様々な実施形態は、ワイヤレス通信システムにおいて通信リソースユニット、たとえば、トラフィック競合リソースユニットを割り振るための方法および装置を対象とする。
いくつかの時間スロットピアツーピアシステムでは、たとえば、接続スケジューリング段階中に、トラフィック送信についての競合解消の目的で専用リソースが割り振られる。いくつかのそのようなシステムでは、各リンクは、近傍にあるリンクがトラフィックチャネルの使用について競合することができるように、送信要求信号と送信要求応答信号とが送られる、そのような専用リソースの一部分を割り当てられる。制御チャネルの部分であり、トラフィックデータ信号を搬送しない専用リソースは、通常、システムオーバーヘッドであると見なされる。トラフィック送信についての競合解消のために使用されるリソースの使用をどのように緊密に制御するかは、そのようなピアツーピアシステムにとって問題である。
いくつかのピアツーピアシステムでは、接続識別子(CID:connection identifier)は、あらゆるトラフィック送信スロットについてのトラフィック競合リソース中のリソースユニットに対応する。いくつかのそのようなシステムでは、CIDに対応するトラフィック競合リソース中のリソースユニットの物理的ロケーションは、競合における瞬時優先度の置換を可能にするように経時的に変化し得、時々変化する。いくつかのシステムでは、既存のリンクをそれらの存在を示すように強制することによってユーザがローカル一意CIDを収集するのを助けるためにCIDチャネルが与えられ、それにより、ユーザデバイスが未使用CIDを識別し、収集することが可能になる。新しいリンクが、システムに加入することを試みたが、ただ、一意のCIDが利用可能でないことに気付いたとき、その新しいリンクは、次の試みまでチャネル使用を拒否され得る。
この設計手法では、トラフィック競合のためのリソースユニットの総量はCIDスペースのサイズに対応し、CIDスペースのサイズは、近傍にあるシステム中で許容される競合するリンクの最大数をサポートするのに必要なリソースユニットに対応する。より大きいCIDスペースは、より低い呼ブロックレート(call block rate)を可能にするが、一方、トラフィック競合チャネルのためのオーバーヘッドが多くなる。ピアツーピアシステムでは、異なる時間に、異なる数のワイヤレスデバイスがトラフィックリソースについて競合することを望み得る。ピアツーピアシステム中の特定のワイヤレスデバイスが必要とし得るトラフィックリソースの量は、経時的に変動することが予想され得る。さらに、異なるワイヤレスデバイスおよび/または異なるタイプのワイヤレスデバイスは異なるトラフィックリソースニーズを有し得る。
上記に鑑みて、ピアツーピアネットワークにおけるトラフィックリソースについての競合のフレキシブルな方法が必要であることを諒解されたい。
様々な実施形態は、ワイヤレス通信システムにおいてトラフィック競合リソースユニットを割り振るための方法および装置を対象とする。トラフィック競合リソースユニットは、たとえば、トラフィック制御チャネルのスロット内の1つまたは複数のトーンシンボルであり得る。様々な方法および装置は、ピアツーピアワイヤレス通信システム、たとえば、ネットワーク輻輳レベルが変動することが予想され得、決定が分散的に行われるピアツーピアワイヤレスシステムにおいて使用するのに好適である。いくつかのそのような実施形態では、リンクに対応するワイヤレス通信デバイスは、たとえば、CIDを収集および放棄することによってトラフィック競合のためにリソースユニットを自動割り振りする。すべてではないが、いくつかの実施形態では、各CIDは、すべてのトラフィックスロットではなく、トラフィックスロットのサブセット中のトラフィック競合ユニットのみに対応することに留意されたい。たとえば、すべてではないが、いくつかの実施形態では、CIDは、すべての偶数スロットまたはすべての奇数スロット中のトラフィック競合ユニットのみに対応することができる。初めにリソースを収集すること、収集されたリソースを放棄すること、追加のリソースを収集すること、および/またはトラフィック競合のための収集されたリソースの相対分布の変更を行うことに関する決定は、ネットワーク輻輳の検出されたレベルおよび/またはネットワーク輻輳の検出された変化に基づく。
ワイヤレス通信デバイスを動作させる例示的な方法は、いくつかの実施形態によれば、ネットワーク輻輳のレベルを検出することと、ネットワーク輻輳の検出されたレベルに基づいてトラフィック競合のために収集すべきリソースユニットの数を判断することとを備える。例示的なワイヤレス通信デバイスは、いくつかの実施形態によれば、ネットワーク輻輳のレベルを検出することと、ネットワーク輻輳の検出されたレベルに基づいてトラフィック競合のために収集すべきリソースユニットの数を判断することとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える。例示的なワイヤレス通信デバイスは、前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリをさらに備える。
上記の概要で様々な実施形態について論じたが、必ずしもすべての実施形態が同じ特徴を含むとは限らず、上記で説明した特徴のいくつかは、いくつかの実施形態では、必要ではないが、望ましいことがあることを諒解されたい。多数の追加の特徴、実施形態および様々な実施形態の利益について、以下の発明を実施するための形態において論じる。
様々な例示的な実施形態による、例示的なピアツーピアワイヤレス通信システムの図。
様々な例示的な実施形態による、ワイヤレス通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャートの第1の部分の図。
様々な例示的な実施形態による、ワイヤレス通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャートの第2の部分の図。
様々な例示的な実施形態による、ワイヤレス通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャートの第3の部分の図。
例示的な実施形態による、例示的なワイヤレス通信デバイスの図。
図3に示した例示的なワイヤレス通信デバイス中で使用され得、いくつかの実施形態では使用されるモジュールのアセンブリの第1の部分の図。
図3に示した例示的なワイヤレス通信デバイス中で使用され得、いくつかの実施形態では使用されるモジュールのアセンブリの第2の部分の図。
図3に示した例示的なワイヤレス通信デバイス中で使用され得、いくつかの実施形態では使用されるモジュールのアセンブリの第3の部分の図。
図3に示した例示的なワイヤレス通信デバイス中で使用され得、いくつかの実施形態では使用される例示的なデータ/情報の図。
様々な実施形態による、例示的な循環ピアツーピア周波数/タイミング構造のプロットの図。
例示的な実施形態による、例示的なCIDブロードキャストリソースのより詳細な表現を示す図。
第1のトラフィックデータリソースに対応する例示的なトラフィックスケジューリングリソースがトラフィック送信要求ブロックと対応するトラフィック送信要求応答ブロックとを含むことを示す図。
例示的な実施形態による、図8のトラフィック送信要求ブロックとトラフィック送信要求応答ブロックとのより詳細な表現を示す図。
第2のトラフィックデータリソースに対応する例示的なトラフィックスケジューリングリソースがトラフィック送信要求ブロックと対応するトラフィック送信要求応答ブロックとを含むことを示す図。
例示的な実施形態による、図10のトラフィック送信要求ブロックとトラフィック送信要求応答ブロックとのより詳細な表現を示す図。
第(N−1)のトラフィックデータリソースに対応する例示的なトラフィックスケジューリングリソースがトラフィック送信要求ブロックと対応するトラフィック送信要求応答ブロックとを含むことを示す図。
例示的な実施形態による、図12のトラフィック送信要求ブロックとトラフィック送信要求応答ブロックとのより詳細な表現を示す図。
第Nのトラフィックデータリソースに対応する例示的なトラフィックスケジューリングリソースがトラフィック送信要求ブロックと対応するトラフィック送信要求応答ブロックとを含むことを示す図。
例示的な実施形態による、図10のトラフィック送信要求ブロックとトラフィック送信要求応答ブロックとのより詳細な表現を示す図。
(i)既存のピアツーピア接続を有し、その接続に対応する、すでに収集された1つまたは複数の接続識別子を有する例示的なワイヤレス通信デバイスと、(ii)ピアツーピア接続を確立し、1つまたは複数の接続識別子を収集することを望むワイヤレス通信デバイスのペアとを示す図。
使用中のCIDを判断し、ネットワーク輻輳のレベルを判断し、ネットワーク輻輳の判断されたレベルに基づいて、収集すべきCIDの数と、どのCIDを収集すべきかとを判断する例示的なワイヤレスデバイスを示す図。
(i)第2のしきい値に対する使用中のCIDの数と、(ii)例示的なワイヤレスデバイスのトラフィック要求レートと、(iii)擬似ランダム関数からの出力とに基づいて、CIDを解放すべきか否かを決定する2つの例示的なワイヤレスデバイスを示す図。
2つの異なるサブセットに対応する収集されたCIDの例示的なワイヤレスデバイスの相対分布の変更を行うことを決定する例示的なワイヤレスデバイスを示す図。
(i)第1のしきい値に対する使用中のCIDの数と、(ii)例示的なワイヤレスデバイスのトラフィック要求レートと、(iii)擬似ランダム関数からの出力とに基づいて、追加のCIDを収集すべきか否かを決定する例示的なワイヤレスデバイスを示す図。
追加のCIDを収集すべきか、または収集されたCIDを解放すべきかに関する決定を行う際に使用される第1および第2のしきい値を更新することを決定する例示的なワイヤレスデバイスを示す図。
図1は、様々な例示的な実施形態による、例示的なピアツーピアワイヤレス通信システム100の図である。例示的なピアツーピアワイヤレス通信システム100は、ピアツーピアシグナリングプロトコルをサポートする複数のワイヤレス通信デバイス(ワイヤレス通信デバイス1 102、ワイヤレス通信デバイス2 104、ワイヤレス通信デバイス3 106、ワイヤレス通信デバイス4 108、ワイヤレス通信デバイス5 110、ワイヤレス通信デバイス6 112、ワイヤレス通信デバイス7 114、ワイヤレス通信デバイス8 116、ワイヤレス通信デバイス9 118、ワイヤレス通信デバイス10 120、...、ワイヤレス通信デバイスN 122)を含む。例示的なワイヤレス通信デバイス(102、106、108、110、112、114、118、120、122)はモバイルデバイスであり、ワイヤレス通信デバイス(104、116)は固定デバイスである。
システム100中のワイヤレス通信デバイスは、互いとのピアツーピア接続を形成し得、時々形成する。システム100中のワイヤレス通信デバイスは、ネットワーク輻輳の検出されたレベルに基づいてトラフィック競合のためにリソースユニットを自動割り振りおよび/または放棄する。異なる時間に、同じピアツーピア接続に対応するワイヤレス通信デバイスは、異なる量のトラフィック競合リソースユニットを保持し得る。
図2Aと図2Bと図2Cとの組合せを備える図2は、様々な実施形態による、ワイヤレス通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャート200である。例示的な方法の動作はステップ202において開始し、ワイヤレス通信デバイスが電源投入され、初期化される。動作は開始ステップ202からステップ204に進む。ステップ204において、ワイヤレス通信デバイスはネットワーク輻輳のレベルを検出する。ステップ204はステップ206および208を含む。ステップ206において、ワイヤレス通信デバイスは、接続識別子の使用を示す信号を監視し、次いでステップ208において、ワイヤレス通信デバイスは、すでに使用中の接続識別子の数からネットワーク輻輳のレベルを判断する。動作はステップ204からステップ210に進む。
ステップ210において、ワイヤレス通信デバイスは、少なくともネットワーク輻輳の検出されたレベルに基づいて収集すべきリソースユニットの数を判断する。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の他のファクタも、収集すべきリソースユニットの数を判断する際に使用される。たとえば、いくつかの実施形態では、送信機のトラフィックの性質、たとえば、ボイスまたはビデオまたはHTTPなどのトラフィックタイプなどが、収集すべきリソースユニットの数を判断する際に使用される。いくつかの実施形態では、リソースユニットは、トラフィックリソースについて競合する機会をワイヤレス通信デバイスに与える接続識別子に関連する。いくつかの実施形態では、リソースユニットは、トラフィックリソースについて競合する機会をワイヤレス通信デバイスに与える接続識別子である。いくつかの実施形態では、個々の接続識別子は、トラフィックリソースの異なるサブセットに対応するトラフィックリソースについて競合する機会をワイヤレス通信デバイスに与え、少なくともいくつかの異なる接続識別子は、トラフィックリソースの異なるサブセットに対応する。たとえば、一実施形態では、接続識別子の第1のセットが奇数のトラフィックスロットに対応し、接続識別子の第2のセットが偶数のトラフィックスロットに対応する。ステップ210はステップ212および214を含む。ステップ212において、ワイヤレス通信デバイスは、トラフィックリソースの第1のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第1の数を判断する。動作はステップ212からステップ214に進む。ステップ214において、ワイヤレス通信デバイスは、トラフィックリソースの第2のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第2の数を判断し、トラフィックリソースの前記第2のサブセットはトラフィックリソースの前記第1のサブセットとは異なる。いくつかの実施形態では、ネットワーク輻輳の高いレベルが検出されたとき、単一のサブセットに対応する接続識別子が選択され、輻輳のより低いレベルが検出されたとき、複数の異なるサブセットに対応する接続識別子が検出される。動作はステップ210からステップ215に進む。
ステップ215において、ワイヤレス通信デバイスは、それのトラフィック要求レートを判断する。いくつかの実施形態では、トラフィック要求レートは、ワイヤレス通信デバイスが所与の数のトラフィックスロットにわたって送信したトラフィック送信要求信号の数である。いくつかの実施形態では、既存のCIDの場合のトラフィック要求レートについての統計値が収集され、競合がどのくらいビジーであるかの指示として使用される。これは、CIDブロードキャストチャネル中の占有を観測するのではなく、リンクスケジューリング段階における占有を観測することによって行われ得、いくつかの実施形態では行われる。いくつかの実施形態では、既存のCIDの場合のトラフィック要求レート統計値が、ネットワーク輻輳を判断する際に使用され、ならびに/あるいはリソース、たとえば、CIDを収集および/または放棄することに関する決定を行う際に使用される。いくつかの実施形態では、リンク自体において搬送されるトラフィックの性質の理解が、ネットワーク輻輳を判断する際に使用され、ならびに/あるいはリソース、たとえば、CIDを収集および/または放棄することに関する決定を行う際に使用される。いくつかの実施形態では、リンク上で通信されるトラフィックのタイプ、たとえば、ボイスまたはビデオ、またはHTTPなどが、ネットワーク輻輳を判断する際に観測および追跡および使用され、ならびに/あるいはリソース(たとえば、CID)を収集および/または放棄することに関して決定を行う際に観測および追跡および使用される。動作はステップ215からステップ216に進む。
ステップ216において、ワイヤレス通信デバイスはネットワーク輻輳の現在のレベルを判断する。ステップ216はステップ217および218を含む。ステップ217において、ワイヤレス通信デバイスは、ある時点において使用中の接続識別子の数を判断し、次いでステップ218において、ワイヤレス通信デバイスは、使用中の接続識別子の数の変化があったかどうかを判断する。いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信デバイスは、現在時点について使用中の接続識別子の判断された数を前のスロットにおいて使用されたCIDの数、すなわち、CIDチャネルの前の事例から記録された前回の統計値と比較する。動作はステップ216からステップ220に進む。
ステップ220において、ワイヤレス通信デバイスは、たとえば、使用中の接続識別子の数の変化があったか否かに基づいて、ネットワーク輻輳の変化があったかどうかを判断する。ワイヤレス通信デバイスが、ネットワーク輻輳の変化がなかったと判断した場合、動作は、それのトラフィック要求レートの別の判断と、後の時点におけるネットワーク輻輳の現在のレベルの別の判断とのためにステップ220からステップ215に進む。しかしながら、ワイヤレス通信デバイスが、ステップ220においてネットワーク輻輳のレベルの変化があったと判断した場合、動作は、ステップ220から接続ノードA222を介してステップ224とステップ226とのうちの1つに進む。ステップ224とステップ226とは代替ステップである。いくつかの実施形態では、ステップ224が使用されるが、他の実施形態では、ステップ226が使用される。さらに他の実施形態では、いくつかの反復中にステップ224が使用され、他の反復では、ステップ226が使用され得る。
ステップ224において、ワイヤレス通信デバイスは、ネットワーク輻輳の変化を検出したことに応答して、収集されたリソースユニットの総数の変更を行う。ステップ224はステップ228、230、234および236を含む。ステップ228において、ワイヤレス通信デバイスは、使用中の接続識別子の検出された数が、第1のしきい値を下回るネットワーク輻輳の減少を示す前記第1のしきい値を下回ったかどうかを判断する。ワイヤレス通信デバイスが、接続識別子の検出された数が第1のしきい値を下回ったと判断した場合、動作はステップ228からステップ230に進む。ステップ230において、ワイヤレス通信デバイスは少なくとも1つの接続識別子を収集する。動作はステップ230から接続ノードB232に進む。ステップ228に戻ると、ステップ228において、ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の数が第1のしきい値を下回ったと判断しなかった場合、動作はステップ228からステップ234に進む。
ステップ234において、ワイヤレス通信デバイスは、ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の数が、第2のしきい値を上回るネットワーク輻輳の増加を示す前記第2のしきい値を超えたことを検出したかどうかを判断する。ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の数が第2のしきい値を超えたと判断した場合、動作はステップ234からステップ236に進み、ステップ236において、ワイヤレス通信デバイスは少なくとも1つの接続識別子を解放する。動作はステップ236から接続ノードB232に進む。ステップ234に戻ると、ステップ234において、ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の検出された数が第2のしきい値を超えなかったと判断した場合、動作はステップ234から接続ノードB232に進む。
ステップ226に戻ると、ステップ226において、ワイヤレス通信デバイスは、輻輳レベルしきい値判断と擬似ランダム関数とに基づいて、収集されたリソースユニットの総数の変更を行うべきか否かの決定を行う。擬似ランダム関数、たとえば、異なるワイヤレス通信デバイスが異なるシード値を使用する擬似ランダム関数に応じて変更を行うこの手法を使用して、輻輳の変化を検出したワイヤレス通信デバイスの各々は、必ずしも、検出された輻輳の変化に応答して同様に変化するとは限らない。ステップ226はステップ238、240、244および246を含む。ステップ238において、ワイヤレス通信デバイスは、使用中の接続識別子の検出された数が、第1のしきい値を下回るネットワーク輻輳の減少を示す前記第1のしきい値を下回ったかどうかを判断する。ワイヤレス通信デバイスが、接続識別子の検出された数が第1のしきい値を下回ったと判断した場合、動作はステップ238からステップ240に進み、ステップ240において、ワイヤレス通信デバイスは、(i)擬似ランダム関数と(ii)前記判断されたトラフィック要求レートとに応じて少なくとも1つの接続識別子を収集すべきか否かの決定を行う。擬似ランダム関数の使用は、ネットワーク輻輳の同じ検出された変化に応答して、ワイヤレス通信デバイスの各々が特定の時間に同様に働くことを防ぐ傾向がある。たとえば、擬似ランダム関数は、ネットワーク輻輳の変化に応答して、より多くのワイヤレスデバイスが追加の接続識別子を同時に収集することを防ぐために使用され、したがって、ピアツーピアシステムの変化を緩和することができる。追加の接続識別子を収集すべきか否かの決定における、判断されたトラフィック要求レート情報の使用は、どのデバイスが追加の接続識別子を収集するようになるかを決定する際に、低いトラフィック要求レートをもつワイヤレス通信デバイスよりも高いトラフィック要求レートをもつワイヤレス通信デバイスを選ぶために使用される。
動作はステップ240からステップ241に進み、ステップ241において、ワイヤレス通信デバイスは、少なくとも1つの接続識別子を収集すべきか否かに関するステップ240の決定を実装する。ステップ241は、追加の接続識別子を収集することを含み得、時々含む。動作はステップ241から接続ノードC242に進む。
ステップ238に戻ると、ステップ238において、ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の数が第1のしきい値を下回ったと判断しなかった場合、動作はステップ238からステップ244に進む。
ステップ244において、ワイヤレス通信デバイスは、ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の数が、第2のしきい値を上回るネットワーク輻輳の増加を示す前記第2のしきい値を超えたことを検出したかどうかを判断する。ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の数が第2のしきい値を超えたと判断した場合、動作はステップ244からステップ246に進み、ステップ246において、ワイヤレス通信デバイスは、(i)擬似ランダム関数と(ii)前記判断されたトラフィック要求レートとに応じて少なくとも1つの接続識別子を解放すべきか否かの決定を行う。擬似ランダム関数の使用は、ネットワーク輻輳の同じ検出された変化に応答して、ワイヤレス通信デバイスの各々が特定の時間に同様に働くことを防ぐ傾向がある。たとえば、擬似ランダム関数は、ネットワーク輻輳の変化に応答して、より多くのワイヤレスデバイスが、収集された接続識別子を同時に解放することを防ぐために使用され、したがって、ピアツーピアシステムの変化を緩和することができる。追加の接続識別子を放棄すべきか否かの決定における、判断されたトラフィック要求レート情報の使用は、どのデバイスが接続識別子を放棄すべきかを決定する際に、高いトラフィック要求レートをもつワイヤレス通信デバイスよりも低いトラフィック要求レートをもつワイヤレス通信デバイスを選ぶために使用される。
動作はステップ246からステップ247に進む。ステップ247において、ワイヤレス通信デバイスは、少なくとも1つの接続識別子を解放すべきか否かに関するステップ246の決定を実装する。ステップ247は、少なくとも1つの接続識別子を解放することを含み得、時々含む。動作はステップ247から接続ノードC242に進む。
ステップ244に戻ると、ステップ244において、ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の検出された数が第2のしきい値を超えなかったと判断した場合、動作はステップ244から接続ノードC242に進む。
動作は、接続ノードB232または接続ノードC242から接続ノードD233を介してステップ248に進む。ステップ248において、ワイヤレス通信デバイスは、ネットワーク輻輳の変化を検出したことに応答して、リソースの第1および第2のサブセットに対応する収集されたリソースユニットの相対分布の変更を行う。動作は、ステップ248から接続ノードE250を介してステップ252とステップ254とに進む。
ステップ252において、ワイヤレス通信デバイスは、i)使用中の接続識別子の数の変化を少なくとも所定の量だけ検出すること、またはii)他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応するトラフィック負荷の変化を検出することのうちの少なくとも1つに応答して前記第1のしきい値を変更する。ステップ254において、ワイヤレス通信デバイスは、i)使用中の接続識別子の数の変化を少なくとも所定の量だけ検出すること、またはii)他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応するトラフィック負荷の変化を検出することのうちの少なくとも1つに応答して前記第2のしきい値を変更する。動作は、ステップ252および254から接続ノードF256を介してステップ215に進む。
いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信デバイスは、ワイヤレス通信デバイスが第1および第2のしきい値を更新するよりも高いレートにおいて、ワイヤレス通信デバイスが接続識別子を収集または解放すべきか否かに関してテストする。したがって、いくつかの実施形態では、ステップ224または226は、ステップ252および254よりも高いレートにおいて実行される。いくつかの実施形態では、接続識別子を収集または解放すべきか否かを判断するレートは、少なくとも第1および第2のしきい値を更新するレートの10倍である。いくつかのそのような実施形態では、接続識別子を収集または解放すべきか否かを判断するレートは、少なくとも第1および第2のしきい値を更新するレートの100倍である。
図3は、例示的な実施形態による例示的なワイヤレス通信デバイス300の図である。例示的なワイヤレス通信デバイス300は、たとえば、図1のシステム100のワイヤレス通信デバイスのうちの1つである。ワイヤレス通信デバイス300は、たとえば、ピアツーピアシグナリングプロトコルをサポートするワイヤレス通信デバイスである。例示的なワイヤレス通信デバイス300は、図2のフローチャート200による方法を実装し得、時々実装する。
ワイヤレス通信デバイス300は、バス309を介して互いに結合されたプロセッサ302とメモリ304とを含み、そのバスを介して、様々な要素(302、304)がデータおよび情報を交換し得る。ワイヤレス通信デバイス300は、さらに、図示のようにプロセッサ302に結合され得る入力モジュール306と出力モジュール308とを含む。ただし、いくつかの実施形態では、入力モジュール306と出力モジュール308とはプロセッサ302の内部に配置される。入力モジュール306は入力信号を受信することができる。入力モジュール306は、入力を受信するためのワイヤレス受信機および/またはワイヤードもしくは光入力インターフェースを含むことができ、いくつかの実施形態では、それらを含む。出力モジュール308は、出力を送信するためのワイヤレス送信機および/またはワイヤードもしくは光出力インターフェースを含み得、いくつかの実施形態では、それらを含む。いくつかの実施形態では、メモリ304は、ルーチン311とデータ/情報313とを含む。
様々な実施形態では、プロセッサ302は、ネットワーク輻輳のレベルを検出することと、ネットワーク輻輳の検出されたレベルに基づいてトラフィック競合のために収集すべきリソースユニットの数を判断することとを行うように構成される。いくつかの実施形態では、リソースユニットは、トラフィックリソースについて競合する機会をワイヤレス通信デバイスに与える接続識別子である。いくつかのそのような実施形態では、個々の接続識別子は、トラフィックリソースの特定のサブセットに対応するトラフィックリソースについて競合する機会をワイヤレス通信デバイスに与え、少なくともいくつかの異なる接続識別子は、トラフィックリソースの異なるサブセットに対応する。様々な実施形態では、プロセッサ302は、ネットワーク輻輳のレベルを検出するように構成されることの一部として、接続識別子の使用を示す信号を監視することと、すでに使用中の接続識別子の数からネットワーク輻輳のレベルを判断することとを行うように構成される。
プロセッサ302は、いくつかの実施形態では、収集すべき接続識別子の数を判断するように構成されることの一部として、トラフィックリソースの第1のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第1の数を判断することと、トラフィックリソースの第2のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第2の数を判断することであって、トラフィックリソースの前記第2のサブセットがトラフィックリソースの前記第1のサブセットとは異なる、第2の数を判断することとを行うように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、輻輳の高いレベルが検出されたとき、単一のサブセットに対応する接続識別子を選択することと、輻輳のより低いレベルが検出されたとき、複数の異なるサブセットに対応する接続識別子を選択することとを行うように構成される。
様々な実施形態では、プロセッサ302は、ネットワーク輻輳の変化を検出したことに応答して、収集されたリソースユニットの総数の変更を行うように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、輻輳レベルしきい値判断と擬似ランダム関数とに基づいて、収集されたリソースユニットの総数の変更を行うべきか否かの決定を行うように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、ネットワーク輻輳の変化を検出したことに応答して、リソースの第1および第2のサブセットに対応する収集されたリソースユニットの相対分布の変更を行うように構成される。
様々な実施形態では、プロセッサ302は、ネットワーク輻輳の前記変化が、使用中の接続識別子の検出された数が、第1のしきい値を下回るネットワーク輻輳の減少を示す前記第1のしきい値を下回ることを含むとき、少なくとも1つの追加の接続識別子を収集するように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、ネットワーク輻輳の前記変化が、使用中の接続識別子の検出された数が、第2のしきい値を上回るネットワーク輻輳の増加を示す前記第2のしきい値を超えることを含むとき、少なくとも1つの接続識別子を解放するように構成される。
いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、ある時点において使用中の接続識別子の数を判断することと、使用中の接続識別子の数の変化があったかどうかを判断することとを行うように構成される。いくつかのそのような実施形態では、プロセッサ302は、i)使用中の接続識別子の数の変化を少なくとも所定の量だけ検出すること、またはii)他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応するトラフィック負荷の変化を検出することのうちの少なくとも1つに応答して第1のしきい値を変更するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、i)使用中の接続識別子の数の変化を少なくとも所定の量だけ検出すること、またはii)他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応するトラフィック負荷の変化を検出することのうちの少なくとも1つに応答して第2のしきい値を変更するようにさらに構成される。
図4は、図3に示した例示的なワイヤレス通信デバイス300中で使用され得、いくつかの実施形態では使用されるモジュールのアセンブリ400の図である。アセンブリ400中のモジュールは、たとえば、個別回路として、図3のプロセッサ302内のハードウェアで実装され得る。代替的に、それらのモジュールは、ソフトウェアで実装され、図3に示したワイヤレス通信デバイス300のメモリ304に記憶され得る。いくつかのそのような実施形態では、モジュールのアセンブリ400は、図3のデバイス300のメモリ304のルーチン311中に含まれる。図3の実施形態ではシングルプロセッサ、たとえば、コンピュータとして示されているが、プロセッサ302は、1つまたは複数のプロセッサ、たとえば、コンピュータとして実装され得ることを諒解されたい。ソフトウェアで実装されるとき、それらのモジュールはコードを含み、そのコードは、プロセッサによって実行されたとき、プロセッサ302、たとえば、コンピュータを、そのモジュールに対応する機能を実装するように構成する。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、モジュールのアセンブリ400のうちのモジュールの各々を実装するように構成される。モジュールのアセンブリ400がメモリ304に記憶される実施形態では、メモリ304は、少なくとも1つのコンピュータ、たとえば、プロセッサ302に、モジュールが対応する機能を実装させるためのコード、たとえば、モジュールごとの個別コードを備えるコンピュータ可読媒体、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品である。
完全にハードウェアベースのまたは完全にソフトウェアベースのモジュールが使用され得る。ただし、機能を実装するために、(たとえば、回路実装型の)ソフトウェアモジュールとハードウェアモジュールの任意の組合せが使用され得ることを諒解されたい。図4に示すモジュールは、図2のフローチャート200の方法において図示および/または説明する対応するステップの機能を実行するようにワイヤレス通信デバイス300、またはプロセッサ302などのワイヤレス通信デバイス300中の要素を制御および/または構成することを諒解されたい。
モジュール400のアセンブリは、部分A401と部分B403と部分C405との組合せを含む。モジュール400のアセンブリは、ネットワーク輻輳のレベルを検出するためのモジュール404と、ネットワーク輻輳の検出されたレベルに基づいてトラフィック競合のために収集すべきリソースユニットの数を判断するためのモジュール410と、接続識別子を選択するためのモジュール411と、トラフィック要求レートを判断するためのモジュール415と、ネットワーク輻輳の現在のレベルを判断するためのモジュール416と、ネットワーク輻輳のレベルの変化があったかどうかを判断するためのモジュール420と、ネットワーク輻輳のレベルの変化があったか否かに関する判断に応じて動作を制御するためのモジュール421とを含む。モジュール404は、接続識別子の使用を示す信号を監視するためのモジュール406と、すでに使用中の接続識別子の数からネットワーク輻輳のレベルを判断するためのモジュール408とを含む。モジュール410は、トラフィックリソースの第1のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第1の数を判断するためのモジュール412と、トラフィックリソースの第2のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第2の数を判断するためのモジュール414であって、トラフィックリソースの前記第2のサブセットがトラフィックリソースの前記第1のサブセットとは異なる、第2の数を判断するためのモジュール414とを含む。いくつかの実施形態では、輻輳の高いレベルが検出されたとき、接続識別子を選択するための前記モジュール411は、単一のサブセットに対応する接続識別子を選択し、輻輳のより低いレベルが検出されたとき、接続識別子を選択するための前記モジュール411は、複数の異なるサブセットに対応する接続識別子を選択する。モジュール416は、ある時点において使用中の接続識別子の数を判断するためのモジュール417と、使用中の接続識別子の数の変化があったかどうかを判断するためのモジュール418とを含む。
モジュール400のアセンブリは、ネットワーク輻輳の変化を検出したことに応答して、収集されたリソースユニットの総数の変更を行うためのモジュール424と、輻輳しきい値判断と擬似ランダム関数とに基づいて、収集されたリソースユニットの総数の変更を行うべきか否かの決定を行うためのモジュール426と、ネットワーク輻輳の変化を検出したことに応答して、リソースの第1および第2のサブセットに対応する収集されたリソースユニットの相対分布の変更を行うためのモジュール448とをさらに含む。モジュール424は、使用中の接続識別子の検出された数が、第1のしきい値を下回るネットワーク輻輳の減少を示す前記第1のしきい値を下回ったかどうかを判断するためのモジュール428と、使用中の接続識別子の検出された数が前記第1のしきい値を下回ったかどうかの判断に応じて、動作を制御するためのモジュール429と、少なくとも1つの接続識別子を収集するためのモジュール430と、使用中の接続識別子の検出された数が、第2のしきい値を上回るネットワーク輻輳の増加を示す前記第2のしきい値を超えたかどうかを判断するためのモジュール434と、使用中の接続識別子の検出された数が前記第2のしきい値を超えたかどうかの判断に応じて、動作を制御するためのモジュール435と、少なくとも1つの接続識別子を解放するためのモジュール436とを含む。モジュール426は、使用中の接続識別子の検出された数が、第1のしきい値を下回るネットワーク輻輳の減少を示す前記第1のしきい値を下回ったかどうかを判断するためのモジュール438と、使用中の接続識別子の検出された数が前記第1のしきい値を下回ったかどうかの判断に応じて、動作を制御するためのモジュール439と、i)擬似ランダム関数と、ii)前記判断されたトラフィック要求レートとに応じて少なくとも1つの接続識別子を収集すべきか否かの決定を行うためのモジュール440と、少なくとも1つの接続識別子を収集すべきか否かに関する決定を実装するためのモジュール441と、使用中の接続識別子の検出された数が、第2のしきい値を上回るネットワーク輻輳の増加を示す前記第2のしきい値を超えたかどうかを判断するためのモジュール444と、使用中の接続識別子の検出された数が前記第2のしきい値を超えたかどうかの判断に応じて、動作を制御するためのモジュール445と、i)擬似ランダム関数と、ii)前記判断されたトラフィック要求レートとに応じて少なくとも1つの接続識別子を解放すべきか否かの決定を行うためのモジュール446と、少なくとも1つの接続識別子を解放すべきか否かに関する決定を実装するためのモジュール447とを含む。モジュール441は、少なくとも1つの接続識別子を収集することができ、時々収集する。モジュール441は、接続識別子を収集するとき、どの接続識別子または識別子を収集すべきかを判断する。モジュール447は、少なくとも1つの接続識別子を解放することができ、時々解放する。モジュール441は、接続識別子を解放するとき、どの接続識別子または識別子を解放すべきかを判断する。
モジュール400のアセンブリは、i)使用中の接続識別子の数の変化を少なくとも所定の量だけ検出すること、またはii)他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応するトラフィック負荷の変化を検出することのうちの少なくとも1つに応答して前記第1のしきい値を変更するためのモジュール452と、i)使用中の接続識別子の数の変化を少なくとも所定の量だけ検出すること、またはii)他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応するトラフィック負荷の変化を検出することのうちの少なくとも1つに応答して前記第2のしきい値を変更するためのモジュール454とをさらに含む。
いくつかの実施形態では、リソースユニットは、トラフィックリソースについて競合する機会をワイヤレス通信デバイスに与える接続識別子である。いくつかのそのような実施形態では、個々の接続識別子は、トラフィックリソースの特定のサブセットに対応するトラフィックリソースについて競合する機会をワイヤレス通信デバイスに与え、少なくともいくつかの異なる接続識別子は、トラフィックリソースの異なるサブセットに対応する。いくつかの実施形態では、ネットワーク輻輳の高いレベルが検出されたとき、単一のサブセットに対応する接続識別子が選択され、輻輳のより低いレベルが検出されたとき、複数の異なるサブセットに対応する接続識別子が選択される。
図5は、いくつかの実施形態による、例示的なデータ/情報500の図である。例示的なデータ/情報500は、たとえば、図3のワイヤレス通信デバイス300のメモリ304のデータ/情報313中に含まれる。データ/情報500は、周波数タイミング構造情報502と、使用中の識別された接続識別子504と、ネットワーク輻輳の判断されたレベル510と、入力時に収集すべき接続IDの数を判断するための基準512と、入力時に、トラフィックリソースの1つのサブセットに対応するCIDを収集すべきか、またはトラフィックリソースの複数のサブセットに対応するCIDを収集すべきかを判断するための基準514と、ネットワーク輻輳の判断された変化516と、ワイヤレス通信デバイスの判断されたトラフィック要求レート518と、ワイヤレス通信デバイスに対応する推定されたトラフィック負荷520と、他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応する検出されたトラフィック負荷522と、他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応するトラフィック負荷情報の検出された変化524とを含む。使用中の識別された接続識別子504は、トラフィックリソースの第1のサブセットに対応する使用中の識別された接続識別子506と、トラフィックリソースの第2のサブセットに対応する使用中の識別された接続識別子508とを含む。
データ/情報500は、追加のCIDを収集すべきか否かを決定する際に使用される第1のネットワーク輻輳しきい値526と、収集されたCIDを解放すべきか否かを決定する際に使用される第2のネットワーク輻輳しきい値528と、トラフィックリソースの第1および第2のサブセットに対応する収集されたCIDの相対分布を変更すべきか否かを決定するために使用される基準530と、第1のネットワーク輻輳しきい値を変更すべきか否かを決定するために使用される基準532と、第2のネットワーク輻輳しきい値を変更すべきか否かを決定するために使用される基準534とをさらに含む。いくつかの実施形態では、データ/情報500は、収集されたCIDの総数を変更すべきか否かの決定を行う際に使用される擬似ランダム関数のためのシード値536を含む。
図6は、様々な実施形態による、例示的な循環ピアツーピア周波数/タイミング構造のプロットの図600である。図6のピアツーピア周波数/タイミング構造は、たとえば、図5のデータ/情報500の周波数タイミング構造情報502によって表され得る。図600は、周波数、たとえば、OFDMトーンを表す垂直軸602と、時間、たとえば、循環タイミング構造におけるOFDMシンボル送信時間間隔を表す水平軸604とを含む。
例示的な循環周波数/タイミング構造は、接続識別子(CID)ブロードキャストリソース606と接続確立/保守リソース608とを含む。例示的な循環周波数/タイミング構造は、トラフィックスケジューリングリソースと対応するトラフィックデータリソースとの複数のセット((トラフィックスケジューリングリソース1 610、トラフィックデータリソース1 612)、(トラフィックスケジューリングリソース2 614、トラフィックデータリソース2 616)、....、(トラフィックスケジューリングリソース(N−1) 618、トラフィックデータリソース(N−1) 620)、(トラフィックスケジューリングリソースN 622、トラフィックデータリソースN 624))をさらに含む。
図7は、例示的な実施形態による、CIDブロードキャストリソース606のより詳細な表現を示す図700である。この例では、CIDブロードキャストリソース606は、循環ピアツーピア周波数タイミング構造において使用される、接続識別子の各々に対応する個々のリソース(CID=1 ブロードキャストリソース702、CID=2 ブロードキャストリソース704、CID=3 ブロードキャストリソース706、CID=4 ブロードキャストリソース708、...、CID=79 ブロードキャストリソース710、CID=80 ブロードキャストリソース712)を含む。CIDを収集したワイヤレス通信デバイスは、それの収集したCIDに対応するCIDブロードキャストリソースを使用して信号をブロードキャストする。これは、それの近傍にある他のワイヤレス通信デバイスに、特定のCIDが現在使用中であることを告知する。
図8は、例示的なトラフィックスケジューリングリソース1 610がトラフィック送信要求ブロック802と、対応するトラフィック送信要求応答ブロック804とを含むことを示す図800である。図9は、トラフィック送信要求ブロック802とトラフィック送信要求応答ブロック804とのより詳細な表現を示す図900である。トラフィック送信要求ブロック802は、トラフィックデータリソース1 612、たとえば、第1のトラフィックセグメント中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求リソースを含む。トラフィック送信要求ブロック802内の接続識別子に対応するトラフィック送信要求リソースは、たとえば、1つまたは複数のOFDMシンボル中の1つまたは複数のトーンシンボルである。トーンシンボルは、1つのシンボル送信時間期間の間の1つのトーンであり、1つのシンボル送信時間期間は、単一のOFDMシンボルを送信するために使用される時間に対応する。この例では、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィックデータリソース1 612中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィック送信要求ブロック802内に所定のトラフィック送信要求リソースを有する。この例では、トラフィック送信要求リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求ブロック中の要求リソースのロケーションに関連する所定の優先度がある。この例では、より低い時間インデックスをもつ要求リソースは、より高い時間インデックスをもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。さらに、この例では、優先度順序付けの第2のレベルにおいて、同じ時間インデックスをもつ要求リソースに関して、より高い周波数をもつ要求リソースは、より低い周波数をもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。たとえば、要求リソース902は要求リソース904よりも高い優先度を有し、要求リソース906は要求リソース908よりも高い優先度を有する。ブロック802内で、要求リソース902は最高優先度を有し、要求リソース910は最低優先度を有する。
トラフィック送信要求応答ブロック804は、トラフィックデータリソース1 612中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求応答リソースを含む。トラフィック送信要求応答ブロック804内の接続識別子に対応するトラフィック送信要求応答リソースは、たとえば、1つまたは複数のOFDMシンボル中の1つまたは複数のトーンシンボルである。この例では、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィックデータリソース1 612中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィック送信要求応答ブロック804内に所定のトラフィック送信要求応答リソースを有する。この例では、トラフィック送信要求応答リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求応答ブロック804内の各トラフィック送信要求応答リソースは、トラフィック送信要求ブロック802中のトラフィック送信要求リソースに対応する。たとえば、トラフィック送信要求応答ブロック804のトラフィック送信要求応答リソース(912、914、916、918、920)は、それぞれ、トラフィック送信要求ブロック802のトラフィック送信要求リソース(902、904、906、908、910)に対応する。
図10は、例示的なトラフィックスケジューリングリソース2 614がトラフィック送信要求ブロック1002と、対応するトラフィック送信要求応答ブロック1004とを含むことを示す図1000である。図11は、トラフィック送信要求ブロック1002とトラフィック送信要求応答ブロック1004とのより詳細な表現を示す図1100である。トラフィック送信要求ブロック1002は、トラフィックデータリソース2 616、たとえば、第2のトラフィックセグメント中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求リソースを含む。この例では、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィックデータリソース2 616中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィック送信要求応答ブロック1004内に所定のトラフィック送信要求リソースを有する。この例では、ブロック1002内にトラフィック送信要求リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求ブロック中の要求リソースのロケーションに関連する所定の優先度がある。この例では、より低い時間インデックスをもつ要求リソースは、より高い時間インデックスをもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。さらに、この例では、優先度順序付けの第2のレベルにおいて、同じ時間インデックスをもつ要求リソースに関して、より高い周波数をもつ要求リソースは、より低い周波数をもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。たとえば、要求リソース1102は要求リソース1104よりも高い優先度を有し、要求リソース1106は要求リソース1108よりも高い優先度を有する。ブロック1002内で、要求リソース1102は最高優先度を有し、要求リソース1110は最低優先度を有する。
トラフィック送信要求応答ブロック1004は、トラフィックデータリソース2 616中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求応答リソースを含む。この例では、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィックデータリソース2 616中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィック送信要求ブロック1002内に所定のトラフィック送信要求応答リソースを有する。この例では、ブロック1004中にトラフィック送信要求応答リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求応答ブロック1004内の各トラフィック送信要求応答リソースは、トラフィック送信要求ブロック1002中のトラフィック送信要求リソースに対応する。たとえば、トラフィック送信要求応答ブロック1004のトラフィック送信要求応答リソース(1112、1114、1116、1118、1120)は、それぞれ、トラフィック送信要求ブロック1002のトラフィック送信要求リソース(1102、1104、1106、1108、1110)に対応する。
図12は、例示的なトラフィックスケジューリングリソース(N−1) 618がトラフィック送信要求ブロック1202と対応するトラフィック送信要求応答ブロック1204とを含むことを示す図1200である。図13は、トラフィック送信要求ブロック1202とトラフィック送信要求応答ブロック1204とのより詳細な表現を示す図1300である。トラフィック送信要求ブロック1202は、トラフィックデータリソース(N−1) 620、たとえば、第(N−1)のトラフィックセグメント中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求リソースを含む。この例では、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィックデータリソース(N−1) 620中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィック送信要求ブロック1202内に所定のトラフィック送信要求リソースを有する。この例では、トラフィック送信要求リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求ブロック中の要求リソースのロケーションに関連する所定の優先度がある。この例では、より低い時間インデックスをもつ要求リソースは、より高い時間インデックスをもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。さらに、この例では、優先度順序付けの第2のレベルにおいて、同じ時間インデックスをもつ要求リソースに関して、より高い周波数をもつ要求リソースは、より低い周波数をもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。たとえば、要求リソース1302は要求リソース1304よりも高い優先度を有し、要求リソース1306は要求リソース1308よりも高い優先度を有する。ブロック1202内で、要求リソース1302は最高優先度を有し、要求リソース1310は最低優先度を有する。
トラフィック送信要求応答ブロック1204は、トラフィックデータリソース(N−1) 620中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求応答リソースを含む。この例では、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィックデータリソース(N−1) 620中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィック送信要求応答ブロック1204内に所定のトラフィック送信要求応答リソースを有する。この例では、ブロック1204中にトラフィック送信要求応答リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求応答ブロック1204内の各トラフィック送信要求応答リソースは、トラフィック送信要求ブロック1202中のトラフィック送信要求リソースに対応する。たとえば、トラフィック送信要求応答ブロック1204のトラフィック送信要求応答リソース(1312、1314、1316、1318、1320)は、それぞれ、トラフィック送信要求ブロック1202のトラフィック送信要求リソース(1302、1304、1306、1308、1310)に対応する。
図14は、例示的なトラフィックスケジューリングリソースN622がトラフィック送信要求ブロック1402と対応するトラフィック送信要求応答ブロック1404とを含むことを示す図1400である。図15は、トラフィック送信要求ブロック1402とトラフィック送信要求応答ブロック1404とのより詳細な表現を示す図1500である。トラフィック送信要求ブロック1402は、トラフィックデータリソースN 624、たとえば、第Nのトラフィックセグメント中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求リソースを含む。この例では、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィックデータリソースN 624中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィック送信要求ブロック1402内に所定のトラフィック送信要求リソースを有する。この例では、ブロック1402内にトラフィック送信要求リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求ブロック中の要求リソースのロケーションに関連する所定の優先度がある。この例では、より低い時間インデックスをもつ要求リソースは、より高い時間インデックスをもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。さらに、この例では、優先度順序付けの第2のレベルにおいて、同じ時間インデックスをもつ要求リソースに関して、より高い周波数をもつ要求リソースは、より低い周波数をもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。たとえば、要求リソース1502は要求リソース1504よりも高い優先度を有し、要求リソース1506は要求リソース1508よりも高い優先度を有する。ブロック1402内で、要求リソース1502は最高優先度を有し、要求リソース1510は最低優先度を有する。
トラフィック送信要求応答ブロック1404は、トラフィックデータリソースN 624中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求応答リソースを含む。この例では、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィックデータリソースN 624中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィック送信要求応答ブロック1404内に所定のトラフィック送信要求応答リソースを有する。この例では、ブロック1404中にトラフィック送信要求応答リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求応答ブロック1404内の各トラフィック送信要求応答リソースは、トラフィック送信要求ブロック1402中のトラフィック送信要求リソースに対応する。たとえば、トラフィック送信要求応答ブロック1404のトラフィック送信要求応答リソース(1512、1514、1516、1518、1520)は、それぞれ、トラフィック送信要求ブロック1502のトラフィック送信要求リソース(1502、1504、1506、1508、1510)に対応する。
この例では、循環構造における奇数のピアツーピアトラフィックタイムスロットは奇数の接続識別子に対応し、循環構造における偶数のピアツーピアトラフィックタイムスロットは偶数の接続識別子に対応する。他の実施形態では、利用可能な要求リソースの割振りは、たとえば、異なる所定のマッピング方式に従って異なり得る。
この例では、個々の接続識別子に対応する優先度順序は、リソースへのCIDの所定のマッピング方式に従ってあるスロットから別のスロットに変化することができ、時々変化する。たとえば、トラフィック送信要求ブロック802では、最高優先度を有する要求リソース902はCID=1にマッピングされ、最低優先度を有する要求リソース910はCID=79にマッピングされる。しかしながら、トラフィック送信要求ブロック1202では、最高優先度を有する要求リソース1302はCID=79にマッピングされ、最低優先度を有する要求リソース1310はCID=49にマッピングされる。
トラフィック送信要求ブロック1102では、最高優先度を有する要求リソース1002はCID=2にマッピングされ、最低優先度を有する要求リソース1110はCID=80にマッピングされる。しかしながら、トラフィック送信要求ブロック1402では、最高優先度を有する要求リソース1502はCID=80にマッピングされ、最低優先度を有する要求リソース1510はCID=50にマッピングされる。
いくつかの実施形態では、ホッピング方式は、接続識別子の各々について、平均優先度が長い時間間隔にわたって、たとえば、循環タイミング構造の1つの反復にわたって実質的に同じであるような方式である。いくつかの実施形態では、ホッピング方式は、サブセット、たとえば、奇数または偶数のトラフィックスロットに対応するサブセット内の接続識別子の各々について、平均優先度が長い時間間隔にわたって、たとえば、循環タイミング構造の1つの反復にわたって実質的に同じであるような方式である。
図16〜図22に、例示的な実施形態による、ピアツーピアワイヤレス通信システムにおいてワイヤレス通信デバイスを動作させる一例を示す。例示的なワイヤレス通信デバイスは、図2のフローチャート200による方法を実装し、および/または図3のデバイス300に従って実装される。図16〜図22の例では、例示的なワイヤレス通信デバイスは、ネットワーク輻輳を検出し、ネットワーク輻輳のレベルに基づいてトラフィック競合のために収集すべきリソースユニットの数を判断し、ネットワーク輻輳のレベルの変化を判断し、ネットワーク輻輳の検出された変化に基づいて、トラフィック競合のために収集されたリソースの収集された数の変更を行い、トラフィック競合のために収集されたリソースユニットの相対分布の変更を行い、トラフィック競合のために追加のリソースユニットを収集すべきかどうかを判断する際に使用されるしきい値レベルを変更し、トラフィック競合のために使用される収集されたリソースユニットを解放すべきかどうかを判断する際に使用されるしきい値レベルを変更する。
図16の図1600に、既存のピアツーピア接続を有し、接続に対応する、すでに収集された1つまたは複数の接続識別子を有する例示的なワイヤレス通信デバイスを示す。図1600はまた、ピアツーピア接続を確立し、1つまたは複数の接続識別子を収集することを望むワイヤレス通信デバイスのペアを示す。図16の例示的なワイヤレス通信デバイスは、図2のフローチャート200による方法を実装し、および/または図3のワイヤレスデバイス300に従って実装され得る。ワイヤレス通信デバイスC1606およびワイヤレス通信デバイスD1608は、ピアツーピア接続1624を有し、収集された1つの接続識別子、CID=1 1626を有する。ワイヤレス通信デバイスE1610およびワイヤレス通信デバイスF1612は、ピアツーピア接続1628を有し、収集された1つの接続識別子、CID=2 1630を有する。ワイヤレス通信デバイスG1614およびワイヤレス通信デバイスH1616は、ピアツーピア接続1632を有し、収集された2つの接続識別子、CID=3 1634およびCID=4 1636を有する。ワイヤレス通信デバイスI1618およびワイヤレス通信デバイスJ1620は、ピアツーピア接続1638を有し、収集された3つの接続識別子、CID=5 1640、CID=6 1642およびCID=7 1644を有する。
CIDブロードキャスト間隔中に、収集されたCIDを有するワイヤレス通信デバイスは、CIDが使用中であることを告知する信号をブロードキャストする。ワイヤレス通信デバイスC1606は、それがCID=1を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号1646を生成し、送信する。ワイヤレス通信デバイスD1608は、それがCID=1を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号1648を生成し、送信する。ワイヤレス通信デバイスE1610は、それがCID=2を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号1650を生成し、送信する。ワイヤレス通信デバイスF1612は、それがCID=2を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号1652を生成し、送信する。ワイヤレス通信デバイスG1614は、それが(CID=3、CID=4)を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号(1654、1656)をそれぞれ生成し、送信する。ワイヤレス通信デバイスH1616は、それが(CID=3、CID=4)を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号(1658、1660)をそれぞれ生成し、送信する。ワイヤレス通信デバイスI1618は、それが(CID=5、CID=6、CID=7)を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号(1662、1664、1666)をそれぞれ生成し、送信する。ワイヤレス通信デバイスJ1620は、それが(CID=5、CID=6、CID=7)を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号(1668、1670、1672)をそれぞれ生成し、送信する。
ワイヤレス通信デバイスA1602およびワイヤレス通信デバイスB1604は、ピアツーピア接続1622を確立することを望む。ワイヤレス通信デバイスA1602およびワイヤレス通信デバイスB1604は、この時点で、所望のピアツーピア接続1622に対応する収集されたCIDを有しない。ワイヤレス通信デバイスA1602およびワイヤレス通信デバイスB1604は、それらの近傍にある他のデバイスからのCIDブロードキャスト信号を監視し、どのCIDがすでに使用中であるかを識別し、使用中のCIDの数に基づいてネットワーク輻輳のレベルを判断する。
図17の図1700において、ワイヤレス通信デバイスA1602がCIDブロードキャスト信号(1646、1648、1650、1652、1654、1656、1658、1660、1662、1664、1666、1668、1670、1672)を受信する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1702によって示されるように、第1のサブセットに対応する4つのCID(CID=1、3、5、7)と第2のサブセットに対応する3つのCID(CID=2、4、6)とを含む、現在使用中の7つのCIDがあると判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1704によって示されるように、ネットワーク輻輳のレベルが低いと判断する。いくつかの実施形態では、ネットワーク輻輳の低いレベルは、使用中のCIDの判断された数が所定の値を下回ることに対応する。いくつかの実施形態では、ネットワーク輻輳の判断されたレベルが低いとき、ワイヤレス通信デバイスは、新しい接続を確立するときに異なるトラフィックリソースに対応する2つの異なるサブセットの各々からCIDを収集することが可能になる。いくつかの実施形態では、ネットワーク輻輳レベルが高いと判断されたとき、ワイヤレス通信デバイスは、トラフィックリソースの1つのサブセットに対応する高々1つの接続識別子を収集することが可能になる。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1706に示されるように、ネットワーク輻輳の判断されたレベルに基づいて、2つのCID、すなわち、第1のサブセットから1つと第2のサブセットから1つとを収集すると判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1708によって示されるように、CID=8およびCID=9を収集する。ワイヤレス通信デバイスA1602およびワイヤレス通信デバイスB1604は、現在、確立されたピアツーピア接続1710を有し、収集されたCID=8 1712およびCID=9 1714を有する。
ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1716によって示されるように、タイミング構造における偶数のトラフィックスロット中でピアツーピアトラフィック機会のために、収集されたCID=8を使用する。たとえば、ワイヤレス通信デバイスA1602が偶数のトラフィックスロット中でピアツーピアトラフィック信号をデバイスB1602に送信することを望むとき、ワイヤレス通信デバイスA1602は、トラフィック送信要求信号を生成し、CID=8に対応するトラフィック送信要求リソース上でそのトラフィック送信要求信号をワイヤレスデバイスB1604に送り、CID=8に対応するトラフィック送信要求応答リソース上でワイヤレス通信デバイスB1604からのトラフィック送信要求応答信号を監視する。
ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1718に示されているように、タイミング構造における奇数のトラフィックスロット中でピアツーピアトラフィック機会のために、収集されたCID=9を使用する。たとえば、ワイヤレス通信デバイスA1602が奇数のトラフィックスロット中でピアツーピアトラフィック信号をデバイスB1602に送信することを望むとき、ワイヤレス通信デバイスA1602は、トラフィック送信要求信号を生成し、CID=9に対応するトラフィック送信要求リソース上でそのトラフィック送信要求信号をワイヤレスデバイスB1604に送り、CID=9に対応するトラフィック送信要求応答リソース上でワイヤレス通信デバイスB1604からのトラフィック送信要求応答信号を監視する。
図18の図1800に、ネットワーク輻輳が変化した後の時点を示す。ワイヤレス通信デバイスA1602は、他のデバイスからの複数のCIDブロードキャスト信号(1810、....、1812)を検出する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1802によって示されるように、追加のCIDを収集すべきかどうかを判断する際に使用される、記憶されたしきい値、すなわち、しきい値1を有し、しきい値1=40である。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1804によって示されるように、収集されたCIDを解放すべきかどうかを判断する際に使用される、記憶されたしきい値、すなわち、しきい値2を有し、しきい値2=60である。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1814によって示されるように、65個のCIDが使用中であり、CIDのうちの33個が第1のサブセットに対応し、32個のCIDが第2のサブセットに対応すると判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1816によって示されるように、使用中のCIDの数がしきい値2よりも大きいと判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1818によって示されるように、それのトラフィック要求レートが高いと判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1822によって示されるように、それの擬似ランダム関数の出力=1であると判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1822によって示されるように、CID=9を解放することを決定する。CIDを解放するという決定は、使用中のCIDの数がしきい値2を超えたことと、擬似ランダム関数の出力値が1であったこととの判断に基づいた。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1824と点線矢印1826とによって示されるように、CID=9を解放する。
ワイヤレス通信デバイスG1614は、他のデバイスからの複数のCIDブロードキャスト信号(1811、....、1813)を検出する。ワイヤレス通信デバイスG1614は、ブロック1806によって示されるように、追加のCIDを収集すべきかどうかを判断する際に使用される、記憶されたしきい値、すなわち、しきい値1を有し、しきい値1=40である。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1808によって示されるように、収集されたCIDを解放すべきかどうかを判断する際に使用される、記憶されたしきい値、すなわち、しきい値2を有し、しきい値2=60である。ワイヤレス通信デバイスG1614は、ブロック1828によって示されるように、65個のCIDが使用中であり、CIDのうちの33個が第1のサブセットに対応し、32個のCIDが第2のサブセットに対応すると判断する。ワイヤレス通信デバイスG1614は、ブロック1830によって示されるように、使用中のCIDの数がしきい値2よりも大きいと判断する。ワイヤレス通信デバイスG1614は、ブロック1832によって示されるように、それのトラフィック要求レートが高いと判断する。ワイヤレス通信デバイスG1614は、ブロック1834によって示されるように、それの擬似ランダム関数の出力=0であると判断する。ワイヤレス通信デバイスG1614は、ブロック1836によって示されるように、それの収集されたCIDのいずれも解放しないことを決定する。CIDを解放しないという決定は、それのトラフィック要求レートが高かったことと、それの擬似ランダム関数の出力値が0であったこととの判断に基づいた。
図19の図1900に、ネットワーク輻輳が変化した後の時点を示す。ワイヤレス通信デバイスA1602は、他のデバイスからの複数のCIDブロードキャスト信号(1902、....、1904)を検出する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1906によって示されるように、50個のCIDが使用中であり、CIDのうちの15個が第1のサブセットに対応し、35個のCIDが第2のサブセットに対応すると判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、1908によって示されるように、ブロック1906の情報に応答して、収集されたリソースの相対分布の変更を行うことを決定する。したがって、ワイヤレス通信デバイスA1620は、ブロック1910によって示されるように、2つのサブセットに対応する収集されたCIDの相対分布の変更を行うことを決定する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1912と矢印1914とによって示されるように、CID=8からCID=9に変化する。
図20の図2000に、ネットワーク輻輳が変化した後の時点を示す。ワイヤレス通信デバイスA1602は、他のデバイスからの複数のCIDブロードキャスト信号(2002、....、2004)を検出する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2006によって示されるように、34個のCIDが使用中であり、CIDのうちの17個が第1のサブセットに対応し、17個のCIDが第2のサブセットに対応すると判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2008によって示されるように、使用中のCIDの数がしきい値1よりも小さいと判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2010によって示されるように、それのトラフィック要求レートが高いと判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2012によって示されるように、それの擬似ランダム関数の出力=1であると判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2014によって示されるように、追加のCID=9を収集することを決定する。CIDを収集するという決定は、CIDの数がしきい値1を下回ったことと、それの判断されたトラフィック要求レートが高かったことと、擬似ランダム関数の出力値が1であったこととの判断に基づいた。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2016と点線矢印2018とによって示されるように、CID=9を収集する。
図21の図2100に、ネットワーク輻輳が経時的に変化することを観測された後の時点を示す。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2102によって示されるように、使用中の接続識別子の数の変化を判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2104によって示されるように、他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応するトラフィック負荷の変化を判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2106によって示されるように、第1のしきい値を更新し、たとえば、しきい値1についての値を40から45に変更する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2108によって示されるように、第2のしきい値を更新し、たとえば、しきい値2についての値を60から58に変更する。
いくつかの実施形態では、第1および第2のしきい値の値を更新する機会は、接続に対応する追加のCIDを収集する機会、または接続に対応する収集されたCIDを解放する機会よりもはるかに低いレートにおいて発生する。いくつかの実施形態では、レートは、少なくとも10分の1で異なる。いくつかのそのような実施形態では、レートは、少なくとも100分の1で異なる。いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信デバイスは、異なる時間、たとえば、1日の異なる時間および/または異なる曜日に対応する異なる第1および第2のしきい値を判断し、記憶する。いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信デバイスは、異なるロケーション、たとえば、作業ロケーションまたは宅内ロケーションに対応する異なる第1および第2のしきい値を判断し、記憶する。
必ずしもすべての実施形態とは限らないが、いくつかの実施形態の様々な特徴および/または態様について次に説明する。様々な実施形態では、トラフィック競合チャネルのサイズを用いてCIDスペースを分離するための方法が実装される。特にいくつかの実施形態では、呼ブロックレートを低減することなしに、トラフィック競合チャネルによって生じるオーバーヘッドは低減される。
いくつかの実施形態では、各CIDは、可能なスロットの各々のサブセット中でトラフィック競合するリソースユニットに対応する。たとえば、タイムスロットを偶数のスロットと奇数のスロットとに分割する。CIDは、偶数のスロットまたは奇数のスロットのいずれかの中のリソースユニットに対応する。この手法では、CIDの50%は、各タイムスロットにおいて競合することが許され、したがって、トラフィック競合のためのシステムオーバーヘッドは、CIDが各スロット中のリソースユニットに対応する手法よりも50%だけ低減される。概して、いくつかの実施形態では、異なるCIDは、タイムスロットの異なる部分にマッピングされ得、時々マッピングされる。
しかしながら、この方式についての欠点は、1つのCIDをもつリンクの場合、それがトラフィックスロットの各々の中で競合することができないことである。この手法を用いると、リンクの部分が、スロット中で競合することを許されるので、この欠点は、ネットワークが低密度であるときのピークレートの低減をもたらすか、または、所与のタイムスロットにおける非効率的な整合をもたらすことがある。いくつかの実施形態では、リンクは、ネットワークの現在の負荷とそれのトラフィック要件とに基づいて、2つ以上のCIDを収集することが可能になる。特に、リンクがネットワークに加入したとき、リンクは、最初に、CIDスペースがどのくらい占有されているかを観測する。CIDスペースの占有がしきい値、たとえば60%よりも小さい場合、リンクは、2つ以上のCIDを収集することが許される。一方、占有が高い場合、リンクは1つのCIDを収集するにすぎない。リンクがシステムに加入した後、リンクは、システムの輻輳レベルを監視し続けることになり、輻輳レベルが高い場合、それの保持しているCIDのうちの1つを放棄し得る。CIDを放棄することは、たとえば、CID占有がしきい値を超えるときはいつでも確定的であり得るか、または追加のCIDを放棄する確率が、CID占有レベルと、ユーザのデューティサイクル、たとえば、タイムスロットの所与のウィンドウ上で送られる実際のトラフィック要求の数とに基づいて選定される場合、確率的であり得る。より低いデューティサイクルをもつリンクは、それらの追加の(1つまたは複数の)CIDを放棄することを一層奨励される。
ここまで、リンクが複数のCIDをいつ収集すべきか、および保持しているCIDをいつ放棄すべきかについて説明した。次に、どのCIDを収集すべきか、およびどの(1つまたは複数の)CIDを放棄すべきかについて説明する。システムに加入する新しいリンクの場合、1つのCIDのみを収集することが可能である場合、そのリンクは、それに対応するタイムスロット中の最小量の競合するリンクを有するCIDを選ぶべきである。追加のCIDが可能である場合、リンクは同様のルールを使用すべきであり、追加のCIDは、それがすでに有するCIDと比較して異なるタイムスロットに対応すべきである。放棄プロセスの場合、リンクは、最初に、それの対応するタイムスロット中の最大量の競合を有するCIDを放棄すべきである。
本出願で説明する様々な方法および装置は、ピアツーピアシグナリングをサポートするワイヤレス通信デバイスおよびネットワークにおいて使用するのに好適である。様々な実施形態では、図1〜図21のうちの1つまたは複数のいずれかのデバイスは、本出願の図のいずれかに関して説明した、および/または本出願の発明を実施するための形態で説明した、個々のステップおよび/または動作の各々に対応するモジュールを含む。モジュールは、ハードウェアで実装され得、時々実装される。他の実施形態では、モジュールは、ワイヤレス通信デバイスのプロセッサによって実行されたとき、対応するステップまたは動作をデバイスに実装させる、プロセッサ実行可能命令を含むソフトウェアモジュールとして実装され得、時々実装される。さらに他の実施形態では、モジュールの一部または全部が、ハードウェアとソフトウェアの組合せとして実装される。
様々な実施形態の技法は、ソフトウェア、ハードウェア、および/またはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実装され得る。様々な実施形態は、装置、たとえば、モバイルワイヤレス通信デバイス、たとえば、モバイル端末などのモバイルノード、基地局などのアクセスポイントなどの固定ワイヤレス通信デバイス、ネットワークノードおよび/または通信システムを対象とする。様々な実施形態はまた、方法、たとえば、モバイルノードおよび/または固定ノードなどのワイヤレス通信デバイス、基地局などのアクセスポイント、ネットワークノードならびに/あるいは通信システム、たとえば、ホストを制御するおよび/または動作させる方法を対象とする。様々な実施形態はまた、方法の1つまたは複数のステップを実装するように機械を制御するための機械可読命令を含む、機械、たとえば、コンピュータ、可読媒体、たとえば、ROM、RAM、CD、ハードディスクなどを対象とする。コンピュータ可読媒体は、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体である。
開示したプロセス中のステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は本開示の範囲内のまま再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
様々な実施形態では、本明細書で説明したノードは、1つまたは複数の方法に対応するステップ、たとえば、信号受信ステップ、信号処理ステップ、信号生成ステップおよび/または送信ステップを実行するための1つまたは複数のモジュールを使用して実装される。したがって、いくつかの実施形態では、様々な特徴はモジュールを使用して実装される。そのようなモジュールは、ソフトウェア、ハードウェアまたはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実装され得る。上記で説明した方法または方法ステップの多くは、たとえば1つまたは複数のノードにおいて、上記で説明した方法の全部または一部を実装するために、追加のハードウェアの有無にかかわらず、機械、たとえば汎用コンピュータを制御する、メモリデバイスなど、たとえば、RAM、フロッピー(登録商標)ディスクなどの機械可読媒体中に含まれる、ソフトウェアなどの機械実行可能命令を使用して実装され得る。したがって、特に、様々な実施形態は、機械、たとえば、プロセッサおよび関連するハードウェアに、上記で説明した(1つまたは複数の)方法のステップのうちの1つまたは複数を実行させるための機械実行可能命令を含む機械可読媒体、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体を対象とする。いくつかの実施形態は、本発明の1つまたは複数の方法のステップのうちの1つ、複数またはすべてを実装するように構成されたプロセッサを含むデバイス、たとえば、ピアツーピアシグナリングをサポートするワイヤレス通信デバイスを対象とする。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数のデバイス、たとえば、ワイヤレス端末、アクセスノード、および/またはネットワークノードなど、通信ノードの1つまたは複数のプロセッサ、たとえば、CPUは、通信ノードによって実行されるものとして説明した方法のステップを実行するように構成される。プロセッサの構成は、プロセッサ構成を制御するために1つまたは複数のモジュール、たとえば、ソフトウェアモジュールを使用することによって、ならびに/あるいは説明したステップを実行するため、および/またはプロセッサ構成を制御するためにハードウェア、たとえば、ハードウェアモジュールをプロセッサ中に含めることによって達成され得る。したがって、すべてとは限らないがいくつかの実施形態は、プロセッサが含まれるデバイスによって実行される様々な説明した方法のステップの各々に対応するモジュールを含むプロセッサをもつデバイス、たとえば、通信ノードを対象とする。すべてとは限らないがいくつかの実施形態では、デバイス、たとえば、通信ノードは、プロセッサが含まれるデバイスによって実行される様々な説明した方法のステップの各々に対応するモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアを使用して実装され得る。
いくつかの実施形態は、1つのコンピュータ、または複数のコンピュータに、様々な機能、ステップ、行為および/または動作、たとえば、上記で説明した1つまたは複数のステップを実装させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品を対象とする。実施形態に応じて、コンピュータプログラム製品は、実行すべきステップごとに異なるコードを含むことができ、時々含む。したがって、コンピュータプログラム製品は、方法、たとえば、通信デバイスまたはノードを制御する方法の各個のステップごとのコードを含み得、時々含む。コードは、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読取り専用メモリ)、または他のタイプの記憶デバイスなどのコンピュータ可読媒体、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体上に記憶される機械実行可能命令、たとえば、コンピュータ実行可能命令の形態であり得る。コンピュータプログラム製品を対象とすることに加えて、いくつかの実施形態は、上記で説明した1つまたは複数の方法の様々な機能、ステップ、行為および/または動作のうちの1つまたは複数を実装するように構成されたプロセッサを対象とする。したがって、いくつかの実施形態は、本明細書で説明した方法のステップの一部または全部を実装するように構成されたプロセッサ、たとえばCPUを対象とする。プロセッサは、たとえば、本出願で説明した通信デバイスまたは他のデバイス中で使用するためのものであり得る。
様々な実施形態は、ピアツーピアシグナリングプロトコルを使用した通信システムに好適である。いくつかの実施形態は、直交周波数分割多重化(OFDM)ベースのワイヤレスピアツーピアシグナリングプロトコル、たとえば、WiFi(登録商標)シグナリングプロトコルまたは別のOFDMベースのプロトコルを使用する。
OFDMシステムに関して説明したが、様々な実施形態の方法および装置のうちの少なくともいくつかは、多くの非OFDMおよび/または非セルラーシステムを含む広範囲の通信システムに適用可能である。
上記の説明に鑑みて、上記で説明した様々な実施形態の方法および装置に関する多数の追加の変形形態が当業者には明らかであろう。そのような変形形態は範囲内に入ると考えるべきである。本方法および本装置は、符号分割多元接続(CDMA)、OFDM、および/または通信デバイス間のワイヤレス通信リンクを与えるために使用され得る様々な他のタイプの通信技法とともに使用され得、様々な実施形態では使用される。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信デバイスは、OFDMおよび/またはCDMAを使用してモバイルノードとの通信リンクを確立し、ならびに/あるいはワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介してインターネットまたは別のネットワークへの接続性を与え得る、アクセスポイントとして実装される。様々な実施形態では、モバイルノードは、本方法を実装するための、受信機/送信機回路ならびに論理および/またはルーチンを含む、ノートブックコンピュータ、個人情報端末(PDA)、または他のポータブルデバイスとして実装される。
上記の説明に鑑みて、上記で説明した様々な実施形態の方法および装置に関する多数の追加の変形形態が当業者には明らかであろう。そのような変形形態は範囲内に入ると考えるべきである。本方法および本装置は、符号分割多元接続(CDMA)、OFDM、および/または通信デバイス間のワイヤレス通信リンクを与えるために使用され得る様々な他のタイプの通信技法とともに使用され得、様々な実施形態では使用される。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信デバイスは、OFDMおよび/またはCDMAを使用してモバイルノードとの通信リンクを確立し、ならびに/あるいはワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介してインターネットまたは別のネットワークへの接続性を与え得る、アクセスポイントとして実装される。様々な実施形態では、モバイルノードは、本方法を実装するための、受信機/送信機回路ならびに論理および/またはルーチンを含む、ノートブックコンピュータ、個人情報端末(PDA)、または他のポータブルデバイスとして実装される。
以下に、本願発明の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
ワイヤレス通信デバイスを動作させる方法であって、
ネットワーク輻輳のレベルを検出することと、
ネットワーク輻輳の前記検出されたレベルに基づいてトラフィック競合のために収集すべきリソースユニットの数を判断することと
を備える方法。
[C2]
前記リソースユニットが、トラフィックリソースについて競合する機会を前記ワイヤレス通信デバイスに与える接続識別子である、請求項1に記載の方法。
[C3]
収集すべき接続識別子の数を判断することは、
トラフィックリソースの第1のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第1の数を判断することと、
トラフィックリソースの第2のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第2の数を判断することであって、トラフィックリソースの前記第2のサブセットがトラフィックリソースの前記第1のサブセットとは異なる、第2の数を判断することと
を含む、請求項2に記載の方法。
[C4]
ネットワーク輻輳の変化を検出したことに応答して、収集されたリソースユニットの総数の変更を行うこと
をさらに備える、請求項3に記載の方法。
[C5]
ネットワーク輻輳の前記変化は、使用中の接続識別子の前記検出された数が、第1のしきい値を下回るネットワーク輻輳の減少を示す前記第1のしきい値を下回ることを含み、
前記変更を行うことが、少なくとも1つの追加の接続識別子を収集することを含む、請求項4に記載の方法。
[C6]
ネットワーク輻輳の前記変化は、使用中の接続識別子の前記検出された数が、第2のしきい値を上回るネットワーク輻輳の増加を示す前記第2のしきい値を超えることを含み、
前記変更を行うことが、少なくとも1つの接続識別子を解放することを含む、請求項5に記載の方法。
[C7]
ネットワーク輻輳のレベルを検出することが、
接続識別子の前記使用を示す信号を監視することと、
すでに使用中の接続識別子の前記数からネットワーク輻輳の前記レベルを判断することと
を含む、請求項1に記載の方法。
[C8]
ネットワーク輻輳のレベルを検出するための手段と、
ネットワーク輻輳の前記検出されたレベルに基づいてトラフィック競合のために収集すべきリソースユニットの数を判断するための手段と
を備えるワイヤレス通信デバイス。
[C9]
前記リソースユニットが、トラフィックリソースについて競合する機会を前記ワイヤレス通信デバイスに与える接続識別子である、請求項8に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C10]
収集すべき接続識別子の数を判断するための前記手段は、
トラフィックリソースの第1のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第1の数を判断するための手段と、
トラフィックリソースの第2のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第2の数を判断するための手段であって、トラフィックリソースの前記第2のサブセットがトラフィックリソースの前記第1のサブセットとは異なる、第2の数を判断するための手段と
を含む、請求項9に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C11]
ネットワーク輻輳の変化を検出したことに応答して、収集されたリソースユニットの総数の変更を行うための手段
をさらに備える、請求項10に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C12]
変更を行うための前記手段が、少なくとも1つの追加の接続識別子を収集するための手段を含み、
ネットワーク輻輳の前記変化が、使用中の接続識別子の前記検出された数が、第1のしきい値を下回るネットワーク輻輳の減少を示す前記第1のしきい値を下回ることを含むとき、少なくとも1つの追加の接続識別子を収集するための前記手段が、少なくとも1つの追加の接続識別子を収集する、請求項11に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C13]
前記変更を行うための前記手段が、少なくとも1つの接続識別子を解放するための手段を含み、
ネットワーク輻輳の前記変化は、使用中の接続識別子の前記検出された数が、第2のしきい値を上回るネットワーク輻輳の増加を示す前記第2のしきい値を超えることを含み、
少なくとも1つの接続識別子を解放するための前記手段が、少なくとも1つの接続識別子を解放する、請求項12に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C14]
ワイヤレス通信デバイスにおいて使用するためのコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、
少なくとも1つのコンピュータに、ネットワーク輻輳のレベルを検出させるためのコードと、
前記少なくとも1つのコンピュータに、ネットワーク輻輳の前記検出されたレベルに基づいてトラフィック競合のために収集すべきリソースユニットの数を判断させるためのコードと
を備える非一時的コンピュータ可読媒体
を備える、コンピュータプログラム製品。
[C15]
ネットワーク輻輳のレベルを検出することと、
ネットワーク輻輳の前記検出されたレベルに基づいてトラフィック競合のために収集すべきリソースユニットの数を判断することと
を行うように構成された少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を備えるワイヤレス通信デバイス。
[C16]
前記リソースユニットが、トラフィックリソースについて競合する機会を前記ワイヤレス通信デバイスに与える接続識別子である、請求項15に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C17]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
収集すべき接続識別子の数を判断するように構成されることの一部として、
トラフィックリソースの第1のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第1の数を判断することと、
トラフィックリソースの第2のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第2の数を判断することであって、トラフィックリソースの前記第2のサブセットがトラフィックリソースの前記第1のサブセットとは異なる、第2の数を判断することと
を行うように構成された、請求項2に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C18]
前記少なくとも1つのプロセッサが、
ネットワーク輻輳の変化を検出したことに応答して、収集されたリソースユニットの総数の変更を行う
ようにさらに構成された、請求項17に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C19]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ネットワーク輻輳の前記変化が、使用中の接続識別子の前記検出された数が、第1のしきい値を下回るネットワーク輻輳の減少を示す前記第1のしきい値を下回ることを含むとき、少なくとも1つの追加の接続識別子を収集するように構成された、請求項18に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C20]
前記少なくとも1つのプロセッサは、ネットワーク輻輳の前記変化が、使用中の接続識別子の前記検出された数が、第2のしきい値を上回るネットワーク輻輳の増加を示す前記第2のしきい値を超えることを含むとき、少なくとも1つの接続識別子を解放するように構成された、請求項19に記載のワイヤレス通信デバイス。
様々な実施形態は、ワイヤレス通信システムにおいて通信リソースユニット、たとえば、トラフィック競合リソースユニットを割り振るための方法および装置を対象とする。
いくつかの時間スロットピアツーピアシステムでは、たとえば、接続スケジューリング段階中に、トラフィック送信についての競合解消の目的で専用リソースが割り振られる。いくつかのそのようなシステムでは、各リンクは、近傍にあるリンクがトラフィックチャネルの使用について競合することができるように、送信要求信号と送信要求応答信号とが送られる、そのような専用リソースの一部分を割り当てられる。制御チャネルの部分であり、トラフィックデータ信号を搬送しない専用リソースは、通常、システムオーバーヘッドであると見なされる。トラフィック送信についての競合解消のために使用されるリソースの使用をどのように緊密に制御するかは、そのようなピアツーピアシステムにとって問題である。
いくつかのピアツーピアシステムでは、接続識別子(CID:connection identifier)は、あらゆるトラフィック送信スロットについてのトラフィック競合リソース中のリソースユニットに対応する。いくつかのそのようなシステムでは、CIDに対応するトラフィック競合リソース中のリソースユニットの物理的ロケーションは、競合における瞬時優先度の置換を可能にするように経時的に変化し得、時々変化する。いくつかのシステムでは、既存のリンクをそれらの存在を示すように強制することによってユーザがローカル一意CIDを収集するのを助けるためにCIDチャネルが与えられ、それにより、ユーザデバイスが未使用CIDを識別し、収集することが可能になる。新しいリンクが、システムに加入することを試みたが、ただ、一意のCIDが利用可能でないことに気付いたとき、その新しいリンクは、次の試みまでチャネル使用を拒否され得る。
この設計手法では、トラフィック競合のためのリソースユニットの総量はCIDスペースのサイズに対応し、CIDスペースのサイズは、近傍にあるシステム中で許容される競合するリンクの最大数をサポートするのに必要なリソースユニットに対応する。より大きいCIDスペースは、より低い呼ブロックレート(call block rate)を可能にするが、一方、トラフィック競合チャネルのためのオーバーヘッドが多くなる。ピアツーピアシステムでは、異なる時間に、異なる数のワイヤレスデバイスがトラフィックリソースについて競合することを望み得る。ピアツーピアシステム中の特定のワイヤレスデバイスが必要とし得るトラフィックリソースの量は、経時的に変動することが予想され得る。さらに、異なるワイヤレスデバイスおよび/または異なるタイプのワイヤレスデバイスは異なるトラフィックリソースニーズを有し得る。
上記に鑑みて、ピアツーピアネットワークにおけるトラフィックリソースについての競合のフレキシブルな方法が必要であることを諒解されたい。
様々な実施形態は、ワイヤレス通信システムにおいてトラフィック競合リソースユニットを割り振るための方法および装置を対象とする。トラフィック競合リソースユニットは、たとえば、トラフィック制御チャネルのスロット内の1つまたは複数のトーンシンボルであり得る。様々な方法および装置は、ピアツーピアワイヤレス通信システム、たとえば、ネットワーク輻輳レベルが変動することが予想され得、決定が分散的に行われるピアツーピアワイヤレスシステムにおいて使用するのに好適である。いくつかのそのような実施形態では、リンクに対応するワイヤレス通信デバイスは、たとえば、CIDを収集および放棄することによってトラフィック競合のためにリソースユニットを自動割り振りする。すべてではないが、いくつかの実施形態では、各CIDは、すべてのトラフィックスロットではなく、トラフィックスロットのサブセット中のトラフィック競合ユニットのみに対応することに留意されたい。たとえば、すべてではないが、いくつかの実施形態では、CIDは、すべての偶数スロットまたはすべての奇数スロット中のトラフィック競合ユニットのみに対応することができる。初めにリソースを収集すること、収集されたリソースを放棄すること、追加のリソースを収集すること、および/またはトラフィック競合のための収集されたリソースの相対分布の変更を行うことに関する決定は、ネットワーク輻輳の検出されたレベルおよび/またはネットワーク輻輳の検出された変化に基づく。
ワイヤレス通信デバイスを動作させる例示的な方法は、いくつかの実施形態によれば、ネットワーク輻輳のレベルを検出することと、ネットワーク輻輳の検出されたレベルに基づいてトラフィック競合のために収集すべきリソースユニットの数を判断することとを備える。例示的なワイヤレス通信デバイスは、いくつかの実施形態によれば、ネットワーク輻輳のレベルを検出することと、ネットワーク輻輳の検出されたレベルに基づいてトラフィック競合のために収集すべきリソースユニットの数を判断することとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える。例示的なワイヤレス通信デバイスは、前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリをさらに備える。
上記の概要で様々な実施形態について論じたが、必ずしもすべての実施形態が同じ特徴を含むとは限らず、上記で説明した特徴のいくつかは、いくつかの実施形態では、必要ではないが、望ましいことがあることを諒解されたい。多数の追加の特徴、実施形態および様々な実施形態の利益について、以下の発明を実施するための形態において論じる。
様々な例示的な実施形態による、例示的なピアツーピアワイヤレス通信システムの図。
様々な例示的な実施形態による、ワイヤレス通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャートの第1の部分の図。
様々な例示的な実施形態による、ワイヤレス通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャートの第2の部分の図。
様々な例示的な実施形態による、ワイヤレス通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャートの第3の部分の図。
例示的な実施形態による、例示的なワイヤレス通信デバイスの図。
図3に示した例示的なワイヤレス通信デバイス中で使用され得、いくつかの実施形態では使用されるモジュールのアセンブリの第1の部分の図。
図3に示した例示的なワイヤレス通信デバイス中で使用され得、いくつかの実施形態では使用されるモジュールのアセンブリの第2の部分の図。
図3に示した例示的なワイヤレス通信デバイス中で使用され得、いくつかの実施形態では使用されるモジュールのアセンブリの第3の部分の図。
図3に示した例示的なワイヤレス通信デバイス中で使用され得、いくつかの実施形態では使用される例示的なデータ/情報の図。
様々な実施形態による、例示的な循環ピアツーピア周波数/タイミング構造のプロットの図。
例示的な実施形態による、例示的なCIDブロードキャストリソースのより詳細な表現を示す図。
第1のトラフィックデータリソースに対応する例示的なトラフィックスケジューリングリソースがトラフィック送信要求ブロックと対応するトラフィック送信要求応答ブロックとを含むことを示す図。
例示的な実施形態による、図8のトラフィック送信要求ブロックとトラフィック送信要求応答ブロックとのより詳細な表現を示す図。
第2のトラフィックデータリソースに対応する例示的なトラフィックスケジューリングリソースがトラフィック送信要求ブロックと対応するトラフィック送信要求応答ブロックとを含むことを示す図。
例示的な実施形態による、図10のトラフィック送信要求ブロックとトラフィック送信要求応答ブロックとのより詳細な表現を示す図。
第(N−1)のトラフィックデータリソースに対応する例示的なトラフィックスケジューリングリソースがトラフィック送信要求ブロックと対応するトラフィック送信要求応答ブロックとを含むことを示す図。
例示的な実施形態による、図12のトラフィック送信要求ブロックとトラフィック送信要求応答ブロックとのより詳細な表現を示す図。
第Nのトラフィックデータリソースに対応する例示的なトラフィックスケジューリングリソースがトラフィック送信要求ブロックと対応するトラフィック送信要求応答ブロックとを含むことを示す図。
例示的な実施形態による、図14のトラフィック送信要求ブロックとトラフィック送信要求応答ブロックとのより詳細な表現を示す図。
(i)既存のピアツーピア接続を有し、その接続に対応する、すでに収集された1つまたは複数の接続識別子を有する例示的なワイヤレス通信デバイスと、(ii)ピアツーピア接続を確立し、1つまたは複数の接続識別子を収集することを望むワイヤレス通信デバイスのペアとを示す図。
使用中のCIDを判断し、ネットワーク輻輳のレベルを判断し、ネットワーク輻輳の判断されたレベルに基づいて、収集すべきCIDの数と、どのCIDを収集すべきかとを判断する例示的なワイヤレスデバイスを示す図。
(i)第2のしきい値に対する使用中のCIDの数と、(ii)例示的なワイヤレスデバイスのトラフィック要求レートと、(iii)擬似ランダム関数からの出力とに基づいて、CIDを解放すべきか否かを決定する2つの例示的なワイヤレスデバイスを示す図。
2つの異なるサブセットに対応する収集されたCIDの例示的なワイヤレスデバイスの相対分布の変更を行うことを決定する例示的なワイヤレスデバイスを示す図。
(i)第1のしきい値に対する使用中のCIDの数と、(ii)例示的なワイヤレスデバイスのトラフィック要求レートと、(iii)擬似ランダム関数からの出力とに基づいて、追加のCIDを収集すべきか否かを決定する例示的なワイヤレスデバイスを示す図。
追加のCIDを収集すべきか、または収集されたCIDを解放すべきかに関する決定を行う際に使用される第1および第2のしきい値を更新することを決定する例示的なワイヤレスデバイスを示す図。
図1は、様々な例示的な実施形態による、例示的なピアツーピアワイヤレス通信システム100の図である。例示的なピアツーピアワイヤレス通信システム100は、ピアツーピアシグナリングプロトコルをサポートする複数のワイヤレス通信デバイス(ワイヤレス通信デバイス1 102、ワイヤレス通信デバイス2 104、ワイヤレス通信デバイス3 106、ワイヤレス通信デバイス4 108、ワイヤレス通信デバイス5 110、ワイヤレス通信デバイス6 112、ワイヤレス通信デバイス7 114、ワイヤレス通信デバイス8 116、ワイヤレス通信デバイス9 118、ワイヤレス通信デバイス10 120、...、ワイヤレス通信デバイスN 122)を含む。例示的なワイヤレス通信デバイス(102、106、108、110、112、114、118、120、122)はモバイルデバイスであり、ワイヤレス通信デバイス(104、116)は固定デバイスである。
システム100中のワイヤレス通信デバイスは、互いとのピアツーピア接続を形成し得、時々形成する。システム100中のワイヤレス通信デバイスは、ネットワーク輻輳の検出されたレベルに基づいてトラフィック競合のためにリソースユニットを自動割り振りおよび/または放棄する。異なる時間に、同じピアツーピア接続に対応するワイヤレス通信デバイスは、異なる量のトラフィック競合リソースユニットを保持し得る。
図2Aと図2Bと図2Cとの組合せを備える図2は、様々な実施形態による、ワイヤレス通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャート200である。例示的な方法の動作はステップ202において開始し、ワイヤレス通信デバイスが電源投入され、初期化される。動作は開始ステップ202からステップ204に進む。ステップ204において、ワイヤレス通信デバイスはネットワーク輻輳のレベルを検出する。ステップ204はステップ206および208を含む。ステップ206において、ワイヤレス通信デバイスは、接続識別子の使用を示す信号を監視し、次いでステップ208において、ワイヤレス通信デバイスは、すでに使用中の接続識別子の数からネットワーク輻輳のレベルを判断する。動作はステップ204からステップ210に進む。
ステップ210において、ワイヤレス通信デバイスは、少なくともネットワーク輻輳の検出されたレベルに基づいて収集すべきリソースユニットの数を判断する。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の他のファクタも、収集すべきリソースユニットの数を判断する際に使用される。たとえば、いくつかの実施形態では、送信機のトラフィックの性質、たとえば、ボイスまたはビデオまたはHTTPなどのトラフィックタイプなどが、収集すべきリソースユニットの数を判断する際に使用される。いくつかの実施形態では、リソースユニットは、トラフィックリソースについて競合する機会をワイヤレス通信デバイスに与える接続識別子に関連する。いくつかの実施形態では、リソースユニットは、トラフィックリソースについて競合する機会をワイヤレス通信デバイスに与える接続識別子である。いくつかの実施形態では、個々の接続識別子は、トラフィックリソースの異なるサブセットに対応するトラフィックリソースについて競合する機会をワイヤレス通信デバイスに与え、少なくともいくつかの異なる接続識別子は、トラフィックリソースの異なるサブセットに対応する。たとえば、一実施形態では、接続識別子の第1のセットが奇数のトラフィックスロットに対応し、接続識別子の第2のセットが偶数のトラフィックスロットに対応する。ステップ210はステップ212および214を含む。ステップ212において、ワイヤレス通信デバイスは、トラフィックリソースの第1のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第1の数を判断する。動作はステップ212からステップ214に進む。ステップ214において、ワイヤレス通信デバイスは、トラフィックリソースの第2のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第2の数を判断し、トラフィックリソースの前記第2のサブセットはトラフィックリソースの前記第1のサブセットとは異なる。いくつかの実施形態では、ネットワーク輻輳の高いレベルが検出されたとき、単一のサブセットに対応する接続識別子が選択され、輻輳のより低いレベルが検出されたとき、複数の異なるサブセットに対応する接続識別子が検出される。動作はステップ210からステップ215に進む。
ステップ215において、ワイヤレス通信デバイスは、それのトラフィック要求レートを判断する。いくつかの実施形態では、トラフィック要求レートは、ワイヤレス通信デバイスが所与の数のトラフィックスロットにわたって送信したトラフィック送信要求信号の数である。いくつかの実施形態では、既存のCIDの場合のトラフィック要求レートについての統計値が収集され、競合がどのくらいビジーであるかの指示として使用される。これは、CIDブロードキャストチャネル中の占有を観測するのではなく、リンクスケジューリング段階における占有を観測することによって行われ得、いくつかの実施形態では行われる。いくつかの実施形態では、既存のCIDの場合のトラフィック要求レート統計値が、ネットワーク輻輳を判断する際に使用され、ならびに/あるいはリソース、たとえば、CIDを収集および/または放棄することに関する決定を行う際に使用される。いくつかの実施形態では、リンク自体において搬送されるトラフィックの性質の理解が、ネットワーク輻輳を判断する際に使用され、ならびに/あるいはリソース、たとえば、CIDを収集および/または放棄することに関する決定を行う際に使用される。いくつかの実施形態では、リンク上で通信されるトラフィックのタイプ、たとえば、ボイスまたはビデオ、またはHTTPなどが、ネットワーク輻輳を判断する際に観測および追跡および使用され、ならびに/あるいはリソース(たとえば、CID)を収集および/または放棄することに関して決定を行う際に観測および追跡および使用される。動作はステップ215からステップ216に進む。
ステップ216において、ワイヤレス通信デバイスはネットワーク輻輳の現在のレベルを判断する。ステップ216はステップ217および218を含む。ステップ217において、ワイヤレス通信デバイスは、ある時点において使用中の接続識別子の数を判断し、次いでステップ218において、ワイヤレス通信デバイスは、使用中の接続識別子の数の変化があったかどうかを判断する。いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信デバイスは、現在時点について使用中の接続識別子の判断された数を前のスロットにおいて使用されたCIDの数、すなわち、CIDチャネルの前の事例から記録された前回の統計値と比較する。動作はステップ216からステップ220に進む。
ステップ220において、ワイヤレス通信デバイスは、たとえば、使用中の接続識別子の数の変化があったか否かに基づいて、ネットワーク輻輳の変化があったかどうかを判断する。ワイヤレス通信デバイスが、ネットワーク輻輳の変化がなかったと判断した場合、動作は、それのトラフィック要求レートの別の判断と、後の時点におけるネットワーク輻輳の現在のレベルの別の判断とのためにステップ220からステップ215に進む。しかしながら、ワイヤレス通信デバイスが、ステップ220においてネットワーク輻輳のレベルの変化があったと判断した場合、動作は、ステップ220から接続ノードA222を介してステップ224とステップ226とのうちの1つに進む。ステップ224とステップ226とは代替ステップである。いくつかの実施形態では、ステップ224が使用されるが、他の実施形態では、ステップ226が使用される。さらに他の実施形態では、いくつかの反復中にステップ224が使用され、他の反復では、ステップ226が使用され得る。
ステップ224において、ワイヤレス通信デバイスは、ネットワーク輻輳の変化を検出したことに応答して、収集されたリソースユニットの総数の変更を行う。ステップ224はステップ228、230、234および236を含む。ステップ228において、ワイヤレス通信デバイスは、使用中の接続識別子の検出された数が、第1のしきい値を下回るネットワーク輻輳の減少を示す前記第1のしきい値を下回ったかどうかを判断する。ワイヤレス通信デバイスが、接続識別子の検出された数が第1のしきい値を下回ったと判断した場合、動作はステップ228からステップ230に進む。ステップ230において、ワイヤレス通信デバイスは少なくとも1つの接続識別子を収集する。動作はステップ230から接続ノードB232に進む。ステップ228に戻ると、ステップ228において、ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の数が第1のしきい値を下回ったと判断しなかった場合、動作はステップ228からステップ234に進む。
ステップ234において、ワイヤレス通信デバイスは、ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の数が、第2のしきい値を上回るネットワーク輻輳の増加を示す前記第2のしきい値を超えたことを検出したかどうかを判断する。ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の数が第2のしきい値を超えたと判断した場合、動作はステップ234からステップ236に進み、ステップ236において、ワイヤレス通信デバイスは少なくとも1つの接続識別子を解放する。動作はステップ236から接続ノードB232に進む。ステップ234に戻ると、ステップ234において、ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の検出された数が第2のしきい値を超えなかったと判断した場合、動作はステップ234から接続ノードB232に進む。
ステップ226に戻ると、ステップ226において、ワイヤレス通信デバイスは、輻輳レベルしきい値判断と擬似ランダム関数とに基づいて、収集されたリソースユニットの総数の変更を行うべきか否かの決定を行う。擬似ランダム関数、たとえば、異なるワイヤレス通信デバイスが異なるシード値を使用する擬似ランダム関数に応じて変更を行うこの手法を使用して、輻輳の変化を検出したワイヤレス通信デバイスの各々は、必ずしも、検出された輻輳の変化に応答して同様に変化するとは限らない。ステップ226はステップ238、240、244および246を含む。ステップ238において、ワイヤレス通信デバイスは、使用中の接続識別子の検出された数が、第1のしきい値を下回るネットワーク輻輳の減少を示す前記第1のしきい値を下回ったかどうかを判断する。ワイヤレス通信デバイスが、接続識別子の検出された数が第1のしきい値を下回ったと判断した場合、動作はステップ238からステップ240に進み、ステップ240において、ワイヤレス通信デバイスは、(i)擬似ランダム関数と(ii)前記判断されたトラフィック要求レートとに応じて少なくとも1つの接続識別子を収集すべきか否かの決定を行う。擬似ランダム関数の使用は、ネットワーク輻輳の同じ検出された変化に応答して、ワイヤレス通信デバイスの各々が特定の時間に同様に働くことを防ぐ傾向がある。たとえば、擬似ランダム関数は、ネットワーク輻輳の変化に応答して、より多くのワイヤレスデバイスが追加の接続識別子を同時に収集することを防ぐために使用され、したがって、ピアツーピアシステムの変化を緩和することができる。追加の接続識別子を収集すべきか否かの決定における、判断されたトラフィック要求レート情報の使用は、どのデバイスが追加の接続識別子を収集するようになるかを決定する際に、低いトラフィック要求レートをもつワイヤレス通信デバイスよりも高いトラフィック要求レートをもつワイヤレス通信デバイスを選ぶために使用される。
動作はステップ240からステップ241に進み、ステップ241において、ワイヤレス通信デバイスは、少なくとも1つの接続識別子を収集すべきか否かに関するステップ240の決定を実装する。ステップ241は、追加の接続識別子を収集することを含み得、時々含む。動作はステップ241から接続ノードC242に進む。
ステップ238に戻ると、ステップ238において、ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の数が第1のしきい値を下回ったと判断しなかった場合、動作はステップ238からステップ244に進む。
ステップ244において、ワイヤレス通信デバイスは、ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の数が、第2のしきい値を上回るネットワーク輻輳の増加を示す前記第2のしきい値を超えたことを検出したかどうかを判断する。ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の数が第2のしきい値を超えたと判断した場合、動作はステップ244からステップ246に進み、ステップ246において、ワイヤレス通信デバイスは、(i)擬似ランダム関数と(ii)前記判断されたトラフィック要求レートとに応じて少なくとも1つの接続識別子を解放すべきか否かの決定を行う。擬似ランダム関数の使用は、ネットワーク輻輳の同じ検出された変化に応答して、ワイヤレス通信デバイスの各々が特定の時間に同様に働くことを防ぐ傾向がある。たとえば、擬似ランダム関数は、ネットワーク輻輳の変化に応答して、より多くのワイヤレスデバイスが、収集された接続識別子を同時に解放することを防ぐために使用され、したがって、ピアツーピアシステムの変化を緩和することができる。追加の接続識別子を放棄すべきか否かの決定における、判断されたトラフィック要求レート情報の使用は、どのデバイスが接続識別子を放棄すべきかを決定する際に、高いトラフィック要求レートをもつワイヤレス通信デバイスよりも低いトラフィック要求レートをもつワイヤレス通信デバイスを選ぶために使用される。
動作はステップ246からステップ247に進む。ステップ247において、ワイヤレス通信デバイスは、少なくとも1つの接続識別子を解放すべきか否かに関するステップ246の決定を実装する。ステップ247は、少なくとも1つの接続識別子を解放することを含み得、時々含む。動作はステップ247から接続ノードC242に進む。
ステップ244に戻ると、ステップ244において、ワイヤレス通信デバイスが、使用中の接続識別子の検出された数が第2のしきい値を超えなかったと判断した場合、動作はステップ244から接続ノードC242に進む。
動作は、接続ノードB232または接続ノードC242から接続ノードD233を介してステップ248に進む。ステップ248において、ワイヤレス通信デバイスは、ネットワーク輻輳の変化を検出したことに応答して、リソースの第1および第2のサブセットに対応する収集されたリソースユニットの相対分布の変更を行う。動作は、ステップ248から接続ノードE250を介してステップ252とステップ254とに進む。
ステップ252において、ワイヤレス通信デバイスは、i)使用中の接続識別子の数の変化を少なくとも所定の量だけ検出すること、またはii)他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応するトラフィック負荷の変化を検出することのうちの少なくとも1つに応答して前記第1のしきい値を変更する。ステップ254において、ワイヤレス通信デバイスは、i)使用中の接続識別子の数の変化を少なくとも所定の量だけ検出すること、またはii)他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応するトラフィック負荷の変化を検出することのうちの少なくとも1つに応答して前記第2のしきい値を変更する。動作は、ステップ252および254から接続ノードF256を介してステップ215に進む。
いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信デバイスは、ワイヤレス通信デバイスが第1および第2のしきい値を更新するよりも高いレートにおいて、ワイヤレス通信デバイスが接続識別子を収集または解放すべきか否かに関してテストする。したがって、いくつかの実施形態では、ステップ224または226は、ステップ252および254よりも高いレートにおいて実行される。いくつかの実施形態では、接続識別子を収集または解放すべきか否かを判断するレートは、少なくとも第1および第2のしきい値を更新するレートの10倍である。いくつかのそのような実施形態では、接続識別子を収集または解放すべきか否かを判断するレートは、少なくとも第1および第2のしきい値を更新するレートの100倍である。
図3は、例示的な実施形態による例示的なワイヤレス通信デバイス300の図である。例示的なワイヤレス通信デバイス300は、たとえば、図1のシステム100のワイヤレス通信デバイスのうちの1つである。ワイヤレス通信デバイス300は、たとえば、ピアツーピアシグナリングプロトコルをサポートするワイヤレス通信デバイスである。例示的なワイヤレス通信デバイス300は、図2のフローチャート200による方法を実装し得、時々実装する。
ワイヤレス通信デバイス300は、バス309を介して互いに結合されたプロセッサ302とメモリ304とを含み、そのバスを介して、様々な要素(302、304)がデータおよび情報を交換し得る。ワイヤレス通信デバイス300は、さらに、図示のようにプロセッサ302に結合され得る入力モジュール306と出力モジュール308とを含む。ただし、いくつかの実施形態では、入力モジュール306と出力モジュール308とはプロセッサ302の内部に配置される。入力モジュール306は入力信号を受信することができる。入力モジュール306は、入力を受信するためのワイヤレス受信機および/またはワイヤードもしくは光入力インターフェースを含むことができ、いくつかの実施形態では、それらを含む。出力モジュール308は、出力を送信するためのワイヤレス送信機および/またはワイヤードもしくは光出力インターフェースを含み得、いくつかの実施形態では、それらを含む。いくつかの実施形態では、メモリ304は、ルーチン311とデータ/情報313とを含む。
様々な実施形態では、プロセッサ302は、ネットワーク輻輳のレベルを検出することと、ネットワーク輻輳の検出されたレベルに基づいてトラフィック競合のために収集すべきリソースユニットの数を判断することとを行うように構成される。いくつかの実施形態では、リソースユニットは、トラフィックリソースについて競合する機会をワイヤレス通信デバイスに与える接続識別子である。いくつかのそのような実施形態では、個々の接続識別子は、トラフィックリソースの特定のサブセットに対応するトラフィックリソースについて競合する機会をワイヤレス通信デバイスに与え、少なくともいくつかの異なる接続識別子は、トラフィックリソースの異なるサブセットに対応する。様々な実施形態では、プロセッサ302は、ネットワーク輻輳のレベルを検出するように構成されることの一部として、接続識別子の使用を示す信号を監視することと、すでに使用中の接続識別子の数からネットワーク輻輳のレベルを判断することとを行うように構成される。
プロセッサ302は、いくつかの実施形態では、収集すべき接続識別子の数を判断するように構成されることの一部として、トラフィックリソースの第1のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第1の数を判断することと、トラフィックリソースの第2のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第2の数を判断することであって、トラフィックリソースの前記第2のサブセットがトラフィックリソースの前記第1のサブセットとは異なる、第2の数を判断することとを行うように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、輻輳の高いレベルが検出されたとき、単一のサブセットに対応する接続識別子を選択することと、輻輳のより低いレベルが検出されたとき、複数の異なるサブセットに対応する接続識別子を選択することとを行うように構成される。
様々な実施形態では、プロセッサ302は、ネットワーク輻輳の変化を検出したことに応答して、収集されたリソースユニットの総数の変更を行うように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、輻輳レベルしきい値判断と擬似ランダム関数とに基づいて、収集されたリソースユニットの総数の変更を行うべきか否かの決定を行うように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、ネットワーク輻輳の変化を検出したことに応答して、リソースの第1および第2のサブセットに対応する収集されたリソースユニットの相対分布の変更を行うように構成される。
様々な実施形態では、プロセッサ302は、ネットワーク輻輳の前記変化が、使用中の接続識別子の検出された数が、第1のしきい値を下回るネットワーク輻輳の減少を示す前記第1のしきい値を下回ることを含むとき、少なくとも1つの追加の接続識別子を収集するように構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、ネットワーク輻輳の前記変化が、使用中の接続識別子の検出された数が、第2のしきい値を上回るネットワーク輻輳の増加を示す前記第2のしきい値を超えることを含むとき、少なくとも1つの接続識別子を解放するように構成される。
いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、ある時点において使用中の接続識別子の数を判断することと、使用中の接続識別子の数の変化があったかどうかを判断することとを行うように構成される。いくつかのそのような実施形態では、プロセッサ302は、i)使用中の接続識別子の数の変化を少なくとも所定の量だけ検出すること、またはii)他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応するトラフィック負荷の変化を検出することのうちの少なくとも1つに応答して第1のしきい値を変更するようにさらに構成される。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、i)使用中の接続識別子の数の変化を少なくとも所定の量だけ検出すること、またはii)他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応するトラフィック負荷の変化を検出することのうちの少なくとも1つに応答して第2のしきい値を変更するようにさらに構成される。
図4は、図3に示した例示的なワイヤレス通信デバイス300中で使用され得、いくつかの実施形態では使用されるモジュールのアセンブリ400の図である。アセンブリ400中のモジュールは、たとえば、個別回路として、図3のプロセッサ302内のハードウェアで実装され得る。代替的に、それらのモジュールは、ソフトウェアで実装され、図3に示したワイヤレス通信デバイス300のメモリ304に記憶され得る。いくつかのそのような実施形態では、モジュールのアセンブリ400は、図3のデバイス300のメモリ304のルーチン311中に含まれる。図3の実施形態ではシングルプロセッサ、たとえば、コンピュータとして示されているが、プロセッサ302は、1つまたは複数のプロセッサ、たとえば、コンピュータとして実装され得ることを諒解されたい。ソフトウェアで実装されるとき、それらのモジュールはコードを含み、そのコードは、プロセッサによって実行されたとき、プロセッサ302、たとえば、コンピュータを、そのモジュールに対応する機能を実装するように構成する。いくつかの実施形態では、プロセッサ302は、モジュールのアセンブリ400のうちのモジュールの各々を実装するように構成される。モジュールのアセンブリ400がメモリ304に記憶される実施形態では、メモリ304は、少なくとも1つのコンピュータ、たとえば、プロセッサ302に、モジュールが対応する機能を実装させるためのコード、たとえば、モジュールごとの個別コードを備えるコンピュータ可読媒体、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品である。
完全にハードウェアベースのまたは完全にソフトウェアベースのモジュールが使用され得る。ただし、機能を実装するために、(たとえば、回路実装型の)ソフトウェアモジュールとハードウェアモジュールの任意の組合せが使用され得ることを諒解されたい。図4に示すモジュールは、図2のフローチャート200の方法において図示および/または説明する対応するステップの機能を実行するようにワイヤレス通信デバイス300、またはプロセッサ302などのワイヤレス通信デバイス300中の要素を制御および/または構成することを諒解されたい。
モジュール400のアセンブリは、部分A401と部分B403と部分C405との組合せを含む。モジュール400のアセンブリは、ネットワーク輻輳のレベルを検出するためのモジュール404と、ネットワーク輻輳の検出されたレベルに基づいてトラフィック競合のために収集すべきリソースユニットの数を判断するためのモジュール410と、接続識別子を選択するためのモジュール411と、トラフィック要求レートを判断するためのモジュール415と、ネットワーク輻輳の現在のレベルを判断するためのモジュール416と、ネットワーク輻輳のレベルの変化があったかどうかを判断するためのモジュール420と、ネットワーク輻輳のレベルの変化があったか否かに関する判断に応じて動作を制御するためのモジュール421とを含む。モジュール404は、接続識別子の使用を示す信号を監視するためのモジュール406と、すでに使用中の接続識別子の数からネットワーク輻輳のレベルを判断するためのモジュール408とを含む。モジュール410は、トラフィックリソースの第1のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第1の数を判断するためのモジュール412と、トラフィックリソースの第2のサブセットに対応する、収集すべき接続識別子の第2の数を判断するためのモジュール414であって、トラフィックリソースの前記第2のサブセットがトラフィックリソースの前記第1のサブセットとは異なる、第2の数を判断するためのモジュール414とを含む。いくつかの実施形態では、輻輳の高いレベルが検出されたとき、接続識別子を選択するための前記モジュール411は、単一のサブセットに対応する接続識別子を選択し、輻輳のより低いレベルが検出されたとき、接続識別子を選択するための前記モジュール411は、複数の異なるサブセットに対応する接続識別子を選択する。モジュール416は、ある時点において使用中の接続識別子の数を判断するためのモジュール417と、使用中の接続識別子の数の変化があったかどうかを判断するためのモジュール418とを含む。
モジュール400のアセンブリは、ネットワーク輻輳の変化を検出したことに応答して、収集されたリソースユニットの総数の変更を行うためのモジュール424と、輻輳しきい値判断と擬似ランダム関数とに基づいて、収集されたリソースユニットの総数の変更を行うべきか否かの決定を行うためのモジュール426と、ネットワーク輻輳の変化を検出したことに応答して、リソースの第1および第2のサブセットに対応する収集されたリソースユニットの相対分布の変更を行うためのモジュール448とをさらに含む。モジュール424は、使用中の接続識別子の検出された数が、第1のしきい値を下回るネットワーク輻輳の減少を示す前記第1のしきい値を下回ったかどうかを判断するためのモジュール428と、使用中の接続識別子の検出された数が前記第1のしきい値を下回ったかどうかの判断に応じて、動作を制御するためのモジュール429と、少なくとも1つの接続識別子を収集するためのモジュール430と、使用中の接続識別子の検出された数が、第2のしきい値を上回るネットワーク輻輳の増加を示す前記第2のしきい値を超えたかどうかを判断するためのモジュール434と、使用中の接続識別子の検出された数が前記第2のしきい値を超えたかどうかの判断に応じて、動作を制御するためのモジュール435と、少なくとも1つの接続識別子を解放するためのモジュール436とを含む。モジュール426は、使用中の接続識別子の検出された数が、第1のしきい値を下回るネットワーク輻輳の減少を示す前記第1のしきい値を下回ったかどうかを判断するためのモジュール438と、使用中の接続識別子の検出された数が前記第1のしきい値を下回ったかどうかの判断に応じて、動作を制御するためのモジュール439と、i)擬似ランダム関数と、ii)前記判断されたトラフィック要求レートとに応じて少なくとも1つの接続識別子を収集すべきか否かの決定を行うためのモジュール440と、少なくとも1つの接続識別子を収集すべきか否かに関する決定を実装するためのモジュール441と、使用中の接続識別子の検出された数が、第2のしきい値を上回るネットワーク輻輳の増加を示す前記第2のしきい値を超えたかどうかを判断するためのモジュール444と、使用中の接続識別子の検出された数が前記第2のしきい値を超えたかどうかの判断に応じて、動作を制御するためのモジュール445と、i)擬似ランダム関数と、ii)前記判断されたトラフィック要求レートとに応じて少なくとも1つの接続識別子を解放すべきか否かの決定を行うためのモジュール446と、少なくとも1つの接続識別子を解放すべきか否かに関する決定を実装するためのモジュール447とを含む。モジュール441は、少なくとも1つの接続識別子を収集することができ、時々収集する。モジュール441は、接続識別子を収集するとき、どの接続識別子または識別子を収集すべきかを判断する。モジュール447は、少なくとも1つの接続識別子を解放することができ、時々解放する。モジュール447は、接続識別子を解放するとき、どの接続識別子または識別子を解放すべきかを判断する。
モジュール400のアセンブリは、i)使用中の接続識別子の数の変化を少なくとも所定の量だけ検出すること、またはii)他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応するトラフィック負荷の変化を検出することのうちの少なくとも1つに応答して前記第1のしきい値を変更するためのモジュール452と、i)使用中の接続識別子の数の変化を少なくとも所定の量だけ検出すること、またはii)他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応するトラフィック負荷の変化を検出することのうちの少なくとも1つに応答して前記第2のしきい値を変更するためのモジュール454とをさらに含む。
いくつかの実施形態では、リソースユニットは、トラフィックリソースについて競合する機会をワイヤレス通信デバイスに与える接続識別子である。いくつかのそのような実施形態では、個々の接続識別子は、トラフィックリソースの特定のサブセットに対応するトラフィックリソースについて競合する機会をワイヤレス通信デバイスに与え、少なくともいくつかの異なる接続識別子は、トラフィックリソースの異なるサブセットに対応する。いくつかの実施形態では、ネットワーク輻輳の高いレベルが検出されたとき、単一のサブセットに対応する接続識別子が選択され、輻輳のより低いレベルが検出されたとき、複数の異なるサブセットに対応する接続識別子が選択される。
図5は、いくつかの実施形態による、例示的なデータ/情報500の図である。例示的なデータ/情報500は、たとえば、図3のワイヤレス通信デバイス300のメモリ304のデータ/情報313中に含まれる。データ/情報500は、周波数タイミング構造情報502と、使用中の識別された接続識別子504と、ネットワーク輻輳の判断されたレベル510と、入力時に収集すべき接続IDの数を判断するための基準512と、入力時に、トラフィックリソースの1つのサブセットに対応するCIDを収集すべきか、またはトラフィックリソースの複数のサブセットに対応するCIDを収集すべきかを判断するための基準514と、ネットワーク輻輳の判断された変化516と、ワイヤレス通信デバイスの判断されたトラフィック要求レート518と、ワイヤレス通信デバイスに対応する推定されたトラフィック負荷520と、他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応する検出されたトラフィック負荷522と、他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応する接続識別子に対応するトラフィック負荷情報の検出された変化524とを含む。使用中の識別された接続識別子504は、トラフィックリソースの第1のサブセットに対応する使用中の識別された接続識別子506と、トラフィックリソースの第2のサブセットに対応する使用中の識別された接続識別子508とを含む。
データ/情報500は、追加のCIDを収集すべきか否かを決定する際に使用される第1のネットワーク輻輳しきい値526と、収集されたCIDを解放すべきか否かを決定する際に使用される第2のネットワーク輻輳しきい値528と、トラフィックリソースの第1および第2のサブセットに対応する収集されたCIDの相対分布を変更すべきか否かを決定するために使用される基準530と、第1のネットワーク輻輳しきい値を変更すべきか否かを決定するために使用される基準532と、第2のネットワーク輻輳しきい値を変更すべきか否かを決定するために使用される基準534とをさらに含む。いくつかの実施形態では、データ/情報500は、収集されたCIDの総数を変更すべきか否かの決定を行う際に使用される擬似ランダム関数のためのシード値536を含む。
図6は、様々な実施形態による、例示的な循環ピアツーピア周波数/タイミング構造のプロットの図600である。図6のピアツーピア周波数/タイミング構造は、たとえば、図5のデータ/情報500の周波数タイミング構造情報502によって表され得る。図600は、周波数、たとえば、OFDMトーンを表す垂直軸602と、時間、たとえば、循環タイミング構造におけるOFDMシンボル送信時間間隔を表す水平軸604とを含む。
例示的な循環周波数/タイミング構造は、接続識別子(CID)ブロードキャストリソース606と接続確立/保守リソース608とを含む。例示的な循環周波数/タイミング構造は、トラフィックスケジューリングリソースと対応するトラフィックデータリソースとの複数のセット((トラフィックスケジューリングリソース1 610、トラフィックデータリソース1 612)、(トラフィックスケジューリングリソース2 614、トラフィックデータリソース2 616)、....、(トラフィックスケジューリングリソース(N−1) 618、トラフィックデータリソース(N−1) 620)、(トラフィックスケジューリングリソースN 622、トラフィックデータリソースN 624))をさらに含む。
図7は、例示的な実施形態による、CIDブロードキャストリソース606のより詳細な表現を示す図700である。この例では、CIDブロードキャストリソース606は、循環ピアツーピア周波数タイミング構造において使用される、接続識別子の各々に対応する個々のリソース(CID=1 ブロードキャストリソース702、CID=2 ブロードキャストリソース704、CID=3 ブロードキャストリソース706、CID=4
ブロードキャストリソース708、...、CID=79 ブロードキャストリソース710、CID=80 ブロードキャストリソース712)を含む。CIDを収集したワイヤレス通信デバイスは、それの収集したCIDに対応するCIDブロードキャストリソースを使用して信号をブロードキャストする。これは、それの近傍にある他のワイヤレス通信デバイスに、特定のCIDが現在使用中であることを告知する。
図8は、例示的なトラフィックスケジューリングリソース1 610がトラフィック送信要求ブロック802と、対応するトラフィック送信要求応答ブロック804とを含むことを示す図800である。図9は、トラフィック送信要求ブロック802とトラフィック送信要求応答ブロック804とのより詳細な表現を示す図900である。トラフィック送信要求ブロック802は、トラフィックデータリソース1 612、たとえば、第1のトラフィックセグメント中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求リソースを含む。トラフィック送信要求ブロック802内の接続識別子に対応するトラフィック送信要求リソースは、たとえば、1つまたは複数のOFDMシンボル中の1つまたは複数のトーンシンボルである。トーンシンボルは、1つのシンボル送信時間期間の間の1つのトーンであり、1つのシンボル送信時間期間は、単一のOFDMシンボルを送信するために使用される時間に対応する。この例では、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィックデータリソース1 612中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィック送信要求ブロック802内に所定のトラフィック送信要求リソースを有する。この例では、トラフィック送信要求リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求ブロック中の要求リソースのロケーションに関連する所定の優先度がある。この例では、より低い時間インデックスをもつ要求リソースは、より高い時間インデックスをもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。さらに、この例では、優先度順序付けの第2のレベルにおいて、同じ時間インデックスをもつ要求リソースに関して、より高い周波数をもつ要求リソースは、より低い周波数をもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。たとえば、要求リソース902は要求リソース904よりも高い優先度を有し、要求リソース906は要求リソース908よりも高い優先度を有する。ブロック802内で、要求リソース902は最高優先度を有し、要求リソース910は最低優先度を有する。
トラフィック送信要求応答ブロック804は、トラフィックデータリソース1 612中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求応答リソースを含む。トラフィック送信要求応答ブロック804内の接続識別子に対応するトラフィック送信要求応答リソースは、たとえば、1つまたは複数のOFDMシンボル中の1つまたは複数のトーンシンボルである。この例では、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィックデータリソース1 612中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィック送信要求応答ブロック804内に所定のトラフィック送信要求応答リソースを有する。この例では、トラフィック送信要求応答リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求応答ブロック804内の各トラフィック送信要求応答リソースは、トラフィック送信要求ブロック802中のトラフィック送信要求リソースに対応する。たとえば、トラフィック送信要求応答ブロック804のトラフィック送信要求応答リソース(912、914、916、918、920)は、それぞれ、トラフィック送信要求ブロック802のトラフィック送信要求リソース(902、904、906、908、910)に対応する。
図10は、例示的なトラフィックスケジューリングリソース2 614がトラフィック送信要求ブロック1002と、対応するトラフィック送信要求応答ブロック1004とを含むことを示す図1000である。図11は、トラフィック送信要求ブロック1002とトラフィック送信要求応答ブロック1004とのより詳細な表現を示す図1100である。トラフィック送信要求ブロック1002は、トラフィックデータリソース2 616、たとえば、第2のトラフィックセグメント中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求リソースを含む。この例では、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィックデータリソース2 616中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィック送信要求応答ブロック1004内に所定のトラフィック送信要求リソースを有する。この例では、ブロック1002内にトラフィック送信要求リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求ブロック中の要求リソースのロケーションに関連する所定の優先度がある。この例では、より低い時間インデックスをもつ要求リソースは、より高い時間インデックスをもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。さらに、この例では、優先度順序付けの第2のレベルにおいて、同じ時間インデックスをもつ要求リソースに関して、より高い周波数をもつ要求リソースは、より低い周波数をもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。たとえば、要求リソース1102は要求リソース1104よりも高い優先度を有し、要求リソース1106は要求リソース1108よりも高い優先度を有する。ブロック1002内で、要求リソース1102は最高優先度を有し、要求リソース1110は最低優先度を有する。
トラフィック送信要求応答ブロック1004は、トラフィックデータリソース2 616中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求応答リソースを含む。この例では、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィックデータリソース2 616中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィック送信要求ブロック1002内に所定のトラフィック送信要求応答リソースを有する。この例では、ブロック1004中にトラフィック送信要求応答リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求応答ブロック1004内の各トラフィック送信要求応答リソースは、トラフィック送信要求ブロック1002中のトラフィック送信要求リソースに対応する。たとえば、トラフィック送信要求応答ブロック1004のトラフィック送信要求応答リソース(1112、1114、1116、1118、1120)は、それぞれ、トラフィック送信要求ブロック1002のトラフィック送信要求リソース(1102、1104、1106、1108、1110)に対応する。
図12は、例示的なトラフィックスケジューリングリソース(N−1) 618がトラフィック送信要求ブロック1202と対応するトラフィック送信要求応答ブロック1204とを含むことを示す図1200である。図13は、トラフィック送信要求ブロック1202とトラフィック送信要求応答ブロック1204とのより詳細な表現を示す図1300である。トラフィック送信要求ブロック1202は、トラフィックデータリソース(N−1) 620、たとえば、第(N−1)のトラフィックセグメント中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求リソースを含む。この例では、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィックデータリソース(N−1) 620中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィック送信要求ブロック1202内に所定のトラフィック送信要求リソースを有する。この例では、トラフィック送信要求リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求ブロック中の要求リソースのロケーションに関連する所定の優先度がある。この例では、より低い時間インデックスをもつ要求リソースは、より高い時間インデックスをもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。さらに、この例では、優先度順序付けの第2のレベルにおいて、同じ時間インデックスをもつ要求リソースに関して、より高い周波数をもつ要求リソースは、より低い周波数をもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。たとえば、要求リソース1302は要求リソース1304よりも高い優先度を有し、要求リソース1306は要求リソース1308よりも高い優先度を有する。ブロック1202内で、要求リソース1302は最高優先度を有し、要求リソース1310は最低優先度を有する。
トラフィック送信要求応答ブロック1204は、トラフィックデータリソース(N−1) 620中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求応答リソースを含む。この例では、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィックデータリソース(N−1) 620中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、奇数番号の接続識別子(CID=1、CID=3、.....、CID=77、CID=79)の各々は、トラフィック送信要求応答ブロック1204内に所定のトラフィック送信要求応答リソースを有する。この例では、ブロック1204中にトラフィック送信要求応答リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求応答ブロック1204内の各トラフィック送信要求応答リソースは、トラフィック送信要求ブロック1202中のトラフィック送信要求リソースに対応する。たとえば、トラフィック送信要求応答ブロック1204のトラフィック送信要求応答リソース(1312、1314、1316、1318、1320)は、それぞれ、トラフィック送信要求ブロック1202のトラフィック送信要求リソース(1302、1304、1306、1308、1310)に対応する。
図14は、例示的なトラフィックスケジューリングリソースN622がトラフィック送信要求ブロック1402と対応するトラフィック送信要求応答ブロック1404とを含むことを示す図1400である。図15は、トラフィック送信要求ブロック1402とトラフィック送信要求応答ブロック1404とのより詳細な表現を示す図1500である。トラフィック送信要求ブロック1402は、トラフィックデータリソースN 624、たとえば、第Nのトラフィックセグメント中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求リソースを含む。この例では、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィックデータリソースN 624中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィック送信要求ブロック1402内に所定のトラフィック送信要求リソースを有する。この例では、ブロック1402内にトラフィック送信要求リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求ブロック中の要求リソースのロケーションに関連する所定の優先度がある。この例では、より低い時間インデックスをもつ要求リソースは、より高い時間インデックスをもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。さらに、この例では、優先度順序付けの第2のレベルにおいて、同じ時間インデックスをもつ要求リソースに関して、より高い周波数をもつ要求リソースは、より低い周波数をもつ要求リソースよりも高い優先度を有する。たとえば、要求リソース1502は要求リソース1504よりも高い優先度を有し、要求リソース1506は要求リソース1508よりも高い優先度を有する。ブロック1402内で、要求リソース1502は最高優先度を有し、要求リソース1510は最低優先度を有する。
トラフィック送信要求応答ブロック1404は、トラフィックデータリソースN 624中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る接続識別子の各々に対応するトラフィック送信要求応答リソースを含む。この例では、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィックデータリソースN 624中でピアツーピアトラフィック信号を送信するために競合し得る。したがって、偶数番号の接続識別子(CID=2、CID=4、.....、CID=78、CID=80)の各々は、トラフィック送信要求応答ブロック1404内に所定のトラフィック送信要求応答リソースを有する。この例では、ブロック1404中にトラフィック送信要求応答リソースを含む40個のCIDがある。トラフィック送信要求応答ブロック1404内の各トラフィック送信要求応答リソースは、トラフィック送信要求ブロック1402中のトラフィック送信要求リソースに対応する。たとえば、トラフィック送信要求応答ブロック1404のトラフィック送信要求応答リソース(1512、1514、1516、1518、1520)は、それぞれ、トラフィック送信要求ブロック1502のトラフィック送信要求リソース(1502、1504、1506、1508、1510)に対応する。
この例では、循環構造における奇数のピアツーピアトラフィックタイムスロットは奇数の接続識別子に対応し、循環構造における偶数のピアツーピアトラフィックタイムスロットは偶数の接続識別子に対応する。他の実施形態では、利用可能な要求リソースの割振りは、たとえば、異なる所定のマッピング方式に従って異なり得る。
この例では、個々の接続識別子に対応する優先度順序は、リソースへのCIDの所定のマッピング方式に従ってあるスロットから別のスロットに変化することができ、時々変化する。たとえば、トラフィック送信要求ブロック802では、最高優先度を有する要求リソース902はCID=1にマッピングされ、最低優先度を有する要求リソース910はCID=79にマッピングされる。しかしながら、トラフィック送信要求ブロック1202では、最高優先度を有する要求リソース1302はCID=79にマッピングされ、最低優先度を有する要求リソース1310はCID=49にマッピングされる。
トラフィック送信要求ブロック1102では、最高優先度を有する要求リソース1002はCID=2にマッピングされ、最低優先度を有する要求リソース1110はCID=80にマッピングされる。しかしながら、トラフィック送信要求ブロック1402では、最高優先度を有する要求リソース1502はCID=80にマッピングされ、最低優先度を有する要求リソース1510はCID=50にマッピングされる。
いくつかの実施形態では、ホッピング方式は、接続識別子の各々について、平均優先度が長い時間間隔にわたって、たとえば、循環タイミング構造の1つの反復にわたって実質的に同じであるような方式である。いくつかの実施形態では、ホッピング方式は、サブセット、たとえば、奇数または偶数のトラフィックスロットに対応するサブセット内の接続識別子の各々について、平均優先度が長い時間間隔にわたって、たとえば、循環タイミング構造の1つの反復にわたって実質的に同じであるような方式である。
図16〜図21に、例示的な実施形態による、ピアツーピアワイヤレス通信システムにおいてワイヤレス通信デバイスを動作させる一例を示す。例示的なワイヤレス通信デバイスは、図2のフローチャート200による方法を実装し、および/または図3のデバイス300に従って実装される。図16〜図21の例では、例示的なワイヤレス通信デバイスは、ネットワーク輻輳を検出し、ネットワーク輻輳のレベルに基づいてトラフィック競合のために収集すべきリソースユニットの数を判断し、ネットワーク輻輳のレベルの変化を判断し、ネットワーク輻輳の検出された変化に基づいて、トラフィック競合のために収集されたリソースの収集された数の変更を行い、トラフィック競合のために収集されたリソースユニットの相対分布の変更を行い、トラフィック競合のために追加のリソースユニットを収集すべきかどうかを判断する際に使用されるしきい値レベルを変更し、トラフィック競合のために使用される収集されたリソースユニットを解放すべきかどうかを判断する際に使用されるしきい値レベルを変更する。
図16の図1600に、既存のピアツーピア接続を有し、接続に対応する、すでに収集された1つまたは複数の接続識別子を有する例示的なワイヤレス通信デバイスを示す。図1600はまた、ピアツーピア接続を確立し、1つまたは複数の接続識別子を収集することを望むワイヤレス通信デバイスのペアを示す。図16の例示的なワイヤレス通信デバイスは、図2のフローチャート200による方法を実装し、および/または図3のワイヤレスデバイス300に従って実装され得る。ワイヤレス通信デバイスC1606およびワイヤレス通信デバイスD1608は、ピアツーピア接続1624を有し、収集された1つの接続識別子、CID=1 1626を有する。ワイヤレス通信デバイスE1610およびワイヤレス通信デバイスF1612は、ピアツーピア接続1628を有し、収集された1つの接続識別子、CID=2 1630を有する。ワイヤレス通信デバイスG1614およびワイヤレス通信デバイスH1616は、ピアツーピア接続1632を有し、収集された2つの接続識別子、CID=3 1634およびCID=4 1636を有する。ワイヤレス通信デバイスI1618およびワイヤレス通信デバイスJ1620は、ピアツーピア接続1638を有し、収集された3つの接続識別子、CID=5 1640、CID=6 1642およびCID=7 1644を有する。
CIDブロードキャスト間隔中に、収集されたCIDを有するワイヤレス通信デバイスは、CIDが使用中であることを告知する信号をブロードキャストする。ワイヤレス通信デバイスC1606は、それがCID=1を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号1646を生成し、送信する。ワイヤレス通信デバイスD1608は、それがCID=1を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号1648を生成し、送信する。ワイヤレス通信デバイスE1610は、それがCID=2を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号1650を生成し、送信する。ワイヤレス通信デバイスF1612は、それがCID=2を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号1652を生成し、送信する。ワイヤレス通信デバイスG1614は、それが(CID=3、CID=4)を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号(1654、1656)をそれぞれ生成し、送信する。ワイヤレス通信デバイスH1616は、それが(CID=3、CID=4)を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号(1658、1660)をそれぞれ生成し、送信する。ワイヤレス通信デバイスI1618は、それが(CID=5、CID=6、CID=7)を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号(1662、1664、1666)をそれぞれ生成し、送信する。ワイヤレス通信デバイスJ1620は、それが(CID=5、CID=6、CID=7)を使用していることを告知するCIDブロードキャスト信号(1668、1670、1672)をそれぞれ生成し、送信する。
ワイヤレス通信デバイスA1602およびワイヤレス通信デバイスB1604は、ピアツーピア接続1622を確立することを望む。ワイヤレス通信デバイスA1602およびワイヤレス通信デバイスB1604は、この時点で、所望のピアツーピア接続1622に対応する収集されたCIDを有しない。ワイヤレス通信デバイスA1602およびワイヤレス通信デバイスB1604は、それらの近傍にある他のデバイスからのCIDブロードキャスト信号を監視し、どのCIDがすでに使用中であるかを識別し、使用中のCIDの数に基づいてネットワーク輻輳のレベルを判断する。
図17の図1700において、ワイヤレス通信デバイスA1602がCIDブロードキャスト信号(1646、1648、1650、1652、1654、1656、1658、1660、1662、1664、1666、1668、1670、1672)を受信する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1702によって示されるように、第1のサブセットに対応する4つのCID(CID=1、3、5、7)と第2のサブセットに対応する3つのCID(CID=2、4、6)とを含む、現在使用中の7つのCIDがあると判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1704によって示されるように、ネットワーク輻輳のレベルが低いと判断する。いくつかの実施形態では、ネットワーク輻輳の低いレベルは、使用中のCIDの判断された数が所定の値を下回ることに対応する。いくつかの実施形態では、ネットワーク輻輳の判断されたレベルが低いとき、ワイヤレス通信デバイスは、新しい接続を確立するときに異なるトラフィックリソースに対応する2つの異なるサブセットの各々からCIDを収集することが可能になる。いくつかの実施形態では、ネットワーク輻輳レベルが高いと判断されたとき、ワイヤレス通信デバイスは、トラフィックリソースの1つのサブセットに対応する高々1つの接続識別子を収集することが可能になる。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1706に示されるように、ネットワーク輻輳の判断されたレベルに基づいて、2つのCID、すなわち、第1のサブセットから1つと第2のサブセットから1つとを収集すると判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1708によって示されるように、CID=8およびCID=9を収集する。ワイヤレス通信デバイスA1602およびワイヤレス通信デバイスB1604は、現在、確立されたピアツーピア接続1710を有し、収集されたCID=8 1712およびCID=9 1714を有する。
ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1716によって示されるように、タイミング構造における偶数のトラフィックスロット中でピアツーピアトラフィック機会のために、収集されたCID=8を使用する。たとえば、ワイヤレス通信デバイスA1602が偶数のトラフィックスロット中でピアツーピアトラフィック信号をデバイスB1602に送信することを望むとき、ワイヤレス通信デバイスA1602は、トラフィック送信要求信号を生成し、CID=8に対応するトラフィック送信要求リソース上でそのトラフィック送信要求信号をワイヤレスデバイスB1604に送り、CID=8に対応するトラフィック送信要求応答リソース上でワイヤレス通信デバイスB1604からのトラフィック送信要求応答信号を監視する。
ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1718に示されているように、タイミング構造における奇数のトラフィックスロット中でピアツーピアトラフィック機会のために、収集されたCID=9を使用する。たとえば、ワイヤレス通信デバイスA1602が奇数のトラフィックスロット中でピアツーピアトラフィック信号をデバイスB1602に送信することを望むとき、ワイヤレス通信デバイスA1602は、トラフィック送信要求信号を生成し、CID=9に対応するトラフィック送信要求リソース上でそのトラフィック送信要求信号をワイヤレスデバイスB1604に送り、CID=9に対応するトラフィック送信要求応答リソース上でワイヤレス通信デバイスB1604からのトラフィック送信要求応答信号を監視する。
図18の図1800に、ネットワーク輻輳が変化した後の時点を示す。ワイヤレス通信デバイスA1602は、他のデバイスからの複数のCIDブロードキャスト信号(1810、....、1812)を検出する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1802によって示されるように、追加のCIDを収集すべきかどうかを判断する際に使用される、記憶されたしきい値、すなわち、しきい値1を有し、しきい値1=40である。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1804によって示されるように、収集されたCIDを解放すべきかどうかを判断する際に使用される、記憶されたしきい値、すなわち、しきい値2を有し、しきい値2=60である。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1814によって示されるように、65個のCIDが使用中であり、CIDのうちの33個が第1のサブセットに対応し、32個のCIDが第2のサブセットに対応すると判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1816によって示されるように、使用中のCIDの数がしきい値2よりも大きいと判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1818によって示されるように、それのトラフィック要求レートが高いと判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1822によって示されるように、それの擬似ランダム関数の出力=1であると判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1822によって示されるように、CID=9を解放することを決定する。CIDを解放するという決定は、使用中のCIDの数がしきい値2を超えたことと、擬似ランダム関数の出力値が1であったこととの判断に基づいた。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1824と点線矢印1826とによって示されるように、CID=9を解放する。
ワイヤレス通信デバイスG1614は、他のデバイスからの複数のCIDブロードキャスト信号(1811、....、1813)を検出する。ワイヤレス通信デバイスG1614は、ブロック1806によって示されるように、追加のCIDを収集すべきかどうかを判断する際に使用される、記憶されたしきい値、すなわち、しきい値1を有し、しきい値1=40である。ワイヤレス通信デバイスG1614は、ブロック1808によって示されるように、収集されたCIDを解放すべきかどうかを判断する際に使用される、記憶されたしきい値、すなわち、しきい値2を有し、しきい値2=60である。ワイヤレス通信デバイスG1614は、ブロック1828によって示されるように、65個のCIDが使用中であり、CIDのうちの33個が第1のサブセットに対応し、32個のCIDが第2のサブセットに対応すると判断する。ワイヤレス通信デバイスG1614は、ブロック1830によって示されるように、使用中のCIDの数がしきい値2よりも大きいと判断する。ワイヤレス通信デバイスG1614は、ブロック1832によって示されるように、それのトラフィック要求レートが高いと判断する。ワイヤレス通信デバイスG1614は、ブロック1834によって示されるように、それの擬似ランダム関数の出力=0であると判断する。ワイヤレス通信デバイスG1614は、ブロック1836によって示されるように、それの収集されたCIDのいずれも解放しないことを決定する。CIDを解放しないという決定は、それのトラフィック要求レートが高かったことと、それの擬似ランダム関数の出力値が0であったこととの判断に基づいた。
図19の図1900に、ネットワーク輻輳が変化した後の時点を示す。ワイヤレス通信デバイスA1602は、他のデバイスからの複数のCIDブロードキャスト信号(1902、....、1904)を検出する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1906によって示されるように、50個のCIDが使用中であり、CIDのうちの15個が第1のサブセットに対応し、35個のCIDが第2のサブセットに対応すると判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、1908によって示されるように、ブロック1906の情報に応答して、収集されたリソースの相対分布の変更を行うことを決定する。したがって、ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1910によって示されるように、2つのサブセットに対応する収集されたCIDの相対分布の変更を行うことを決定する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック1912と矢印1914とによって示されるように、CID=8からCID=9に変化する。
図20の図2000に、ネットワーク輻輳が変化した後の時点を示す。ワイヤレス通信デバイスA1602は、他のデバイスからの複数のCIDブロードキャスト信号(2002、....、2004)を検出する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2006によって示されるように、34個のCIDが使用中であり、CIDのうちの17個が第1のサブセットに対応し、17個のCIDが第2のサブセットに対応すると判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2008によって示されるように、使用中のCIDの数がしきい値1よりも小さいと判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2010によって示されるように、それのトラフィック要求レートが高いと判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2012によって示されるように、それの擬似ランダム関数の出力=1であると判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2014によって示されるように、追加のCID=9を収集することを決定する。CIDを収集するという決定は、CIDの数がしきい値1を下回ったことと、それの判断されたトラフィック要求レートが高かったことと、擬似ランダム関数の出力値が1であったこととの判断に基づいた。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2016と点線矢印2018とによって示されるように、CID=9を収集する。
図21の図2100に、ネットワーク輻輳が経時的に変化することを観測された後の時点を示す。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2102によって示されるように、使用中の接続識別子の数の変化を判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2104によって示されるように、他のワイヤレス通信デバイスのリンクに対応するトラフィック負荷の変化を判断する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2106によって示されるように、第1のしきい値を更新し、たとえば、しきい値1についての値を40から45に変更する。ワイヤレス通信デバイスA1602は、ブロック2108によって示されるように、第2のしきい値を更新し、たとえば、しきい値2についての値を60から58に変更する。
いくつかの実施形態では、第1および第2のしきい値の値を更新する機会は、接続に対応する追加のCIDを収集する機会、または接続に対応する収集されたCIDを解放する機会よりもはるかに低いレートにおいて発生する。いくつかの実施形態では、レートは、少なくとも10分の1で異なる。いくつかのそのような実施形態では、レートは、少なくとも100分の1で異なる。いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信デバイスは、異なる時間、たとえば、1日の異なる時間および/または異なる曜日に対応する異なる第1および第2のしきい値を判断し、記憶する。いくつかの実施形態では、ワイヤレス通信デバイスは、異なるロケーション、たとえば、作業ロケーションまたは宅内ロケーションに対応する異なる第1および第2のしきい値を判断し、記憶する。
必ずしもすべての実施形態とは限らないが、いくつかの実施形態の様々な特徴および/または態様について次に説明する。様々な実施形態では、トラフィック競合チャネルのサイズを用いてCIDスペースを分離するための方法が実装される。特にいくつかの実施形態では、呼ブロックレートを低減することなしに、トラフィック競合チャネルによって生じるオーバーヘッドは低減される。
いくつかの実施形態では、各CIDは、可能なスロットの各々のサブセット中でトラフィック競合するリソースユニットに対応する。たとえば、タイムスロットを偶数のスロットと奇数のスロットとに分割する。CIDは、偶数のスロットまたは奇数のスロットのいずれかの中のリソースユニットに対応する。この手法では、CIDの50%は、各タイムスロットにおいて競合することが許され、したがって、トラフィック競合のためのシステムオーバーヘッドは、CIDが各スロット中のリソースユニットに対応する手法よりも50%だけ低減される。概して、いくつかの実施形態では、異なるCIDは、タイムスロットの異なる部分にマッピングされ得、時々マッピングされる。
しかしながら、この方式についての欠点は、1つのCIDをもつリンクの場合、それがトラフィックスロットの各々の中で競合することができないことである。この手法を用いると、リンクの部分が、スロット中で競合することを許されるので、この欠点は、ネットワークが低密度であるときのピークレートの低減をもたらすか、または、所与のタイムスロットにおける非効率的な整合をもたらすことがある。いくつかの実施形態では、リンクは、ネットワークの現在の負荷とそれのトラフィック要件とに基づいて、2つ以上のCIDを収集することが可能になる。特に、リンクがネットワークに加入したとき、リンクは、最初に、CIDスペースがどのくらい占有されているかを観測する。CIDスペースの占有がしきい値、たとえば60%よりも小さい場合、リンクは、2つ以上のCIDを収集することが許される。一方、占有が高い場合、リンクは1つのCIDを収集するにすぎない。リンクがシステムに加入した後、リンクは、システムの輻輳レベルを監視し続けることになり、輻輳レベルが高い場合、それの保持しているCIDのうちの1つを放棄し得る。CIDを放棄することは、たとえば、CID占有がしきい値を超えるときはいつでも確定的であり得るか、または追加のCIDを放棄する確率が、CID占有レベルと、ユーザのデューティサイクル、たとえば、タイムスロットの所与のウィンドウ上で送られる実際のトラフィック要求の数とに基づいて選定される場合、確率的であり得る。より低いデューティサイクルをもつリンクは、それらの追加の(1つまたは複数の)CIDを放棄することを一層奨励される。
ここまで、リンクが複数のCIDをいつ収集すべきか、および保持しているCIDをいつ放棄すべきかについて説明した。次に、どのCIDを収集すべきか、およびどの(1つまたは複数の)CIDを放棄すべきかについて説明する。システムに加入する新しいリンクの場合、1つのCIDのみを収集することが可能である場合、そのリンクは、それに対応するタイムスロット中の最小量の競合するリンクを有するCIDを選ぶべきである。追加のCIDが可能である場合、リンクは同様のルールを使用すべきであり、追加のCIDは、それがすでに有するCIDと比較して異なるタイムスロットに対応すべきである。放棄プロセスの場合、リンクは、最初に、それの対応するタイムスロット中の最大量の競合を有するCIDを放棄すべきである。
本出願で説明する様々な方法および装置は、ピアツーピアシグナリングをサポートするワイヤレス通信デバイスおよびネットワークにおいて使用するのに好適である。様々な実施形態では、図1〜図21のうちの1つまたは複数のいずれかのデバイスは、本出願の図のいずれかに関して説明した、および/または本出願の発明を実施するための形態で説明した、個々のステップおよび/または動作の各々に対応するモジュールを含む。モジュールは、ハードウェアで実装され得、時々実装される。他の実施形態では、モジュールは、ワイヤレス通信デバイスのプロセッサによって実行されたとき、対応するステップまたは動作をデバイスに実装させる、プロセッサ実行可能命令を含むソフトウェアモジュールとして実装され得、時々実装される。さらに他の実施形態では、モジュールの一部または全部が、ハードウェアとソフトウェアの組合せとして実装される。
様々な実施形態の技法は、ソフトウェア、ハードウェア、および/またはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実装され得る。様々な実施形態は、装置、たとえば、モバイルワイヤレス通信デバイス、たとえば、モバイル端末などのモバイルノード、基地局などのアクセスポイントなどの固定ワイヤレス通信デバイス、ネットワークノードおよび/または通信システムを対象とする。様々な実施形態はまた、方法、たとえば、モバイルノードおよび/または固定ノードなどのワイヤレス通信デバイス、基地局などのアクセスポイント、ネットワークノードならびに/あるいは通信システム、たとえば、ホストを制御するおよび/または動作させる方法を対象とする。様々な実施形態はまた、方法の1つまたは複数のステップを実装するように機械を制御するための機械可読命令を含む、機械、たとえば、コンピュータ、可読媒体、たとえば、ROM、RAM、CD、ハードディスクなどを対象とする。コンピュータ可読媒体は、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体である。
開示したプロセス中のステップの特定の順序または階層は、例示的な手法の一例であることを理解されたい。設計上の選好に基づいて、プロセス中のステップの特定の順序または階層は本開示の範囲内のまま再構成され得ることを理解されたい。添付の方法クレームは、様々なステップの要素を例示的な順序で提示したものであり、提示された特定の順序または階層に限定されるものではない。
様々な実施形態では、本明細書で説明したノードは、1つまたは複数の方法に対応するステップ、たとえば、信号受信ステップ、信号処理ステップ、信号生成ステップおよび/または送信ステップを実行するための1つまたは複数のモジュールを使用して実装される。したがって、いくつかの実施形態では、様々な特徴はモジュールを使用して実装される。そのようなモジュールは、ソフトウェア、ハードウェアまたはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実装され得る。上記で説明した方法または方法ステップの多くは、たとえば1つまたは複数のノードにおいて、上記で説明した方法の全部または一部を実装するために、追加のハードウェアの有無にかかわらず、機械、たとえば汎用コンピュータを制御する、メモリデバイスなど、たとえば、RAM、フロッピー(登録商標)ディスクなどの機械可読媒体中に含まれる、ソフトウェアなどの機械実行可能命令を使用して実装され得る。したがって、特に、様々な実施形態は、機械、たとえば、プロセッサおよび関連するハードウェアに、上記で説明した(1つまたは複数の)方法のステップのうちの1つまたは複数を実行させるための機械実行可能命令を含む機械可読媒体、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体を対象とする。いくつかの実施形態は、本発明の1つまたは複数の方法のステップのうちの1つ、複数またはすべてを実装するように構成されたプロセッサを含むデバイス、たとえば、ピアツーピアシグナリングをサポートするワイヤレス通信デバイスを対象とする。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数のデバイス、たとえば、ワイヤレス端末、アクセスノード、および/またはネットワークノードなど、通信ノードの1つまたは複数のプロセッサ、たとえば、CPUは、通信ノードによって実行されるものとして説明した方法のステップを実行するように構成される。プロセッサの構成は、プロセッサ構成を制御するために1つまたは複数のモジュール、たとえば、ソフトウェアモジュールを使用することによって、ならびに/あるいは説明したステップを実行するため、および/またはプロセッサ構成を制御するためにハードウェア、たとえば、ハードウェアモジュールをプロセッサ中に含めることによって達成され得る。したがって、すべてとは限らないがいくつかの実施形態は、プロセッサが含まれるデバイスによって実行される様々な説明した方法のステップの各々に対応するモジュールを含むプロセッサをもつデバイス、たとえば、通信ノードを対象とする。すべてとは限らないがいくつかの実施形態では、デバイス、たとえば、通信ノードは、プロセッサが含まれるデバイスによって実行される様々な説明した方法のステップの各々に対応するモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアを使用して実装され得る。
いくつかの実施形態は、1つのコンピュータ、または複数のコンピュータに、様々な機能、ステップ、行為および/または動作、たとえば、上記で説明した1つまたは複数のステップを実装させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品を対象とする。実施形態に応じて、コンピュータプログラム製品は、実行すべきステップごとに異なるコードを含むことができ、時々含む。したがって、コンピュータプログラム製品は、方法、たとえば、通信デバイスまたはノードを制御する方法の各個のステップごとのコードを含み得、時々含む。コードは、RAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(読取り専用メモリ)、または他のタイプの記憶デバイスなどのコンピュータ可読媒体、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体上に記憶される機械実行可能命令、たとえば、コンピュータ実行可能命令の形態であり得る。コンピュータプログラム製品を対象とすることに加えて、いくつかの実施形態は、上記で説明した1つまたは複数の方法の様々な機能、ステップ、行為および/または動作のうちの1つまたは複数を実装するように構成されたプロセッサを対象とする。したがって、いくつかの実施形態は、本明細書で説明した方法のステップの一部または全部を実装するように構成されたプロセッサ、たとえばCPUを対象とする。プロセッサは、たとえば、本出願で説明した通信デバイスまたは他のデバイス中で使用するためのものであり得る。
様々な実施形態は、ピアツーピアシグナリングプロトコルを使用した通信システムに好適である。いくつかの実施形態は、直交周波数分割多重化(OFDM)ベースのワイヤレスピアツーピアシグナリングプロトコル、たとえば、WiFi(登録商標)シグナリングプロトコルまたは別のOFDMベースのプロトコルを使用する。
OFDMシステムに関して説明したが、様々な実施形態の方法および装置のうちの少なくともいくつかは、多くの非OFDMおよび/または非セルラーシステムを含む広範囲の通信システムに適用可能である。
上記の説明に鑑みて、上記で説明した様々な実施形態の方法および装置に関する多数の追加の変形形態が当業者には明らかであろう。そのような変形形態は範囲内に入ると考えるべきである。本方法および本装置は、符号分割多元接続(CDMA)、OFDM、および/または通信デバイス間のワイヤレス通信リンクを与えるために使用され得る様々な他のタイプの通信技法とともに使用され得、様々な実施形態では使用される。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の通信デバイスは、OFDMおよび/またはCDMAを使用してモバイルノードとの通信リンクを確立し、ならびに/あるいはワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介してインターネットまたは別のネットワークへの接続性を与え得る、アクセスポイントとして実装される。様々な実施形態では、モバイルノードは、本方法を実装するための、受信機/送信機回路ならびに論理および/またはルーチンを含む、ノートブックコンピュータ、個人情報端末(PDA)、または他のポータブルデバイスとして実装される。