JP2014527859A - 外科用矢状鋸本体、及びブレードバーと一体に形成された補強リブを有するブレードカートリッジ - Google Patents

外科用矢状鋸本体、及びブレードバーと一体に形成された補強リブを有するブレードカートリッジ Download PDF

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Abstract

外科用矢状鋸のブレードカートリッジ(90)は、ブレードバー(92)と、該ブレードバーに取り付けられたブレードヘッド(94)と、該ブレードヘッドを作動させる少なくとも1つの駆動ロッド(96)とを備えている。ブレードカートリッジを補強するために、リブ(140)がブレードバー(92)から突出している。リブは、ブレードカートリッジを取り付ける鋸ヘッドの上側に配置されるように、ブレードバーの近位端の上側に位置付けられている。【選択図】図3

Description

本願発明は、一般的には、外科用矢状鋸の本体及びブレードカートリッジに関するものであり、このような鋸本体及びブレードカートリッジの組立体が、ブレードカートリッジの屈曲を防ぐと共にブレードカートリッジと一体に形成されるリブを有するものである。
矢状鋸は、整形外科手術に用いられる電動外科工具である。矢状鋸は、一般的に、モーター及びハンドピースを備え、該ハンドピースは、モーターの作動を調節するように構成された相補的な制御回路を収容するようになっている。このハンドピースから前方(遠位側)に延びるヘッドが設けられ、ヘッド内には振動駆動シャフトが設けられている。振動駆動シャフトには鋸ブレードが着脱可能に取り付けられている。鋸ブレードには露出した状態の遠位縁(前縁)が設けられ、この遠位縁(前縁)に歯が形成されている。これらの歯は、鋸ブレードを押し付けた組織を切断するものとなっている。ハウジング内の駆動機構は動力を生成するように構成されている。この動力が振動駆動シャフトを作動させて、振動駆動シャフト及びそれに取り付けられた鋸ブレードが、鋸ブレードの配向方向にて前後のパターンで運動するようになっている。鋸本体がこのように作動すると、鋸ブレードの歯は、それらを押し付けた組織に対して右、左、右、左の順のパターンで運動する。そして、鋸本体を保持する外科医によって加えられた前方圧力に伴って、これらの歯が、ブレードを押し付けた硬質組織を切断かつ分離することとなる。
矢状鋸は、骨を選択的に除去する整形外科手術において用いられることが多くなっている。矢状鋸を用いる整形外科手術の特定の一例としては、関節置換手術が挙げられる。その名前から推測されるように、この種の手術では、外科医が、患者の関節間の骨を切除して、人工関節と取り換える。整形外科手術では、切除される部分を残りの骨から分離する際、この切除される部分を正確なラインに沿って確実に除去することが重要となり、この正確性が重要となる。なぜならば、置換される関節は、典型的には、骨の切断ラインによって適所に残された空間内に正確に嵌合可能に設計された部品を含んでいるからである
骨に適切な切口を形成することを確実にするために、外科医は、典型的には、切断ガイド又は冶具と呼ばれることもある切除ガイドを、先ず、切口の作成位置に隣接する骨の部分に取り付ける。切除ガイドの一形式においては、正確に形成された一組のスロットを有するブロックの形態に構成されたものが存在する。このようなスロットがラインを画定し、このラインに沿って骨が切断されることとなる。外科医は、鋸ブレードをスロット内に連続的に挿入することによって骨を除去する。鋸は、鋸ブレードをスロット内に挿入した時点で作動する。このような構成によって、外科医は、正確に画定されたラインに沿って骨を切断することができる。
多くの標準的な矢状鋸本体及びそれらの相補的な鋸ブレードは、該鋸ブレードを押し付けた骨を十分に切断可能とする。しかしながら、これらの組立体に関連するいくつかの制限が存在する。多くの市販の矢状鋸は、振動駆動する平面鋸ブレードを備えている。この鋸ブレードによって、該鋸ブレードを挿入するスロットを画定している切除ガイド材料の表面が不可避的に擦られることとなる。このような繰返しの接触によって、スロットを画定する材料が摩耗して、最終的には、スロットが、もはや目的とする切断ラインを正確に画定することができないほど広くなる場合がある。このような摩耗が生じると、切除ガイドの交換が必要となる。鋸ブレードが切除ガイドに対して繰返し接触することによって、ガイドが移動する可能性もあることを同様に理解されたい。もしも正確な切口を望むのであれば、このガイドの移動が最小限であることも望ましくない。さらに、切除ガイドを形成する材料の摩耗によって、材料の微細な粉塵が生じることとなる。この粉塵の一部が、手術を行う手術部位に不可避的に堆積することになる。その結果、医療関係者は、手術中に、この粉塵を除去するための手術部位の洗浄にかなりの時間を費やすことが必要となる。このプロセスを繰返し行わねばならない場合、手術を行う際の主要な目標の1つに逆らうこととなる。すなわち、切開された組織が感染に晒される時間及び患者が麻酔下にある時間の両方を最小限に抑えるために、手術は、可能な限り迅速に行われるべきということである。上述したように、従来の矢状鋸の振動駆動ブレードによっては、ブレードを挿入するスロットを形成している切断ガイドの表面が繰返し摩耗することになる。このブレードの摩耗によってもたらされるさらに他の1つの欠点は、電力を消費するということにある。多くの矢状鋸はバッテリー駆動となっている。ブレードの摩耗のために摩擦を上回って消費される電力によって、矢状鋸を作動するために利用される電力全体が低下する。そのため、1回の充電によってバッテリーが矢状鋸に動力がもたらされる時間の全体が短くなる。
さらに、鋸ブレードが切除ガイドの表面を摩耗させ、次いで、この表面から切除ガイドを引き抜くことの結果として、ブレードの痙動(jerk)が生じることになる。この痙動は、ブレードからハンドピースを通って、鋸本体を保持する外科医の手に伝達する。その結果、外科医は、この痙動を受けた際にはハンドピースを安定して保持するために、いくらかの筋肉を制御しなければならない。また、ブレードの前後運動が不可避的であることの結果として、矢状鋸自体の振動も不可避的となっている。ここでもまた、鋸が振動すると、外科医はその鋸本体を安定して保持するために、いくらかの意識的な又は無意識的な物理的努力をしなければならない。時間の経過に連れて、この振動を抑えるように鋸本体を保持しなければならないということが、著しく精神的かつ物理的な疲労をもたらすこととなる。
「ハンドピースと、ガイドバー、振動駆動可能なブレードヘッド、及び該ブレードヘッドの作動のための駆動ロッドを有する着脱可能なブレード組立体とを備える外科用矢状鋸」と題する出願人の譲渡人による特許文献1と、「割出しヘッドと、振動上側鋸ブレードを作動させるための工具を必要としないブレード連結組立体とを備える外科用矢状鋸」と題する出願人の譲渡人による特許文献2とは、上述した制限を本質的に無くすことを可能とする鋸本体及び相補的な鋸ブレードを開示している。これらの文献は、参照することによって、ここに含まれるものとする。これらの発明のブレード組立体は、各々、ブレードヘッドを旋回可能に取り付けたバーを備えている。バー内に配置された駆動ロッドは、近位側(後方)に延びている。ブレードバーは、この発明の鋸本体の一部であるヘッドに対して離脱可能に取り付けられている。駆動ロッドは、鋸ヘッドと一体に形成された振動駆動シャフトに連結されている。この発明の鋸が作動すると、振動駆動シャフトは前後に運動し、この運動によって駆動ロッドが往復運動する。これによって、駆動ロッドは、ブレードヘッドを取り付けた旋回点を中心として、ブレードヘッドを振動駆動させることとなる。
上述した鋸本体及びブレード組立体は、遠位側に位置するブレードヘッドのみが振動駆動するように設計されており、ブレードバーは静止している。これによって、ブレードの全体が前後に運動する場合に生じる問題の多くが解消されることになる。
上述の特許文献のブレード組立体は良好に機能するものであるが、このような組立体は屈曲する可能性がある。この屈曲は、スカイビング(表面切削:skiving)と呼ばれることもある。スカイビングは、特に、ブレードヘッドを組織に対して押し付けた際に、ブレード組立体による切除を組織に対する正常角からズレた角度で行う状況にて生じるものとして知られている。このスカイビングは、もしも閾値を超えるのであれば、状況次第では望ましくないものとなる。
米国特許第7,497,860号明細書 米国特許第7,704,254号明細書
本発明は、新規の鋸本体及びブレードカートリッジ組立体に関する。
本発明のブレードカートリッジは、1つ又は複数の補強リブを有するように形成された静止ブレードバーを備えている。リブは、ブレードカートリッジの屈曲、すなわち、ブレードカートリッジのスカイビングを最小限に抑えるように鋸に対して位置決めされている。さらに詳細には、リブは、ブレードカートリッジの屈曲を防ぐと共に、鋸を切除ガイド内に位置決めする外科医の能力を制限しないように、鋸の構成要素に対して位置決めされている。
本発明のいくつかの態様では、補強リブは、ブレードカートリッジを取り付けた鋸本体に着座するブレードバーの部分上に延びている。本発明のいくつかの好ましい態様では、補強リブは、ブレードカートリッジを取り付けた鋸本体における最近位部の一部の前方に延びないように形成されている。
本発明の多くの態様では、締付け組立体がブレードバーを鋸本体に離脱可能に保持するように構成されている。締付け組立体においては、ブレードバーが、該ブレードバーを取り付けた鋸本体の部分におけるブレードバーの遠位端の前方及び遠位端の近位側の位置にて係合するようになっている。本発明のこれらの態様では、補強リブが、ブレードバーを鋸本体にクランプする部分の少なくとも前方及び/又は後方に延びるものとなっている。
本発明は、請求項において具体的に明記されており、本発明の上記の及び他の特徴及び利点は、添付の図面と関連して以下の詳細な説明を読むことによって、より良く理解されることであろう。
本発明の鋸本体及びブレードカートリッジ組立体を示す図である。 鋸本体のヘッド内におけるサブ組立体の分解図である。 本発明のブレードカートリッジの斜視図である。 本発明のブレードカートリッジの分解図である。 ブレードカートリッジの上側プレートの断面図である。 ブレードカートリッジがどのように鋸本体の鋸ヘッドに離脱可能に固定されるかを示す断面図である。
図1は、本発明の鋸本体及びブレードカートリッジ組立体40を示している。組立体40は、鋸本体42と、該鋸本体に取り付けられたブレードカートリッジ90とを備えている。鋸本体42はハウジング44を備えている。ハウジング44は、上部に位置する細長のバレル領域46を有している。ハウジング44の一部でもあるピストルグリップ状のハンドル48が、バレル領域46から下方に延びている。図1に破線の円筒として描かれているモーター50が、ハウジングのバレル領域46の内側に配置されている。本発明のいくつかの態様では、モーター50は、ブラシレス/センサレス式のDCモーターとなっているが、これは、例示に過ぎず制限されるものではない。本発明の他の態様では、モーター50は、ブラシ及び/若しくはセンサを有するDCモーター、AC駆動モーター、又は空圧駆動若しくは油圧駆動されるモーターであってもよい。本発明の図示されている態様では、鋸本体42はコードレス式の電動工具となっている。ハンドル48の台尻に離脱可能に取り付けられたバッテリー52は、モーターに通電するための電荷を含むものとなっている。ここでもまた、本発明は、これに制限されるものではないことを理解されたい。本発明の代替的態様では、モーター50の作動に必要な電力をもたらすために、電源コード、空気ライン、又は油圧ラインがハウジング44に接続されていてもよい。
また、トリガー58が、バレル46の下方にて、ハウジングのハンドル48の前端から遠位側(前方)に延びている。(「遠位側」という用語は、ハンドピース42が向けられる手術部位の方を意味することを理解されたい。「近位側」という用語は、手術部位から離れる方を意味している。)トリガー58は、鋸ハウジング44に移動可能に取り付けられている。破線により矩形として描かれている制御回路60は、トリガー58の作動を監視するものである。トリガー58の作動の程度に基づいて、制御回路60は、モーター50を選択的に通電し、モーターローター64(図2に示す)を所望の速度で回転させるようになっている。制御回路の構造は本発明の範囲外である。
図1及び図2に示されているヘッド66がバレル46から前方に延びている。ヘッド66は平坦な上面68を有している。ブレードカートリッジ90の近位端がヘッド上面68の上に着座している。ヘッドの内側には内側ハウジング69が配置されている。ヘッド及び内側ハウジングに取り付けられた2つのサブ機構は、ブレードロック機構70及び駆動機構82となっている。
図示されていないが、多くの場合、ヘッド66はハウジング44に回転可能に取り付けられていることを理解されたい。例えば、本発明の多くの態様では、ヘッドは、ハウジングのバレル領域46を貫通する長手軸の延長線周りに回転可能になっている。これによって、施術者は、ブレードカートリッジ90を鋸40に貫通させた軸に対して配置される面を設定することができる。
ブレードロック機構70は、ヘッド上面68の上方に延びる連結ロッド72を備えている。ブレードロック機構70は、連結ロッド72を移動させて、ヘッド上面68に対する連結ロッドのヘッドからの高さを設定するようになっている。連結ロッド72の位置は、ロック機構70の一部でもある手動設定ロックナット74によって固定されるようになっている。具体的には、連結ロッド72は、ブレードカートリッジ90をヘッド66に取り付けるか又はヘッド66から取り外すことを可能にする第1の状態、すなわち、装填状態と、第2の状態、すなわち、実行状態との間で移動するようになっている。実行状態では、連結ロッド72は、ブレードカートリッジ90を鋸ヘッド66に離脱可能に保持している。さらに詳細には、連結ロッド72は、ブレードカートリッジを鋸ヘッド面68と連結ロッドとの間にクランプさせるように、以下に説明するブレードカートリッジのブレードバー92に当接する構成となっている。
駆動機構82は2つの駆動ピン84を備えている。駆動ピン84は、ヘッド上面68の上方に突出している。駆動機構82はモーター50に接続されている。駆動機構82は、モーター50の作動時に、駆動ピン84を互いに向き合った円弧状に振動させるように構成されている。駆動ピン84の振動によって、ブレードカートリッジ90の一部である以下に説明するブレードヘッド94の旋回が生じることになる。
図3及び図4を参照して、ブレードカートリッジ90について説明する。ブレードカートリッジ90は、ブレードヘッド94を旋回可能に取り付けた静止ブレードバー92を備えている。ブレードヘッド94から遠位側に延びる駆動ロッド96が、ブレードヘッドを鋸駆動ピン84に接続している。駆動ロッド96は、鋸駆動ピン84の振動をブレードヘッド94に伝達するように構成されている。
ブレードバー92は下側プレート102及び上側プレート104を備えている。プレート102,104はいずれも略平坦状になっている。下側プレート102は、近位側に位置する基部108を有している。基部108は概して台形の形態となっており、互いに向き合った側縁は、互いに対称になっており、かつプレート102の近位端から外側に向くテーパを付されたものとなっている。基部108のこれらの側縁は、プレート102の残りのより遠位側に位置する側縁間においてわずかな距離だけ外方に突出している。プレート102は、さらに、基部108に位置する2つの開口112を有するように形成されている。各開口112は切頭楕円の形態にあり、開口112の湾曲縁は近位側を向いており、遠位端において、開口112は直線縁を有している。これらの開口112の主軸は、プレート102の長手軸と平行になっており、かつ該長手軸を中心として対称に位置している。下側プレート102は、さらに、2つのボス113を有するように形成されている。ボス113は、プレートの基部108から上方に突出している。さらに詳細には、ボス113は、(プレート102のより狭幅の主領域の外側に位置する)プレートボス113の互いに向き合った遠位部分から外方に延びている。
基部108及び開口112の遠位側(前方)において、下側プレート102は、キーホール状開口114を有するように形成されている。プレート102は、開口114にプレート長手軸上に中心を設けるように形成されている。開口の狭幅領域は、開口の最近位配置部分となっている。プレート102の遠位端の近位側において、下側プレートは、2つの追加的開口116を有するように形成されている。各開口116は切頭楕円の形態となっており、開口112の1つに対して長手方向にて真っ直ぐに並んでいる。各開口116は、対応する開口112と鏡面対称の関係になっている。各開口116の湾曲端は遠位側を向いており、近位端において、開口116は直線端を有している。
下側プレート102は、さらに、該プレートの内面から上方に延びる円筒状ボス117を有するように形成されている。ボス117は開口116間に位置している。開口116の前方において、下側プレートは、さらに、複数の開口118及び複数の開口120を有するように形成されている。開口118は、プレート102の外側に沿って位置する楕円形状の開口となっている。2列の開口118が設けられており、その1列がプレートの各側に位置している。下側プレート102は、開口118の主軸をプレートの長手軸と直交させるように形成されている。開口120もまた楕円状に形成されている。開口120は2つ設けられており、このような開口120は、開口118の列間に配置されている。
図4及び図5を参照して、上側プレート104について説明する。上側プレート104は、下側プレート102と概略的に同じ外周輪郭を有するように形成されているので、この輪郭の説明については省略する。上側プレート104は、さらに、プレートの縁から下方に延びるリップ128を有するように形成されている。プレート102,104は、協働して、上側プレート104を下側プレート102の上に配置した際に、上側プレートリップ128を下側プレート102の隣接縁周りにて延ばすように寸法決めされている。上側プレート104は、リップ128を下側プレート102の近位端及び下側プレート102の互いに向き合った長手方向に延びる側縁の周りにて延ばすように形成されている。従って、組立時に、ブレードバー92は、下側プレート102と上側プレート104との間における遠位端開口(開口には符号が付されていない)を有することになる。
ブレードバーの上側プレート104は、さらに、2つの開口132、1つの開口134、及び2つの開口136を有するように形成されている。各開口132は、下側プレートの開口112と同じ形状及び方向性を有している。開口134は、下側プレートの開口114と同じ形状及び方向性を有している。開口136は、開口116と同じ形状及び方向性を有している。ブレードカートリッジ90が組み立てられた際、プレート102,104は互いに溶接されることになる。これらのプレート開口は、ブレードカートリッジの組立プロセスの最後にて、各上側プレート開口132を下側プレート開口112の1つの上に重ね合わせ、上側プレート開口134を下側プレート開口114の上に重ね合わせ、各上側プレート開口136を下側プレート開口116の1つの上に重ね合わせるように配置されるものとなっている。
略平坦なブレードバーの上側プレート104は、2つのリブ140を有するように形成されている。プレート104は、これらのリブ140に該プレートの長手軸と平行でかつ該長手軸に対して対称的な長手軸を設けるように形成されている。各リブ140は、開口132のそれぞれの前方に位置し、該開口132のそれぞれと長手方向にて真っ直ぐに並んでいる。さらに詳細には、各リブ104は、関連する開口132から約0.2cm前方の箇所から前方に延びているとよく、約4.0cmの長さを有しているとよい。従って、各リブ140は、上側プレートの基部内に部分的に位置して、該基部から前方に延びていることとなる。各リブは、プレート104の面の上方にて約0.1cm突出しているとよい。プレート104は、約0.04cmの厚みを有しているとよい。リブ140の側面及び両端は湾曲している。
プレート104の近位端のすぐ前方にて、上側プレートは、図3にて符号を付した2つのガセット部(gusset)141及び単一のガセット部142を有している。ガセット部141,142は、開口132に対して近位側に位置している。ガセット部141は円形に形成されており、プレート104の長手軸に対して対称に位置している。各ガセット部141は、隣接する開口132の長手軸の外方に位置している。ガセット部142は楕円状に形成されている。ガセット部142の短手軸はプレート104の長手軸上に位置している。ガセット部141の中心及びガセット部142の長手軸は真っ直ぐに並んでいる。上側プレート104は、該プレートの面に対して凹んだ2つのガセット部144,146もまた有している。これらのガセット部は、いずれもプレート104の長手軸上に中心を有している。ガセット部144は、リブ140の近位端のいくらか前方の箇所から前方に延びている。ガセット部144は、開口136の近位端のいくらか近位側の箇所まで延びている。リブ140間のガセット部144の領域は比較的幅広になっている。開口134は、ガセット部のこの部分に形成されている。開口134の前方において、ガセット部144には内向きテーパが付されている。リブ140の遠位端のいくらか近位側の箇所からガセット部144の遠位端に向かって、ガセット部144は一定の狭幅を有している。ガセット部146は三角形状に形成されており、プレート開口136の前方に位置している。リブ140及びガセット部144,146は、典型的には、型打ちのプロセスによって形成されている。
上側プレート104の遠位端のいくらか近位側において、該プレートは、2列の楕円状開口145を有するように形成されている。開口145の各列は、プレート104の片側に隣接して位置している。従って、開口145は、ガセット部146の両側に位置している。開口145は、下側プレート開口118と同様、それらの主軸をカートリッジバー92の長手軸と直交させるように配置されている。
ブレードヘッド94は、比較的薄肉の基部148を備えている。ブレードヘッドの基部148は、上側プレート102と上側プレート104との間の間隙内にて振動するように寸法決めされている。本発明の一態様では、ブレードヘッドの基部148は、下側プレート102及び上側プレート104の互いに向き合う面間における間隙の幅よりも約0.002cm小さな厚みを有しているとよい。ブレードヘッドの基部148は、広い近位端を有しており、狭い遠位端に向かって付されたテーパを有している。基部148の近位端は、さらに、各側縁に隣接して足部分150を有するように形成されている。各足部分150は円弧状に形成されている。さらに、貫通穴152が、ブレードヘッドの基部148の近位端のすぐ前方の箇所に形成されている。各貫通孔152は、包囲している足部分150の中心を位置させた軸上に中心を有している。ブレードヘッドの基部148の遠位端は、さらに、凹状の半円ノッチ154を画定するように形成されている。ノッチ154は、ブレードヘッド94の長手軸上に中心を有している。ブレードヘッドの基部148は、さらに、貫通窓156を画定するように形成されている。窓156は、ブレード52を組み立てた際に、上側プレートガセット部146を窓に貫通させるように位置決めされている。
ブレード94は、基部148と一体に形成されたクラウン部158を有している。クラウン部158は、関連する基部148よりも大きな厚みを有している。ブレードの歯160がクラウン部158に形成されている、さらに詳細には、ブレードヘッドのクラウン部158は、歯160によって切除された切口を、該切口内へのブレードバー92の挿入を可能にするために十分な広さを有するように形成されている。ブレードヘッドのクラウン部158の正確な形状は、特定の切口形状の関数に基づくものであり、その他の点では本発明に関連するものではない。(図1のクラウン部と図3及び図4のクラウン部との間にいくらかの違いがあるが、これらの違いは、本発明に関連するものではない。)
駆動ロッド96がブレードバーの下側プレート102と上側プレート104との間に配置されている。各駆動ロッド96は、金属の平坦な細長片の形態となっている。駆動ロッド96は、各ロッドの近位端に円形の足部分162を位置させるように形成されている。各足部分162は、ロッド96の遠位側に延びる細長部分よりも大きな厚みを有している。本発明のいくつかの態様では、駆動ロッド96の基本的な厚みは約0.38mmであるとよく、足部分162は約1.1mmの厚みを有しているとよい。各足部分162は、中心に位置する貫通孔164を有するように形成されている。貫通孔164は、鋸駆動ピン84を受け入れるように寸法決めされている。
フィンガー166及びピン172が、各駆動ロッド96をブレードヘッド94に旋回可能に接続している。2つの平行に重なるフィンガー166は、各駆動ロッド96の互いに向き合った遠位端面から前方に延びている。従って、フィンガー166は、駆動ロッド96の露出した主面の外方に位置している。フィンガー166間の間隙は、ブレードヘッド基部の足部分152がフィンガー間にすべり嵌合するようになっている。各フィンガー166は、孔168を有するように形成されている。フィンガー孔168は、フィンガーの各対のこれらの孔を、駆動ロッド96から前方に延びるフィンガーの領域にて互いに重ねるように形成されている。本発明の図示されている態様では、フィンガー166は駆動ロッド96と一体に形成されている。
ブレードヘッド94は、各基部の足部分150をフィンガー166のそれぞれの対間の間隙に着座させるように、ブレードカートリッジ90の残りの部分に取り付けられる。ブレードヘッド94がこのように位置決めされると、各ブレードヘッド孔152は、フィンガー孔168のそれぞれの対と真っ直ぐに並ぶことになる。ピン172が、位置合わせされたブレードヘッド孔152とフィンガー168孔との各組内に嵌合され、駆動ロッド96をブレードヘッド94に保持することになる。各ピン172は、該ピンを、着座した互いに向き合ったフィンガー孔168に溶接するか又は他の方法によって固定するように構成されている。
一旦、ブレードヘッドと駆動ロッドとのサブ機構が作られたならば、このサブ機構が、下側プレート102の内面に配置される。ブレードヘッド94は、下側プレートのボス117をブレードヘッドのノッチ154内に着座させるように位置決めされる。次いで、上側プレート104が、下側プレート102、ブレードヘッド94、及び駆動ロッドの上に着座される。さらに詳細には、上側プレート104は、上側プレートのリップ126を下側プレート102の外周周りに着座させるように位置決めされる。この配置の結果、駆動ロッド96の近位端における足部分162が、下側プレート開口112及び上側プレート開口132内に着座することとなる。フィンガー166及びピン172は、下側プレート開口116及び上側プレート開口136内に着座する。ブレードヘッドクラウン部は、プレート102,104の前方に突出する。次いで、プレート102,104が一緒に溶接され、ブレードカートリッジ90の組立が終了することになる。
組立体40においては、ブレードカートリッジ90を鋸本体42に取り付けることによって、その使用の準備が整うことになる。カートリッジ90は、カートリッジ下側プレート102の近位部分を鋸ヘッド上面68上に配置するように位置決めされる。さらに詳細には、カートリッジ90は、鋸駆動ピン84を、図1及び図6に示されるように、駆動ロッド足部分150内の孔152内に着座させるように位置決めされる。また、カートリッジ90は、連結ロッドをカートリッジバー92の重なっている開口114,136に貫通させるように位置決めされる。次いで、ロックノブ74が作動し、これによって、ロック組立体が連結ロッド72をバー上側プレート104に対して下方に押圧することになる。カートリッジ92に対する連結ロッド72の当接によって、ブレードカートリッジ90が鋸本体42に離脱可能に保持されることになる。鋸40及びブレード90は、実行状態にある。
本発明の記載されている態様では、ブレードカートリッジ90が鋸40に取り付けられた際、リブ140が連結ロッド72の両側に位置することになる。各リブ140は、連結ロッド72に対して、ブレードカートリッジに沿って近位側及び遠位側方に延びることになる。リブ140は、鋸ヘッド66の遠位端の前方には延びないようになっている。従って、リブ140は、ブレードバー92の遠位端の近位側の箇所で終端していることを理解されたい。具体的には、本発明の多くの態様では、リブ140が、ブレードバー全長の50%未満の距離に渡ってブレードバー上にて延びているとよい。
リブ140は、ブレードカートリッジのブレードバー92、さらにブレードカートリッジ90の全体を補強することになる。リブによって補強をもたらすこのような一例は、力が下側プレートに加えられた場合である。リブが存在しない場合、ブレードバーは、連結ロッド72を、ブレードカートリッジを鋸ヘッド66にクランプさせた箇所の前方にて上方に屈曲させる傾向にある。連結ロッドの前方に位置するリブ140の領域によって、鋸ヘッド66の上側に配置されたブレードカートリッジの部分の屈曲が防がれることとなる。これによって、鋸40の前方におけるブレードカートリッジの上向き屈曲、すなわち、ブレードカートリッジの上向きスカイビングが実質的に低減することになる。
代替的に、押し返されない力がバー上側プレート104に加えられることがある。リブが存在しないと、ブレードバー92は、鋸ヘッド66の遠位端を中心として旋回するレバーとして作用する可能性がある。この旋回作用は、ロッド72をブレードバーに対して保持する連結機構70の構成要素に対抗するように働く。この力は、連結ロッド72をいくらか上方に変位させることがある。この変位は、ブレードカートリッジ90を鋸本体42に対して保持するロッド72の能力に悪影響を与えるのに十分なものではない。しかしながら、連結ロッドのこの変位は、鋸ヘッドの遠位端の近位側に位置するブレードカートリッジ90の部分がヘッド面68から離れる方にいくらか移動する可能性があることを意味している。ブレードバー92の近位端のこの変位によって、ヘッド66の前方に延びるブレードバーの部分の下向き移動、下向き屈曲、又は下向きスカイビングが抑制されないことになる。
リブ140は、連結ロッド72の遠位側及び近位側の両方におけるブレードバー92のこの上向き屈曲を防ぐことになる。鋸ヘッド面68に着座したブレードカートリッジの部分のこの屈曲を制限することによって、鋸ヘッドの前方に延びるカートリッジ90の部分が鋸ヘッド66から下方に屈曲し、下向きのスカイビングの発生頻度が減少することになる。
本発明のさらに他の特徴は、リブ140が鋸ヘッド68の遠位端の遠位側(前方)に延びていないことである。これによって、リブが切除ガイド内へのブレードカートリッジの挿入を妨げないことが確実になる。
上述の説明は、本発明の一実施形態のみに関するものであることを理解されたい。本発明は、これまでに説明してきた特徴と異なる特徴を有していてもよい。例えば、本発明のいくつかの態様は、単一リブのみを備えていてもよい。本発明のこれらの態様は、リブが比較的広くなるように解釈されるべきである。本発明のさらに他の態様は、3つ以上のリブを備えていてもよい。
同様に、本発明は、ブレードカートリッジが2つの駆動ロッドを有する本発明の態様に制限されるものではない。本発明の代替的態様では、ブレードカートリッジは、単一の駆動ロッド又は3つ以上の駆動ロッドを有していてもよい。本発明のいくつかの代替的態様では、駆動ロッド及びブレードヘッドが単一片構造であってもよい。
同様に、鋸本体は、カートリッジ90を鋸ヘッド68にクランプする異なる構造的特徴部を有していてもよい。これらの特徴部は、ブレードカートリッジの両側に、カートリッジバー92を押圧する一組のピンを備えていてもよい。代替的な係止機構は、カートリッジバー92を下方に押圧するバー又はロッドであってもよい。本発明のこれらの実施形態の多くの態様では、1つ又は複数のリブが、鋸締付け要素の近位側及び前方に延びている。カートリッジは、これらの締付け要素に係合する開口以外の特徴部を有していてもよい。
本発明のいくつかの態様では、少なくとも1つのリブは、ブレードバーから上方に延びていなくてもよい。本発明のこれらの態様では、リブは、鋸ヘッドの側面に隣接して下方に延びていてもよい。本発明のこれらの態様では、鋸ヘッドは、ヘッドの最遠位側に配置された前面に向かって内向きテーパが付された側面を有していてもよい。代替的に、本発明のこれらの態様では、鋸ヘッドは、1つ又は複数の溝を有するように形成されていてもよい。1つ又は複数の下方に延びるリブを有するブレードバーが鋸本体に装着されると、各リブは、相補的な溝内に着座することになる。
同様に、本発明の全ての態様において、1つ又は複数のリブは、必ずしも、鋸締付け要素から近位側(後方)及び遠位側(前方)の両方に延びている必要はない。本発明のほとんどの態様において、1つ又は複数のリブは鋸締付け要素の前方に延びている。これによって、鋸ヘッド68の前方におけるブレードカートリッジの屈曲が防がれることになる。同様に、本発明のいくつかの態様では、ブレードカートリッジは複数組のリブを有していてもよい。第1の組のリブは、鋸締付け要素の前方に延びる1つ又は複数のリブを備えており、第2の組のリブは、鋸締付け要素の後方に延びており、鋸の構造に依存して、第2の組のリブのいくつか又は全てが、第2の組のリブのいくつか又は全てから長手方向に離間しているとよい。さらに、本発明のいくつかの態様では、リブの少なくとも1つがカートリッジを着座させた鋸面の前方に延びるように、ブレードカートリッジを形成することが望ましいことがある。
従って、本願の請求項は、本発明の真の精神及び範囲内に含まれるこれらの変更及び修正の全てを包含することが意図されたものとなっている。

Claims (17)

  1. 互いに向き合う近位端及び遠位端を有するブレードバー(92)と、該ブレードバー内にて前記ブレードバーの遠位端に隣接して配置された基部(148)、並びに該基部から前方に延びており、歯(160)を設けており、かつブレードヘッドにより切除された切口内に前記ブレードバーの遠位端を収容可能とするように形成されたクラウン部(158)を有するブレードヘッド(94)と、該ブレードヘッドの基部から前記ブレードバーの近位端に向かって延びる少なくとも1つの駆動ロッド(96)とを含むブレードカートリッジ(90)と、
    前記ブレードカートリッジのブレードバー(92)の近位端領域を受け入れるように形成された表面(68)を有する鋸ヘッド(66)と、該鋸ヘッドに取り付けられた振動駆動機構(82)であって、前記少なくとも1つのブレードカートリッジの駆動ロッド(96)に係合するように形成された駆動部材(84)を有し、回転モーメントを受けると共に該回転モーメントを前記駆動部材(84)の振動に変換するように構成されて、前記駆動部材によって前記ブレードカートリッジの駆動ロッド(96)を往復動させ、前記駆動ロッドの往復動によって前記ブレードヘッド(94)の振動を発生させるように構成された振動駆動機構(82)とを含む鋸本体(42)と
    を備え、
    前記ブレードバー(92)が前記ブレードバーの外側面から延びる少なくとも1つのリブ(140)をさらに含むように、前記ブレードカートリッジ(90)が形成され、
    前記リブが、前記鋸ヘッドの表面(68)の上側に配置された前記ブレードバーの部分上にて延びるように位置し、
    前記ブレードバーの部分にて、前記少なくとも1つのリブが前記ブレードバーに沿って延び、
    前記少なくとも1つのリブが、前記ブレードバーの遠位端に対して近位側に離間して配置された遠位端を有している、矢状鋸本体及びブレードカートリッジ組立体。
  2. 前記鋸ヘッド(66)が遠位端を有し、
    前記少なくとも1つのリブ(140)が、前記鋸ヘッドの遠位端の前方にて延びないように形成されている、請求項1に記載の矢状鋸本体及びブレードカートリッジ組立体。
  3. 前記鋸本体(40)がロック機構(70)を有し、
    前記ロック機構が、前記ブレードカートリッジ(90)を前記鋸ヘッド(66)に離脱可能に保持するように、前記ブレードカートリッジのブレードバー(92)に離脱可能に係合する構成になっている、請求項1又は2に記載の外科用鋸本体及びブレードカートリッジ組立体。
  4. 前記鋸ヘッド(66)が遠位端を有し、
    前記ロック機構(70)が、前記ブレードカートリッジのブレードバー(92)を前記鋸ヘッドの表面(68)に押圧するように構成された連結要素(72)を有し、
    前記連結要素が、前記鋸ヘッドの遠位端に対して近位側に離間して配置され、
    前記ブレードカートリッジの少なくとも1つのリブ(140)が、前記鋸ヘッド(72)の連結要素の遠位側に延びるように前記ブレードバー(92)上に位置している、請求項3に記載の外科用鋸本体及びブレードカートリッジ組立体。
  5. 前記鋸ヘッド(66)が近位端を有し、
    前記ロック機構(70)が、前記ブレードカートリッジのブレードバー(92)を前記鋸ヘッドの表面(68)に押圧するように構成された連結要素(72)を有し、
    前記連結要素が、前記鋸ヘッドの遠位端に対して遠位側に離間して配置され、
    前記ブレードカートリッジの少なくとも1つのリブ(140)が、前記鋸ヘッド(72)の連結要素に対して近位側に延びるように前記ブレードバー(92)上に位置している、請求項3又は4に記載の外科用鋸本体及びブレードカートリッジ組立体。
  6. 前記ブレードカートリッジ(90)が前記鋸本体(42)に取り付けられた場合に、前記少なくとも1つのリブを前記鋸ヘッドの表面(68)から外方に延ばすべく、前記ブレードカートリッジが、前記少なくとも1つのリブ(140)を前記ブレードバー(92)から外方に延ばすように形成されている、請求項1〜5のいずれか一項に記載の外科用鋸本体及びブレードカートリッジ組立体。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の組立体の一部として用いられる前記ブレードカートリッジ(90)であって、
    互いに向き合った前記近位端及び遠位端を有する前記ブレードバー(92)と、
    前記ブレードバーの近位端に隣接すると共に前記ブレードバーの外側面から外方に延び、前記ブレードバーに沿って長手方向にて遠位側に延び、かつ前記ブレードバーの遠位端に対して近位側の部分にて終端するように形成された前記リブ(140)と、
    前記ブレードバー内に前記ブレードバーの遠位端に隣接して配置された前記基部(148)、並びに該基部から前方に延びており、前記歯(160)を設けており、前記ブレードヘッドにより切除された切口内に前記ブレードバーの遠位端を収容可能とするように形成された前記クラウン部(156)とを有する前記ブレードヘッド(94)と、
    前記ブレードヘッドの基部から前記ブレードバー(92)の近位端に向かって延びる前記少なくとも1つの駆動ロッド(96)と
    を備えているブレードカートリッジ。
  8. 複数の前記駆動ロッド(96)が、前記ブレードヘッドの基部(148)から前記ブレードバー(92)の近位端に向かって延びている、請求項7に記載のブレードカートリッジ。
  9. 前記ブレードバー(92)が、相補的な締付け要素に係合するための特徴部(114)を有するように形成され、該特徴部が前記ブレードバーの近位端の前方に位置し、
    前記少なくとも1つのリブ(140)が、前記締付け要素を受け入れるための前記特徴部に対して遠位側に延びている、請求項7又は8に記載のブレードカートリッジ。
  10. 前記ブレードバー(92)が、相補的な締付け要素に係合するための特徴部(114,132)を有するように形成されており、該特徴部が前記ブレードバーの近位端の前方に位置しており、
    前記少なくとも1つのリブ(140)が、前記締付け要素を受け入れるための前記特徴部に対して近位側に延びている、請求項7〜9のいずれか一項に記載のブレードカートリッジ。
  11. 前記相補的な締付け要素に係合するための前記ブレードバーの特徴部が、前記ブレードバー(92)を貫通する開口(114,134)となっている、請求項9又は10に記載のブレードカートリッジ。
  12. 前記少なくとも1つのリブ(140)が、前記ブレードバーの近位端に対して遠位側の位置から前記ブレードバー(92)に沿って遠位側に延びている、請求項7〜11のいずれか一項に記載のブレードカートリッジ。
  13. 前記ブレードバーが複数の前記リブ(140)を含んでいる、請求項7〜12のいずれか一項に記載のブレードカートリッジ。
  14. 前記リブが、前記ブレードバー(92)の表面上にて約0.1cm延びている、請求項7〜13のいずれか一項に記載のブレードカートリッジ。
  15. 前記ブレードバー(92)が2つのプレート(102,104)から構成されている、請求項7〜14のいずれか一項に記載のブレードカートリッジ。
  16. 前記少なくとも1つの駆動ロッド(96)が、前記駆動ロッドの近位端にて、相補的な前記鋸本体の駆動部材(84)を受け入れるように形成された足部分(162)を有し、
    前記ブレードバー(92)が開口(112)を有するように形成され、
    前記駆動ロッドの足部分が前記開口を通ってアクセス可能に構成され、
    前記開口が、前記ブレードバー(92)の近位端の前方に位置し、
    前記リブが、前記ブレードバーの開口に対して遠位側の部分から前記ブレードバー(92)に沿って遠位側に延びている、請求項7〜15のいずれか一項に記載のブレードカートリッジ。
  17. 前記ブレードバー(92)内にて前記ブレードバーの近位端に隣接するようにボス(116)が配置され、
    前記ブレードヘッドの基部(148)が、前記ボスに対応して配置され、かつ前記ボスの周りにて振動するように構成されている、請求項7〜16のいずれか一項に記載のブレードカートリッジ。
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