JP2014533735A - 外寄生生物を防除するためのアリール誘導体の使用 - Google Patents

外寄生生物を防除するためのアリール誘導体の使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、温血動物上の外寄生生物を防除するための医薬の製造のための、遊離型または塩の形態の式(I)の化合物の使用に関し、式中、可変部分は、明細書に定義されるとおりであり、前記医薬は、動物への動物用フードの給餌の30分前から3時間後までに0.1から100mg/kgの用量で動物に経口的に投与される。

Description

本発明は、温血動物上の寄生生物の防除における、アリールイソオキサゾリン化合物または関連する複素環式化合物の経口使用に関する。
アリールイソオキサゾリン化合物の化学的クラスは、農芸化学分野において大いに注目されている。例えば、WO2005/085216は、農芸化学的な有害生物防除剤としての前記クラスの化合物の有効性を開示している。
獣医学の分野、特に、外寄生生物(例えば、マダニ類およびノミ類)の防除においてアリールイソオキサゾリン化合物を使用しようとする試みもある。動物へのこの活性成分の適用は、局所的または非経口的に行われる場合がある。現在の抗ノミ薬および抗マダニ薬は、通常、スプレーオン(spray−on)またはスポットオン(spot−on)での適用によって投与される。しかしながら、前記局所的適用は、ある特定の欠点を有する。例えば、ネコまたはイヌの皮膚または下毛への液体製剤の適用は、非常に不都合であり、さらに、下毛が時間とともに害されることがあり;そのうえ、油のような粘度を有することが多いこの薬液を適用すると、この薬物溶液は、下毛全体または皮膚全体に広がって長時間残留し、安全性および環境問題を引き起こすことがある。
従って、動物へのアリールイソオキサゾリン化合物の経口適用を提供することが望ましいだろう。しかしながら、イヌおよびネコへの経口適用の最初の実験は、非常に種々雑多な結果をもたらした。各事例において同一用量の化合物を様々なイヌまたはネコに適用した後の、マダニおよびノミの防除は、時折、長時間にわたって完全であり、時折、不十分だった。バイオアベイラビリティを測定することによって、血流中の活性成分の量に大きなばらつきがあることが確認された。
驚いたことに、動物の身体におけるアリールイソオキサゾリン化合物のバイオアベイラビリティは、医薬が、摂食後の条件の動物に適用されるのか、または絶食の条件の動物に適用されるのかに大きく依存することが現在見出されている。特に、動物用フードが、温血動物(例えば、ネコおよびイヌ)におけるアリールイソオキサゾリン化合物のバイオアベイラビリティを大きく高めることが見出されている。
国際公開第2005/085216号
従って、本発明は、式
Figure 2014533735
の化合物(この化合物のすべての幾何異性体および立体異性体、N−オキシド、S−オキシドならびに塩を含む。)の使用に関し、式中、R’、R’’およびR’’’は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシまたはC−C−ハロアルコキシであるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、水素ではなく;
−Y−**は、式
Figure 2014533735
の基であり、
は、O、SまたはNR’であり、Aは、CH、OまたはSであり、Aは、O、SまたはNR’であり;
’は、独立して、下記にRとして定義されるとおりであり;
は、H、メチル、ハロゲン、ヒドロキシまたはメチルスルホニルであり;
Xは、
(a)式
Figure 2014533735
の基(式中、Rは、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、ハロゲン、ニトロまたはシアノであり、Qは、
(i)さらに置換されないかまたは置換される、O、SおよびNからなる群より選択される1から3個の同じまたは異なるヘテロ原子を含む5または6員の芳香族複素環;または
(ii)基−C(O)N(R)−T(ここで、Rは、H、C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニルまたはC−C−アルコキシカルボニルであり、Tは、置換されないか、またはC−C−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、カルボキシ、カルバモイル、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−ハロアルキル−カルボニルアミノ、C−C−アルコキシカルボニル、スルホンアミド、N−モノ−もしくはN,N,ジ−C−C−アルキルスルホン−アミド、C−C−アルカノイル、置換されないかもしくはアルキル部分においてハロゲン、シアノ、エテニルもしくはエチニルによって置換されたN−C−C−アルキルアミノカルボニルまたは置換されないかもしくはハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルもしくはシアノで置換された4から6員のヘテロシクリルによって置換される、C−C−アルキルであるか;またはTは、C−C−シクロアルキルまたは4から6員のヘテロシクリルであり、これらの各々は、置換されないか、またはハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルもしくはシアノによって置換される。);または
(iii)基−C(O)NH−C=N−O−C−C−アルキル、基−C(O)N=C−N−ジ−C−C−アルキルまたは基−C(O)N=C(NH)−O−C−C−アルキル;または
(iv)基−CH(R)−N(R)−C(O)−T(ここで、Rは、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、ハロゲンまたはシアノであり、Rは、H;C−C−アルキルC−C−アルキルカルボニルまたはC−C−アルコキシカルボニルであり、Tは、独立して、上記のTとして定義される。)
である。);
(b)式
Figure 2014533735
の基(式中、Rは、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、ハロゲン、ニトロまたはシアノであり、Qは、上で定義されたとおりである。);
(c)式
Figure 2014533735
の基(式中、Qは、上で定義されたとおりである。);
(d)式
Figure 2014533735
の基(式中、nは、1または2であり、Q’は、基−N(R)−C(O)−Tであり、Tは、独立して、上記のTの意味を有し、Rは、上で定義されたとおりである。);または
(e)式
Figure 2014533735
の基(式中、Aは、OまたはSであり、QおよびRは、各々、上で定義されたとおりであり、QおよびRの一方は、2位に位置し、他方は、3位に位置する。)
であり;
この使用は、温血動物上の外寄生生物を防除するための医薬を製造するための使用であって、前記医薬は、動物への動物用フードの給餌の30分前から3時間後までに、0.1から100mg/kgの用量で動物に経口的に投与される。
上記の詳述において、単独でまたは「アルキルチオ」もしくは「ハロアルキル」などの化合物の語において使用される用語「アルキル」は、直鎖または分枝鎖のアルキル(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピルまたは種々のブチル、ペンチルもしくはヘキシル異性体)を含む。
「アルコキシ」は、例えば、メトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、イソプロピルオキシならびに種々のブトキシ、ペントキシおよびヘキシルオキシ異性体を含む。「アルキルチオ」は、分枝鎖または直鎖のアルキルチオ部分を含む(例えば、メチルチオ、エチルチオ、ならびに種々のプロピルチオ、ブチルチオ、ペンチルチオおよびヘキシルチオ異性体)。
「アルキルスルフィニル」は、アルキルスルフィニル基の両方のエナンチオマーを含む。「アルキルスルフィニル」の例としては、CHS(O)−、CHCHS(O)−、CHCHCHS(O)−、(CHCHS(O)−ならびに種々のブチルスルフィニル、ペンチルスルフィニルおよびヘキシルスルフィニル異性体が挙げられる。
「アルキルスルホニル」の例としては、CHS(O)−、CHCHS(O)−、CHCHCHS(O)−、(CHCHS(O)−ならびに種々のブチルスルホニル、ペンチルスルホニルおよびヘキシルスルホニル異性体が挙げられる。
「N−アルキルアミノ」、「N,N−ジ−アルキルアミノ(alkyamino)」、「N−アルキルアミノカルボニル」、「N,N−ジ−アルキルアミノカルボニル(alkyaminocarbonyl)」などは、上記の例と同じように定義される。
「シクロアルキル」は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルを含む。用語「アルキルシクロアルキル」は、シクロアルキル部分におけるアルキル置換を表し、例えば、エチルシクロプロピル、i−プロピルシクロブチル、3−メチルシクロペンチルおよび4−メチルシクロヘキシル(methycyclohexyl)を含む。用語「シクロアルキルアルキル」は、アルキル部分におけるシクロアルキル置換を表す。「シクロアルキルアルキル」の例としては、シクロプロピルメチル、シクロペンチルエチルおよび直鎖または分枝鎖のアルキル基に結合した他のシクロアルキル部分が挙げられる。
単独でのまたは「ハロアルキル」などの化合物の語における用語「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を含む。さらに、「ハロアルキル」などの化合物の語において使用されるとき、前記アルキルは、ハロゲン原子(これらは、同じであってもよいし、異なっていてもよい。)で部分的に置換されていてもよいし、完全に置換されていてもよい。「ハロアルキル」の例としては、FC−、ClCH−、CFCH−およびCFCCl−が挙げられる。用語「ハロシクロアルキル」、「ハロアルコキシ」、「ハロアルキルチオ」などは、用語「ハロアルキル」と同じように定義される。「ハロアルコキシ」の例としては、CFO−、CClCHO−、HCFCHCHO−およびCFCHO−が挙げられる。「ハロアルキルチオ」の例としては、CClS−、CFS−、CClCHS−およびClCHCHCHS−が挙げられる。「ハロアルキルスルフィニル」の例としては、CFS(O)−、CClS(O)−、CFCHS(O)−およびCFCFS(O)−が挙げられる。「ハロアルキルスルホニル」の例としては、CFS(O)−、CClS(O)−、CFCHS(O)−およびCFCFS(O)−が挙げられる。
「アルキルカルボニル」は、C(=O)部分に結合した直鎖または分枝鎖のアルキル部分を表す。「アルキルカルボニル」の例としては、CHC(=O)−、CHCHCHC(=O)−および(CHCHC(=O)−が挙げられる。「アルコキシカルボニル」の例としては、CHOC(=O)−、CHCHOC(=O)、CHCHCHOC(=O)−、(CHCHOC(=O)−および種々のブトキシ−またはペントキシカルボニル異性体、例えば、tert.−ブトキシカルボニル(Boc)が挙げられる。
置換基における炭素原子の総数は、「C−C」接頭辞によって示され、ここで、iおよびjは、整数である。例えば、C−Cアルキルスルホニルは、メチルスルホニルからブチルスルホニルまでを明示し;C−アルコキシアルキルは、CHOCHを明示し;C−アルコキシアルキルは、例えば、CHCH(OCH)、CHOCHCHまたはCHCHOCHを明示し;C−アルコキシアルキルは、合計4個の炭素原子を含むアルコキシ基で置換されたアルキル基の様々な異性体(例としては、CHCHCHOCHおよびCHCHOCHCH−が挙げられる。)を明示する。
化合物が、置換基の数が1を超え得ることを示す下付き文字を有する前記置換基で置換されるとき、前記置換基(これらが1を超えるとき)は、独立して、定義される置換基の群から選択される(例えば、(R、nは、1または2であるとき)。
「芳香族」は、環原子の各々が、本質的に同じ面に存在し、この環の面に対して垂直のap−軌道を有することを示し、ここで、(4n+2)個のπ電子(nは、正の整数である。)が、ヒュッケル則に従うようにこの環と結合する。
用語「複素環式環」、「複素環」または「ヘテロシクリル」は、環骨格を形成する少なくとも1つの原子が、炭素ではない環、例えば、窒素、酸素または硫黄である環を表す。典型的には、複素環式環は、4個以下の窒素、2個以下の酸素および2個以下の硫黄を含む。別段示されない限り、複素環式環は、飽和、部分不飽和または完全不飽和の環であり得る。完全不飽和の複素環式環が、ヒュッケル則を満たすとき、前記環は、「芳香族複素環」、「芳香族複素環式環」とも呼ばれる。別段示されない限り、複素環式環および複素環式環系は、前記炭素または窒素上の水素の置換によって、任意の利用可能な炭素または窒素を介して結合することができる。
4から6員の窒素含有複素環式環は、別段記載されない限り、任意の利用可能な炭素または窒素環原子を介して(though)式(I)の残りの部分に結合され得る。
R,、R’’およびR’’’は、各々他のものとは独立して、好ましくは、H、ハロゲン、CFまたはシアノ、特に、H、ClまたはFであるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、Hではない。本発明の1つの好ましい実施形態は、式(I)の化合物に関し、式中、R’、R’’およびR’’’は、各々他のものとは独立して、H、塩素またはフッ素であるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、Hではない。1つの特に好ましい実施形態は、式(I)の化合物に関し、式中、R’およびR’’’は、各々、ハロゲン、例えば、塩素またはフッ素、特に、塩素であり、R’’は、H、塩素またはフッ素、特に、Hまたは塩素、特に、塩素である。
は、好ましくは、OまたはNH、特に、Oである。Rは、好ましくは、Hまたはメチル、特に、Hである。Aは、好ましくは、CHである。Aは、好ましくは、OまたはNR’、特に、OまたはNH、特に、Oである。
本発明の1つの好ましい実施形態は、式
Figure 2014533735
の化合物に関し、式中、R、R’、R’’およびXの各々に対して、上および下で与えられる意味および選好が適用される。
本発明のさらに好ましい実施形態は、式
Figure 2014533735
の化合物に関し、式中、R、R’、R’’およびXの各々に対して、上および下で与えられる意味および選好が適用され、Aは、OまたはNH、特に、Oである。
本発明のさらに好ましい実施形態は、式
Figure 2014533735
の化合物に関し、式中、R、R’、R’’およびXの各々に対して、上および下で与えられる意味および選好が適用される。
本発明のなおもさらに好ましい実施形態は、式
Figure 2014533735
の化合物に関し、式中、R、R’、R’’およびXの各々に対して、上および下で与えられる意味および選好が適用される。
上記の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)および(Id)において、Xは、例えば、式(II)の基であり;さらなる実施形態によると、上記の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)および(Id)におけるXは、式(III)、(IV)または(V)の基、より好ましくは、式(IV)または(V)の基、特に、式(IV)の基である。なおもさらなる実施形態によると、上記の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)および(Id)におけるXは、式(VI)の基である。
以下の選好が、式(II)から(VI)の基に適用される:
は、好ましくは、H、メチル、塩素、ニトロ、シアノまたはCF、特に、H、メチル、塩素、CFまたはシアノ、特に、メチル、塩素、CFまたはシアノ、特に、メチルである。
好適な複素環式環Q(実施形態(i))は、例えば、N、OおよびSからなる群より選択される1から4個、好ましくは、1から3個の同じまたは異なるヘテロ原子を有する5または6員の芳香族複素環であり、この芳香族複素環は、さらに置換されないか、またはハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、−COOH、−CONH、C−C−アルコキシカルボニル、スルホンアミド、C−C−アルカノイル、N−モノ−もしくはN,N−ジ−C−C−アルキルアミノカルボニルおよびC(S)NHからなる群より選択される1つ以上の置換基によって置換される。芳香族複素環Qは、好ましくは、置換されないか、またはハロゲン、シアノ、ニトロ、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルコキシカルボニル、C−C−アルカノイル、N−モノ−もしくはN,N−ジ−C−C−アルキルアミノカルボニルおよびC(S)NHからなる群より選択される1から3個、特に、1または2個の同じまたは異なる置換基によって置換される。芳香族複素環Qは、最も好ましくは、置換されないか、またはハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシカルボニル、N−モノ−もしくはN,N−ジ−C−C−アルキルアミノカルボニルおよびC(S)NHからなる群より選択される1個の置換基によって置換される。
1つ以上の置換基で場合により置換される5または6員の芳香族複素環の例としては、別掲1に明示される環Q−1からQ−60が挙げられ、ここで、Rは、先に定義されたような任意の置換基(与えられた選好を含む。)であり、rは、各Q基上の利用可能な位置の数によって限定される0から4の整数である。Q−28、Q−29、Q−35、Q−36、Q−37、Q−38、Q−39、Q−40、Q−41およびQ−42は、ただ1つの利用可能な位置しか有しないので、これらのQ基の場合、rは、整数0または1に限定され、0であるrは、このQ基が非置換であることおよび(R)によって示される位置に水素が存在することを意味する。
別掲1
Figure 2014533735
Figure 2014533735
好ましい複素環式環Qは、式
Figure 2014533735
であり、式中、rは、0から3の整数であり、Rは、独立して、芳香族複素環について先に与えられた基(選好を含む。)から選択される。Qは、特に好ましくは、置換されない基Q−14、Q−24、Q−34、Q−43またはQ−47であり、ここで、各場合においてrは0である。Qは、特に好ましくは、基Q−14、Q−34またはQ−47であり、ここで、rは0である。
Qが、基−C(O)N(R)−Tである場合(実施形態(II))、Rは、好ましくは、H、メチル、エチルまたはアセチル、特に、Hである。
アルキルとしてのTは、好ましくは、C−C−アルキル、より好ましくは、C−C−アルキル、特に好ましくは、C−アルキルであり、これらの各々は、上で定義されたように、置換されないかまたは置換される。
アルキル基Tは、好ましくは、置換されないか、またはハロゲン;C−C−アルコキシカルボニル;置換されないか、またはアルキル部分においてハロゲン、シアノ、エテニルもしくはエチニルによって置換される、N−C−C−アルキルアミノカルボニル;または同様に置換されないかまたはハロゲン−、C−C−アルキル−もしくはC−C−ハロアルキルによって置換される、5から6員のヘテロシクリルによって置換される。
アルキル基Tの好ましいN−アルキルアミノカルボニル置換基は、置換されないか、またはアルキル部分においてハロゲン、シアノ、エテニルまたはエチニルによってさらに置換される、N−C−C−アルキルアミノカルボニルである。アルキル基Tの特に好ましいN−アルキルアミノカルボニル置換基は、N−エチルアミノカルボニルまたは基−C(O)NH−CHCF、−C(O)NH−CHCN、−C(O)NH−CHCH=CHもしくは−C(O)NH−CHC≡CHである。
N−アルキルアミノカルボニル置換アルキルとしてのTは、好ましくは、N−エチルアミノカルボニルメチルまたは基−CH−C(O)NH−CHCF、−CH−C(O)NH−CHCNもしくは−CH−C(O)NH−CHC≡CHである。
Tが、ヘテロシクリル置換アルキルである場合、ヘテロシクリルの好ましい意味は、ピリジル、ピリミジニル、チアゾリル、オキサゾリル、テトラヒドロフラニル、チエタニルまたはオキセタニルを含む。好ましいヘテロシクリル置換アルキル基Tは、特に、2−ピリジルメチルまたは2−テトラヒドロフラニルメチルである。
ヘテロシクリルとしてのTは、好ましくは、O、SおよびNからなる群より選択される1から3個の同じまたは異なるヘテロ原子を含む4から6員環を表し、これらは各々、置換されないか、またはハロゲン、C−C−アルキルもしくはC−C−ハロアルキルによって置換される。
Tが、4から6員のヘテロシクリルである場合、ヘテロシクリルの好ましい意味は、ピリジル、ピリミジル、チアゾリル、オキサゾリル、テトラヒドロフラニル、チエタニルまたはオキセタニル、特に、2−、3−または4−ピリジル、3−、4−または5−ピリミジル、2−または3−テトラヒドロフラニル、チエタン−3−イルまたはオキセタン−3−イル、なおもより好ましくは、5−Cl−ピリミド−3−イル、3−テトラヒドロフラニル、チエタン−3−イルまたはオキセタン−3−イルを含む。
Qが、基−C(O)N(R)−Tである場合、Rは、好ましくは、H、メチル、エチルまたはアセチルであり、Tは、C−C−アルキル;C−C−ハロアルキル;C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル;ピリジル、ピリミジニル、チアゾリル、オキサゾリルもしくはテトラヒドロフラニルによって置換されるC−C−アルキル;置換されないか、またはアルキル部分においてハロゲン、シアノ、エテニルもしくはエチニルで置換されたN−C−C−アルキルアミノカルボニルによって置換される、C−C−アルキル;ピリジル;ピリミジル;チアゾリル;オキサゾリル;テトラヒドロフラニル;チエタニル;またはオキセタニルである。
Qが、基−C(O)N(R)−Tである場合、Rは、最も好ましくは、H、メチルまたはエチルであり、Tは、C−C−アルキル;C−C−ハロアルキル;ピリジル、ピリミジニル、チアゾリル、オキサゾリルもしくはテトラヒドロフラニルによって置換されるメチル;N−C−C−アルキルアミノカルボニル、またはアルキル部分においてハロゲン、シアノ、エテニルもしくはエチニルによって置換されたN−C−C−アルキルアミノカルボニルによって置換される、メチル;ピリジル;ピリミジル;テトラヒドロフラニル;チエタニル;またはオキセタニルである。
Qが、基−C(O)N(R)−Tである場合、Rは、特に好ましくは、Hであり、Tは、C−C−アルキル;基−CHCF;N−エチルアミノカルボニルメチル;基−CH−C(O)NH−CHCF、−CH−C(O)NH−CHCNまたは−CH−C(O)NH−CHC≡CH;2−ピリジルメチル;5−Cl−ピリミド−3−イル;3−テトラ−ヒドロフラニル;チエタン−3−イル;またはオキセタン−3−イルである。
実施形態(iii)の好ましい基Qは、基−C(O)NH−C=N−O−CH、基−C(O)N=C−N−ジ−CHまたは基−C(O)N=C(NH)−O−CHである。
Qが、基−CH(R)−N(R)−C(O)−Tである場合(実施形態(iv))、Rは、好ましくは、HまたはC−C−アルキルまたはシアノ、より好ましくは、Hまたはメチル、特に、Hである。Rは、好ましくは、HまたはC−C−アルキル、特に、Hである。
は、好ましくは、HまたはC−C−アルキル、特に、Hである。
場合により置換されるアルキルとしてのTは、好ましくは、直鎖または分枝鎖のC−C−アルキルであり、これらは各々、置換されないか、またはC−C−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−ハロアルキル−カルボニルアミノもしくは4から6員のヘテロシクリルによって置換される。特に好ましいアルキル基Tは、直鎖または分枝鎖のC−C−アルキル、またはシクロプロピル、ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルカルボニルアミノ、ピリジル、ピリミジル、チアゾリル、オキサゾリル、チエタニル、オキセタニル、ジオキソラニル、メチルジオキソラニル、ジオキサニルもしくはテトラヒドロフリルによって置換される、C−C−アルキルである。
アルキルとしてのTは、特に好ましくは、1,3−ジオキソラン−2−イル、2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イルまたはテトラヒドロフラン−2−もしくは−3−イルによって置換される、直鎖または分枝鎖のC−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シクロプロピルメチル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルホニル−C−C−アルキルまたはメチルである。
特に好ましいアルキル基Tは、直鎖または分枝鎖のC−C−アルキル;ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−アルキルチオもしくはC−C−アルキルスルホニルによって置換されるC−C−アルキル;または2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−イル−メチルである。
が、C−C−シクロアルキルである場合、前記シクロアルキルは、好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシル、特に、シクロプロピルである。
が、4から6員のヘテロシクリルである場合、前記ヘテロシクリルは、例えば、4から6員のヘテロ芳香族環、好ましくは、チエニル、フリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピリジルまたはピリミジニル基であり、これらの各々は、置換されないか、またはC−C−アルキル、C−C−ハロアルキルもしくはC−C−アルコキシカルボニルによって置換される。特に好ましいヘテロ芳香族基Tは、2−、3−もしくは4−ピリジル、2−もしくは4−ピリミジニル、2−チアゾリル、2−フリルまたは2−チエニルである。
さらに好ましい複素環式基Tは、例えば、チエタニル、例えば、チエタン−3−イル、オキソ−チエタニル、ジオキソ−チエタニル、オキセタニル、例えば、オキセタン−3−イル、アゼチジニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル、テトラヒドロピラニルおよびチアニル(これらの各々は、置換されないか、またはC−C−アルキル、C−C−ハロアルキルもしくはC−C−アルコキシカルボニルによって置換される。)の群から選択される4から6員のヘテロ脂肪族環である。特に好ましいヘテロ脂肪族環基Tとしては、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニルまたはチアニルが挙げられ、これらの各々は、置換されないか、またはC−C−アルキル、C−C−ハロアルキルまたはC−C−アルコキシカルボニル、特に、ピロリジン−1−イル、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、ピペリジン−1−イル、モルホリン−4−イルもしくはチアン−4−イルによって置換される。
基−CH(R)−N(R)−C(O)−TとしてのQは、最も好ましくは、基−CH−NH−C(O)−C−C−アルキル、−CH−NH−C(O)−シクロプロピル、−CH−NH−C(O)−(CH1−2−O−C−C−アルキル、−CH−NH−C(O)−(CH1−2−S−C−C−アルキルまたは−CH−NH−C(O)−(CH1−2−S(O)−C−C−アルキルである。
Qの特に好ましい意味は、基
Figure 2014533735
Figure 2014533735
(q10)−C(O)NH−CH−C(O)NH−CHCF
(q11)−C(O)NH−CH−C(O)NH−CHCN
(q12)−C(O)NH−CH−C(O)NH−CHC≡CH
(q13)−C(O)NH−C=N−O−CH
(q14)−C(O)N=C−N(CH
(q15)−C(O)N=C(NH)−O−CH
(q16)−CH−NH−C(O)−C−C−アルキル
(q17)−CH−NH−C(O)−シクロプロピル
(q18)−CH−NH−C(O)−シクロブチル
(q19)−CH−NH−C(O)−C−C−ハロアルキル
(q20)−CH−NH−C(O)−(CH1−2−S−C−C−アルキル
(q21)−CH−NH−C(O)−)−(CH1−2−S(O)−C−C−アルキル
(q22)−CH−NH−C(O)−(CH1−2−O−C−C−アルキル
(q23)−CH−NH−C(O)−(CH1−2−CN
Figure 2014533735
である。
Q’が、基−N(R)−C(O)−Tである場合、各Rに対して、上で与えられた意味および選好が独立して適用され;さらに、各Tに対して、Tに対して上で与えられた意味および選好が適用される。Q’の特に好ましい意味は、基
(q26)−NH−C(O)−C−C−アルキル、
(q27)−NH−C(O)−シクロプロピル、
(q28)−NH−C(O)−シクロブチル、
(q29)−NH−C(O)−C−C−ハロアルキル、
(q30)−NH−C(O)−(CH1−2−S−C−C−アルキル、
(q31)−NH−C(O)−(CH1−2−S(O)−C−C−アルキル、
(q32)−NH−C(O)−(CH1−2−O−C−C−アルキル、
(q33)−NH−C(O)−(CH1−2−CN、
Figure 2014533735
である。
本発明に係る好ましい化合物の群は、式
Figure 2014533735
の化合物であり、式中、R’、R’’およびR’’’は、各々他のものとは独立して、H、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、Hではなく、Rは、メチル、ハロゲン、CFまたはシアノであり、Qは、上で定義されたとおりであるか、または好ましくは、
(i)上で述べられた基Q−14、Q−24、Q−34、Q−43もしくはQ−47(ここで、rは、各場合において、0である。);
(ii)基−C(O)N(R)−T(ここで、Rは、H、メチル、エチルまたはアセチルであり、Tは、C−C−アルキル;C−C−ハロアルキル;C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル;ピリジル、ピリミジニル、チアゾリル、オキサゾリル、テトラヒドロフラニル、チエタニルもしくはオキセタニルによって置換される、C−C−アルキル;置換されないか、もしくはアルキル部分においてハロゲン、シアノ、エテニルもしくはエチニルで置換されたN−C−C−アルキルアミノカルボニルによって置換される、C−C−アルキル;ピリジル;ピリミジル;チアゾリル;オキサゾリル;テトラヒドロフラニル;チエタニル;またはオキセタニルである。);
(iii)基−C(O)NH−C=N−O−CH、−C(O)N=C−N−ジ−CHもしくは−C(O)N=C(NH)−O−CH;または
(iv)基−CH(R)−N(R)−C(O)−T(ここで、Rは、H、C−C−アルキルまたはシアノであり、Rは、HまたはC−C−アルキルであり、Tは、直鎖または分枝鎖のC−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、シクロプロピルメチル、シアノ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシ−C−C−アルキル、C−C−アルキルチオ−C−C−アルキル、C−C−アルキルスルフィニル−C−C−アルキルもしくはC−C−アルキルスルホニル−C−C−アルキル、シクロプロピル、置換されないかまたはC−C−アルキル、C−C−ハロアルキルもしくはC−Cアルコキシカルボニルで置換されたチエニル、フリル、オキサゾリル、チアゾリル、ピリジルまたはピリミジニルである。)
である。
本発明に係る特に好ましい化合物の群は、上記の式(Ia’)の化合物であり、式中、R’、R’’およびR’’’は、各々他のものとは独立して、塩素、フッ素またはHであるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、Hではなく、Rは、メチルまたはシアノであり、Qは、上で述べたような基(q1)から(q25)である。
本発明に係る好ましい化合物のさらなる群は、式
Figure 2014533735
の化合物であり、式中、R’、R’’およびR’’’は、各々他のものとは独立して、H、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、Hではなく、n=1または2であり、Qの各々について、上で与えられた意味および選好が適用される。
本発明に係る特に好ましい化合物の群は、上記の式(Ia’’)の化合物であり、式中、R’、R’’およびR’’’は、各々他のものとは独立して、塩素、フッ素またはHであるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、Hではなく、nは、1であり、Qは、上で述べたような基(q26)から(q35)である。
本発明に係る好ましい化合物のなおもさらなる群は、式
Figure 2014533735
の化合物であり、式中、R’、R’’およびR’’’は、各々他のものとは独立して、H、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、Hではなく、Rは、メチル、ハロゲン、CFまたはシアノであり、A、QおよびRに対して、独立して、上で与えられたような意味および選好が適用される。
式(Ia’’’)の化合物の1つの実施形態によると、Aは、Sであり、Qは、2位に位置し、Rは、3位に位置し、Q、R’、R’’、R’’’およびRの各々に対して、上で与えられた意味および選好が適用される。この実施形態によると、R’、R’’およびR’’’は、互いに独立して、塩素、フッ素またはHであるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、Hではなく、Rは、メチル、ハロゲン、CFまたはシアノであり、Qは、上で述べたような基(q1)から(q25)である。
本発明の特に好ましい実施形態は、上記の式(Ia’’’)の化合物に関し、式中、R’およびR’’’は、各々他のものとは独立して、ハロゲン、例えば、塩素またはフッ素、特に、塩素であり、R’’は、Hまたはハロゲン、好ましくは、Hまたは塩素、特に、塩素であり、Rは、3位におけるメチルであり、Qは、2位における、上で述べたような基(q2)から(q25)である。
前記実施形態の特定の例は、化合物
5−[5−(3,5−ジクロロ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル]−3−メチル−チオフェン−2−カルボン酸[(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−メチル]−アミド;または
5−[5−(3,5−ジクロロ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル]−3−メチル−チオフェン−2−カルボン酸(4−トリフルオロメチル−チアゾール−2−イル)−アミド;または
5−[5−(3,5−ジクロロ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル]−3−メチル−チオフェン−2−カルボン酸エチルカルバモイルメチル−アミド;または
5−[5−(3,5−ジクロロ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル]−3−メチル−チオフェン−2−カルボン酸プロプ−2−イニルカルバモイルメチル−アミド;または
5−[5−(3,5−ジクロロ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル]−3−メチル−チオフェン−2−カルボン酸[(シアノメチル−カルバモイル)−メチル]−アミド;または
5−[5−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル]−3−メチル−チオフェン−2−カルボン酸[(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−メチル]−アミド;または
5−[5−(3,4,5−トリクロロ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル]−3−メチル−チオフェン−2−カルボン酸[(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−メチル]−アミド;または
5−[5−(3,5−ジクロロ−4−フルオロ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル]−3−メチル−チオフェン−2−カルボン酸[(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−メチル]−アミド
である。
本発明のさらなる実施形態は、
(i)AがOであり、Qが2位に位置し、R’が3位に位置し、QおよびR’の各々に対して上で与えられた意味および選好が適用される、式(Ia’’’)の化合物;
(ii)AがSであり、Qが3位に位置し、R’が2位に位置し、QおよびR’の各々に対して上で与えられた意味および選好が適用される、式(Ia’’’)の化合物;または
(iii)AがOであり、Qが3位に位置し、R’が2位に位置し、QおよびR’の各々に対して上で与えられた意味および選好が適用される、式(Ia’’’)の化合物
に関する。
本発明に係る好ましい化合物のさらなる群は、式
Figure 2014533735
の化合物であり、式中、R’、R’’およびR’’’は、各々他のものとは独立して、H、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、Hではなく、Rは、メチル、ハロゲン、CFまたはシアノであり、Qに対して、独立して、上で与えられた意味および選好が適用される。
式Iの化合物は、主に、作物保護の分野における有害生物防除に対して、文献、例えば、WO2005/085216、WO2007/026965、WO2007/070606、WO2007/075459、WO2007/079162、WO2007/108448、WO2007/123855、WO2008/019760、WO2009/022746、WO2009/035004、WO2009/080250、WO2009/112275またはWO2010/070068から公知である。
式Iの化合物は、エナンチオマーの形態で存在することがある。エナンチオマーの調製および単離は、これ自体が公知である。従って、本明細書中の前および本明細書中の後の式Iの化合物に対するいずれの言及も、これらの純粋な鏡像異性体が各場合において明確に述べられていなかったとしても、これらの純粋な鏡像異性体も含むと理解される。
式(I)の化合物は、通常、式
Figure 2014533735
である基−Y−**において不斉C原子を有する。
ゆえに、式(I)の化合物は、ラセミ体として使用されることがあり;さらに、本発明の好ましい実施形態は、各場合におけるそれぞれのR−エナンチオマーよりも外寄生生物の防除においてより活性であると見出されている式(I)の化合物のS−エナンチオマーの使用に関する。
式Iの化合物は、塩、例えば、酸付加塩を形成することができる。これらは、例えば、強無機酸、典型的には、鉱酸、例えば、硫酸、リン酸もしくはハロゲン酸、または強有機炭酸、典型的には、C−C−アルカン炭酸(例えば、ハロゲンによって必要に応じて置換される。)、例えば、酢酸、例えば、必要であれば不飽和である二炭酸、例えば、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、フマル酸もしくはフタル酸、典型的には、ヒドロキシ炭酸、例えば、アスコルビン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸もしくはクエン酸または安息香酸、または有機スルホン酸、典型的には、C−Cアルカンまたはアリールスルホン酸(例えば、ハロゲンによって必要に応じて置換される。)、例えば、メタン−スルホン酸またはp−トルエンスルホン酸とともに形成される。より広い意味において、少なくとも1つの酸基を有する式Iの化合物は、塩基とともに塩を形成することができる。塩基との好適な塩は、例えば、金属塩、典型的には、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩もしくはマグネシウム塩またはアンモニアもしくは有機アミン(例えば、モルホリン、ピペリジン、ピロリジン、モノ−、ジ−またはトリ−低級アルキルアミン、例えば、エチル、ジエチル、トリエチルもしくはジメチルプロピルアミンまたはモノ−、ジ−もしくはトリヒドロキシ−低級アルキルアミン、例えば、モノ−、ジ−もしくはトリエタノール−アミン)との塩である。さらに、必要に応じて、対応する分子内塩も形成することがある。遊離型が好ましい。式Iの化合物の塩のうち、水素化学的に(hydrochemically)有益な塩が、好ましい。本明細書中の前および本明細書中の後において、式Iの遊離化合物およびこれらの塩は、必要に応じて、類推によって、式Iの対応する塩または遊離化合物も含むと理解される。同じことが、式Iの純粋なエナンチオマーおよびこの塩に対して適用される。
本発明の文脈における温血動物は、家畜(例えば、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジおよびヤギ)、家禽(例えば、ニワトリ、シチメンチョウ、ホロホロチョウおよびガチョウ)、毛皮動物(例えば、ミンク、キツネ、チンチラ、ウサギなど)ならびにコンパニオンアニマル(例えば、フェレット、モルモット、ラット、ハムスター、ネコおよびイヌ)を含むと理解される。本発明に係る好ましい温血動物は、コンパニオンアニマル、特に、ネコまたはイヌである。
本発明の文脈において、外寄生生物は、特に、昆虫(ハエ類、ノミ類、シラミ類)またはコナダニ類(ダニ類およびマダニ類)であると理解される。これらには、以下の目の昆虫が含まれる:レピドプテラ(Lepidoptera)、コレオプテラ(Coleoptera)、ホモプテラ(Homoptera)、ヘミプテラ(Hemiptera)、ヘテロプテラ(Heteroptera)、ジプテラ(Diptera)、ジクチオプテラ(Dictyoptera)、チサノプテラ(Thysanoptera)、オルトプテラ(Orthoptera)、アノプルラ(Anoplura)、シホナプテラ(Siphonaptera)、マロファガ(Mallophaga)、チサヌラ(Thysanura)、イソプテラ(Isoptera)、プソコプテラ(Psocoptera)およびヒメノプテラ(Hymenoptera)。しかしながら、特に言及されることがある外寄生生物は、ヒトまたは動物を悩ませる外寄生生物であり、病原体を有し、例えば、ハエ類、例えば、ムスカ・ドメスティカ(Musca domestica)、ムスカ・ベツスチッシマ(Musca vetustissima)、ムスカ・アウツムナリス(Musca autumnalis)、ファンニア・カニクラリス(Fannia canicularis)、サルコファガ・カルナリア(Sarcophaga carnaria)、ルシリア・クプリナ(Lucilia cuprina)、ルシリア・セリカタ(Lucilia sericata)、ヒポデルマ・ボビス(Hypoderma bovis)、ヒポデルマ・リネアツム(Hypoderma lineatum)、クリソミイア・クロロピガ(Chrysomyia chloropyga)、デルマトビア・ホミニス(Dermatobia hominis)、コクリオミイア・ホミニボラキス(Cochliomyia hominivorax)、ガステロフィルス・インテスチナリス(Gasterophilus intestinalis)、オエストルス・オビス(Oestrus ovis)、刺咬性ハエ類、例えば、ハエマトビア・イリタンス・イリタンス(Haematobia irritans irritans)、ハエマトビア・イリタンス・エクシグア(Haematobia irritans exigua)、ストモキシス・カルシトランス(Stomoxys calcitrans)、タバニダエ(Tabanidae)の亜科を含むウマバエ(アブ類)、例えば、ハエマトポタ(Haematopota)spp.(例えば、ハエマトポタ・プルウィアリス(Haematopota pluvialis))およびタバヌス(Tabanus)spp(例えば、タバヌス・ニグロウィッタトゥス(Tabanus nigrovittatus))およびクリソプシナエ(Chrysopsinae)、例えば、クリソプス(Chrysops)spp.(例えば、クリソプス・カエクチエンス(Chrysops caecutiens));ヒッポボシドス(Hippoboscids)、例えば、メロファグス・オウィヌス(Melophagus ovinus)(ヒツジシラミバエ));ツェツェバエ、例えば、グロッシニア(Glossinia)spp,;小虫のような他の刺咬性昆虫、例えば、ケラトポゴニダエ(Ceratopogonidae)(刺咬性小虫)、シムリイダエ(Simuliidae)(ブユ)、プシコジダエ(Psychodidae)(スナバエ)だけでなく;吸血昆虫、例えば、蚊、例えば、アノペレス(Anopheles)spp、アエデス(Aedes)sppおよびクレクス(Culex)spp、ノミ類、例えば、クテノセファリデス・フェリス(Ctenocephalides felis)およびクテノセファリデス・カニス(Ctenocephalides canis)(ネコおよびイヌのノミ類)、クセノプシルラ・ケオピス(Xenopsylla cheopis)、プレクス・イリタンス(Pulex irritans)、ケラトフィルス・ガリナエ(Ceratophyllus gallinae)、デルマトフィルス・ペネトランス(Dermatophilus penetrans)、吸血シラミ(アノプルラ(Anoplura))、例えば、リノグナツス(Linognathus)spp、ハエマトピヌス(Haematopinus)spp、ソレノポテス(Solenopotes)spp、ペジクルス・フマニス(Pediculus humanis)だけでなく;咀嚼(chewing)シラミ(マロファガ(Mallophaga))、例えば、ボビコーラ(Bovicola)(ダマリニア(Damalinia))・オビス(ovis)、ボビコーラ(Bovicola)(ダマリニア(Damalinia))・ボビス(bovis)および他のボビコーラ(Bovicola)spp.。外寄生生物には、アカリナ(Acarina)目、例えば、ダニ類(例えば、コリオプテス・ボビス(Chorioptes bovis)、ケイルエチエラ(Cheyletiella)spp.、デルマニッスス・ガリナエ(Dermanyssus gallinae)、オルトニトニッスス(Ortnithonyssus)spp.、デモデクス・カニス(Demodex canis)、サルコプテス・スカビエイ(Sarcoptes scabiei)、プソロプテス・オビス(Psoroptes ovis)およびプソレルガテス(Psorergates)spp.)およびマダニ類のメンバーも含まれる。マダニ類の公知の代表は、例えば、ボオフィルス(Boophilus)、アンブリオンマ(Amblyomma)、アノケントル(Anocentor)、デルマケントル(Dermacentor)、ハエマフィサリス(Haemaphysalis)、ヒアロンマ(Hyalomma)、イクソデス(Ixodes)、リピケントル(Rhipicentor)、マルガロプス(Margaropus)、リピケファルス(Rhipicephalus)、アルガス(Argas)、オトビウス(Otobius)およびオルニトドロース(Ornithodoros)などであり、これらは、好ましくは、温血動物(家畜、家禽、毛皮動物ならびにコンパニオンアニマル(例えば、特に、ネコおよびイヌ)だけでなくヒトも含む。)に外寄生する。
また、本医薬は、本発明に従って投与されるとき、通常の感受性を示す、動物に対する有害生物ならびに広く使用されている殺寄生生物薬に対して抵抗性を示す、動物に対する有害生物のすべてまたは個別の成長段階に対して活性である。これは、抵抗性の昆虫およびアカリナ(Acarina)目のメンバーに対して特にあてはまる。本発明の活性物質の殺虫性、殺卵性および/または殺ダニ性の効果は、直接現れることができ、即ち、例えば、脱皮が起きたら直ちにもしくはいくらかの時間が経過した後に、もしくは卵を駆除することによって、有害生物を死滅させるか、または間接的に現れることができ、例えば、産み付けられた卵の数および/もしくは孵化率を減少させ、述べられた有害生物の少なくとも50から60%の殺虫率(死亡率)、より好ましくは、90%を超える、最も好ましくは、95から100%の死亡率に対応する良好な有効性を現すことができる。
本発明に係る医薬は、アリールイソオキサゾリンを単独で含んでもよいし、他の殺生物剤と併用して含んでもよい。アリールオキサゾリンは、同じ活性範囲を有する農薬、例えば、活性を高める農薬、または別の活性範囲を有する物質、例えば、活性範囲を広げる物質と併用されてもよい。いわゆる忌避物質を加えることも賢明であり得る。例えば、成虫駆除剤としての特定の有効性を有するアリールオキサゾリンの場合、即ち、アリールオキサゾリンは、成体段階の標的寄生生物に対して特に有効であるので、代わりに幼若段階の寄生生物を攻撃する農薬を加えることが、非常に有益である場合があり、逆もまた真であり得る。このようにして、大きな経済的損害をもたらす寄生生物の大抵の部分が網羅される。さらに、この作用は、抵抗性の成立の回避に実質的に寄与する。また、多くの組み合わせが、相乗効果をもたらす場合があり、即ち、活性成分の総量を減少させることができ、これは、生態学的観点および安全性の観点から望ましい。併用パートナーの好ましい群および特に好ましい併用パートナーは、下記に挙げられ、組み合わせは、アリールオキサゾリンに加えて、これらのパートナーの1つ以上を含み得る。
混合物における好適なパートナーは、殺生物剤、例えば、様々な活性機序を有する殺虫剤およびダニ駆除剤であり得、これらは、下記に挙げられ、当業者には長い間知られており、例えば、キチン合成阻害剤、成長制御因子;幼若ホルモンとして作用する活性成分;成虫駆除剤として作用する活性成分;広帯域殺虫剤、広帯域ダニ駆除剤および殺線虫剤;ならびにまた、周知の駆虫薬および昆虫および/またはコナダニを阻止する(deterring)物質、前記忌避物質または剥離物質(detachers)である。好適な殺虫剤およびダニ駆除剤の非限定的な例は、WO2009/071500の18から21頁に化合物No.1から284として述べられている。好適な駆虫薬の非限定的な例は、WO2009/071500の21頁に化合物(A1)から(A31)として述べられている。好適な忌避物質および剥離物質の非限定的な例は、WO2009/071500の21および22頁に化合物(R1)から(R3)として述べられている。好適な相乗剤の非限定的な例は、WO2009/071500の22頁に化合物(S1)から(S3)として述べられている。
混合物における前記パートナーが、当業者に最も知られている。ほとんどが、様々な版のPesticide Manual,The British Crop Protection Council,Londonに記載されており、他のものは、様々な版のThe Merck Index,Merck & Co.,Inc.,Rahway,New Jersey,USAまたは特許文献に記載されている。
アリールオキサゾリンは、任意の形態で、例えば、液体の形態(例えば、溶液、エマルションまたは懸濁液)、半固体の形態(例えば、ゲルまたはペースト)または固体の形態(例えば、粉末、顆粒、錠剤、巨丸剤、カプセルまたはチュアブルトリート(chewable treat))で投与されてよい。このような液体、ペースト状または固体の製剤の好適な賦形剤は、例えば、WO2010070068から、これ自体が公知である。
本発明の1つの実施形態によると、アリールイソオキサゾリンは、錠剤、カプセルまたは顆粒剤の形態、特に、錠剤の形態で投与される。本発明のさらなる実施形態によると、アリールイソオキサゾリンは、チュアブルトリートの形態で投与される。なおもさらなる実施形態によると、アリールイソオキサゾリンは、液体またはペースト状の形態で投与される。
温血動物、例えば、ネコまたはイヌへの本医薬の適用は、好ましくは、0.5から60mg/kg、好ましくは、1から50mg/kg、特に、1から25mg/kg動物の用量で行われる。
温血動物は、アリールイソオキサゾリンの適用中は摂食条件でなければならない。この摂食条件は、例えば、アリールイソオキサゾリンを含む医薬の投与の3時間前から30分後までに、好ましくは、2時間前から15分後までに、特に、1時間前からこの投与と同時までに、特に、30分前からこの投与と同時までに、この動物に給餌することによって達成され得る。これは、動物用フードの投与の30分前から3時間後までに、好ましくは、15分前から2時間後までに、特に、投与と同時から1時間後までに、特に、投与と同時から30分後までに、この医薬が投与されることを意味する。この医薬は、最も好都合には、動物用フードの投与と同時に投与される。
好適な動物用フードは、これ自体が公知であり、公知の天然および/または人工の原料ならびに香料から構成され得る。動物用フードの典型的な原料は、以下のうちの1つ以上である:
(i)1つ以上のタンパク質源、例えば、食肉および/もしくは食肉副産物、魚肉、植物性タンパク質源または人工のタンパク質源、特に、食肉および/もしくは食肉副産物;
(ii)炭水化物、例えば、繊維、特に、あらゆる種類のセルロースおよび非繊維、特に、あらゆる種類のデンプン(例えば、穀物、イネ、コムギ、トウモロコシ、オオムギまたはカラスムギ);
(iii)1種以上の脂肪、例えば、動物油脂(例えば、ラード、ベーコンの脂、牛肉のスエット、魚肉の脂肪または植物性脂肪)。植物性脂肪の例は、パーム油、やし油、ココア脂、オリーブ、ラッカセイ、トウモロコシ(コーン油)、綿実、亜麻仁、ヒマワリ、ベニバナもしくはダイズに由来する脂肪、または硬化植物油(ショートニング)である;
(iv)ミネラルおよびビタミン;
(v)天然または人工の香料または芳香、例えば、天然または人工の牛肉または鶏肉の香料、酵母または糖。
好ましい動物用フードは、自家製であるか、または市販のものを起源とし、例えば、動物にとっての脂肪およびタンパク質の各々の1日当たりの比率の30から100%、好ましくは、50から100%、特に、70から100%を、場合によりさらなる原料、例えば、炭水化物、ミネラル、ビタミンおよび/または香料に加えて、含む。好ましくは、この動物用フードは、温血動物の1日の主要な食餌に相当する。動物用フードの選択は、固体、ペーストまたは液体の粘度に関係なく、決定的に重要な意味を持つ(criticial)ものではない。
好ましくは、温血動物は、式(I)の化合物が投与される前、投与と同時、または投与の直後に、この温血動物の1日当たりのフードの30から100%、好ましくは、50から100%、特に、70から100%を提供され、ここで、上で与えられた時間の制限および選好が適用される。
より好ましくは、温血動物は、式(I)の化合物が投与される前、投与と同時、または投与の直後に、この温血動物にとっての脂肪およびタンパク質の各々の1日当たりの比率の30から100%、好ましくは、50から100%、特に、70から100%を提供され、ここで、上で与えられた時間の制限および選好が適用される。次いで、この動物は、摂食条件であるために十分なフードを自発的に摂取する。
本発明の1つの実施形態は、式(I)の化合物を、動物の1日当たりのフードの30%以上と同時に、投与する工程を含む。
さらなる実施形態は、式(I)の化合物を、この動物の1日の主要な食餌と同時に、またはこの食餌の1時間後まで、特に、この食餌と同時またはこの食餌の30分後までに、投与する工程を含む。
アリールイソオキサゾリンは、動物に、例えば、1週間に1回以下、好ましくは、2週間に1回以下、特に、4週間に1回以下で、動物に投与される。本発明の好ましい方法によると、アリールイソオキサゾリンは、4から6週間に1回、特に、4週間に1回、標的動物に投与される。
以下の実施例は、本発明を限定することなく、本発明を例証する。
[実施例1]
雑種の12匹のイヌに、ラセミ化合物5−[5−(3,4,5−トリクロロ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル]−3−メチル−チオフェン−2−カルボン酸[(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−メチル]−アミドを、50mg/kg動物の用量において、溶液の形態で投与し、次いで、これらのイヌの前記アリールイソオキサゾリン化合物の血中濃度を、投与の6日後までモニターした。
4匹のイヌ(群1)には、アリールイソオキサゾリン化合物の投与の15から30分前に1日分すべてのペレット状のドライフードを与え;群2のイヌには、この活性成分の投与の30分後に同一の量のペレット状の乾燥飼料を与えた。残りの4匹の群3のイヌには、アリールイソオキサゾリン化合物を絶食条件において投与し、抗殺寄生生物薬(antiparasiticide)の摂取の5時間後にだけ、同一の量のペレット状のドライフードを与えた。
血中濃度の解析を以下のとおり行った。上記動物の血液サンプルを、有機溶媒を用いた沈殿工程に供し、続いて、C18固相抽出カートリッジにおいて精製した。溶出液を蒸発乾固し、移動相で再構成し、エナンチオ選択性カラム(アミロースベース、商標名「Chiralpak」)を使用するHPLC−MSMSにおいて解析した。
下記の表1は、群1、2および3のイヌに対する活性成分の活性なエナンチオマーの平均血中濃度を時間に応じて示している。
Figure 2014533735
活性成分の最も高い血中濃度が、群1のイヌにおいて得られ;群2のイヌにおける活性成分の血中濃度も同様に、有効な外寄生生物防除を可能にした。対照的に、群3のイヌにおける活性なエナンチオマーの血中濃度は、有効な外寄生生物防除にとって十分なレベルに達しなかった。
[実施例2]
4匹のネコに、各々、45mgのラセミ化合物5−[5−(3,4,5−トリクロロ−フェニル)−5−トリフルオロメチル−4,5−ジヒドロ−イソオキサゾール−3−イル]−3−メチル−チオフェン−2−カルボン酸[(2,2,2−トリフルオロ−エチルカルバモイル)−メチル]−アミドを経口溶液の形態で投与し、次いで、これらのネコの前記アリールイソオキサゾリン化合物の血中濃度を、実施例1に記載されたような方法に従って、投与の24日後までモニターした。
2匹のネコ(群1)には、アリールイソオキサゾリン化合物の投与の15から30分前に1日分すべての市販のウェットフードを与え;2匹の群2のネコには、アリールイソオキサゾリンの摂取の5時間後にだけ同一の量のウェットフードを与えた。
下記の表2は、群1および群2のネコに対する活性成分の活性なエナンチオマーの平均血中濃度を時間に応じて示している。
Figure 2014533735
摂食下の群1のネコは、約8時間後に十分な血中濃度の活性成分を表し、この血中濃度を少なくとも24日間維持した。対照的に、絶食下の群2のネコは、有効な外寄生生物防除をもたらすのに十分な活性成分のレベルに達しなかった。

Claims (20)


  1. Figure 2014533735
    の化合物の使用であって、該化合物には、該化合物のすべての幾何異性体および立体異性体、N−オキシド、S−オキシドならびに塩が含まれ、
    式中、R’、R’’およびR’’’は、各々独立して、水素、ハロゲン、シアノ、C−C−アルキル、ハロ−C−C−アルキル、C−C−アルコキシまたはC−C−ハロアルコキシであるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、水素ではなく;
    −Y−**は、式
    Figure 2014533735
    の基であり、
    は、O、SまたはNR’であり、Aは、CH、OまたはSであり、Aは、O、SまたはNR’であり;
    ’は、独立して、下記にRとして定義されるとおりであり;
    は、H、メチル、ハロゲン、ヒドロキシまたはメチルスルホニルであり;
    Xは、
    (a)式
    Figure 2014533735
    の基であって、式中、Rは、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、ハロゲン、ニトロまたはシアノであり、Qは、
    (i)さらに置換されないかまたは置換される、O、SおよびNからなる群より選択される1から3個の同じまたは異なるヘテロ原子を含む5または6員の芳香族複素環;または
    (ii)基−C(O)N(R)−Tであって、ここで、Rは、H、C−C−アルキル、C−C−アルキルカルボニルまたはC−C−アルコキシカルボニルであり、Tは、置換されないか、またはC−C−シクロアルキル、ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−ハロアルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−ハロアルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルスルホニル、カルボキシ、カルバモイル、C−C−アルキルカルボニルアミノ、C−C−ハロアルキル−カルボニルアミノ、C−C−アルコキシカルボニル、スルホンアミド、N−モノ−もしくはN,N,ジ−C−C−アルキルスルホン−アミド、C−C−アルカノイル、置換されないかもしくはアルキル部分においてハロゲン、シアノ、エテニルもしくはエチニルによって置換されたN−C−C−アルキルアミノカルボニルまたは置換されないかもしくはハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルもしくはシアノで置換された4から6員のヘテロシクリルによって置換される、C−C−アルキルであるか;またはTは、C−C−シクロアルキルまたは4から6員のヘテロシクリルであり、これらの各々は、置換されないか、またはハロゲン、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキルもしくはシアノによって置換される、基−C(O)N(R)−T;または
    (iii)基−C(O)NH−C=N−O−C−C−アルキル、基−C(O)N=C−N−ジ−C−C−アルキルまたは基−C(O)N=C(NH)−O−C−C−アルキル;または
    (iv)基−CH(R)−N(R)−C(O)−Tであって、ここで、Rは、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、ハロゲンまたはシアノであり、Rは、H;C−C−アルキルC−C−アルキルカルボニルまたはC−C−アルコキシカルボニルであり、Tは、独立して、上記のTとして定義される、基−CH(R)−N(R)−C(O)−T
    である、基;
    (b)式
    Figure 2014533735
    の基であって、式中、Rは、H、C−C−アルキル、C−C−ハロアルキル、ハロゲン、ニトロまたはシアノであり、Qは、上で定義されたとおりである、基;
    (c)式
    Figure 2014533735
    の基であって、式中、Qは、上で定義されたとおりである、基;
    (d)式
    Figure 2014533735
    の基であって、式中、nは、1または2であり、Q’は、基−N(R)−C(O)−Tであり、Tは、独立して、上記のTの意味を有し、Rは、上で定義されたとおりである、基;または
    (e)式
    Figure 2014533735
    の基であって、式中、Aは、OまたはSであり、QおよびRは、各々、上で定義されたとおりであり、QおよびRの一方は、2位に位置し、他方は、3位に位置する、基
    であり;
    該使用は、温血動物上の外寄生生物を防除するための医薬を製造するための使用であって、医薬は、該動物への動物用フードの給餌の30分前から3時間後までに、0.1から100mg/kgの用量で該動物に経口的に投与される、使用。
  2. 式(Ia)
    Figure 2014533735
    の化合物の請求項1に記載の使用であって、式中、R’、R’’、R’’’およびXは、定義されたとおりである、使用。
  3. R’、R’’およびR’’’が、各々他のものとは独立して、H、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、Hではない、請求項1または2に記載の使用。

  4. Figure 2014533735
    の化合物の請求項1に記載の使用であって、式中、R’、R’’およびR’’’は、各々他のものとは独立して、H、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、Hではなく、Rは、メチル、ハロゲン、CFまたはシアノであり、Qは、請求項1において定義されたとおりである、使用。

  5. Figure 2014533735
    の化合物の請求項1に記載の使用であって、式中、R’、R’’およびR’’’は、各々他のものとは独立して、H、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、Hではなく、R’は、メチル、ハロゲン、CFまたはシアノであり、A、QおよびRは、請求項1において定義されたとおりである、使用。
  6. 請求項6に記載の使用であって、Aが、Sであり、Qが、2位に位置し、Rが、3位に位置する、使用。
  7. 請求項4から7のいずれか一項に記載の使用であって、Rが、メチル、ハロゲン、CFまたはシアノ、特に、メチルである、使用。

  8. Figure 2014533735
    の化合物の請求項1に記載の使用であって、式中、R’、R’’およびR’’’は、各々他のものとは独立して、H、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、Hではなく、Qは、請求項1において定義されたとおりである、使用。
  9. 請求項4から8のいずれか一項に記載の使用であって、Qが、
    (i)基
    Figure 2014533735
    (ii)基−C(O)N(R)−Tであって、ここで、Rは、H、メチル、エチルまたはアセチルであり、Tは、C−C−アルキル;C−C−ハロアルキル;C−C−アルコキシカルボニル−C−C−アルキル;ピリジル、ピリミジニル、チアゾリル、オキサゾリル、テトラヒドロフラニル、チエタニルまたはオキセタニルによって置換されたC−C−アルキル;N−C−C−アルキルアミノカルボニルによってまたはアルキル部分においてハロゲン、シアノ、エテニルもしくはエチニルによって置換されたN−C−C−アルキルアミノカルボニルによって置換されたC−C−アルキル;ピリジル;ピリミジル;チアゾリル;オキサゾリル;テトラヒドロフラニル;チエタニル;またはオキセタニルである、基;
    (iii)基−C(O)NH−C=N−O−CH、−C(O)N=C−N−ジ−CHまたは−C(O)N=C(NH)−O−CH;または
    (iv)基−CH(R)−N(R)−C(O)−Tであって、ここで、Rは、H、C−C−アルキルまたはシアノであり、Rは、H;メチル、エチルまたはアセチルであり、Tは、直鎖または分枝鎖のC−C−アルキルまたはシクロプロピル、ハロゲン、シアノ、C−C−アルコキシ、C−C−ハロアルコキシ、C−C−アルキルチオ、C−C−アルキルスルフィニル、C−C−アルキルスルホニル、C−C−ハロアルキルカルボニルアミノ、ピリジル、ピリミジル、チアゾリル、オキサゾリル、チエタニル、オキセタニル、ジオキソラニル、メチルジオキソラニル、ジオキサニルもしくはテトラヒドロフリルによって置換されたC−C−アルキルである、基
    である、使用。
  10. 請求項4から8のいずれか一項に記載の使用であって、Qが、基
    Figure 2014533735
    (q10)−C(O)NH−CH−C(O)NH−CHCF
    (q11)−C(O)NH−CH−C(O)NH−CHCN
    (q12)−C(O)NH−CH−C(O)NH−CHC≡CH
    (q13)−C(O)NH−C=N−O−CH
    (q14)−C(O)N=C−N(CH
    (q15)−C(O)N=C(NH)−O−CH
    (q16)−CH−NH−C(O)−C−C−アルキル
    (q17)−CH−NH−C(O)−シクロプロピル
    (q18)−CH−NH−C(O)−シクロブチル
    (q19)−CH−NH−C(O)−C−C−ハロアルキル
    (q20)−CH−NH−C(O)−(CH1−2−S−C−C−アルキル
    (q21)−CH−NH−C(O)−)−(CH1−2−S(O)−C−C−アルキル
    (q22)−CH−NH−C(O)−(CH1−2−O−C−C−アルキル
    (q23)−CH−NH−C(O)−(CH1−2−CN
    Figure 2014533735
    である、使用。

  11. Figure 2014533735
    の化合物の請求項1に記載の使用であって、式中、R’、R’’およびR’’’は、各々他のものとは独立して、H、ハロゲンまたはトリフルオロメチルであるが、ただし、R’、R’’およびR’’’の少なくとも1つは、Hではなく、nは、1または2であり、Q’’は、請求項1において定義されたとおりである、使用。
  12. 請求項10に記載の使用であって、nが、1であり、Q’’が、基
    (q26)−NH−C(O)−C−C−アルキル、
    (q27)−NH−C(O)−シクロプロピル、
    (q28)−NH−C(O)−シクロブチル、
    (q29)−NH−C(O)−C−C−ハロアルキル、
    (q30)−NH−C(O)−(CH1−2−S−C−C−アルキル、
    (q31)−NH−C(O)−(CH1−2−S(O)−C−C−アルキル、
    (q32)−NH−C(O)−(CH1−2−O−C−C−アルキル、
    (q33)−NH−C(O)−(CH1−2−CN、
    Figure 2014533735
    である、使用。
  13. 温血動物上の外寄生生物を防除するための医薬の製造のための、請求項1から12のいずれか一項に記載のアリールイソオキサゾリン化合物の使用であって、ここで、医薬は、該動物への動物用フードの給餌の30分前から3時間後までに、0.1から100mg/kgの用量で該動物に経口的に投与される、使用。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の使用であって、アリールイソオキサゾリン化合物が、0.5から60mg/kg、特に、1から25mg/kg動物の用量で投与される、使用。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載の使用であって、アリールイソオキサゾリン化合物が、錠剤またはチュアブルトリートの形態で投与される、使用。
  16. 請求項1から14のいずれか一項に記載の使用であって、アリールイソオキサゾリン化合物が、液体の形態で投与される、使用。
  17. 請求項1から16のいずれか一項に記載の使用であって、アリールイソオキサゾリン化合物が、動物への動物用フードの給餌の1時間後までに同時に、特に、給餌の30分後までに同時に、投与される、使用。
  18. 請求項1から17のいずれか一項に記載の使用であって、動物用フードが、動物にとっての脂肪およびタンパク質の1日当たりの比率の30から100%、特に、50から100%を含む、使用。
  19. 請求項1から18のいずれか一項に記載の使用であって、動物用フードが、動物の1日の主要な食餌に相当する、使用。
  20. 請求項1から19のいずれか一項に記載の使用であって、アリールオキサゾリン化合物が、1週間に1回以下で、好ましくは、2週間に1回以下で、特に、4週間に1回以下で、投与される、使用。
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