JP2014528121A - 複数の異種デバイスの識別およびコンテキストによる動的サービス協調のためのシステム - Google Patents

Abstract

本発明は、サービス識別子をキー要素として使用して、中央デバイスからコンテキスト情報を取り出すことにより、サービス間のより高速な協調を行う機構を提供するためのシステムおよび方法を提供する。システムは、デバイス登録を行っている間に、デバイスのＭＡＣアドレス、コンテキスト情報、および動作／サービス識別子を関連付けることにより、固有デバイス識別子を作成するように適合される。【選択図】図１

Description

本発明は、インターネットおよびコンピューティングの分野に関する。詳細には、本発明は、動的手法で、コンテキスト情報に基づき、サービスを協調させるより速い方法を提供するためのシステムおよび方法に関する。

今日、ユビキタスコンピューティングの分野が進展すると共に、デバイス発見処理、デバイス管理、およびコンテキスト抽出が、サービスを効果的に協調させるためにますます重要な役割を果たしている。

デバイス発見段階中に固有デバイス識別子を生成することが、一般に従来技術で公知であるが、従来技術は、デバイスの抽出されたコンテキストを関連付け、かつデバイスの更新されたコンテキストの記録と共にサービス−コンテキスト−デバイス関連付けを達成する手段を教示していない。

さらに、デバイス管理システムが、一般に中央システムまたはゲートウェイシステム内に常駐し、関与するデバイス／センサがコンテキストデータベースをまったく維持することができないようにする。たとえセンサがデバイス情報を送信するために装備されていても、デバイス発見、デバイス識別、ならびにデバイスがサポートするサービス、およびデバイスの抽出されたコンテキストの同時タグ付けおよびリフレッシングの間の疎結合に問題がある。詳細には、デバイスが自分自身により、またはデバイス管理システムによりコンテキストデータベースをまったく維持していない場合、デバイスの抽出されたコンテキストを一定間隔でリフレッシュすると共に前記疎結合を維持することは、依然として難題である。したがって、中央デバイスからコンテキスト情報を取り出すことにより、サービス間のより高速な協調が達成されない。

Ｎｉｃｈｏｌａｓ ｅｔ ａｌ．の米国特許出願公開第２００７／０１５０８１７号（特許文献１）では、ユビキタスコンピューティング環境のシナリオで、ユーザインタフェースおよびいくつかのサービスで構成されたフレームワークが開示されている。Ｎｉｃｈｏｌａｓ ｅｔ ａｌ．は、各構成要素がデータソースおよびデータシンクとして機能することができることを開示しているが、この開示は、対話型ＧＵＩによるホストｉｄおよび構成要素ｉｄの効率的な取扱いについて強調している。

Ｍｉｃｈａｅｌ ＢｅｉｇｌによるＰｅｒｓｏｎａｌ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓの論文「Ｍｅｍｏ Ｃｌｉｐ：Ａ Ｌｏｃａｔｉｏｎ ｂａｓｅｄ Ｒｅｍｅｍｂｒａｎｃｅ Ａｐｐｌｉａｎｃｅ（メモクリップ：位置ベースの記憶機器）」（非特許文献１）では、発見およびデバイス管理を行っている間の、固有デバイス識別子（ｉｄ）とデバイスコンテキスト情報の関連付けを教示していない位置ベース認識フレームワークが開示されている。

ＪｕｄｄおよびＰ．Ｓｔｅｅｎｋｉｓｔｅによる論文「Ｐｒｏｖｉｄｉｎｇ Ｃｏｎｔｅｘｔｕａｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｔｏ Ｕｂｉｑｕｉｔｏｕｓ Ｃｏｍｐｕｔｉｎｇ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎｓ（ユビキタスコンピューティングアプリケーションへのコンテキストに関係する情報の提供）」（非特許文献２）では、コンテキスト情報を関連付け、抽出する手段を提供しない、コンテキスト情報ベースのリクエスト−レスポンスモデルが開示されている。

Ｄ．Ｂｕｓｈｍｉｔｃｈ ｅｔ ａｌ．による論文「Ａ ＳＩＰ−ｂａｓｅｄ Ｄｅｖｉｃｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ ｆｏｒ ＯＳＧｉ Ｆｒａｍｅｗｏｒｋ（ＯＳＧｉフレームワーク用のＳＩＰベースのデバイス通信サービス）」（非特許文献３）では、この場合もデバイスのコンテキストを抽出する適切な関連付けを欠くセッション指向のデバイスおよびサービスの登録プロトコルが強調されている。

Ｉｏａｎｎａ Ｒｏｕｓｓａｋｉ ｅｔ ａｌ．による論文「Ｈｏｗ ｔｏ ｍａｋｅ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｓｍａｒｔ Ｓｐａｃｅｓ Ｃｏｎｔｅｘｔ−ａｗａｒｅ（パーソナルスマートスペースにコンテキストを認識させる方法）」（非特許文献４）では、コンテキストをモデル化するためのコンテキスト識別子クラスを作成するが、サービス／動作ｉｄを考慮しない、説明されたＰｅｒｓｉｓｔ Ｃｏｎｔｅｘｔ Ｍｏｄｅｌ（持続するコンテキストモデル）が開示されている。Ｒｏｕｓｓａｋｉ ｅｔ ａｌ．は、コンテキストデータ分配、およびデバイスｉｄでインデックスする属性テーブルの維持についてさらに開示しているが、取り出す目的で複数の識別子を単一ｉｄに集約するための手段または方法を教示していない。

Ｌｅｅ ｅｔ ａｌ．に発行された米国特許第７８４７６９９号（特許文献２）では、ユーザの意図によるコンテキスト認識ユビキタス環境行動が教示され、コンテキスト情報は、センサから収集するようにさらに教示されている。センサプラットフォーム、コンテキスト認識エージェント、およびサービスプロバイダからなる装置が構成された。Ｌｅｅ ｅｔ ａｌ．は、コンテキスト認識情報の収集を教示し、それに応じて、ユーザにサービスを提供するが、コンテキストの動的更新処理、およびサービスを探すための情報の取出しを、固有サービスキーにより可能にすることができない。さらに、Ｌｅｅは、センサから収集した現実世界のデータを解析し、統合することにより、コンテキストデータを作成することによるユビキタスコンテキスト認識サービス利用を教示しているが、ユビキタスコンテキスト認識サービス利用は、コンテキスト情報に応答する固有のデバイスおよびサービスの識別子を提供しない。

Ｃｈｅｓｔｏｎ ｅｔ ａｌ．の米国特許第６，６０１，０９７号（特許文献３）では、接続したコンピュータの媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレスおよび接続したコンピュータの現在位置を捕獲し、格納するための装置が教示されている。特定のシステムの位置に関心のある要求元アプリケーションが、ＵＤＰ（Ｕｓｅｒ Ｄａｔａｇｒａｍ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）パケットをネットワーク内のＵＤＰポートに伝送／ブロードキャストし、要求された情報がネットワークから取り出される。

しかしながら、Ｃｈｅｓｔｏｎ ｅｔ ａｌ．は位置だけに限定されたコンテキストに関係する情報を教示している。Ｓａｈａ ｅｔ ａｌ．に発行された米国特許第７７３０２０８号（特許文献４）、およびＮｅｗｍａｎ ｅｔ ａｌ．に発行された米国特許第７６２０７３７号（特許文献５）では、ＭＡＣアドレスおよびコンテキストに関係する情報を除く、他の情報はまったく交換されない。

前述の従来技術の教示は、アドレスおよびコンテキストの管理に加えてコンテキスト情報抽出、ならびに最初に発見されたデバイスのコンテキストに関係する情報に基づくデバイスの構成に基づく。疎結合であるので、これらの扱い方は、デバイスの抽出されたコンテキストに基づきサービス協調をまったく行うことができず、複数のサービスが可能なデバイス環境に対して固有のデバイスおよびサービスの識別子をサポートしない。

したがって、異種デバイス／センサのコンテキストに関する更新を行う、より高速な手法を提供し、固有デバイス識別子を使用してコンテキストに基づきサービスを協調させるより高速な手法をさらに得るという問題に対処する必要がある。

米国特許出願公開第２００７／０１５０８１７号 米国特許第７８４７６９９号 米国特許第６，６０１，０９７号 米国特許第７７３０２０８号 米国特許第７６２０７３７号

Ｍｉｃｈａｅｌ Ｂｅｉｇｌ、Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｉｅｓ、「Ｍｅｍｏ Ｃｌｉｐ：Ａ Ｌｏｃａｔｉｏｎ ｂａｓｅｄ Ｒｅｍｅｍｂｒａｎｃｅ Ａｐｐｌｉａｎｃｅ」 ＪｕｄｄおよびＰ．Ｓｔｅｅｎｋｉｓｔｅ、「Ｐｒｏｖｉｄｉｎｇ Ｃｏｎｔｅｘｔｕａｌ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ ｔｏ Ｕｂｉｑｕｉｔｏｕｓ Ｃｏｍｐｕｔｉｎｇ Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎｓ」 Ｄ．Ｂｕｓｈｍｉｔｃｈ ｅｔ ａｌ．、「Ａ ＳＩＰ−ｂａｓｅｄ Ｄｅｖｉｃｅ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｓｅｒｖｉｃｅ ｆｏｒ ＯＳＧｉ Ｆｒａｍｅｗｏｒｋ」 Ｉｏａｎｎａ Ｒｏｕｓｓａｋｉ ｅｔ ａｌ．、「Ｈｏｗ ｔｏ ｍａｋｅ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｓｍａｒｔ Ｓｐａｃｅｓ Ｃｏｎｔｅｘｔ−ａｗａｒｅ」

本発明の主要な目的が、複数の異種デバイス／センサのコンテキスト認識協調サービスプロビジョニングに適合したユビキタス／スマートコンピューティングシステムを提供することである。

本発明の他の目的が、任意のサービスがデバイスのコンテキストを探すことにより、デバイス／センサのコンテキストに関する更新を受信する、より高速な手法に適合された方法およびシステムを提供することである。

本発明の他の目的が、デバイス／センサから取り出したコンテキストに基づくデバイス発見処理、デバイス管理、およびサービスの協調に適合された方法およびシステムを提供することである。

本発明の他の目的が、デバイス発見中にデバイス登録を行っている間に、デバイスのコンテキスト情報、デバイスの固有媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレス、および動作／サービス識別子を関連付けることにより固有デバイス識別子を作成するように適合された方法およびシステムを提供することである。

本発明の他の目的が、デバイス識別子の一部であるサービス識別子をキー要素として使用して、中央デバイスからコンテキスト情報を取り出すことにより、サービス間のより高速な協調を行う機構を提供するための方法およびシステムを提供することである。

本発明のさらに他の目的が、エッジ／中央システムを使用してサービスおよびデバイスのマッピング機構、ならびにコンテキストに基づくサービスの協調も提供することである。

本発明のさらに他の目的が、コンテキスト、およびデバイスにより提供されるサービスのサービス識別子でデバイスのＭＡＣアドレスにタグ付けすることによりデバイス識別子を作成するためのデバイス登録方法を、したがって、サービスおよびデバイスの識別子によりマッピングされたコンテキストを抽出する、より高速な手法を提供することである。

本方法、システム、およびハードウェアの使用可能性について説明する前に、本開示で明示的に示さない、本発明の複数の可能な実施形態が存在することができるので、この発明は説明する特定のシステムおよび方式に限定されないことを理解されたい。また、説明で使用する用語は、特定のバージョンまたは実施形態だけについて説明するためのものであり、添付の特許請求の範囲だけにより限定される本発明の範囲を限定するものではないことを理解されたい。

本発明は、任意のスマートスペース内部での複数の異種センサのコンテキスト認識協調サービスプロビジョニングのためのユビキタスコンピューティングシステムに関し、システムは：複数のデバイス／センサ情報を受信するように適合されたサービス協調プラットフォーム；サービス協調プラットフォームに通信可能に結合した複数の異種分散センサを備え、センサは、固有デバイス識別子、およびセンサが提供するサービスに対応するサービス識別子を有する。サービス識別子はキーの役割を果たすように構成され；デバイス管理モジュールが、接続された複数のデバイスを発見し、登録するように適合され、各デバイス／センサからセンサ情報を受信するように構成され；デバイス／センサ管理モジュールが、各センサ情報を、各センサのデバイス識別子、各センサのコンテキスト、各センサが提供するサービス、コンテキスト抽出に関連する時間値と相関させるように構成され；デバイス識別テーブル（サービス−コンテキスト−デバイスｉｄ）が、各センサのデバイス識別子およびサービス識別子に対応する各センサの、捕獲されたコンテキスト情報に基づき、動的に更新され；デバイス管理モジュールのコンテキスト抽出モジュール部分が、所定の時間間隔で断続的にスキャンを行って、センサのコンテキスト情報を抽出し、デバイス識別テーブルを更新するように構成され；サービス協調プラットフォームへの少なくとも１つのサービスリクエストが、サービスｉｄを少なくとも１つのセンサに対応するキーとして使用して、デバイス識別子テーブルから少なくとも１つのデバイス−サービス−コンテキスト関係を取り出すように構成される。

本発明は、サービスｉｄをキー要素として使用して、中央デバイス／ゲートウェイからコンテキスト情報を取り出すことにより、サービス間のより高速な協調を行う機構を提供する。コンテキスト情報、およびデバイス／センサにより行われるサービスのサービス識別子（ｉｄ）は、デバイス識別子を生成するために、デバイス媒体アクセス制御（ＭＡＣ）識別子でタグを付けられる。それに応じて、サービスｉｄは、検出されたデバイス識別子からコンテキストを抽出するための、関連するデバイス識別子を検出するために使用され、前記コンテキストに基づき、サービスの協調がさらに行われる。

本発明の他の様態では、コンテキスト抽出のための方法およびシステムが提供され、コンテキストは、能動的スキャン方法／サービスにより定期的に抽出され、更新される。さらに、サービス協調プラットフォームに通信可能に結合した複数の異種分散センサを使用して、複数のデバイス／センサ情報を受信するように適合されたサービス協調プラットフォームが開示され、各センサが、固有デバイス識別子および関連するサービス識別子を有する。

本発明をさらに理解するために含まれる、この出願に組み入れられ、かつこの出願の一部を構成する添付図面が、発明の実施形態を例示し、明細書と共に本発明の原理を説明するのに役立つ。

コンテキスト情報に基づきサービスを協調させるためのシステムを示す構成図である。 コンテキスト認識協調サービスのためのユビキタスコンピューティングシステムを説明する代表的一例である。

次に、本発明の特徴をすべて例示する、本発明のいくつかの実施形態について詳細に説明する。「ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ（備える）」、「ｈａｖｉｎｇ（有する）」、「ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ（含む）」という用語、ならびにこれらの他の形態は、意味が同等であることが意図され、これらの用語の任意の１つに続く１つまたは複数の項目が、このような１つまたは複数の項目の網羅的列挙であることを意味することも、列挙した１つまたは複数の項目だけに限定されることを意味することもないという点で非限定的である。また、本明細書および添付の特許請求の範囲で使用するとき、単数形「ａ」、「ａｎ」、および「ｔｈｅ」は、文脈において特に明記しない限り、複数の指示対象も含むことに留意しなければならない。本明細書で説明するシステムおよび方法に類似する、または等価な任意のシステムおよび方法を、本発明の実施形態の実現および試験で使用することができるが、好ましいシステムおよび方法について次に説明する。開示する実施形態は、さまざまな形態で具体化されてもよい本発明の代表的実施形態でしかない。

次に、例が添付図面に示されている、本発明の好ましい実施形態を詳細に参照する。

任意のスマートスペース内部での複数の異種センサのコンテキスト認識協調サービスプロビジョニングのためのユビキタスコンピューティングシステムであって：
ａ．複数のセンサ／デバイス情報を受信するように適合されたサービス協調プラットフォーム；
ｂ．各センサ／デバイスが固有デバイス識別子および関連するサービス識別子を有する、サービス協調プラットフォームと通信可能に結合した複数の異種分散センサ／デバイス；
ｃ．サービス識別子が各センサ／デバイスに関連付けられ、サービス識別子がキーの役割を果たすように構成されること；
ｄ．複数の接続されたデバイス／センサの発見および登録を行っている間に、コンテキスト情報、デバイスの固有媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレス、および動作／サービスｉｄを関連付けることによりデバイス識別子を作成するように構成されたデバイス／センサ管理モジュール；
ｅ．センサ情報を、デバイス／センサのデバイス識別子、関連するサービス、およびセンサ／デバイスから定期的に受信したコンテキスト情報と相関させるように構成されたデバイス／センサ管理モジュール；
ｆ．デバイス管理モジュールにより、センサ／デバイスのＭＡＣアドレスおよびサービスｉｄに対応する各センサのコンテキスト情報を動的に更新するように構成されたデバイス識別テーブル（サービス−コンテキスト−デバイスｉｄ）；
ｇ．所定の時間間隔でスキャンを断続的に行って、センサのコンテキスト情報を抽出するように構成された、デバイス管理モジュールの一部であるコンテキスト抽出モジュール；および
ｈ．サービス協調プラットフォームへの少なくとも１つのサービスリクエストが、サービスｉｄを少なくとも１つのセンサに対応するキーとして使用して、デバイス識別テーブルから少なくとも１つのデバイス−サービス−コンテキスト関係を取り出すように構成されること
を備えるシステム。

任意のスマートスペース内部での複数の異種センサのコンテキスト認識協調サービスプロビジョニングのためのユビキタスコンピューティング方法であって：
ａ．サービス協調プラットフォームに通信可能に結合した異種分散センサの各センサの固有デバイス識別子を構成するステップ；
ｂ．サービス協調プラットフォームへの複数のセンサ情報を受信するステップ；
ｃ．各センサ（デバイス）に対するサービス識別子と、対応するデバイス識別子との関連付けを作成し、センサ／デバイスコンテキスト情報を取得している間に、各サービス識別子がキーの役割を果たすように構成されるステップ；
ｄ．デバイス管理モジュールを介して、サービス協調プラットフォームの内側でセンサ（デバイス）情報を受信するステップ；
ｅ．デバイス管理モジュールを介してデバイス登録を行っている間に、中央／ゲートウェイシステムがコンテキスト情報、デバイス／センサの固有媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレス、および動作／サービス識別子を関連付けることにより、固有デバイス識別子を作成するステップ；
ｆ．各センサコンテキスト情報を、各センサのＭＡＣ識別子および各センサの関連するサービスと相関させるようにセンサ／デバイス管理モジュールを構成するステップ；
ｇ．デバイス管理モジュールの一部であるコンテキスト抽出モジュールを使用することにより、各センサのデバイス識別子に対応する各センサの、捕獲されたコンテキスト情報に基づき、デバイス識別テーブル（サービス−コンテキスト−デバイスｉｄ）を動的に構成し、デバイス管理モジュールはさらに、デバイス識別テーブルの中のセンサのコンテキスト情報を更新するために、所定の時間間隔で断続的にスキャンするように構成されるステップ；および
ｈ．サービスｉｄを少なくとも１つのセンサに対応するキーとして使用して、デバイス識別テーブルから少なくとも１つのデバイス−サービス−コンテキスト関係を取り出すようにサービス協調プラットフォームへの少なくとも１つのサービスリクエストを構成するステップ
を備える方法。

図１を参照すると、コンテキスト／サービス識別子に基づくサービスの協調のためのシステムがある。コンテキスト認識協調サービスのためのユビキタス・コンピューティング・システム１００が、中央制御システム１０１、管理モジュール１０２、複数のサービス１０４、および複数の異種センサ／デバイス１０６を備える。

本発明の一実施形態では、中央システム１０１は、センサ／デバイスからのコンテキストを含むセンサ情報を受信するように適合される。中央システム１０１はデバイス管理モジュール１０２を備える。デバイス管理モジュール１０２は、固有デバイス識別子を維持するように適合され、サービスをデバイスコンテキストに関連付けるために使用される。固有デバイス識別子は、デバイスのＭＡＣアドレス、デバイスのコンテキスト情報、およびセンサ／デバイスにより行われるサービス／動作に関連するサービス識別子を関連付けることにより作成される。デバイス／センサは、事実上協同で、異なるサービスを提供することができる。本発明の代表的一実施形態によれば、サービスは、デバイス識別子のサービス識別子部分をキーとして使用して、コンテキスト情報を抽出する。複数のサービスが、関連するセンサ／デバイスのコンテキストを、このデバイスにより提供されるサービスのサービス識別子を使用して取り出し、デバイスの取り出されたコンテキストに基づき互いに協調して、最終出力を生成することができる。

発見された各デバイスに対して、デバイス管理モジュールにより固有デバイス識別子が作成され、発見された各デバイスをその後に登録するために、複数のデバイスに特有な様態の関連付けマップが生成され、関連付けマップは、デバイスの固有媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレス、デバイスの抽出されたコンテキスト情報、およびデバイスの動作／サービス識別子を備える。

本発明の他の実施形態では、中央制御システム１０１は、デバイス管理モジュールの一部であるコンテキスト抽出モジュールを使って、デバイス識別テーブルの中のセンサのコンテキスト情報を更新するために、断続的にスキャンを行って、コンテキストを含むセンサ情報を所定の時間間隔で取得するように構成される。

本発明の代表的一実施形態によれば、コンテキスト情報は、ユーザにより設定された特定の時間間隔に基づきリフレッシュ／更新されている。サービス協調は、最新のコンテキストに関係する情報に基づき、事実上動的である。デバイス／センサは、自身の内部にコンテキスト情報データベースをまったく維持しない。

本発明の他の実施形態では、複数のサービス１０４は、クラウドコンピューティングシステムの一部として、または任意の他の分散環境アーキテクチャとして機能するように適合される。クラウド内に常駐するサービス１０４は、制御システム１０１と対話する。サービス１０４は、サービスｉｄをキーとして使用して、（サービス−コンテキスト−デバイスｉｄ）デバイス識別子テーブルからデバイス識別子にアクセスすることにより、さまざまな多様なセンサデバイス１０６から受信したコンテキスト情報に基づき協調を行う。

本発明の他の実施形態では、複数の異種センサ／デバイス１０６は、中央制御システム１０１に検知情報を誘導する。本発明の代表的一実施形態によれば、複数の異種分散センサ１０６が、サービス協調プラットフォームと通信可能に結合され、各センサ１０６が、固有デバイス識別子および関連するサービス識別子を有する。

システム１００は、センサデバイス１０６からセンサ情報を受信し、かつ各センサ情報を、センサ／デバイスＭＡＣ識別およびセンサ／デバイスのコンテキスト、センサ／デバイスが提供するサービス、および関連する時間値と相関させるように構成されたデバイス／センサ管理モジュールをさらに備える。前記センサ管理モジュールは、各センサのＭＡＣ識別子およびサービス識別子に対応する各センサのコンテキストデータの更新をそれぞれ動的に記録するように構成されたデバイス識別子（サービス−コンテキスト−デバイスｉｄ）テーブルを含む。

システム１００は、サービスｉｄをキーとして使用して、デバイス管理モジュール１０２により維持されるテーブルからセンサの少なくとも１組のコンテキスト情報を取り出すように構成された、サービス協調プラットフォームへの少なくとも１つのサービスリクエストをさらに備える。

本発明の他の実施形態では、本発明により提案されるデバイス識別子を作成することにより、デバイス媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレス、デバイス／センサ１０６のコンテキスト情報、およびデバイス／センサ１０６により行われるサービス／動作に関連するサービス識別子を関連付けることにより、固有デバイス識別子が作成される。デバイス１０６は、異なるサービスを行うことができる。

図２は、コンテキスト認識協調サービスのためのユビキタスコンピューティングシステムを説明する代表的一例である。

図２は、スマート天候システム２００を示す。システム２００は、センサ情報を生成するように適合された複数のセンサ（２００ａ、２００ｂ、２００ｃ、および２００ｎ）を備える。センサにより、システム２００は、温度、風速、湿度、および風向、降水確率などと関係があるセンサ情報を生成することが可能になる。

システム２００は、センサデバイス（２００ａ、２００ｂ、２００ｃ、および２００ｎ）から情報を受信し、かつ責任を負うさまざまなサービスから温度、風速、地理的位置などのような結果／出力を協調させた後に、天候レポートを生成する最終アプリケーションに、サービス協調アプリケーション２０８への情報を誘導するように適合された中央システム２０４をさらに備える。システム２００は、能動的デバイススキャンを行い、センサ（２００ａ、２００ｂ、２００ｃ、および２００ｎ）からデータを取り出すように適合され、さらにコンテキスト情報を更新およびリフレッシュするデバイス／センサ管理モジュールをさらに備える。

システム２００は、中央システム２０４を使用してサービスおよびデバイスのマッピングを作成し、さらに、コンテキストに基づきサービスを協調させるように適合される。本発明は、コンテキスト管理システムを別個に使用するアーキテクチャをまったく使用しない。

システム２００はデバイス登録方法を利用する。システムは、デバイスのＭＡＣアドレスを、コンテキストだけでなくデバイスにより提供されるサービスのサービス識別子でタグを付けることによりデバイス識別子を作成し、デバイス識別子からコンテキストを抽出する、より高速な手法を得るようにさらに適合される。システム２００は、コンテキストに動的に基づきサービスを協調させる、より高速な手法を可能にする。

システム２００は、デバイス登録を行っている間に、コンテキスト情報、デバイスの固有媒体制御アクセスアドレス、および動作／サービス識別子を関連付けて、中央システム２０４によりデバイス識別子を作成する。システム２００は、デバイス管理モジュールの一部としてのコンテキスト抽出モジュールを使って、デバイス識別テーブルの中のセンサ／デバイスのコンテキスト情報を更新するために、所定の時間間隔で断続的にスキャンを行うように構成される。

本発明においてさまざまな修正および変形を行うことができることが当業者には明らかであろう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲およびその均等物の範囲に入るという前提で、この発明の修正形態および変形形態を包含するものとする。

Claims (10)

1. 任意のスマートスペース内部での複数の異種センサ／デバイスのコンテキスト認識協調サービスプロビジョニングのための、追加のまたは外部のコンテキスト管理手段なしのユビキタスコンピューティングシステムであって：
   ａ．複数のセンサ／デバイス情報を受信するように適合されたサービス協調プラットフォーム；
   ｂ．固有デバイス識別子および関連するサービス識別子をそれぞれ有する、前記サービス協調プラットフォームと通信可能に結合された複数の異種分散センサ／デバイス；
   ｃ．サービス識別子が、各センサ／デバイスにより提供されるサービスに関連付けられ、キーの役割を果たすように構成されること；
   ｄ．複数の接続されたデバイス／センサの発見および登録を行っている間に、前記デバイスの固有媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレスを、前記デバイスのコンテキスト情報と、および前記デバイスにより提供される前記サービスの動作／サービス識別子と関連付けることにより、デバイス識別子を作成するように適合されたデバイス／センサ管理モジュール；
   ｅ．各センサ情報を、デバイス識別子、関連するサービス、および前記センサ／デバイスから定期的に前記受信したコンテキスト情報と相関させるように構成されたデバイス／センサ管理モジュール；
   ｆ．前記デバイス管理モジュールにより、前記センサ／デバイスのＭＡＣアドレスおよびサービスｉｄに対応する各センサの前記コンテキスト情報を動的に更新するように構成されたデバイス識別テーブル（サービス−コンテキスト−デバイスｉｄ）；
   ｇ．所定の時間間隔でスキャンを断続的に行って、センサのコンテキスト情報を抽出するように構成された、デバイス管理モジュールの一部であるコンテキスト抽出モジュール；および
   ｈ．前記サービス協調プラットフォームへの少なくとも１つのサービスリクエストが、サービスｉｄを少なくとも１つのセンサに対応するキーとして使用して、前記デバイス識別テーブルから少なくとも１つのデバイス−サービス−コンテキスト関係を取り出すように構成されること
   を備えるシステム。
2. 発見された各デバイスに対して、前記デバイス管理モジュールにより固有デバイス識別子が作成され、前記発見された各デバイスをその後に登録するために、複数のデバイス特有様態の関連付けマップが生成され、前記デバイス識別子は、前記デバイスの固有媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレス、前記デバイスの抽出されたコンテキスト情報、および前記デバイス／センサにより提供される前記サービスの前記動作／サービス識別子を備える、請求項１に記載のシステム。
3. 少なくとも１つのデバイス管理モジュールを維持するための中央制御システムをさらに備える、請求項１に記載のシステム。
4. デバイス管理モジュールの前記一部である前記コンテキスト抽出モジュールは、デバイス／センサ発見段階中にコンテキスト抽出を行い、前記デバイス管理モジュールにより使用される前記抽出されたコンテキストを構文解析してデバイス識別子を作成し、デバイス識別テーブルを更新する、請求項１に記載のシステム。
5. 前記デバイス／センサの前記コンテキスト情報および前記デバイス／センサの対応するサービスの各インスタンスが、前記デバイス識別子でダグを付けられる、請求項１に記載のシステム。
6. 任意のスマートスペース内部での複数の異種センサ／デバイスのコンテキスト認識協調サービスプロビジョニングのための、追加のまたは外部のコンテキスト管理手段を利用することなく実装されたユビキタスコンピューティング方法であって：
   ａ．サービス協調プラットフォームに通信可能に結合された複数の異種分散センサの固有デバイス識別子を構成するステップ；
   ｂ．前記サービス協調プラットフォームへの複数のセンサ情報を受信するステップ；
   ｃ．各センサ（デバイス）により提供されるサービスのサービス識別子と、前記デバイスの固有媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレスとの、および前記デバイスのコンテキスト情報との関連付けを作成し、サービス識別子がキーの役割を果たすように構成されるステップ；
   ｄ．デバイス管理モジュールを介して、前記サービス協調プラットフォーム上でセンサ（デバイス）情報を受信するステップ；
   ｅ．各センサ情報を、各センサのＭＡＣアドレスおよび関連するサービス識別子、ならびにコンテキスト情報と相関させるようにセンサ／デバイス管理モジュールを構成するステップ；
   ｆ．前記デバイス管理モジュールにより、前記センサ／デバイスのＭＡＣアドレスおよびサービスｉｄに対応する各センサ／デバイスの前記コンテキスト情報を動的に更新するようにデバイス識別テーブル（サービス−コンテキスト−デバイスｉｄ）を構成するステップ；
   ｇ．所定の時間間隔でスキャンを断続的に行って、センサのコンテキスト情報を抽出するように構成された、デバイス管理モジュールの一部であるコンテキスト抽出モジュールを構成するステップ；および
   ｈ．サービスｉｄを少なくとも１つのセンサに対応するキーとして使用して、前記デバイス識別テーブルから少なくとも１つのデバイス−サービス−コンテキスト関係を取り出すように構成された、前記サービス協調プラットフォームへの少なくとも１つのサービスリクエストを構成するステップ
   を備える方法。
7. ユーザが指定した時間間隔で前記デバイス管理モジュールにより前記センサの定期的スキャンを行うことにより、前記コンテキスト情報を更新するステップをさらに備える、請求項６に記載の方法。
8. 発見された各デバイスに対して、デバイス管理モジュールにより固有デバイス識別子が作成され、複数のデバイス特有様態の関連付けマップが生成され、前記デバイス識別子は、前記デバイスの固有媒体アクセス制御（ＭＡＣ）アドレス、前記デバイスの抽出されたコンテキスト情報、および前記センサ／デバイスにより行われる前記サービスの動作／サービス識別子を備える、請求項６に記載の方法。
9. 前記センサ／デバイスの前記コンテキスト情報の各インスタンスが、前記対応するデバイスのＭＡＣアドレス、および前記センサにより提供される前記サービスの前記サービス識別子でタグを付けられる、請求項６に記載の方法。
10. 前記コンテキスト抽出は、前記デバイス発見段階から開始され、デバイス管理モジュールの前記一部である前記コンテキスト抽出モジュールにより定期的に行われる、請求項６に記載の方法。

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