JP2015001783A - 情報処理システム及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の機器の中の特定の機器と通信を行う場合に、他の機器と間違えることなく、通信対象の機器と確実に通信できるようにする。
【解決手段】S/W部品管理サーバ装置1dは、複数の機器について、機器ごとに、機器と通信を行うための接続先情報を、機器の所在位置と関連付けて管理する。保守・保全用端末1bは、通信対象の機器1aでの所在位置で位置を計測し、計測した位置が示される位置情報をS/W部品管理サーバ装置1dに送信する。S/W部品管理サーバ装置1dは、保守・保全用端末1bから送信された位置情報を受信し、受信した位置情報に示される位置と関連付けられている接続先情報を取得し、取得した接続先情報を保守・保全用端末1bに送信する。保守・保全用端末1bは、S/W部品管理サーバ装置1dから機器1aと通信を行うための接続先情報を受信し、受信した接続先情報を用いて機器1aと通信を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信対象の機器と通信するための情報を取得し、取得した情報を用いて機器と通信する技術に関する。
本発明は、例えば、保守・保全対象の機器と通信するために、当該機器と通信するための情報を取得し、取得した情報を用いて機器と通信する技術に関する。
工場やプラントなどで使用される機器には高機能なものが多く、また、エンドユーザごとにカスタマイズされることが多いため、その保守・保全作業内容は機器ごとに異なる。
保守・保全の作業者は、保守・保全対象の機器に合わせて、汎用の保守・保全用ソフトウェア(ソフトウェアは汎用だが作業項目は異なる)や、専用の保守・保全ツールを使って作業を行う。
その際には基本的に現場(保守・保全対象の機器の前)に行き、機器の実機状態の確認を行いながら作業を進めている。
このとき、現場では保守・保全作業用マニュアルを参照しながら、間違った保守・保全作業を行わないよう注意して作業を実施している。
このような保守・保全作業を支援する方法として、現場に行った後に現在位置付近にある設備を検索し、さらに検索された設備の点検項目を検索して参照することを可能とする技術がある(例えば、特許文献1)。
特開2000−92240号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では単に保守・保全作業用のマニュアルを表示することしかできず、保守・保全作業で保守・保全用ソフトウェア(S/W)を使用する際の作業支援については配慮されていないため、マニュアル見落としなどにより確認ポイントを見落としてしまうなどの作業ミスの可能性を排除することができない。
また複数の機器が同一の場所に存在する場合に付いての配慮もされていないため、実際に保守・保全を行う機器との対応付けを誤る可能性があり、長期的にはヒューマンエラーによる障害を引き起こす恐れがある。
本発明は、このような事情に鑑みたものであり、例えば保守・保全目的で、複数の機器の中の特定の機器と通信を行う場合に、他の機器と間違えることなく、通信対象の機器と確実に通信できる構成を実現することを主な目的とする。
本発明に係る情報処理システムは、
複数の機器について、機器ごとに、機器と通信を行うための通信用情報を、機器の所在位置と関連付けて管理する情報管理装置と、
前記複数の機器のいずれかと通信を行う通信装置とを有する情報処理システムであって、
前記通信装置は、
通信対象の機器である通信対象機器の所在位置で位置を計測し、計測した位置が示される位置情報を前記情報管理装置に送信し、前記情報管理装置から前記通信対象機器と通信を行うための通信用情報を受信し、受信した通信用情報を用いて前記通信対象機器と通信を行い、
前記情報管理装置は、
前記通信装置から送信された位置情報を受信し、受信した位置情報に示される位置と関連付けられている通信用情報を取得し、取得した通信用情報を前記通信装置に送信することを特徴とする。
本発明では、通信装置は、通信対象機器の所在位置で位置を計測し、計測した位置が示される位置情報を情報管理装置に送信する。
情報管理装置では、通信装置から送信された位置情報を受信し、受信した位置情報に示される位置と関連付けられている通信用情報を取得し、取得した通信用情報を通信装置に送信する。
そして、通信装置は、情報管理装置から通信対象機器と通信を行うための通信用情報を受信し、受信した通信用情報を用いて通信対象機器と通信を行う。
このため、本発明によれば、通信対象機器の所在位置に行けば、他の機器と間違えることなく、通信対象の機器と確実に通信することができる。
実施の形態1に係る保守・保全システムの構成例を示す図。 実施の形態1に係る機器の構成例を示す図。 実施の形態1に係る保守・保全用端末の構成例を示す図。 実施の形態1に係るS/W部品登録用端末の構成例を示す図。 実施の形態1に係るS/W部品管理サーバ装置の構成例を示す図。 実施の形態1に係る保守・保全用端末の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係るS/W部品管理サーバ装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係る保守・保全用端末の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係るS/W部品登録用端末の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1に係るS/W部品管理サーバ装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態2に係る保守・保全システムの構成例を示す図。 実施の形態2に係る保守・保全用端末の構成例を示す図。 実施の形態2に係るS/W部品管理サーバ装置の構成例を示す図。 実施の形態2に係る保守・保全用端末の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態2に係るS/W部品管理サーバ装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態3に係る保守・保全システムの構成例を示す図。 実施の形態3に係る保守・保全用端末の構成例を示す図。 実施の形態3に係るS/W部品管理サーバ装置の構成例を示す図。 実施の形態3に係る保守・保全用端末の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態4に係る保守・保全システムの構成例を示す図。 実施の形態4に係る保守・保全用端末の構成例を示す図。 実施の形態4に係るS/W部品登録用端末の構成例を示す図。 実施の形態4に係るS/W部品管理サーバ装置の構成例を示す図。 実施の形態4に係る保守・保全用端末の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態4に係るS/W部品登録用端末の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態5に係る保守・保全システムの構成例を示す図。 実施の形態5に係る保守・保全用端末の構成例を示す図。 実施の形態5に係るS/W部品登録用端末の構成例を示す図。 実施の形態5に係るS/W部品管理サーバ装置の構成例を示す図。 実施の形態5に係るS/W部品登録用端末の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態6に係る保守・保全システムの構成例を示す図。 実施の形態6に係る機器の構成例を示す図。 実施の形態6に係る保守・保全用端末の構成例を示す図。 実施の形態6に係る接続先情報登録用端末の構成例示す図。 実施の形態6に係る接続先情報管理サーバ装置の構成例を示す図。 実施の形態6に係る保守・保全用端末の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態7に係る保守・保全システムの構成例を示す図。 実施の形態7に係る機器の構成例を示す図。 実施の形態7に係る保守・保全用端末の構成例を示す図。 実施の形態7に係るS/W部品登録用端末の構成例を示す図。 実施の形態7に係るS/W部品管理サーバ装置の構成例を示す図。 実施の形態7に係る保守・保全用端末の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態8に係る保守・保全システムの構成例を示す図。 実施の形態8に係る遠隔保守・保全用端末の構成例を示す図。 実施の形態8に係るS/W部品管理サーバ装置の構成例を示す図。 実施の形態8に係る遠隔保守・保全用端末の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態8に係るS/W部品管理サーバ装置の動作例を示すフローチャート図。 実施の形態1〜8に係るサーバ装置及び端末のハードウェア構成例を示す図。
実施の形態1〜8では、保守・保全作業時に機器専用の保守・保全項目での作業を可能とすることで、対象機器の保守・保全作業での確認ポイントを間違えずに作業可能とできるようにする構成を説明する。
また、汎用の保守・保全用S/Wを使用していた場合の利点であった、あらかじめ対象機器向けの事前準備なしに保守・保全作業が可能になる利点も保ちつつ実現可能とする構成を説明する。
加えて、このような作業支援機能を、機器の設置状態に依らずに、かつ、ヒューマンエラーのリスクを低減しつつ、利用可能とする構成を説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態で対象とする機器の保守・保全システムの構成図である。
図1に示す保守・保全システムは、情報処理システムの例に相当する。
図中では1つのネットワークについてのみ記載しているが、複数のFAネットワークが混在している場合においても、本実施の形態を適用する対象ネットワークを1つとみなせば同様に扱えるため、これに限定しない。
図1において、機器1aは、保守・保全の対象となる機器である。
図1では図示を省略しているが、機器1aと同じ種類又は異なる種類の機器が複数存在するものとする。
また、機器1aは通信対象機器の例に相当する。
保守・保全用端末1bは、保守・保全時に保守・保全作業者が使用する端末である。
保守・保全用端末1bは、機器1aの保守・保全のために機器1aと通信を行う。
保守・保全用端末1bは、通信装置の例に相当する。
S/W部品登録用端末1cは、システム構築時に各機器用の保守・保全用S/W部品の登録作業を行うための端末である。
S/W部品管理サーバ装置1dは、機器ごとの保守・保全用S/W部品を管理し、保守・保全用端末1bやS/W部品登録用端末1cから送信された情報と機器との対応付けを判断する。
より具体的には、S/W部品管理サーバ装置1dは、機器ごとに、機器の保守・保全用S/W部品を、機器の所在位置と関連付けて管理する。
S/W部品管理サーバ装置1dは、情報管理装置の例に相当する。
ネットワーク1eは、機器1aと保守・保全用端末1bとS/W部品登録用端末1cとS/W部品管理サーバ装置1dとを接続する
なお、図1では、保守・保全用端末1bやS/W部品登録用端末1cは1つのみ示しているが、これらは1つである必要もなく、また、それぞれの関係が1:1である必要もない。
本実施の形態では、立ち上げ作業において、S/W部品登録用端末1cを携帯した作業員が、機器1aの前まで赴き、S/W部品登録用端末1cの所在位置において位置を計測し、機器1a用の保守・保全用S/W部品を、計測した位置とともにS/W部品管理サーバ装置1dに登録する。
つまり、S/W部品管理サーバ装置1dでは、S/W部品登録用端末1cの現在位置、すなわち、機器1aの所在位置と関連付けて保守・保全用S/W部品を保存する。
次に、保守・保全作業において、保守・保全用端末1bを携行した作業員が、機器1aの前まで赴き、保守・保全用端末1bの所在位置において位置を計測し、計測した位置をS/W部品管理サーバ装置1dに通知する。
S/W部品管理サーバ装置1dは、保守・保全用端末1bが計測した位置と関連付けられている保守・保全用S/W部品を保守・保全用端末1bに送信する。
そして、保守・保全用端末1bは、保守・保全用S/W部品を受信し、受信した保守・保全用S/W部品を実行して、機器1aと通信を行って、機器1aの保守・保全処理を行う。
保守・保全用S/W部品には、対象としている機器(例えば機器1a)と通信するための接続先情報(通信用情報)が含まれている。
前述したように、S/W部品管理サーバ装置1dは、機器1aの所在位置と関連付けて保守・保全用S/W部品を保存しているので、S/W部品管理サーバ装置1dは、接続先情報(通信用情報)を、機器1aの所在位置と関連付けて管理している。
保守・保全用端末1bが保守・保全用S/W部品を実行すると、保守・保全用S/W部品に含まれる接続先情報を用いて機器1aとの通信が行われる。
なお、保守・保全用S/W部品は、機器の保守・保全のための保守・保全処理が行われるソフトウェアである。
図2は、機器1aの構成例を示している。
図2において、機器1aは、ネットワーク1eを介して、機器1a外と通信を行う通信部2a、機器1aの用意した接続手段でパラメータを機器1a外から取得可能とするパラメータ読出部2b、機器1aがネットワーク1eと接続して動作する際のパラメータを保持するパラメータ保持部2cを有する。
図3は、保守・保全用端末1bの構成例を示している。
図3において、位置検出部3aは、保守・保全用端末1bの現在位置を、端末内蔵の位置情報取得装置を使用して検出する。
情報取得部3bは、位置検出部3aから取得した位置情報を元に通信部3gによりS/W部品管理サーバ装置1dから対応する“保守・保全用S/W部品”を取得する。
S/W部品記憶部3cは、情報取得部3bが取得した保守・保全用S/W部品を実行用に記憶する。
S/W部品実行部3dは、S/W部品記憶部3cに記憶されている保守・保全用S/W部品を実行し、表示・入力部3fの操作に応じて通信部3gにより機器1aと通信を行う。
入力・選択部3eは、情報取得部3bを介して保守・保全用S/W部品の取得要求を行う。
表示・入力部3fは、S/W部品実行部3dで実行されているS/Wの操作を行う。
通信部3gは、情報取得部3bやS/W部品実行部3dからの要求に基づき、ネットワーク1eを介して、機器1aやS/W部品管理サーバ装置1dなどと通信を行う。
なお、保守・保全用S/W部品は、S/W部品実行部3dから読み出することで保守・保全用端末1b上で動作可能となるS/Wの一部を構成するものである。
保守・保全用S/W部品には機器固有の設定情報や実行情報が含まれる。
設定情報はS/W部品実行部3dに含まれている汎用ロジックを動作させるための情報であり、実行情報はS/W部品実行部3dから呼び出される固有ロジックである。
また、保守・保全用S/W部品には、対象としている機器(例えば機器1a)と通信するための接続先情報(通信用情報)が含まれている。
つまり、S/W部品実行部3dが保守・保全用S/W部品を実行すると、保守・保全用S/W部品に含まれる接続先情報を用いて機器1aとの通信が行われる。
また、ここで示している位置情報とは、端末の現在位置を特定するための情報のことである。
位置情報の一例としては、Wi−Fiの電波情報・電波強度があるが、これに限らず現在位置を特定するための情報であればその他のものでも構わない。
図4は、S/W部品登録用端末1cの構成を示している。
図4において、位置検出部4aは、S/W部品登録用端末の現在位置を、端末内蔵の位置情報取得装置を使用して検出する。
情報送出部4bは、位置検出部4aから取得した位置情報とS/W部品記憶部4cに保持されている“保守・保全用S/W部品”を、通信部4eによりS/W部品管理サーバ装置1dに対して送信する。
S/W部品記憶部4cは、情報送出部4bが送信する保守・保全用S/W部品を記憶している。
入力・表示部4dは、S/W部品記憶部4cに記憶されている保守・保全用S/W部品から、登録対象となる保守・保全用S/W部品を指定し、情報送出部4bを介して保守・保全用S/W部品登録要求を行う。
通信部4eは、情報送出部4bからの要求に基づき、ネットワーク1eを介して、S/W部品管理サーバ装置1dなどと通信を行う。
なお、S/W部品記憶部4cには、あらかじめ登録作業前に保守・保全用S/W部品が登録されており、この保守・保全用S/W部品は複数登録可能とする。
また、上記説明で登場する保守・保全用S/W部品は、保守・保全用端末1b上で動作可能となる前記の保守・保全用S/W部品である。
図5は、S/W部品管理サーバ装置1dの構成を示している。
図5において、要求処理部5aは、保守・保全用端末1bやS/W部品登録用端末1cなどからの取得・登録要求を位置情報解析部5bやS/W部品保持部5dを使用して処理する。
位置情報解析部5bは、要求処理部5aから渡された位置情報を位置解析用情報記憶部5cを元に、S/W部品保持部の解釈可能な位置情報(識別用)を判別する。
位置解析用情報記憶部5cは、保守・保全用端末1bやS/W部品登録用端末1cなどで取得される位置情報と、S/W部品保持部での保守・保全用S/W部品との関連付けに使用している位置情報(識別用)との対応関係を保持する。
S/W部品保持部5dは、要求処理部5aから渡された位置情報(識別用)を元に保持している保守・保全用S/W部品から対応するものの抽出や、要求処理部5aから渡された位置情報(識別用)と保守・保全用S/W部品を位置情報(識別用)に関連付けて保持する。
通信部5eは、保守・保全用端末1bやS/W部品登録用端末1cなどと、ネットワーク1eを介して通信を行い、要求処理部5aに要求と渡された情報を伝達する。
図6に、保守・保全作業者が保守・保全用端末1bを使用して保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合の保守・保全用端末1bでの処理フローを示す。
作業者は保守・保全を行う機器1aの前に移動して、保守・保全用端末1bに対して、保守・保全用S/W部品取得要求を行う。
保守・保全用端末1bでは入力・選択部3eによりこの要求を受理し(S6a)、情報取得部3bに伝達される。
次に、位置検出部3aが現在位置を計測し、計測した現在位置を示す位置情報を情報取得部3bが取得し(S6b)、保守・保全用S/W部品取得要求時の関連情報として位置情報を通信部3gを介して、S/W部品管理サーバ装置1dに送信する(S6c)。
このとき現在位置の計測をWi−Fiの電波情報・電波強度で実現するケースなど、取得可能な位置情報が複数存在する場合には、すべての位置情報をS/W部品管理サーバ装置1dに対して送信する。
次に、情報取得部3bはS/W部品管理サーバ装置1dからの応答により、通信部3gを介して保守・保全用S/W部品を受信する(S6d)。
このとき候補となる保守・保全用S/W部品が複数存在する場合には、入力・選択部3eに一覧を表示する(S6f)。
作業者は表示されたものの中から対応する保守・保全用S/W部品を選択する。
入力・選択部3eはこの要求を受理し(S6g)、情報取得部3bでは選択された保守・保全用S/W部品をS/W部品記憶部3cに記憶する(S6h)。
保守・保全用S/W部品が複数存在しない場合には、該当の保守・保全用S/W部品をS/W部品記憶部3cに記憶する(S6i)。
最後に、情報取得部3bは、S/W部品実行部3dに対して受信した保守・保全用S/W部品の実行要求を行い、表示・入力部3fを使用して実行する(S7j)。
これにより保守・保全作業者は機器1aに対する保守・保全作業が可能となる。
図7に、保守・保全作業者が保守・保全用端末1bを使用して保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合のS/W部品管理サーバ装置1dでの処理フローを示す。
S/W部品管理サーバ装置1dでは保守・保全用端末1bからの保守・保全用S/W部品取得要求と位置情報を通信部5eを介して受理し(S7a)、要求処理部5aに伝達する。
次に、要求処理部5aは位置情報解析部5bに対して、機器を識別可能な位置情報(識別用)を判断できるよう解析要求を行う(S7b)。
位置情報解析部5bでは位置解析用情報記憶部5cで記憶している情報を参照し、指定された位置情報に近いと判断可能な情報に対応する位置情報(識別用)を取得する(S7c)。
このとき複数の位置情報を受信した場合には、すべての位置情報を元に近いと判断可能な情報に位置情報(識別用)を取得する。
例えば現在位置の計測をWi−Fiの電波情報・電波強度で実現するケースでは、機器の位置情報(識別用)は、Wi−Fiの電波情報と電波強度にひもづけられて位置解析用情報記憶部5cで記憶されているため、電波強度の強い電波情報を起点に判断処理を行う。
その際に、測定ごとの発生が想定される電波強度の誤差範囲は同一視し、かつ、位置解析用情報記憶部5cに記憶されていない電波情報を無視し、その上で一致する情報を検索する。
なお、近いと判断可能な情報が複数存在する場合には、そのすべてを位置情報(識別用)として取得する。
次に、要求処理部5aはS/W部品保持部5dに対して、位置情報(識別用)に対応する保守・保全用S/W部品の取得要求を行う(S7d)。
最後に、要求処理部5aは通信部5eを介して、保守・保全用S/W部品の送信処理を行う(S7e)。
図8に、保守・保全作業者が保守・保全用端末1bを使用して保守・保全作業である機器のモニタを開始した場合の保守・保全用端末1bでの処理フローを示す。
なお、処理フローでは機器のモニタ開始の場合を示しているが、機器の設定などその他の保守・保全作業も同様となる。
作業者は保守・保全用端末1bに対して、機器のモニタ要求を行う。
保守・保全用端末1bでは表示・入力部3fによりこの要求を受理し(S8a)、S/W部品実行部3dに伝達される。
S/W部品実行部3dではモニタ要求に対応する処理の設定情報・実行情報を実行中の保守・保全用S/W部品から取得する(S8b)。
取得したものが設定情報であれば(S8c)、S/W部品実行部3dは設定情報に従い処理の実行を行う(S8d)。
取得したものが実行情報であれば(S8c)、実行中の保守・保全用S/W部品に対して実行要求を行う(S8e)。
これらの結果、処理の内容が通信部3gを介して機器1aに伝達され、機器1aの通信部2aにより受信され、機器1aにて処理される。
図9に、システム開発者がS/W部品登録用端末1cを使用して立ち上げ作業(保守・保全用S/W部品登録要求)を行った場合のS/W部品登録用端末1cでの処理フローを示す。
作業者は立ち上げを行う機器1aの前に移動して、S/W部品登録用端末1cに対して、S/W部品登録作業開始要求を行う。
S/W部品登録用端末1cでは入力・表示部4dによりこの要求を受理し(S9a)、S/W部品記憶部4cから、記憶されている保守・保全用S/W部品の一覧を取得し表示する(S9b)。
次に、作業者は機器1aに対する保守・保全用S/W部品を指定して、登録要求を行う。
S/W部品登録用端末1cでは入力・表示部4dによりこの要求を受理し(S9c)、情報送出部4bに伝達される。
情報送出部4bでは位置検出部4aから位置情報を取得し(S9d)、要求時に指定された保守・保全用S/W部品と共に、保守・保全用S/W部品登録要求時の関連情報として通信部4eを介して、S/W部品管理サーバ装置1dに送信する(S9e)。
このとき現在位置の計測をWi−Fiの電波情報・電波強度で実現するケースなど、取得可能な位置情報が複数存在する場合には、すべての位置情報をS/W部品管理サーバ装置1dに対して送信する。
この要求がS/W部品管理サーバ装置1dで処理されることで、S/W部品登録処理が完了する。
図10に、システム開発者がS/W部品登録用端末1cを使用して立ち上げ作業(保守・保全用S/W部品登録要求)を行った場合のS/W部品管理サーバ装置1dでの処理フローを示す。
S/W部品管理サーバ装置1dではS/W部品登録用端末1cからの保守・保全用S/W部品登録要求と位置情報、保守・保全用S/W部品を通信部5eを介して受理し(S10a)、要求処理部5aに伝達する。
S10b〜S10cは、図7に示すS7b〜S7cと同様である。
次に、要求処理部5aはS/W部品保持部5dに対して、位置情報(識別用)および保守・保全用S/W部品を指定して、保守・保全用S/W部品の登録要求を行う(S10d)。
以上のように、システム構築時に機器の前に移動して保守・保全用S/W部品の登録処理を行い、保守・保全時には機器の前に移動して保守・保全作業を開始するだけで、保守・保全時の保守・保全用端末向けの事前準備なしに、保守・保全作業が可能となる。
また、保守・保全時に、対象機器専用の保守・保全用S/W部品が使用可能となることで、確認ポイントを間違えることなく作業可能となる。
以上、本実施の形態では、
特定の機器専用の保守・保全用のS/W部品を位置情報と一緒に登録することで、
保守・保全作業時には機器の近くで保守・保全開始操作を行うだけで、
対象となる機器用の保守・保全用S/W部品が取得でき、
それを使用して保守・保全作業が可能になる仕組みを持った、
保守・保全用端末およびS/W部品登録用端末およびS/W部品管理サーバ装置およびネットワーク経由で保守・保全が可能となる機器を説明した。
実施の形態2.
実施の形態1は、位置情報だけが検出可能な端末を使用した場合の構成について示したものであるが、本実施の形態では、機器を特定するための要素であって位置以外の要素である補完要素も用いる例を説明する。
より具体的には、本実施の形態では、補完要素として、所定の位置から端末を機器と対向させたときの端末の向きを用いる。
図11に、位置情報に加えて角度情報(端末の向きを示す情報)も検出可能な端末を使用した保守・保全システムの構成例を示す。
工場では複数の機器が隣に並んで設置されるケースも多い。
その場合には実施の形態1の手法では、候補となる保守・保全用S/W部品が複数存在する可能性がある。
そのため実際に保守・保全を行う機器との対応付けを誤る可能性があり、長期的にヒューマンエラーによる障害というリスクを抱えることになる(実施の形態1は、機器の間隔がある程度離れている場合に、端末に対する要求事項が少ない利点がある)。
図11に示すように、本実施の形態に係る機器の保守・保全システムは、実施の形態1での保守・保全用端末1b、S/W部品管理サーバ装置1dの代わりに、保守・保全用端末1f、S/W部品管理サーバ装置1gを有する。
本実施の形態においても、保守・保全用端末1fは通信装置の例に相当し、S/W部品管理サーバ装置1gは情報管理装置の例に相当する。
図12は、保守・保全用端末1fの構成例を示している。
図12において、位置検出部12aは、図3における位置検出部3aと同じ機能を有する。
情報取得・更新部12bは、図3における情報取得部3bの機能に加えて角度検出部12hの情報を使用して保守・保全用S/W部品の絞り込みやソート、情報の更新を行う。
S/W部品記憶部12cは、図3におけるS/W部品記憶部3cと同じ機能を有する。
S/W部品実行部12dは、図3におけるS/W部品実行部3dと同じ機能を有する。
入力・選択部12eは、図3における入力・選択部3eの機能に加えて、保守・保全用S/W部品選択時に情報の更新有無が指定可能である。
表示・入力部12fは、図3における表示・入力部3fと同じ機能を有する。
通信部12gは、図3における通信部3gと同じ機能を有する。
角度検出部12hは、保守・保全用端末1fの現在の向きを、端末内蔵の角度情報取得装置を使用して検出する。
なお、本実施の形態の保守・保全用S/W部品や位置情報も、実施の形態1で説明したものと同様である。
また、本実施の形態で説明している角度情報とは、端末の向きの情報のことである。
角度情報はジャイロセンサーにより取得可能だが、これに限らず向きを示す情報であればその他のものを使用しても構わない。
ただし実現する方式により、後述する誤差範囲を調整する必要がある。
図13は、S/W部品管理サーバ装置1gの構成例を示す。
図13において、要求処理部13aは、図5における要求処理部5aの機能に加えて情報更新要求を処理する。
位置情報解析部13bは、図5における位置情報解析部5bと同じ機能を有する。
位置解析用情報記憶部13cは、図5における位置解析用情報記憶部5cと同じ機能を有する。
S/W部品・角度情報保持部13dは、図5におけるS/W部品保持部5dに加えて、保守・保全用S/W部品に関連付けて角度情報を保持可能である。
通信部13eは、図5における通信部5eと同じ機能を有する。
図14に、保守・保全作業者が保守・保全用端末1fを使用して保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合の保守・保全用端末1fでの処理フローを示す。
S14a〜S14eまでは図6におけるS6a〜S6eまでと同様である。
S14eで候補となる保守・保全用S/W部品が複数存在する場合には、角度検出部12hから操作時点での角度情報を取得し(S14f)、候補となる保守・保全用S/W部品の関連情報である角度情報に一致するものがあるかを判定する(S14g)。
このとき測定ごとに発生が想定される角度の誤差範囲は同一視する。
一致するものが存在する場合には、当該保守・保全用S/W部品をS/W部品記憶部12cに記憶する(S14h)。
一致するものが存在しない場合には、角度情報の差が少ない順に情報をソートした上で(S14i)、入力・選択部11eに一覧(ソート結果画面)を表示する(S14j)。 以降のS14k〜S14nは、図6におけるS6g〜S6jと同様である。
保守・保全作業者が保守・保全用端末1fを使用して保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合のS/W部品管理サーバ装置1gでの処理フローは、図7と同様である。
ただし保守・保全用S/W部品送信時に角度情報が存在する場合には双方を関連付けて送信する点が異なる。
図15に、保守・保全作業者が保守・保全用端末1fを使用した保守・保全作業開始時に保守・保全用S/W部品情報更新要求を行った場合のS/W部品管理サーバ装置1gでの処理フローを示す。
S/W部品管理サーバ装置1gでは保守・保全用端末1fからの保守・保全用S/W部品情報更新要求と対象保守・保全用S/W部品情報と位置情報と角度情報を通信部13eを介して受理し(S15a)、要求処理部13aに伝達する。
次に要求処理部13aは、S/W部品・角度情報保持部13dに対して、情報の更新要求を行う(S15b)。
また、立ち上げ作業におけるS/W部品登録用端末1cの動作は図9と同様であり、S/W部品管理サーバ装置1gの動作は図10と同様である。
ただし、図9のS9dにおいて、S/W部品登録用端末1cは位置情報とともに角度情報を取得し、S9eにおいて、位置情報と角度情報を関連情報としてS/W部品管理サーバ装置1gに送信する。
また、図10のS10dにおいて、S/W部品管理サーバ装置1gは位置情報とともに角度情報を保守・保全用S/W部品に関連付けて登録する。
以上のように、角度情報を検出可能な端末を保守・保全作業用端末として使用することで、工場のように複数の機器が隣に並んで設置されるケースであっても、作業者による対応付け誤りを防止しながら、保守・保全時の保守・保全用端末向けの事前準備なしに、保守・保全作業が可能となり、また確認ポイントを間違えることなく作業可能となる。
なお、本実施の形態において、実施の形態1で示した保守・保全用端末1bを使用することも可能である。
以上、本実施の形態では、
保守・保全作業時に機器に対して端末の向きを合わせることで、複数の機器が並んで設置されている場合でも機器の特定を容易にする仕組みを持ち、
また作業者の操作により保守・保全用S/W部品と端末の向きとの関係情報を更新可能な仕組みを持つ、
保守・保全用端末およびS/W部品登録用端末およびS/W部品管理サーバ装置およびネットワーク経由で保守・保全が可能となる機器を説明した。
実施の形態3.
実施の形態2は、位置情報と角度情報が検出可能な端末を使用した場合の構成について示した。
本実施の形態では、補完要素として、機器の設置高さも用いる例を説明する。
図16に、位置情報・角度情報に加えて高度情報(機器の設置高さを示す情報)も検出可能な端末を使用した場合の実施の形態を示す。
工場では複数の機器が隣に並んで設定されるケースだけでなく、上下に設置されるケースもある。
その場合には実施の形態2の手法では、どちらの機器かの特定が困難であり、候補となる保守・保全用S/W部品が複数存在する可能性がある。
そのため実際に保守・保全を行う機器との対応付けを誤る可能性があり、長期的にヒューマンエラーによる障害というリスクを抱えることになる。
図16に示すように、本実施の形態に係る機器の保守・保全システムは、実施の形態2での保守・保全用端末1f、S/W部品管理サーバ装置1gの代わりに、保守・保全用端末1h、S/W部品管理サーバ装置1iを有する。
本実施の形態においても、保守・保全用端末1hは通信装置の例に相当し、S/W部品管理サーバ装置1iは情報管理装置の例に相当する。
図17は、保守・保全用端末1hの構成例を示す。
図17において、位置検出部17aは、図12における位置検出部12aと同じ機能を有する。
情報取得・更新部17bは、図12における情報取得・更新部12bの機能に加えて高度検出部17iの情報を使用して保守・保全用S/W部品の絞り込みやソート、情報の更新を行う。
S/W部品記憶部17cは、図12におけるS/W部品記憶部12cと同じ機能を有する。
S/W部品実行部17dは、図12におけるS/W部品実行部12dと同じ機能を有する。
入力・選択部17eは、図12における入力・選択部12eと同じ機能を有する。
表示・入力部17fは、図12における表示・入力部12fと同じ機能を有する。
通信部17gは、図12における通信部12gと同じ機能を有する。
角度検出部17hは、図12における角度検出部12hと同じ機能を有する。
高度検出部16iは、保守・保全用端末の現在の高さを、端末内蔵の高度情報取得装置を使用して検出する。
なお、本実施の形態の保守・保全用S/W部品や位置情報も、実施の形態1で説明したものと同様である。
また、角度情報も、実施の形態2で説明したものと同様である。
また、本実施の形態で説明している高度情報とは、端末の高さの情報のことである。
機器1aの保守・保全の際に、保守・保全用端末1hを機器1aの高さと同じ高さにするため、保守・保全用端末1hの高さは、機器1aの設置高さに相当する。
高さの情報は赤外センサーやレーザーセンサーなどにより取得可能だが、これに限らず高さを示す情報であればその他のものを使用しても構わない。
また、作業者が端末を持つ高さを一定にすることも容易なため、作業者により高さを入力させ、その情報を使用しても構わない。
ただし、実現する方式により、後述する誤差範囲を調整する必要がある。
図18は、S/W部品管理サーバ装置1iの構成例を示す。
図18において、要求処理部18aは、図13における要求処理部13aと同じ機能を有する。
位置情報解析部18bは、図13における位置情報解析部13bと同じ機能を有する。
位置解析用情報記憶部18cは、図13における位置解析用情報記憶部13cと同じ機能を有する。
S/W部品・角度情報・高度情報保持部18dは、図13におけるS/W部品・角度情報保持部13dに加えて、保守・保全用S/W部品に関連付けて高度情報を保持可能である。
通信部18eは、図13における通信部13eと同じ機能を有する。
図19に、保守・保全作業者が保守・保全用端末1hを使用して保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合の保守・保全用端末1hでの処理フローを示す。
S19a〜S19eまでは図14におけるS14a〜S14eまでと同様である。
S19eで候補となる保守・保全用S/W部品が複数存在する場合には、角度検出部17hおよび高度検出部17iから操作時点での角度情報と高度情報を取得し(S19f)、候補となる保守・保全用S/W部品の関連情報である角度情報・高度情報に一致するものがあるかを判定する(S19g)。
このとき測定ごとに発生が想定される角度と高度の誤差範囲は同一視する。
一致するものが存在する場合には、当該保守・保全用S/W部品をS/W部品記憶部17cに記憶する(S19h)。
一致するものが存在しない場合には、角度情報・高度情報の差が少ない順に情報をソートした上で(S19i)、入力・選択部17eに一覧(ソート結果画面)を表示する(S19j)。
以降のS19k〜S19nは、図14におけるS14k〜S14nと同様である。
保守・保全作業者が保守・保全用端末1hを使用して保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合のS/W部品管理サーバ装置1iでの処理フローは、図7と同様である。
ただし保守・保全用S/W部品送信時に角度情報・高度情報が存在する場合には双方を保守・保全用S/W部品に関連付けて送信する点が異なる。
保守・保全作業者が保守・保全用端末1hを使用した保守・保全作業開始時に保守・保全用S/W部品情報更新要求を行った場合のS/W部品管理サーバ装置1iでの処理フローは、図15と同様である。
ただし、扱う情報が、保守・保全用S/W部品情報と角度情報に加えて、高度情報を扱う点が異なる。
また、立ち上げ作業におけるS/W部品登録用端末1cの動作は図9と同様であり、S/W部品管理サーバ装置1gの動作は図10と同様である。
ただし、図9のS9dにおいて、S/W部品登録用端末1cは位置情報とともに角度情報及び高度情報を取得し、S9eにおいて、位置情報と角度情報と高度情報を関連情報としてS/W部品管理サーバ装置1gに送信する。
また、図10のS10dにおいて、S/W部品管理サーバ装置1gは位置情報とともに角度情報及び高度情報を保守・保全用S/W部品に関連付けて登録する。
以上のように、高度情報を検出可能な端末を保守・保全作業用端末として使用することで、工場のように複数の機器が一箇所に設置されるケース(隣に並んで設置される、上下に設置される)であっても、作業者による対応付け誤りを防止しながら、保守・保全時の保守・保全用端末向けの事前準備なしに、保守・保全作業が可能となり、また確認ポイントを間違えることなく作業可能となる。
なお、本実施の形態において、実施の形態1で示した保守・保全用端末1bや実施の形態2で示した保守・保全用端末1fを使用することも可能である。
以上、本実施の形態では、
保守・保全作業時に機器に対して端末の高さも使用して対象を検索することで、複数の機器が上下に並んで設置されている場合でも機器の特定を容易にする仕組みを持ち、
また作業者の操作により保守・保全用S/W部品と端末の高さとの関係情報を更新可能な仕組みを持つ、
保守・保全用端末およびS/W部品登録用端末およびS/W部品管理サーバ装置およびネットワーク経由で保守・保全が可能となる機器を説明した。
実施の形態4.
実施の形態1は、位置情報が検出可能な端末を使用した場合の構成について示した。
本実施の形態では、補完要素として、機器を撮影した撮影画像(写真情報)を用いる例を説明する。
図20に、位置情報だけでなく、機器を写した写真情報も機器の特定に使用した場合の実施の形態を示す。
なお、本実施の形態では位置情報のみを使用した場合について示しているが、実施の形態2や3に示したような、位置情報・角度情報を使用した場合、位置情報・角度情報・高度情報を使用した場合に、写真情報を追加して使用するようにしてもよい。
なお、本実施の形態の保守・保全用S/W部品や位置情報も、実施の形態1で説明したものと同様である。
前述のように工場では機器が隣や上下に設定されるケースが存在するが、その機器が小さい場合が存在する。
実施の形態2や3では、作業者の端末の持ち方などによりある程度の誤差が生じるため、対象機器が小さい場合には機器を特定することが困難である。
図20に示すように、本実施の形態に係る機器の保守・保全システムは、実施の形態1での保守・保全用端末1b、S/W部品登録用端末1c、S/W部品管理サーバ装置1dの代わりに、保守・保全用端末1j、S/W部品登録用端末1k、S/W部品管理サーバ装置1lを有する。
本実施の形態においても、保守・保全用端末1jは通信装置の例に相当し、S/W部品管理サーバ装置1lは情報管理装置の例に相当する。
図21は、保守・保全用端末1jの構成例を示している。
図21において、位置検出部21aは、図3における位置検出部3aと同じ機能を有する。
情報取得部21bは、図3における情報取得部3bに加えて写真撮影部21gの情報を使用して保守・保全用S/W部品の特定を行う。
S/W部品記憶部21cは、図3におけるS/W部品記憶部3cと同じ機能を有する。
S/W部品実行部21dは、図3におけるS/W部品実行部3dと同じ機能を有する。
表示・入力部21eは、図3における表示・入力部3fと同じ機能を有する。
通信部21fは、図3における通信部3gと同じ機能を有する。
写真撮影部21gは、機器の写真を撮影して、写真情報に変換する。
図22は、S/W部品登録用端末1kの構成例を示す。
図22において、位置検出部22aは、図4における位置検出部4aと同じ機能を有する。
情報送出部22bは、図4における情報送出部4bに加えて、写真情報も送信する。
S/W部品記憶部22cは、図4におけるS/W部品記憶部4cと同じ機能を有する。
入力・表示部22dは、図4における入力・表示部4dと同じ機能を有する。
通信部22eは、図4における通信部4eと同じ機能を有する。
写真撮影部22fは、機器の写真を撮影して、写真情報に変換する。
図23は、S/W部品管理サーバ装置1lの構成例を示す。
図23において、要求処理部23aは、図5における要求処理部5aと同じ機能を有する。
位置情報解析部23bは、図5における位置情報解析部5bと同じ機能を有する。
位置解析用情報記憶部23cは、図5における位置解析用情報記憶部5cと同じ機能を有する。
S/W部品・写真情報保持部23dは、図5におけるS/W部品保持部5dの機能に加えて、保守・保全用S/W部品に関連付けて写真情報を保持可能である。
通信部23eは、図5における通信部5eと同じ機能を有する。
図24に、保守・保全作業者が保守・保全用端末1jを使用して保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合の保守・保全用端末1jでの処理フローを示す。
S24a〜S24eまでは図6におけるS6a〜S6eまでと同様である。
S24eで候補となる保守・保全用S/W部品が複数存在する場合には、写真撮影部21gから撮影した機器の写真情報を取得し(S24f)、候補となる保守・保全用S/W部品の関連情報である写真情報に一致するものがあるかを判定する(S24g)。
このときの一致判断は、写真情報の完全一致、もしくは、機器の画像として同一と判断可能であれば完全一致でなくても構わない。
一致するものが存在する場合には、当該保守・保全用S/W部品をS/W部品記憶部21cに記憶する(S24h)。
一致するものが存在しない場合には、該当機器がない旨作業者に通知して(S24i)終了する。
以降のS24j、S24kは、図6におけるS6i、S6jと同様である。
保守・保全作業者が保守・保全用端末1jを使用して保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合のS/W部品管理サーバ装置1lでの処理フローは、図7と同様である。
ただし、保守・保全用S/W部品送信時に写真情報を併せて送信する点が異なる。
図25に、システム開発者がS/W部品登録用端末1kを使用して立ち上げ作業(保守・保全用S/W部品登録要求)を行った場合のS/W部品登録用端末1kでの処理フローを示す。
S25a〜S25cまでは図9におけるS9a〜S9cまでと同様である。
次に、作業者に対して機器の撮影が必要なことを、入力・表示部22dにより通知する(S25d)。
作業者は表示内容に従い、撮影要求を行う。
S/W部品登録用端末1kでは入力・表示部22dにより撮影要求を受理し(S25e)、情報送出部22bに伝達される。
情報送出部22bでは写真撮影部22fから写真情報を(S25f)、位置検出部22aから位置情報を取得する(S25g)。
S25hは図9におけるS9eと同様である。
S25hでは、位置情報と写真情報が関連情報としてS/W部品管理サーバ装置1gに送信される。
システム開発者がS/W部品登録用端末1kを使用して立ち上げ作業(保守・保全用S/W部品登録要求)を行った場合のS/W部品管理サーバ装置1lでの処理フローは、図10と同様である。
ただし保守・保全用S/W部品受理時に写真情報も併せて受理し、S/W部品保持部に対して登録要求を行う点が異なる。
以上のように、写真撮影可能な端末を保守・保全作業用端末として使用することで、小さな機器が複数一箇所に設置されるケース(隣に並んで設置される、上下に設置される)であっても、作業者による対応付け誤りを防止しながら、保守・保全時の保守・保全用端末向けの事前準備なしに、保守・保全作業が可能となり、また確認ポイントを間違えることなく作業可能となる。
なお、本実施の形態において、実施の形態1で示した保守・保全用端末1bを使用することも可能である。
以上、本実施の形態では、
保守・保全用のS/W部品登録時に機器の写真情報を一緒に登録して、
保守・保全作業時にはさらに写真を撮影して保守・保全開始操作を行うことで、
複数の小さな機器が並んで設置されている場合でも機器の特定を容易にする仕組みを持つ、
保守・保全用端末およびS/W部品登録用端末およびS/W部品管理サーバ装置およびネットワーク経由で保守・保全が可能となる機器を説明した。
実施の形態5.
実施の形態1〜4は、機器ごとに用意された保守・保全用S/W部品内に機器と通信するための接続先情報が含まれた場合の構成について示した。
本実施の形態では、保守・保全用S/W部品に接続先情報が含まれていない例を説明する。
図20に、保守・保全用S/W部品に接続先情報を含まずに、別々に扱うようにした場合の実施の形態を示す。
なお、本実施の形態では位置情報のみを使用した場合について示しているが、実施の形態2、3、4に示したような、位置情報・角度情報を使用した場合、位置情報・角度情報・高度情報、位置情報・写真情報を使用した場合であってもよい。
工場で使用されるシステムはネットワークで機器同士を接続して使用していることが多いが、工場リレイアウトなどによりこのネットワーク上での機器の位置が変更になることも多い。
機器のネットワーク上での位置が変更になる場合には、当該機器と通信するための接続先情報も変更されている。
実施の形態1〜4のように保守・保全用S/W部品の中に接続先情報が含まれている場合は、接続先情報の変更の結果、保守・保全用S/W部品を作り直して再度登録し直す必要がある。
本実施の形態では、このような問題を回避するために、保守・保全用S/W部品と接続先情報とを分離している。
図26に示すように、本実施の形態に係る機器の保守・保全システムは、実施の形態1での保守・保全用端末1b、S/W部品登録用端末1c、S/W部品管理サーバ装置1dの代わりに、保守・保全用端末1m、S/W部品登録用端末1n、S/W部品管理サーバ装置1oを有する。
本実施の形態においても、保守・保全用端末1mは通信装置の例に相当し、S/W部品管理サーバ装置1oは情報管理装置の例に相当する。
図27は、保守・保全用端末1mの構成例を示す。
図27において、位置検出部27aは、図3における位置検出部3aと同じ機能を有する。
情報取得部27bは、図3における情報取得部3bの機能に加えて“接続先情報”も取得する。
S/W部品・接続先情報記憶部27cは、図3におけるS/W部品記憶部3cの機能に加えて“接続先情報”も記憶する。
S/W部品実行部27dは、図3におけるS/W部品実行部3dの機能に加えて、“接続先情報”を使用して機器1aと通信を行う。
入力・選択部27eは、図3における入力・選択部3eと同じ機能を有する。
表示・入力部27fは、図3における表示・入力部3fと同じ機能を有する。
通信部27gは、図3における通信部3gと同じ機能を有する。
なお、接続先情報は機器のネットワーク上での位置により決定される、ネットワークを介して機器に対して通信する際に必要な情報を含む。
図28は、S/W部品登録用端末1nの構成例を示す。
図28において、位置検出部28aは、図4における位置検出部4aと同じ機能を有する。
情報送出部28bは、図4における情報送出部4bの機能に加えて、“接続先情報”も送信する。
S/W部品記憶部28cは、図4におけるS/W部品記憶部4cと同じ機能を有する。
入力・表示部28dは、図4における入力・表示部4dと同じ機能を有する。
通信部28eは、図4における通信部4eと同じ機能を有する。
接続先情報取得部28fは、機器1aと何らかの接続手段で接続して、取得したパラメータを元に接続先情報を生成する。
なお、接続先情報取得部28fが使用する接続手段は、機器1aが提供しているものである。
ネットワーク1eを使用する場合もあるが、通常はネットワーク1eとは異なる手段が提供されている場合が多く、どの手段を使用しても構わない。
図29は、S/W部品管理サーバ装置1oの構成例を示す。
図29において、要求処理部29aは、図5における要求処理部5aと同じ機能を有する。
位置情報解析部29bは、図5における位置情報解析部5bと同じ機能を有する。
位置解析用情報記憶部29cは、図5における位置解析用情報記憶部5cと同じ機能を有する。
S/W部品・接続先情報保持部29dは、図5におけるS/W部品保持部5dの機能に加えて、保守・保全用S/W部品に関連付けて接続先情報を保持可能である。
通信部29eは、図5における通信部5eと同じ機能を有する。
保守・保全作業者が保守・保全用端末1mを使用して保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合の保守・保全用端末1mでの処理フローは、図6と同様である。
ただし、保守・保全用S/W部品実行時に接続先情報を読み込み、これらを組み合わせて機器と通信を行う点が異なる。
保守・保全作業者が保守・保全用端末1mを使用して保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合のS/W部品管理サーバ装置1oでの処理フローは、図7と同様である。
ただし、保守・保全用S/W部品送信時に接続先情報を併せて送信する点が異なる。
図30に、システム開発者がS/W部品登録用端末1nを使用して立ち上げ作業(保守・保全用S/W部品登録要求)を行った場合のS/W部品登録用端末1nでの処理フローを示す。
S30a〜S30cまでは図9におけるS9a〜S9cまでと同様である。
次に、作業者に対して機器と接続してのパラメータ読出が必要なことを、入力・表示部28dにより通知する(S30d)。
作業者は表示内容に従い、機器と接続可能な状態にした後、パラメータ読出要求を行う。
S/W部品登録用端末1nでは入力・表示部28dによりパラメータ読出要求を受理し(S30e)、情報送出部28bに伝達される。
情報送出部28bでは接続先情報取得部28fに接続先情報取得要求を行う。
接続先情報取得部28fでは要求に従い機器からパラメータを読み出し(S30f)、読み出したパラメータを元に、接続先情報を生成する(S30g)。
次に、情報送出部28bは、位置検出部28aから位置情報を取得する(S30h)。
S30iは図9におけるS9eと同様である。
システム開発者がS/W部品登録用端末1nを使用して立ち上げ作業(保守・保全用S/W部品登録要求)を行った場合のS/W部品管理サーバ装置1oでの処理フローは、図10と同様である。
ただし、保守・保全用S/W部品受理時に接続先情報も併せて受理し、S/W部品保持部に対して登録要求を行う点が異なる。
以上のように、立ち上げ作業時に機器から接続先情報を取得し、接続先情報と保守・保全用S/W部品とを分離して扱えるようにすることで、機器のネットワーク上での位置が変わった場合でも、再度立ち上げ作業を行うだけで良く、保守・保全用S/W部品を作り直す必要をなくすことが可能となる。
以上、本実施の形態では、
保守・保全用S/W部品登録時に機器から取得した情報を元に生成した接続先情報を一緒に登録して、
保守・保全作業時にはさらに取得した接続先情報を元に機器との通信を行うことで、
機器のネットワーク上での位置が変更になった場合でも保守・保全用S/W部品の変更が不要となる仕組みを持つ、
保守・保全用端末およびS/W部品登録用端末およびS/W部品管理サーバ装置およびネットワーク経由で保守・保全が可能となる機器を説明した。
実施の形態6.
実施の形態1〜5は、機器ごとに保守・保全用S/W部品を用意してそれを実行することで保守・保全作業を行う場合の構成について示した。
本実施の形態では、汎用的な保守・保全用S/Wを用いる例を説明する。
図31に、機器内に保守・保全に関する作業内容の情報を格納しておき、その情報を元に汎用的な保守・保全用S/Wで対象機器に特化した画面・処理内容を実現する場合の実施の形態を示す。
図31に示すように、本実施の形態に係る機器の保守・保全システムは、実施の形態5での機器1a、保守・保全用端末1m、S/W部品登録用端末1n、S/W部品管理サーバ装置1oの代わりに、機器1p、保守・保全用端末1q、S/W部品登録用端末1r、接続先情報管理サーバ装置1sを有する。
本実施の形態では、保守・保全用端末1qが通信装置の例に相当し、接続先情報管理サーバ装置1sが情報管理装置の例に相当する。
図32は、機器1pの構成例を示す。
通信部32aは、図2における2aと同じ機能を有する。
パラメータ読出部32bは、図2におけるパラメータ読出部2bと同じ機能を有する。
パラメータ保持部32cは、図2におけるパラメータ保持部2cと同じ機能を有する。
保守・保全項目情報読出部32dは、保守・保全項目情報を通信部32aを介して外部に提供する。
保守・保全項目情報保持部32eは、保守・保全項目情報を保持する。
なお、保守・保全項目情報は、当該機器の保守・保全作業に関わる画面生成や処理実行に使用する情報を意味している。
保守・保全項目情報には、保守・保全項目及び保守・保全の作業内容が示される。
図33は、保守・保全用端末1qの構成例を示す。
図33において、位置検出部33aは、図27における位置検出部27aと同じ機能を有する。
情報取得部33bは、位置検出部33aから取得した位置情報を元に通信部33gにより接続先情報管理サーバ装置1sから対応する“接続先情報”の取得と、接続先情報を使用して機器1pから保守・保全項目情報を取得する。
解釈部33cは、情報取得部33bが取得した保守・保全項目情報を解釈する。
実行部33dは、保守・保全項目情報を元に保守・保全用の処理実行を行う。
入力・選択部33eは、情報取得部33bを介して接続先情報取得要求を行う。
表示・入力部33fは、保守・保全項目情報を元に、保守・保全項目及び保守・保全の作業内容を表示する保守・保全用の画面生成を行う。
通信部33gは、情報取得部33bや実行部33dからの要求に基づき、ネットワーク1eを介して、機器1pや接続先情報管理サーバ装置1sなどと通信を行う。
図34は、接続先情報登録用端末1rの構成例を示す。
図34において、位置検出部34aは、図28における位置検出部28aと同じ機能を有する。
情報送出部34bは、位置検出部34aから取得した位置情報と接続先情報取得部34eから取得した接続先情報を、通信部34dにより接続先情報管理サーバ装置1sに対して送信する。
入力・表示部34cは、ユーザ要求を元に情報送出部34bを介して接続先情報登録要求を行う。
通信部34dは、図28における通信部28eと同じ機能を有する。
接続先情報取得部34eは、図28における接続先情報取得部28fと同じ機能を有する。
図35は、接続先情報管理サーバ装置1sの構成例を示す。
図35において、要求処理部35aは、図29における要求処理部29aと同じ機能を有する。
位置情報解析部35bは、図29における位置情報解析部29bと同じ機能を有する。
位置解析用情報記憶部35cは、図29における位置解析用情報記憶部29cと同じ機能を有する。
接続先情報保持部35dは、図29におけるS/W部品・接続先情報保持部29dから、保守・保全用S/W部品を保持する機能を取り除いた構成である。
通信部35eは、図29における通信部29eと同じ機能を有する。
図36に、保守・保全作業者が保守・保全用端末1qを使用して保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合の保守・保全用端末1qでの処理フローを示す。
S36a、S36bは図6におけるS6a、S6bと同様である。
次に、接続先情報取得要求を通信部33gを介して接続先情報管理サーバ装置1sに送信する。
このとき、S36bで取得した位置情報を、接続先情報取得要求の関連情報として併せて、接続先情報管理サーバ装置1sに送信する(S36c)。
現在位置の測定をWi−Fiの電波情報・電波強度で実現するケースなど、取得可能な位置情報が複数存在する場合には、すべての位置情報を接続先情報管理サーバ装置1sに対して送信する。
次に、情報取得部33bは接続先情報管理サーバ装置1sからの応答により、通信部33gを介して接続先情報を受信する(S36d)。
このとき候補となる接続先情報が複数存在する場合には、入力・選択部33eに一覧を表示する(S36f)。
作業者は表示されたものの中から対応する接続先情報を選択する。
入力・選択部33eはこの要求を受理し(S36g)、情報取得部33bでは選択された接続先情報を元に通信部33gを介して機器1pと通信を行い保守・保全項目情報を取得する(S36h)。
次に、取得した保守・保全項目情報は解釈部33cによって解析され(S36i)、実行部33dを介して表示・入力部33fにより保守・保全項目画面として画面表示される(S36j)。
作業者が画面操作により機器1pと通信を行う際には、表示・入力部33fが操作を受理し(S36k)、実行部33dがその処理要求に関する実行情報を解釈部33cを介して取得し(S36l)、その実行情報に従い実行部33dが通信部33gを介して通信する(S36m)ことで実現する。
これにより保守・保全作業者は当該機器に対する保守・保全作業が可能となる。
保守・保全作業者が保守・保全用端末1qを使用して保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合の接続先情報管理サーバ装置1sでの処理フローは、図7と同様である。
ただし、保守・保全用S/W部品の代わりに接続先情報を送信する点が異なる。
システム開発者が接続先情報登録用端末1rを使用して立ち上げ作業(保守・保全用S/W部品登録要求)を行った場合の接続先情報登録用端末1rでの処理フローは、図30と同様である。
ただし、保守・保全用S/W部品を扱わない(送信しない)点、および、処理S30b、S30cがなくなる点が異なる。
システム開発者が接続先情報登録用端末1rを使用して立ち上げ作業(保守・保全用S/W部品登録要求)を行った場合の接続先情報管理サーバ装置1sでの処理フローは、図10と同様である。
ただし、保守・保全用S/W部品の代わりに接続先情報を受理し、接続先情報保持部35dに対して登録要求を行う点が異なる。
以上のように、機器から保守・保全項目に関する情報を取得し、その情報を元に保守・保全用画面生成や処理の実行を可能にすることで、機器ごとに保守・保全用S/W部品を作成する必要をなくすことが可能となる。
以上、本実施の形態では、
特定の機器に対する接続先情報を機器から取得した情報を元に生成し、位置情報と一緒に登録することで、
保守・保全作業時には機器の近くで保守・保全開始操作を行うだけで、
対象となる機器の接続先情報が特定でき、かつ、その接続先情報を使用して機器に接続することで、保守・保全用画面を生成するための情報を機器から取得でき、
その情報から保守・保全用画面を生成可能な仕組みを持った、
保守・保全用端末およびS/W部品登録用端末およびS/W部品管理サーバ装置および機器を説明した。
実施の形態7.
前述のように、工場で使用されるシステムはネットワークで機器同士を接続して使用していることが多いが、工場リレイアウトなどによりこのネットワーク上での機器の位置が変更になることも多い。
このとき実施の形態1〜6に示した方法では、正しくシステム開発者が情報を更新したかどうかを、保守・保全作業者が判断することが困難である。
図37に保守・保全作業時の実際の通信対象が、保守・保全作業者が認識しているものと一致しているかを確認可能とした場合の実施の形態を示す。
なお、本実施の形態の保守・保全用S/W部品や位置情報も、実施の形態1で説明したものと同様である。
図37に示すように、本実施の形態に係る機器の保守・保全システムは、実施の形態5での機器1a、保守・保全用端末1m、S/W部品登録用端末1n、S/W部品管理サーバ装置1oの代わりに、機器1t、保守・保全用端末1u、S/W部品登録用端末1v、S/W部品管理サーバ装置1wを有する。
本実施の形態においても、保守・保全用端末1uは通信装置の例に相当し、S/W部品管理サーバ装置1wは情報管理装置の例に相当する。
図38は、機器1tの構成例を示す。
図38において、通信部38aは、図2における通信部2aと同じ機能を有する。
パラメータ・機器識別情報読出部38bは、図2におけるパラメータ読出部2bの機能に加えて、機器識別情報提供部38dを使用して“機器識別情報”も取得可能である。
パラメータ保持部38cは、図2におけるパラメータ保持部2cと同じ機能を有する。
機器識別情報提供部38dは、機器識別情報を他の構成要素に提供する。
なお、機器識別情報とは、機器を個体ごとに識別可能な情報を意味している。
図39は、保守・保全用端末1uの構成例を示す。
図39において、位置検出部39aは、図27における位置検出部27aと同じ機能を有する。
情報取得部39bは、図27における情報取得部27bに加えて“機器識別情報”も取得する。
S/W部品・接続先情報記憶部39cは、図27におけるS/W部品・接続先情報記憶部27cと同じ機能を有する。
S/W部品実行部39dは、図27におけるS/W部品実行部27dと同じ機能を有する。
入力・選択部39eは、図27における入力・選択部27eと同じ機能を有する。
表示・入力部39fは、図27における表示・入力部27fと同じ機能を有する。
通信部39gは、図27における通信部27gと同じ機能を有する。
図40は、S/W部品登録用端末1vの構成例を示す。
図40において、位置検出部40aは、図28における位置検出部28aと同じ機能を有する。
情報送出部40bは、図28における情報送出部28bの機能に加えて、“機器識別情報”も送信する。
S/W部品記憶部40cは、図28におけるS/W部品記憶部28cと同じ機能を有する。
入力・表示部40dは、図28における入力・表示部28dと同じ機能を有する。
通信部40eは、図28における通信部28eと同じ機能を有する。
接続先情報取得部40fは、図28における接続先情報取得部28fの機能に加えて、“機器識別情報”も取得する。
図41は、S/W部品管理サーバ装置1wの構成例を示す。
図41において、要求処理部41aは、図29における要求処理部29aと同じ機能を有する。
位置情報解析部41bは、図29における位置情報解析部29bと同じ機能を有する。
位置解析用情報記憶部41cは、図29における位置解析用情報記憶部29cと同じ機能を有する。
S/W部品・関連情報保持部41dは、図29におけるS/W部品・関連情報保持部29dの機能に加えて、保守・保全用S/W部品に関連付けて機器識別情報を保持可能である。
通信部41eは、図29における通信部29eと同じ機能を有する。
図42に、保守・保全作業者が保守・保全用端末1uを使用して保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合の保守・保全用端末1uでの処理フローを示す。
S42a〜S42iまでは図6におけるS6a〜S6cまでと同様である。
ただし、保守・保全用S/W部品受信時には、接続先情報、および、機器識別情報を併せて受信している点が異なる。
次に、選択された保守・保全用S/W部品に関連付けられた接続先情報を使用して機器1tと通信部39gを介して通信し、機器1tの機器識別情報提供部38dから通信部38aを介して、機器識別情報を取得する(S42j)。
取得した情報は、保守・保全用S/W部品に関連付けられた機器識別情報と照合し(S42k)、照合の結果、両者が一致しない場合には保守・保全用S/W部品は実行せず処理を終了する。
両者が一致した場合にはS6jと同様に処理を行う(S42l)。
なお、保守・保全用S/W部品に関連付けられた機器識別情報は照合情報の例に相当し、機器1tから取得した機器識別情報は被照合情報の例に相当する。
保守・保全作業者が保守・保全用端末1uを使用して保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合のS/W部品管理サーバ装置1wでの処理フローは、図7と同様である。
ただし、保守・保全用S/W部品送信時に機器識別情報を併せて送信する点が異なる。
システム開発者がS/W部品登録用端末1vを使用して立ち上げ作業(保守・保全用S/W部品登録要求)を行った場合のS/W部品登録用端末1vでの処理フローは、図30と同様である。
ただし、接続先情報取得時に、機器識別情報を併せて取得し、双方の情報ともS/W部品管理サーバ装置1wに送信する点が異なる。
システム開発者がS/W部品登録用端末1vを使用して立ち上げ作業(保守・保全用S/W部品登録要求)を行った場合のS/W部品管理サーバ装置1wでの処理フローは、図10と同様である。
ただし、保守・保全用S/W部品受理時に接続先情報も併せて受理し、S/W部品保持部に対して登録要求を行う点が異なる。
以上のように、保守・保全作業開始時に機器から取得した機器識別情報が、保守・保全用S/W部品に関連付けられている機器識別情報と一致しているかを照合することで、保守・保全作業時に対象機器の保守・保全作業を行っていることを保証することができる。
なお、本実施の形態は、保守・保全用S/W部品と接続先情報を扱って保守・保全作業を行う場合について示しているが、実施の形態6に示すような保守・保全用S/W部品を使用しない場合に使用しても良い。
以上、本実施の形態では、
保守・保全用S/W部品登録時に機器から取得した機器識別情報を一緒に登録して、
保守・保全作業時にはネットワーク経由で機器から取得した機器識別情報を元に照合することで、
保守・保全作業が確実にその機器に対するものかの保証を可能とする仕組みを持つ、
保守・保全用端末およびS/W部品登録用端末およびS/W部品管理サーバ装置および機器を説明した。
実施の形態8.
図43に、遠隔から保守・保全作業を行う場合の実施の形態を示す。
機器によっては遠隔で保守・保全作業が行われるケースも存在する。
その場合、システム構築時に、システム構成の図面データ(機器の設置位置を表す画面)に合わせて保守・保全用の画面を呼び出せるように、システム開発者がこれらの対応付け作業を行う。
そのためシステム更新時にレイアウト変更などが発生すると、これらの対応付け作業をやり直す必要がある。
図43に示すように、本実施の形態に係る機器の保守・保全システムは、実施の形態1での保守・保全用端末1b、S/W部品管理サーバ装置1dの代わりに、遠隔保守・保全用端末1x、S/W部品管理サーバ装置1yを有する。
本実施の形態では、遠隔保守・保全用端末1xが通信装置の例に相当し、S/W部品管理サーバ装置1yが情報管理装置の例に相当する。
本実施の形態では、S/W部品管理サーバ装置1yは、所定のエリアに設置されている複数の機器について、機器ごとに、保守・保全用S/W部品を、エリア内の基準位置からの相対位置と関連付けて管理している。
遠隔保守・保全用端末1xは、各機器の基準位置からの相対位置の情報をS/W部品管理サーバ装置1yから受信する。
遠隔保守・保全用端末1xは、各機器の基準位置からの相対位置に基づき、エリア内での各機器の設置位置を計算する。
そして、遠隔保守・保全用端末1xは、エリア内での各機器の設置位置が表示されるとともに、S/W部品管理サーバ装置1yからの保守・保全用S/W部品の受信及び受信した保守・保全用S/W部品を用いた機器との通信を開始させるためのアイコンが各機器の設置位置の表示に重畳して表示される機器位置表示画面を生成し、生成した機器位置表示画面を出力(表示)する。
なお、本実施の形態の保守・保全用S/W部品は、実施の形態1で説明したものと同様である。
図44は、遠隔保守・保全用端末1xの構成例を示す。
図44において、図面表示・機器選択部44aは、システムの図面(機器位置表示画面)上に複数の機器を各機器の設置位置に対応させて表示し、機器の保守・保全画面を呼び出し可能である。
情報取得部44bは、図面で選択された機器にひも付けられた位置情報を元に通信部44cによりS/W部品管理サーバ装置1yから対応する“保守・保全用S/W部品”を取得する。
通信部44cは、情報取得部44bやS/W部品実行部44eからの要求に基づき、ネットワーク1eを介して、機器1aやS/W部品管理サーバ装置1yなどと通信を行う。
S/W部品記憶部44dは、情報取得部44bが取得した保守・保全用S/W部品を実行用に記憶する。
S/W部品実行部44eは、S/W部品記憶部44dに記憶されている保守・保全用S/W部品を実行し、表示・入力部44fの操作に応じて通信部44cにより機器1aと通信を行う。
表示・入力部44fは、S/W部品実行部44eで実行されているS/Wの操作を行う。
図45は、S/W部品管理サーバ装置1yの構成例を示す。
図45において、要求処理部45aは、図5における要求処理部5aの機能に加えて、S/W部品保持部5dが持つ全情報を処理可能である。
位置情報解析部45bは、図5における位置情報解析部5bと同じ機能を有する。
位置解析用情報記憶部45cは、図5における位置解析用情報記憶部5cと同じ機能を有する。
S/W部品保持部45dは、図5におけるS/W部品保持部5dと同じ機能を有する。
通信部45eは、図5における通信部5eと同じ機能を有する。
図46に、保守・保全作業者が遠隔保守・保全用端末1xを使用して保守・保全対象となる機器の一覧を図面上に表示させる場合の遠隔保守・保全用端末1xでの処理フローを示す。
作業者は遠隔保守・保全用端末1xに対して、図面表示要求を行う。
遠隔保守・保全用端末1xでは図面表示・機器選択部44aによりこの要求を受理し(S46a)、情報取得部44bに伝達される。
情報取得部44bでは通信部44cを介して、全ての保守・保全用S/W部品について基準位置からの相対位置の情報を要求する全保守・保全用S/W部品取得要求をS/W部品管理サーバ装置1yに送信する(S46b)。
保守・保全用S/W部品と機器とは1対1で対応しているため、情報取得部44bは、全保守・保全用S/W部品取得要求において、各機器の設置位置の基準位置からの相対位置の情報を要求していることになる。
次に、情報取得部44bはS/W部品管理サーバ装置1yからの応答により、通信部44cを介して各保守・保全用S/W部品の相対位置の情報を受信し(S46c)、図面表示・機器選択部44aにデータを受け渡す(S46d)。
図面表示・機器選択部44aでは、基準位置の情報を保持しているため、保持している基準位置とS/W部品管理サーバ装置1yから取得した各保守・保全用S/W部品の相対位置とを用いて、保守・保全用S/W部品が対応する図面上での位置を計算する(S46e)。
つまり、図面表示・機器選択部44aは、所定エリア内での各機器の設置位置を計算する。
最後に、図面表示・機器選択部44aは、図面情報表示と保守・保全用S/W部品呼び出し用のアイコン表示を行う(S46f)。
つまり、図面表示・機器選択部44aは、エリア内での各機器の設置位置が表示されるとともに、保守・保全用S/W部品呼び出し用のアイコンが各機器の設置位置の表示に重畳して表示される機器位置表示画面を生成し、出力する。
保守・保全用S/W部品呼び出し用のアイコンは、S/W部品管理サーバ装置1yからの保守・保全用S/W部品の受信及び受信した保守・保全用S/W部品を用いた機器との通信を開始させるためのアイコンである。
なお、保守・保全用S/W部品呼び出し用のアイコンの表示位置は、S46eで算出した位置情報を元に決定する。
作業者がアイコンを操作した場合には、アイコン表示にひもづけられた位置情報を元に、保守・保全作業の開始が行われる。
つまり、アイコンに対応付けられた相対位置の情報が遠隔保守・保全用端末1xからS/W部品管理サーバ装置1yに送信され、S/W部品管理サーバ装置1yから該当の保守・保全用S/W部品が遠隔保守・保全用端末1xに送信される。
これにより保守・保全作業者は、表示されたアイコンを操作することで、当該機器に対する保守・保全作業が可能となる。
図47に、保守・保全作業者が遠隔保守・保全用端末1xを使用して保守・保全対象となる機器の一覧を図面上に表示させる場合のS/W部品管理サーバ装置1yでの処理フローを示す。
S/W部品管理サーバ装置1yでは遠隔保守・保全用端末1xからの全保守・保全用S/W部品取得要求を通信部45eを介して受理し(S47a)、要求処理部45aに伝達する。
次に、要求処理部45aはS/W部品保持部45dに対して、S/W部品保持部45dが保持しているすべての保守・保全用S/W部品の位置情報取得要求を行う(S47b)。
最後に、要求処理部45aは通信部45eを介して、取得したすべての保守・保全用S/W部品の位置情報の送信処理を行う(S47c)。
保守・保全作業者が遠隔保守・保全用端末1xを使用して機器を選択後に保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合の遠隔保守・保全用端末1xでの処理フローは、図6と同様である。
ただし、位置情報の取得は、図面表示・機器選択部44aで選択された機器にひもづけられた位置情報を取得する点が異なる。
保守・保全作業者が遠隔保守・保全用端末1xを使用して機器を選択後に保守・保全作業の開始(保守・保全用S/W部品取得要求)を行った場合のS/W部品管理サーバ装置1yでの処理フローは、図7と同様である。
システム開発者がS/W部品登録用端末1cを使用して立ち上げ作業(保守・保全用S/W部品登録要求)を行った場合のS/W部品管理サーバ装置1yでの処理フローは、図10と同様である。
以上のように、遠隔保守・保全用端末で、S/W部品管理サーバに格納されている情報を元に工場やプラントの図面表示画面上に機器を自動的に表示させ、その画面操作により機器の保守・保全作業を可能とすることで、遠隔で保守・保全作業が実現される。
加えてシステム変更時にレイアウト変更が発生した場合でも、保守・保全用S/W部品登録作業を行うだけで、遠隔保守・保全用端末は一切変更せずに変更後のシステムに対する保守・保全作業が可能となる。
以上、本実施の形態では、
登録されている保守・保全用S/W部品の一覧を取得して、その情報を元に図面情報とあわせて作業者向けの画面として表示する仕組みを持った、
遠隔保守・保全用端末およびS/W部品登録用端末およびS/W部品管理サーバおよびネットワーク経由で保守・保全が可能となる機器を説明した。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、2つ以上を組み合わせて実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、1つを部分的に実施しても構わない。
あるいは、これらの実施の形態のうち、2つ以上を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
最後に、実施の形態1〜8に示したサーバ装置及び端末のハードウェア構成例を図48を参照して説明する。
サーバ装置及び端末はコンピュータであり、サーバ装置及び端末の各要素をプログラムで実現することができる。
サーバ装置及び端末のハードウェア構成としては、バスに、演算装置901、外部記憶装置902、主記憶装置903、通信装置904、入出力装置905が接続されている。
演算装置901は、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)である。
外部記憶装置902は、例えばROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ、ハードディスク装置である。
主記憶装置903は、RAM(Random Access Memory)である。
通信装置904は、通信部の物理層に対応する。
入出力装置905は、例えばマウス、キーボード、ディスプレイ装置等である。
プログラムは、通常は外部記憶装置902に記憶されており、主記憶装置903にロードされた状態で、順次演算装置901に読み込まれ、実行される。
プログラムは、図1に示す「〜部」(「〜記憶部」を除く、以下も同様)として説明している機能を実現するプログラムである。
更に、外部記憶装置902にはオペレーティングシステム(OS)も記憶されており、OSの少なくとも一部が主記憶装置903にロードされ、演算装置901はOSを実行しながら、図1に示す「〜部」の機能を実現するプログラムを実行する。
また、実施の形態1〜8の説明において、「〜の判断」、「〜の判定」、「〜の取得」、「〜の抽出」、「〜の検知」、「〜の設定」、「〜の登録」、「〜の選択」、「〜の生成」、「〜の受信」、「〜の送信」、「〜の入力」、「〜の出力」等として説明している処理の結果を示す情報やデータや信号値や変数値が主記憶装置903にファイルとして記憶されている。
なお、図48の構成は、あくまでもサーバ装置及び端末のハードウェア構成の一例を示すものであり、サーバ装置及び端末のハードウェア構成は図48に記載の構成に限らず、他の構成であってもよい。
また、実施の形態1〜8に示す手順により、本発明に係る情報処理方法を実現可能である。
1a 機器、1b 保守・保全用端末、1c S/W部品登録用端末、1d S/W部品管理サーバ装置、1e ネットワーク、1f 保守・保全用端末、1g S/W部品管理サーバ装置、1h 保守・保全用端末、1i S/W部品管理サーバ装置、1j 保守・保全用端末、1k S/W部品登録用端末、1l S/W部品管理サーバ装置、1m 保守・保全用端末、1n S/W部品登録用端末、1o S/W部品管理サーバ装置、1q 保守・保全用端末、1r 接続先情報登録用端末、1s 接続先情報管理サーバ装置、1t 機器、1u 保守・保全用端末、1v S/W部品登録用端末、1w S/W部品管理サーバ装置、1x 遠隔保守・保全用端末、1y S/W部品管理サーバ装置。

Claims (12)

  1. 複数の機器について、機器ごとに、機器と通信を行うための通信用情報を、機器の所在位置と関連付けて管理する情報管理装置と、
    前記複数の機器のいずれかと通信を行う通信装置とを有する情報処理システムであって、
    前記通信装置は、
    通信対象の機器である通信対象機器の所在位置で位置を計測し、計測した位置が示される位置情報を前記情報管理装置に送信し、前記情報管理装置から前記通信対象機器と通信を行うための通信用情報を受信し、受信した通信用情報を用いて前記通信対象機器と通信を行い、
    前記情報管理装置は、
    前記通信装置から送信された位置情報を受信し、受信した位置情報に示される位置と関連付けられている通信用情報を取得し、取得した通信用情報を前記通信装置に送信することを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記情報管理装置は、
    機器ごとに、機器と通信を行うための通信用情報を、機器の所在位置と、機器を特定するための要素であって位置以外の要素である補完要素と関連付けて管理し、
    前記通信装置から送信された位置情報を受信し、受信した位置情報に示される位置と関連付けられている通信用情報と補完要素とを取得し、取得した通信用情報と、取得した補完要素が示される補完要素情報とを関連付けて前記通信装置に送信し、
    前記通信装置は、
    前記通信装置から通信用情報と補完要素情報との組を複数受信した場合に、前記通信対象機器についての補完要素を取得し、取得した補完要素が示されている補完要素情報と関連付けられている通信用情報を選択し、選択した通信用情報を用いて前記通信対象機器と通信を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記通信装置は、
    前記通信装置から通信用情報と補完要素情報との組を複数受信した場合に、前記通信対象機器についての補完要素を取得し、取得した補完要素が示されている補完要素情報が存在しない場合に、取得した補完要素と補完要素情報の補完要素との差が少ない順に複数の通信用情報をソートし、ソート結果を表示するソート結果画面を生成し、ソート結果画面を出力することを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記情報管理装置は、
    機器と対向するときの前記通信装置の向きを補完要素とし、
    機器ごとに、機器と通信を行うための通信用情報を、機器の所在位置と、機器と対向するときの前記通信装置の向きと関連付けて管理し、
    前記通信装置から送信された位置情報を受信し、受信した位置情報に示される位置と関連付けられている通信用情報と向きの情報とを取得し、取得した通信用情報と、取得した向きの情報が含まれる補完要素情報とを関連付けて前記通信装置に送信し、
    前記通信装置は、
    前記通信装置から通信用情報と補完要素情報との組を複数受信した場合に、前記通信対象機器と対向したときの前記通信装置の向きを取得することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理システム。
  5. 前記情報管理装置は、
    機器の設置高さを補完要素とし、
    機器ごとに、機器と通信を行うための通信用情報を、機器の所在位置と、機器の設置高さと関連付けて管理し、
    前記通信装置から送信された位置情報を受信し、受信した位置情報に示される位置と関連付けられている通信用情報と設置高さの情報とを取得し、取得した通信用情報と、取得した設置高さの情報が含まれる補完要素情報とを関連付けて前記通信装置に送信し、
    前記通信装置は、
    前記通信装置から通信用情報と補完要素情報との組を複数受信した場合に、前記通信対象機器の設置高さを取得することを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の情報処理システム。
  6. 前記情報管理装置は、
    機器を撮影した撮影画像を補完要素とし、
    機器ごとに、機器と通信を行うための通信用情報を、機器の所在位置と、機器の撮影画像と関連付けて管理し、
    前記通信装置から送信された位置情報を受信し、受信した位置情報に示される位置と関連付けられている通信用情報と撮影画像とを取得し、取得した通信用情報と、取得した撮影画像が含まれる補完要素情報とを関連付けて前記通信装置に送信し、
    前記通信装置は、
    前記通信装置から通信用情報と補完要素情報との組を複数受信した場合に、前記通信対象機器を撮影することを特徴とする請求項2、4及び5のいずれかに記載の情報処理システム。
  7. 前記情報管理装置は、
    機器ごとに、機器と通信を行うための通信用情報が含まれる、機器の保守・保全のための保守・保全処理が行われる保守・保全用ソフトウェアを、機器の所在位置と関連付けて管理し、
    前記通信装置は、
    前記通信対象機器の所在位置で位置を計測し、計測した位置が示される位置情報を前記情報管理装置に送信し、前記情報管理装置から前記通信対象機器の保守・保全用ソフトウェアを受信し、受信した保守・保全用ソフトウェアを実行し、前記保守・保全用ソフトウェアに含まれる通信用情報を用いて前記通信対象機器との通信を行って前記通信対象機器に対する保守・保全処理を行い、
    前記情報管理装置は、
    前記通信装置から送信された位置情報を受信し、受信した位置情報に示される位置と関連付けられている保守・保全用ソフトウェアを取得し、取得した保守・保全用ソフトウェアを前記通信装置に送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の情報処理システム。
  8. 前記情報管理装置は、
    機器ごとに、機器と通信を行うための通信用情報と、機器の保守・保全のための保守・保全処理が行われる保守・保全用ソフトウェアとを、機器の所在位置と関連付けて管理し、
    前記通信装置は、
    前記通信対象機器の所在位置で位置を計測し、計測した位置が示される位置情報を前記情報管理装置に送信し、前記情報管理装置から前記通信対象機器の通信用情報と保守・保全用ソフトウェアとを受信し、受信した通信用情報を用いて前記通信対象機器との通信を行い、受信した保守・保全用ソフトウェアを実行して前記通信対象機器に対する保守・保全処理を行い、
    前記情報管理装置は、
    前記通信装置から送信された位置情報を受信し、受信した位置情報に示される位置と関連付けられている通信用情報と保守・保全用ソフトウェアとを取得し、取得した通信用情報と保守・保全用ソフトウェアとを前記通信装置に送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の情報処理システム。
  9. 前記通信装置は、
    前記通信対象機器と通信を行い、前記通信対象機器での保守・保全項目及び保守・保全の作業内容が示される保守・保全項目情報を前記通信対象機器から受信し、
    受信した保守・保全項目情報に基づき、前記通信対象機器での保守・保全項目及び保守・保全の作業内容が表示される保守・保全項目画面を生成し、
    生成した保守・保全項目画面を出力することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の情報処理システム。
  10. 前記情報管理装置は、
    機器ごとに、通信用情報と、機器の照合に用いられる照合情報とを、機器の所在位置と関連付けて管理し、
    前記通信装置は、
    前記情報管理装置から前記通信対象機器と通信を行うための通信用情報を受信するとともに、前記通信対象機器の照合に用いられる照合情報を受信し、
    受信した通信用情報を用いて前記通信対象機器と通信を行い、前記通信対象機器から、前記通信対象機器の照合に用いられる被照合情報を受信し、前記照合情報と前記被照合情報とを照合することを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の情報処理システム。
  11. 前記情報管理装置は、
    所定のエリアに設置されている複数の機器について、機器ごとに、機器と通信を行うための通信用情報を、前記エリア内の基準位置からの相対位置と関連付けて管理し、
    前記通信装置は、
    各機器の前記基準位置からの相対位置の情報を前記情報管理装置から受信し、
    各機器の前記基準位置からの相対位置に基づき、前記エリア内での各機器の設置位置を計算し、
    前記エリア内での各機器の設置位置が表示されるとともに、前記情報管理装置からの通信用情報の受信及び受信した通信用情報を用いた機器との通信を開始させるためのアイコンが各機器の設置位置の表示に重畳して表示される機器位置表示画面を生成し、
    生成した機器位置表示画面を出力することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の情報処理システム。
  12. 複数の機器について、機器ごとに、機器と通信を行うための通信用情報を、機器の所在位置と関連付けて管理する情報管理装置と、
    前記複数の機器のいずれかと通信を行う通信装置とが用いられる情報処理方法であって、
    前記通信装置が、
    通信対象の機器である通信対象機器の所在位置で位置を計測し、計測した位置が示される位置情報を前記情報管理装置に送信し、前記情報管理装置から前記通信対象機器と通信を行うための通信用情報を受信し、受信した通信用情報を用いて前記通信対象機器と通信を行い、
    前記情報管理装置が、
    前記通信装置から送信された位置情報を受信し、受信した位置情報に示される位置と関連付けられている通信用情報を取得し、取得した通信用情報を前記通信装置に送信することを特徴とする情報処理方法。
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