JP2015015750A - 無線測定収集方法、無線端末、及びプロセッサ - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の無線アクセス技術に対応する無線端末を記録型MDTとして用い、複数の無線アクセス技術(RAT)の測定を同時に実施する。【解決手段】無線測定収集方法は、第1の無線アクセス技術(RAT)の無線基地局が、第1のRATをはじめとする、複数のRATに対応する測定構成を含むIdleMDTConfigurationメッセージを、複数のRATに対応する無線端末(UE)に送信S601する。無線端末は、受信したIdleMDTConfigurationメッセージに含まれる測定構成を自端末に設定S602する。無線端末は、アイドル状態に遷移S603後、複数の測定対象RAT毎に無線環境の測定を行い、測定結果を位置情報及びタイムスタンプと共に記録S605する。無線端末は、コネクテッド状態に復帰S606後、測定結果をネットワークに報告S609する。【選択図】図16
Description
本発明は、無線環境の測定及び収集を行う無線測定収集方法及び無線端末に関する。
移動通信システムでは、無線基地局の周辺にビルが建設されたり、当該無線基地局の周辺基地局の設置状況が変化したりすると、当該無線基地局に係る無線環境が変化する。このため、従来では、オペレータにより、測定機材を搭載した測定用車両を使用して、無線環境を測定及び収集するドライブテストが行われている。
このような無線環境の測定及び収集は、無線基地局等のパラメータの最適化に貢献できるが、工数が多く、且つ費用が高いという課題がある。そこで、移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、ユーザが所持する無線端末を使用して、無線環境の測定及び収集を自動化する技術であるMDT(Minimization of Drive Test)の仕様策定が進められている(3GPP TR 36.805 V9.0.0 “Study on Minimization of drive-tests in Next Generation Networks”, 2009-12、及び、3GPP TS 37.320 v0.7.0, “Radio measurement collection for Minimization of Drive Tests (MDT)”, 2010-07参照)。
MDTの一形態である記録型MDT(Logged MDTと称される)では、以下の方法で無線環境の測定及び収集を行うことが想定されている。まず、無線基地局を含んで構成されるネットワークが、測定構成を設定する測定構成メッセージを無線端末に送信する。測定構成は、測定トリガ等を含む。次に、無線端末が、アイドル状態(すなわち待ち受け中の状態)において、ネットワークから受信した測定構成メッセージによって設定された測定構成に従って無線環境の測定を行い、測定結果を記録する。
現状の記録型MDTの仕様では、複数の測定構成を同一無線端末に同時に設定することは想定されていない。しかしながら、例えば移動通信システムのサービス開始当初等においては、短時間で様々な測定結果を得ることが望まれるが、現状の記録型MDTの仕様では、測定のトリガ(以下、測定トリガ)や、測定対象の無線アクセス技術(以下、測定対象RAT)を1つしか設定できないため、短時間で様々な測定結果を得ることは困難である。
そこで、本発明は、様々な測定結果を短時間で得ることができる無線測定収集方法及び無線端末を提供する。
本発明に係る無線測定収集方法の特徴は、無線基地局(例えば無線基地局eNB)を含むネットワーク(例えばE−UTRAN)が、複数の測定トリガを設定するための測定構成メッセージ(例えばIdleMDTConfigurationメッセージ)を無線端末(無線端末UE)に送信するステップと、前記無線端末が、前記ネットワークからの前記測定構成メッセージに応じて前記複数の測定トリガを自端末に設定するステップと、前記無線端末が、アイドル状態において、前記複数の測定トリガ毎に無線環境の測定を行うステップと、前記無線端末が、前記測定を行うステップで得られた測定結果を、前記測定結果に対応する測定トリガと関連付けて記録するステップとを備えることを要旨とする。
このような特徴によれば、複数の測定トリガを同一無線端末に同時に設定し、測定結果を測定トリガ毎に分類して記録できるため、測定トリガ毎に分類された様々な測定結果を短時間で得ることができる。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記複数の測定トリガ毎に記憶領域を確保するステップをさらに備え、前記記録するステップでは、前記測定結果を、対応する記憶領域に記録することを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記記録するステップは、前記測定結果に対応する測定トリガを示すトリガ識別子を前記測定結果に付加するステップを備えることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記記録するステップは、前記複数の測定トリガのうち一の測定トリガに対応する複数の測定結果が得られた場合に、前記一の測定トリガを示す一つのトリガ識別子を前記複数の測定結果に付加するステップを備えることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記ネットワークが、前記無線端末がアイドル状態からコネクテッド状態に遷移した後、前記測定結果の送信を要求する要求メッセージ(例えばUEInformationRequestメッセージ)を前記無線端末に送信するステップと、前記無線端末が、前記ネットワークからの前記要求メッセージに応じて、前記測定結果を、前記測定結果に対応する測定トリガを示すトリガ識別子と共に前記ネットワークに送信するステップとをさらに備えることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記無線端末が、アイドル状態からコネクテッド状態に遷移する際に、前記測定結果を記憶していることを示す情報(例えばAVAILABILITY INDICATOR)を、前記測定結果に対応する測定トリガを示すトリガ識別子と共に前記ネットワークに送信するステップをさらに備えることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、上記特徴に係る無線測定収集方法において、前記ネットワークが、前記無線端末がアイドル状態からコネクテッド状態に遷移した後、測定トリガを示すトリガ識別子を含む要求メッセージ(例えばUEInformationRequestメッセージ)を前記無線端末に送信するステップと、前記無線端末が、前記ネットワークからの前記要求メッセージに含まれる前記トリガ識別子に対応する測定結果を前記ネットワークに送信するステップとをさらに備えることを要旨とする。
本発明に係る無線端末の特徴は、記憶部(記憶部250)と、無線基地局との無線通信を行うように構成された無線通信部(無線通信部210)と、前記記憶部及び前記無線通信部を制御するように構成された制御部(制御部260)とを備え、前記制御部は、複数の測定トリガを設定するための測定構成メッセージ(例えばIdleMDTConfigurationメッセージ)を前記無線通信部が受信した場合に、受信した測定構成メッセージに応じて前記複数の測定トリガを設定し、アイドル状態において、前記設定した複数の測定トリガ毎に無線環境の測定を行い、前記測定により得られた測定結果を、前記測定結果に対応する測定トリガと関連付けて記録するように構成されることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の特徴は、ネットワークが、無線端末のための測定構成を示す情報を送信するステップと、前記無線端末が、アイドル状態において、前記ネットワークからの前記測定構成に対応する無線アクセス技術(RAT)と、他のRATとに対して、無線環境の測定を行うステップと、前記無線端末が、前記測定を行うステップで得られた測定結果を複数のRAT毎に記録するステップとを備えることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、前記複数のRAT毎に記憶領域を確保するステップをさらに備え、前記記録するステップでは、前記測定結果を、対応する記憶領域に記録することを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、前記記録するステップは、前記測定結果に対応するRATを示すRAT識別子を前記測定結果に付加するステップを備えることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、前記記録するステップは、前記複数のRATのうち一のRATについて複数の測定結果が得られた場合に、前記一のRATを示す一つのRAT識別子を前記複数の測定結果に付加するステップを備えることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、前記ネットワークが、前記無線端末がアイドル状態からコネクテッド状態に遷移した後、前記測定結果の送信を要求する要求メッセージを前記無線端末に送信するステップと、前記無線端末が、前記ネットワークからの前記要求メッセージに応じて、前記測定結果を、前記測定結果に対応するRATを示すRAT識別子と共に前記ネットワークに送信するステップとをさらに備えることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、前記無線端末が、アイドル状態からコネクテッド状態に遷移する際に、前記測定結果を記憶していることを示す情報を、前記測定結果に対応するRATを示すRAT識別子と共に前記ネットワークに送信するステップをさらに備えることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、前記無線端末が、アイドル状態からコネクテッド状態に遷移する際に、前記測定結果を記憶していることを示す情報を前記複数のRAT毎に前記ネットワークに送信するステップをさらに備えることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の他の特徴は、前記ネットワークが、前記無線端末がアイドル状態からコネクテッド状態に遷移した後、RAT識別子を含む要求メッセージを前記無線端末に送信するステップと、前記無線端末が、前記ネットワークからの前記要求メッセージに含まれる前記RAT識別子に対応する前記測定結果を前記ネットワークに送信するステップとをさらに備えることを要旨とする。
本発明に係る無線端末の特徴は、記憶部と、無線基地局との無線通信を行うように構成された無線通信部と、前記記憶部及び前記無線通信部を制御するように構成された制御部とを備え、前記制御部は、前記無線通信部が、ネットワークから、測定構成を示す情報を受信した場合に、アイドル状態において、前記測定構成に対応する無線アクセス技術(RAT)と、他のRATとに対して、無線環境の測定を行い、前記測定により得られた測定結果を複数のRAT毎に記録するように構成されることを要旨とする。
本発明に係る無線測定収集方法の特徴は、ネットワークが、無線端末のための測定構成を示す情報を送信するステップと、前記無線端末が、アイドル状態において、前記ネットワークからの前記測定構成に対応する無線アクセス技術(RAT)と、他のRATとに対して、無線環境の測定を行うステップと、前記ネットワークが、前記測定結果の送信を要求する要求メッセージを前記無線端末に送信するステップと、前記無線端末が、前記ネットワークからの前記要求メッセージに応じて、複数のRAT毎に得られた前記測定結果を、前記複数のRAT毎のRAT識別子と共に前記ネットワークに送信するステップとを備えることを要旨とする。
本発明に係る無線端末の特徴は、記憶部と、無線基地局との無線通信を行うように構成された無線通信部と、前記記憶部及び前記無線通信部を制御するように構成された制御部とを備え、前記制御部は、前記無線通信部が、ネットワークから測定構成を示す情報を受信した場合に、アイドル状態において、前記測定構成に対応する無線アクセス技術(RAT)と、他のRATとに対して、無線環境の測定を行い、前記ネットワークからの要求メッセージに応じて、複数のRAT毎に得られた前記測定結果を前記複数のRAT毎のRAT識別子と共に前記ネットワークに送信するように構成されることを要旨とする。
図面を参照して、本発明の第1実施形態、第2実施形態、及びその他の実施形態を説明する。以下の各実施形態における図面において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)第1実施形態
第1実施形態では、(1.1)移動通信システムの概要、(1.2)無線基地局の構成、(1.3)無線端末の構成、(1.4)無線測定収集方法、(1.5)第1実施形態の効果、(1.6)第1実施形態の変更例1、(1.7)第1実施形態の変更例2、(1.8)第1実施形態の変更例3について説明する。
第1実施形態では、(1.1)移動通信システムの概要、(1.2)無線基地局の構成、(1.3)無線端末の構成、(1.4)無線測定収集方法、(1.5)第1実施形態の効果、(1.6)第1実施形態の変更例1、(1.7)第1実施形態の変更例2、(1.8)第1実施形態の変更例3について説明する。
(1.1)移動通信システムの概要
図1は、第1実施形態に係る移動通信システム1の全体概略構成を示す図である。
図1は、第1実施形態に係る移動通信システム1の全体概略構成を示す図である。
図1に示すように、移動通信システム1は、無線端末UE(User Equipment)、複数の無線基地局eNB(evolved Node-B)、保守監視装置OAM(Operation and Maintenance)、及び複数の移動管理装置MME(Mobility Management Entity)/ゲートウェイ装置S−GW(Serving Gateway)を有する。
複数の無線基地局eNB(eNB#1〜eNB#3)は、E−UTRAN(Evolved-UMTS Terrestrial Radio Access Network)を構成する。複数の無線基地局eNBのそれぞれは、無線端末UEにサービスを提供すべき通信エリアであるセルを形成する。無線端末UEは、ユーザが所持する無線通信装置であり、ユーザ装置とも称される。
隣接する各無線基地局eNBは、基地局間通信を提供する論理的な通信路であるX2インターフェースを介して互いに通信可能である。複数の無線基地局eNBのそれぞれは、S1インターフェースを介して、EPC(Evolved Packet Core)、具体的には、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving Gateway)と通信可能である。また、各無線基地局eNBは、オペレータによって運営される保守監視装置OAMと通信可能である。
なお、以下においては、E−UTRANと保守監視装置OAMとを併せて適宜「ネットワーク」と称する。ただし、異なる無線アクセス技術(RAT)の無線アクセスネットワークが「ネットワーク」に含まれてもよい。
移動通信システム1は、記録型MDT(Logged MDTと称される)をサポートする。記録型MDTとは、アイドル状態の無線端末UEが、設定された条件を満たすときに測定を行い、測定結果を含むMDTデータを後でネットワークに報告するために記録するものである。記録型MDTでは、以下の方法で無線環境の測定及び収集を行う。
第1に、ネットワークが、測定構成を設定するための測定構成メッセージであるIdleMDTConfigurationメッセージを、コネクテッド状態の無線端末UEに送信する。測定構成は、測定対象(measurements to be logged)、測定トリガ(triggering of logging event)、測定時間(total duration of logging)、絶対時間(network absolute time stamp)、及び測定エリア(measurements area)を含む。ただし、測定エリア(measurements area)は、測定構成に含まれなくてもよい。なお、測定構成は、MDT Configurationと称されることがある。
測定対象は、例えば測定を行うべき周波数帯であり、E−UTRANでは、無線端末UEは、測定対象の周波数帯について参照信号受信電力(RSRP)及び参照信号受信品質(RSRQ)を測定する。
測定トリガは、例えば周期的な下りリンクパイロット信号強度測定トリガであり、この領域で測定間隔を設定可能である。無線端末UEは、設定された測定間隔に従って測定を行う。
ただし、このような周期的な測定トリガに限らず、次に挙げる測定トリガの少なくとも1つを設定可能である。ここでは、各測定トリガの概要を説明するが、詳細については3GPP TR 36.805 V9.0.0 “Study on Minimization of drive-tests in Next Generation Networks”を参照されたい。
・サービングセルの無線環境が閾値を下回ったこと。当該トリガ種別は、カバレッジ最適化、具体的には、下りリンクの問題が生じている位置を特定するのに適している。
・無線端末の送信電力余裕(headroom)が閾値を下回ったこと。当該トリガ種別は、上りリンクの送信電力レベルの観測や、上りリンクのリンクバジェットが不十分な位置を特定するのに適している。
・ランダムアクセス処理に失敗したこと。当該トリガ種別は、ランダムアクセス失敗の原因を特定するのに適している。
・ページングチャネルのデコードに失敗したこと。当該トリガ種別は、アイドル状態の無線端末に信頼性のあるページング情報が届いているかを把握するのに適している。
・ブロードキャストチャネルのデコードに失敗したこと。当該トリガ種別は、アイドル状態の無線端末がキャンプ(待ち受け)できなかった際の無線環境や位置等を特定するのに適している。
これらの測定トリガを無線端末UEに複数同時に設定する、すなわち複数の測定トリガに対応する複数の測定構成を無線端末UEに同時に設定することで、様々な目的に合致した様々な測定結果を同時に得ることができる。
なお、測定時間は、記録型MDTの持続期間を設定するものであり、絶対時間は、UEで生成する時間情報(タイムスタンプ)の基準を設定するものである。
第2に、無線端末UEが、アイドル状態、且つ測定期間において、IdleMDTConfigurationメッセージに従って、設定された測定トリガに対応するイベントが生じた際に無線環境の測定を行うとともに、測定結果を含むMDTデータを記録する。無線端末UEは、IdleMDTConfigurationメッセージによる測定構成の設定時に測定期間のタイマを起動し、当該タイマが満了するとMDTデータの記録を終了する。なお、無線環境とは、例えばRSRPやRSRQである。また、MDTデータは、測定結果に加え、位置情報及びタイムスタンプ(時間情報)を含む。位置情報は、サービングセルのECGI(E-UTRAN Cell Global Identifier)を含む。また、無線端末UEが測位機能を有している場合、位置情報は、GNSS(Global Navigation Satellite System)位置情報をさらに含む。一方、無線端末UEが測位機能を有していない場合、位置情報は、隣接セルからの受信状態に関するRF(Radio frequency)フィンガープリントをさらに含む。
第3に、無線端末UEが、アイドル状態(RRC Idle state)からコネクテッド状態(RRC Connected state)に移行する際に、MDTデータを保持していることを示すログ保持情報(Availability Indicatorと称される)をネットワークに送信する。具体的には、無線端末UEは、コネクテッド状態の確立が完了したことを示すRRCConnectionSetupCompleteメッセージに、ログ保持情報を含めてネットワークに送信する。
第4に、ネットワークが、受信したログ保持情報に基づいて、MDTデータの報告を要求する要求メッセージであるUEInformationRequestメッセージを無線端末UEに送信する。無線端末UEは、UEInformationRequestメッセージを受信すると、保持しているMDTデータを含むUEInformationResponseメッセージをネットワークに送信する。
(1.2)無線基地局の構成
図2は、無線基地局eNBの構成を示すブロック図である。
図2は、無線基地局eNBの構成を示すブロック図である。
図2に示すように、無線基地局eNBは、アンテナ101、無線通信部110、ネットワーク通信部120、記憶部130、及び制御部140を有する。
アンテナ101は、無線信号の送受信に用いられる。無線通信部110は、例えば無線周波数(RF)回路やベースバンド(BB)回路等を用いて構成され、アンテナ101を介して無線信号を送受信する。また、無線通信部110は、送信信号の変調と受信信号の復調とを行う。ネットワーク通信部120は、他のネットワーク装置(保守監視装置OAMや他の無線基地局eNB等)との通信を行う。記憶部130は、例えばメモリを用いて構成され、無線基地局eNBの制御等に用いられる各種の情報を記憶する。制御部140は、例えばCPUを用いて構成され、無線基地局eNBが備える各種の機能を制御する。
制御部140は、測定制御部141及び収集処理部142を有する。
測定制御部141は、(ネットワークによって選択された)無線端末UEに測定構成を設定すると決定すると、測定構成(測定対象、測定トリガ、測定時間、絶対時間、及び測定エリア)を含むIdleMDTConfigurationメッセージを生成する。第1実施形態では、測定制御部141は、複数の測定トリガに対応する複数の測定構成を含むIdleMDTConfigurationメッセージを生成する。そして、測定制御部141は、当該IdleMDTConfigurationメッセージを無線端末UEに送信するよう無線通信部110を制御する。
収集処理部142は、無線端末UEからMDTデータを収集する処理を行う。具体的には、収集処理部142は、ログ保持情報(Availability Indicator)を含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを無線通信部110が受信した後、(ネットワークによって)無線端末UEからMDTデータを収集すると決定された場合に、UEInformationRequestメッセージを生成し、生成したUEInformationRequestメッセージを無線端末UEに送信するよう無線通信部110を制御する。収集処理部142は、UEInformationRequestメッセージに応じて無線端末UEから送信(報告)されたUEInformationResponseメッセージを無線通信部110が受信すると、受信したUEInformationResponseメッセージに含まれるMDTデータを取得する。
そして、収集処理部142は、取得したMDTデータを保守監視装置OAMに送信するようネットワーク通信部120を制御する。なお、収集処理部142は、MDTデータを保守監視装置OAMに送信するケースに限らず、当該MDTデータの内容を解釈し、自無線基地局eNBのパラメータ最適化に使用してもよい。
(1.3)無線端末の構成
図3は、無線端末UEの構成を示すブロック図である。
図3は、無線端末UEの構成を示すブロック図である。
図3に示すように、無線端末UEは、アンテナ201、無線通信部210、ユーザインターフェイス部220、GPS受信機230、バッテリ240、記憶部250、及び制御部260を有する。ただし、無線端末UEは、GPS受信機230を有していなくてもよい。
アンテナ201は、無線信号の送受信に用いられる。無線通信部210は、例えば無線周波数(RF)回路やベースバンド(BB)回路等を用いて構成され、アンテナ201を介して無線信号を送受信する。また、無線通信部210は、送信信号の変調と受信信号の復調とを行う。ユーザインターフェイス部220は、ユーザとのインターフェイスとして機能するディスプレイやボタン等である。バッテリ240は、無線端末UEの各ブロックに供給される電力を蓄える。記憶部250は、例えばメモリを用いて構成され、無線端末UEの制御等に用いられる各種の情報を記憶する。制御部260は、例えばCPUを用いて構成され、無線端末UEが備える各種の機能を制御する。
制御部260は、構成設定部261、ロギング処理部262、及び報告処理部263を有する。
構成設定部261は、コネクテッド状態において、IdleMDTConfigurationメッセージを無線通信部210が受信すると、受信したIdleMDTConfigurationメッセージに含まれる測定構成を設定(すなわち、記憶部250に記憶)する。また、構成設定部261は、測定構成の設定時に測定期間のタイマ(duration timer)を起動する。
第1実施形態では、構成設定部261は、複数の測定トリガに対応する複数の測定構成を含むIdleMDTConfigurationメッセージを無線通信部210が受信すると、受信したIdleMDTConfigurationメッセージに含まれる複数の測定構成を設定(すなわち、記憶部250に記憶)する。
ロギング処理部262は、アイドル状態において、記憶部250に記憶された各測定構成について無線環境の測定及び位置情報・時間情報(タイムスタンプ)の取得を行うとともに、測定結果、位置情報、及びタイムスタンプを含むMDTデータを記録(すなわち、記憶部250に格納)する。第1実施形態では、ロギング処理部262は、測定対象(measurements to be logged)で指定された周波数帯について、複数の測定トリガ(triggering of logging event)のそれぞれに対応するイベントが生じた際に測定を行う。
ロギング処理部262は、複数の測定トリガ毎に無線環境の測定を行い、以下の記録方法1〜3の何れかに従って測定結果を当該測定結果に対応する測定トリガと関連付けて記録する。以下では、1回の測定で得られた測定結果と当該測定時の位置情報及びタイムスタンプとの組を「測定レコード」と称する。MDTデータは複数の測定レコードの集合である。
図4は、第1実施形態に係る記録方法1を説明するための概念図である。
図4に示すように、ロギング処理部262は、複数の測定トリガ毎に、記憶部250内に記憶領域を確保する。具体的には、ロギング処理部262は、測定トリガ#1に対応する記憶領域#1を確保し、測定トリガ#2に対応する記憶領域#2を確保する。
そして、ロギング処理部262は、測定トリガ#1に対応するイベントが生じた際に測定を行うと、測定結果、位置情報、及びタイムスタンプからなる測定レコードを記憶領域#1に記録する。図4では、ロギング処理部262は、測定トリガ#1に対応する測定レコード#1、測定レコード#2、測定レコード#4を記憶領域#1に記録している。
また、ロギング処理部262は、測定トリガ#2に対応するイベントが生じた際に測定を行うと、測定結果、位置情報、及びタイムスタンプからなる測定レコードを記憶領域#2に記録する。図4では、ロギング処理部262は、測定トリガ#2に対応する測定レコード#3を記憶領域#2に記録している。
図5は、第1実施形態に係る記録方法2を説明するための概念図である。
図5に示すように、ロギング処理部262は、複数の測定トリガに対して同一の記憶領域を確保し、測定トリガを示すトリガ識別子を各測定レコードにヘッダとして付加する。
図5では、ロギング処理部262は、測定トリガ#1に対応する測定レコード#1、測定レコード#2、測定レコード#4のそれぞれに対し、測定トリガ#1を示すトリガ識別子#1をヘッダとして付加している。また、ロギング処理部262は、測定トリガ#2に対応する測定レコード#3に対し、測定トリガ#2を示すトリガ識別子#2をヘッダとして付加している。
図6は、第1実施形態に係る記録方法3を説明するための概念図である。
図6に示すように、ロギング処理部262は、複数の測定トリガに対して同一の記憶領域を確保し、測定トリガを示す一つのトリガ識別子を複数の測定レコードに付加する。具体的には、ロギング処理部262は、同一の測定トリガに対応する測定レコードが連続して得られた場合に、連続する測定レコードに対して一つのトリガ識別子を付加する。その後、ロギング処理部262は、異なる測定トリガに対応する測定レコードが得られた場合に、測定レコードの境目にトリガ識別子を挿入する。
図6では、ロギング処理部262は、測定トリガ#1に対応する測定レコード#1が得られた際に測定トリガ#1を示すトリガ識別子#1を測定レコード#1の前に付加し、その後、測定トリガ#1に対応する測定レコード#2が得られた際に測定レコード#1の後に測定レコード#2を記録する。
そして、測定トリガ#2に対応する測定レコード#3が得られると、測定トリガ#2を示すトリガ識別子#2を測定レコード#2と測定レコード#3との間に挿入する。その後、測定トリガ#1に対応する測定レコード#4が得られると、測定トリガ#1を示すトリガ識別子#1を測定レコード#3と測定レコード#4との間に挿入する。
再び図3に戻り、構成設定部261は、測定エリア(measurements area)が指定されている場合に、指定されたセルID又はトラッキングエリアにキャンプ(待ち受け)する場合にのみ測定を行う。また、ロギング処理部262は、測定期間のタイマ(duration timer)が満了するとMDTデータの記録を終了する。
なお、構成設定部261は、測定期間のタイマ(duration timer)が満了すると、測定構成を消去する。さらに、構成設定部261は、測定構成及びMDTデータを保持している際にネットワークから新たな測定構成メッセージを受信して新たな測定構成を設定する場合、新たな測定構成に置き換えるとともに、保持しているMDTデータを消去する。
報告処理部263は、記憶部250にMDTデータが保持されている場合であって、アイドル状態からコネクテッド状態へ状態遷移した際に、MDTデータを保持していることを示すログ保持情報を、アイドル状態からコネクテッド状態への遷移が完了したことを示すRRCConnectionSetupCompleteメッセージに含めて送信するよう無線通信部210を制御する。ただし、報告処理部263は、測定構成が設定されたRATとは異なるRATにおいては、ログ保持情報を送信しないよう制御する。
報告処理部263は、コネクテッド状態において、UEInformationRequestメッセージを無線通信部210が受信すると、記憶部250からMDTデータを取得し、取得したMDTデータを含むUEInformationResponseメッセージを生成する。ここで、MDTデータは、上記記録方法1〜3の何れかの方法で測定トリガ毎に分類されている。具体的には、MDTデータに含まれる測定レコードには、トリガ識別子が付加されている。
そして、報告処理部263は、生成したUEInformationResponseメッセージをネットワーク(無線基地局eNB)に送信するよう無線通信部210を制御する。このようにしてMDTデータがネットワークに報告されると、報告処理部263は、記憶部250に記憶されたMDTデータを消去する。
(1.4)無線測定収集方法
図7は、第1実施形態に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。
図7は、第1実施形態に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。
図7に示すように、ステップS101において、E−UTRANに含まれる無線基地局eNBは、複数の測定トリガに対応する複数の測定構成を含むIdleMDTConfigurationメッセージを、コネクテッド状態の無線端末UEに送信する。無線端末UEは、IdleMDTConfigurationメッセージを受信する。
ステップS102において、無線端末UEは、受信したIdleMDTConfigurationメッセージに含まれる複数の測定構成を自端末に設定する。
ステップS103において、無線端末UEは、コネクテッド状態からアイドル状態に遷移する。
ステップS104において、無線端末UEは、複数の測定構成(すなわち複数の測定トリガ)毎に無線環境の測定を行い、上記記録方法1〜3の何れかに従って、測定結果を含む測定レコードを測定トリガと関連付けて記録する。
ステップS105において、無線端末UEは、E−UTRANに含まれる無線基地局eNBとの接続処理を行う。なお、ここで接続先となる無線基地局eNBは、IdleMDTConfigurationメッセージの送信元基地局とは異なるものである可能性が高い。
ステップS106において、無線端末UEは、アイドル状態からコネクテッド状態に遷移する。
ステップS107において、無線端末UEは、ログ保持情報(Availability Indicator)を含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを無線基地局eNBに送信する。無線基地局eNBは、RRCConnectionSetupCompleteメッセージを受信する。
ステップS108において、無線基地局eNBは、無線端末UEからMDTデータを収集する場合に、UEInformationRequestメッセージを無線端末UEに送信する。無線端末UEは、UEInformationRequestメッセージを受信する。
ステップS109において、無線端末UEは、MDTデータを含むUEInformationResponseメッセージを無線基地局eNBに送信する。ここで、MDTデータは、上記記録方法1〜3の何れかの方法で測定トリガ毎に分類されている。具体的には、MDTデータに含まれる測定レコードには、トリガ識別子が付加されている。
無線基地局eNBは、UEInformationResponseメッセージを受信すると、取得したMDTデータを保守監視装置OAMに送信する。なお、無線基地局eNBは、当該MDTデータの内容を解釈し、自無線基地局eNBのパラメータ最適化に使用してもよい。
(1.5)第1実施形態の効果
以上説明したように、第1実施形態によれば、複数の測定トリガを同一無線端末UEに同時に設定可能であり、且つ、測定レコードを測定トリガ毎に分類して記録できる。従って、ネットワークは、測定トリガ毎に分類された様々な測定レコードを短時間で得ることができる。その結果、移動通信システム1のサービス品質を短時間で改善することに寄与できる。
以上説明したように、第1実施形態によれば、複数の測定トリガを同一無線端末UEに同時に設定可能であり、且つ、測定レコードを測定トリガ毎に分類して記録できる。従って、ネットワークは、測定トリガ毎に分類された様々な測定レコードを短時間で得ることができる。その結果、移動通信システム1のサービス品質を短時間で改善することに寄与できる。
(1.6)第1実施形態の変更例1
上述した第1実施形態では、無線端末UEは、ログ保持情報(Availability Indicator)を含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを無線基地局eNBに送信していた。このような方法では、無線基地局eNBを含むネットワークは、無線端末UEがどのような測定トリガに対応するMDTデータを保持しているのかを把握できず、無線端末UEからMDTデータを収集すべきかを判断することが難しい。
上述した第1実施形態では、無線端末UEは、ログ保持情報(Availability Indicator)を含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを無線基地局eNBに送信していた。このような方法では、無線基地局eNBを含むネットワークは、無線端末UEがどのような測定トリガに対応するMDTデータを保持しているのかを把握できず、無線端末UEからMDTデータを収集すべきかを判断することが難しい。
そこで、本変更例では、無線端末UEは、MDTデータを保持していることを示すログ保持情報に加え、保持しているMDTデータに対応する測定トリガ毎のトリガ識別子をRRCConnectionSetupCompleteメッセージに含めて送信する。
図8は、第1実施形態の変更例1に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。ステップS201〜ステップS206の処理は第1実施形態と同様であるため、ステップS207以降の処理を説明する。
図8に示すように、ステップS207において、無線端末UEは、ログ保持情報(Availability Indicator)と、保持しているMDTデータに対応する測定トリガ毎のトリガ識別子とを含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを無線基地局eNBに送信する。無線基地局eNBは、RRCConnectionSetupCompleteメッセージを受信する。
ステップS208において、無線基地局eNB又は保守監視装置OAMは、RRCConnectionSetupCompleteメッセージに含まれる複数のトリガ識別子に基づいて、無線端末UEが保持するMDTデータを収集するか否かを判断する。収集すると判断された場合、無線基地局eNBは、UEInformationRequestメッセージを無線端末UEに送信する。無線端末UEは、UEInformationRequestメッセージを受信する。
ステップS209において、無線端末UEは、MDTデータを含むUEInformationResponseメッセージを無線基地局eNBに送信する。ここで、MDTデータは、上記記録方法1〜3の何れかの方法で測定トリガ毎に分類されている。具体的には、MDTデータに含まれる測定レコードには、トリガ識別子が付加されている。
無線基地局eNBは、UEInformationResponseメッセージを受信すると、取得したMDTデータを保守監視装置OAMに送信する。なお、無線基地局eNBは、当該MDTデータの内容を解釈し、自無線基地局eNBのパラメータ最適化に使用してもよい。
(1.7)第1実施形態の変更例2
本変更例では、無線端末UEは、MDTデータを保持していることを示すログ保持情報に加え、保持しているMDTデータに対応する測定トリガ毎のトリガ識別子をRRCConnectionSetupCompleteメッセージに含めて送信する。また、無線基地局eNBは、ログ保持情報(Availability Indicator)及びトリガ識別子を含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを受信した後、トリガ識別子に基づいて何れかの測定トリガについてのMDTデータを収集すると決定された場合に、収集対象のトリガ識別子を含むUEInformationRequestメッセージを無線端末UEに送信する。
本変更例では、無線端末UEは、MDTデータを保持していることを示すログ保持情報に加え、保持しているMDTデータに対応する測定トリガ毎のトリガ識別子をRRCConnectionSetupCompleteメッセージに含めて送信する。また、無線基地局eNBは、ログ保持情報(Availability Indicator)及びトリガ識別子を含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを受信した後、トリガ識別子に基づいて何れかの測定トリガについてのMDTデータを収集すると決定された場合に、収集対象のトリガ識別子を含むUEInformationRequestメッセージを無線端末UEに送信する。
図9は、第1実施形態の変更例2に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。ステップS301〜ステップS306の処理は第1実施形態と同様であるため、ステップS307以降の処理を説明する。
図9に示すように、ステップS307において、無線端末UEは、ログ保持情報(Availability Indicator)と、保持しているMDTデータに対応する測定トリガ毎のトリガ識別子とを含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを無線基地局eNBに送信する。無線基地局eNBは、RRCConnectionSetupCompleteメッセージを受信する。
ステップS308において、無線基地局eNBは、RRCConnectionSetupCompleteメッセージに含まれる複数のトリガ識別子のうち(ネットワークによって)選択された少なくとも1つのトリガ識別子を含むUEInformationRequestメッセージを無線端末UEに送信する。無線端末UEは、UEInformationRequestメッセージを受信する。
ステップS309において、無線端末UEは、UEInformationRequestメッセージに含まれるトリガ識別子に対応する各測定レコードをMDTデータから抽出し、抽出された測定レコードを含むUEInformationResponseメッセージを無線基地局eNBに送信する。ここで、抽出された測定レコードには、トリガ識別子が付加されている。
無線基地局eNBは、UEInformationResponseメッセージを受信すると、取得したMDTデータ(測定レコード)を保守監視装置OAMに送信する。なお、無線基地局eNBは、当該MDTデータ(測定レコード)の内容を解釈し、自無線基地局eNBのパラメータ最適化に使用してもよい。
(1.8)第1実施形態の変更例3
上述した第1実施形態及びその変更例においては、無線端末UEが、E−UTRANにおいてMDTデータを記録(ロギング)し、且つ、E−UTRANにおいてMDTデータを報告するケースを説明した。しかしながら、無線端末UEは、このように同一の無線アクセス技術(RAT)内で測定及び報告を行うケースに限らず、あるRATにおいてMDTデータを記録し、且つ、他RATにおいてMDTデータを報告してもよい。
上述した第1実施形態及びその変更例においては、無線端末UEが、E−UTRANにおいてMDTデータを記録(ロギング)し、且つ、E−UTRANにおいてMDTデータを報告するケースを説明した。しかしながら、無線端末UEは、このように同一の無線アクセス技術(RAT)内で測定及び報告を行うケースに限らず、あるRATにおいてMDTデータを記録し、且つ、他RATにおいてMDTデータを報告してもよい。
無線端末UEは、MDTデータを記録したRATとは異なるRATの無線基地局に接続する場合には、ログ保持情報(Availability Indicator)を含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを当該無線基地局に送信する際に、記録しているMDTデータが別RATのものであることを通知するためのRAT識別子も送信する。例えば、RAT識別子は、2ビットで構成され、LTE(E−UTRAN)は“00”、UMTSは“01”、CDMAは“10”で表現される。RAT識別子を受信した無線基地局は、無線端末UEが記録したMDTデータがどのRATのものであるかを把握することができる。
(2)第2実施形態
第2実施形態は、E−UTRAN以外のRATにも対応した無線端末UEを使用して記録型MDTを行う実施形態である。第2実施形態では、第1実施形態との相違点を説明し、重複する説明を省略する。以下において、(2.1)移動通信システムの概要、(2.2)無線基地局の構成、(2.3)無線端末の構成、(2.4)無線測定収集方法、(2.5)第2実施形態の効果、(2.6)第2実施形態の変更例1、(2.7)第2実施形態の変更例2、(2.8)第2実施形態の変更例3について説明する。
第2実施形態は、E−UTRAN以外のRATにも対応した無線端末UEを使用して記録型MDTを行う実施形態である。第2実施形態では、第1実施形態との相違点を説明し、重複する説明を省略する。以下において、(2.1)移動通信システムの概要、(2.2)無線基地局の構成、(2.3)無線端末の構成、(2.4)無線測定収集方法、(2.5)第2実施形態の効果、(2.6)第2実施形態の変更例1、(2.7)第2実施形態の変更例2、(2.8)第2実施形態の変更例3について説明する。
(2.1)移動通信システムの概要
図10は、第2実施形態に係る移動通信システム1の全体概略構成を示す図である。
図10は、第2実施形態に係る移動通信システム1の全体概略構成を示す図である。
図10に示すように、第2実施形態に係る移動通信システム1は、上述した第1実施形態で説明したシステム構成に加え、E−UTRANとは異なるRAT(例えばCDMA2000等)の無線基地局を有する。
移動通信システム1は、異なるRATに跨る記録型MDT(Cross RAT measurementとも称される)をサポートする。
第1に、ネットワークが、複数のRATに対応する複数の測定構成を設定するための測定構成メッセージであるIdleMDTConfigurationメッセージを、コネクテッド状態の無線端末UEに送信する。各測定構成は、測定対象(measurements to be logged)、測定トリガ(triggering of logging event)、測定時間(total duration of logging)、絶対時間(network absolute time stamp)、及び測定エリア(measurements area)を含む。ただし、測定エリア(measurements area)は、測定構成に含まれなくてもよい。
第2に、無線端末UEが、アイドル状態において、複数のRATに対応する複数の測定構成に従って、無線環境の測定を行うとともに、測定結果を含むMDTデータを記録する。以下において、無線端末UEによる測定の対象となるRATを「測定対象RAT」と称する。
第3に、無線端末UEが、あるRATにおいて、アイドル状態(RRC Idle state)からコネクテッド状態(RRC Connected state)に移行する際に、当該RATに対応するMDTデータを保持(記録)していることを示すログ保持情報(Availability Indicator)と、他RATに対応するMDTデータを保持していることを示すログ保持情報(Availability Indicator)とをネットワークに送信できる。具体的には、無線端末UEは、当該RAT及び他RATのそれぞれに対応するMDTデータを保持している場合に、コネクテッド状態の確立が完了したことを示すRRCConnectionSetupCompleteメッセージに、当該RAT及び他RATのそれぞれについてのログ保持情報を含めてネットワークに送信する。ただし、無線端末UEは、他RATのログ保持情報(1ビット)に代えて、他RATを識別するRAT識別子を送信してもよい。例えば、RAT識別子は、2ビットで構成され、LTE(E−UTRAN)は“00”、UMTSは“01”、CDMAは“10”で表現される。RAT識別子を受信した無線基地局は、無線端末UEが記録したMDTデータがどのRATのものであるかを把握することができる。
第4に、ネットワークが、受信したログ保持情報に基づいて、MDTデータの報告を要求する要求メッセージであるUEInformationRequestメッセージを無線端末UEに送信する。無線端末UEは、UEInformationRequestメッセージを受信すると、保持しているMDTデータを含むUEInformationResponseメッセージをネットワークに送信する。
(2.2)無線基地局の構成
再び図2を用いて、第2実施形態に係る無線基地局eNBについて、第1実施形態との相違点を説明する。
再び図2を用いて、第2実施形態に係る無線基地局eNBについて、第1実施形態との相違点を説明する。
測定制御部141は、(ネットワークによって選択された)無線端末UEに測定構成を設定すると決定すると、自RAT(すなわちE−UTRAN)及び他RATのそれぞれに対応する測定構成(測定対象、測定トリガ、測定時間、絶対時間、及び測定エリア)を含むIdleMDTConfigurationメッセージを生成する。そして、測定制御部141は、当該IdleMDTConfigurationメッセージを無線端末UEに送信するよう無線通信部110を制御する。
収集処理部142は、無線端末UEからMDTデータを収集する処理を行う。具体的には、収集処理部142は、自RAT及び/又は他RATのログ保持情報(Availability Indicator)を含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを無線通信部110が受信した後、(ネットワークによって)無線端末UEからMDTデータを収集すると決定された場合に、UEInformationRequestメッセージを生成し、生成したUEInformationRequestメッセージを無線端末UEに送信するよう無線通信部110を制御する。収集処理部142は、UEInformationRequestメッセージに応じて無線端末UEから送信(報告)されたUEInformationResponseメッセージを無線通信部110が受信すると、受信したUEInformationResponseメッセージに含まれるRAT毎のMDTデータを取得する。当該MDTデータには、対応するRATを識別するRAT識別子が付加されている。
そして、収集処理部142は、取得したMDTデータを保守監視装置OAMに送信するようネットワーク通信部120を制御する。なお、収集処理部142は、MDTデータを保守監視装置OAMに送信するケースに限らず、当該MDTデータの内容を解釈し、自無線基地局eNBのパラメータ最適化に使用してもよい。
(2.3)無線端末の構成
再び図3を用いて、第2実施形態に係る無線端末UEについて、第1実施形態との相違点を説明する。
再び図3を用いて、第2実施形態に係る無線端末UEについて、第1実施形態との相違点を説明する。
構成設定部261は、コネクテッド状態において、IdleMDTConfigurationメッセージを無線通信部210が受信すると、受信したIdleMDTConfigurationメッセージに含まれる、複数の測定対象RATに対応する複数の測定構成を設定(すなわち、記憶部250に記憶)する。また、構成設定部261は、各測定構成の設定時に測定期間のタイマ(duration timer)を起動する。
ロギング処理部262は、アイドル状態において、記憶部250に記憶された各測定構成について無線環境の測定及び位置情報・時間情報(タイムスタンプ)の取得を行うとともに、測定結果、位置情報、及びタイムスタンプを含むMDTデータを複数の測定対象RAT毎に記録(すなわち、記憶部250に格納)する。第2実施形態では、ロギング処理部262は、複数の測定対象RATについて、測定トリガ(triggering of logging event)に対応するイベントが生じた際に測定を行う。
ロギング処理部262は、複数の測定対象RAT毎に無線環境の測定を行い、以下の記録方法1〜3の何れかに従って、測定結果を当該測定結果に対応する測定対象RATと関連付けて記録する。以下では、1回の測定で得られた測定結果と当該測定時の位置情報及びタイムスタンプとの組を「測定レコード」と称する。MDTデータは複数の測定レコードの集合である。
図11は、第2実施形態に係る記録方法1を説明するための概念図である。
図11に示すように、ロギング処理部262は、複数の測定対象RAT毎に、記憶部250内に記憶領域を確保する。具体的には、ロギング処理部262は、測定対象RAT#1(例えばE−UTRAN)に対応する記憶領域#1を確保し、測定対象RAT#2(例えばCDMA2000)に対応する記憶領域#2を確保する。
そして、ロギング処理部262は、測定対象RAT#1に対する測定を行うと、測定結果、位置情報、及びタイムスタンプからなる測定レコードを記憶領域#1に記録する。図11では、ロギング処理部262は、測定対象RAT#1に対応する測定レコード#1、測定レコード#2、測定レコード#4を記憶領域#1に記録している。
また、ロギング処理部262は、測定対象RAT#2に対する測定を行うと、測定結果、位置情報、及びタイムスタンプからなる測定レコードを記憶領域#2に記録する。図11では、ロギング処理部262は、測定対象RAT#2に対応する測定レコード#3を記憶領域#2に記録している。
図12は、第2実施形態に係る記録方法2を説明するための概念図である。
図12に示すように、ロギング処理部262は、複数の測定対象RATに対して同一の記憶領域を確保し、測定対象RATを示すRAT識別子を各測定レコードにヘッダとして付加する。
図12では、ロギング処理部262は、測定対象RAT#1に対応する測定レコード#1、測定レコード#2、測定レコード#4のそれぞれに対し、測定対象RAT#1を示すRAT識別子#1をヘッダとして付加している。また、ロギング処理部262は、測定対象RAT#2に対応する測定レコード#3に対し、測定対象RAT#2を示すRAT識別子#2をヘッダとして付加している。
図13は、第2実施形態に係る記録方法3を説明するための概念図である。
図13に示すように、ロギング処理部262は、複数の測定対象RATに対して同一の記憶領域を確保し、測定対象RATを示す一つのRAT識別子を複数の測定レコードに付加する。具体的には、ロギング処理部262は、同一の測定対象RATに対応する測定レコードが連続して得られた場合に、連続する測定レコードに対して一つのRAT識別子を付加する。その後、ロギング処理部262は、異なる測定対象RATに対応する測定レコードが得られた場合に、測定レコードの境目にRAT識別子を挿入する。
図13では、ロギング処理部262は、測定対象RAT#1に対応する測定レコード#1が得られた際に測定対象RAT#1を示すRAT識別子#1を測定レコード#1の前に付加し、その後、測定対象RAT#1に対応する測定レコード#2が得られた際に測定レコード#1の後に測定レコード#2を記録する。
そして、測定対象RAT#2に対応する測定レコード#3が得られると、測定対象RAT#2を示すRAT識別子#2を測定レコード#2と測定レコード#3との間に挿入する。その後、測定対象RAT#1に対応する測定レコード#4が得られると、測定対象RAT#1を示すRAT識別子#1を測定レコード#3と測定レコード#4との間に挿入する。
再び図3に戻り、構成設定部261は、測定エリア(measurements area)が指定されている場合に、指定されたセルID又はトラッキングエリアにキャンプ(待ち受け)する場合にのみ測定を行う。また、ロギング処理部262は、測定期間のタイマ(duration timer)が満了するとMDTデータの記録を終了する。
なお、構成設定部261は、測定期間のタイマ(duration timer)が満了すると、測定構成を消去する。さらに、構成設定部261は、測定構成及びMDTデータを保持している際にネットワークから新たな測定構成メッセージを受信して新たな測定構成を設定する場合、新たな測定構成に置き換えるとともに、保持しているMDTデータを消去する。
報告処理部263は、記憶部250にMDTデータが保持されている場合であって、アイドル状態からコネクテッド状態へ状態遷移した際に、MDTデータを保持していることを示すログ保持情報を、アイドル状態からコネクテッド状態への遷移が完了したことを示すRRCConnectionSetupCompleteメッセージに含めて送信するよう無線通信部210を制御する。ただし、報告処理部263は、コネクト先のRATに対応するMDTデータを保持している場合には、コネクト先のRATに対応するMDTデータを保持していることを示す第1のログ保持情報を送信するよう制御する。また、報告処理部263は、コネクト先のRAT以外のRATに対応するMDTデータを保持している場合には、コネクト先のRAT以外のRATに対応するMDTデータを保持していることを示す第2のログ保持情報を送信するよう制御する。なお、報告処理部263は、第2のログ保持情報に代えて、コネクト先のRAT以外のRATを識別するRAT識別子を送信するよう制御してもよい。
報告処理部263は、コネクテッド状態において、UEInformationRequestメッセージを無線通信部210が受信すると、記憶部250からMDTデータを取得する。MDTデータは、上記記録方法1〜3の何れかの方法で測定対象RAT毎に分類されている。具体的には、MDTデータ(あるいは測定レコード)には、RAT識別子が付加されている。なお、E−UTRAN以外のRATの無線基地局からMDTデータの送信を要求されるケースでは、UEInformationRequestメッセージとは異なる名称のメッセージが使用されてもよい。以下においては、MDTデータの送信要求に使用するメッセージを単にInformationRequestメッセージと称する。
そして、報告処理部263は、取得したMDTデータを含むUEInformationResponseメッセージを生成する。なお、E−UTRAN以外のRATの無線基地局にMDTデータを送信するケースでは、UEInformationResponseメッセージとは異なる名称のメッセージが使用されてもよい。以下においては、MDTデータの送信に使用するメッセージを単にInformationResponseメッセージと称する。
そして、報告処理部263は、生成したInformationResponseメッセージをネットワーク(無線基地局)に送信するよう無線通信部210を制御する。このようにしてMDTデータがネットワークに報告されると、報告処理部263は、記憶部250に記憶されたMDTデータを消去する。
(2.4)無線測定収集方法
図14は、第2実施形態に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。
図14は、第2実施形態に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。
図14に示すように、ステップS401において、E−UTRANに含まれる無線基地局eNBは、複数の測定対象RATに対応する複数の測定構成を含むIdleMDTConfigurationメッセージを、コネクテッド状態の無線端末UEに送信する。無線端末UEは、IdleMDTConfigurationメッセージを受信する。
ステップS402において、無線端末UEは、受信したIdleMDTConfigurationメッセージに含まれる各測定構成を自端末に設定する。
ステップS403において、無線端末UEは、コネクテッド状態からアイドル状態に遷移する。
ステップS404において、無線端末UEは、複数の測定対象RAT毎に無線環境の測定を行い、上記記録方法1〜3の何れかに従って、測定結果を含む測定レコードを測定対象RATと関連付けて記録する。すなわち、測定レコードからなるMDTデータは、上記記録方法1〜3の何れかの方法で測定対象RAT毎に分類されている。
ステップS405において、無線端末UEは、E−UTRANに含まれる無線基地局eNB、又はE−UTRAN以外のRATの無線基地局との接続処理を行う。
ステップS406において、無線端末UEは、アイドル状態からコネクテッド状態に遷移する。
ステップS407において、無線端末UEは、ログ保持情報(Availability Indicator)を含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを当該無線基地局に送信する。具体的には、無線端末UEは、コネクト先のRATに対応するMDTデータを保持している場合には、コネクト先のRATに対応するMDTデータを保持していることを示す第1のログ保持情報を当該無線基地局に送信する。また、無線端末UEは、コネクト先のRAT以外のRATに対応するMDTデータを保持している場合には、コネクト先のRAT以外のRATに対応するMDTデータを保持していることを示す第2のログ保持情報を当該無線基地局に送信する。なお、無線端末UEは、第2のログ保持情報に代えて、コネクト先のRAT以外のRATを識別するRAT識別子を当該無線基地局に送信してもよい。当該無線基地局は、RRCConnectionSetupCompleteメッセージを受信する。
ステップS408において、当該無線基地局は、無線端末UEからMDTデータを収集する場合に、InformationRequestメッセージを無線端末UEに送信する。無線端末UEは、InformationRequestメッセージを受信する。
ステップS409において、無線端末UEは、測定対象RAT毎のMDTデータを含むInformationResponseメッセージを無線基地局に送信する。具体的には、測定対象RAT毎のMDTデータには、対応するRATを示すRAT識別子が付加されている。
当該無線基地局は、InformationResponseメッセージを受信すると、取得したMDTデータを保守監視装置OAMに送信する。なお、当該無線基地局は、当該MDTデータの内容を解釈し、自無線基地局のパラメータ最適化に使用してもよい。
(2.5)第2実施形態の効果
以上説明したように、第2実施形態によれば、測定レコードを測定対象RAT毎に分類して記録できる。従って、測定対象RAT毎に分類された様々な測定レコードを短時間で得ることができる。その結果、移動通信システム1のサービス品質を短時間で改善することに寄与できる。
以上説明したように、第2実施形態によれば、測定レコードを測定対象RAT毎に分類して記録できる。従って、測定対象RAT毎に分類された様々な測定レコードを短時間で得ることができる。その結果、移動通信システム1のサービス品質を短時間で改善することに寄与できる。
(2.6)第2実施形態の変更例1
本変更例では、ネットワークがRATを指定してMDTデータを取得可能なケースを説明する。
本変更例では、ネットワークがRATを指定してMDTデータを取得可能なケースを説明する。
図15は、第2実施形態の変更例1に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。ステップS501〜ステップS506の処理は第2実施形態と同様であるため、ステップS507以降の処理を説明する。
図15に示すように、ステップS507において、無線端末UEは、ログ保持情報(Availability Indicator)を含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを無線基地局に送信する。具体的には、無線端末UEは、コネクト先のRATに対応するMDTデータを保持している場合には、コネクト先のRATに対応するMDTデータを保持していることを示す第1のログ保持情報を当該無線基地局に送信する。また、無線端末UEは、コネクト先のRAT以外のRATに対応するMDTデータを保持している場合には、コネクト先のRAT以外のRATに対応するMDTデータを保持していることを示す第2のログ保持情報を当該無線基地局に送信する。なお、無線端末UEは、第2のログ保持情報に代えて、コネクト先のRAT以外のRATを識別するRAT識別子を当該無線基地局に送信してもよい。当該無線基地局は、RRCConnectionSetupCompleteメッセージを受信する。
ステップS508において、当該無線基地局又は保守監視装置OAMは、RRCConnectionSetupCompleteメッセージに含まれるログ保持情報あるいはRAT識別子に基づいて、MDTデータの収集対象のRATを選択し、選択したRATを識別するRAT識別子を含むInformationRequestメッセージを生成する。当該無線基地局は、当該InformationRequestメッセージを無線端末UEに送信する。無線端末UEは、InformationRequestメッセージを受信する。
ステップS509において、無線端末UEは、InformationRequestメッセージに含まれるRAT識別子に対応するMDTデータ(あるいは測定レコード)を抽出し、抽出したMDTデータを含むInformationResponseメッセージを当該無線基地局に送信する。ここで、MDTデータは、上記記録方法1〜3の何れかの方法で測定対象RAT毎に分類されている。具体的には、MDTデータ(あるいは測定レコード)には、RAT識別子が付加されている。
当該無線基地局は、InformationResponseメッセージを受信すると、InformationResponseメッセージに含まれるMDTデータを取得して保守監視装置OAMに送信する。なお、当該無線基地局は、当該MDTデータの内容を解釈し、自無線基地局eNBのパラメータ最適化に使用してもよい。
(2.7)第2実施形態の変更例2
上述した第2実施形態では、無線基地局eNBは、複数の測定対象RATに対応する複数の測定構成を含むIdleMDTConfigurationメッセージを無線端末UEに送信していた。本変更例では、無線基地局eNBは、自RAT(すなわちE−UTRAN)に対応する1つの測定構成を含むIdleMDTConfigurationメッセージを無線端末UEに送信する。また、無線端末UEは、E−UTRANに対する無線環境測定時に、測定可能な他RATの無線環境も測定し、測定結果をRAT毎に記録する。
上述した第2実施形態では、無線基地局eNBは、複数の測定対象RATに対応する複数の測定構成を含むIdleMDTConfigurationメッセージを無線端末UEに送信していた。本変更例では、無線基地局eNBは、自RAT(すなわちE−UTRAN)に対応する1つの測定構成を含むIdleMDTConfigurationメッセージを無線端末UEに送信する。また、無線端末UEは、E−UTRANに対する無線環境測定時に、測定可能な他RATの無線環境も測定し、測定結果をRAT毎に記録する。
図16は、第2実施形態の変更例2に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。
図16に示すように、ステップS601において、E−UTRANに含まれる無線基地局eNBは、自RATに対応する1つの測定構成を含むIdleMDTConfigurationメッセージを、コネクテッド状態の無線端末UEに送信する。無線端末UEは、IdleMDTConfigurationメッセージを受信する。
ステップS602において、無線端末UEは、受信したIdleMDTConfigurationメッセージに含まれる測定構成を自端末に設定する。
ステップS603において、無線端末UEは、コネクテッド状態からアイドル状態に遷移する。
ステップS604において、無線端末UEは、複数の測定対象RAT毎に無線環境の測定を行う。具体的には、無線端末UEは、E−UTRANに対する無線環境測定時に、測定可能な他RATの無線環境も測定し、測定結果をRAT毎に記録する。無線端末UEは、上記記録方法1〜3の何れかに従って、測定結果を含む測定レコードを測定対象RATと関連付けて記録する。すなわち、測定レコードからなるMDTデータは、上記記録方法1〜3の何れかの方法で測定対象RAT毎に分類されている。
ステップS605において、無線端末UEは、E−UTRANに含まれる無線基地局eNB、又はE−UTRAN以外のRATの無線基地局との接続処理を行う。
ステップS606において、無線端末UEは、アイドル状態からコネクテッド状態に遷移する。
ステップS607において、無線端末UEは、ログ保持情報(Availability Indicator)を含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを当該無線基地局に送信する。具体的には、無線端末UEは、コネクト先のRATに対応するMDTデータを保持している場合には、コネクト先のRATに対応するMDTデータを保持していることを示す第1のログ保持情報を当該無線基地局に送信する。また、無線端末UEは、コネクト先のRAT以外のRATに対応するMDTデータを保持している場合には、コネクト先のRAT以外のRATに対応するMDTデータを保持していることを示す第2のログ保持情報を当該無線基地局に送信する。なお、無線端末UEは、第2のログ保持情報に代えて、コネクト先のRAT以外のRATを識別するRAT識別子を当該無線基地局に送信してもよい。当該無線基地局は、RRCConnectionSetupCompleteメッセージを受信する。
ステップS608において、当該無線基地局は、無線端末UEからMDTデータを収集する場合に、InformationRequestメッセージを無線端末UEに送信する。無線端末UEは、InformationRequestメッセージを受信する。
ステップS609において、無線端末UEは、測定対象RAT毎のMDTデータを含むInformationResponseメッセージを無線基地局に送信する。具体的には、測定対象RAT毎のMDTデータには、対応するRATを示すRAT識別子が付加されている。
当該無線基地局は、InformationResponseメッセージを受信すると、取得したMDTデータを保守監視装置OAMに送信する。なお、当該無線基地局は、当該MDTデータの内容を解釈し、自無線基地局のパラメータ最適化に使用してもよい。
(2.8)第2実施形態の変更例3
図17は、第2実施形態の変更例3に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。
図17は、第2実施形態の変更例3に係る無線測定収集方法を示すシーケンス図である。
図17に示すように、ステップS701において、E−UTRANに含まれる無線基地局eNBは、自RATに対応する1つの測定構成を含むIdleMDTConfigurationメッセージを、コネクテッド状態の無線端末UEに送信する。無線端末UEは、IdleMDTConfigurationメッセージを受信する。
ステップS702において、無線端末UEは、受信したIdleMDTConfigurationメッセージに含まれる測定構成を自端末に設定する。
ステップS703において、無線端末UEは、コネクテッド状態からアイドル状態に遷移する。
ステップS704において、無線端末UEは、複数の測定対象RAT毎に無線環境の測定を行う。具体的には、無線端末UEは、E−UTRANに対する無線環境測定時に、測定可能な他RATの無線環境も測定し、測定結果をRAT毎に記録する。無線端末UEは、上記記録方法1〜3の何れかに従って、測定結果を含む測定レコードを測定対象RATと関連付けて記録する。すなわち、測定レコードからなるMDTデータは、上記記録方法1〜3の何れかの方法で測定対象RAT毎に分類されている。
ステップS705において、無線端末UEは、E−UTRANに含まれる無線基地局eNB、又はE−UTRAN以外のRATの無線基地局との接続処理を行う。
ステップS706において、無線端末UEは、アイドル状態からコネクテッド状態に遷移する。
ステップS707において、無線端末UEは、ログ保持情報(Availability Indicator)を含むRRCConnectionSetupCompleteメッセージを当該無線基地局に送信する。具体的には、無線端末UEは、コネクト先のRATに対応するMDTデータを保持している場合には、コネクト先のRATに対応するMDTデータを保持していることを示す第1のログ保持情報を当該無線基地局に送信する。また、無線端末UEは、コネクト先のRAT以外のRATに対応するMDTデータを保持している場合には、コネクト先のRAT以外のRATに対応するMDTデータを保持していることを示す第2のログ保持情報を当該無線基地局に送信する。なお、無線端末UEは、第2のログ保持情報に代えて、コネクト先のRAT以外のRATを識別するRAT識別子を当該無線基地局に送信してもよい。当該無線基地局は、RRCConnectionSetupCompleteメッセージを受信する。
ステップS708において、当該無線基地局又は保守監視装置OAMは、RRCConnectionSetupCompleteメッセージに含まれるログ保持情報あるいはRAT識別子に基づいて、MDTデータの収集対象のRATを選択し、選択したRATを識別するRAT識別子を含むInformationRequestメッセージを生成する。当該無線基地局は、当該InformationRequestメッセージを無線端末UEに送信する。無線端末UEは、InformationRequestメッセージを受信する。
ステップS709において、無線端末UEは、InformationRequestメッセージに含まれるRAT識別子に対応するMDTデータ(あるいは測定レコード)を抽出し、抽出したMDTデータを含むInformationResponseメッセージを当該無線基地局に送信する。ここで、MDTデータは、上記記録方法1〜3の何れかの方法で測定対象RAT毎に分類されている。具体的には、MDTデータ(あるいは測定レコード)には、RAT識別子が付加されている。
当該無線基地局は、InformationResponseメッセージを受信すると、InformationResponseメッセージに含まれるMDTデータを取得して保守監視装置OAMに送信する。なお、当該無線基地局は、当該MDTデータの内容を解釈し、自無線基地局eNBのパラメータ最適化に使用してもよい。
(3)その他の実施形態
上記のように、本発明は各実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上記のように、本発明は各実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
例えば、上述した第1実施形態及び第2実施形態は、別個独立して実施するケースに限らず、第1実施形態及び第2実施形態を併用して実施してもよい。
また、上述した第1実施形態及び第2実施形態では、3GPPで仕様が策定されているLTE(Long Term Evolution)−Advancedに基づいて構成される移動通信システムを主として説明した。しかしながら、LTE−Advancedに限らず、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)に基づいて構成される移動通信システム等についても本発明を適用可能である。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。
なお、米国仮出願第61/385079号(2010年9月21日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明に係る無線測定収集方法及び無線端末によれば、様々な測定結果を短時間で得ることができるため、移動体通信などの無線通信において有用である。
Claims (3)
- 第1の無線アクセス技術(RAT)の無線基地局が、コネクテッド状態の無線端末に対し、前記第1のRATに対応する測定構成を含むメッセージを送信するステップと、
前記無線端末が、アイドル状態において、第2のRATに対応する測定構成が前記メッセージに含まれていなくても、前記第2のRATに対する測定を行うステップと、
前記無線端末が、アイドル状態において、ネットワークへの報告のために、前記第2のRATに対する測定結果を位置情報及びタイムスタンプと共に記録するステップと、
を備える無線測定収集方法。 - 自無線端末のコネクテッド状態において、第1の無線アクセス技術(RAT)の無線基地局から、前記第1のRATに対応する測定構成を含むメッセージを受信する受信部と、
自無線端末のアイドル状態において、第2のRATに対応する測定構成が前記メッセージに含まれていなくても、前記第2のRATに対する測定を行う制御部と、
を備え、
前記制御部は、自無線端末のアイドル状態において、ネットワークへの報告のために、前記第2のRATに対する測定結果を位置情報及びタイムスタンプと共に記録する無線端末。 - 無線端末のプロセッサであって、
自無線端末のコネクテッド状態において、第1の無線アクセス技術(RAT)の無線基地局から、前記第1のRATに対応する測定構成を含むメッセージを受信する処理と、
自無線端末のアイドル状態において、第2のRATに対応する測定構成が前記メッセージに含まれていなくても、前記第2のRATに対する測定を行う処理と、
自無線端末のアイドル状態において、ネットワークへの報告のために、前記第2のRATに対する測定結果を位置情報及びタイムスタンプと共に記録する処理と、
を実行するプロセッサ。
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