図1は、例示的な実施形態による、例示的なワイヤレス通信システム100、たとえば、アドホックピアツーピアワイヤレス通信システムの図である。例示的な通信システム100は、複数のワイヤレス端末(ピアツーピアワイヤレス端末A1 102、ピアツーピアワイヤレス端末A2 104、ピアツーピアワイヤレス端末B1 108、ピアツーピアワイヤレス端末B2 106、ピアツーピアワイヤレス端末N−1 105、…、ピアツーピアワイヤレス端末N 1109)を含む。ワイヤレス端末は、別のワイヤレス端末と接続を確立することができ、時々確立する。ワイヤレス端末のペア間の接続は、1つまたは複数の接続識別子に関連付けられる。図1に示すように、WT A1 102は、WT B1 108との接続110を有し、接続110は3つの接続識別子(C1、C2、C3)に関連付けられる。WT A2 104は、WT B2 106との接続112を有し、接続112は、単一の接続識別子(C4)に関連付けられる。異なる時間において、ワイヤレス端末の異なるペア間で異なる接続が確立され、維持される。接続を有するワイヤレス端末の特定のペアに関連付けられた接続識別子の数は、いくつかの実施形態では、時間とともに変化する。
図2は、例示的な循環タイミング構造、例示的なエアリンクリソース、およびチャネル情報を示す図である。図2の構造は、図1のシステムに適用可能とすることができる。図2の例示的なタイミング構造200は、発見インターバル204と、ページングインターバル206と、トラフィックインターバル208と、を含む。発見インターバル204中に、ピアツーピアワイヤレス端末は、領域においてその存在を知らせるための信号を送信し、たとえば、ピアツーピアワイヤレス端末は、識別用に使用されるビーコン信号を送信し、ピアツーピアワイヤレス端末は、その近傍における他のピアツーピアデバイスからの識別信号、たとえば、他のピアツーピアビーコン信号を監視する。発見インターバル中に、ワイヤレス端末は、その近傍において発見された他のワイヤレス端末のリストを形成する。
ページングインターバル206中に、ワイヤレス端末は、そのワイヤレス端末がトラフィック信号を通信することを望む別のワイヤレス端末との接続を確立することができ、時々確立する。この例示的な実施形態では、ページングインターバル206中に、ページングチャネル250を使用して情報が通信される。ページングチャネル250は、クイックページングサブチャネル部分254と、接続ID(CID)ブロードキャストサブチャネル部分256と、フルページングサブチャネル部分258と、ページング肯定応答サブチャネル部分260と、を含む。
例示的なWT Aは、発見インターバル中に例示的なWT Bの存在を発見しており、WT AはWT Bにトラフィックを通信しようと試みるものと考える。WT Aは、クイックページングに関連するインターバル中にクイックページングサブチャネル254を使用してWT Bにページング要求信号を送信する。いくつかの実施形態では、クイックページング信号は、シングルトーン信号、たとえば、WT Bに関連付けられた発見IDに基づくシングルトーン信号である。
次いで、CIDブロードキャストサブチャネル256に関連するインターバル中に、WT AとWT Bの両方は、現在のアクティブ接続を有する他のワイヤレス端末からの接続ID信号を監視する。たとえば、CIDブロードキャストインターバル中に、使用されているあらゆるアクティブ接続は、接続識別子をブロードキャストする。ブロードキャストCIDを監視しているWT AおよびWT Bはそれぞれ、使用中であるCIDのリストを作成し、次いで、利用可能である未使用のCIDのリストを形成する。WT AおよびWT Bは、異なる場所にあり、異なる接続から干渉を受けることがあるので、WT Aによって形成される未使用の接続識別子のリストは、WT Bが形成する未使用の接続識別子のリストと異なる可能性があり、時々異なる。いくつかの実施形態では、接続識別子は、MAC識別子である。
WT Aは、WT Bに対して使用するのが適切であろうと考える潜在的な接続識別子のセットを識別する。潜在的な接続識別子のセットは、CIDブロードキャストから受信された信号に基づいて未使用であるとWT Aが判断した識別子を含む。次いで、WT Aは、フルページングに関連するインターバル中に、フルページングサブチャネル258を使用して、潜在的な接続識別子の生成されたセットを通信する信号を送信する。いくつかの実施形態では、フルページング信号はまた、接続に関連付けられるべき接続識別子の数を判断するのに使用される情報を通信する。いくつかのそのような実施形態では、接続識別子の数を判断するのに使用される情報は、サービス品質情報である。WT Bは、WT Aからフルページング信号を受信し、接続に関連付けられるべき接続識別子のセットを形成するもので、接続に関連付けられるべき接続識別子のセットのメンバは、フルページング信号を介して通信される潜在的な接続識別子のセット中に含まれ、未使用の接続識別子のWT Bのリスト中にも含まれる。次いで、WT Bは、接続に関連付けられるべき1つまたは複数の接続識別子のそのリストを搬送するページング肯定応答信号を生成し、ページング肯定応答サブチャネルインターバル中にページング肯定応答サブチャネル260を使用してその生成された信号をWT Aに送信する。
トラフィックインターバル208は、複数のトラフィックスロット(トラフィックスロット1 210、トラフィックスロット2 212、…、トラフィックスロットN 214)を含む。トラフィックスロット1 210は、トラフィック送信要求リソース216と、トラフィック送信要求応答リソース218と、トラフィックデータセグメントリソース220と、データ肯定応答リソース222と、を含む。アクティブ接続識別子は、たとえば、CIDブロードキャストサブチャネル256を使用してCID信号がブロードキャストされた接続識別子と、ページング肯定応答サブチャネルシグナリング260によって追加された接続識別子と、を含む。アクティブ接続識別子はトラフィックインターバル中に利用される。
接続識別子の各々は、トラフィック送信要求リソース216の部分、たとえば、トラフィックデータセグメントリソースを使用してデータを送信せよという要求をシグナリングするのに使用されるべきOFDMトーンシンボルに関連付けられる。接続識別子の各々は、トラフィック送信要求応答リソース218の部分、たとえば、トラフィック送信要求に対する肯定の応答であるRXエコー信号をシグナリングするのに使用されるべきOFDMトーンシンボルに関連付けられる。トラフィックデータセグメントリソース220は、送信要求が許可された場合、送信デバイスがリソースを譲らないという決定をしたという条件で、接続用のピアツーピアユーザデータトラフィック信号を搬送するのに使用される。データ肯定応答リソース222は、トラフィックデータセグメントリソース220を使用して通信されるトラフィックデータに応答してトラフィックデータ肯定応答信号を搬送するのに使用される。
図3は、1つの例示的な実施形態による、第2のデバイスと通信するように第1のデバイスを動作させる例示的な方法のフローチャートである。第1のデバイス、ワイヤレス端末Aは、たとえば、第1のピアツーピア通信デバイスであり、第2のデバイス、ワイヤレス端末Bは、たとえば、第2のピアツーピア通信デバイスであり、ここで、WT AおよびWT Bは、アドホックネットワークの一部である。
ステップ302において動作が開始され、ここで、第1のデバイスおよび第2のデバイスが電源投入され、初期化される。第1のデバイスおよび第2のデバイス(WT AおよびWT B)は、循環ピアツーピアタイミング構造、たとえば、図2の循環タイミング構造に従って同期する。第1のデバイスおよび第2のデバイス(WT AおよびWT B)は、発見に関与し、第1のデバイス(WT A)は、第2のデバイス(WT B)がその近傍にあることを認識し、一方、第2のデバイス(WT B)は、第1のデバイス(WT A)がその近傍にあることを認識する。第1のデバイス(WT A)は、第2のデバイス(WT B)をページングし、アクティブ接続を確立したいと望むものと考える。動作は、ステップ302からステップ304に進む。
ステップ304において、第1のデバイス(WT A)は、クイックページング中に第2のデバイス(WT B)に対応するトーンにエネルギーを与えることによってWT Bにシグナリングする。WT Bは、その信号を回復し、ページングされていることを認識するものと考える。動作はステップ304からステップ306に進む。
ステップ306において、WT AおよびWT Bは、接続識別(CID)ブロードキャスト中に、現在使用中であるCIDを示す接続ID信号をリッスンする。WT AおよびWT Bはそれぞれ、検出されたアクティブCIDのリストを作成する。動作は、ステップ306からステップ308に進む。ステップ308において、WT AおよびWT Bはそれぞれ、未使用の接続IDのリストを生成する。WT AおよびWT Bは、指定されたCIDのセットを認識している。WT Aは、指定されたCIDのセットから(ステップ306の)その検出されたCIDを削除することによって未使用のCIDのそのリストを形成する。同様に、WT Bは、指定されたCIDのセットから(ステップ306の)その検出されたCIDを削除することによって未使用のCIDのそのリストを形成する。WT AおよびWT Bは、異なる場所に位置し、異なるCID信号を検出することがあるので、WT AおよびWT Bは、未使用のCIDの異なるセットに到達する可能性があり、時々到達することに留意されたい。動作は、ステップ308からステップ310に進む。
ステップ310において、WT Aは、そのうちの1つまたは複数がWT AとWT Bとの間の接続のために使用できる、提案されたCIDのセットを選択し、その選択は、未使用のCIDのWT Aのリストに由来する。たとえば、ステップ308において、WT Aは8つの未使用のCIDを識別するリストを形成していることがあり、ステップ310において、WT Aは、8つの未使用のCIDから多くて4つの提案されたCIDを識別するリストを形成する。ステップ310において、WT Aは、WT AとWT Bとの間の接続用の提案されたCIDのそのリストを搬送するためにフルページングインターバル信号を生成する。いくつかの実施形態では、生成される信号中には、提案されたCIDのリストとともにQoS情報が含まれる。動作は、ステップ310からステップ312に進む。
ステップ312において、WT Aは、フルページングインターバル中に、提案されたCIDの生成されたリストを送信し、随意に、複数のCIDの所望の使用を示すことができるサービス品質情報を含む。動作は、ステップ312からステップ314に進む。
ステップ314において、WT Bは、ステップ312でWT Aによって送信されたページング情報を受信する。次いで、ステップ316において、WT Bは、通信されたCIDの提案されたリストから必要とされるQoSに応じて1つまたは複数のCIDを選択する。選択されたCIDは、WT AからのCIDの提案されたリストと、CIDブロードキャストインターバル中にWT Bによって検出された受信ブロードキャストCIDに基づいてWT Bが形成した未使用のCIDのリストと、の両方に含まれるCIDである。動作は、ステップ316からステップ318に進む。
ステップ318において、WT Bは、ページング肯定応答インターバル中に、ステップ316からの1つまたは複数の選択されたCIDをWT Aにシグナリングする。WT Bは、ページング肯定応答信号を受信し、WT AとWT Bとの間の接続に使用されるべき1つまたは複数の選択されたCIDを識別する。動作は、ステップ318からステップ320に進む。
ステップ320において、WT AおよびWT Bは、CIDと、トラフィック送信要求およびトラフィック送信要求応答、たとえば、RXエコーに使用されるトーンと、の間の現在のトラフィックスロットのためのマッピングを決定する。接続識別子と要求/要求応答リソースとの間のマッピングは、たとえば、WT AとWT Bの両方に知られている実装されたホッピングパターンに従ってトラフィックスロットごとに変化することができ、時々変化する。このホッピングによってダイバーシチが与えられ、たとえば、接続識別子に対応する送信トラフィック要求が、トラフィックインターバル中のトラフィックスロットのうちの少なくとも1つの間にトラフィックを送信する機会を有する可能性が高まる。優先順位は、トラフィック送信要求リソース内の位置に関連し、したがって、ホッピングに従って、異なるトラフィック送信要求リソーストーンシンボルに対する接続識別子をあるトラフィックスロットから別のトラフィックスロットに移動すると、要求優先順位が変化する。動作は、ステップ320からステップ322に進む。
ステップ322において、WT AおよびWT Bのうちの第1のWTは、1つまたは複数の選択されたCIDに対応する最高優先順位の要求リソースを使用してWT AおよびWT Bのうちの第2のWTにトラフィック送信要求を送信し、ここで、送信に使用される前記リソースは、OFDMシンボル送信時間インターバルの持続時間に対する時間周波数リソースのセット中のトーンである。動作は、ステップ322からステップ324に進む。
ステップ324において、WT AおよびWT Bのうちの第2のWTは、要求リソースに対応するトラフィック送信要求応答インターバル中にエアリンクリソースを使用してRXエコー信号を送信する。RXエコー信号を送信する決定は、ステップ322において送信された、WT AおよびWT Bのうちの第2のWTに向けられた受信トラフィック送信要求を受け入れる決定を表す。代わりにWT AおよびWT Bのうちの第2のWTが要求を受け入れない決定をした場合、WTAおよびWT Bのうちの第2のWTは、RXエコー信号のシグナリングを控える。動作は、ステップ324からステップ326に進む。
ステップ326において、ステップ324の送信されたRXエコーを受信した、WT AおよびWT Bのうちの第1のWTは、たとえば、トラフィックデータセグメントリソース220を使用してトラフィックスロット中にWT AおよびWT Bのうちの第2のWTにデータを送信する。動作はステップ326からステップ328に進む。
ステップ328において、WT AおよびWT Bのうちの第2のWTは、受信トラフィックデータに応答して、たとえば、データackリソース222を使用して肯定応答を送信する。
フローチャート300は、決定は接続の確立を進めることになり、接続に使用する1つまたは複数の接続識別子に対する選択および同意が可能であり、行われ、トラフィック送信要求/応答信号により、第1のワイヤレスデバイスと第2のワイヤレスデバイスとの間にトラフィック信号の通信が生じる場合に向けて提示されていることに留意されたい。動作は、いくつかの条件のうちのいずれかに基づいて図3の肯定的結果のフローチャートから逸脱することができ、たとえば、接続識別子が現在利用可能でない、未使用の接続識別子のWT Aのリストと未使用の接続識別子のWT Bのリストとの間に重複がない、トラフィック送信リソースを要求したいと望んでいるWTが、たとえば、そのWTがより高い優先順位の要求を検出することよって要求の送信を控える決定をする、などである。トラフィック送信信号を受信するように意図されたWTは、受信機譲歩を実行する、RXエコーを送信しない、などと決定する。
ステップ322〜328は、いくつかの実施形態では、たとえば、WT AおよびWT Bのうちの少なくとも一方がトラフィック信号を送信したいと望んでいる複数のトラフィックスロットに対応して、複数回実行される。たとえば、ステップ318においてWT BからWT Aにシグナリングされる同じ1つまたは複数のCIDが、複数のトラフィックスロット、たとえば、(トラフィックスロット1 210、トラフィックスロット2 212、…、トラフィックスロットN 214)中にWT AとWT Bとの間の接続のために使用されるべきである。
図4は、エアリンクリソースへの例示的な接続識別子マッピングと、ホッピング方式による連続するトラフィックスロット間のマッピング変更と、を示す図400である。図4では、たとえば、ページングインターバル中に、たとえば、ピアツーピアWT AとピアツーピアWT Bとの間の接続が確立され、その接続に3つの接続識別子(C1、C2、C3)が現在関連付けられているものと仮定する。
図示402は、16個のOFDMトーンシンボルを含む例示的なトラフィックスロット1送信要求リソースを示し、各トーンシンボルは、所定のマッピングに従って接続識別子に関連付けられている。垂直軸410は、トーンインデックスを表し、このトーンインデックスは、この例では0〜3の範囲にある。水平軸412は、送信要求リソースブロック412中のOFDMシンボルインデックスを表し、このOFDMシンボルインデックスは0〜3の範囲にある。図ではトーンインデックスとシンボルインデックスの低い範囲を使用しているが、使用するトーンおよび/または使用するシンボルの実際の数は、4以外とすることができることに留意されたい。たとえば、1つの例示的な実施形態では、たとえば、256個の異なるユニット、たとえば、256個の異なるMAC IDに対応する要求を搬送するために送信要求リソースブロック中で利用可能なOFDMトーンシンボルが存在する。
この例では、TX要求リソースの各OFDMトーンシンボルは異なる優先順位レベルに関連付けられる。より低いOFDMシンボルインデックスに対応するOFDMトーンシンボルは、より高いOFDMシンボルインデックスに対応するOFDMトーンシンボルよりも高い優先順位を有する。所与のOFDMシンボルインデックスについて、より高いインデックストーンに対応するOFDMトーンシンボルは、より低いインデックストーンに対応するOFDMトーンシンボルよりも高い優先順位を有する。OFDMトーンシンボル414は最高の要求優先順位を有するトーンシンボルであるが、OFDMトーンシンボル416は最低の要求優先順位を有するトーンシンボルである。
この例では、WT AとWT Bとの間の接続に対応する3つの接続識別子が存在し、ここで、接続識別子C1はOFDMトーンシンボル414にマッピングされ、接続識別子C2はOFDMトーンシンボル420にマッピングされ、接続識別子C3はOFDMトーンシンボル422にマッピングされる。3つの接続識別子のうちC1は最高優先順位に関連付けられ、したがって、WT Aがトラフィックスロット1についてWT Bにトラフィック送信要求を送信するように決定する場合、WT Aは、C1の周りの円によって示されるOFDMトーンシンボル414を使用することに留意されたい。
図示404は、16個のOFDMトーンシンボルを含む例示的なトラフィックスロット1送信要求応答リソース、たとえば、RXエコーリソースを示し、各トーンシンボルは、所定のマッピングに従って接続識別子に関連付けられている。垂直軸424は、トーンインデックスを表し、このトーンインデックスは、この例では0〜3の範囲にある。水平軸426は、送信要求応答リソースブロック中のOFDMシンボルインデックスを表し、このOFDMシンボルインデックスは0〜3の範囲にある。
この例では、WT AとWT Bとの間の接続に対応する3つの接続識別子が存在し、ここで、接続識別子C1はOFDMトーンシンボル428にマッピングされ、接続識別子C2はOFDMトーンシンボル430にマッピングされ、接続識別子C3はOFDMトーンシンボル432にマッピングされ、これらの接続識別子は、要求応答信号、たとえば、WT BからWT AへのRXエコー信号を送信するために使用されるように指定されている。たとえば、WT Aは、(接続識別子C1に関連付けられた)リソース414上でトラフィック送信要求を送信しており、次いで、WT Bは、その要求に黙従することを決定した場合、(接続識別子C1に関連付けられた)OFDMトーンシンボル428上でRXエコー信号を送信する、と考える。
図示406は、16個のOFDMトーンシンボルを含む例示的なトラフィックスロット2送信要求リソースを示し、各トーンシンボルは、所定のマッピングに従って接続識別子に関連付けられている。垂直軸440は、トーンインデックスを表し、このトーンインデックスは、この例では0〜3の範囲にある。水平軸442は、送信要求リソースブロック中のOFDMシンボルインデックスを表し、このOFDMシンボルインデックスは0〜3の範囲にある。図ではトーンインデックスとシンボルインデックスの低い範囲を使用しているが、使用するトーンおよび/または使用するシンボルの実際の数は、4以外とすることができることに留意されたい。この例では、TX要求リソースの各OFDMトーンシンボルは異なる優先順位レベルに関連付けられる。より低いOFDMシンボルインデックスに対応するOFDMトーンシンボルは、より高いOFDMシンボルインデックスに対応するOFDMトーンシンボルよりも高い優先順位を有する。所与のOFDMシンボルインデックスについて、より高いインデックストーンに対応するOFDMトーンシンボルは、より低いインデックストーンに対応するOFDMトーンシンボルよりも高い優先順位を有する。OFDMトーンシンボル444は最高の要求優先順位を有するトーンシンボルであるが、OFDMトーンシンボル446は最低の要求優先順位を有するトーンシンボルである。
この例では、WT AとWT Bとの間の接続に対応する3つの接続識別子が存在し、ここで、接続識別子C1はOFDMトーンシンボル450にマッピングされ、接続識別子C2はOFDMトーンシンボル448にマッピングされ、接続識別子C3はOFDMトーンシンボル452にマッピングされる。3つの接続識別子のうちC2は最高優先順位に関連付けられ、したがって、WT Aがトラフィックスロット2についてWT Bにトラフィック送信要求を送信するように決定する場合、WT Aは、C2の周りの円によって示されるOFDMトーンシンボル448を使用することに留意されたい。
図示408は、16個のOFDMトーンシンボルを含む例示的なトラフィックスロット2送信要求応答リソース、たとえば、RXエコーリソースを示し、各トーンシンボルは、所定のマッピングに従って接続識別子に関連付けられている。垂直軸454は、トーンインデックスを表し、このトーンインデックスは、この例では0〜3の範囲にある。水平軸456は、送信要求応答リソースブロック中のOFDMシンボルインデックスを表し、このOFDMシンボルインデックスは0〜3の範囲にある。
この例では、WT AとWT Bとの間の接続に対応する3つの接続識別子が存在し、ここで、接続識別子C1はOFDMトーンシンボル460にマッピングされ、接続識別子C2はOFDMトーンシンボル458にマッピングされ、接続識別子C3はOFDMトーンシンボル462にマッピングされ、これらの接続識別子は、要求応答信号、たとえば、WT BからWT AへのRXエコー信号を送信するために使用されるように指定されている。たとえば、WT Aは、(接続識別子C2に関連付けられた)リソース448上でトラフィック送信要求を送信しており、次いで、WT Bは、その要求に黙従することを決定した場合、(接続識別子C2に関連付けられた)OFDMトーンシンボル458上でRXエコー信号を送信する、と考える。
図5は、例示的な実施形態による、第2の通信デバイスと通信するように第1の通信デバイスを動作させる例示的な方法の図である。第1の通信デバイスおよび第2の通信デバイスは、たとえば、アドホックピアツーピア通信ネットワークにおけるピアツーピア通信デバイスである。502において、例示的な方法の動作が開始し、ここで、第1の通信デバイスが電源投入され、初期化され、ステップ504に進む。
ステップ504において、第1の通信デバイスは、未使用の接続識別子を識別するために接続識別子ブロードキャストインターバルを監視する。動作は、ステップ504からステップ506に進む。
ステップ506において、第1の通信デバイスは、識別された未使用の接続識別子から利用可能な接続識別子のセットを第2のデバイスに送信する。次いで、ステップ508において、第1のデバイスは、利用可能な接続識別子の送信されたセットのサブセットを第2のデバイスから受信し、その接続識別子のサブセットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信接続のために使用されるべき識別子を含む。いくつかの実施形態では、接続は双方向接続である。受信したサブセットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の単一の通信リンクに対応する複数の接続識別子を含むことができ、時々含む。いくつかの実施形態では、異なるトラフィック送信リソースは、異なる接続識別子に関連付けられ、異なる優先順位を有する。いくつかの実施形態では、送信要求リソースは、時間周波数リソースのセット中のトーンシンボルである。動作は、ステップ508から510に進む。
ステップ510において、第1のデバイスは、第2のデバイスと通信するために受信したサブセット中の接続識別子を使用する。ステップ510は、サブステップ512、514、および516を含む。サブステップ512において、第1のデバイスは、複数の接続識別子の受信したサブセットのうちの1つに対応する最高優先順位のトラフィック送信要求リソースを使用してトラフィック送信要求を第2のデバイスに送信する。動作は、ステップ512からステップ514に進む。ステップ514において、第1のデバイスは、トラフィック送信要求を送信するのに使用されるトラフィック送信リソースに対応する送信要求エコーリソース上で第2のデバイスから送信要求エコーを受信する。次いで、ステップ516において、第1のデバイスは、送信されたトラフィック要求に対応するトラフィックインターバル中にデータを第2のデバイスに送信する。動作は、ステップ510からステップ518に進む。
ステップ518において、第1のデバイスは、接続識別子に対する送信要求リソースの新しいマッピングを決定する。次いで、サブステップ520において、第1のデバイスは、マッピング動作中に決定されたように複数の接続識別子の受信したサブセットのうちの1つに対応する最高優先順位のトラフィック送信要求リソースを使用して別のトラフィック送信要求を第2のデバイスに送信する。
図6Aと図6Bの組合せを備える図6は、第2のワイヤレス通信デバイスと通信するように第1のワイヤレス通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャート600である。第1のワイヤレス通信デバイスおよび第2のワイヤレス通信デバイスは、たとえば、ネットワークにおける循環ピアツーピアタイミング構造に従うアドホックネットワークにおけるピアツーピア通信デバイスである。ステップ602において、動作が開始し、ここで、第1の通信デバイスが電源投入され、初期化され、ステップ604に進む。ステップ604において、第1の通信デバイスは、未使用の接続識別子を識別するために接続識別子ブロードキャストインターバルを監視する。ステップ604は、第1のデバイスが、未使用の接続識別子のリストを形成するサブステップ606を含む。動作はステップ604からステップ608に進む。
ステップ608において、第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスと通信することを希望するかどうかについての決定を行う。第1のデバイスが第2のデバイスと通信することを望まない場合、動作は、ステップ608から接続ノードA609を介して、次の接続識別子ブロードキャストインターバル中において監視するためのステップ604に進む。しかしながら、第1のデバイスが第2のデバイスと通信することを望む場合、動作は、ステップ608からステップ610に進む。
ステップ610において、第1のデバイスは、識別された未使用の接続識別子のリストから利用可能な接続識別子のセットを第2のデバイスに送信する。次いで、ステップ612において、第1の通信デバイスは、第2のデバイスからの応答の受信を監視する。ステップ612は、第1の通信デバイスが、利用可能な接続識別子の送信されたセットのサブセットを第2のデバイスから受信し、前記接続識別子のサブセットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の通信接続のために使用されるべき識別子を含む、サブステップ614を時々含む。いくつかの実施形態では、接続は双方向接続である。いくつかの実施形態では、受信したサブセットは、第1のデバイスと第2のデバイスとの間の単一の通信リンクに対応する複数の接続識別子を含むことができ、時々含む。様々な実施形態では、異なるトラフィック送信リソースは、異なる接続識別子に関連付けられ、異なる優先順位を有する。動作は、ステップ612からステップ616に進む。
ステップ616において、第1の通信デバイスは、第2のデバイスから応答が受信されたかどうかを判断する。応答が受信されなかった場合、動作はステップ616から接続ノードA 609を介して、第1の通信デバイスが次の接続識別子ブロードキャストインターバル中において監視するためのステップ604に進む。しかしながら、ステップ616において、第2のデバイスから応答が受信されたと第1の通信デバイスが判断した場合、動作は、ステップ616からステップ618に進む。
ステップ618において、第1のデバイスは、第2のデバイスと通信するために受信したサブセット中に含まれる接続識別子を選択する。選択された接続識別子は、その後、たとえば、ステップ624、626、および/または632において第2のデバイスと通信するために使用される。いくつかの実施形態では、選択される接続識別子は、優先順位情報に応じて選択され、複数の接続識別子の受信したサブセットのうちの最高優先順位のトラフィック送信リソースに対応する。動作は、ステップ618から接続ノードB 619を介してステップ620に進む。ステップ620において、第1の通信デバイスは、選択された接続識別子に対応するトラフィック送信リソースのセット、たとえば、送信要求リソース、送信要求応答リソース、およびトラフィックセグメントリソース、を識別する。いくつかの実施形態では、異なるトラフィック送信リソースは、異なる接続識別子に関連付けられ、異なる優先順位を有する。いくつかの実施形態では、送信要求リソースは、時間周波数リソースのセット中のトーンシンボルである。いくつかの実施形態では、ステップ620は、サブステップ622を含む。サブステップ622において、第1の通信デバイスは、接続識別子対送信要求リソースのマッピング情報を決定するのに循環タイミング構造における現在の時間インデックス情報を使用する。したがって、接続識別子に対する送信要求リソースのマッピングは、いくつかの実施形態では、たとえば、ダイバーシチを与えるために、時間とともに変化する。
動作は、ステップ620からステップ624に進む。ステップ624において、第1のデバイスは、選択された接続識別子に対応するトラフィック送信要求リソースを使用してトラフィック送信要求を第2のデバイスに送信する。次いで、ステップ626において、第1の通信デバイスは、第2のデバイスから送信されたトラフィック送信要求に対する応答の受信を監視する。ステップ626は、サブステップ628を含むことができ、時々含む。ステップ628において、第1の通信デバイスは、トラフィック送信要求を送信するのに使用されるトラフィック送信要求リソースに対応する送信要求応答リソース上で第2のデバイスから送信要求エコーを受信する。動作は、ステップ626からステップ630に進む。
ステップ630において、第1の通信デバイスは、第2の通信デバイスから、たとえば、トラフィック送信要求に対する肯定の応答を通信してRXエコー信号が受信されたかどうかを判断する。RXエコー信号が受信されなかった場合、動作はステップ630から接続ノードA 609を介して、次の接続識別子ブロードキャストインターバル中において監視するためのステップ604に進む。しかしながら、RXエコー信号が受信された場合、動作は、ステップ630からステップ632に進み、第1の通信デバイスは、送信されたトラフィック要求に対応するトラフィックインターバル中にデータを第2のデバイスに送信する。動作は、ステップ632から接続ノードA609を介してステップ604に進む。
図7は、例示的な実施形態による、ピアツーピア通信をサポートする例示的な第1の通信デバイス、たとえば、モバイルノードの図である。例示的な第1の通信デバイス700は、様々な要素がデータおよび情報を交換することができるバス712を介して互いに結合された、ワイヤレス受信機モジュール702と、ワイヤレス送信機モジュール704と、ユーザ入出力デバイス708と、プロセッサ706と、メモリ710とを含む。
メモリ710は、ルーチン718とデータ/情報720と、を含む。プロセッサ706、たとえば、CPUは、ルーチン718を実行し、通信デバイス700の動作を制御するため、および、方法、たとえば、図3のフローチャート300の方法、図5のフローチャート500の方法、または図6のフローチャート600の方法を実装するために、メモリ710中のデータ/情報720を使用する。
ワイヤレス受信機モジュール702、たとえば、OFDM受信機は、通信デバイス700が他のピアツーピア通信デバイスから信号を受信するための受信アンテナ714に結合される。受信信号は、たとえば、接続識別子使用信号、たとえば、信号744および746、接続利用可能性応答信号、たとえば、信号752、および送信要求応答信号、たとえば、信号764、を含む。
ワイヤレス送信機モジュール704、たとえば、OFDM送信機は、通信デバイス700が他のピアツー通信デバイスに信号を送信するための送信アンテナ716に結合される。いくつかの実施形態では、受信機と送信機に同じアンテナが使用される。送信信号は、接続利用可能性信号、たとえば、信号750、トラフィック送信要求信号、たとえば、信号762、およびトラフィック信号、たとえば、信号766を含む。
ルーチン718は、通信ルーチン722と、ワイヤレス端末制御ルーチン724と、を含む。通信ルーチン722は、通信デバイス700によって使用される様々な通信プロトコルを実装する。ワイヤレス端末制御ルーチン724は、接続識別子監視モジュール726と、接続利用可能性信号生成モジュール728と、接続利用可能性応答信号回復モジュール730と、ピア通信制御モジュール732と、トラフィック送信要求信号生成モジュール734と、リソース選択モジュール736と、要求応答監視モジュール738と、トラフィックデータ制御モジュール740と、接続識別子対送信リソースマッピングモジュール742と、を含む。
データ/情報は、利用できない接続識別子に対応する複数の検出信号(第1の利用できない接続識別子に対応する検出信号744、…、第Nの利用できない接続識別子に対応する検出信号746)と、判定された未使用の接続識別子のリスト748と、生成された利用可能な接続識別子セット信号750と、利用可能な接続識別子サブセット情報を搬送する受信信号752と、利用可能な接続識別子の回復されたサブセット754と、決定された最高優先順位リソース756と、選択された接続識別子758と、選択された識別子に対応するリソースを識別する情報760と、生成されたトラフィック送信要求信号762と、受信RXエコー信号764と、生成されたトラフィック信号766と、を含む。データ/情報720はまた、トラフィック送信リソースを接続識別子に関連付ける情報782と、タイミング/周波数構造情報768と、を含む。タイミング周波数構造情報768は、循環タイミング構造における複数のインターバルに対応する情報(スロット1情報770、…、スロットN情報772)を含む。スロット1情報770は、接続IDブロードキャストインターバル情報774と、接続IDハンドシェーキングインターバル情報776と、TX要求/応答インターバル情報780と、トラフィックデータインターバル情報780と、を含む。いくつかの実施形態では、スロット1情報770は、単一接続IDブロードキャストインターバル/接続IDハンドシェーキングインターバルペアに対応する複数のTX要求/応答/トラフィックデータインターバルセットを識別および/または定義する情報を含む。このようにして確立され、同意された接続IDは、そのような一実施形態では、トラフィックインターバルにおける複数の連続したトラフィックスロットに使用される。
接続識別子監視モジュール726は、接続識別子ブロードキャストインターバル中に受信された信号を検出し、未使用の接続識別子を判定する。接続識別子監視モジュール726は、接続識別子ブロードキャストインターバル中に受信された信号によって示される接続識別子を含む利用可能な接続識別子のセットが、未使用の接続識別子であるかを判定する。第1の利用できない接続識別子に対応する検出信号744と、第Nの利用できない接続識別子に対応する検出信号とは、接続識別子監視モジュール726によって検出される信号であるが、判定された未使用の接続識別子のリスト748は、接続識別子監視モジュール726の出力である。
接続利用可能性信号生成モジュール728は、利用可能な接続識別子のセットを識別する情報を搬送する信号を生成する。判定された未使用の接続識別子のリスト748は、接続利用可能性信号生成モジュール728への入力であるが、生成された利用可能な接続識別子セット信号750は、モジュール728の出力である。
接続利用可能性応答信号回復モジュール730は、生成された利用可能な接続識別子セット信号の通信先である通信デバイスから受信された信号から利用可能な接続識別子のサブセットを識別する。利用可能な接続識別子サブセットを搬送する受信信号752は、接続利用可能性応答信号回復モジュール730への入力であるが、利用可能な接続識別子の回復されたサブセット754は、モジュール730の出力である。様々な実施形態では、このサブセットは、第1の通信デバイスと第2の通信デバイスとの間の単一の通信リンクに対応する複数の接続識別子を時々含む。
ピア通信制御モジュール732は、第2のデバイス、たとえば、サブセットを送信したデバイスと接続を介して通信するために、情報754によって識別された受信サブセット中に含まれる接続識別子を使用する。様々な実施形態では、接続は双方向接続である。
リソース選択モジュール736は、複数の接続識別子の受信サブセットのうちの1つに対応する最高優先順位のトラフィック送信リソースを使用することを選択する。たとえば、サブセットの接続識別子の各々は、異なるトラフィック送信要求リソースに関連付けられ、その異なるトラフィック送信要求リソースは、異なる優先順位に関連付けられる。リソース選択モジュール736は、要求を送信するためにサブセットのメンバに対応する最高優先順位のトラフィック送信リソースを選択する。送信トラフィック要求リソースと接続識別子との間のリンクにもよるこの選択は、接続識別子をも選択する。決定された最高優先順位リソース756および選択された接続識別子758がリソース選択モジュール736の出力である。
トラフィック送信要求信号生成モジュール734は、別のデバイス、たとえば、第2のデバイスに対するトラフィック送信要求を生成する。生成されたトラフィック送信要求762がモジュール734の出力である。生成されたトラフィック送信要求は、決定された最高優先順位リソース756によって識別され、選択された接続識別子758に対応するトラフィック送信要求リソース、たとえば、OFDMトーンシンボルを使用して通信される。
要求応答監視モジュール738は、要求の送信先であるデバイスからの送信要求応答信号、たとえば、RXエコー信号の受信を検出するために送信要求応答リソースを監視する。たとえば、トラフィック送信要求を搬送した要求リソースに対応して、対応する要求応答リソースが存在する。要求の送信先であるデバイス、たとえば、第2のデバイスは、その要求に黙従する場合、応答して、その要求応答リソースを使用してRXエコー信号を送信する。しかしながら、要求に黙従しない場合はRXエコー信号を送信しない。受信RXエコー信号764は、たとえば、第1のワイヤレスデバイス700がトラフィックシグナリングに進むことができることを表す、要求応答監視モジュール738によって検出された信号である。
トラフィックデータ制御モジュール740は、送信されたトラフィック要求、たとえば、送信され、それに対してRXエコー信号が受信されたトラフィック要求に対応するトラフィックインターバル中に、別のデバイス、たとえば、第2のデバイスにデータを送信するように送信機モジュール704を制御する。生成されたトラフィック信号766、たとえば、テキストデータ、オーディオデータ、および/または画像データなどのユーザデータを通信するピアツーピアトラフィック信号は、トラフィックデータ制御モジュール740の指示の下にワイヤレス送信機モジュール704によって送信される。
接続識別子対送信リソースマッピングモジュール742は、接続識別子に対する、送信要求リソースを含む送信リソースのマッピングを時間に応じて決定する。したがって、接続識別子対送信リソースマッピングモジュール742は、第1の時間インターバルおよび第2の時間インターバルについての接続識別子に対する送信要求リソースのマッピングを決定し、第1の時間インターバルと第2の時間インターバルは異なり、要求リソースと接続識別子との間のマッピングは第1の時間インターバルと第2の時間インターバルとの間で変化する。接続識別子対送信リソースマッピングモジュール742は、マッピングを決定する際に、トラフィック送信リソースを接続識別子に関連付ける記憶情報782と、タイミング/周波数構造情報768と、を使用する。
接続IDブロードキャストインターバル情報774は、接続識別子監視モジュール726が動作している時間インターバルを識別する。接続IDハンドシェーキングインターバル情報776は、接続利用可能性信号と接続利用可能性応答信号とが通信されるインターバルを識別する。TX要求/応答インターバル情報778は、送信トラフィック要求信号とRXエコー信号とが通信されるインターバルを識別する。トラフィックインターバル情報780は、トラフィック信号、たとえば、ピアツーピアトラフィック信号が通信されるインターバルを識別する。
図8は、1つの例示的な実施形態による、接続識別子割当ての様々な態様を示す図である。図8において、例示的なピアツーピアワイヤレス通信システム800は複数のピアツーピアワイヤレス端末(WT1 802、WT2 804、WT3 806、WT4 808、WT5 810、WT6 812、WT7 814、WT8 816、WT9 818、WT10 820)を含む。図8のWTは、たとえば、図7のWT700に記載のWT、および/または図3のフローチャート300、図5のフローチャート500、および/または図6のフローチャート600の方法によるWTである。ワイヤレス端末の4つのペアの間にはアクティブ接続が存在する。接続824は、WT2 804とWT5 810との間にあり、この接続は1つの接続識別子C2に関連付けられる。接続826はWT3 806とWT4 808との間にあり、この接続は2つの接続識別子C4およびC6に関連付けられる。接続822は、WT7 814とWT8 816との間にあり、この接続は1つの接続識別子C1に関連付けられる。接続828は、WT9 818とWT10 820との間にあり、この接続は1つの接続識別子C5に関連付けられる。接続識別子ブロードキャストインターバル中に、既存のアクティブ接続に対応するワイヤレス端末は、それらの接続識別子情報をブロードキャストする。
この例では、互いの存在を認識しているWT1 802とWT6 812は、点線830によって表される接続を確立したいと所望する。図示850は、接続識別子または接続に使用されるべき識別子について同意に達するために実行される様々な動作を示す。軸851は時間を示す。接続識別子ブロードキャストインターバル中に、WT1 802とWT6 812の両方は、接続識別子を監視しており、検出された接続識別子を識別する。WT1およびWT6は、異なる場所にあるので、使用中に異なる接続識別子を検出することができる。本実施形態では、割り当てることができる256個の異なる接続識別子のセットが存在する。WT1およびWT6は、それぞれ、それらの観点から未使用の接続識別子のリストを形成する。ブロック852は、WT1の未使用の接続リストがC3、C5、およびC6〜C256であることを示す。ブロック854は、WT6の未使用の接続リストがC1、C3、およびC6〜C256であることを示す。この例では、たまたまWT1が、WT6に対する接続要求を開始し、提案された接続リストを形成し、その提案されたリストとサービス品質情報とを通信する信号を生成し、その生成された信号をWT6に通信する。サービス品質情報は、接続に割り当てられるべき接続識別子の数を導出するために使用される。ブロック856は、WT1の提案された接続リストがC3、C5、C6、C7、C8であり、QoS情報が、WT1は3つの接続識別子を割り当てて欲しいことを示しているのを示す。WT6は、使用されるべき接続識別子の提案されたリストとサービス品質情報とを搬送している信号を受信し、その受信信号を処理する。WT6は、提案されたリストから、その未使用の接続リスト854中にも含まれている3つの接続識別子を選択する。WT6は、接続に使用されるべき接続識別子の選択されたリストを通信する応答信号を生成し、その信号をWT1に送信する。ブロック858は、選択された接続リストがC3、C6、およびC7を含むことを示す。WT1は、提案された接続識別子のリストを受信する。
WT1およびWT6は、たとえば、送信要求リソース、対応する送信要求応答リソース、およびピアツーピアトラフィック送信動作のためのトラフィック送信リソースなど、接続に割り振られたリソースを識別するそれらの接続830に関する動作のために、選択された接続識別子のリストを使用する。それらの識別されたリソースは、ピアツーピアトラフィック信号の通信においてWT1およびWT6によって使用される。
図9は、例示的な実施形態による、通信デバイス、たとえば、ピアツーピア通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャート900である。動作は、ステップ902で開始し、ステップ904に進む。ステップ904において、通信デバイスは、i)同じ識別子のセットが複数のトラフィック送信リソースの各々に対応する識別子のセットと時間とともに循環する複数のトラフィック送信リソースの各々との間の対応と、ii)個々のトラフィック送信リソースに関する前記識別子の相対的な優先順位と、を示す情報であって、個々の識別子の優先順位の時間による変化を示す情報を記憶する。たとえば、時間とともに循環する複数のトラフィック送信リソースは、循環ピアツーピアタイミング構造中の複数または順序付きトラフィック送信セグメントである。所与のセグメントに対応して、識別子のセット内の各識別子は、異なる所定の優先順位を有し、特定の識別子に関連する優先順位は、循環構造内の少なくともいくつかのトラフィック送信セグメントに対して異なる。いくつかの実施形態では、時間にわたる複数の異なる個々の識別子に与えられた平均優先順位は、ほぼ同じである。動作は、ステップ904からステップ906に進む。
ステップ906において、通信デバイスは、獲得されるべき接続識別子の数を判断する。ステップ906は、サブステップ908および910のうちの1つまたは複数を含む。サブステップ908において、通信デバイスは、現在の負荷状態に応じて、獲得されるべき識別子の数を判断する。サブステップ910において、通信デバイスは、送信されるべきトラフィックデータのタイプに応じて、獲得されるべき識別子の数を判断する。動作は、ステップ906からステップ912に進む。
ステップ912において、通信デバイスは、識別子を使用する権利を獲得する。時には、ステップ912は、通信デバイスが、複数の識別子を使用する権利を獲得するサブステップ914を含む。異なる時点において、通信デバイスは、異なる数の識別子を獲得することができ、時々獲得する。いくつかの実施形態では、送信されるべき所与の量のデータに対して、高トラフィック負荷期間中は低トラフィック負荷期間中よりも多くの識別子が獲得され、ここで、ローカルエリアにおいて高トラフィック負荷期間中に送信されるデータの総量は低トラフィック負荷期間中よりも多い。いくつかの実施形態では、送信されるべき所与の量のデータに対して、厳しい待ち時間要件の期間中は、低待ち時間要件の期間中よりも多くの識別子が獲得される。ステップ912は、通信デバイスが、通信デバイスに対応する接続識別子のセットを判断するサブステップ916を含む。動作は、ステップ912からステップ918に進む。
ステップ918において、通信デバイスは、通信デバイスに対応する前記接続識別子のうちの1つに対応する信号、たとえば、通信要求信号を送信する。通信要求信号は、たとえば、通信要求信号が送信された要求リソースに対応するトラフィック送信リソースを使用して通信したいという要求である。様々な実施形態では、要求リソースは、接続識別子のうちの1つに専用のリソースである。たとえば、個々のトラフィック送信セグメントに対して、各接続識別子は、それがトラフィック送信要求信号を送信するために使用することができるそれ自体の専用の要求リソースを有する。
動作はステップ918からステップ920に進み、通信デバイスは、送信信号に対応するトラフィック送信リソースを使用してトラフィックセグメント信号を送信する。動作は、ステップ920からステップ922に進む。
ステップ922において、通信デバイスはトラフィック送信ニーズの増加に応答して追加の識別子を獲得し、次いでステップ924において、通信デバイスは、通信デバイスに対応する接続識別子のセットを更新する。動作は、ステップ924からステップ926に進む。ステップ926において、通信デバイスは、通信デバイスに対応する接続識別子の前記更新されたセットのうちの1つに対応する信号、たとえば、トラフィック送信要求信号を送信する。動作は、ステップ926からステップ928に進む。ステップ928において、通信デバイスは、ステップ926の送信された要求信号に対応するトラフィック送信リソースを使用してトラフィックセグメント信号を送信する。動作は、ステップ928からステップ930に進む。ステップ930において、通信デバイスは、トラフィック送信ニーズの減少に応答して、獲得された追加の識別子を放棄する。
図10は、例示的な実施形態による例示的な通信デバイス1000の図である。例示的な通信デバイス1000、たとえば、ピアツーピア通信をサポートするモバイルノードは、様々な要素がデータおよび情報を交換するためのバス1012を介して互いに結合された、ワイヤレス受信機モジュール1002と、ワイヤレス送信機モジュール1004と、プロセッサ1006と、ユーザ入出力デバイス1008と、メモリ1010と、を含む。メモリ1010は、ルーチン1018とデータ/情報1020と、を含む。プロセッサ1006、たとえば、CPUは、ルーチン1018を実行し、通信デバイス1000の動作を制御するため、および、方法、たとえば、図9のフローチャート900の方法または図13のフローチャート1300の方法を実装するために、メモリ1010中のデータ/情報1020を使用する。
ワイヤレス受信機モジュール1002、たとえば、OFDM受信機は、通信デバイス1000が他の通信デバイスから信号を受信するための受信アンテナ1014に結合される。受信信号は、たとえば、トラフィック負荷信号と、接続識別子獲得ハンドシェーク信号と、通信要求信号と、通信要求応答信号と、トラフィック信号と、を含む。
ワイヤレス送信機モジュール1004、たとえば、OFDM送信機は、通信デバイス1000が他の通信デバイスに信号を送信するための送信アンテナ1016に結合される。いくつかの実施形態では、同じアンテナが、送信機と受信機に使用される。送信信号は、たとえば、接続識別子獲得ハンドシェーク信号と、通信要求信号と、通信要求応答信号と、トラフィック信号と、を含む。ワイヤレス送信機モジュール1004は、接続識別子のセットのうちの1つに対応する通信要求信号を送信するためのものであり、ここで、接続識別子のセットのうちの前記1つは、現在通信デバイス1000に対応する。通信要求信号は、通信要求信号が送信された要求リソースに対応するトラフィック送信リソースを使用して通信したいという要求である。たとえば、通信デバイス1000は、トラフィックセグメント1リソース情報1078によって識別される送信セグメントを使用してトラフィック信号を送信することを希望し、通信デバイス1000は、識別子1 1066を含む接続識別子のセットを現在獲得してあると考えると、通信デバイス1000は、識別子1要求リソース情報1070によって識別される専用の要求セグメントを使用して通信要求信号を送信することができる。
ルーチン1018は、通信ルーチン1022とワイヤレス端末制御ルーチン1024とを含む。通信ルーチン1022は、通信デバイス1000によって使用される様々な通信プロトコルを実装する。ワイヤレス端末制御ルーチン1024は、要求信号生成モジュール1026と、要求リソース識別モジュール1028と、識別子獲得モジュール1030と、トラフィック送信要件モジュール1038と、トラフィック負荷モジュール1040と、トラフィック待ち時間モジュール1041と、トラフィックデータタイプ判断モジュール1042と、トラフィックデータシグナリングモジュール1043と、を含む。
データ/情報1020は、循環タイミング構造中の複数のトラフィックセグメントに対応する複数のトラフィックセグメント情報(トラフィックセグメント1情報1044、…、トラフィックセグメントM情報1046)と、生成された通信要求信号1048と、識別された要求リソース1050と、生成された通信要求に対応する接続識別子を識別する情報1052と、判断されたトラフィック送信ニーズ1054と、判断された現在のトラフィック負荷1056と、判断されたトラフィックデータタイプ情報1058と、判断された待ち時間情報1060と、獲得された識別子の数を記憶する情報1062と、獲得された識別子のリスト1064と、を含む。
トラフィックセグメント1情報1044は、識別子のセット(識別子1 1066、…、識別子n 1068)と、それぞれ識別子に対応するリソース情報(識別子1要求リソース情報1070、…、識別子N要求リソース情報1072)と、それぞれ対応する識別子優先順位情報(たとえば、優先順位1を示す識別子1優先順位情報1074、…、たとえば、優先順位nを示す識別子n優先順位情報1076)と、トラフィックセグメント1リソース情報1078と、を含む。トラフィックセグメントM情報1046は、識別子のセット(識別子1 1066、…、識別子n 1068)と、それぞれ識別子に対応するリソース情報(識別子1要求リソース情報1080、…、識別子N要求リソース情報1082)と、それぞれ対応する識別子優先順位情報(たとえば、優先順位1を示す識別子1優先順位情報1084、…、たとえば、優先順位nを示す識別子n優先順位情報1086)と、トラフィックセグメントMリソース情報1088と、を含む。個々のコネクタ識別子に対応して、その優先順位は、異なるトラフィックセグメントに対応して異なることに留意されたい。この例では、時間による複数の異なる個々の識別子に与えられた平均優先順位は、ほぼ同じである。
要求信号生成モジュール1026は、通信要求信号、たとえば、信号1048を生成する。通信要求信号1048は、たとえば、ピアツーピアトラフィックセグメントを使用したいという通信要求である。要求リソース識別モジュール1028は、通信要求信号が通信されるべき要求リソースを識別するためのものである。識別された要求リソース1050は、モジュール1028の出力である。たとえば、要求信号1048は、情報1078によって識別されるトラフィックセグメントを使用したいという要求であること、および要求を搬送するように選択された接続識別子が識別子1 1066であることを考慮すると、要求リソース識別子モジュール1028は、循環タイミング構造における要求を搬送するために使用されるべき要求リソース、たとえば、専用の要求セグメントが、情報1070によって識別されることを識別する。この例では、各要求リソースが、接続識別子のセットのうちの1つに専用のリソース、たとえば、接続識別子に関連する専用の要求セグメントであることをわかることができる。
識別子獲得モジュール1030は、識別子カウント追跡モジュール1032と、識別子アドオンモジュール1034と、識別子放棄モジュール1036と、を含む。識別子獲得モジュール1030は、接続識別子を使用する通信デバイス1000の権利を獲得するためのものであり、識別子獲得モジュール1030は、複数の識別子を使用する権利を獲得することをサポートする。識別子獲得モジュール1030は、異なる時点で異なる数の識別子を使用する権利を獲得することをサポートする。識別子獲得は、本実施形態では、接続を確立することを望むかまたは既存の接続を有するピアデバイスと識別子獲得ハンドシェーク信号を交換するデバイス1000で、分散方式で実行される。
識別子カウント追跡モジュール1032は、通信デバイス1000によって使用される獲得した識別子の数および名称を追跡する。獲得した識別子の数1062および獲得した識別子のリスト1064は、モジュール1032の出力である。
トラフィック送信要件モジュール1038は、通信デバイスのトラフィック送信の必要を判断するためのものである。判断されたトラフィック送信ニーズ1054は、モジュール1038の出力である。識別子獲得モジュール1030は、判断されたトラフィックニーズ情報1054を入力として使用する。一例では、識別子アドオンサブモジュール1034は、トラフィック送信ニーズの増加に応答して追加の識別子を獲得する。別の例として、識別子放棄モジュール1036は、トラフィック送信ニーズの低下に応答して、獲得した識別子を放棄する。
トラフィック負荷モジュール1040は、現在のローカルトラフィック負荷を判断する。判断された現在のトラフィック負荷情報1056は、識別子獲得モジュール1030によって入力として使用されるモジュール1040の出力である。いくつかの実施形態では、識別子獲得モジュール1030は、現在のローカルトラフィック負荷に応じて、獲得されるべき識別子の数を判断する。様々な実施形態では、識別子獲得モジュール1030は、ローカル負荷状態の変化に応じて、獲得または放棄されるべき識別子の数を判断する。いくつかの実施形態では、通信デバイス1000によって送信されるべき所与の量のデータに対して、高トラフィック負荷期間中に低トラフィック負荷期間中よりも多くの識別子が獲得され、高トラフィック負荷期間中にローカルエリアにおいて送信されるデータの総量は、低トラフィック負荷期間中よりも多い。
トラフィック待ち時間モジュール1041は、予想されたトラフィック通信に対応する待ち時間情報を判断する。判断された待ち時間情報1060は、モジュール1041の出力であり、識別子獲得モジュール1030への入力である。いくつかの実施形態では、送信されるべき所与の量のデータに対して、厳しい待ち時間要件を予想される期間は低い待ち時間要件の期間よりも多くの識別子が使用のために獲得される。
トラフィックデータタイプ判断モジュール1042は、送信されるべきトラフィックデータのタイプ、たとえば、ボイストラフィック、インタラクティブゲームトラフィック、ライブビデオおよび/またはオーディオストリーミングトラフィック、時間鈍感なデータファイルトラフィックなどを判断するためのものである。判断された待ち時間情報1058は、モジュール1042の出力および識別子獲得モジュール1030への入力である。様々な実施形態では、識別子獲得モジュール1030は、送信されるべきトラフィックデータのタイプに応じて、獲得されるべき識別子の数を識別する。
いくつかの実施形態では、ローカルトラフィック負荷は、負荷情報を搬送している信号を回復し、処理することによって判断される。たとえば、負荷信号は、近傍の基地局など、その近傍の通信デバイスによって使用されるべき外部のノード、たとえば、固定点ノードによってブロードキャストされる。別の実施形態では、通信デバイス1000は、たとえば、他のピアツーピア接続に対応する、その局所近傍における他のデバイスのシグナリングアクティビティを監視し、その局所近傍における現在の負荷の推定値を判断する。
トラフィックデータシグナリングモジュール1043は、トラフィック信号、たとえば、ピアツーピアトラフィック信号を生成し、貴重に送信され、肯定的な通信要求応答信号が受信された送信済み要求信号に対応する適切なトラフィックセグメントリソース上で、生成されたトラフィック信号を送信するようにワイヤレス送信機モジュール1004を制御する。トラフィックデータシグナリングモジュール1043はまた、以前に肯定の通信要求応答信号を送信した、受信した通信要求に対応するトラフィックセグメントリソース上でトラフィック信号を受信し、次いで、通信デバイス1000に向けられた受信信号、たとえば、ピアツーピアトラフィック信号からトラフィックデータを回復するように、受信モジュール1002をも制御する。
図11は、例示的な実施形態による、通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャート1100である。通信デバイスは、たとえば、時々単一の接続に対応する複数の接続識別子を有するピアツーピア通信デバイスである。最初のステップ1102において、動作が開始し、ここで、通信デバイスが電源投入され、初期化されて、ステップ1104に進む。ステップ1104において、通信デバイスは、単一の接続に対応する複数の接続識別子を獲得する。次いで、ステップ1106において、通信デバイスは、通信デバイスの現在のトラフィック通信要件に基づいて、ある時点で使用する複数の接続識別子の1つを選択する。いくつかの実施形態では、複数の接続識別子の1つを選択することは、所与の時点で送信されるべきトラフィックのタイプに基づいて接続識別子を選択することを含む。様々な実施形態では、複数の接続識別子の1つを選択することは、所与の時点で送信されるべきトラフィックのタイプに基づいて接続識別子を選択することを含む。いくつかの実施形態では、非ボイスデータが送信されるべきときは、ボイスデータが送信されるべきときよりも、低い優先順位を有する接続識別子が選択される。いくつかの実施形態では、非ボイスデータのみが送信されるべきとき、接続識別子がランダムに選択される。いくつかの実施形態では、ボイスデータが送信されるべきとき、最高優先順位を有する接続識別子が選択される。いくつかの実施形態では、前記複数の接続識別子の1つを選択するとき、待ち時間要件が考慮される。いくつかの実施形態では、ボイスデータが通信されるべきであるが、待ち時間要件が、即時の送信を必要としないことを示すとき、通信デバイスに割り当てられた別の接続識別子よりも低い優先順位を有する接続識別子が選択される。
動作は、ステップ1106からステップ1108に進む。ステップ1108において、通信デバイスは、選択された接続識別子に対応する要求リソースを使用してトラフィック送信要求を送信する。
図12は、例示的な実施形態による、ピアツーピア通信をサポートする例示的な通信デバイス1200、たとえば、モバイルノードの図である。通信デバイス1200は、いくつかの時間インターバル中、単一の接続に対応する複数の接続識別子を有し、複数の接続識別子は異なる送信リソース優先順位を有する。例示的な通信デバイス1200は、様々な要素がデータおよび情報を交換することができるバス1212を介して互いに結合された、ワイヤレス受信機モジュール1202と、ワイヤレス送信機モジュール1204と、プロセッサ1206と、ユーザ入出力デバイス1208と、メモリ1210と、を含む。メモリ1210は、ルーチン1218と、データ/情報1220と、を含む。プロセッサ1206、たとえば、CPUは、ルーチン1218を実行し、通信デバイス1200の動作を制御するため、および、たとえば、図11のフローチャート1100の方法を実施するために、メモリ1210中のデータ/情報1220を使用する。
ワイヤレス受信機モジュール1202、たとえば、OFDM受信機は、他の通信デバイスから信号を受信する。受信信号は、たとえば、接続識別子のセットを獲得する際に使用されるハンドシェーク信号と、トラフィック送信要求信号と、トラフィック送信要求応答信号と、トラフィック信号と、を含む。
ワイヤレス送信機モジュール1204、たとえば、OFDM送信機は、他の通信デバイスに信号を送信する。送信信号は、たとえば、接続識別子のセットを獲得する際に使用するハンドシェークシグナリングと、トラフィック送信要求信号と、トラフィック送信要求応答信号と、トラフィック信号と、を含む。
ユーザ入出力デバイス1208は、たとえば、マイクロホン、キーボード、キーパッド、スイッチ、カメラ、スピーカ、ディスプレイ、などを含む。ユーザ入出力デバイス1208は、通信デバイス1200のユーザに、データ/情報を入力し、出力データ/情報にアクセスし、通信デバイス1200の少なくともいくつかの機能を制御することを許す。
ルーチン1218は、通信ルーチン1222と、ワイヤレス端末制御ルーチン1224と、を含む。通信ルーチン1222は、通信デバイス1200によって使用される様々な通信プロトコルを実装する。ワイヤレス端末制御ルーチン1224は、接続識別子選択モジュール1226と、トラフィック送信要求生成モジュール1228と、要求リソース識別モジュール1230と、バックログ追跡モジュール1231と、トラフィックタイプ判断モジュール1232と、待ち時間判断モジュール1233と、トラフィックデータシグナリングモジュール1234と、を含む。
接続識別子選択モジュール1226は、ランダム選択モジュール1234と、最高優先順位選択モジュール1236と、下位優先順位選択モジュール1238と、を含む。選択モジュール(1234、1236、1238)のセットのうちの異なるタイプが、たとえば、様々な入力条件により、異なる時間に、特定のトラフィックセグメントのための選択を行うために使用される。
データ/情報1220は、循環タイミング構造中のトラフィックセグメント(トラフィックセグメント1情報1236、…、トラフィックセグメントK情報1238)と、判断された、送信されるべきトラフィックの量1240と、判断された、情報を送信されるべきトラフィックのタイプ1242と、判断された待ち時間要件1244と、獲得された接続識別子のリスト1246と、選択された接続識別子1248と、識別された要求リソース1250と、生成されたトラフィック送信要求信号1252と、に関係する情報の複数のセットを含む。
トラフィックセグメント1情報1236は、識別子のセット(識別子1 1254、…、識別子n 1256)と、それぞれ識別子に対応するリソース情報(識別子1要求リソース情報1258、…、識別子N要求リソース情報1260)と、それぞれ対応する識別子優先順位情報(識別子1優先順位情報1262、…、識別子n優先順位情報1264)と、トラフィックセグメント1リソース情報1266と、を含む。トラフィックセグメントK情報1238は、識別子のセット(識別子1 1254、…、識別子n 1256)と、それぞれ識別子に対応するリソース情報(識別子1要求リソース情報1268、…、識別子N要求リソース情報1270)と、それぞれ対応する識別子優先順位情報(識別子1優先順位情報1272、…、識別子n優先順位情報1086)と、トラフィックセグメントKリソース情報1276と、を含む。いくつかの実施形態では、特定の識別子に関連する優先順位は、異なるセグメント間で変化する。たとえば、情報1262によって識別される優先順位は、情報1272によって識別される優先順位とは異なる可能性があり、情報1264によって識別される優先順位は、情報1274によって識別される優先順位とは異なる可能性がある。いくつかのそのような実施形態では、それぞれ個々の接続識別子に関連する平均優先順位は、たとえば、循環タイミング構造の1回の反復に対してほぼ同じである。したがって、そのような一実施形態では、長期的に別の接続識別子よりも有利であるコネクタ識別子はない。いくつかの他の実施形態では、接続識別子に関連する優先順位は、循環タイミング構造中のトラフィックセグメントにわたって同じままである。たとえば、情報1262によって示される優先順位は、情報1272によって示される優先順位と同じであり、情報1264によって示される優先順位は、情報1274によって示される優先順位と同じである。
獲得された接続識別子のリスト1246は、通信デバイス1200によって獲得された、別のデバイスとの同じ接続に対応する、使用されるべき接続識別子のリスト、たとえば、別の通信デバイスとの同じピアツーピア接続に対応する複数の接続識別子のリストである。様々な実施形態では、獲得された接続識別子のリスト1246は、通信デバイス1200と接続確立先の通信デバイスとの間でハンドシェークシグナリングが行われる、分散制御を実装するプロトコルを使用して獲得される。
接続識別子選択モジュール1226は、獲得された接続識別子1246の維持されたリストの中から、トラフィックセグメントごとに、通信デバイス1200によって使用されるべき接続識別子を選択する。選択された接続識別子1248は、1つのトラフィックセグメントのための、接続識別子選択モジュール1226の出力を表す。接続識別子選択モジュール1226は、通信デバイス1200のための現在のトラフィック通信要件に基づいて、ある時点で使用するために複数の接続識別子のうちの1つを選択する。
トラフィック送信要求生成モジュール1228は、トラフィック送信要求、たとえば、生成されたトラフィック送信要求信号1252を生成する。要求リソース識別モジュール1230は、選択された接続識別子に対応する要求リソース、たとえば、専用のトラフィック送信要求セグメントを識別する。たとえば、通信デバイス1200の獲得された接続識別子1246の現在のリストが識別子1 1254と識別子n 1256とを含み、通信デバイス1200がトラフィックセグメント1中でトラフィックを送信しようとし、接続識別子選択モジュール1226がトラフィック送信要求信号を搬送するために、接続識別子n 1256を使用するように選択し、その選択を情報1248中に記憶した、と考える。その場合、要求リソース識別モジュール1230は、情報1260によって示される、使用されるべき要求リソースを識別し、その要求リソースを識別する情報を、識別された要求リソース情報1250として記憶する。ワイヤレス送信機モジュール1204は、選択された接続識別子1248に対応する、識別された要求リソース1250を使用して、生成されたトラフィック送信要求信号1252を送信する。
バックログ追跡モジュール1231は、接続を介して送信されるべき、その待ち行列中で待機しているトラフィックの量を追跡する。判断された送信されるべきトラフィックの量1240、たとえば、ビットカウント、フレームカウント、またはパケットカウントは、バックログ追跡モジュール1231の出力であり、バックログ情報に応じて時々トラフィックセグメントのための接続識別子選択を実行する、接続識別子選択モジュール1226への入力として使用される。いくつかの実施形態では、様々なタイプのトラフィックに対応する様々なバックログカウントが維持される。
トラフィックタイプ判断モジュール1232は、所与の時点で送信されるべきトラフィックのタイプを判断する。判断された送信されるべきトラフィックのタイプ1242は、モジュール1232の出力であり、モジュール1226によって入力として使用される。接続識別子選択モジュール1226は、所与の時点で送信されるべきトラフィックのタイプに基づいて、時々接続識別子を選択する。様々な実施形態では、トラフィックタイプ判断モジュール1232は、トラフィックを、非ボイスデータとボイスデータとを含むカテゴリに分類し、接続識別子選択モジュール1226は、非ボイスデータが送信さるべきとき、獲得された接続識別子のリストから、ボイスデータが送信されるべきときよりも低い優先順位を有する接続識別子を選択する。そのような例では、接続識別子選択モジュール1226は、選択を行うために、その下位優先順位選択モジュール1238を使用する。
いくつかの実施形態では、たとえば、当該のトラフィックセグメントにおいて、非ボイスデータのみが送信されるべきとき、獲得された接続識別子のリストの中から接続識別子がランダムに選択される。そのような例では、接続識別子選択モジュール1234のランダム選択モジュール1234が選択を行うために使用される。
いくつかの実施形態では、たとえば、当該のトラフィックセグメントにおいてボイスデータが送信されるべきとき、獲得された接続識別子のリストにおいて接続識別子の中の最高優先順位を有する接続識別子が選択される。そのような場合、接続識別子選択モジュール1226の最高優先順位選択モジュール1236が選択を行う。
待ち時間判断モジュール1233は、待ち行列に入った送信待ちのトラフィックおよび/または送信が予想されるトラフィックの待ち時間要件を判断する。判断された待ち時間要件1244は、モジュール1233の出力であり、モジュール1226への入力である。様々な実施形態では、接続識別子選択モジュール1226は、獲得された接続識別子のリスト1246において複数の接続識別子の1つを選択するときに、判断された待ち時間要件1244を考慮する。
いくつかの実施形態では、当該のトラフィックセグメントにおいてボイスデータが通信されるべきであるが、待ち時間要件は即時の送信を必要としないことを示すとき、接続識別子選択モジュール1226は、情報1246によって識別されたように、通信デバイスに割り当てられた別の接続識別子よりも低い優先順位を有する接続識別子を選択するために、下位優先順位選択モジュール1238を使用する。したがって、そのような状況では、優先順位の低い接続識別子を選択することによって、通信デバイス1200は、トラフィックセグメントを使用することができるだろう可能性を意図的に低減している。ただし、このことは、別の接続、たとえばより緊急の接続がトラフィックセグメントを使用できる可能性を高くする。
トラフィックデータシグナリングモジュール1234は、トラフィック信号、たとえば、ピアツーピアトラフィック信号を生成し、貴重に送信され、肯定的な通信要求応答信号が受信された送信済み要求信号に対応する適切なトラフィックセグメントリソース上で、生成されたトラフィック信号を送信するようにワイヤレス送信機モジュール1204を制御する。トラフィックデータシグナリングモジュール1234はまた、以前に肯定の通信要求応答信号を送信した、受信した通信要求に対応するトラフィックセグメントリソース上でトラフィック信号を受信し、次いで、通信デバイス1202に向けられた受信信号、たとえば、ピアツーピアトラフィック信号からトラフィックデータを回復するように、受信モジュール1200をも制御する。
図13A、図13B、図13Cを備える図13は、例示的な実施形態による、ピアツーピア通信をサポートする通信デバイス、たとえば、モバイルワイヤレス通信デバイスを動作させる例示的な方法のフローチャート1300である。通信デバイスは、たとえば、図10に示す通信デバイス1000である。ステップ1302において、例示的な方法の動作が開始し、ステップ1304に進む。ステップ1304において、通信デバイスは、i)同じ識別子のセットが複数のトラフィック送信リソースの各々に対応する識別子のセットと時間とともに循環する複数のトラフィック送信リソースの各々との間の対応と、ii)個々のトラフィック送信リソースに関する前記識別子の相対的な優先順位と、を示す情報であって、個々の識別子の優先順位の時間による変化を示す情報を記憶する。たとえば、時間とともに循環する複数のトラフィック送信リソースは、タイミング/周波数構造における複数のインデックス付きトラフィック送信セグメント、たとえば、ピアツーピアトラフィック送信セグメントとすることができる。この例を続けると、接続識別子のセット内の、個々のトラフィック送信セグメントのための各識別子は、トラフィック送信セグメントを使用するように要求するための専用の要求リソースに対応することができ、接続識別子のセットにおける異なる接続識別子は、異なる相対的な優先順位に関連付けることができる。単一の接続識別子に関連する優先順位は、循環タイミング/周波数構造におけるトラフィックセグメントごとに変化する可能性がある。様々な実施形態では、時間による複数の異なる個々の接続識別子に与えられた平均優先順位は、ほぼ同じである。いくつかの実施形態では、ステップ1304は、デバイス構成動作の一部として実行される。いくつかの実施形態では、ステップ1304は、初期動作の一部として実行される。動作は、ステップ1304からステップ1306に進み、接続ノードA 1332を介してステップ1334に進み、接続ノードB 1324を介してステップ1338に進み、接続ノードC 1326を介してステップ1342に進み、接続ノードD 1328を介してステップ1348に進み、接続ノードE 1330を介してステップ1352に進み、接続ノードF 1332を介してステップ1356に進む。
継続的に実行されるステップ1334において、通信デバイスは、送信されるべきトラフィックのタイプを判断する。トラフィックタイプ情報1336は、ステップ1308への入力として使用されるステップ1336の出力である。トラフィックタイプ情報は、たとえば、トラフィックをボイストラフィックまたは非ボイストラフィックとして識別する情報、あるいはトラフィックを遅延敏感トラフィックまたは遅延鈍感トラフィックとして識別する情報である。
継続的に実行されるステップ1338において、通信デバイスは、負荷情報を監視し、受信し、回復する。通信負荷情報1340は、ステップ1308への入力として使用されるステップ1338の出力である。いくつかの実施形態では、負荷情報は、システムノード、たとえば、基地局などの固定点ノードから通信される。いくつかの実施形態では、通信負荷情報は、ローカル領域におけるトラフィック負荷のレベル(たとえば、複数の所定の負荷レベルの1つ)を示すインジケータ信号である。いくつかの実施形態では、負荷情報信号は、負荷が所定レベルを超えたときのみ送信される。いくつかの実施形態では、負荷情報信号は、負荷が所定レベルを下回ったときのみ送信される。
ステップ1342において、通信デバイスは、他の接続に対応するシグナリング、たとえば、他の接続に対応するピアツーピアトラフィックシグナリングを監視する。次いで、ステップ1344において、通信デバイスは、検出された監視されたシグナリングに基づいて負荷情報を判断する。判断された負荷情報1346、たとえば、従来のトラフィック送信リソース使用量に基づく将来のトラフィック送信リソース負荷の推定値は、ステップ1344の出力であり、ステップ1308への入力である。ステップ1342および1344は、継続的に実行される。
様々な実施形態では、送信されるべき所与の量のデータに対して、高トラフィック負荷期間中は低トラフィック負荷期間中よりも多くの識別子が獲得され、ローカルエリアにおいて高トラフィック負荷期間中に送信されるべき総トラフィック量は低トラフィック負荷期間中よりも多い。
継続的に実行されるステップ1348において、通信デバイスは、トラフィック送信ニーズを判断する。トラフィック送信ニーズ情報1350、たとえば、送信されるのを待機しているトラフィックの量、たとえば、フレーム数またはパケット数を示す情報は、ステップ1348の出力であり、ステップ1308への入力である。時には、通信デバイスは、トラフィック送信ニーズの増加に応答して、追加の接続識別子を獲得する。またある時には、通信デバイスは、トラフィック送信ニーズの低下に応答して、獲得された接続識別子を放棄する。
継続的に実行されるステップ1352において、通信デバイスは、トラフィック待ち時間情報を判断する。判断された待ち時間情報1354、たとえば、送信されるべき遅延敏感トラフィックが送信待ち行列中にどれくらい長く存在するかを示す情報、および/または送信されるのを待機している遅延敏感なトラフィックが廃棄されるまでに残っている時間を示す情報。判断された待ち時間情報1354は、ステップ1352の出力であり、ステップ1308への入力である。いくつかの実施形態では、送信されるべき所与の量のデータに対して、厳しい待ち時間要件の期間中は、低待ち時間要件の期間中よりも多くの識別子が獲得される。
ステップ1306に戻ると、ステップ1306において、通信デバイスは、現在の時間が、循環タイミング構造において通信デバイスのための接続識別子を獲得するための機会に対応するかどうかを検査する。現在の時間がそのような機会に対応しない場合、動作は、ステップ1306の入力に戻る。しかしながら、現在の時間が接続識別子を獲得するための機会に対応する場合、動作は、ステップ1306からステップ1308に進む。
ステップ1308において、通信デバイスは、通信デバイスが保持することを望む、1つの接続に対応する接続識別子の数を判断する。トラフィックタイプ情報1336、通信負荷情報1340、判断された負荷情報1346、トラフィック送信ニーズ1350、および待ち時間情報1352は、ステップ1308の判断への入力である。動作は、ステップ1308からステップ1310およびステップ1312に進む。ステップ1310において、通信デバイスは、放棄されるべき、現在保持されている接続識別子の数を判断する。現在保持されている接続識別子が放棄されるべきである場合、通信デバイスがステップ1310から判断された数の接続識別子を放棄するステップ1314が実行される。ステップ1312において、通信デバイスは、獲得されるべき追加の接続識別子の数を判断する。少なくとも1つの追加の接続識別子が獲得されるべきである場合、動作は、ステップ1316に進む。ステップ1316において、通信デバイスは、判断された数の追加の接続識別子を獲得することを試みるハンドシェークシグナリングを実行し、ステップ1318において、通信デバイスは追加の接続識別子を獲得する。動作は、ステップ1314および1318から、通信デバイスが現在保持されている接続識別子のリストを更新するステップ1320に進む。動作は、ステップ1320からステップ1306の入力に進む。
ステップ1356に戻ると、ステップ1356において、通信デバイスは、現在の時間がトラフィック送信セグメントスケジューリング機会に対応するかどうかを判断する。現在の時間がスケジューリング機会に対応しない場合、動作は、ステップ1356の入力に戻る。しかしながら、現在の時間がトラフィック送信セグメントスケジューリング機会に対応する場合、動作は、ステップ1356からステップ1358に進む。
ステップ1358において、通信デバイスはそれが少なくとも接続識別子を保持するかどうか、および送信するトラフィックを有するかどうかを考慮する。通信デバイスが少なくとも1つの接続識別子を保持し、送信するトラフィックを有する場合、動作は、ステップ1358からステップ1360に進み、他の場合は、動作は、ステップ1358からステップ1356の入力に進む。
ステップ1360に戻ると、ステップ1360において、通信デバイスは、接続に対応する、現在保持されている接続識別子のセットから接続識別子を選択する。次いで、ステップ1362において、通信デバイスは、選択された接続識別子に対応する信号、たとえば、トラフィック送信要求信号を送信する。選択された接続識別子に専用の、専用の要求セグメントが要求信号を送信するために使用される。動作は、ステップ1362から、通信デバイスがトラフィック送信要求応答信号を監視するステップ1364に進む。動作は、ステップ1364からステップ1366に進む。ステップ1366において、通信デバイスは、ステップ1362の送信された要求に応答するトラフィック送信要求応答信号を通信デバイスが検出したかどうかを判断する。トラフィック送信要求応答信号が検出されなかった場合、動作は、ステップ1356の入力に進む。しかしながら、要求の許可を表すトラフィック送信要求応答信号が検出された場合、動作は、ステップ1366からステップ1368に進む。ステップ1368において、通信デバイスは、トラフィック信号を生成し、ステップ1370において、通信デバイスは、生成されたトラフィック信号を、送信要求信号に使用されるリソースに対応する、たとえば、トラフィック送信要求を搬送するために使用される専用の要求セグメントに対応するトラフィック送信リソース上、たとえば、トラフィックセグメント上で送信する。動作は、ステップ1370からステップ1356の入力に進む。専用の要求セグメントは、選択された接続識別子に専用であり、要求信号を送信するために使用される。
いくつかの実施形態では、循環タイミング構造は、識別子を獲得するための機会がトラフィック送信セグメントスケジューリング機会よりも広範囲にわたるインターバルにおいて離間しているものである。いくつかの実施形態では、循環タイミング構造は、循環タイミング構造の1回の反復において、接続識別子の獲得を要求するための機会があるよりも、通信デバイスが使用を要求することができるよりも多くの個々のトラフィック送信セグメントがあるものである。したがって、いくつかの実施形態では、通信デバイスは、単一の接続、たとえば、単一のピアツーピア接続に対応する、獲得された接続識別子のセットを、複数のトラフィック送信セグメントスケジューリング機会の間、維持し、保持する。
図14は、いくつかの実施形態で使用される例示的な循環ピアツーピアタイミング構造を示す図である。図14の例示的な構造は、たとえば、図9のフローチャート900、図11のフローチャート1100、または図13のフローチャート1300による方法において、あるいは、図10の通信デバイス1000または図12の通信デバイス1200において使用される。図14は、エアリンクリソースの周波数対時間のグラフ1400を含む。グラフ1400は、周波数、たとえば、OFDMトーンを表す垂直軸1402と、時間、たとえば、循環タイミング構造中のOFDMシンボル送信時間インターバルを表す水平軸1404と、を含む。凡例1406は、縦線陰影によるタイプ1408のブロックは、接続識別子を獲得するために使用されるエアリンクリソースを表し、横線陰影によるタイプ1410のブロックは、トラフィック送信要求信号を搬送するためのエアリンクリソースを表し、斜交平行線陰影によるタイプ1412のブロックは、ピアツーピアトラフィックセグメントを表すことを識別する。
接続識別子を獲得するためのタイプ1408の各エアリンクリソースは、トラフィック送信要求を搬送するためのタイプ1410の複数の連続するエアリンクリソースに関連付けられる。トラフィック送信要求を搬送するためのタイプ1410の各エアリンクリソースは、タイプ1412の対応するピアツーピアトラフィックセグメントに関連付けられる。2つのワイヤレス端末間のピアツーピア接続は、接続識別子獲得インターバル中に1つまたは複数の接続識別子を獲得することができ、獲得された接続識別子の固定セットを次の接続識別子獲得インターバルまで保持することができる。接続は、同時に複数の接続識別子に関連付けることができ、時々関連付けられる。同じトラフィックセグメントを使用したいという複数の要求が発生し、同じセグメントの併用の結果として許容できない干渉を生じることが予想される場合、どの接続がトラフィック送信セグメントの使用を許可されるかを判断する際に優先順位情報が使用され、競合下のトラフィックセグメントは、競合中の要求している接続の中から最高優先順位に関連する接続識別子を有する要求接続に割り当てられる。
この例では、タイプ1410のトラフィック送信要求を搬送するための各エアリンクリソースは、複数の個々の専用のリソースに分割され、個々のリソースはそれぞれ一意の優先順位を有し、1つの接続識別子に関連する。情報1414は、タイプ1410の第1のリソースに対応する16の専用のリソースに関連する優先順位を識別するが、情報1416は、タイプ1410の第2のリソースに対応する16の専用のリソースに関連する優先順位を識別する。情報1418は、タイプ1410の第1のリソースに対応する16の専用のリソースに関連する接続識別子を識別するが、情報1420は、タイプ1410の第2のリソースに対応する16の専用のリソースに関連する接続識別子を識別する。この例では、個々の接続識別子に関連する優先順位が時間とともに変化することをわかることができる。いくつかの他の実施形態では、接続識別子に関連する優先順位は、循環タイミング構造中のトラフィックセグメントにわたって同じままである。
図15は、いくつかの実施形態で使用される例示的な循環ピアツーピアタイミング構造を示す図である。図15の例示的な構造は、たとえば、図11のフローチャート1100による方法または図12の通信デバイス1200において使用される。図15は、エアリンクリソースの周波数対時間のグラフ1500を含む。グラフ1500は、周波数、たとえば、OFDMトーンを表す垂直軸1502と、時間、たとえば、循環タイミング構造中のOFDMシンボル送信時間インターバルを表す水平軸1504と、を含む。凡例1506は、縦線陰影によるタイプ1508のブロックは、接続識別子を獲得するために使用されるエアリンクリソースを表し、横線陰影によるタイプ1510のブロックは、トラフィック送信要求信号を搬送するためのエアリンクリソースを表し、斜交平行線陰影によるタイプ1512のブロックは、ピアツーピアトラフィックセグメントを表すことを識別する。
接続識別子を獲得するためのタイプ1508の各エアリンクリソースは、トラフィック送信要求を搬送するためのタイプ1510の複数の連続するエアリンクリソースに関連付けられる。トラフィック送信要求を搬送するためのタイプ1510の各エアリンクリソースは、タイプ1512の対応するピアツーピアトラフィックセグメントに関連付けられる。2つのワイヤレス端末間のピアツーピア接続は、接続識別子獲得インターバル中に1つまたは複数の接続識別子を獲得することができ、獲得された接続識別子の固定セットを次の接続識別子獲得インターバルまで保持することができる。接続は、同時に複数の接続識別子に関連付けることができ、時々関連付けられる。同じトラフィックセグメントを使用したいという複数の要求が発生し、同じセグメントの併用の結果として許容できない干渉を生じることが予想される場合、どの接続がトラフィック送信セグメントの使用を許可されるかを判断する際に優先順位情報が使用され、競合下のトラフィックセグメントは、競合中の要求している接続の中から最高優先順位に関連する接続識別子を有する要求接続に割り当てられる。
この例では、タイプ1510のトラフィック送信要求を搬送するための各エアリンクリソースは、複数の個々の専用のリソースに分割され、個々のリソースはそれぞれ一意の優先順位を有し、1つの接続識別子に関連する。情報1514は、タイプ1510の第1のリソースに対応する16の専用のリソースに関連する優先順位を識別するが、情報1516は、タイプ1510の第2のリソースに対応する16の専用のリソースに関連する優先順位を識別する。情報1518は、タイプ1510の第1のリソースに対応する16の専用のリソースに関連する接続識別子を識別するが、情報1520は、タイプ1510の第2のリソースに対応する16の専用のリソースに関連する接続識別子を識別する。この例では、特定の接続識別子に関連する優先順位が同じままであることをわかることができる。
図16は、いくつかの実施形態で使用される例示的な循環ピアツーピアタイミング構造を示す図である。図16の例示的な構造は、たとえば、図11のフローチャート1100による方法または図12の通信デバイス1200において使用される。図16は、エアリンクリソースの周波数対時間のグラフ1600を含む。グラフ1600は、周波数、たとえば、OFDMトーンを表す垂直軸1602と、時間、たとえば、循環タイミング構造中のOFDMシンボル送信時間インターバルを表す水平軸1604と、を含む。凡例1606は、縦線陰影によるタイプ1608のブロックは、接続識別子を獲得するために使用されるエアリンクリソースを表し、横線陰影によるタイプ1610のブロックは、トラフィック送信要求信号を搬送するためのエアリンクリソースを表し、斜交平行線陰影によるタイプ1612のブロックは、ピアツーピアトラフィックセグメントを表すことを識別する。
接続識別子を獲得するためのタイプ1608の各エアリンクリソースは、トラフィック送信要求を搬送するためのタイプ1610の複数の連続するエアリンクリソースに関連付けられる。トラフィック送信要求を搬送するためのタイプ1610の各エアリンクリソースは、タイプ1612の対応するピアツーピアトラフィックセグメントに関連付けられる。2つのワイヤレス端末間のピアツーピア接続は、接続識別子獲得インターバル中に1つまたは複数の接続識別子を獲得することができ、獲得された接続識別子の固定セットを次の接続識別子獲得インターバルまで保持することができる。接続は、同時に複数の接続識別子に関連付けることができ、時々関連付けられる。同じトラフィックセグメントを使用したいという複数の要求が発生し、同じセグメントの併用の結果として許容できない干渉を生じることが予想される場合、どの接続がトラフィック送信セグメントの使用を許可されるかを判断する際に優先順位情報が使用され、競合下のトラフィックセグメントは、競合中の要求している接続の中から最高優先順位に関連する接続識別子を有する要求接続に割り当てられる。
この例では、タイプ1610のトラフィック送信要求を搬送するための各エアリンクリソースは複数の個々の専用のリソースに分割され、個々のリソースはそれぞれ一意の優先順位を有し、1つの接続識別子に関連する。情報1614は、タイプ1610の第1のリソースに対応する16の専用のリソースに関連する優先順位を識別するが、情報1616は、タイプ1610の第2のリソースに対応する16の専用のリソースに関連する優先順位を識別する。情報1618は、タイプ1610の第1のリソースに対応する16の専用のリソースに関連する接続識別子を識別するが、情報1620は、タイプ1610の第2のリソースに対応する16の専用のリソースに関連する接続識別子を識別する。この例では、特定の接続識別子に関連する優先順位は同じままであるが、接続識別子に関連する特定の専用のリソース、たとえば、OFDMトーンシンボルは、要求リソースブロックごとに変化することをわかることができる。
様々な実施形態の技法は、ソフトウェア、ハードウェア、および/またはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実装されることができる。様々な実施形態は、装置、たとえば、モバイル端末などのモバイルノード、基地局、通信システムを対象とされる。様々な実施形態はまた、方法、たとえば、モバイルノード、基地局、および/または通信システム、たとえば、ホストを制御および/または動作させる方法を対象とされる。様々な実施形態はまた、方法の1つまたは複数のステップを実施するように機械を制御するための機械可読命令を含む、機械、たとえば、コンピュータ、可読媒体、たとえば、ROM、RAM、CD、ハードディスクなどを対象とされる。
様々な実施形態では、本明細書で説明されるノードは、たとえば、記憶、判断、獲得、要求、選択、信号処理、判断ステップ、メッセージ生成、メッセージシグナリング、スイッチング、受信および/または送信ステップなど、1つまたは複数の方法に対応するステップを実行するための1つまたは複数のモジュールを使用して実装される。したがって、いくつかの実施形態では、様々な機能がモジュールを使用して実装される。そのようなモジュールは、ソフトウェア、ハードウェアまたはソフトウェアとハードウェアの組合せを使用して実装されることができる。上記の方法または方法ステップの多くは、たとえば1つまたは複数のノードにおいて、上記の方法の全部または一部を実施するために、追加のハードウェアの有無にかかわらず、機械、たとえば汎用コンピュータを制御する、メモリデバイスなど、たとえば、RAM、フロッピー(登録商標)ディスクなどの機械可読媒体中に含まれる、ソフトウェアなどの機械実行可能命令を使用して実施されることができる。したがって、特に、本態様は、機械、たとえば、プロセッサおよび関連するハードウェアに上述の1つまたは複数の方法のステップの1つまたは複数を実行させるための機械実行可能命令を含む機械可読媒体を対象とされる。いくつかの実施形態は、本発明の1つまたは複数の方法のステップのうちの1つ、複数、またはすべてを実施するように構成されたプロセッサを含むデバイス、たとえば、通信デバイスを対象とされる。
いくつかの実施形態では、1つまたは複数のデバイス、たとえば、ワイヤレス端末などの通信デバイスの(1つまたは複数の)プロセッサ、たとえば、CPUは、通信デバイスによって実行されるものとして説明した方法のステップを実行するように構成される。したがって、すべてではないが、いくつかの実施形態は、プロセッサが含まれるデバイスによって実行される様々な記載の方法のステップの各々に対応するモジュールを含むプロセッサをもつデバイス、たとえば、通信デバイスを対象とされる。すべてではないが、いくつかの実施形態では、デバイス、たとえば、通信デバイスは、プロセッサが含まれるデバイスによって実行される様々な記載の方法のステップの各々に対応するモジュールを含む。モジュールは、ソフトウェアおよび/またはハードウェアを使用して実装されることができる。
いくつかの実施形態は、1つのコンピュータまたは複数のコンピュータに、様々な機能、ステップ、行為、および/または動作、たとえば、上述の1つまたは複数のステップを実施させるためのコードを備えるコンピュータ可読媒体を備えるコンピュータプログラム製品を対象とされる。実施形態に応じて、コンピュータプログラム製品は、実行されるべきステップごとに異なるコードを含むことができ、時々含む。したがって、コンピュータプログラム製品は、方法、たとえば、通信デバイスまたはノードを制御する方法の個々のステップごとのコードを含むことができ、時々含む。コードは、RAM(ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory))、ROM(読取り専用メモリ(Read Only Memory))、他のタイプの記憶デバイスなどのコンピュータ可読媒体上に記憶される、機械、たとえば、コンピュータ実行可能命令の形態とすることができる。コンピュータプログラム製品を対象とすることに加えて、いくつかの実施形態は、上述の1つまたは複数の方法の様々な機能、ステップ、行為、および/または動作のうちの1つまたは複数を実施するように構成されるプロセッサを対象とされる。したがって、いくつかの実施形態は、本明細書で説明される方法のステップの一部または全部を実施するように構成されたプロセッサ、たとえばCPUを対象とされる。プロセッサは、たとえば、本出願で説明される通信デバイスまたは他のデバイス中で使用することができる。
OFDMシステムに関して説明したが、様々な実施形態の方法および装置のうちの少なくともいくつかは、多くの非OFDMおよび/または非セルラーシステムを含む広範囲の通信システムに適用可能である。
上記の説明に鑑みて、上述の様々な実施形態の方法および装置に関する多数の追加の変形形態が当業者には明らかであろう。そのような変形形態は、範囲内に入るべきであると考えるべきである。本方法および本装置は、CDMA、直交周波数分割多重(OFDM)、および/またはアクセスノードとモバイルノードとの間のワイヤレス通信リンクを与えるために使用される様々な他のタイプの通信技法とともに使用されることができ、様々な実施形態において使用される。いくつかの実施形態では、アクセスノードは、OFDMおよび/またはCDMAを使用してモバイルノードとの通信リンクを確立する基地局として実装される。様々な実施形態では、モバイルノードは、本方法を実施するための、受信機/送信機回路ならびに論理および/またはルーチンを含む、ノートブックコンピュータ、個人情報端末(PDA)、または他の携帯デバイスとして実装される。