JP2015011631A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】衣服に関する有益な情報を提供する。【解決手段】電子機器は、ユーザが所有している衣服のサイズに関するデータを記憶する記憶部160、230と、前記ユーザが所有していない衣服のサイズに関するデータを取得する取得部(通信部120、制御部150)と、前記ユーザが所有している衣服のサイズに関するデータと、前記ユーザが所有していない衣服のサイズに関するデータとを比較する比較部(制御部150)と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器に関する。
従来より、過去に着用した衣服を振り返るための写真を提供したり、新しい衣服のコーディネートを提案するシステムや、EC(e-commerce)サイトにおいて衣服のコーディネート情報を提供するシステムなどが提案されている(例えば、非特許文献1、2参照)。
佐藤彩夏、椎尾一郎、「suGATARIUM:眺めるファッションコーディネート支援システム」、情報処理学会第73回全国大会、2011年、p.3-317〜3-318
益子宗、外2名、「KiTeMiROOM:オンラインショッピングのためのファッションコーディネート検索システムの提案」、情報処理学会 インタラクション 2012、2012年3月17日、p.807〜812
しかしながら、従来は、衣服に関する提案が十分とはいえなかった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、衣服に関する有益な情報を提供することが可能な電子機器を提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、ユーザが所有している衣服のサイズに関するデータを記憶する記憶部(160(30))と、前記ユーザが所有していない衣服のサイズに関するデータを取得する取得部(120,150)と、前記ユーザが所有している衣服のサイズに関するデータと、前記ユーザが所有していない衣服のサイズに関するデータとを比較する比較部(150)と、を備えている。
この場合において、前記記憶部は、前記ユーザが所有している衣服の着心地に関するデータを記憶し、前記比較部は、前記着心地に関するデータを加味して前記比較を行うこととしてもよい。この場合、前記記憶部は、前記ユーザが所有している衣服の着心地に関するデータとして、該衣服の着心地の時間変化を記憶することとしてもよい。また、前記記憶部は、前記ユーザと接触可能なセンサの出力に応じて、前記着心地に関するデータを記憶することとしてもよい。
本発明の電子機器は、前記比較部の比較結果に基づき、報知を行う報知部(170、150)を備えていてもよい。また、前記記憶部は、前記ユーザが所有している衣服の画像データを記憶していてもよい。この場合、前記取得部は、前記ユーザが所有していない衣服の画像データを取得し、前記ユーザが所有していない衣服の画像データと前記ユーザが所有している衣服の画像データとを組み合わせた画像データを作成する作成部(150)を備えていてもよい。この場合、前記作成部は、前記ユーザが所有している衣服の画像データの中から、前記ユーザが所有していない衣服との組み合わせが可能な衣服の画像データを複数抽出し、前記抽出された複数の衣服の画像データの中から選択された画像データと、前記ユーザが所有していない衣服とを組み合わせた画像データを作成することとしてもよい。また、前記記憶部は、前記ユーザが所有している衣服の画像データとして、前記ユーザが所有している衣服を着用したときの画像データを記憶してもよい。この場合、前記比較部は、前記ユーザが所有している衣服を着用したときの画像データから取得可能な、前記ユーザが着用している衣服の丈に関するデータを加味して前記比較を行うこととしてもよい。
また、ユーザが所有している衣服の画像データを記憶部が記憶している場合、電子機器は、前記ユーザが所有していない衣服の画像データ及び前記ユーザが所有している衣服の画像データの少なくとも一方の色を補正して表示する表示部(170、150)を備えていてもよい。この場合、電子機器は、周辺の照明状態を検出する検出部(190)を備え、前記表示部は、前記周辺の照明状態に基づいて、前記ユーザが所有していない衣服の画像データ及び前記ユーザが所有している衣服の画像データの少なくとも一方の色を補正して表示することとしてもよい。
なお、本発明をわかりやすく説明するために、上記においては一実施形態を表す図面の符号に対応つけて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、後述の実施形態の構成を適宜改良しても良く、また、少なくとも一部を他の構成物に代替させても良い。更に、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
本発明の電子機器は、衣服に関する有益な情報を提供することができるという効果を奏する。
以下、一実施形態について、図1〜図10に基づいて、詳細に説明する。図1には、一実施形態に係る電子機器システム500の構成がブロック図にて示されている。
電子機器システム500は、図1に示すように、所有品用機器200Aと、店舗内商品用機器200Bと、携帯端末100と、を備える。
(所有品用機器200A)
所有品用機器200Aは、ユーザが所有している衣服に設けられる機器である。なお、所有品用機器200Aは、ユーザが購入した衣服に対してユーザが取り付けるようにしてもよいし、衣服を販売した販売者(店舗の店員)が衣服に対して取り付けるようにしてもよい。本実施形態では、図2に示すように、ユーザが所有し、ユーザの身体に接触する衣服(シャツやズボン)に設けられているものとする。なお、ユーザの身体に接触するとは、ユーザの身体に直接接触する場合はもちろん、他の衣服等(例えば、下着やインナー)を介して間接的に接触する場合も含む。
所有品用機器200Aは、ユーザが所有している衣服に設けられる機器である。なお、所有品用機器200Aは、ユーザが購入した衣服に対してユーザが取り付けるようにしてもよいし、衣服を販売した販売者(店舗の店員)が衣服に対して取り付けるようにしてもよい。本実施形態では、図2に示すように、ユーザが所有し、ユーザの身体に接触する衣服(シャツやズボン)に設けられているものとする。なお、ユーザの身体に接触するとは、ユーザの身体に直接接触する場合はもちろん、他の衣服等(例えば、下着やインナー)を介して間接的に接触する場合も含む。
所有品用機器200Aは、図1に示すように、圧力センサ210と、歪みセンサ220と、記憶部230と、制御部240と、通信部250と、を有する。
圧力センサ210及び歪みセンサ220は、衣服とユーザの身体との接触状態(フィット感や着心地)を検出するためのものである。図2に示すように、圧力センサ210及び歪みセンサ220は、例えば、服の袖、背中部、腹部、腰部、脚部等に設けられる。圧力センサ210は、例えば、ユーザが衣服を着用した場合にユーザから受ける圧力を検出し、検出したデータを制御部240に出力する。歪みセンサ220は、例えば、ユーザが服を着用した場合の服の伸びを検出し、検出したデータを制御部240に出力する。歪みセンサ220としては歪ゲージを用いることができる。なお、圧力センサ210と歪みセンサ220の一方を省略してもよい。また、1つのセンサで圧力と歪みの両方を検出するようなセンサを用いてもよく、MEMS技術を適用するようにしてもよい。また、特表2013−525882号に記載されているように、衣服に導電性の糸(コイル)を織り込んで、インピーダンスを測定することにより上述の接触状態を検出するようにしてもよい。
記憶部230は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリ等であり、所有品用機器200Aが取り付けられた物品(衣服)に関する情報を記憶する。例えば、記憶部230は、所有品用機器200Aが取り付けられた服の種別、ブランド名、色等を記憶する。例えば、記憶部230は、物品の種別としてズボン、シャツ、セーター、スカート等を記憶する。
制御部240は、所有品用機器200A全体を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)等を備える。本実施形態では、制御部240は、圧力センサ210及び歪みセンサ220において検出されたデータや、記憶部230に記憶されている情報の携帯端末100への送信を制御している。なお、制御部240及び記憶部230は衣服のいずれの位置に設けられても構わないが、例えば、衣服に取り付けられているタグや製品情報ラベルに設けることができる。
通信部250は、他の機器と通信を行うものであり、例えばBluetooth(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、TransferJet(登録商標)などの近接通信や、人体を介した人体通信などを用いることができる。本実施形態において、通信部250は、衣服のタグ等に設けられ、ユーザと接触する電極部251と、電極部251を用いて人体通信を行う人体通信部252と、を有する。人体通信部252は、後述する携帯端末100の人体通信部122と通信し、記憶部230に記憶された衣服の情報や、圧力センサ210及び歪みセンサ220において検出されたデータを携帯端末100に送信する。なお、人体通信には、人体に微弱な電流を流して、その電流を変調して情報を伝達する電流方式や、人体の表面に誘起する電界を変調して情報を伝達する電界方式などがある。本実施形態では、電流方式及び電界方式のいずれのタイプを用いることも可能である。なお、ユーザが所有品用機器200Aが設けられた衣服を直接身につけている場合(すなわち、電極部251とユーザの身体とが直接接触している場合)はもちろん、ユーザが下着等を着用している場合(すなわち、電極部251とユーザの身体とが直接接触していない場合)でも、人体通信は可能である。
(店舗内商品用機器200B)
店舗内商品用機器200Bは、店舗に陳列されている商品(本実施形態では衣服)に設けられる機器である。なお、店舗内商品用機器200Bは、圧力センサ及び歪みセンサを有していない点を除き、所有品用機器200Aと同様の構成(制御部240、記憶部230、及び通信部250)を有している。店舗内商品用機器200Bの記憶部230には、衣服の種別、ブランド名、色、寸法情報(店舗内商品がズボンの場合、股下や胴囲の寸法などであり、店舗内商品がシャツの場合、首回りや袖丈の寸法などである)、衣服の画像データ等が格納される(図8の店舗内商品DB40参照)。また、本実施形態では、店舗内商品用機器200Bの電極部251は、ユーザが店舗に陳列されている衣服を手に取ったときに、手に接触する位置に設けられているものとする。なお、店舗内商品用機器200Bは、所有品用機器200Aと同一の構成を有していてもよい。
店舗内商品用機器200Bは、店舗に陳列されている商品(本実施形態では衣服)に設けられる機器である。なお、店舗内商品用機器200Bは、圧力センサ及び歪みセンサを有していない点を除き、所有品用機器200Aと同様の構成(制御部240、記憶部230、及び通信部250)を有している。店舗内商品用機器200Bの記憶部230には、衣服の種別、ブランド名、色、寸法情報(店舗内商品がズボンの場合、股下や胴囲の寸法などであり、店舗内商品がシャツの場合、首回りや袖丈の寸法などである)、衣服の画像データ等が格納される(図8の店舗内商品DB40参照)。また、本実施形態では、店舗内商品用機器200Bの電極部251は、ユーザが店舗に陳列されている衣服を手に取ったときに、手に接触する位置に設けられているものとする。なお、店舗内商品用機器200Bは、所有品用機器200Aと同一の構成を有していてもよい。
(携帯端末100)
携帯端末100は、ユーザにより携帯された状態で利用される情報機器である。携帯端末100としては、携帯電話、スマートフォン、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルカメラ等を採用することができるが、本実施形態では、携帯端末100は、スマートフォンであるものとする。携帯端末100は、電話機能やインターネット等に接続するための通信機能、および、プログラムを実行するためのデータ処理機能等を有する。
携帯端末100は、ユーザにより携帯された状態で利用される情報機器である。携帯端末100としては、携帯電話、スマートフォン、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルカメラ等を採用することができるが、本実施形態では、携帯端末100は、スマートフォンであるものとする。携帯端末100は、電話機能やインターネット等に接続するための通信機能、および、プログラムを実行するためのデータ処理機能等を有する。
図1に示すように、携帯端末100は、カレンダ部110と、通信部120と、撮像部140と、表示部170と、入力部180と、照明状態検出部190と、制御部150と、記憶部160と、を備える。
カレンダ部110は、年、月、日、時刻といった時間情報を取得して、制御部150に対して出力する。
通信部120は、他の機器と通信を行うものであり、本実施形態においては無線通信部123と、電極部121を用いて人体通信を行う人体通信部122を有する。人体通信部122は、ユーザが所有している衣服を身に着けた状態で所有品用機器200Aと人体通信を行い、当該衣服の情報や、圧力センサ210及び歪みセンサ220において検出されたデータを、所有品用機器200Aから受信する。また、人体通信部122は、店舗内商品用機器200Bと人体通信を行い、衣服の情報を受信する。なお、ユーザと携帯端末100が直接接触している場合はもちろん、衣服を介してユーザと携帯端末100が接触している場合(シャツのポケットに携帯端末100が入っている場合など)においても、人体通信は可能である。なお、携帯端末100と所有品用機器200A、店舗内商品用機器200Bとの間の通信として近接通信を用いることとしてもよい。
撮像部140は、撮影レンズと、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどの撮像素子と、を有しており、動画や静止画などの撮像を行う。なお、撮像部140の数は1つに限らず、複数設けてもよい。
表示部170は、例えば、液晶表示素子を用いたデバイスであり、制御部150の指示の下、画像、各種情報およびボタン等の操作入力用画像を表示する。
入力部180は、タッチパネルやキーボードを有し、ユーザからの入力を受け付け、制御部150に対して入力された情報を送信する。
照明状態検出部190は、撮像時の照明の状態(色温度)や、ユーザが携帯端末100を使用している際の照明の状態(色温度)を検出し、制御部150に送信する。なお、照明の状態としては、色温度に限らず、照度などの他の照明状態を検出することとしてもよい。
制御部150は、CPU、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を有し、携帯端末100全体を制御する。本実施形態においては、制御部150は、ユーザから、所有している衣服の登録要求があった場合に、その衣服の情報(種別、ブランド名、色、サイズの情報など)を登録したり、撮像部140により撮像された衣服の画像を衣服の情報と関連付けて登録する。また、制御部150は、人体通信部122を介して所有品用機器200A(制御部240)からユーザが着用している衣服に関する情報(衣服の情報及びフィット感(着心地)の情報)を取得して記憶部160に記憶する。
また、制御部150は、ユーザが店舗内の衣服に触れると、店舗内商品用機器200Bから、ユーザが触れた衣服の情報(種別、ブランド名、色、寸法情報、画像データなど)を取得する。また、制御部150は、ユーザが触れた衣服のサイズが適切であるか否かの情報や、その衣服と似た衣服を既に所持しているか否かの情報や、その衣服とのコーディネート提案情報などを、ユーザに提供する。
記憶部160は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリや、ハードディスクドライブである。記憶部160は、制御部150によって実行される携帯端末100を制御するためのプログラム、および、携帯端末100を制御するための各種パラメータや、衣服の情報等を記憶する。ここで、図3(a)、図3(b)に基づいて、記憶部160に記憶されている衣服の情報(所有品DB30及び衣服画像DB32)の一例について説明する。
図3(a)には、所有品DB30のデータ構造の一例が示されている。図3(a)に示すように、所有品DB30は、ID、種別、ブランド名、サイズ(cm)、フィット感、ファイル名の各フィールドを有している。IDのフィールドには、所有している衣服の識別番号が格納される。種別、ブランド名のフィールドには、所有している衣服の種別(例えば、シャツやズボンなど)及び衣服の製造等を行っているブランドの名称が格納される。サイズ(cm)のフィールドには、衣服のどの箇所(胸囲や胴囲、股下など)が何cmかが格納される。なお、サイズのフィールドには、ユーザが衣服を実寸した値が格納されるものとする。
フィット感のフィールドには、圧力センサ210及び歪みセンサ220において検出されたデータに基づいて制御部150が判定したフィット感(着心地)の情報が衣服を着用した日ごとに格納される。すなわち、フィット感のフィールドには、フィット感(着心地)の時間変化が格納されているといえる。制御部150は、例えば、ズボンの胴囲部分に設けられた圧力センサ210及び歪みセンサ220の少なくとも一方の出力値が予め定められているしきい値以上であった場合に、ユーザの胴囲部分が張ってズボンが伸ばされていると判定し、フィット感のフィールドに、“胴囲きつい”などと格納する。なお、フィット感のフィールドに格納されている括弧付きの数字は、きつさの度合いを意味しており、(1)→(2)→(3)の順にきつさの度合いが大きくなるものとする。
なお、フィット感(着心地)は、ユーザが立位か座位かによっても違い、また、食前と食後とでも違う。このため、携帯端末100に例えば3軸の加速度センサを設けることにより、制御部150はユーザの姿勢を検出し、ユーザの姿勢毎にフィット感(着心地)を所有品DB30に記録するようにしてもよい。なお、3軸の加速度センサを用いた姿勢検出は、例えば、特許第5120795号(特開2007−160076号公報)に記載されている。
また、箸、フォーク、ナイフなどに電極を設けて、携帯端末100の電極部121との間の人体通信により、制御部150はユーザが食事をしているかどうかを検出し、食事終了直後のフィット感(着心地)を所有品DB30に記録するようにしてもよい。なお、箸、フォーク、ナイフとの人体通信については、本願出願人が先に出願した特願2012−278339号に記載されている。
なお、制御部150は、例えば、所有品DB30に立位や空腹時にはきつさ度合いが(2)と記録し、座位や食後はきつさ度合いが(3)というように記録してもよい。
また、制御部150は、ユーザが衣服を着用している状態で一番長い時間を占めるきつさ度合いを所有品DB30に記録するようにしてもよい。例えば、きつさ度合い(2)が占める時間が60%で、きつさ度合い(3)が占める時間が40%である場合には、きつさ度合い(2)を記録するようにすればよい。
ファイル名のフィールドには、所有品が登録されたときに撮像された所有品の撮像画像のファイル名が格納される。
図3(b)には、衣服画像DB32のデータ構造の一例が示されている。図3(b)に示すように、衣服画像DB32は、ファイル名、画像、及び撮像時の照明状態(色温度)の各フィールドを有している。ファイル名のフィールドには、画像ファイルのファイル名(図3(a)の所有品DB30に格納されたファイル名)が格納される。画像のフィールドには、画像ファイルそのものが格納される。撮像時の照明状態(色温度)のフィールドには、画像撮像時に照明状態検出部190により検出された周辺の照明状態(色温度)が格納される。
なお、所有品の撮像画像は、携帯端末100の撮像部140により行っても、他の撮像機器(例えばデジタルカメラ)で行ってもよい。いずれの場合においても、不図示の画像処理部がホワイトバランスを決定する際に色温度を求めることができ、このときの色温度を衣服画像DB32に記録するようにすればよい。
次に、本実施形態の電子機器システム500において実行される処理について、図4、図6、図7のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ、詳細に説明する。
(所有品登録処理)
まず、ユーザが所有している衣服の情報を携帯端末100に登録する処理について、図4のフローチャートに沿って説明する。図4の処理は、携帯端末100の制御部150により実行される処理である。なお、図4の処理が行われる場合、ユーザは、携帯端末100を片手に持っているものとする。
まず、ユーザが所有している衣服の情報を携帯端末100に登録する処理について、図4のフローチャートに沿って説明する。図4の処理は、携帯端末100の制御部150により実行される処理である。なお、図4の処理が行われる場合、ユーザは、携帯端末100を片手に持っているものとする。
図4の処理では、制御部150は、ステップS10において、ユーザから登録要求があるまで待機する。ここでは、ユーザは、登録する衣服を保持した状態(携帯端末100と所有品用機器200Aとの間の人体通信が成立した状態)で、携帯端末100の入力部180を介して所定の入力を行った場合に、制御部150は、登録要求があったとして、ステップS12に移行する。なお、ステップS12に移行する場合、制御部150は、人体通信により、所有品用機器200Aから衣服の情報(ID、種別、ブランド名、色などの情報)を取得するものとする。
ステップS12では、制御部150は、表示部170に登録画面を表示する。ここで、表示部170には、一例として、図5(a)に示すような所有品登録画面が表示されるものとする。図5(a)の所有品登録画面には、制御部150が所有品用機器200Aから取得した衣服の情報(ID、種別、ブランド名、色などの情報)が予め入力されているものとする。ユーザは、所有品登録画面上においては、サイズの情報(胴囲や股下などの実寸法)を入力することができるようになっている。
次いで、ステップS14では、制御部150は、ユーザによって登録ボタンが押されるまで待機する。ユーザによって必要事項(サイズの情報)が入力され、登録ボタンが押されると、ステップS16に移行する。ステップS16では、制御部150は、図5(a)の所有品登録画面に表示されている情報を所有品DB30に格納(登録)する。なお、この段階では、所有品DB30のフィット感及びファイル名のフィールドは、空の状態である。
次いで、ステップS18に移行すると、制御部150は、撮像モードの画面(図5(b)参照)を表示部170に表示する。この撮像モードの画面においては、ユーザは、図5(b)の枠40内に、先ほど登録した衣服の画像(スルー画像)を表示させた状態で撮像ボタンを押すことで衣服の撮像を行う。
次いで、ステップS20では、制御部150は、撮像ボタンがユーザによって押されるまで待機する。そして、ユーザが撮像ボタンを押した段階で、ステップS22に移行する。
ステップS22では、制御部150は、撮像を実行し、画像を記憶部160(衣服画像DB32)に記憶する。なお、ステップS22では、制御部150は、画像を撮像したときに照明状態検出部190により検出される周辺の照明状態(色温度)も記憶部160(衣服画像DB32)に記憶する。また、制御部150は、所有品DB30に直前に登録された情報に対応付けて、撮像された画像のファイル名を記憶する。
その後は、図4の全処理を終了する。なお、所有品用機器200Aは、衣服の情報として、サイズの情報を保持していてもよい。この場合、所有品登録画面(図5(a))においては、ユーザが衣服の寸法調整(例えば、丈を短くする調整)を行った場合に対応するため、サイズの情報を修正できるようにしておけばよい。
なお、ユーザからの登録要求を省略して、特開2013−120473号に記載されているようにユーザが携帯端末100を操作している際に撮像部140によりユーザが着用している衣服を撮像して、衣服画像DB32に各種情報を記録するようにしてもよい。
(フィット感収集処理)
次に、所有品DB30に格納されている衣服のフィット感の情報を収集する処理について図6のフローチャートに沿って説明する。なお、図6の処理が行われる場合、ユーザは、携帯端末100を手に持っているか、身に着けている(例えば、ポケットに収納している)ものとする。
次に、所有品DB30に格納されている衣服のフィット感の情報を収集する処理について図6のフローチャートに沿って説明する。なお、図6の処理が行われる場合、ユーザは、携帯端末100を手に持っているか、身に着けている(例えば、ポケットに収納している)ものとする。
図6の処理では、制御部150は、まず、ステップS30において、新たなIDの衣服との人体通信が成立するまで待機する。携帯端末100を保持するユーザがこれまで着用していなかった衣服を着用した場合(着替えた場合)、ステップS30の判断が肯定されて、制御部150は、ステップS32に移行する。
ステップS32に移行すると、制御部150は、圧力センサ210及び歪みセンサ220による検出結果に基づいてフィット感(胴囲きつい、腕きつい、太もも張りなど)を判定し、所有品DB30に格納(登録)する。この場合、制御部150は、カレンダ部110から取得した現在の日付(もしくは日時)や姿勢とともに、フィット感の判定結果を所有品DB30に格納する。
その後は、ステップS30に戻り、制御部150は、ステップS30、S32の判断・処理を繰り返し実行する。これにより、ユーザが着用する各衣服のフィット感(着心地)の時間変化を、所有品DB30に記憶することができる。
(店舗内商品判定処理)
次に、ユーザが店舗において店舗内商品を手に取った場合に制御部150により実行される処理について、図7のフローチャートに沿って説明する。なお、図7の処理が行われる場合、ユーザは、携帯端末100を片手に持っているものとする。
次に、ユーザが店舗において店舗内商品を手に取った場合に制御部150により実行される処理について、図7のフローチャートに沿って説明する。なお、図7の処理が行われる場合、ユーザは、携帯端末100を片手に持っているものとする。
図7の処理では、まず、ステップS40において、制御部150は、新たな店舗内商品との人体通信が成立するまで待機する。ここでは、ユーザが店舗内商品を手に取り、店舗内商品用機器200Bの人体通信部252と携帯端末100の人体通信部122との間の人体通信が成立した段階で、ステップS42に移行する。
ステップS42に移行すると、制御部150は、店舗内商品の情報を店舗内商品用機器200Bから取得する。具体的には、制御部150は、制御部240から記憶部230に格納されている店舗内商品DB40(図8参照)が保有する店舗内商品の情報(種別、ブランド名、色、サイズ情報、画像データ等)を取得する。
次いで、ステップS44では、制御部150が、フィット感(着心地)を考慮したサイズ比較を行う。具体的には、ユーザが図8の店舗内商品DB40のズボンを手に取っているとした場合、制御部150は、手に取っているズボンのサイズと、所有品DB30に格納されているズボン(ズボンが複数格納されている場合には複数のズボン)のサイズとを比較する。この場合、制御部150は、所有品(ズボン)のフィット感を考慮して、サイズ比較を行うものとする。例えば、所有品(ズボン)のフィット感が「胴囲きつい(3)」であった場合には、所有品(ズボン)の胴囲サイズを予め定められているα(cm)だけ大きく補正したサイズを適正サイズとして、当該適正サイズとユーザが手に取っている店舗内商品(ズボン)のサイズとを比較し、手に取っているズボンが適正サイズか否かを判断する。また、所有品(ズボン)のフィット感が「胴囲きつい(2)」であった場合には、所有品(ズボン)の胴囲サイズをβ(<α)cmだけ大きく補正したサイズを適正サイズとして、当該適正サイズとユーザが手に取っている店舗内商品(ズボン)のサイズとを比較し、手に取っているズボンが適正サイズか否かを判断する。また、フィット感の時間変化に基づいて、ユーザが最近太ってきたという傾向が分かる場合には、制御部150は、適正サイズよりも1サイズ大き目のサイズのズボンを適正サイズと判断する。なお、適正サイズか否か野判断方法は、上記方法に限らず、他の方法でフィット感を考慮して、サイズ比較を行うこととしてもよい。
次いで、ステップS46では、制御部150が、ステップS44の結果、ユーザが手に取っている店舗内商品のサイズが適正か否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合(適正であった場合)には、ステップS54に移行するが、否定された場合(適正でなかった場合)には、ステップS48に移行する。なお、サイズが適正である場合とは、ユーザが所有するズボンの各部位のサイズと、ユーザが保持する店舗内商品(ズボン)の各部位のサイズが、ほぼ一致する場合を意味する。
ユーザが手に取っているズボンのサイズが適正でなく、ステップS48に移行した場合には、制御部150は、サイズが適正でない店舗内商品のお直しが可能か否かを判断する。なお、お直し可能である場合とは、ズボンであれば、股下(丈)の長さが、詰める(直す)ことが可能なサイズである場合(ユーザの保有するズボンのほうが短い場合)を意味する。ここでの判断が肯定された場合には、ステップS50に移行し、制御部150は、お直し寸法を表示画面のデータに追加する。例えば、ユーザが保有するズボンの股下の寸法が、ユーザが手に取っている店舗内商品(ズボン)の股下の寸法よりも5cm短い場合には、“丈を5cm短くしたほうがよいでしょう”などのメッセージを表示画面のデータに追加する(図9(a)参照)。一方、ステップS48の判断が否定された場合には、ステップS52に移行し、制御部150は、サイズが適正でない旨を報知(例えば、表示部170に表示)する。なお、制御部150は、サイズがどの程度適切でないかについても報知するようにしてもよい。ステップS52の後は、ステップS40に戻る。なお、ユーザは、報知内容に基づいて、適正なサイズの衣服を選び直すようにすればよい。
ステップS46が肯定された場合、又はステップS50を経た後は、ステップS54に移行し、制御部150は、ユーザが手にしている店舗内商品に似た衣服が所有している衣服の中に存在するかを分析し、存在していた場合には、その衣服の画像(サムネイル画像)を表示画面のデータ内の似ている所有品リストに追加する(図9(a)参照)。この場合、制御部150は、衣服同士が似ているか否かを、店舗内商品DB40の画像データから判別できる衣服の形と、衣服画像DB32に格納されている衣服の画像データから判別できる衣服の形とを比較して判断する。そして、制御部150は、形が似ている衣服の画像(サムネイル画像)を、表示画面データの似ている所有品リストに追加することとする。なお、制御部150は、衣服の色を考慮して、似ている所有品リストに衣服を追加するようにしてもよい。なお、所有品リストにおいては、所有品DB30への登録順に衣服を表示するようにしてもよいし、形や色が似ている順に衣服を表示するようにしてもよい。また、衣服の着用回数や頻度を所有品DB30に格納している場合には、該着用回数や頻度の順に所有品リストに衣服を表示するようにしてもよい。このような表示順を採用することで、所有品の閲覧をしやすくすることができる。
次いで、ステップS56では、制御部150が、コーディネートできる所有している服の画像(サムネイル画像)を表示画面データ内のコーディネート候補に追加する。例えば、ユーザが手にしている衣服がズボンである場合には、制御部150は、ズボンとの組み合わせが可能な衣服、例えばシャツやジャケットなどの衣服の画像(サムネイル画像)を1又は複数抽出して、コーディネート候補に追加する。また、例えば、ユーザが手にしている衣服がシャツである場合には、制御部150は、シャツとの組み合わせが可能な衣服、例えばズボンやインナー、アウターなどの衣服の画像(サムネイル画像)を1又は複数抽出して、コーディネート候補に追加する。なお、制御部150は、コーディネート候補を選択する場合に、各衣服の色を考慮しても良い。すなわち、制御部150は、例えば、ユーザが手にしている衣服と同系色の衣服をコーディネート候補にしてもよいし、ユーザが手にしている衣服と対照的な色の衣服をコーディネート候補にしてもよい。この場合、制御部150は、ユーザにどのような色(同系色や対照的な色)をコーディネート候補とするかを選択させるようにしてもよい。なお、コーディネート候補の表示順についても、所有品DB30への登録順や、着用回数や頻度の順を採用することとしてもよい。また、コーディネート候補を色順に表示(同系色を纏めて表示)することとしてもよい。このようにすることで、コーディネート候補の閲覧をしやすくすることができる。
次いで、ステップS58では、制御部150が、表示部170上に表示画面を表示する。例えば、制御部150は、図9(a)に示すような店舗内商品情報画面を表示部170上に表示する。この店舗内商品情報画面を見たユーザは、試着や採寸を行わなくても、丈を5cm短くしたほうがよい(詰めたほうがよい)ことを知ることができる。また、似ている所有品リストやコーディネート候補を確認することができる。また、ユーザが試着を行う場合でも試着室にサイズの異なる複数の衣服を持ち運ばなくてよいので、試着時間を短縮することができる。
次いで、ステップS60では、制御部150が、店舗内商品情報画面に表示されている似ている所有品リストに含まれる衣服のいずれかがユーザによって選択されたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS64に移行するが、肯定された場合には、ステップS62に移行する。
ステップS62に移行すると、制御部150は、ユーザによって選択された衣服を現在の店舗内の照明色で見た状態に変換して表示する。具体的には、照明状態検出部190を用いて検出される現在(店舗内)の色温度と、選択された衣服を撮像した時の色温度を利用して、選択された衣服の画像の色を店舗内の照明下で見た場合の色に変換して、図9(b)のように表示する。これにより、ユーザは、似ている衣服と手に取っている店舗内商品とを同一環境(照明)下に擬似的に置いた状態で比較することができる。なお、本実施形態では、表示部170は、バックライト等を用いて画面表示を行っており、照明色による影響を受けにくいと考えられるため、画像の色を変換して表示することとしている。なお、制御部150は、色を変換する際には、表示部170の性能(表示の明るさや色合いなど)も考慮するものとする。
次いで、ステップS63では、制御部150は、図9(b)の画面上の戻るボタンがユーザによって押されるまで待機する。そして、戻るボタンがユーザによって押された段階で、制御部150は、ステップS64に移行する。なお、ステップS64に移行する場合には、制御部150は、表示部170の画面を図9(a)の画面に戻す。
ステップS64に移行すると、制御部150は、手にとっている店舗内商品に合わせる衣服(コーディネートする所有品)がユーザによって選択されたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS70に移行するが、肯定された場合には、ステップS66に移行する。
ステップS66に移行すると、制御部150は、コーディネート表示を実行する。例えば、制御部150は、図10に示すように、ユーザによって選択された所有品の画像と、手にとっている店舗内商品の画像とを組み合わせて、コーディネート表示を行う。これにより、ユーザは、手にとっている店舗内商品と自己が所有している衣服とのコーディネート例を見ながら、手に取っている店舗内商品を購入するか否かを検討することができる。なお、制御部150は、コーディネート表示においても、照明状態(色温度)に基づいて画像の色を補正して表示することとしてもよい。
次いで、ステップS68では、制御部150は、図10の画面上の戻るボタンがユーザによって押されるまで待機する。そして、戻るボタンがユーザによって押された段階で、制御部150は、ステップS70に移行する。なお、ステップS70に移行する場合には、制御部150は、表示部170の画面を図9(a)の画面に戻す。
ステップS70に移行すると、制御部150は、終了か否かを判断する。すなわち、ユーザによって、図9(a)の画面上の終了ボタンが押されたか否かを判断する。ここでの判断が否定された場合には、ステップS60に戻る。一方、ステップS70の判断が肯定された場合には、図7の全処理を終了する。
なお、図7の処理を経て、ユーザが店舗内商品を購入することを決めた場合には、ユーザは、図9(a)の画面を店員に見せるようにすればよい。これにより、店員は、採寸を行うことなくお直しの寸法を把握することができる。
以上、詳細に説明したように、本実施形態の携帯端末100によれば、記憶部160に格納されている所有品DB30において、ユーザが所有している衣服のサイズに関するデータを記憶しており、制御部150が、通信部120を介して、ユーザが所有していない衣服(店舗で手に取った衣服)のサイズに関するデータ(店舗内商品DB40)を取得し、ユーザが所有している衣服のサイズに関するデータと、ユーザが所有していない衣服のサイズに関するデータとを比較する。これにより、ユーザが所有する衣服のサイズと店舗で手に取った衣服のサイズとの比較により、店舗で手に取った衣服のサイズがユーザにとって適正であるか否かを判断することができる。また、当該比較により、店舗で手に取った衣服をどの程度お直しすればよいかの情報もユーザに提供することができる。このように、本実施形態の携帯端末100によれば、衣服に関する有益な情報をユーザに提供することが可能となる。また、本実施形態では、店舗内で衣服の画像を撮像することがないため、客の撮像行為により店員や他の客が不快さを感じるのを防止することができる。
また、本実施形態では、記憶部160に格納されている所有品DB30には、ユーザが所有している衣服の着心地に関するデータ(フィット感)が記憶されており、制御部150は、フィット感を加味してユーザが所有する衣服のサイズと店舗で手に取った衣服のサイズとを比較する。これにより、ユーザが所有する衣服のサイズと、そのサイズで体にフィットしているのか(大きめなのか小さめなのか)の情報とに基づいて、ユーザが店舗において手に取った衣服のサイズが適正であるかを適切に判断することが可能である。
また、本実施形態では、記憶部160は、ユーザが所有している衣服のフィット感の時間変化を記憶しているので、制御部150は、ユーザの体型の最近の傾向(太ってきている、痩せてきている、身長が伸びてきているなど)を考慮して手にとっている衣服が適正サイズか否かを判断することができる。
また、本実施形態では、記憶部160の所有品DB30には、ユーザと接触可能なセンサ(圧力センサ210)の出力に応じて、フィット感のデータが記憶されるので、ユーザがフィット感を自分で判断して入力するなどしなくても、自動的にフィット感のデータを所有品DB30に登録することができる。ただし、本実施形態は、これに限らず、フィット感のデータは、ユーザが手入力することとしてもよい。
また、本実施形態では、記憶部160の衣服画像DB32には、ユーザが所有している衣服の画像データが記憶されているので、購入しようとしている衣服と、既に所有している衣服とが似ているかどうかを、表示部170上で確認することができる。
また、本実施形態では、制御部150は、ユーザが店舗内において手にとった衣服の画像データを店舗内商品用機器200Bから取得し、該画像データとユーザが所有している衣服の画像データとを組み合わせた画像データ(図10のコーディネート例)を作成し、表示する。これにより、ユーザは、購入しようとしている衣服と、所有している衣服とのコーディネートが適切かどうかを表示部170上で確認することができる。この場合、ユーザは、所有している複数の衣服(所有品リスト)の中から選択した衣服と、購入しようとしている衣服とのコーディネート例を確認することができるので、ユーザの使い勝手を向上することができる。
また、本実施形態では、制御部150は、周辺の照明状態(色温度)に基づいて、ユーザが所有している衣服の画像データの色を補正して表示するので、ユーザは、店舗内で手に取った衣服と所有している衣服を店舗内の照明下に擬似的においた状態で適切に比較することができる。
なお、上記実施形態では、所有品の画像として、ユーザが着用していない状態の画像を衣服画像DB32に格納する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、ユーザが着用している状態の衣服の画像を衣服画像DB32に格納することとしてもよい。この場合、制御部150は、ユーザが着用している画像から丈に関する情報(丈が短いか長いかなど)を取得し、該丈に関する情報を考慮して、図7のステップS44におけるサイズ比較を行うこととしてもよい。
なお、上記実施形態では、店舗内商品の画像データを店舗内商品DB40に記憶しておく場合について説明したが、これに限らず、制御部150は、店舗内商品DB40の各データ(サイズや色など)から、店舗内商品の全体像を類推し、該類推した全体像を画像データの代わりに用いることとしてもよい。
なお、上記実施形態では、ユーザが、自己の所有する衣服のデータを所有品DB30に格納する場合について説明したが、これに限らず、子や孫などの自己以外の人の所有する衣服のデータを所有品DB30に格納するようにしてもよい。この場合、これから購入予定の店舗内商品機器200Bに圧力センサ、歪センサ、導電性の糸(コイル)を設けておくことにより、所有している衣服とのフィット感(着心地)を比較することができるので、子や孫にフィット感(着心地)を聞く必要がなくなる。
また、ユーザは、子や孫の衣服を購入しようとするときに、子や孫にサイズを確認したり、子や孫と一緒に買い物に行かなくても、適切なサイズや適切なコーディネートが可能な衣服を購入することが可能である。なお、所有品DB30に格納する衣服のデータは、人間の衣服のデータに限らず、犬などのペットの衣服のデータであってもよい。
なお、上記実施形態では、ユーザが所有する衣服の画像の色を、店舗内の照明状態に合わせて補正して表示する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、ユーザが店舗内で手に取った商品をその場で撮像したような場合には、制御部150は、店舗内の照明状態に基づいて、当該商品を屋外で見たときにどのような色になるかを示す画像(色を補正した画像)を作成して、表示部170上に表示するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、携帯端末100(制御部150)は、ユーザが店舗内で手に取った衣服の情報を人体通信や近接通信を介して取得する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、携帯端末100(制御部150)は、衣服に設けられたバーコード(2次元バーコードなど)を用いて、衣服の情報を取得することとしてもよい。
なお、上記実施形態では、ユーザが店舗内で買い物をする場合について説明したが、これに限らず、ユーザがインターネット上で買い物をする場合にも適用することができる。例えば、ユーザがインターネット上の店舗で購入しようとした衣服があった場合に、当該衣服のサイズに関するデータを制御部150が無線通信部123を介して取得し、当該衣服のサイズと、ユーザが所有する衣服のサイズとを比較するようにしてもよい。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
30 所有品DB
100 携帯端末
120 通信部
150 制御部
160 記憶部
170 表示部
190 照明状態検出部
100 携帯端末
120 通信部
150 制御部
160 記憶部
170 表示部
190 照明状態検出部
Claims (12)
- ユーザが所有している衣服のサイズに関するデータを記憶する記憶部と、
前記ユーザが所有していない衣服のサイズに関するデータを取得する取得部と、
前記ユーザが所有している衣服のサイズに関するデータと、前記ユーザが所有していない衣服のサイズに関するデータとを比較する比較部と、を備えたことを特徴とする電子機器。 - 前記記憶部は、前記ユーザが所有している衣服の着心地に関するデータを記憶し、
前記比較部は、前記着心地に関するデータを加味して前記比較を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。 - 前記記憶部は、前記ユーザが所有している衣服の着心地に関するデータとして、該衣服の着心地の時間変化を記憶することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
- 前記記憶部は、前記ユーザと接触可能なセンサの出力に応じて、前記着心地に関するデータを記憶することを特徴とする請求項2又は3に記載の電子機器。
- 前記比較部の比較結果に基づき、報知を行う報知部を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子機器。
- 前記記憶部は、前記ユーザが所有している衣服の画像データを記憶することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電子機器。
- 前記取得部は、前記ユーザが所有していない衣服の画像データを取得し、
前記ユーザが所有していない衣服の画像データと前記ユーザが所有している衣服の画像データとを組み合わせた画像データを作成する作成部を備えたことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。 - 前記作成部は、
前記ユーザが所有している衣服の画像データの中から、前記ユーザが所有していない衣服との組み合わせが可能な衣服の画像データを複数抽出し、
前記抽出された複数の衣服の画像データの中から選択された画像データと、前記ユーザが所有していない衣服とを組み合わせた画像データを作成することを特徴とする請求項7に記載の電子機器。 - 前記記憶部は、前記ユーザが所有している衣服の画像データとして、前記ユーザが所有している衣服を着用したときの画像データを記憶することを特徴とする請求項7又は8に記載の電子機器。
- 前記比較部は、前記ユーザが所有している衣服を着用したときの画像データから取得可能な、前記ユーザが着用している衣服の丈に関するデータを加味して前記比較を行うことを特徴とする請求項9に記載の電子機器。
- 前記ユーザが所有していない衣服の画像データ及び前記ユーザが所有している衣服の画像データの少なくとも一方の色を補正して表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項6〜10のいずれか一項に記載の電子機器。
- 周辺の照明状態を検出する検出部を備え、
前記表示部は、前記周辺の照明状態に基づいて、前記ユーザが所有していない衣服の画像データ及び前記ユーザが所有している衣服の画像データの少なくとも一方の色を補正して表示することを特徴とする請求項11に記載の電子機器。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11205335B2 (en) | 2016-02-16 | 2021-12-21 | Lifeline Systems Company | Lanyard device, method and personal lanyard monitoring system |
-
2013
- 2013-07-01 JP JP2013138355A patent/JP2015011631A/ja active Pending
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