JP2015012408A - 無線基地局、ユーザ端末及び参照信号送信方法 - Google Patents

無線基地局、ユーザ端末及び参照信号送信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】マクロセルと重複して配置されるスモールセルにおいて、ユーザ端末における参照信号の受信品質を向上させること。
【解決手段】本発明の参照信号送信方法は、マクロセルと重複して配置されるスモールセルを形成し、複数のアンテナポートを備えた無線基地局における参照信号送信方法であって、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号を生成する工程と、ビームフォーミングが行われない参照信号送信期間において、ビームフォーミングが行われるデータ期間よりも狭い送信帯域幅で、前記複数の参照信号を送信する工程と、を有し、各アンテナポートの参照信号は、時間方向及び周波数方向の少なくとも一つに拡散して送信される。
【選択図】図9

Description

本発明は、マクロセルとスモールセルとが重複して配置される次世代移動通信システムにおける無線基地局、ユーザ端末及び参照信号送信方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)やLTEの後継システム(例えば、LTEアドバンスト、FRA(Future Radio Access)、4Gなどともいう)では、半径数百メートルから数キロメートル程度の相対的に大きいカバレッジを有するマクロセルと重複して、半径数メートルから数十メートル程度の相対的に小さいカバレッジ有するスモールセル(ピコセル、フェムトセルなどを含む)が配置される無線通信システム(例えば、HetNet(Heterogeneous Network)ともいう)が検討されている(例えば、非特許文献1)。
かかる無線通信システムでは、マクロセルとスモールセルとの双方で同一の周波数帯を用いるシナリオ(例えば、co-channelともいう)や、マクロセルとスモールセルとで異なる周波数帯を用いるシナリオ(例えば、separate frequencyともいう)が検討されている。具体的には、後者のシナリオでは、マクロセルにおいて、相対的に低い周波数帯(例えば、2GHz)(以下、低周波数帯という)を用い、スモールセルにおいて相対的に高い周波数帯(例えば、3.5GHzや10GHz)(以下、高周波数帯という)を用いることも検討されている。
マクロセルにおいて低周波数帯を用い、スモールセルにおいて高周波数帯を用いる無線通信システムでは、容量増大やオフロードの観点からは、よりキャパシティの高い高周波数帯が用いられるスモールセルで、ユーザ端末が通信を行うことが好ましい。
一方、高周波数帯のパスロスは、低周波数帯のパスロスと比較して大きく、高周波数帯では、広いカバレッジを確保し難くなる。このため、スモールセルにおいて高周波数帯を用いる場合、ユーザ端末が、スモールセルからの参照信号を十分な受信品質で受信し難くなるという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、マクロセルと重複して配置されるスモールセルにおいて、ユーザ端末における参照信号の受信品質を向上可能な無線基地局、ユーザ端末及び参照信号送信方法を提供することを目的とする。
本発明の無線基地局は、マクロセルと重複して配置されるスモールセルを形成し、複数のアンテナポートを備えた無線基地局であって、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号を生成する生成部と、ビームフォーミングが行われない第1送信期間において、ビームフォーミングが行われる第2送信期間よりも狭い送信帯域幅で、前記複数の参照信号を送信する送信部と、を具備し、前記送信部は、各アンテナポートの参照信号を時間方向及び周波数方向の少なくとも一つに拡散して、送信することを特徴とする。
本発明によれば、マクロセルと重複して配置されるスモールセルにおいて、ユーザ端末における参照信号の受信品質を向上させることができる。
HetNetの概念図である。 マクロセルとスモールセルで用いられるキャリアの一例の説明図である。 Massive MIMOの説明図である。 周波数とアンテナ素子数との関係(1次元)の説明図である。 周波数とアンテナ素子数との関係(2次元)の説明図である。 スモールセルのカバレッジの説明図である。 参照信号送信期間の説明図である。 本発明の態様1.1に係る参照信号送信方法の概念図である。 本発明の態様1.1に係る参照信号送信方法の説明図である。 本発明の態様1.1に係る参照信号の拡散例を示す図である。 本発明の態様1.2に係る参照信号送信方法の概念図である。 本発明の態様1.2に係る参照信号送信方法の説明図である。 本発明の態様2.1に係る参照信号送信方法の概念図である。 本発明の態様2.1に係る参照信号送信方法の説明図である。 本発明の態様2.2に係る参照信号送信方法の概念図である。 本発明の態様2.2に係る参照信号送信方法の説明図である。 本発明の態様3.1に係る参照信号送信方法の説明図である。 本発明の態様3.2に係る参照信号送信方法の説明図である。 本発明の態様4.1に係る参照信号送信方法の説明図である。 本発明の態様4.2に係る参照信号送信方法の説明図である。 本実施の形態に係る無線通信システムの一例を示す概略図である。 本実施の形態に係る無線基地局の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の全体構成の説明図である。 本実施の形態に係るスモール基地局の機能構成の説明図である。 本実施の形態に係るユーザ端末の機能構成の説明図である。
図1は、HetNetの概念図である。図1に示すように、HetNetは、マクロセルと地理的に重複するようにスモールセルが配置される無線通信システムである。HetNetは、マクロセルを形成する無線基地局(以下、マクロ基地局という)(MeNB:Macro eNodeB)、各スモールセルを形成する無線基地局(以下、スモール基地局)(SeNB:Small eNodeB)、マクロ基地局及びスモール基地局の少なくとも一つと通信するユーザ端末(UE:User Equipment)とを含む。
図1に示すHetNetでは、マクロセルにおいて相対的に低い周波数帯(以下、低周波数帯という)のキャリアF1を用い、スモールセルにおいて相対的に高い周波数帯(以下、高周波数帯という)のキャリアF2を用いることが検討されている。この場合、低周波数帯のキャリアF1を用いるマクロセルにおいて、カバレッジ確保やモビリティサポートを行い、高周波数帯のキャリアF2を用いるスモールセルにおいて、容量増大やオフロードを行うこと(Macro-assisted、C/U-plane splitなどともいう)も検討されている。
図2は、キャリアF1、F2の一例を示す図である。図2に示すように、低周波数帯のキャリアF1としては、例えば、800Hzや2GHzなどの既存の周波数帯(Existing cellular bands)のキャリアを用いることができる。一方、高周波数帯のキャリアF2としては、例えば、3.5GHzや10GHzなど、既存の周波数帯よりも高い周波数帯(Higher frequency bands)のキャリアを用いることができる。
図2に示すように、キャリアF1の送信電力密度(Transmit power density)は、キャリアF2の送信電力密度より高いため、マクロセルのカバレッジはスモールセルよりも大きくなる。一方、キャリアF2の送信帯域幅(bandwidth)は、キャリアF1の送信帯域幅よりも広く確保できるため、スモールセルの伝送速度(キャパシティ)はマクロセルよりも高くなる。
ところで、パスロス(path-loss)は、周波数fに比例して増加する。具体的には、パスロスは、およそ20log10(f)で示される。このため、高周波数帯のキャリアF2が用いられるスモールセルでは、Massive MIMO(3次元(3D)/Massive MIMOともいう)などによるビームフォーミングを適用することで、パスロスを補償することが検討されている。
図3は、Massive MIMOの説明図である。Massive MIMOを用いる場合、複数のアンテナ素子が2次元面に配置される。例えば、図3に示すように、2次元面における水平方向と垂直方向とで均等に、複数のアンテナ素子が配置されてもよい。かかる場合、2次元面に配置可能なアンテナ素子数は、理論上、周波数fの2乗に比例して増加する。なお、図示しないが、複数のアンテナ素子は、3次元で配置されてもよい。
図4及び図5を参照し、周波数fとアンテナ素子数との関係を説明する。図4及び5は、周波数fとアンテナ素子数との関係を説明するための図である。
図4では、アンテナ素子が1次元で配列される場合を説明する。アンテナ素子が1次元で配置される場合、周波数fの増加率に比例して、アンテナ長Lで配置可能なアンテナ素子数Txが増加する。例えば、図4Aに示すように、周波数fが2GHzである場合、アンテナ長Lに6個のアンテナ素子が配列されるとする。この場合、図4Bに示すように、周波数fが4GHz(図4Aの2倍)となると、同じアンテナ長Lに12個(=6×2)のアンテナ素子を配置可能となる。
また、アンテナ素子が1次元で配置される場合、アンテナ長Lで配置可能なアンテナ素子数Txが増加するにつれて、ビームフォーミングゲインが増加する。例えば、図4Bでは、アンテナ長Lが配置可能なアンテナ素子数Txが図4Aの2倍になるので、アンテナ素子間の間隔(以下、アンテナ素子間隔)が、図4Aの1/2となる。アンテナ素子間隔が狭いほど、ビーム幅が狭くなるので、ビームフォーミングゲインが増加する。このため、図4Bのビームフォーミングゲインは、図4Aの2倍となる。
一方、図5では、アンテナ素子が2次元面に配置される場合(Massive MIMOを適用する場合)を説明する。アンテナ素子が2次元で配置される場合、周波数fの増加率に2乗比例して、所定面積で配置可能なアンテナ素子数Txが増加する。例えば、図5に示すように、周波数fが2.5GHzである場合、所定の2次元面に1個のアンテナ素子が配置されるとする。この場合、周波数fが2.5GHzの1.4倍の3.5GHzになると、アンテナ素子数Txは、1.4=1.96≒2となる。また、周波数fが2.5GHzの2倍の5GHzになると、アンテナ素子数Txは、2=4となる。周波数fが、2.5GHzの4倍の10GHz、8倍の20GHzとなる場合も同様に、アンテナ素子数Txは、4=16、8=64となる。
また、アンテナ素子が2次元で配置される場合も、所定面積で配置可能なアンテナ素子数Txが増加するにつれて、図5に示すように、ビームフォーミングゲインが増加する。すなわち、Massive MIMOを適用する場合、周波数fが高いほど、ビームフォーミングゲインを得ることができる。したがって、スモールセルにおいてMassive MIMOを適用する場合、ビームフォーミングゲインにより、高周波数帯のパスロスを補償することができる。
図6は、スモールセルのカバレッジの説明図である。図6に示すように、ビームフォーミングされる参照信号のカバレッジC1は、ビームフォーミングされない参照信号のカバレッジC2と比べて、所定方向に拡大する。これにより、ビームフォーミング方向に位置するユーザ端末1は、カバレッジC2外であっても、ビームフォーミングされた参照信号を所定の受信品質で受信できる。一方、ビームフォーミング方向とは逆方向に位置するユーザ端末2は、カバレッジC2内であっても、当該参照信号を十分な受信品質で受信できない恐れがある。
また、ビームフォーミングを行うためには、チャネル状態を示すCSI(Channel State Information)などのユーザ端末からのフィードバック情報や、アンテナ素子の重み付けに用いられるAOA(Angle of Arrival)やAOD(Angle of Departure)などを取得する必要がある。このため、フィードバック情報、AOA、AODなどが未知となる期間ではビームフォーミングを行うことができず、当該期間に送信される参照信号をユーザ端末が十分な受信品質で受信できないことが想定される。
そこで、Massive MIMOなどによるビームフォーミングを行わずに、ユーザ端末における参照信号の受信品質を向上させる方法が検討されている。具体的には、図7に示すように、ビームフォーミングが行われない参照信号送信期間においては、ビームフォーミングが行われるデータ送信期間よりも、送信帯域幅を狭くして、送信電力を大きくすることが検討されている。
例えば、図7では、データ送信期間におけるビームフォーミングゲインに比例して、参照信号送信期間における送信帯域幅が狭められ、送信電力が増加される。これにより、高周波数帯のキャリアF2が用いられるスモールセルにおいても、ビームフォーミングを行わずに、ユーザ端末における参照信号の受信品質を向上させることができる。
ところで、スモールセルでは、複数のアンテナポート(アンテナ)を用いて下り通信を行うことも想定されるため、ユーザ端末において、アンテナポート毎に異なる参照信号の受信品質を測定し、アンテナポート毎のチャネル状態を推定することが望まれる。しかしながら、図7に示すように、送信帯域幅が狭められた参照信号送信期間において、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号を送信しようとすると、ユーザ端末における各アンテナポートの参照信号の受信品質が低下する恐れがある。
そこで、本発明者らは、送信帯域幅が狭められた参照信号送信期間において、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号を送信する場合に、ユーザ端末における各アンテナポートの参照信号の受信品質を向上可能な参照信号送信方法を検討し、本発明に至った。
本発明に係る参照信号送信方法では、スモール基地局が、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号を生成し、ビームフォーミングが行われない参照信号送信期間(第1送信期間)において、ビームフォーミングが行われるデータ送信期間(第2送信期間)よりも狭い送信帯域幅で、前記複数の参照信号を送信する。また、スモール基地局は、各アンテナポートの参照信号を時間方向及び周波数方向の少なくとも一つに拡散して送信する。
ここで、時間方向の拡散とは、各アンテナポートの参照信号を複数の時間リソース(例えば、OFDMシンボルなど)にマッピングすることである。また、周波数方向の拡散とは、各アンテナポートの参照信号を複数の周波数リソース(例えば、サブキャリア、物理リソースブロック(PRB)、PRBペアなど)にマッピングすることをいう。なお、時間方向又は周波数方向への拡散は、一次元拡散(1 dimension-Spreading)とも呼ばれる。また、時間方向及び周波数方向への拡散は、二次元拡散(2 dimension-Spreading)とも呼ばれる。
また、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号は、周波数分割多重及び符号分割多重の少なくとも一つにより、送信帯域幅に多重されてもよい。周波数分割多重では、当該複数の参照信号が、直交する周波数リソース(例えば、サブキャリア、PRB、PRBペアなど)にマッピングされる。また、符号分割多重では、当該複数の参照信号に対して、直交符号(例えば、OCC:Orthogonal Cover Code)が乗算される。
また、参照信号送信期間(第1送信期間)とは、ビームフォーミングせずに参照信号が送信される期間である。参照信号は、例えば、CRS(Cell-Specific Reference Signal)、CSI−RS(Channel State Information-Reference Signal)、DM−RS(DeModulation-Reference Signal)、ディスカバリー信号などであるが、これに限られず、受信品質の測定用の信号であればよい。なお、受信品質には、例えば、RSRP:Reference Signal Received Power、RSRQ:Reference Signal Received Quality、SINR:Signal Interference Noise Ratioなどが含まれる。
また、参照信号送信期間では、図8等に示されるように、データ送信期間(第2送信期間)よりも送信帯域幅を狭くして、送信電力を増加させて、参照信号が送信される。このため、データ送信期間のようにビームフォーミングゲインが得られなくても、ユーザ端末における参照信号の受信品質の低下を防止できる。なお、参照信号送信期間の送信帯域幅は、データ送信期間におけるビームフォーミングゲイン、アンテナ素子数などに基づいて、決定されてもよい。
一方、データ送信期間(第2送信期間)とは、ビームフォーミングをしてデータ信号(例えば、PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)で送信されるユーザデータや上位レイヤ制御情報)が送信される期間である。データ送信期間では、ビームフォーミングゲインにより、ユーザ端末における受信品質の低下を防止できる。
なお、参照信号送信期間では、参照信号だけでなく、下り制御信号(例えば、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)で送信される共通制御情報)など、ユーザ固有でない下り信号が送信されてもよい。また、データ送信期間では、データ信号だけでなく、L1/L2信号、下り制御信号(例えば、PDCCHで送信される個別制御情報)など、ユーザ固有の下り信号が送信されてもよい。
以下、本発明の態様1−4に係る参照信号送信方法を詳細に説明する。
(態様1)
図8−12を参照し、本発明の態様1に係る参照信号送信方法を説明する。態様1に係る参照信号送信方法では、スモール基地局は、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号を周波数分割多重し、各アンテナポートの参照信号を時間方向に拡散(一次元拡散)する。ここで、各アンテナポートの参照信号は、1サブフレーム内で拡散されてもよいし(態様1.1)、複数のサブフレームに渡り拡散されてもよい(態様1.2)。また、ユーザ端末は、時間方向に拡散された各アンテナポートの参照信号を同相加算して、各アンテナポートの参照信号の受信品質を測定する。
図8及び9は、態様1.1に係る参照信号送信方法の説明図である。なお、図8及び9では、参照信号送信期間が、サブフレーム#n+1であり、データ送信期間が、サブフレーム#n、#n+2であるものとする。図8において、スモール基地局は、サブフレーム#n+1では、サブフレーム#n、#n+2よりも狭い送信帯域幅で、M(M≧2)個のアンテナポート#1〜#Mの参照信号を送信する。
また、図8において、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#Mの参照信号をそれぞれ直交する周波数リソース(例えば、サブキャリア、PRB、PRBペアなど)にマッピングして、周波数分割多重する。また、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#Mの参照信号を、それぞれ、1サブフレーム#n+1内において、時間方向に拡散する。
例えば、図9に示すように、アンテナポート数が14である場合、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#14の参照信号を、それぞれ異なるサブキャリアにマッピングする。また、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#14の参照信号をそれぞれ、1サブフレーム#n+1内の複数のOFDMシンボルにマッピングして、時間方向に拡散する。なお、図9では、アンテナポート#1〜#14の参照信号は、それぞれ、サブフレーム#n+1内の全てのOFDMシンボルにマッピングされるが、全てのOFDMシンボルにマッピングされなくともよい。
図10は、アンテナポート#1の参照信号の拡散例を示す図である。図9で説明したように、サブフレーム#n+1の14OFDMシンボル全てにアンテナポート#1の参照信号が拡散される場合、アンテナポート#1の参照信号の拡散系列は、A={a1、a2、a3、…、a14}で示される。この場合、図10に示すように、アンテナポート#1の参照信号a1、…、a14が、アンテナポート#1用のサブキャリアと、サブフレーム#n+1の1−14番目のOFDMシンボルで示されるリソースエレメントにマッピングされる。
また、態様1.1に係る参照信号送信方法において、ユーザ端末は、1サブフレーム#n+1内の複数のOFDMシンボルにマッピングされた各アンテナポートの参照信号(図9参照)を同相加算して、各アンテナポートの参照信号の受信品質を測定する。
図11及び12は、態様1.2に係る参照信号送信方法の説明図である。なお、図11及び12では、参照信号送信期間が、連続するサブフレーム#n+1、#n+2であり、データ送信期間が、サブフレーム#n、#n+3であるものとする。図11において、スモール基地局は、サブフレーム#n+1、#n+2では、サブフレーム#n、#n+3よりも狭い送信帯域幅で、M(M≧2)個のアンテナポート#1〜#Mの参照信号を送信する。
また、図11において、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#Mの参照信号をそれぞれ直交する周波数リソース(例えば、サブキャリア、PRB、PRBペアなど)にマッピングして、周波数分割多重する。また、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#Mの参照信号を、それぞれ、2サブフレーム#n+1、#n+2に渡って、時間方向に拡散する。なお、参照信号が拡散されるサブフレーム数は、2以上であってもよい。また、参照信号が拡散される複数のサブフレームは、連続していなくともよい。
例えば、図12に示すように、アンテナポート数が14である場合、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#14の参照信号を、それぞれ異なるサブキャリアにマッピングする。また、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#14の参照信号をそれぞれ、複数のサブフレーム#n+1、#n+2に渡る複数のOFDMシンボルにマッピングして、時間方向に拡散する。なお、図12では、アンテナポート#1〜#14の参照信号は、それぞれ、2サブフレーム#n+1、#n+2に渡る全てのOFDMシンボルにマッピングされるが、全てのOFDMシンボルにマッピングされなくともよい。
また、態様1.2に係る参照信号送信方法において、ユーザ端末は、複数のサブフレーム#n+1、#n+2に渡る複数のOFDMシンボルにマッピングされた各アンテナポートの参照信号(図12参照)を同相加算して、各アンテナポートの参照信号の受信品質を測定する。
態様1に係る参照信号送信方法によれば、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号が周波数分割多重され、各アンテナポートの参照信号が時間方向に拡散して送信される。このため、ユーザ端末は、時間方向に拡散された各アンテナポートの参照信号を同相加算して、受信品質を測定できる。この結果、ユーザ端末における各アンテナポートの参照信号の受信品質を向上できる。特に、態様1.2に係る参照信号方法によれば、各アンテナポートの参照信号が複数のサブフレームに渡り拡散されるので、各アンテナポートの参照信号の受信品質の向上効果を高めることができる上、参照信号の送信電力を大きくしカバレッジを大きくすることができる。
(態様2)
図13−16を参照し、本発明の態様2に係る参照信号送信方法を説明する。態様2に係る参照信号送信方法では、スモール基地局は、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号を周波数分割多重及び符号分割多重する点で、態様1と異なる。
態様2に係る参照信号送信方法では、態様1と同様に、各アンテナポートの参照信号を時間方向に拡散(一次元拡散)する。ここで、各アンテナポートの参照信号は、1サブフレーム内で拡散されてもよいし(態様2.1)、複数のサブフレームに渡り拡散されてもよい(態様2.2)。また、ユーザ端末は、態様1と同様に、時間方向に拡散された各アンテナポートの参照信号を同相加算して、各アンテナポートの参照信号の受信品質を測定する。以下では、態様1との相違点を中心に説明する。
図13及び14は、態様2.1に係る参照信号送信方法の説明図である。なお、図13及び14では、参照信号送信期間が、サブフレーム#n+1であり、データ送信期間が、サブフレーム#n、#n+2であるものとする。図13において、スモール基地局は、サブフレーム#n+1では、サブフレーム#n、#n+2よりも狭い送信帯域幅で、M(M≧2)個のアンテナポート#1〜#Mの参照信号を送信する。
また、図13において、スモール基地局は、異なるアンテナポートの参照信号に直交符号(例えば、OCC)を乗算して、同一の周波数/時間リソース(例えば、リソースエレメント、PRB、PRBペア)にマッピングして、符号分割多重する。例えば、図13では、スモール基地局は、アンテナポート#1の参照信号とアンテナポート#M/2+1の参照信号とに対して直交符号を乗算し、同一の周波数/時間リソースにマッピングする。アンテナポート#2〜#M/2の参照信号と、アンテナポート#M/2+1〜#Mの参照信号とについても同様である。
また、スモール基地局は、符号分割多重される複数の参照信号毎に、直交する周波数リソースにマッピングして、周波数分割多重する。例えば、図13では、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#M/2の参照信号を、それぞれ直交する周波数リソースにマッピングする。また、スモール基地局は、符号分割多重されるアンテナポート#1〜#M/2の参照信号とアンテナポート#M/2+1〜#Mの参照信号とを、それぞれ、直交する周波数リソースにマッピングする。
このように、図13では、スモール基地局は、アンテナポート毎に異なる参照信号を符号分割多重及び周波数分割多重する。また、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#Mの参照信号を、それぞれ、1サブフレーム#n+1内において、時間方向に拡散する。
例えば、図14に示すように、アンテナポート数が14である場合、スモール基地局は、符号分割多重されるアンテナポート#1、#8の参照信号を、サブフレーム#n+1内の複数のOFDMシンボルにマッピングして、時間方向に拡散する。アンテナポート#2〜#7、#9〜#14の参照信号についても同様である。なお、図14では、アンテナポート#1〜#14の参照信号は、それぞれ、サブフレーム#n+1内の全てのOFDMシンボルにマッピングされるが、全てのOFDMシンボルにマッピングされなくともよい。
また、態様2.1に係る参照信号送信方法において、ユーザ端末は、1サブフレーム#n+1内の複数のOFDMシンボルにマッピングされた各アンテナポートの参照信号(図14参照)を同相加算して、各アンテナポートの参照信号の受信品質を測定する。
図15及び16は、態様2.2に係る参照信号送信方法の説明図である。なお、図15及び16では、参照信号送信期間が、連続するサブフレーム#n+1、#n+2であり、データ送信期間が、サブフレーム#n、#n+3であるものとする。図15では、図13と同様に、スモール基地局は、アンテナポート毎に異なる参照信号を符号分割多重及び周波数分割多重する。また、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#Mの参照信号を、それぞれ、複数のサブフレーム#n+1、#n+2に渡り、時間方向に拡散する。なお、参照信号が拡散されるサブフレーム数は、2以上であってもよい。また、参照信号が拡散される複数のサブフレームは、連続していなくともよい。
例えば、図16に示すように、アンテナポート数が14である場合、スモール基地局は、符号分割多重されるアンテナポート#1、#8の参照信号を、複数のサブフレーム#n+1、#n+2に渡る複数のOFDMシンボルにマッピングして、時間方向に拡散する。アンテナポート#2〜#7、#9〜#14の参照信号についても同様である。なお、図16では、アンテナポート#2〜#7、#9〜#14の参照信号は、それぞれ、2サブフレーム#n+1、#n+2に渡る全てのOFDMシンボルにマッピングされるが、全てのOFDMシンボルにマッピングされなくともよい。
また、態様2.2に係る参照信号送信方法において、ユーザ端末は、複数のサブフレーム#n+1、n+2に渡る複数のOFDMシンボルにマッピングされた各アンテナポートの参照信号(図16参照)を同相加算して、各アンテナポートの参照信号の受信品質を測定する。
態様2に係る参照信号送信方法によれば、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号が周波数分割多重だけでなく符号分割多重されるため、周波数リソースの利用効率を向上できる。また、各アンテナポートの参照信号が時間方向に拡散して送信されるため、ユーザ端末における各アンテナポートの参照信号の受信品質を向上できる。特に、態様2.2に係る参照信号方法によれば、各アンテナポートの参照信号が複数のサブフレームに渡り拡散されるので、各アンテナポートの参照信号の受信品質の向上効果を高めることができる上、参照信号の送信電力を大きくしカバレッジを大きくすることができる。
(態様3)
図17−18を参照し、本発明の態様3に係る参照信号送信方法を説明する。態様3に係る参照信号送信方法では、スモール基地局は、各アンテナポートの参照信号を時間方向と周波数方向とに拡散(二次元拡散)する点で、態様1と異なる。ここで、各アンテナポートの参照信号は、1サブフレーム内で拡散されてもよいし(態様3.1)、複数のサブフレームに渡り拡散されてもよい(態様3.2)。なお、スモール基地局は、態様1と同様に、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号を周波数分割多重する。
また、態様3に係る参照信号送信方法では、ユーザ端末は、時間方向と周波数方向とに拡散された各アンテナポートの参照信号を同相加算して、各アンテナポートの参照信号の受信品質を測定する。以下では、態様1との相違点を中心に説明する。
図17は、態様3.1に係る参照信号送信方法の説明図である。なお、図17では、参照信号送信期間が、サブフレーム#n+1であり、データ送信期間が、サブフレーム#n、#n+2であるものとする。図17において、スモール基地局は、サブフレーム#n+1では、サブフレーム#n、#n+2よりも狭い送信帯域幅で、7個のアンテナポート#1〜#7の参照信号を送信する。なお、アンテナポート数は、7個に限られない。
また、図17において、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#7の参照信号をそれぞれ直交する周波数リソース(例えば、サブキャリア)にマッピングして、周波数分割多重する。また、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#7の参照信号を、それぞれ、1サブフレーム#n+1内において、時間方向及び周波数方向に拡散する。
具体的には、図17に示すように、スモール基地局は、アンテナポート#1の参照信号を、複数のサブキャリアにマッピングして、周波数方向に拡散する。同様に、スモール基地局は、アンテナポート#2〜#7の参照信号を複数のサブキャリアにマッピングして、周波数方向に拡散する。なお、図17では、各アンテナポートの参照信号が、2サブキャリアに拡散されるが、サブキャリア数は2に限られない。また、各アンテナポートの参照信号は、連続しない複数のサブキャリアに拡散されるが、連続する複数のサブキャリアに拡散されてもよい。
また、スモール基地局は、周波数方向に拡散されたアンテナポート#1〜#7の参照信号をそれぞれ、1サブフレーム#n+1内の複数のOFDMシンボルにマッピングして、時間方向に拡散する。なお、図17では、アンテナポート#1〜#7の参照信号は、それぞれ、サブフレーム#n+1内の全てのOFDMシンボルにマッピングされるが、全てのOFDMシンボルにマッピングされなくともよい。
また、態様3.1に係る参照信号送信方法において、ユーザ端末は、1サブフレーム#n+1内の複数のサブキャリアの複数のOFDMシンボルにマッピングされた各アンテナポートの参照信号(図17参照)を同相加算して、各アンテナポートの参照信号の受信品質を測定する。
図18は、態様3.2に係る参照信号送信方法の説明図である。なお、図18では、参照信号送信期間が、連続するサブフレーム#n+1、#n+2であり、データ送信期間が、サブフレーム#n、#n+3であるものとする。図18では、図17と同様に、スモール基地局は、アンテナポート毎に異なる参照信号を周波数分割多重する。
また、図18において、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#7の参照信号をそれぞれ直交する周波数リソース(例えば、サブキャリア)にマッピングして、周波数分割多重する。また、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#7の参照信号を、それぞれ、複数のサブフレーム#n+1、#n+2に渡って、時間方向及び周波数方向に拡散する。なお、参照信号が拡散されるサブフレーム数は、2以上であってもよい。また、参照信号が拡散される複数のサブフレームは、連続していなくともよい。
具体的には、図18に示すように、スモール基地局は、アンテナポート#1の参照信号を、複数のサブキャリアにマッピングして、周波数方向に拡散する。同様に、スモール基地局は、アンテナポート#2〜#7の参照信号を複数のサブキャリアにマッピングして、周波数方向に拡散する。なお、図18では、各アンテナポートの参照信号が、2サブキャリアに拡散されるが、サブキャリア数は2に限られない。また、各アンテナポートの参照信号は、連続しない複数のサブキャリアに拡散されるが、連続する複数のサブキャリアに拡散されてもよい。
また、スモール基地局は、周波数方向に拡散されたアンテナポート#1〜#7の参照信号をそれぞれ、複数のサブフレーム#n+1、#n+2に渡る複数のOFDMシンボルにマッピングして、時間方向に拡散する。なお、図18では、アンテナポート#1〜#7の参照信号は、それぞれ、複数のサブフレーム#n+1、#n+2に渡る全てのOFDMシンボルにマッピングされるが、全てのOFDMシンボルにマッピングされなくともよい。
また、態様3.2に係る参照信号送信方法において、ユーザ端末は、複数のサブフレーム#n+1、#n+2に渡る複数のサブキャリアの複数のOFDMシンボルにマッピングされた各アンテナポートの参照信号(図18参照)を同相加算して、各アンテナポートの参照信号の受信品質を測定する。
態様3に係る参照信号送信方法によれば、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号が周波数分割多重され、各アンテナポートの参照信号が時間方向及び周波数方向に拡散して送信される。このため、ユーザ端末における各アンテナポートの参照信号の受信品質を向上できる。特に、態様3.2に係る参照信号方法によれば、各アンテナポートの参照信号が複数のサブフレームに渡り拡散されるので、各アンテナポートの参照信号の受信品質の向上効果を高めることができる上、参照信号の送信電力を大きくしカバレッジを大きくすることができる。
(態様4)
図19−20を参照し、本発明の態様4に係る参照信号送信方法を説明する。態様4に係る参照信号送信方法では、スモール基地局は、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号を周波数分割多重及び符号分割多重する点で、態様3と異なる。
態様4に係る参照信号送信方法では、態様3と同様に、各アンテナポートの参照信号を時間方向と周波数方向とに拡散(二次元拡散)する。ここで、各アンテナポートの参照信号は、1サブフレーム内で拡散されてもよいし(態様4.1)、複数のサブフレームに渡り拡散されてもよい(態様4.2)。また、ユーザ端末は、時間方向と周波数方向とに拡散された各アンテナポートの参照信号を同相加算して、各アンテナポートの参照信号の受信品質を測定する。なお、以下では、態様3との相違点を中心に説明する。
なお、態様4に係る参照信号送信方法では、図19を参照して詳述するように、各アンテナポートの参照信号が、複数の符号リソース(例えば、直交符号)を用いて拡散されてもよい。
図19は、態様4.1に係る参照信号送信方法の説明図である。なお、図19では、参照信号送信期間が、サブフレーム#n+1であり、データ送信期間が、サブフレーム#n、#n+2であるものとする。図19において、スモール基地局は、サブフレーム#n+1では、サブフレーム#n、#n+2よりも狭い送信帯域幅で、7個のアンテナポート#1〜#7の参照信号を送信する。なお、アンテナポート数は、7個に限られない。
図19において、スモール基地局は、アンテナポート#1、#7の参照信号に対して直交符号を乗算し、同一の周波数リソース(例えば、サブキャリア#k、#k+6)にマッピングして、符号分割多重する。同様に、スモール基地局は、アンテナポート#2、#6の参照信号、アンテナポート#3、#5の参照信号に対して、それぞれ、直交符号を乗算し、同一の周波数リソースにマッピングする。なお、同一の周波数リソースに符号分割多重されるアンテナポート数は、2以上であってもよい。
また、図19では、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#7の参照信号を、それぞれ直交する周波数リソース(例えば、サブキャリア#k〜#k+6)にマッピングして、周波数分割多重する。また、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#7の参照信号を、それぞれ、1サブフレーム#n+1内において、時間方向と周波数方向とに拡散する。
例えば、図19では、スモール基地局は、アンテナポート#1の参照信号を、サブキャリア#1、#k+6にマッピングして、周波数方向に拡散する。また、スモール基地局は、アンテナポート#7の参照信号を、サブキャリア#k+6、#1にマッピングして、周波数方向に拡散する。アンテナポート#2、#3、#5、#6の参照信号についても同様である。なお、各アンテナポートの参照信号がマッピングされるサブキャリア数は、2以上であってもよい。また、図19では、各アンテナポートの参照信号が、連続しない複数のサブキャリアにマッピングされるが、連続する複数のサブキャリアにマッピングされてもよい。
ここで、図19のアンテナポート#4の参照信号は、サブキャリア#4だけにマッピングされ、直交符号により拡散される。よって、図19において、アンテナポート#4の参照信号は、時間方向に拡散されるとともに、直交符号を用いて拡散されるともいえる。
また、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#7の参照信号をそれぞれ、1サブフレーム#n+1内の複数のOFDMシンボルにマッピングして、時間方向に拡散する。なお、図19では、アンテナポート#1〜#7の参照信号は、それぞれ、サブフレーム#n+1内の全てのOFDMシンボルにマッピングされるが、全てのOFDMシンボルにマッピングされなくともよい。
また、態様4.1に係る参照信号送信方法において、ユーザ端末は、1サブフレーム#n+1内の少なくとも一つのサブキャリアの複数のOFDMシンボルにマッピングされた各アンテナポートの参照信号(図19参照)を同相加算して、各アンテナポートの参照信号の受信品質を測定する。
図20は、態様4.2に係る参照信号送信方法の説明図である。なお、図20では、参照信号送信期間が、連続するサブフレーム#n+1、#n+2であり、データ送信期間が、サブフレーム#n、#n+3であるものとする。図20では、図19と同様に、スモール基地局は、アンテナポート毎に異なる参照信号を周波数分割多重及び符号分割多重する。
また、図20において、スモール基地局は、アンテナポート#1〜#7の参照信号を、それぞれ、複数のサブフレーム#n+1、#n+2に渡って、時間方向に拡散する。なお、参照信号が拡散されるサブフレーム数は、2以上であってもよい。また、スモール基地局は、図19で説明したように、アンテナポート#1−#3、#5−#7の参照信号を周波数方向に拡散し、アンテナポート#4の参照信号を直交符号により拡散する。
なお、図20における複数のサブフレーム#n+1、n+2に渡る拡散は、図18等と同様であるため、説明を省略する。態様4.2に係る参照信号送信方法において、ユーザ端末は、複数のサブフレーム#n+1、#n+2に渡る少なくとも一つのサブキャリアの複数のOFDMシンボルにマッピングされた各アンテナポートの参照信号(図20参照)を同相加算して、各アンテナポートの参照信号の受信品質を測定する。
態様4に係る参照信号送信方法によれば、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号が周波数分割多重だけでなく符号分割多重されるため、周波数リソースの利用効率を向上できる。また、各アンテナポートの参照信号が時間方向及び周波数方向に拡散されるため、ユーザ端末における各アンテナポートの参照信号の受信品質を向上できる。特に、態様4.2に係る参照信号方法によれば、各アンテナポートの参照信号が複数のサブフレームにわたり拡散されるので、各アンテナポートの参照信号の受信品質の向上効果を高めることができる上、参照信号の送信電力を大きくしカバレッジを大きくすることができる。
(無線通信システムの構成)
以下、本実施の形態に係る無線通信システムの構成について説明する。この無線通信システムでは、上述の参照信号送信方法(態様1−4を含む)が適用される。図21−図25を参照し、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成を説明する。
図21は、本実施の形態に係る無線通信システムの概略構成図である。なお、図21に示す無線通信システムは、例えば、LTEシステム、LTE−Aシステム、IMT−Advanced、4G、FRA(Future Radio Access)などが包含されるシステムである。
図21に示すように、無線通信システム1は、マクロセルC1を形成するマクロ基地局11と、マクロセルC1内に配置され、マクロセルC1よりも狭いスモールセルC2を形成するスモール基地局12a及び12bとを備えている。また、マクロセルC1及び各スモールセルC2には、ユーザ端末20が配置されている。ユーザ端末20は、マクロ基地局11及びスモール基地局12の双方と無線通信可能に構成されている。
マクロセルC1では、例えば、800MHzや2GHzなど、相対的に低い周波数帯のキャリアF1が用いられる。一方、スモールセルC2では、例えば、3.5GHz、10GHzなど、相対的に高い周波数帯のキャリアF2が用いられる。なお、キャリアF1は、既存キャリア、レガシーキャリア、カバレッジキャリアなどと呼ばれてもよい。また、キャリアF2は、追加(additional)キャリア、キャパシティキャリアなどと呼ばれてもよい。なお、マクロセルC1、スモールセルC2では、同一の周波数帯のキャリアが用いられてもよい。
マクロ基地局11及び各スモール基地局12は、有線接続されてもよいし、無線接続されてもよい。マクロ基地局11及び各スモール基地局12は、それぞれ上位局装置30に接続され、上位局装置30を介してコアネットワーク40に接続される。なお、上位局装置30には、例えば、アクセスゲートウェイ装置、無線ネットワークコントローラ(RNC)、モビリティマネジメントエンティティ(MME)等が含まれるが、これに限定されるものではない。
なお、マクロ基地局11は、相対的に広いカバレッジを有する無線基地局であり、eNodeB(eNB)、無線基地局、送信ポイント(transmission point)などと呼ばれてもよい。スモール基地局12は、局所的なカバレッジを有する無線基地局であり、RRH(Remote Radio Head)、ピコ基地局、フェムト基地局、Home eNodeB、送信ポイント、eNodeB(eNB)などと呼ばれてもよい。ユーザ端末20は、LTE、LTE−Aなどの各種通信方式に対応した端末であり、移動通信端末だけでなく固定通信端末を含んでよい。
また、無線通信システム1では、無線アクセス方式として、下りリンクについてはOFDMA(直交周波数分割多元接続)が適用され、上りリンクについてはSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多元接続)が適用される。
また、無線通信システム1では、下りリンクの通信チャネルとして、各ユーザ端末20で共有される下り共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared Channel)と、下り制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)、EPDCCH:Enhanced Physical Downlink Control Channel)、PCFICH、PHICH、報知チャネル(PBCH)などが用いられる。PDSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。PDCCH、EPDCCHにより、下り制御情報(DCI)が伝送される。
また、無線通信システム1では、上りリンクの通信チャネルとして、各ユーザ端末20で共有される各ユーザ端末20で共有される上り共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)と、上り制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)などが用いられる。PUSCHにより、ユーザデータや上位レイヤ制御情報が伝送される。また、PUCCHにより、下りリンクの無線品質情報(CQI:Channel Quality Indicator)や、送達確認情報(ACK/NACK)等が伝送される。
以下、マクロ基地局11及びスモール基地局12を区別しない場合、無線基地局10と総称する。図22は、本実施の形態に係る無線基地局10の全体構成図である。無線基地局10は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ101(アンテナポート)と、アンプ部102と、送受信部103と、ベースバンド信号処理部104と、呼処理部105と、伝送路インターフェース106とを備えている。なお、複数の送受信アンテナ101は、Massive MIMO用のアンテナ素子で構成されてもよい。
下りリンクにより無線基地局10からユーザ端末20に送信されるユーザデータは、上位局装置30から伝送路インターフェース106を介してベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、PDCPレイヤの処理、ユーザデータの分割・結合、RLC(Radio Link Control)再送制御の送信処理などのRLCレイヤの送信処理、MAC(Medium Access Control)再送制御、例えば、HARQの送信処理、スケジューリング、伝送フォーマット選択、チャネル符号化、逆高速フーリエ変換(IFFT:Inverse Fast Fourier Transform)処理、プリコーディング処理が行われて各送受信部103に転送される。また、下り制御信号に関しても、チャネル符号化や逆高速フーリエ変換等の送信処理が行われて、各送受信部103に転送される。
各送受信部103は、ベースバンド信号処理部104からアンテナ毎にプリコーディングして出力された下り信号を無線周波数帯に変換する。アンプ部102は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ101により送信する。
一方、上り信号については、各送受信アンテナ101で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部102で増幅され、各送受信部103で周波数変換されてベースバンド信号に変換され、ベースバンド信号処理部104に入力される。
ベースバンド信号処理部104では、入力された上り信号に含まれるユーザデータに対して、FFT処理、IDFT処理、誤り訂正復号、MAC再送制御の受信処理、RLCレイヤ、PDCPレイヤの受信処理がなされ、伝送路インターフェース106を介して上位局装置30に転送される。呼処理部105は、通信チャネルの設定や解放等の呼処理や、無線基地局10の状態管理や、無線リソースの管理を行う。
図23は、本実施の形態に係るユーザ端末20の全体構成図である。ユーザ端末20は、MIMO伝送のための複数の送受信アンテナ201と、アンプ部202と、送受信部203と、ベースバンド信号処理部204と、アプリケーション部205とを備えている。
下り信号については、複数の送受信アンテナ201で受信された無線周波数信号がそれぞれアンプ部202で増幅され、送受信部203で周波数変換され、ベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、FFT処理や、誤り訂正復号、再送制御の受信処理等がなされる。この下り信号に含まれるユーザデータは、アプリケーション部205に転送される。アプリケーション部205は、物理レイヤやMACレイヤより上位のレイヤに関する処理等を行う。また、下りリンクのデータの内、報知情報もアプリケーション部205に転送される。
一方、上りリンクのユーザデータについては、アプリケーション部205からベースバンド信号処理部204に入力される。ベースバンド信号処理部204では、再送制御(H−ARQ(Hybrid ARQ))の送信処理や、チャネル符号化、プリコーディング、DFT処理、IFFT処理等が行われて各送受信部203に転送される。送受信部203は、ベースバンド信号処理部204から出力されたベースバンド信号を無線周波数帯に変換する。その後、アンプ部202は、周波数変換された無線周波数信号を増幅して送受信アンテナ201により送信する。
図24は、本実施の形態に係るスモール基地局12の機能構成図である。なお、以下の機能構成は、スモール基地局12が有するベースバンド信号処理部104などによって構成される。図24に示すように、スモール基地局12は、データ信号生成部301、ビームフォーミング部302、参照信号生成部303、決定部304、マッピング部305を具備する。
データ信号生成部301は、データ送信期間(第2送信期間)に送信されるデータ信号を生成して、ビームフォーミング部302に出力する。上述のように、データ信号は、PDSCHで送信されるユーザデータや上位レイヤ制御情報などを含む。送受信部103に出力されたデータ信号は、データ送信期間(図9)において、ビームフォーミングされて送信される。
ビームフォーミング部302は、ユーザ端末20からのフィードバック情報(例えば、CSI、AOA、AODなど)に基づいて、ユーザ端末20に対するビームフォーミングを行う。具体的には、ビームフォーミング部302は、データ信号生成部301から出力されたデータ信号に対して重み付けを行い、送受信部103に出力する。
参照信号生成部303は、参照信号送信期間(第1送信期間)に送信される参照信号を生成し、マッピング部305に出力する。具体的には、参照信号生成部303は、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号を生成する。上述のように、参照信号は、CRS、CSI−RS、DM−RS、ディスカバリー信号などであるが、各アンテナポートの受信品質の測定に用いられる信号であれば、どのような信号であってもよい。本発明の生成部は、参照信号生成部303によって構成される。
決定部304は、ビームフォーミング部302におけるビームフォーミングによるゲイン(ビームフォーミングゲイン)に基づいて、参照信号送信期間の送信帯域幅を決定する。具体的には、決定部304は、データ送信期間におけるビームフォーミングゲインに基づいて、参照信号送信期間の送信帯域幅をデータ送信期間より狭く決定する。これにより、参照信号期間の送信電力が、送信帯域幅に比例してデータ送信期間よりも増加する。
マッピング部305は、参照信号生成部303で生成された参照信号を決定部304で決定された送信帯域幅の無線リソースにマッピングする。具体的には、マッピング部305は、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号を、周波数分割多重及び符号分割多重の少なくとも一つで多重する。例えば、マッピング部305は、当該複数の参照信号を、直交する周波数リソース(例えば、サブキャリア、PRB、PRBペアなど)にマッピングして、周波数分割多重してもよい(態様1、態様2、態様3、態様4)。また、マッピング部305は、当該複数の参照信号に対して直交符号(例えば、OCC)を乗算して、符号分割多重してもよい(態様2、態様4)。
また、マッピング部305は、各アンテナポートの参照信号を、時間方向及び周波数方向の少なくとも一つに拡散する。具体的には、マッピング部305は、各アンテナポートの参照信号を、1サブフレーム内の複数のOFDMシンボルにマッピングして時間方向に拡散してもよい(態様1.1、態様2.1、態様3.1、態様4.1)。或いは、マッピング部305は、各アンテナポートの参照信号を、複数のサブフレームに渡る複数のOFDMシンボルにマッピングして時間方向に拡散してもよい(態様1.2、態様2.2、態様3.2、態様4.2)。
また、マッピング部305は、各アンテナポートの参照信号を、複数のサブキャリアにマッピングして周波数方向に拡散してもよい(態様3、態様4)。なお、マッピング部305は、各アンテナポートの参照信号を、直交符号を用いて拡散してもよい(図19のアンテナポート#4参照)。
マッピング部305によって無線リソースにマッピングされた参照信号は、送受信部103に出力され、参照信号送信期間において、データ送信期間によりも狭い送信帯域幅で送信される。これにより、参照信号は、データ送信期間よりも大きな送信電力で、送信される。なお、本発明の送信部は、マッピング部305及び送受信部103によって構成される。
図25は、本実施の形態に係るユーザ端末20の機能構成図である。なお、以下の機能構成は、ユーザ端末20が有するベースバンド信号処理部204などによって構成される。図25に示すように、ユーザ端末20は、測定部401、チャネル推定部402を具備する。
測定部401は、送受信部203でスモール基地局12から受信された参照信号の受信品質を測定する。具体的には、測定部401は、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号の受信品質を測定する。具体的には、測定部401は、時間方向及び周波数方向の少なくとも一つに拡散された各アンテナポートの参照信号を加算(例えば、同相加算)して、各アンテナポートの参照信号の受信品質を測定する。上述のように、受信品質には、RSRP、RSRQ、SINRなどが含まれる。
例えば、測定部401は、1サブフレーム内の複数のOFDMシンボルにマッピングされた各アンテナポートの参照信号を同相加算してもよい(態様1.1、態様2.1、態様3.1、態様4.1)。或いは、測定部401は、複数のサブフレームに渡る複数のOFDMシンボルにマッピングされた各アンテナポートの参照信号を同相加算してもよい(態様1.2、態様2.2、態様3.2、態様4.2)。
また、測定部401は、複数のサブキャリアにマッピングされた各アンテナポートの参照信号を同相加算してもよい(態様3、態様4)。また、測定部401は、直交符号を用いて拡散された各アンテナポートの参照信号を同相加算してもよい(図19のアンテナポート#4参照)。本発明の測定部は、測定部401によって構成される。また、本発明の受信部は、送受信部203によって構成される。
チャネル推定部402は、測定部401によって測定された受信品質に基づいて、チャネル推定を行う。具体的には、チャネル推定部402は、測定部401に測定された受信品質に対応するチャネル状態情報(CSI)をアンテナポート毎に生成し、送受信部203に出力する。なお、CSIには、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)などが含まれてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る無線通信システム1によれば、スモール基地局12が、各アンテナポートの参照信号を、時間方向及び周波数方向の少なくとも一つに拡散して送信する。このため、送信帯域幅が狭められた参照信号送信期間において、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号を送信する場合に、ユーザ端末における各アンテナポートの参照信号の受信品質を向上できる上、参照信号の送信電力を大きくしカバレッジを大きくすることができる。
なお、本実施の形態に係る無線通信システム1では、参照信号送信期間において、データ送信期間よりも狭い送信帯域幅で参照信号を送信するものとしたが、これに限られない。本発明は、送信帯域幅を狭めない場合にも、適用可能である。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1…無線通信システム
10…無線基地局
11…マクロ基地局
12、12a、12b…スモール基地局
20…ユーザ端末
30…上位局装置
40…コアネットワーク
101…送受信アンテナ
102…アンプ部
103…送受信部
104…ベースバンド信号処理部
105…呼処理部
106…伝送路インターフェース
201…送受信アンテナ
202…アンプ部
203…送受信部
204…ベースバンド信号処理部
205…アプリケーション部
301…データ信号生成部
302…ビームフォーミング部
303…参照信号生成部
304…決定部
305…マッピング部
401…測定部
402…チャネル推定部

Claims (8)

  1. マクロセルと重複して配置されるスモールセルを形成し、複数のアンテナポートを備えた無線基地局であって、
    アンテナポート毎に異なる複数の参照信号を生成する生成部と、
    ビームフォーミングが行われない第1送信期間において、ビームフォーミングが行われる第2送信期間よりも狭い送信帯域幅で、前記複数の参照信号を送信する送信部と、を具備し、
    前記送信部は、各アンテナポートの参照信号を時間方向及び周波数方向の少なくとも一つに拡散して、送信することを特徴とする無線基地局。
  2. 前記送信部は、前記各アンテナポートの参照信号を、1サブフレーム内の複数のOFDMシンボルにマッピングして時間方向に拡散することを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記送信部は、前記各アンテナポートの参照信号を、複数のサブフレームに渡る複数のOFDMシンボルにマッピングして時間方向に拡散することを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  4. 前記送信部は、前記各アンテナポートの参照信号を、複数のサブキャリアにマッピングして周波数方向に拡散することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の無線基地局。
  5. 前記送信部は、周波数分割多重及び符号分割多重の少なくとも一つにより、前記複数の参照信号を前記送信帯域幅において多重することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線基地局。
  6. 前記送信部は、前記マクロセルで用いられる第1キャリアよりも高い周波数帯の第2キャリアを用いて、前記各アンテナポートの参照信号を送信することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の無線基地局。
  7. マクロセルとスモールセルとが重複して配置される無線通信システムにおいて用いられるユーザ端末であって、
    前記スモールセルを形成し、複数のアンテナポートを備えた無線基地局から、アンテナポート毎に異なる複数の参照信号を受信する受信部と、
    前記複数の参照信号の受信品質を測定する測定部と、を具備し、
    前記測定部は、時間方向及び周波数方向の少なくとも一つに拡散された各アンテナポートの参照信号を同相加算して、前記各アンテナポートの参照信号の受信品質を測定することを特徴とするユーザ端末。
  8. マクロセルと重複して配置されるスモールセルを形成し、複数のアンテナポートを備えた無線基地局における参照信号送信方法であって、
    アンテナポート毎に異なる複数の参照信号を生成する工程と、ビームフォーミングが行われない第1送信期間において、ビームフォーミングが行われる第2送信期間よりも狭い送信帯域幅で、前記複数の参照信号を送信する工程と、を有し、
    各アンテナポートの参照信号は、時間方向及び周波数方向の少なくとも一つに拡散して送信されることを特徴とする参照信号送信方法。
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