JP2015011581A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】帳票ビューワから帳票を出力する際、出力不要な集計行を非表示に設定し、その設定を繰り返し使うことができる帳票システムを提供する。【解決手段】明細行と集計行で構成される表形式のデータを表示する情報処理装置であって、表形式のデータを生成するためのデータと、明細書行と集計行が定義されたフォームとを記憶するデータ記憶手段と、ユーザごとに設定された、集計行に対して表示、非表示条件を定義した定義ファイルを記憶する定義ファイル記憶手段と、ユーザの操作に応じて、前記データと前記フォームとを用いて明細行と集計行で構成される表形式のデータを生成する生成手段と、前記生成手段で生成された表形式データを表示する表示手段と、表形式のデータを生成する際に、非表示可能な集計行かを決定する決定手段とを有する。【選択図】図10

Description

本発明は、表形式のデータの集計行の表示・非表示を設定する技術に関するものである。
現在、コンピュータ上で帳票を表示する帳票ビューワ(アプリケーション)がある。
帳票ビューワから売上明細などの帳票を出力する際、売上明細レコードの項目(大項目・中項目・小項目)が直前の売上明細レコードと値が異なる場合、キーブレイクを検知することで、大計・中計・小計といった集計行を表示し、その集計行までの売上額を集計する。
その際、帳票によっては、集計行が頻繁に表示され、表が見づらくなってしまうことがある。
特許文献1には、集計行に背景属性を統一した網掛けをすることで、表全体で統一的な見栄えを確保しながら集計行以外の行を含めた各行の独立性を高める技術が開示されている。
特開2009−015718号公報
特許文献1における、帳票プリントイメージ生成システムでは、集計行の背景属性を一致させ、かつ背景属性を可能な限り交互網掛けとする処理を施すことで、表全体で統一的な見栄えを確保しながら集計行以外の行を含めた各行の独立性を高めるという、交互網掛けならではの利点を活かした印刷結果を得るための制御を行っている。
しかしながら、上記システムでは、集計対象レコードが1件であっても、必ず集計行が表示されるため、場合によっては集計行が多く表示され、見づらい帳票が出力されてしまうことがある。また、見づらいか否かはユーザによって異なるため、ユーザによって見せ方を切り替えられることが望まれる。
そこで、本発明の目的は、表形式のデータにおける集計行の表示・非表示を任意に設定し、ユーザが所望する表形式のデータを得ることが可能な仕組みを提供することである。
本発明の目的を達成するための、明細行と集計行で構成される表形式のデータを表示する情報処理装置であって、表形式のデータを生成するためのデータと、明細書行と集計行が定義されたフォームとを記憶するデータ記憶手段と、ユーザごとに設定された、集計行に対して表示、非表示条件を定義した定義ファイルを記憶する定義ファイル記憶手段と、ユーザの操作に応じて、前記データと前記フォームとを用いて明細行と集計行で構成される表形式のデータを生成する生成手段と、前記生成手段で生成された表形式データを表示する表示手段と、表形式のデータを生成する際に、明細行のデータに従って、集計行を挿入するか否かを判定する挿入判定手段と、前記挿入判定手段で、集計行を挿入すると判定された場合に、集計行の条件に従って、非表示可能な集計行かを決定する決定手段と、前記ユーザの定義ファイルを用いて、前記決定手段で非表示可能な集計行であると決定された集計行を表示するか否かを判定する表示判定手段とを備え、前記生成手段は、非表示と判定された集計行である場合には、集計行を生成せず、表示と判定された集計行である場合には、明細のデータを用いて集計行を生成することを特徴とする。
本発明により、表形式のデータにおける集計行の表示・非表示に任意に設定し、ユーザが所望する表形式のデータを得ることが可能になり、ユーザの利便性が向上する。
本発明の実施形態における帳票システムの構成を示す図である。 図1における帳票サーバのハードウェア構成を示す図である。 図1におけるクライアント端末の機能構成の一例を示す図である。 帳票サーバまたはクライアント端末で行われるオーバーレイ処理の一例を示す図である。 図4のオーバーレイ処理で集計行を表示するためのキーブレイク設定の一例である。 本発明の実施形態における帳票における集計行の表示・非表示を決める方法の一例である。 本発明の実施形態における帳票サーバにおけるファイルおよびフォルダ構成の一例である。 本発明の実施形態における集計行パターンを定義するパターンファイルの一例である。 本発明の実施形態における帳票出力処理の一例を示すフローチャートである。 カスタムパターンファイルに従い集計行の一部を非表示にした帳票の一例である。 カスタムパターンファイルに従い集計行の一部を非表示にした帳票の一例である。 集計行パターン編集処理の一例を示すフローチャートである。 集計行パターン編集画面の一例を示す図である。 集計行パターン編集画面におけるエラー表示の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態の一例について説明する。
図1は、本発明の実施形態における帳票システム(情報処理システム)の構成を示す図である。
帳票サーバ101は、帳票出力に必要なデータやファイルを記憶するサーバ(情報処理装置)である。
クライアント端末102は、ユーザが操作する端末であって、当該端末を介して帳票サーバ101に対して指示を行う。なお、ユーザは、帳票サーバを直接操作してもよい。
クライアント端末102には、帳票イメージのオーバーレイ(描画)処理を行う帳票ツール(アプリケーション)がインストールされており、帳票サーバから取得した「フォームファイル」「データファイル」から、帳票イメージを出力するためのオーバーレイ処理を行う。
なお、オーバーレイ処理を行うのは、クライアント端末102であっても、帳票サーバ101であってもよい。帳票サーバ101でオーバーレイ処理を行う場合は、帳票サーバ101からクライアント端末102に、オーバーレイ後の帳票イメージと{行区分・パターン条件}表600を含む情報を送信することで、クライアント端末102の帳票ビューワ1001やWebブラウザ上で帳票の表示・印刷などの操作を可能にする。
ネットワーク103は、LAN、インターネット等のネットワークであって、帳票サーバ101とクライアント端末102は、ネットワーク103を介して通信可能である。
なお、図1のネットワーク上に接続される各種端末の構成は一例であり、用途や目的に応じて様々な構成例があることは言うまでもない。
次に、図1の帳票サーバ101とクライアント端末102のハードウェア構成について、図2を用いて説明する。
図2は、本発明の実施形態における帳票サーバおよびクライアント端末102のハードウェア構成を示す図である。
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。
また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。
CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。
ビデオコントローラ(VC)206は、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイでも構わない。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。本発明には直接関係があるものではない。
メモリコントローラ(MC)207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
通信I/Fコントローラ(通信I/FC)208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するためのプログラム212は、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラム212が用いる定義ファイル213及び各種情報テーブル214は外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。
図3において、明細行と集計行で構成される表形式のデータを表示する情報処理装置としてのクライアント端末102の機能について説明する。
データ記憶部301は、表形式のデータを生成するためのデータと、明細書行と集計行が定義されたフォームとを記憶する機能部である。
定義ファイル記憶部302は、ユーザごとに設定された、集計行に対して表示、非表示条件を定義した定義ファイルを記憶する機能部である。
生成部303は、ユーザの操作に応じて、前記データと前記フォームとを用いて明細行と集計行で構成される表形式のデータを生成する機能部である。
表示部304は、生成部303で生成された表形式データを表示する機能部である。
挿入判定部305は、表形式のデータを生成する際に、明細行のデータに従って、集計行を挿入するか否かを判定する機能部である。
決定部306は、挿入判定部305で、集計行を挿入すると判定された場合に、集計行の条件に従って、非表示可能な集計行かを決定する機能部である。
表示判定部307は、前記ユーザの定義ファイルを用いて、決定部306で非表示可能な集計行であると決定された集計行を表示するか否かを判定する機能部である。
また、生成部303は、非表示と判定された集計行である場合には、集計行を生成せず、表示と判定された集計行である場合には、明細のデータを用いて集計行を生成する機能部である。
また、定義ファイル記憶部302は、集計行をすべて表示する条件を定義したデフォルトの定義ファイルを記憶する機能部である。
また、生成部303は、前記デフォルトの定義ファイルに従って表示形式のデータを生成する機能部である。
また、表示部304は、ユーザごとの定義ファイルを生成するべく、前記集計行の編集指示があった場合に、前記非表示とするための集計行を選択可能に表示する機能部である。
選択部308は、非表示とする集計行を選択する機能部である。
定義ファイル生成部309は、選択部308で選択された集計行を非表示とする条件を定義した定義ファイルを生成する機能部である。
定義ファイル記憶部302で記憶される定義ファイルは、定義ファイル生成部309で生成された定義ファイルである。また、定義ファイル生成部309で生成された定義ファイルは、生成したユーザに対応付ける。
図4は、帳票サーバ101またはクライアント端末102で行われるオーバーレイ処理の一例を示す図であり、売上明細フォームファイル401と売上明細データファイル402から、売上明細帳票403を出力する例を挙げている。
帳票サーバ101またはクライアント端末102には、帳票イメージのオーバーレイ(描画)処理を行う帳票ツールがインストールされており、帳票サーバ101やデータベース104などから取得した売上明細フォームファイル401のレイアウト定義と売上明細データファイル402を用いて、オーバーレイ処理を行うことで売上明細帳票403の帳票イメージを出力する。
また、図4の売上明細帳票403には、小計・中計・大計といった集計行と呼ばれる明細の集計を表す行が表示されている。
図5は、この集計行を表示するためのキーブレイク設定の設定画面の一例である。503は、小項目がブレイクした(直前の明細レコードと値が異なる)場合、小計を表示するという設定であり、同様に、502は、中項目がブレイクした場合に中計を表示、501は、大項目がブレイクした場合に大計を表示する設定である。
図4のオーバーレイ処理を行う際、図5のキーブレイク設定の条件に従って、集計行を挿入する。具体的には、売上明細データファイル402から次に表示する明細データを取得し、直前の明細データと比較して、小項目の値が変わるかを判定する。小項目の値が変わる場合には、小項目のブレイクと判定し、「小計」の集計行を挿入する。図4の例では、小項目の内容が「東京」から「千葉」に変わる場合に小項目のブレイクと判定し、「小計」の集計行を挿入する。この時、キーブレイク設定の条件に従って、売上額を集計(SUM)して、集計行の売上額とする。
図6は、本発明の実施形態における帳票における集計行の表示・非表示を決める方法の一例である。
売上明細帳票403(図6)における小計602は、集計対象のレコードが1行(20万円)であるため、集計結果である小計の値も同じ(20万円)となり、ユーザによっては見づらい。小計605、中計606についても同様である。
また、小計604(60万円)は、直後の行の中計(60万円)と同じ値であるため、これもユーザによっては煩わしいと感じることがある。
ただし、これらの集計行が見づらいか否かはユーザによって異なるため、ユーザによって見せ方を切り替えられることが望まれる。
図6の{行区分・パターン条件}表600については後述するが、集計行を「行区分」「パターン条件」で分類し、集計行の表示・非表示を定義する集計行パターンファイル(デフォルトパターンファイル・カスタムパターンファイルの2種類がある)と照らし合わせることで、各集計行の表示・非表示を決定する。
図7は、本発明の実施形態における帳票サーバ101におけるファイルおよびフォルダ構成の一例である。帳票の種類ごとにフォルダを分け、そのフォルダに帳票のオーバーレイ処理に必要な、「フォームファイル」「データファイル」「集計行パターンファイル(デフォルトパターンファイル・カスタムパターンファイルの2種類)」を外部メモリ211に記憶する。
具体的には、売上明細フォルダ710には、売上明細帳票403(図4)のオーバーレイ処理に必要な、売上明細フォームファイル401・売上明細データファイル402・売上明細デフォルトパターンファイル810・売上明細カスタムパターンファイル820・830を記憶する。
同様に、見積書フォルダ720には、見積書帳票(不図示)のオーバーレイ処理に必要なファイルを記憶し、請求書フォルダ730には、請求書帳票(不図示)のオーバーレイ処理に必要なファイルを記憶する。
売上明細デフォルトパターンファイル810と売上明細カスタムパターンファイル820・830は、売上明細帳票403を表示する際の、集計行の表示・非表示を定義したファイルである。
まず、売上明細カスタムパターンファイル820・830について説明する。
売上明細カスタムパターンファイル820・830は、帳票システムのユーザごとに作成・保存することができ、そのユーザが売上明細帳票403を出力する際の集計行出力パターンとして使用される。
売上明細カスタムパターンファイル820は、ファイル名「売上明細_000111.ptn」であり、ユーザ「000111」が売上明細帳票403を出力する際の集計行出力パターンとして使用される。
売上明細カスタムパターンファイル830は、ファイル名「売上明細_000222.ptn」であり、ユーザ「000222」が売上明細帳票403を出力する際の集計行出力パターンとして使用される。
以上のように、ユーザが売上明細帳票403を出力するための集計行パターンファイルを保存すると、売上明細フォルダ710に集計行パターンファイルが作成・保存される。
なお、本実施形態においては、集計行パターンファイルは、1帳票かつ1ユーザで1ファイルしか保持できないが、ファイル名を「売上明細_000222_01.ptn」のように末尾に通し番号を付けるなどにより、1帳票かつ1ユーザで複数の集計行パターンファイルを持つことも可能である。
また、カスタムパターンファイルのファイル名を「000222.ptn」のようにして、帳票ごとのフォルダよりも上位階層のフォルダに配置することで、複数帳票に使用可能な集計行パターンファイルを持つことも可能である。
また、ファイル名を「売上明細_営業1課.ptn」
のようにユーザIDではなく、グループ名や権限名などにすることで、特定のグループや権限などで使う集計行出力パターンを持つことも可能である。
次に、デフォルトパターンファイル810について説明する。
デフォルトパターンファイル810は、参照すべきカスタムパターンファイルの無いユーザが帳票を表示する際の集計行パターンとして使用される。
参照すべきカスタムパターンファイルの無いユーザも、デフォルトパターンファイルを用いて帳票を表示した後、パターン編集処理(後述)を行い、パターンを保存することで、自分のカスタムパターンファイルを作成・保存することができる。
また、デフォルトパターンファイルのファイル名を「default.ptn」のようにして、帳票ごとのフォルダよりも上位階層のフォルダに配置することで、複数帳票に有効なデフォルトパターンファイルを持つことも可能である。
ここで挙げたフォルダおよびファイルの名称・格納場所は、あくまで一例であり、その他の名称・格納場所を制限するものではない。
なお、本実施形態では、「フォームファイル」「データファイル」「デフォルトパターンファイル」「カスタムパターンファイル」の4種類のファイルを1つのフォルダとして、外部メモリ211に記憶としたが、このファイル、フォルダ構成および記憶場所は、あくまで例であって、これに限定するものではない。
図8は、本発明の実施形態における集計行パターンを定義するパターンファイルの一例である。
前述のように、ファイル名は「帳票名_ユーザID.ptn」のようにして、帳票の種類と使用するユーザの区別がつくようにする。また、ファイル名のユーザIDの部分が「default」であれば、デフォルトパターンファイル810であることが認識できる。
まず、パターンファイルの記述形式について説明する。
デフォルトパターンファイル810とカスタムパターンファイル820・830の内容の記述形式は同一で、パターンファイルのサンプル800のような形式であり、行801・行802のように「集計行名=表示定義1,表示定義2」を1行とし、集計行の種類の数だけ定義する。行801・行802の「表示定義1」「表示定義2」の箇所には、「YES」または「NO」のどちらかを定義する。
「表示定義1」には、「パターン条件1(集計行を表示するための集計対象レコード行が1行である)」に該当する場合に、その集計行を表示する「YES」か、非表示にする「NO」か、のどちらかを定義する。
「表示定義2」には、「パターン条件2(小計・中計のように集計行が連続し、かつ、どちらの値も同じである)」に該当する場合、先の集計行を表示する「YES」か、非表示にする「NO」か、のどちらかを定義する。
次に、デフォルトパターンファイル810、カスタムパターンファイル820・830の定義内容について説明する。
デフォルトパターンファイル810は、小計定義811・中計定義812・大計定義813における、すべての表示定義が「YES」であるため、各集計行が「表示定義1」「表示定義2」に該当したとしても、その集計行は表示するという定義である。
本実施形態において、デフォルトパターンファイル810は、帳票システム管理者が作成・保存しておくことを想定しているが、帳票システム管理者が帳票ツールなどからデフォルトパターンファイル810を作成・編集・保存・削除できるとしてもよいし、帳票システム管理者ではないユーザが帳票ツールなどからデフォルトパターンファイル810を作成・編集・保存・削除できるとしてもよい。
次に、カスタムパターンファイル820・830の内容について説明する。
売上明細カスタムパターンファイル820は、ファイル名「売上明細_000111.ptn」であり、ユーザ「000111」が売上明細帳票1010(図10)を出力する際に参照され、小計・中計・大計が「パターン条件1」「パターン条件2」に該当する場合、表示(YES)・非表示(NO)のどちらにするか、小計定義821・中計定義822・大計定義823のように定義する。
売上明細カスタムパターンファイル830は、ファイル名「売上明細_000222.ptn」であり、ユーザ「000222」が売上明細帳票1110(図11)を出力する際に参照され、小計・中計・大計が「パターン条件1」「パターン条件2」に該当する場合に表示(YES)・非表示(NO)のどちらにするか、小計定義831・中計定義832・大計定義833のように定義する。
本実施形態において、カスタムパターンファイル820は、ユーザ「000111」のみが使用できる集計行パターンファイルとしているが、集計行パターン選択画面などを用意することで、他のユーザの集計行パターンファイルを参照可能としてもよい。その場合、他のユーザの集計行パターンファイルについては参照のみ可能とし、編集・保存・削除は不可能にする。
本実施形態におけるパターンファイル810・820・830では、集計行の種類(小計・中計・大計など)ごと、パターン条件ごとに、「表示」・「非表示」の表示定義を行っているが、「集計行」の種類を特定しない表示定義(不図示)や、「パターン条件」を特定しない表示定義(不図示)を行ってもよい。
具体的には、「集計行」の種類を特定しない表示定義とは、「売上明細_000111.ptn」の内容に、「集計行名」を記述せず、{NO,YES}のような1行の記述にするということである。これにより、「パターン条件1」に該当すれば、「集計行」の種類に関わらず「非表示」、「パターン条件2」に該当すれば、「集計行」の種類に関わらず「表示」にすることになる。
また、「パターン条件」を特定しない表示定義とは、「売上明細_000111.ptn」の内容を、「小計=NO」「中計=YES」「大計=YES」のような複数行で定義するということである。この設定では、複数の「パターン条件」のどれか1つに該当する「小計」は「非表示」とし、複数の「パターン条件」のどれか1つに該当する「中計」は「表示」し、複数のパターン条件のどれか1つに該当する「大計」は「表示」することになる。
また、この場合、複数の「パターン条件」のどれか1つではなく、すべてに該当するといった条件にしてもよい。
ここまで図8を参照して、デフォルトパターンファイル810、カスタムパターンファイル820・830のファイル名およびファイル内容の記述形式について説明したが、これらはあくまで実施例であり、本実施形態の形式に限定されるものではない。
図9は、本発明の実施形態における帳票出力処理の一例を示すフローチャートである。図10は、カスタムパターンファイル820に従い集計行の一部を非表示にした帳票の一例である。図11は、カスタムパターンファイル830に従い集計行の一部を非表示にした帳票の一例である。
図9を参照して、本実施形態における帳票出力の全体の流れを説明する。
ステップS901において、クライアント端末102は、帳票システムのユーザによって入力されたユーザ識別情報とパスワードを受け付け、ログイン処理を行う。ここでは、ユーザ識別情報として、「000111」を例に挙げる。
ステップS902において、クライアント端末102は、帳票サーバ101から受信した、出力可能な帳票の一覧を表示する。帳票の一覧は、例えば、図7のフォルダの名称の一覧を表示する。図7を例に説明すると、「売上明細」「見積書」「請求書」がクライアント端末102に一覧表示される。
ステップS903において、クライアント端末102は、ユーザによって選択された帳票の帳票識別情報を受け付ける。ここでは、選択された帳票の帳票識別情報として、「売上明細」を例に挙げる。
ステップS904において、クライアント端末102は、帳票サーバ101にユーザ識別情報と帳票識別情報を含む出力要求を送信する。
ステップS905において、帳票サーバ101は、クライアント端末102から送信された出力要求を受け付ける。
ステップS906において、帳票サーバ101は、出力要求からユーザ識別情報と帳票識別情報を取得し、外部メモリ211のフォルダ名に帳票識別情報を含むフォルダに、ファイル名にユーザ識別情報を含むファイル(カスタムパターンファイル820)が存在するか判断する。
カスタムパターンファイル820が存在する場合、ステップS907において、帳票サーバ101は、カスタムパターンファイル820を取得する。
カスタムパターンファイルが存在しない場合、ステップS908において、帳票サーバ101は、出力する帳票のデフォルトパターンファイル810を取得する。
ステップS909において、帳票サーバ101は、出力帳票のフォームファイル401を取得する。
ステップS910において、帳票サーバ101は、出力帳票のデータファイル402を取得する。
ステップS911において、帳票サーバ101は、「パターンファイル(デフォルトパターンファイル810またはカスタムパターンファイル820)」「フォームファイル401」「データファイル402」をクライアント端末102に送信する。
ステップS912において、クライアント端末102は、帳票サーバ101から送信された「パターンファイル810または820」「フォームファイル401」「データファイル402」を受信する。
ステップS920〜ステップS946で、クライアント端末102は、「パターンファイル810または820」「フォームファイル401」「データファイル402」を用いて、最終集計行までオーバーレイ処理を行う。
ステップS920において、クライアント端末102は、次に出力する明細レコードと直前の明細レコードとを比較し、キーブレイクが発生しているかを判断する。
キーブレイクが発生していない場合、クライアント端末102は、ステップS931において、表示する明細レコードと行区分「レコード」を含む情報をRAM203に記憶し、ステップS932において、明細レコードを表示部210に表示する。
キーブレイクが発生した場合、ステップS941において、クライアント端末102は、ブレイク設定の条件(図5)に従って、売上額を集計(SUM)し、ステップS942において、行区分610・パターン条件620をRAM203に記憶する。具体的には、図6の小計601の行区分・パターン条件は、{行区分・パターン条件1・パターン条件2}の形式で表すと、行区分・パターン条件631のように{小計・×(該当しない)・×(該当しない)}となり、これをクライアント端末102のRAM203に記憶しておく。
ステップS943において、RAM203に記憶した{行区分・パターン条件1・パターン条件2}とパターンファイルにおける表示定義の演算を行う。具体的には、図6の小計601の行区分・パターン条件631は{小計・×・×}であり、「パターン条件1」「パターン条件2」ともに「×」(該当しない)ため、集計行パターンファイルを参照するまでもなく、表示部210に小計601を表示する。
同様に、小計602の行区分・パターン条件632は{小計・●(該当する)・×}となり、「パターン条件1」に該当するため、集計行パターンファイルの小計定義821の「表示定義1」を参照し、表示定義1=NO(非表示)であるため、小計602は非表示にする。もし、表示定義1=YES(表示)である場合は、小計602を表示する。
つまり、ステップS943において、「パターン条件n」と「表示定義n」(nは自然数)を含む演算(例えば、NOT「パターン条件n」OR「表示定義n」)を行い、演算結果=1(表示)であれば、ステップS944において、集計行を表示し、演算結果=0(非表示)であれば、ステップS945において、集計行を非表示にする。
本実施形態では、「パターン条件1」「パターン条件2」という2つのパターン条件を挙げたが、この2つのパターン条件はあくまで例であって、これに限定するものではない。
なお、本実施形態のように、「パターン条件」の個数とパターンファイルの「表示定義」の個数を同一にすることで、「パターン条件」と「表示定義」を1対1に設定できるが、「表示定義」は1つであってもよい。その場合は、複数の「パターン条件」のうちのいずれかに該当すること、または、複数の「パターン条件」のすべてに該当すること、などを条件にして、表示・非表示を決定してもよい。
ステップS946において、最終集計行まで表示したか判断し、最終集計行でない場合は、ステップS920に戻り、最終集計行の場合は、ステップS950に進む。なお、本実施形態では、説明上、行ごとにデータを表示するようにしたが、すべての行をオーバーレイ処理して、ステップS946の後にオーバーレイしたデータをまとめて表示してもよい。
ここまでで、帳票のオーバーレイ処理が完了し、クライアント端末102は、帳票イメージ403を出力する。
出力される帳票イメージ403について、図6・図8・図10・図11を用いて、具体的に説明する。
まず、ユーザ「000111」が売上明細帳票1010を出力するケースについて、説明する。
図10は、ユーザ「000111」がカスタムパターンファイル820「売上明細_000111.ptn」を使用し、帳票印刷画面1000に出力した売上明細帳票1010である。帳票印刷画面1000は、パターン編集ボタン1020、印刷ボタン1030、閉じるボタン1040を備える。
図6のパターン条件620に該当する集計行(パターン条件632・パターン条件634・パターン条件635・パターン条件636)は、集計行パターンファイルを参照し、表示・非表示を決める。
ユーザ「000111」の場合の集計行パターンには、図8の売上明細カスタムパターンファイル820「売上明細_000111.ptn」が使用する。
売上明細カスタムパターンファイル820には、「集計行名=表示定義1,表示定義2」で表すと、「小計定義821=NO,NO」、「中計定義822=NO,NO」であるため、小計または中計で「パターン条件1」「パターン条件2」に該当した場合、その小計と中計の集計行はNO(非表示)にする。
そのため、図10の売上明細帳票1010には、明細レコード1011の次行の小計602は非表示である。同様に、明細レコード1012の前行の小計604、明細レコード1013の次行の小計605・中計606、のすべてが非表示である。
次に、ユーザ「000222」が売上明細帳票1110を出力するケースについて、説明する。
図11は、ユーザ「000222」がカスタムパターンファイル830「売上明細_000222.ptn」を使用し、帳票印刷画面1000に出力した売上明細帳票1110である。
ユーザ「000111」のケースと同様に、図6のパターン条件620に該当した集計行(パターン条件632・パターン条件634・パターン条件635・パターン条件636)は、集計行パターンファイルを参照し、表示・非表示を決める。
ユーザ「000222」の場合の集計行パターンには、図8の売上明細カスタムパターンファイル830「売上明細_000222.ptn」が使用する。
売上明細カスタムパターンファイル830には、「集計行名=表示定義1,表示定義2」で表すと、「小計定義831=NO,YES」、「中計定義832=NO,NO」である。
よって、小計の場合は、「パターン条件1」に該当するとNO(非表示)にし、「パターン条件2」に該当するとYES(表示)する。
つまり、ユーザ「000111」のケースと比較すると、小計の「パターン条件2」の場合のみ異なる。
そのため、図11の売上明細帳票1110は、図10の売上明細帳票1010と比較すると、小計604が表示されている。
以上で、ユーザ「000111」、ユーザ「000222」が出力する売上明細帳票について、説明を完了する。
なお、図6のパターン条件635は、「パターン条件1」「パターン条件2」の両方に該当するため、カスタムパターンファイル830の小計定義831と照合すると、YES(表示)・NO(非表示)という異なる結果が生じる。このような場合、本実施形態では、不要な集計行をなるべく非表示にするという目的から、NO(非表示)とする。
もちろん、この場合、YES(表示)にするというルールにしてもよいし、どちらかのパターン条件の結果を優先するルールにしてもよい。
また、パターン条件を3つ以上設けた場合は、多数決や加重平均などのルールによって、YES(表示)・NO(非表示)を決めてもよい。
以上のような、YES(表示)・NO(非表示)という異なる結果が出た場合に、どちらを選ぶかのルールは、ステップS943の「パターン条件」と「表示定義」との演算ルールに組み込んでもよいし、後述する集計行パターン編集画面1300において、ユーザに選択させてもよい。
図9のフローチャートの説明に戻る。
帳票ビューワ1001が帳票イメージを出力した後、ステップS950において、図10・図11のパターン編集ボタン1020が押下されたか判断する。
パターン編集ボタン1020が押下された場合、ステップS951において、集計行パターン編集処理(図12の説明にて後述する)を行う。
パターン編集ボタン1020が押下されなかった場合、または、集計行パターン編集処理完了後、ステップS960において、クライアント端末102は、図10の印刷ボタン1030が押下されたか判断する。
印刷ボタン1030が押下された場合、ステップS961において、クライアント端末102は、ユーザに指定されたプリンタに、表示された帳票のデータを含む印刷要求を送信する。
印刷ボタン1030が押下されなかった場合、または、印刷完了後、ステップS970において、クライアント端末102は、図10の閉じるボタン1040が押下されたか判断する。
閉じるボタン1040が押下された場合、帳票ビューワ1001を閉じ、処理を終了する。
閉じるボタン1040が押下されなかった場合、ステップS950に戻る。
以上で、図9のフローチャートの説明を完了する。
図12は、集計行パターン編集処理の一例を示すフローチャートである。
図10のパターン編集ボタン1020が押下された場合、図12の集計行パターン編集処理を行う。
図12を参照して、本実施形態における集計行パターン編集処理の流れを説明する。
ステップS1201において、クライアント端末102は、集計行パターン編集画面1300(図13)を表示する。
ステップS1202において、クライアント端末102は、クライアント端末102のRAM203に記憶した{行区分・パターン条件}表600の行区分610から、表示対象が「レコード行」か「集計行」か、を判断する。
表示対象が「レコード行」の場合、ステップS1203において、クライアント端末102は、「レコード行」を表示し、その左には削除チェックボックスを表示しない。
表示対象が「集計行」の場合、ステップS1204において、クライアント端末102は、「集計行」を表示し、その左に削除チェックボックスを表示する。なお、ここでは、すべての「集計行」に削除チェックボックスを表示するとしたが、{行区分・パターン条件}表600から、表示対象の「集計行」が{小計・×・×}のように、「パターン条件1」「パターン条件2」のどちらにも該当しない場合、この「集計行」を非表示にすることはできないため、削除チェックボックスを表示しないとしてもよい。
ステップS1205において、クライアント端末102は、最終集計行まで繰り返し処理したか判断する。
最終集計行まで繰り返し処理していない場合、ステップS1202に戻る。
最終集計行まで繰り返し処理した場合、ステップS1210に進む。
ステップS1210において、クライアント端末102は、削除チェックボックスが選択されたか、選択解除されたかを判断する。
削除チェックボックスが選択された場合、ステップS1211において、クライアント端末102は、{行区分・パターン条件}表600を参照し、選択された削除チェックボックスの集計行と同じ{行区分・パターン条件}の集計行の削除チェックボックスを自動で選択する。
削除チェックボックスが選択解除された場合、ステップS1212において、クライアント端末102は、{行区分・パターン条件}表600を参照し、選択された削除チェックボックスの集計行と同じ{行区分・パターン条件}の集計行の削除チェックボックスを自動で選択解除する。
具体的に説明する。図13の集計行パターン編集画面1300において、ユーザによって、削除チェックボックス1301を選択されたとき、クライアント端末102は、{行区分・パターン条件}表600を参照し、選択された削除チェックボックス1301の{行区分・パターン条件}の組み合わせである{小計・●・×}632を取得する。
次に、クライアント端末102は、取得した{小計・●・×}632に従って、{行区分・パターン条件}表600を検索し、該当する行を特定する。{小計・●・ANY}であれば、該当する行として特定するものとする。検索されたすべての行(図13の場合、削除チェックボックス1302のみ)の削除チェックボックスにチェックを入れる。これは、ユーザが選択することなく自動でチェックが入る。
削除チェックボックス1301が選択解除された場合も同様の流れで、削除チェックボックス1302を自動で選択解除する。
上記では、{行区分・パターン条件}の組み合わせが{小計・●・×}の集計行が選択された場合、{小計・●・ANY}の組み合わせでクライアント端末102のRAM203に記憶した{行区分・パターン条件}表600を検索するとしたが、{小計・●・×}で検索するとしてもよいし、{ANY・●・×}{ANY・●・ANY}で検索するとしてもよい。この検索ルールについては、ステップS1211の自動選択処理・ステップS1212の自動選択解除処理に組み込んでもよいし、帳票サーバ101やクライアント端末102に配置するファイルに定義してもよいし、帳票システム管理者が帳票ツールなどから作成・編集・保存・削除できるとしてもよいし、帳票システム管理者ではないユーザが帳票ツールなどから作成・編集・保存・削除できるとしてもよい。
図12のフローチャートの説明に戻る。
ステップS1220において、クライアント端末102は、編集完了ボタン1330が押下されたか判断する。
編集完了ボタン1330が押下されていない場合、ステップS1210に戻る。
編集完了ボタン1330が押下された場合、ステップS1230に進む。
ステップS1230において、クライアント端末102は、選択された削除チェックボックスおよびその組み合わせにエラーがないか判断する。
エラーがある場合、ステップS1231において、エラーの原因となっている削除チェックボックスを赤くしたり、エラーメッセージを表示したりするなどによって、ユーザにエラーを通知する。
具体的には、図14の削除チェックボックス1401のように、チェックボックスのまわりを赤くするなどによって、ユーザにエラーを通知する。ここでは、削除チェックボックス1401の中計は、{行区分・パターン条件}の組み合わせが{中計・×・×}であり、「パターン条件1」「パターン条件2」のどちらにも当てはまらず、非表示にすることはできないため、エラー箇所表示1401やエラーメッセージ1402「この集計行は削除できません」などによって、ユーザにエラーを通知する。
エラーがない場合、ステップS1240において、「集計行パターンを保存しますか?」などの確認ダイアログ(不図示)を表示し、ユーザに確認する。
ユーザが保存を選ばなかった場合、または、閉じるボタン1040を押下した場合、クライアント端末102は、集計行パターン編集画面1300を閉じ、集計行パターン編集処理S951を完了する。
ユーザが保存を選んだ場合、ステップS1241において、クライアント端末102は、削除チェックボックスを選択した{行区分・パターン条件}の組み合わせ、例えば{小計・●・×}を帳票サーバ101に送信する。
ステップS1242において、帳票サーバ101は、クライアント端末102から送信された{行区分・パターン条件}の組み合わせを受信する。
ステップS1243において、帳票サーバ101は、受信した{行区分・パターン条件}を帳票サーバ101のRAM203に取得し、カスタムパターンファイル820を作成する。
具体的には、受信した{行区分・パターン条件}が{小計・●・×}である場合、「●」を「NO(非表示)」に、「×」を「YES(表示)」に置き換える。つまり、小計定義821は「小計=NO,YES」となる。クライアント端末102から送信されなかった「中計」「大計」については集計行を表示するため、中計定義822は「中計=YES,YES」、大計定義823は「大計=YES,YES」となり、カスタムパターンファイル820「売上明細_000111.ptn」を作成する。
ステップS1244において、帳票サーバ101は、作成したカスタムパターンファイル820「売上明細_000111.ptn」を外部メモリ211に保存する。
ここで、ファイル名「売上明細_000111.ptn」のカスタムパターンファイルが既に存在した場合、上書きするとしてもよいし、ファイル名を「売上明細_000111_01.ptn」のように末尾に通し番号を付けるなどにより、1帳票かつ1ユーザで複数の集計行パターンファイルを持つ、としてもよい。
カスタムパターンファイル820を保存した後、クライアント端末102は、集計行パターン編集画面1300を閉じ、集計行パターン編集処理S951を完了する。
以上、本実施形態によれば、表形式のデータにおける集計行の表示・非表示に任意に設定し、ユーザが所望する表形式のデータを得ることが可能になり、ユーザの利便性が向上することができる。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク、ソリッドステートドライブ等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
101 帳票サーバ
102 クライアント端末
103 ネットワーク
104 データベースサーバ
103 LAN
201 CPU
202 RAM
203 ROM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信インタフェース(I/F)コントローラ
209 入力装置
210 ディスプレイ装置
211 外部メモリ

Claims (6)

  1. 明細行と集計行で構成される表形式のデータを表示する情報処理装置であって、
    表形式のデータを生成するためのデータと、明細書行と集計行が定義されたフォームとを記憶するデータ記憶手段と、
    ユーザごとに設定された、集計行に対して表示、非表示条件を定義した定義ファイルを記憶する定義ファイル記憶手段と、
    ユーザの操作に応じて、前記データと前記フォームとを用いて明細行と集計行で構成される表形式のデータを生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成された表形式データを表示する表示手段と、
    表形式のデータを生成する際に、明細行のデータに従って、集計行を挿入するか否かを判定する挿入判定手段と、
    前記挿入判定手段で、集計行を挿入すると判定された場合に、集計行の条件に従って、非表示可能な集計行かを決定する決定手段と、
    前記ユーザの定義ファイルを用いて、前記決定手段で非表示可能な集計行であると決定された集計行を表示するか否かを判定する表示判定手段と
    を備え、
    前記生成手段は、非表示と判定された集計行である場合には、集計行を生成せず、表示と判定された集計行である場合には、明細のデータを用いて集計行を生成することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記定義ファイル記憶手段は、集計行をすべて表示する条件を定義したデフォルトの定義ファイルを記憶し、
    前記生成手段は、前記デフォルトの定義ファイルに従って表示形式のデータを生成し、
    前記表示手段は、ユーザごとの定義ファイルを生成するべく、前記集計行の編集指示があった場合に、前記非表示とするための集計行を選択可能に表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記非表示とする集計行を選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択された集計行を非表示とする条件を定義した定義ファイルを生成する定義ファイル生成手段と
    を更に備え、
    前記定義ファイル記憶手段で記憶される定義ファイルは、前記定義ファイル生成手段で生成された定義ファイルであることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記定義ファイル生成手段で生成された定義ファイルは、生成したユーザに対応付けることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 明細行と集計行で構成される表形式のデータを表示する情報処理装置の処理方法であって、
    前記情報処理装置が、
    表形式のデータを生成するためのデータと、明細書行と集計行が定義されたフォームとを記憶するデータ記憶ステップと、
    ユーザごとに設定された、集計行に対して表示、非表示条件を定義した定義ファイルを記憶する定義ファイル記憶ステップと、
    ユーザの操作に応じて、前記データと前記フォームとを用いて明細行と集計行で構成される表形式のデータを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップで生成された表形式データを表示する表示ステップと、
    表形式のデータを生成する際に、明細行のデータに従って、集計行を挿入するか否かを判定する挿入判定ステップと、
    前記挿入判定ステップで、集計行を挿入すると判定された場合に、集計行の条件に従って、非表示可能な集計行かを決定する決定ステップと、
    前記ユーザの定義ファイルを用いて、前記決定ステップで非表示可能な集計行であると決定された集計行を表示するか否かを判定する表示判定ステップと
    を実行し、
    前記生成ステップは、非表示と判定された集計行である場合には、集計行を生成せず、表示と判定された集計行である場合には、明細のデータを用いて集計行を生成することを特徴とする処理方法。
  6. 明細行と集計行で構成される表形式のデータを表示する情報処理装置のプログラムであって、
    前記情報処理装置を、
    表形式のデータを生成するためのデータと、明細書行と集計行が定義されたフォームとを記憶するデータ記憶手段と、
    ユーザごとに設定された、集計行に対して表示、非表示条件を定義した定義ファイルを記憶する定義ファイル記憶手段と、
    ユーザの操作に応じて、前記データと前記フォームとを用いて明細行と集計行で構成される表形式のデータを生成する生成手段と、
    前記生成手段で生成された表形式データを表示する表示手段と、
    表形式のデータを生成する際に、明細行のデータに従って、集計行を挿入するか否かを判定する挿入判定手段と、
    前記挿入判定手段で、集計行を挿入すると判定された場合に、集計行の条件に従って、非表示可能な集計行かを決定する決定手段と、
    前記ユーザの定義ファイルを用いて、前記決定手段で非表示可能な集計行であると決定された集計行を表示するか否かを判定する表示判定手段として機能させ、
    前記生成手段は、非表示と判定された集計行である場合には、集計行を生成せず、表示と判定された集計行である場合には、明細のデータを用いて集計行を生成することを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109766529A (zh) * 2018-12-03 2019-05-17 中国联合网络通信集团有限公司 一种报表的生成方法及设备

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