JP2014532337A - 端末移動状態の推定方法及び装置 - Google Patents

端末移動状態の推定方法及び装置 Download PDF

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Abstract

本発明の実施例は、端末移動状態の推定方法及び装置を提供し、端末移動状態の推定方法は、端末は受信されたネットワークトポロジ情報に基づいてハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを決定するステップと、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きる場合、端末はグループ間の大きさに基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数するステップと、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ内で起きる場合、端末はグループ内の移動計数結果に基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数するステップと、端末は計数結果に基づいて端末の移動状態を推定するステップと、を含む。本発明の実施例の方法及び装置によれば、少ないシグナリングコストで、端末の移動状態を正確に推定できるため、推定結果がより正確になり、適用範囲がより広く、エアインタフェースシグナリングがより簡単になる。【選択図】図2

Description

本発明は、通信システムに関し、特に移動通信システムにおいて端末の移動状態の推定方法及び装置に関する。
無線移動通信システムでは、端末の移動性を確保するために、端末は接続モードにおいてハンドオーバ、或いはアイドルモードにおいてセルの再選択を行う必要がある。
接続モードでは、ハンドオーバの正確なトリガを確保するために、端末はRRM(Radio Resource Management:無線リソース管理)により信号品質を測定する必要がある。測定結果が所定の期間内(トリガ時間(TTT:Time to Trigger)と称する)に常に一定の条件(イベントのトリガ条件と称する)を満たしている場合、端末は基地局に測定結果を報告する。基地局は、測定結果に基づいて、ハンドオーバプロセスを起動するか否かを決定することができる。図1に示すように、トリガイベントを「現在のサービスセルの信号品質がある閾値よりも低いこと」と定義する場合、測定値がトリガ時間内に常にこの閾値よりも低い場合のみ、端末は基地局に測定結果を報告する。
このプロセスにおいては、トリガ時間及びイベントのトリガ条件はいずれもハンドオーバの成功率に影響を及ぼし得る。例えば、トリガイベントが「現在のサービスセルの信号品質がある閾値よりも低いこと」である場合、このトリガイベントは、ハンドオーバをトリガするための条件とされてもよい。サービスセルの測定報告の取得からハンドオーバのトリガまでに、ハンドオーバを実行する余分な時間が必要となるため、閾値が低すぎると、端末が測定結果を報告したにも関わらず、現在のサービスセルの信号品質が急激に悪くなる場合、後続のハンドオーバのトリガ動作を実行できなくなり、端末に電話切れ(call drop)が発生する可能性がある。閾値が高すぎると、現在のサービスセルの信号品質が端末との通信を十分に維持できるにも関わらず、目標セルの信号品質がそれほど良くないため、端末の電話切れが発生する可能性がある。一方、トリガ時間もハンドオーバの効果に影響を及ぼし得る。トリガ時間が長すぎると、サービスセルの品質が余計に悪化し、後続のハンドオーバ操作を十分にサポートできないため、端末の電話切れが発生してしまう。トリガ時間が短すぎると、サービスセルの品質が短期間で変動して、まもなく回復する可能性があり、この際に端末が現在のサービスセルから、品質の良くない目標セルにハンドオーバを行うと、端末の電話切れが発生しやすくなる。
現在、トリガ時間の設定は多くの条件、例えばチャネルの静的な変化状況及び端末の速度に関連する。チャネルの静的な変化状況は、端末と基地局との間のチャネルの変化状況を指す。チャネルの変動範囲が広いと、通常、チャネルの過度な変動を平滑化するために、トリガ時間を長く設定する必要があり、一方、チャネルの変動範囲が狭くて安定していると、トリガ時間を短く設定する必要がある。端末の速度については、端末の速度が速いと、ユーザ位置の変化によるチャネルの迅速な変化を防止するために、トリガ時間を短くする必要があり、一方、端末の速度が遅いと、トリガ時間を長く設定する必要がある。
チャネルの静的な変化状況を判断するのは非常に困難であるため、従来のネットワークでは、一般的な状況に応ずるトリガ時間を設定し、修正する必要がある場合、端末は自分の移動状態を推定し、対応する修正因子を検索し、元のトリガ時間にこの修正因子を乗算する。通常、修正因子は1未満であり、速度が速いほど、修正因子が低い。
同様に、アイドルモードでは、端末は、セル再選択を行う場合、隣接する基地局を測定し、隣接するセルを再選択するか否かを判断する必要がある。全体の再選択時間内において隣接するセルの測定評価結果がいずれも現在のサービスセルよりも良い場合のみ、端末は隣接するセルを再選択する。再選択における再選択時間は、ハンドオーバにおけるトリガ時間と類似し、端末の移動状態に基づいて再選択時間を修正する必要もある。
また、端末がアイドルモードにある場合、サービスセルの測定評価は移動状態に関連する修正因子に基づいて修正する必要がある。速度が速い場合、修正因子が現在のサービスセルの評価に不利であり、隣接するセルを再選択させ、一方、速度が遅い場合、修正因子が現在のサービスセルの評価に有利であり、現在のセルのサービスを続けさせる。
しかし、従来のシステムにおいて端末の移動状態を推定する技術では、移動ルートにおけるセルの大きさ(サイズ)を考慮しないから、端末が移動する際に重複して計数したり、計数し漏れが発生したりするため、端末の移動状態の推定が不正確になってしまう。
以下は、本発明及び従来技術の理解を容易にするための文献を列記し、本明細書の記載と完全に同じように、本明細書に引用する。
3GPP TS 36.331 V10.2.0 (2011-06) Radio Resource Control (RRC) specification.(Release 10) R2-114219, Discussion on mobile state detection for HetNet, ITRI R2-113796, Discussion on enhancement of mobility state estimation, ZTE
なお、従来技術に関する上記の説明は、単なる本発明の技術案をより明確、完全に説明するためのものであり、当業者を理解させるために説明するものであり。これら技術案が本発明の背景技術の部分に説明されているから当業者にとって周知の技術であると解釈してはならない。
本発明の実施例は、簡単に実現可能な、シグナリング不可が小さくて、移動状態をより正確に推定できる端末移動状態の推定方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の実施例の一の態様では、端末は、受信されたネットワークトポロジ情報に基づいて、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを決定するステップと、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きる場合、端末はグループ間の大きさに基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数するステップと、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ内で起きる場合、端末はグループ内の移動計数結果に基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数するステップと、端末は、計数結果に基づいて、端末の移動状態を推定するステップと、を含む、端末移動状態の推定方法を提供する。
本発明の実施例の他の態様では、ネットワーク側により送信されたネットワークトポロジ情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信されたネットワークトポロジ情報に基づいて、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを決定する決定手段と、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きると前記決定手段により決定された場合、グループ間の大きさに基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数し、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ内で起きると前記決定手段により決定された場合、グループ内の移動計数結果に基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数する計数手段と、前記計数手段の計数結果に基づいて、端末の移動状態を推定する推定手段と、を含む、端末を提供する。
本発明の実施例の他の態様では、基地局は、端末がネットワークトポロジ情報に基づいてハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを決定し、決定結果に基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数し、計数結果に基づいて端末の移動状態を推定するように、ブロードキャスト又はユニキャストを介して端末に前記ネットワークトポロジ情報を供給するステップ、を含む、端末移動状態の推定方法を提供する。
本発明の実施例の他の態様では、端末がネットワークトポロジ情報に基づいてハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを決定し、決定結果に基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数し、計数結果に基づいて端末の移動状態を推定するように、ブロードキャスト又はユニキャストを介して端末に前記ネットワークトポロジ情報を供給する送信手段、を含む、基地局を提供する。
本発明の実施例の他の態様では、端末においてプログラムを実行する際に、コンピュータに、上記の端末移動状態の推定方法を前記端末において実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラムを提供する。
本発明の実施例の他の態様では、コンピュータに、上記の端末移動状態の推定方法を端末において実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを記録する記録媒体を提供する。
本発明の実施例の他の態様では、基地局においてプログラムを実行する際に、コンピュータに、上記の端末移動状態の推定方法を前記基地局において実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラムを提供する。
本発明の実施例の他の態様では、コンピュータに、上記の端末移動状態の推定方法を基地局において実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを記録する記録媒体を提供する。
本発明の実施例の有益な効果としては、本発明の実施例は移動通信システムにおいて端末の移動状態を推定する新たな方法を提供する。基地局は、端末にネットワークの配置情報、例えば上位セルの識別子を送信する。端末は、受信された情報に基づいて、ハンドオーバ又はセルの再選択がグループの内部に起きるかグループの間で起きるかを判断できる。グループの内部に起きる場合、端末は計数する際にグループ内の計数結果を考慮し、グループ間で起きる場合、端末は計数する際にグループ間の大きさをさらに考慮する。このような方法によれば、少ないシグナリングコストで、端末の移動状態を正確に推定できるため、推定結果がより正確になり、適用範囲がより広く、エアインタフェースシグナリングがより簡単になる。
下記の説明及び図面に示すように、本発明の特定の実施形態が詳細に開示され、本発明の原理を採用できる方式が示される。なお、本発明の実施形態の範囲はこれらに限定されない。本発明の実施形態は、添付される特許請求の範囲の要旨及び項目の範囲内において、変更されたもの、修正されたもの及び均等的なものを含む。
1つの実施形態に記載された特徴及び/又は示された特徴は、同一又は類似の方式で1つ又はさらに多くの他の実施形態で用いられてもよいし、他の実施形態における特徴と組み合わせてもよいし、他の実施形態における特徴に代わってもよい。
なお、本文では、用語「包括/含む/有する」は、特徴、部材、ステップ又はコンポーネントが存在することを指し、一つ又は複数の他の特徴、部材、ステップ又はコンポーネントの存在又は付加を排除しない。
本発明の多くの態様は、以下の図面を参照しながら理解できる。図面における素子は比例に応じて記載されたものではなく、本発明の原理を示すためのものである。本発明の一部分を示す又は記載するため、図面における対応部分は拡大或いは縮小される可能性がある。本発明の1つの図面及び1つの実施形態に記載された要素及び特徴は、1つ又はさらに多くの図面又は実施形態に示された要素及び特徴と組み合わせてもよい。また、図面において、類似の符号は複数の図面における対応する素子を示し、1つ以上の実施形態に用いられる対応素子を示してもよい。
従来技術の測定報告をトリガするタイミングを示す模式図である。 本発明の実施例に係る端末移動状態の推定方法のフローチャートである。 セル間の端末のハンドオーバを示す模式図である。 端末の移動ルートによる移動状態の推定の不正確の態様を示す模式図である。 改良方法1を用いて端末移動についての計数を示す模式図である。 改良方法2を用いて端末移動についての計数の一の態様を示す模式図である。 改良方法2を用いて端末移動についての計数の他の態様を示す模式図である。 本発明の実施例に係る基地局に適用する端末移動状態の推定方法のフローチャートである。 本発明の実施例に係る端末の構成を示す図である。 本発明の実施例に係る基地局の構成を示す図である。
本発明の実施例の前述した特徴及び他の特徴は、図面を参照しながら、下記の明細書を通じて分かる。これらの実施形態は、単なる例示的なものであり、本発明を限定するものではない。
本発明の実施例では、説明の便宜上、端末が移動状態を推定する過程において、マクロセルとそれによってカバーされた範囲内の比較的小さなセルとを1つの「グループ」と称し、独立のマクロセル(即ち、カバーされた範囲に比較的小さなセルのないマクロセル)又は独立の比較的小さなセル(即ち、マクロセルにカバーされていない)とも1つの「グループ」と称する。ここで、マクロセルは、例えばeNB(evolved Node B:発展型基地局)によりカバーされたセルであってもよく、比較的な小さなセルは、例えばRRH(Remote Radio Head:リモート無線ヘッド)、Pico(ピコ基地局)、Relay(リレー)、HeNB(Home eNB:ホーム基地局)などによりカバーされたセルであってもよい。
下記の実施例1に述べるように、本発明の実施例は、端末移動状態の推定方法を提供する。
<実施例1>
図2は、本発明の実施例に係る端末移動状態の推定方法のフローチャートである。図2に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップ201:端末は、受信されたネットワークトポロジ情報に基づいて、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを決定する。
ステップ202:ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きる場合、端末はグループ間の大きさ(サイズ)に基づいてハンドオーバ又はセル選択について計数し、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ内で起きる場合、端末はグループ内の移動計数結果に基づいてハンドオーバ又はセル選択について計数する。
ステップ203:端末は、計数結果に基づいて、端末の移動状態を推定する。
ステップ201において、基地局は、端末にハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを認識させるために、端末にネットワークトポロジ情報を送信する。該ネットワークトポロジ情報は、現在のセルの上位セル、即ち自分をカバーするセルを示すものである。自分をカバーする他のセルがない場合、現在のセルの上位セルが現在のセル自身であると認識する。1つの実施例では、基地局はブロードキャスト又はユニキャストを介して端末にネットワークトポロジ情報を送信してもよい。1つの実施例では、ネットワークトポロジ情報は、上位セルの識別子をさらに含んでもよい。基地局の具体的な処理は、以下の実施例に説明される。このネットワークトポロジ情報により、端末は、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるか、それともグループ内で起きるかを決定できる。
例えば、端末がセル1からセル2にハンドオーバする場合、図3(a)に示すように、セル1及びセル2により報告された上位セルが共に自分であるとき、端末は該ハンドオーバがグループ間で起きると決定し、図3(b)に示すように、セル1により報告された上位セルがセル1自身であり、且つセル2により報告された上位セルがセル1であるとき、端末は該ハンドオーバがグループ内で起きると決定し、図3(c)に示すように、セル1により報告された上位セルがセル2であり、且つセル2により報告された上位セルがセル2自身であるとき、端末は該ハンドオーバがグループ内で起きると決定してもよい。
ステップ202において、グループ間の大きさは、グループ内のマクロセルの大きさ、及び端末が現在のグループ外に移動した時の現在のグループ内のグループ内計数結果のうちの最大値であってもよいし、グループ内のマクロセルの大きさと、端末が現在のグループ外に移動した時の現在のグループ内のグループ内計数結果との和であってもよい。ここで、グループ内にマクロセルがない場合、グループ間の大きさは、端末が現在のグループ外に移動した時の現在のグループ内のグループ内計数結果であり、グループ内に比較的小さなセルがない場合、グループ間の大きさは、グループ内のマクロセルの大きさである。
例えば、仮に端末が移動ルートにおいてN−1番目のグループ外に移動した(ここで、「N−1番目のグループ外に移動した」は、端末がN−1番目のグループからN番目のグループにハンドオーバすること、或いはN−1番目のグループからN番目のグループに再選択することを指す)場合、その計数結果はR(N−1)(そのうち、R(0)=0)となり、端末がN番目のグループ外に移動した場合、計数結果はR(N)=R(N−1)+G(N)となり、ここで、G(N)はN番目のグループのグループ間の大きさである。1つの実施例では、G(N)=max(グループ内のマクロセルの大きさ,g(N))となり、グループ内にマクロセルがない場合、G(N)=g(N)、グループ内に比較的小さなセルがない、即ち1つのマクロセルしかない場合、G(N)=グループ内のマクロセルの大きさ、となる。もう1つの実施例では、G(N)=グループ内のマクロセルの大きさ+g(N)。ここで、g(N)は、端末がN番目のグループ外に移動した時のN番目のグループ内の計数結果であり、グループ内にマクロセルがない場合、G(N)=g(N)、グループ内に比較的小さなセルがない、即ち1つのマクロセルしかない場合、G(N)=グループ内のマクロセルの大きさ。
ステップ202において、グループ内の移動計数結果は、端末がグループ内で移動する時にハンドオーバ又はセル再選択が行われた比較的小さなセルの計数結果であってもよいし、端末がグループ内で移動する時にハンドオーバ又はセル再選択が行われた比較的小さなセルの計数結果とグループ内のマクロセルの大きさとの和であってもよい。ここで、グループ内にマクロセルがない場合、グループ内の移動計数結果は、端末がグループ内で移動する時にハンドオーバ又はセル再選択が行われた比較的小さなセルの計数結果である。
例えば、同様に、仮に端末が移動ルートにおいてN−1番目のグループ外に移動した(ここで、「N−1番目のグループ外に移動した」は、端末がN−1番目のグループからN番目のグループにハンドオーバすること、或いはN−1番目のグループからN番目のグループに再選択することを指す)場合、その計数結果はR(N−1)(そのうち、R(0)=0)となり、端末がN番目のグループ内で移動した場合、計数結果はR(N,m)=R(N−1)+g(N,m)となり、ここで、g(N,m)はN番目のグループ内のm番目の比較的小さなセル外に移動した時のグループ内計数結果である。1つの実施例では、g(N,m)は、端末がグループ内で移動する時のハンドオーバ又は再選択された比較的小さなセルのみの計数結果であり、グループ内に比較的小さなセルがない(即ち該グループが独立のマクロセルである)場合、g(N,m)=g(N)=0。もう1つの実施例では、g(N,m)は、端末がグループ内で移動する時のハンドオーバ又は再選択された比較的小さなセルのみの計数結果+グループ内のマクロセルの大きさとなる。ここで、g(N,0)=グループ内のマクロセルの大きさ、即ち端末がN番目のグループ内に移動しさえすれば、グループ内計数の初期値はマクロセルの大きさとなる。この実施例では、グループ内にマクロセルがない場合、グループ内のマクロセルの大きさはゼロとなり、前の実施例と同じになり、グループ内に比較的小さなセルがない場合、g(N,m)=g(N)=マクロセルの大きさ。
ステップ202において、G(N)及びg(N,m)により定義されたものの異なる組合わせについて、G(N)は第1種の実施形態を採用し、且つg(N,m)は第2種の実施形態を採用する場合、G(N)=g(N)。
本実施例の方法及びその効果をさらに明確化するため、具体的な例を挙げて、従来の計数方法と対比して、本発明の方法及びその効果を説明する。
図4は、端末の移動ルートによる移動状態の推定の不正確の態様を示す模式図である。図4に示すように、従来の計数方法では、基地局が移動状態を検出させるように端末をトリガすることは、基地局がブロードキャスト(端末がアイドルモードにある場合)又はユニキャスト(端末が接続モードにある場合)を介して端末に計数時間帯、修正された計数時間帯、高閾値、中間閾値を含むトリガ時間に必要なパラメータを送信するステップ、端末が上記所定の計数時間帯においてハンドオーバ又はセル再選択の回数を計数する。計数時間が終了した時に、計数結果が高閾値よりも大きい場合、端末は自分が高速移動状態にあると判断し、計数結果が高閾値以上であり、且つ中間閾値よりも大きい場合、端末は自分が中速移動状態にあると判断し、修正された時間帯において高速移動状態及び中速移動状態いずれも検出されていない場合、端末は自分が普通移動状態にあると判断する。端末の移動状態が判断された後、端末が異なる移動状態に対応する異なるプロセス(ハンドオーバ又はセル再選択)の修正因子を予め取得しているため、端末は実際に判断された移動状態に対応する修正因子を選択し、対応するプロセスを修正することができる。
しかし、図4に示すように、端末はハンドオーバ又はセル再選択を計数する際に、セルの大きさ(サイズ)を考慮していない。図4において、端末は同一の速度でルート1及びルート2それぞれに沿って移動する。ルート1に沿って移動する際に、通過するセルの半径がより大きく、ハンドオーバの回数もルート2に沿って移動する際のハンドオーバよりも明らかに小さい。よって、端末は二つのルートに沿って移動する際に異なる移動状態になる可能性がある。実際のネットワークでは、各セルの大きさの差別が大きくて、ネットワークのトポロジ構造も複雑であるため、端末の移動状態を判断する際にセルの大きさを考慮しないと、このような問題をもたらすことがある。
上記問題を解決するために、多種の改良方法が提供されているが、各種の改良方法にそれぞれの欠点が存在し、以下は本発明の実施例に係る方法と対比しながら説明する。
図5は、改良方法1を用いる例である。図5に示すように、基地局はセルの加重値を府ロードキャストし、端末は受信された加重値に基づいて移動状態の判断プロセスを修正する。例えば、マクロセルの加重値が1であり、マイクロセルの加重値が0.3である場合、マクロセルから1回のハンドオーバを行う、或いは1回のセル再選択を行うとき、端末は1を加算し、マイクロセルから1回のハンドオーバを行う、或いは1回のセル再選択を行うとき、端末は0.3を加算する。このような方法において、端末の計数結果はセルの大きさ(サイズ)因子を含んでいるが、重複計数の問題、即ち予測の結果が実際の移動速度よりも速いことをもたらしてしまう。例えば、図5において、端末が破線に沿って移動する場合、図中右側からセル1に入り、セル1に初めて入った時の計数値はmである。端末が左側でセル1外に移動した際に、端末はセル1を2回計数し、セル2及び3それぞれを1回計数し、計数結果はR=m+2.6となることがわかった。一方、実際には、このプロセスにおいて、最も正確な方法として、セル1を1回計数すればよい、即ち最終的な計数結果は、R=m+1となるはずである。
本発明の実施例に係る方法では、セル1〜3は1つのグループであり、そのうち、セル2及びセル3の上位セルはセル1であり、セル1の上位セルはセル1自身である。端末が左側でセル1外に移動した、即ち該グループ外に移動した際に、グループ間の移動の計数公式に基づいて計数する。セル1に入る前、即ち該グループに入る前の計数値R(N−1)はmである。G(N)の第1種の実施形態及びg(N,m)の第1種の実施形態を採用する場合、g(N)=g(N,2)=0.6、G(N)=max(1,0.6)=1、即ち該グループのグループ間の大きさG(N)は1となり、取得された該端末の計数結果はR(N)=R(N−1)+G(N)=m+1となる。G(N)の第1種の実施形態及びg(N,m)の第2種の実施形態を採用する場合、g(N)=g(N,2)=1+0.6=1.6、G(N)=max(1,1.6)=1.6、R(N)=R(N−1)+G(N)=m+1.6。G(N)の第2種の実施形態及びg(N,m)の第2種の実施形態を採用する場合、g(N)=g(N,2)=0.6、G(N)=1+0.6=1.6、R(N)=R(N−1)+G(N)=m+1.6。G(N)の第2種の実施形態及びg(N,m)の第2種の実施形態を採用する場合、g(N)=g(N,2)=1.6、G(N)=1+1.6=2.6、R(N)=R(N−1)+G(N)=m+2.6。以上の分析から、G(N)及びg(N,m)の異なる実施形態により、異なる計数結果となり、G(N)及びg(N,m)は共に第2種の実施形態を採用すると、計数結果について一定の重複計数をもたらすことがあることがわかった。G(N)及びg(N,m)は共にそれぞれの第2種の実施形態を採用しない限り、従来技術よりも好適な効果に繋がる。
図6及び図7は、改良方法2を採用する2つの例である。図6及び図7に示すように、該方法はネットワークにおけるマクロセルのみを計数し、他の比較的小さなセル(例えばマイクロセル、リレー基地局など)を計数しない。このように、計数されたセルの大きさが均一であるため、移動についての予測の結果は正確である。端末にマクロセルを認識させるため、下記2つの方法を用いてもよい。
(1)基地局の物理識別子ドメインを2つの集合に分割し、マクロセルの物理識別子はそのうち1つの独立の集合から選択し、他のセルの物理識別子はもう1つの集合から選択する。物理識別子は、移動状態の推定を行わなくても、端末が正常の通信を行うために取得される情報であるため、物理識別子ドメインの分割により、端末は「現在のセルがマクロセルであるか否か」という情報を簡単に取得できる。
(2)基地局は新たな情報をブロードキャストし、自分が端末により計数される必要があるか否かを示す。例えば、基地局は、1ビットの情報ビットをブロードキャストしてもよく、「1」は計数される必要があることを示し、「0」は計数されないことを示す。
上記2つの指示方法によれば、端末は基地局が計数される必要があるか否かを決定できる。しかし、この方法は、計数漏れの問題がある。図6において、端末の移動ルートにはいくつかの独立の比較的小さなセル(セル2及び3)があり、指示方法1を採用すると、セル2及び3は計数されない。図7において、マクロセル1のカバー範囲内にはいくつかの比較的小さなセル(セル2〜5)がある。端末がすべての計数時間帯内又は計数時間帯が終了する前のタイミングにセル1のカバー範囲内で移動する場合、方法1及び方法2のいずれかを採用しても、セル2〜5からハンドオーバを行ったことが計数されないため、計数漏れの問題が生じてしまう。計数漏れの問題が生じた場合、推定された移動状態が実際の速度よりも低いことにつながる。
本発明の実施例に係る方法によれば、図6の例について、各セルそれぞれは1つのグループであるため、端末の移動はグループ間の移動に属し、セル1、4について、各グループは1つのみのマクロセルを有し、セル2、3について、各グループは1つのみの比較的小さなセルを有する。本発明のグループ間の計数方法によれば、取得された端末移動の計数結果は、2つのマクロセル(セル1及びセル4)の大きさと2つの比較的小さなセル(セル3及びセル3)のグループ内計数結果との和となる。仮にセル4は計数プロセスにおいて端末が移動するN番目のグループである場合、R(N)=R(n−4)+G(N−3)+G(N−2)+G(N−1)+G(N)=R(n−4)+マクロセル1の大きさ+比較的小さなセル2の大きさ+比較的小さなセル3の大きさ+マクロセル4の大きさ。図7の例について、セル1〜5は1つのグループであるため、端末のセル1内の移動はグループ内の移動に属する。仮にセル1〜5の属するグループは計数プロセスにおいて端末が移動するN番目のグループであり、セル2〜4は端末がN番目のグループ内にセル外に移動する1〜3番目の比較的小さなセルである場合、本発明の実施例に係るグループ内の計数方法の第1種の計数方法によれば、取得された端末の移動の計数結果r(N,3)=R(N−1)+g(N,3)=R(N−1)+比較的小さなセル2の大きさ+比較的小さなセル3の大きさ+比較的小さなセル4の大きさ。
本発明の実施例は移動通信システムにおいて端末の移動状態を推定する新たな方法を提供する。基地局は、端末にネットワークの配置情報、例えば上位セルの識別子を送信する。端末は、受信された情報に基づいて、ハンドオーバ又はセルの再選択がグループの内部に起きるかグループの間で起きるかを判断できる。グループの内部に起きる場合、端末は計数する際にグループ内の計数結果を考慮し、グループ間で起きる場合、端末は計数する際にグループ間の大きさをさらに考慮する。このような方法によれば、少ないシグナリングコストで、端末の移動状態を正確に推定できるため、推定結果がより正確になり、適用範囲がより広く、エアインタフェースシグナリングがより簡単になる。
下記実施例2に述べるように、本発明の実施例は端末移動状態の推定方法をさらに提供する。
<実施例2>
図8は、本発明の実施例に係る基地局に適用する端末移動状態の推定方法のフローチャートである。該方法は基地局に適用する。図8に示すように、該方法は以下のステップを含む。
ステップ801:基地局は、端末がネットワークトポロジ情報に基づいてハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを決定し、決定結果に基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数し、計数結果に基づいて端末の移動状態を推定するように、ブロードキャスト又はユニキャストを介して端末にネットワークトポロジ情報を供給する。
ここで、ネットワークトポロジ情報は、現在のセルの上位セル及びその識別子を含む。
本実施例では、端末にハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを認識させるために、基地局は、ブロードキャスト又はユニキャストを介して端末に関連するネットワークトポロジ情報を提供してもよい。具体的には、基地局は、現在のセルの上位セル(即ち自分をカバーするセル)がどのセルであるか、例えば自分か他のセルかを端末に通知してもよい。上位セルが自分である場合、単独して報告しなくてもよく(実際には、自分の識別子は他のプロセスにおいて取得できる)、上位セルが他のセルである場合、この上位セルの識別子をさらに報告してもよい。ここで、セルの識別子は、セルの物理識別子、又は他の類型のセル識別子であってもよい。このように、端末がハンドオーバ又はセル再選択を行う際に、目標セルと原セルとは異なる上位セルを有する場合、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きると判断し、その他の場合、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ内で起きると判断する。そして、実施例1の方法により端末の移動状態を推定する。
なお、実際のネットワーク配置では、セルは、例えば2つ、3つ、又はさらに多い数の複数の上位セルによりカバーされる場合がある。ここで、上位セルは、カバー面積の最も広いものが好ましい。また、セルは他のセルにより完全にカバーされなく、一部だけがカバーされる、或いはセルは2つ又はより多くのセルにより同時にカバーされる場合があり、この際に、ネットワーク側は実際の状況に応じてグループ分けを設定してもよい。例えば、一部カバーされたセルを独立のグループと設定してもよいし、他のセルと共に1つのグループと設定してもよいし、各グループ内の上位セルも実際の状況に応じてネットワーク側により設定されてもよい。また、本発明では、セルの大きさは、セルの実際の物理的サイズ、例えば半径又は直径であってもよいし、必要に応じてネットワークにより設定された論理的大きさ、例えば加重値、セルの大きさのレベルなどであってもよい。
本発明の実施例の有益な効果としては、本発明の実施例は移動通信システムにおいて端末の移動状態を推定する新たな方法を提供する。基地局は、端末にネットワークの配置情報、例えば上位セルの識別子を送信する。端末は、受信された情報に基づいて、ハンドオーバ又はセルの再選択がグループの内部に起きるかグループの間で起きるかを判断できる。グループの内部に起きる場合、端末は計数する際にグループ内の計数結果を考慮し、グループ間で起きる場合、端末は計数する際にグループ間の大きさをさらに考慮する。このような方法によれば、少ないシグナリングコストで、端末の移動状態を正確に推定できるため、推定結果がより正確になり、適用範囲がより広く、エアインタフェースシグナリングがより簡単になる。
下記実施例3に述べるように、本発明の実施例は端末をさらに提供し、該端末の問題解決の原理と上記実施例1の方法と類似するため、該端末の実施について実施例1の実施を参照してもよく、重複する部分の説明が省略される。
<実施例3>
図9は、本発明の実施例に係る端末の構成を示す図である。図9に示すように、該端末は、受信部91、決定部92、計数部93、及び推定部94を含む。
受信部91は、ネットワーク側により送信されたネットワークトポロジ情報を受信する。
ここで、ネットワーク側は、例えばeNBなどのマクロ基地局であってもよいし、例えばRRH、Pico、Relay、HeNBなどの他の小さな基地局であってもよい。
決定部92は、受信部91により受信されたネットワークトポロジ情報に基づいて、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを決定する。
計数部93は、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きると決定部92により決定された場合、グループ間の大きさに基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数し、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ内で起きると決定部92により決定された場合、グループ内の移動計数結果に基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数する。
推定部94は、計数手段の計数結果に基づいて、端末の移動状態を推定する。
1つの実施例では、グループ間の大きさは、グループ内のマクロセルの大きさ、及び端末が現在のグループ外に移動した時の現在のグループ内のグループ内計数結果のうちの最大値である。もう1つの実施例では、グループ間の大きさは、グループ内のマクロセルの大きさと、端末が現在のグループ外に移動した時の現在のグループ内のグループ内計数結果との和である。ここで、グループ内にマクロセルがない場合、グループ間の大きさは、端末が現在のグループ外に移動した時の現在のグループ内のグループ内計数結果であり、グループ内に比較的小さなセルがない場合、グループ間の大きさは、グループ内のマクロセルの大きさである。
1つの実施例では、グループ内の移動計数結果は、端末がグループ内で移動する時にハンドオーバ又はセル再選択が行われた比較的小さなセルの計数結果である。もう1つの実施例では、グループ内の移動計数結果は、端末がグループ内で移動する時にハンドオーバ又はセル再選択が行われた比較的小さなセルの計数結果と、グループ内のマクロセルの大きさとの和である。ここで、グループ内にマクロセルがない場合、グループ内の移動計数結果は、端末がグループ内で移動する時にハンドオーバ又はセル再選択が行われた比較的小さなセルの計数結果である。
本発明の実施例では、端末は、受信された情報に基づいて、ハンドオーバ又はセルの再選択がグループの内部に起きるかグループの間で起きるかを判断できる。グループの内部に起きる場合、端末は計数する際にグループ内の計数結果を考慮し、グループ間で起きる場合、端末は計数する際にグループ間の大きさをさらに考慮する。このような方法によれば、少ないシグナリングコストで、端末の移動状態を正確に推定できるため、推定結果がより正確になり、適用範囲がより広く、エアインタフェースシグナリングがより簡単になる。
下記実施例4に述べるように、本発明の実施例は基地局をさらに提供し、該基地局の問題解決の原理と上記実施例2の方法と類似するため、該端末の実施について実施例2の実施を参照してもよく、重複する部分の説明が省略される。
<実施例4>
図10は、本発明の実施例に係る基地局の構成を示す図である。図10に示すように、該基地局は、送信部101を含む。
送信部101は、端末がネットワークトポロジ情報に基づいてハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを決定し、決定結果に基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数し、計数結果に基づいて端末の移動状態を推定するように、ブロードキャスト又はユニキャストを介して端末にネットワークトポロジ情報を供給する。
ここで、ネットワークトポロジ情報は、現在のセルの上位セル及びその識別子を含む。
本実施例では、端末にハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを認識させるために、基地局は、ブロードキャスト又はユニキャストを介して端末に関連するネットワークトポロジ情報を提供してもよい。具体的には、基地局は、現在のセルの上位セル(即ち自分をカバーするセル)がどのセルであるか、例えば自分か他のセルかを端末に通知してもよい。上位セルが自分である場合、単独して報告しなくてもよく(実際には、自分の識別子は他のプロセスにおいて取得できる)、上位セルが他のセルである場合、この上位セルの識別子をさらに報告してもよい。ここで、セルの識別子は、セルの物理識別子、又は他の類型のセル識別子であってもよい。このように、端末がハンドオーバ又はセル再選択を行う際に、目標セルと原セルとは異なる上位セルを有する場合、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きると判断し、その他の場合、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ内で起きると判断する。そして、実施例1の方法により端末の移動状態を推定する。
本発明の実施例に係る基地局は、端末にネットワークの配置情報、例えば上位セルの識別子を送信する。端末は、受信された情報に基づいて、ハンドオーバ又はセルの再選択がグループの内部に起きるかグループの間で起きるかを判断できる。グループの内部に起きる場合、端末は計数する際にグループ内の計数結果を考慮し、グループ間で起きる場合、端末は計数する際にグループ間の大きさをさらに考慮する。このような方法によれば、少ないシグナリングコストで、端末の移動状態を正確に推定できるため、推定結果がより正確になり、適用範囲がより広く、エアインタフェースシグナリングがより簡単になる。
本発明の実施例は、端末においてプログラムを実行する際に、コンピュータに、実施例1に記載の端末移動状態の推定方法を該端末において実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラム、をさらに提供する。
本発明の実施例は、コンピュータに、実施例1に記載の端末移動状態の推定方法を端末において実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを記録する記録媒体、をさらに提供する。
本発明の実施例は、基地局においてプログラムを実行する際に、コンピュータに、実施例2に記載の端末移動状態の推定方法を該基地局において実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラム、をさらに提供する。
本発明の実施例は、コンピュータに、実施例2に記載の端末移動状態の推定方法を基地局において実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを記録する記録媒体、をさらに提供する。
本発明の以上の装置及び方法は、ハードウェアにより実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアを結合して実現されてもよい。本発明はコンピュータが読み取り可能なプログラムに関し、該プログラムはロジック部により実行される時に、該ロジック部に上述した装置又は構成要件を実現させる、或いは該ロジック部に上述した各種の方法又はステップを実現させることができる。本発明は上記のプログラムを記憶するための記憶媒体、例えばハードディスク、ディスク、光ディスク、DVD、フラッシュメモリ等に関する。
以上、具体的な実施形態を参照しながら本発明を説明しているが、上記の説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の保護の範囲を限定するものではない。本発明の趣旨及び原理を離脱しない限り、本発明に対して各種の変形及び修正を行ってもよく、これらの変形及び修正も本発明の範囲に属する。

Claims (18)

  1. 端末は、受信されたネットワークトポロジ情報に基づいて、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを決定するステップと、
    ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きる場合、端末はグループ間の大きさに基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数するステップと、
    ハンドオーバ又はセル再選択がグループ内で起きる場合、端末はグループ内の移動計数結果に基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数するステップと、
    端末は、計数結果に基づいて、端末の移動状態を推定するステップと、を含む、端末移動状態の推定方法。
  2. 前記グループ間の大きさは、グループ内のマクロセルの大きさ、及び端末が現在のグループ外に移動した時の現在のグループ内のグループ内計数結果のうちの最大値である、或いは、
    前記グループ間の大きさは、グループ内のマクロセルの大きさと、端末が現在のグループ外に移動した時の現在のグループ内のグループ内計数結果との和である、
    請求項1に記載の端末移動状態の推定方法。
  3. グループ内にマクロセルがない場合、前記グループ間の大きさは、端末が現在のグループ外に移動した時の現在のグループ内のグループ内計数結果であり、
    グループ内に比較的小さなセルがない場合、前記グループ間の大きさは、グループ内のマクロセルの大きさである、
    請求項2に記載の端末移動状態の推定方法。
  4. 前記グループ内の移動計数結果は、端末がグループ内で移動する時にハンドオーバ又はセル再選択が行われた比較的小さなセルの計数結果である、或いは、
    前記グループ内の移動計数結果は、端末がグループ内で移動する時にハンドオーバ又はセル再選択が行われた比較的小さなセルの計数結果と、グループ内のマクロセルの大きさとの和である、
    請求項1に記載の端末移動状態の推定方法。
  5. グループ内にマクロセルがない場合、前記グループ内の移動計数結果は、端末がグループ内で移動する時にハンドオーバ又はセル再選択が行われた比較的小さなセルの計数結果である、
    請求項4に記載の端末移動状態の推定方法。
  6. ネットワーク側により送信されたネットワークトポロジ情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信されたネットワークトポロジ情報に基づいて、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを決定する決定手段と、
    ハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きると前記決定手段により決定された場合、グループ間の大きさに基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数し、ハンドオーバ又はセル再選択がグループ内で起きると前記決定手段により決定された場合、グループ内の移動計数結果に基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数する計数手段と、
    前記計数手段の計数結果に基づいて、端末の移動状態を推定する推定手段と、を含む、端末。
  7. 前記グループ間の大きさは、グループ内のマクロセルの大きさ、及び端末が現在のグループ外に移動した時の現在のグループ内のグループ内計数結果のうちの最大値である、或いは、
    前記グループ間の大きさは、グループ内のマクロセルの大きさと、端末が現在のグループ外に移動した時の現在のグループ内のグループ内計数結果との和である、
    請求項6に記載の端末。
  8. グループ内にマクロセルがない場合、前記グループ間の大きさは、端末が現在のグループ外に移動した時の現在のグループ内のグループ内計数結果であり、
    グループ内に比較的小さなセルがない場合、前記グループ間の大きさは、グループ内のマクロセルの大きさである、
    請求項7に記載の端末。
  9. 前記グループ内の移動計数結果は、端末がグループ内で移動する時にハンドオーバ又はセル再選択が行われた比較的小さなセルの計数結果である、或いは、
    前記グループ内の移動計数結果は、端末がグループ内で移動する時にハンドオーバ又はセル再選択が行われた比較的小さなセルの計数結果と、グループ内のマクロセルの大きさとの和である、
    請求項6に記載の端末。
  10. グループ内にマクロセルがない場合、前記グループ内の移動計数結果は、端末がグループ内で移動する時にハンドオーバ又はセル再選択が行われた比較的小さなセルの計数結果である、
    請求項9に記載の端末。
  11. 基地局は、端末がネットワークトポロジ情報に基づいてハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを決定し、決定結果に基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数し、計数結果に基づいて端末の移動状態を推定するように、ブロードキャスト又はユニキャストを介して端末に前記ネットワークトポロジ情報を供給するステップ、を含む、端末移動状態の推定方法。
  12. 前記ネットワークトポロジ情報は、現在のセルの上位のセルを含む、
    請求項11に記載の端末移動状態の推定方法。
  13. 端末がネットワークトポロジ情報に基づいてハンドオーバ又はセル再選択がグループ間で起きるかグループ内で起きるかを決定し、決定結果に基づいて前記ハンドオーバ又はセル選択について計数し、計数結果に基づいて端末の移動状態を推定するように、ブロードキャスト又はユニキャストを介して端末に前記ネットワークトポロジ情報を供給する送信手段、を含む、基地局。
  14. 前記ネットワークトポロジ情報は、現在のセルの上位のセルを含む、
    請求項13に記載の基地局。
  15. 端末においてプログラムを実行する際に、コンピュータに、請求項1乃至5のいずれかに記載の端末移動状態の推定方法を前記端末において実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  16. コンピュータに、請求項1乃至5のいずれかに記載の端末移動状態の推定方法を端末において実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを記録する記録媒体。
  17. 基地局においてプログラムを実行する際に、コンピュータに、請求項11又は12に記載の端末移動状態の推定方法を前記基地局において実行させるコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  18. コンピュータに、請求項11又は12に記載の端末移動状態の推定方法を基地局において実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを記録する記録媒体。
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