JP2014523547A - マルチモード光ファイバ及びこのファイバを内蔵したシステム - Google Patents

マルチモード光ファイバ及びこのファイバを内蔵したシステム Download PDF

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Abstract

いくつかの実施形態によれば、マルチモード光ファイバ(100)は、屈折率Δ1、最大屈折率デルタΔ1MAX、及び10〜40μmのコア半径を有する屈折率分布型ガラスコア(20)と、屈折率Δ4を有するコアを取り囲むクラッディング領域(200)と、を有し、ファイバは、2.5GHz−kmを上回る900〜1250nmの波長範囲の動作波長におけるオーバーフィルド帯域幅を有する。いくつかの実施形態によれば、ファイバは、4GHz−kmを上回る950〜1100nmの波長におけるオーバーフィルド帯域幅を有する。いくつかの実施形態によれば、ファイバは、10GHz−kmを上回る950〜1100nmの波長におけるオーバーフィルド帯域幅を有する。

Description

関連出願に対する相互参照
本出願は、2011年6月30日付けで出願された米国仮特許出願第61/503252号明細書及び2012年3月28日付けで出願された米国特許出願第13/432553号明細書の優先権の利益を主張するものであり、本明細書は、これらの特許出願の内容のすべてに依拠し、且つ、引用により、これらの特許出願の内容は、そのすべてが本明細書に包含される。
本発明は、概して、光ファイバに関し、且つ、更に詳しくは、マルチモード光ファイバに関する。
850nm付近を中心とした波長範囲において動作するマルチモード(MultiMode:MM)ファイバが既知である。これらのマルチモード(MM)ファイバの帯域幅(BandWidth:BW)は、主には、モード間色分散によって制限されている。モード間色分散を極小化するべく、MMファイバは、屈折率分布型のαプロファイルを有するように設計される。現在の高帯域幅(>1GHz・Km)光ファイバは、850nmにおいて使用されるように最適化されている。又、これらのMMファイバのいくつかは、第2動作ウィンドウをも有しており、これは、1300nmに中心を有する更に小さなBW(<1GHz・Km)を有する。
しかしながら、850nmにおいて動作する光学系及びそれらの対応する光ファイバに伴う制限がいくつかある:高減衰(>2dB/Km)、高ファイバ分散(<−90ps/nm/km)、生産の際の高帯域幅ファイバの製造における難しさ、及び複数波長における高BWファイバの実現に伴う難しさ。
高速動作のために900nm超の波長用に開発されているVCSEL及びそれらの使用は、850nmのVCSELと比べて、大きな利点を提供する。いまや、約900nm超及び1250nm未満において動作するVCSELが提供されている。これらの相対的に長い波長のVCSELの利用に伴う利点のいくつかは、クラス1の眼部安全仕様のサポート、改善された光源及び検出器性能、相対的に小さな光ファイバ減衰、相対的に良好な光子エネルギー変換、相対的に小さなVCSELの温度上昇、及び相対的に安価な費用を含む。これらのVCSELは、900〜1250nmの波長範囲における高速アプリケーションのために提案されているが、900nm超の波長におけるVCSELについて最適化された光ファイバは、まだ設計されてはない。
いくつかの実施形態によれば、マルチモード光ファイバは、屈折率Δ1、最大屈折率デルタΔ1MAX、及び10〜40μmのコア半径を有する屈折率分布型ガラスコアと、屈折率Δ4を有するコアを取り囲むクラッディング領域と、を有し、この場合に、ファイバは、2.5GHz−kmを上回る900〜1250nmの波長範囲の波長におけるオーバーフィルド帯域幅を有する。
いくつかの実施形態によれば、マルチモード光ファイバは、屈折率Δ1、最大屈折率デルタΔ1MAX、及び20〜40μmのコア半径を有する屈折率分布型ガラスコアと、屈折率Δ4を有するコアを取り囲むクラッディング領域と、を有し、この場合に、ファイバは、2.5GHz−kmを上回る900〜1100nmの波長範囲の波長におけるオーバーフィルド帯域幅を有する。
例えば、いくつかの実施形態によれば、ファイバは、4GHz−kmを上回る900nm〜1200nmの波長範囲に位置した動作波長におけるオーバーフィルド帯域幅と、約2.08未満のアルファと、前記動作波長における60ps/nm/km未満の分散の大きさ及び1.5dB/km未満の減衰と、を有する。いくつかの実施形態によれば、ファイバクラッディングは、コアを取り囲むと共にコアとの接触状態にある内側クラッディングと、内側クラッディング部分を取り囲む屈折率低下型環状部分と、を有し、この場合に、屈折率低下型環状部分は、約−0.2%未満の屈折率デルタΔ3MINと、少なくとも1μmの幅と、を有し、且つ、コアは、10μmを上回ると共に28μm未満の半径と、0.8〜1.3%の最大屈折率と、2.08未満のアルファと、を有し、且つ、ファイバは、940〜1100nmの1つ又は複数の波長における4.7GHz−kmを上回るオーバーフィルド帯域幅と、60ps/nm/km未満の分散の大きさと、1.5dB未満の減衰と、を有する。いくつかの実施形態によれば、光ファイバの外側クラッディングは、最大屈折率デルタΔ4MAXを有し、且つ、Δ4MAX>Δ3MINである。
いくつかの実施形態によれば、ファイバは、4GHz−kmを上回る950〜1000nmの範囲の波長におけるオーバーフィルド帯域幅を有する。いくつかの実施形態によれば、ファイバは、10GHz−kmを上回る950〜1000nmの範囲の波長におけるオーバーフィルド帯域幅を有する。いくつかの実施形態によれば、ファイバは、4GHz−kmを上回る1030〜1090nmの範囲の波長におけるオーバーフィルド帯域幅を有する。いくつかの実施形態によれば、ファイバは、10GHz−kmを上回る1030〜1090nmの範囲の波長におけるオーバーフィルド帯域幅を有する。
いくつかの実施形態によれば、マルチモード光ファイバは、(i)屈折率デルタ1を有する屈折率分布型ガラスコアであって、10〜35μmのコア半径を有するコアと、(ii)前記コアを取り囲むと共に屈折率デルタΔ3MINを有する屈折率低下型クラッディング領域と、(iii)屈折率Δ4を有する外側クラッディングと、を有する。外側クラッディング領域は、屈折率低下型クラッディング領域を取り囲んでいる。屈折率低下型クラッディング領域は、約−0.1%未満の屈折率と、少なくとも1μmの幅と、を有し、この場合に、Δ1>Δ4>Δ3MINであり、且つ、ファイバは、2.5GHz−kmを上回る900〜1250nmの範囲(好ましくは、900〜1100nmの範囲)の波長におけるオーバーフィルド帯域幅を有する。いくつかの実施形態によれば、光ファイバの外側クラッディングは、最小屈折率デルタΔ4MAXを有し、且つ、Δ4MAX>Δ3MINである。
いくつかの実施形態によれば、システムは、
(i)少なくとも1つの光源であって(例えば、1つ又は複数のVCSEL)、900〜1250nmの1つ又は複数の波長において25GHz以上のビットレートで送信する光源と、
(ii)光源に光学的に結合された少なくとも1つのマルチモード光ファイバであって、前記ファイバは、屈折率分布型ガラスコアと、外側クラッディング部分を有するクラッディングと、を有し、ここで、前記ファイバは、4GHz−kmを上回る900nm〜1250nmの波長範囲に位置した動作波長におけるオーバーフィルド帯域幅と、約2.08未満のアルファと、前記動作波長における60ps/nm/km未満の分散の大きさ及び1.5dB/km未満の減衰と、を有する、マルチモード光ファイバと、
(iii)前記マルチモード光ファイバに光学的に結合されると共に900nm〜1250nmの波長を検出する能力を有する検出器と、を有する。いくつかの実施形態によれば、少なくとも1つの光源は、900〜1250nmの1つ又は複数の波長において40GHz以上のビットレートで送信する。いくつかの実施形態によれば、少なくとも1つの光源は、940〜1250nmの範囲において動作する1つ又は複数のVCSELである。いくつかの実施形態によれば、少なくとも1つの光源は、940〜1100nmの範囲において動作する1つ又は複数のVCSELである。
本発明の更なる特徴及び利点については、以下の詳細な説明に示されており、且つ、当業者には、部分的に、この説明から容易に明らかとなるか、以下の詳細な説明、請求項、及び添付の図面を含む本明細書に記述されているように本発明を実施することにより、認識されることになる。
以上の一般的な説明及び以下の詳細な説明は、いずれも、本発明の実施形態を提示しており、且つ、特許請求されている本発明の特性及び特徴を理解するための概要及びフレームワークを提供することを意図したものであることを理解されたい。添付図面は、本発明の更なる理解を提供するために含まれるものであり、且つ、本明細書に組み込まれると共にその一部を構成している。添付図面は、本発明の様々な実施形態を示しており、且つ、説明と共に、本発明の原理及び動作を説明するように機能するものである。
マルチモード光ファイバの例示用の実施形態のガラス部分の概略断面図(縮尺は正確ではない)を示す。 図1Aのマルチモード光ファイバの例示用の実施形態のガラス部分の断面の概略屈折率プロファイル(縮尺は正確ではない)を示す。 図1Aに示されているものに類似したプロファイルを有する2本の屈折率分布型MM光ファイバの所与の動作波長における最適化された帯域幅性能のコアアルファの感度を示す。 図1Aの屈折率分布型MM光ファイバにおけるコアデルタの関数としての帯域幅依存性を示す。 図1Aの屈折率分布型MM光ファイバにおける波長の関数としてのスペクトル減衰を示す。 本明細書に開示されているマルチモード光ファイバの例示用の実施形態のガラス部分の断面の概略屈折率プロファイル(縮尺は正確ではない)を示しており、この場合には、屈折率低下型環状部分は、コアからオフセットされており、且つ、外側環状部分によって取り囲まれている。 本明細書に開示されているマルチモード光ファイバの例示用の実施形態のガラス部分の断面の概略屈折率プロファイル(縮尺は正確ではない)を示しており、この場合には、屈折率低下型環状部分は、コアから離隔していない。 本明細書に開示されているマルチモード光ファイバの別の例示用の実施形態のガラス部分の断面の概略屈折率プロファイル(縮尺は正確ではない)を示す。 本明細書に開示されているマルチモード光ファイバの別の例示用の実施形態のガラス部分の断面の概略屈折率プロファイル(縮尺は正確ではない)を示す。
本発明の更なる特徴及び利点については、以下の詳細な説明に示されており、且つ、当業者には、この説明から明らかとなるか、請求項及び添付図面と共に以下の説明に示されているように本発明を実施することにより、認識されることになる。
「屈折率プロファイル」とは、屈折率又は相対屈折率と導波ファイバ半径の間の関係である。
「相対屈折率百分率」とは、Δ%=100×(n −nREF )/2n として規定されるものであり、この場合に、nは、特記されていない限り、領域iにおける最大屈折率である。相対屈折率百分率は、特記されていない限り、980nmにおいて計測される。特記されていない限り、nREFは、クラッディングの外側環状部分60の平均屈折率であり、これは、例えば、クラッディングの外側環状部分内の「N」個のインデックス計測値(nC1、nC2、...、nCN)を取得し、且つ、次式によって平均屈折率を算出することにより、算出することができる。
本明細書において使用されている相対屈折率は、Δによって表され、且つ、その値は、特記されていない限り、「%」を単位として付与される。領域の屈折率が基準インデックスnREF未満である場合には、相対インデックス百分率は、負であり、且つ、低下型領域又は低下型屈折率を有するものとして表現され、且つ、最小相対屈折率は、特記されていない限り、相対インデックスが最も負である地点において算出される。領域の屈折率が基準屈折率nREFを上回っている場合には、相対インデックス百分率は、正であり、且つ、領域は、増大した状態にある又は正の屈折率を有するものと表現することができる。「アップドーパント」とは、本明細書においては、ドーピングされていない純粋なSiOとの関係において屈折率を増大させる傾向を有するドーパントであると見なされている。「ダウンドーパント」とは、本明細書においては、ドーピングされていない純粋なSiOとの関係において屈折率を低下させる傾向を有するドーパントであると見なされている。アップドーパントは、アップドーパントではない1つ又は複数のその他のドーパントによって伴われた際に、負の相対屈折率を有する光ファイバの領域内に存在してもよい。同様に、アップドーパントではない1つ又は複数のその他のドーパントは、正の相対屈折率を有する光ファイバの領域内に存在してもよい。ダウンドーパントは、ダウンドーパントではない1つ又は複数のその他のドーパントによって伴われた際に、正の相対屈折率を有する光ファイバの領域内に存在してもよい。同様に、ダウンドーパントではない1つ又は複数のその他のドーパントは、負の相対屈折率を有する光ファイバの領域内に存在してもよい。
特記されていない限り、記述されているマクロベンド性能は、6mm、10mm、若しくは20mm、又は、これらに類似した直径のマンドレルの周りに1回だけ巻回し(例えば、「1×10mm直径マクロベンド損失」又は「1×20mm直径マクロベンド損失」)、且つ、光源が試験対象のファイバのコア直径の50%を上回るスポットサイズを有するオーバーフィルドローンチ条件を使用して曲がりに起因した減衰の増大を計測することにより、FOTP−62(IEC−60793−1−47)に従って判定されたものである。いくつかの実施形態においては、エンサークルドフラックスローンチ(Encircled Flux Launch:EFL)マクロベンド性能は、中間点の近傍において1×25mm直径のマンドレルと共に配備された2mの長さのInfiniCor(登録商標)50μm光ファイバの入力端部内にオーバーフィルドパルスを入射させることによって得られたものである。InfiniCor(登録商標)50μm光ファイバの出力端部は、試験対象のファイバに接合されており、且つ、計測されるベンド損失は、曲がりを伴わない減衰に対する規定の曲がり状態における減衰の比率である。
特記されていない限り、帯域幅は、IEC60793−1−41(TIA−FOTP−204)「計測方法及び試験手順―帯域幅(Measurement Methods and Test Procedures−Bandwidth)」に従って動作波長においてオーバーフィルドローンチ条件で計測されている。
本明細書において使用されているファイバの開口数とは、「計測方法及び試験手順−開口数(Measurement Methods and Test Procedures−Numerical Aperture)」というタイトルのTIA SP3−2839−URV2 FOTP−177 IEC−60793−1−43に記述されている方法を使用して計測される開口数を意味している。
「αプロファイル」又は「アルファイプロファイル」という用語は、「%」を単位とするΔ(r)の観点において表現された相対屈折率プロファイルを意味しており、この場合に、rは、次式に従う半径であり、
式中、rは、特記されていない限り、ゼロであり、rは、Δ(r)%がゼロである地点であり、且つ、rは、r≦r≦rという範囲にあり、ここで、Δは、先程規定されたとおりであり、rは、αプロファイルの開始点であり、rは、αプロファイルの最終点であり、且つ、αは、実数である指数である。
マイクロベンド感度は、25μmのコア半径と、1%の相対屈折率と、を有する従来の50μmのMMFのものと比較される。マルチモードファイバのマイクロベンド感度は、次式によって推定することが可能であり、
ここで、γは、マクロベンドによって誘発される減衰の増大であり、Nは、単位長さ当たりの平均高さhの隆起部の数であり、bは、合計ファイバ直径であり、aは、コア半径であり、Δは、ファイバの屈折率差であり、且つ、E及びEは、それぞれ、ファイバ及びファイバ包囲材料(即ち、被覆)の弾性係数である[Olshansky, R.「ケーブル接続された光ファイバ内における歪損失のモデル(Model of Distortion Losses in Cabled Optical Fibers.)」、Appl. Opt., 14, 20 (1975)]。この結果、同一の被覆及びガラス直径を有するファイバにおいて、標準的な50μmのMMFとの関係においてコア半径a(μm)及びコアデルタΔ(%)を有するファイバのマイクロベンド感度は、次式のとおりである。
マイクロベンド感度は、好ましくは、10未満であり、更に好ましくは、5未満であり、更に好ましくは、2未満であり、且つ、更に好ましは、1未満である。例えば、マイクロベンド感度は、0.8未満であってもよく、0.6未満であってもよく、又は、0.4未満であってもよい。
屈折率低下型環状部分は、次式によって規定されたプロファイル容積Vを有し、
式中、RINNERは、屈折率低下型環状部分の内径であり、且つ、ROUTERは、規定されている屈折率低下型環状部分の外径である。本明細書に開示されているファイバの場合には、Vの絶対的な大きさは、好ましくは、40%−μmを上回っており、更に好ましくは、70%−μmを上回っており、例えば、90%−μmを上回り、80%−μmを上回り、95%−μmを上回り、100%−μmを上回り、又は、125%−μmを上回っている。いくつかの好適な実施形態においては、Vの絶対的な大きさは、60%−μmを上回ると共に200%−μmを下回っている。その他の好適な実施形態においては、Vの絶対的な大きさは、80%−μmを上回ると共に160%−μmを下回っている。いくつかの実施形態においては、Vの絶対的な大きさは、60%−μmを上回ると共に200%−μmを下回っている。いくつかの好適な実施形態においては、Vの絶対的な大きさは、80%−μmを上回ると共に200%−μmを下回っている。その他の好適な実施形態においては、Vの絶対的な大きさは、100%−μmを上回ると共に200%−μmを下回っている。その他の好適な実施形態においては、Vの絶対的な大きさは、60%−μmを上回ると共に120%−μmを下回っている。
本明細書に開示されているマルチモード光ファイバは、コアと、コアを取り囲むと共にコアに直接的に隣接するクラッディングと、を有する。いくつかの実施形態においては、コアは、ゲルマニウムによってドーピングされたシリカを、即ち、ゲルマニウムドープトシリカを有する。望ましい屈折率及び密度を得るべく、単独で又は組合せにおいて、AlやPなどのゲルマニウム以外のドーパントを、本明細書に開示されている光ファイバのコア内において、且つ、特に、中心線において又はその近傍において、利用してもよい。いくつかの実施形態においては、本明細書に開示されている光ファイバの屈折率プロファイルは、コアの中心線から外径に至るまで、負ではない。いくつかの実施形態においては、光ファイバは、コア内に屈折率低減ドーパントを含んではいない。
図1Aは、MM光ファイバ100の一実施形態の概略断面図(縮尺は正確ではない)である。このマルチモード光ファイバ100の例示用の実施形態は、ガラスコア20と、ガラスクラッディング200と、を有する。クラッディングは、任意選択の内側環状部分40と、任意選択の屈折率低下型環状部分50と、外側環状部分60と、を有してもよい。好ましくは、コア20は、例えば、Geなどの基本的に単一のドーパントによってドーピングされたシリカを有する(即ち、その他のドーパントの量は、0.5重量%未満であり、且つ、好ましくは、0.1重量%未満である)。好ましくは、コア20は、例えば、Geなどの単一のドーパントを有するシリカを有する。
図1Bは、ガラスコア20と、ガラスクラッディング200と、を有するマルチモード光ファイバ100の例示用の一実施形態のガラス部分の断面の概略屈折率プロファイルを示しており、この実施形態のクラッディングは、外側環状部分60のみを有する。図1Bの1つ又は複数の実施形態においては、ファイバコア20は、パラボラ形の形状と、コア半径Rと、最大屈折率デルタΔ1MAXと、を有する。クラッディングは、外径RMAXを有する。更に詳しくは、図1Aの実施形態のコアデルタΔ1MAXは、0.3%〜2%であって、例えば、0.75%〜1.5%であり(例えば、0.75%、0.8%、0.9%、1%、1.25%、1.4%、又はこれらの間)、又は、0.3%〜0.75%である(例えば、0.4%、0.45%、0.5%、0.6%、0.7%、又はこれらの間)。いくつかの例示用の実施形態においては、コア半径Rは、10μm〜40μmであって、例えば、12〜35μmである。いくつかの例示用の実施形態においては、コア半径Rは、20μm〜40μmであって、例えば、20μm〜35μm又は20μm〜30μmである(例えば、20〜28μm、22μm〜27μm、又は30〜35μm)。その他の例示用の実施形態においては、コア半径Rは、10μm〜20μmであって、例えば、10μm〜15μm又は15μm〜20μmである(例えば、10〜14μm、12μm〜16μm、又は14〜18μm)。例示用の一実施形態おいては、動作波長は、900nmであり、別の実施形態においては、動作波長は、 950nmである。別の例示用の実施形態においては、動作波長は、980nmである。更に別の例示用の実施形態においては、動作波長は、1060nmである。
好ましくは、動作(又は、中心)波長における帯域幅BWは、1GHz・kmを上回っており、更に好ましくは、2GHz・kmを上回っており、且つ、最も好ましくは、4GHz・kmを上回っており、例えば、10GHz−kmを上回る。例えば、いくつかの実施形態においては、BWは、4.7GHz・kmを上回っており、且つ、その他の実施形態においては、12GHz・kmを上回っている。いくつかの実施形態においては、BWは、4GHz・km〜25GHz・kmであって、例えば、4.5〜20GHz−kmである。
クラッディング200が任意選択の屈折率低下型環状部分50を含む場合には、ファイバ100は、曲がりの影響を受けにくくなる可能性があることに留意されたい。このような曲がりの影響を受けにくいファイバのファイバプロファイルは、例えば、図4、図5A、及び図5Bに示されており、且つ、本明細書において更に詳しく更に説明することとする。
MM光ファイバ100の帯域幅BWは、主には、モード間分散によって制限されている。モード間分散を極小化するべく、コアの屈折率は、αプロファイルを有するように設計される。最適なαは、次式によって表される。
ここで、
であり、nは、中心における屈折率であり、Dは、中心におけるピーク相対屈折率の変化であり、且つ、
であって、ここで、λは、900nm〜1200nmである。この式は、最適αが、波長と、コアの分散特性と、に依存していることを示している。
本明細書に記述されているいくつかの実施形態によれば、光ファイバ100は、900nm〜1250nmの中心波長λを有する帯域幅について最適化されており、0.3%≦Δ1MAX≦2%のコアデルタ(例えば、0.5%≦Δ1MAX≦2%)を有し、且つ、2.02≦α≦2.13のαを有する。好ましくは、2.02≦α≦2.08である。本明細書に記述されているいくつかの実施形態によれば、光ファイバ100は、900nm〜1250nmの中心波長λを有する帯域幅について最適化されており、且つ、0.3%≦Δ1MAX≦2%のコアデルタを有し、且つ、好ましくは、2.02≦α≦2.08のα値を有する。例えば、図2Aは、図1Aに示されているものに類似したプロファイルと、0.5%及び1%という規定のΔ1MAX値と、を有する2本の屈折率分布型MM光ファイバ100の所与の動作波長における最適化された帯域幅性能におけるコアアルファの感度を示している。更に詳しくは、図2Aは、900nm〜1250nmの波長について最適化された光ファイバ100のものを示しており、いくつかの実施形態は、0.5%≦Δ1MAX≦1%の最大コアデルタを有しており、且つ、コアα値の好適な範囲は、2.02≦α≦2.1である。その他の実施形態においては、900nm〜1250nmの波長について最適化された光ファイバ100は、0.3%≦Δ1MAX≦1%の最大コアデルタを有し、且つ、コアα値の好適な範囲は、2.02≦α≦2.08である。
ファイバの帯域幅BWは、コアデルタの関数でもある。更に詳しくは、最大帯域幅BWは、最大コアデルタΔ1MAXが減少するのに伴って増大する。例えば、図2Bは、図1Aの屈折率分布型MM光ファイバ100におけるコアデルタの関数としての帯域幅依存性を示している。これは、900nm〜1200nmの波長に中心を有する帯域幅の場合には、小さなΔ1MAX値を有する光ファイバ100が大きな最大帯域幅を生成することを示している。
但し、光ファイバ100のベンド損失は、コアデルタの減少に伴って増大し、且つ、コアデルタの選択肢は、帯域幅及びベンド損失という検討項目の最適化によって判定することができる。図2Aに示されているように、任意の動作波長における最適αも、コアデルタの関数である。図3は、図1Aに対応する1つの例示用の屈折率分布型MM光ファイバ(Δ1MAX=1%を有するもの)における波長の関数としてのスペクトル減衰を示している。図3に対応するマルチモード光ファイバ100は、大きな波長において小さな損失を有しており、この結果、900nmを上回る波長(例えば、900nm〜1200nm又は950nm〜1200nm)において良好なシステム性能が得られる。
図1Aのファイバは、相対的に単純な屈折率プロファイルを有する。但し、このファイバのベンド性能は、いくつかの用途においては、不十分なものであろう。ベンド性能を改善するべく、本発明者らは、図4、図5A、及び図5Bに示されている屈折率プロファイルを有する光ファイバ100を設計した。これらのファイバは、屈折率低下型環状部分50(小さな屈折率を有するクラッディング領域であるダウンドープトリング)を有するクラッディングを有する。図4、図5A、図5Bのファイバのコアパラメータは、図1Aに対応するファイバのコアパラメータに類似している。コア半径Rは、好ましくは、20〜30μm(例えば、20〜28μm)であり、且つ、好ましくは、α<2.1である(例えば、2≦α<2.1、α<2.08、2.02≦α<2.08)。屈折率低下型環状部分50は、−0.1〜−3%の、好ましくは、−0.3%未満の、更に好ましくは、−0.3〜−1.2%又は−0.3%〜−0.7%の最小屈折率Δ3MINを有する。いくつかの実施形態においては、Δ3MINは、−0.5%〜−1.2%又は−0.5%〜−1%である。図4の実施形態においては、屈折率低下型環状部分50の幅W(W=R−R)は、少なくとも1μmであり、好ましくは、1μm〜20μmであり、更に好ましくは、1〜10μmであり、更に好ましくは、1μm〜5μmである(例えば、2〜4.75μmである)。内側環状部分40(コア20と屈折率低下型環状部分50の間に位置するもの)は、内側及び外側モードグループの間の時間遅延の差が極小化されるように、設計されている。従って、好ましくは、内側環状部分40の幅(R−R)は、5μm未満であり、更に好ましくは、4μm未満であり、更に好ましくは、2μm未満である。プロファイル設計に屈折率低下型環状部分50を導入することにより、光ファイバ100のベンド性能を改善することが可能であり、その理由は、屈折率低下型環状部分50がパワーレベルを事実上低下させるからである。屈折率低下型環状部分50は、OVD、MCVD、又はPCVDなどの従来のプロセスを使用するFドーピングによって製造することができる。又、これは、シリカ系ガラス内に位置した空洞を有することによって製造することもできる。空洞は、周期的に又はランダムに配列させることができる。
更に詳しくは、図4は、ガラスコア20と、ガラスクラッディング200と、を有するマルチモード光ファイバ100の例示用の一実施形態のガラス部分の断面の概略屈折率プロファイルであり、クラッディングは、内側環状部分40と、屈折率低下型環状部分50と、外側環状部分60と、を有する。コア20は、外径Rと、最大屈折率デルタΔ1MAXと、を有する。図4のファイバの内側環状部分40は、屈折率デルタΔ2から構成されており、且つ、幅Wと、外径Rと、を有する。屈折率低下型環状部分50は、最小屈折率デルタ百分率Δ3MINと、幅Wと、外径Rと、を有する。屈折率低下型環状部分50は、内側環状部分40により、コア20からオフセットされた状態において又は離隔した状態において、示されている。いくつかの実施形態においては、内側環状部分40の幅は、4.0μm未満である(例えば、1〜3μmである)。いくつかの実施形態においては、Δ3MINは、半径R3minにおいて発生しており、ここで、R3min−Rは、5.0μm未満であって、例えば、4.0μm未満であり、好ましくは、3.0μm未満であり、2.0μm未満であり、又は、1.0μm未満である。
環状部分50が内側環状部分40を取り囲んでいる。外側環状部分60が環状部分50を取り囲むと共にこれと接触している。内側環状部分40は、最大相対屈折率Δ2MAXと、最小相対屈折率Δ2MINと、を有する屈折率プロファイルΔ2(r)を有し、この場合に、いくつかの実施形態においては、Δ2MAX=Δ2MINである。屈折率低下型環状部分50は、最小相対屈折率Δ3MINを有する屈折率プロファイルΔ3(r)を有する。外側環状部分60は、最大相対屈折率Δ4MAXと、最小相対屈折率Δ4MINと、を有する屈折率プロファイルΔ4(r)を有し、この場合に、いくつかの実施形態においては、Δ4MAX=Δ4MINである。好ましくは、Δ1>Δ4>Δ3であり、且つ、好ましくは、図1及び図4に示されている実施形態においては、Δ1MAX>Δ2MAX>Δ3MINである。いくつかの実施形態においては、内側環状部分40は、定数Δ2(r)により、図1及び図4に示されているように、実質的に一定の屈折率プロファイルを有しており、これらの実施形態のいくつかにおいては、Δ2(r)=0%である。いくつかの実施形態においては、外側環状部分60は、図4に示されているように、定数Δ4(r)により、実質的に一定の屈折率プロファイルを有しており、これらの実施形態のうちのいくつかにおいては、Δ4(r)=0%である。コア20は、好ましくは、全体的に正の屈折率プロファイルを有しており、この場合に、Δ1(r)>0%である。Rは、中心線から半径方向を外向きに進んだ場合に、コアの屈折率デルタが最初に0.05%の値に到達する半径として規定される。好ましくは、コアは、実質的にフッ素を含んでおらず、且つ、好ましくは、コアは、フッ素を含んでいない。いくつかの実施形態においては、内側環状部分40は、好ましくは、0.05%未満である最大の絶対的な大きさを有する相対的屈折率プロファイルΔ2(r)を有しており、且つ、Δ2MAX<0.05%であり、且つ、Δ2MIN>−0.05%であり、且つ、屈折率低下型環状部分50は、中心線から半径方向を外向きに進んだ場合に、クラッディングの相対屈折率が最初に−0.05%未満の値に到達するところにおいて始まっている。いくつかの実施形態においては、外側環状部分60は、0.05%未満である最大の絶対的な大きさを有する相対的屈折率プロファイルΔ4(r)を有し、且つ、Δ4MAX<0.05%であり、且つ、Δ4MIN>−0.05%であり、且つ、屈折率低下型環状部分50は、Δ3MINが見いだされる半径から半径方向を外向きに進んだ場合に、クラッディングの相対屈折率が最初に−0.05%を上回る値に到達するところにおいて終了している。
外側クラッディング直径(2×RMAX)は、好ましくは、150μm未満であり、更に好ましくは、135μm未満であり、場合によっては、更に好ましくは、130μm未満である。いくつかの実施形態においては、コア直径(2×R)は、40〜70μmであり、更に好ましくは、45〜55μmであり、且つ、外側クラッディング直径は、120〜140μmであり、更に好ましくは、120〜130μmである。
本明細書に開示されているマルチモード光ファイバ100においては、コアは、屈折率分布型コアであり、且つ、好ましくは、コアの屈折率プロファイルは、パラボラ形の(又は、実質的にパラボラ形の)形状を有しており、例えば、いくつかの実施形態においては、コアの屈折率プロファイルは、α形状を有しており、αの値は、好ましくは、900nmにおいて計測された際に、1.9〜2.2であり、更に好ましくは、約2.1であり、且つ、場合によっては、更に好ましくは、約2.02〜2.08であり、いくつかの実施形態においては、コアの屈折率は、中心線ディップを有してもよく、ここで、コアの最大屈折率及び光ファイバ全体の最大屈折率は、中心線から小さな距離だけ離れたところに位置しており、その他の実施形態においては、コアの屈折率は、中心線ディップを有しておらず、且つ、コアの最大屈折率及び光ファイバ全体の最大屈折率が中心線に位置している。パラボラ形の形状は、半径Rまで延在しており、且つ、好ましくは、ファイバの中心線からRまで延在している。従って、本明細書において使用されている「パラボラ形」は、コア内の1つ又は複数の地点において、例えば、2.0や2.1などのように約2.05のα値からわずかに変化してもよい実質的にパラボラ形に成形された屈折率プロファイルと、小さな変動及び/又は中心線ディップを有するプロファイルと、を含む。図4の実施形態を参照すれば、内側環状部分40は、半径Rにおいて終了するように規定されており、これは、パラボラ形の形状が終了する付近であって、クラッディング200の最も内側の半径と一致している。
クラッド層200の1つ又は複数の部分は、ロッドインチューブ光学プレフォーム構成におけるチューブ又は堆積された材料及びジャケットの組合せなどのように、例えば、レイダウンプロセスにおいて堆積された、又はジャケットの形態において設けられた、クラッディング材料から構成してもよい。クラッド層200は、少なくとも1つの被覆210によって取り囲まれており、これは、いくつかの実施形態においては、低係数の1次被覆と、高係数の2次被覆と、を有してもよい。
好ましくは、本明細書に開示されている光ファイバは、シリカ系コア及びクラッディングを有する。いくつかの実施形態においては、クラッディング200は、約125μmというRmaxの2倍の外径を有する。いくつかの実施形態においては、1つ又は複数の被覆は、クラッディング200を取り囲むと共にこれとの接触状態にある。被覆は、アクリレート系ポリマーなどのポリマー被覆であってもよい。
いくつかの実施形態においては、屈折率低下型環状部分50は、非周期的に配設された、若しくは周期的に配設された、又は、これらの両方である空洞を有する。「非周期的に配設された」又は「非周期的な分布」により、本発明者らは、光ファイバの断面(長手方向軸に対して垂直の断面など)を取得した際に、非周期的に配設された空洞がファイバの一部分に跨ってランダムに又は非周期的に分布していることを意味している。ファイバの長さに沿って異なる地点において取得された類似の断面は、異なる断面孔パターンを示すことになり、即ち、様々な断面は、異なる孔パターンを有することになり、この場合に、空洞の分布及び空洞のサイズは整合されていない。即ち、これらの空洞又は空洞は、非周期的であり、即ち、これらは、ファイバ構造内において周期的に配設されてはいない。これらの空洞は、光ファイバの長さに沿って(即ち、長手方向軸に対して平行に)延伸されるが(細長くなるが)、通常の長さの送信ファイバの場合には、ファイバ全体の全体長にわたって延在することはない。理論によって拘束されることを望むものではないが、これらの空洞は、数メートル未満だけ、且つ、多くの場合に、ファイバの長さに沿って1メートル未満だけ、延在するものと考えられる。本明細書に開示されている光ファイバ100は、プレフォーム硬化条件を利用した方法によって製造することが可能であり、これらの方法は、硬化されるガラスブランク内に大量のガスがトラップされ、これにより、硬化されたガラス光ファイバプレフォーム内に空洞が形成されるという結果をもたらす効果を有する。これらの空洞を除去するためのステップを採用する代わりに、結果的に得られるプレフォームを使用することにより、空洞を有する光ファイバを形成する、即ち、その内部に空洞を生成するのである。本明細書において使用されている孔の直径は、光ファイバの長手方向軸を横断する垂直断面において光ファイバを観察した際に、その終点が、孔を規定しているシリカ内部表面上に配設される最も長いラインセグメントである。
いくつかの実施形態においては、(例えば、図4に示されている)光ファイバ100の内側環状部分40は、フッ素又はゲルマニウムによって実質的にドーピングされてはいないシリカを有する。好ましくは、環状部分40は、4.0μm未満の、更に好ましくは、2.0μm未満の、幅を有する。いくつかの実施形態においては、外側環状部分60は、実質的にドーピングされてはいないシリカを有するが、シリカは、屈折率を集合的に大きく変化させることのない濃度において、多少の塩素、フッ素、ゲルマニウム、又はその他のドーパントを含んでもよい。いくつかの実施形態においては、屈折率低下型環状部分50は、フッ素及び/又はボロンによってドーピングされたシリカを有する。いくつかのその他の実施形態においては、屈折率低下型環状部分50は、複数の非周期的に配設された空洞を有するシリカを有する。空洞は、アルゴン、窒素、クリプトン、CO、SO、又は酸素などの1つ又は複数のガスを含むことが可能であり、或いは、空洞は、実質的にガスを有していない真空を含むことも可能であり、任意のガスの存在又は不存在とは無関係に、環状部分60内の屈折率は、空洞の存在に起因して低下する。空洞は、クラッディング200の環状部分60内においてランダムに又は非周期的に配設され、且つ、その他の実施形態においては、空洞は、環状部分60内において周期的に配設されている。或いは、この代わりに、又はこれに加えて、環状部分50内の低下した屈折率は、環状部分60を(フッ素などによって)ダウンドーピングすることにより、又はクラッディング及び/又はコアの1つ又は複数の部分をアップドーピングすることにより、提供することも可能であり、この場合に、屈折率低下型環状部分50は、例えば、内側環状部分40と同程度にまでドーピングされてはいないシリカである。好ましくは、屈折率低下型環状部分50の最小相対屈折率、又は、任意の空洞の存在を考慮したものなどの平均有効相対屈折率は、好ましくは、−0.1%未満であり、更に好ましくは、約−0.2%未満であり、場合によっては、更に好ましくは、約−0.3%未満であり、且つ、最も好ましくは、約−0.4%未満である。
図5Aは、ガラスコア20と、ガラスクラッディング200と、を有するマルチモード光ファイバの例示用の代替実施形態のガラス部分の断面の概略屈折率プロファイルを示しており、クラッディングは、屈折率低下型環状部分50と、外側環状部分60と、を有する。コア20は、外径Rと、最大屈折率デルタΔ1MAXと、を有する。屈折率低下型環状部分50は、最小屈折率デルタ百分率Δ3MINと、幅Wと、外径Rと、を有する。屈折率低下型環状部分50は、コア20を取り囲むと共にこれとの直接的な接触状態にあり、即ち、コア20と屈折率低下型環状部分50の間に、(Δ2を有する)内側クラッディング領域40が存在してはいない(即ち、R=Rである)。好ましくは、Δ1>Δ4>Δ3である。外側環状部分60は、屈折率低下型環状部分50を取り囲むと共にこれと接触している。屈折率低下型環状部分50は、最小相対屈折率Δ3MINを有する屈折率プロファイルΔ3(r)を有する。外側環状部分60は、最大相対屈折率Δ4MAX及び最小相対屈折率Δ4MINを有する屈折率プロファイルΔ4(r)を有しており、この場合に、いくつかの実施形態においては、Δ4MAX=Δ4MINである。好ましくは、Δ1MAX>Δ3MINである。好ましくは、コア20は、ゲルマニウムによってドーピングされ、且つ、実質的にフッ素を含んでおらず、更に好ましくは、コアは、フッ素を含んでいない。いくつかの実施形態においては、屈折率低下型環状部分50は、中心線から半径方向を外向きに進んだ場合に、クラッディングの相対屈折率が最初に−0.05%の値に到達するところにおいて始まっている。いくつかの実施形態においては、外側環状部分60は、0.05%未満の最大の絶対的な大きさを有する相対的屈折率プロファイルΔ4(r)を有しており、且つ、Δ4MAX<0.05%であり、且つ、Δ4MIN>−0.05%であり、且つ、屈折率低下型環状部分50は、Δ3MINが見いだされる半径から半径方向を外向きに進んだ場合に、クラッディングの相対屈折率が最初に−0.05%の値に到達するところにおいて終了している。図5Aを参照すれば、この実施形態においては、コア20は、半径R(パラボラ形の形状が終了する付近)において終了している。
図5Bは、ガラスコア20と、ガラスクラッディング200と、を有するマルチモード光ファイバの例示用の代替実施形態のガラス部分の断面の概略屈折率プロファイルであり、クラッディングは、内側環状部分40と、屈折率低下型環状部分50と、外側環状部分60と、を有する。コア20は、外径Rと、最大屈折率デルタΔ1MAXと、を有する。
この実施形態においても、コア20は、パラボラ形状(又は、実質的にパラボラ形状)を有する。いくつかの実施形態においては、コア20の屈折率は、中央線ディップを有してもよく、ここで、コアの最大屈折率及び光ファイバ全体の最大屈折率は、中心線から小さな距離だけ離れて位置しているが、その他の実施形態においては、コアの屈折率は、中心線ディップを有しておらず、且つ、コアの最大屈折率(並びに、従って、最大屈折率デルタΔ1MAX)及び光ファイバ100全体の最大屈折率が中心線に位置している。
内側環状部分40は、最大相対屈折率Δ2MAXと、最小相対屈折率Δ2MINと、を有する屈折率プロファイルΔ2(r)を有する。この実施形態においては、コアのパラボラ形の形状は、外径Rまで延在しており、且つ、内側環状部分40は、好ましくは、ファイバの中心線からRまで延在している。図5Bの実施形態を参照すれば、この1つ又は複数の実施形態の内側環状部分40は、パラボラ形の形状が終了する外径Rにおいて終了するように規定されている。従って、本明細書において使用されている「パラボラ形」は、例えば、2.0〜2.1などのように、約2.05のα値からわずかに変化してもよい実質的にパラボラ形に成形された屈折率プロファイルを含む。
屈折率低下型環状部分50は、最小屈折率デルタ百分率Δ3MINと、幅Wと、外径Rと、を有する。屈折率低下型環状部分50は、内側環状部分40を取り囲むと共にこれとの直接的な接触状態にある。好ましくは、Δ1>Δ4>Δ3である。外側環状部分60は、屈折率低下型環状部分50を取り囲むと共にこれと接触している。屈折率低下型環状部分50は、最小相対屈折率Δ3MINを有する屈折率プロファイルΔ3(r)を有する。外側環状部分60は、最大相対屈折率Δ4MAXと、最小相対屈折率Δ4MINと、を有する屈折率プロファイルΔ4(r)を有し、この場合に、いくつかの実施形態においては、Δ4MAX=Δ4MINである。好ましくは、Δ1MAX>Δ3MINである。好ましくは、コア20は、ゲルマニウムによってドーピングされ、且つ、フッ素を実質的に含んでおらず、且つ、更に好ましくは、コアは、フッ素を含んでいない。いくつかの実施形態においては、屈折率低下型環状部分50は、中心線から半径方向を外向きに進んだ場合に、クラッディングの相対的な屈折率が最初に−0.05%に到達するところにおいて始まっている。いくつかの実施形態においては、外側環状部分60は、0.05%未満の最大の絶対的な大きさを有する相対的屈折率プロファイルΔ4(r)を有しており、且つ、Δ4MAX<0.05%であり、且つ、Δ4MIN>−0.05%であり、且つ、屈折率低下型環状部分50は、Δ3MINが見いだされる半径から半径方向を外向きに進んだ場合に、クラッディングの相対屈折率が最初に−0.05%の値に到達するところにおいて終了している。
屈折率低下型環状部分50は、OVD、MCVD、又はPCVDなどの従来のプロセスを使用するFドーピングによって製造することができる。又、これは、シリカ系ガラス内に位置した空洞を有することによって製造することもできる。これらの空洞は、周期的に又はランダムに配列させることができる。内側環状部分40は、OVD、MCVD、又はPCVDなどの従来のプロセスを使用するFドーピングによって製造されたシリカ系ものであってもよい。又、これは、シリカ系ガラス内に位置した空洞を有することによって製造することもできる。これらの空洞は、周期的に又はランダムに配列させることができる。
光ファイバの開口数(NA)は、好ましくは、信号をファイバ内に導く光源のNAを上回っており、例えば、光ファイバのNAは、好ましくは、VCSEL源のNAを上回っている。通常のNA値は、0.185〜0.31であり、且つ、いくつかの実施形態においては、0.2〜0.28である。
以下の表1に示されているのは、本発明の実施形態による様々なモデル化された例である。例1〜例14は、図4によって示されているものに類似した、及び図1Aによって示されているものに類似した、屈折率プロファイルを有する。具体的には、以下に提供されているのは、コア領域20のΔ1MAXと、コア領域20の外径Rと、コア領域20のアルファと、屈折率低下型クラッディング領域50のΔ3MINと、屈折率低下型クラッディング領域50の外径Rと、屈折率低下型クラッディング領域50のプロファイル容積V3と、であり、クラッド半径は、ファイバの最も外側の半径であり、且つ、外側環状ガラスクラッディング部分60の外径である。又、ファイバの開口数も提供されている。それぞれのケースにおいて、従来の1次及び2次ウレタンアクリレート系保護被覆がガラス光ファイバの外側に設けられている。
表1のファイバのOFL帯域幅は、動作波長において4GHz−kmを上回っている。10mm直径のマンドレル上における980nmにおけるマクロベンド損失は、0.3dB/巻回未満(0.07dB/巻回〜0.28dB/巻回)であり、且つ、これらのファイバのNAは、0.2≦NA≦0.3である。ファイバ分散Dの大きさは、動作波長において90ps/nm/km未満であり、且つ、ファイバ減衰は、動作波長において1.5dB/km未満である。
以下の表2に示されているのは、本発明の実施形態による4つのモデル化されたファイバ例である。例14〜例17は、図4によって示されているものに類似した、且つ、図1Aによって示されているものに類似した、屈折率プロファイルを有する。具体的には、以下に提供されているのは、コア領域20のΔ1MAXと、コア領域20の外径Rと、コア領域20のアルファと、屈折率低下型クラッディング領域50のΔ3MINと、屈折率低下型クラッディング領域50の外径Rと、であり、クラッド半径Rは、ファイバの最も外側の半径であり、且つ、外側環状ガラスクラッディング部分60の外径である。表2の光ファイバの実施形態においては、R=62.5μmである。表2の例示用のファイバは、4GHz/kmを上回るビットレート(例えば、100mのファイバ設備の場合に、40GHz以上のもの)で940〜1100nmの波長において動作するように設計され、且つ、980及び/又は1060nmの波長における60ps/nm/km未満の分散の大きさと、1.5dB/km未満の減衰と、を有する。本明細書に記述されているファイバの実施形態におけるファイバ分散(LP01モード)は、850nmについて最適化されたMMファイバの分散を、約40%だけ、且つ、(ファイバが1060nmの動作波長について最適化されている際には)、65%だけ、下回っていることに留意されたい。この分散の低減により、分散の制限を伴うことなしに、相対的に長い長さのファイバを配備することが可能になり、且つ、これは、ファイバ伝送システムにとって非常に有利である。
以下の表3及び表4に示されているのは、本発明の実施形態による14個のモデル化されたファイバ例である。例18〜例31は、図4によって示されているものに類似した、且つ、図1Aによって示されているものに類似した、屈折率プロファイルを有する。具体的には、以下に提供されているのは、コア領域20のΔ1MAXと、コア領域20の外径Rと、コア領域20のアルファと、屈折率低下型クラッディング領域50のΔ3MINと、屈折率低下型クラッディング領域50の外径Rと、であり、クラッド半径Rは、(被覆されていない)ガラスファイバの最も外側の半径であり、且つ、外側環状ガラスクラッディング部分60の外径である。表3及び表4の光ファイバの実施形態においては、R=62.5μmであるが、コア直径が小さいほど、光学特性に影響を及ぼすことなしに、Rの値を小さくすることができる。例えば、同一の設計は、R=120μm、R=100μm、又はR=80μmを有することができよう。表3及び表4の例示用のファイバは、4GHz/kmを上回るビットレート(例えば、100mのファイバ設備の場合に、40GHz以上のもの)で940〜1020nmの波長において動作するように設計され、且つ、60ps/nm/km未満の分散の大きさと、1.5dB/km未満の減衰と、を有する。最高速及び最低速モードグループの間の微分群遅延の大きさは、20ps/km未満であり、且つ、いくつかの実施形態においては、15ps/nm未満であり、且つ、その他の実施形態においては、10ps/nm未満である。本明細書に記述されているファイバの実施形態におけるファイバ分散(LP01モード)は、850nmについて最適化されたMMファイバの分散を約40%だけ下回っていることに留意されたい。この分散の低減により、分散の制限を伴うことなしに、相対的に長い長さのファイバを配備することが可能になり、且つ、これは、ファイバ伝送システムにとって非常に有利である。
以下の表5及び表6に示されているのは、本発明の実施形態による12個のモデル化されたファイバ例である。例32〜例43は、図4によって示されているものに類似した、且つ、図1Aによって示されているものに類似した、屈折率プロファイルを有する。具体的には、以下に提供されているのは、コア領域20のΔ1MAXと、コア領域20の外径Rと、コア領域20のアルファと、屈折率低下型クラッディング領域50のΔ3MINと、屈折率低下型クラッディング領域50の外径Rと、であり、クラッド半径Rは、ファイバの最も外側の半径であり、且つ、外側環状ガラスクラッディング部分60の外径である。表5及び表6の光ファイバの実施形態においては、R=62.5μmであるが、コア直径が小さいほど、光学特性に影響を及ぼすことなしに、Rの値を小さくすることができる。例えば、同一の設計は、R=120μm、R=100μm、又はR=80μmを有することができよう。表5及び表6の例示用のファイバは、4GHz/kmを上回るビットレート(例えば、100mのファイバ設備の場合に、40GHz以上のもの)で1020〜1100nmの波長において動作するように設計され、且つ、40ps/nm/km未満の分散の大きさと、1.0dB/km未満の減衰と、を有する。最高速及び最低速モードグループの間の微分群遅延の大きさは、20ps/km未満であり、且つ、いくつかの実施形態においては、15ps/nm未満であり、且つ、その他の実施形態においては、10ps/nm未満である。本明細書に記述されているファイバの実施形態におけるファイバ分散(LP01モード)は、850nmについて最適化されたMMファイバの分散を約65%だけ下回っていることに留意されたい。この分散の低減により、分散の制限を伴うことなしに、相対的に長い長さのファイバを配備することが可能になり、且つ、これは、ファイバ伝送システムにとって非常に有利である。
以下の表7に示されているのは、本発明の実施形態による5つのモデル化されたファイバ例である。例44〜例48は、図6によって示されているものに類似した屈折率プロファイルを有しており、この場合に、屈折率低下型環状部分は、屈折率分布型コアの継続部であり、且つ、外側環状部分によって取り囲まれている。具体的には、以下に提供されているのは、コア領域20のΔ1MAXと、コア領域20の外径Rと、コア領域20のアルファと、屈折率低下型クラッディング領域50のΔ3MINと、屈折率低下型クラッディング領域50の外径Rと、であり、クラッド半径Rは、ファイバの最も外側の半径であり、且つ、外側環状ガラスクラッディング部分60の外径である。表7の光ファイバの実施形態においては、R=62.5μmであるが、コア直径が小さいほど、光学特性に影響を及ぼすことなしに、Rの値を小さくすることができる。例えば、同一の設計は、R=120μm、R=100μm、又はR=80μmを有することができる。表7の例示用のファイバは、4GHz/kmを上回るビットレート(例えば、100mのファイバ設備の場合に、40GHz以上のもの)で1020〜1100nmの波長において動作するように設計され、且つ、40ps/nm/km未満の分散の大きさと、1.0dB/km未満の減衰と、を有する。最高速及び最低速モードグループの間の微分群遅延の大きさは、20ps/km未満であり、且つ、いくつかの実施形態においては、15ps/nm未満であり、且つ、その他の実施形態においては、10ps/nm未満である。本明細書に記述されているファイバの実施形態におけるファイバ分散(LP01モード)は、850nmについて最適化されたMMファイバの分散を約65%だけ下回っていることに留意されたい。この分散の低減により、分散の制限を伴うことなしに、相対的に長い長さのファイバを配備することが可能になり、且つ、これは、ファイバ伝送システムにとって非常に有利である。
以下の表8に示されているのは、本発明の実施形態による5つのモデル化されたファイバ例である。例49〜例53は、図6によって示されているものに類似した屈折率プロファイルを有しており、この場合に、屈折率低下型環状部分は、屈折率分布型コアの継続部であり、且つ、外側環状部分によって取り囲まれている。具体的には、以下に提供されているのは、コア領域20のΔ1MAXと、コア領域20の外径Rと、コア領域20のアルファと、屈折率低下型クラッディング領域50のΔ3MINと、屈折率低下型クラッディング領域50の外径Rと、であり、クラッド半径Rは、ファイバの最も外側の半径であり、且つ、外側環状ガラスクラッディング部分60の外径である。表8の光ファイバの実施形態においては、R=62.5μmであるが、コア直径が小さいほど、光学特性に影響を及ぼすことなしに、Rの値を小さくすることができる。例えば、同一の設計は、R=120μm、R=100μm、又はR=80μmを有することができよう。表8の例示用のファイバは、4GHz/kmを上回るビットレート(例えば、100mのファイバ設備の場合に、40GHz以上のもの)で940〜1020nmの波長において動作するように設計され、且つ、60ps/nm/km未満の分散の大きさと、1.5dB/km未満の減衰と、を有する。最高速及び最低速モードグループの間の微分群遅延の大きさは、20ps/km未満であり、且つ、いくつかの実施形態においては、15ps/nm未満であり、且つ、その他の実施形態においては、10ps/nm未満である。本明細書に記述されているファイバの実施形態におけるファイバ分散(LP01モード)は、850nmについて最適化されたMMファイバの分散を約40%だけ下回っていることに留意されたい。この分散の低減により、分散の制限を伴うことなしに、相対的に長い長さのファイバを配備することが可能になり、且つ、これは、ファイバ伝送システムにとって非常に有利である。
別のモデル化された例においては、マルチモードファイバは、0.7%の相対屈折率デルタΔ1MAXと、25μmのRと、2.07のアルファと、を有するコアを有する。このファイバは、980nmにおいて13.5GHz.kmの、且つ、1060nmにおいて4.3GHz.kmの、オーバーフィルド帯域幅を有するものと予測される。この設計に従って製造されたファイバは、例えば、980又は1060nmの、或いは、980及び1060nmの両方の、異なる又は複数の波長において使用することができる。この例示用のファイバは、1060nmよりも980nmにおいて大きな帯域幅を有するが、帯域幅は、依然として、両方の波長において、並びに、950〜1100nmの範囲内のすべての波長について、4GHz−kmを上回っている。その他の設計パラメータを固定状態において維持しつつアルファ値を2.05に減少させることにより、980nmよりも1060nmにおいて大きな帯域幅が結果的に得られることになり、両方の値が4.0GHz−kmを上回っている。この設計選択肢は、例えば、0.3〜3%のΔ1MAX(%)及び10〜40μmのRなどの一連のMMFパラメータに対して適用可能であろう。
表1〜表8のファイバは、光送信システムにおいて使用するのに適している。一実施形態によれば、システム200は、(i)少なくとも1つの光源(例えば、VCSEL205)であって、900〜1250nm(例えば、940〜1100nm)の1つ又は複数の波長において25GHz以上(且つ、好ましくは、いくつかの実施形態によれば、40GHz以上(即ち、4GHz/km超))のビットレートで送信する光源(例えば、VCSEL205)と、(ii)少なくとも1つのマルチモード光ファイバ100と、(iii)検出器210と、を有する。検出器は、マルチモード光ファイバ100に光学的に結合され、且つ、900〜1250nmの波長を検出する能力を有する。光ファイバ100は、屈折率分布型ガラスコアと、前記コアを取り囲む内側クラッディング領域と、外側クラッディングと、を有し、且つ、4GHz−kmを上回る900nm〜1250nmの波長範囲内に位置した動作波長におけるオーバーフィルド帯域幅と、約2.08未満のアルファと、動作波長における60ps/nm/km未満の分散の大きさ及び1.5dB/km未満の減衰と、を有する。いくつかの実施形態においては、例えば、光源(例えば、VCSEL205又はレーザーなど)は、30GHzのビットレートにおいて、いくつかの実施形態においては、35GHz又は37GHzにおいて、いくつかの実施形態においては、40GHzにおいて、且つ、いくつかの実施形態においては、45GHzにおいて、送信する。ファイバのいくつかの実施形態は、940〜1100nmの1つ又は複数の波長において4.7GHz−kmを上回るオーバーフィルド帯域幅を有し、且つ、ファイバのいくつかの実施形態は、950〜1010nmのすべての波長において4GHz−kmを上回るオーバーフィルド帯域幅を有し、且つ、ファイバのいくつかの実施形態は、1030〜1090nmのすべての波長において4GHz−kmを上回るオーバーフィルド帯域幅を有する。例えば、1250nmの波長において動作するSiレーザーなどのVCSEL以外の光源を利用してもよいことに留意されたい。
このようなシステムの一実施形態は、例えば、(i)少なくとも1つのVCSELであって、940〜1100nmの1つ又は複数の波長において25GHz以上のビットレートで(且つ、好ましくは、いくつかの実施形態によれば、40GHz以上(即ち、4GHz/km超)で)送信するVCSELと、(ii)マルチモード光ファイバ100と、(iii)検出器と、を有する。ファイバ100は、例えば、屈折率分布型ガラスコアと、コアを取り囲むと共にコアとの接触状態にある内側クラッディングと、内側クラッディングを取り囲む屈折率低下型環状部分を有する第2クラッディングと、を有し、前記屈折率低下型環状部分は、約−0.2%未満の屈折率デルタと、少なくとも1μmの幅と、を有し、前記コアは、20μmを上回ると共に28μm未満の半径と、0.8〜1.3%の最大屈折率と、約2.08未満のアルファと、を有する。ファイバ100は、940〜1100nmの1つ又は複数の波長において、4.7GHz−kmを上回るオーバーフィルド帯域幅と、60ps/nm/km未満の分散の大きさと、1.5dB/km未満の減衰と、を有する。
上述のシステムの実施形態は、エネルギー効率及びビットレートの利点を有する。980nmにおいて動作するVCSELは、850nmのVCSELの電流の約43%のみを必要としており、1060nmのVCSELは、この電流の約21%のみを必要としている。電力消費量は、現代のデータセンタにおける深刻な問題であり、且つ、光ファイバ100との関連においてVCSEL(≧950nm)などの相対的に長い波長(≧950nm)の光源を利用する相対的に長いシステムは、850nmにおいて動作する送信システムが遭遇するエネルギー消費問題のいくつかを軽減することになる。更には、送信システムの動作波長が約850nmである場合に、システムの速度を35GHz−km超に増大させるには、大きなハードルが存在すると思われる。光ファイバ100との関連において、例えば、In−Ga−As半導体系VCSELなどの相対的に長い波長(≧950nm)の光源を利用することにより、現在利用可能であるものを格段に上回る送信速度(例えば、≧20GHz−km、若しくは≧25GHz−km、若しくは≧35GHz−km、又は、場合によっては、≧40GHz−km)を有する送信システムが可能となる。
以上の説明は、本発明を例示するためのものに過ぎず、且つ、請求項によって規定される本発明の特性及び特徴を理解するための概要の提供を意図したものであることを理解されたい。添付の図面は、本発明の更なる理解を提供するべく含まれており、且つ、明細書に内蔵されると共にその一部を構成している。これらの添付図面は、その説明と共に本発明の原理及び動作を説明するように機能する本発明の様々な特徴及び実施形態を示している。当業者には、添付の請求項によって規定される本発明の精神及び範囲を逸脱することなしに、本明細書に記述されている本発明の好適な実施形態に対して様々な変更を実施可能であることが明らかとなる。

Claims (9)

  1. マルチモード光ファイバにおいて、
    屈折率Δ1と、最大屈折率デルタΔ1MAXと、10〜40μmの半径と、を有する屈折率分布型ガラスコアと、
    前記コアを取り囲むクラッディング領域と、
    屈折率Δ4を有する外側クラッディングと、
    を有し、
    2.5GHz−kmを上回る900nm〜1250nmの波長に位置した動作波長におけるオーバーフィルド帯域幅を有することを特徴とするマルチモード光ファイバ。
  2. 前記半径は、10〜30μmであり、且つ、前記ファイバは、
    (A)2.5GHz−kmを上回る900nm〜1100nmの波長におけるオーバーフィルド帯域幅及び/又は(B)(i)1030〜1090nm又は(ii)950〜1010nmのすべての波長において4GHz−kmを上回るオーバーフィルド帯域幅を有することを特徴とする請求項1に記載のマルチモード光ファイバ。
  3. (i)前記コア半径は、10〜35μmであり、
    (ii)前記クラッディング領域は、前記コアを取り囲むと共に屈折率デルタΔ3及び最小屈折率デルタΔ3MINを有する屈折率低下型クラッディング領域を含み、
    (iii)前記外側クラッディング領域は、前記屈折率低下型クラッディング領域を取り囲み、前記屈折率低下型クラッディング領域は、約−0.1%未満の屈折率デルタと、少なくとも1μmの幅とを有し、ここで、Δ1>Δ4>Δ3MINであり、且つ、
    (iv)前記ファイバは、2.5GHz−kmを上回る900nm〜1200nmの範囲におけるオーバーフィルド帯域幅を有することを特徴とする請求項1に記載のマルチモード光ファイバ。
  4. 前記コアは、
    (i)基本的に単一のドーパント、又は、
    (ii)Ge及び1重量%以下の量のその他のドーパント、
    によってドーピングされたシリカを有することを特徴とする請求項1又は3に記載のファイバ。
  5. 前記ファイバは、4GHz−kmを上回る900nm〜1100nmの範囲に位置した波長におけるオーバーフィルド帯域幅を有することを特徴とする請求項1又は3に記載のマルチモードファイバ。
  6. 前記屈折率低下型クラッディング領域は、前記コアに直接的に隣接しており、且つ、約−0.2%以下の屈折率デルタと、少なくとも2μmの幅とを有することを特徴とする請求項3に記載のマルチモードファイバ。
  7. (A)前記ファイバは、(i)980nmにおいて又は(ii)1060nmにおいて4GHz−kmを上回るオーバーフィルド帯域幅を有し、且つ、
    (B)前記ファイバは、980nmにおいて0.3dB/巻回以下である1巻回15mm直径マンドレルの巻回減衰の増大を更に有することを特徴とする請求項1又は4に記載のマルチモードファイバ。
  8. (i)900〜1200nmの1つ又は複数の波長において25GHz以上のビットレートで送信する少なくとも1つの光源と、
    (ii)請求項1乃至7のいずれか一項に記載の少なくとも1つのマルチモード光ファイバであって、前記少なくとも1つのマルチモード光ファイバは、前記少なくとも1つの光源に光学的に結合され、4GHz−kmを上回る900nm〜1200nmの波長範囲内に位置した動作波長におけるオーバーフィルド帯域幅と、約2.08未満のアルファと、前記動作波長における60ps/nm/km未満の分散の大きさ及び1.5dB/km未満の減衰と、を有する少なくとも1つのマルチモード光ファイバと、
    (iii)前記少なくとも1つのマルチモード光ファイバに光学的に結合されると共に900nm〜1200nmの波長を検出する能力を有する少なくとも1つの検出器と、
    を有することを特徴とするシステム。
  9. a.前記少なくとも1つの光源は、少なくとも1つのVCSELであり、
    b.前記クラッディングは、前記コアを取り囲むと共に前記コアとの接触状態にある内側クラッディングと、前記内側クラッディング部分を取り囲む屈折率低下型環状部分とを有し、前記屈折率低下型環状部分は、約−0.2%未満の屈折率デルタΔ3MINと、少なくとも1μmの幅とを有し、
    c.前記コアは、10μmを上回ると共に28μm未満である半径と、0.8〜1.3%の最大屈折率と、約2.08未満のアルファとを有し、且つ、
    d.前記ファイバは、940〜1100nmの1つ又は複数の波長における4.7GHz−kmを上回るオーバーフィルド帯域幅と、60ps/nm/km未満の分散の大きさと、1.5dB/km未満の減衰とを有し、且つ、
    e.前記光源は、940〜1100nmの範囲において動作することを特徴とする請求項8に記載のシステム。
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