JP2014526850A - 携帯機器識別情報の管理 - Google Patents

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Abstract

通信ネットワーク内の携帯通信機器で用いる識別情報を管理する方法を開示する。最初に、識別情報管理プロセスがトリガされる。その後、携帯通信機器と関連する1以上のパラメータが検出される。識別情報管理プロセスは以下の特徴を有する。前記1以上のパラメータにより決定される識別情報管理ルールが検出される。次に、識別情報データベースが検索される。識別情報データベースの各レコードは識別情報及び各識別情報に対する追加の識別情報を含み、前記検索は前記識別情報管理ルールに従ってレコードを優先する。次に、前記識別情報管理ルールに従うレコードが前記検索中に見つかったとき、識別情報が選択される。次に、携帯通信機器のアクティブ識別情報が既に前記選択された識別情報ではないときに前記アクティブ識別情報が前記選択された識別情報に変更される。この方法とともに使用するように構成された加入者識別モジュールも開示する。
【選択図】図3

Description

本発明は通信に関し、具体的には通信ネットワークに伴う携帯機器の識別情報の管理に関する。
顧客の基本的な識別情報は、通常、固有の人物であるが、機械や、ときには部署などの組織体であってもよい。通信ネットワーク自体に関しては、識別情報はネットワークの要素により認識される又はネットワークの要素に添付される1以上の識別子で表される。モバイル通信の分野では、このような識別情報は、一般に、SIM(Subscriber Identity Module)に格納される顧客のIMSI(International Mobile Subscriber Identity)、電話番号MSISDN(Mobile Subscriber Integrated Service Digital Network Nuber)、または、他の重要な識別情報、たとえば、MAC(Media Access Control)アドレス、IPアドレス、電子メールアドレス、またはIMEI(International Mobile Equipment Identity)などである。
GSM(登録商標)(Global System for Mobile communication)では、携帯通信機器に挿入されるSIMを用いて認証が行われる。これは、ネットワーク接続を管理するとともに、ユーザ識別情報及びネットワーク加入者キーを管理する。ネットワークサービスには2種類あり、ホームサービスとローミングサービスである。
「ローミング」は、ホームロケーションとは異なる場所までサービスの接続性を拡張することを意味する。ユーザが携帯電話機のような携帯通信機器を携行して加入先事業者のサービス提供範囲、すなわち「テリトリ」の外に移動するとき、機器はローミング方法/サービスを用いてサービスにアクセスできる。しかしながら、複数の自宅に居住する人の数が増加しており、また、当然のことながら、航空機や自動車といった機械は、人間にとって意味するような「自宅」ではない。このようなユーザは現在のシステムにより十分にサービスされない。
旅行者が国境や地域の境界付近を移動するときに経験する別の問題は、携帯電話機が物理的にはホームテリトリ内にあっても、不意に外部ネットワークに接続されることである。通常の動作では、ハンドセット(即ち携帯電話機)がネットワークに一旦接続されると、信号が消失するか加入者が手動で切断しないかぎり、接続が維持される。その結果として、ユーザは、物理的にはホームテリトリにいたにもかかわらず、思いもしない時間分の高額なローミング課金を課される。カナダ、米国及びインドなどの国内でローミングが行える地域では、上記のようなことにより、顧客がまったく移動していないにもかかわらず偶発的に高額の課金がなされることがある。
ユーザが旅行しているときにこれらの課金を減らすのに役立つ選択肢はあまりない。
一つの選択肢は、ユーザが、訪問先のテリトリごとに1つずつ、複数の追加のプリペイ式SIMを購入することである。SIMは、電子回路が埋め込まれたプラスチック製カードで、固有のシリアル番号と携帯電話ユーザごとの固有の国際番号(IMSI)を有する。SIMは、携帯機器と利用可能なセルラーネットワークとの間の通信を可能にする。したがって、テリトリごとに1つずつ複数の異なるSIMを購入することで、ユーザはもともとのSIMを、訪問先のテリトリにとって適切なSIMと交換することができる。そのようにして、携帯機器が外部ネットワークの加入者としてみなされる。すなわち、ユーザがローミング課金を受けることなく、通話を受発信したりデータサービスを利用したりできる。
この選択肢には、多くの欠点がある。
・ユーザは、複数の異なるSIMカードを購入して持ち歩かなくてはならない。
・ユーザは、各SIMカードと関連するアカウントに十分なクレジットがあることを確認しておかなくてはならない。さらに、多くの異なるネットワークに対する未使用のクレジットは回収されず、無駄になり、好ましくない。
・複数の異なるSIMアカウントを維持することは、やっかいで時間がかかり、相当なユーザの手間が生じる。
・加入者がSIMを交換するとき、携帯番号が変わるので、通常使用している番号で呼が受けられなくなる。さらに、加入者が発呼するときには、発信者番号(Caller Line Identifier(CLI))は新番号であり、したがって受信者には未知である。よって、被呼者は、発呼者を認識しないので、着呼を拒否することになり得る。
・司法当局は、有害な人物を追跡する努力をしているが、同一人物の多数の複製を効果的に追跡しなければならないことで悩まされている。
従来技術にはこれらの問題の少なくとも幾つかに対処するための幾つかの試みがある。
特許文献1は、携帯電話機のユーザ(またはアプリケーション)が呼を受け付ける仲介サービスの電話番号(秘密の場合もある)を先頭に追加し、先頭に追加した情報を省いてから宛先の番号を発呼する手法に関する。発呼側は、発呼を自動的に終了させ、返呼(コールバック)を待つ。仲介サービスはユーザに返呼して接続を確立し、これによりユーザは通常のローミング料金より安価な料金で通話できる。これは、ユーザが誰かにコンタクトしようとするときに、通信チャネルに遅延を生じるという欠点を有する。さらに、ユーザは、携帯端末用ソフトウェアの互換性の問題に起因して、非常に悪い使い勝手を経験することになる。携帯電話機の型式にもよるが、返呼があるまでは電話機が「何も機能していない」ように見えたり、「発呼失敗」や「呼妨害」などの奇妙なメッセージが表示されたり、あるいは、まったくサービスが機能しなかったりする。
別の従来の手法は、フレキシブルストリップ(しばしばスリムSIMと呼ばれている)を含む機械的装置である。この装置は複数のSIMをハンドセットに物理的に接続し、SIM間の切り替え手段ととともに使用することができる。この装置はハンドセット内に追加のSIMを格納するために若干のスペア空間を必要とし、この解決法はSIM同士が互換的でない(例えば異なるデータ速度又は電圧を使用する)場合に実現が難しい。また、1つを除くすべてのSIMのイメージをスリムSIMチップ及び使用する残りのSIM上にクローン化することができる(one plus many clones solution)。この場合も、物理的フォームファクタが多くのハンドセットと互換性がなく、SIMのクローン化は多くの国で非合法であるため、ほとんどの場合契約違反になる。
複数の携帯加入者データセットを事前プログラムする機能を提供できるMulti−IMSI SIMを利用することが可能である。このデータセットは、ときとしてIMSIと誤解されて「multi−IMSI SIM」と誤って称されるが、実際は、それぞれIMSIとその他のネットワーク関連データとを有するデータセットである。これらのSIMは、電話機の位置に基づいてその電話機に正しいデータセットを提示する処理能力及びアルゴリズムを有する。これにより電話機は懸案中のネットワークの「ローカル」加入者として現れる。
多数の固定フォーマットの二重及び多重IMSI SIMシステムがVeriSign(登録商標)、Gemalto(登録商標)といった企業により販売されており、これらについて、特許文献2〜5などの種々の特許出願に記載されている。これらのシステムでは、1つのソフトウェアがSIMや携帯端末や別の電子モジュールで実行されて、位置と利用可能なネットワークとに基づいてどのIMSIを使用すべきか判断を行う。かかるシステムは、ときに、Smart SIMと呼ばれるが、実際にはこれは不適切な名称である。というのも、すべてのSIMはマイクロプロセッサとメモリとを搭載してスマートであり、ネットワーク選択と認証プログラムを実行するからである。
しかしながら、これらのシステムは、一般にネットワーク可用性が時間の経過とともに変化するため比較的柔軟性に乏しく、ユーザによる情報判断を必要とする。その結果、操作の失敗及び不適切なネットワーク選択を生じ得る。
改良されたシステムが本出願人の先行出願である特許文献6に開示されている。これに開示されたシステムでは、中央サービス−「IMSIブローカ」−が携帯ハンドセットのSIMに必要に応じ新しい識別情報を提供するように構成されている。この手法は、従来技術の幾つかの問題に対処するが、携帯ハンドセットにおいて信頼でき且つ有効な識別情報の選択を行うという問題を本質的に解決していない。
国際公開第2006/002951号パンフレット 国際公開第2007/102003号パンフレット 国際公開第99/55107号パンフレット 国際公開第02/21872号パンフレット 国際公開第00/49820号パンフレット 国際公開第2011/036484号パンフレット
第1の態様では、本発明は通信ネットワーク内において携帯通信機器で用いる識別情報を管理する方法を提供し、該方法は、識別情報管理プロセスをトリガするステップ、前記携帯通信機器と関連する1以上のパラメータを検出するステップ、前記識別情報管理プロセスにおいて、前記検出した1以上のパラメータで決定される識別情報管理ルールを選択するステップ、前記識別情報管理プロセスにおいて、各レコードが識別情報及び各識別情報に対する追加の識別情報を含んでいる識別情報データベースを検索し、前記検索は前記識別情報管理ルールに従うレコードを優先するステップ、前記識別情報管理プロセスにおいて、前記識別情報管理ルールに従うレコードが前記検索中に見つかったとき、識別情報を選択するステップ、及び前記識別情報管理プロセスにおいて、前記携帯通信機器のアクティブ識別情報が既に前記選択された識別情報ではないときに前記アクティブ識別情報を前記選択された識別情報に変更するステップを備えることを特徴とする。
本発明者等は、位置に関するパラメータよりもむしろ携帯通信機器自体と関連するパラメータの方が識別情報の選択に特に重要であるということを究明したので、本方法は特に有効である。これは、一部の識別情報(例えば関連する通信ネットワークの特性又は動作方法のため)は個々の携帯通信機器にとって他のものより特に有効で、問題にならないことが確かめられたためである。
好ましくは、前記識別情報の各々はIMSIを含む。
前記1以上のパラメータはハンドセットタイプを含む。これはハンドセットのIMEI内のTACコードから決定することができる。前記1以上のパラメータは携帯通信機器と関連するサブスクリプションタイプを含んでもよく、サブスクリプションタイプはデバイスオペレーティングシステム及び通信タイプのうちの1つ以上に関連する。これらのパラメータは、携帯通信機器とネットワークの特定の組み合わせで起こり得る問題を避けるために有効な識別情報の選択を可能にする。
前記追加の情報は各識別情報に対してMCC及びMNCを含んでよい。そうすれば、MCC又はMNC値の一部又は全部の照合に基づいた識別情報の選択が可能になり、前記識別情報管理ルールにとって有利である。前記識別情報管理ルールにより定められた一致がない場合には、照合識別情報プールから新たな識別情報を選択することが可能になる。
アクティブ識別情報を変更するプロセスは携帯通信機器の前記1以上のパラメータに従って決定されるようにするのが有利である。これにより、アクティブ識別情報の変更を携帯機器自体の能力に従って有効に実行することが可能になる。
前記アクティブ識別情報の変更時に前記新たな識別情報に何のサービスも付与されない場合には、前記アクティブ識別情報は何のサービスも付与されなかった識別情報とは異なるバックアップ識別情報に変更されるようにするのが有利である。これにより、携帯機器は理論的に最適であるが実際にはサービス問題を有する識別情報で固定されることがなくなり、このアプローチによれば、最初の識別情報の選択が有効でない場合でも依然としてサービスが生じる。
他の態様では、本発明は、移動体通信ネットワークで用いる複数の識別情報を有する、携帯通信機器用の加入者識別モジュールを提供し、前記加入者識別モジュールは、メモリ及びプロセッサを備え、前記メモリは前記プロセスにより実行される識別情報管理プロセス及び識別情報データベースを備え、前記プロセッサは、識別情報管理プロセスをトリガ時に開始させ、前記携帯通信機器と関連する1以上のパラメータを検出し、前記識別情報管理プロセスにおいて、前記検出した1以上のパラメータで決定される識別情報管理ルールを選択し、前記識別情報管理プロセスにおいて、各レコードが識別情報及び各識別情報に対する追加の識別情報を含んでいる識別情報データベースを検索し、前記検索は前記識別情報管理ルールに従うレコードを優先し、前記識別情報管理プロセスにおいて、前記識別情報管理ルールに従うレコードが前記検索中に見つかったとき、識別情報を選択し、及び前記識別情報管理プロセスにおいて、前記携帯通信機器のアクティブ識別情報が既に前記選択された識別情報ではないときに前記アクティブ識別情報を前記選択された識別情報に変更する、ように構成されていることを特徴とする。
本発明の特定の実施形態を一例として添付図面を参照して以下に記載する。
本発明が動作し得る従来の通信システムの概要を示す図である。 識別情報が中央サーバにより提供されるシステムの機能ブロック図であり、本発明の実施形態によるSIMの要素も示す。 本発明の一態様による識別情報管理プロセスの要素を示す。 図3のプロセスにおける種々の可能なトリガステップ及びその結果を示す。 図3のプロセスで用いるIMSI選択手順を示す。 図5のIMSI選択手順で用いるIMSIプールを管理するプロセスを示す。 図3のプロセスで用いるデータレコード構造を示す。ある。
図1は、本発明の実施形態により解決される一般的なローミング問題を示すための2つのセルラー通信ネットワークの概略図であり、1つのネットワークは英国のもので、もう1つのネットワークはイタリアのものである。現実には、もっと多くの移動体通信事業者(Mobile Network Operator(MNO))、仮想移動体通信事業者(Mobile Virtual Network Operator(MVNO))、または仮想移動体通信サービス提供者(Mobile Virtual Network Enablers(MVNE))があり、従ってもっと多くのセルラー通信ネットワークが存在する。しかしながら、図1は、簡略化のために、2つのネットワークのみについて示す。
第1のユーザが、たとえば英国で、第1のユーザのローカルネットワークにおける第1の携帯電話機10から、外部(すなわちイタリア)のネットワークの第2のユーザ20に発呼するとき、その呼は、ローカルネットワークの基地局サブシステム(BSS)30を経由してローカルネットワークのスイッチングサブシステム(local−NSS)32にルーティングされる。そして、その呼は、共通線信号No.7(Signaling System No.7(SS7))ネットワーク34を経由して外部ネットワークへ、そして外部ネットワークのスイッチングサブシステム(foreign−NSS)36を経由してその外部ネットワークの基地局サブシステム38へルーティングされる。呼は、最終的に、第2のユーザの携帯電話機20にルーティングされる。反対方向の呼は、同様に、外部ネットワークの基地局サブシステムを経由して外部ネットワークのスイッチングサブシステム36へ、SS734を経由してローカルネットワークのスイッチングサブシステム(local−NSS)32へ、さらにローカルネットワークの基地局サブシステム(BSS)30へ、そして最終的に第1の携帯電話機10へと、ルーティングされる。
正しい着呼者への呼のルーティングは、ネットワークサブシステムの一部分を構成する複数の位置レジスタを経由して行われる。特定のセルラー通信ネットワークに登録した全ユーザに関する記録が、そのネットワークのホームロケーションレジスタ(Home Location Register(HLR))40、42に保持される。HLR40、42は、特定のネットワークの使用を許可する権限が与えられた各携帯電話加入者の詳細情報を保有する中央データベースである。
HLRは、携帯電話事業者(すなわち、MNO、MVNOまたはMVNE)により発行される各SIMカードの詳細情報を格納する。SIMは電子回路が埋め込まれたプラスチックのカードであり、携帯電話機に挿入される。各SIMは、国際移動電話加入者識別番号(International Mobile Subscriber Identity(IMSI))と称される固有の識別情報を有し、これは各HLR記録の主キーである。IMSIは、GSMネットワークと同様にCDMAやEVDOネットワークを含む他のネットワークと接続するあらゆる携帯電話ネットワークで使用される。
IMSIは、通常15桁の長さであるが、例外もある。典型的には、最初の3桁はMobile Country Code(MCC)であり、次いでMobile Network Code(MNC)(2桁(欧州標準)または3桁(北米標準))が続く。残りの桁はそのネットワークの顧客ベースにおけるMobile Station Identification Number(MSIN)を有する。
SIMは、また、一以上のMSISDN(Mobile Subscriber Integrated Services Digital Network Number)を有し、これは携帯電話機が発呼や着呼に用いる電話番号である。各MSISDNも、HLR記録の主キーである。
要するに、HLR、MSISDN、IMSI、及びSIMには関連がある。SIMは、IMSIの記録を格納する物理的な機器である。MSISDNは、携帯電話機を識別する固有の番号である。IMSIは、ネットワークに加入するユーザの固有の識別情報であり、そして、HLRはMSISDNをIMSIに(及びその逆に)対応付けするシステムである。
上記のことは、ユーザが自分のホーム/ローカルネットワークから離れて外部ネットワークにローミングするとき(そのネットワークをローミング先ネットワークと称する)にも当てはまる。しかしながら、携帯電話機がホーム/ローカルネットワーク以外のネットワークに接続しようとするとき、携帯電話機がローミング先ネットワークを使用する権限を付与されているかどうかを検証するために、そのローミング先ネットワークはホーム・ネットワークと通信を行う。この通信が可能であるのは、多くの利用可能なネットワークの事業者間で相互の合意が形成されているからである。
ユーザが自らの加入先(ホーム)でのサービスから離れて別の事業者のサービス領域でローミングするとき、メッセージがSS7ネットワークを介して取り交わされ、ローミング先ネットワークの事業者がホーム・ネットワークのHLRから情報を取得して一時的な加入者記録をビジターロケーションレジスタ(Visitor Location Register(VLR))44、46に生成する。VLRは、ネットワーク事業者により(HLRが維持されるのと同様にして)維持されるデータベースである。しかしながら、携帯電話スイッチングセンタ(MSC)のVLRは、そのMSCのサービスエリア内に現在位置する携帯電話機のユーザに関する情報を一時的に保持する。この携帯電話機から発呼されるとき、VLRが権限付与のためにチェックされ、権限付与が許可されたとすると、携帯電話スイッチングセンター(MSC)が、課金目的で携帯電話機の使用履歴を追跡することを許可する。加入済みユーザがローミング先またはホーム・ネットワークに登録(接続)するとき、HLRにある加入者のプロフィール(すなわち、サービスが許可されている)が、VLRにダウンロードされる。すべての呼処理及び課金関連呼詳細記録(CDR)の生成は、MSCで行われ、HLRやVLRは関与しない。
ここで、図1の例を用いて説明すると、英国の携帯電話ネットワーク事業者に加入しているユーザが、イタリアを訪れる。ユーザがイタリアに到着して携帯電話機を起動すると、携帯電話機は利用可能なイタリアのネットワーク事業者36に接続しようとする。イタリアのネットワーク事業者は、SIMカードに格納されたIMSI番号から、そのユーザがそのイタリアのネットワークに加入していないことを識別し、そして、そのユーザの英国でのホーム・ネットワーク32に接続し、そのユーザがイタリアのネットワークの使用権限を有するか否かを検証する。
VLR46は、SS7を介してロケーションアップデート(LU)メッセージを伴った位置情報で英国のHLR40を更新する。LUメッセージは、LUメッセージの信号接続制御部(SCCP)フィールドに含まれるIMSIのグローバルタイトル変換に基づき、英国のHLRにルーティングされる。英国のHLRは、加入者の状況と、ローミング先ネットワーク、すなわちイタリアのネットワークでのサービス提供の可否についてイタリアのVLRに通知する。ユーザが許可されたときには、イタリアのネットワークは、そのユーザの一時的な記録をイタリアのVLR46に生成する。
上述のとおり、ローミングサービスに関連して、ユーザがローミング先ネットワークに接続することで、携帯電話機で発呼や着呼、またはデータサービス利用の際、高い課金が生じるという問題がある。このことは、ユーザがどこへ発呼しようが、ユーザがどこから着呼を受けようが同じである。上記の例では、イタリアを訪れているユーザは、英国のホーム・ネットワークや他のどこかに発呼したときと同様に、イタリアの国内の電話番号に発呼したときもローミング課金が発生する。同様に、ローミング課金は、英国、イタリア、またはその他の地域の電話番号からの着呼にも適用される。
このようなローミング課金を減少させるための従来技術は、多くの異なるSIMカードを購入し、持ち運び、そのアカウントを維持することをユーザに要求し、または、ローミング課金を回避するサービスを使用するために、多大のユーザインタラクションを要するので、やっかいである。しかしながら、上述のとおり、これらの従来技術には、多くの既知の問題がある。
上述したように、特許文献6(その開示内容は参照することにより法律で許される程度に本明細書に組み込まれる)は通常のセルラー通信ネットワーク内に追加の中央サーバを設ける。追加の中央サーバは、携帯電話機が他の国又は地域でローミング先ネットワークに接続されるとき、必要に応じ、複数の追加のIMSIを携帯電話機に提供することができる。追加の中央サーバはIMSIブローカと称される。このようなシステムでは、IMSIブローカは、携帯電話機内のSIMカードがローミング先ネットワークに適切なIMSIを有するかどうかを決定するように構成される。その発明の実施形態に必要とされるSIMカードは、種々のネットワークに対する複数の代替的なIMSIを、代替的なIMSIが何時使用されるべきかを規定する関連ルールと一緒に格納することができる。この実施形態では、IMSIブローカは、多数の外部ネットワーク(FNO)用の代替的な(新たな)IMSIを格納するデータベースにアクセスでき、これらの新たなIMSIを、IMSIブローカを含むネットワークに加入しネットワーク間でローミングを行うユーザに、必要に応じて配布するように構成される。
この構成では、各SIMは、特定のテリトリ(国または地域)で実現し得る最適な呼率を達成するために使用できる複数のIMSIを格納する容量を有する。SIMは、また、実現しうる最適なIMSIの選択を導く一組のルールを有する。ユーザが別のテリトリ(たいていは別の国であるが、同じ国の中の別の地域であってもよい)に入るたびに、IMSIブローカは、実現しうる最適なIMSIと、そのテリトリ用のIMSIを選択するルールを発行する。IMSIブローカは、この新たなIMSIを無線通信(OverTheAir(OTA))でSIMに送る。この解決手段により、新たな包括的ネットワーク契約が利用可能になるときにSIMを取り替える必要がなくなる。加入者には、追加のIMSIが利用可能になった時と場所で発行される。
SIMのデータの更新と管理は利用可能なOTA無線接続を用いた無線インターフェースにより達成することができる。いくつかの例として、これらには限定されないものの、セルラー式信号伝送チャネル、セルラー式データ接続、テキスト・メッセージ送信、WiFi、Bluetooth(登録商標)及びWiMAXがあげられる。当業者であれば、OTAは、実現可能なすべての携帯器機(ハンドセット)との接続や、携帯器機への他のデータ転送手段、たとえばPCとの有線接続や赤外線等を含むことを理解するであろう。
この手法を使用すれば、SIMの製造時に、そのときの人気ある旅行先に対応した複数のIMSIを含むようSIMをプログラムすることができる。別の実施形態では、将来訪れるであろう国やテリトリのユーザ選択に応じて、ネットワークで登録された複数のIMSIをSIMにプログラムすることができる。また、別の実施形態では、SIMは、製造、登録後に1つだけのIMSIを有し、新たなまたは代替的なIMSIはすべて、ユーザが新たな国/テリトリを訪れたときにIMSIブローカから送られるようにしてもよい。
SIMは継続的に進化しており、現在知られているSIMは、最大で256個の異なるIMSIをSIMのメモリに格納できる。この数は、さらに増大する傾向にある。しかしながら、SIMに格納可能なIMSIの数にかかわらず、メモリには他の制約があるので、SIMに格納されるIMSIの数には上限が設けられる。IMSIの数が上限に達した場合、本発明の一実施形態では、SIMは新たに取得したIMSIで、格納済みのIMSIを動的に上書きする。どのIMSIを上書きするかの判断は、多くの要因に基づきなされる。たとえば、未使用のIMSIが最先に上書きすることができる。同様に、最近使用されたかまたは使用頻度が高いIMSIよりも、使用されてからの時間が最も長いかまたはより使用頻度が低いIMSIを先に上書きすることもできる。
本発明の実施形態はここに記載するとともにWO2011/036484に詳細に記載されているIMSIブローカとともに有効に使用できるが、IMSIブローカ自体は携帯機器における識別情報の管理を目的とする本発明の態様又は特徴ではない。
図2は、統合されたIMSIブローカ108及びこれとネットワークを介して通信するハンドセットSIM530を示す。ここで、ネットワークの意味は、単一のネットワーク事業者により運営される物理的なネットワークに限定されない。換言すれば、ネットワークという語は、共存するネットワークの集合体を意味してもよい。
ネットワークのMSCはHLR111と通信し、HLR111は次いでIMSIブローカ108及びインテリジェント・ネットワーク(Intelligent Network(IN))/バックオフィス・サービス・システム(BackofficeServices System(BSS))モジュール113と通信する。IN/BSSモジュールは、ネットワーク加入済みの各ユーザに関するレコードを有するユーザDBにアクセスする。IN/BSSモジュール113は課金目的で記録を保持すべく、ユーザの使用、すなわち、音声通話、SMS、データ使用等を監視することを担っている。一実施形態では、INモジュール113は、発信者番号識別(CLI)としても知られる発信者識別情報をローミング通話中に確実に格納することを提供し、着呼側への透明性の確保を担っている。
IMSIブローカ108は、異なるテリトリ/位置の複数の利用可能なIMSIを有するデータベースである、IMSIプール109にアクセスする。IMSIは、その性格上、テリトリ固有のものである。それらは、国ごとに固有であるとともに、国(すなわち、米国やインドなど)の中の地域ごとに固有であってもよく、それらの地域では、国間のローミングと同様に地域間ローミングの課金があってもよい。1つのテリトリ内のHLRに登録されるIMSIは、異なるテリトリのネットワークのHLRに接続すると、ローミングとみなされる。したがって、IMSIプール109にはテリトリごとに使用可能な適切なIMSIのサブプールまたは範囲が含まれる。このことは、後に詳述する。
IMSIブローカ108は、IMSIアップデータ500、及びIMSIチェッカ510、及びルールマネージャ520を備える。
ネットワークは、携帯電話機に、必要に応じて更新メッセージを送信するよう構成されたOTAモジュールも有する。更新メッセージは、代替的なIMSI及び/又はルール更新メッセージを含んでよい。この更新機能は、代替的IMSIまたは関連するルールを提供することだけに限られず、SIMカードに他の更新や設定の承認(例えばインストールされたソフトウェアの新バージョンなど)を提供するためにも用いてもよい。
HLRは、さらに、複数の外部ネットワーク(外部ネットワーク事業者により運営される)と通信するよう構成される。HLRと外部ネットワーク間の通信チャネルは、SS7ネットワークを介する。
図2は、SIM530内の機能構成要素のブロック構成図も示す。図に示すように、SIMは、SIM上で機能段階を実行するための現在のIMSI540、現在のMSISDN542、SIMアプリケーション(SIMAPP)544、及び使用可能なIMSI、関連ルール及びMSISDNのデータベース546を備える。
当業者は、ISMSIブローカシステムの更なる詳細については必要に応じ特許文献6を参照されよう。本発明の実施形態を上記の図2に示すタイプのSIMに関連して以下に記載する。このようなSIMはここに示すIMSIブローカと関連して使用してもしなくてもよく、またこのようなシステム(または必要に応じユーザ識別情報を提供する異なるタイプのシステム)と独立に使用してもよい。
一つの態様では、本発明は通信ネットワーク内において携帯通信機器で用いる識別情報を管理する方法に関し、本方法は、
識別情報管理プロセスをトリガするステップ、
前記携帯通信機器と関連する1以上のパラメータを検出するステップ、
前記識別情報管理プロセスにおいて、検出した前記1以上のパラメータにより決定される識別情報管理ルールを選択するステップ、
前記識別情報管理プロセスにおいて、各レコードが識別情報及び各識別情報に対する追加の識別情報を含んでいる識別情報データベースをサーチし、前記サーチは前記識別情報管理ルールに従うレコードを優先するステップ、
前記識別情報管理プロセスにおいて、前記識別情報管理ルールに従う記録が前記サーチ
で見つかったとき、識別情報を選択するステップ、及び
前記識別情報管理プロセスにおいて、前記携帯通信機器のアクティブ識別情報を、そのアクティブ識別情報が既に前記選択された識別情報でないときに前記選択した識別情報に変更するステップ、
を有する。
このアプローチは種々のタイプの通信ネットワークで使用できるが、GSMネットワーク、又は3GPPで規定されている3G又はLTEネットワークに有効である。SIMは従来のSIMであっても、また3Gフォンのスマートカードで動作するUSIMであってもよい。「SIM」と言う語は以後あらゆるタイプのSIMに対して使用され、SIMカードとして、SIMカード上のアプリケーションとして、又は仮想的にインストールされたルーチンとして具体化されかどうかは問わない。好ましくは、このようなSIMは現在適用される標準規格に従って設計され、実装されている(現時点では、このような標準規格としてはETSI TS151.011, ETSI TS131.011, ETSI TS102.221, ETSI TS131.102, ETSI TS131.111及び ETSI TS151.014がある)。記載する方法を実装する有効な手法はUSIM及びSIMの組み合わせであり、そのSIM及びUSIM(以後(U)SIMと呼ぶ)はETSI TS151.011, ETSI TS131.011, ETSI TS102.221, ETSI TS131.102, ETSI TS131.111及び ETSI TS151.014に従って設計され、実装される。更に、本方法を実装する(U)SIMにアプリケーション及び追加のファイルを加えることもできる。
図3に示すように、本発明の一実施形態に従って動作するプロセスには一連の主なステップがある。それらは、トリガステップ1、識別情報選択ステップ2、プーリング識別情報選択ステップ3、及び識別情報交換ステップ4、5である。選択され、交換された識別情報は本例ではIMSIであるが、ここに示す手法は他のタイプの識別情報の選択及び交換に適用可能である。図3には示されていないが、状態の問い合わせを行う機構についても以下に記載する。
図4は、種々の可能なトリガステップ及びそれらの結果を示す。実施形態では、下記の任意のイベントがアプリケーションの更なる動作をトリガすることができる。
・(U)SIMがRESETから出る
・(U)SIMにより受信されるSIM又はカードアプリケーションツールキットプロファイルのダウンロード
・SIM又はカードアプリケーションツールキットEVENT(ロケーションステータス)
・任意の特定のUICCファイルのコンテンツへの変更
・STATUSコマンドが(U)SIMにより受信される
・特定のプラグインがWIB環境内で呼び出される
・ジャバシェアブルインターフェースを介する特定のメッセージによる
・リモートサービス(IMSIブローカ)からのメッセージによるアプリケーションで使用されるIMSIストレージへの変更
・リモートサービス(IMSIブローカ)からの、IMSIを特定のIMSIに変更する命令
・リモートサービスからの、IMSI選択モードを「AUTOMATIC」に変更する命令
トリガが、(U)SIMがRESETから出る、というイベントである場合には、アプリケーション自身が初期化する。この初期化の一部分として、SIMは禁止リスト(ETSI TS151011及びETSI TS102221に定義されている)からすべてのネットワークを除去するか、現在知っている位置に対して好適なネットワークだけを、ハンドセットがこのファイルを読み取る前に除去することができる。オプションとして、IMSI選択モードが「MANUAL」に設定される場合には、IMSI選択モードを「AUTOMATIC」に切り替えることができる。
トリガが、(U)SIMがSIM又はカードアプリケーションツールキットプロファイルのダウンロードを受信する、というイベントである場合には、アプリケーションがプロファイルダウンロードの内容を分析し、ハンドセットがアプリケーション機能の種々の特徴に対して持つサポートレベルを決定する。ハンドセットがSIM又はカードアプリケーションツールキットEVENT(ロケーションステータス)をサポートする場合には、入来するイベントを用いてIMSI変更を自動的にトリガし、さもなければ(U)SIMファイルの変更及びSTATUSコマンドを監視してIMSI変更をトリガする。OTAトリガ又はアプリケーションからカードへのトリガ(例えばWIB又はジャバアプリケーション)はTERMINAL PROFILEと関係なく常に使用可能である。
トリガが、SIM又はカードアプリケーションツールキットEVENT(ロケーションステータス)、である場合には、アプリケーションはPROVIDE LOCAL INFOMATION(セルID)を用いて現在のネットワーク(使用可能であれば)のネットワーク接続状態及びMCC及びMNCを決定し、次いでIMSI選択手順を遂行する。
トリガが、この目的のために監視している特定のファイルへの変更、である場合には、ファイル変更に続いて、アプリケーションはPROVIDE LOCAL INFOMATION(セルID)を用いて現在のネットワーク(使用可能であれば)のネットワーク接続状態及びMCC及びMNCを決定し、次いでIMSI選択手順を遂行する。
トリガが、(U)SIMにより受信されるSTATUSコマンドである場合には、アプリケーションはこのSTATUSコマンドがトリガとして使用されるかどうかを決定する。これは受信されるSTATUSコマンドの数又は他の手段に基づいて決定することができる。STATUSコマンドによりトリガされると、アプリケーションはPROVIDE LOCAL INFORMATION(セルID)を用いて現在のネットワーク(利用可能であれば)のネットワーク状態及びMCC及びMNCを決定する。アプリケーションはその後IMSI選択手順を遂行する。
トリガが、トリガタイプが自動にセットされるWIBプラグインコールに起因する又は選択モードが自動にセットされるシェアラブルインターフェースを介するジャバアプリケーションとの通信に起因する又は「AUTOMATIC」モードに入るリモートサービス(IMSIブローカ)からのメッセージに起因する、アプリケーションで使用されるIMSIストレージファイルへの変更である場合には、アプリケーションはPROVIDE LOCAL INFORMATION(セルID)を用いて現在のネットワーク(利用可能であれば)のネットワーク状態及びMCC及びMNCを決定する。アプリケーションはIMSI選択モードを「AUTOMATIC」にセットし、その後IMSI選択手順を遂行する。
トリガが、トリガタイプが手動にセットされるWIBプラグインコールに起因する又は選択モードが手動にセットされる共有可能インターフェースを介するジャバアプリケーションとの通信に起因する又はリモートサービス(IMSIブローカ)からのメッセージに起因する特定のIMSIの選択である場合には、IMSI選択モードが「MANUAL」モードセットされるとともに、IMSI交換プロセスが特定のIMSIを用いて遂行される。
IMSI選択手順をここで記載する。以下に詳細に記載する手順は自動プロセスであるが、手動の選択を許可することにより自動プロセスをバイパスするオプションもある。
自動IMSI選択プロセスは2ステップの手順である。
・ステップ1(図5に示す):検出したハンドセット及びネットワークのタイプに基づいた、特定のアクションに基づくIMSIの選択
・ステップ2(図6に示す):この目的(プーリング)のために利用可能なIMSIのプールからセット基準に基づくIMSIの選択。この選択は現在のネットワークに基づくものではない。
IMSI選択手順への進入時に、IMSI選択モードが手動にセットされる場合には、本方法は変更なしで終了する。
IMSI選択モードが自動にセットされる場合には、ハンドセットIMEIが検出され、スブスクリプションタイプがSIMから読み出され、MCC及びMNCがPROVIDE LOCAL INFORMATION(セルIDツールキットコマンド)の結果から検索される。このプロセスは図5を参照して以下に詳細に記載される。このプロセスは2つの主な段階、つまり、サブスクリプションタイプの決定及びサブスクリプションタイプ及びネットワークコードに基づく使用するIMSIの決定、を有する。
このプロセスは、例えばトリガステップに関して上述したような特定のアクションで開始される(ステップ1001)。次に、携帯機器のIMEI(International Mobile Equipment Identity,各携帯機器に固有の識別情報)が検索され(ステップ1002)、検索されたTACコード(TAC又はType Allocation ode)は機器のモデル及び出所を識別し、IMEIの一部分を構成する8桁の番号として与えられる。
TACコードは次にSIMに格納されたレコードと照合される(ステップ1003及び1004)。これは正確な一致とする必要はなく、ワイルドカードメカニズムを用いてTACコードの一部分のみの一致としてもよい。レコードが見つかった場合(ステップ1006)、使用する実際のサブスクリプションタイプ及び使用する交換メカニズムがSIMからの初期サブスクリプションタイプを用いてそのレコードから決定される。以下で検討するように、交換メカニズムは機器自体のパラメータに依存させてもよい。特定のIMEIの一致がない場合(ステップ1005)、デフォルトエントリとマークされたレコードを使用することができ、使用する実際のサブスクリプションタイプ及び使用する交換メカニズムはSIMからの初期サブスクリプションタイプを用いてデフォルトレコードから決定される。IMEIマッチングに対してデフォルトエントリがない場合には、サブスクリプションタイプは変更されず、交換メカニズムは本方法によりセットされたデフォルト交換メカニズムになる。
ハンドセットタイプと同様に、サブスクリプションタイプも携帯機器自体のプロパティである。ある場合には、それは機器自体のオペレーティングシステム及びプロセスによって決定される(例えば、アップル機器とブラックベリー機器はこのように区別される)。それは、機器はプリペイド又はポストペイプロトコルに従って動作するかどうか、又は機器は音声、データ又はその両者の組み合わせ用に設定されているかどうかによって決定されてもよい。
ハンドセットタイプ及びサブスクリプションタイプが確定されると、これがIMSI選択に使用される。最初に、現在アクティブなネットワークが決定され(ステップ1007)、現在のネットワークのMCC/MNCの組み合わせがSIMに格納されたレコードに照合される(ステップ1008)。IMEI/TACについて前述したように、MCC/NACコードの一部分のみの照合を使用してもよい。
レコードが見つかった場合(ステップ1009)、使用すべきIMSI(又は当該IMSIのレファレンス)が現在のサブスクリプションに対して割り当てられたIMSIを用いて決定される。これは概して現在のサブスクリプションに対して予め決定された一意の選択である。選択後に、IMSI交換プロセスが以下に更に説明されるように開始される(ステップ1011)。しかしながら、MCC/MNC照合に対して何のエントリもない場合(ステップ1012)、適切なIMSIを付与するためにプーリング機構が使用される。これについては図6を参照して検討される。
図6に示すプーリングプロセスは上述したようにして知ったハンドセットタイプ及びサブスクリプションに依存し、そのハンドセットタイプ及びサブスクリプションはプーリングプロセスにおいて利用可能な選択を、ハンドセットタイプ及びサブスクリプションにふさわしい選択に制限する。このプロセスは特定のMCC/MNCに対する一致がない場合に呼び出される。
IMSプーリングに対して多くの指定のメカニズムがあり、他の方法を無線で遠隔的に加えることもできる。使用するプーリングメカニズムの選択はSIMに格納してもよく、またトリガによるプロセスへの入力として付与してもよい。
ここに記載する実施形態では、以下のメカニズムをサポートすることができる。
・最初のエントリの使用:プーリングリスト内の最初のエントリに対してサブスクリプションタイプに基づくIMSIを常に使用する。
・初発のMCCの照合:現在のMCCを含む最初のプーリングレコードに対してサブスクリプションに基づいて指示されるIMSIを使用する、さもなければ最初のレコードを使用する。
・インローテーション:最後のスイッチオン前に使用されたプーリングレコードから次のプーリングレコードに対してサブスクリプションタイプに基づいて支持されるIMSIを使用する。
・ランダム:スイッチオン時に選択されたランダム選択プーリングに対してサブスクリプションタイプに基づいて支持されるIMSIを使用する。
・外部アプリケーション:1以上の外部アプリケーションがIMSI選択を行うために呼び出される。
これらの選択の実施及び結果として得られるプロセスが図6に示されている。
新たなIMSIが現在のIMSIと相違する場合、IMSI交換プロセスが続く。
新たなIMSIが現在のIMSIと同じでなく、且つ現在のIMSIが新たなIMSIに対して「許可されたネットワーク」に接続することを許されない場合(これは、PROVIDE LOCALINFORMATION(Cell ID)コマンドに応答する「限定サービス」、EVENT(Location Status)内の「限定サービス」指示又は任意のLoci file内の許可されないPLMN)又は「許可されないルーティングエリア」として指示され得る)、以下に示すリカバーサービスプロセスが続く。
SIMが「ネットワークバックアップモード」であって、指示されたMCCが先に指示されたMCCと同じである場合には、リカバーサービスプロセスが続く。しかしながら、SIMが「ネットワークバックアップモード」であって、指示されたMCCが先に指示されたMCCと異なる場合には、「ネットワークバックアップモード」はクリアされる。
ネットワークリカバーサービスは、期待されるサービスが利用可能でないときに使用される。この機能はオプションであり、本実施形態の他の機能の動作に影響を与えることなくディセーブルできるが、この機能は、SIMがサービスを期待するネットワーク上で自動選択IMSIが禁止されるときに、サービスをユーザに提供するために使用される。リカバーサービスプロセスは、現在のレコードに対して指示されたバックアップIMSI値が現在のIMSIと同じであるかどうかをチェックする。同じでない場合には、IMSIはIMSI変更手順を用いて変更される。その後SIMは「ネットワークバックアップモード」を有効としてセットする。
手動選択プロセスは自動プロセスの代わりとして選択され、例えばWIBプラグイン、シェアブルインターフェース経由のジャバアプレット、又はEFマニュアルIMSIファイルのOTAアップデートによりトリガすることができる。
このアプローチを使用すると、手動的に指示されたIMSI値が現在のIMSIと異なる場合には、アプリケーションが機器のIMEIをチェックし、それをEF_IMEI_Specific_Info内のレコードに照合する。その後、SIMに格納されたこのIMEI(又は不一致の場合のデフォルトレコード)に対して指示されたIMSI交換メカニズムが、IMSIを交換するために使用される。
図3に戻り説明すると、IMSIの交換を可能にするIMSI変更プロセスは次のように実行される。
IMSI変更プロセスへのエントリ時に、アプリケーションは最初に、選択すべき新たなIMSIが使用中の現存するIMSIと同じかどうかをチェックする。
同じである場合には、アプリケーションはIMSI及びその関連パラメータに何の変更も行うことなくプロセスから退出する。
異なる場合には、IMSI変更プロセスが動作する。このプロセスは、SIMがIMSIを変更する必要があることを決定する場合に開始される。IMSI交換プロセスはハンドセットタイプ及びそのハンドセットタイプに対するレコード内の関連エントリに基づいて行われる。
例えば、以下のプロセスをサポートすることができる。
・リフレッシュ(タイプ6)、通知したファイルをすべて変更
・リフレッシュ(タイプx)、xはルーチンに移動する
・電話機をスイッチオフ後に再びスイッチオンするよう求める表示をユーザに行う
・別のアプリケーション1を経由
・別のアプリケーション2を経由
続行する特定のプロセスは、有効な機能を確保するために、ハンドセットの能力に従って選択された特定のハンドセットタイプに対して決定されてもよい。
アプリケーションはカードアプリケーションツールキットREFRESHコマンドを使ってGSM/3G/LTEセッションをリセットするとともに、以下のファイルが変更されたことをハンドセットに知らせる。ハンドセットがこのコマンドをサポートしない場合には、代替アプローチが取られ、例えばアプリケーションは、ユーザがカードアプリケーションツールキットDISPLAY TEXTコマンドを使ってハンドセットをスイッチオフ及びオンすることを要求する。或いは、特定のハンドセットに対しては、異なるアプリケーションを完全に開始させてもよい。
UICCが再起動されるとき、REFRESHに起因して又はどんな変更プロセスが使われても、実施形態ではアプリケーションは以下の事項を、ハンドセットがそれらを読み込む前に変更することができる。
・DF GMS及びADF USIM内のEF IMSIが新たなIMSIにセットされる。
・EF SMSPが新たなIMSIに関連するSMSC値に変更される(オプション)
・EF OPLMNwACTが新たなIMSIに関連する正しい内容に変更される(オプション)。
・認証パラメータが新たなIMSIに対する関連値にセットされる(オプション)。
DF_GSM及びADF USIM内のEF LOCI及びEF PS_LOCIはそれらの初期供給値にセットされる。
識別情報の変更は、SIM内の次のファイル:EF LOCI,EFPS_LOCI,EF GPRS_LOCI,EFOPLWNwACT,EF PLMNwACT,EF HPLMNwACT,EP PLMNsel,EF HPPLMN:のうちの1以上の変更を含んでよい。
図7は、このプロセスの経過中にSIMにより保持されるレコードのタイプ及びそれぞれのレコード構造を示す。単一の初期情報レコードは、例えばサブスクリプションタイプ及び使用するプーリングメカニズムを示す。機器タイプレコードは、例えばサブスクリプションタイプに対する変更子を示す(初期音声及びデータのサブスクリプションは、例えば機器がブッラクベリーで、自己データハンドリングプロトコル付きであることを示すための変更が必要とされ得る)。特定MCCレコードは、プーリングレコードと同様に、適切なサブスクリプションによりIMSI及びPLMNリストに有効に分割することができる。特定IMSIレコードはIMSIのみならす、認証、アドレス及びネットワーク識別情報も示すことができる。
これらのプロセスに使用される情報は、単にIMSI選択に使用されるだけではない。本方法は、様々な実施形態において、他のアプリケーションが現在のIMSIが正しいIMSIであるかどうかを尋ねることを可能にするクエリプロセスを含んでよい。本方法は、正しいIMSIが選択され、ハンドセットが安定状態であるとき、他のアプリケーションに対してイベントを発生してもよい。このイベントは、この警告のために、受信するアプリケーションの登録及び取消を行う手段を有する。このプロセスのすべての諸相をこのように記録してもよい。
この手法は、携帯ハンドセットでの識別情報の信頼できる管理を可能にし、その手順を種々のハンドセット及びサブスクリプションタイプに対して最適化できることによって信頼性が向上する。ここではIMSIデータに関して記載されているが、通信ネットワークで使用する他のタイプの識別情報にも適用可能である。このアプローチは、特許文献6に記載されているIMSIブローカと組み合わせて有効に使用することもでき、そのIMSIブローカが新たな識別情報及びサポート情報及びパラメータを携帯ハンドセットに動的に提供することができ、またIMSIの変更を望ましいと決定された場合にプロンプトするためのトリガイベントのソースとすることもできるようにし得る。
IMSIデータのデータベースレコードに含まれる運用データは、一次データまたは、他のSIMデータベース・ファイルに含まれる追加の実行データに適宜ネストするリンクもしくはポインタを、適宜含んでもよい。
SIMデータベースはオプションで製造時に予めロードされても、ホストシステムから送られるOTA情報で変更されてもよい。
ここで用いられるテリトリは、任意の特定の地域を意味することを意図しており、国、地域及び所定のネットワークも意味する。
携帯電話機、ハンドセット、携帯端末、通信機器という語は、本明細書中で、相互に交換して用いることができる。
当業者は、本発明が上記の実施形態の詳細に限定されるものではなく、付属の請求の範囲に規定される発明の精神及び範囲を逸脱することなく、むしろ多数の変更や修正が可能である点に留意すべきである。

Claims (20)

  1. 通信ネットワーク内の携帯通信機器で用いる識別情報を管理する方法において、該方法は、
    識別情報管理プロセスをトリガするステップ、
    前記携帯通信機器と関連する1以上のパラメータを検出するステップ、
    前記識別情報管理プロセスにおいて、前記検出した1以上のパラメータで決定される識別情報管理ルールを選択するステップ、
    前記識別情報管理プロセスにおいて、各レコードが識別情報及び各識別情報に対する追加の識別情報を含んでいる識別情報データベースを検索し、前記検索は前記識別情報管理ルールに従うレコードを優先するステップ、
    前記識別情報管理プロセスにおいて、前記識別情報管理ルールに従うレコードが前記検索中に見つかったとき、識別情報を選択するステップ、及び
    前記識別情報管理プロセスにおいて、前記携帯通信機器のアクティブ識別情報が既に前記選択された識別情報ではないときに前記アクティブ識別情報を前記選択された識別情報に変更するステップを備える、
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記識別情報の各々はIMSIを含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記1以上のパラメータはハンドセットタイプを含む、請求項1又は2記載の方法。
  4. 前記ハンドセットタイプは前記ハンドセットのIMEI内のTACコードから決定される、請求項3記載の方法。
  5. 前記1以上のパラメータは前記携帯通信機器と関連するサブスクリプションタイプを含み、前記サブスクリプションタイプはデバイスオペレーティングシステム及び通信タイプのうちの1つ以上に関連する、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記追加の情報は各識別情報に対してMCC及びMNCを含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記識別情報管理ルールはMCC又はMNC値の幾つか又はすべての照合に基づいた識別情報の選択を許可する、請求項6記載の方法。
  8. 特定の識別情報に対して、前記識別情報管理ルールにより定められた一致がない場合に、照合識別情報プールから新たな識別情報が選択される、請求項6又は7記載の方法。
  9. 前記アクティブ識別情報を変更するプロセスは前記携帯通信機器の前記1以上のパラメータに従って決定される、請求項1から8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記アクティブ識別情報の変更時に新たなアクティブ識別情報に何のサービスも付与されない場合には、前記アクティブ識別情報は何のサービスも付与されなかった前記識別情報とは異なるバックアップ識別情報に変更される、請求項1から9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 移動体通信ネットワークで用いる複数の識別情報を有する、携帯通信機器用の加入者識別モジュールにおいて、前記加入者識別モジュールは、メモリ及びプロセッサを備え、前記メモリは、前記プロセッサにより実行される識別情報管理プロセス及び識別情報データベースを備え、前記プロセッサは、
    識別情報管理プロセスをトリガ時に開始させ、
    前記携帯通信機器と関連する1以上のパラメータを検出し、
    前記識別情報管理プロセスにおいて、前記検出した1以上のパラメータで決定される識別情報管理ルールを選択し、
    前記識別情報管理プロセスにおいて、各レコードが識別情報及び各識別情報に対する追加の識別情報を含んでいる識別情報データベースを検索し、前記検索は前記識別情報管理ルールに従うレコードを優先し、
    前記識別情報管理プロセスにおいて、前記識別情報管理ルールに従うレコードが前記検索中に見つかったとき、識別情報を選択し、及び
    前記識別情報管理プロセスにおいて、前記携帯通信機器のアクティブ識別情報が既に前記選択された識別情報ではないときに前記アクティブ識別情報を前記選択された識別情報に変更する、ように構成されている、
    ことを特徴とする加入者識別モジュール。
  12. 前記複数の識別情報の各々はIMSIである、請求項11記載の加入者識別モジュール。
  13. 前記1以上のパラメータはハンドセットタイプを含む、請求項11又は12記載の加入者識別モジュール。
  14. 前記ハンドセットタイプは前記ハンドセットのIMEI内のTACコードから決定される、請求項13記載の加入者識別モジュール。
  15. 前記1以上のパラメータは前記携帯通信機器と関連するサブスクリプションタイプを含み、前記サブスクリプションタイプはデバイスオペレーティングシステム及び通信タイプのうちの1つ以上に関連する、請求項11から14のいずれか1項に記載の加入者識別モジュール。
  16. 前記追加の情報は各識別情報に対してMCC及びMNCを含む、請求項11から15のいずれか1項に記載の加入者識別モジュール。
  17. 前記識別情報管理ルールはMCC又はMNC値の幾つか又はすべての照合に基づいた識別情報の選択を許可する、請求項16記載の加入者識別モジュール。
  18. 特定の識別情報に対して、前記識別情報管理ルールにより定められた一致がない場合に、照合識別情報プールから新たな識別情報が選択される、請求項16又は17記載の加入者識別モジュール。
  19. 前記アクティブ識別情報を変更するプロセスは前記携帯通信機器の前記1以上のパラメータに従って決定される、請求項11から18のいずれか1項に記載の加入者識別モジュール。
  20. 前記アクティブ識別情報の変更時に新たなアクティブ識別情報に何のサービスも付与されない場合には、前記アクティブ識別情報は何のサービスも付与されなかった前記識別情報とは異なるバックアップ識別情報に変更される、請求項11から19のいずれか1項に記載の加入者識別モジュール。
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