁する。油室38は、バルブ21の開弁期間ではバルブスプリング22の弾性力に基づく油圧が発生し、バルブ21の閉弁期間よりも圧力が高くなる。バルブ21の開弁期間はバルブ21の開弁から閉弁までの期間であり、バルブ21の閉弁期間はバルブ21の閉弁から開弁までの期間である。
本実施形態における可変バルブシステム10の各動弁機構20では、バルブ21が開弁するとき、アウター36は、ロッカーアーム28のローラー30をカム26のベース円部26aに当接させる位置に配置されている。この際の油室38の容積を基準容積という。
図2に示されるように、バルブ21の開弁期間に循環通路42が開通すると、動弁機構20の油室38は、オイルが循環通路42に流出することで容積が小さくなる。これにより、バルブ21の閉弁時期が進角する。その後、循環通路42は、バルブ21の閉弁期間に閉鎖される。この閉鎖の際、ロッカーアーム28は、アジャストスクリュー31がリフター35に当接し、且つ、ローラー30がカム26から離れた状態にある。そして、動弁機構20の油室38は、バルブ21の閉弁期間に基準容積に戻される。
図3及び図4を参照して、上述した可変バルブシステム10の動弁機構20についてさらに詳しく説明する。
直列6気筒のエンジンの各気筒を配列方向に沿って順番に第1気筒#1、第2気筒#2、第3気筒#3、第4気筒#4、第5気筒#5、第6気筒#6とすると、吸入工程は、通常、#1、#4、#2、#6、#3、#5の順に繰り返し行われる。そのため、第k気筒に対応する動弁機構20を第kの動弁機構20kとすると、第1の動弁機構201、第2の動弁機構202、第3の動弁機構203、この順で動弁機構20のバルブ21が開弁する。また、第1の動弁機構201のバルブ21の開弁期間に、第3の動弁機構203のバルブ21は開弁しない。第2の動弁機構202のバルブ21の開弁期間に、第1の動弁機構201のバルブ21は開弁しない。第3の動弁機構203のバルブ21の開弁期間に、第2の動弁機構202のバルブ21は開弁しない。これらに基づき、可変バルブシステム10には、第1〜第3の動弁機構201〜203について図3に示されるような油圧回路55が搭載される。
図3に示されるように、油圧回路55では、第1の動弁機構201の循環通路42が第3の動弁機構203の油室38に連通している。第2の動弁機構202の循環通路42が第1の動弁機構201の油室38に連通している。第3の動弁機構203の循環通路42が第2の動弁機構202の油室38に連通している。すなわち、油圧回路55には、第1〜第3の動弁機構201〜203の各油室38が直列に接続された閉回路が形成されている。また、各循環通路42には、供給弁50を備える供給通路48が接続されている。
図4に示されるように、油圧回路55において、制御部46は、油圧回路55を構成する各切替弁45を制御して、第1の動弁機構201、第2の動弁機構202、第3の動弁機構203の順に循環通路42を繰り返し開通させる。すなわち、油圧回路55においてはただ1つの循環通路42が開通する。
こうした構成の油圧回路55では、第1の動弁機構201を前段の動弁機構とすると、第2の動弁機構202が後段の動弁機構である。第2の動弁機構202を前段の動弁機構とすると、第3の動弁機構203が後段の動弁機構である。第3の動弁機構203を前段の動弁機構とすると、第1の動弁機構201が後段の動弁機構である。前段の動弁機構20の循環通路42は、後段の動弁機構20における循環通路42の開口部43に連通する(図1参照)。
そして、後段の動弁機構20の循環通路42が開通する際、前段の動弁機構20は、バルブ21の閉弁期間にあり、且つ、オイルが流出したままの状態にある。そのため、後段の動弁機構20の循環通路42が開通すると、該後段の動弁機構20の油室38から流出するオイルが循環通路42を通じて前段の動弁機構20の油室38に流入する。これにより、前段の動弁機構20の油室38は、アウター36を上動させながら容積が拡大する。そして、上動するアウター36の慣性によって油室38の容積がオイルの流入量以上に大きくなろうとすると、循環通路42の圧力が供給通路48の圧力よりも低くなり、供給弁50が開弁して供給通路48から循環通路42にオイルが供給される。こうして前段の動弁機構20の油室38は基準容積まで戻され、後段の動弁機構20では、オイルが流出した状態のまま循環通路42が閉鎖される。
すなわち、油圧回路55では、第1の動弁機構201から第3の動弁機構203へ、第2の動弁機構202から第1の動弁機構201へ、第3の動弁機構203から第2の動弁機構202へオイルが流入する。そのため、アキュムレーターから油室38にオイルが戻される場合に比べて、油室から流出したオイルが油室に供給されるまでの過程におけるエネルギーの損失が抑えられ、油室38が基準容積に戻るまでに要する時間が短縮される。
なお、油圧回路55において、第1の動弁機構201を第4の動弁機構204、第2の動弁機構202を第6の動弁機構206、第3の動弁機構203を第5の動弁機構205に置き換えることにより、第4〜第6の動弁機構204〜206においても油圧回路55と同様の回路を形成することが可能である。
以上説明したように、上記実施形態の可変バルブシステム10によれば、以下に列挙する効果を得ることができる。
(1)各動弁機構20の油室38は、後段の動弁機構20の油室38から流出したオイルが流入することで容積が拡大する。その結果、アキュムレーターを備える動弁機構に比べて、油室38が基準容積に戻るまでに要する期間が短くなる。
(2)前段の動弁機構20にはアキュムレーターが不要である。そのため、アキュムレーターを備える動弁機構に比べて、動弁機構20、ひいては可変バルブシステム10の構成要素が低減される。
(3)油圧回路55では、各動弁機構20の油室38を直列に接続した閉回路が形成される。そのため、第1〜第3の動弁機構201〜203の各油室38において、基準容積に戻すまでに要する時間が短縮される。
(4)供給通路48は、循環通路42が開通状態にあるときに循環通路42に連通する。そのため、各動弁機構20において、バルブ21の開弁直前における油室38の容積のばらつきが抑えられる。
なお、上記実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・供給弁50は、逆止弁に限らず、循環通路42の圧力を検出するセンサーの検出値が所定値を下回るときに、制御部46によって閉状態から開状態に切替えられる弁であってもよい。
・切替弁45は、循環通路42の開通と閉鎖とに切り替える弁であればよい。そのため、切替弁45は、例えば、循環通路42の開通により循環通路42と供給通路48とを遮断し、循環通路42の閉鎖により循環通路42と供給通路48とを連通させる三方弁であってもよい。
・供給通路48では、循環通路42にオイルを供給する機能を有することが最も重要であって、供給通路48に供給弁50が配設されていなくともよい。また、可変バルブシステム10では、後段のバルブの開弁期間に後段のバルブに対応する切替弁45を開弁して、後段の油室内のオイルを前段の油室へ流すことによって後段のバルブにおけるリフト量を小さくすることが最も重要であって、供給通路48は省略されてもよい。
・可変バルブシステム10は、後段のバルブの開弁期間に後段のバルブに対応する切替弁を開弁して、後段の油室内のオイルを前段の油室へ流すことによって後段のバルブにおけるリフト量を小さくする制御の対象以外として、他の動弁機構を備えてもよい。また、後段のバルブの開弁期間に後段のバルブに対応する切替弁を開弁して、後段の油室内のオイルを前段の油室へ流すことによって後段のバルブにおけるリフト量を小さくする制御の対象は、2つ以上の動弁機構であればよい。
可変バルブシステム10では、後段のバルブの開弁期間に後段のバルブに対応する切替弁を開弁して、後段の油室内のオイルを前段の油室へ流すことによって後段のバルブにおけるリフト量を小さくすることが最も重要であって、その制御対象以外の動弁機構が省略されてもよい。例えば、油圧回路の1つが第1の動弁機構201と第3の動弁機構203とで構成されていてもよく、第1〜第3の動弁機構201〜203で構成された油圧回路55に限られない。
・バルブ21は、排気バルブであってもよい。
・制御部46は、クランク角CAに限らず、カム角を検出するカム角センサーの検出値に基づいて切替弁45を制御してもよい。また制御部46は、クランク角CAとカム角とに基づいて切替弁45を制御してもよい。
・可変バルブシステム10が適用可能なエンジンは、前段の動弁機構と後段の動弁機構との関係を満足する動弁機構を有しているならば、直列6気筒のエンジンに限られない。
10…可変バルブシステム、12…シリンダヘッド、13…吸気ポート、14…燃焼室、20…動弁機構、21…吸気バルブ、21a…バルブステム、22…バルブスプリング、23…クロスヘッド、25…カムシャフト、26…カム、26a…ベース円部、27…ロッカーシャフト、28…ロッカーアーム、29…回転軸部材、30…ローラー、31…アジャストスクリュー、35…リフター、36…アウター、37…インナー、38…油室、39…貫通孔、40…ベース、41…摺動孔、42…循環通路、43…開口部、45…切替弁、46…制御部、47…クランク角センサー、48…供給通路、49…オイルポンプ、50…供給弁、55…油圧回路。

Claims (4)

  1. 複数の動弁機構を備え、各動弁機構は、
    燃焼室に設けられ、前記燃焼室を閉じる方向に付勢されたバルブと、
    前記バルブと連結する油室を有し、前記油室は容積が可変であり、前記油室の容積が小さいほど前記バルブのリフト量が小さいように構成され、前記バルブのリフト量を変える油圧式のリフターと、を備え、
    先に開弁する前段のバルブに連結した油室が、前段の油室であり、
    後に開弁する後段のバルブに連結した油室が、後段の油室であり、
    前段のバルブと後段のバルブとは、互いに重ならない開弁期間を有し、
    前段の油室と後段の油室とを直列に連結する閉じた経路である循環通路と、
    前記循環通路にて前記バルブごとに設けられ、前段の油室と後段の油室との間に位置する前記循環通路の部分で閉鎖と開通とを切り替える切替弁と、
    後段のバルブの開弁期間に後段のバルブに対応する切替弁を開弁して、後段の油室内のオイルを前段の油室へ流すことによって後段のバルブにおけるリフト量を小さくする制御部と、をさらに備える
    可変バルブシステム。
  2. 前記複数の動弁機構は、3つ以上の動弁機構である
    請求項1に記載の可変バルブシステム。
  3. 前記循環通路は、前記油室同士を直接連結した経路から構成されている
    請求項1または2に記載の可変バルブシステム。
  4. 前記各動弁機構は、
    前段の油室と後段の油室との間に位置する前記循環通路の部分に接続され、オイルポンプからオイルが供給される供給通路と、
    前記供給通路に配設され、前段の油室と後段の油室との間に位置する前記循環通路の部分の圧力が前記供給通路の圧力よりも低いときに開弁する供給弁と、をさらに備える
    請求項1〜3のいずれか1つに記載の可変バルブシステム。
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