JP2015005325A - 凹型afmを有する狭リードギャップヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 凹型AFMを有する狭リードギャップヘッドを提供する。
【解決手段】 本発明の実施形態は、読み取りヘッドのABSまで延在し、且つ読み取りヘッドのABSよりも凹んだ反強磁性層に接触するピン止め層を有する磁気読み取りヘッドに関する。凹んだ反強磁性層は、ピン止め層構造の上方または下方に堆積されていてよく、ヘッドの動作に際して振幅反転を防止すべくピン止め磁場を提供する。本発明のこれらの実施形態において、センサのリードギャップ、すなわちABSにおける高浸透性且つ極めて軟磁性の上下遮蔽層間の距離が、反強磁性層の厚さ分狭められる。
【選択図】図3F

Description

本発明の実施形態は一般にハードディスクドライブ用の磁気読み取りヘッドに関する。
コンピュータの核心部分は、回転磁気ディスク、読み取り/書き込みヘッドを有するスライダ、回転中のディスク上方のサスペンションアーム、および読出しおよび/または書き込みヘッドを回転中のディスク上の選択された円形トラックに位置を合わせるべくサスペンションアームを旋回させるアクチュエータアームを典型的に含む磁気ディスクドライブである。サスペンションアームは、ディスクが回転していないときはスライダをディスク表面に押し付けるが、ディスクが回転するとき、スライダの空気ベアリング面(ABS)隣接する回動ディスクにより空気が渦巻くため、回転中のディスク表面から若干離れた空気ベアリングにスライダが乗る。スライダが空気ベアリングに乗った場合、書き込み/読み取りヘッドを用いて磁気痕跡を書き込み、回転中のディスクから磁気信号場を読み出す。書き込み/読み取りヘッドは、書き込み/読み取り機能を実装するコンピュータプログラムに従い動作する処理回路に接続されている。
読み取りヘッドは典型的には、巨大磁気抵抗(GMR)センサとも呼ばれるスピンバルブセンサを利用する。ABSにおけるセンサは典型的には、ピン止め層と自由層の間に挟まれた障壁層、およびピン止め層の磁化をピン止めするための反強磁性層を含んでいる。ピン止め層の磁化はABSに垂直にピン止めされ、自由層の磁気モーメントはABSに平行な向きにあるが、外部磁場に反応して自由に回転できる。
増大し続けるデータ密度に対するニーズに押されて、研究者は、磁気媒体に記録されるデータの密度を高めるべくますます小さいビット長の読み取りおよび記録が可能なデータ記録システムの開発を進めている。これは、GMRヘッドのような読み取りヘッドのギャップ厚を狭める原動力となっている。しかし、このようなギャップ厚を狭められる量には、センサの物理的制約により、また現在利用可能な製造方法の制約により限度がある。
ピン止め層構造にピン止め磁場が生じないように反強磁性層の厚さが狭められているかまたは完全に除去された自己ピン止めセンサは、リードギャップを狭める方法を提供する。しかし、自己ピン止めセンサは、例えばヘッドと媒体の衝突により生じた磁気外乱に敏感であり、読み取りヘッドからの出力信号の振幅の極性が反転する恐れがある。そのような不具合は記録システムの信頼性を低下させるであろう。
従って、磁気ヘッドの信頼性を維持しながら、リードギャップ厚を狭めることが可能な改良された磁気ヘッドおよび製造方法に対するニーズがある。
本発明の実施形態は、読み取りヘッドのABSまで延在し、且つ読み取りヘッドのABSよりも凹んだ反強磁性層に接触するピン止め層を有する磁気読み取りヘッドに関する。凹んだ反強磁性層は、ピン止め層構造の上方または下方に堆積されていてよく、ヘッドの動作に際して振幅反転を防止すべくピン止め磁場を提供する。本発明のこれらの実施形態において、センサのリードギャップ、すなわちABSにおける極めて高浸透性且つ軟磁性の上下遮蔽層間の距離が、反強磁性層の厚さ分狭められる。
一実施形態で磁気ヘッドを開示する。磁気ヘッドは、シード層、および当該シード層を覆って堆積されたピン止め層構造を含んでいる。ピン止め層構造は、空気ベアリング面まで延在する終端を有している。磁気ヘッドは更に、ピン止め層構造の第1の部分を覆って堆積された自由層、およびピン止め層構造の第1の部分に隣接する第2の部分を覆って堆積された強磁性層を含み、強磁性層は空気ベアリング面よりも凹んでいる。磁気ヘッドは更に、強磁性層を覆って堆積された反強磁性層を含んでいる。
別の実施形態で磁気ヘッドを開示する。磁気ヘッドは、シード層、およびシード層を覆って堆積された第1の磁性層を含んでいる。第1の磁性層は、第1の厚さを有する空気ベアリング面に第1の部分を、および第1の厚さより薄い第2の厚さを有する空気ベアリング面よりも凹んだ第2の部分を有している。磁気ヘッドは更に、第1の磁性層の第1の部分を覆って堆積された非磁性層、非磁性層の第1の部分を覆って堆積された第2の磁性層、非磁性層の第2の部分と第1の磁性層の第2の部分とを覆って堆積された強磁性層、および強磁性層を覆って堆積された反強磁性層を含んでいる。
別の実施形態で磁気ヘッドを開示する。磁気ヘッドは、空気ベアリング面まで延在する終端を有する遮蔽体、および空気ベアリング面よりも凹んだ第1のトレンチ、トレンチに堆積された第1のシード層、トレンチ内で第1のシード層を覆って堆積された反強磁性層、トレンチ内で反強磁性層を覆って堆積された強磁性層、および遮蔽体、第1のシード層、反強磁性層、および強磁性層を覆って堆積されたピン止め層構造を含んでいる。
上述の本発明の特徴を詳細に理解いただけるよう、上で短く要約した本発明のより具体的な記述を、一部を添付の図面に示す実施形態を参照しながら供することができる。しかし、添付の図面は本発明の典型的な実施形態だけ示すものであり、従って、本発明は他の同等に効果的な実施形態を承認するため、本発明の範囲を限定するものではないことに注意されたい。
本発明の一実施形態による、例示的な磁気ディスクドライブを示す。 本発明の一実施形態による、図1のディスクドライブの読み書きヘッドおよび磁気ディスクの側面図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。 一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造の一工程を示す図である。
理解を容易にすべく図面に共通の同一要素を示すために、可能ならば同一の参照番号を用いている。一実施形態で開示した要素を、特に明記することなく他の実施形態でも便宜的に用いる場合があることを了承されたい。
以下の記述において本発明の実施形態を参照する。しかし、本発明が記述された特定の実施形態に限定されないことを理解すべきである。以下の特徴および要素の任意の組合せが、異なる実施形態に関連するか否かに拘わらず、本発明を実装および実施するものと考えられる。更に、本発明の実施形態が、他の可能な解決策および/または従来技術よりも優れた利点を実現する可能性があるが、所与の実施形態により特定の利点が実現されるか否かに拘わらず、本発明を限定するものではない。従って、以下の態様、特徴、実施形態および利点は単に例示的であって、請求項に明示している場合を除き、添付の請求項の要素または制約であると考えていない。同様に、「本発明」への言及は、本明細書に開示するいかなる発明の主題を一般化するものとして解釈すべきでなく、請求項に明示している場合を除き、添付の請求の項の要素または制約であると考えてはならない。
本発明の実施形態は、読み取りヘッドのABSまで延在し、且つ読み取りヘッドのABSよりも凹んだ反強磁性層に接触するピン止め層を有する磁気読み取りヘッドに関する。凹んだ反強磁性層は、ピン止め層構造の上方または下方に堆積されていてよく、ヘッドの動作に際して振幅反転を防止すべくピン止め磁場を提供する。本発明のこれらの実施形態において、センサのリードギャップ、すなわちABSにおける極めて高浸透性且つ軟磁性の上下遮蔽層間の距離が、反強磁性層の厚さ分狭められる。
図1に、本発明の一実施形態による、例示的なハードディスクドライブ(HDD)100の上面図を示す。図示するように、HDD100は、1個以上の磁気ディスク110、アクチュエータ120、磁気ディスク110の各々に関連付けられた複数のアクチュエータアーム130、およびシャーシ150内で固定されたスピンドルモーター140を含んでいてよい。1個以上の磁気ディスク110は、図1に示すように、垂直に堆積されていてよい。更に、1個以上の磁気ディスクは、スピンドルモーター140に結合されていてよい。
磁気ディスク110は、ディスクの表裏両面に設けられたデータの円形トラックを含んでいてよい。スライダに取り付けられた磁気ヘッド180がトラック上に位置合わせされていてよい。各ディスクが回転するにつれて、データトラックとの間でデータの書き込みおよび/または読み取りを行うことができる。磁気ヘッド180は、図1に示すようにアクチュエータアーム130に結合されていてよい。アクチュエータアーム130は、磁気ヘッド180の位置を特定のデータトラックに合わせるようにアクチュエータ軸131を旋回させるべく構成されていてよい。
図2は、スライダ201に取り付けられて磁気ディスク202に対向する読み書きヘッド200の中心を通ることによる細分化された断面側面図である。読み書きヘッド200および磁気ディスク202は、各々図1において、磁気ヘッド180および磁気ディスク110に対応していてよい。いくつかの実施形態において、磁気ディスク202は、ディスク基板208の上に形成された「軟磁性」すなわち保磁力が比較的低い磁気透過性基層(PL)206上の垂直磁気データ記録層(RL)204を含む「二層」媒体であってよい。読み書きヘッド200は、ABS、磁気書き込みヘッド210および磁気読み取りヘッド211を含み、ABSが磁気ディスク202に対向するように取り付けられている。図2において、ディスク202は、矢印232で示す方向に書き込みヘッド210を通過して移動するため、読み書きヘッド200を支持するスライダ201の一部は多くの場合スライダ「追従」終端203と呼ばれる。
磁気読み取りヘッド211は、パーマロイ等の高透過性且つ軟磁性の材料からなるMR遮蔽体S1とS2の間に配置されたMR検出要素230を含むMR読み取りヘッドである。S1とS2間の距離はセンサ厚であって、読み取りヘッドのリードギャップを画定する。RL204は垂直記録および磁化領域と共に図示されており、隣接領域はRL204に付された矢印で表すように磁化方向を有している。隣接する磁化領域の磁場はMR検出要素230により、記録されたビットとして検出可能である。
書き込みヘッド210は、主極212およびヨーク216からなる磁気回路を含んでいる。書き込みヘッド210はまた、非磁性材料219に埋め込まれてヨーク216の回りに巻かれた断面に示す薄膜コイル218を含んでいる。代替的な実施形態では、ヨーク216は省略されて、コイル218は主極212の回りに巻かれていてよい。書き込み極220が磁気的に主極212に接続されていて、ディスク202の外面側を向く磁気書き込みヘッド210のABSの一部を画定する終端226を有している。
書き込み極220は、張り出た書き込み極であり、ABSの一部を画定する終端226を含む張り出し位置222および極先端224を含んでいる。張り出しは、書き込み極220の全高(すなわち、書き込み極220の終端226から書き込み極220の最上部まで)にわたり延在していても、または、図2に示すように張り出し位置222から延在するだけであってもよい。一実施形態において、張り出し位置222とABSの間の距離は、約30nm〜約150nmの範囲である。
書き込み極220は、書き込むみ極220の幅が、ABSにおける第1の幅W1から、ABSから離れた位置での第2の幅W2まで広がったテーパー面271を含んでいる。一実施形態において、幅W1は約60nm〜200nmの範囲であってよく、幅W2は約120nm〜350nmの範囲であってよい。テーパー領域271は、図2に単一の平坦な面として示しているが、代替的な実施形態において、テーパー領域271はABSに関して異なるテーパー角を有する複数のテーパー面を含んでいてよい。
テーパリングにより磁気性能が向上する。例えば、ABSで幅W1を狭めることで、書き込み極220により生じた磁場を磁気ディスク202の所望の一部に上に集中させることができる。換言すれば、ABSにおける書き込み極220の幅W1を狭めることで、所望のトラックに隣接するトラックが書き込み動作中に誤って変更される確率が減る。
ABSで書き込み極220幅が狭いことが望ましいが、ABSから離れた領域の書き込み極220の幅は広い方が望ましい。ABSから離れた書き込み極220のよりも広い幅W2は、書き込み極220の厚さをABSに略平行な方向に厚くすることにより、書き込み極220へ向かう磁束を増大させる点が望ましい。動作時に、書き込み電流がコイル218を通過して、書き込み極220からRL204を通過し(書き込み極220の下側のRL204の領域を磁化するために)、PL206が与える磁束帰還路を通過して、上側戻り極250へ戻る磁場(破線228で示す)を誘導する。一実施形態において、書き込み極220の磁束が大きいほど、RL204の所望の領域への書き込みが正確である確率が高い。
図2は更に、非磁性ギャップ層256により書き込み極220から離された上側戻り極または磁気遮蔽体250の一実施形態を示す。いくつかの実施形態において、磁気遮蔽体250は、遮蔽材料のほぼ全てが追従終端203である追従遮蔽体であってよい。代替的に、いくつかの実施形態において、磁気遮蔽体250は、遮蔽体が追従終端203を覆い、且つ書き込み極220の回りに巻かれる巻き型遮蔽体であってよい。図2が読み書きヘッド200の中心を通る断面図であるため、追従および巻き付け実施形態の両方を表す。
ABSの近くで、非磁性ギャップ層256の厚さが減少していて、遮蔽体ギャップスロート258を形成する。スロートギャップ幅は、一般にABSにおける書き込み極220と磁気遮蔽体250の間の距離として定義される。遮蔽体250は磁気透過性材料(Ni、CoおよびFe合金等)で形成され、ギャップ層256は非磁性材料(Ta、TaO、Ru、Rh、NiCr、SiCまたはAl等)で形成されている。ギャップ材料内のテーパー部260により、ABSにおけるスロートギャップ幅からテーパー部260上方における最大ギャップ幅まで段階的な遷移する。このような段階的な幅の遷移により、遮蔽体250の飽和を避けながら、書き込み極220からより大きい磁束密度が受容可能なテーパー突起を非磁性ギャップ層に形成する。
テーパー部260の長さは、図2に示すよりも長いかまたは短い可能性があることを理解されたい。テーパー部は、ABSの反対側の遮蔽体の終端でギャップ幅が最大になるようにABS(図示せず)の反対側にある遮蔽体250の終端まで上向きに延在していてよい。ギャップ層の厚さは、ABSにおける第1の厚さ(スロートギャップ幅)から、ABSから第1の距離におけるより大きい厚さへ、そしてABSから第2の距離(第1の距離より大きい)における最終的な厚さまで増加する。
図3A〜3Fに、一実施形態による磁気読み取りヘッド211の製造工程を示す。図3Aは、センサスタック300の断面側面図である。センサスタック300は、シード層302、ピン止め層構造304、スペーサ層312、自由層314、およびキャッピング層316を含んでいる。全ての層がABSまで延在している。シード層302は、TaまたはRu層、あるいはTa層およびRu層を有する階層化構造を含んでいてよい。シード層302の厚さは4ナノメートル(nm)未満、例えば2nmであってよく、これはABSに反強磁性層を有するセンサスタックのシード層の厚より薄い。ピン止め層構造304は、第1の磁性層306、第2の磁性層310、および2個の磁性層306、310に挟まれた非磁性AP結合層308を有する逆平行(AP)のピン止め構造を含んでいてよい。第1および第2の磁性層306、310は、NiFe、CoFe、CoFeB、Co、CoZr、CoHf、またはCoFeTaB等、複数の磁気材料で構成されていてよい。非磁性層308はRuを含んでいてよい。
スペーサ層312は、MgO、TiO2またはアルミナ等の絶縁材料、あるいは面垂直電流(CPP)GMRセンサ用にCu、AgまたはAgSn等の金属スペーサ層を含んでいてよい。自由層314は、Co、CoFe、CoFeB、NiFe、CoHf等の、またはこれらを組み合せた強磁性材料を含んでいてよい。キャッピング層316は、センサを損傷から保護すべく、RuTa等の材料、またはこれらの材料を積層した構造を含んでいてよい。
センサスタック300は、反強磁性層がセンサスタック上に存在しないため、自己ピン止めセンサであってよい。自己ピン止めセンサのリードギャップ厚が薄くてもよい(すなわち、センサスタック厚が薄い)が、反強磁性層が無いため振幅反転のリスクが存在する。異なるセンサスタックがABSにおいて反強磁性層を含んでいてよいが、ABSにおける反強磁性層はリードギャップの全体的な厚さに寄与する。本発明の実施形態は、ABSよりも凹んだ反強磁性層を有する改良された磁気読み取りヘッドを開示する。その結果、リードギャップ厚が薄くなってセンサ性能が向上する。
図3Bに示すように、マスク層322がキャッピング層316の一部を覆って堆積されて、ABSから離れたキャッピング層316の一部が露出した状態になる。キャッピング層316の露出部分およびマスク層322で覆われていない部分の自由層314が除去されて、スペーサ層312の一部を露出させる。自由層318およびキャッピング層320が形成される。除去は、1回以上のイオンミリング工程により実行することができる。ABSの反対側にある自由層318およびキャッピング層320の側壁は、イオンミリング工程の結果、僅かに傾斜していてよい。
次に、図3Cに示すように、絶縁層324が、マスク層322、スペーサ層312の露出部分、マスク層322、キャッピング層320および自由層318の側壁を覆って共形的に堆積される。絶縁層324で覆われた側壁はABSから離れている。絶縁層324は、MgOまたはアルミナ等の絶縁材料を含んでいてよい。
絶縁層324の一部およびスペーサ層312の一部は、図3Dに示すように、ピン止め層構造304の一部を露出させるべく除去される。除去は、斜角静的イオンミリングにより実行することができる。残留絶縁層328は、残留スペーサ層326を覆って堆積された長さ「L」を有する部分を有している。長さ「L」は、厚さ「h」を「a」の正接で除算した結果にほぼ等しい(「a」はイオンミリング角)。
次に、図3Eに示すように、強磁性縫合層330は、残留絶縁層328、ピン止め層構造304の露出部分、および残留絶縁層328と残留スペーサ層326の側壁を覆って堆積される。強磁性縫合層330が、ABSにおけるピン止め層構造304の一部を覆って堆積された自由層318に隣接して堆積されるが、残留絶縁層328により自由層318から分離されて電気的に絶縁される。反強磁性層332が、強磁性縫合層330を覆って堆積される。両方の層330、332は共に、側壁上の導電材料の堆積を制限すべくイオンビーム堆積(IBD)等の指向性またはコリメート蒸着源を用いて堆積させることができる。強磁性縫合層330および反強磁性層332はまた、マスク層322を覆って堆積された残留絶縁層328を覆って堆積される。強磁性縫合層330は、CoFe、Co、CoHf、CoZr、CoFeB等の、またはこれらを組み合せた磁気材料を含んでいてよく、反強磁性層332は、プラチナ、イリジウム、ロジウム、ニッケル、鉄、マンガン等の、またはこれらを組み合せた材料を含んでいてよい。誘電充填材334が、反強磁性層332および残留絶縁層328を覆って堆積される。最後に、図3Fに示すように、マスク層322およびマスク層322を覆って堆積された層が除去されて、誘電充填材334がキャッピング層320と同じ高さになるように平坦化される。
図3Fに示すように、反強磁性層332および強磁性縫合層330は、ABSよりも凹んでいるため、リードギャップの厚さには寄与しない。自由層318がピン止め層構造304の第1の部分を覆って堆積され、強磁性縫合層330がピン止め層構造の第2の部分を覆って堆積される。残留スペーサ層326がピン止め層構造304の第1および第2の部分の少なくとも一部を覆って堆積され、自由層318が残留スペーサ層326の第1の部分を覆って堆積される。残留絶縁層328の一部が残留スペーサ層326の第2の部分を覆って堆積され、強磁性縫合層330の一部が残留絶縁層328の当該部分を覆って堆積される。完成した磁気ヘッドにおいて、誘電充填材334、反強磁性層332、強磁性縫合層330、およびピン止め層構造304の第2の部分は、トラック幅方向(紙面奥へ向かう)において、キャッピング層320、自由層318、残留スペーサ層326、およびピン止め層構造304の第1の部分よりも広い。
図4A〜4Fに、一実施形態による磁気読み取りヘッド211の製造工程を示す。図4Aに、図3Aで記述したセンサスタック300を示す。図4Bに示すように、マスク層410がキャッピング層316の一部を覆って堆積されて、ABSから離れたキャッピング層316の一部が露出した状態になる。マスク層410で覆われていないキャッピング層316の露出部分、自由層314の一部、スペーサ層312および第2の磁性層310が除去されて、非磁性層308の一部を露出させる。キャッピング層408、自由層406、スペーサ層404および磁性層402が形成される。各層の一部の除去は、1回以上のイオンミリング工程により実行することができる。ABSの反対側にあるキャッピング層408、自由層406、スペーサ層404および磁性層402の側壁は、イオンミリング工程の結果、僅かに傾斜していてよい。
次に、図4Cに示すように、絶縁層412が、マスク層410、非磁性層308の露出部分、およびマスク層410、キャッピング層408、自由層406、スペーサ層404および磁性層402の側壁を覆って堆積される。絶縁層412で覆われた側壁はABSから離れている。絶縁層412は、MgOまたはアルミナ等の絶縁材料を含んでいてよい。
絶縁層412の一部、非磁性層308の一部、および第1の磁性層306の一部が、図4Dに示すように、第1の磁性層306の一部を露出させるべく除去される。第1の磁性層306の露出部分はABSから離れている。残留している第1の磁性層414は、ABSにおいて第1の厚さを有する第1の部分、および第2の厚さを有するABSから離れた露出部分を有している。第2の厚さは、第1の厚さよりも薄い。除去は、斜角静的イオンミリングにより実行することができる。残留絶縁層418は、残留非磁性層416を覆って堆積された長さ「L」を有する部分を有している。長さ「L」は、厚さ「h」を「a」の正接で除算した結果にほぼ等しい(「a」はイオンミリング角)。
次に、図4Eに示すように、強磁性縫合層420は、残留絶縁層418、第1の磁性層306の露出部分、および残留絶縁層418と残留非磁性層416の側壁を覆って堆積される。反強磁性層422が、強磁性縫合層420を覆って堆積される。両方の層422、420は共に、指向性イオンビーム堆積(IBD)を用いて堆積させることができる。強磁性縫合層420および反強磁性層422はまた、マスク層410を覆って堆積された残留絶縁層418を覆って堆積される。強磁性縫合層420はCoFe等の磁気材料であってよく、反強磁性層422はプラチナ、イリジウム、ロジウム、ニッケル、鉄、マンガン等の、またはこれらを組み合せた材料を含んでいてよい。誘電充填材424が、反強磁性層422および残留絶縁層418を覆って堆積される。
最後に、図4Fに示すように、マスク層410およびマスク層410を覆って堆積された層が除去されて、誘電充填材424がキャッピング層408と同じ高さになるように平坦化される。図4Fに示すように、反強磁性層422および強磁性縫合層420は、ABSよりも凹んでいるため、リードギャップの厚さには寄与しない。非磁性層416が、残留している第1の磁性層414の第1の部分を覆って堆積され、磁性層402が非磁性層416の第1の部分を覆って堆積される。絶縁層418の一部が非磁性層416の第2の部分を覆って堆積され、強磁性縫合層420が、残留している第1の磁性層414の第2の部分および非磁性層416の第2の部分を覆って堆積された絶縁層418の一部を覆って堆積される。完成した磁気ヘッドにおいて、誘電充填材424、反強磁性層422、強磁性縫合層420、および残留している第1の磁性層414の第2の部分は、トラック幅方向においてキャッピング層408、自由層406、スペーサ層404、および磁性層402よりも広い。
図3A〜3Fおよび4A〜4Fに、最上部が縫合されて凹んだ反強磁性層を有する、すなわち反強磁性層が強磁性縫合層を覆って堆積される、磁気読み取りヘッドの製造工程を示す。磁気読み取りヘッドは、強磁性縫合層を覆って堆積された反強磁性層を有し、両方の層が共にABSよりも凹んでいて、強磁性縫合層はスペーサ層を部分的に覆って堆積され、且つ磁性層を部分的に覆って堆積されている。代替的に、磁気読み取りヘッドは、最下部が縫合されて凹んだ反強磁性層を有する、すなわち反強磁性層が強磁性縫合層の下側に堆積されている。このような磁気読み取りヘッドを製造する一つの例示的工程について後述する。
図5A〜5Hに、複数の実施形態の一つによる、最下部が縫合されて凹んだ反強磁性層を有する磁気読み取りヘッドの製造工程を示す。図5Aに示すように、マスク層504が遮蔽体502の一部を覆って堆積され、マスク層504で覆われていない遮蔽体502の一部がイオンミリング工程により除去されて、ABSから離れた遮蔽体502のトレンチ506を形成する。図5Bに示すように、シード層508がマスク層504を覆ってトレンチ506内部まで堆積される。シード層508は、TaまたはRuを含んでいてよい。反強磁性層510がシード層508を覆って堆積され、強磁性縫合層512が反強磁性層510を覆って堆積される。強磁性縫合層512はCoFe等の磁気材料を含んでいてよく、反強磁性層510はプラチナ、イリジウム、ロジウム、ニッケル、鉄、マンガン等の、またはこれらを組み合せた材料を含んでいてよい。次に、マスク層504およびマスク層504を覆って堆積された層がリフトオフ工程により除去されて、図5Cに示すような構造が残る。
図5Dに示すように、マスク層514が、シード層508、反強磁性層510および強磁性縫合層512を覆って堆積される。第2のトレンチ516が、イオンミリング工程を用いてマスク層514で覆われていない遮蔽体502の一部を除去することにより形成される。第2のトレンチ516がABSから、現時点でシード層508、反強磁性層510および強磁性縫合層512で満たされたトレンチ506まで延在している。第2のシード層518が次いで第2のトレンチ516内に堆積されて、図5Eに示すように、マスク514が除去される。第2のシード層518は、Ta、Ruまたは積層されたスタックであってよい。
次に、図5Fに示すように、ピン止め層構造520が、第2のシード層518、シード層508、反強磁性層510および強磁性縫合層512を覆って堆積される。ピン止め層構造520は、第1の磁性層522、第2の磁性層526、および当該2個の磁性層522、526の間に挟まれた非磁性AP結合層524を有するAPピン止め構造であってよい。第1および第2の磁性層522、526は、例えばNiFeまたはCoFe等、いくつかの磁気材料で構成されていてよい。非磁性層524はRuを含んでいてよい。一実施形態において、第1の磁性層522は第2のシード層518および強磁性縫合層512と接触し、トレンチ側壁において、第1の磁性層522もまたシード層508および反強磁性層510と接触している。
ピン止め層構造520を覆ってスペーサ層528が堆積される。スペーサ層528は、MgO、TiO2またはアルミナ等の絶縁材料、あるいはCu、AgまたはAgSn等を含む金属スペーサ層を含んでいてよい。自由層530が、スペーサ層528を覆って堆積される。自由層530は、Co、CoFe、CoFeB、NiFe等の、またはこれらを組み合せた強磁性材料を含んでいてよい。キャッピング層532が自由層530を覆って堆積される。キャッピング層532は、センサを損傷から保護すべく、Ru、Ta等の材料、または積層化構造を含んでいてよい。
キャッピング層532、自由層530、およびスペーサ層528の一部がイオンミリング工程により除去され、図5Gに示すようにABSから離れたピン止め層構造520の一部を露出させる。キャッピング層538、自由層536、およびスペーサ層534が形成される。次に、誘電充填材540が、図5Hに示すように、ピン止め層構造520の露出部分を覆って堆積され、且つキャッピング層538、自由層536およびスペーサ層534の側壁を覆って堆積される。完成した磁気ヘッドにおいて、誘電充填材540、反強磁性層510、および強磁性縫合層512は、トラック幅方向においてキャッピング層538、自由層536およびスペーサ層534よりも広い。図5Hに示す構造は、最下部が縫合されてABSよりも凹んだ反強磁性層を有する磁気読み取りヘッドを示す。
図6A〜6Eに、一実施形態による磁気読み取りヘッドの製造工程を示す。図6Aに示すように、本工程は図5Cに示す構造から始める。遮蔽体502に第2のトレンチを形成するのではなく、図6Bに示すように、非磁性層602が遮蔽体502、シード層508、反強磁性層510および強磁性縫合層512を覆って堆積される。非磁性層602は、Ruを含んでいてよく、1nm〜2nmの範囲の厚さを有していてよい。非磁性層602は、Ru、Ir、Pt、Os、RhまたはPd等の白金族金属を含んでいてよい。一実施形態において、非磁性層602は遮蔽体502、シード層508、反強磁性層510および強磁性縫合層512と接触している。
次に、図6Cに示すように、ピン止め層構造604が非磁性層602を覆って堆積される。ピン止め層構造604は、第1の磁性層606、第2の磁性層610、および当該2個の磁性層606、610の間に挟まれた非磁性AP結合層608を有するAPピン止め構造であってよい。第1および第2の磁性層606、610は、例えばNiFe、CoFe、CoFeB、Co、CoZr、CoHfまたはCoFeTaB等、いくつかの磁気材料で構成されていてよい。非磁性層608はRuを含んでいてよい。スペーサ層611がピン止め層構造604を覆って堆積され、自由層613がスペーサ層611を覆って堆積されて、キャッピング層615が自由層613を覆って堆積される。スペーサ層611は、MgO、TiO2またはアルミナ等の絶縁材料、あるいはCu、AgまたはAgSn等を含む金属スペーサを含んでいてよい。自由層613は、Co、CoFe、CoFeB、NiFe、CoHf等の、またはこれらを組み合せた強磁性材料を含んでいてよい。キャッピング層615は、センサを損傷から保護すべく、RuまたはTa等の材料を含んでいてよい。
キャッピング層615、自由層613およびスペーサ層611の一部が、図6Dに示すように、ABSから離れたピン止め層構造604の一部を露出させるべくイオンミリング工程を用いて除去される。キャッピング層616、自由層614およびスペーサ層612が形成される。次に、図6Eに示すように、誘電充填材618がピン止め層構造604の露出された一部を覆って堆積され、且つキャッピング層616、自由層614およびスペーサ層612の側壁を覆って堆積される。完成した磁気ヘッドにおいて、誘電充填材618、反強磁性層510および強磁性縫合層512は、トラック幅方向においてキャッピング層616、自由層614およびスペーサ層612よりも広い。
まとめると、ABSよりも凹んだ反強磁性層を有する磁気読み取りヘッドを開示している。反強磁性層は最上部で縫合されても、あるいは最下部で縫合されてもよい。反強磁性層はABSよりも凹んでいるため、リードギャップの厚さには寄与しない。本明細書に開示する構造は、磁気読み取りヘッドでの利用に限定されない。本構造はまた、あらゆる磁気センサ、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)または磁気記録ヘッド等、任意の磁気デバイスに用いることができる。
上記は本発明の実施形態に向けられているが、本発明の他のおよび更なる実施形態が、本発明の基本的範囲から逸脱することなく想到可能であり、その範囲は添付の請求項により定義されている。
100 ハードディスクドライブ
110 磁気ディスク
120 アクチュエータ
130 アクチュエータアーム
131 アクチュエータ軸
140 スピンドルモーター
150 シャ−シ
180 磁気ヘッド
200 読み書きヘッド
201 スライダ
202 ディスク
203 追従終端
204 垂直磁気データ記録層
206 磁気透過性基層
208 基板
210 磁気書き込みヘッド
211 磁気読み取りヘッド
212 主極
216 ヨーク
218 コイル
219 非磁性材料
220 書き込み極
222 張り出し位置
224 極先端
226 終端
230 検出要素
232 矢印
250 磁気遮蔽体
256 ギャップ層
258 遮蔽体ギャップスロート
260 テーパー部
271 テーパー面
300 センサスタック
302 シード層
304 ピン止め層構造
306,310 磁性層
308 非磁性層
312 スペーサ層
314,318 自由層
316,320 キャッピング層
322 マスク層
324 絶縁層
326 残留スペーサ層
328 残留絶縁層
330 強磁性縫合層
332 反強磁性層
334 誘電充填材
402 磁性層
404 スペーサ層
406 自由層
408 キャッピング層
410 マスク層
412 絶縁層
414 磁性層
416 残留非磁性層
418 残留絶縁層
420 強磁性縫合層
422 反強磁性層
424 誘電充填材
502 遮蔽体
504 マスク層
506,516 トレンチ
508,518 シード層
510 反強磁性層
512 強磁性縫合層
514 マスク層
520 ピン止め層構造
522,526 磁性層
524 非磁性AP結合層
528,534 スペーサ層
530,536 自由層
532,538 キャッピング層
540 誘電充填材
602 非磁性層
604 ピン止め層構造
606,610 磁性層
608 非磁性AP結合層
611,612 スペーサ層
613,614 自由層
615,616 キャッピング層
618 誘電充填材

Claims (34)

  1. シード層と、
    前記シード層を覆って堆積されたピン止め層構造であって、空気ベアリング面まで延在する第1の部分を有するピン止め層構造と、
    前記ピン止め層構造の前記第1の部分に隣接する第2の部分を覆って堆積された強磁性層であって、前記空気ベアリング面よりも凹んだ強磁性層と、
    前記強磁性層を覆って堆積された反強磁性層と、
    を含む磁気デバイス。
  2. 前記ピン止め層構造の前記第1の部分および前記第2の部分の少なくとも一部を覆って堆積されたスペーサ層と、
    前記スペーサ層の第1の部分を覆って堆積された自由層と、
    前記自由層を覆って堆積されたキャッピング層と、
    前記キャッピング層の側壁、前記自由層の側壁、および前記スペーサ層の第2の部分を覆って堆積された絶縁層であって、前記絶縁層の一部を前記強磁性層が覆って堆積している絶縁層と、
    前記反強磁性層を覆って堆積された誘電層と、
    を更に含む、請求項1に記載の磁気デバイス。
  3. 前記誘電層、前記反強磁性層および前記強磁性層のトラック幅方向における幅は、前記キャッピング層、前記自由層および前記スペーサ層の幅よりも広い、請求項2の磁気デバイス。
  4. 前記スペーサ層は、MgO、TiO、Alからなるグループから選択された材料、またはCu、Ag、AgSnおよびこれらの組合せからなるグループから選択された材料を含む、請求項2に記載の磁気デバイス。
  5. 前記シード層の厚さは、約4nm未満である、請求項1に記載の磁気デバイス。
  6. 前記ピン止め層構造は、第1の磁性層、第2の磁性層、および前記第1と第2の磁性層の間に挟まれた非磁性層を含む、請求項1に記載の磁気デバイス。
  7. 前記非磁性層は、Ruを含む、請求項6に記載の磁気デバイス。
  8. 前記強磁性層は、CoFe、Co、CoHf、CoZr、CoFeBおよびこれらの組合せからなるグループから選択された材料を含む、請求項1に記載の磁気デバイス。
  9. 前記反強磁性層は、白金、イリジウム、ロジウム、ニッケル、鉄、マンガンおよびこれらの組合せからなるグループから選択された材料を含む、請求項1に記載の磁気デバイス。
  10. シード層と、
    前記シード層を覆って堆積された第1の磁性層であって、空気ベアリング面において第1の厚さを有する第1の部分、および前記第1の厚さより薄い第2の厚さを有する前記空気ベアリング面よりも凹んだ第2の部分を有する第1の磁性層と、
    前記第1の磁性層の前記第1の部分を覆って堆積された非磁性層と、
    前記非磁性層の第1の部分を覆って堆積された第2の磁性層と、
    前記第1の磁性層の第2の部分を覆って堆積された強磁性層と、
    前記強磁性層を覆って堆積された反強磁性層と、
    を含む磁気デバイス。
  11. 前記第2の磁性層を覆って堆積されたスペーサ層と、
    前記スペーサ層を覆って堆積された自由層と、
    前記自由層を覆って堆積されたキャッピング層と、
    を更に含む、請求項10に記載の磁気デバイス。
  12. 前記非磁性層は、Ruを含む、請求項10に記載の磁気デバイス。
  13. 前記スペーサ層は、MgO、TiO、Alからなるグループから選択された材料、またはCu、Ag、AgSnおよびこれらの組合せからなるグループから選択された材料を含む、請求項11に記載の磁気デバイス。
  14. 前記非磁性層の第2の部分、前記キャッピング層の側壁、前記自由層の側壁、前記スペーサ層の側壁、および前記第2の磁性層の側壁を覆って堆積された絶縁層であって、前記絶縁層の一部を前記強磁性層が覆って堆積している絶縁層と、
    前記反強磁性層を覆って堆積された誘電層と、
    を更に含む、請求項11に記載の磁気デバイス。
  15. 前記誘電層、前記反強磁性層および前記強磁性層のトラック幅方向における幅は、前記キャッピング層、前記自由層および前記スペーサ層の幅よりも広い、請求項14に記載の磁気デバイス。
  16. 前記シード層の厚さは、約4nm未満である、請求項10に記載の磁気デバイス。
  17. 前記強磁性層は、CoFe、Co、CoHf、CoZr、CoFeBおよびこれらの組合せからなるグループから選択された材料を含む、請求項10に記載の磁気デバイス。
  18. 前記反強磁性層は、白金、イリジウム、ロジウム、ニッケル、鉄、マンガンおよびこれらの組合せからなるグループから選択された材料を含む、請求項10に記載の磁気デバイス。
  19. 空気ベアリング面まで延在する第1の部分および前記空気ベアリング面よりも凹んだ第2の部分を有し、前記第1の部分の厚さが前記第2の部分の厚さより厚い遮蔽体と、
    前記遮蔽体の前記第2の部分に堆積された第1のシード層と、
    前記第1のシード層を覆って堆積された反強磁性層と、
    前記反強磁性層を覆って堆積された強磁性層であって、前記反強磁性層と共に前記空気ベアリング面よりも凹んでいる強磁性層と、
    前記遮蔽体の前記第1の部分および前記凹んだ強磁性層を覆って堆積されたピン止め層構造と、
    を含む磁気デバイス。
  20. 前記遮蔽体の前記第1の部分を覆って堆積された第2のシード層と、
    前記第2のシード層および前記凹んだ強磁性層を覆って堆積されたピン止め層構造と、
    を更に含む、請求項19に記載の磁気デバイス。
  21. 前記ピン止め層構造の第1の部分を覆って堆積されたスペーサ層と、
    前記スペーサ層を覆って堆積された自由層と、
    前記自由層を覆って堆積されたキャッピング層と、
    前記ピン止め層構造の第2の部分を覆って堆積された誘電層と、
    を更に含む、請求項20に記載の磁気デバイス。
  22. 前記誘電層、前記反強磁性層および前記強磁性層のトラック幅方向における幅は、前記キャッピング層、前記自由層および前記スペーサ層の幅よりも広い、請求項21に記載の磁気デバイス。
  23. 前記スペーサ層は、MgO、TiO、Alからなるグループから選択された材料、またはCu、Ag、AgSnおよびこれらの組合せからなるグループから選択された材料を含む、請求項21に記載の磁気デバイス。
  24. 前記ピン止め層構造は、第1の磁性層、第2の磁性層、および前記第1と第2の磁性層の間に挟まれた非磁性層を含む、請求項19に記載の磁気デバイス。
  25. 前記非磁性層は、Ruを含む、請求項24に記載の磁気デバイス。
  26. 前記強磁性層は、CoFe、Co、CoHf、CoZr、CoFeBおよびこれらの組合せからなるグループから選択された材料を含む、請求項19に記載の磁気デバイス。
  27. 前記反強磁性層は、白金、イリジウム、ロジウム、ニッケル、鉄、マンガンおよびこれらの組合せからなるグループから選択された材料を含む、請求項19に記載の磁気デバイス。
  28. 更に、前記遮蔽体の前記第1の部分および前記凹んだ強磁性層を覆って堆積された非磁性層を含み、
    前記ピン止め層構造は、前記非磁性層を覆って堆積されている、請求項19に記載の磁気デバイス。
  29. 前記ピン止め層構造の第1の部分を覆って堆積されたスペーサ層と、
    前記スペーサ層を覆って堆積された自由層と、
    前記自由層を覆って堆積されたキャッピング層と、
    前記ピン止め層構造の第2の部分を覆って堆積された誘電層と、
    を更に含む、請求項28に記載の磁気デバイス。
  30. 前記誘電層、前記反強磁性層および前記強磁性層のトラック幅方向における幅は、前記キャッピング層、前記自由層および前記スペーサ層の幅よりも広い、請求項29に記載の磁気デバイス。
  31. 前記スペーサ層は、MgO、TiO、Alからなるグループから選択された材料、またはCu、Ag、AgSnおよびこれらの組合せからなるグループから選択された材料を含む、請求項29に記載の磁気デバイス。
  32. 前記非磁性層は、Ru、Ir、Pt、Os、RhおよびPdからなるグループから選択された材料を含む、請求項28に記載の磁気デバイス。
  33. 前記非磁性層は、Ruを含む、請求項28に記載の磁気デバイス。
  34. 前記非磁性層は、約1〜2nmの範囲の厚さを有する、請求項33に記載の磁気デバイス。
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