JP2015012499A - リレー装置、ネットワーク通信システム、方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストで可用性の高い無線ネットワークを構築可能にする。【解決手段】本発明の一態様としてのリレー装置は、第1接続部、第2接続部、仮想リンク管理部、仮想リンク送受信部を備える。前記第1接続部は、第1ネットワークに接続する。前記第2接続部は、第2ネットワークに接続する。前記仮想リンク管理部は、前記第2ネットワークに接続されたゲートウェイを前記第1ネットワークに論理的に接続するための仮想リンクの設定および開放を予め定められた条件に基づいて制御する。前記リレー処理部は、前記第1ネットワークから受信されたパケットの中継先を決定する。前記仮想リンク送受信部は、前記パケットの中継先が前記ゲートウェイと判断され、前記ゲートウェイに前記仮想リンクが設定されている場合に、前記パケットを前記仮想リンクに関連づけて前記ゲートウェイに送信する。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、リレー装置、ネットワーク通信システム、方法およびプログラムに関する。
アクセスポイント機能を、PHY機能を有するWTP(Wireless Termination Point)とPHY機能を有さないAC(Access Controller)に分け、複数のWTPを1つのACが制御する無線LANシステムを構築する方法が従来提案されている。この方法によれば、大規模無線LANシステムを、複数のアクセスポイントを用いて構築する場合よりも、低コストで実現できる。
この方法では、端末とWTPは1ホップで接続することを想定しており、IEEE802.15.4などのマルチホップ無線への適用は困難である。また、ACが故障すると、そのACの制御対象である個々のWTP、および個々のWTPに接続する端末は、全て通信不能となる。一方、ACを冗長化すれば、無線LANシステムのコストが増大する。
CAPWAP (Control and Provisioning of Wireless Access Points) (http://tools.ietf.org/html/rfc4118)
本発明の実施形態は、低コストで可用性の高いネットワークを構築可能にすることを目的とする。
本発明の一態様としてのリレー装置は、第1接続部、第2接続部、仮想リンク管理部、仮想リンク送受信部を備える。
前記第1接続部は、第1ネットワークに接続する。
前記第2接続部は、第2ネットワークに接続する。
前記仮想リンク管理部は、前記第2ネットワークに接続されたゲートウェイを前記第1ネットワークに論理的に接続するための仮想リンクの設定および開放を予め定められた条件に基づいて制御する。
前記リレー処理部は、前記第1ネットワークから受信されたパケットの中継先を決定する。
前記仮想リンク送受信部は、前記パケットの中継先が前記ゲートウェイと判断され、前記ゲートウェイに前記仮想リンクが設定されている場合に、前記パケットを前記仮想リンクに関連づけて前記ゲートウェイに送信する。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係わる通信システムを示す。
図1は、第1の実施形態に係わる通信システムを示す。
この第1の実施形態に係わる通信システムは、インターワーキングリレー101、インターワーキングゲートウェイ102、マルチホップアクセス網(第1ネットワーク)104、端末105、インターワーキング網(第2ネットワーク)106を備える。マルチホップアクセス網104とインターワーキング網106はそれぞれ異なる種類のMAC(Media Access Control)プロトコルが用いられる。マルチホップアクセス網104のMACプロトコルはマルチホップMACと呼ぶことがある。仮想リンク103は、インターワーキングリレー101およびインターワーキングゲートウェイ102間に形成され、インターワーキング網106上のインターワーキングゲートウェイ102を、マルチホップアクセス網104に論理的に接続する。仮想リンク103を介した送受信では、マルチホップMACのフレームが、インターワーキング網106のMACのフレームに含められて伝送される。
マルチホップアクセス網104は、複数の無線機器(ノード)が無線によりフレームを中継するマルチホップアクセス網である。図中の黒丸が無線機器を表す。各無線機器は、他の無線機器から受信するMACフレームを他の無線機器に中継する機能を有している。この中継機能により直接通信可能でない無線機器同士も通信可能となる。無線機器の例として、スマートメータを用いることも可能である。
マルチホップアクセス網104に、インターネット等のコアネットワークに接続するためのゲートウェイが接続される場合もある(この場合、図中の黒丸の1つがこのゲートウェイを表しても良い)。この場合、各無線機器は、ゲートウェイを介して、コアネットワークにアクセスできる。各無線機器は、当該ゲートウェイへ、直接または他の無線機器による中継を介して接続する。なお、以降、このゲートウェイは、図1に示されるインターワーキングゲートウェイ102と区別して、ゲートウェイノードと呼ぶ。
端末105は、マルチホップアクセス網104に接続される任意の通信端末である。端末105は、マルチホップアクセス網104を構成する無線機器の1つでもよいし、ユーザが操作可能な端末(モバイル端末、デスクトップ端末等)でもよい。
マルチホップアクセス網104のMACプロトコルとしてIEEE802.15.4を使用してもよい。その場合、ゲートウェイノードがマルチホップアクセス網104に接続されているか否かに依らず、マルチホップアクセス網104にIEEE802.15.4のPANコーディネータが接続される。
PANコーディネータの主な役割は、PAN Idの割当である。ゲートウェイノードがマルチホップアクセス網104に接続される場合には、このゲートウェイノードがPANコーディネータの機能を提供してもよい。ゲートウェイノードがマルチホップアクセス網104に接続していない場合には、後述するインターワーキングリレー101が、PANコーディネータの機能を提供してもよい。
マルチホップアクセス網104内の経路制御は、IPレイヤで行ってもよいし、IPレイヤより下位のレイヤで行ってもよい。経路制御をIPレイヤで行う場合には、IPレイヤの経路制御プロトコルとして、RFC6550で規定されるRPLを使用してもよい。IPレイヤより下位のレイヤとしては、MACレイヤでもよいし、MACレイヤより上位でIPレイヤより下位の別のレイヤでもよい。
インターワーキング網106は、任意のタイプのIPネットワークであり、携帯電話網等の無線ネットワークでも、有線ネットワークでもよい。
インターワーキングリレー101は、マルチホップアクセス網104とインターワーキング網106の両方に接続される。インターワーキングリレー101は、マルチホップアクセス網104を構成する無線機器の1つであってもよいし、当該無線機器に搭載される通信モジュールであってもよいし、マルチホップアクセス網104を構成する無線機器とはまったく別個の装置でもよい。当該通信モジュールは、無線機器に後づけ可能なタイプの装置でもよいし、事前に無線機器に組み込むタイプのものでもよい。また、インターワーキングリレー101の機能は、プログラムモジュールとして構成されてもよい。この場合、コンピュータが当該プログラムモジュールを実行することで、インターワーキングリレー101の機能が実現される。
インターワーキングゲートウェイ102は、インターワーキング網106に接続されている。典型的な構成においては、インターワーキングゲートウェイ102は、インターワーキング網106に加え、インターネット等の図示されないコアネットワークにも接続される。仮想リンクを形成するため、インターワーキングゲートウェイ102は、インターワーキング網106のMACアドレスに加え、マルチホップMACアドレスを割り当てられている。またコアネットワークに接続される構成の場合には、コアネットワークにおけるMACアドレスをさらに割り当てられる。また、インターワーキングゲートウェイ102は、マルチホップアクセス網104とは別個のマルチホップアクセス網に接続されてもよい。
インターワーキングリレー101は、インターワーキングゲートウェイ102との間で仮想リンク103の設定および開放を、予め定められた条件(たとえばネットワーク通信品質や、インターワーキングゲートウェイ102からの指示要求など。詳細は後述)に基づいて制御する機能を有する。インターワーキングリレー101は、マルチホップアクセス網104から受けたMACフレームのパケットを、仮想リンク103を用いてインターワーキングゲートウェイ102に中継する機能を有する。すなわち、インターワーキング網106のMACのフレーム内に、当該パケットを含むマルチホップMACフレームを含めて送信する。なお、インターワーキングリレー101は、マルチホップMACアドレスと、インターワーキング網106のMACアドレスを割り当てられている。
たとえばマルチホップアクセス網104内のゲートウェイノードの故障等により、コアネットワークにアクセスできない場合に、仮想リンク103を介してインターワーキングゲートウェイ102にマルチホップMACのフレームを送ることで、インターワーキングゲート102を介して、コアネットワークにアクセス可能である。
図1に示した構成では、1つのマルチホップアクセス網104に1つのインターワーキングリレー101が接続されていたが、1つのマルチホップアクセス網104に複数のインターワーキングリレーが接続されることも可能である。
また、図1に示した構成では、1つのインターワーキングリレー101が通信するインターワーキングゲートウェイはインターワーキングゲートウェイ102の1つであったが、複数のインターワーキングゲートゲートウェイを配置し、それぞれと通信(仮想リンクによる通信を含む)可能でもよい。また、複数のインターワーキングリレーを配置し、1つのインターワーキングゲートウェイがそれぞれのインターワーキングリレーと通信してもよい。
次に、図2に第1の実施形態に関わるインターワーキングリレーの一構成を示す。
図2において、インターワーキングリレーは、仮想リンク管理部201、仮想リンク送受信部202、マルチホップMAC/PHY部203、リレー処理部204を備える。マルチホップMAC/PHY部203は、マルチホップアクセス網104に接続される第1接続部を含み、仮想リンク送受信部202は、インターワーキング網106に接続される第2接続部を含む。
仮想リンク管理部201は、仮想リンクの設定に関する制御(仮想リンクの有効化および無効化)を行う。仮想リンク管理部201は、接続可能なマルチホップアクセス網の個数に応じて、有効化および無効化を制御してもよい。具体例として、自ノードであるインターワーキングリレーが、複数のマルチホップアクセス網に接続可能な場合は、仮想リンクを有効化しない、または、仮想リンクが有効化済みであれば、これを無効化してもよい。
複数のマルチポップアクセス網は、マルチホップアクセス網104と、これと同種の他のマルチホップアクセス網とを含む。同種の他のマルチポップアクセアス網は、マルチポップアクセス網104と同じ通信プロトコル(同じMACプロトコル)を用いるネットワークであり、異なるIDが割り振られたネットワークがあり得る。このように、複数のマルチホップアクセス網に接続可能な場合には、これらのマルチホップアクセス網が一部重複し冗長性を有するため、仮想リンクを有効化しないあるいは無効化することで、インターワーキングリレーの負荷を軽減できる。ただし、どちらか一方もしくは両方のマルチホップアクセス網にゲートウェイノードが存在しない場合には、コアネットワークへのアクセスを確保するため、仮想リンクを無効化しないようにしてもよい。
また、仮想リンク管理部201は、インターワーキングゲートウェイ102からの指示により仮想リンクの有効化および無効化を制御してもよい。この動作を可能とするため、仮想リンク管理部201は、インターワーキングゲートウェイ102に対し、自ノードであるインターワーキングリレーの登録を要請してもよい。その際、IEEE802.21で定義されるMIH Registration機能を使用してもよい。
仮想リンク管理部201は、マルチホップMAC/PHY部203を介して、マルチホップアクセス網104の通信品質に関する情報を取得し、この情報を用いて、仮想リンクの有効化および無効化を行ってもよい。また、この情報を用いて、仮想リンク上でMACフレームを交換するために必要な通信リソースを、インターワーキング網106上に確保してもよい(たとえば呼制御の優先度の指定など)。また、仮想リンク管理部201は、マルチホップMAC/PHY部203を介して、マルチホップアクセス網104に通信リソース要求を出力することで、マルチホップアクセス網104に対し通信リソースを予約してもよい(たとえばパケット転送の優先度の指定など)。
仮想リンク送受信部202は、仮想リンクが有効化されている場合にマルチホップMAC/PHY部203から入力されたMACフレームを、仮想リンクを使用してインターワーキングゲートウェイ102に送信する。また、仮想リンク送受信部202は、インターワーキングゲートウェイ102から仮想リンクを介して受信したMACフレームを、マルチホップMAC/PHY部203に出力する。
マルチホップMAC/PHY部203は、マルチホップアクセス網104のMAC機能およびPHY機能を有する。具体的には、マルチホップMAC/PHY部203は、MAC/PHYフレームの送受信を行う。フレームの種類には、データフレームや制御フレーム等がある。また、マルチホップMAC/PHY部203は、マルチホップアクセス網104の通信品質情報の取得、マルチホップアクセス網104における通信リソースの確保、隣接するマルチホップMACノードとの間での論理リンク確立などを行う。隣接するマルチホップMACノードは、マルチホップアクセス網104のノードのみならず、インターワーキングゲートウェイ102も含み、論理リンクとして仮想リンクも含む。
リレー処理部204は、仮想リンクを含めたマルチホップアクセス網104の経路制御を行う。リレー処理部204は、仮想リンク送受信部202またはマルチホップMAC/PHY部203で受信されたMACフレームに含まれるパケットのヘッダ情報(宛先アドレス等)に基づき、パケットの中継先を判断する。パケットの宛先が自装置(リレー)であれば、リレー処理部204もしくは上位処理部で当該パケットを処理する。自装置でなければ、特定した中継先に当該パケットを含むMACフレームを送信するよう、マルチホップMAC/PHY部203に要求を出力する。
なお、中継先の決定に使用するアドレスは、使用する経路制御プロトコルによって異なる。たとえば、経路制御をIPで行う場合はIPアドレスに基づき行い、経路制御をMACで行う場合はMACアドレスで行い、その他のプロトコルで行う場合は、そのプロトコルで規定されたアドレスを用いればよい。なお、MACアドレスで経路制御を行う場合は、通常の送信元MACアドレスと宛先MACアドレスに加え、各中継ノードで書き換えられる経路制御用ヘッダが付加される。この経路制御用ヘッダはホップバイホップ送信元MACアドレスとホップバイホップ宛先MACアドレスを持つことになる。あるノードが経路制御用ヘッダを付加する際、ホップバイホップ送信元MACアドレスは自ノードのMACアドレス、ホップバイホップ宛先MACアドレスは次ホップノードのMACアドレスになると考えられる。
次に、図3に第1の実施形態に関わるインターワーキングゲートウェイの一構成を示す。
図3において、インターワーキンゲートウェイは、仮想リンク管理部301、仮想リンク送受信部302、マルチホップMAC/PHY部303、ゲートウェイ処理部304を備える。
仮想リンク管理部301は、仮想リンクの有効化および無効化を行う。仮想リンク管理部301は、インターワーキングリレー101に対し、仮想リンクの有効化および無効化を指示する機能を有しても良い。仮想リンク管理部301は、マルチホップMAC/PHY部303に接続されたマルチホップアクセス網(図示せず)の通信品質に関する情報を取得し、この情報を用いて、仮想リンクの有効化および無効化を行ってもよい。また、この情報を用いて、インターワーキング網上に、仮想リンク上でMACフレームを交換するために必要な通信リソースを確保してもよい。
仮想リンク送受信部302は、仮想リンクが有効化されている場合にマルチホップMAC/PHY部303から入力されたMACフレームを、仮想リンクを使用してインターワーキングリレー101に送信する。また、仮想リンク送受信部302は、インターワーキングリレー101から仮想リンクを介して受信したMACフレームを、マルチホップMAC/PHY部303に出力する。
マルチホップMAC/PHY部303は、マルチホップアクセス網のMAC機能を有する。具体的には、MACフレーム(データフレームおよび制御フレーム)の送受信、マルチホップアクセス網の通信品質情報の取得および提供、マルチホップアクセス網における通信リソース確保、隣接するマルチホップMACノードとの間の論理リンク確立などの機能を有する。隣接するマルチホップMACノードには、マルチホップアクセス網のノードのみならず、インターワーキングリレーを含み、論理リンクとして仮想リンクも含む。マルチホップMAC/PHY部303は、マルチホップアクセス網に直接接続されない形態の場合は、PHY機能を除去してもよい。
ゲートウェイ処理部304は、仮想リンクを含めたマルチホップアクセス網104と、外部ネットワーク(コアネットワーク等)との経路制御を行う。ゲートウェイ処理部304は、外部(仮想リンク、または仮想リンク以外)から受信されたフレームのパケットの中継先をヘッダ情報から判断する。パケットの宛先が自装置(リレー)であれば、ゲートウェイ処理部304もしくは上位処理部で当該パケットを処理する。自装置でなければ、特定した中継先のMACアドレスがマルチホップMACかを判断し、マルチホップMACでなければ、当該パケットを含むフレームを生成して外部ネットワークに出力する。マルチホップMACであれば、当該パケットを含むMACフレームを送信するよう、マルチホップMAC/PHY部303に要求を出力する。
マルチホップMAC/PHY部303では、当該パケットを含むMACフレームを生成し、当該中継先との間に仮想リンクがなければ、マルチホップMAC/PHY部303に接続されたマルチホップアクセス網(図示せず)に、当該MACフレームを送信する。仮想リンクが設定されている場合は、仮想リンク送受信部302に当該MACフレームの送信を要求する。仮想リンク送受信部302では、当該MACフレームを仮想リンクにより送信する。
次に図4を用いて第1の実施形態に係わるインターワーキングリレーのMACフレーム送受信時の動作について説明する。
図4のフローチャートは、2つの開始点A、Bを持つ。開始点Aは、仮想リンク上でマルチホップMACフレームを受信した場合の開始点である。開始点Bは、マルチホップPHY上でマルチホップMACフレームを受信した場合の開始点である。
仮想リンク上でマルチホップMACフレームを受信した場合、仮想リンク送受信部202は、受信したMACフレーム(F_in)’を、マルチホップMAC/PHY部203に出力し(S101A)、ステップS102に進む。一方、マルチホップPHY上でマルチホップMACフレームを受信した場合、マルチホップMAC/PHY部203は、受信したPHYフレームからMACフレーム(F_in)を取得し(S101B)、ステップS102に進む。
ステップS102では、マルチホップMAC/PHY部203は、MACフレームF_inからパケット(P)を取り出し、リレー処理部204に出力する。
次に、リレー処理部204では、パケットPの次ホップノードを検索し(NextHop[P])、見つかった次ホップノードをNxtとする(S103)。次ホップノードの決定は、経路制御プロトコル(たとえばRPL)により作成される経路制御テーブルに従って行う。なお、前述したように、経路制御は、IPでも、MACでも、それ以外のプロトコルで行っても良い。
もし、次ホップノードが自ノードであれば(S104:Y)、リレー処理部204は、当該パケットを該当するアプリケーションに渡して、自ノードでパケットPを処理し(S105)、処理を終了する。
もし、次ホップノードが自ノードでなければ(S104:N)、次ホップノードに対応するMACアドレスを取得し、これをDstとして、MACフレーム送信要求[Dst,P]を、マルチホップMAC/PHY部203に出力する(S106)。
マルチホップMAC/PHY部203は、DstおよびPから送信用のMACフレームを作成し(CreateMACFrame[Dst,P])、作成したMACフレームをF_outに設定するとともに、Dstに対応するデバイス記述子(DeviceDescriptor)(後述する図6参照)をDevに設定する(S107)。後述するように、デバイス記述子は、隣接MACノード毎に作成される。
デバイス記述子DevのVirtualフラグを調べ(S108)、Virtualフラグが真であれば(S108:Y)、仮想リンク送受信部202に当該MACフレーム(F_out)の送信要求[F_out]を出力する。仮想リンク送受信部202は、MACフレーム(F_out)を、仮想リンクにより送信し(S111)、処理を終了する。すなわち、MACフレーム(F_out)含むインターワーキング網のMACのフレームを生成し、生成したフレームをインターワーキング網に送信する。
一方、Virtualフラグが偽であれば(S108:N)、マルチホップMAC/PHY部203のMAC機能は、マルチホップMAC/PHY部203のマルチホップPHYに、当該MACフレーム(F_out)の送信要求[F_out]を送る(S110)。マルチホップMAC/PHY部203のマルチホップPHYは、MACフレームF_outをマルチホップアクセス網104に送信し、処理を終了する。
次に図5を用いて、第1の実施形態に係わるインターワーキングゲートウェイのMACフレーム送受信時の動作について説明する。
図5のフローチャートは、2つの開始点A、Bを持つ。開始点Aは、仮想リンク以外からパケットPを受信した場合の開始点である。開始点Bは、仮想リンク上でマルチホップMACフレームを受信した場合の開始点である。仮想リンク上でマルチホップMACフレームを受信するとは、マルチホップMACフレームを含むインターワーキングMACのフレームをインターワーキング網から受信することである。
開始点Aにおける仮想リンク以外からパケットPを受信する場合として、ゲートウェイ処理部304が、コアネットワークから受信されたフレームのパケットを受信する場合がある。また、マルチホップMAC/PHY部303がマルチホップネットアーク網に接続されている場合に、当該マルチホップアクセス網から受信されたフレームのパケットを受信する場合がある。
仮想リンク以外からパケットPを受信した場合(S201A)、ステップS203に進む。
一方、仮想リンク上でマルチホップMACフレームを受信した場合、仮想リンク送受信部302が、受信したマルチホップMACフレーム(F_in)をマルチホップMAC/PHY部303に出力する(S201B)。マルチホップMAC/PHY部303は、MACフレームF_inからパケットPを取り出して、ゲートウェイ処理部304に渡し(S202)、ステップS203に進む。
ゲートウェイ処理部304は、パケットPの次ホップノードを検索し(NextHop[P])、見つけた次ホップノードをNxtとする(S203)。もし、次ホップノードが自ノードであれば(S204:Y)、パケットを該当するアプリケーションに渡して、自ノードでパケットPを処理し(S205)、処理を終了する。
もし、次ホップノードが自ノードでなければ(S206:N)、次ホップノードNxtのMAC種別(Next.MAC_type)がマルチホップMACであるかを調べる(S206)。次ホップノードNxtのMACアドレスを特定し、このMACアドレスがマルチホップMACかを調べればよい。
次ホップノードNxtのMAC種別が、マルチホップMACでなければ(S206:N)、ゲートウェイ処理部304は、パケットPを次ホップノード(たとえばコアネットワーク内のノード)に送信して(S207)、処理を終了する。
次ホップノードNxtのMAC種別が、マルチホップMACであれば(S206:Y)、次ホップノードのMACアドレスをDstとし、MACフレームの送信要求[Dst,P]を、マルチホップMAC/PHY部303に出力する(S208)。
マルチホップMAC/PHY部303は、DstおよびPから、送信MACフレームを作成し(CreateMACFrame[Dst,P])、これをF_outに設定するとともに、Dstに対応するデバイス記述子をDevに設定する(S209)。
デバイス記述子DevのVirtualフラグを調べ(S210)、Virtualフラグが真であれば(S210:Y)、仮想リンク送受信部302に、MACフレームF_outの送信要求[F_out]を出力する。仮想リンク送受信部302は、仮想リンクを介してMACフレームF_outを送信し(S213)、処理を終了する。
一方、Virtualフラグが偽であれば(S210:N)、マルチホップMAC/PHY部303のMAC機能は、マルチホップMAC/PHY部303のマルチホップPHYにMACフレームF_outの送信要求[F_out]を送る(S212)。この処理は、マルチホップMAC/PHY部303がマルチホップアクセス網に接続されている場合に発生し得る。マルチホップMAC/PHY部303のマルチホップPHYは、MACフレームF_outを送信し、処理を終了する。
図6にマルチホップMAC/PHY部203、303のデバイス記述子(DeviceDescriptor)の例を示す。デバイス記述子は、隣接MACノード毎にエントリが作成され、図6に示すものは、1つのMACノード分のデバイス記述子である。デバイス記述子のデータは、マルチホップMAC/PHY部内、またはマルチホップMAC/PHY部からアクセス可能な記憶部に格納されている。
図6において、「Virtual」以外の属性の定義および用法は、IEEE802.15.4−2011に記載されている。これまで記述してきたMACアドレスは、「ショートアドレス」および「ロングアドレス」のいずれか事前に決めた方を用いることができる。「Virtual」は、隣接MACノードとの間の接続が仮想リンクである場合にTRUEに設定され、そうでなく、当該接続が、マルチポップPHYを用いて直接通信可能な物理リンクの場合には、FALSEに設定される。「Virtual」の値の設定は、仮想リンク管理部201、301が、後述する仮想リンクの設定シーケンスで行う(図9、図10参照)
図7に、仮想リンク管理部203、303における仮想リンク管理情報の例を示す。仮想リンク管理情報は、仮想リンクが設定されるインターワーキングリレーとインターワーキングゲートウェイの組ごとに用意される。仮想リンク管理情報は、仮想リンク管理部内、または仮想リンク管理部からアクセス可能な記憶部内に格納されている。仮想リンク管理情報の更新管理は、仮想リンク管理部が行う。
図7に、仮想リンク管理部203、303における仮想リンク管理情報の例を示す。仮想リンク管理情報は、仮想リンクが設定されるインターワーキングリレーとインターワーキングゲートウェイの組ごとに用意される。仮想リンク管理情報は、仮想リンク管理部内、または仮想リンク管理部からアクセス可能な記憶部内に格納されている。仮想リンク管理情報の更新管理は、仮想リンク管理部が行う。
図7の例においては、仮想リンク管理情報は、インターワーキングリレーIPアドレス、インターワーキングゲートウェイIPアドレス、マルチホップアクセス網通信品質(平均再送回数*128)、仮想リンク通信量(キロビット/秒)、有効化フラグ(仮想リンクが有効化されている場合TRUE、無効化されている場合FALSE)、インターワーキング網通信品質、インターワーキングリレーMACアドレス、インターワーキングゲートウェイMACアドレス、仮想リンク識別子を含む。インターワーキングリレーMACアドレス、インターワーキングゲートウェイMACアドレス、仮想リンク識別子は、有効化フラグがTRUEになったときに設定されてもよい。マルチホップアクセス網通信品質、インターワーキング網通信品質は、仮想リンクの有効/無効に関わらず、定期的に測定され更新されてもよい。
インターワーキング網通信品質は、遅延(microseconds)、スループット(kbps)、信頼性(0から7の整数値、0は信頼性不明、7は信頼性最大)を要素として有する。有効化フラグは、後述するインターワーキングプロトコルを用いて設定されてもよい。仮想リンク識別子は、インターワーキングゲートウェイの仮想リンク管理部が割り当てるとするが、インターワーキングリレーの仮想リンク管理部が割り当てる構成も可能である。
また、仮想リンク管理部201は、インターワーキング網の通信品質に基づいて仮想リンクに関する経路制御メトリックを推定し、マルチホップアクセス網に広告してもよい。例えば、経路制御プロトコルにRFC6550に記載のRPLを使用する場合、インターワーキング網の通信品質の遅延、スループット、信頼性の値は、RFC6551に規定されるRPL経路制御メトリックのLatency,Throughput,Link Reliabilityのメトリック値としてそれぞれ使用される。広告された経路制御メトリックの情報は、たとえば仮想リンクを含むマルチホップアクセス網において経路情報の生成に利用できる。この場合、遅延、スループットおよび信頼性の値が、それぞれの所定の基準を見たさなければ、リレーへのフレームの転送を行わない経路情報を生成することもできる。ここでは、仮想リンク管理部201について述べたが、仮想リンク管理部301についても同様である。
また、仮想リンク管理部201は、マルチホップMAC/PHY部に対し、マルチホップアクセス網のチャネルスキャンを実施させてもよい。このとき、もし、インターワーキングリレーが現在接続しているマルチホップアクセス網が使用するチャネル(たとえばチャネルAとする)とは異なるチャネル(たとえばチャネルBとする)上に、当該マルチホップアクセス網が使用するマルチホップネットワークID(図6におけるPANIdなど)と同一のマルチホップネットワークIDを検出した場合には、仮想リンクを有効化しない、または仮想リンクが有効化済みであればこれを無効化してもよい。これにより、マルチホップアクセス網が冗長性を有する場合には、インターワーキングゲートウェイの負荷増大を抑えることができる。このことは、先に少し述べた通りである。
また、仮想リンク管理部201は、マルチホップアクセス網の通信品質に応じて仮想リンクの有効化および無効化を制御してもよい。例えば、マルチホップアクセス網の通信品質として、MACフレーム平均送信回数(ETX)を使用する場合には、ETX値があるしきい値を下回った場合に仮想リンクの無効化を行ってもよい。この場合、仮想リンク管理部201は、仮想リンク管理部301に仮想リンクの開放を要求し、それぞれの仮想リンク管理情報における有効化フラグをFALSEに設定する。なお、後述するように、仮想リンクの開放要求は、インターワークゲートウェイ側から行う構成も可能である。仮想リンクを無効化することで、インターワークゲートウェイは論理的にマルチポップアクセス網104から切り離され、マルチポップアクセス網の経路制御情報からインターワークゲートウェイへの経路がなくなる可能性が高くなると考えられる。
図8に、本実施形態に係るプロトコルスタックを示す。
図8の左側はマルチホップPHY上のプロトコルスタック、図8の右側はインターワーキング網PHY上のプロトコルスタックを示す。
マルチホップPHY上のプロトコルスタックは、下位レイヤから、マルチホップPHY,マルチホップMAC、6LoWPAN、IPv6、トランスポートアプリケーションの各レイヤを有する。
インターワーキング網PHY上のプロトコルスタックは、インターワーキングPHY,インターワーキングMAC、IPv6、トランスポート、インターワーキング(仮想リンクのデータプレーンおよび制御プレーン)の各レイヤを有し、インターワーキングレイヤより上位は、マルチホップPHY上のプロトコルスタックのマルチホップMACレイヤ以上と同じスタック構造を有する。
以下、インターワーキングプロトコルを用いた、仮想リンクの設定および開放のシーケンスを示す。インターワーキングリレーから仮想化リンクの設定および開放を要求する構成と、インターワーキングゲートウェイから仮想化リンクの設定および開放を要求する構成とがあり得る。
図9に、インターワーキングリレー主導の仮想リンク設定シーケンスを示す。
インターワーキングリレー101の仮想リンク管理部201が、仮想リンク送受信部202を介して、仮想リンク設定要求メッセージをインターワーキングゲートウェイ102に送信する(S301)。なお、仮想リンク送受信部202は、仮想リンク設定要求メッセージを、仮想リンクではなく、インターワーキング網106における通常の物理リンクで送信する。仮想リンク設定要求メッセージは、10分おきなど、定期的に送信しても良い。
インターワーキングゲートウェイ102の仮想リンク管理部301は、当該仮想リンク設定要求に基づき、仮想リンクを設定する(S302)。このとき、デバイス記述子のVirtualフラグをTRUE、仮想リンク管理情報の有効化フラグをTRUEに設定し、さらに、インターワーキングリレーMACアドレス、インターワーキングゲートウェイMACアドレス、仮想リンク識別子を設定する。
インターワーキングゲートウェイ102の仮想リンク管理部301は、仮想リンクを設定したら、仮想リンク設定応答メッセージを、仮想リンク送受信部302を介してインターワーキングリレー101に送信する(S303)。なお、仮想リンク送受信部302は、仮想リンク設定応答メッセージを、仮想リンクではなく、インターワーキング網106における通常の物理リンクで送信する。仮想リンク設定応答メッセージには、仮想リンク識別子を含めてもよい。
インターワーキングリレー101は、仮想リンク設定応答に基づき、仮想リンクを設定する(S304)。このとき、デバイス記述子のVirtualフラグをTRUE、仮想リンク管理情報の有効化フラグをTRUEに設定し、さらに、インターワーキングリレーMACアドレス、インターワーキングゲートウェイMACアドレス、インターワーキングゲートウェイ102から通知された仮想リンク識別子を設定してもよい。
図10に、インターワーキングゲートウェイ主導の仮想リンク設定シーケンスを示す。図9と重複する説明は省略する。
インターワーキングゲートウェイ102の仮想リンク管理部301が、仮想リンク送受信部302を介して、仮想リンク設定要求メッセージをインターワーキングリレー101に送信する(S311)。この際、仮想リンク識別子を生成して、仮想リンク設定要求メッセージに当該仮想リンク識別子を含めてもよい
インターワーキングリレー101の仮想リンク管理部201は、当該仮想リンク設定要求に基づき、仮想リンクを設定する(S312)。
インターワーキングリレー101の仮想リンク管理部201は、当該仮想リンク設定要求に基づき、仮想リンクを設定する(S312)。
インターワーキングリレー101の仮想リンク管理部201は、仮想リンクを設定したら、仮想リンク設定応答メッセージを、仮想リンク送受信部202を介してインターワーキングゲートウェイ102に送信する(S313)。
インターワーキングゲートウェイ102は、仮想リンク設定応答に基づき、仮想リンクを設定する(S314)。なお、インターワーキングリレー101への仮想リンク識別子の通知は、仮想リンク設定要求メッセージの送信時ではなく、仮想リンク設定応答メッセージをインターワーキングリレー101から受信した後で行っても良い。
図11に、インターワーキングリレー主導の仮想リンク開放シーケンスを示す。
インターワーキングリレー101の仮想リンク管理部201が、仮想リンク送受信部202を介して、仮想リンク開放要求メッセージをインターワーキングゲートウェイ102に送信する(S321)。仮想リンク開放要求メッセージには、開放対象となる仮想リンクの仮想リンク識別子を含めて良い。なお、仮想リンク送受信部202は、仮想リンク開放要求メッセージを、仮想リンクではなく、インターワーキング網106における通常の物理リンクで送信する。
仮想リンク管理部201は、仮想リンク開放要求メッセージを送信したら、当該仮想リンクを開放する(S322)。このとき、デバイス記述子のVirtualフラグをFALSE、仮想リンク管理情報の有効化フラグをFALSEに設定する。さらに、構成に応じて、仮想リンク管理情報におけるインターワーキングリレーMACアドレス、インターワーキングゲートウェイMACアドレス、仮想リンク識別子をリセットしてもよい。
インターワーキングゲートウェイ102の仮想リンク管理部301は、当該仮想リンク開放要求に基づき、仮想リンクを開放する(S323)。具体的に、仮想リンク開放要求に含まれる仮想リンク識別子の仮想リンクを開放する。仮想リンク管理部301は、デバイス記述子のVirtualフラグをFALSE、当該仮想リンク識別子を含む仮想リンク管理情報の有効化フラグをFALSEに設定する。さらに、構成に応じて、インターワーキングリレーMACアドレス、インターワーキングゲートウェイMACアドレス、仮想リンク識別子をリセットしてもよい。
インターワーキングゲートウェイ102の仮想リンク管理部301は、仮想リンクを開放したら、仮想リンク設定応答メッセージを、仮想リンク送受信部302を介してインターワーキングリレー101に送信する(S324)。なお、仮想リンク送受信部302は、仮想リンク開放応答メッセージを、仮想リンクではなく、インターワーキング網106における通常の物理リンクで送信する。仮想リンク設定応答メッセージには、仮想リンク識別子を含めても良い。
図11の上記シーケンスでは、インターワーキングリレー101は、仮想リンク開放要求メッセージを送信した直後に仮想リンクを開放したが、インターワーキングゲートウェイから仮想リンク開放応答メッセージを受信した後に、仮想リンクを開放してもよい。
図12に、インターワーキングゲートウェイ主導の仮想リンク開放シーケンスを示す。図11と重複する説明は省略する。
インターワーキングゲートウェイ102の仮想リンク管理部301が、仮想リンク送受信部302を介して、仮想リンク開放要求メッセージをインターワーキングリレー101に送信する(S331)。仮想リンク開放要求メッセージには開放対象となる仮想リンクの仮想リンク識別子を含めて良い。
仮想リンク管理部301は、仮想リンク開放要求メッセージを送信したら、当該仮想リンクを開放する(S332)。
インターワーキングリレー101の仮想リンク管理部201は、当該仮想リンク開放要求に基づき、仮想リンクを開放する(S333)。具体的に、仮想リンク開放要求に含まれる仮想リンク識別子の仮想リンクを開放する。
インターワーキングリレー101の仮想リンク管理部201は、仮想リンクを開放したら、仮想リンク設定応答メッセージを、仮想リンク送受信部202を介してインターワーキングゲートウェイ102に送信する(S334)。なお、仮想リンク設定応答メッセージには、仮想リンク識別子を含めても良い。
図12の上記シーケンスでは、インターワーキングゲートウェイ102は、仮想リンク開放要求メッセージを送信した直後に仮想リンクを開放したが、インターワーキングリレーから仮想リンク開放応答メッセージを受信した後に、仮想リンクを開放してもよい。
図13に、インターワーキングプロトコルメッセージフォーマットの一例を示す。図13においては、インターワーキングプロトコルとしてIEEE802.21を用いた例を示す。
インターワーキングプロトコルメッセージは、802.21ヘッダと、送信元MIHF(Media−Independent Handover Function ID)と、宛先MIHF IDと、オプション属性のリストとを備える。インターワーキングプロトコルのメッセージ種別は、802.21ヘッダ内のメッセージのMIH Message IDにより識別される。
図14に、インターワーキングプロトコルメッセージの当該オプション属性の対応表を示す。
縦列の項目名「仮想リンクデータ」「仮想リンク設定要求」「仮想リンク設定応答」「仮想リンク開放要求」「仮想リンク開放応答」が、それぞれメッセージ種別に対応する。
横列の項目名「インターワーキングリレーMACアドレス」「インターワーキングゲートウェイMACアドレス」「MACタイプ」「仮想リンク識別子」「ステータス」「マルチホップMACフレーム」は、それぞれオプション属性に対応する。
「MACタイプ」は、マルチホップアクセス網のMACの種別を表す。「仮想リンク識別子」は、マルチホップゲートウェイにより割当てられる仮想リンクの識別情報である。「ステータス」は、仮想リンク設定処理または仮想リンク開放処理の成功、失敗の状態を表す。「マルチホップMACフレーム」は、仮想リンク上で交換されるMACフレームである。
各メッセージ種別の列において、そのメッセージ種別が指定されたメッセージに含まれるオブション属性に対して〇印が付けられている。たとえばメッセージ種別が「仮想リンクデータ」の場合、オプション属性として、仮想リンク識別子とマルチホップMACフレームのデータが含まれる。
図15に、インターワーキングプロトコルを用いた、仮想リンク上でのマルチホップMACフレーム転送シーケンスを示す。
インターワーキングリレー101は、図4に示したフローにおいて仮想リンクで送信すると判断されたMACフレームを、仮想リンクを用いて送信する(S341)。また、インターワーキングゲートウェイ102も、図5に示したフローにおいて仮想リンクで送信すると判断されたMACフレームを、仮想リンクを用いて送信する。仮想リンクを用いた送信では、図14に示したように、オプション属性は「仮想リンクデータ」であり、仮想リンク識別子とMACフレームが、インターワーキングプロトコルメッセージのオプション属性として送付される。図16に、このときのパケットフォーマットの例を示す。802.21ペイロードに、オプション属性として、仮想リンク識別子と、MACフレーム(マルチホップMACフレーム)のデータが付加されている。
なお、本実施形態では、マルチホップアクセス網およびインターワーキング網の通信品質に基づき仮想リンクの設定および開放を行う例を示しが、マルチホップアクセス網およびインターワーキング網の通信品質に拘わらず、仮想リンクを常に設定した状態にする構成も可能である。この場合、たとえばインターワーキング網の通信品質が低ければ、経路制御プロトコルの動作でインターワーキングゲートウェイへの経路が選択されないことで、実質的に仮想リンクを設定しないのと同様の効果を得ることができる。
以上、第1の実施形態に係わるノード装置によれば、マルチホップアクセス網とインターワーキング網の両方に接続可能なインターワーキングリレーを使用して、マルチホップアクセス網のゲートウェイノードが故障した場合にも、インターワーキングリレーを介してマルチホップアクセス網の外部にあるインターワーキングゲートウェイとの接続性を確保することにより、マルチホップアクセス網とコアネットワークとの間の接続性を維持し、システムの可用性を高めることが可能である。さらに、複数のインターワーキングリレーが一つのマルチホップアクセス網に接続する場合には、システムの可用性がさらに高まる。
(第2の実施形態)
図17は、第2の実施形態に係わる通信システムを示す。
図17は、第2の実施形態に係わる通信システムを示す。
この第2の実施形態に係わる通信システムは、インターワーキングリレー1601、1602、インターワーキングゲートウェイ1603、マルチホップアクセス網1610、1611、端末1612、1613、インターワーキング網1607、1608、1609を備える。
インターワーキングリレー1601は、マルチホップアクセス網1610と、インターワーキング網1607と、インターワーキング網1608(第3ネットワーク)に接続されている。インターワーキングリレー1602は、マルチホップアクセス網1611(第4ネットワーク)とインターワーキング網1608、1609に接続されている。インターワーキング網1607、1608、1609は、任意のタイプのIPネットワークである。
インターワーキングゲートウェイ1603は、インターワーキング網1607、1609に接続されている。典型的な構成においては、インターワーキングゲートウェイ1603は、図示されないコアネットワークにも接続される。また、インターワーキングゲートウェイ1603は、マルチホップアクセス網1610、1611とは別のマルチホップアクセス網に接続されてもよい。
インターワーキングリレー1601とインターワーキングゲートウェイ1603は仮想リンク1604の有効化および無効化が可能であり、インターワーキングリレー1601とインターワーキングリレー1602は仮想リンク1605の有効化および無効化が可能であり、インターワーキングリレー1602とインターワーキングゲートウェイ1603は仮想リンク1606の有効化および無効化が可能である。第1の実施形態と異なり、本実施形態では、インターワーキングリレー同士間でも、仮想リンクによりMACフレーム(マルチホップMACフレームを含む)の転送が可能である。
端末1612は、マルチホップアクセス網1610に接続されている。端末1613は、マルチホップアクセス網1611に接続されている。
マルチホップアクセス網1610、1611には、図示されないゲートウェイノードが接続されてもよい。マルチホップアクセス網1610、1611のMACプロトコルとして、IEEE802.15.4を使用してもよい。マルチホップアクセス網1610、1611内の経路制御はIPレイヤで行ってもよく、IPレイヤより下位のレイヤで行ってもよい。経路制御をIPレイヤで行う場合には、IPレイヤの経路制御プロトコルとして、RFC6550で規定されるRPLを使用してもよい。
第2の実施形態に関わるインターワーキングリレー1601、1611、インターワーキングゲートウェイ1603の構成は、基本的に第1の実施形態と同じである。第1の実施形態と異なる点として、本実施形態では、インターワーキングリレー同士間で仮想リンクを設定する。このため、第1の実施形態では主としてインターワーキングゲートウェイが備える仮想リンク識別子の設定機能を、本実施形態ではインターワーキングリレーも備える。
このように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の利点に加え、インターワーキング網1607、1608、1609のいずれかが利用不能になった場合にも、他のインターワーキング網に迂回することが可能であるため、システムの可用性をさらに向上させることが可能である。
なお、このインターワーキングリレーおよびインターワーキングゲートウェイは、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることでも実現することが可能である。すなわち、インターワーキングリレーおよびインターワーキングゲートウェイが備えるブロックの処理は、上記のコンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このとき、インターワーキングリレーおよびインターワーキングゲートウェイは、上記のプログラムをコンピュータ装置にあらかじめインストールすることで実現してもよいし、CD−ROMなどの記憶媒体に記憶して、あるいはネットワークを介して上記のプログラムを配布して、このプログラムをコンピュータ装置に適宜インストールすることで実現してもよい。また、インターワーキングリレーおよびインターワーキングゲートウェイが備える記憶手段は、上記のコンピュータ装置に内蔵あるいは外付けされたメモリ、ハードディスクもしくはCD−R、CD−RW、DVD−RAM、DVD−Rなどの記憶媒体などを適宜利用して実現することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
Claims (16)
- 第1ネットワークに接続する第1接続部と、
第2ネットワークに接続する第2接続部と、
前記第2ネットワークに接続されたゲートウェイを前記第1ネットワークへ論理的に接続するための仮想リンクの設定および開放を予め定められた条件に基づいて制御する仮想リンク管理部と、
前記第1ネットワークから受信されたパケットの中継先を決定するリレー処理部と、
前記パケットの中継先が前記ゲートウェイと判断され、前記ゲートウェイに前記仮想リンクが設定されている場合に、前記パケットを前記仮想リンクに関連づけて前記ゲートウェイに送信する仮想リンク送受信部と、
を備えたリレー装置。 - 前記仮想リンク管理部は、前記第1接続部を介して前記第1ネットワークの通信品質情報を取得し、前記第1ネットワークの通信品質情報に基づき、前記仮想リンクの設定および開放を制御する
請求項1に記載のリレー装置。 - 前記仮想リンク管理部は、前記第2接続部を介して前記第2ネットワークの通信品質情報を取得し、前記第2ネットワークの通信品質情報に基づき、前記仮想リンクの設定および開放を制御する
請求項1または2に記載のリレー装置。 - 前記仮想リンク管理部は、前記第2接続部を介して前記第2ネットワークの通信品質情報を取得し、前記通信品質情報に基づいて前記第2ネットワークにおける前記仮想リンクに関わる経路制御メトリックを推定し、前記経路制御メトリックの情報を前記第1ネットワークに広告する
請求項1ないし3のいずれか一項に記載のリレー装置。 - 前記仮想リンク管理部は、前記第2接続部を介して前記第2ネットワークの通信品質情報を取得し、前記通信品質情報に基づいて前記第2ネットワークにおける通信リソースを確保する
請求項1ないし4のいずれか一項に記載のリレー装置。 - 前記仮想リンク管理部は、前記第2ネットワークにおける前記仮想リンクに関わる通信量を測定し、前記通信量に基づいて前記第2ネットワークにおける通信リソースを確保する
請求項1ないし5のいずれか一項に記載のリレー装置。 - 前記仮想リンク管理部は、前記第1接続部が前記第1ネットワークと同一の通信プロトコルを用いる別のネットワークにさらに接続されているときは、前記仮想リンクを設定しない、または設定済みの仮想リンクを開放する
請求項1ないし6のいずれか一項に記載のリレー装置。 - 前記仮想リンク管理部は、前記ゲートウェイからの要求に応じて、前記仮想リンクの設定および開放を制御する
請求項1ないし7のいずれか一項に記載のリレー装置。 - 前記仮想リンク送受信部が、前記ゲートウェイから前記仮想リンクに関連づけられたパケットを受信し、
前記第1接続部は、前記リレー処理部により前記パケットの中継先が前記第1ネットワーク上のノードと判断された場合に、前記パケットを前記第1ネットワークに送信する
請求項1ないし8のいずれか一項に記載のリレー装置。 - 前記第1ネットワークは、複数のノードがパケットを中継配送するマルチホップ無線ネットワークである
請求項1ないし9のいずれか一項に記載のリレー装置。 - 前記リレー処理部は、前記第1ネットワークから受信されたパケットの中継先を前記パケットのヘッダ情報に基づき決定する
請求項1ないし10のいずれか一項に記載のリレー装置。 - 前記第2接続部は、第1リレー装置が接続された第3ネットワークにさらに接続され、
前記仮想リンク管理部は、前記第1リレー装置との間で、前記仮想リンク送受信部を前記第1リレー装置が接続された第4ネットワークに論理的に接続するための第1仮想リンクの設定および開放を制御し、
前記仮想リンク送受信部は、
前記第1リレー装置から前記第3ネットワークにおける前記第1仮想リンクに関連づけられたパケットを受信し、
前記パケットの中継先が前記リレー処理部により前記ゲートウェイと判断され、前記ゲートウェイに前記仮想リンクが設定されている場合に、前記パケットを前記仮想リンクに関連づけて前記ゲートウェイに送信する
請求項1ないし11いずれか一項に記載のリレー装置。 - 前記仮想リンク管理部は、前記仮想リンクを固定的に設定した状態にしており、
前記リレー処理部は、前記第1および第2ネットワークの通信品質に基づき所定の経路制御プロトコルに従って生成される経路制御情報に基づき前記パケットの中継先を決定する
請求項1ないし12のいずれか一項に記載のリレー装置。 - 第1ネットワークと第2ネットワークとに接続されるリレー装置と、前記第2ネットワークに接続されるゲートウェイとを備えた通信システムであって、
前記リレー装置は
前記ゲートウェイを前記第1ネットワークへ論理的に接続するための仮想リンクの設定および開放を予め定められた条件に基づいて制御する第1仮想リンク管理部と、
前記第1ネットワークから受信されたパケットの中継先を決定するリレー処理部と、
前記パケットの中継先が前記ゲートウェイと判断され、前記ゲートウェイに前記仮想リンクが設定されている場合に、前記パケットを前記仮想リンクに関連づけて前記ゲートウェイに送信する第1仮想リンク送受信部と、
前記ゲートウェイは、
前記リレー装置との間で前記仮想リンクの設定および開放を制御する第2仮想リンク管理部と、
前記第2ネットワークから前記仮想リンクに関連づけられたパケットを受信する第2仮想リンク送受信部と、
を備えた通信システム。 - 第1ネットワークに接続する第1接続ステップと、
第2ネットワークに接続する第2接続ステップと、
前記第2ネットワークに接続されたゲートウェイを前記第1ネットワークへ論理的に接続するための仮想リンクの設定および開放を予め定められた条件に基づいて制御する仮想リンク管理ステップと、
前記第1ネットワークから受信されたパケットの中継先を決定するリレー処理ステップと、
前記パケットの中継先が前記ゲートウェイと判断され、前記ゲートウェイに前記仮想リンクが設定されている場合に、前記パケットを前記仮想リンクに関連づけて前記ゲートウェイに送信する仮想リンク送受信ステップと、
を備えた通信方法。 - 第1ネットワークに接続する第1接続ステップと、
第2ネットワークに接続する第2接続ステップと、
前記第2ネットワークに接続されたゲートウェイを前記第1ネットワークへ論理的に接続するための仮想リンクの設定および開放を予め定められた条件に基づいて制御する仮想リンク管理ステップと、
前記第1ネットワークから受信されたパケットの中継先を決定するリレー処理ステップと、
前記パケットの中継先が前記ゲートウェイと判断され、前記ゲートウェイに前記仮想リンクが設定されている場合に、前記パケットを前記仮想リンクに関連づけて前記ゲートウェイに送信する仮想リンク送受信ステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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