JP2015007639A - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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雅人 青葉
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Abstract

【課題】 本発明は、測定対象物と当該測定対象物のモデルとの位置および/又は姿勢を比較する際の計算機による計算時間を短縮することを目的とする。【解決手段】 本発明の情報処理装置は、測定対象物と当該測定対象物のモデルとの位置および/又は姿勢を合わせるための情報処理装置であって、前記測定対象物の撮像画像を取得する取得手段と、前記撮像画像に基づき、前記測定対象物の表面形状を示す情報を算出する算出手段と、前記表面形状を示す情報に基づき、前記モデルの位置および/又は姿勢を制限する制限手段とを有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、測定対象物と当該測定対象物のモデルとを比較する情報処理装置に関する。
近年、工場などで行われる組立等の作業をロボットに行わせる需用が高まっている。その中でも、位置および姿勢が常に一定でない作業対象物体をロボットで扱う場合、作業対象物体の位置および姿勢を計測する手段が必要であり、視覚センサはその手段として一般的によく用いられるものである。
しかし、作業対象物体の位置・姿勢が3次元的に不定である場合、通常のカメラでは情報不足であり、3次元情報を取得するためのセンサを装置に組み込むことが行われる。また、FA分野ではより高精度かつ高速に作業対象物体の位置・姿勢を計測する需要があり、精密3次元計測技術が重要となっている。3次元計測技術として光切断法やステレオ法やTOF方式などがあげられる。
光切断法とは、カメラとスリット投光器を組み合わせて3角測量を行うことで物体の3次元情報を得る手法である。この手法ではテクスチャのない物体に関する3次元情報を容易に得ることができ、工業用ロボットにも利用されてきている。
ステレオ法とは、カメラを2台もしくはそれ以上用意し、画像間の視差から3角測量の原理を使って3次元情報を得る手法である。
TOF方式とは、Time Of Flightの略であり、LED光源から対象物に対して光を照射して、その反射光をセンサ(受光部)で受光してその時間を計測することで距離を計測する手法である。
また、ロボットで作業対象物体を扱う場合、作業対象物のデータ(寸法やCADデータ)は既知であることが多いため、視覚センサによって得られた情報とデータとを比較照合することにより位置計測を行う方法がある。より高精度な位置・姿勢計測を行うために上記3次元計測技術とCADデータなどを用いた三次元モデルフィッティングを併用する手法も利用されている。
特許文献1には、測定対象物の撮像画像から抽出した特徴部分を用いて、測定対象物と測定対象物モデルとの三次元モデルフィッティングすることが開示されている。三次元モデルフィッティングとは、撮像画像から得られる測定対象物の特徴部分と測定対象物を模した三次元モデルの特徴部分とを一致させることにより、測定対象物の位置および/又は姿勢を取得する手法である。三次元モデルフィッティングは、撮像画像から測定対象物の位置および/又は姿勢を得る手法として広く用いられている。
特開平09−212643
しかしながら、特徴部分を一致させる際の三次元モデルの位置および/又は姿勢の設定可能な範囲は広く、一般的に三次元モデルフィッティングするための計算機による計算時間は膨大なものになる。
本発明は上記課題を鑑み、測定対象物と当該測定対象物のモデルとの位置および/又は姿勢を比較する際の計算機による計算時間を短縮することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、例えば、測定対象物を含んだ撮像画像を取得する画像取得手段と、前記測定対象物の形状を表すモデルを保持する保持手段と、前記撮像画像に基づき、前記測定対象物の位置姿勢を示す情報を取得する取得手段と、前記測定対象物に前記モデルを位置合わせする際の該モデルの取り得る範囲を制限する制限手段と、前記位置姿勢を示す情報と、前記モデルの取り得る範囲とに基づいて、前記測定対象物の位置姿勢を導出する導出手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、測定対象物と当該測定対象物のモデルとの位置および/又は姿勢を比較する際の計算機による計算時間を短縮することが出来る。
第一の実施形態における情報処理装置の具体的な構成を示した図である。 図1の装置の各構成に対応した第一の実施形態における機能構成図である。 第一の実施形態における処理フローを示した図である。 測定対象物の三次元計測時の様子を示した図である。 パラメータ空間限定の様子を示した図である。 第一の実施形態において定義する座標系を示した図である。 エッジベースの3次元モデルフィッティングの様子を示した図である。 線分の情報を利用して3次元モデルの位置・姿勢パラメータを算出する方法を説明するための図である。 第二の実施形態における情報処理装置の構成を示した図である。 第三の実施形態における処理フローを示した図である。 第三の実施形態において十分なパラメータ拘束を行うことが出来ない場合を示した図である。 第四の実施形態における基本的な構成を示した図である。 第四の実施形態における処理フローを示した図である。 第四の実施形態における具体的な構成を示した図である。 第四の実施形態における照射位置・姿勢設定工程の処理フローを示した図である。 第五の実施形態における具体的な構成を示した図である。 第五の実施形態における処理フローを示した図である。 第六の実施形態における3次元モデルおよび照射曲面を示した図である。 第七の実施形態における基本的な構成を示した図である。 第七の実施形態における具体的な構成を示した図である。 第七の実施形態における測定対象物面を算出する方法を示した図である。
<第一の実施形態>
図1は、本実施形態における情報処理装置の具体的な装置構成を示したものである。図1を用いて、本実施形態における装置構成を説明する。
10は、スリットレーザ投光器10であり、レーザによるスリット光をパターン光として投光する。
11は、スリットレーザ投光器10の前部に配置されている光走査部11である。光走査部11は、可動式のガルバノミラーもしくはポリゴンミラーによって構成され、外部からの制御命令に従ってレーザスリット光の投光角度を変更できるようになっている。
20は、所定の作業領域を撮像可能なカメラである。カメラ20によって得られた撮像画像は、公知の校正手法によってレンズ収差を取り除いたものが得られるとする。
30は、所定の作業領域に配置され、カメラ20による撮像対象となる測定対象物30である。測定対象物30は、例えば、工場内におけるロボットなどの被作業物体であり、ロボットによる作業を行うためには位置姿勢を算出する必要がある。
40は計算機40であり、光走査部11およびカメラ20に接続され、それぞれの制御および画像処理を行う。計算機40は、CPU(セントラルプロセッシングユニット)、RAM(ランダムアクセスメモリ)などの一時記憶手段、ROM(ランダムアクセスメモリ)などの記憶手段などの一般的なパーソナルコンピュータと同様の構成を有する。記憶手段には、光走査部11を制御するための走査制御プログラム、カメラ20の撮像を制御する撮像制御プログラム、カメラ20によって取得された撮像画像の画像処理を行うための画像処理プログラムなどのコンピュータプログラムが格納されている。画像処理プログラムは、撮像画像からパターン光を検出するための校正プログラム、測定対象物30の位置および/又は姿勢を算出するための三次元モデル、三次元モデルの移動可能な範囲を制限する制限プログラムなどから構成される。
また、一時記憶手段には、カメラ20によって取得された撮像画像などが格納される。
情報処理装置の稼動時には、測定対象物30に対してスリットレーザ投光器10からスリット光100が投光され、スリット光100の投光方向に測定対象物30が位置していれば、測定対象物30の表面に光切断線101が発生する。カメラ20は、計算機40の制御によって測定対象物30を撮像し、計算機40は撮像画像中の光切断線101を用いて測定対象物30の位置及び/又は姿勢を算出する。
図2は、図1の装置の各構成に対応した本実施形態における機能構成図である。図2を用いて、本実施形態における機能構成を説明する。
A100は投光手段であり、測定対象物30に対してパターン光の投光を行う。投光手段A100は、スリットレーザ投光器10に対応する。
A200は測定対象物30の画像データを取得するための撮像手段で、投光手段とは独立もしくは共に設置されている。A200は、カメラ20に対応する。
A300はさまざまな計算および投光手段A100および撮像手段A200の制御を行う計算部である。計算部A300は計算機40に対応する。計算部A300は、以下の複数の手段から構成されている。
計算部A300の構成の一部である計測制御手段A350は、投光手段A100の投光方向、投光強度などを制御する投光制御手段、および撮像手段A200の撮像動作を制御する撮像制御手段として機能する。
計算部A300の構成の一部である画像データ保持手段A301は、撮像手段A200から撮像画像を取得する取得手段、および撮像画像をデータとして保持する保持手段として機能する。
計算部A300の構成の一部である校正値算出手段310は、画像データ保持手段に保持されている撮像画像から、パターン光の領域(光切断線101)を抽出する。
計算部A300の構成の一部である校正値保持手段A302は、校正値算出手段により算出されたパターン光の領域に関する情報を保持する保持手段として機能する。
計算部A300の構成の一部である3次元計測値算出手段A320は、校正値保持手段A302に保持されているパターン光の領域を用いて、パターン光の座標(光切断線上の輝点位置それぞれの座標値)を算出する。また、3次元計測値を用いて、計測対象物30の表面形状を示す情報(平面方程式など)を算出する算出手段として機能する。
計算部A300の構成の一部である3次元モデルデータ保持手段A303は、測定対象物30の位置及び/又は姿勢を算出するために用いられる測定対象物30の3次元モデルデータを保持する保持手段として機能する。3次元モデルデータはコンピュータグラフィックスなどのデータであり、測定対象物30との3次元モデルフィッティングを行うことにより、測定対象物30の位置及び/又は姿勢を求めることが可能になる。
計算部A300の構成の一部である物体位置・姿勢算出手段A340は、3次元モデルデータで3次元モデルフィッティングを行うことにより、前記測定対象物30の位置及び/又は姿勢を算出する位置姿勢算出手段として機能する。
計算部A300の構成の一部であるパラメータ空間限定手段A330は、計測対象物30の表面形状を示す情報を用いて、3次元モデルフィッティングを行う際の3次元モデルの移動可能な範囲を制限する制限手段として機能する。
次に、本実施形態における情報処理装置の処理フローを、図3の処理フローを用いて説明する。
(S100) S100(ステップ100)は、情報処理装置による処理の開始工程である。
(S110) S110(ステップ110)は、投光手段A100が測定対象物30に対してパターン光を投光し、撮像手段A200が測定対象物30の撮像画像を取得する画像データ取得工程である。
本工程における処理は、前述したように、計測制御手段A350が投光手段A100および撮像手段A200に対して制御信号を送ることにより行われる。撮像手段A200によって取得された撮像画像のデータは、画像データ保持手段A301に送信され、保持される。
(S120) S120(ステップ120)は、画像データ保持手段A301に保持された撮像画像からパターン光の領域を抽出し、抽出されたパターン光の領域から光切断線上の輝点それぞれの座標値を算出する3次元計測工程である。
本工程における処理は、前述したように、校正値算出手段310および3次元計測値算出手段A320によりなされる。
(S130) S130(ステップ130)は、S120で算出された座標値を用いて、パターン光が照射された測定対象物の表面形状を示す情報(平面方程式もしくは曲面方程式)を求める測定対象物面推定工程である。より具体的には、3次元計測工程S120において得られた3次元情報のクラスタリングもしくはセグメンテーションを行い、照射されている被測定対象物体30の表面部分の平面式(法線ベクトルおよび照射平面)を推定する。クラスタリングおよびセグメンテーションの方法は3次元計測工程S120において得られた三次元情報を用いて近傍同士を比較して膨張処理を行ってもよいし、画像データ取得工程S110において得られた画像上であらかじめクラスタリングしておいてもよい。具体的にはハフ変換などで直線検出を行い、同じ傾き、もしくは輝度勾配を持つ光切断線もしくは光切断線上の輝点位置を検出しておき、同じクラスに属する光切断線上の輝点位置のみを使い最小二乗法などを用いて平面式を推定する。図5の場合、被測定対象物面102は得られた推定された平面から光切断線101および被測定対象物体のエッジにより切られる範囲となる。
本工程における処理は、前述したように、3次元計測値算出手段A320によりなされる。
(S140) S140(ステップ140)は、S120で算出された表面形状を示す情報を用いて、物体位置・姿勢算出手段A340による3次元モデルフィッティングを行う際の3次元モデルの移動可能な範囲を制限するパラメータ空間限定工程である。より具体的には、世界座標上に照射面推定工程S130において得られた平面を形成し、3次元モデルデータ保持手段A303に保持されている3次元モデルの位置・姿勢を変化させる。そして、前記平面と前記3次元モデルの平面が一致する3次元モデルの位置・姿勢をパラメータ空間内のパラメータ探索範囲(拘束条件)とする(図5)。3次元モデル上の照射部分に対応する面を照射面に一致させ、平面拘束化で3次元モデルの位置を変化させて、照射平面の輪郭線(光切断線)上の点が3次元モデルの一致する面内に存在する範囲を算出する。
通常、3次元モデルの位置・姿勢は、6自由度により決定される。しかし、本工程により3次元モデルの移動範囲を平面上に制限した場合、平面上の2方向の平行移動と回転の3自由度により決定することが可能になる。つまり、本工程で、3次元モデルの移動可能な範囲を制限することにより、3次元モデルフィッティングを行う際の計算機による計算時間を大幅に短縮することが可能となる。
本工程における処理は、前述したように、パラメータ空間限定手段A330によりなされる。
(S150) S150(ステップ150)は、3次元モデルデータ保持手段A303に保持されている3次元モデルデータで3次元モデルフィッティングを行う物体位置・姿勢算出工程である。より具体的には、パラメータ空間限定工程S140において得られたパラメータ空間において最適化計算(位置・姿勢パラメータ2乗誤差平均が最小となるパラメータ抽出)を行い、最終的な3次元モデルの位置・姿勢パラメータを算出する。パラメータ空間限定工程S140において得られたパラメータ空間内の探索範囲が複数個存在する場合はすべての部分空間において最適化計算を行う。そして、最終的に画像座標上で3次元モデルと画像上に投影されている被測定対象物の位置・姿勢パラメータとの誤差の最も小さいものを正解値とする。図5の場合、3次元モデルは被測定対象物面推定工程S130において得られた平面によって平面拘束されているので、以下に平面拘束化における画像ヤコビアンを導出する。3次元モデルの位置・姿勢パラメータの初期値はそれぞれ限定されたパラメータ空間内で選択する。
本工程における処理は、前述したように、物体位置・姿勢算出手段A340によりなされる。
(S160) S160(ステップ160)は、情報処理装置による処理の終了工程である。
(校正方法)
次に、本実施形態における校正方法について説明する。
世界座標系における任意の点X=[X、Y、Z]が射影行列αによる座標変換で正規化画像座標系上の点x=[x、y、z]へ変換されたとする。このとき、画像座標系におけるXの対応点u=[u、v]は下記のようにして表される。
式1
ここでu´およびX’はuおよびXのスケールファクタを1とした同次座標であり、それぞれu’=[u、v、1]、X´=[X、Y、Z、1]と表される。射影行列αは3×4行列であり、世界座標が既知の点を6点以上撮影し、その投影位置を測定して、式1より線形方程式として求めることができる。
また、スリット光をあらかじめ世界座標系における座標値が既知の冶具に照射して、その照射位置を画像上で測定することで、先の射影行列αを用いて3次元位置を計算することでスリット光平面の式を求めることができる。本実施形態では光走査部11により、スリット光の照射角度は変更できるようになっているので、それぞれの照射角においてスリット光平面の式を求める必要がある。一回のスキャンがK本の光切断線によって実施され、k本目の光切断線を得るための光走査部11原点位置からのスリット光照射角度をΦとする。KおよびΦ〜Φはあらかじめ定義しておく固定値であり、校正時と実作業時には同じ値を用いることとする。スリット光平面の式は下記のようにして表される。
式2
実際の3次元計測においては、被測定対象物にスリット光を照射して画像座標上で得られる。その光切断線上の輝点位置u”=[u”、v”、1]より世界座標系における光切断線上の輝点位置X’=[X’、Y’、Z’、1]は下記のようにして表される。
式3
式2を対応する数式3のスリット光平面式に代入することより、世界座標系における照射位置X’を求めることができる。
(3次元モデルフィッティング)
次に、本実施形態における3次元モデルフィッティングの具体的な処理について説明する。まず、図6のように座標系を定義する。3次元モデル座標系70、拘束される平面をXY平面とし、平面の法線ベクトルをZ軸とする平面座標系71、世界座標系72およびカメラ座標系73である。図6には図示しないが、画像座標系も存在する。
3次元空間における任意の平面は、平面に直交するベクトル(法線ベクトル)と、世界座標系の原点から平面までの符合付き距離によって定義できる。長さ1で正規化された法線ベクトルの自由度は2であり、符号付き距離の自由度は1であるため、平面は3自由度で表現される。
ここで、平面の法線ベクトルを世界座標軸により定義する。平面の法線ベクトルを、世界座標系を世界座標系のy軸回りにθ回転し、回転後の世界座標軸のx軸回りにφ回転させた時の回転後のz軸であるとすると、平面の姿勢を表す回転行列Rwpは数式4のように表される。
式4
また、法線ベクトルnは数式5のように表される。
式5
また、符号付き距離をrで表す場合に、平面座標系の原点Twpを、法線ベクトルnを方向ベクトルとして世界座標系の原点を通る直線と平面の交点とすると、次式のように表される。
式6
今、ある点rの3次元モデルの座標系における位置をr=[x、y、z、同点の平面座標系における位置をr=[x、y、zと置く。rとrとの関係は平面の法線ベクトルまわりの回転αと並進運動によって次のように表せる。
式7
同様に点rの世界座標系における位置をr=[x、y、zとおけば、RwpとTwpを用いて、rとrとの関係は次のように表すことができる。
式8
次に点rのカメラ座標系における位置をr=[x、y、zとし、rからrへの変換を示す。
式9
よって、画像座標系における点rの位置uは以下のようになる。
式10
式7、8、9、10を用いて画像ヤコビアンを以下のように算出する。
平面上の回転(法線まわり)α
式11
平面上の並進運動tp0
式12
となる。図5の場合、平面上の1軸の並進運動のみを考慮すればよいので∂u/∂t poのみ用いる。この場合は三次元空間上の直線に拘束した三次元モデルフィッティングとなる。
次に導出した画像ヤコビアンを用いた画像上での最適化アルゴリズムを示す。本実施形態ではエッジベースの3次元モデルフィッティングを行う。
図7に示すように、エッジベースの3次元モデルフィッティングはモデルの各エッジを等間隔に分割した各分割点において処理を行う。処理は3次元モデルを画像平面上に投影して、画像平面上で行う。各分割点52において、3次元モデルの各投影線51に垂直かつ分割点を通過する線分(以下、探索ライン53)上において被測定対象物体のエッジを探索する。すべての分割点について処理が終ったら、3次元モデルの位置及び姿勢を算出する。ここで、分割点の中で対応をとることができた対応点の総数をNとする。3次元モデルの位置及び姿勢は、繰り返し計算により補正することで算出する。
次に線分(エッジ)の情報を利用して3次元モデルの位置及び姿勢を算出する方法を説明する。図8は線分の情報を利用して3次元モデルの位置及び姿勢を算出する方法を説明する図である。図8では画像の水平方向をu軸、垂直方向をv軸にとっている。ある分割点52の座標を(u、v)、該分割点が所属する線分51の画像上での傾きをu軸に対する傾きθで表す。また、線分51の法線ベクトルを(sinθ、―cosθ)とする。さらに、該分割点52に対する被測定対象物体のエッジ上にある対応点60の座標を(u´、v´)とする。ここで、該分割点52から該対応点60までの距離を計算する。ここで線分51上の点(u、v)は式13を満たす。
usinθ−vcosθ=r 式13
ただし、
r=usinθ−vcosθ(定数) 式14
である。該対応点60を通り、線分51に平行な直線上の点(u、v)は式15を満たす。
usinθ−vcosθ=d 式15
ただし、
d=u’sinθ−v’cosθ(定数) 式14
である。よって、該分割点52と該対応点60までの距離はd−rで計算される。該対応点60の画像座標系における座標値は3次元モデルの位置・姿勢の関数である。3次元モデルの位置・姿勢の自由度は6自由度である。ここで3次元モデルの位置及び姿勢を表すパラメータをpで表す。pは6次元ベクトルであり、3次元モデルの位置を表す3つの要素と、姿勢を表す3つの要素からなる。姿勢を表す3つの要素は、例えばオイラー角による表現や、方向が回転軸を表して大きさが回転角を表す3次元ベクトルなどによって表現される。図5の場合、平面拘束化において平面座標系におけるX軸方向にのみ3次元モデルを動かしてフィッティングを行えばよいが、ここでは6自由度の場合のエッジを用いた3次元フィッティングについて説明する。
(u、v)を分割点52の画像座標系における座標として(u、v)の近傍で1次のテイラー展開によって近似すると式17のように表せる。
式17
ここで偏微分係数∂u/∂p、∂v/∂pは画像ヤコビアンである。
数式17によって表される(u、v)が数式15で表される直線上に存在するように、3次元モデルの位置・姿勢パラメータpの補正値Δpを算出する。数式17を数式15に代入すると、式18のようになる。
式18
式18を整理すると数式19のように表せる。
式19
式19はN個の分割点について成り立つため、数式20のようなΔpに対する線形連立方程式が成り立つ。
式20
ここで式20を式21のように簡潔に表す。
JΔp=E 式21
数式21より、行列Jの一般化逆行列(J・J)−1を用いてΔpが求められる。ただし、本実施例では1自由度問題に帰着できるので、p=t poと考えて、Δpのみ計算すればよい。最終的にはΔpがしきい値以下になるまで繰り返し計算を行う。
<第二の実施形態>
本実施形態における基本的な構成は、第一の実施形態と同様である。第一の実施形態と異なる点は、図9に示すように、スリットレーザ投光器10としてマルチスリットレーザ投光器を用いていることである。スリットレーザ投光器10は、一度に複数のスリット光(マルチスリット照明光)を照射可能なレーザ投光器であり、撮像画像から複数の光切断線を抽出することが可能となる。一枚の撮像画像から複数の光切断線を抽出することが可能になるため、取得する撮像画像数を減らし、処理時間をより短縮することが出来る。
(校正方法)
本実施形態における校正方法を以下に説明する。
マルチスリット光をあらかじめ世界座標系における座標値が既知の冶具に照射して、その照射位置を画像上で測定し、先の射影行列αを用いて3次元位置を計算することでマルチスリット光平面の式をそれぞれ求めることができる。マルチスリット光のスリット数をK本、光走査部11原点位置からのk本目のスリット光照射角度をΦとすれば、マルチスリット光平面の式は第一の実施形態と同様に表される。
実際の処理は、図2のフローに従って第1の実施形態と同様に行われる。しかし、3次元計測工程S120においては、マルチスリット光であるため、一回の測定で照射平面を推定するために必要な3次元情報を得ることができる。また、画像上で得られるそれぞれの光切断線が何本目のスリット光によって被測定対象物体上に描かれているものかを判別する必要がある。たとえば、ある抽出された光切断線の垂直方向に一次スキャンを行い、K本のスリット光全てを抽出し、順番にラベリングして判別するなどの方法があげられる。
<第三の実施形態>
本実施形態における装置構成は、第一の実施形態と同様である。第一の実施形態と異なる点は、第一の方向による第一のパターン光の情報では、パラメータ空間限定工程で十分なパラメータ拘束を行うことが出来ないと判断された場合、投光手段A100の投光を変化させる(第二のパターン光)。そして、再度、パラメータ空間限定工程を行うことである。上記工程を十分なパラメータ拘束を行うことが可能になるまで繰り返すことにより、測定対象物30の位置および姿勢をより高精度に求めることが可能になる。
(処理フロー)
本実施形態における実作業は、図10のフローに従って作業が行われる。画像データ取得工程S210〜パラメータ空間限定工程S240は、第一の実施形態における画像データ取得工程S110〜パラメータ空間限定工程S140と同様の処理を行う。
ここで、第一の撮像画像による測定結果が3次元モデルフィッティングを行うにあたり充分なパラメータ空間拘束が行えるか判別する(S245)。例えば、図11のように2本の光切断線101が得られている場合、照射面102(第一の表面形状)は推定されるが、3次元モデルの位置の範囲を制限することができない。充分なパラメータ空間拘束が行えない場合は、画像データ取得工程S210に戻り、現在位置とは別の位置に投光手段A100を移動させることで別の位置(第二の方向)からスリット光を照射することにより、第二の撮像画像を取得する。そして、第二の撮像画像を用いて、追加の照射面(第二の表面形状)を獲得する。まず、照射面推定工程S130において得られた平面から、投光手段10を走査部11により任意の所定角度に照射角を変更した場合の光切断線を算出する。これは、各照射角のスリット光平面式と照射面推定工程S130において得られた照射面102との交線を求めることであらかじめ算出する。以下では、仮想光切断線103とする。次に、前記所定角度に照射角を変更して照射を行い、光切断線104を得る。画像座標上で仮想光切断線103と実際に得られた光切断線104とのマッチングを行い、マッチングがとれない部分がある場合は、被測定対象物体の輪郭外に投光していて光切断線が分断されている可能性が高いのでパラメータ空間限定を行う。具体的には第1の実施形態と同様、3次元モデル上の照射部分に対応する面を照射面に一致させる。そして、平面拘束化で3次元モデルの位置および姿勢を変化させて、照射平面の輪郭線(光切断線)上の点が3次元モデルの一致する面内に存在する範囲を算出する。全照射角において照射した結果すべての仮想光切断線103と実際に得られた光切断線104のマッチングがとれる場合、平面方向の並進運動と平面の法線ベクトルまわりの回転運動について画像ヤコビアンを導出して、3次元モデルフィッティングを行う。それぞれの画像ヤコビアンについては数式11、数式12にて導出済みである。その後、物体位置・姿勢算出工程S250にて被測定対象物体の位置・姿勢を算出する。
<第四の実施形態>
図12に、本実施形態における基本的な構成を示す。
A100は投光部で、パターン光を被測定対象物体に対して照射を行う投光手段A110と投光手段の位置・姿勢を変更させる作業手段A120から構成されている。
A200は画像データを取得するための撮像手段で、投光手段とは独立もしくは一緒に設置されている。
A300はさまざまな計算を行う計算部で、校正値算出手段A310、3次元計測値算出手段A320、パラメータ空間算出手段A330、物体位置・姿勢算出手段A340、計測制御手段A350などから構成されている。また、制御手段A360、投光器位置・姿勢決定手段A370、画像データ保持手段A301、校正値保持手段A302、および3次元モデルデータ保持手段A303などから構成されている。
実際の処理は、図13のフローに従って行われる。
照射位置・姿勢設定工程S310では、移動制御手段A360によって移動させることができる投光手段A100の位置・姿勢を決定する。被測定対象物体30への照射の前に撮像手段A200によって取得した画像から、投光器位置・姿勢決定手段A370において投光手段A100の位置・姿勢を設定する。画像データ取得工程S320〜物体位置・姿勢算出工程S370は、第1の実施例における画像データ取得工程S110〜物体位置・姿勢算出工程S140と同様の処理を行う。
図14に、本実施形態における具体的な構成を示す。
ほぼ第1の実施形態における具体的な構成を示す図3と同様であるが、投光手段A110の位置・姿勢は投光器移動手段A120によって変更できるように設定されている。
次に、照射位置・姿勢設定工程S310のフローを上記構成に沿って行う方法を具体的に示す。処理内容に関して、図15のフローに沿って具体的に説明する。
3次元校正工程S410では、あらかじめ定義しておいた投光手段A100の位置・姿勢の各候補位置において3次元校正を行っておく。各位置で行われる3次元校正は第1の実施形態と同様である。この三次元校正結果を用いて、任意の位置・姿勢から照射した場合の光切断面の平面式推定関数を生成する。投光手段A100の位置をX、姿勢をa、光切断面の平面式AX+BY+CZ+D=0を表す係数ベクトルをA=[A,B,C,D]とおけば、平面式推定関数はf(X,a)=Aとなる。平面式推定関数fは多項式回帰による線形関数モデルを最小二乗法によって平面式推定関数fの近似解を得てもよい。
画像データ取得工程S420では、カメラ20によって画像データを獲得する。
画像低解像度化工程S430では、計算部A300が解像度低減手段として機能し、画像データ取得工程S420において獲得された画像を画像の解像度を落とした画像に変換する。
3次元モデルフィッティング工程S440では画像の低解像度化工程S430において獲得された被測定対象物体の低解像度画像と3次元モデルデータ保持手段A303によって保持されているモデルデータを簡易化したモデルとのフィッティングを行う。そして、被測定対象物体30の位置および姿勢を粗く推定する。フィッティングに用いる特徴はエッジでも、コーナー、その他のいわゆるKeypointsなどの特徴点でもよい。
具体的な方法としてRANSAC法があげられる。被測定対象物体30の低解像度画像からKeypointsをランダムに何本か選択して、Keypointsに対応するような3次元モデルの位置・姿勢を推定する。推定された位置・姿勢から3次元モデルを画像座標上に投影し、被測定対象物体30の選択されていないKeypointsと最も近傍にある3次元モデルのKeypointsとの距離の総和がしきい値以下になる場合、それを正解値とする。もしくは被測定対象物体30のエッジと最も近傍にある3次元モデルの投影線との距離の総和を計算してもよい。しきい値を超えた場合は最初に戻り被測定対象物体のKeypointsをランダムに選択する。
照射位置・姿勢決定工程S450では、3次元モデルフィッティング工程S440において粗く推定された被測定対象物体30の位置・姿勢を用いて、投光手段A100の位置・姿勢を、被測定対象物体30に対して効果的に照射することができるものに設定する。具体的には、3次元モデルフィッティング工程S440において粗く推定された被測定対象物体30の位置・姿勢に照射することができる位置・姿勢に投光手段A100を配置し、投光を行う。具体的には、粗く推定された被測定対象物の位置・姿勢と撮像するカメラ位置・姿勢および3次元測定の際の必要精度より、投光手段A100の角度が決定される。また、投光器の焦点距離より投光手段A100の位置が決定される。その位置・姿勢に制御手段A360および作業手段A120を用いて投光手段A100を移動させて、被測定対象物体に照射を行う。被測定対象物体に照射された光切断線を検出して、3次元位置を測定する。その3次元測定結果に基づいて、投光手段A100の位置、姿勢を補正する。ここで、先の3次元モデルフィッティング工程S440における被測定対象物体の位置・姿勢の推定誤差を吸収し、被測定対象物体を三次元測定するための投光手段A100の位置・姿勢を作業手段A120によって制御する。
画像データ取得工程S320〜物体位置・姿勢算出工程S360は、第1の実施例における画像データ取得工程S110〜物体位置・姿勢算出工程S150と同様の処理を行う。
<第五の実施形態>
本実施形態における基本的な構成は第四の実施形態と同様に図12で示される。具体的な構成は図16のように示される。実際の処理フローは図17のようになる。基本的には第4の実施形態と同様であるが、被測定対象物体が移動した場合に再度照射位置・姿勢設定工程S510において再度投光手段A100の位置・姿勢を制御する。被測定対象物体の移動検知についてはフレーム差分やオプティカルフロー推定によって行う。被測定対象物体の移動が検知された場合、再度第4の実施形態と同様、図15のフローに従って、投光手段A100の照射位置・姿勢を決定してもよいし、オプティカルフロー推定などの2次元速度推定を行ってもよい。また、被測定対象物体がロボットアームによって把持されている場合やベルトコンベアなでに乗っている場合は被測定対象物体の移動量は既知として、投光手段A100を移動させてもよい。画像データ取得工程S520〜物体位置・姿勢算出工程S560は、第1の実施例における画像データ取得工程S110〜物体位置・姿勢算出工程S150と同様の処理を行う。所定回数測定および位置・姿勢算出を行ったのち、フローは終了となる。
<第六の実施形態>
本実施形態における基本的な構成は第1の実施形態と同様に図1で示され、具体的な構成も第1の実施形態と同様に図3のように示され、実際の処理も、第1の実施形態と同様に図2のフローに従って作業が行われる。3次元モデルが図18のように円柱であるため、円柱の側面に拘束される。図18の場合、3次元モデルは照射面推定工程S130において得られた曲面によって曲面拘束されているので、以下に曲面拘束化における画像ヤコビアンを導出する。本実施形態において、3次元モデルは円柱の軸方向のみにしか移動させることができないので、軸方向への画像ヤコビアンのみを導出する。
ある点xを推定された曲面座標系において示す座標値をxcyl=[xcyl、ycyl、zcyl]として、軸方向への並進運動をdとおけば、導出される画像ヤコビアンは
式22
となる。3次元モデルフィッティングは第1の実施形態と同様エッジベースのフィッティングで行うことができる。
<第七の実施形態>
図19は、本実施形態における機能構成を示した図である。第一の実施形態と本実施形態とで異なる点は、投光手段A100、校正値算出手段A310、校正値保持手段A302が機能構成に含まれず、撮像手段A200がステレオカメラ20に対応していることである。
また、本実施形態では、3次元計測工程S120および測定対象物面推定工程S130で、ステレオ撮像画像およびステレオカメラ20の視差を用いて、測定対象物の表面形状を示す情報を算出する。上記構成および処理を行うことにより、装置構成に投光手段10を含める必要がなくなり、簡素な構成で装置を構成することが可能になる。
本実施形態における具体的な構成は図20のように示される。
20は撮像手段A200に相当するステレオカメラ20が固定されている。ステレオカメラ20によって得られた画像は、公知の校正手法によってレンズ収差を取り除いたものが得られるとする。40は計算部A300に相当する計算機で、プログラムとして3次元計測値算出手段A320、パラメータ空間限定手段A330および物体位置・姿勢算出手段A340を持っている。またカメラ20を制御することのできる計測制御手段A350(に相当するインターフェース)が装備されている。また、画像データ保持手段A301として利用できるメモリを搭載し、3次元モデルデータ保持手段A303として利用できる不揮発性の記憶装置を外部もしくは内部に持っている。計算機40はカメラ20に接続されている。
実際の処理は、図2のフローに従って第1の実施形態と同様に行われる。しかし、3次元計測工程S120では、画像データ保持手段A301に取得された画像上での視差を計測して、あらかじめ定義されているカメラ間距離やカメラレンズの焦点距離から三次元計測結果を得る。また、被測定対象物体面推定工程S130では、図21のようにカメラ間で対応がとれているエッジ等で囲まれた領域80を1面として、3次元計測工程S120で得られた3次元計測結果を利用して、平面式もしくは曲面式を計算する。図21の場合、被測定対象物平面102が推定される。このときエッジ等で囲まれた領域ではなく、領域分割等で得られた一部の領域のみに適用してもよい。得られた面情報を元にパラメータ空間を限定する。パラメータ空間限定工程S140および物体位置・姿勢算出工程S150は第1の実施例と同様の処理を行う。

Claims (14)

  1. 測定対象物を含んだ画像を取得する画像取得手段と、
    前記測定対象物の形状を表すモデルを保持する保持手段と、
    前記画像に基づき、前記測定対象物の位置姿勢を示す情報を取得する取得手段と、
    前記測定対象物に前記モデルを位置合わせする際の該モデルの取り得る範囲を制限する制限手段と、
    前記位置姿勢を示す情報と、前記モデルの取り得る範囲とに基づいて、前記測定対象物の位置姿勢を導出する導出手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記測定対象物に対するパターンを投光手段に投光させる投光制御手段を有し、
    前記取得手段は、前記画像から前記パターンの領域を抽出し、当該抽出されたパターンの領域に基づき、前記位置姿勢を示す情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記投光制御手段は、前記投光手段に、第一の方向から第一のパターンを投光させ、
    前記第一の方向と異なる第二の方向から第二のパターンを投光させ、
    前記画像取得手段は、前記第一のパターンが撮像された第一の画像と、前記第二のパターンが撮像された第二の画像とを取得し、
    前記取得手段は、前記第一の画像から前記第一のパターンの領域を抽出し、当該抽出された第一のパターンの領域と前記第一の方向とに基づき前記測定対象物の第一の位置姿勢を示す情報を取得し、前記第二の画像から前記第二のパターンの領域を抽出し、当該抽出された第二のパターンの領域と前記第二の方向とに基づき第二の位置姿勢を示す情報を取得し、
    前記制限手段は、前記第一の位置姿勢を示す情報と前記第二の位置姿勢を示す情報とに基づき、前記測定対象物に前記モデルを位置合わせする際の該モデルの取り得る範囲を制限することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記投光手段により投光されるパターンは、マルチスリットパターンであることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記位置姿勢を示す情報は、前記測定対象物の表面を表す平面方程式であり、
    前記制限手段は、前記モデルの位置姿勢を、前記平面方程式により表される平面上で前記モデルを回転および/又は平行移動させた場合の移動可能な範囲に制限することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 前記位置姿勢を示す情報は、前記測定対象物の表面を表す曲面方程式であることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 前記画像は、ステレオカメラにより撮像されたステレオ撮像画像であり、
    前記取得手段は、前記ステレオ撮像画像と前記ステレオカメラの視差とに基づき、前記測定対象物の位置姿勢を示す情報を取得することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 測定対象物を含んだ画像を取得する画像取得手段と、
    前記測定対象物の形状を表すモデルを保持する保持手段と、
    前記画像に基づき、前記測定対象物の位置姿勢を示す情報を取得する取得手段と、
    前記測定対象物の位置姿勢を表すパラメータのうち、少なくとも1つのパラメータの値を固定する固定手段と、
    前記固定手段によって固定されたパラメータ以外のパラメータの値を変化させて、前記画像に含まれる測定対象物と前記モデルとを対応づける対応付け手段と、
    前記対応付け手段による結果に基づいて、前記測定対象物の位置姿勢を導出する導出手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  9. 前記パラメータは、前記測定対象物の位置姿勢を表す次元の値であることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記測定対象物に対するパターンを投光手段に投光させる投光制御手段を有し、
    前記取得手段は、前記撮像画像から前記パターンの領域を抽出し、当該抽出されたパターンの領域に基づき、前記位置姿勢を示す情報を取得することを特徴とする請求項8または9に記載の情報処理装置。
  11. 測定対象物を含んだ撮像画像を取得する画像取得工程と、
    前記撮像画像に基づき、前記測定対象物の位置姿勢を示す情報を取得する取得工程と、
    前記測定対象物に、該測定対象物の形状を表すモデルを位置合わせする際の該モデルの取り得る範囲を制限する制限工程と、
    前記位置姿勢を示す情報と、前記モデルの取り得る範囲とに基づいて、前記測定対象物の位置姿勢を導出する導出工程を有することを特徴とする情報処理方法。
  12. コンピュータを、
    測定対象物を含んだ撮像画像を取得する画像取得手段と、
    前記測定対象物の形状を表すモデルを保持する保持手段と、
    前記撮像画像に基づき、前記測定対象物の位置姿勢を示す情報を取得する取得手段と、
    前記測定対象物に前記モデルを位置合わせする際の該モデルの取り得る範囲を制限する制限手段と、
    前記位置姿勢を示す情報と、前記モデルの取り得る範囲とに基づいて、前記測定対象物の位置姿勢を導出する導出手段の各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
  13. 測定対象物を含んだ撮像画像を取得する画像取得工程と、
    前記撮像画像に基づき、前記測定対象物の位置を示す情報を取得する取得工程と、
    前記測定対象物の位置姿勢に関するパラメータのうち、少なくとも1つのパラメータの値を固定する固定工程と、
    前記固定されたパラメータ以外のパラメータの値を変化させて、前記画像に含まれる測定対象物と、該測定対象物の形状を表すモデルとを対応づける対応付け工程と、
    前記対応付け手段による結果に基づいて、前記測定対象物の位置姿勢を導出する導出工程を有することを特徴とする情報処理方法。
  14. コンピュータを、
    測定対象物を含んだ撮像画像を取得する画像取得手段と、
    前記測定対象物の形状を表すモデルを保持する保持手段と、
    前記撮像画像に基づき、前記測定対象物の位置を示す情報を取得する取得手段と、
    前記測定対象物の位置姿勢に関するパラメータのうち、少なくとも1つのパラメータの値を固定する固定手段と、
    前記固定手段によって固定されたパラメータ以外のパラメータの値を変化させて、前記画像に含まれる測定対象物と前記モデルとを対応づける対応付け手段と、
    前記対応付け手段による結果に基づいて、前記測定対象物の位置姿勢を導出する導出手段の各手段として機能させるためのコンピュータプログラム。
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